説明

血液用冷却装置

【課題】 採血の現場に簡単に配設することができ、採血した直後の血液の温度を手軽に、しかも簡単に所定の温度にまで下降させることにより、これを原材料とした血液製剤の輸血効率を大幅に高める。
【課題解決手段】 内部に機器類を収納する立方体状の外側ケース1と,当該外側ケース1の上方に設けられ、アルミニウム薄板製の上部冷却板プレート2aとアルミニウム厚板製の下部冷却プレート2bとを積層して成る冷却プレート2と,当該冷却プレート2の下方に配置したサーモジュール10aとヒートシンク10bと排熱用ファン10cとコントローラ部13を備えた冷却式ペルチェユニット10とから構成され、前記冷却プレート2上に載置した採血直後の血液の温度を短時間内に設置温度にまで低下させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、輸血用に採取した血液の温度を効率よく迅速に設定温度にまで低下させ、血液の製剤効率を高めるようにした輸血用血液の血液冷却装置の改良に関するものであり、主として採血現場や血液製剤の製造現場等で使用する新規な血液冷却装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
人体から採取された輸血用血液は、一般に合成樹脂製の血液バッグやガラス製の採血管内に採血、貯留され,その後当該血液バッグは検査工程や製剤工程へ、また、採血管は検査工程等へ夫々移送されて行く。
【0003】
即ち、前記200〜400ccの血液を貯留した血液バックは、一般に採血現場で一定時間留置され、所定数量の採血済み血液バックが揃った段階で、これ等はまとめて検査工程や製剤工程へ搬出される。
製剤工程においては、先ず、輸血用血液製剤中の残存白血球による副作用を軽減する為に、原料血液の白除処理(フィルトレーション)が行われる。尚、この白除処理に於いては、血液バックの温度を1℃〜30℃の温度に冷却保持する必要があるため、白除処理の前に血液バッグの冷却が行われている。
そして、上記白除処理を終えた原料血液は、その後濃厚赤血球製剤や新鮮凍結血漿製剤、濃厚血小板等の血液製剤に加工されて行く。
【0004】
ところで、採血により所定の血液を貯留した血液バッグは、前述の通り採血現場(例えば、採血用バス)内で一定時間留置されることになるが、この間バッグ内の血液は、通常採血時の体温に近い約36℃〜室内温度の間の温度下に保持されることとなる。
【0005】
もちろん、夏期等の高温時で血液バックの温度が30℃を超えるような場合には、上記白除処理前に於ける原料血液の冷却の必要性等から、冷風による冷却保存や電気冷蔵庫と同等の血液保冷庫(特開平10−170133号、特開平10−170134号等)を用いた冷却保存が行われることもあるが、通常は室内温度下に置かれている。
しかし、上記冷風による冷却や血液保冷庫では、血液バックの冷却に時間が掛かりすぎることが多くあり、製剤工程の作業に滞りを生じたり、或いは、血液バッグの搬送便ごとに製造を行っている場合には、原料血液の混在に起因して様々な不都合を生じることになる。
また、風冷や電気冷蔵庫により迅速に冷却が行われたとしても、前者には冷却温度が不安定で、冷却温度を厳密に制御出来ないと云う難点があり、後者は、血液保冷庫自体の小型化が困難なために大きな設置スペースを必要とするうえ、密閉使用が原則であるため血液バッグの出し入れに手数が掛かり、保守点検費が高くつくという問題がある。
【0006】
一方、採血後の血液バッグの保管及び搬送用に開発された血液保温箱の利用が、一部で試みられている。即ち、この血液保温箱は、断熱材製の箱内にポリオキシエチレングリユール等の保温剤を配設し、収納した血液バッグを所定温度に保持する構成のものである(特開平10−192366号)。
【0007】
しかし、この血液保温箱は、収納した血液バッグを所定の温度にまで冷却するのに時間が掛かり過ぎ、所謂血液製剤の製剤効率を大幅に高めることが出来ないうえ、血液バッグの出し入れにも手数が掛かると云う問題がある。
【0008】
尚、人体から採血したバッグ内の輸血用血液、即ち各種血液製剤には有効期限(例えば血小板成分では3日間)がある為、原料血液は新鮮で且つ可能な限り早期に採血時の粗熱(約37℃)を奪って約30℃以下の温度にした原料血液を白除(フィルトレーション)することが、血液製剤の品質の保持や製剤効率の点から望ましいと言うことは、輸血医療の技術分野に於いて周知のことである。
同様に血液製剤の原料であるバッグ内の輸血用の血液は、これに適宜の振とう作用を加えたり、或いは、攪拌・冷却によりバッグ内を均等に冷却することにより、その血小板成分の機能保全が図られ、各種血液製剤の製剤効率が高められることは、輸血医療技術分野に於いて周知の事項である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開平10−170133号公報
【特許文献2】特開平10−170134号公報
【特許文献3】特開平10−192366号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、従前の輸血用血液の採血現場等に於ける採血後の血液の保管や貯留に係る問題、即ち、イ血液保冷庫を使用する方法は、保冷庫の外形寸法、使用形態、設備費等の点から採血現場で手軽に使用できないうえ、血液を簡単に振とう又は揺動させることが出来ないこと、及び、ロ保温箱を用いる方法は、血液を所定温度にまで冷却するのに長時間を要するうえ、その出し入れに手数が掛かり、保冷剤の管理や補充にも手数が掛かること、等の問題を解決せんとするものであり、採血現場等でも手軽に且つ安全に使用することができ、しかも、採血後の血液を冷却装置上に載置するだけで迅速且つ確実にその温度を所定の温度にまで下降させることができると共に容易に血液の振とう又は揺動をも行え、所謂血液の製剤効率を大幅に高めることを可能にした輸血用血液の採血現場等で使用する血液用冷却装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本願請求項1の発明は、内部に機器類を収納する立方体状の外側ケース1と,当該外側ケース1の上方に設けられ、アルミニウム薄板製の上部冷却板プレート2aとアルミニウム厚板製の下部冷却プレート2bとを積層して成る冷却プレート2と,当該冷却プレート2の下方に配置したサーモジュール10aとヒートシンク10bと排熱用ファン10cとコントローラ部13を備えた空冷式ペルチェユニット10とから構成され、前記冷却プレート2上に載置した採血直後の血液の温度を短時間内に設置温度にまで低下させることを発明の基本構成とするものである。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1の発明に於いて、上部プレート2aを厚さ1.5〜2.5mmに,また下部プレート2bを厚さ6〜10mmにすると共に、冷却する血液を血液バッグ9内に収納された200〜400ccの血液とするようにしたものである。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1の発明に於いて、上部冷却プレート2aと下部冷却プレート2bとを摺動自在に積層し、上部冷却プレート2aを一定距離だけ所望の速度で往復動させるようにしたものである。
【0014】
請求項4の発明は、請求項1の発明に於いて、上部冷却プレート2aと下部冷却プレート2bとを積層固定して揺動自在に軸支し、上部冷却プレート2a及び下部冷却プレート2bを支持する軸を一定角度だけ正、逆方向へ所望の速度で切替回動させるようにしたものである。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る血液用冷却装置は小型でしかも騒音の発生がないため、採血現場の近傍に容易に設置できる。そのため、採血した後の血液を手近に設けた冷却装置上に載せることにより、血液の温度を迅速且つ正確に適温まで下降させることが可能となる。
また、冷却プレート2を、比較的厚目のアルミニウム製の下部冷却プレート2bと比較的薄目のアルミニウム製上部冷却プレート2aとの積層により形成しているため、バッグ内等の血液の熱が均等に移動をし、サーモモジュール10a側へ吸熱されることとなる。
その結果、上部冷却プレート2a上に載置した血液は、その保有する熱を円滑に放熱することになり、小容量の空冷式ペルチェユニットの使用でもって容易に且つ迅速にその温度を約30℃程度の最適温度にまで低下させることができる。
【0016】
また、採血後の血液を迅速に約30℃程度まで下降させることにより、当該血液を原材料とする血液製剤の所謂製剤効率を大幅に高めることが可能となる。
更に、積層した上部冷却プレート2aを下部プレート2bに対して容易に往復移動させる構成とすることができ、上部冷却プレート2aの往復動機構を設けるだけで簡単に、血液の振とう機能及び攪拌機能を高めることが可能となる。
同様に、上部冷却プレート2aと下部プレート2bとを積層固定し、これを揺動自在に支持する構成とすることにより、血液バック内の血液をより均等に冷却することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係る血液用冷却装置の斜面図である。
【図2】図1の外側ケースを除いた状態を示す斜面図である。
【図3】血液用冷却装置の一部を省略した要部の縦断面の概要説明図である。
【図4】血液用冷却装置の冷却特性曲線の一例を示すものである(設定温度20℃)。
【図5】血液用冷却装置の冷却特性曲線の他の例を示すものである(設定温度0℃、水400cc・40℃)。
【図6】血液用冷却装置の冷却特性曲線の更に他の例を示すものである(設定温度0℃、水400cc・20℃)。
【図7】血液用冷却装置で用いた空冷式ペルチェユニットの吸熱特性を示すものである
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る血液用冷却装置の斜面図であり、図2は、図1の外側ケースを除いた状態を示す斜面図、図3は血液用冷却装置の一部を省略した要部の縦断面の概要説明図である。
【0019】
図1を参照して、Cは血液バッグに貯留した血液の冷却装置、1は外側ケース、2は冷却プレート、3は第1ガイド板、4は第2ガイド板、5は電源接続口、6、7は通気孔、8はゴムクッション、9は血液バッグであり、血液バッグ9を載置した冷却プレート2の上方には、必要に応じて蓋体(図示省略)を開閉自在に挿着する構成となっている。
また、外側ケース1は立方体状のフレームに板材を取り外し自在に固定したものであり、その内部に後述する各機器類が収納されている。
【0020】
当該血液用冷却装置Cは、高さ寸法約190mm、横幅寸法約230mm、奥行寸法約400mmの可搬式に形成されており、採血現場の採血机上の適宜箇所へ載置できる構成となっている。
【0021】
前記電源接続口5へはAC100V電源が接続され、冷却装置C内部のDC24V15〜6Aの直流電源に変換され、これにより血液用冷却装置Cが作動される。
また、図示されていないが、冷却プレート2上に載置した血液バッグ9の上方は、必要に応じて蓋体によりカバーできる構成となっている。
【0022】
上記図1の血液用冷却装置Cは、血液バッグ内の血液の冷却を主として行うものであるが、冷却プレート2の上表面を波形の凹凸を有する形態とすることにより、ガラス管等の採血管内の血液の冷却にも適用できることは勿論である。
【0023】
この図1に示した血液用冷却装置Cにあっては、冷却プレート2を外側ケース1の上端部に固定した型式としているが、図3に示されている冷却プレート2を形成する上部冷却プレート2aと下部冷却プレート2bとを摺動自在に組み合せた構成とし、別途に設けた駆動用モータにより上部冷却プレート2aをX軸又はY軸方向へ一定距離だけ往復動させることにより、上部冷却プレート2a上の血液バッグ9又は採血管を振とうさせる型式とすることも可能である。
【0024】
同様に、図示されてはいないが、冷却プレート2を形成する上部冷却プレート2aと下部冷却プレート2bとをの積層固定した冷却プレート2を一定角度だけ揺動自在に支軸によって回動可能に支持する構成とし、別途に設けた駆動用モータにより冷却プレート2の支軸を一定の角度だけ往復回動(正・逆方向へ切替回転)させることにより、上部冷却プレート2a上の血液バッグ9又は採血管を揺動させる型式とすることも可能である。
【0025】
上記図1の血液用冷却装置Cは、その外側ケースを取り外した図2の斜面図に示されているように、冷却プレート2と空冷式ペルチェユニット10と仕切板11と電源装置12とコントローラ部13等とからその主要部が構成されている。
【0026】
前記冷却プレート2は、図2に於いては1枚のプレートとして表現されているが、現実には図3に示すように厚さ1.5〜2.5mmのアルミ板からなる上部冷却プレート2aと厚さ6〜10mmのアルミ板から成る下部冷却プレート2bとを面接触状に積層することにより形成されており、その下部冷却プレート2bの下面側に空冷式ペルチェユニット10を形成するサーモモジュール10aが取り付けされている。
【0027】
尚、図3に於いては、上部冷却プレート2aと下部冷却プレート2bを面接触状に積層固定するようにしているが、前述のように、上部冷却プレート2aを下部冷却プレート2bに対して往復摺動可能に積層して、上部冷却プレート2aを所定の速度で一定距離だけ往復移動させることにより、その上部に載置した血液を振とうさせるようにしてもよい。
【0028】
前記空冷式ペルチェユニット10は、図2及び図3に示すようにサーモモジュール10aとヒートシンク10bと放熱用ファン10cとコントローラ部13等とからその主要部が構成されており、サーモモジュール10aを構成するペルチェ素子により冷却プレート2から熱を奪うと共に、奪った熱をヒートシンク10bを介して放熱ファン10cにより外部へ放熱する。また、空冷式ペルチェユニット10そのものは公知であるため、ここではその詳細な説明を省略する。
【0029】
尚、本実施形態に於いては株式会社岡野エレクトロ二クス製のOKT−7070−UHS−2型の空冷式ペルチェユニットを使用しており、定格電圧26V、定格電流6A、最大吸熱量75W、最大温度43℃、外径寸法122mm×90mm×100mmのものを2基使用している。
また、図2に於いて10dは、下部冷却プレート2bの外周縁部下面側の断熱シールドである。
【0030】
前記コントローラ部13は、基板支持台13a、コントローラ基板13b、基板受台13c等から構成されており、空冷式ペルチェユニットの自動温度制御を行うものである。尚、コントローラ部13そのものは公知技術であるため、ここではその説明を省略する。
【0031】
次に、本発明に係る血液用冷却装置の冷却装置について説明する。
図4乃至図5は、当該冷却装置の冷却試験結果を示すものであり、図4は、冷却プレート2の設定温度を20℃として、冷却プレート2が20℃になった時点で、プレート2上に、血液の代りに40℃に加熱した400ccの水を入れたバッグを載せ、その温度下降の状態を調査したものである。即ち、当該図4乃至図5の試験は、400cc、40℃の血液バッグを30℃以下まで冷却する場合の基礎データを得るために行ったものである。
【0032】
図4に於いて、曲線A1は室内温度、A2はバッグ内の水の温度、A3は冷却プレート2の上表面の温度であり、設定温度20℃の場合には、バッグ内の水は60分経過後でも24.6℃にしか下降しなかった。
その理由は、設定温度が20℃であるとサーモモジュールの吸熱特性によれば入力電源が2A程度となり、吸熱量の絶対値が不足しているからである。
【0033】
図5は、温度設定を0℃とした場合の試験結果を示すものであり、バッグ内の水は21分後に20℃となる。
【0034】
図6は、200ccの水を入れたバッグを冷却させた場合の冷却性能を示すものであり、温度設定が0℃の場合には約21分後にバッグ内の水が約20℃に冷却されることが判る。
【0035】
尚、当該血液用冷却装置Cの空冷式ペルチェユニット10の定格は、前述の通り定格電圧26V(DC)、定格電流6(A)、最大吸熱量75W、最大温度差43℃、外形寸法122mm(横幅)×90mm(高)×100mm(縦幅)であり、その温度吸熱量特性は図7に示す通りである。
【0036】
次に、当該血液用冷却装置の使用方法及び血液の冷却特性について説明する。
この血液用冷却装置は、通常採血現場の近傍に設置されており、採血が完了して人体から外された200cc〜400ccの血液を収容した血液バッグや、採決の途中で人体から外された適宜量の血液を収容した血液バッグは、直ちに冷却プレート2の上方に載せられる。
【0037】
冷却プレート2上に載せられた血液バッグは約10〜20分間で体温に近い37℃から白除(フイルトレーション)処理の最適温度とされる30℃以下の温度に冷却されることになり、高い製剤効率でもってより優れた血液製剤を得ることが出来る。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明は血液バッグの冷却のみならず、各種血液製剤の低温保管庫や血液バッグの輸送用格納箱、血液しんとう器等にも適用できるものである。
【符号の説明】
【0039】
Cは血液バッグの血液用冷却装置
は空温曲線
は水温曲線
は冷却プレートの温度曲線
1は外側ケース
2は冷却プレート
2aは上部冷却プレート
2bは下部冷却プレート
3は第1ガイド板
4は第2ガイド板
5は電源接続口
6、7は通気孔
8はゴムクッション
9は血液バッグ
10は空冷式ペルチェユニット
10aはサーモモジュール
10bはヒートシンク
10cは排熱用ファン
10dは断熱シールド
11は仕切板
12は電源装置
13はコントローラ部
13aは基板支持台
13bはコントローラ基板
13cは基板受板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に機器類を収納する立方体状の外側ケース(1)と,当該外側ケース(1)の上方に設けられ、アルミニウム薄板製の上部冷却板プレート(2a)とアルミニウム厚板製の下部冷却プレート(2b)とを積層して成る冷却プレート(2)と,当該冷却プレート(2)の下方に配置したサーモジュール(10a)とヒートシンク(10b)と排熱用ファン(10c)とコントローラ部(13)を備えた冷却式ペルチェユニット(10)とから構成され、前記冷却プレート(2)上に載置した採血直後の血液の温度を短時間内に設定温度にまで低下させることを特徴とする血液用冷却装置。
【請求項2】
上部プレート(2a)を厚さ1.5〜2.5mmに,また下部プレート(2b)を厚さ6〜10mmにすると共に、冷却する血液を血液バッグ(9)内に収納された200〜400ccの血液とし、当該血液を30℃以下の温度に冷却するようにした請求項1に記載の血液用冷却装置。
【請求項3】
上部冷却プレート(2a)と下部冷却プレート(2b)とを摺動自在に積層し、上部冷却プレート(2a)を一定距離だけ所望の速度で往復動させるようにした請求項1に記載の血液用冷却装置。
【請求項4】
上部冷却プレート(2a)と下部冷却プレート(2b)とを積層固定して揺動自在に軸支し、上部冷却プレート(2a)及び下部冷却プレート(2b)を支持する軸を一定角度だけ正、逆方向へ所望の速度で切替回動させるようにした請求項1に記載の血液用冷却装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2012−235984(P2012−235984A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−108518(P2011−108518)
【出願日】平成23年5月13日(2011.5.13)
【出願人】(594066350)株式会社大同工業所 (3)
【Fターム(参考)】