説明

装飾具取付用シート、装飾具取付用シートを用いた装飾方法

【課題】所定の対象物への装飾具の取り付け及び取り外しが容易に行うことができる装飾具に関する技術を提供する。
【解決手段】所定の対象物の表面に装飾具を取り付けるための装飾具取付用シートであって、両面に粘着面を有する薄板状の粘着シート2と、前記両面の粘着面のうちの一方の粘着面であって、前記所定の対象物の表面に貼り付けられる側の粘着面を被覆する第一被覆シート3と、前記両面の粘着面のうちの他方の粘着面であって、前記装飾具が取り付けられる側の粘着面を被覆する第二被覆シート4と、前記第一被覆シート3と前記第二被覆シート4とのうち少なくともいずれか一方の被覆シートに設けられ、前記粘着シートを前記所定の対象物の外形に合わせて切断する際の目安としての切断基準線部41と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、装飾具取付用シート及び装飾具取付用シートを用いた装飾方法に関する。
【背景技術】
【0002】
身の回りの持ち物(例えば、携帯電話機等の携帯端末)等に独自の装飾を施すことが行われている。独自の装飾を施すことで、自らの持ち物と他人との持ち物との間の識別性及び装飾性を高めることができる。例えば携帯電話機などの携帯端末を装飾する装飾具として、特許文献1に記載の技術が知られている。この装飾具に関する発明は、本発明者が先に発明したものであるが、特許文献1に記載の装飾具によれば、携帯端末の装飾性を高めることができる。
【特許文献1】国際公開第2006/022306号パンフレット
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
対象物(例えば、携帯電話機等の携帯端末)に装飾具を取り付けることで、対象物の装飾性を高めることが行われている。このような場合、従来においては、装飾具側に粘着テープを貼り付けたり、装飾具側に接着剤を塗布することで、装飾具を対象物に取り付けていた。しかしながら、装飾具の一つ一つに粘着テープを貼り付けたり接着剤を塗布するとなると、装飾作業が煩雑になる。また、一定期間が経過すると、施した装飾に対して飽きがくることもあるが、細かな装飾具を複数対象物に取り付けることで装飾したような場合には、一度施した装飾具を一つ一つ取り外すのは、非常に困難である。
【0004】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、所定の対象物への装飾具の取り付け及び取り外しを容易に行うことができる装飾具に関する技術を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明では、上記の課題を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明は、所定の対象物の表面に装飾具を取り付けるための装飾具取付用シートであって、両面に粘着面を有する薄板状の粘着シートと、前記両面の粘着面のうちの一方の粘着面であって、前記所定の対象物の表面に貼り付けられる側の粘着面を被覆する第一被覆シートと、前記両面の粘着面のうちの他方の粘着面であって、前記装飾具が取り付けられる側の粘着面を被覆する第二被覆シートと、前記第一被覆シートと前記第二被覆シートとのうち少なくともいずれか一方の被覆シートに設けられ、前記粘着シートを前記所定の対象物の外形に合わせて切断する際の目安としての切断基準線部と、を備える。
【0006】
装飾具の一つ一つに粘着テープを貼り付けたり、装飾具の一つ一つに接着剤を塗付する場合には、装飾具の取り付け及び取り外し作業が非常に煩雑になる。特に装飾具が小さく、またその数が多くなるとその煩雑度はより顕著となる。そこで、本発明では、装飾具を取り付ける側、すなわち所定の対象物の表面を装飾具の取り付け可能な状態とすることで、装飾具の取り付け作業を容易に行えることに着目した。そして、本発明では、所定の対象物の表面を装飾具の取り付け可能な状態とすることを実現するため、装飾具取付用シートの両面に粘着面を形成することとした。一方の粘着面は、所定の対象物の表面に貼り付けるものであり、他方の粘着面は装飾具を取り付けるためのものである。このような本発明の装飾具取付用シートを所定の対象物の表面に貼り付けることで、所定の対象物の表面には粘着面が形成されることになる。すなわち、装飾具取付用シートが取り付けられた所定の対象物の表面は、粘着性を有し装飾具が自由に取り付け可能な状態となる。その結果
、装飾具の一つ一つに粘着テープ等を貼り付けることなく、装飾具を取り付けることが可能となる。なお、本発明によれば、装飾具は、一つの装飾具取付用シートの表面に取り付けられているので、装飾具取付用シートを所定の対象物の表面から取り外すことで、装飾具を一度に取り外すことが可能となる。従って、本発明の装飾具取付用シートによれば、装飾具の取り付けだけでなく、取り外しも容易に行うことが可能となる。
【0007】
上述したように、本発明の装飾具取付用シートは、装飾具を取り付けたい領域を粘着面とすることで容易に装飾具の取り付けを可能とするものである。従って、装飾具を取り付けたい領域を特定するため、装飾具取付用シートは、例えば対象物の外形等に合わせて容易に切断できることが好ましい。そこで、本発明では、第一被覆シートと第二被覆シートとのうち少なくともいずれか一方の被覆シートに切断する際の目安としての切断基準線部を設けることとした。切断基準線部は、例えば所定の対象物の外形を模った線によって構成することができる。また、切断基準線部は、例えば方眼としてもよく、これにより、様々な対象物へ対応させることが可能となる。装飾具取付用シートの切断は、このような切断基準線部を目安に行えばよいので、本発明によれば装飾具取付用シートの切断を容易に行うことができる。なお、第一被覆シート及び第二被覆シートは、装飾具取付用シートの未使用時においてそれぞれの接着面を被覆するものである。
【0008】
ここで、本発明において、前記粘着シートは、前記一方の粘着面を有する第一層と、前記他方の粘着面を有する第二層と、前記第一層と前記第二層との間に設けられ、前記所定の対象物の表面に貼り付けられた該粘着シートを剥がす際に、該粘着シートが破れることを防止する強度を有する中間層と、を有する構成としてもよい。
【0009】
本発明の装飾具取付用シートによれば、装飾具を粘着シートと共に取り外すことができるので、装飾具の取り外しも容易に行うことができる。しかし、例えば、装飾具取付用シートを所定の対象物に取り付けてから取り外すまでの期間が長いような場合には、粘着シートと所定の対象物とが強固に固着され、粘着シートを取り外す際に粘着シートが破れてしまうといったことが想定される。また、例えば、装飾具取付用シートを携帯電話機の表面に取り付けるような場合には、携帯電話機のディスプレイやカメラ等の配置に合わせて装飾具取付用シートの一部を刳り抜くようなことも想定される。そして、このようにその一部が刳り貫かれた粘着シートでは、取り外す際の粘着シートへの負担が偏ることから部分的に破れ易くなるといったことも想定される。そこで、本発明では、粘着シートを三層構造とし、中間層に十分な強度を持たせることとした。中間層が有する十分な強度とは、所定の対象物の表面に貼り付けられた粘着シートを剥がす際に、粘着シートが破れることを防止する強度であり、この強度は実験等によって求めることができる。
【0010】
また、本発明は、前記第二被覆シートを前記他方の粘着面から剥がした後に該他方の粘着面に貼り付けられる、前記装飾具の取り付け位置を導く位置決めシートを更に備え、前記位置決めシートには、前記他方の粘着面に貼り付けられた際に該他方の粘着面の一部を露出することで前記装飾具の取り付けを可能とする貫通部が、所定のデザインを模って配置されているようにしてもよい。
【0011】
本発明によれば、装飾具取付用シートが取り付けられた領域は、所定の対象物の表面が全て粘着面となるので、自由に装飾具を取り付けることができる。ここで、例えば、装飾具を直線状に規則的に配置したいような場合や、星型やハート型といった所定のデザインを模って装飾具を配置したいような場合には、配置する際の基準があった方が便利な場合もある。そこで、本発明では、装飾具の取り付け位置を導くための位置決めシートを更に備えることとした。この位置決めシートには、貫通部が複数形成されており、複数の貫通部は、例えば星型やハート型といった一つの所定のデザインを模るように配置されている。位置決めシートを他方の粘着面に貼り付けた場合には、貫通部が設けられている領域の
み粘着面が露出しているので装飾具の取り付けが可能となる。すなわち、貫通部以外の領域は、位置決めシートによって粘着面が被覆されているからである。従って、ユーザは、貫通部に合わせて装飾具を取り付ければよく、本発明によれば、装飾具のデザイン的な配置を容易に行うことが可能となる。
【0012】
また、本発明において、前記位置決めシートの貫通部以外の領域には、装飾性を高める装飾体として、ラメ(グリッタ)、ホログラム、蓄光体、蛍光体のうち少なくともいずれか一つが設けられているようにしてもよい。ホログラムは、見る方向によって異なる絵柄や輝きを放つので、粘着面が露出している領域の装飾性を高めることができる。また、ラメは、きらきらと輝きを放つので、粘着面が露出している領域の装飾性を高めることができる。蓄光体は、光を蓄えて暗くなると自ら発光するので、装飾性を高めると共に、暗いところでも装飾具が付された携帯端末の位置を認識することができる。また、蛍光体は、ブラックライトを照射することで鮮やかに発光するので、装飾性を高めることができる。このように、貫通部以外の領域に装飾性を高める装飾体を設けることで、粘着面が露出している部分への塵等の付着を防止し、かつ装飾性を高めることができる。なお、装飾体の配置は、特に限定されるものではない。デザイン的に配置することで、装飾性をより高めることが可能となる。
【0013】
また、前記装飾体として、ラメと蓄光体との混合体、若しくはホログラムと蓄光体との混合体を用いてもよい。このような混合体からなる装飾体によって被覆することで、前記所定の対象物の装飾性を高めると共に、該蓄光体の発光によって暗い場所における所定の対象物の位置を認識させることができる。
【0014】
また、本発明は、上述した装飾具取付用シートを用いた装飾方法とすることができる。詳細には、本発明は、両面に粘着面を有する薄板状の粘着シートと、前記両面の粘着面のうちの一方の粘着面であって、前記所定の対象物の表面に貼り付けられる側の粘着面を被覆する第一被覆シートと、前記両面の粘着面のうちの他方の粘着面であって、前記装飾具が取り付けられる側の粘着面を被覆する第二被覆シートと、前記第一被覆シートと前記第二被覆シートとのうち少なくともいずれか一方の被覆シートに設けられ、前記粘着シートを前記所定の対象物の外形に合わせて切断する際の目安としての切断基準線部と、を備える装飾具取付用シートを用いた装飾方法であって、前記装飾具取付用シートの粘着シートを前記所定の対象物の外形に合わせるため、前記切断基準線部に基づいて両面に第一被覆シートと第二被覆シートが夫々貼り付けられている前記粘着シートを切断する切断工程と、前記切断工程において切断された前記粘着シートから前記第一被服シートを剥がして該粘着シートの一方の粘着面を前記所定の対象物の表面に貼り付ける粘着シート貼付工程と、前記切断工程において切断された前記粘着シートから前記第二被覆シートを剥がして該粘着シートの他方の粘着面に一又は複数の装飾具を取り付ける装飾具取付工程と、前記装飾具取付工程において前記装飾具が取り付けられた前記装飾具取付用シートの前記他方の粘着面のうち、該装飾具が取り付けられていないことで前記他方の粘着面が露出している領域を被覆材を塗布して被覆する被覆工程と、を備える。
【0015】
切断工程では、所定の対象物に合わせるため、粘着シートが切断される。本発明の装飾具取付用シートは、被覆シートに切断基準線部が設けられている。従って、切断は、この切断基準線部を目安として行えばよい。粘着シート貼付工程では、所定の対象物の表面に貼り付けられる側の粘着面を被覆する被覆シート(第一被覆シート)が剥がされ、粘着シートが所定の対象物の表面に貼り付けられる。装飾具取付工程では、装飾具が取り付けられる側の粘着面を被覆する被覆シート(第二被覆シート)が剥がされ、装飾具が取り付けられる。なお、粘着シート貼付工程と、装飾具取付工程は、いずれを先に行ってもよい。すなわち、粘着シートを所定の対象物に貼り付けた後、装飾具を取り付けてもよく、装飾具を粘着シートの取り付けた後、装飾具が取り付けられた粘着シートを所定の対象物に貼
り付けてもよい。
【0016】
被覆工程では、粘着面が露出している領域が被覆される。粘着面が露出している領域とは、装飾具が取り付けられていないことで粘着面が露出している部分を意味する。従って、被覆工程は、少なくとも装飾具取付工程の後に行わればよく、粘着シート貼付工程との関係においては前後いずれであってもよい。本発明の装飾具取付用シートを用いて装飾することで、上述したように、所定の対象物への装飾具の取り付け及び取り外しを容易に行うことができる。ここで、本発明の装飾具取付用シートを用いた装飾では、所定の対象物の表面に粘着面を形成することで、装飾具の取り付けを容易に行うことができる。しかし、このように所定の対象物の表面を粘着面とした場合には、装飾具が取り付けられていないことで前記他方の粘着面が露出している領域は、例えば塵等が付着し易いといったことが懸念される。そこで、本発明では、本発明の装飾具取付用シートを用いて装飾する場合において、粘着面が露出している領域を被覆材を塗布して被覆することとした。これにより、粘着面が露出している部分へ塵等が付着することを防止することができる。
【0017】
また、本発明において、前記被覆工程では、前記装飾具が取り付けられていないことで前記他方の粘着面が露出している領域を、装飾性を高める装飾体によって被覆してもよい。装飾性を高める装飾体には、ラメ、ホログラム、蓄光体、蛍光体のうち少なくともいずれか一つが例示される。粘着面が露出している領域を、装飾性を高める装飾体によって被覆することで、粘着面が露出している部分への塵等の付着を防止し、かつ装飾性を高めることができる。
【0018】
また、本発明では、前記装飾体として、ラメと蓄光体との混合体、若しくはホログラムと蓄光体との混合体を用い、前記被覆工程では、前記装飾具が取り付けられていないことで前記他方の粘着面が露出している領域を、前記ラメと蓄光体の混合体、若しくはホログラムと蓄光体との混合体からなる装飾体によって被覆することで、前記所定の対象物の装飾性を高めると共に、該蓄光体の発光によって暗い場所における所定の対象物の位置を認識可能としてもよい。これにより、装飾性を高めると共に、所定の対象物(例えば、携帯電話機)の利便性を高めることができる。
【0019】
更に、本発明の前記装飾具取付工程では、前記装飾具としての布製装飾具の一部に熱可塑性樹脂を熱で溶かしながら塗付し、塗付された熱可塑性樹脂を平板部材で押圧して平面部分を形成し、該平面部分を前記粘着シートの他方の粘着面に取り付けるようにしてもよい。
【0020】
布製装飾具には、例えば動物やキャラクタを模った小さいぬいぐるみが例示される。布製装飾具は、ガラス製の石等の装飾具に比べて粘着面から剥がれ易いといった懸念がある。しかしながら、本発明よれば、布製装飾具の一部に接着面として用いる平面部分を熱可塑性樹脂によって形成することで、従来よりも剥がれ難くすることができる。熱可塑性樹脂には、例えば棒状の樹脂製グルーを用いることができる。熱可塑性樹脂の熱による溶解は、例えばホットグルーガンによって行うことができる。平板部材には、例えばガラス板やアクリル板を用いることができる。
【0021】
以上、本発明の装飾具取付用シート、装飾具取付用シートを用いた装飾方法について説明したが、本発明は、上述した装飾具取付用シートを用いた装飾方法によって装飾された携帯端末としてもよい。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、所定の対象物を装飾する場合において、所定の対象物への装飾具の取り付け及び取り外しを容易に行うことができる装飾具に関する技術を提供することが可能
となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
次に、本発明の装飾具取付用シート及び装飾具取付用シートを用いた装飾方法の実施形態について図面に基づいて説明する。
【0024】
(第一実施形態)
<構成>
図1は、第一実施形態の装飾具取付用シート1を示す。図2は、図1に示す装飾具取付用シート1の分解斜視図を示す。図1に示すように、第一実施形態の装飾具取付用シート1は、その外観が上面視ほぼ長方形の薄板形状である。そして、図2に示すように、装飾具取付用シート1は、両面に粘着面を有する薄板状の粘着シート2と、粘着シート2の下側の粘着面を被覆する第一被覆シート3と、粘着シート2の上側の粘着面を被覆する第二被覆シート4とを備える。
【0025】
粘着シート2は、例えば基材としてのPETフィルムや不織布の両面にアクリル系の粘着剤を塗付することで形成することができる。基材の材質は、特に限定されるものではないが、粘着シート2を剥がす際に破れない強度を有していることが好ましい。また、粘着シート2に形成される粘着面は、上側と下側、共に同じ粘着剤によって形成してもよいが、異なる粘着剤によって形成してもよい。これは、上側の粘着面と下側の粘着面とでは、粘着される対象が異なるからである。上側の粘着面は、装飾具5(図9参照)といった接着面積が小さいものが対象であり、また、一旦、装飾具5を取り付けた後は、装飾具5が取れ難い方がよいことから、下側の粘着面に用いる粘着剤よりも粘着力が大きい方が好ましい。これに対し、下側の粘着面は、所定の対象物のように比較的接着面積が大きいものが対象であることから、上側の粘着面に用いる接着剤よりも粘着力が小さいものでもよい。また、下側の粘着面は、貼り直しができる方が利便性がよいことから、剥離可能な粘着剤としてもよい。
【0026】
ここで、粘着シート2は、所定の強度を有するフィルム21と、フィルム21の上面に貼り付けられる上側粘着テープ22と、フィルム21の下面に貼り付けられる下側粘着テープ23と、によって形成してもよい。所定の強度とは、粘着シート2を剥がす際に破れない強度である。図3は、粘着シート2を二枚の粘着テープとフィルム21によって形成した場合の、粘着シート2の断面図を示す。このように、粘着シート2として二枚の粘着テープ(上側粘着テープ22、下側粘着テープ23)とフィルム21とを用い、二枚の粘着テープの間にフィルム21を挟み込む構成とすることで、粘着シート2を剥がす際に粘着シート2が破れるのを防止することができる。なお、フィルム21の素材は、特に限定されないが、例えば透過性のアクリル系樹脂を用いることができる。フィルム21は、着色されたもの、キャラクタ等のデザイン等が施されたものでもよいが、透過性を有することが好ましい。透過性を有することで、粘着シート2を所定の対象物に合わせて切断する際において、粘着シート2を対象物に合わせやすいからである。
【0027】
第一被覆シート3、第二被覆シート4は、粘着シート2の粘着面を被覆するものであり、紙の表面に剥離加工を施した一般的な剥離紙によって形成することができる。なお、粘着シート2は、所定の対象物に合わせて切断する必要がある。従って、第一被覆シート3及び第二被覆シート4は、透過性のあるプラスチック系樹脂によって形成することがより好ましく、このようにすることで粘着シート2を対象物に合わせやすくすることができる。
【0028】
また、本実施形態の第二被覆シート4には、所定の対象物としての携帯電話機6の外形、カメラ部61及びディスプレイ62を模った切断基準線41が形成されている。これに
より、ユーザは、切断基準線41を目安に第二被覆シート4を切断すればよく、正確かつ短時間で粘着シート2を携帯電話機6に合わせて切断することができる。本実施形態の第二被覆シート4には、所定の携帯電話機6の機種に応じた切断基準線41が一つのみ形成されているが、一枚の第二被覆シートに対して、複数パターンの切断基準線41を形成してもよい。このようにすることで一つの装飾具取付用シート1の汎用性を高めることができる。なお、第二被覆シート4は、使用時には剥離されるため、このように余分な切断基準線41が形成されていても特に差し支えはない。また、本実施形態においては、切断基準線41が第二被覆シート4に形成されているが、切断基準線41は、第一被覆シート3に形成されていてもよい。
【0029】
<装飾方法>
次に上述した装飾具取付用シート1を用いた装飾方法について説明する。図4は、装飾具取付用シート1を用いた装飾手順のフロー図を示す。ステップS01では、粘着シート2が切断基準線41に基づいて切断される。ここで、図5は、粘着シート2が切断基準線41に基づいて切断された状態を示す。同図に示すように、切断基準線41は、本実施形態の所定の対象物としての携帯電話機6の外形、カメラ部61、及びディスプレイ62に対応している。従って、ユーザは、切断基準線41に応じて切断するだけで、正確かつ短時間で粘着シート2を携帯電話機6に合わせて切断することができる。なお、粘着シート2には、第一被覆シート3及び第二被覆シート4が貼り付けられている状態である為、粘着シート2は、第一被覆シート3と第二被覆シート4と共に切断されることになる。粘着シート2の切断が完了すると次のステップへ進む。
【0030】
ステップS02では、携帯電話機6の表面に切断された粘着シート2が貼り付けられる。すなわち、第一被覆シート3が剥がされた後、携帯電話機6のカメラ部61やディスプレイ62に合わせて粘着シート2の下側の粘着面が携帯電話機6の表面に貼り付けられる。
【0031】
続いて、ステップS03では、粘着シート2の上側の粘着面に位置決めシート7が貼り付けられる。ここで、図6は、位置決めシート7の斜視図を示す。同図に示すように位置決めシート7は、平面視ほぼ正方形の透明フィルムによって形成されている。そして、位置決めシート7には、複数の貫通部71がハート状に配置されている。このような位置決めシート7を第二被覆シート4が剥がされた粘着シート2の上側の粘着面に貼り付けると、位置決めシート7が貼付けられた領域では貫通部71からのみ粘着面が露出することになる。従って、貫通部71のみ装飾具5の取り付けが可能となる。図7は、位置決めシート7が貼り付けられる状態を示す。位置決めシート7の貼り付けが完了したら次のステップへ進む。
【0032】
ステップS04では、粘着シート2の上側の粘着面に装飾具5が取り付けられる。装飾具5は、ユーザが装飾性を高められると考えられるものであればよく、例えば、ガラス製やアクリル製の石、りぼんや花の形状を模ったものなどが例示される。なお、第二被覆シート4を剥がした時点で、携帯電話機6の表面には粘着シート2の上側の粘着面が露出している。従って、ユーザが自由に装飾具5を配置することができる。また、位置決めシート7が貼り付けられた領域については、貫通部71が設けられている部分のみ粘着面が露出しているので、貫通部71に合わせてガラス製の石などの装飾具5を配置すればよい。図8は、位置決めシート7が貼付けられた領域において装飾具5を取り付ける状態を示す。位置決めシート7が貼り付けられた領域においては、貫通部71に合わせて装飾具5を配置すればよく、効率よく装飾具5の取り付けを行うことができる。装飾具5の取り付けが完了したら、次のステップへ進む。
【0033】
ステップS05では、粘着シート2において粘着面が露出している領域が被覆される。
粘着面が露出している領域とは、装飾具5が取り付けられていないことで粘着面が露出している部分である。ここで、図9は、装飾具が取り付けられた携帯電話機6を示す。同図に示すように、携帯電話機6の表面には、複数の装飾具5が取り付けられている。しかし、装飾具5が取り付けられていない領域も残っており、この領域については粘着面が露出していることになる。従って、本工程では、この粘着面が露出している領域が被覆される。その結果、粘着面が露出している領域に塵等が付着することを防止することができる。なお、被覆には、例えばネイルデザインの表面仕上げ等に用いられるトップコート等を用いることができる。トップコート等の被覆剤による粘着面の被覆は、エアブラシによって行ってもよく、また、筆等を用いて塗付してもよい。被覆が完了すると、本実施形態の装飾具取付用シート1を用いた装飾が完了する。
【0034】
以上説明した、本実施形態の装飾具取付用シート1によれば、携帯電話機6といった所定の対象物への装飾具5の取り付け及び取り外しを容易に行うことができる。また、装飾具取付用シート1には、切断基準線41が設けられていることから、所定の対象物に合わせる切断作業も短時間かつ正確に行うことができる。更に、位置決めシート7を用いることで、装飾具5の規則的な配置やデザイン的な配置をユーザの技量に左右されることなく、容易に行うことができる。また、装飾具5の取り付け完了後においては、露出している粘着面を被覆することで、粘着面に塵等が付着することを防止することが可能となる。
【0035】
(第二実施形態)
第一実施形態の装飾具取付用シート1は、所定の対象物として携帯電話機6を対象としたものであった。しかし、所定の対象物は、携帯電話機6といった携帯端末に限定されるものでない。本発明の装飾具取付用シートによれば、例えばネイルデザイン等にも応用することができる。
【0036】
図10は、第二実施形態の装飾具取付用シート1aを示す。なお、基本的な構成は、上述した第一実施形態の装飾具取付用シート1と同じである。従って、相違点について説明すると、第二実施形態の装飾具取付用シート1aは、所定の対象物としてユーザの爪である点で、第一実施形態の装飾具取付用シート1と相違点を有する。そして、このような所定の対象物の相違により、第二実施形態の装飾具取付用シート1aは、その第二被覆シート4aに、爪を模った切断基準線41aが設けられている。なお、図10においては、3つの切断基準線41aが設けられているが、これは、爪の大きさがユーザによって異なることに対応させたものである。このように、例えば大、中、小といったように、複数パターンの爪を模った切断基準線41aを設けることで、粘着シートの切断を容易に行うことが可能となる。
【0037】
なお、第二実施形態の装飾具取付用シート1aを用いた装飾手順も、第一実施形態の装飾具取付用シート1を用いた装飾手順と基本的には同じであるので、その説明は省略する。図11は、第二実施形態の装飾具取付用シート1aを用いてネイルデザインした一例を示す。同図に示すように、本実施形態の装飾具取付用シート1aによれば、携帯端末といった所定の対象のみならず、ユーザの爪を装飾することもできる。
【0038】
(変形例)
第一実施形態で説明した位置決めシート7の複数の貫通部71以外の領域は、ラメ、ホログラム、蓄光体、蛍光体等によって被覆してもよい。ここで、図12は、貫通部71以外の領域が、ホログラム75によって被覆された位置決めシート7aを示す。図12に示す位置決めシート7aでは、貫通部71が全体としてハートを模って配置されており、また、貫通部71以外の領域にはホログラム75が設けられている。これにより、粘着面が露出している部分への塵等の付着を防止され、かつ装飾性が高められている。ホログラムは、見る方向によって異なる絵柄や輝きを放つので、粘着面が露出している領域の装飾性
を高めることができる。
【0039】
なお、ホログラム75に換えて、ラメ、蓄光体、蛍光体であってもよい。ラメは、きらきらと輝きを放つので、粘着面が露出している領域の装飾性を高めることができる。蓄光体は、光を蓄えて暗くなると自ら発光するので、装飾性を高めると共に、暗いところでも装飾具が付された携帯端末の位置を認識することができる。また、蛍光体は、ブラックライトを照射することで鮮やかに発光するので、装飾性を高めることができる。なお、ホログラム等の配置は、特に限定されるものではない。デザイン的に配置することで、装飾性をより高めることが可能となる。ここで、図13は、蓄光体76がデザイン的に配置された位置決めシート7bを示す。同図では、蓄光体76が「LOVE」を模って設けられており、貫通部71が位置決めシート7bの外縁に沿って設けられている。また、貫通部71及び蓄光体76以外の領域には、ホログラム75が設けられている。なお、蓄光体76による文字の形成は、例えば従来のシルク印刷技術によって行うことができる。
【0040】
また、第一実施形態では、ステップS04において、装飾具5として、ガラス製の石などを、粘着シート2の表面に取り付けた。但し、装飾具5は、このようなガラス製の石に限定されるものではない。例えば、布製の小さいぬいぐるみを装飾具5として取り付けてもよい。ここで、図14は、装飾具5としてくまの小さいぬいぐるみ5aを取り付けた携帯電話器6を示す。このように、装飾具取付用シート1によれば、装飾具5として小さいぬいぐるみ5aも取付可能であり、その結果、携帯電話機6の装飾性を高めることができる。
【0041】
なお、小さいぬいぐるみ5aを取り付けることで、より装飾性を高めることができるが、小さいぬいぐるみ5aは、布製であり、ガラス製の石等に比べて装飾具取付用シート1から剥がれ易いといった懸念がある。そこで、装飾具5が小さいぬいぐるみ5aといった布製装飾具(例えば、ポリエステル)の場合には、小さいぬいぐるみ5aの接着面(例えば、くまの背中)に予め工夫を施した上で取り付けることが好ましい。
【0042】
より詳細には、まず、小さいぬいぐるみ5aの背中に、樹脂を熱で溶かしながら塗付する。具体的には、小さいぬいぐるみ5aの背中に、棒状の樹脂製グルー9をホットグルーガン91によって溶かしながら塗付する(図15(a)参照)。次に、樹脂製グルー9の塗布が完了したら、塗付された樹脂製グルー9に平板部材92の平面部分を押し当てる(図15(b)参照)。平板部材92は、例えばガラス板やアクリル板とすることができる。塗付された樹脂製グルー9に平板部材92の平面部分の押し当てが完了したら、平板部材92を樹脂製のグルーから剥離して作業を終了する(図15(c)参照)。以上の作業を行うことで、樹脂製グルー9が小さいぬいぐるみ5aの背中に浸透してぬいぐるみと一体化し、かつ、平面化される。平面化された部分は、接着面として用いることができる。その結果、装飾具5として布製装飾具を用いた場合であっても、従来よりも布製装飾具を剥がれ難くすることができる。
【0043】
また、第一実施形態におけるステップS05において、粘着面が露出している領域にホログラムやラメを設けてもよい(図14参照)。このように、粘着面が露出している領域にホログラム75を塗付することで、粘着面が露出している領域への塵等の付着を防止すると共に装飾性を高めることができる。なお、ホログラム75等で被覆した後に、トップコートといった仕上材を塗付してもよい。また、トップコートにラメ状の素材の紛体等を混合し、塗付してもよい。
【0044】
また、第一実施形態では、切断基準線41が携帯電話機6の外形、カメラ部61やディスプレイ62を模って形成されていたが、第二被覆シート4又は第一被覆シート3に形成する切断基準線は、方眼としてもよい。ここで、図16は、切断基準線として方眼が設け
られた装飾具取付用シートを示す。切断基準線41bを方眼とすることで、対象物に限定されること無く使用することができると共に、切断する際の目安とすることができ、装飾具取付用シートの自由度をより高めることができる。
【0045】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の装飾具取付用シートはこれに限らず可能な限りこれらの組み合わせを含むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】第一実施形態の装飾具取付用シートを示す。
【図2】図1に示す装飾具取付用シートの分解斜視図を示す。
【図3】粘着シートを二枚の粘着テープとフィルムによって形成した場合の、粘着シートの断面図を示す。
【図4】装飾具取付用シートを用いた装飾手順のフロー図を示す。
【図5】粘着シートが切断基準線に基づいて切断された状態を示す。
【図6】位置決めシートの斜視図を示す。
【図7】位置決めシートが貼り付けられる状態を示す。
【図8】位置決めシートが貼り付けられた領域において装飾具を取り付ける状態を示す。
【図9】装飾具が取り付けられた携帯電話機を示す。
【図10】第二実施形態の装飾具取付用シートを示す。
【図11】第二実施形態の装飾具取付用シートを用いてネイルデザインした一例を示す。
【図12】変形例の位置決めシートの斜視図を示す。
【図13】蓄光体がデザイン的に配置された位置決めシートを示す。
【図14】装飾具としてくまの小さいぬいぐるみを取り付けた携帯電話器を示す。
【図15】ぬいぐるみの背中を加工する状態を示す。
【図16】切断基準線として方眼が設けられた装飾具取付用シートを示す。
【符号の説明】
【0047】
1、1a・・・装飾具取付用シート
2・・・粘着シート
3・・・第一被覆シート
4、4a・・・第二被覆シート
5・・・装飾具
6・・・携帯電話機
7・・・位置決めシート
21・・・フィルム
41・・・切断基準線
61・・・カメラ部
62・・・ディスプレイ
71・・・貫通部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の対象物の表面に装飾具を取り付けるための装飾具取付用シートであって、
両面に粘着面を有する薄板状の粘着シートと、
前記両面の粘着面のうちの一方の粘着面であって、前記所定の対象物の表面に貼り付けられる側の粘着面を被覆する第一被覆シートと、
前記両面の粘着面のうちの他方の粘着面であって、前記装飾具が取り付けられる側の粘着面を被覆する第二被覆シートと、
前記第一被覆シートと前記第二被覆シートとのうち少なくともいずれか一方の被覆シートに設けられ、前記粘着シートを前記所定の対象物の外形に合わせて切断する際の目安としての切断基準線部と、
を備える装飾具取付用シート。
【請求項2】
前記粘着シートは、
前記一方の粘着面を有する第一層と、
前記他方の粘着面を有する第二層と、
前記第一層と前記第二層との間に設けられ、前記所定の対象物の表面に貼り付けられた該粘着シートを剥がす際に、該粘着シートが破れることを防止する強度を有する中間層と、を有する請求項1に記載の装飾具取付用シート。
【請求項3】
前記第二被覆シートを前記他方の粘着面から剥がした後に該他方の粘着面に貼り付けられる、前記装飾具の取り付け位置を導く位置決めシートを更に備え、
前記位置決めシートには、前記他方の粘着面に貼り付けられた際に該他方の粘着面の一部を露出することで前記装飾具の取り付けを可能とする貫通部が、所定のデザインを模って配置されている、請求項1又は請求項2に記載の装飾具取付用シート。
【請求項4】
前記位置決めシートの貫通部以外の領域には、装飾性を高める装飾体として、ラメ、ホログラム、蓄光体、蛍光体のうち少なくともいずれか一つが設けられている、請求項3に記載の装飾具取付用シート。
【請求項5】
両面に粘着面を有する薄板状の粘着シートと、前記両面の粘着面のうちの一方の粘着面であって、前記所定の対象物の表面に貼り付けられる側の粘着面を被覆する第一被覆シートと、前記両面の粘着面のうちの他方の粘着面であって、前記装飾具が取り付けられる側の粘着面を被覆する第二被覆シートと、前記第一被覆シートと前記第二被覆シートとのうち少なくともいずれか一方の被覆シートに設けられ、前記粘着シートを前記所定の対象物の外形に合わせて切断する際の目安としての切断基準線部と、を備える装飾具取付用シートを用いた装飾方法であって、
前記装飾具取付用シートの粘着シートを前記所定の対象物の外形に合わせるため、前記切断基準線部に基づいて両面に第一被覆シートと第二被覆シートが夫々貼り付けられている前記粘着シートを切断する切断工程と、
前記切断工程において切断された前記粘着シートから前記第一被服シートを剥がして該粘着シートの一方の粘着面を前記所定の対象物の表面に貼り付ける粘着シート貼付工程と、
前記切断工程において切断された前記粘着シートから前記第二被覆シートを剥がして該粘着シートの他方の粘着面に一又は複数の装飾具を取り付ける装飾具取付工程と、
前記装飾具取付工程において前記装飾具が取り付けられた前記装飾具取付用シートの前記他方の粘着面のうち、該装飾具が取り付けられていないことで前記他方の粘着面が露出している領域を被覆材を塗布して被覆する被覆工程と、
を備える装飾具取付用シートを用いた装飾方法。
【請求項6】
前記被覆工程では、前記装飾具が取り付けられていないことで前記他方の粘着面が露出している領域を、装飾性を高める装飾体によって被覆する、請求項5に記載の装飾具取付用シートを用いた装飾方法。
【請求項7】
前記装飾体とは、ラメ、ホログラム、蓄光体、蛍光体とのうち少なくともいずれか一つである、請求項6に記載の取付シートを用いた装飾方法。
【請求項8】
前記装飾体として、ラメと蓄光体との混合体、若しくはホログラムと蓄光体との混合体を用い、
前記被覆工程では、前記装飾具が取り付けられていないことで前記他方の粘着面が露出している領域を、前記ラメと蓄光体の混合体、若しくはホログラムと蓄光体との混合体からなる装飾体によって被覆することで、前記所定の対象物の装飾性を高めると共に、該蓄光体の発光によって暗い場所における所定の対象物の位置を認識可能とする、請求項6に記載の取付シートを用いた装飾方法。
【請求項9】
前記装飾具取付工程では、前記装飾具としての布製装飾具の一部に熱可塑性樹脂を熱で溶かしながら塗付し、塗付された熱可塑性樹脂を平板部材で押圧して平面部分を形成し、該平面部分を前記粘着シートの他方の粘着面に取り付ける、請求項5に記載の取付シートを用いた装飾方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2009−23330(P2009−23330A)
【公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−14954(P2008−14954)
【出願日】平成20年1月25日(2008.1.25)
【出願人】(592045821)株式会社サンクレスト (8)
【Fターム(参考)】