説明

蒸気清浄機器

本発明は、上方ハウジング部(14)及び下方ハウジング部(12)を含むハウジングを備えた蒸気清浄機器であって、上方ハウジング部(14)と下方ハウジング部(12)との間に、被清浄面に適用可能な蒸気を生成するための電熱可能な蒸気ボイラ(24)が配置される、蒸気清浄機器に関する。蒸気ボイラは上方ボイラ部(28)及び下方ボイラ部(26)を含み、上方ボイラ部(28)及び下方ボイラ部(26)は接続ねじ(30)により互いにねじ留めされ、前記蒸気ボイラは前記下方ハウジング部の支持要素(54)上で支持される。前記蒸気ボイラを前記下方ハウジング部に取り付けるための製造及び組立て費用を低減するために、前記接続ねじの少なくとも一部が、振動減衰性かつ断熱性の担持部(34)を介して支持要素(54)に接続されることが提案される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、上方ハウジング部及び下方ハウジング部を含むハウジングを備えた蒸気清浄機器であって、前記上方ハウジング部と前記下方ハウジング部と間に、被清浄面に適用可能な蒸気を生成するための電熱可能な蒸気ボイラが配置され、前記蒸気ボイラが上方ボイラ部及び下方ボイラ部を含み、前記上方ボイラ部及び前記下方ボイラ部が接続ねじにより互いにねじ留めされ、前記蒸気ボイラが前記下方ハウジング部の支持要素上で支持される、蒸気清浄機器に関する。
【背景技術】
【0002】
このような蒸気清浄機器は、非常に様々な表面を清浄するために、特に硬い表面を清浄するために使用される。これらの蒸気清浄機器は、液体清浄剤を蒸発させるための電熱可能な蒸気ボイラを含む。生成された蒸気は、被清浄面、例えば床面に適用することができる。
【0003】
蒸気清浄機器が作動中である間、蒸気ボイラは相当の温度を呈する。使用者が負傷するリスクを防止するために、蒸気ボイラは蒸気清浄機器のハウジングにより包囲され、下方ハウジング部の支持要素上で支持される。このような蒸気清浄機器は、実用新案DE 200 01 650 U1から知られている。この実用新案では、下方ハウジング部上に、4つの支持要素により包囲される取付リングを配置することが提案されている。蒸気ボイラは、下方ハウジング部の取付リング上に密封リングを介して支持され、2つの組立て支柱間で更に締め付けられており、これらの組立て支柱は下方ハウジング部の2つの支持要素に各々ねじ留めされている。このように蒸気ボイラが下方ハウジング部に固定されていることにより、蒸気ボイラが下方ハウジング部から意図せず外れ得ないことが確実になる。しかしながら、この取り付けは相当の製造及び組立て費用を伴う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】DE 200 01 650 U1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、冒頭で述べた種類の蒸気清浄機器を、前記蒸気ボイラを前記下方ハウジング部に取り付けるための製造及び組立て費用が低減され得るように発展させることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的は、本発明によれば、一般的な種類の蒸気清浄機器において、前記蒸気ボイラの前記上方ボイラ部が前記下方ボイラ部に接続ねじによりねじ留めされ、前記接続ねじの少なくとも一部が、振動減衰性かつ断熱性の担持部を介して支持要素に接続される、という点で達成される。
【0007】
本発明による前記蒸気清浄機器において、前記蒸気ボイラは、前記下方ハウジング部の前記支持要素上に担持部を介して保持され、前記担持部は接続ねじと各々相互作用し、該接続ねじにより、前記上方ボイラ部が前記蒸気ボイラの前記下方ボイラ部に接続される。従って、前記接続ねじは、前記上方ボイラ部を前記下方ボイラ部に解放可能に接続するように作用するだけでなく、前記接続ねじの少なくとも一部は、同時に接続要素をも形成し、該接続要素を介して前記蒸気ボイラが前記下方ハウジング部に固定される。
【0008】
前記接続ねじと前記支持要素との間に配置される前記担持部は、振動減衰性かつ断熱性の材料でできている。これにより、一方で、前記蒸気ボイラが、実際上、前記蒸気清浄機器の前記ハウジングから熱分離されることが確実にされる。他方で、前記蒸気ボイラが、振動減衰するやり方で前記下方ハウジング部上に装着されるため、例えば前記蒸気清浄機器が床面に沿って移動される間に起こり得る前記下方ハウジング部の機械振動は、前記蒸気ボイラに完全には伝達されない。従って、前記蒸気ボイラの損傷が、故に熱蒸気の漏れ確実に回避される。
【0009】
前記担持部の振動減衰特性又は衝撃吸収特性は、前記蒸気清浄機器がある高さから落下しても、前記蒸気清浄機器の前記ハウジング内での前記蒸気ボイラの装着が確保される、という利点も有する。落下により前記蒸気ボイラの装着は損なわれない。前記機器が床に衝突する際に前記蒸気ボイラにより前記ハウジングに及ぼされる慣性力は、前記担持部が損傷されることなく該担持部により減衰される。
【0010】
前記上方ボイラ部を前記下方ボイラ部にねじ留めするためだけでなく、前記蒸気ボイラを前記下方ハウジング部上に装着するためにも前記接続ねじを使用することにより、前記蒸気清浄機器の製造と組立ての双方に係る費用が低減される。前記蒸気ボイラを前記蒸気清浄機器の前記ハウジング上に組み立てるため、前記振動減衰性かつ断熱性の担持部は、各々、前記蒸気ボイラの接続ねじ及び前記下方ハウジング部の支持要素に接続されることができる。好ましくは、解放可能な接続が使用される。
【0011】
前記接続ねじが、前記担持部への押込み接続に適合されることが有利である。例えば、いずれの場合にも、担持部が接続ねじの自由端領域上に設置され得ることを実現することができる。このことは、前記接続ねじを前記担持部のねじ山にねじ込む必要がなく、代わりに、前記担持部が簡単な方法で道具なしに前記接続ねじ上に設置され得る、という点で、前記蒸気ボイラの組立てを更に簡単にする。
【0012】
前記下方ハウジング部の前記支持要素が、前記担持部への押込み接続に適合されることも有利である。このことは、前記担持部が、いずれの場合にも、前記下方ハウジング部の支持要素上に直接設置されることを可能にし、そうするために道具を使用する必要がない。
【0013】
有利な実施形態において、前記担持部が弾性変形可能なスリーブとして構成され、該スリーブ内に、一方では接続ねじの自由端領域が延び、他方では支持要素のペグ状の端部区域が延びる。前記弾性変形可能なスリーブは、いずれの場合にも、前記接続ねじの自由端領域上に設置されう得ると共に、前記下方ハウジング部のペグ状の支持要素上に設置され得る。
【0014】
前記担持部がホース片として構成されることが特に有利である。このことは、前記担持部の、特に費用効果的な製造及び組立てを可能にする。この目的のため、ホースは、弾塑性材料から押し出されて適切な長さに切断されることができる。こうして得られた前記ホース片は、一方では接続ねじの自由端領域上に、他方ではペグ状の支持要素上に設置され得ることができる。
【0015】
前記振動減衰性かつ断熱性の担持部は、好ましくは、エラストマー、例えばエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)から作られる。
【0016】
本発明の有利な実施形態において、前記蒸気ボイラの前記上方ボイラ部は上方貫通孔を含み、この上方貫通孔は前記下方ボイラ部の下方貫通孔と一列を成すと共に、前記接続ねじが上方及び下方貫通孔を各々通過し、前記接続ねじの少なくとも一部が、ねじ軸が前記下方貫通孔の縁の下面を越えるように突出し、かつ、それらのねじ軸の突出する領域が担持部内に入るように延び、該担持部の上方端面に対し前記蒸気ボイラの前記下方貫通孔の前記縁がもたれる。従って、前記蒸気ボイラは前記担持部の前記端面上に直接支持され、該担持部の上方端面に対し前記蒸気ボイラの前記下方貫通孔の前記縁がもたれる。前記担持部は、今度は前記下方ハウジング部上で支持され、支持要素はいずれの場合にも担持部内へと延びる。
【0017】
特に高い機械的負荷に抵抗することができる、本発明による前記蒸気清浄機器の実施形態において、前記支持要素の少なくとも一部が、前記下方ハウジング部上に形成される支持壁により互いに堅く接続される。
【0018】
本発明の有利な実施形態において、前記支持壁は環状壁を形成し、該環状壁上に前記支持要素が形成される。内蔵型の前記環状壁は、特に高い機械安定性を呈する。前記支持要素は前記環状壁上に形成される。従って、実際上、前記蒸気清浄機器への高い機械的負荷により前記支持要素が損傷を受けるリスクはない。
【0019】
前記支持壁が前記下方ハウジング部の桶状の窪みの側壁を形成し、該窪み内に、前記蒸気ボイラのボイラ壁と前記桶状の窪みの前記側壁との間隔を維持しつつ、前記蒸気ボイラの前記下方ボイラ部が延びることは特に有利である。従って、前記桶状の窪みは、前記下方ハウジング部の前記支持要素を機械的に安定させるように作用するだけでなく、断熱要素を形成し、該断熱要素内に前記蒸気ボイラの前記下方ボイラ部が延びる。
【0020】
前記桶状の窪みが、前記下方ボイラ部上に配置される電熱装置を周方向に包囲することは特に有利である。前記電熱装置は、前記蒸気ボイラの最も高い温度を有する領域を形成する。この領域は、前記桶状の窪みを設けることにより特別な方法で断熱される。
【0021】
前記蒸気ボイラの前記下方ボイラ部と前記下方ハウジング部との間に振動減衰性かつ断熱性の担持部が配置されるやり方に対応するやり方にて、本発明の特に好適な実施形態では、前記蒸気ボイラの前記上方ボイラ部と前記蒸気清浄機器の前記上方ハウジング部との間にも、少なくとも1つの振動減衰性かつ断熱性の担持部が配置される。このような実施形態は、前記蒸気ボイラが、振動減衰性かつ断熱性の担持部により、前記蒸気清浄機器の前記上方ハウジング部と前記下方ハウジング部との間で締め付けられ得る、という利点を有する。同一の構成を有する担持部をここでは使用することができる。このことは、前記蒸気清浄機器の組立てを促進し、その製造費用を低減する。
【0022】
例えば、担持部への押込み接続に適合される少なくとも1つの保持部が、前記上方ボイラ部上に配置されることを実現することができる。前記蒸気ボイラは、前記押込み接続により、前記上方ハウジング部に簡単な方法で解放可能に接続され得る。
【0023】
例えば、前記少なくとも1つの保持部は保持ペグとして構成され、該保持ペグ上に担持部が設置されることを実現することができる。前記保持ペグは、前記上方ボイラ部の上面から上方へ突出することができる。担持部は前記ペグ上に設置され得る。前記担持部は、既に指摘したように、例えば、弾性変形可能なスリーブ、特にホース片として構成することができ、このホース片は、例えばエラストマー、好ましくはEPDMから作られる。
【0024】
より詳細な説明のため、本発明の特に有利な実施形態を、図面を参照しつつ、以下に記載する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明による蒸気清浄機器の分解線図。
【図2】図1の蒸気清浄機器の部分断面図。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図面には、下方ハウジング部12及び上方ハウジング部14を含む二部分構成のハウジングを備えた蒸気清浄機器10が図示されている。下方ハウジング部12上には、ホイールマウント16、18が、互いから離れるほうを向く外面に形成されており、これらのホイールマウントの各々には、回転ホイールを回動可能に装着することができる。更に、下方ハウジング部12の下面には、2つのホイールマウント16、18から距離を置いてキャスタを固着することができる。このようなキャスタは当業者には知られている。従って、より良好な概観を与えるために、キャスタは図面には示されていない。
【0027】
上方ハウジング部14は、下方ハウジング部12の周縁20上に設置することができる。上方ハウジング部14はハンドル22を形成しており、ハンドル22は、蒸気清浄機器10を運ぶために使用者により把持することができる。
【0028】
下方ハウジング部12及び上方ハウジング部14は、それらの間で、電熱可能な蒸気ボイラ24を受容する。この蒸気ボイラは下方ボイラ部26及び上方ボイラ部28を含み、下方ボイラ部26及び上方ボイラ部28は、複数の同様の接続ねじ30により一緒にねじ留めされている。下方ボイラ部26の下面には、加熱ループ32の形態である電熱装置が固定されており、加熱ループ32により蒸気ボイラ24を加熱することができる。
【0029】
蒸気清浄機器10が作動中である間、蒸気ボイラ24は液体清浄剤、例えば水道水を取り込み、この液体清浄剤は蒸気ボイラ24内で蒸発され、その後接続線(それ自体知られており、従って、より良好な概観を与えるために図面には示されていない)を介して蒸気排出部材へ出すことができる。この蒸気排出部材により、蒸気を、被清浄面、例えば床面に向けることができる。
【0030】
蒸気ボイラ24は、下方ハウジング部12と上方ハウジング部14との間で、ホース片34の形態である、振動減衰性かつ断熱性の担持部により固定される。このホース片は、各々、弾性変形可能なスリーブを形成する。ホース片34は、各々、接続ねじ30の自由端領域36上に設置され、接続ねじは、上方ボイラ部28の上方貫通孔38、及び下方ボイラ部26の下方貫通孔40を通過している。接続ねじ30の自由端領域36は下方貫通孔40の下方縁42を越えて突出しており、接続ねじ30のねじ頭44は上方貫通孔38の上方縁46上に座している。下方ボイラ部26の下方貫通孔40の下方縁42はホース片34の上方端面48上で支持されており、ホース片34は、接続ねじ30の自由端領域36上に設置される。
【0031】
ホース片34の、接続ねじ30から離れるほうを向くその下方端面50は、下方ハウジング部12の支持要素54の径方向外方に向けられた段部52上で支持されている。支持要素54のペグ状の端部区域56がホース片54に進入している。
【0032】
下方ボイラ部26は上方ボイラ部28に接続ねじ30によってねじ留めされているが、全ての接続ねじ30の自由端領域がホース片34内に延びているわけではない。ホース片34の形態である担持部は、接続ねじ30のうちの一部と下方ハウジング部12の支持要素54との間にのみ設けられる。例えば、下方ハウジング部12上で蒸気ボイラ24を支えるために、3つのホース片を使用することができる。
【0033】
上方ハウジング部14と上方ボイラ部28との間に、追加のホース片34が配置される。この目的のため、上方ボイラ部28は、垂直かつ上方に突出する保持ペグ58を有し、保持ペグ58上にホース片34が設置され、ホース片34は、上方ボイラ部28から離れるほうを向くその上方端部領域が、上方ハウジング部14の内面に形成された受容部60内に延びている。受容部60は、保持ペグ58上に設置されたホース片34の上方端部領域を、周方向でリング状に包囲する。
【0034】
従って、蒸気ボイラ24は、上方ハウジング部14と下方ハウジング部12との間でホース片34によって締め付けられ、実際上、上方ハウジング部14及び下方ハウジング部12から、熱的にも機械振動に対しても分離される。
【0035】
ペグ状の端部区域56を備えた支持要素54は、下方ハウジング部12の桶状の窪み64の環状の内蔵型側壁62上に形成される。特に図2から明らかなように、下方ボイラ部26は桶状の窪み64内に延びており、桶状の窪み64の側壁62は、加熱ループ32の形態の加熱装置を周方向に包囲している。下方ハウジング部26のボイラ壁66は側壁62から離間されており、蒸気ボイラ24の底部と窪みの底部との間にも間隔がある。側壁62は、蒸気ボイラ24と下方ハウジング部12との断熱を強化する。側壁24は、更に、蒸気ボイラ24がホース片34を介して支持されている支持要素54を機械的に安定性させる。
【0036】
下方ハウジング部12と上方ハウジング部14との間に蒸気ボイラ24を組み立てるために、接続ねじ30のうちの一部の自由端領域36上にホース片34を設置することができる。その際、支持要素54のペグ状の端部区域56がホース片と一列を成すよう、下方ハウジング部12を蒸気ボイラ24と並べることができる。その結果、ペグ状の端部区域56上にホース片34を設置することができる。今度は上方ハウジング部14を下方ハウジング部12上に設置することができるが、蒸気ボイラ24の上面から突出する保持ペグ58上にはホース片34が既に設置されている。下方ハウジング部12上に上方ハウジング部14が設置された後、このホース片34はリング状の受容部60に進入する。その際、蒸気ボイラ24は、下方ハウジング部12と上方ハウジング部14との間で、熱的にも機械振動に関してもしっかりと支えられ、実際上、下方ハウジング部12及び上方ハウジング部14から分離される。
【0037】
当然ながら、蒸気ボイラ24を、下方ハウジング部12と上方ハウジング部14との間に異なる順序で組み立てることも可能である。第1組立てステップでは、保持ペグ58上にホース片34が設置され、その後、上方ハウジング部14内に蒸気ボイラ24が設置されることを実現することができる。その後続けて、接続ねじ30の一部の自由端領域36上に更なるホース片34を設置することができ、その後最終組立てステップにおいて、下方ハウジング部12を上方ハウジング部14に接続し、支持要素54のペグ状の端部区域56を、接続ねじ30の端部領域36上に設置されたホース片34と一列にすることができる。
【0038】
従って、本発明による蒸気清浄機器10は非常に簡単な組立てによって特徴付けられ、同時に、蒸気ボイラ24が、可及的に効果的な熱分離及び振動分離により、下方ハウジング部12と上方ハウジング部14との間でしっかりと支えられることが確実にされる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上方ハウジング部(14)及び下方ハウジング部(12)を含むハウジングを備えた蒸気清浄機器であって、
前記上方ハウジング部(14)と前記下方ハウジング部(12)と間に、被清浄面に適用可能な蒸気を生成するための電熱可能な蒸気ボイラ(24)が配置され、
前記蒸気ボイラ(24)が上方ボイラ部(28)及び下方ボイラ部(26)を含み、
前記上方ボイラ部(28)及び前記下方ボイラ部(26)が接続ねじ(30)により互いにねじ留めされ、
前記蒸気ボイラ(24)が前記下方ハウジング部(12)の支持要素(54)上で支持される、
蒸気清浄機器において、
前記接続ねじ(30)の少なくとも一部が、振動減衰性かつ断熱性の担持部(34)を介して支持要素(54)に接続されること、を特徴とする蒸気清浄機器。
【請求項2】
請求項1に記載の蒸気清浄機器であって、少なくとも一部の接続ねじ(30)が前記担持部(34)への押込み接続に適合されること、を特徴とする蒸気清浄機器。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の蒸気清浄機器であって、前記支持要素(54)が、前記担持部(34)への押込み接続に適合されること、を特徴とする蒸気清浄機器。
【請求項4】
請求項1又は2又は3に記載の蒸気清浄機器であって、前記担持部が弾性変形可能なスリーブ(34)として構成され、該スリーブ(34)内に、一方では接続ねじ(30)の自由端領域(36)が延び、他方では支持要素(54)のペグ状の端部区域(56)が延びること、を特徴とする蒸気清浄機器。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載の蒸気清浄機器であって、前記担持部がホース片(34)として構成されること、を特徴とする蒸気清浄機器。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかに記載の蒸気清浄機器であって、前記担持部(34)がエラストマーから製造されること、を特徴とする蒸気清浄機器。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれかに記載の蒸気清浄機器であって、
前記上方ボイラ部(28)が上方貫通孔(38)を含み、該上方貫通孔(38)が前記下方ボイラ部(26)の下方貫通孔(40)と一列を成すこと、及び、
前記接続ねじ(30)が上方及び下方貫通孔(38、40)を各々通過し、前記接続ねじ(30)の少なくとも一部が、ねじ軸が前記下方貫通孔(40)の下方縁(42)を越えるように突出し、かつ、該突出する領域が担持部(34)内に入るように延び、該担持部(34)の上方端面(48)に対し前記下方貫通孔(40)の前記下方縁(42)がもたれること、
を特徴とする蒸気清浄機器。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれかに記載の蒸気清浄機器であって、前記支持要素(54)の少なくとも一部が、前記下方ハウジング部(12)上に形成される支持壁(62)により互いに堅く接続されること、を特徴とする蒸気清浄機器。
【請求項9】
請求項8に記載の蒸気清浄機器であって、前記支持壁が環状壁(62)を形成し、該環状壁(62)上に前記支持要素(54)が形成されること、を特徴とする蒸気清浄機器。
【請求項10】
請求項8又は9に記載の蒸気清浄機器であって、前記支持壁が前記下方ハウジング部(12)の桶状の窪み(64)の側壁(62)を形成し、該窪み(64)内に、ボイラ壁(66)と前記側壁(62)との間隔を維持しつつ、前記下方ボイラ部(26)が延びること、を特徴とする蒸気清浄機器。
【請求項11】
請求項10に記載の蒸気清浄機器であって、前記桶状の窪み(64)が、前記下方ボイラ部(26)上に配置される電熱装置(32)を周方向に包囲すること、を特徴とする蒸気清浄機器。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれかに記載の蒸気清浄機器であって、少なくとも1つの振動減衰性かつ断熱性の担持部(34)が、前記上方ボイラ部(28)と前記上方ハウジング部(14)との間に配置されること、を特徴とする蒸気清浄機器。
【請求項13】
請求項12に記載の蒸気清浄機器であって、担持部(34)への押込み接続に適合される少なくとも1つの保持部(58)が、前記上方ボイラ部(28)上に配置されること、を特徴とする蒸気清浄機器。
【請求項14】
請求項13に記載の蒸気清浄機器であって、前記少なくとも1つの保持部が保持ペグ(58)として構成され、該保持ペグ(58)上に担持部(34)が設置されること、を特徴とする蒸気清浄機器。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2012−525558(P2012−525558A)
【公表日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−507661(P2012−507661)
【出願日】平成22年3月26日(2010.3.26)
【国際出願番号】PCT/EP2010/054026
【国際公開番号】WO2010/124918
【国際公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【出願人】(505201098)アルフレツド ケルヒヤー ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー (6)
【Fターム(参考)】