表示装置
【課題】 表からだけ画像が見え裏からは景色等が透けて見えるシースループリントにおいては、表の画像面が裏面よりも明るいという設置環境が必要であった。
このため、店鋪のウインドーなどに使用した場合、表の画像面よりも店舗内が明るくなると、画像が殆ど見えなくなるという不都合が生じる。
【解決手段】 透明の板状素材の片面にシースループリント画像を形成した基板と、前記基板の側端面に配置した光源と、前記基板と前記光源を保持するホルダーを具備し、前記基板内を進行する全反射光で前記シースループリント画像を照明することを特徴とする表示装置。
このため、店鋪のウインドーなどに使用した場合、表の画像面よりも店舗内が明るくなると、画像が殆ど見えなくなるという不都合が生じる。
【解決手段】 透明の板状素材の片面にシースループリント画像を形成した基板と、前記基板の側端面に配置した光源と、前記基板と前記光源を保持するホルダーを具備し、前記基板内を進行する全反射光で前記シースループリント画像を照明することを特徴とする表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、設置環境の明暗に影響されずに鮮明な画像が見られるシースループリント表示装置並びに表示画像を選択可能な表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
透明のシートの表面にストライプあるいは方眼を白色インクで無数に印刷した上に画像を描き、裏面はストライプまたは方眼を黒色インクで表の白インクと表裏一体に印刷し、表からだけ画像が見え裏からは景色等が透けて見えるシースループリント、或いは、表面が白く裏面が黒いシートに丸穴を無数に設けることにより同様の効果が得られるシースループリントが実用化されている。(特許文献1参照)
【0003】
また、透明アクリル板の側端面からLED光を照射し、アクリル板の背面に設けた反射板で拡散乱反射した光で、アクリル板前面に設けた乳白色フィルムに描かれた画像などを背面から透過照射する内照式表示板が実用化されている。(特許文献2参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実願 昭55−91051号公報
【特許文献2】特許公開平8−41831号公報
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記シースループリントのシースルー効果の原理は、人は明るい方を注目するという習性を利用したもので、表から見ると、前記シースループリントの透明部分或いは丸穴部分から見える暗い裏側の室内などには目が行かず、表の明るい画像面に目が行き、裏側の室内側から見ると、シースループリントの黒いストライプには目が行かず、前記シースループリントの透明部分或いは丸穴部分から見える明るい景色に目が行くので、外の景色が透けたように見えることにある。
【0007】
したがってシースルー効果を得るには、表の画像面が明るく裏側が暗いという設置環境が必要である。
【0008】
この設置環境が満たされない場合には、画像が見え難いという短所がある。
【0009】
このため、店鋪のウインドーなどに使用した場合、夜間など店鋪内が照明されると表の画像面よりも裏面が明るくなり、画像が殆ど見えなくなるという不都合が生じる。
【0010】
上述の不都合を解決するための手段として、画像面に外部からスポットライトなどで照明する手段があるが、ウインドーのガラス面に照明が反射し、画像が見難いという不都合が生じる。
【0011】
また、照明装置を設置する必要があり、照明装置本体購入費に加え、取り付け工事などの費用が発生する。
【0012】
本発明は、このような従来のシースループリントが有していた本質的な問題を解決しようとするものであり、設置環境の明暗に左右されず、例えば夜間でも視認可能なシースループリント表示装置を実現し、更に本発明の表示装置を複数台用いて、複数枚の画像を選択表示可能な表示装置を実現することを目的とするものである。
【0013】
なお、特許文献2は、エッジライト方式のバックライト表示装置についての発案であり、半透過性の表示対象を背面から照らし透過光を観察者が見る構造であって、背面に設けた反射板などが遮蔽物となり、複数枚の画像を前後に並べて選択的に見ることはできない。
【0014】
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は、透明の板状素材の片面にシースループリント画像を形成した基板と、前記基板の側端面に配置した光源と、前記基板と前記光源を保持するホルダーを具備し、前記基板内を進行する全反射光で前記シースループリント画像を照明することを特徴とする表示装置を実現するものである。
【0016】
なお、シースループリントとは、フレックスビジョン、コントラビジョン、ワンウエイビジョン(何れも登録商標)などの総称で、フィルム或いは布などのシート状の媒体に、無数の穴或いは透明な幾何学模様を設け、穴或いは透明箇所以外のオモテ面には画像が描かれウラ面は暗黒色に塗られ、オモテ側からは画像が視認され、ウラ側からは穴或いは透明箇所を通して見える外部の景色などが視認できる印刷物を意味する。
【発明の効果】
【0017】
従来のシースループリントは、画像面が明るく反対の裏面が暗いという設置条件が必要であったが、本発明の表示装置では、設置環境に左右されること無く、鮮明な画像が見られる。
【0018】
したがって、夜間営業の多い飲食店や昼間でも明るい照明をする美容関係の店鋪などでも使用できる。
【0019】
額縁(フレーム)入りの形状や、タペストリー形状の製品では、店舗の窓などに容易に設置することができ、昼夜を問わずウインドーを利用した効果的な視認効果が期待できる。
【0020】
スポットライトなどの外部照明を使用する場合に比べ、ウインドーなどのガラス面からの反射が無く画像が見易い。
【0021】
一般の外部照明では、画像面からある程度離れた距離から照明する必要があり、明るい光源を必要とするのに対し、本発明では画像面に極めて近い位置に光源を配置するので、発光ダイオードなどの小さな光源でよく、省エネに寄与する。
【0022】
更に、本表示装置を前後に複数重ねて配置し、個々の表示装置の点灯と消灯を適宜制御することにより、表示される画像が瞬時に切り替わる極めて視認効果の高い電飾看板や電飾パネルが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す表示装置の正面図
【図2】本発明の第1の実施形態を示す表示装置の背面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】本発明の第2の実施形態を示す表示装置の正面図
【図5】本発明の第2の実施形態を示す表示装置の背面図
【図6】図5のB−B断面図
【図7】本発明の第3の実施形態を示す表示装置の正面図
【図8】本発明の第3の実施形態を示す表示装置の背面図
【図9】図8のC−C断面図
【図10】4辺にホルダーを有する構造の正面図
【図11】相対する2辺にホルダーを有する構造の正面図
【図12】1辺のみにホルダーを有する構造の正面図
【図13】本発明の第3の実施形態を示す立面図
【図14】本発明の第4の実施形態を示す見取り図
【図15】本発明の第4の実施形態を示す側面図
【図16】本発明の第5の実施形態を示す見取り図
【図17】本発明の第5の実施形態を示す側面図
【図18】本発明の第6の実施形態を示す見取り図
【図19】本発明の第6の実施形態を示す側面図
【発明を実施するための形態】
【0024】
図1、図2、図3は、本発明の第1の実施例で、ストライプ状パターン2を印刷した自己粘着性を有する透明軟質塩化ビニールシート1が、透明アクリル製の板状素材5の背面に密着貼付されており、前記板状素材5の左右2辺には、光源であるLED6が配置されている。
【0025】
図1において、シート1及び白いパターン2は、透明アクリル製の板状素材5の背後にあるが、アクリル板が透明であるので、敢えて破線ではなく実線で示した。
【0026】
なお、ストライプ状パターン2の上に重ねて描かれる画像については、説明の都合上図1には省略されている。
【0027】
図2は、裏側から見た図で、透明塩化ビニールシート1に黒いストライプ3が印刷されている。
【0028】
図3は、図2のA−A断面図で、4は画像が印刷されている印字層で、2は白色インク層、3は黒色インク層である。
【0029】
前記光源6から発せられ板状素材5の側端面から入射した光は、前記板状素材5の表面ならびに前記透明軟質塩化ビニールシート1のインクの塗布されていない部分では、L1のように全反射を繰り返す。
【0030】
一方、前記透明軟質塩化ビニールシート1のインクの塗布面に入射した光は、L2のように乱反射する。
【0031】
この乱反射光が観察者の目に入り、明るい画像として認識される。
【0032】
なお、上記の過程で、前記シート1が空隙無く前記板状素材5に密着していることが必要で、密着している場合には、前記板状素材5と前記シート1との屈折率が近いため、前記板状素材5内を進行してきた光は前記板状素材5と前記シート1の境界面で全反射することなく、前記シート1内に入射する。
【0033】
もし、前記板状素材5と前記シート1との境界面に空隙があると、前記板状素材5内を進行してきた光は前記境界面で全反射してしまい、画像を照らすことができない。
【0034】
前記シート1の自己粘着性は、空隙無く前記板状素材5に密着するために重要である。
【0035】
また、前記シート1のインクが塗布されていない透明部分では、前記シート1内を進行してきた光が空気との境界面ポイントSでL1のように全反射し、再度前記板状素材5内に戻り全反射をくり返すので、光源から離れた遠方まで光が届くことになり、印字層4に描かれた画像が広範囲に照明される。
【0036】
仮に、ストライプパターンではなく全面が白色の背景に画像が描かれていた場合、画像面の全てで乱反射することになり、光量が急速に失われて印字層に描かれた画像を広く照明することができない。
【0037】
上記の実施例は、シースループリントのストライプパターンを用いたものであるが、縦横に透明のストライプを設けた方眼パターンにおいても、前記板状素材5及び前記シート1内を伝播する光は同様の挙動をすることは明らかである。
【0038】
図4、図5、図6は、本発明の第2の実施例であり、穴開きタイプのシースループリントシート17のオモテ面は白色、裏面は黒色で、無数の穴8が空けられている。
【0039】
図4において、シート17及び白いパターン7は、透明アクリル製の板状素材5の背後にあるが、アクリル板が透明であるので、敢えて破線ではなく実線で示した。
【0040】
11は透明の糊または自己粘着性を有する透明樹脂フィルムで、前記シート17のインク層10に塗布あるいは密着されている。
【0041】
前記板状素材5のエッジから入射した光は、前記板状素材5の表面ならびに前記シート17の穴の部分では、L1のように全反射を繰り返す。
【0042】
一方、前記シート17のインクの塗布部分に入射した光は、L2のように乱反射する。
この乱反射光が観察者の目に入り、明るい画像として認識される。
【0043】
なお、上記の過程で、前記シート17が空隙無く前記板状素材5に密着していることが必要で、密着している場合には、前記板状素材5と前記糊或いは自己粘着性を有する透明樹脂11との屈折率が近いため、前記盤面5内を進行してきた光は前記透明糊或いは自己粘着性を有する透明樹脂11の境界面で全反射することなく、透明糊或いは自己粘着性を有する透明樹脂11内に入射する。
【0044】
また、前記シート17の穴8の部分では、透明糊或いは自己粘着性を有する透明樹脂透シート11が空気に接しており、前記透明糊或いは自己粘着性を有する透明樹脂11内を進行してきた光は、空気との境界面で全反射し、再度前記盤面5内に戻りL1のように全反射をくり返すので、光源から遠方に光が届くことになり、印字層に描かれた画像を照明する。
【0045】
仮に、穴があいておらず全面が白色の背景に画像が描かれていた場合、画像面の全てで乱反射することになり、光量が急速に失われて盤面を広く照明することができない。
【0046】
このように、シースループリントの無数の穴は、シースルー効果に不可欠の物であると共に、全反射を利用した照明にも重要である。
【0047】
図7、図8、図9は、本発明の第3の実施例で、透明アクリル製の板状素材5の表面に印字層4、白いストライプパターン2並びに黒いストライプパターン3が直接シルク印刷されている
【0048】
図7において、白いパターン2は、透明アクリル製の板状素材5の背後にあるが、アクリル板が透明であるので、敢えて破線ではなく実線で示した。
【0049】
光源6から発せられ板状素材5の側端面から入射した光は、前記板状素材5のインクの塗布されていない部分では、板状素材5は空気と境界を接しているため、L1のように全反射を繰り返す。
【0050】
一方、前記板状素材5のインクの塗布面では、板状素材5は空隙を作ることなく印字層4と接しているため、光はL2のように印字層表面に達して乱反射し、この乱反射光が観察者の目に入り、明るい画像として認識される
【0051】
なお、図1から図9には、前記板状素材5と前記光源6を保持するホルダーを省略してある。
【0052】
図10から図12で、前記板状素材5と前記光源6を保持するホルダーを説明する。
【0053】
図10は、板状素材5の4辺にLED6を並べ、ホルダー12で周囲を額縁のように囲った形状である。
【0054】
図11は、相対する2辺をホルダー13で保持した形である。
【0055】
図12は、1辺のみをホルダー14で保持した形である。
【0056】
図1から図9の板状素材5がアクリルのような硬質樹脂で作られている場合には、ホルダー12、13、14は、硬質の樹脂或いは金属ならびに木材などで構成するのが一般的であるが、板状素材5が柔軟性のある軟質透明樹脂で作られている場合は、ホルダー12、13、14を軟質塩化ビニールなどの柔軟な樹脂で作ることにより、曲面に沿って設置可能な照明装置が実現できる。
【0057】
図13は、第4の実施例であり、第1の実施例におけるシースループリントの背面に、暗黒色の遮光板15を設けたもので、裏から外が見えるというシースルー効果は無いが、表の画像が一層鮮明に見える効果があり、壁面に架けるなどのシースルー効果が必要とされない用途に適する。
【0058】
遮光板15は、暗黒色で光を遮るものであれば、紙、布、板などで構わない。
【0059】
なお、図13に描かれているシースループリントの黒いストライプパターン3は、シースルー効果が不要であるから省略可能である。
【0060】
また、第4の実施例は、第2及び第3の実施例においても第1の実施例への適用と同様に実施可能であることは勿論である。
【0061】
図14及び図15は、第5の実施例で、実施例1の表示装置2台を前後に近接して並べた表示装置で、表示装置16aにはシースループリント画像Aが描かれ、表示装置16bには画像Aとは異なるシースループリント画像Bが描かれている。
【062】
夜間など周囲が暗い環境においては、表示装置16aのLEDを点灯し表示装置16bのLEDを消灯した状態では、表示装置16aに描かれた画像Aが視認され、逆に表示装置16aのLEDを消灯し表示装置16bのLEDを点灯した状態では、手前にある表示装置16aの画像Aは見えず、表示装置16aのストライプパターンなどの透明部分を通して、表示装置16bに描かれた画像Bが視認される。
【063】
したがって、表示装置16aと表示装置16bの点灯と消灯を適宜切り代えることにより、視認画像を選択することが可能な表示装置が実現できる。
【0064】
図16、図17は第6の実施例で、18は既存の内照式電飾装置で、16aは実施例1の表示装置で、既存の内照式電飾装置18の前に置かれている。
【0065】
表示装置16aにはシースループリント画像Aが描かれ、既存の内照式電飾装置18には画像Aとは異なるシースループリントではない通常の画像Cが描かれている。
【0066】
第5の実施例と同様に、前記表示装置16aと内照式電飾装置18の光源を適宜入り切りすることにより、視認画像を選択することが可能な表示装置が実現できる。
【0067】
なお、内照式電飾装置18はシースルー機能が無いので、実施例6の表示装置にもシースルー機能は無く、シースルー効果が不要な壁面電飾看板などの用途に適する。
【0068】
図18及び図19は、第7の実施例で、実施例1の表示装置2台を前後に近接して並べた表示装置で、表示装置16cにはシースループリント画像19cが描かれ、表示装置16dにはシースループリント画像19dが描かれている。
【0069】
画像19cは、ストライプ状のパターンの上に描かれているが、画像19c以外の部分は透明であり、同様に画像19dは、ストライプ状のパターンの上に描かれているが、画像19d以外の部分は透明である。
【0070】
画像19dは、画像19cと視覚的に重ならないように配置されており、表示装置16cと表示装置16dを共に点灯しても、奥の画像19dを遮るものが無いので、画像19cと画像19dが共に視認される。
【0071】
初めに表示装置16cだけを点灯し画像19cを見せ、次に表示装置16dも点灯することで、画像19cに画像19dが時間的に後から追加表示され、第4の実施例や第5の実施例のような複数の画像から一つだけを選択表示するのとは異なる表現が可能である。
【0072】
なお、シースルー機能が不要な場合には、表示装置16dを既存の内照式電飾装置に置き換えることが可能である。
【符号の説明】
【0073】
1 軟質塩化ビニール製の透明シート
2 オモテの白いストライプパターン
3 裏面の黒いストライプパターン
4 画像が印刷されている印字層
5 透明なアクリル製の板状素材
6 LED光源
7 穴開きタイプのシースループリントシートのオモテ面のパターン
8 穴開きタイプのシースループリントシートの穴
9 穴開きタイプのシースループリントの黒い裏面のパターン
10 画像が印刷されている印字層
11 透明糊または透明自己粘着樹脂
12、13,14 ホルダー
15 暗黒色の遮光板
16a 印字層に画像Aが描かれた請求項1の表示装置
16b 印字層に画像Bが描かれた請求項1の他の表示装置
16c 印字層の画像以外の部分が透明である請求項1の表示装置
16d 印字層の画像以外の部分が透明である請求項1の他の表示装置
17 穴開きタイプのシースループリントシート
18 内照式電飾装置
19c 表示装置16cに描かれた画像
19d 表示装置16dに描かれた画像
L1 全反射光
L2 乱反射光
S 全反射ポイント
【技術分野】
【0001】
本発明は、設置環境の明暗に影響されずに鮮明な画像が見られるシースループリント表示装置並びに表示画像を選択可能な表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
透明のシートの表面にストライプあるいは方眼を白色インクで無数に印刷した上に画像を描き、裏面はストライプまたは方眼を黒色インクで表の白インクと表裏一体に印刷し、表からだけ画像が見え裏からは景色等が透けて見えるシースループリント、或いは、表面が白く裏面が黒いシートに丸穴を無数に設けることにより同様の効果が得られるシースループリントが実用化されている。(特許文献1参照)
【0003】
また、透明アクリル板の側端面からLED光を照射し、アクリル板の背面に設けた反射板で拡散乱反射した光で、アクリル板前面に設けた乳白色フィルムに描かれた画像などを背面から透過照射する内照式表示板が実用化されている。(特許文献2参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実願 昭55−91051号公報
【特許文献2】特許公開平8−41831号公報
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記シースループリントのシースルー効果の原理は、人は明るい方を注目するという習性を利用したもので、表から見ると、前記シースループリントの透明部分或いは丸穴部分から見える暗い裏側の室内などには目が行かず、表の明るい画像面に目が行き、裏側の室内側から見ると、シースループリントの黒いストライプには目が行かず、前記シースループリントの透明部分或いは丸穴部分から見える明るい景色に目が行くので、外の景色が透けたように見えることにある。
【0007】
したがってシースルー効果を得るには、表の画像面が明るく裏側が暗いという設置環境が必要である。
【0008】
この設置環境が満たされない場合には、画像が見え難いという短所がある。
【0009】
このため、店鋪のウインドーなどに使用した場合、夜間など店鋪内が照明されると表の画像面よりも裏面が明るくなり、画像が殆ど見えなくなるという不都合が生じる。
【0010】
上述の不都合を解決するための手段として、画像面に外部からスポットライトなどで照明する手段があるが、ウインドーのガラス面に照明が反射し、画像が見難いという不都合が生じる。
【0011】
また、照明装置を設置する必要があり、照明装置本体購入費に加え、取り付け工事などの費用が発生する。
【0012】
本発明は、このような従来のシースループリントが有していた本質的な問題を解決しようとするものであり、設置環境の明暗に左右されず、例えば夜間でも視認可能なシースループリント表示装置を実現し、更に本発明の表示装置を複数台用いて、複数枚の画像を選択表示可能な表示装置を実現することを目的とするものである。
【0013】
なお、特許文献2は、エッジライト方式のバックライト表示装置についての発案であり、半透過性の表示対象を背面から照らし透過光を観察者が見る構造であって、背面に設けた反射板などが遮蔽物となり、複数枚の画像を前後に並べて選択的に見ることはできない。
【0014】
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は、透明の板状素材の片面にシースループリント画像を形成した基板と、前記基板の側端面に配置した光源と、前記基板と前記光源を保持するホルダーを具備し、前記基板内を進行する全反射光で前記シースループリント画像を照明することを特徴とする表示装置を実現するものである。
【0016】
なお、シースループリントとは、フレックスビジョン、コントラビジョン、ワンウエイビジョン(何れも登録商標)などの総称で、フィルム或いは布などのシート状の媒体に、無数の穴或いは透明な幾何学模様を設け、穴或いは透明箇所以外のオモテ面には画像が描かれウラ面は暗黒色に塗られ、オモテ側からは画像が視認され、ウラ側からは穴或いは透明箇所を通して見える外部の景色などが視認できる印刷物を意味する。
【発明の効果】
【0017】
従来のシースループリントは、画像面が明るく反対の裏面が暗いという設置条件が必要であったが、本発明の表示装置では、設置環境に左右されること無く、鮮明な画像が見られる。
【0018】
したがって、夜間営業の多い飲食店や昼間でも明るい照明をする美容関係の店鋪などでも使用できる。
【0019】
額縁(フレーム)入りの形状や、タペストリー形状の製品では、店舗の窓などに容易に設置することができ、昼夜を問わずウインドーを利用した効果的な視認効果が期待できる。
【0020】
スポットライトなどの外部照明を使用する場合に比べ、ウインドーなどのガラス面からの反射が無く画像が見易い。
【0021】
一般の外部照明では、画像面からある程度離れた距離から照明する必要があり、明るい光源を必要とするのに対し、本発明では画像面に極めて近い位置に光源を配置するので、発光ダイオードなどの小さな光源でよく、省エネに寄与する。
【0022】
更に、本表示装置を前後に複数重ねて配置し、個々の表示装置の点灯と消灯を適宜制御することにより、表示される画像が瞬時に切り替わる極めて視認効果の高い電飾看板や電飾パネルが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す表示装置の正面図
【図2】本発明の第1の実施形態を示す表示装置の背面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】本発明の第2の実施形態を示す表示装置の正面図
【図5】本発明の第2の実施形態を示す表示装置の背面図
【図6】図5のB−B断面図
【図7】本発明の第3の実施形態を示す表示装置の正面図
【図8】本発明の第3の実施形態を示す表示装置の背面図
【図9】図8のC−C断面図
【図10】4辺にホルダーを有する構造の正面図
【図11】相対する2辺にホルダーを有する構造の正面図
【図12】1辺のみにホルダーを有する構造の正面図
【図13】本発明の第3の実施形態を示す立面図
【図14】本発明の第4の実施形態を示す見取り図
【図15】本発明の第4の実施形態を示す側面図
【図16】本発明の第5の実施形態を示す見取り図
【図17】本発明の第5の実施形態を示す側面図
【図18】本発明の第6の実施形態を示す見取り図
【図19】本発明の第6の実施形態を示す側面図
【発明を実施するための形態】
【0024】
図1、図2、図3は、本発明の第1の実施例で、ストライプ状パターン2を印刷した自己粘着性を有する透明軟質塩化ビニールシート1が、透明アクリル製の板状素材5の背面に密着貼付されており、前記板状素材5の左右2辺には、光源であるLED6が配置されている。
【0025】
図1において、シート1及び白いパターン2は、透明アクリル製の板状素材5の背後にあるが、アクリル板が透明であるので、敢えて破線ではなく実線で示した。
【0026】
なお、ストライプ状パターン2の上に重ねて描かれる画像については、説明の都合上図1には省略されている。
【0027】
図2は、裏側から見た図で、透明塩化ビニールシート1に黒いストライプ3が印刷されている。
【0028】
図3は、図2のA−A断面図で、4は画像が印刷されている印字層で、2は白色インク層、3は黒色インク層である。
【0029】
前記光源6から発せられ板状素材5の側端面から入射した光は、前記板状素材5の表面ならびに前記透明軟質塩化ビニールシート1のインクの塗布されていない部分では、L1のように全反射を繰り返す。
【0030】
一方、前記透明軟質塩化ビニールシート1のインクの塗布面に入射した光は、L2のように乱反射する。
【0031】
この乱反射光が観察者の目に入り、明るい画像として認識される。
【0032】
なお、上記の過程で、前記シート1が空隙無く前記板状素材5に密着していることが必要で、密着している場合には、前記板状素材5と前記シート1との屈折率が近いため、前記板状素材5内を進行してきた光は前記板状素材5と前記シート1の境界面で全反射することなく、前記シート1内に入射する。
【0033】
もし、前記板状素材5と前記シート1との境界面に空隙があると、前記板状素材5内を進行してきた光は前記境界面で全反射してしまい、画像を照らすことができない。
【0034】
前記シート1の自己粘着性は、空隙無く前記板状素材5に密着するために重要である。
【0035】
また、前記シート1のインクが塗布されていない透明部分では、前記シート1内を進行してきた光が空気との境界面ポイントSでL1のように全反射し、再度前記板状素材5内に戻り全反射をくり返すので、光源から離れた遠方まで光が届くことになり、印字層4に描かれた画像が広範囲に照明される。
【0036】
仮に、ストライプパターンではなく全面が白色の背景に画像が描かれていた場合、画像面の全てで乱反射することになり、光量が急速に失われて印字層に描かれた画像を広く照明することができない。
【0037】
上記の実施例は、シースループリントのストライプパターンを用いたものであるが、縦横に透明のストライプを設けた方眼パターンにおいても、前記板状素材5及び前記シート1内を伝播する光は同様の挙動をすることは明らかである。
【0038】
図4、図5、図6は、本発明の第2の実施例であり、穴開きタイプのシースループリントシート17のオモテ面は白色、裏面は黒色で、無数の穴8が空けられている。
【0039】
図4において、シート17及び白いパターン7は、透明アクリル製の板状素材5の背後にあるが、アクリル板が透明であるので、敢えて破線ではなく実線で示した。
【0040】
11は透明の糊または自己粘着性を有する透明樹脂フィルムで、前記シート17のインク層10に塗布あるいは密着されている。
【0041】
前記板状素材5のエッジから入射した光は、前記板状素材5の表面ならびに前記シート17の穴の部分では、L1のように全反射を繰り返す。
【0042】
一方、前記シート17のインクの塗布部分に入射した光は、L2のように乱反射する。
この乱反射光が観察者の目に入り、明るい画像として認識される。
【0043】
なお、上記の過程で、前記シート17が空隙無く前記板状素材5に密着していることが必要で、密着している場合には、前記板状素材5と前記糊或いは自己粘着性を有する透明樹脂11との屈折率が近いため、前記盤面5内を進行してきた光は前記透明糊或いは自己粘着性を有する透明樹脂11の境界面で全反射することなく、透明糊或いは自己粘着性を有する透明樹脂11内に入射する。
【0044】
また、前記シート17の穴8の部分では、透明糊或いは自己粘着性を有する透明樹脂透シート11が空気に接しており、前記透明糊或いは自己粘着性を有する透明樹脂11内を進行してきた光は、空気との境界面で全反射し、再度前記盤面5内に戻りL1のように全反射をくり返すので、光源から遠方に光が届くことになり、印字層に描かれた画像を照明する。
【0045】
仮に、穴があいておらず全面が白色の背景に画像が描かれていた場合、画像面の全てで乱反射することになり、光量が急速に失われて盤面を広く照明することができない。
【0046】
このように、シースループリントの無数の穴は、シースルー効果に不可欠の物であると共に、全反射を利用した照明にも重要である。
【0047】
図7、図8、図9は、本発明の第3の実施例で、透明アクリル製の板状素材5の表面に印字層4、白いストライプパターン2並びに黒いストライプパターン3が直接シルク印刷されている
【0048】
図7において、白いパターン2は、透明アクリル製の板状素材5の背後にあるが、アクリル板が透明であるので、敢えて破線ではなく実線で示した。
【0049】
光源6から発せられ板状素材5の側端面から入射した光は、前記板状素材5のインクの塗布されていない部分では、板状素材5は空気と境界を接しているため、L1のように全反射を繰り返す。
【0050】
一方、前記板状素材5のインクの塗布面では、板状素材5は空隙を作ることなく印字層4と接しているため、光はL2のように印字層表面に達して乱反射し、この乱反射光が観察者の目に入り、明るい画像として認識される
【0051】
なお、図1から図9には、前記板状素材5と前記光源6を保持するホルダーを省略してある。
【0052】
図10から図12で、前記板状素材5と前記光源6を保持するホルダーを説明する。
【0053】
図10は、板状素材5の4辺にLED6を並べ、ホルダー12で周囲を額縁のように囲った形状である。
【0054】
図11は、相対する2辺をホルダー13で保持した形である。
【0055】
図12は、1辺のみをホルダー14で保持した形である。
【0056】
図1から図9の板状素材5がアクリルのような硬質樹脂で作られている場合には、ホルダー12、13、14は、硬質の樹脂或いは金属ならびに木材などで構成するのが一般的であるが、板状素材5が柔軟性のある軟質透明樹脂で作られている場合は、ホルダー12、13、14を軟質塩化ビニールなどの柔軟な樹脂で作ることにより、曲面に沿って設置可能な照明装置が実現できる。
【0057】
図13は、第4の実施例であり、第1の実施例におけるシースループリントの背面に、暗黒色の遮光板15を設けたもので、裏から外が見えるというシースルー効果は無いが、表の画像が一層鮮明に見える効果があり、壁面に架けるなどのシースルー効果が必要とされない用途に適する。
【0058】
遮光板15は、暗黒色で光を遮るものであれば、紙、布、板などで構わない。
【0059】
なお、図13に描かれているシースループリントの黒いストライプパターン3は、シースルー効果が不要であるから省略可能である。
【0060】
また、第4の実施例は、第2及び第3の実施例においても第1の実施例への適用と同様に実施可能であることは勿論である。
【0061】
図14及び図15は、第5の実施例で、実施例1の表示装置2台を前後に近接して並べた表示装置で、表示装置16aにはシースループリント画像Aが描かれ、表示装置16bには画像Aとは異なるシースループリント画像Bが描かれている。
【062】
夜間など周囲が暗い環境においては、表示装置16aのLEDを点灯し表示装置16bのLEDを消灯した状態では、表示装置16aに描かれた画像Aが視認され、逆に表示装置16aのLEDを消灯し表示装置16bのLEDを点灯した状態では、手前にある表示装置16aの画像Aは見えず、表示装置16aのストライプパターンなどの透明部分を通して、表示装置16bに描かれた画像Bが視認される。
【063】
したがって、表示装置16aと表示装置16bの点灯と消灯を適宜切り代えることにより、視認画像を選択することが可能な表示装置が実現できる。
【0064】
図16、図17は第6の実施例で、18は既存の内照式電飾装置で、16aは実施例1の表示装置で、既存の内照式電飾装置18の前に置かれている。
【0065】
表示装置16aにはシースループリント画像Aが描かれ、既存の内照式電飾装置18には画像Aとは異なるシースループリントではない通常の画像Cが描かれている。
【0066】
第5の実施例と同様に、前記表示装置16aと内照式電飾装置18の光源を適宜入り切りすることにより、視認画像を選択することが可能な表示装置が実現できる。
【0067】
なお、内照式電飾装置18はシースルー機能が無いので、実施例6の表示装置にもシースルー機能は無く、シースルー効果が不要な壁面電飾看板などの用途に適する。
【0068】
図18及び図19は、第7の実施例で、実施例1の表示装置2台を前後に近接して並べた表示装置で、表示装置16cにはシースループリント画像19cが描かれ、表示装置16dにはシースループリント画像19dが描かれている。
【0069】
画像19cは、ストライプ状のパターンの上に描かれているが、画像19c以外の部分は透明であり、同様に画像19dは、ストライプ状のパターンの上に描かれているが、画像19d以外の部分は透明である。
【0070】
画像19dは、画像19cと視覚的に重ならないように配置されており、表示装置16cと表示装置16dを共に点灯しても、奥の画像19dを遮るものが無いので、画像19cと画像19dが共に視認される。
【0071】
初めに表示装置16cだけを点灯し画像19cを見せ、次に表示装置16dも点灯することで、画像19cに画像19dが時間的に後から追加表示され、第4の実施例や第5の実施例のような複数の画像から一つだけを選択表示するのとは異なる表現が可能である。
【0072】
なお、シースルー機能が不要な場合には、表示装置16dを既存の内照式電飾装置に置き換えることが可能である。
【符号の説明】
【0073】
1 軟質塩化ビニール製の透明シート
2 オモテの白いストライプパターン
3 裏面の黒いストライプパターン
4 画像が印刷されている印字層
5 透明なアクリル製の板状素材
6 LED光源
7 穴開きタイプのシースループリントシートのオモテ面のパターン
8 穴開きタイプのシースループリントシートの穴
9 穴開きタイプのシースループリントの黒い裏面のパターン
10 画像が印刷されている印字層
11 透明糊または透明自己粘着樹脂
12、13,14 ホルダー
15 暗黒色の遮光板
16a 印字層に画像Aが描かれた請求項1の表示装置
16b 印字層に画像Bが描かれた請求項1の他の表示装置
16c 印字層の画像以外の部分が透明である請求項1の表示装置
16d 印字層の画像以外の部分が透明である請求項1の他の表示装置
17 穴開きタイプのシースループリントシート
18 内照式電飾装置
19c 表示装置16cに描かれた画像
19d 表示装置16dに描かれた画像
L1 全反射光
L2 乱反射光
S 全反射ポイント
【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明の板状素材の片面にシースループリント画像を形成した基板と、前記基板の側端面に配置した光源と、前記基板と前記光源を保持するホルダーを具備し、前記基板内を進行する全反射光で前記シースループリント画像を照明することを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記シースループリント画像が、自己粘着性を有する透明樹脂フィルムに印刷されており、前記透明樹脂フィルムの自己粘着力で前記板状素材に密着させて前記基板を形成したことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記シースループリント画像が、透明樹脂フィルムに印刷されており、そのシートの印刷面に付加された透明な接着剤或いは自己粘着性を有する透明樹脂を用いて、前記板状素材に密着させて前記基板を形成したことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記シースループリント画像が、無数に穴のあいたシートに印刷されており、そのシートの印刷面に付加された透明な接着剤或いは自己粘着性を有する透明樹脂を用いて、前記板状素材に密着させて前記基板を形成したことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記シースループリント画像が、前記板状素材に直接印刷されて前記基板を形成したことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
前記シースループリント画像の背後に、暗黒色の遮光板を設けたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項7】
前記請求項1の表示装置を前後に複数台配置し、前記表示装置の光源を適宜入切して、前記表示装置の画像を選択表示することが可能な表示装置。
【請求項8】
前記請求項1の表示装置を、内照式電飾装置の前面に1台或いは複数台配置し、前記請求項1の表示装置の光源と前記内照式電飾装置の光源を適宜入切して、前記画像と前記内照式電飾装置の画像を選択表示することが可能な表示装置。
【請求項1】
透明の板状素材の片面にシースループリント画像を形成した基板と、前記基板の側端面に配置した光源と、前記基板と前記光源を保持するホルダーを具備し、前記基板内を進行する全反射光で前記シースループリント画像を照明することを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記シースループリント画像が、自己粘着性を有する透明樹脂フィルムに印刷されており、前記透明樹脂フィルムの自己粘着力で前記板状素材に密着させて前記基板を形成したことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記シースループリント画像が、透明樹脂フィルムに印刷されており、そのシートの印刷面に付加された透明な接着剤或いは自己粘着性を有する透明樹脂を用いて、前記板状素材に密着させて前記基板を形成したことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記シースループリント画像が、無数に穴のあいたシートに印刷されており、そのシートの印刷面に付加された透明な接着剤或いは自己粘着性を有する透明樹脂を用いて、前記板状素材に密着させて前記基板を形成したことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記シースループリント画像が、前記板状素材に直接印刷されて前記基板を形成したことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
前記シースループリント画像の背後に、暗黒色の遮光板を設けたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項7】
前記請求項1の表示装置を前後に複数台配置し、前記表示装置の光源を適宜入切して、前記表示装置の画像を選択表示することが可能な表示装置。
【請求項8】
前記請求項1の表示装置を、内照式電飾装置の前面に1台或いは複数台配置し、前記請求項1の表示装置の光源と前記内照式電飾装置の光源を適宜入切して、前記画像と前記内照式電飾装置の画像を選択表示することが可能な表示装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【公開番号】特開2012−53435(P2012−53435A)
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−276351(P2010−276351)
【出願日】平成22年11月24日(2010.11.24)
【出願人】(508369467)株式会社モアクリエイティブ (3)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年11月24日(2010.11.24)
【出願人】(508369467)株式会社モアクリエイティブ (3)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]