説明

表示装置、ラベル発行装置、表示装置の制御方法、およびプログラム

【課題】ユーザーが、発行されるラベルの原寸大サイズを把握可能にすると共に、当該サイズにあった印刷内容のラベル候補をユーザーに提示することができる表示装置、ラベル発行装置、表示方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】ラベルの外形サイズと、ラベルの印刷内容を示すラベル候補と、を関連付けて記憶する記憶部12と、ラベルの外形サイズを示す候補であって、ラベルの原寸大の外形を有する原寸大外形サイズ候補(ラベルサイズ候補31)を表示する外形サイズ候補表示部(ラベルサイズ選択画面D3)と、任意の原寸大外形サイズ候補を選択するための選択操作部と、選択操作部の操作にしたがって、選択された原寸大外形サイズ候補が示す外形サイズに関連付けて記憶されたラベル候補(ラベルサンプル41)を表示するラベル候補表示部(ラベル選択画面D4)と、を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラベル候補を表示する表示装置、ラベル発行装置、表示装置の制御方法、およびプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、印刷装置は、印刷を行うための印刷設定画面において、印字物の印刷イメージを表示する(例えば、特許文献1参照)。この印刷イメージは、ユーザーが、印字物の印刷結果を印刷実行前に確認するために用いられる(プレビュー表示)。特許文献1には、予め登録された印刷データに基づいて、ポップ広告や価格ラベルの印刷を行う装置が記載されている。この装置は、印刷を行うポップ広告や価格ラベルの印刷イメージ、実際に印刷されるサイズにかかわらず、装置の表示部に表示可能な大きさでプレビュー表示する。例えば、プレビュー表示される印刷イメージが、実際に印刷されるサイズに対して縮小あるいは拡大されて表示される。よって、当該装置は、印字物の実際の印刷サイズを提示するために、印刷イメージと共に用紙サイズを文字で表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−209634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、商品に貼付する商品ラベルを作成する場合、ラベルの大きさ、貼付する場所、印刷品質などによって商品の販促効果に違いが生じるため、ラベルの印刷サイズや印刷品質の管理が重要である。しかし、上記のプレビュー表示では、印刷物の用紙サイズを文字で表示するものの、表示される印刷イメージが、実際の印刷サイズと異なっているため、発行されたラベルが、ユーザーの所望のサイズと異なる場合がある。この場合、予定していた場所にラベルを貼付できないといった問題が発生する。また、プレビュー表示によって印刷結果を確認したとしても、印刷サイズと印刷内容との相性の悪さに起因する印刷不良、例えば、印刷サイズが小さい場合に印刷内容が縮小され、画面上では確認できない文字および画像のつぶれ、印字ズレなどが発生する可能性がある。この場合、印刷品質のよいラベルを発行することができない。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑み、ユーザーが、発行されるラベルの原寸大サイズを把握可能にすると共に、当該サイズにあった印刷内容のラベル候補をユーザーに提示することができる表示装置、ラベル発行装置、表示装置の制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の表示装置は、ラベルの外形サイズと、ラベルの印刷内容を示すラベル候補と、を関連付けて記憶する記憶部と、ラベルの外形サイズを示す候補であって、ラベルの原寸大の外形を有する原寸大外形サイズ候補を表示する外形サイズ候補表示部と、任意の原寸大外形サイズ候補を選択するための選択操作部と、選択操作部の操作にしたがって、選択された原寸大外形サイズ候補が示す外形サイズに関連付けて記憶されたラベル候補を表示するラベル候補表示部と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
本発明の表示方法は、ラベルの外形サイズと、ラベルの印刷内容を示すラベル候補と、を関連付けて記憶する記憶ステップと、ラベルの外形サイズを示す候補であって、ラベルの原寸大の外形を有する原寸大外形サイズ候補を表示する外形サイズ候補表示ステップと、任意の原寸大外形サイズ候補を選択するための選択操作ステップと、選択操作ステップの操作にしたがって、選択された原寸大外形サイズ候補が示す外形サイズに関連付けて記憶されたラベル候補を表示するラベル候補表示ステップと、を備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明のプログラムは、コンピューターに、上記の表示方法における各ステップを実行させることを特徴とする。
【0009】
これらの構成によれば、原寸大外形サイズ候補を表示することによって、ユーザーは、発行されるラベルの原寸大の大きさを把握し、適切なサイズのラベルを選択することができる。また、選択したサイズにあった印刷内容のラベル候補が提示されるため、ユーザーは、提示されたラベル候補に基づいてラベルの編集や印刷を行うことで、サイズにあった印刷不良の無いラベルを容易に発行することができる。
【0010】
この場合、記憶部は、ラベル候補と、ラベルの印刷方向と、を関連付けて記憶していることが好ましい。
【0011】
この構成によれば、ラベルの外形サイズだけではなく、ラベルの印刷方向にあった適切なラベル候補を提示することができる。
【0012】
上記の表示装置において、原寸大外形サイズ候補表示部は、原寸大外形サイズ候補が示す外形サイズに関連付けられたラベル候補の使用履歴に基づいて、原寸大外形サイズ候補の表示順を可変することが好ましい。
【0013】
この構成によれば、選択された外形サイズに関連付けられたラベル候補の中から、選択される可能性の高いラベル候補を上位に表示することができるため、ユーザーにとって利便性がよい。
【0014】
本発明のラベル発行装置は、上記の表示装置と、ラベル候補表示部に表示されたラベル候補のうち、任意のラベル候補を選択するラベル選択部と、ラベル選択部により選択されたラベルを発行するラベル発行部と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、ユーザーがラベルの原寸大サイズを把握可能にすると共に、当該サイズにあった印刷不良の無いラベルを容易に発行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の一実施形態に係るラベル発行装置の模式外観図である。
【図2】ラベル発行装置の制御ブロック図である。
【図3】記憶部の記憶内容を示す図である。
【図4】ラベル発行時の画面遷移図である。
【図5】ラベルサイズ選択画面を示した図である。
【図6】ラベルサイズに応じて表示されるラベルサンプルを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付の図面を参照し、本発明の一実施形態にかかる表示装置、ラベル発行装置、表示方法およびプログラムについて説明する。図1は、ラベル発行装置1の外観を模式的に示した図である。図示のように、ラベル発行装置1は、タッチパネルディスプレイ2およびラベル排出口3を備え、内部には、プリント機構4および制御装置5(いずれも図2参照)を備えている。タッチパネルディスプレイ2は、ラベルを発行するための各種画面を表示する表示部として、また、各種操作を行うための操作部として、機能する(図4参照)。ラベル排出口3は、タッチパネルディスプレイ2の操作に応じて作成されたラベルを排出する。
【0018】
図2は、ラベル発行装置1の制御構成を示すブロック図である。図示のように、ラベル発行装置1は、プリント機構4、タッチパネルディスプレイ2および制御装置5を備えている。プリント機構4は、印刷ヘッド、用紙搬送機構、用紙カット機構など、用紙に印刷を行いラベルを発行するための各構成を備えている(いずれも図示省略)。制御装置5は、プリント機構4の各構成を駆動させるドライバー群11、ラベルの印刷データを記憶する記憶部12、およびこれらを統括制御する制御部13を備えている。制御部13は、ドライバー群11を介したプリント機構4の駆動制御や、タッチパネルディスプレイ2の表示制御を行う。なお、「ラベル発行部」とは、主に制御部13およびプリント機構4をさす。
【0019】
図3は、ラベル発行装置1の記憶部12の記憶内容を示している。図示のように、記憶部12は、ラベルの印刷データを記憶し、さらに各印刷データに関連付けて、ラベルの外形サイズ、印刷方向、印刷(編集)日、累計印刷枚数および利用者IDを記憶している。
【0020】
印刷データには、ラベルに印刷される画像データやテキストデータなど(いずれも図示省略)が含まれている。この印刷データに基づいたラベルサンプル41が、ラベル選択画面D4(図4参照)に表示される。ラベルの外形サイズは、図示のように、「50×30mm」、「72×51mm」、「80×100mm」および「100×130mm」の4種類が設けられ、印刷データごとにいずれかの外形サイズが記憶されている。なお、本ラベル発行装置1は、矩形の縦横寸法で示した外形サイズを記憶している。印刷方向は、4種類の外形サイズのラベルに対して、縦長方向に印刷を行う「縦使い」と、横長方向に印刷を行う「横使い」と、の2種類が設けられ、印刷データごとにいずれかの印刷方向が記憶されている。ラベルの外形サイズおよび印刷方向は、ラベルサンプル41として表示する印刷データを選択するために用いられる。
【0021】
印刷(編集)日は、印刷データに基づく印刷または編集が行われた日であり、累計印刷枚数は、印刷データに基づくラベルの印刷が行われた累計の枚数である。印刷(編集)日および累計印刷枚数は、ラベルサンプル41の表示順を決定するために用いられる。また、利用者IDは、ラベルの発行者を特定する情報として用いられる。本実施形態では、ログイン中の利用者IDに関連付けられた印刷データに基づくラベルのみが、印刷および編集可能となっている。
【0022】
次に、図4を参照し、タッチパネルディスプレイ2に表示される各種画面について説明する。同図は、ラベルの発行に伴うタッチパネルディスプレイ2の画面遷移図である。最初に、タッチパネルディスプレイ2には、ログイン画面D1が表示される。ログイン画面D1には、利用者IDおよび暗証番号を入力するためのテキストボックスおよびテンキーと、ログインボタンと、が表示される。利用者IDおよび暗証番号が入力され、ログインボタンが押下されると、画面は、メインメニュー画面D2に移行する。
【0023】
メインメニュー画面D2には、印刷メニューボタン、編集メニューボタン、新規発行ボタン、削除メニューボタン、印刷履歴ボタン、暗証番号変更ボタンが表示される。印刷メニューボタンは、記憶部12に記憶されている任意の印刷データに基づいたラベルを印刷する画面に移行するためのボタンである。編集メニューボタンは、記憶部12に記憶されている任意の印刷データを編集する画面に移行するためのボタンである。新規発行ボタンは、利用者が印刷データを新規発行する画面に移行するためのボタンである。削除メニューボタンは、記憶されている任意の印刷データを削除する画面に移行するためのボタンである。印刷履歴ボタンは、ラベルの印刷履歴を表示するためのボタンであり、暗証番号変更ボタンは、暗証番号を変更するためのボタンである。これらのボタンのうち、印刷メニューボタンおよび編集メニューボタンが押下されると、画面は、ラベルサイズ選択画面D3に移行する。なお、以下、印刷メニューボタンが押下されたものとして説明を進める。
【0024】
ラベルサイズ選択画面D3(外形サイズ候補表示部)は、ラベルサイズ候補31と、表示順変更ボタン32と、ページ切り替えボタンと、を表示する。ラベルサイズ候補31は、印刷するラベルのラベルサイズを選択するために用いられる。表示順変更ボタン32は、ラベルサイズ候補31の表示順を変更するために用いられる。図示のように、表示順変更ボタン32は、3つのボタンを有し、これらのボタンの押下によって、ラベルサイズ候補31の表示順を「ラベルのサイズ順」、「最近使用した順」、「累計印刷枚数順」のいずれかに変更することができる。なお、「最近使用した順」とは、ラベルサイズ候補31の示すラベルサイズに関連付けて記憶された1以上のラベルの印刷または編集が行われた日が現在日に近い順を意味する。また、「累計印刷枚数順」とは、ラベルサイズ候補31の示すラベルサイズに関連付けて記憶された1以上のラベルの累計印刷枚数順を意味する。なお、図4におけるラベルサイズ選択画面D3では、ラベルサイズ候補31は、「ラベルのサイズ順」で表示されている。ページ切り替えボタンは、複数あるラベルサイズ選択画面D3のページを切り替えるためにもちいられる。なお、「ラベル候補の使用履歴」とは、「最近使用した順」および「累計印刷枚数順」をさす。
【0025】
ここで、図5を参照し、ラベルサイズ選択画面D3について詳細に説明する。上記の通り、本ラベル発行装置1は、4種類の外形サイズを記憶しており、さらに、2種類の印刷方向を記憶している(図3参照)。すなわち、4種類の外形サイズに2種類の印刷方向を掛け合わせた8種類のラベルサイズを記憶している。図5に示すように、ラベルサイズ選択画面D3は、この8種類のラベルサイズに対応した8つのラベルサイズ候補31を、3ページに亘って表示する。
【0026】
各ラベルサイズ候補31は、ラベルの外形を模った枠画像31aと、ラベルの外形サイズ(例えば、50×30mmなどの寸法)および印刷方向(横使い、縦使い)を文字で表示したサイズ文字情報31bと、で構成されている。枠画像31aは、ラベルの外形である矩形状を成し、縦横共に自身の示すラベルと同寸法で構成されている。すなわち、枠画像31aは、ラベルの原寸大の外形を有している(原寸大外形サイズ候補)。これにより、利用者は、印刷するラベルの実際のサイズを直感的に確認することができる。また、原寸大の枠画像31aに加えて寸方および印刷方向を文字で表示することによって、さらに正しいラベルサイズの選択を促すことができる。なお、枠画像31aは、ラベルの原寸大の外形を有していれば良く、上記のような矩形に限られるものではない。例えば、ラベルが円形であれば、枠画像31aは当該ラベルの原寸大の円形で表示される。
【0027】
利用者は、上記のように表示される8種類のラベルサイズ候補31の中から所望のラベルサイズを選択する。そして、任意のラベルサイズが選択されると、画面は、ラベル選択画面D4に移行する(選択操作部)。
【0028】
図4に示すように、ラベル選択画面D4(ラベル候補表示部)は、ログイン画面D1において入力された利用者IDに関連付けられた印刷データの中から、ラベルサイズ選択画面D3において選択されたラベルサイズに関連付けられている印刷データをラベルサンプル41(ラベル候補)として表示する。図示のように、ラベル選択画面D4は、6つのラベルサンプル41を表示する。なお、表示するラベルサンプル41が6以上存在する場合は、ラベルサンプル41の下方にページ切り替えボタンが表示される。
【0029】
ここで、図6を参照し、ラベル選択画面D4に表示されるラベルサンプル41について説明する。同図(a)は、ラベルサイズ選択画面D3においてラベルサイズ<1>(50×30mmの横使い)が選択された場合に表示されるラベルサンプル41の例を示している。この場合、ラベル選択画面D4は、ラベルサンプル41として、枠線を有しない原材料ラベルや、シンプルなイラストを有するラベルや、文字数の少ないラベルを表示する。言い換えれば、本ラベル発行装置1は、ラベルサイズ<1>のような印字面積の小さいラベルサイズに関連付けて、1枚のラベルに対する印刷量が少ない印刷データを記憶している。これにより、小さいラベルを選択した場合、印刷量の少ない印刷データに基づくラベルサンプル41のみが表示されるため、選択されたラベルサイズに対して印刷量が多いことに起因する文字や画像の印字ズレ、つぶれを防ぎ、ラベルの印刷品質を保つことができる。
【0030】
図6(b)は、ラベルサイズ選択画面D3においてラベルサイズ<7>(100×130mmの横使い)が選択された場合に表示されるラベルサンプル41の例を示している。この場合、ラベル選択画面D4は、ラベルサンプル41として、枠線を有する原材料ラベルや、写真や複雑な画像を有するラベルや、文字数の多いラベルを表示する。言い換えれば、本ラベル発行装置1は、ラベルサイズ<7>のような印字面積の大きいラベルサイズに関連付けて、1枚のラベルに対する印刷量が多い印刷データを記憶している。
【0031】
なお、本実施形態では、選択されたラベルサイズに関連付けられた印刷データのみを、ラベルサンプル41として表示するものとしたが、選択されたラベルサイズ以下のラベルサイズに関連付けられた印刷データのすべてをラベルサンプル41として表示しても良い。なお、ラベル選択画面D4において選択されたラベルサンプル41のラベルサイズが、ラベルサイズ選択画面D3において選択されたラベルサイズよりも小さい場合には、印刷時に、ラベルサンプル41のラベルイメージを、選択されたラベルサイズにあわせて拡大処理してもよい。
【0032】
図6(c)は、ラベルサイズ選択画面D3においてラベルサイズ<8>(100×130mmの縦使い)が選択された場合に表示されるラベルサンプル41の例を示している。この場合、ラベル選択画面D4は、ラベルサンプル41として、枠線を有し、且つ縦長の原材料ラベルや、縦書きのテキストを有するラベルを表示する。言い換えれば、本ラベル発行装置1は、ラベルサイズ<8>のような縦使いのラベルサイズに関連付けて、縦使いに対応した縦長または縦書きの印刷データを記憶している。これにより、縦長のラベルの用途に合った内容のラベルサンプル41を利用者に提示することができる。
【0033】
利用者は、上記のように表示されるラベルサンプル41の中から所望のラベルを選択する。そして、任意のラベルが選択されると、画面は、印刷画面D5に移行する(ラベル選択部)。
【0034】
図4に示すように、印刷画面D5は、選択されたラベルサンプル41に対応するラベルのラベルイメージと、印刷枚数を入力するためのテキストボックスおよびテンキーと、印刷指示を行うための印刷ボタンと、が表示される。印刷枚数が入力され、印刷ボタンが押下されると、選択されたラベルサンプル41の印刷データに基づいて、ラベルが、設定した枚数印刷される。
【0035】
これまで説明してきた、ラベル発行装置1によれば、利用者がラベルサイズを選択する際に、ラベル原寸大のラベルサイズ候補31(枠画像31a)を提示するため、利用者は、ラベルの大きさを直感的に把握した上で所望のラベルサイズを適切に選択できる。また、ラベル発行装置1は、選択されたラベルサイズにあった印刷データに基づくラベルサンプル41を、予め抽出して表示するため、印刷されるラベルの印刷不良を防いで印刷品質を保ち、また、選択されたラベルサイズの用途に応じたラベルサンプル41を利用者に提示することができる。
【0036】
また、上記の実施形態において、ラベルを発行するプリント機構4および制御装置5が一体となったラベル発行装置1を例示したが、プリント機構4および制御装置5は、別体の装置であってもよい。
【0037】
なお、上記のラベル発行装置1の各構成要素をプログラムとして提供することも可能である。また、そのプログラムを記憶媒体(図示省略)に格納して提供することも可能である。記録媒体としては、CD−ROM、フラッシュROM、メモリカード、コンパクトディスク、光磁気ディスク、デジタルバーサタイルディスクおよびフレキシブルディスク等を利用することができる。
【0038】
また、上述した実施例によらず、ラベル発行装置1の装置構成や処理工程等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
【符号の説明】
【0039】
1:ラベル発行装置 2:タッチパネルディスプレイ 4:プリント機構 12:記憶部 13:制御部 31:ラベルサイズ候補 31a:枠画像 31b:サイズ文字情報 32:表示順変更ボタン 41:ラベルサンプル D3:ラベルサイズ選択画面 D4:ラベル選択画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラベルの外形サイズと、前記ラベルの印刷内容を示すラベル候補と、を関連付けて記憶する記憶部と、
前記ラベルの外形サイズを示す候補であって、前記ラベルの原寸大の外形を有する原寸大外形サイズ候補を表示する外形サイズ候補表示部と、
任意の前記原寸大外形サイズ候補を選択するための選択操作部と、
前記選択操作部の操作にしたがって、選択された前記原寸大外形サイズ候補が示す外形サイズに関連付けて記憶された前記ラベル候補を表示するラベル候補表示部と、を備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記記憶部は、前記ラベル候補と、前記ラベルの印刷方向と、を関連付けて記憶していることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記外形サイズ候補表示部は、前記原寸大外形サイズ候補が示す外形サイズに関連付けられた前記ラベル候補の使用履歴に基づいて、前記原寸大外形サイズ候補の表示順を可変することを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかに記載の表示装置と、
前記ラベル候補表示部に表示された前記ラベル候補のうち、任意のラベル候補を選択するラベル選択部と、
前記ラベル選択部により選択されたラベルを発行するラベル発行部と、を備えたことを特徴とするラベル発行装置。
【請求項5】
ラベルの外形サイズと、前記ラベルの印刷内容を示すラベル候補と、を関連付けて記憶する記憶ステップと、
前記ラベルの外形サイズを示す候補であって、前記ラベルの原寸大の外形を有する原寸大外形サイズ候補を表示する外形サイズ候補表示ステップと、
任意の前記原寸大外形サイズ候補を選択するための選択操作ステップと、
前記選択操作ステップの操作にしたがって、選択された前記原寸大外形サイズ候補が示す外形サイズに関連付けて記憶された前記ラベル候補を表示するラベル候補表示ステップと、を備えたことを特徴とする表示方法。
【請求項6】
コンピューターに、請求項5に記載の表示方法における各ステップを実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−41442(P2013−41442A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−178273(P2011−178273)
【出願日】平成23年8月17日(2011.8.17)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】