説明

表示装置

【課題】照明部材を衝撃から保護することが可能な表示装置を提供することにある。
【解決手段】表示パネルと、前記表示パネルの背面全体を覆う後部外装部材と、照明部材と、前記後部外装部材の底面内側に取り付けられた固定部,前記固定部から張り出す腕部,および前記腕部の先端に前記後部外装部材から浮いた状態に設けられ、前記照明部材を支持する支持部を有する支持部材とを備えた表示装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、テレビジョン装置などの表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビジョン装置などの表示装置では、液晶パネルの後方に、直線状のランプ(照明部材)が並べて配置されている。このランプは、ボトムモールド(後部外装部材)の底面の内表面に設けられたランプサポートと呼ばれる円弧状の突起に保持されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−185908号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、ランプを支持する円弧状の突起が、その直下でボトムモールドに固定されていたので、ボトムモールドに衝撃が加えられた場合に、その衝撃が直にランプに伝わってしまい、ランプが破損するおそれがあるという問題があった。この問題は、ボトムモールドが、液晶パネル等を収容するバックシャーシ(後部筐体)を兼ねている場合には、より深刻なものとなっていた。
【0005】
本開示の目的は、照明部材を衝撃から保護することが可能な表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の表示装置は、以下の(A)〜(D)の構成要素を備えたものである。
(A)表示パネル
(B)表示パネルの背面全体を覆う後部外装部材
(C)照明部材
(D)後部外装部材の底面内側に取り付けられた固定部,固定部から張り出す腕部,および腕部の先端に後部外装部材から浮いた状態に設けられ、照明部材を支持する支持部を有する支持部材
【0007】
本開示の表示装置では、照明部材を支持する支持部が、腕部の先端に後部外装部材から浮いた状態に設けられている。よって、後部外装部材における支持部の裏側の位置に衝撃が加えられた場合には、支持部に支持された照明部材がその衝撃を受けるおそれが小さい。また、後部外装部材における固定部の裏側の位置に衝撃が加えられた場合には、その衝撃は腕部を伝達する際に緩和される。
【発明の効果】
【0008】
本開示の表示装置によれば、腕部の先端の支持部により照明部材を支持させ、この支持部を、後部外装部材から浮いた状態としたので、照明部材を衝撃から保護することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本開示の一実施の形態に係る表示装置を前面側および背面側から見た外観を表す斜視図である。
【図2】図1に示した本体部を分解して表す斜視図である。
【図3】図2に示した照明部材およびバランサー基板を表す平面図である。
【図4】図2に示した後部外装部材を内側から見た構成を表す斜視図である。
【図5】図3に示したランプホルダーの一つを拡大して表す斜視図である。
【図6】図2に示した後部外装部材の内側に、照明部材,バランサー基板および反射シートを配置した状態を表す斜視図である。
【図7】図6に示した照明部材の第2発光部近傍を拡大して表す斜視図および断面図である。
【図8】図6のVIII−VIII線における断面図である。
【図9】図6のIX−IX線における断面図である。
【図10】図9に示した突片の作用を説明するための平面図である。
【図11】図1に示した本体部を背面側から見た構成を表す平面図である。
【図12】図11に示した後部外装部材の背面外側から被覆部材,電源基板,信号基板および取付金具を取り外した状態を表す斜視図である。
【図13】図11に示した本体部の背面に壁掛けブラケットを取り付けた状態を表す側面図である。
【図14】図11のXIV−XIV線における断面図である。
【図15】図11のXV−XV線における断面図である。
【図16】図11のXVI−XVI線における断面図である。
【図17】(A)は図2に示した中間筐体の全体構成を表す斜視図であり、(B)は(A)に示した鉤部を拡大して表す斜視図である。
【図18】図17に示した鉤部にソース基板を保持させた状態を表す斜視図である。
【図19】図1に示した表示装置の製造方法を工程順に表す分解斜視図である。
【図20】図19に続く工程を表す斜視図である。
【図21】図20に続く工程を表す斜視図である。
【図22】図5に示したランプホルダーの作用を説明するための斜視図である。
【図23】図5に示したランプホルダーに対する衝撃を、通常の場合と比較して説明するための断面図である。
【図24】変形例1に係る遮光部材の構成を表す斜視図である。
【図25】変形例2に係る遮光部材の構成を表す斜視図である。
【図26】変形例3に係る遮光部材の構成を表す断面図である。
【図27】図26に示した遮光部材の一例を表す平面図である。
【図28】図26に示した遮光部材の他の例を表す平面図である。
【図29】表示装置の適用例1の外観を表す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態(遮光部材が、後部筐体における第2発光部の周囲の位置に貼り付けられた黒色接着テープである例)
2.変形例1(遮光部材が、第2発光部に被せられた黒色ゴムチューブである例)
3.変形例2(遮光部材が、第2発光部に巻き付けられた黒色接着テープである例)
4.変形例3(遮光部材が、反射シートの開口内に露出した黒色の後部外装部材である例)
5.適用例
【0011】
図1は、本開示の一実施の形態に係る表示装置の外観を表したものである。この表示装置1は、例えば薄型テレビジョン装置として用いられるものであり、画像表示のための平板状の本体部2をスタンド3により支持した構成を有している。なお、表示装置1は、スタンド3を本体部2に取付けた状態で、床,棚または台などの水平面に載置して据置型として用いられるが、スタンド3を本体部2から取り外した状態で壁掛型として用いることも可能である。
【0012】
図2は、図1に示した本体部2を分解して表したものである。本体部2は、例えば、前面側(視聴者側)から、前部外装部材(ベゼル)11,前部金具12,表示パネル13,中間筐体(ミドルシャーシ)14,光学シート15,照明部材16,バランサー基板17,反射シート18および後部外装部材(リアカバー)19をこの順に有している。前部外装部材11は、表示パネル13の前面周縁部を覆う額縁状の部材であり、下方には一対のスピーカー20が配置されている。後部外装部材19は表示パネル13の背面全体を覆う樹脂部品である。後部外装部材19の底面外側および側面外側は、本体部2の体裁面(最表面)を構成している。後部外装部材19の外側下方には、電源基板21および信号基板22が実装されると共に取付金具23が固定されている。取付金具23は、壁掛けブラケットの取付、基板等の取付およびスタンド3の取付のためのものである。電源基板21,信号基板22および取付金具23は、被覆部材24により覆われている。
【0013】
後部外装部材19は、表示パネル13ないし反射シート18を収容する後部筐体(バックシャーシ)を兼ねている。すなわち、本実施の形態では、従来から採用されている金属よりなる後部筐体(バックシャーシ)と樹脂よりなる後部外装部材(リアカバー)との二重構造ではなく、後部外装部材19のみによる一重構造をとっている。これにより、従来の金属よりなる後部筐体(バックシャーシ)を廃止し、部品の削減が可能となる。よって、表示装置1の軽量化、製造工程の簡素化およびコスト削減が可能となる。
【0014】
前部金具12は、壁掛けブラケットの固定の耐久性を高め、壁掛け時の安全性を向上させるために、表示パネル13の前面周縁部のうち上方中央部および下方中央部に設けられた金属部品である。なお、従来では、前部金具12ではなく、枠状の金属部品である前部筐体(トップシャーシ)を設けており、金属よりなる後部筐体に表示パネル13,中間筐体14,光学シート15,照明部材16および反射シート18を収容し、表示パネル13の前面周縁部を枠状の前部筐体で覆うことによりパネルモジュールを構成している。前部金具12は、この前部筐体の一部を残存させたものである。しかしながら、本実施の形態では上述したように従来の金属よりなる後部筐体を廃止しており、前部筐体または前部金具12についても後部筐体と同様に完全に省略してしまうことも可能である。
【0015】
表示パネル13は、例えば、液晶セル13Aと、ソース基板13Bと、これらを接続するCOF(Chip On Film)などの可撓性基板13Cとを有している(図2には図示せず、図18参照。)。中間筐体14は、表示パネル13および光学シート15を保持する枠状の樹脂部品である。光学シート15は、拡散板などの樹脂板である。
【0016】
照明部材16は、例えば複数(図2では例えば4本)のU字形の冷陰極管により構成されている。具体的には、照明部材16は、図3に示したように、同方向に並べられた直線状の複数(図3では例えば2本)の第1発光部16Aと、複数の第1発光部16Aどうしを繋ぐ第2発光部16Bとを有している。
【0017】
バランサー基板17は、後部外装部材19の底面内側に、後部外装部材19の辺に沿って設けられている。バランサー基板17には、例えば図3に示したように、複数のコネクタ17Aが実装されており、各コネクタ17Aに照明部材16の第1発光部16Aの先端部が接続されている。なお、照明部材16はU字管に限らず直線管でもよい。
【0018】
図2に示した反射シート18は、照明部材16からの光を表示パネル13側に反射させるためのものであり、後部外装部材19の内側の底面および四つの側面に設けられている。反射シート18は、複数枚(例えば4枚〜5枚)に分かれており、後述する支持部材30を通すための切り込みや、照明部材16を通すための貫通孔などが適宜設けられている。また、本実施の形態では、バランサー基板17が後部外装部材19の底面内側に設けられるので、反射シート18は、バランサー基板17を隠す役割も有している。
【0019】
図4は、図2に示した後部外装部材19を内側から見た構成を表したものである。後部外装部材19の底面内側には、照明部材16を支持する支持部材30が設けられている。支持部材30は、各照明部材16につき2個ずつ設置されている。支持部材30は、例えば、図5に示したように、固定部31と、2本の腕部32と、支持部33と、針部34とを有している。固定部31は、後部外装部材19の底面内側に取り付けられている。2本の腕部32は、固定部31から両側に張り出している。支持部33は、腕部32の先端に、後部外装部材19から浮いた状態に設けられている。これにより、この表示装置1では、照明部材16を衝撃から保護することが可能となっている。
【0020】
支持部33は、例えば円弧の形状を有しており、内周面に設けられた3箇所の突起33A,33B,33Cにより照明部材16を点接触状態で保持するようになっている。針部34は、後部外装部材19と光学シート15との間隔を保持するスペーサとしての機能を有している。
【0021】
このような支持部材30は、例えば、後部外装部材19と一体成形されていることも可能であるし、後部外装部材19とは別部材として構成されていることも可能である。前者の場合には、支持部材30は白色樹脂により構成されているので、後部外装部材19も白色樹脂により構成される。その場合、後部外装部材19および支持部材30の構成材料としては、紫外線による黄変を抑えるため、耐光性に優れた白色の樹脂、例えばPC樹脂(ポリカーボネート樹脂)にABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂)を添加したものが好ましい。後者の場合には、支持部材30は白色樹脂により構成する必要があるが、後部外装部材19の色は特に限定されない。
【0022】
図6は、図2に示した後部外装部材19の内側に、照明部材16,バランサー基板17および反射シート18を配置した状態を表したものである。図7は、図6に示した照明部材16の第2発光部16B近傍を拡大して表したものである。照明部材16は、反射シート18上に、支持部材30により支持されて並べて配置されている。照明部材16の第2発光部16Bには、遮光部材40が設けられていることが好ましい。これにより、画面内の輝度の不均一を抑えることが可能となる。
【0023】
具体的には、遮光部材40は、後部外装部材19における第2発光部16Bの周囲の位置に貼り付けられた黒色接着テープである。黒色接着テープとしては、市販の黒色のPET(ポリエチレンテレフタレート)製粘着テープ等を使用することが可能である。遮光部材40は、黒色のほか灰色(グレー)等でもよく、白以外の無彩色または有彩色であれば特に限定されない。なお、後部外装部材19の底面および四つの側面には上述したように反射シート18が敷き詰められているので、遮光部材40である黒色接着テープは後部外装部材19自体ではなく反射シート18に貼り付けられていることは言うまでもない。
【0024】
遮光部材40は、例えば、後部外装部材19における第2発光部16Bの下の位置、より望ましくは直下の位置に貼り付けられている。遮光部材40の外側(幅方向左側)の端は、第2発光部16Bの外側の端に合わせられていることが望ましい。また、遮光部材40は、第2発光部16Bの長手方向全体にわたって設けられていることが好ましい。遮光部材40が第2発光部16Bの縦の長さを超えない(すなわち、遮光部材40が第1発光部16Aにかからない)ほうが、輝度むらを生じにくくすることが可能となるからである。
【0025】
具体的には、遮光部材40である黒色接着テープの幅は例えば10mmであり、長さは例えば40mmである。照明部材16の直径は例えば4mmであり、二本の第1発光部16Aの間隔(ピッチ)は例えば45mmである。照明部材16の中心から反射シート18までの距離は例えば6.5mmである。
【0026】
図8は、図6のVIII−VIII線における断面構成を表したものである。図9は、図6のIX−IX線における断面構成を表したものである。バランサー基板17は、後部外装部材19の底面内側に、後部外装部材19の辺に沿って設けられている。後部外装部材19は、バランサー基板17に実装された複数のコネクタ17Aの間の位置に、突片19Aを有している。この突片19Aは、コネクタ17Aからの発熱により後部外装部材19が局所的に高温となるのを抑えるためのものであり、後部外装部材19の側面内側から、複数のコネクタ17Aの配列方向に交差する方向に突出している。
【0027】
すなわち、コネクタ17Aで発生した熱の気流19Bは、突片19Aを設けない場合には、図10(A)の点線矢印で示したように、コネクタ17Aの近傍から真上に進む。そのため、後部外装部材19では、図10(B)に示したように、コネクタ17Aの裏と、上の側面とに、局所的な高温部19Cが形成される。本実施の形態では、後部外装部材19の側面内側に突片19Aを設けることにより、図10(A)の実線矢印で示したように、真上に上がっていく熱の気流19Bを逸らし、高温部19Cの形成を抑えることが可能となる。
【0028】
なお、このような突片19Aは、反射シート18を遮らず、バランサー基板17に接触しない空間範囲内に設けられていることが望ましい。
【0029】
また、後部外装部材19は、図8に示したように、底面内側における、複数のコネクタ17Aの下の位置に窪み(薄肉部)19Dを有している。この窪み19Dは、コネクタ17Aの下に空気層を形成することにより、コネクタ17Aで発生した熱を逃がしやすくするためのものである。窪み19Dの深さは例えば0.5mm程度である。また、バランサー基板17は両面接着テープ等により後部外装部材19に固定されており、バランサー基板17と後部外装部材19との間には例えば0.8mm程度の隙間がある。よって、窪み19Dを設けることにより、コネクタ17Aの下に例えば合計1.3mm程度の空気層を確保し、放熱性能を向上させることが可能となる。
【0030】
図11は、図1に示した本体部2を背面側から見た平面構成を表したものである。後部外装部材19の周縁部には、前部外装部材11との固定のための複数のねじ孔19Eが設けられている。後部外装部材19の外側下方領域には被覆部材24が被せられている。被覆部材24の内側には、電源基板21,信号基板22および壁掛けブラケットの取付金具23(図11には図示せず、いずれも図2参照。)が設けられている。被覆部材24の下方には、取付金具23を固定するためのねじ孔24Aが設けられている。
【0031】
図12は、図11に示した後部外装部材19の背面外側から被覆部材24,電源基板21,信号基板22および取付金具23を取り外した状態を表したものである。後部外装部材19の外側下方には、一対のボス19Fと、傘状リブ19Gとが設けられている。
【0032】
一対のボス19Fは、壁掛けブラケット(図13参照。)の下部を固定するためのものである。被覆部材24は、この一対のボス19Fに整合する位置に、通し孔24Bを有している。一対のボス19Fおよび通し孔24Bは、本体部2に内蔵された下部VESA(Video Electronics Standard Association)穴を構成するものである。
【0033】
傘状リブ19Gは、この一対のボス19Fの中間の上方位置から左斜め下方および右斜め下方に伸びる、三角形の二辺をなす形状を有している。このような傘状リブ19Gを設けることにより、後部外装部材19の体裁面(底面外側および側面外側)に付着した油により一対のボス19Fが腐食し破損するのを抑えることが可能となる。
【0034】
図11に示した後部外装部材19の外側上方中央には、一対の連結部品51が設けられている。この連結部品51は、図13に示したように、本体部2の背面に壁掛けブラケット52を取り付ける際に、後部外装部材19の底面外側上方と、壁掛けブラケット52の上部とを連結する、壁掛け用アタッチメントである。また、後部外装部材19の底面外側上方と壁掛けブラケット52の上部との間には、図13に示したように、被覆部材24と後部外装部材19の底面外側との段差に起因する隙間Gが生じているが、この隙間Gは連結部品51により吸収されている。
【0035】
図14は、図11のXIV−XIV線における断面構成を表したものである。連結部品51の一端は、ねじ51Aにより、後部外装部材19および前部金具12に設けられた上部VESA穴51Bに固定されている。連結部材51を、樹脂よりなる後部外装部材19だけでなく金属よりなる前部金具12に固定することにより、壁掛けブラケット52の固定の耐久性を高め、壁掛け時の安全性を向上させることが可能となる。連結部品51の他端には、実際に壁掛けブラケット52が固定されるねじ孔51Cが設けられている。
【0036】
図15は、図11のXV−XV線における断面構成を表したものである。図2に示した壁掛けブラケットの取付金具23の下端は、ねじ23Aにより、被覆部材24,後部外装部材19および前部金具12に固定されている。取付金具23の下端を、樹脂よりなる後部外装部材19および被覆部材24だけでなく金属よりなる前部金具12に固定することにより、壁掛けブラケット52の固定の耐久性を高め、壁掛け時の安全性を向上させることが可能となる。
【0037】
図16は、図11のXVI−XVI線における断面構成を表したものである。後部外装部材19の底面外側下方の左側には、上述したように電源基板21が実装されている。この電源基板21は、電子部品実装面21Aを後部外装部材19に対向させて配設されていることが好ましい。これにより、スペースを最大に活用し、表示装置1の本体部2の厚みを薄くすることが可能となる。
【0038】
図17(A)は、図2に示した中間筐体14の全体構成を表したものである。中間筐体14は、枠状本体14Aと、図17(B)に拡大して示したように、枠状本体14Aから下方に突出する外向きの鉤部14Bとを有している。枠状本体14Aは、表示パネル13の液晶セル13Aを載せるためのものである。鉤部14Bは、図18に示したように、ソース基板13Bを、枠状本体14Aに載せられた液晶セル13Aから垂れ下がる状態に保持するものである。より詳細には、鉤部14Bは、製造工程においてソース基板13Bを仮置きすることにより、可撓性基板13Cへのストレスを低減し、製造工程での可撓性基板13Cの破損を抑えるためのものである。
【0039】
この表示装置1は、例えば、次のようにして製造することができる。
【0040】
図19ないし図21は、この表示装置1の製造方法を工程順に表したものである。まず、図19に示したように、後部外装部材19の底面内側に、複数のコネクタ17Aが実装さえたバランサー基板17を、後部外装部材19の辺に沿って設ける。
【0041】
次いで、後部外装部材19の底面および三方の側面に反射シート18を敷き詰める。また、同じく図19に示したように、反射シート18における、照明部材16の第2発光部16Bの下の位置、望ましくは直下の位置に、黒色接着テープよりなる遮光部材40を貼り付ける。
【0042】
続いて、同じく図19に示したように、支持部材30の支持部33に照明部材16を嵌め込んで保持させ、照明部材16の第1発光部16Aの先端部をコネクタ17Aに接続する。バランサー基板17を反射シート18で隠す。
【0043】
そののち、図20(B)に示したように、支持部材30の針部34の上に光学シート15を載せる。
【0044】
一方、図20(A)に示したように、全自動ジグ(図示せず)を用いて表示パネル13を中間筐体14に挿入する。このとき、中間筐体14には下方・外向きの鉤部14Bが設けられているので、枠状本体14Aに液晶セル13Aを載せると、図18に示したように、ソース基板13Bは、鉤部14Bにより、枠状本体14Aに載せられた液晶セル13Aから垂れ下がる状態に保持される(仮置き状態)。
【0045】
続いて、図21に示したように、表示パネル13を載せた中間筐体14を後部外装部材19に挿入する。これにより、ソース基板13Bは仮置き状態のままで後部外装部材19の所定の収容位置に差し込まれ、後部外装部材19の内側に設けられた嵌合部(図示せず)に受理される。
【0046】
これに対して、中間筐体14が鉤部14Bを有しない場合には、表示パネル13を後部外装部材19に収容するまでの工程では、ソース基板13Bおよび可撓性基板13Cがどこにも掛止されずに自由に動ける状態となっている。そのため、中間筐体14を後部外装部材19に挿入する際に、ソース基板13Bが後部外装部材19の上端に乗ってしまい、改めて手作業でソース基板13Bを後部外装部材19の所定の収容位置に差し込む必要が生じる。この手作業の際に、可撓性基板13が折り曲げなどのストレスを受け、損傷を受けるおそれがある。本実施の形態では、製造工程においてソース基板13Bを鉤部14Bに仮置きすることにより、可撓性基板13Cへのストレスを低減し、製造工程での可撓性基板13Cの破損を抑えることが可能となる。
【0047】
そののち、表示パネル13の前面周縁部に前部金具12を取り付け、スピーカー20を配設した前部外装部材11を固定する。また、後部筐体28の背面下方に電源基板21および信号基板22を実装し、壁掛けブラケットの取付金具23を固定する。そののち、後部外装部材19の底面外側下方の領域を被覆部材24で被覆する。
【0048】
このようにして、図1に示した本体部2が形成される。最後に、本体部2の背面にスタンド3を取り付けることにより、図1に示した表示装置1が完成する。
【0049】
この表示装置1では、照明部材16からの光は、直接、または反射シート18により反射され、光学シート15により均一に拡散されて表示パネル13の液晶セル13Aに入射する。この入射光は、偏光板(図示せず)を通過した後、液晶セル13Aの一対の基板(図示せず)間に印加された映像電圧に基づいて画素毎に変調されつつ液晶層(図示せず)を透過する。液晶層を透過した光は、カラーフィルタ(図示せず)を通過することにより、カラーの表示光として偏光板(図示せず)の外側へ取り出される。
【0050】
ここでは、照明部材16を支持する支持部33が、腕部32の先端に後部外装部材19から浮いた状態に設けられている。よって、図22に示したように、後部外装部材19における支持部33の裏側の位置に衝撃S1が加えられた場合には、支持部33に支持された照明部材16がその衝撃S1を受けるおそれが小さい。また、後部外装部材19における固定部31の裏側の位置に衝撃S2が加えられた場合には、その衝撃S2は腕部32を伝達する際に緩和される。
【0051】
ちなみに、通常の表示装置では、図23(A)に示したように、金属よりなる後部筐体(バックシャーシ)119Aと樹脂よりなる後部外装部材(リアカバー)119Bとの二重構造を有しているので、背面からの衝撃S3により後部筐体119A内の照明部材116が破損するおそれはそれほど大きくない。これに対して、図23(B)に示したように、後部外装部材19が、表示パネル13ないし反射シート18を収容する後部筐体(バックシャーシ)を兼ねている場合には、背面からの衝撃S4は樹脂よりなる後部外装部材19を介して照明部材16に直接伝わりやすい。本実施の形態は、照明部材16を支持する支持部33を、腕部32の先端に後部外装部材19から浮いた状態に設けることにより、照明部材16を衝撃S1,S2から保護するようにしたものである。なお、図23(A)においては図2に対応する構成要素に100番台の同一の符号を付している。
【0052】
また、後部外装部材19における第2発光部16Bの下の位置、望ましくは直下の位置に、遮光部材40として黒色接着テープが貼り付けられているので、第2発光部16Bからの光は、遮光部材40である黒色接着テープに吸収される。よって、第2発光部16Bからの光は遮光部材40により遮光され、第1発光部16Aからの光により表示パネル13が均一な輝度で照明される。
【0053】
これに対して、遮光部材40を設けない場合には、表示パネル13の右側は第1発光部16Aのみによって照明されるのに対して、左側は第1発光部16Aおよび第2発光部16Bの両方によって照明されるので、画面左右で輝度が不均一となる。本実施の形態では、第2発光部16Bに遮光部材40が設けられているので、このような画面左右の明るさの差が補正ないし調整され、画面内の輝度の不均一が低減される。
【0054】
また、図8および図9に示したように、後部外装部材19の側面内側に突片19Aが設けられているので、図10(A)に示したように、コネクタ17Aから真上に上がっていく熱の気流19Bは突片19Aにより横方向に逸らされる。よって、図10(B)に示した後部外装部材19の局所的な高温部19Cの形成が抑えられる。
【0055】
更に、後部外装部材19は、図8に示したように、底面内側における、複数のコネクタ17Aの下の位置に窪み19Dを有しているので、この窪み19Dにより、コネクタ17Aの下に空気層が形成され、コネクタ17Aで発生した熱が排熱されやすくなる。
【0056】
加えて、図12に示したように、後部外装部材19の外側下方に傘状リブ19Gが設けられているので、後部外装部材19の体裁面(底面外側および側面外側)に油19Hが付着しても、油19Hは、図12の点線に示したように、傘状リブ19Gを伝わって下方へ移動し、ボス19Fに付着することが回避される。よって、油19Hにより一対のボス19Fが腐食し破損するのが抑えられる。よって、特に壁掛け使用時の安全性が向上する。
【0057】
このように本実施の形態では、腕部32の先端の支持部33により照明部材16を支持させ、この支持部33を後部外装部材19から浮いた状態とするようにしたので、照明部材16を衝撃S1,S2から保護することが可能となる。
【0058】
特に、後部外装部材19が、表示パネル13ないし反射シート18を収容する後部筐体(バックシャーシ)を兼ねているようにしたので、従来の金属よりなる後部筐体(バックシャーシ)を廃止し、部品の削減が可能となる。よって、表示装置1の軽量化、製造工程の簡素化およびコスト削減が可能となる。
【0059】
また、特に、後部外装部材19の側面内側に突片19Aを設けるようにしたので、コネクタ17Aから真上に上がっていく熱19Bは突片19Aにより横方向に逸らし、後部外装部材19の局所的な高温部19Cの形成を抑えることが可能となる。
【0060】
更に、特に、後部外装部材19の底面内側における、複数のコネクタ17Aの下の位置に窪み19Dを設けるようにしたので、この窪み19Dにより、コネクタ17Aの下に空気層を形成し、コネクタ17Aで発生した熱を排熱しやすくすることが可能となる。
【0061】
加えて、特に、後部外装部材19の外側下方に傘状リブ19Gを設けるようにしたので、後部外装部材19の体裁面(底面外側および側面外側)に付着した油により一対のボス19Fが腐食し破損するのを抑え、壁掛け使用時の安全性を向上させることが可能となる。
【0062】
更にまた、特に、中間筐体14に、下方・外向きの鉤部14Bを設けるようにしたので、製造工程においてソース基板13Bを鉤部14Bに仮置きすることにより、可撓性基板13Cへのストレスを低減し、製造工程での可撓性基板13Cの破損を抑えることが可能となる。
【0063】
加えてまた、特に、照明部材16の第2発光部16Bに遮光部材40を設けるようにしたので、第2発光部16Bからの光に起因する画面内の輝度の不均一を抑えることが可能となる。
【0064】
(変形例1)
なお、上記実施の形態では、遮光部材40が、後部外装部材19における第2発光部16Bの下の位置、望ましくは直下の位置に貼り付けられた黒色接着テープである場合について説明したが、遮光部材40は、例えば図24に示したように、第2発光部16Bを被覆する管状部材、具体的には黒色または灰色など、白以外の無彩色または有彩色のゴムチューブとすることも可能である。このようにすれば、第2発光部16Bからの光を遮光部材40により直接遮光し、画面内の輝度の不均一を更に低減することが可能となる。
【0065】
(変形例2)
また、遮光部材40は、例えば図25に示したように、第2発光部16Bに巻き付けられた、黒色または灰色など、白以外の無彩色または有彩色の接着テープとすることも可能である。これにより、第2発光部16Bからの光を遮光部材40により直接遮光し、画面内の輝度の不均一を更に低減することが可能となる。
【0066】
(変形例3)
更に、上記実施の形態では反射シート18に遮光部材40としての黒色接着テープを貼る場合について説明した。しかしながら、例えば図26に示したように、反射シート18に開口18Aを設け、開口18A内に後部外装部材19を露出させるようにすることも可能である。この場合、後部外装部材19を、黒色または灰色など、白以外の無彩色または有彩色とすることにより、開口18A内に露出した後部外装部材19を遮光部材40として、黒色接着テープと同様に第2発光部16Bからの光を吸収させ、画面内の輝度の不均一を低減することが可能となる。
【0067】
開口18Aの位置や寸法は、上記実施の形態の黒色接着テープと同様である。開口18Aの平面形状は、例えば図27に示したように黒色接着テープと同様の四角形とすることも可能であるし、また、例えば図28に示したように、複数の小孔の集合とすることも可能である。
【0068】
本変形例では、後部外装部材19を、黒色または灰色など、白以外の無彩色または有彩色としている一方、照明部材16を支持する支持部材30は白色である。そのため、支持部材30は、後部外装部材19とは一体成型ではなく別部品として取り付けられていることが望ましい。
【0069】
なお、変形例1または変形例2と上記実施の形態または変形例3とを組み合わせることも可能である。また、遮光部材40の具体的な態様については、上記実施の形態または変形例1,2に限られるものではなく、第2発光部16Bからの光を吸収または遮光可能である限り他の形態を有していることも可能である。
【0070】
(適用例)
続いて、表示装置1の適用例について説明する。表示装置1は、上述したテレビジョン装置のほか、デジタルカメラ,ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話やスマートホン等の携帯端末装置あるいはビデオカメラなどのあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。言い換えると、この表示装置1は、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
【0071】
(適用例1)
図29は、表示装置1が適用されるノート型パーソナルコンピュータの外観を表したものである。このノート型パーソナルコンピュータは、例えば、本体110,文字等の入力操作のためのキーボード120および画像を表示する表示部130を有しており、この表示部130が表示装置1により構成されている。
【0072】
以上、実施の形態を挙げて本開示を説明したが、本開示は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、反射シート18に遮光部材40として黒色接着テープを貼り付ける場合について説明したが、反射シート18に印刷法により黒色、灰色などの白以外の着色領域を設けることにより、黒色接着テープと同様の光吸収または遮光の機能をもたせることも可能である。
【0073】
また、遮光部材40は、後部外装部材19における第2発光部16Bの下の位置に代えて、またはこれに加えて、後部外装部材19の側面における第2発光部16Bの横の位置に貼り付けられていてもよい。
【0074】
更に、例えば、上記実施の形態において説明した各層の材料および厚みなどは限定されるものではなく、他の材料および厚みとしてもよい。
【0075】
加えて、例えば、上記実施の形態において表示装置(テレビジョン装置)の構成を具体的に挙げて説明したが、全ての構成要素を備える必要はなく、また、他の構成要素を更に備えていてもよい。
【0076】
なお、本技術は以下のような構成を取ることも可能である。
(1)
表示パネルと、
前記表示パネルの背面全体を覆う後部外装部材と、
照明部材と、
前記後部外装部材の底面内側に取り付けられた固定部,前記固定部から張り出す腕部,および前記腕部の先端に前記後部外装部材から浮いた状態に設けられ、前記照明部材を支持する支持部を有する支持部材と
を備えた表示装置。
(2)
前記後部外装部材は、前記表示パネルおよび前記照明部材を収容する後部筐体を兼ねる
前記(1)記載の表示装置。
(3)
前記照明部材に接続された複数のコネクタが実装され、前記後部外装部材の底面内側に、前記後部外装部材の辺に沿って設けられたバランサー基板を備え、
前記後部外装部材は、前記複数のコネクタの間の位置に、側面内側から前記複数のコネクタの配列方向に交差する方向に突出する突片を有する
前記(2)記載の表示装置。
(4)
前記後部外装部材は、底面内側における、前記複数のコネクタの下の位置に窪みを有する
前記(3)記載の表示装置。
(5)
前記後部外装部材は、
底面外側下方に設けられた、壁掛けブラケットの下部を固定するための一対のボスと、
前記一対のボスの中間の上方位置から左斜め下方および右斜め下方に伸びる傘状リブと
を有する前記(1)ないし(4)のいずれか1項に記載の表示装置。
(6)
前記後部外装部材の底面外側下方の領域を覆う被覆部材と、
前記後部外装部材の底面外側上方と前記壁掛けブラケットの上部とを連結する一対の連結部品を備え、
前記後部外装部材の底面外側上方と前記壁掛けブラケットの上部との間には、前記被覆部材と前記後部外装部材の底面外側との段差に起因する隙間が生じており、前記隙間は前記連結部品により吸収されている
前記(1)ないし(5)のいずれか1項に記載の表示装置。
(7)
前記後部外装部材の底面外側下方に電源基板を有し、前記電源基板は、電子部品実装面を前記後部外装部材に対向させて配設されている
前記(1)ないし(6)のいずれか1項に記載の表示装置。
(8)
前記後部外装部材と前記表示パネルとの間に中間筐体を備え、
前記表示パネルは、液晶セル,ソース基板および前記液晶セルと前記ソース基板とを接続する可撓性基板を備え、
前記中間筐体は、前記液晶セルが載せられる枠状本体と、前記ソース基板を、前記枠状本体に載せられた液晶セルから垂れ下がる状態に保持する鉤部とを有する
前記(1)ないし(7)のいずれか1項に記載の表示装置。
(9)
前記照明部材は、同方向に並べられた複数の第1発光部および前記複数の第1発光部どうしを繋ぐ第2発光部を有し、
前記照明部材の前記第2発光部に遮光部材が設けられている
前記(1)ないし(8)のいずれか1項に記載の表示装置。
(10)
前記遮光部材は、前記後部外装部材における前記第2発光部の周囲の位置に貼り付けられた、白以外の無彩色または有彩色の接着テープである
前記(9)記載の表示装置。
(11)
前記後部外装部材の内面に反射シートを備え、
前記反射シートは、第2発光部の周囲の位置に開口を有し、
前記後部外装部材は、白以外の無彩色または有彩色であり、
前記遮光部材は、前記開口内に露出した前記後部外装部材である
前記(9)記載の表示装置。
(12)
前記遮光部材は、前記第2発光部を被覆する、白以外の無彩色または有彩色の管状部材である
前記(9)ないし(11)のいずれか1項に記載の表示装置。
(13)
前記遮光部材は、前記第2発光部に巻き付けられた、白以外の無彩色または有彩色の接着テープである
前記(9)ないし(11)のいずれか1項に記載の表示装置。
【符号の説明】
【0077】
1…表示装置、2…本体部、3…スタンド、11…前部外装部材(ベゼル)、12…前部金具、13…表示パネル、13A…液晶セル、13B…ソース基板、13C…可撓性基板、14…中間筐体(ミドルシャーシ)、15…光学シート、16…照明部材、16A…第1発光部、16B…第2発光部、17…バランサー基板、18…反射シート、19…後部外装部材(リアカバー)、19A…突片、19D…窪み、19G…傘状リブ、20…スピーカー、21…電源基板、22…信号基板、23…取付金具、24…被覆部材、40…遮光部材、51…連結部材、52…壁掛けブラケット。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示パネルと、
前記表示パネルの背面全体を覆う後部外装部材と、
照明部材と、
前記後部外装部材の底面内側に取り付けられた固定部,前記固定部から張り出す腕部,および前記腕部の先端に前記後部外装部材から浮いた状態に設けられ、前記照明部材を支持する支持部を有する支持部材と
を備えた表示装置。
【請求項2】
前記後部外装部材は、前記表示パネルおよび前記照明部材を収容する後部筐体を兼ねる
請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
前記照明部材に接続された複数のコネクタが実装され、前記後部外装部材の底面内側に、前記後部外装部材の辺に沿って設けられたバランサー基板を備え、
前記後部外装部材は、前記複数のコネクタの間の位置に、側面内側から前記複数のコネクタの配列方向に交差する方向に突出する突片を有する
請求項2記載の表示装置。
【請求項4】
前記後部外装部材は、底面内側における、前記複数のコネクタの下の位置に窪みを有する
請求項3記載の表示装置。
【請求項5】
前記後部外装部材は、
底面外側下方に設けられた、壁掛けブラケットの下部を固定するための一対のボスと、
前記一対のボスの中間の上方位置から左斜め下方および右斜め下方に伸びる傘状リブと
を有する請求項1記載の表示装置。
【請求項6】
前記後部外装部材の底面外側下方の領域を覆う被覆部材と、
前記後部外装部材の底面外側上方と前記壁掛けブラケットの上部とを連結する一対の連結部品を備え、
前記後部外装部材の底面外側上方と前記壁掛けブラケットの上部との間には、前記被覆部材と前記後部外装部材の底面外側との段差に起因する隙間が生じており、前記隙間は前記連結部品により吸収されている
請求項1記載の表示装置。
【請求項7】
前記後部外装部材の底面外側下方に電源基板を有し、前記電源基板は、電子部品実装面を前記後部外装部材に対向させて配設されている
請求項1記載の表示装置。
【請求項8】
前記後部外装部材と前記表示パネルとの間に中間筐体を備え、
前記表示パネルは、液晶セル,ソース基板および前記液晶セルと前記ソース基板とを接続する可撓性基板を備え、
前記中間筐体は、前記液晶セルが載せられる枠状本体と、前記ソース基板を、前記枠状本体に載せられた液晶セルから垂れ下がる状態に保持する鉤部とを有する
請求項1記載の表示装置。
【請求項9】
前記照明部材は、同方向に並べられた複数の第1発光部および前記複数の第1発光部どうしを繋ぐ第2発光部を有し、
前記照明部材の前記第2発光部に遮光部材が設けられている
請求項1記載の表示装置。
【請求項10】
前記遮光部材は、前記後部外装部材における前記第2発光部の周囲の位置に貼り付けられた、白以外の無彩色または有彩色の接着テープである
請求項9記載の表示装置。
【請求項11】
前記後部外装部材の内面に反射シートを備え、
前記反射シートは、第2発光部の周囲の位置に開口を有し、
前記後部外装部材は、白以外の無彩色または有彩色であり、
前記遮光部材は、前記開口内に露出した前記後部外装部材である
請求項9記載の表示装置。
【請求項12】
前記遮光部材は、前記第2発光部を被覆する、白以外の無彩色または有彩色の管状部材である
請求項9記載の表示装置。
【請求項13】
前記遮光部材は、前記第2発光部に巻き付けられた、白以外の無彩色または有彩色の接着テープである
請求項9記載の表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【公開番号】特開2013−51628(P2013−51628A)
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−189615(P2011−189615)
【出願日】平成23年8月31日(2011.8.31)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】