説明

表示装置

【課題】操作アイコンが見やすく良好に操作を行うことができるプロジェクタを提供する。
【解決手段】画像データに基づく投影画像を投影面に対して投影する投影部34と、前記投影画像を含む検出領域内に進入した指示部材または前記指示部材の影の進入方向を検出する検出部38と、複数のアイコンの画像データを記憶するアイコン記憶部30と、前記投影画像の投影方向と前記検出部により検出した前記進入方向に基づいて前記アイコンの表示サイズ、前記アイコン同士の表示間隔及び前記アイコンの表示位置の中の少なくとも一つを決定する決定部20と、前記決定部により決定された表示サイズ及び表示間隔で前記決定部により決定された表示位置に前記アイコンを投影する投影制御部52とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プロジェクタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
投影面上に操作アイコンを投影する投影装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この投影装置は、投影画像上への指の進入方向に応じて操作アイコンの投影位置または投影方向を決定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−064109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述の投影装置においては、操作時に操作アイコンが手の影になり、操作が行い難い場合があった。
【0005】
本発明の目的は、操作アイコンが見やすく良好に操作を行うことができるプロジェクタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のプロジェクタは、画像データに基づく投影画像を投影面に対して投影する投影部と、前記投影画像を含む検出領域内に進入した指示部材または前記指示部材の影の進入方向を検出する検出部と、複数のアイコンの画像データを記憶するアイコン記憶部と、前記投影画像の投影方向と前記検出部により検出した前記進入方向に基づいて前記アイコンの表示サイズ、前記アイコン同士の表示間隔及び前記アイコンの表示位置の中の少なくとも一つを決定する決定部と、前記決定部により決定された表示サイズ及び表示間隔で前記決定部により決定された表示位置に前記アイコンを投影する投影制御部とを備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明のプロジェクタは、画像データに基づく投影画像を投影面に対して投影する投影部と、複数のアイコンの画像データを記憶するアイコン記憶部と、前記アイコンの表示位置を記憶する位置記憶部と、前記アイコンの表示位置に基づく前記投影部からの距離により前記投影画像の投影方向に沿って表示される前記アイコンの表示サイズ及び前記アイコン同士の表示間隔の少なくとも一方を決定する決定部と、前記決定部により決定された表示サイズ及び表示間隔でそれぞれの前記アイコンを投影する投影制御部とを備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明のプロジェクタは、画像データに基づく投影画像を投影面に対して投影する投影部と、前記投影画像を含む検出領域内に進入した指示部材の進入方向及び前記指示部材の影の進入方向を検出する検出部と、複数のアイコンの画像データを記憶するアイコン記憶部と、前記投影画像の投影方向、前記検出部により検出した前記指示部材の進入方向及び前記指示部材の影の進入方向に基づいて、前記アイコンの表示サイズ、前記アイコン同士の表示間隔及び前記アイコンの表示位置の中の少なくとも一つを決定する決定部と、前記決定部により決定された表示サイズ及び表示間隔で前記決定部により決定された表示位置に前記アイコンを投影する投影制御部とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明のプロジェクタによれば、操作アイコンが見やすく良好に操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】第1の実施の形態に係るプロジェクタの投影状態及び撮影状態を示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係るプロジェクタの構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態に係るプロジェクタにおける処理を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施の形態に係るプロジェクタの投影状態及び撮影状態を示す正面図及び側面図である。
【図5】第1の実施の形態に係るプロジェクタの投影画像上における方向を示す図である。
【図6】第1の実施の形態に係るプロジェクタにより投影画像上に重畳して投影された操作アイコン及び手の進入方向を示す図である。
【図7】第1の実施の形態に係るプロジェクタにより投影画像上に重畳して投影された操作アイコン及び手の進入方向を示す図である。
【図8】第1の実施の形態に係るプロジェクタにより投影画像上に重畳して投影された操作アイコンを示す図である。
【図9】第1の実施の形態に係るプロジェクタにより投影画像上に重畳して投影された操作アイコンを示す図である。
【図10】第1の実施の形態に係るプロジェクタにより投影画像上に重畳して投影された操作アイコン及び指先の位置を示す図である。
【図11】第1の実施の形態に係るプロジェクタにおける撮影領域を示す図である。
【図12】第1の実施の形態に係るプロジェクタにおける撮影領域を示す図である。
【図13】第1の実施の形態に係るプロジェクタにより投影画像上に重畳して投影された操作アイコン及び手の進入方向を示す図である。
【図14】第1の実施の形態に係るプロジェクタにより投影画像上に重畳して投影された操作アイコンを示す図である。
【図15】第1の実施の形態に係るプロジェクタにより投影画像上に重畳して投影された操作アイコンを示す図である。
【図16】第1の実施の形態に係るプロジェクタにより投影画像上に重畳して投影された操作アイコンを示す図である。
【図17】第1の実施の形態に係るプロジェクタにより投影画像上に重畳して投影された操作アイコンを示す図である。
【図18】第2の実施の形態に係るプロジェクタの投影状態及び撮影状態を示す斜視図である。
【図19】第2の実施の形態に係るプロジェクタの構成を示すブロック図である。
【図20】第2の実施の形態に係るプロジェクタにおける処理を示すフローチャートである。
【図21】第2の実施の形態に係るプロジェクタの投影状態及び撮影状態を示す正面図及び側面図である。
【図22】第2の実施の形態に係るプロジェクタにより投影画像上に重畳して投影された操作アイコン及び手の影の進入方向を示す図である。
【図23】第2の実施の形態に係るプロジェクタにより投影画像上に重畳して投影された操作アイコン及び手の影の進入方向を示す図である。
【図24】第2の実施の形態に係るプロジェクタにより投影画像上に重畳して投影された操作アイコン及び手の影の進入方向を示す図である。
【図25】第2の実施の形態に係るプロジェクタにより投影画像上に重畳して投影された操作アイコンを示す図である。
【図26】第2の実施の形態に係るプロジェクタにより投影画像上に重畳して投影された操作アイコン及び手の影の進入方向を示す図である。
【図27】第2の実施の形態に係るプロジェクタにより投影画像上に重畳して投影された操作アイコンを示す図である。
【図28】第2の実施の形態に係るプロジェクタにより投影画像上に重畳して投影された操作アイコン及び手の影の進入方向を示す図である。
【図29】第2の実施の形態に係るプロジェクタにより投影画像上に重畳して投影された操作アイコン及び手の影の進入方向を示す図である。
【図30】第2の実施の形態に係るプロジェクタにより投影された投影画像及び手の影の進入方向を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態に係るプロジェクタについて説明する。図1は、第1の実施の形態に係るプロジェクタ2の投影状態及び撮影状態を示す斜視図である。プロジェクタ2は金属やプラスチックからなる筐体4を備え、筐体4は机6等の上面である載置面Gに載置される。また、筐体4の前面には、載置面Gに対して投影画像8及び操作アイコン9の投影を行うための投影窓10、撮影領域11に進入し操作アイコン9を指示する手12等の指示部材を撮影するための撮影窓14が設けられている。
【0012】
図2は、第1の実施の形態に係るプロジェクタのシステム構成を示すブロック図である。プロジェクタ2は、CPU20を備え、CPU20には、図示しない電源スイッチ等を備える操作部22、被写体を撮影するためのCCD等により構成される撮像素子を有するカメラ24、カメラ24により撮影された画像の画像データを記憶する画像記憶部26、撮影、投影等に関する設定、制御を行うためのプログラムを格納するプログラム記憶部30、投影する画像の画像データを記憶するメモリカード32、画像記憶部26やメモリカード32に記憶された画像データに基づく画像を投影する投影部34、撮影された画像に手12の形状が含まれているか否かの判定を行う手認識部36、手12が撮影領域11に進入した方向を検出する方向検出部38が接続されている。ここで、投影部34は、LED光源46の点灯及び消灯を行う電源制御部48、投影する画像を表示するLCOS50の表示制御を行う投影制御部52を備えている。
【0013】
次に図3に示すフローチャートを参照して第1の実施の形態に係るプロジェクタ2における処理について説明する。まず、図4(a)に示すように筐体4が載置面Gに載置され、電源スイッチがオンされると、CPU20は、投影部34に投影開始の指示を行い、メモリカード32から画像データを読み出して、投影制御部52により画像データに基づく画像をLCOS50に表示する。また、電源制御部48は、投影開始の指示によりLED光源46を点灯し、図4(a)、(b)に示すように投影窓10から斜下方向に投影光を射出し、載置面G上に投影画像8を投影する(ステップS1)。
【0014】
また、CPU20は、カメラ24により投影画像8を含む撮影領域11の撮影を開始する(ステップS2)。ここで、カメラ24による撮影は、動画撮影または、一定時間間隔での静止画撮影により行われ、カメラ24により撮影された画像の画像データは、画像記憶部26に記憶される。
【0015】
次に、CPU20は、画像記憶部26から画像データを読み出し、手認識部36により画像データに基づく画像に手12の形状が含まれているか否かの判定を行う(ステップS3)。なお、画像データに基づく画像に手12の形状が含まれているか否かの判定は、画像データに基づく画像から手12の領域及び指先の位置をパターンマッチング等により検出することにより行う。
【0016】
ここで、図5は、載置面Gに載置されたプロジェクタ2、載置面Gに投影された投影画像8を含む撮影領域11を上から見下ろした図である。この図5に示すように、投影方向に沿った方向において、投影画像8上のプロジェクタ2の筐体4に近い側を後側、筐体4から遠い側を前側とする。また、投影方向と直交する方向において、投影画像8上の右側を右側、左側を左側とする。
【0017】
画像データに基づく画像に手12の形状が含まれていた場合(ステップS3:Yes)、CPU20は、方向検出部38により手12が図5に示す何れの方向から撮影領域11に進入したかを検出する(ステップS4)。一方、画像データに基づく画像に手12の形状が含まれていなかった場合(ステップS3:No)、CPU20は、手12が進入した方向について検出を行うことなくステップS1の処理に戻る。
【0018】
次に、CPU20は、手12の進入方向が図5に示す前後方向と左右方向の何れの方向に属するかを判定し、判定結果に基づいて操作アイコン9のサイズ及び表示間隔を決定する(ステップS5)。例えば、手12が撮影領域11の右側又は左側から進入した場合、操作アイコン9のサイズを2cm×2cm、操作アイコン9同士の間隔を2cmのように決定する。また、手12が撮影領域11の前側又は後側から進入した場合、操作アイコン9のサイズを4cm×4cm、操作アイコン9同士の間隔を0.5cm等のように決定する。
【0019】
次に、CPU20は、プログラム記憶部30から操作アイコン9の画像データを読み出し、投影部34に指示しステップS5で決定したサイズ及び表示間隔で操作アイコン9を投影画像8の手12が進入した側の縁部に沿って投影する(ステップS6)。例えば、図6に示すように、手12が右側から撮影領域11内に進入した場合、操作アイコン9をステップS5で決定したサイズ及び表示間隔で投影画像8の右側の縁部に沿って投影する。また、図7に示すように、手12が前側から撮影領域11内に進入した場合、操作アイコン9をステップS5で決定したサイズ及び表示間隔で投影画像8の前側の縁部に沿って投影する。
【0020】
次に、CPU20は、操作アイコン9から指先までの距離が所定の距離以下であるか否かの判定を行う(ステップS7)。例えば、図8(a)に示すように、手12が前側(図5参照)から撮影領域11内に進入し、指先が「HOME」の操作アイコン9上に位置したとする。この場合、CPU20は、「HOME」の操作アイコン9の位置において、図8(b)に示す載置面Gから指先位置までの法線方向の距離Xを画像データに基づいて測定し、法線方向の距離Xが所定の距離以下であるか否かの判定を行う。ここで、所定の距離については操作者が任意に設定することができる。
【0021】
法線方向の距離Xが所定の距離以下である場合(ステップS7:Yes)、CPU20は、指先の直下に位置する、例えば、「HOME」の操作アイコン9のサイズを大きなサイズに変更し、投影部34により、図8(a)に示すように大きなサイズの「HOME」の操作アイコン9を投影する(ステップS8)。一方、法線方向の距離Xが所定の距離を超える場合(ステップS7:No)、CPU20は、操作アイコン9のサイズを変更せずステップS1の処理に戻る。
【0022】
ここで、カメラ24による撮影は動画撮影等により行われ、逐次法線方向の距離Xの測定が行われるため、図9に示すように法線方向の距離Xを所定の距離以下に保ったまま指先を操作アイコン9上でスライドさせると、指先の位置に伴って操作アイコン9のサイズが変更される。
【0023】
次に、CPU20は、画像データから指先が載置面Gに接しているか否かの判定を行う(ステップS9)。例えば、図10(a)、(b)に示すように、「設定」のアイコン9上に位置する指先が載置面Gに接している場合(ステップS9:Yes)、CPU20は、投影部34に指示して、「設定」の操作アイコン9の内容に対応する、例えば、投影画像8の明るさを設定するための「設定画面」の画像を投影する(ステップS10)。一方、指先が載置面Gに接していない場合(ステップS9:No)、CPU20は、操作アイコン9の内容に対応する画像を投影することなくステップS1の処理に戻る。
【0024】
この第1の実施の形態に係るプロジェクタ2によれば、手12の進入方向に対応して異なるサイズ及び表示間隔のアイコン9を投影するため、手12の影になる領域においても操作アイコン9が見やすく良好に操作を行うことができる。例えば、手12が撮影領域11の右側又は左側(図5参照)から進入すると操作アイコン9は投影画像8の右側又は左側の縁部に沿って投影される(図6参照)。このような場合、指先で指示した操作アイコン9よりも前側(図5参照)に位置する操作アイコン9は手12の影になるため、見やすさを優先して小さなサイズの操作アイコン9を広い間隔で投影画像8の右側又は左側の縁部に沿って投影する。一方、手12が撮影領域11の前側又は後側(図5参照)から進入すると操作アイコン9は投影画像8の前側又は後側の縁部に沿って投影される(図7参照)。このような場合、指示した操作アイコン9に隣接する操作アイコン9は手12の影にならないため操作性を優先して大きなサイズの操作アイコン9を狭い間隔で投影画像8の前側又は後側の縁部に沿って投影する。
【0025】
なお、第1の実施の形態において、投影画像8の縁部から撮影領域11の縁部までの幅が縁部の方向によって異なるようにしてもよい。例えば、図11に示すように、Aの幅を、Bの幅よりも狭くしてもよい。また、図12に示すように、筐体4から遠くなるほど投影画像8の縁部から撮影領域11の縁部までの幅が狭くなるようにしてもよい。これにより、手12が撮影領域11の右側、左側又は後側(図5参照)から進入した場合、投影画像8上に手12の影が映る前に操作アイコン9を投影し、操作者が操作アイコン9の位置を早めに認識できるようにすることができる。また、手12の影になりにくい投影画像8の前側(図5参照)に位置する操作アイコン9は、手12が投影画像8上に進入する直前まで投影されないため、誤って載置面Gに手12を近づけた場合に操作アイコン9が投影されるような誤作動を防止することができる。なお、撮影領域11を元の状態としたまま(図10(a)等参照)、手認識部36が画像データに基づく画像に手12の形状が含まれているか否かを判定する領域を図11、12に示す撮影領域11のように変更してもよい。
【0026】
また、第1の実施の形態においては、図6に示すように操作アイコン9を投影方向に沿って投影する場合、投影画像8上に投影される各々の操作アイコン9のサイズは均一であり、操作アイコン9同士の表示間隔は均等であるが、操作アイコン9のサイズ及び表示間隔が異なるようにしてもよい。例えば、ステップS5において、投影窓10からの距離に基づいて操作アイコン9のサイズ及び表示間隔を決定し、図13に示すように投影画像8の前側(図5参照)に大きなサイズの操作アイコン9を、後側に小さなサイズの操作アイコン9を投影し、前側になるほど表示間隔が狭くなるようにしてもよい。これにより、図14に示すように手12の影になる領域に位置する操作アイコン9を更に見やすくすることができる。
【0027】
また、第1の実施の形態においては、図6に示すように操作アイコン9を投影方向に沿って投影する場合、手12が進入した側の投影画像8の縁部から操作アイコン9の投影位置までの距離は均一であるが、図15に示すように操作アイコン9の位置が投影窓10から遠くなるほど手12が進入した側の投影画像8の縁部から離れた位置に操作アイコン9を投影するようにしてもよい。これにより、投影画像8の後側に位置する操作アイコン9を指先で指示した場合、投影画像8の前側(図5参照)の操作アイコン9が手12の影にならないようにすることができる。また、この場合においても、前側(図5参照)になるほど操作アイコン9同士の表示間隔が狭くなるようにしてもよい。
【0028】
また、第1の実施の形態においては、手認識部36において、画像データから手12の領域及び指先の位置を検出することにより画像データに基づく画像に手12の形状が含まれているか否かの判定を行っているが、指示棒等の領域及び先端位置を検出することにより画像データに基づく画像に指示棒等の形状が含まれているか否かの判定を行うようにしてもよい。これにより、手12以外の指示部材が撮影領域11に進入した場合であっても、操作アイコン9を投影画像8上に投影することができる。
【0029】
また、指示棒等のような細い部材で操作アイコン9を指示する場合、操作アイコン9が指示棒等の影で見難くなることがない。このため、画像データに基づく画像に指示棒等の形状が含まれている場合には、図16に示すように、操作性を優先して操作アイコン9を指示棒等18の先端の位置の周囲に投影するようにしてもよい。また、操作アイコン9のサイズを小さなサイズに変更し、操作アイコン9同士の表示間隔を狭くして投影するようにしてもよい。これにより、投影画像8上に影が出にくい指示棒等18でプロジェクタ2を操作する場合には、指示棒等18を大きく移動させずに操作アイコン9を指示することができる。
【0030】
また、第1の実施の形態においては、法線方向の距離X(図8(b)参照)が所定の距離以下である場合、指先の直下に位置する操作アイコン9を大きなサイズに変更しているが、図17に示すように投影画像8上に投影される全ての操作アイコン9を大きなサイズに変更してもよい。
【0031】
また、第1の実施の形態においては、ステップS5において操作アイコン9のサイズ及び表示間隔を決定しているが、操作アイコン9のサイズまたは表示間隔のどちらか一方のみを決定するようにしてもよい。
【0032】
また、第1の実施の形態においては、操作アイコン9を投影画像8上に重畳して投影する場合を例に説明しているが、プロジェクタ2が投影部34の他に操作アイコン9を投影する補助投影部を備え、補助投影部により投影画像8と異なる領域、例えば隣接する領域に操作アイコン9を投影するようにしてもよい。この場合、操作アイコン9が手12の影になることがないため、更に操作アイコン9が見やすく良好に操作を行うことができる。
【0033】
また、この場合において、手12が撮影領域11に進入した方向(図5参照)に対応して異なるサイズ及び表示間隔のアイコン9を投影画像8に隣接する領域に投影するようにしてもよい。また、操作アイコン9を投影方向に沿って投影する場合において(図6参照)、投影画像8に隣接する領域の前側または後側(図5参照)に狭い間隔で大きなサイズの操作アイコン9を、左側または右側に広い間隔で小さなサイズの操作アイコン9を投影するようにしてもよい。また、操作アイコン9を投影方向に沿って投影する場合において(図6参照)、操作アイコン9の位置が投影窓10から遠くなるほど投影画像8に隣接する領域の縁部から離れた位置に操作アイコン9を投影するようにしてもよい。
【0034】
また、画像データに指示棒等の形状が含まれている場合、操作アイコン9を投影画像8に隣接する領域において指示棒等18の先端に対応する位置の周囲に小さなサイズの操作アイコン9を狭い間隔で投影するようにしてもよい。また、指先が載置面Gに近づいたときに操作アイコン9のサイズを大きなサイズに変更してもよい。
【0035】
また、投影画像8と操作アイコン9を一つの領域内に並べて投影するようにしてもよい。例えば、一つの領域を2分割し、一方の側に投影画像8を投影し他方の側に操作アイコン9を投影するようにしてもよい。
【0036】
また、第1の実施の形態においては、机6の載置面Gに投影画像の投影を行っているが、投影画像は、壁や床など他の平面に投影してもよい。また、球のような曲面体や移動物体などに投影してもよい。
【0037】
次に、第2の実施の形態に係るプロジェクタについて説明する。なお、第2の実施の形態に係るプロジェクタは、図18に示すように、プロジェクタ200の筐体4の前面において、投影窓10の下に手の影62を撮影するための撮影窓14を設けたものである。また、図19のブロック図に示すように、第1の実施の形態に係るプロジェクタ2において、撮影された画像に手の影62の形状が含まれているか否を判定する手の影認識部60を追加し、さらに、方向検出部38において手の影62が撮影領域11に進入した方向を検出する機能を追加したものである。従って、第1の実施の形態と同様の構成についての詳細な説明は省略し、異なる部分のみについて説明する。また、第1の実施の形態と同一の構成には同一の符号を付して説明する。
【0038】
次に、図20に示すフローチャートを参照して第2の実施の形態に係るプロジェクタ200における処理について説明する。まず、図21(a)に示すように筐体4が載置面Gに載置され、電源スイッチがオンされると、CPU20は、図21(a)、(b)に示すように投影窓10から斜下方向に投影光を射出し、載置面G上に投影画像8を投影する(ステップS11)。
【0039】
次に、CPU20は、カメラ24により投影画像8を含む撮影領域11の撮影を開始する(ステップS12)。ここで、カメラ24による撮影は、動画撮影または、一定時間間隔での静止画撮影により行われ、カメラ24により撮影された画像の画像データは、画像記憶部26に記憶される。
【0040】
次に、CPU20は、画像記憶部26から画像データを読み出し、手の影認識部60により画像データに基づく画像に手の影62の形状が含まれているか否かの判定を行う(ステップS13)。ここで、画像データに基づく画像に手の影62の形状が含まれているか否かの判定は、画像データに基づく画像から手の影62になる領域及び手の影62になる領域において指先に相当する位置をパターンマッチング等により検出することにより行う。
【0041】
画像データに基づく画像に手の影62の形状が含まれていた場合(ステップS13:Yes)、CPU20は、方向検出部38により手の影62が図5に示す何れの方向から撮影領域11に進入したかを検出する(ステップS14)。一方、画像データに基づく画像に手の影62の形状が含まれていなかった場合(ステップS13:No)、CPU20は、手の影62が進入した方向について検出を行うことなくステップS11の処理に戻る。
【0042】
次に、CPU20は、手の影62の進入方向が図5に示す前後方向と左右方向の何れの方向に属するかを判定し、判定結果に基づいて操作アイコン9のサイズ及び表示間隔を決定する(ステップS15)。
【0043】
次に、CPU20は、プログラム記憶部30から操作アイコン9の画像データを読み出し、投影部34に指示しステップS15で決定したサイズ及び表示間隔で操作アイコン9を投影画像8の手の影62が進入した側の縁部に沿って投影する(ステップS16)。例えば、図22に示すように、手の影62が右側から撮影領域11内に進入した場合、操作アイコン9をステップS15で決定したサイズ及び表示間隔で投影画像8の右側の縁部に沿って投影する。また、図23に示すように、手の影62が前側から撮影領域11内に進入した場合、操作アイコン9をステップS15で決定したサイズ及び表示間隔で投影画像8の前側の縁部に沿って投影する。
【0044】
次に、CPU20は、手認識部36により画像データに基づく画像に手12の形状が含まれているか否かの判定を行う(ステップS17)。画像データに基づく画像に手12の形状が含まれていなかった場合(ステップS17:No)、ステップS11の処理に戻る。一方、画像データに基づく画像に手12の形状が含まれていた場合(ステップS17:Yes)、CPU20は、操作アイコン9から指先までの距離が所定の距離以下であるか否かの判定を行う(ステップS18)。
【0045】
操作アイコン9から指先までの距離が所定の距離以下である場合(ステップS18:Yes)、CPU20は、指先の直下に位置する操作アイコン9のサイズを大きなサイズに変更し、投影部34により、大きなサイズの操作アイコン9を投影する(ステップS19)。一方、操作アイコン9から指先までの距離が所定の距離を超える場合(ステップS18:No)、CPU20は、操作アイコン9のサイズを変更せずステップS11の処理に戻る。
【0046】
次に、CPU20は、画像データから指先が載置面Gに接しているか否かの判定を行う(ステップS20)。例えば、「設定」のアイコン9上に位置する指先が載置面Gに接している場合(図10(a)、(b)参照、ステップS20:Yes)、CPU20は、投影部34に指示して、「設定」の操作アイコン9の内容に対応する、投影画像8の明るさを設定するための「設定画面」の画像を投影する(ステップS21)。一方、指先が載置面Gに接していない場合(ステップS20:No)、CPU20は、操作アイコン9の内容に対応する画像を投影することなくステップS11の処理に戻る。
【0047】
この第2の実施の形態に係るプロジェクタ200によれば、方向検出部38において手の影62が撮影領域11に進入した方向を検出するため、例えば、手12の位置(高さ)が載置面Gから離れており、手12が撮影領域11に進入していない場合であっても手の影62の進入方向に基づいてアイコン9を投影することができる。このため、アイコン9が早めに投影されることから、操作者は余裕を持って操作アイコン9を選択することができる。また、手の影62の進入方向に対応して異なるサイズ及び表示間隔のアイコン9を投影するため、第1の実施の形態と同様に、手12の影になる領域においても操作アイコン9が見やすく良好に操作を行うことができる。
【0048】
なお、第2の実施の形態において、投影画像8の縁部から撮影領域11の縁部までの幅が縁部の方向によって異なるようにしてもよい。例えば、図11に示すように、Aの幅を、Bの幅よりも狭くしてもよい。また、図12に示すように、筐体4から遠くなるほど投影画像8の縁部から撮影領域11の縁部までの幅が狭くなるようにしてもよい。これにより、手の影62が撮影領域11の右側、左側又は後側(図5参照)から進入した場合、投影画像8上に手12の影が映る前に操作アイコン9を投影し、操作者が操作アイコン9の位置を早めに認識できるようにすることができる。また、手12の影になりにくい投影画像8の前側(図5参照)に位置する操作アイコン9は、手の影62が投影画像8上に進入する直前まで投影されないため、誤って載置面Gに手12を近づけた場合に操作アイコン9が投影されるような誤作動を防止することができる。なお、撮影領域11を元の状態としたまま(図10(a)等参照)、手の影認識部60が画像データに基づく画像に手の影62が含まれているか否かを判定する領域を図11、12に示す撮影領域11のように変更してもよい。
【0049】
また、第2の実施の形態においては、図22に示すように操作アイコン9を投影方向に沿って投影する場合、投影画像8上に投影される各々の操作アイコン9のサイズは均一であり、操作アイコン9同士の表示間隔は均等であるが、操作アイコン9のサイズ及び表示間隔が異なるようにしてもよい。例えば、ステップS15において、投影窓10からの距離に基づいて操作アイコン9のサイズ及び表示間隔を決定し、図24に示すように投影画像8の前側(図5参照)に大きなサイズの操作アイコン9を、後側に小さなサイズの操作アイコン9を投影し、前側になるほど表示間隔が狭くなるようにしてもよい。これにより、図25に示すように手12の影になる領域に位置する操作アイコン9を更に見やすくすることができる。
【0050】
また、第2の実施の形態において、図26に示すように操作アイコン9の位置が投影窓10から遠くなるほど手の影62が進入した側の投影画像8の縁部から離れた位置に操作アイコン9を投影するようにしてもよい。これにより、投影画像8の後側に位置する操作アイコン9を指先で指示した場合、投影画像8の前側(図5参照)の操作アイコン9が手12の影にならないようにすることができる。また、この場合においても、前側(図5参照)になるほど操作アイコン9同士の表示間隔が狭くなるようにしてもよい。
【0051】
また、第2の実施の形態において、手の影認識部60により画像データに基づく画像に指示棒等の影が含まれているか否かの判定を行うようにしてもよい。これにより、手12以外の指示部材の影が撮影領域11に進入した場合であっても、操作アイコン9を投影画像8上に投影することができる。
【0052】
また、指示棒等のような細い部材で操作アイコン9を指示する場合、操作アイコン9が指示棒等の影で見難くなることがない。このため、画像データに基づく画像に指示棒等の影が含まれている場合には、図27に示すように、操作性を優先して操作アイコン9を指示棒等の影19先端の位置の周囲に投影するようにしてもよい。また、操作アイコン9のサイズを小さなサイズに変更し、操作アイコン9同士の表示間隔を狭くして投影するようにしてもよい。これにより、投影画像8上に影が出にくい指示棒等18でプロジェクタ200を操作する場合には、指示棒等18を大きく移動させずに操作アイコン9を指示することができる。
【0053】
また、第2の実施の形態においては、操作アイコン9を投影画像8上に重畳して投影する場合を例に説明しているが、プロジェクタ200が投影部34の他に操作アイコン9を投影する補助投影部を備え、補助投影部により投影画像8と異なる領域、例えば隣接する領域に操作アイコン9を投影するようにしてもよい。この場合、操作アイコン9が手12の影になることがないため、更に操作アイコン9が見やすく良好に操作を行うことができる。
【0054】
また、この場合において、投影画像8と操作アイコン9を一つの領域内に並べて投影するようにしてもよい。例えば、一つの領域を2分割し、一方の側に投影画像8を投影し他方の側に操作アイコン9を投影するようにしてもよい。
【0055】
また、第2の実施の形態において、撮影領域11の撮影を開始した後に(ステップS12)、手認識部36により画像データに手12の形状に対応する画像データが含まれているか否かの判定を行うようにしてもよい。ここで、画像データに手12の形状に対応する画像データが含まれていた場合、CPU20は、方向検出部38により手12が図5に示す何れの方向から撮影領域11に進入したかを検出し、進入方向が図5に示す前後方向と左右方向の何れの方向に属するかを判定する。そして、手12の進入方向を判定した後に、手の影認識部60により画像データに手の影62の形状に対応する画像データが含まれているか否かの判定を行うようにしてもよい(ステップS13)。これにより、CPU20は、図25に示すように、撮影領域11に手12が進入し、且つ撮影領域11に手の影62が進入した場合に操作アイコン9を投影することができる。なお、この場合、図28に示すように、撮影領域11に手の影62が進入していても手12が進入していなければ操作アイコン9は投影されないため、例えば、操作者が誤ってプロジェクタ200に手12を近づけた場合等に操作アイコン9が投影されるような誤作動を防止することができる。
【0056】
また、この場合、撮影領域11に進入した手の影62の位置が、投影方向において手12の位置の延長線上に位置する場合にのみ操作アイコン9を投影するようにしてもよい。例えば、図29(a)に示すように、手12及び手の影12が撮影領域11に進入したとする。この場合において、図29(b)に示すように、手の影12の位置が投影方向において手12の位置の延長線上に位置していればアイコン9を投影する。一方、図30に示すように、手12と手の影62とが異なる方向から撮影領域11に進入したような場合、手の影62の位置は、投影方向において手12の位置の延長線上に位置しないため、操作アイコン9を投影しない。これにより、操作者以外の者が誤ってプロジェクタ200に手12を近づけ、投影光以外の照明光等に基づく手の影62が撮影領域11に進入した場合等(図30参照)において操作アイコン9が投影されるような誤作動を防止することができ、プロジェクタ200の操作性を向上させることができる。
【符号の説明】
【0057】
2、200…プロジェクタ、4…筐体、6…机、8…投影画像、9…操作アイコン、10…投影窓、11…撮影領域、12…手、14…撮影窓、20…CPU、22…操作部、24…カメラ、26…画像記憶部、30…プログラム記憶部、32…メモリカード、34…投影部、36…手認識部、38…方向検出部、60…手の影認識部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像データに基づく投影画像を投影面に対して投影する投影部と、
前記投影画像を含む検出領域内に進入した指示部材または前記指示部材の影の進入方向を検出する検出部と、
複数のアイコンの画像データを記憶するアイコン記憶部と、
前記投影画像の投影方向と前記検出部により検出した前記進入方向に基づいて前記アイコンの表示サイズ、前記アイコン同士の表示間隔及び前記アイコンの表示位置の中の少なくとも一つを決定する決定部と、
前記決定部により決定された表示サイズ及び表示間隔で前記決定部により決定された表示位置に前記アイコンを投影する投影制御部と
を備えることを特徴とするプロジェクタ。
【請求項2】
前記検出部により検出した前記進入方向が前記投影方向に沿った方向と前記投影方向と交差する方向のどちらに属するかを判定する判定部を備え、
前記決定部は、前記判定部による判定結果に基づいて前記アイコンの表示サイズ及び前記アイコン同士の表示間隔の少なくとも一方を決定することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
【請求項3】
前記検出部において前記指示部材または前記指示部材の影の進入方向を検出する前記領域は、前記投影部からの距離が短いほど広いことを特徴とする請求項1または2に記載のプロジェクタ。
【請求項4】
前記指示部材の形態または前記指示部材の影の形態を認識する形態認識部と、
前記指示部材の形態または前記指示部材の影の形態に基づいて前記アイコンの表示サイズ、前記アイコン同士の表示間隔及び前記アイコンの表示位置の中の少なくとも一つを変更する変更部と
を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のプロジェクタ。
【請求項5】
画像データに基づく投影画像を投影面に対して投影する投影部と、
複数のアイコンの画像データを記憶するアイコン記憶部と、
前記アイコンの表示位置を記憶する位置記憶部と、
前記アイコンの表示位置に基づく前記投影部からの距離により前記投影画像の投影方向に沿って表示される前記アイコンの表示サイズ及び前記アイコン同士の表示間隔の少なくとも一方を決定する決定部と、
前記決定部により決定された表示サイズ及び表示間隔でそれぞれの前記アイコンを投影する投影制御部と
を備えることを特徴とするプロジェクタ。
【請求項6】
前記アイコンの表示サイズは前記投影部からの距離が長いほど大きいことを特徴とする請求項5に記載のプロジェクタ。
【請求項7】
前記アイコン同士の表示間隔は前記投影部からの距離が長いほど狭いことを特徴とする請求項5または6に記載のプロジェクタ。
【請求項8】
前記投影制御部は、前記アイコンを前記投影画像上に重畳して投影することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のプロジェクタ。
【請求項9】
前記投影制御部は、前記アイコンを前記投影画像と異なる領域に投影することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のプロジェクタ。
【請求項10】
前記投影面から前記指示部材までの法線方向の距離を測定する測定部と、
前記指示部材が所定のアイコンの表示位置の上方に位置する場合において前記法線方向の距離が所定の距離以下である場合に前記所定のアイコンの表示サイズを変更するサイズ変更部と
を備えることを特徴とする請求項8に記載のプロジェクタ。
【請求項11】
前記サイズ変更部は、前記投影画像上に重畳して投影される全ての前記アイコンの表示サイズを変更することを特徴とする請求項10に記載のプロジェクタ。
【請求項12】
画像データに基づく投影画像を投影面に対して投影する投影部と、
前記投影画像を含む検出領域内に進入した指示部材の進入方向及び前記指示部材の影の進入方向を検出する検出部と、
複数のアイコンの画像データを記憶するアイコン記憶部と、
前記投影画像の投影方向、前記検出部により検出した前記指示部材の進入方向及び前記指示部材の影の進入方向に基づいて、前記アイコンの表示サイズ、前記アイコン同士の表示間隔及び前記アイコンの表示位置の中の少なくとも一つを決定する決定部と、
前記決定部により決定された表示サイズ及び表示間隔で前記決定部により決定された表示位置に前記アイコンを投影する投影制御部と
を備えることを特徴とするプロジェクタ。
【請求項13】
前記投影制御部は、前記指示部材の影の位置が前記投影方向において前記指示部材の位置の延長線上に位置する場合に前記アイコンを投影することを特徴とする請求項12に記載のプロジェクタ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate

【図28】
image rotate

【図29】
image rotate

【図30】
image rotate


【公開番号】特開2013−61680(P2013−61680A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−278124(P2012−278124)
【出願日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【分割の表示】特願2011−121266(P2011−121266)の分割
【原出願日】平成23年5月31日(2011.5.31)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】