説明

菓子製品のための再開閉可能なパッケージ

再閉可能な消費製品パッケージ(10)は、複数の消費製品(12)を支持する。その製品パッケージは、製品を保持し、封入する。そのパッケージは、製品の周囲で折り畳まれる平面シート(16)から形成される。折り畳まれたシート(16)は、製品を覆う部分と、折り畳み可能なフラップ(29)を画定するために製品を越えて延在する延在部とを画定する。シートは、製品の少なくとも一部を覆う位置に切り込み線を付けられる。折り畳み可能なフラップは、切り込み線の位置で折り畳まれ、接着して固定されるので、フラップを開口する際に、切り込み線の位置は、その覆っている位置から取り除かれて、分配するための製品を露出する。フラップは、露出した製品を再閉可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2009年2月2日に出願された米国仮特許出願第61/206,629号;2009年2月20日に出願された米国仮特許出願第61/208,134号;および2009年10月8日に出願された米国仮特許出願第61/249,654号の優先権を主張し、それらの内容はその全体が参照として本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、概して、1つ以上の菓子製品を含有するためのパッケージであって、1つ以上の製品の取り出しを可能にするように開口され得る、パッケージに関する。より具体的には、本発明は、繰り返し再閉され得る、複数の菓子製品を含有し、分配するための開口可能な密閉ポーチに関する。
【背景技術】
【0003】
チューイングガム、チョコレート、キャンディまたは他の菓子製品のピースなどの特定の消費可能な製品は、典型的に、個々の製品が、そのパッケージから1つの製品を個々に分配しやくすることを可能にするアレイに配列されるパッケージに収容されている。消費者は、通常、1回でパッケージに含有される製品の全てより少ない数を消費するので、その中に残っている製品を含有するためにパッケージが再閉され得ることが望まれる。このタイプの再閉可能な製品パッケージの一例は、同一出願人による2006年2月9日に公開された特許文献1(それは全ての目的のために本明細書に参照として組み込まれる)に示されている。このパッケージは、個々の製品を保持し、パッケージから分配するのに適切に役立つが、その中に残っている製品を保持するために再閉される必要があり、そのパッケージは、製品を保持するための入れ物のパッケージと、そのパッケージに接着して結合される、その入れ物のパッケージを覆うカバーの両方を必要とする。カバーは、開口する際に、製品を露出してパッケージを開口するフラップを備える。カバーフラップは、製品を保持するために閉じられ得る。
【0004】
パッケージの費用効率を維持するために、特に少数の製品を収容して、1単位として販売することが望まれる場合、パッケージは、効率的かつ経済的に製造されなければならない。そのような効率的な製造により、パッケージについてのコストが節約されるので、パッケージ製品全体についてのコストも節約される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許出願公開US−2006−0027483−A1
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、再閉可能な消費製品パッケージアセンブリを提供する。その製品パッケージアセンブリは、複数の消費可能な製品を含む。その製品パッケージは、製品を保持し、封入する。そのパッケージは、製品の周囲で折り畳まれる平面シートから形成される。折り畳まれたシートは、製品を覆う部分と、折り畳み可能なフラップを画定するために製品を超えて延在する延在部とを画定する。そのシートは、製品の少なくとも一部を覆う位置に切り込み線がつけられている。折り畳み可能なフラップは、切り込み線の位置で折り畳まれて、接着して固定される。フラップを開口する際に、切り込み線の位置は、覆っている位置から取り除かれて、分配のために製品を露出する。フラップは、露出した製品の上で再閉可能である。
【0007】
フラップは、再閉した位置で接着して固定され得る。
【0008】
さらに、パッケージの平面シートは、ホイルまたは紙あるいはそれらの組み合わせから形成され得る。
【0009】
本発明のパッケージは、折り畳まれたシートを密閉するためにフラッドコートヒートシール、および折り畳み可能なフラップのための恒久的および解放可能なコールドシールの組み合わせを利用する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明のポーチを形成するために使用される材料のロールの平面図である。
【図2】本発明のポーチを形成するために使用される図1の材料のロールからのシートカットの平面図である。
【図3】ポーチを形成する構成で折り畳まれる図2のシートを示す。
【図4】ヒートシール位置およびコールドシール位置の両方を含む、本発明の形成されたポーチを示す。
【図5】開口状態における本発明のポーチを示す。
【図6】閉位置および密閉位置における本発明の製品を示す。
【図7】取り除くためのガムスラブを露出する開口状態における本発明のポーチを示す。
【図8】再閉状態における本発明のポーチを示す。
【図9】形成の間の本発明のポーチのさらなる実施形態を示す。
【図10】接着剤が付与された図9のポーチを示す。
【図11】閉位置における図9のポーチを示す。
【図12】開位置における図9のポーチを示す。
【図13】対面して垂直配向に配置された複数のガムスラブを収容するための本発明のポーチのさらなる実施形態を示す。
【図14】対面して水平配向に配置された複数のガムスラブを収容するための本発明のポーチのさらなる実施形態を示す。
【図15】恒久的および解放可能な接着剤の両方を有する、本発明のポーチのさらなる実施形態を示す。
【図16】図15のポーチの断面図である。
【図17】開口状態における図16のポーチを示す。
【図18】再閉状態における図16のポーチを示す。
【図19】ハングタグを利用する本発明のさらなる実施形態の平面図である。
【図20】折り畳み可能な上側および下側フラップを利用する本発明の再閉可能なポーチのさらなる実施形態を示す。
【図21】折り畳み可能な上側および下側フラップを利用する本発明の再閉可能なポーチのさらなる実施形態を示す。
【図22】2つの垂直配向された製品が単一のシートから形成され得る、本発明のなおさらなる実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1〜8を参照して、より具体的には図6および7に示されるポーチ10は、複数の菓子製品、好ましくはガムスティック12を含有し、分配するように使用される。ガムスティックは、好ましくは、外側ラッパーでラップされ、並んだアレイで配置されてもよい。ラップされたガムスティックが示されるが、ラップされ、およびラップされていないものの両方のガムスティックの任意の構成が利用されてもよいことは、本発明の意図する範囲内である。さらに、ポーチ10は、そのポーチに効率的に収容されるように並んだ配向、または対面した配向、または任意の他の配向に配置されるチューイングガム、チョコレート、またはキャンディなどの様々な消費製品を含有し、分配するように使用されてもよいことが意図される。
【0012】
図1をより具体的に参照して、本発明のポーチは、材料のロール14から形成され得る。材料は、単層または多層の紙、フィルム、ホイルまたはそれらの組み合わせを含んでもよい。この示した実施形態において、ホイル材料がポーチ10を形成するために使用される。材料のロール14は、その1つの表面で熱により活性化される接着剤でフラッドコーティングされる。フラッドコーティングは、材料の表面全体を覆う。本明細書以下に詳細に記載されるように、フラッドコーティングされた接着剤は選択された位置で熱活性化され得る。
【0013】
ポーチ10を形成するために使用される個々のシート16は、ロール14から形成され、そのロールから「2つ続き(two up)」で延び、次いで2つの鏡像のシートを作成するように分割される。各シート16は2つの対向する平面を含み、図1に示す第1の面16aはフラッドコーティングされた面であり、図3および4に示す第2の面16bはその反対側にある。シート16がロール14から切断されると、各シートは、反対面16bに恒久的および再配置可能な密閉位置が設けられる。シートの1つの面上のヒートシールおよび反対面上の再配置可能な密閉のこの配置により、便宜的な製造が可能となる。なぜなら、シートの一端に配置される熱により活性化される接着剤を有する材料が、ロール上に供給され得るからである。
【0014】
好ましい再配置可能な密閉はコールドシールであるが、本発明は、再配置可能なコールドシールに限定されない。他の再配置可能な密閉も利用されてもよいことが意図される。例えば、ホットメルト接着剤も利用されてもよい。ホットメルト接着剤は、コールドシールと同様の再配置可能な特徴を与えることができる。
【0015】
レーザー切り込み線18が、シート16の一端に隣接してシート16に配置される。レーザー切り込み線18は、ほぼ湾曲または「スマイルカット」形状を有する。レーザー切り込み線18は、容易に裂くことを可能にする深さで配置されるが、シートの障壁特性を維持するようにシート全体にわたって延在されない。好ましい実施形態としてレーザー切り込み線が本明細書に示されるが、ミシン目などの任意の同様のシート内の部分的切り込み線またはカッティングが、利用されてもよい。そのようなミシン目は、ローラーディスクまたは他の従来の穿孔技術の使用によってシート内に配置されてもよい。
【0016】
図2を参照して、ロール14からの1つのシート16は、本発明のポーチ10を形成するために使用されてもよい。複数のラップされたガムスティック12は、水平折り目17より上の上半分15のシート16上に配置される。わずかな接着性タックが、ガムスティック12をシート16の面16aに支持するために使用されてもよい。
【0017】
図3に示すように、シート16の下半分19は、折り目17に沿って折り畳まれ、上半分15で支持されたガムスティック12の上にもたらされてもよい。そのように折り畳まれると、レーザー切り込み線18は、ガムスティック12の上側端部12aに隣接し、ガムスティック12の上側端部12aにわたって配置される。折り畳まれた下半分19は、上半分15に対して押し付けられて、ガムスティック12を支持するポーチ内部11を形成する。次いでフラッドコーティングされたヒートシール材料が、図4の斜線で示す境界位置20に沿って活性化される。これは、ポーチ内部11にガムスティックを密閉して保持するために密閉されたポーチを提供する。
【0018】
上述のように、シート16の反対面16bは、恒久的および再配置可能な両方の密閉位置を含む。図4に示すように、反対面16bは、折り畳まれたシート16をポーチ状の底部27および折り畳み可能なフラップ29に分離する折り目25のいずれかの側に配置される一対の恒久的なコールドシール位置22および24を含む。恒久的なコールドシール位置22および24は、ほぼ半卵円の形状であり、フラップが、下側ポーチ部分に折り畳まれる場合、コールドシール位置は互いに重なるように提供され、構成される。シート16の面16bはまた、複数の再配置可能なコールドシールスポット26および28を含む。スポット26および28はフラップ29および下側ポーチ部分27に配置されるので、フラップ29が下側ポーチ部分27に折り畳まれる場合、解放可能なコールドシールスポットが配置される。上記のように、再配置可能なコールドシールが好ましいが、その位置は、ホットメルトシールなどの他のシールによって形成されてもよい。
【0019】
図5に示すように、下側ポーチ部分27の恒久的なコールドシール位置24は、湾曲してレーザーで切り込み線をつけられた位置18の範囲内に位置する。フラップ29が下側ポーチ部分27に折り畳まれる場合、コールドシール位置22および24は、下側ポーチ部分27の上でフラップ29と近接し、密閉するように結合し、同様に解放可能なコールドシール位置26および28も結合する。
【0020】
ここで、図7および8を参照して、1つ以上のガムスティック12を取り出すためにポーチ10を開口するために、フラップ29が下側ポーチ部分27から上に持ち上げられる。図4に示す恒久的なコールドシール位置22と24との間の結合により、フラップ29は、恒久的に、レーザーで切り込み線をつけた位置18に隣接する下側部分27に接着し、それによって、フラップ29を上に持ち上げる際に、パッケージはレーザー切り込み線18に沿って裂かれる。従って、フラップ29の開口により、レーザー切り込み線の範囲内に含まれているシートの部分16aが引き出され、フラップ29により、下側ポーチ部分27は、ガムスティック12の上側端部12bに隣接して開口する。これにより、消費者が、1つ以上のガムスティックを取り出すためにガムスティックを手に取ることができる。
【0021】
消費者が、ポーチ10から所望の数のガムスティックを取ると、ポーチは、下側フラップ部分27に再びフラップ29を折り畳むことによって再閉され得る。この配置およびコールドシールスポット26と28との間の結合により、フラップ29を、下側ポーチ部分27の上に閉状態に保持することが可能となる。しかしながら、これらのコールドシールスポットは再配置可能であるので、フラップは、複数回、開口され、再閉され得る。
【0022】
ここで、本発明のさらなる実施形態を図9〜12に関連して示す。
【0023】
特定の状況において、審美的、印刷および環境などの目的のために、ポーチは、その上に、オーバーラッカーと呼ばれる、ラッカーコーティングを含んでもよい。そのような状況において、本発明は、ポーチの再閉性を提供するためのさらなる技術を提供する。
【0024】
図9を参照して、ポーチ110は、上記のポーチ10と実質的に同様であり、ポーチを形成するために折り畳まれるシート116を含む。ヒートシールが境界位置110に使用される。切り込み線118は、シート116に位置し、ほぼ曲線状または半卵形構造を有する。切り込み線118は、容易に裂くことができる深さで配置されるが、その障壁特性を維持するために、シート全体にわたって延在されない。切り込み線は好ましくは、レーザーによってつけられ得る。しかしながら、打ち抜き型ミシン目などの他の切り込み線付け技術が利用されてもよい。シート116は積層材料から形成されてもよく、それによって、切り込み線は、積層体の1つの層に存在するか、または2つのオフセットした切り込み線が、積層体のいずれかの層に設けられる。
【0025】
ポーチは、折り畳まれたシート116を、折り畳まれたポーチ状底部127と折り畳み可能なフラップ129に分けるために、折り目125のいずれかの側に位置する、一対の恒久的なコールドシール位置122および124を含む。フラップ129が下側ポーチ部分127に折り畳まれる場合、コールドシール位置が互いに重なるように、恒久的なコールドシール位置122および124が、設けられ、配置される。上記の実施形態と同様に、フラップ129が下側ポーチ部127に折り畳まれる場合、コールドシール位置122および124は、下側ポーチ部127の上でフラップ129と近接し、密閉するように結合する。
【0026】
上記の実施形態と同様に、1つ以上のガムスティック112を取り出すためにポーチ110を開口するために、フラップ129は、下側ポーチ部分127から持ち上げられる。恒久的なコールドシール位置122と124との間の結合により、フラップは切り込み線位置118で恒久的に接着するので、フラップ129を持ち上げることにより、切り込み線に沿ってパッケージが裂かれる。従って、フラップ129の開口により、フラップとともにシートの一部117が引き出され、それによって、ポーチが開口し、その中に含まれるガムスティック112を露出する。
【0027】
しかしながら、本発明は、オーバーラッカー塗装の材料に特に有用である再閉可能な特徴を提供する。図9を参照して、オーバーラッカーがポーチに適用され、恒久的なコールドシール位置122の下側のポーチ部分130にはラッカーは含まない。様々な技術およびマスクが、ラッカーがこの部分130に適用されるのを防ぐために使用されてもよい。その後、図10に示すように、粘着性の接着材料132がその部分130に適用されてもよい。この部分に沿ってラッカーコーティングが存在しないので、粘着性の接着材料が恒久的にポーチを接着する。図11において、フラップ129は閉じているが、コールドシール位置122および124が接着するだけでなく、ポーチ129の上側範囲も、部分130で粘着性の接着剤132に接着している。ポーチはオーバーラッカーされているため、粘着性の接着剤とラッカーされていない部分130との間の接着剤による結合は、粘着性の接着剤とラッカーされたフラップ129との間の接着剤による結合より強い。従って、粘着性の接着剤は、ラッカーされていない部分130に接着されたままであり、フラップは、粘着性の接着剤に解放可能に接着して固定される。
【0028】
オーバーラッカーを有するパッケージが示されるが、パッケージ上にニスを有するパッケージまたはホイルパッケージなどの他のパッケージ構造もまた、本発明に従って使用されてもよい。
【0029】
上記のように、本発明のポーチは、様々な配向に配置される、ラップされるか、またはラップされていないガムスラブを収容するように構成されてもよい。例えば、図13は、ポーチ210において、対面して直立しているか、または垂直配向に支持されているラップされたガムスティック212を示す。ポーチ210は、そのような配向においてスティック212を支持するように構成される。
【0030】
なおさらに図14に示すように、ポーチ310は、ラップされたガムスティックを対面して水平方向に支持するように構成される。
【0031】
もちろん、本明細書中に示される実施形態は、いかなる特定の構成にも限定されないことは理解されるべきである。ポーチは、様々なサイズおよび形状であってもよく、スタンドアップバッグおよびハンギングバッグを含んでもよい。コーナーを含む、ポーチの側部は、審美的に望まれるように円形であっても曲線形であってもよい。
【0032】
本発明のなおさらなる実施形態を図15〜18に示す。この実施形態において、ポーチの底部に対するフラップの恒久的な接着は、恒久的な接着および再閉可能な接着の両方の組み合わせと置き換えられる。本発明のポーチ410は、ポーチを形成するために折り畳まれるシート416を含む、上記の実施形態と実質的に同様である。ヒートシールが境界位置420に使用される。折り畳まれたシート416は、折り目425を含み、その折り畳まれたシート416にわたって延びる折り目425は、ポーチを底部427および折り畳み可能なフラップ429に分ける。下側部分427の上にフラップ429を折り畳む際に、フラップは、U字形の解放可能なシール430および恒久的な接着剤440の組み合わせによって下側部分427に接着される。図15および16に示すように、切り込み線430は、解放可能なシールに沿ってフラップ429に位置するが、第2の切り込み線435は、内側の切り込み線430のほぼ外側の下側ポーチ部分に位置する。フラップ429が下側部分429の上で閉じられる場合、フラップ428の内側半円形部分は、恒久的な様式で下側部分に固定される。
【0033】
図17を参照して、フラップ429が開口する場合、下側部分427の半円形部分427aは、恒久的な接着剤によってフラップ429に接着したままであり、切り込み線の位置のために、下側部分427からその部分を持ち上げられて、その中に含まれるガムスティックを露出する。部分的な切り込み線のために、解放可能な接着剤430は下側部分に残ったままであり、それによって、フラップ429は、図18に示すように再閉され、フラップをU字形の解放可能な接着剤に沿って下側部分に再接着することができる。これにより、フラップが、数回再開閉することができ、ガムスティックを何度も分配することができる。
【0034】
図19を参照して、本発明のさらなる実施形態を示す。この実施形態において、ポーチ510は、ガムスティックなどを表示して販売するハングバッグとして使用されるタイプであってもよい。ポーチ510の上側範囲は、ポーチをくぎなどから吊るすために使用され得る開口部511を有するハングタグを含む。ポーチ510は、下側部分527の上に折り畳まれるフラップ529を含む。この実施形態において、フラップ529は、下側部分527の上側範囲に折り畳まれるのみである。上記のタイプの半円形の切り込み線をつけた位置515は、パッケージを開口して、個々に分配するためにガムスティックを露出するように使用されてもよい。開口部515は、フラップ529を開口する際に開口可能である。フラップ519は、解放可能なシールを用いて下側部分527とともに再開閉可能である。
【0035】
ここで、図20および21を参照して、再閉可能なポーチのなおさらなる実施形態を示す。一実施形態において、ポーチ610は、複数の消費製品612を支持するために使用される。ポーチは、後壁615、折り畳み可能な下側前フラップ617、および折り畳み可能な上側フラップ619を備える。上側および下側フラップは製品を囲むように折り畳まれる。フラップの1つに配置されるレーザーまたは切り込み線カットとともに下側フラップの上を上側フラップで覆うことにより、上記のようにフラップを開口する際に取り除くための製品612を露出する。再閉可能な接着剤621は、ポーチ610を再開閉するために使用されてもよい。
【0036】
ここで、図21を参照して、ポーチ710は、上記のポーチ610と実質的に同様である。しかしながら、この実施形態において、上側フラップ719は、レーザーまたは切り込み線カットを使用せずに製品712を露出するために下側フラップ717に対して開口可能である。
【0037】
図22を参照して、本発明のなおさらなる実施形態を示す。ポーチ810は複数のガムスティック812を支持するために使用される。ポーチ816は、折り畳み可能な上壁819および折り畳み可能な下壁817を含む。シート材料からポーチを形成する際に、下側フラップ817を形成する端部は、シングルカットにより互いに垂直に隣接して形成されるので、材料の節約が得られる。
【0038】
項目
項目1
複数の消費製品と、
前記製品を保持し、封入するための製品パッケージと、
を含み、
前記パッケージは、前記製品の周囲で折り畳まれる平面シートから形成され、折り畳まれた前記シートは、前記製品を覆う部分と、折り畳み可能なフラップを画定するために前記製品を越えて延びる延在部とを画定し、
前記シートは、前記製品の少なくとも一部を覆う位置に切り込み線を付けられ、
前記折り畳み可能なフラップは、前記切り込み線を付けられた位置の上で折り畳まれ、接着して固定されるので、前記フラップを開口する際に、前記切り込み線を付けられた位置は、覆っている前記位置から取り除かれて、分配するために前記製品を露出し、
前記フラップは、露出された前記製品の上で再閉可能である、
再閉可能な消費製品パッケージアセンブリ。
【0039】
項目2
前記フラップは、再閉位置において、解放可能に接着して固定される、項目1に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【0040】
項目3
前記平面シートは、ホイルから形成される、項目1または2に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【0041】
項目4
前記平面シートは、紙とホイルの組み合わせから形成される、項目1〜3に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【0042】
項目5
前記切り込み線は、レーザー切り込み線である、項目1〜4に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【0043】
項目6
前記シートは、その側端の周囲でヒートシールされる、項目5に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【0044】
項目7
前記製品は、並んだアレイで配置される、細長いガムスラブである、項目1〜6に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【0045】
項目8
前記平面シートは、その1つの表面上にフラッドコートヒートシールおよびそのいずれかの表面上にコールドシール位置を含む、項目1〜7に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【0046】
項目9
前記コールドシール位置は、前記切り込み線の位置で結合するための恒久的なコールドシールおよび前記フラップを再閉するための解放可能なコールドシールを含む、項目1〜8に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【0047】
項目10
前記平面シートは、ロールで供給される、項目1〜8に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【0048】
項目11
前記製品パッケージは、その上にオーバーラッカーコーティングを有する、項目1〜7に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【0049】
項目12
覆っている位置は、前記オーバーラッカーコーティングを含まない範囲を含み、前記範囲は、その上に再閉可能な接着剤を含む、項目11に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【0050】
項目13
前記折り畳み可能なフラップは、前記覆っている位置で解放可能な接着剤と解放可能に接着して結合する、項目12に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【0051】
項目14
前記折り畳み可能なフラップは、恒久的な接着剤を用いて前記切り込み線の位置で固定される、項目1に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【0052】
項目15
前記折り畳み可能なフラップは、解放可能な接着剤によってさらに固定される、項目14に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【0053】
項目16
前記製品は、対面したアレイで配置される細長いガムスティックである、項目1に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【0054】
項目17
前記折り畳まれたシートは、下側フラップを含み、前記下側フラップは、前記切り込み線の位置を含む、項目1に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【0055】
項目18
前記フラップは、前記下側フラップの上で折り畳み可能である、項目17に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【0056】
上述に記載および示した構造に対する種々の変更が当業者により明らかになるであろう。従って、本発明の特定の開示される範囲は添付の特許請求の範囲に記載される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の消費製品と、
前記製品を保持し、封入するための製品パッケージと、
を含み、
前記パッケージは、前記製品の周囲で折り畳まれる平面シートから形成され、折り畳まれた前記シートは、前記製品を覆う部分と、折り畳み可能なフラップを画定するために前記製品を越えて延びる延在部とを画定し、
前記シートは、前記製品の少なくとも一部を覆う位置に切り込み線を付けられ、
前記折り畳み可能なフラップは、前記切り込み線を付けられた位置の上で折り畳まれ、接着して固定されるので、前記フラップを開口する際に、前記切り込み線を付けられた位置は、覆っている前記位置から取り除かれて、分配するために前記製品を露出し、
前記フラップは、露出された前記製品の上で再閉可能である、
再閉可能な消費製品パッケージアセンブリ。
【請求項2】
前記フラップは、再閉位置において、解放可能に接着して固定される、請求項1に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【請求項3】
前記平面シートは、ホイルから形成される、請求項1に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【請求項4】
前記平面シートは、紙とホイルの組み合わせから形成される、請求項1に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【請求項5】
前記切り込み線は、レーザー切り込み線である、請求項1に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【請求項6】
前記シートは、その側端の周囲でヒートシールされる、請求項5に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【請求項7】
前記製品は、並んだアレイで配置される、細長いガムスラブである、請求項1に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【請求項8】
前記平面シートは、その1つの表面上にフラッドコートヒートシールおよびそのいずれかの表面上にコールドシール位置を含む、請求項1に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【請求項9】
前記コールドシール位置は、前記切り込み線の位置で結合するための恒久的なコールドシールおよび前記フラップを再閉するための解放可能なコールドシールを含む、請求項8に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【請求項10】
前記平面シートは、ロールで供給される、請求項8に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【請求項11】
前記製品パッケージは、その上にオーバーラッカーコーティングを有する、請求項1に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【請求項12】
覆っている位置は、前記オーバーラッカーコーティングを含まない範囲を含み、前記範囲は、その上に再閉可能な接着剤を含む、請求項11に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【請求項13】
前記折り畳み可能なフラップは、前記覆っている位置で解放可能な接着剤と解放可能に接着して結合する、請求項12に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【請求項14】
前記折り畳み可能なフラップは、恒久的な接着剤を用いて前記切り込み線の位置で固定される、請求項1に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【請求項15】
前記折り畳み可能なフラップは、解放可能な接着剤によってさらに固定される、請求項14に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【請求項16】
前記製品は、対面したアレイで配置される細長いガムスティックである、請求項1に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【請求項17】
前記折り畳まれたシートは、下側フラップを含み、前記下側フラップは、前記切り込み線の位置を含む、請求項1に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。
【請求項18】
前記フラップは、前記下側フラップの上で折り畳み可能である、請求項17に記載の再閉可能なパッケージアセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公表番号】特表2012−516816(P2012−516816A)
【公表日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−548335(P2011−548335)
【出願日】平成22年1月29日(2010.1.29)
【国際出願番号】PCT/US2010/022544
【国際公開番号】WO2010/088492
【国際公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【出願人】(508351303)クラフト・フーズ・グローバル・ブランズ・エルエルシー (28)
【Fターム(参考)】