説明

薬効成分含有粒及び栄養成分含有粒入り飲料(ドリンク)

【課題】薬の服用の際や栄養成分の補給の際には、顆粒や錠剤、カプセルタイプの場合、水で流し込まなければならなかった。また、ミカンやブドウ、マスカットなどの果肉入り飲料(ドリンク)は、果肉が飲料下部に沈殿するため、飲む前に缶やボトルを振って飲まなければならなかった。
【解決手段】以上の課題を解決するために飲料(ドリンク)に、薬効成分含有及び栄養成分含有の粒を入れ、それらの粒が飲料(ドリンク)の液中に浮遊する状態をつくり飲みやすくした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に健康飲料として、粒形状にした薬効成分含有粒及びビタミンやミネラルなどの栄養成分含有粒入り飲料(ドリンク)と、その粒が飲料(ドリンク)の液中に浮遊することを可能にした飲料(ドリンク)に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ミカンやブドウ、マスカット、桃などの果肉が入った飲料(ドリンク)やトウモロコシの粒が入った飲料(ドリンク)が存在する。
【0003】
果汁及び野菜ジュース入りのクラッシュタイプのゼリー状飲料が存在する。
【0004】
顆粒及びカプセル、錠剤タイプの薬の服用やサプリメントを摂取する際には、水やお茶などで流し込む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−97022号公報
【特許文献2】特開2005−295977号公報
【特許文献3】特開2008−212089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
果肉入り飲料(ドリンク)は、缶などの容器の底に果肉が沈殿するため、それら果肉を最後まで飲み干すことが難しい。
【0007】
果汁及び野菜ジュースのクラッシュタイプ飲料(ドリンク)は、ゼリー状のため、喉を潤すには不十分である。
【0008】
顆粒及びカプセル、錠剤タイプの薬の服用の際やサプリメントを摂取する際に、水やお茶などで流し込む必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以上の課題を解決するために請求項1の発明は、服用したい薬効成分含有粒及び補給したいビタミンやミネラルなどの栄養成分含有粒を飲料(ドリンク)に入れる。粒の大きさは、飲み込む際に喉にかからない米粒程度から一般的に薬の錠剤及びカプセルタイプとして市販されている大きさが妥当である。
【0010】
請求項2の発明は、飲料(ドリンク)の液中にそれらの粒が浮遊する状態を作る。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、特に特定の薬効成分を摂取する必要がある人に対し、またビタミンやミネラルなどの栄養成分をコントロールしなければならないダイエットを必要とする人、さらには日常の不足しがちなビタミンやミネラルなど栄養成分の摂取をコントロールする必要がある健康管理を要する人にとって、それら薬効成分や栄養成分を粒形状にし、飲料(ドリンク)の中に入れることにより、より容易に摂取したい薬効成分や栄養成分を摂取することができる。
飲料(ドリンク)液は、果汁やエキスが含まれたもの、野菜ジュース、さらには、栄養補給剤などして特別に加工されたものでもよい。
【0012】
飲料(ドリンク)の中に入れた薬効成分やビタミンやミネラルなどの栄養成分含有の粒が液中に浮遊しているため、それらの粒をきれいに飲み干すことができる。
【0013】
特に、粒形状をグミ状態にすることにより、プチプチとした食感が楽しめるため薬の服用やサプリメントの摂取をきらう子供たちへの常用が容易になる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳述するも、本発明がこれらの説明や手順に限定されるものではない。
【0014】
例えば、食物繊維、かつ低カロリーの栄養成分が必要とする人を対象とした場合、こんにゃく粒やところてんの粒を飲料(ドリンク)の中に入れる。その粒が容器下部に沈殿することを避けるために、寒天やゼラチンなどで飲料液全体に若干のとろみを持たせ、それら粒が液中に浮遊する状態を作る。好みによりとろみの強弱を寒天やゼラチンなどの配合率で調整する。寒天やゼラチンの内容量全体比に占める割合が多ければ多いほど、液状からゼリー状へとなっていく。飲料の液中に入れられる粒がグミ形状の場合、それが液中に浮遊するための寒天の場合の配合率は、内容量全体比の0.01パーセントから0.02パーセントが妥当である。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施形態を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す正面図である。
【産業上の利用可能性】
【0016】
清涼飲料水に薬効成分含有及び栄養成分含有粒を入れることにより、容易にそれら成分を補給及び補完することが可能となり、さらに粒形状をグミ状態にした場合には、プチプチとした食感も楽しめて、特に子供への薬の服用やサプリメント与えることが容易となる。
【符号の説明】
【0017】
図1
1・・・キャップ
2・・・ペットボトルや瓶の容器
3・・・粒
4・・・飲料(ドリンク)液
【0018】
図2
1・・・キャップ
2・・・クラッシュタイプ容器
3・・・粒
4・・・飲料(ドリンク)液

【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬効成分含有及び栄養成分含有の粒を入れることを特徴とする飲料(ドリンク)。
【請求項2】
薬効成分含有及び栄養成分含有の粒が飲料(ドリンク)の液中に浮遊することを特徴とする飲料(ドリンク)。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−234736(P2011−234736A)
【公開日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【公開請求】
【出願番号】特願2011−166806(P2011−166806)
【出願日】平成23年7月29日(2011.7.29)
【出願人】(303002480)
【Fターム(参考)】