説明

被処理液再生装置

【課題】スピンディスクフィルタを再生するために溶剤を排出した後再び溶剤を充填する際に、容器内に空気が残留することを回避してフィルタ表面の珪藻土の剥落を防止する。
【解決手段】スピンディスクフィルタ23の容器231内に溶剤を供給する際に容器231内の空気を抜く空気抜き流路33に圧力スイッチ35を配設する。容器231内に溶剤の貯留を開始した後、容器231内に溶剤が充満して空気抜き流路33内を上昇した溶剤が圧力スイッチ35まで達すると圧力スイッチ35がオンする。制御部36は圧力スイッチ35がオンしてから所定時間経過後に空気抜きバルブ34を閉鎖する。これにより、容器231内に完全に溶剤が充満する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばドライクリーナで使用される溶剤や各種電子部品などの洗浄に利用される溶剤を浄化して再生するため等に用いられる被処理液再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
クリーニング店舗等で用いられるドライクリーナでは、洗濯物を洗浄することで汚れた溶剤(シリコーンオイル、石油系溶剤など)を繰り返し使用するために、真空蒸留装置やフィルタなどを備えた溶剤再生装置が使用されている。例えば特許文献1、2などに記載の溶剤再生装置では、溶剤に混入している微細な粒子状のゴミや汚れを除去するためにスピンディスクフィルタと呼ばれるフィルタが使用されている。
【0003】
スピンディスクフィルタ23は、図4に示すように、溶剤を貯留する周面円筒形状の容器231の内部に、円盤形状のフィルタ部(濾過部)234が回転可能な軸体232の周りに同軸的に複数積層された構成を有する。中空の軸体232の内部が溶剤の導出流路233となっており、容器231内に供給された溶剤がメッシュ状のフィルタ部234を通過して導出流路233に流れ込む際に、溶剤に混入している粒子状のゴミが濾過されて除去される。使用に伴ってフィルタ部234にはゴミが付着し、目詰まりして溶剤が通過しにくくなるため、定期的に又はフィルタ部234が汚れたとき、軸体232を回転駆動することでフィルタ部234を高速回転させる。これにより、フィルタ部234に付着しているゴミを容器231内の溶剤に拡散させ、この汚れた溶剤を容器231内から全て吐き出して蒸留する。このようにしてスピンディスクフィルタ23のフィルタ部234は再生されるため、フィルタ部234を交換すること無く長期間使用することができランニングコストが安いという利点がある。
【0004】
こうしたスピンディスクフィルタを利用した溶剤再生装置では、フィルタ部の目が細かいほど微細なゴミを除去することができる。そこで、より微細なゴミを捕捉できるようにするために、超微細多孔構造体として知られる珪藻土をフィルタ部の表面に付着させることがドライクリーニング作業の現場で行われている。例えばドライクリーナと溶剤再生装置を組み合わせたドライクリーニングシステムでは、運転開始前に珪藻土をドライクリーナの流路(例えばドラム)に投入しておき、運転開始後はスピンディスクフィルタの容器内の溶剤の蒸留を行うことなく、連続的にドライクリーナに通した溶剤をスピンディスクフィルタに循環させる。すると、循環する溶剤の圧力により珪藻土がフィルタ部の表面に付着し、これによってフィルタ部の目を微細化することができる。
【0005】
ところで、前述のようにスピンディスクフィルタのフィルタ部を再生するために容器内の汚れた溶剤を真空蒸留装置に送り出してしまった後には、きれいな溶剤を容器内に満たす必要がある。そこで、従来、容器に連通した空気抜きバルブを開放した状態で送液ポンプによる溶剤の送給を行って容器内に溶剤を貯留し、その送給開始時点から所定時間が経過したときに空気抜きバルブを閉鎖することで容器内に溶剤を充満させるようにしている。
【0006】
しかしながら、このような従来の方法によっては、スピンディスクフィルタの容器内に完全に溶剤が充填されずに一部空気が残留してしまう場合があった。上述のようにフィルタ部の表面に珪藻土を付着させた場合、フィルタ部が空気に触れた状態で珪藻土が乾燥してしまうと珪藻土が剥落し易くなり、その剥落部分ではフィルタ部の目が粗くなってゴミの除去性能が低下してしまう。また、珪藻土の使用の有無に拘わらず、容器内に空気が残留していると溶剤とフィルタ部との接触面積がそれだけ狭くなり、濾過効率が低下してしまうという問題もある。
【0007】
【特許文献1】特開平7−289788号公報
【特許文献2】特開2006−75806号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は上記課題に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、スピンディスクフィルタの容器内に溶剤等の被処理液を満たす際に容器内に空気が残留することを防止することができる被処理液再生装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために成された本発明は、例えばドライクリーナ用溶剤等の被処理液を浄化して再生するための被処理液再生装置であって、被処理液を一時的に貯留する容器内に該被処理液中の粒子状の汚れを捕捉する濾過部を設けたフィルタと、該フィルタの容器内の汚れた被処理液を回収して蒸留する蒸留部と、を具備する被処理液再生装置において、
a)前記フィルタの容器の上部に接続された空気抜き流路と、
b)該空気抜き流路の途中に設けられた空気抜きバルブと、
c)該空気抜きバルブと前記容器との間の空気抜き流路の途中に配設された圧力検知手段と、
d)前記蒸留部による処理のために前記容器内の被処理液が排出された後に再び被処理液が貯留される際に、前記空気抜きバルブを開放した状態で前記容器内に被処理液を送給し始め、前記圧力検知手段により所定圧力に達したことが検知されてから所定時間経過後に前記空気抜きバルブを閉鎖する制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0010】
本発明に係る被処理液再生装置では、制御手段による制御の下に、フィルタの容器に例えば溶剤等の被処理液が送給されると、容器内に被処理液が導入された分の空気は空気抜き流路を通して外部に排出される。容器内に被処理液が充満し、さらに空気抜き流路内を被処理液が上昇すると、やがて空気抜きバルブを通して被処理液が流出するようになる。なお、この際に流出する被処理液はタンクに回収するようにすればよい。
【0011】
容器内に被処理液が充満しさらに空気抜き流路内を上昇して圧力検知手段にまで被処理液が達すると、圧力検知手段での検知圧力は急に上昇し所定圧力を超える。例えば圧力検知手段として圧力スイッチを用いる場合、受ける圧力が所定圧力を超えると検知信号はオフ→オン(又はその逆)と変化する。制御手段は、その時点から所定時間経過後に空気抜きバルブを閉鎖する。すると、少なくともフィルタの容器内には完全に被処理液が充満した状態となる。なお、上記所定時間はゼロであってもよいが、容器内に気泡などが残ることを回避するためにゼロ以外の適宜の値に設定したほうがよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る被処理液再生装置によれば、フィルタの容器内に空気を残留させることなく、確実に溶剤等の被処理液を充満させることができる。それにより、フィルタの容器内で濾過部が完全に被処理液に浸漬するので濾過部と被処理液との接触面積が広く、高い濾過効率を達成することができる。また、フィルタとして被処理液を一時的に貯留する容器内に複数の濾過部を設けたスピンディスクフィルタを用い、その濾過部の表面に濾過助剤として珪藻土を付着させた場合に、本発明に係る被処理液再生装置によれば、濾過部に付着していた珪藻土が乾燥によって剥離することを回避することができる。これにより、高い濾過性能を安定的に確保することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の一実施例であるドライクリーナ用溶剤再生装置について、図1〜図3を参照して説明する。図1は本実施例の溶剤再生装置を利用したドライクリーニングシステムの溶剤流路を中心とする構成図である。ここでは本発明における被処理液は洗浄運転に使用される石油系又はシリコーン系などの溶剤である。
【0014】
ドライクリーナ本体10は、周囲に多数の通液孔を有する円筒形状のドラム12が回転自在に軸支された外槽11や、後述する溶剤タンク20内に貯留されている溶剤を吸引して送給するポンプ15などを備え、ドラム12内に洗濯物が収容される。図1では、このトライクリーナ本体10以外の部分が溶剤再生装置であり、溶剤再生装置は、溶剤を貯留する溶剤タンク20と、溶剤に混入している微細なゴミなどの粒子状の汚れを除去するスピンディスクフィルタ23及びカートリッジフィルタ25と、溶剤を蒸留して汚れを除去するとともに水を分離する真空蒸留装置28と、を主要な要素として含む。
【0015】
詳しく説明すると、ドライクリーナ本体10の外槽11の底部は排液路13を介して溶剤タンク20に接続され、溶剤タンク20から溶剤を吸引するポンプ15の吐出口は三方バルブ22を介してスピンディスクフィルタ容器231の流入口とバイパス流路24とに択一的に接続される。スピンディスクフィルタ23の流出口はカートリッジフィルタ25の流入口に接続され、またバイパス流路24の末端もカートリッジフィルタ25の別の流入口に接続されている。カートリッジフィルタ25の流出口は給液路14を通してドライクリーナ本体10の外槽11に接続されている。スピンディスクフィルタ容器231の底部は途中にフィルタ排液バルブ27が設けられたフィルタ排液路26を経て真空蒸留装置28に接続されている。また、溶剤タンク20と真空蒸留装置28も、途中にタンク溶剤吸込みバルブ31が設けられたタンク蒸留流路30と戻し流路32とで接続されている。
【0016】
真空蒸留装置28は、溶剤を加熱・気化させる蒸留釜281と、気化した溶剤を冷却して凝縮・液化させる冷却部282と、液化した溶剤中の水を分離する水分離器283などを含み、タンク20及びスピンディスクフィルタ23から汚れた溶剤を蒸留釜281に受け入れて、これを蒸留して清浄化した後に溶剤タンク20へと戻す機能を果たす。
【0017】
スピンディスクフィルタ23の容器231の上部とカートリッジフィルタ25の上部とには両フィルタ23、25よりも高い位置で上方に延伸する共通の空気抜き流路33が接続され、この空気抜き流路33は途中に介挿された空気抜きバルブ34を経てタンク20の上部に接続されている。さらに、空気抜き流路33にあってスピンディスクフィルタ23との接続点と空気抜きバルブ34との間、具体的には空気抜き流路33の中で上方に延伸する部分には圧力スイッチ35が付設されている。圧力スイッチ35は予め設定された圧力を閾値として、受ける圧力が閾値以下であるときにはオフ、受ける圧力が閾値を超えるとオンとなる検知信号を出力する。
【0018】
制御部36はCPU、運転制御のプログラムを格納したROMなどを中心に構成され、圧力スイッチ35などの検知信号を受け、各バルブ22、34、27、31等の動作を統括的に制御する。但し、図1では、後述する本実施例に特徴的な動作を行うための信号線のみを記載してある。
【0019】
次に上記構成のドライクリーニングシステムの動作を説明する。ドライクリーナ本体10で洗濯運転を実行する際には、ポンプ15を作動させて溶剤タンク20内の溶剤を吸引し、スピンディスクフィルタ23、カートリッジフィルタ25と二段のフィルタを通して溶剤の汚れを濾過した後に給液路14を通して外槽11に供給する。外槽11内に貯留している溶剤は排液路13を経て溶剤タンク20に戻る。また、スピンディスクフィルタ23のフィルタ部234の表面に珪藻土を付着させたい場合には、運転開始前に外槽11内に珪藻土を投入し、その状態で連続的に溶剤がスピンディスクフィルタ23に通過するように運転を実行すればよい。
【0020】
また、このとき溶剤タンク20内に貯留されている溶剤を真空蒸留装置28で浄化することができる。即ち、フィルタ排液バルブ27を閉鎖し、タンク溶剤吸込みバルブ31を開放した状態で真空蒸留装置28を作動させると、蒸留釜281内が減圧されることで溶剤タンク20内の溶剤が蒸留釜281に吸い上げられる。そして、蒸留釜281及び冷却部282で蒸留されることで汚れが除去され、さらに例えば洗濯物に含まれる水分等によって混じる水が水分離器283で分離されて除去される。そうしてきれいになった溶剤が戻し流路32を経て溶剤タンク20に戻される。
【0021】
上述のように汚れた溶剤はスピンディスクフィルタ23、カートリッジフィルタ25の二段のフィルタを縦続的に通過するから、スピンディスクフィルタ23のフィルタ部234は汚れ易く、目詰まりが生じて溶剤が通りにくくなるために、比較的高い頻度で浄化してやる必要がある。そのため、規定の時間や規定の運転回数だけ運転を行う毎に再生処理を行う。洗濯運転の実行中にスピンディスクフィルタ23の再生処理を行う場合には、三方バルブ22を切り替えてポンプ15により送られて来た溶剤をバイパス流路24に流す。従って、この場合にはスピンディスクフィルタ23はパスされ、溶剤はカートリッジフィルタ25のみで汚れが濾過されて外槽11へと供給される。
【0022】
このときスピンディスクフィルタ23の容器231内には溶剤が溜まった状態であるので、前述のように軸体232を回転駆動することで容器231内でフィルタ部234を高速回転させる。それによってフィルタ部234に付着していた汚れが剥離して容器231内の溶剤に拡散する。所定時間、このようなフィルタ部234自体の汚れの剥離を行った後に、タンク溶剤吸込みバルブ31を閉鎖する一方、フィルタ排液バルブ27を開放して容器231内に溜まっている溶剤を先に拡散させた汚れとともに真空蒸留装置28の蒸留釜281に送る。そうして真空蒸留装置28で溶剤を浄化した後に溶剤タンク20に戻す。
【0023】
前述のように蒸留釜281に吐き出されることでスピンディスクフィルタ23の容器231内の溶剤は一旦空になるため、濾過動作を再開するには容器231内に溶剤を充填する必要がある。そこで、本実施例に係る溶剤再生装置では、図2のフローチャートに示した制御手順でこの溶剤の充填を行う。図3はこの動作に伴う、スピンディスクフィルタ容器231内及び空気抜き流路33内の溶剤の状態の遷移を示す概略図である。
【0024】
まず、フィルタ排液バルブ27を閉じ、三方バルブ22を切り替え、ポンプ15により送給される溶剤をスピンディスクフィルタ23の容器231内に貯留し始める(ステップS1)。その際に空気抜きバルブ34は開放状態とする。その後、制御部36は圧力スイッチ35がオンしたか否かを監視する(ステップS2)。容器231内に溶剤が溜まってゆくと、その溶剤の液位の上昇に伴って容器231内の空気は空気抜き流路33を通し空気抜きバルブ34から外部(この場合は溶剤タンク20内)へと抜ける(図3(a)参照)。このとき空気抜き流路33内の圧力は殆ど変化しないので、圧力スイッチ35はオフ状態を保つ。
【0025】
溶剤が容器231内に充満しさらに溶剤が導入され続けると、溶剤は空気抜き流路33内を上昇し始める(図3(b)参照)。このとき、圧力スイッチ35は未だオフ状態である。そして、さらに溶剤の液位が上昇して圧力スイッチ35の設置位置まで達すると(図3(c)参照)この液圧によって圧力スイッチ35はオンする。
【0026】
制御部36は圧力スイッチ35がオンしたのを検知すると(ステップS2でYes)、その時点からタイマにより所定時間(例えば30秒)が経過したか否かを判定する(ステップS3)。そして所定時間が経過したならば、空気抜きバルブ34を閉鎖する(ステップS4)。これにより、スピンディスクフィルタ23の容器231内には溶剤が完全に充填される。
【0027】
なお、基本的には、圧力スイッチ35がオンした時点で容器231内には溶剤が充満している筈であるが、気泡などが残っている場合があり得るし、溶剤が勢いよく容器231内に導入されると液面の上下動も大きい。そこで、ここでは容器231内から確実に空気を追い出すために、ステップS3で所定時間の遅延制御を行っている。従って、ステップS3の所定時間はゼロであってもよいが、空気抜き流路33の径やポンプ15の送液能力などを考慮して適宜の値に定めておくとよい。
【0028】
以上のようにしてスピンディスクフィルタ23の容器231内に自動的に溶剤を充填することができるので、フィルタ部234は完全に溶剤に浸漬する。そのため、フィルタ部234に付着した珪藻土は乾燥せず、珪藻土が剥落することを防止できる。また、フィルタ部234全体が溶剤に浸るので、溶剤とフィルタ部234との接触面積は最大となり濾過効率も良好になる。
【0029】
なお、上記実施例は本発明の一例であって、本発明の趣旨の範囲で適宜変形、修正、追加を行っても本願特許請求の範囲に包含されることは明らかである。例えば上記実施例はスピンディスクフィルタに本発明を適用したものであるが、カートリッジフィルタなどの他の形態のフィルタにも本発明を適用できることは当然である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の一実施例である溶剤再生装置を利用したドライクリーニングシステムの要部の構成図。
【図2】本実施例の溶剤再生装置におけるスピンディスクフィルタの容器への溶剤充填時の制御手順を示すフローチャート。
【図3】本実施例の溶剤再生装置におけるスピンディスクフィルタの容器への溶剤充填時の制御の説明図。
【図4】一般的なスピンディスクフィルタの概略断面構成図。
【符号の説明】
【0031】
10…ドライクリーナ本体
11…外槽
12…ドラム
13…排液路
14…給液路
15…ポンプ
20…溶剤タンク
22…三方バルブ
23…スピンディスクフィルタ
231…容器
232…軸体
233…導出流路
234…フィルタ部
24…バイパス流路
25…カートリッジフィルタ
26…フィルタ排液路
27…フィルタ排液バルブ
28…真空蒸留装置
281…蒸留釜
282…冷却部
283…水分離器
30…タンク蒸留流路
31…タンク溶剤吸込みバルブ
32…戻し流路
33…空気抜き流路
34…空気抜きバルブ
35…圧力スイッチ
36…制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被処理液を一時的に貯留する容器内に該被処理液中の粒子状の汚れを捕捉する濾過部を設けたフィルタと、該フィルタの容器内の汚れた被処理液を回収して蒸留する蒸留部と、を具備する被処理液再生装置において、
a)前記フィルタの容器の上部に接続された空気抜き流路と、
b)該空気抜き流路の途中に設けられた空気抜きバルブと、
c)該空気抜きバルブと前記容器との間の空気抜き流路の途中に配設された圧力検知手段と、
d)前記蒸留部による処理のために前記容器内の被処理液が排出された後に再び被処理液が貯留される際に、前記空気抜きバルブを開放した状態で前記容器内に被処理液を送給し始め、前記圧力検知手段により所定圧力に達したことが検知されてから所定時間経過後に前記空気抜きバルブを閉鎖する制御手段と、
を備えることを特徴とする被処理液再生装置。
【請求項2】
前記圧力検知手段は、所定圧力を閾値としてオン・オフする圧力スイッチであることを特徴とする請求項1に記載の被処理液再生装置。
【請求項3】
前記フィルタは、被処理液を一時的に貯留する容器内に複数の濾過部を設けたスピンディスクフィルタであることを特徴とする請求項1又は2に記載の被処理液再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−104898(P2008−104898A)
【公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−287433(P2006−287433)
【出願日】平成18年10月23日(2006.10.23)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(505188227)三洋電機テクノクリエイト株式会社 (68)
【Fターム(参考)】