説明

装置、方法、及びプログラム

【課題】画面に表示された画像を利用者がより見やすい状態にすること。
【解決手段】装置(例えば、スマートフォン)1は、画面が表示されるタッチスクリーンディスプレイ2と、装置の状態(例えば装置の水平方向に対する傾斜角度)を検出するセンサ(例えば、加速度センサ15)と、コントローラ10とを備える。コントローラ10は、タッチスクリーン2Bに対するジェスチャを検出した場合、装置の状態に応じてディスプレイ2Aの画面の向きを変更する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、装置、方法、及びプログラムに関する。特に、本発明は、タッチスクリーンディスプレイを有する装置、その装置を制御する方法、及びその装置を制御するためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
タッチスクリーンディスプレイを備える装置が知られている。タッチスクリーンディスプレイを備える装置には、例えば、スマートフォン及びタブレットが含まれる。タッチスクリーンディスプレイを備える装置は、タッチスクリーンディスプレイを介して指又はスタイラスペンのジェスチャを検出する。そして、タッチスクリーンディスプレイを備える装置は、検出したジェスチャに従って動作する。検出したジェスチャに従った動作の例は、例えば、特許文献1に記載されている。
【0003】
タッチスクリーンディスプレイを備える装置の基本的な動作は、装置に搭載されるAndroid(登録商標)、BlackBerry(登録商標) OS、iOS、Windows(登録商標) Phone等のOS(Operating System)によって実現される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第2008/086302号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
タッチスクリーンディスプレイを備える装置は、センサの検出に応じて画面の向きを変更する。しかし、タッチスクリーンディスプレイを備える装置は、意図しない向きの画面を表示することもあった。
【0006】
本発明は、ユーザが意図した向きの画面を表示することができる装置、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る装置は、1つの態様において、タッチスクリーンとディスプレイとを有するタッチスクリーンディスプレイを備える装置において、前記装置の状態を検出するセンサと、前記タッチスクリーンに対するジェスチャを検出した場合、前記装置の状態に応じて前記ディスプレイの画面の向きを変更するコントローラと、を備える。
【0008】
本発明に係る方法は、1つの態様において、タッチスクリーンとディスプレイとを有するタッチスクリーンディスプレイを備える装置を制御する方法であって、前記ディスプレイに画面を表示するステップと、前記装置の状態を検出するステップと、前記タッチスクリーンに対するジェスチャを検出した場合、前記装置の状態に応じて前記ディスプレイの画面の向きを変更するステップと、を含む。
【0009】
本発明に係るプログラムは、1つの態様において、プログラムであって、タッチスクリーンとディスプレイとを有するタッチスクリーンディスプレイを備える装置に、前記ディスプレイに画面を表示するステップと、前記装置の状態を検出するステップと、前記タッチスクリーンに対するジェスチャを検出した場合、前記装置の状態に応じて前記ディスプレイの画面の向きを変更するステップと、を実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、実施形態に係るスマートフォンの外観を示す斜視図である。
【図2】図2は、実施形態に係るスマートフォンの外観を示す正面図である。
【図3】図3は、実施形態に係るスマートフォンの外観を示す背面図である。
【図4】図4は、ホーム画面の一例を示す図である。
【図5】図5は、実施形態に係るスマートフォンの機能を示すブロック図である。
【図6】図6は、画面の向きを変更する制御の一例を示す図である。
【図7】図7は、画面の向きを変更する制御の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明を実施するための実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下では、タッチスクリーンディスプレイを備える装置の一例として、スマートフォンについて説明する。
【0012】
(実施形態)
図1から図3を参照しながら、実施形態に係るスマートフォン1の外観について説明する。図1から図3に示すように、スマートフォン1は、ハウジング20を有する。ハウジング20は、フロントフェイス1Aと、バックフェイス1Bと、サイドフェイス1C1〜1C4とを有する。フロントフェイス1Aは、ハウジング20の正面である。バックフェイス1Bは、ハウジング20の背面である。サイドフェイス1C1〜1C4は、フロントフェイス1Aとバックフェイス1Bとを接続する側面である。以下では、サイドフェイス1C1〜1C4を、どの面であるかを特定することなく、サイドフェイス1Cと総称することがある。
【0013】
スマートフォン1は、タッチスクリーンディスプレイ2と、ボタン3A〜3Cと、照度センサ4と、近接センサ5と、レシーバ7と、マイク8と、カメラ12とをフロントフェイス1Aに有する。スマートフォン1は、カメラ13をバックフェイス1Bに有する。スマートフォン1は、ボタン3D〜3Fと、コネクタ14とをサイドフェイス1Cに有する。以下では、ボタン3A〜3Fを、どのボタンであるかを特定することなく、ボタン3と総称することがある。
【0014】
タッチスクリーンディスプレイ2は、ディスプレイ2Aと、タッチスクリーン2Bとを有する。ディスプレイ2Aは、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)、有機ELパネル(Organic Electro−Luminescence panel)、又は無機ELパネル(Inorganic Electro−Luminescence panel)等の表示デバイスを備える。ディスプレイ2Aは、文字及び図形等を表示する。
【0015】
タッチスクリーン2Bは、タッチスクリーンディスプレイ2に対する指、又はスタイラスペン等の接触を検出する。タッチスクリーン2Bは、複数の指、又はスタイラスペン等がタッチスクリーンディスプレイ2に接触した位置を検出することができる。
【0016】
タッチスクリーン2Bの検出方式は、静電容量方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式(又は超音波方式)、赤外線方式、電磁誘導方式、及び荷重検出方式等の任意の方式でよい。以下では、説明を簡単にするため、タッチスクリーン2Bがタッチスクリーンディスプレイ2に対する接触を検出する指、又はスタイラスペン等を単に「指」ということがある。
【0017】
スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bにより検出された接触及び接触が行われた位置に基づいてジェスチャの種別を判別する。ジェスチャは、タッチスクリーンディスプレイ2に対して行われる操作である。スマートフォン1によって判別されるジェスチャには、タッチ、ロングタッチ、リリース、スワイプ、タップ、ダブルタップ、ロングタップ、ドラッグ、フリック、ピンチイン、ピンチアウト等が含まれる。
【0018】
タッチは、タッチスクリーン2Bに指が接触するジェスチャである。スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bに指が接触するジェスチャをタッチとして判別する。ロングタッチとは、タッチスクリーン2Bに指が一定時間以上接触するジェスチャである。スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bに指が一定時間以上接触するジェスチャをロングタッチとして判別する。
【0019】
リリースは、指がタッチスクリーン2Bから離れるジェスチャである。スマートフォン1は、指がタッチスクリーン2Bから離れるジェスチャをリリースとして判別する。スワイプは、指がタッチスクリーンディスプレイ2上に接触したままで移動するジェスチャである。スマートフォン1は、指がタッチスクリーンディスプレイ2上に接触したままで移動するジェスチャをスワイプとして判別する。
【0020】
タップは、タッチに続いてリリースをするジェスチャである。スマートフォン1は、タッチに続いてリリースをするジェスチャをタップとして判別する。ダブルタップは、タップが2回連続するジェスチャである。スマートフォン1は、タップが2回連続するジェスチャをダブルタップとして判別する。
【0021】
ロングタップは、ロングタッチに続いてリリースをするジェスチャである。スマートフォン1は、ロングタッチに続いてリリースをするジェスチャをロングタップとして判別する。ドラッグは、移動可能なオブジェクトが表示されている領域を始点としてスワイプをするジェスチャである。スマートフォン1は、移動可能なオブジェクトが表示されている領域を始点としてスワイプをするジェスチャをドラッグとして判別する。
【0022】
フリックは、タッチに続いて指が一方向へ高速で移動しながらリリースするジェスチャである。スマートフォン1は、タッチに続いて指が一方向へ高速で移動しながらリリースするジェスチャをフリックとして判別する。フリックは、指が画面の上方向へ移動する上フリック、指が画面の下方向へ移動する下フリック、指が画面の右方向へ移動する右フリック、指が画面の左方向へ移動する左フリック等を含む。
【0023】
ピンチインは、指と指の間隔を縮めるジェスチャである。スマートフォン1は、指と指の間隔縮めるジェスチャをピンチインとして判別する。ピンチアウトは、指と指の間隔を広めるジェスチャである。スマートフォン1は、指と指の間隔を広めるジェスチャをピンチアウトとして判別する。
【0024】
スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bを介して判別するこれらのジェスチャに従って動作を行う。したがって、利用者にとって直感的で使いやすい操作性が実現される。判別されるジェスチャに従ってスマートフォン1が行う動作は、タッチスクリーンディスプレイ2に表示されている画面に応じて異なる。
【0025】
図4を参照しながら、ディスプレイ2Aに表示される画面の例について説明する。図4は、ホーム画面の一例を示している。ホーム画面は、デスクトップ、又は待受画面と呼ばれることもある。ホーム画面は、ディスプレイ2Aに表示される。ホーム画面は、スマートフォン1にインストールされているアプリケーションのうち、どのアプリケーションを実行するかを利用者に選択させる画面である。スマートフォン1は、ホーム画面で選択されたアプリケーションをフォアグランドで実行する。フォアグランドで実行されるアプリケーションは、ホーム画面とは異なる画面をディスプレイ2Aに表示させる。
【0026】
スマートフォン1は、ホーム画面にアイコンを配置することができる。図4に示すホーム画面40には、複数のアイコン50が配置されている。アイコン50は、スマートフォン1にインストールされている特定のアプリケーションと予め対応付けられている。スマートフォン1は、アイコン50に対する特定のジェスチャ(例えば、タップ)を検出すると、そのアイコン50に対応付けられているアプリケーションを実行する。例えば、スマートフォン1は、メールアプリケーションに対応付けられたアイコン50に対するタップが検出されると、メールアプリケーションを実行する。
【0027】
アイコン50は、画像と文字列を含む。アイコン50は、画像に代えて、記号又は図形を含んでもよい。アイコン50は、画像又は文字列のいずれか一方を含まなくてもよい。アイコン50は、所定の規則に従って配置される。アイコン50の背後には、壁紙41が表示される。壁紙41は、フォトスクリーン又はバックスクリーンと呼ばれることもある。スマートフォン1は、任意の画像を壁紙41として用いることができる。画像は、例えば、利用者の設定に従って壁紙として決定される。
【0028】
スマートフォン1は、ホーム画面の数を増減することができる。スマートフォン1は、例えば、ホーム画面の数を利用者による設定に従って決定する。スマートフォン1は、ホーム画面を表示する場合、ホーム画面の数が複数であっても、それらのうちから選択された1つをディスプレイ2Aに表示する。
【0029】
スマートフォン1は、ホーム画面上に、1つ又は複数のロケータを表示する。ロケータの数は、ホーム画面の数と一致する。ロケータは、現在表示されているホーム画面の位置を示す。現在表示されているホーム画面に対応するロケータは、他のロケータと異なる態様で表示される。
【0030】
図4に示す例では、4つのロケータ51が表示されている。これは、ホーム画面40の数が4つであることを示す。また、図4に示す例では、左から2番目のシンボルが他のシンボルと異なる態様で表示されている。これは、左から2番目のホーム画面が現在表示されていることを示している。
【0031】
スマートフォン1は、ホーム画面を表示中に特定のジェスチャを検出すると、ディスプレイ2Aに表示するホーム画面を切り替える。例えば、スマートフォン1は、右フリックを検出すると、ディスプレイ2Aに表示するホーム画面を1つ左のホーム画面に切り替える。また、スマートフォン1は、左フリックを検出すると、ディスプレイ2Aに表示するホーム画面を1つ右のホーム画面に切り替える。
【0032】
ディスプレイ2Aの上端には、領域42が設けられている。領域42には、充電池の残量を示す残量マーク43、及び通信用の電波の電界強度を示す電波レベルマーク44が表示される。スマートフォン1は、領域42に、現在時刻、天気の情報、実行中のアプリケーション、通信システムの種別、電話のステータス、装置のモード、装置に生じたイベント等を表示してもよい。このように、領域42は、利用者に対して各種の通知を行うために用いられる。領域42は、ホーム画面40以外の画面でも設けられることがある。領域42が設けられる位置は、ディスプレイ2Aの上端に限られない。
【0033】
なお、図4に示したホーム画面40は、一例であり、各種の要素の形態、各種の要素の配置、ホーム画面40の数、及びホーム画面40での各種の操作の仕方等は上記の説明の通りでなくてもよい。
【0034】
図5は、スマートフォン1の構成を示すブロック図である。スマートフォン1は、タッチスクリーンディスプレイ2と、ボタン3と、照度センサ4と、近接センサ5と、通信ユニット6と、レシーバ7と、マイク8と、ストレージ9と、コントローラ10と、カメラ12及び13と、コネクタ14と、加速度センサ15と、方位センサ16と、ジャイロスコープ17とを有する。
【0035】
タッチスクリーンディスプレイ2は、上述したように、ディスプレイ2Aと、タッチスクリーン2Bとを有する。ディスプレイ2Aは、文字、画像、記号、又は図形等を表示する。タッチスクリーン2Bは、接触を検出する。コントローラ10は、スマートフォン1に対するジェスチャを検出する。コントローラ10は、タッチスクリーン2Bと協働することによって、タッチスクリーン2B(タッチスクリーンディスプレイ2)に対する操作(ジェスチャ)を検出する。
【0036】
ボタン3は、利用者によって操作される。ボタン3は、ボタン3A〜ボタン3Fを有する。コントローラ10はボタン3と協働することによってボタンに対する操作を検出する。ボタンに対する操作は、例えば、クリック、ダブルクリック、プッシュ、及びマルチプッシュである。
【0037】
例えば、ボタン3A〜3Cは、ホームボタン、バックボタンまたはメニューボタンである。例えば、ボタン3Dは、スマートフォン1のパワーオン/オフボタンである。ボタン3Dは、スリープ/スリープ解除ボタンを兼ねてもよい。例えば、ボタン3E及び3Fは、音量ボタンである。
【0038】
照度センサ4は、照度を検出する。例えば、照度とは、光の強さ、明るさ、輝度等である。照度センサ4は、例えば、ディスプレイ2Aの輝度の調整に用いられる。近接センサ5は、近い物体の存在を検出する。近接センサ5は、例えば、タッチスクリーンディスプレイ2が顔に近付けられたことを検出する。
【0039】
通信ユニット6は、無線により通信する。通信ユニット6によって行われる通信方式は、無線通信規格である。例えば、無線通信規格として、2G、3G、4G等のセルラーフォンの通信規格がある。例えば、セルラーフォンの通信規格として、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA、CDMA2000、PDC、GSM(登録商標)、PHS(Personal Handy−phone System)等がある。例えば、無線通信規格として、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、IEEE802.11、Bluetooth(登録商標)、IrDA、NFC等がある。通信ユニット6は、上述した通信規格の1つ又は複数をサポートしていてもよい。
【0040】
レシーバ7は、コントローラ10から送信される音声信号を音声として出力する。マイク8は、利用者等の音声を音声信号へ変換してコントローラ10へ送信する。なお、スマートフォン1は、レシーバ7に加えて、または、レシーバ7に代えて、スピーカをさらに有してもよい。
【0041】
ストレージ9は、プログラム及びデータを記憶する。また、ストレージ9は、コントローラ10の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。ストレージ9は、半導体記憶デバイス、及び磁気記憶デバイス等の任意の記憶デバイスを含んでよい。また、ストレージ9は、複数の種類の記憶デバイスを含んでよい。また、ストレージ9は、メモリカード等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。
【0042】
ストレージ9に記憶されるプログラムには、フォアグランドまたはバックグランドで実行されるアプリケーションと、アプリケーションの動作を支援する制御プログラムとが含まれる。アプリケーションは、例えば、ディスプレイ2Aに所定の画面を表示させ、タッチスクリーン2Bを介して検出されるジェスチャに応じた処理をコントローラ10に実行させる。制御プログラムは、例えば、OSである。アプリケーション及び制御プログラムは、通信ユニット6による無線通信又は記憶媒体を介してストレージ9にインストールされてもよい。
【0043】
ストレージ9は、例えば、制御プログラム9A、メールアプリケーション9B、ブラウザアプリケーション9C、設定データ9Zを記憶する。メールアプリケーション9Bは、電子メールの作成、送信、受信、及び表示等のための電子メール機能を提供する。ブラウザアプリケーション9Cは、WEBページを表示するためのWEBブラウジング機能を提供する。設定データ9Zは、スマートフォン1の動作に関する各種の設定に関する情報を含む。
【0044】
制御プログラム9Aは、スマートフォン1を稼働させるための各種制御に関する機能を提供する。制御プログラム9Aは、例えば、通信ユニット6、レシーバ7、及びマイク8等を制御することによって、通話を実現させる。制御プログラム9A、タッチスクリーン2Bを介して検出されたジェスチャおよび加速度センサ15の検出結果の少なくとも一方に応じて、ディスプレイ2Aの画面の向きを変更する等の各種制御を行う機能が含む。なお、制御プログラム9Aが提供する機能は、メールアプリケーション9B等の他のプログラムが提供する機能と組み合わせて利用されることがある。
【0045】
コントローラ10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。コントローラ10は、通信ユニット6等の他の構成要素が統合されたSoC(System−on−a−chip)等の集積回路であってもよい。コントローラ10は、スマートフォン1の動作を統括的に制御して各種の機能を実現する。
【0046】
具体的には、コントローラ10は、ストレージ9に記憶されているデータを必要に応じて参照しつつ、ストレージ9に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行して、ディスプレイ2A及び通信ユニット6等を制御することによって各種機能を実現する。コントローラ10は、タッチスクリーン2B、ボタン3、加速度センサ15等の検出結果に応じて、制御を変更することもある。
【0047】
コントローラ10は、例えば、制御プログラム9Aを実行することにより、タッチスクリーン2Bを介して検出されたジェスチャおよび加速度センサ15の検出結果の少なくとも一方に応じて、ディスプレイ2Aの画面の向きを変更する等の各種制御を実行する。
【0048】
カメラ12は、フロントフェイス1Aに面している物体を撮影するインカメラである。カメラ13は、バックフェイス1Bに面している物体を撮影するアウトカメラである。
【0049】
コネクタ14は、他の装置が接続される端子である。コネクタ14は、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)、ライトピーク(サンダーボルト)、イヤホンマイクコネクタのような汎用的な端子であってもよい。コネクタ14は、Dockコネクタのような専用に設計された端子でもよい。コネクタ14に接続される装置には、例えば、外部ストレージ、スピーカ、通信装置が含まれる。
【0050】
加速度センサ15は、スマートフォン1に生じる加速度の方向及び大きさ又はスマートフォン1の傾斜を検出する。方位センサ16は、地磁気の向きを検出する。ジャイロスコープ17は、スマートフォン1の回転を検出する。加速度センサ15、方位センサ16及びジャイロスコープ17の検出結果は、スマートフォン1の位置及び姿勢の変化を検出するために、組み合わせて利用される。
【0051】
なお、図5においてストレージ9が記憶することとしたプログラムの一部又は全部は、通信ユニット6による無線通信で他の装置からダウンロードされてもよい。また、図5においてストレージ9が記憶することとしたプログラムの一部又は全部は、ストレージ9に含まれる読み取り装置が読み取り可能な記憶媒体に記憶されていてもよい。また、図5においてストレージ9が記憶することとしたプログラムの一部又は全部は、コネクタ14に接続される読み取り装置が読み取り可能なCD、DVD、又はBlu−ray等の記憶媒体に記憶されていてもよい。
【0052】
図5に示したスマートフォン1の構成は一例であり、本発明の要旨を損なわない範囲において適宜変更してよい。例えば、ボタン3の数と種類は図5の例に限定されない。例えば、スマートフォン1は、画面に関する操作のためのボタンとして、ボタン3A〜3Cに代えて、テンキー配列又はQWERTY配列等のボタンを備えていてもよい。また、スマートフォン1は、画面に関する操作のために、ボタンを1つだけ備えてもよいし、ボタンを備えなくてもよい。また、図5に示した例では、スマートフォン1が2つのカメラを備えることとしたが、スマートフォン1は、1つのカメラのみを備えてもよいし、カメラを備えなくてもよい。また、図5に示した例では、スマートフォン1が位置及び姿勢を検出するために3種類のセンサを備えることとしたが、スマートフォン1は、このうちいくつかのセンサを備えなくてもよいし、位置及び姿勢を検出するための他の種類のセンサを備えてもよい。
【0053】
図6および図7を参照しながら、制御プログラム9Aが提供する機能に基づく制御の例について説明する。制御プログラム9Aが提供する機能には、利用者の指示に従ってホーム画面の向きを変更する機能が含まれる。以下に、利用者の指示に従ってホーム画面の向きを変更する一例を示す。また、図6示すスマートフォン1は、水平方向に対する傾斜角度(ピッチ)が閾値以下である。水平方向に対する傾斜角度(ピッチ)とは、例えば、タッチスクリーンディスプレイ2の表面と水平方向とのなす角度である。また、閾値は45度とすることが好ましい。閾値を45度とすることで、スマートフォン1が傾斜している状態であるか否かを適切に判定することができる。
【0054】
図6に示すステップS1では、ディスプレイ2Aにホーム画面40が表示されている。ステップS1で表示されているホーム画面40には、複数のアイコン50が表示されている。また、ステップS1では、利用者の指F1が壁紙41の表示領域のうち領域60をタッチし、利用者の指F2が壁紙41の表示領域のうち領域62をタッチしている。ここで、指F1は、利用者の右手の親指である。指F2は、利用者の右手の人差し指である。この場合、スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bを介して、領域60でのタッチと領域62でのタッチとを検出する。
【0055】
ステップS2では、利用者の指F1および指F2がともにタッチスクリーンディスプレイ2上で時計回りに円弧を描く方向にスワイプしている。つまり、利用者は、領域60にタッチしている指F1を、矢印α1に示す経路で領域60aまでスワイプさせる。また、利用者は、領域62にタッチしている指F2を、矢印α2に示す経路で領域62aまでスワイプさせる。ここで、利用者は、2つの指F1、F2がともにタッチしている間に指F1のスワイプと指F2のスワイプを実行すればよく、指F1のスワイプと指F2のスワイプを同時に行っても、別々に行ってもよい。この場合、スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bを介して、領域60から領域60aへ矢印α1に示す経路で移動するスワイプと領域62から領域62aへ矢印α2に示す経路で移動するスワイプとを検出する。以降、このようなスワイプを回転ジェスチャと呼ぶ。
【0056】
ステップS3では、利用者の指F1および指F2がともにタッチスクリーンディスプレイ2からリリースされている。この場合、スマートフォン1は、回転ジェスチャの終了を検出する。なお、利用者の指F1及びF2のスワイプの停止をもって、回転ジェスチャの終了としてもよい。スマートフォン1は、回転ジェスチャが検出された場合、ステップS3に示すように、ホーム画面の向きを変更する。具体的には、スマートフォン1は、ホーム画面40を時計回りに90度回転させたホーム画面40aをタッチスクリーンディスプレイ2に表示させる。つまり、スマートフォン1は、ホーム画面40aを縦画面から横画面へ変更する。そして、ホーム画面40には、アイコン50が再配置されている。
【0057】
スマートフォン1は、回転ジェスチャをディスプレイ2Aに表示するホーム画面の向きを変更するジェスチャに設定している。スマートフォン1は、水平方向に対する傾斜角度(ピッチ)が閾値以下であり、かつ、回転ジェスチャを検出した場合、ホーム画面40の向きを変更する。
【0058】
このように、スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bを介してホーム画面の向きを変更するジェスチャ、本実施形態ではホーム画面を回転させるジェスチャを検出した場合、検出したタッチスクリーン2Bを介してホーム画面の向きを変更するジェスチャに基づいて、ホーム画面の向きを変更する。これにより、利用者は、回転ジェスチャを入力することでディスプレイ2Aに表示される画面の向きを回転、つまり画面を回転させることができる。
【0059】
また、スマートフォン1は、ディスプレイ2Aに表示するホーム画面の向きを変更するジェスチャを、回転ジェスチャ以外のジェスチャとしてもよい。スマートフォン1は、フリック、ピンチイン、及びピンチアウト等のジェスチャを、ホーム画面の向きを変更するジェスチャとしてもよい。
【0060】
また、スマートフォン1は、ホーム画面の向きを変更するジェスチャに基づいて、ホーム画面の向きを変更する方向および変更する角度を決定することが好ましい。例えば、スマートフォン1は、時計回りに回転する円弧のスワイプが検出された場合、画面の向きを時計回りに回転させて変更し、反時計回りに回転する円弧のスワイプが検出された場合、画面の向きを反時計周りに回転させて変更する。また、スマートフォン1は、検出した円弧のスワイプが90度の円弧である場合、画面の向きを90度回転させ、検出した円弧のスワイプが180度の円弧である場合、画面の向きを180度回転させる。スマートフォン1は、画面の向きを90度単位、つまり、基準の向きから、90度、180度、270度回転させた4つの向きのみ変更するようにしてもよい。スマートフォン1は、画面の向きを任意の角度、例えば検出したスワイプの円弧の角度と同じ角度回転させるようにしてもよい。
【0061】
また、スマートフォン1は、タッチスクリーンディスプレイ2の水平方向に対する傾斜角度が閾値範囲にない場合、つまりタッチスクリーンディスプレイ2の水平方向に対する傾斜角度が閾値角度よりも大きい場合、加速度センサ15でスマートフォン1の傾き、具体的には、タッチスクリーンディスプレイ2のディスプレイ2Aの画像を表示する面の向きに基づいて、画面の向きを変更する。本実施形態のスマートフォン1は、加速度センサ15が検出したスマートフォン1の傾きに基づいて、タッチスクリーンディスプレイ2の鉛直方向において最も下側となりかつ水平方向に近い辺が、画面の下側の辺となる向きにホーム画面を表示させる。これにより、利用者は、スマートフォン1の向きを変更することで、ホーム画面の向きを変えることができる。また、利用者は、タッチスクリーンディスプレイ2の鉛直方向下側となる辺が、画面の下側となる向きでホーム画面を表示させることができる。
【0062】
図7を参照しながら、制御プログラム9Aが提供する機能に基づく制御の処理手順の例について説明する。図7は、利用者の指示に従ってホーム画面の向きを変更する制御の処理手順を示している。図7に示す処理手順は、コントローラ10が、制御プログラム9Aを実行することによって実現される。なお、図7に示す処理手順は、ホーム画面40がディスプレイ2Aに表示されている間、繰り返して実行される。コントローラ10は、図19に示す処理手順と並行して、ホーム画面40に関する制御のための他の処理手順を実行することがある。
【0063】
コントローラ10は、ステップS12として、ホーム画面の向きを変更するジェスチャがあるか、つまりホーム画面回転のジェスチャを検出したかを判定する。つまり、コントローラ10は、タッチスクリーン2Bを介して画面の向きを変更するジェスチャが検出されたかを判定する。コントローラ10は、ステップS12で画面の向きを変更するジェスチャが検出されていない(ステップS12でNo)と判定した場合、本処理を終了する。
【0064】
コントローラ10は、ステップS12で画面の向きを変更するジェスチャがある(ステップS12でYes)と判定した場合、ステップS14として、加速度センサ15の検出結果を取得し、取得した検出結果に基づいて、スマートフォン1の水平方向に対する傾斜角度が閾値以下であるかを判定する。
【0065】
コントローラ10は、ステップS14で角度が閾値以下である(ステップS14でYes)、つまり、タッチスクリーンディスプレイ2の画面が水平方向に近い状態であると判定した場合、ステップS16として、ホーム画面の向きを変更する。具体的には、コントローラ10は、ステップS12で検出し、判定したホーム画面の向きを変更するジェスチャに基づいて、ホーム画面の向きを決定、つまりホーム画面を回転させる方向および回転させる角度を決定し、決定した向きでホーム画面を表示させる。
【0066】
次に、コントローラ10は、ステップS14でスマートフォン1の水平方向に対する傾斜角度が閾値角度以上である(ステップS14でNo)、つまり、タッチスクリーンディスプレイ2の画面が垂直方向に近い状態であると判定した場合、本処理を終了する。つまり、コントローラ10は、画面を回転させるジェスチャを検出しても、画面を検出させずに本処理を終了する。
【0067】
このように、スマートフォン1は、タッチスクリーンディスプレイ2の水平方向に対する傾斜角度が閾値角度以下である場合、ホーム画面の向きを変更するジェスチャに基づいて、ホーム画面の向きを変更させる。これにより、スマートフォン1は、その傾斜角度が水平方向に近いため、どの面が鉛直方向の下向きであるか判断が困難な場合でも、ホーム画面の向きを利用者が所望する向きにすることができる。例えば、利用者は、机の上においた状態で使用している等、スマートフォン1の傾きが水平方向に近い状態で使用している際にホーム画面の向きを変更したい場合、スマートフォン1を持ち上げてタッチスクリーンディスプレイ2を一度傾ける操作をしなくても、ホーム画面の向きを変更するジェスチャをタッチスクリーンディスプレイ2に入力するだけでホーム画面の向きを変更することができる。
【0068】
また、スマートフォン1は、タッチスクリーンディスプレイ2の水平方向に対する傾斜角度が閾値より大きい場合、スマートフォン1の傾きが変化したことを検出したら、画面の向きを変更させることが好ましい。
【0069】
具体的には、スマートフォン1のコントローラ10は、タッチスクリーンディスプレイ2の水平方向に対する傾斜角度が閾値より大きい場合、スマートフォン1の傾きの変化があるかを判定する。具体的には、コントローラ10は、加速度センサ15の検出結果に基づいてスマートフォン1の傾きを検出し、基準となる傾きに対して設定した値以上の変化があるかを判定する。ここで、基準となる傾きは、種々の設定とすることができる。例えば、基準となる傾きは、ディスプレイ2Aに表示させている画面の向きを基準に設定することができる。設定した値以上の変化は、画面の向きを変更する処理を実行する閾値である。設定した値には、スマートフォン1の傾きが現在表示させている向きで画面を表示することに適さない向きとなる角度を用いることができる。
【0070】
コントローラ10は、スマートフォン1の傾きの変化なし、つまり画面の向きを変化させる閾値までスマートフォン1の傾きが変化していないと判定した場合、画面の向きを変更させない。またコントローラ10は、スマートフォン1の傾きの変化あり、つまり画面の向きを変化させる閾値までスマートフォン1の傾きが変化していると判定した場合、ホーム画面の向きを変更する。具体的には、コントローラ10は、検出し、判定したスマートフォン1の傾きに基づいて、ホーム画面の向きを決定、つまりホーム画面を回転させる方向および回転させる角度を決定し、決定した向きでホーム画面を表示させる。
【0071】
これにより、利用者は、ジェスチャを入力しなくても、タッチスクリーンディスプレイ2の鉛直方向下側がホーム画面の下側となる向きでホーム画面を表示させることができる。また、スマートフォン1は、基本的に、スマートフォン1の傾きを変化させる操作およびホーム画面の向きを変更するジェスチャの2つの操作で、ホーム画面の向きを変更させることができる。これにより利用者は、簡単な操作でホーム画面の向きを変更させることができる。
【0072】
以上より、スマートフォン1は、利用者が簡単な操作でホーム画面の向きを変更させることができ、かつ、利用者が意図しないホーム画面の向きの変更が生じることを抑制することができる。
【0073】
また、スマートフォン1は、図7に示す処理手順において、スマートフォン1の水平方向に対する傾斜角度が閾値角度より大きい場合、ホーム画面の向きを変更するジェスチャの有無の判定を行わない。つまり、スマートフォン1の水平方向に対する傾斜角度が閾値角度より大きい場合、ホーム画面の向きを変更するジェスチャに基づいてホーム画面の向きを変更する機能を停止する。これにより、スマートフォン1は、スマートフォン1の姿勢に応じて、適切な操作をホーム画面の向きの変更操作として検出することができる。
【0074】
また、スマートフォン1は、図6に示すようなホーム画面を表示している場合に、図7の処理を行うことで、利用者がホーム画面の向きを簡単に変更することができ、かつ、利用者が意図しない方向にホーム画面の向きが変更されてしまうことを抑制することができる。また、スマートフォン1は、ホーム画面40以外の画面をタッチスクリーンディスプレイ2のディスプレイ2Aに表示させている場合も、図7の処理を実行してもよい。これにより、ホーム画面40以外の画面を表示している場合も、利用者がホーム画面の向きを簡単に変更することができ、かつ、利用者が意図しない方向にホーム画面の向きが変更されてしまうことを抑制することができる。
【0075】
また、スマートフォン1は、加速度センサ15の検出結果に基づいて、スマートフォン1の傾きを検出したがこれに限定されない。スマートフォン1は、スマートフォン1の傾きを検出するセンサに、種々のセンサを用いることができる。例えば、スマートフォン1は、ジャイロスコープ17の検出結果および方位センサ16の検出結果の少なくとも一方に基づいて、スマートフォン1の傾きを検出することもできる。
【0076】
本発明を完全かつ明瞭に開示するために特徴的な実施例に関し記載してきた。しかし、添付の請求項は、上記実施例に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成を具現化するように構成されるべきである。
【0077】
例えば、図5に示した各プログラムは、複数のモジュールに分割されていてもよいし、他のプログラムと結合されていてもよい。
【0078】
また、上記の実施形態では、タッチスクリーンディスプレイを備える装置の一例として、スマートフォンについて説明したが、添付の請求項に係る装置は、スマートフォンに限定されない。例えば、添付の請求項に係る装置は、モバイルフォン、携帯型パソコン、デジタルカメラ、メディアプレイヤ、電子書籍リーダ、ナビゲータ、又はゲーム機等の携帯電子機器であってもよい。
【符号の説明】
【0079】
1 スマートフォン
2 タッチスクリーンディスプレイ
2A ディスプレイ
2B タッチスクリーン
3 ボタン
4 照度センサ
5 近接センサ
6 通信ユニット
7 レシーバ
8 マイク
9 ストレージ
9A 制御プログラム
9B メールアプリケーション
9C ブラウザアプリケーション
9Z 設定データ
10 コントローラ
12、13 カメラ
14 コネクタ
15 加速度センサ
16 方位センサ
17 ジャイロスコープ
20 ハウジング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチスクリーンとディスプレイとを有するタッチスクリーンディスプレイを備える装置において、
前記装置の状態を検出するセンサと、
前記タッチスクリーンに対するジェスチャを検出した場合、前記装置の状態に応じて前記ディスプレイの画面の向きを変更するコントローラと、を備える装置。
【請求項2】
前記装置の状態とは、水平方向に対する前記ディスプレイの傾斜角度である請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記タッチスクリーンに対する所定のジェスチャを検出した場合、前記傾斜角度が閾値以下であると前記ディスプレイの画面の向きを変更する請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記コントローラは、前記タッチスクリーンに対する所定のジェスチャを検出した場合、前記傾斜角度が閾値より大きいと前記ディスプレイの画面の向きを変更しない請求項2に記載の装置。
【請求項5】
前記コントローラは、前記傾斜角度が閾値以下であると、前記センサが検出した前記傾斜角度に基づいて前記画面の向きを変更しない請求項2から4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記コントローラは、前記傾斜角度に基づいて前記画面の向きを変更する場合、鉛直方向において最も下側となりかつ水平方向に近い前記ディスプレイの辺が、前記画面の下側の辺となる向きに前記画面の向きを変更させる請求項2から5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記タッチスクリーンに対するジェスチャは、前記タッチスクリーン上で2つの被検出物を滑らせて、同一方向に回転させるジェスチャである請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記コントローラは、前記タッチスクリーンに対するジェスチャの回転方向に前記画面を回転させて当該画面の向きを変更する請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記センサは、加速度センサである請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
前記画面は、少なくとも1つのアイコンが表示されるホーム画面である請求項1から9のいずれか一項に記載の装置。
【請求項11】
タッチスクリーンとディスプレイとを有するタッチスクリーンディスプレイを備える装置を制御する方法であって、
前記ディスプレイに画面を表示するステップと、
前記装置の状態を検出するステップと、
前記タッチスクリーンに対するジェスチャを検出した場合、前記装置の状態に応じて前記ディスプレイの画面の向きを変更するステップと、
を含む方法。
【請求項12】
タッチスクリーンとディスプレイとを有するタッチスクリーンディスプレイを備える装置に、
前記ディスプレイに画面を表示するステップと、
前記装置の状態を検出するステップと、
前記タッチスクリーンに対するジェスチャを検出した場合、前記装置の状態に応じて前記ディスプレイの画面の向きを変更するステップと、
を実行させるプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2013−65295(P2013−65295A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−188774(P2012−188774)
【出願日】平成24年8月29日(2012.8.29)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.HDMI
2.Blu−ray
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】