説明

血液希釈容器

【課題】 従来の血液希釈容器は容器を何度も振らないと血液と希釈液が十分に混合しない。そこで本発明は、従来品ほど容器を振らなくても血液と希釈液を十分に混合できる血液希釈容器を提供することを目的とする。また、従来の血液希釈容器、キャップを外すときあるいは血液を添加するときなどに容器が傾いて希釈液をこぼす虞がある。そこで本発明は、容器が傾いても希釈液のこぼれない血液希釈容器を提供することを目的とする。
【解決手段】 容器本体と、希釈液を封入した封入体と、カッターを含み、封入体はその中心軸線を中心に回動可能であって、固定された前記カッターが封入体の回動により封入体に押し当たって希釈液流出口を切り開く。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に少量の血液から血漿成分を分離する際に、血液を希釈するための血液希釈容器に関する。
【背景技術】
【0002】
ランセットを用いて指等に針等を刺して得られる少量の血液を分離する混合容器として、希釈液の入った容器のキャップを外して血液をその容器に添加し、再びキャップを装着し、容器を転倒して血液と希釈液を混合する混合容器がある(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2003−149234号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の血液希釈容器は上述したように、希釈液を入れた容器のキャップを外して血液を添加し、再びキャップを装着し容器を転倒して混合する構成である。この構成の場合は、粘性率の小さな希釈液の中に粘性率の大きな血液を添加するので、血液を添加したときに血液は希釈液と混ざらずに一定の位置に滞留する。したがって、容器を何度も振らないと血液と希釈液が十分に混合しないのである。そこで本発明は、従来品ほど容器を振らなくても血液と希釈液を十分に混合できる血液希釈容器を提供することを目的とする。
【0004】
また、従来の血液希釈容器は血液を希釈液入りの容器のキャップを外して、外から添加する構成であるから、キャップを外すときあるいは血液を添加するときなどに容器が傾いて希釈液をこぼす虞がある。そこで本発明は、容器が傾いても希釈液のこぼれない血液希釈容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1は、容器本体と、希釈液を封入した封入体と、カッターを含み、封入体はその中心軸線を中心に回動可能であって、固定された前記カッターが封入体の回動により封入体に押し当たって希釈液流出口を切り開くことを特徴とする構成である。請求項2は、封入体の回動前にその封入体はカッターと接触しておらず、封入体の中心軸線を中心として封入体を回動することによりカッターの刃が封入体に接し、さらに封入体を回動することによりカッターが前記流出口を切り開く要素が請求項1に限定的に付加された構成である。
【0006】
請求項3は、封入体が容器本体と螺合によって結合する容器本体の蓋であり、封入体の裏面に希釈液の保存部が設けられ、この保存部がシートで閉じられている要素が請求項1又は請求項2に限定的に付加された構成である。
【0007】
請求項4は、容器本体の内部に上向きのカッターが取り付けられ、封入体を容器本体の上に載せたときに前記カッターはシートに接触せず、封入体を回動して容器本体に一杯に結合していくまでの間にカッターがシートに当たり次いで流出口を切り開く要素が請求項3に限定的に付加された構成である。
【0008】
請求項5は、容器本体にこの容器本体よりも面積の小さな血液の受け皿が取り付けられ、この受け皿は、流出口から流出希釈液を受ける位置に取り付けられている要素が請求項4に限定的に付加された構成である。請求項6は、受け皿の上面は平面状をなして多数の条溝が設けられ、且つこれらの条溝はつながっている要素が請求項5に限定的に付加された構成である。
【0009】
請求項7は、封入体が可撓性を有する材料で蓋とは別体に形成され、蓋に対して回動可能に蓋に取り付けられており、蓋にはカッターが取り付けられていて、封入体を回動することによりそのカッターによって封入体が切り開かれる要素が請求項1又は請求項2に限定的に付加された構成である。
【0010】
請求項8は、カッターによって切り開かれる部分が封入体の下部に形成され、その切り開かれる部分はその上の部分よりも細く形成され、且つその切り開かれる部分の断面形状は楕円形であって、封入体の回動前にカッターはその楕円形の短径部分に向いており、封入体を回動することによりカッターが前記切り開かれる部分の長径部分を切り開く要素が請求項7に限定的に付加された構成である。
【0011】
請求項9は、容器本体の内部に上向きのカッターが取り付けられ、封入体を容器の上に載せたときに前記カッターは封入体に接触して部分的に封入体を支持し、さらに封入体を押し下げてカッターが封入体に突き刺さった後に封入体の中心軸線を中心として封入体を回動することによりカッターが流出口を切り開く要素が請求項1に限定的に付加された構成である。
【発明の効果】
【0012】
請求項1は、容器本体と、希釈液を封入した封入体と、カッターを含み、封入体はその中心軸線を中心に回動可能であって、固定された前記カッターが封入体の回動により封入体に押し当たって希釈液流出口を切り開くことを特徴とする構成である。これにより、容器本体に入れた血液の上に希釈液流出口から希釈液が流れ落ちながら血液を希釈していくので、所定の希釈液が流れ出たときに血液と希釈液は既にある程度混合されているから、その後で容器を何度も振ることなく血液と希釈液は十分に混合することができる。さらに、容器本体に血液を入れた後に蓋をして封入体を手で回動すると希釈液流出口が切り開かれ、希釈液が流出口から流出して容器本体に流れ込み血液を希釈する。したがって、従来のように容器に入れた希釈液の中に血液を外から添加する構成でなく、封入体を切り開いて希釈液を容器に流入させるので混合は容器の内部で行われ、封入体や容器が傾いても希釈液がこぼれる虞がない。
【0013】
請求項2は、封入体の回動前にその封入体はカッターと接触しておらず、封入体の中心軸線を中心として封入体を回動することによりカッターの刃が封入体に接し、さらに封入体を回動することによりカッターが前記流出口を切り開く構成である。したがって、手でカッターを持って封入体を切り開くのではなく、封入体を回動するだけで自動的に封入体を切り開くので、切断作業をきわめて楽に行うことができる。
【0014】
請求項3は、封入体が容器本体と螺合によって結合する容器本体の蓋であり、封入体の裏面に希釈液の保存部が設けられ、この保存部がシートで閉じられている構成である。したがって、容器本体に血液を入れ、蓋を取り付けるときに自動的にシートが切り開かれて希釈液が流れ出るので、容器内での血液と希釈液との混合を容易に行うことができる。
【0015】
請求項4は、容器本体の内部に上向きのカッターが取り付けられ、封入体を容器本体の上に載せたときに前記カッターはシートに接触せず、封入体を回動して容器本体に一杯に結合していくまでの間にカッターがシートに当たり次いで流出口を切り開く構成である。したがって、容器本体に蓋を取り付けるだけの通常のありふれた作業だけで希釈液が流出して血液と混合するので、特別の作業を要せず誰でも容易に行うことができる。
【0016】
請求項5は、容器本体にこの容器本体よりも面積の小さな血液の受け皿が取り付けられ、この受け皿は、流出口から流出希釈液を受ける位置に取り付けられている構成である。したがって、流出した希釈液は受け皿を洗い流すように血液と混合するので、希釈液を流出させただけで血液と希釈液はある程度混合され、この後の混合作業に手間がかからないのである。
【0017】
請求項6は、受け皿の上面は平面状をなして多数の条溝が設けられ、且つこれらの条溝はつながっている構成である。したがって、血液を受け皿の上に落としたときに、条溝が毛細管と同様の作用をなし血液は条溝を伝って皿の上面に広がって行き、ある程度の血液を落とすと血液はすべての条溝に満遍なく流れ込むことになる。すなわち、条溝に満遍なく血液が流れ込んで全体が赤く染まるときを血液の必要量としておけば、この受け皿で血液の定量ができるのである。
【0018】
請求項7は、封入体が可撓性を有する材料で蓋とは別体に形成され、蓋に対して回動可能に蓋に取り付けられており、蓋にはカッターが取り付けられていて、封入体を回動することによりそのカッターによって封入体が切り開かれる構成である。したがって、封入体を切り開くための切り込みが小さくても、封入体が可撓性を有するので押しつぶすことができるから、封入体を押しつぶすことによって希釈液を迅速に流し出すことができる。これによって、封入体を何回も回動する必要がなく最大180度回動するだけで希釈液を押し出すことができるから、作業を容易且つ迅速に行うことができる。
【0019】
請求項8は、カッターによって切り開かれる部分は封入体の下部に形成され、その切り開かれる部分はその上の部分よりも細く形成され、且つその切り開かれる部分の断面形状は楕円形であって、封入体の回動前にカッターはその楕円形の短径部分に向いており、封入体を回動することによりカッターが前記切り開かれる部分の長径部分を切り開く構成である。したがって、カッターが短径部分に向いているときはカッターが短径部分に触れていないが、封入体を90度〜180度回動するとカッターは長径部分に達しその途中でカッターは封入体に当たって封入体を切り開くので、封入体を押しつぶすことによって希釈液が流出する。これにより、封入体を回動してその封入体を押しつぶすだけで希釈液を流出させることができるので、作業を迅速且つ容易に行うことができる。
【0020】
請求項9は、容器本体の内部に上向きのカッターが取り付けられ、封入体を容器の上に載せたときに前記カッターは封入体に接触して部分的に封入体を支持し、さらに封入体を押し下げてカッターが封入体に突き刺さった後に封入体の中心軸線を中心として封入体を回動することによりカッターが流出口を切り開く構成である。この構成は、請求項4における上向きのカッターの取り付け位置をこの請求項4の状態よりも上方にするか、あるいはカッターの長さを上方に長く伸ばしたものである。したがって、封入体を回動する前に封入体を押し下げてカッターを封入体に突き刺した時点で既に流出口の切り開きが開始されるので、封入体の回動角度が小さくても十分な流出口をあけることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
次に本発明を実施するための最良の形態について説明する。容器1は、容器本体2と希釈液の封入体を兼ねる蓋3とから成り、共にプラスチックで形成されている。容器本体2は円筒形をなし、底部に孔4が設けられ閉塞部5で塞がれている。閉塞部5は比較的容易に破くことができる防水シートを装着したり、閉塞部5を容器本体2と一体に形成し、容器本体2よりも薄く形成して比較的容易に孔をあけることができるようにしてもよい。あるいは、閉塞部5を容器本体2に嵌め込んでその閉塞部5を押したときに比較的容易に孔4から外れるように取り付けたものであってもよい。
【0022】
容器本体2の下半部は上半部よりも内外径が小さく形成されており、下半部の上部にネジ部6が設けられている。また、容器本体2の上半部の下部にもネジ部7が設けられており、容器本体2の上半部にはそれよりも面積の小さなプラスチック製受け皿8が取り付けられている。受け皿8の上面は平面であって縁部9がやや立ち上がっており、上面に多数の条溝10が形成されそれらの条溝10は基端において横方向に延びる基端条溝11によりすべてがつながっている。したがって、血液を受け皿8の全体に満遍なく落とさなくても、一定の場所に血液を落とせば条溝10と基端条溝11の毛細管現象によって血液は各溝10,11に満遍なく行渡る。受け皿全体が赤く染まるときを血液の必要量としておけば、この受け皿で血液の定量ができるのである。さらに基端条溝11に隣接して細長い上向きのカッター12が受け皿8と一体に形成されている。
【0023】
蓋3の内面にはネジ部13が設けられており、容器本体のネジ部7と螺合して蓋3は容器本体2に結合される構成である。蓋3の裏面には希釈液の封入部14が設けられ防水加工されたシート15で密閉されている。蓋3を容器本体2と結合するために容器本体2の上に載せてネジ7とネジ13の螺合作業を開始する前は、カッター12の先端はシート15に届いていない。蓋3を回動して螺合作業を開始すると蓋3が下降してカッター12がシート15に突き刺さり、さらに蓋3を回動させることによってシート15を破くことができる。
【0024】
次に本実施形態の使用方法について説明する。まず、ランセットを用いて指等に針等を刺して得られた血液を受け皿8の上に落とし、受け皿8の上面全体が赤く染まった時点で血液の供給を止める。次いで容器本体2の上に蓋3を被せて回動し、蓋3が容器本体2に完全に結合したときに容器1を逆さにするなどして血液と希釈液を混合する。
【0025】
混合が終了したときに図4に示すように容器1を分離器16に取り付ける。この分離器16は容器1の取り付け部17を有しており、容器1のネジ部6と螺合するネジ部18が設けられている。取り付け部17の底部中央に上向きのカッター19が設けられており、その周囲に通孔20が形成されている。分離器16の本体は円筒形に形成されており、取り付け部17の下方に流入口21が設けられていて分離器16内の希釈血液が分離器16の本体の中に流れ込む構造となっている。
【0026】
容器1を逆さにするなどして血液と希釈液を混合した後に容器1を回動しながら取り付け部17に螺合により取り付ける。この螺合の際に、カッター19が閉塞部5を破り、希釈された血液が通路20及び流入口21を通って貯留室22に流れ込む。貯留室22にはシール機能を有するピストン23が内装されており、このピストン23に対向する側にフィルター24が装着されている。プランジャー26を引くことによりピストン23がフィルター24方向に擦動し、貯留室22内の希釈血液がフィルター24でろ過され逆止め弁27を通って採取室27に送られ採取される。
【0027】
図6及び図7は他の実施形態である。封入体28は可撓性を有するプラスチックで扇形に形成され内部に希釈液が封入されており、封入体の基部29は断面が楕円形に形成され口部が栓30で密閉されている。口部の断面が楕円形であるからその口部を密閉する栓30の断面は楕円形であるが、口部から外に出ている栓30の断面は円形であり、栓30の断面が円形の部分は蓋31に対して回動可能となるように蓋31に取り付けられている。そして、その蓋31には封入体の基部29の短径部分に向くカッター36が2つ取り付けられている。図6はその状態を示しており、楕円形の基部29の短径部分を切断した断面が表れている。
【0028】
封入体の栓30は蓋31の中央部に回動可能に嵌合しており、その周囲に複数の通孔32が形成されている。蓋31は螺合によって容器本体33と結合され、容器本体33は螺合によって分離器34と結合される。使用前には容器本体33と分離器34は結合しておらず、容器を使用するときは、ランセットを用いて指等に針等を刺して得られた血液を容器本体33に入れる。このとき、容器本体33の底部に設けられた孔は閉塞部35により閉塞されている。次いで、蓋31を容器本体33に完全に取り付け、封入体28を90度〜180度回動する。基部29は楕円形であるから、封入体28を回動するとその基部29の長径部がカッター36に当たって切り開かれる。そして、封入体28を押しつぶして希釈液を通孔32から容器本体33内に流し込んで血液を希釈する。
【0029】
次いで、容器本体33を分離器の取り付け部37に螺合により取り付ける。容器本体33を取り付け部37に取り付ける際に、カッター40が閉塞部35を破いて希釈血液が分離器34内に流れ込む。そこでプランジャーを引くことによりフィルター41で希釈血液をろ過して血漿を分離する。なお、図6に示す取り付け部37に設けられたネジ部39は、使用前に取り付け部17,37を塞ぐためのネジ部を有するカバー(図示せず。)を螺合するためのものである。図4に示す取り付け部17に設けられたネジ部38も同様の目的をもつものである。符号42はハウジングであって、この中に分離器34の本体部分が内装されている。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の分解断面図
【図2】容器本体の平面図
【図3】本発明の断面図
【図4】血漿を分離する前の本発明の使用状態図
【図5】血漿を分離した後の本発明の使用状態図
【図6】本発明の他の実施形態の断面図
【図7】本発明の他の実施形態の平面図
【符号の説明】
【0031】
1 容器
2 容器本体
3 蓋
4 孔
5 閉塞部
6 ネジ部
7 ネジ部
8 受け皿
9 縁部
10 条溝
11 基端条溝
12 カッター
13 ネジ部
14 封入部
15 シート
16 分離器
17 取り付け部
18 ネジ部
19 カッター
20 通孔
21 流入口
22 貯留室
23 ピストン
24 フィルター
25 逆止め弁
26 プランジャー
27 採取室
28 封入体
29 基部
30 栓
31 蓋
32 通孔
33 容器本体
34 分離器
35 閉塞部
36 カッター
37 取り付け部
38 ネジ部
39 ネジ部
40 カッター
41 フィルター
42 ハウジング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器本体と、希釈液を封入した封入体と、カッターを含み、封入体はその中心軸線を中心に回動可能であって、固定された前記カッターが封入体の回動により封入体に押し当たって希釈液流出口を切り開くことを特徴とする血液希釈容器
【請求項2】
封入体の回動前にその封入体はカッターと接触しておらず、封入体の中心軸線を中心として封入体を回動することによりカッターの刃が封入体に接し、さらに封入体を回動することによりカッターが前記流出口を切り開く請求項1記載の血液希釈容器
【請求項3】
封入体は容器本体と螺合によって結合する容器本体の蓋であり、封入体の裏面に希釈液の保存部が設けられ、この保存部がシートで閉じられている請求項1又は請求項2記載の血液希釈容器
【請求項4】
容器本体の内部に上向きのカッターが取り付けられ、封入体を容器本体の上に載せたときに前記カッターはシートに接触せず、封入体を回動して容器本体に一杯に結合していくまでの間にカッターがシートに当たり次いで流出口を切り開く請求項3記載の血液希釈容器
【請求項5】
容器本体にこの容器本体よりも面積の小さな血液の受け皿が取り付けられ、この受け皿は、前記流出口から流出した希釈液を受ける位置に取り付けられている請求項4記載の血液希釈容器
【請求項6】
受け皿の上面は平面状をなして多数の条溝が設けられ、且つこれらの条溝はつながっている請求項5記載の血液希釈容器
【請求項7】
封入体は可撓性を有する材料で蓋とは別体に形成され、蓋に対して回動可能に蓋に取り付けられており、蓋にはカッターが取り付けられていて、封入体を回動することによりそのカッターによって封入体が切り開かれる請求項1又は請求項2記載の血液希釈容器
【請求項8】
カッターによって切り開かれる部分は封入体の下部に形成され、その切り開かれる部分はその上の部分よりも細く形成され、且つその切り開かれる部分の断面形状は楕円形であって、封入体の回動前にカッターはその楕円形の短径部分に向いており、封入体を回動することによりカッターが前記切り開かれる部分の長径部分を切り開く請求項7記載の血液希釈容器
【請求項9】
容器本体の内部に上向きのカッターが取り付けられ、封入体を容器の上に載せたときに前記カッターは封入体に接触して部分的に封入体を支持し、さらに封入体を押し下げてカッターが封入体に突き刺さった後に封入体の中心軸線を中心として封入体を回動することによりカッターが流出口を切り開く請求項1記載の血液希釈容器

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−47024(P2006−47024A)
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−226147(P2004−226147)
【出願日】平成16年8月2日(2004.8.2)
【出願人】(504295038)株式会社ヒポクラテス (3)
【Fターム(参考)】