製品サービス提供システム、サーバ、携帯型端末、POS端末、プログラム、及び、記録媒体
【課題】 バーコード形式の製品情報と購入情報に基づいて、ネットワークを介して、製品に関するサービスや情報を容易に提供する製品サービス提供システム等を提供する。
【解決手段】 携帯型端末103は、購入した製品本体に付与される2次元バーコードの製品情報41と、POS端末105により製品精算時にレシート30に印字される2次元バーコードの購入情報42を読み取り、送信する。サーバ101は、購入登録を行い、購入登録情報311を購入登録情報データベース301に保持する。サーバ101は、携帯型端末103からの要求に応じて、受け取った製品情報41に基づいて、製品の各種サービス/関連情報44の提供を行い、更に、製品情報42に該当する購入登録情報311に応じたサービス/関連情報44の提供を行う。
【解決手段】 携帯型端末103は、購入した製品本体に付与される2次元バーコードの製品情報41と、POS端末105により製品精算時にレシート30に印字される2次元バーコードの購入情報42を読み取り、送信する。サーバ101は、購入登録を行い、購入登録情報311を購入登録情報データベース301に保持する。サーバ101は、携帯型端末103からの要求に応じて、受け取った製品情報41に基づいて、製品の各種サービス/関連情報44の提供を行い、更に、製品情報42に該当する購入登録情報311に応じたサービス/関連情報44の提供を行う。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークを介した製品サービス提供システムに係り、特に、製品本体に付与された製品情報の2次元バーコードと、レシートに印字された購入情報の2次元バーコードを用いた製品に関するサービスや情報を提供する処理に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、消費者は、電気製品、精密機器、機械部品、医薬品、健康食品等の各種製品を購入し使用すると、製品に関する取り扱い上の疑問や製品の故障等の不備に対する対応、保証内容の確認等を、販売店や製造元への電話(口頭)等で行うことになる。
また、昨今、ネットワーク技術が急速に普及し、ネットワークを介して接続された複数のパーソナルコンピュータや携帯電話が活用されており、インターネット等に代表されるネットワークを介して、製品に関する情報やサービスを提供するシステムが幾つか存在する(例えば、特許文献1)。
【0003】
更に、購入者が製品に関する情報と個人情報をインターネット上で送信し、その商品に関する情報が商品情報データベースと一致した場合に、ユーザ登録を行い、商品保証管理を行う登録方法について開示されている(例えば、特許文献2)。
また、製品購入時に、製品又は保証書に印字されたバーコードを、購入者と販売店双方が読み取り、双方のデータサーバに保管することで保証書の管理を行う方法について開示されている(例えば、特許文献3)。
【0004】
【特許文献1】特開2002−352026号公報
【特許文献2】特開2003−242275号公報
【特許文献3】特開2003−187034号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の情報やサービスを提供するシステムでは、ネットワーク等を介して、製品に関する情報や問い合わせに必要な情報を入力しなければならず、製品に関する各種情報の入手作業の煩わしさという問題があった。
また、特許文献2や特許文献3に記載されているシステムは、製品購入時に保証書の登録を行うための仕組みであって、保証書の管理作業の煩わしさを改善しているが、製品に関する情報やサービス全般を提供する仕組みに関するものではなかった。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、バーコード形式の製品情報と購入情報に基づいて、ネットワークを介して、製品に関するサービスや情報を容易に提供する製品サービス提供システム等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために第1の発明は、ネットワークを介して、バーコード読取機能を有するユーザの携帯型端末と、接続される、製造メーカのサーバであって、製品を購入した際の購入情報と、購入した製品の固有情報である製品情報と、からなる購入登録情報を保持するデータベースと、前記携帯型端末からの購入登録要求に対して、前記携帯型端末が読み取った、バーコードで製品本体に付与されている製品情報と、前記製品を購入した際のレシートに印字されている購入情報とを受け取り、前記製品情報と前記購入情報を基に、前記購入登録情報を前記データベースに登録、保持する購入登録手段と、前記携帯型端末からのサービス/関連情報閲覧要求に対して、前記携帯型端末が読み取った、バーコードで製品本体に付与された製品情報を受け取り、前記製品情報、及び/又は前記製品情報に該当する前記購入登録情報に応じた、前記製品のサービス/関連情報を提供する提供手段と、を具備することを特徴とするサーバである。
【0008】
また、前記購入登録手段は、購入登録に対するユーザIDを前記携帯型端末に発行する発行手段と、を具備することが望ましい。
また、前記提供手段は、前記携帯型端末から受け取ったユーザIDに応じた購入登録情報に基づいて、前記製品のサービス/関連情報を提供することが望ましい。
また、前記製品情報が符号化されてなるバーコードを生成し、出荷する製品本体に貼り付ける製品情報ラベルに印字する印字手段と、を更に具備することが望ましい。
【0009】
第1の発明によるサーバは、ネットワークを介して、バーコード読取機能を有するユーザの携帯型端末と、接続され、製品を購入した際の購入情報と、購入した製品の固有情報である製品情報と、からなる購入登録情報を保持するデータベースを有し、携帯型端末からの購入登録要求に対して、携帯型端末が読み取った、バーコードで製品本体に付与されている製品情報と、販売店から製品を購入した際のレシートに印字されている購入情報とを受け取り、製品情報と前記購入情報を基に、購入登録情報をデータベースに登録、保持し、携帯型端末からのサービス/関連情報閲覧要求に対して、携帯型端末が読み取った、バーコードで製品本体に付与された製品情報を受け取り、製品情報、及び/又は製品情報に該当する購入登録情報に応じた、製品のサービス/関連情報を提供する。
【0010】
「製品のサービス/関連情報」は、製品に関する、取扱説明、別売品・消耗品情報、故障への対応情報、保証情報のいずれかの情報である。
「製品情報」は、製品本体に製品情報ラベル等の形態で2次元バーコード情報として付与され、製品の属性を識別する情報であり、メーカ名、製品名、型番、製造年月、製造番号等である。
「購入情報」は、レシートに2次元バーコード情報として印字され、販売店で購入した際の情報であり、販売店識別情報と購入日情報を少なくとも有する。
【0011】
第1の発明では、従来、製品や付属書類に記載された内容を確認した上で、電話(口頭)やネットワーク等により消費者が製品に関する情報の問い合わせやサービスの申し込みを行なわなければならなかったが、携帯電話でバーコード情報を読み取り、情報提供元に送信可能となり、問い合わせや申し込みに必要な手順が簡略化され、保管が必要な付属書類も削減される。
また、購入登録情報(購買情報)を併せて登録する仕組みを採用することにより、従来は保証書の形で管理されていたデータがオンラインで管理されることになり、携帯電話による製品情報の読取りおよび送信の流れを組み合わせることで、消費者は、修理や消耗品購入の依頼等の手続きもオンライン上で円滑に進めることができるようになり、更に、各製品の保証書を保管するという煩わしさも解消される。
【0012】
また、第2の発明は、ネットワークを介して、製品を販売店に出荷する製造メーカのサーバと、接続されるバーコード読取機能を有するユーザの携帯型端末であって、購入した製品本体に付与された製品情報が符号化されてなるバーコードと、前記製品を購入した際のレシートに印字された購入情報が符号化されてなるバーコードとを読み取り、前記サーバに送信し、購入登録要求を行う購入登録要求手段と、前記製品本体に付与された製品情報が符号化されてなるバーコードを読み取り、前記サーバに送信し、製品のサービス/関連情報閲覧要求を行い、前記サーバから受け取った前記製品のサービス/関連情報を表示する閲覧手段と、を具備することを特徴とする携帯型端末である。
【0013】
第2の発明による携帯型端末は、ネットワークを介して、製造メーカのサーバと、接続され、購入した製品本体に付与された製品情報が符号化されてなるバーコードと、製品を購入した際のレシートに印字された購入情報が符号化されてなるバーコードとを読み取り、サーバに送信し、購入登録要求を行い、製品本体に付与された製品情報が符号化されてなるバーコードを読み取り、サーバに送信し、製品のサービス/関連情報閲覧要求を行い、サーバから受け取った製品のサービス/関連情報を表示する。
【0014】
また、第3の発明は、製品を購入した際の購入情報が符号化されてなるバーコードを生成し、レシートに印字することを特徴とするPOS端末である。
【0015】
第3の発明によるPOS端末は、製品を購入した際の購入情報が符号化されてなるバーコードを生成し、レシートに印字する。
【0016】
また、第4の発明は、製造メーカのサーバと、ネットワークを介して接続されるバーコード読取機能を有するユーザの携帯型端末と、販売店のPOS端末と、を備える製品サービス提供システムであって、前記POS端末は、製品を購入した際の購入情報が符号化されてなるバーコードを生成し、レシートに印字する印字手段と、を、備え、前記携帯型端末は、前記製品本体に付与された製品情報が符号化されてなるバーコードと、前記レシートに印字された購入情報が符号化されてなるバーコードとを読み取り、前記サーバに送信し、購入登録要求を行う購入登録要求手段と、前記製品本体に付与された製品情報が符号化されてなるバーコードを読み取り、前記サーバに送信し、製品のサービス/関連情報閲覧要求を行い、前記サーバから受け取った前記製品のサービス/関連情報を表示する閲覧手段と、を、備え、前記サーバは、前記製品を購入した際の購入情報と、購入した製品の固有情報である製品情報と、からなる購入登録情報を保持するデータベースと、前記携帯型端末からの購入登録要求に対して、前記携帯型端末が読み取った、バーコードで製品本体に付与されている製品情報と、前記製品を購入した際のレシートに印字されている購入情報を受け取り、前記製品情報と前記購入情報を基に、前記購入登録情報を前記購入登録情報データベースに登録、保持する購入登録手段と、前記携帯型端末からの取得要求に対して、前記携帯型端末が読み取った、バーコードで製品本体に付与された製品情報を受け取り、前記製品情報、及び/又は前記製品情報に該当する前記購入登録情報に応じた、前記製品のサービス/関連情報を提供する提供手段と、を具備することを特徴とする製品サービス提供システムである。
【0017】
第4の発明は、第1の発明のサーバ、第2の発明の携帯型端末、第3の発明のPOS端末から構成される製品サービス提供システムに関する発明である。
【0018】
第5の発明は、コンピュータを第1発明のサーバとして機能させるプログラムである。
第6の発明は、コンピュータを第1の発明のサーバとして機能させるプログラムを記録した記録媒体である。
【0019】
第7の発明は、コンピュータを第2の発明の携帯型端末として機能させるプログラムである。
第8の発明は、コンピュータを第2の発明の携帯型端末として機能させるプログラムを記録した記録媒体である。
【0020】
第9の発明は、コンピュータを第3発明のPOS端末として機能させるプログラムである。
第10の発明は、コンピュータを第3の発明のPOS端末として機能させるプログラムを記録した記録媒体である。
【0021】
上述のプログラムをCD−ROM等の記録媒体に保持させて流通させてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受することもできる。
【発明の効果】
【0022】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、バーコード形式の製品情報と購入情報に基づいて、ネットワークを介して、製品に関するサービスや情報を容易に提供する製品サービス提供システム等を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下に、添付図面を参照しながら、本発明に係る製品サービス提供システム等の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、以下の説明および添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
【0024】
図1は、本実施の形態に係る製品サービス提供システム100の概略構成を示す図である。図1は、製品サービス提供システム100の1例であり、図1に示すように、製品サービス提供システム100は、製造メーカ102が有するサーバ101、複数の消費者(購入者)104の携帯型端末103、販売店106のPOS(Point Of Sales)端末105、ネットワーク109等からなる。製品サービス提供システム100は、例えばインターネットなどのネットワーク109を介して、サーバ101と、携帯型端末103とが接続されて構成される。
【0025】
製造メーカ102は、電気製品、精密機器、機械部品、医薬品、健康食品等の製品20を製造、出荷する企業であり、サーバ101を有する。サーバ101は、サーバとしてのサーバコンピュータ等であり、購入登録情報データベース301、製品情報データベース302等を有する。
【0026】
サーバ101は、消費者104の携帯型端末103からの製品情報と購入情報を基に、購入登録情報を購入登録情報データベース301に保持し、購入登録を行う。また、消費者104の携帯型端末103からの製品情報に基づいて、製品の各種関連情報やサービスを提供し、更に、購入登録情報に応じた製品の各種関連情報やサービスを提供する。購入登録情報データベース301には、購入登録情報が保存されている。製品情報データベース302には、製品20に関わる各種関連情報が保存されている。
【0027】
消費者(ユーザ)104は、製品20の消費者であり、携帯型端末103を有する。携帯型端末103は、例えば、カメラ付き携帯電話、PDA(Personal
Digital Assistance)等のバーコードリーダの機能を有する携帯型端末であり、カメラを用いて、製品情報ラベル10、レシート30の2次元バーコードから読み取った製品情報、購入情報を、サーバ101に送信し、サーバ101から要求に応じた製品の各種関連情報やサービスを受信、表示する。
【0028】
販売店106は、製造メーカ102から出荷された製品20を販売する販売店であり、POS端末105を有する。
POS端末105は、購入された製品に付与されているバーコード(製品コード)をスキャナで読み取り、読み取った製品コードに基づいて、購入製品の精算を行い、購入情報等からなる2次元バーコードを、印字文字と共にレシート30に印字する。
【0029】
尚、本実施の形態では、2次元バーコードとして、マトリックス状の2次元バーコードのQRコードを用いて説明するが、これに限るわけでない。その他に、PDF417、DataMatrix、MaxiCode等がある。
【0030】
次に、サーバ101のハードウェア構成を説明する。図2は、サーバ101のハードウェア構成図である。
【0031】
図2に示すように、サーバ101は、制御部201、記憶部202(ハードディスク)、メディア入出力部203(ドライブ装置)、通信制御部204(通信制御装置、通信ポート等)、入力部205(キーボード、マウス等)、プリンタポート206、表示部207(ディスプレイ)等が、バス209を介して接続される。
【0032】
制御部201は、CPU(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Memory )、RAM(Random Access Memory)等で構成される。
【0033】
CPUは、記憶部202、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、システムバス209を介して接続された各装置を駆動制御し、サーバ101が行う後述する各種処理(図9、図10、図11、図12参照)を実現する。
ROMは、不揮発性メモリであり、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。
RAMは、揮発性メモリであり、記憶部202、ROM、記録媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部201が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
【0034】
記憶部202は、HDD(ハードディスクドライブ)であり、制御部201が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーティングシステム)等が格納される。プログラムに関しては、OS(オペレーティングシステム)に相当する制御プログラム321や、本コンピュータを適用するサーバ101が行う後述の処理に相当するアプリケーションプログラム322等が格納されている。
これらの各プログラムコードは、制御部201により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
【0035】
メディア入出力部203(ドライブ装置)は、データの入出力を行い、例えば、フロッピディスクドライブ、PDドライブ、CDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、DVDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、MOドライブ等のメディア入出力装置等を有する。
【0036】
通信制御部204は、通信制御装置、通信ポート等を有し、サーバ101とネットワーク109間の通信を媒介する通信インタフェースであり、ネットワーク109を介して、サーバ101と、携帯型端末103間の通信制御を行う。
【0037】
入力部205は、データの入力を行い、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、テンキー等の入力装置を有する。
【0038】
プリンタポート206、プリンタ211からの接続ケーブル210(USBケーブル等)を接続するためのポートである。
プリンタ211は、感熱印字、感熱破壊、感熱発色、リトライ印字、レーザ破壊、レーザ発色のいずれかの方法で印画する装置であり、また、セキュリティとしてホログラム又は液晶等の光学可変機能を有する媒体をラベル・転写等のいずれかの形で貼付する。プリンタ211は、例えば、サーマルプリンタ(感熱記録装置)である。
【0039】
表示部207は、CRTモニタ、液晶パネル等のディスプレイ装置、ディスプレイ装置と連携してコンピュータのビデオ機能を実現するための論理回路等(ビデオアダプタ等)を有する。
【0040】
システムバス209は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
【0041】
次に、図3を参照しながら、サーバ101の記憶部202が保持する情報について説明する。図3は、記憶部202が保持する情報を示す図である。
【0042】
図3に示すように、記憶装置202内には、購入登録情報データベース301、製品情報データベース302、及び制御プログラム321、アプリケーションプログラム322等が格納されている。
【0043】
購入登録情報データベース301は、複数の購入登録情報311からなる。購入登録情報311には、購入した製品20の属性を識別する、製品名、メーカ名、型番、製造年月日、製品固有番号(製造番号)等の製品情報と、購入した販売店識別情報、購入日等の購入情報を含む。
【0044】
製品情報データベース302は、製品20に関わる各種情報やサービス情報を製品毎に保存し、製品固有番号、製品関連情報等を含む。
尚、顧客データベース301、製品情報データベース302のデータ構成は、この構成に限られるわけではない。
【0045】
制御プログラム321は、サーバ101であるコンピュータの各構成部分を駆動制御するプログラムである。
アプリケーションプログラム322は、製品サービス提供プログラムの実行可能プログラムであり、製品サービス提供プログラムは、購入登録手段111、サービス/関連情報提供手段112、製品情報ラベル印字手段113等の処理に該当するプログラムである(後述、各処理手段を説明する)。
【0046】
次に、携帯型端末103のハードウェア構成を説明する。図4は、携帯型端末103のハードウェア構成図である。
図4に示すように、消費者104の携帯型端末103は、例えば、カメラ付き携帯電話であり、制御部401、記憶部402、カメラ403、送受信部404、入力部405、表示部406、送受話部407、アンテナ410等が接続される。
【0047】
制御部401は、CPU、ROM、RAM等で構成され、記憶装置402に格納されたプログラムに従って、各装置を駆動制御する。
【0048】
記憶部402には、各構成部分を駆動制御する制御プログラム、更に、運用形態に応じて、アプリケーションプログラムとして、予め、サーバ101の所定サイトからダウンロードしたサーバ101との間で購入登録、サービス/関連情報のやりとりの処理に相当する製品サービス閲覧プログラムが格納されている。製品サービス閲覧プログラムは、購入登録要求手段121、2次元バーコード読取手段122、サービス/関連情報閲覧手段123等の処理に該当するプログラムである(後述、各処理手段を説明する)。
【0049】
これらの各プログラムコードは、制御部401により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
【0050】
カメラ403は、バーコードリーダ機能を有し、製品情報ラベル10の2次元バーコード12、レシート30の2次元バーコード32を読み取る。
送受信部404は、携帯型端末103とネットワーク109間の通信を媒介する通信インタフェースであり、ネットワーク109を介して、携帯型端末103と、サーバ101間の通信制御を行う。
入力部405は、データの入力を行い、例えば、操作キー、操作ボタン等であり、表示部406(ディスプレイ)に表示された操作案内、各種処理、操作を行う。
【0051】
次に、POS端末105のハードウェア構成を説明する。図5は、POS端末105のハードウェア構成図である。
図5に示すように、POS端末105は、制御部501、記憶部502、スキャナ503、入力部505、表示部506、印刷部507等が接続される。本発明に関連した構成要素のみを図示しており、金銭を収納する引出し部等の図示は省略してある。
【0052】
制御部501は、CPU、ROM、RAM等で構成され、記憶装置502に格納されたプログラムに従って、各装置を駆動制御する。
【0053】
記憶部502には、各構成部分を駆動制御する制御プログラム、アプリケーションプログラムとして、2次元バーコード(購入情報)生成手段131、2次元バーコード(購入情報)印字手段132等の処理に該当する実行可能プログラムを格納する(後述、各処理手段を説明する)。
【0054】
これらの各プログラムコードは、制御部501により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
【0055】
スキャナ503は、バーコードリーダ機能を有し、製品30に付与される製品コード情報等を読み取る。
入力部505は、データの入力を行い、例えば、操作キー、操作ボタン等であり、表示部506(ディスプレイ)は、製品20の単価や合計金額等の各種情報を表示する。
印字部507(プリンタ)は、購入情報の2次元バーコードや精算結果の印字文字をレシート30に印刷する。
【0056】
次に、製品20(本体)に貼付される製品情報ラベル10について説明する。図6は、製品情報ラベル10を示す図である。
【0057】
図6に示すように、製品情報ラベル10は、製品本体に付与され、印字文字11、2次元バーコード12等からなる。
印字文字11は、製品20の属性が識別できる情報(メーカ名、製品名、型番、製造年月、製造番号等)である。
2次元バーコード12は、製品20の属性が識別できる情報(メーカ名、製品名、型番、製造年月、製造番号等)である製品情報を符号化した情報である。
また、製品情報ラベル10は、品質保証におけるかつ確実性を維持するために、何らかの偽造・模倣防止機能(ホログラム、コレステリック液晶(CLC)、セキュリティ用紙、セキュリティ印刷等)および貼替防止機能(切込加工、脆質加工等)が付与されていることが望ましい。
尚、本実施の形態では、製品20に製品情報を付与する形態は、ラベル添付であるが、これに限らない。
【0058】
次に、レシート30について説明する。図7は、レシート30を示す図である。
【0059】
図7に示すように、レシート30は、消費者(購入者)104が販売店106で製品20を購入した際に出力され、印字文字31、2次元バーコード12等からなる。
印字文字31は、販売店名、購入日等の購入情報や、購入製品20の単価、合計金額等の精算結果の印字文字である。
2次元バーコード32は、販売店識別情報、購入日等の購入情報を符号化した情報である。
【0060】
次に、図8を参照しながら、製品サービス提供システム100全体の処理の流れと各処理手段について説明する。図8は、製品サービス提供システム100全体の処理の流れと各処理手段を示す図である。
【0061】
製造メーカ102のサーバ101は、購入登録手段111、サービス/関連情報提供手段112、製品情報ラベル印字手段113等を有する。
【0062】
購入登録手段111は、消費者104の携帯型端末103から受け取った購入した製品20の製品情報41と購入情報42に基づいて、購入登録情報311を購入登録情報データベース301に登録、保持し、ユーザID43を発行する。
サービス/関連情報提供手段112は、消費者104の携帯型端末103からの要求に応じて、消費者104の携帯型端末103から受け取った購入した製品20の製品情報41に基づいて、製品20のサービス/関連情報44の提供を行い、更に、製品情報41に該当する購入登録情報311に応じた、サービス/関連情報44の提供を行う。
製品情報ラベル印字手段113は、製品情報の2次元バーコード32と、印字文字等の印刷用データをプリンタ211に送り、製品情報ラベル10に印刷、発行する。製品20は、製品本体に製品情報ラベル10を貼付され、出荷される。
【0063】
消費者104の携帯型端末103は、購入登録要求手段121、2次元バーコード読取手段122、サービス/関連情報閲覧手段123等を有する。
【0064】
購入登録要求手段121は、サーバ101に対してアクセスし、購入した製品20の製品情報41と購入情報42を送信し、購入登録要求を行い、ユーザID43を受信する。
2次元バーコード読取手段122は、カメラ403を用いて、購入した製品20の製品情報ラベル10の2次元バーコード12と、レシート30の2次元バーコード32を読み取る。
サービス/関連情報閲覧手段123は、サーバ101の所定のサイトにアクセスし、製品20の製品情報41やユーザID43を送信し、製品20のサービス/関連情報44を受信し、表示、閲覧を行う。
【0065】
販売店106のPOS端末105は、2次元バーコード(購入情報)生成手段131、2次元バーコード(購入情報)印字手段122等を有する。
【0066】
2次元バーコード(購入情報)生成手段131は、購入する製品20の精算の際、当該販売店識別情報(例えば、販売店名)と購入日等の購入情報の2次元バーコード32を生成する。
2次元バーコード(購入情報)印字手段122は、2次元バーコード(購入情報)生成手段131により生成した2次元バーコード32を、印刷部507を用いてレシート30に、精算結果、購入情報等の印字文字と共に、印字する。
【0067】
次に、消費者104の製品購入後の購入登録処理、サーバ101からの製品20に関する各種サービス/関連情報の提供処理について説明する。
【0068】
サーバ101の記憶部202には、製品サービス提供プログラムの実行可能プログラムが格納されている。以下のサーバ101の処理は、この実行可能プログラムの制御に従って、サーバ101の制御部201によって行われる。
【0069】
まず、図9、図10、図14を参照しながら、消費者104の製品購入後の、携帯型端末103からサーバ101に対する購入登録処理について詳しく説明する。図9、図10は、製品購入後の購入登録処理の処理手順を示すフローチャートである。図14は、製品購入後の購入登録処理の画面遷移を示す図である。
【0070】
消費者104が製品20を購入すると(ステップS901)、携帯型端末103の制御部401は、サーバ101の所定のサイトにアクセスすると(ステップS902)、サーバ101の制御部201は、製品20に関するサービス/関連情報を閲覧可能とするメニュ画面データを送信する(ステップS903)。
【0071】
携帯型端末103の制御部401は、メニュ画面50を表示する(ステップS904)。
メニュ画面50は、例えば、「購入登録」51、「故障問い合わせ」52、「取扱説明書閲覧」53、「別売品・消耗品情報閲覧」54、「保証情報閲覧」55等のメニュからなる。
【0072】
制御部401は、メニュ画面50から「購入登録」51を選択し、サーバ101に送信する(ステップS905)。
サーバ101の制御部201は、製品情報ラベル10の2次元バーコード読取要求を送信する(ステップS906)。
【0073】
携帯型端末103の制御部401は、2次元バーコード読取要求メッセージを表示し(ステップS907)、カメラ403を用いて、製品情報ラベル10の2次元バーコード12を読み取る(ステップS908)。制御部401は、例えば、表示部406に2次元バーコード(製品情報ラベル)読取画面61を表示する。
制御部401は、読み取り結果である製品情報41を表示し、送信する(ステップS909)。制御部401は、例えば、表示部406に製品20のメーカ名、品名、型番、製造番号等の製品情報41からなる読取結果画面(製品情報)62を表示する。
【0074】
サーバ101の制御部201は、製品情報41を受信し格納する(ステップS910)
制御部201は、レシート30の2次元バーコード読取要求を送信する(ステップS911)。
【0075】
携帯型端末103の制御部401は、2次元バーコード読取要求メッセージを表示し(ステップS912)、カメラ403を用いて、レシート30の2次元バーコード32を読み取る(ステップS913)。制御部401は、例えば、表示部406に2次元バーコード(レシート)読取画面63を表示する。
制御部401は、読み取り結果である購入情報42を表示し、送信する(ステップS914)。制御部401は、例えば、表示部406に製品20を購入した販売店名、購入日等の購入情報42からなる読取結果画面(購入情報)64を表示する。
【0076】
サーバ101の制御部201は、購入情報42を受信し格納する(ステップS915)。
制御部201は、製品情報41と購入情報42を基に、購入登録情報データベース301に購入登録情報311を登録、保持し(ステップS916)、購入と登録に対してユーザID43を発行、送信する(ステップS917)。
携帯型端末103の制御部401は、発行されたユーザID43を表示する(ステップS918)。制御部401は、例えば、表示部406にユーザID43を示す登録完了画面65を表示する。
【0077】
次に、各種サービス/関連情報の提供処理について詳しく説明する。各種サービス/関連情報提供には、メニュ画面50に示すように、「故障問い合わせ」52、「取扱説明書閲覧」53、「別売品・消耗品情報閲覧」54、「保証情報閲覧」55等がある。図11は、故障問い合わせ処理の処理手順を示すフローチャートである。図12は、保証情報閲覧処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0078】
図11に示すように、故障問い合わせを行う場合、制御部401は、表示されたメニュ画面50から「故障問い合わせ」52を選択し、サーバ101に送信する(ステップS1101)。
サーバ101の制御部201は、製品本体に付与される製品情報ラベル10の2次元バーコード読取要求を送信する(ステップS1102)。
【0079】
携帯型端末103の制御部401は、2次元バーコード読取要求メッセージを表示し(ステップS1103)、カメラ403を用いて、製品情報ラベル10の2次元バーコード12を読み取る(ステップS1104)。
制御部401は、読み取り結果である製品情報41を表示し、送信する(ステップS1105)。
【0080】
サーバ101の制御部201は、受信した製品情報41を基づいて、製品情報データベース302から当該製品20の故障対応情報を取得し送信する(ステップS1106)。制御部201は、例えば、製品情報41内の型番(機種)等に基づいた故障対応情報を送信する。
携帯型端末103の制御部401は、故障対応情報を表示し(ステップS1107)、購入者はその情報に従って必要事項を確認する。
【0081】
トラブル解消しない場合(ステップS1108のNo)、制御部401は、修理依頼要求を送信する(ステップS1109)。
サーバ101の制御部201は、受信した製品情報41の製品固有番号(例えば製造番号)に該当する購入登録情報311を、購入登録情報データベース301から取得し(ステップS1110)、当該購入登録情報311に応じた保証サービス情報を通知する(ステップS1111)。
携帯型端末103の制御部401は、受け取った保証サービス情報を表示し、修理依頼を行う(ステップS1112)。
【0082】
また、「取扱説明書閲覧」53、「別売品・消耗品情報閲覧」54等を行う場合は、「故障問い合わせ」52同様に、携帯型端末103の制御部401は、メニュ画面50から選択し、製品本体に付与される製品情報ラベル10の2次元バーコード32を読み取り、サーバ101に送信し、サーバ101から取扱説明書や、別売品・消耗品情報等を受け取り、表示する。
【0083】
次に、保証情報閲覧を行う場合、図12に示すように、制御部401は、表示されたメニュ画面50から「保証情報閲覧」55を選択し、サーバ101に送信する(ステップS1201)。
サーバ101の制御部201は、ユーザID入力画面データを送信する(ステップS1202)。
携帯型端末103の制御部401は、ユーザID入力画面(図示せず)を表示し(ステップS1203)、入力されたユーザIDを送信する(ステップS1204)。
サーバ101の制御部201は、ユーザID43に該当する購入登録情報311を購入登録情報データベース301から取得し(ステップS1205)、当該購入登録情報311に基づいた保証情報を生成し、送信する(ステップS1206)。
携帯型端末103の制御部401は、保証情報を表示する(ステップS1207)。
【0084】
次に、販売店106のPOS端末105における、製品購入時の、レシート30への購入情報の2次元バーコード印字処理について説明する。図13は、レシート30への購入情報の2次元バーコード印字処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0085】
POS端末105の記憶部502には、購入された製品に付与されているバーコード(製品コード)をスキャナで読み取り、読み取った製品コードに基づいて、購入製品の精算を行う処理手段に加え、2次元バーコード(購入情報)生成手段131、2次元バーコード(購入情報)印字手段122等に相当するアプリケーションプログラムがインストールされている。以下のPOS端末105の処理は、この実行可能プログラムの制御に従って、POS端末105の制御部501によって行われる。
【0086】
購入する製品20の精算の際(ステップS1301)、POS端末105の制御部501は、購入日情報を取得し(ステップS1302)、当該販売店識別情報(販売店名等)と購入日情報等の購入情報42の2次元バーコード32を生成する(ステップS1303)。
制御部501は、印刷部(プリンタ)507から、生成した2次元バーコード32を、レシート30に、精算結果、購入情報等の印字文字と共に印字する(ステップS1304)。
【0087】
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、携帯型端末103は、製品20本体に付与される2次元バーコードの製品固有の情報である製品情報41と、販売店106のPOS端末105により製品精算時にレシート30に印字された2次元バーコードの購入情報42を、購入者104の携帯型端末103により読み取り、ネットワーク109を介して、サーバ101に送信し、サーバ101は、購入登録を行い、購入登録情報311を購入登録情報データベース301に登録、保持する。また、サーバ101は、携帯型端末103からの要求に応じて、携帯型端末103から受け取った購入した製品本体の2次元バーコードの製品情報41に基づいて、製品20のサービス/関連情報の提供を行い、更に、製品情報内の製品固有情報に該当する購入登録情報311に応じた、サービス/関連情報の提供を行う。
【0088】
これにより、従来、製品や付属書類に記載された内容を確認した上で、電話(口頭)やネットワーク等により消費者が製品に関する情報の問い合わせやサービスの申し込みを行なわなければならなかったが、携帯電話でバーコード情報を読み取り、情報提供元に送信可能となり、問い合わせや申し込みに必要な手順が簡略化され、保管が必要な付属書類も削減される。
【0089】
また、購入登録情報(購買情報)を併せて登録する仕組みを採用することにより、従来は保証書の形で管理されていたデータがオンラインで管理されることになり、携帯電話による製品情報の読取りおよび送信の流れを組み合わせることで、消費者は、修理や消耗品購入の依頼等の手続きもオンライン上で円滑に進めることができるようになり、更に、各製品の保証書を保管するという煩わしさも解消される。
【0090】
尚、本実施の形態では、消費者104の携帯型端末103からサーバ101の所定のサイトはアクセスし、購入登録、サービス/関連情報のやりとりの処理を行ったが、これに限るわけではない。例えば、携帯型端末103の記憶部402には、サーバ101との間で購入登録、サービス/関連情報のやりとりの処理を行うアプリケーションプログラムである製品サービス閲覧プログラムが予め、サーバ101からインストールされていてもよい。
【0091】
また、本実施の形態では、購入した製品本体の2次元バーコードの製品情報41に基づいて、製品20のサービス/関連情報の提供を行い、更に、故障問い合わせ等でトラブル解消されず、修理依頼要求を行うと、製品情報の製品固有情報に該当する購入登録情報311に応じて、保証サービス情報の提供を行ったが、ユーザIDを入力することにより、ユーザIDに該当する購入登録情報311に応じて、保証サービス情報の提供を行ってもよい。
【0092】
更に、本実施の形態では、製造メーカ102のサーバ101が、製品情報の2次元バーコードが印字された製品情報ラベル10を製品本体に貼り付けたが、これに限るわけではない。出荷された製品20の販売店104において、製品情報ラベル10を印字し、製品20に付与してもよい。
【0093】
尚、図8、図9、図10、図11、図12、図13等に示す処理を行うプログラムはCD−ROM等の記録媒体に保持させて流通させてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受することもできる。
【0094】
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る製品サービス提供システム等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【図面の簡単な説明】
【0095】
【図1】本発明の本実施の形態に係る製品サービス提供システム100の概略構成を示す図
【図2】サーバ101のハードウェア構成図
【図3】記憶部202が保持する情報を示す図
【図4】携帯型端末103のハードウェア構成図
【図5】POS端末105のハードウェア構成図
【図6】製品情報ラベル10を示す図
【図7】レシート30を示す図
【図8】製品サービス提供システム100全体の処理の流れと処理手段を示す図
【図9】製品購入後の購入登録処理の処理手順を示すフローチャート
【図10】製品購入後の購入登録処理の処理手順を示すフローチャート
【図11】故障問い合わせ処理の処理手順を示すフローチャート
【図12】保証情報閲覧処理の処理手順を示すフローチャート
【図13】レシート30への購入情報の2次元バーコード印字処理の処理手順を示すフローチャート
【図14】製品購入後の購入登録処理の画面遷移を示す図
【符号の説明】
【0096】
100………製品サービス提供システム
101………サーバ
102………製造メーカ
103………携帯型端末
104………消費者
105………POS端末
106………販売店
109………ネットワーク
111………購入登録手段
112………サービス/関連情報提供手段
113………製品情報ラベル印字手段
121………購入登録要求手段
122………2次元バーコード読取手段
123………サービス/関連情報閲覧手段
131………2次元バーコード(購入情報)生成手段
132………2次元バーコード(購入情報)印字手段
201、401、501………制御部
202、402、502………記憶部
403………カメラ
301………購入登録情報データベース
311………購入登録情報
302………製品情報データベース
10………製品情報ラベル
11、31………印字文字
12、32………2次元バーコード
20………製品
30………レシート
41………製品情報
42………購入情報
43………ユーザID
44………サービス/関連情報
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークを介した製品サービス提供システムに係り、特に、製品本体に付与された製品情報の2次元バーコードと、レシートに印字された購入情報の2次元バーコードを用いた製品に関するサービスや情報を提供する処理に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、消費者は、電気製品、精密機器、機械部品、医薬品、健康食品等の各種製品を購入し使用すると、製品に関する取り扱い上の疑問や製品の故障等の不備に対する対応、保証内容の確認等を、販売店や製造元への電話(口頭)等で行うことになる。
また、昨今、ネットワーク技術が急速に普及し、ネットワークを介して接続された複数のパーソナルコンピュータや携帯電話が活用されており、インターネット等に代表されるネットワークを介して、製品に関する情報やサービスを提供するシステムが幾つか存在する(例えば、特許文献1)。
【0003】
更に、購入者が製品に関する情報と個人情報をインターネット上で送信し、その商品に関する情報が商品情報データベースと一致した場合に、ユーザ登録を行い、商品保証管理を行う登録方法について開示されている(例えば、特許文献2)。
また、製品購入時に、製品又は保証書に印字されたバーコードを、購入者と販売店双方が読み取り、双方のデータサーバに保管することで保証書の管理を行う方法について開示されている(例えば、特許文献3)。
【0004】
【特許文献1】特開2002−352026号公報
【特許文献2】特開2003−242275号公報
【特許文献3】特開2003−187034号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の情報やサービスを提供するシステムでは、ネットワーク等を介して、製品に関する情報や問い合わせに必要な情報を入力しなければならず、製品に関する各種情報の入手作業の煩わしさという問題があった。
また、特許文献2や特許文献3に記載されているシステムは、製品購入時に保証書の登録を行うための仕組みであって、保証書の管理作業の煩わしさを改善しているが、製品に関する情報やサービス全般を提供する仕組みに関するものではなかった。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、バーコード形式の製品情報と購入情報に基づいて、ネットワークを介して、製品に関するサービスや情報を容易に提供する製品サービス提供システム等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために第1の発明は、ネットワークを介して、バーコード読取機能を有するユーザの携帯型端末と、接続される、製造メーカのサーバであって、製品を購入した際の購入情報と、購入した製品の固有情報である製品情報と、からなる購入登録情報を保持するデータベースと、前記携帯型端末からの購入登録要求に対して、前記携帯型端末が読み取った、バーコードで製品本体に付与されている製品情報と、前記製品を購入した際のレシートに印字されている購入情報とを受け取り、前記製品情報と前記購入情報を基に、前記購入登録情報を前記データベースに登録、保持する購入登録手段と、前記携帯型端末からのサービス/関連情報閲覧要求に対して、前記携帯型端末が読み取った、バーコードで製品本体に付与された製品情報を受け取り、前記製品情報、及び/又は前記製品情報に該当する前記購入登録情報に応じた、前記製品のサービス/関連情報を提供する提供手段と、を具備することを特徴とするサーバである。
【0008】
また、前記購入登録手段は、購入登録に対するユーザIDを前記携帯型端末に発行する発行手段と、を具備することが望ましい。
また、前記提供手段は、前記携帯型端末から受け取ったユーザIDに応じた購入登録情報に基づいて、前記製品のサービス/関連情報を提供することが望ましい。
また、前記製品情報が符号化されてなるバーコードを生成し、出荷する製品本体に貼り付ける製品情報ラベルに印字する印字手段と、を更に具備することが望ましい。
【0009】
第1の発明によるサーバは、ネットワークを介して、バーコード読取機能を有するユーザの携帯型端末と、接続され、製品を購入した際の購入情報と、購入した製品の固有情報である製品情報と、からなる購入登録情報を保持するデータベースを有し、携帯型端末からの購入登録要求に対して、携帯型端末が読み取った、バーコードで製品本体に付与されている製品情報と、販売店から製品を購入した際のレシートに印字されている購入情報とを受け取り、製品情報と前記購入情報を基に、購入登録情報をデータベースに登録、保持し、携帯型端末からのサービス/関連情報閲覧要求に対して、携帯型端末が読み取った、バーコードで製品本体に付与された製品情報を受け取り、製品情報、及び/又は製品情報に該当する購入登録情報に応じた、製品のサービス/関連情報を提供する。
【0010】
「製品のサービス/関連情報」は、製品に関する、取扱説明、別売品・消耗品情報、故障への対応情報、保証情報のいずれかの情報である。
「製品情報」は、製品本体に製品情報ラベル等の形態で2次元バーコード情報として付与され、製品の属性を識別する情報であり、メーカ名、製品名、型番、製造年月、製造番号等である。
「購入情報」は、レシートに2次元バーコード情報として印字され、販売店で購入した際の情報であり、販売店識別情報と購入日情報を少なくとも有する。
【0011】
第1の発明では、従来、製品や付属書類に記載された内容を確認した上で、電話(口頭)やネットワーク等により消費者が製品に関する情報の問い合わせやサービスの申し込みを行なわなければならなかったが、携帯電話でバーコード情報を読み取り、情報提供元に送信可能となり、問い合わせや申し込みに必要な手順が簡略化され、保管が必要な付属書類も削減される。
また、購入登録情報(購買情報)を併せて登録する仕組みを採用することにより、従来は保証書の形で管理されていたデータがオンラインで管理されることになり、携帯電話による製品情報の読取りおよび送信の流れを組み合わせることで、消費者は、修理や消耗品購入の依頼等の手続きもオンライン上で円滑に進めることができるようになり、更に、各製品の保証書を保管するという煩わしさも解消される。
【0012】
また、第2の発明は、ネットワークを介して、製品を販売店に出荷する製造メーカのサーバと、接続されるバーコード読取機能を有するユーザの携帯型端末であって、購入した製品本体に付与された製品情報が符号化されてなるバーコードと、前記製品を購入した際のレシートに印字された購入情報が符号化されてなるバーコードとを読み取り、前記サーバに送信し、購入登録要求を行う購入登録要求手段と、前記製品本体に付与された製品情報が符号化されてなるバーコードを読み取り、前記サーバに送信し、製品のサービス/関連情報閲覧要求を行い、前記サーバから受け取った前記製品のサービス/関連情報を表示する閲覧手段と、を具備することを特徴とする携帯型端末である。
【0013】
第2の発明による携帯型端末は、ネットワークを介して、製造メーカのサーバと、接続され、購入した製品本体に付与された製品情報が符号化されてなるバーコードと、製品を購入した際のレシートに印字された購入情報が符号化されてなるバーコードとを読み取り、サーバに送信し、購入登録要求を行い、製品本体に付与された製品情報が符号化されてなるバーコードを読み取り、サーバに送信し、製品のサービス/関連情報閲覧要求を行い、サーバから受け取った製品のサービス/関連情報を表示する。
【0014】
また、第3の発明は、製品を購入した際の購入情報が符号化されてなるバーコードを生成し、レシートに印字することを特徴とするPOS端末である。
【0015】
第3の発明によるPOS端末は、製品を購入した際の購入情報が符号化されてなるバーコードを生成し、レシートに印字する。
【0016】
また、第4の発明は、製造メーカのサーバと、ネットワークを介して接続されるバーコード読取機能を有するユーザの携帯型端末と、販売店のPOS端末と、を備える製品サービス提供システムであって、前記POS端末は、製品を購入した際の購入情報が符号化されてなるバーコードを生成し、レシートに印字する印字手段と、を、備え、前記携帯型端末は、前記製品本体に付与された製品情報が符号化されてなるバーコードと、前記レシートに印字された購入情報が符号化されてなるバーコードとを読み取り、前記サーバに送信し、購入登録要求を行う購入登録要求手段と、前記製品本体に付与された製品情報が符号化されてなるバーコードを読み取り、前記サーバに送信し、製品のサービス/関連情報閲覧要求を行い、前記サーバから受け取った前記製品のサービス/関連情報を表示する閲覧手段と、を、備え、前記サーバは、前記製品を購入した際の購入情報と、購入した製品の固有情報である製品情報と、からなる購入登録情報を保持するデータベースと、前記携帯型端末からの購入登録要求に対して、前記携帯型端末が読み取った、バーコードで製品本体に付与されている製品情報と、前記製品を購入した際のレシートに印字されている購入情報を受け取り、前記製品情報と前記購入情報を基に、前記購入登録情報を前記購入登録情報データベースに登録、保持する購入登録手段と、前記携帯型端末からの取得要求に対して、前記携帯型端末が読み取った、バーコードで製品本体に付与された製品情報を受け取り、前記製品情報、及び/又は前記製品情報に該当する前記購入登録情報に応じた、前記製品のサービス/関連情報を提供する提供手段と、を具備することを特徴とする製品サービス提供システムである。
【0017】
第4の発明は、第1の発明のサーバ、第2の発明の携帯型端末、第3の発明のPOS端末から構成される製品サービス提供システムに関する発明である。
【0018】
第5の発明は、コンピュータを第1発明のサーバとして機能させるプログラムである。
第6の発明は、コンピュータを第1の発明のサーバとして機能させるプログラムを記録した記録媒体である。
【0019】
第7の発明は、コンピュータを第2の発明の携帯型端末として機能させるプログラムである。
第8の発明は、コンピュータを第2の発明の携帯型端末として機能させるプログラムを記録した記録媒体である。
【0020】
第9の発明は、コンピュータを第3発明のPOS端末として機能させるプログラムである。
第10の発明は、コンピュータを第3の発明のPOS端末として機能させるプログラムを記録した記録媒体である。
【0021】
上述のプログラムをCD−ROM等の記録媒体に保持させて流通させてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受することもできる。
【発明の効果】
【0022】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、バーコード形式の製品情報と購入情報に基づいて、ネットワークを介して、製品に関するサービスや情報を容易に提供する製品サービス提供システム等を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下に、添付図面を参照しながら、本発明に係る製品サービス提供システム等の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、以下の説明および添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
【0024】
図1は、本実施の形態に係る製品サービス提供システム100の概略構成を示す図である。図1は、製品サービス提供システム100の1例であり、図1に示すように、製品サービス提供システム100は、製造メーカ102が有するサーバ101、複数の消費者(購入者)104の携帯型端末103、販売店106のPOS(Point Of Sales)端末105、ネットワーク109等からなる。製品サービス提供システム100は、例えばインターネットなどのネットワーク109を介して、サーバ101と、携帯型端末103とが接続されて構成される。
【0025】
製造メーカ102は、電気製品、精密機器、機械部品、医薬品、健康食品等の製品20を製造、出荷する企業であり、サーバ101を有する。サーバ101は、サーバとしてのサーバコンピュータ等であり、購入登録情報データベース301、製品情報データベース302等を有する。
【0026】
サーバ101は、消費者104の携帯型端末103からの製品情報と購入情報を基に、購入登録情報を購入登録情報データベース301に保持し、購入登録を行う。また、消費者104の携帯型端末103からの製品情報に基づいて、製品の各種関連情報やサービスを提供し、更に、購入登録情報に応じた製品の各種関連情報やサービスを提供する。購入登録情報データベース301には、購入登録情報が保存されている。製品情報データベース302には、製品20に関わる各種関連情報が保存されている。
【0027】
消費者(ユーザ)104は、製品20の消費者であり、携帯型端末103を有する。携帯型端末103は、例えば、カメラ付き携帯電話、PDA(Personal
Digital Assistance)等のバーコードリーダの機能を有する携帯型端末であり、カメラを用いて、製品情報ラベル10、レシート30の2次元バーコードから読み取った製品情報、購入情報を、サーバ101に送信し、サーバ101から要求に応じた製品の各種関連情報やサービスを受信、表示する。
【0028】
販売店106は、製造メーカ102から出荷された製品20を販売する販売店であり、POS端末105を有する。
POS端末105は、購入された製品に付与されているバーコード(製品コード)をスキャナで読み取り、読み取った製品コードに基づいて、購入製品の精算を行い、購入情報等からなる2次元バーコードを、印字文字と共にレシート30に印字する。
【0029】
尚、本実施の形態では、2次元バーコードとして、マトリックス状の2次元バーコードのQRコードを用いて説明するが、これに限るわけでない。その他に、PDF417、DataMatrix、MaxiCode等がある。
【0030】
次に、サーバ101のハードウェア構成を説明する。図2は、サーバ101のハードウェア構成図である。
【0031】
図2に示すように、サーバ101は、制御部201、記憶部202(ハードディスク)、メディア入出力部203(ドライブ装置)、通信制御部204(通信制御装置、通信ポート等)、入力部205(キーボード、マウス等)、プリンタポート206、表示部207(ディスプレイ)等が、バス209を介して接続される。
【0032】
制御部201は、CPU(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Memory )、RAM(Random Access Memory)等で構成される。
【0033】
CPUは、記憶部202、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、システムバス209を介して接続された各装置を駆動制御し、サーバ101が行う後述する各種処理(図9、図10、図11、図12参照)を実現する。
ROMは、不揮発性メモリであり、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。
RAMは、揮発性メモリであり、記憶部202、ROM、記録媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部201が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
【0034】
記憶部202は、HDD(ハードディスクドライブ)であり、制御部201が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーティングシステム)等が格納される。プログラムに関しては、OS(オペレーティングシステム)に相当する制御プログラム321や、本コンピュータを適用するサーバ101が行う後述の処理に相当するアプリケーションプログラム322等が格納されている。
これらの各プログラムコードは、制御部201により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
【0035】
メディア入出力部203(ドライブ装置)は、データの入出力を行い、例えば、フロッピディスクドライブ、PDドライブ、CDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、DVDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、MOドライブ等のメディア入出力装置等を有する。
【0036】
通信制御部204は、通信制御装置、通信ポート等を有し、サーバ101とネットワーク109間の通信を媒介する通信インタフェースであり、ネットワーク109を介して、サーバ101と、携帯型端末103間の通信制御を行う。
【0037】
入力部205は、データの入力を行い、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、テンキー等の入力装置を有する。
【0038】
プリンタポート206、プリンタ211からの接続ケーブル210(USBケーブル等)を接続するためのポートである。
プリンタ211は、感熱印字、感熱破壊、感熱発色、リトライ印字、レーザ破壊、レーザ発色のいずれかの方法で印画する装置であり、また、セキュリティとしてホログラム又は液晶等の光学可変機能を有する媒体をラベル・転写等のいずれかの形で貼付する。プリンタ211は、例えば、サーマルプリンタ(感熱記録装置)である。
【0039】
表示部207は、CRTモニタ、液晶パネル等のディスプレイ装置、ディスプレイ装置と連携してコンピュータのビデオ機能を実現するための論理回路等(ビデオアダプタ等)を有する。
【0040】
システムバス209は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
【0041】
次に、図3を参照しながら、サーバ101の記憶部202が保持する情報について説明する。図3は、記憶部202が保持する情報を示す図である。
【0042】
図3に示すように、記憶装置202内には、購入登録情報データベース301、製品情報データベース302、及び制御プログラム321、アプリケーションプログラム322等が格納されている。
【0043】
購入登録情報データベース301は、複数の購入登録情報311からなる。購入登録情報311には、購入した製品20の属性を識別する、製品名、メーカ名、型番、製造年月日、製品固有番号(製造番号)等の製品情報と、購入した販売店識別情報、購入日等の購入情報を含む。
【0044】
製品情報データベース302は、製品20に関わる各種情報やサービス情報を製品毎に保存し、製品固有番号、製品関連情報等を含む。
尚、顧客データベース301、製品情報データベース302のデータ構成は、この構成に限られるわけではない。
【0045】
制御プログラム321は、サーバ101であるコンピュータの各構成部分を駆動制御するプログラムである。
アプリケーションプログラム322は、製品サービス提供プログラムの実行可能プログラムであり、製品サービス提供プログラムは、購入登録手段111、サービス/関連情報提供手段112、製品情報ラベル印字手段113等の処理に該当するプログラムである(後述、各処理手段を説明する)。
【0046】
次に、携帯型端末103のハードウェア構成を説明する。図4は、携帯型端末103のハードウェア構成図である。
図4に示すように、消費者104の携帯型端末103は、例えば、カメラ付き携帯電話であり、制御部401、記憶部402、カメラ403、送受信部404、入力部405、表示部406、送受話部407、アンテナ410等が接続される。
【0047】
制御部401は、CPU、ROM、RAM等で構成され、記憶装置402に格納されたプログラムに従って、各装置を駆動制御する。
【0048】
記憶部402には、各構成部分を駆動制御する制御プログラム、更に、運用形態に応じて、アプリケーションプログラムとして、予め、サーバ101の所定サイトからダウンロードしたサーバ101との間で購入登録、サービス/関連情報のやりとりの処理に相当する製品サービス閲覧プログラムが格納されている。製品サービス閲覧プログラムは、購入登録要求手段121、2次元バーコード読取手段122、サービス/関連情報閲覧手段123等の処理に該当するプログラムである(後述、各処理手段を説明する)。
【0049】
これらの各プログラムコードは、制御部401により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
【0050】
カメラ403は、バーコードリーダ機能を有し、製品情報ラベル10の2次元バーコード12、レシート30の2次元バーコード32を読み取る。
送受信部404は、携帯型端末103とネットワーク109間の通信を媒介する通信インタフェースであり、ネットワーク109を介して、携帯型端末103と、サーバ101間の通信制御を行う。
入力部405は、データの入力を行い、例えば、操作キー、操作ボタン等であり、表示部406(ディスプレイ)に表示された操作案内、各種処理、操作を行う。
【0051】
次に、POS端末105のハードウェア構成を説明する。図5は、POS端末105のハードウェア構成図である。
図5に示すように、POS端末105は、制御部501、記憶部502、スキャナ503、入力部505、表示部506、印刷部507等が接続される。本発明に関連した構成要素のみを図示しており、金銭を収納する引出し部等の図示は省略してある。
【0052】
制御部501は、CPU、ROM、RAM等で構成され、記憶装置502に格納されたプログラムに従って、各装置を駆動制御する。
【0053】
記憶部502には、各構成部分を駆動制御する制御プログラム、アプリケーションプログラムとして、2次元バーコード(購入情報)生成手段131、2次元バーコード(購入情報)印字手段132等の処理に該当する実行可能プログラムを格納する(後述、各処理手段を説明する)。
【0054】
これらの各プログラムコードは、制御部501により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
【0055】
スキャナ503は、バーコードリーダ機能を有し、製品30に付与される製品コード情報等を読み取る。
入力部505は、データの入力を行い、例えば、操作キー、操作ボタン等であり、表示部506(ディスプレイ)は、製品20の単価や合計金額等の各種情報を表示する。
印字部507(プリンタ)は、購入情報の2次元バーコードや精算結果の印字文字をレシート30に印刷する。
【0056】
次に、製品20(本体)に貼付される製品情報ラベル10について説明する。図6は、製品情報ラベル10を示す図である。
【0057】
図6に示すように、製品情報ラベル10は、製品本体に付与され、印字文字11、2次元バーコード12等からなる。
印字文字11は、製品20の属性が識別できる情報(メーカ名、製品名、型番、製造年月、製造番号等)である。
2次元バーコード12は、製品20の属性が識別できる情報(メーカ名、製品名、型番、製造年月、製造番号等)である製品情報を符号化した情報である。
また、製品情報ラベル10は、品質保証におけるかつ確実性を維持するために、何らかの偽造・模倣防止機能(ホログラム、コレステリック液晶(CLC)、セキュリティ用紙、セキュリティ印刷等)および貼替防止機能(切込加工、脆質加工等)が付与されていることが望ましい。
尚、本実施の形態では、製品20に製品情報を付与する形態は、ラベル添付であるが、これに限らない。
【0058】
次に、レシート30について説明する。図7は、レシート30を示す図である。
【0059】
図7に示すように、レシート30は、消費者(購入者)104が販売店106で製品20を購入した際に出力され、印字文字31、2次元バーコード12等からなる。
印字文字31は、販売店名、購入日等の購入情報や、購入製品20の単価、合計金額等の精算結果の印字文字である。
2次元バーコード32は、販売店識別情報、購入日等の購入情報を符号化した情報である。
【0060】
次に、図8を参照しながら、製品サービス提供システム100全体の処理の流れと各処理手段について説明する。図8は、製品サービス提供システム100全体の処理の流れと各処理手段を示す図である。
【0061】
製造メーカ102のサーバ101は、購入登録手段111、サービス/関連情報提供手段112、製品情報ラベル印字手段113等を有する。
【0062】
購入登録手段111は、消費者104の携帯型端末103から受け取った購入した製品20の製品情報41と購入情報42に基づいて、購入登録情報311を購入登録情報データベース301に登録、保持し、ユーザID43を発行する。
サービス/関連情報提供手段112は、消費者104の携帯型端末103からの要求に応じて、消費者104の携帯型端末103から受け取った購入した製品20の製品情報41に基づいて、製品20のサービス/関連情報44の提供を行い、更に、製品情報41に該当する購入登録情報311に応じた、サービス/関連情報44の提供を行う。
製品情報ラベル印字手段113は、製品情報の2次元バーコード32と、印字文字等の印刷用データをプリンタ211に送り、製品情報ラベル10に印刷、発行する。製品20は、製品本体に製品情報ラベル10を貼付され、出荷される。
【0063】
消費者104の携帯型端末103は、購入登録要求手段121、2次元バーコード読取手段122、サービス/関連情報閲覧手段123等を有する。
【0064】
購入登録要求手段121は、サーバ101に対してアクセスし、購入した製品20の製品情報41と購入情報42を送信し、購入登録要求を行い、ユーザID43を受信する。
2次元バーコード読取手段122は、カメラ403を用いて、購入した製品20の製品情報ラベル10の2次元バーコード12と、レシート30の2次元バーコード32を読み取る。
サービス/関連情報閲覧手段123は、サーバ101の所定のサイトにアクセスし、製品20の製品情報41やユーザID43を送信し、製品20のサービス/関連情報44を受信し、表示、閲覧を行う。
【0065】
販売店106のPOS端末105は、2次元バーコード(購入情報)生成手段131、2次元バーコード(購入情報)印字手段122等を有する。
【0066】
2次元バーコード(購入情報)生成手段131は、購入する製品20の精算の際、当該販売店識別情報(例えば、販売店名)と購入日等の購入情報の2次元バーコード32を生成する。
2次元バーコード(購入情報)印字手段122は、2次元バーコード(購入情報)生成手段131により生成した2次元バーコード32を、印刷部507を用いてレシート30に、精算結果、購入情報等の印字文字と共に、印字する。
【0067】
次に、消費者104の製品購入後の購入登録処理、サーバ101からの製品20に関する各種サービス/関連情報の提供処理について説明する。
【0068】
サーバ101の記憶部202には、製品サービス提供プログラムの実行可能プログラムが格納されている。以下のサーバ101の処理は、この実行可能プログラムの制御に従って、サーバ101の制御部201によって行われる。
【0069】
まず、図9、図10、図14を参照しながら、消費者104の製品購入後の、携帯型端末103からサーバ101に対する購入登録処理について詳しく説明する。図9、図10は、製品購入後の購入登録処理の処理手順を示すフローチャートである。図14は、製品購入後の購入登録処理の画面遷移を示す図である。
【0070】
消費者104が製品20を購入すると(ステップS901)、携帯型端末103の制御部401は、サーバ101の所定のサイトにアクセスすると(ステップS902)、サーバ101の制御部201は、製品20に関するサービス/関連情報を閲覧可能とするメニュ画面データを送信する(ステップS903)。
【0071】
携帯型端末103の制御部401は、メニュ画面50を表示する(ステップS904)。
メニュ画面50は、例えば、「購入登録」51、「故障問い合わせ」52、「取扱説明書閲覧」53、「別売品・消耗品情報閲覧」54、「保証情報閲覧」55等のメニュからなる。
【0072】
制御部401は、メニュ画面50から「購入登録」51を選択し、サーバ101に送信する(ステップS905)。
サーバ101の制御部201は、製品情報ラベル10の2次元バーコード読取要求を送信する(ステップS906)。
【0073】
携帯型端末103の制御部401は、2次元バーコード読取要求メッセージを表示し(ステップS907)、カメラ403を用いて、製品情報ラベル10の2次元バーコード12を読み取る(ステップS908)。制御部401は、例えば、表示部406に2次元バーコード(製品情報ラベル)読取画面61を表示する。
制御部401は、読み取り結果である製品情報41を表示し、送信する(ステップS909)。制御部401は、例えば、表示部406に製品20のメーカ名、品名、型番、製造番号等の製品情報41からなる読取結果画面(製品情報)62を表示する。
【0074】
サーバ101の制御部201は、製品情報41を受信し格納する(ステップS910)
制御部201は、レシート30の2次元バーコード読取要求を送信する(ステップS911)。
【0075】
携帯型端末103の制御部401は、2次元バーコード読取要求メッセージを表示し(ステップS912)、カメラ403を用いて、レシート30の2次元バーコード32を読み取る(ステップS913)。制御部401は、例えば、表示部406に2次元バーコード(レシート)読取画面63を表示する。
制御部401は、読み取り結果である購入情報42を表示し、送信する(ステップS914)。制御部401は、例えば、表示部406に製品20を購入した販売店名、購入日等の購入情報42からなる読取結果画面(購入情報)64を表示する。
【0076】
サーバ101の制御部201は、購入情報42を受信し格納する(ステップS915)。
制御部201は、製品情報41と購入情報42を基に、購入登録情報データベース301に購入登録情報311を登録、保持し(ステップS916)、購入と登録に対してユーザID43を発行、送信する(ステップS917)。
携帯型端末103の制御部401は、発行されたユーザID43を表示する(ステップS918)。制御部401は、例えば、表示部406にユーザID43を示す登録完了画面65を表示する。
【0077】
次に、各種サービス/関連情報の提供処理について詳しく説明する。各種サービス/関連情報提供には、メニュ画面50に示すように、「故障問い合わせ」52、「取扱説明書閲覧」53、「別売品・消耗品情報閲覧」54、「保証情報閲覧」55等がある。図11は、故障問い合わせ処理の処理手順を示すフローチャートである。図12は、保証情報閲覧処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0078】
図11に示すように、故障問い合わせを行う場合、制御部401は、表示されたメニュ画面50から「故障問い合わせ」52を選択し、サーバ101に送信する(ステップS1101)。
サーバ101の制御部201は、製品本体に付与される製品情報ラベル10の2次元バーコード読取要求を送信する(ステップS1102)。
【0079】
携帯型端末103の制御部401は、2次元バーコード読取要求メッセージを表示し(ステップS1103)、カメラ403を用いて、製品情報ラベル10の2次元バーコード12を読み取る(ステップS1104)。
制御部401は、読み取り結果である製品情報41を表示し、送信する(ステップS1105)。
【0080】
サーバ101の制御部201は、受信した製品情報41を基づいて、製品情報データベース302から当該製品20の故障対応情報を取得し送信する(ステップS1106)。制御部201は、例えば、製品情報41内の型番(機種)等に基づいた故障対応情報を送信する。
携帯型端末103の制御部401は、故障対応情報を表示し(ステップS1107)、購入者はその情報に従って必要事項を確認する。
【0081】
トラブル解消しない場合(ステップS1108のNo)、制御部401は、修理依頼要求を送信する(ステップS1109)。
サーバ101の制御部201は、受信した製品情報41の製品固有番号(例えば製造番号)に該当する購入登録情報311を、購入登録情報データベース301から取得し(ステップS1110)、当該購入登録情報311に応じた保証サービス情報を通知する(ステップS1111)。
携帯型端末103の制御部401は、受け取った保証サービス情報を表示し、修理依頼を行う(ステップS1112)。
【0082】
また、「取扱説明書閲覧」53、「別売品・消耗品情報閲覧」54等を行う場合は、「故障問い合わせ」52同様に、携帯型端末103の制御部401は、メニュ画面50から選択し、製品本体に付与される製品情報ラベル10の2次元バーコード32を読み取り、サーバ101に送信し、サーバ101から取扱説明書や、別売品・消耗品情報等を受け取り、表示する。
【0083】
次に、保証情報閲覧を行う場合、図12に示すように、制御部401は、表示されたメニュ画面50から「保証情報閲覧」55を選択し、サーバ101に送信する(ステップS1201)。
サーバ101の制御部201は、ユーザID入力画面データを送信する(ステップS1202)。
携帯型端末103の制御部401は、ユーザID入力画面(図示せず)を表示し(ステップS1203)、入力されたユーザIDを送信する(ステップS1204)。
サーバ101の制御部201は、ユーザID43に該当する購入登録情報311を購入登録情報データベース301から取得し(ステップS1205)、当該購入登録情報311に基づいた保証情報を生成し、送信する(ステップS1206)。
携帯型端末103の制御部401は、保証情報を表示する(ステップS1207)。
【0084】
次に、販売店106のPOS端末105における、製品購入時の、レシート30への購入情報の2次元バーコード印字処理について説明する。図13は、レシート30への購入情報の2次元バーコード印字処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0085】
POS端末105の記憶部502には、購入された製品に付与されているバーコード(製品コード)をスキャナで読み取り、読み取った製品コードに基づいて、購入製品の精算を行う処理手段に加え、2次元バーコード(購入情報)生成手段131、2次元バーコード(購入情報)印字手段122等に相当するアプリケーションプログラムがインストールされている。以下のPOS端末105の処理は、この実行可能プログラムの制御に従って、POS端末105の制御部501によって行われる。
【0086】
購入する製品20の精算の際(ステップS1301)、POS端末105の制御部501は、購入日情報を取得し(ステップS1302)、当該販売店識別情報(販売店名等)と購入日情報等の購入情報42の2次元バーコード32を生成する(ステップS1303)。
制御部501は、印刷部(プリンタ)507から、生成した2次元バーコード32を、レシート30に、精算結果、購入情報等の印字文字と共に印字する(ステップS1304)。
【0087】
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、携帯型端末103は、製品20本体に付与される2次元バーコードの製品固有の情報である製品情報41と、販売店106のPOS端末105により製品精算時にレシート30に印字された2次元バーコードの購入情報42を、購入者104の携帯型端末103により読み取り、ネットワーク109を介して、サーバ101に送信し、サーバ101は、購入登録を行い、購入登録情報311を購入登録情報データベース301に登録、保持する。また、サーバ101は、携帯型端末103からの要求に応じて、携帯型端末103から受け取った購入した製品本体の2次元バーコードの製品情報41に基づいて、製品20のサービス/関連情報の提供を行い、更に、製品情報内の製品固有情報に該当する購入登録情報311に応じた、サービス/関連情報の提供を行う。
【0088】
これにより、従来、製品や付属書類に記載された内容を確認した上で、電話(口頭)やネットワーク等により消費者が製品に関する情報の問い合わせやサービスの申し込みを行なわなければならなかったが、携帯電話でバーコード情報を読み取り、情報提供元に送信可能となり、問い合わせや申し込みに必要な手順が簡略化され、保管が必要な付属書類も削減される。
【0089】
また、購入登録情報(購買情報)を併せて登録する仕組みを採用することにより、従来は保証書の形で管理されていたデータがオンラインで管理されることになり、携帯電話による製品情報の読取りおよび送信の流れを組み合わせることで、消費者は、修理や消耗品購入の依頼等の手続きもオンライン上で円滑に進めることができるようになり、更に、各製品の保証書を保管するという煩わしさも解消される。
【0090】
尚、本実施の形態では、消費者104の携帯型端末103からサーバ101の所定のサイトはアクセスし、購入登録、サービス/関連情報のやりとりの処理を行ったが、これに限るわけではない。例えば、携帯型端末103の記憶部402には、サーバ101との間で購入登録、サービス/関連情報のやりとりの処理を行うアプリケーションプログラムである製品サービス閲覧プログラムが予め、サーバ101からインストールされていてもよい。
【0091】
また、本実施の形態では、購入した製品本体の2次元バーコードの製品情報41に基づいて、製品20のサービス/関連情報の提供を行い、更に、故障問い合わせ等でトラブル解消されず、修理依頼要求を行うと、製品情報の製品固有情報に該当する購入登録情報311に応じて、保証サービス情報の提供を行ったが、ユーザIDを入力することにより、ユーザIDに該当する購入登録情報311に応じて、保証サービス情報の提供を行ってもよい。
【0092】
更に、本実施の形態では、製造メーカ102のサーバ101が、製品情報の2次元バーコードが印字された製品情報ラベル10を製品本体に貼り付けたが、これに限るわけではない。出荷された製品20の販売店104において、製品情報ラベル10を印字し、製品20に付与してもよい。
【0093】
尚、図8、図9、図10、図11、図12、図13等に示す処理を行うプログラムはCD−ROM等の記録媒体に保持させて流通させてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受することもできる。
【0094】
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る製品サービス提供システム等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【図面の簡単な説明】
【0095】
【図1】本発明の本実施の形態に係る製品サービス提供システム100の概略構成を示す図
【図2】サーバ101のハードウェア構成図
【図3】記憶部202が保持する情報を示す図
【図4】携帯型端末103のハードウェア構成図
【図5】POS端末105のハードウェア構成図
【図6】製品情報ラベル10を示す図
【図7】レシート30を示す図
【図8】製品サービス提供システム100全体の処理の流れと処理手段を示す図
【図9】製品購入後の購入登録処理の処理手順を示すフローチャート
【図10】製品購入後の購入登録処理の処理手順を示すフローチャート
【図11】故障問い合わせ処理の処理手順を示すフローチャート
【図12】保証情報閲覧処理の処理手順を示すフローチャート
【図13】レシート30への購入情報の2次元バーコード印字処理の処理手順を示すフローチャート
【図14】製品購入後の購入登録処理の画面遷移を示す図
【符号の説明】
【0096】
100………製品サービス提供システム
101………サーバ
102………製造メーカ
103………携帯型端末
104………消費者
105………POS端末
106………販売店
109………ネットワーク
111………購入登録手段
112………サービス/関連情報提供手段
113………製品情報ラベル印字手段
121………購入登録要求手段
122………2次元バーコード読取手段
123………サービス/関連情報閲覧手段
131………2次元バーコード(購入情報)生成手段
132………2次元バーコード(購入情報)印字手段
201、401、501………制御部
202、402、502………記憶部
403………カメラ
301………購入登録情報データベース
311………購入登録情報
302………製品情報データベース
10………製品情報ラベル
11、31………印字文字
12、32………2次元バーコード
20………製品
30………レシート
41………製品情報
42………購入情報
43………ユーザID
44………サービス/関連情報
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して、バーコード読取機能を有するユーザの携帯型端末と、接続される、製造メーカのサーバであって、
前記ユーザが製品を購入した際の購入情報と、購入した製品の固有情報である製品情報と、からなる購入登録情報を保持するデータベースと、
前記携帯型端末からの購入登録要求に対して、前記携帯型端末が読み取った、バーコードで製品本体に付与されている製品情報と、前記製品を購入した際のレシートに印字されている購入情報とを受け取り、前記製品情報と前記購入情報を基に、前記購入登録情報を前記データベースに登録、保持する購入登録手段と、
前記携帯型端末からのサービス/関連情報閲覧要求に対して、前記携帯型端末が読み取った、バーコードで製品本体に付与された製品情報を受け取り、前記製品情報、及び/又は前記製品情報に該当する前記購入登録情報に応じた、前記製品のサービス/関連情報を提供する提供手段と、
を具備することを特徴とするサーバ。
【請求項2】
前記購入登録手段は、
購入登録に対するユーザIDを前記携帯型端末に発行する発行手段と、
を、更に具備することを特徴とする請求項1記載のサーバ。
【請求項3】
前記提供手段は、
前記携帯型端末から受け取ったユーザIDに応じた購入登録情報に基づいて、前記製品のサービス/関連情報を提供することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のサーバ。
【請求項4】
前記製品のサービス/関連情報は、前記製品に関する、取扱説明、別売品・消耗品情報、故障への対応情報、保証情報のいずれか少なくとも1つの情報であることを特徴とする請求項1記載のサーバ。
【請求項5】
前記製品情報は、製品の属性を識別する情報を有することを特徴とする請求項1記載のサーバ。
【請求項6】
前記購入情報は、販売店識別情報と購入日情報を少なくとも有することを特徴とする請求項1記載のサーバ。
【請求項7】
前記製品情報が符号化されてなるバーコードを生成し、出荷する製品本体に貼り付ける製品情報ラベルに印字する印字手段と、
を、更に具備することを特徴とする請求項1記載のサーバ。
【請求項8】
前記バーコードは、2次元バーコードであることを特徴とする請求項1乃至請求項7いずれかに記載のサーバ。
【請求項9】
ネットワークを介して、製造メーカのサーバと、接続されるバーコード読取機能を有するユーザの携帯型端末であって、
購入した製品本体に付与された製品情報が符号化されてなるバーコードと、前記製品を購入した際のレシートに印字された購入情報が符号化されてなるバーコードとを読み取り、前記サーバに送信し、購入登録要求を行う購入登録要求手段と、
前記製品本体に付与された製品情報が符号化されてなるバーコードを読み取り、前記サーバに送信し、製品のサービス/関連情報閲覧要求を行い、前記サーバから受け取った前記製品のサービス/関連情報を表示する閲覧手段と、
を具備することを特徴とする携帯型端末。
【請求項10】
前記サーバから購入登録に対するユーザIDを受信する受信手段と、
を、更に具備することを特徴とする請求項9記載の携帯型端末。
【請求項11】
前記閲覧手段は、
前記ユーザIDを前記サーバに送信し、前記サーバからの前記製品のサービス/関連情報を表示することを特徴とする請求項10記載の携帯型端末。
【請求項12】
製品を購入した際の購入情報が符号化されてなるバーコードを生成し、レシートに印字することを特徴とするPOS端末。
【請求項13】
前記購入情報は、販売店識別情報と購入日情報を少なくとも有することを特徴とする請求項12記載のPOS端末。
【請求項14】
製造メーカのサーバと、ネットワークを介して接続されるバーコード読取機能を有するユーザの携帯型端末と、販売店のPOS端末と、を備える製品サービス提供システムであって、
前記POS端末は、
製品を購入する際の購入情報が符号化されてなるバーコードを生成し、レシートに印字する印字手段と、
を、備え、
前記携帯型端末は、
前記製品本体に付与された製品情報が符号化されてなるバーコードと、前記レシートに印字された購入情報が符号化されてなるバーコードとを読み取り、前記サーバに送信し、購入登録要求を行う購入登録要求手段と、
前記製品本体に付与された製品情報が符号化されてなるバーコードを読み取り、前記サーバに送信し、製品のサービス/関連情報閲覧要求を行い、前記サーバから受け取った前記製品のサービス/関連情報を表示する閲覧手段と、
を、備え、
前記サーバは、
前記製品を購入した際の購入情報と、購入した製品の固有情報である製品情報と、からなる購入登録情報を保持するデータベースと、
前記携帯型端末からの購入登録要求に対して、前記携帯型端末が読み取った、バーコードで製品本体に付与されている製品情報と、前記販売店から製品を購入した際のレシートに印字されている購入情報を受け取り、前記製品情報と前記購入情報を基に、前記購入登録情報を前記購入登録情報データベースに登録、保持する購入登録手段と、
前記携帯型端末からの取得要求に対して、前記携帯型端末が読み取った、バーコードで製品本体に付与された製品情報を受け取り、前記製品情報、及び/又は前記製品情報に該当する前記購入登録情報に応じた、前記製品のサービス/関連情報を提供する提供手段と、
を具備することを特徴とする製品サービス提供システム。
【請求項15】
製品情報が符号化されてなるバーコードを生成し、出荷する製品本体に貼り付ける製品情報ラベルに印字する印字手段と、
を、更に具備することを特徴とする請求項14記載の製品サービス提供システム。
【請求項16】
コンピュータを請求項1から請求項8いずれかに記載のサーバとして機能させるプログラム。
【請求項17】
コンピュータを請求項1から請求項8いずれかに記載のサーバとして機能させるプログラムを記録した記録媒体。
【請求項18】
コンピュータを請求項9から請求項11いずれかに記載の携帯型端末として機能させるプログラム。
【請求項19】
コンピュータを請求項9から請求項11いずれかに記載の携帯型端末として機能させるプログラムを記録した記録媒体。
【請求項20】
コンピュータを請求項12又は請求項13記載のPOS端末として機能させるプログラム。
【請求項21】
コンピュータを請求項12又は請求項13記載のPOS端末として機能させるプログラムを記録した記録媒体。
【請求項1】
ネットワークを介して、バーコード読取機能を有するユーザの携帯型端末と、接続される、製造メーカのサーバであって、
前記ユーザが製品を購入した際の購入情報と、購入した製品の固有情報である製品情報と、からなる購入登録情報を保持するデータベースと、
前記携帯型端末からの購入登録要求に対して、前記携帯型端末が読み取った、バーコードで製品本体に付与されている製品情報と、前記製品を購入した際のレシートに印字されている購入情報とを受け取り、前記製品情報と前記購入情報を基に、前記購入登録情報を前記データベースに登録、保持する購入登録手段と、
前記携帯型端末からのサービス/関連情報閲覧要求に対して、前記携帯型端末が読み取った、バーコードで製品本体に付与された製品情報を受け取り、前記製品情報、及び/又は前記製品情報に該当する前記購入登録情報に応じた、前記製品のサービス/関連情報を提供する提供手段と、
を具備することを特徴とするサーバ。
【請求項2】
前記購入登録手段は、
購入登録に対するユーザIDを前記携帯型端末に発行する発行手段と、
を、更に具備することを特徴とする請求項1記載のサーバ。
【請求項3】
前記提供手段は、
前記携帯型端末から受け取ったユーザIDに応じた購入登録情報に基づいて、前記製品のサービス/関連情報を提供することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のサーバ。
【請求項4】
前記製品のサービス/関連情報は、前記製品に関する、取扱説明、別売品・消耗品情報、故障への対応情報、保証情報のいずれか少なくとも1つの情報であることを特徴とする請求項1記載のサーバ。
【請求項5】
前記製品情報は、製品の属性を識別する情報を有することを特徴とする請求項1記載のサーバ。
【請求項6】
前記購入情報は、販売店識別情報と購入日情報を少なくとも有することを特徴とする請求項1記載のサーバ。
【請求項7】
前記製品情報が符号化されてなるバーコードを生成し、出荷する製品本体に貼り付ける製品情報ラベルに印字する印字手段と、
を、更に具備することを特徴とする請求項1記載のサーバ。
【請求項8】
前記バーコードは、2次元バーコードであることを特徴とする請求項1乃至請求項7いずれかに記載のサーバ。
【請求項9】
ネットワークを介して、製造メーカのサーバと、接続されるバーコード読取機能を有するユーザの携帯型端末であって、
購入した製品本体に付与された製品情報が符号化されてなるバーコードと、前記製品を購入した際のレシートに印字された購入情報が符号化されてなるバーコードとを読み取り、前記サーバに送信し、購入登録要求を行う購入登録要求手段と、
前記製品本体に付与された製品情報が符号化されてなるバーコードを読み取り、前記サーバに送信し、製品のサービス/関連情報閲覧要求を行い、前記サーバから受け取った前記製品のサービス/関連情報を表示する閲覧手段と、
を具備することを特徴とする携帯型端末。
【請求項10】
前記サーバから購入登録に対するユーザIDを受信する受信手段と、
を、更に具備することを特徴とする請求項9記載の携帯型端末。
【請求項11】
前記閲覧手段は、
前記ユーザIDを前記サーバに送信し、前記サーバからの前記製品のサービス/関連情報を表示することを特徴とする請求項10記載の携帯型端末。
【請求項12】
製品を購入した際の購入情報が符号化されてなるバーコードを生成し、レシートに印字することを特徴とするPOS端末。
【請求項13】
前記購入情報は、販売店識別情報と購入日情報を少なくとも有することを特徴とする請求項12記載のPOS端末。
【請求項14】
製造メーカのサーバと、ネットワークを介して接続されるバーコード読取機能を有するユーザの携帯型端末と、販売店のPOS端末と、を備える製品サービス提供システムであって、
前記POS端末は、
製品を購入する際の購入情報が符号化されてなるバーコードを生成し、レシートに印字する印字手段と、
を、備え、
前記携帯型端末は、
前記製品本体に付与された製品情報が符号化されてなるバーコードと、前記レシートに印字された購入情報が符号化されてなるバーコードとを読み取り、前記サーバに送信し、購入登録要求を行う購入登録要求手段と、
前記製品本体に付与された製品情報が符号化されてなるバーコードを読み取り、前記サーバに送信し、製品のサービス/関連情報閲覧要求を行い、前記サーバから受け取った前記製品のサービス/関連情報を表示する閲覧手段と、
を、備え、
前記サーバは、
前記製品を購入した際の購入情報と、購入した製品の固有情報である製品情報と、からなる購入登録情報を保持するデータベースと、
前記携帯型端末からの購入登録要求に対して、前記携帯型端末が読み取った、バーコードで製品本体に付与されている製品情報と、前記販売店から製品を購入した際のレシートに印字されている購入情報を受け取り、前記製品情報と前記購入情報を基に、前記購入登録情報を前記購入登録情報データベースに登録、保持する購入登録手段と、
前記携帯型端末からの取得要求に対して、前記携帯型端末が読み取った、バーコードで製品本体に付与された製品情報を受け取り、前記製品情報、及び/又は前記製品情報に該当する前記購入登録情報に応じた、前記製品のサービス/関連情報を提供する提供手段と、
を具備することを特徴とする製品サービス提供システム。
【請求項15】
製品情報が符号化されてなるバーコードを生成し、出荷する製品本体に貼り付ける製品情報ラベルに印字する印字手段と、
を、更に具備することを特徴とする請求項14記載の製品サービス提供システム。
【請求項16】
コンピュータを請求項1から請求項8いずれかに記載のサーバとして機能させるプログラム。
【請求項17】
コンピュータを請求項1から請求項8いずれかに記載のサーバとして機能させるプログラムを記録した記録媒体。
【請求項18】
コンピュータを請求項9から請求項11いずれかに記載の携帯型端末として機能させるプログラム。
【請求項19】
コンピュータを請求項9から請求項11いずれかに記載の携帯型端末として機能させるプログラムを記録した記録媒体。
【請求項20】
コンピュータを請求項12又は請求項13記載のPOS端末として機能させるプログラム。
【請求項21】
コンピュータを請求項12又は請求項13記載のPOS端末として機能させるプログラムを記録した記録媒体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2007−34366(P2007−34366A)
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−212380(P2005−212380)
【出願日】平成17年7月22日(2005.7.22)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年7月22日(2005.7.22)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】
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