説明

複合シート部材の打ち抜き方法

【課題】粘着剤層を有する複合シート部材をパンチで打ち抜く際、裁断箇所から粘着剤の染み出しを防止できるような打ち抜き方法を提供する。
【解決手段】粘着剤層12を有する複合シート部材10をパンチ20で打ち抜く方法において、前記複合シート部材10をダイス21の上に載置し、該複合シート部材10の上に適度な伸度を有するフィルムシート30を載せて打ち抜く。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は複合シート部材の打ち抜き方法に関するものであり、特に、フレキシブルプリント配線板(以下FPCという)をキャリアに貼り合わせるときに使用される粘着剤シートなど、粘着剤層を有する複合シート部材をパンチで打ち抜く方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
FPCを納品する場合、所要形状に打ち抜いた粘着剤を個々のFPCに貼り合わせ、これら複数枚のFPCをPET(Polyethylene Terephthalate)フィルムなどのキャリアシートに整列させて貼り付ける。前記粘着剤は、フィルム基材に粘着剤成分が塗布され、さらにリリースシートが貼り合わされた3層構造からなる複合シート部材となっている。
【0003】
図6は粘着剤層を有する複合シート部材10の使用工程を示し、図6(1)に示すように、PETなどからなるフィルム基材11の一方の面に、例えばアクリル系樹脂の粘着剤を塗布して粘着剤層12を形成し、さらに、粘着剤層12にクラフト紙などからなるリリースシート13を貼り合わせて、複合シート部材10が構成されている。
【0004】
次に、パンチにより所要形状に打ち抜くが、図6(2)に示すように、打ち抜き時の撓みを抑制するために、複合シート部材10を上下反転して、厚い部材を下側(ダイス側)にする。クラフト紙は打ち抜き性が良いのでリリースシート13に使用する。
【0005】
パンチで打ち抜いた後は、図6(3)に示すように、粘着剤層12からリリースシート13を剥がして除去する。そして、図6(4)に示すように、一方の面が露出した粘着剤層12にFPC14を位置決めして貼り合せる。
【0006】
さらに、図6(5)に示すように、フィルム基材11を除去して粘着剤層12の他方の面を露出させ、PETフィルムなどからなるキャリアシート15へ粘着剤層12を介してFPC14を所定位置に貼り付ける。このように、複数枚のFPC14をキャリアシートに整列させて貼り付けた構成は特許文献1に記載されている。
【0007】
ここで、図7〜図11にしたがって、前記複合シート部材10をパンチで打ち抜く工程について説明する。図7に示すように、パンチ20とダイス21との間には、打ち抜かれる部材の材質や厚みに応じて所定のクリアランスCを設けてある。複合シート部材10の上方には、パンチ20の動きに連動して下降するストリッププレート23が配置されている。なお、この説明では、リリースシート13を下側(ダイス側)にして打ち抜くものとする。
【0008】
図8に示すように、パンチ20の下降が始まって複合シート部材10を押圧すると、打ち抜き境界部分B1で粘着剤層12が押しつぶされる。押された粘着剤は打ち抜かれる部分B2に集まり、上部のフィルム基材11と下部のリリースシート13に挟まれて加圧状態となる。
【0009】
図9に示すように、パンチ20がさらに下降して複合シート部材10のリリースシート13およびフィルム基材11の両方が裁断されると、加圧されていた粘着剤が裁断部分からダイス21の孔壁面B3に染み出す。
【0010】
図10に示すように、パンチ20が上昇を始めると、染み出した粘着剤22が引き上げられて、ダイス21の孔壁面および複合シート部材10の開口側面B4に付着してバリ状に固まる。また、打ち抜かれた粘着剤層12の裁断口B5からも粘着剤22が染み出てくる。
【0011】
図11に示すように、複合シート部材10の搬送の際に、前記染み出した粘着剤22の一部が複合シート部材10の下面B6にも付着し、さらに搬送工程で他物にも粘着剤22が転写する。
【0012】
図12は複合シート部材のパンチ打ち抜き部分に粘着剤が染み出した状態を示す写真であり、この粘着剤の染み出し(バリ)がFPCの部品実装端子に付着すると、部品との接続信頼性が損なわれる重大な欠陥となる。また、図13は粘着剤の染み出し(バリ)がパンチ型のダイスに付着した状態を示す写真であり、この状態で長尺の複合シート部材を連続して打ち抜くと、複合シート部材の送りに支承をきたし、打ち抜き位置精度が悪くなるという不具合がある。
【0013】
このため、粘着剤の染み出し(バリ)がパンチ型のダイスに付着した場合は、その都度、パンチ型を清掃して粘着剤の染み出し(バリ)を除去し、またFPCに粘着剤の染み出し(バリ)が転写したかどうかを目視で確認しなければならなかった。
【0014】
特に、近年は、より柔軟性のよいFPCが求められており、部品実装の容易さから、キャリアシートに貼り付けて納品する出荷状態が増加しており、粘着剤の染み出し(バリ)が生産性向上の妨げとなっている。
【0015】
此種、複合シート部材を打ち抜く方法として、シート部材における軟質シートの表面上に、少なくとも一面が滑面である伸縮性のない硬質フィルムの他面を接触させて配置し、該硬質フィルムを介して軟質シートをダイス上に載置し、この状態で軟質シートを打ち抜く方法が知られている(特許文献2参照)。
【0016】
また、ストリッププレートのダイス孔周りに突起刃を設け、この突起刃で被打ち抜きテープ(シート部材)を切断あるいは切り目を入れることにより、打ち抜きバリの発生を防止しようとする方法も知られている(特許文献3参照)。
【特許文献1】特開2003−273483号公報
【特許文献2】特開昭59−120414号公報
【特許文献3】特開2002−1696号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
特許文献1は、複数枚のFPCをキャリアシートに整列させて貼り付けた構成の一例であり、パンチで打ち抜く方法についての記載はない。
【0018】
特許文献2は、通気用の少円孔(O.1〜1.0mm)を開口する方法であり、フィルムとピン挿入孔(ダイス)の壁面との間の摩擦力に局部的な差が生じないように、フィルムの一面を滑面にする必要がある。したがって、打ち抜き形状が円形に限定され、他の形状で上記摩擦力に局部的な差が生じると、打ち抜き辺の挙動が変わって効果を示さなくなる。FPCに貼り合せる粘着剤シートの場合、複雑な形状に打ち抜かなければならないこともあり、フィルムとダイスの孔壁面との間の摩擦力に局部的な差が発生しないようにするのは無理である。
【0019】
特許文献3は、ストリッププレートのダイス孔周りに突起刃を設けてバリを防止しようとするものであるが、長尺の複合シート部材の打ち抜き工程でシート部材が撓むことがあり、ストリッププレートの下面に突起があると、打ち抜き後の開口部がこの突起刃に引っかかって損傷するおそれがある。
【0020】
ここで、本願出願人は、此種複合シートを打ち抜く際に、裁断箇所からの粘着剤の染み出しを防止するために、下記に述べるような種々の試験を行った。
【0021】
パンチとダイスとのクリアランスを少なくして、粘着剤の染み出しを防止しようと試みたが、ほとんど効果がなかった。また、パンチとダイスの刃を新しいものに交換したり、パンチのストロークを変えたりしたが、これもほとんど効果がなかった。さらに、粘着剤が柔らかすぎるのではないかと考え、粘着剤を冷蔵庫に投入してみたが、まったく効果がなかった。
【0022】
一方、図6に示したように、複合シート部材を上下反転するとともに、リリースシートをクラフト紙にし、打ち抜き時の撓みを抑制しようと試みたところ、粘着剤の染み出しが少なくなり、よい状態であることを確認できた。しかし、粘着剤の染み出し(バリ)を100%なくすことはできなかった。
【0023】
このことから、本願出願人は、柔らかい粘着剤の上に比較的硬いシートを配置して打ち抜くと、粘着剤の染み出しが少なくなると考えた。
【0024】
そこで、本発明は、粘着剤層を有する複合シート部材をパンチで打ち抜く際、裁断箇所から粘着剤の染み出しを防止できるような打ち抜き方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0025】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、粘着剤層を有する複合シート部材をパンチで打ち抜く方法において、前記複合シート部材をダイス上に載置し、該複合シート部材の上に適度な伸度を有するフィルムシートを載せて打ち抜くことを特徴とする複合シート部材の打ち抜き方法を提供する。
【0026】
この構成によれば、複合シート部材の上に適度な伸度を有するフィルムシートを載せることにより、フィルムシートを介してパンチが当接するので、打ち抜かれるまでの荷重が増加し、パンチがより強く押し込まれる。したがって、ダイス孔周りの粘着剤層が、複合シート部材のフィルム基材とフィルムシートとによって押しつぶされ、打ち抜かれるまでの間の粘着剤の染み出しを抑止する。
【0027】
請求項2記載の発明は、上記フィルムシートは、厚み0.05〜0.3mm、引張強度0.4〜0.8kN/m、伸度1〜5%、引裂強度20〜60mNの特性値を有していることを特徴とする請求項1記載の複合シート部材の打ち抜き方法を提供する。
【0028】
この構成によれば、厚み0.05〜0.3mm、引張強度0.4〜0.8kN/m、伸度1〜5%、引裂強度20〜60mNのフィルムシートを使用した場合は、適度な伸度を有するフィルムシートが複合シート部材の上にあるので、打ち抜かれた部分から粘着剤の染み出しがあったとしても、打ち抜きの過程で適度にフィルムシートが伸びるため、打ち抜かれたフィルムシートがダイス孔を通過する間に、粘着材を掻きとって降下していく。
【0029】
これに対して、引張強度0.4kN/mおよび引裂強度20mNに満たないフィルムシートを使用した場合は、粘着剤の押しつぶしが不十分となり、粘着剤の染み出しを抑えられなくなる。一方、引張強度0.8kN/mおよび引裂強度60mNより高いフィルムシートを使用した場合は、打ち抜かれるまでに過度の荷重がかかり、ダイス孔周りの粘着剤層にしわが発生する。
【0030】
請求項3記載の発明は、上記フィルムシートは、厚み0.03〜0.20mmの紙基材の両面にポリプロピレン樹脂をそれぞれ0.01〜0.05mm被覆したものであることを特徴とする請求項1記載の複合シート部材の打ち抜き方法を提供する。
【0031】
この構成によれば、上記厚みの範囲にある紙基材によって適度の引張強度、伸度、および引裂強度が得られるとともに、ポリプロピレン樹脂が紙基材の両面に被覆されているので、搬送も滑らかに行うことができ、最適な材料といえる。
【発明の効果】
【0032】
本発明は、複合シート部材の上に適度な伸度を有するフィルムシートを載せて打ち抜くようにしたので、打ち抜かれた部分から粘着剤の染み出しがあったとしても、打ち抜きの過程で適度にフィルムシートが伸びて粘着材を掻きとっていくため、打ち抜き部分から粘着剤が染み出すことを防止できる。したがって、粘着剤の染み出しがバリとなって実装部品に付着したり、パンチ型のダイスなどに付着して打ち抜き精度が悪化したりするような不具合を解消できる。
【0033】
また、所定厚みの紙基材の両面にポリプロピレン樹脂を被覆して上記フィルムシートを形成した場合には、上述の効果に加えて、紙基材により適度の引張強度、伸度、および引裂強度が得られるとともに、ポリプロピレン樹脂の被覆により搬送も滑らかに行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
以下、本発明に係る複合シート部材の打ち抜き方法について、好適な実施例をあげて説明する。粘着剤層を有する複合シート部材をパンチで打ち抜く際、裁断箇所から粘着剤の染み出しを防止できるようにするという目的を達成するために、本発明は粘着剤層を有する複合シート部材をパンチで打ち抜く方法において、
前記複合シート部材をダイス上に載置し、該複合シート部材の上に適度な伸度を有するフィルムシートを載せて打ち抜くことにより実現した。
【実施例1】
【0035】
図1〜図4にしたがって、本発明にかかる複合シート部材の打ち抜き方法について説明する。なお、説明の都合上、背景技術の図面と同一構成部分には同一符号を使用する。
【0036】
粘着剤層を有する複合シート部材10は、PETなどからなるフィルム基材11の一方の面に、例えばアクリル系樹脂の粘着剤を塗布して粘着剤層12を形成し、さらに、粘着剤層12にクラフト紙などからなるリリースシート13を貼り合わせて構成されている。
【0037】
図1に示すように、フィルム基材11を上にして複合シート部材10をダイス21に載置し、さらに、複合シート部材10の上に適度な伸度を有するフィルムシート30を載せる。
【0038】
このフィルムシート30は、厚み0.05〜0.3mm、引張強度0.4〜0.8kN/m、伸度1〜5%、引裂強度20〜60mNの特性値を有している。好ましくは、厚み0.1〜0.15mm、引張強度0.5〜0.65kN/m、伸度1.2〜2%、引裂強度30〜45mNの特性値のフィルムシート30が推奨される。
【0039】
図2に示すように、パンチ20の下降が始まってフィルムシート30を介して複合シート部材10が押圧されると、打ち抜き境界部分A1で粘着剤層12がフィルムシート30とフィルム基材11によって押しつぶされる。したがって、打ち抜かれるまでの間、粘着剤の染み出しが抑えられる。
【0040】
図3に示すように、打ち抜きの過程でフィルムシート30が適宜に伸びるため、打ち抜かれたフィルムシート30がダイス孔を通過する間に、ダイス21の孔壁面および複合シート部材10の開口側面A2を擦りながら粘着剤を掻き取っていく。
【0041】
図4に示すように、パンチ20がさらに下降して複合シート部材10とフィルムシート30の両方が裁断されると、染み出した粘着剤22はフィルムシート30の外端部で掻き取られて抜きかすと一緒に落下する。したがって、ダイス21の孔壁面および複合シート部材10の開口側面A3に粘着剤が付着してバリ状に固まることがない。
【0042】
図5は本発明に係る打ち抜き方法で打ち抜いた複合シート部材の写真であり、パンチ打ち抜き部分には粘着剤の染み出し(バリ)がまったく発生していなかった。
【0043】
なお、前述したように、フィルムシート30は、厚み0.05〜0.3mm、引張強度0.4〜0.8kN/m、伸度1〜5%、引裂強度20〜60mNの特性値のものが、打ち抜きの過程で適度にフィルムシート30が伸びて、粘着材を掻きとって降下していく。このような特性値を有するフィルムシートとしては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、およびそれらの複合材料などがあげられる。
【0044】
さらに、推奨されるフィルムシートは、厚み0.03〜0.20mmの紙基材の両面にポリプロピレン樹脂をそれぞれ0.01〜0.05mm被覆したものである。そして、もっとも搬送しやすく入手が容易なフィルムシートとして、厚み0.07mmの紙基材の両面にポリプロピレン樹脂をそれぞれ0.02mm被覆したものが特に推奨される。
【0045】
引張強度0.4kN/mおよび引裂強度20mNに満たないフィルムシートを使用した場合は、粘着剤の押しつぶしが不十分となり、粘着剤の染み出しを抑えられなくなる。一方、引張強度0.8kN/mおよび引裂強度60mNより高いフィルムシートを使用した場合は、打ち抜かれるまでに過度の荷重がかかり、ダイス孔周りの粘着剤層にしわが発生する。
【0046】
伸度が1%に満たないフィルムシートを使用した場合は、打ち抜かれたフィルムシートとダイス孔壁面との隙間が開いて、染み出してきた粘着剤を掻き取りきれなくなる。また、伸度が5%よりも高いフィルムシートを使用すると、ダイス孔内に打ち抜かれたフィルムシートが詰まってしまい、抜きかすの排出が困難になる。
【0047】
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明に係る複合シート部材の打ち抜き工程の説明図。
【図2】本発明に係る複合シート部材の打ち抜き工程の説明図。
【図3】本発明に係る複合シート部材の打ち抜き工程の説明図。
【図4】本発明に係る複合シート部材の打ち抜き工程の説明図。
【図5】本発明に係る打ち抜き方法で打ち抜いた複合シート部材の写真。
【図6】従来の粘着剤層を有する複合シート部材の使用工程の説明図。
【図7】従来の複合シート部材の打ち抜き工程の説明図。
【図8】従来の複合シート部材の打ち抜き工程の説明図。
【図9】従来の複合シート部材の打ち抜き工程の説明図。
【図10】従来の複合シート部材の打ち抜き工程の説明図。
【図11】従来の複合シート部材の打ち抜き工程の説明図。
【図12】従来の打ち抜き方法で粘着剤が染み出した複合シート部材の写真。
【図13】従来の打ち抜き方法で染み出した粘着剤が付着したダイスの写真。
【符号の説明】
【0049】
10 複合シート部材
11 フィルム基材
12 粘着剤層
13 リリースシート
14 FPC
15 キャリアシート
20 パンチ
21 ダイス
22 染み出した粘着剤
23 ストリッププレート
30 フィルムシート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
粘着剤層を有する複合シート部材をパンチで打ち抜く方法において、
前記複合シート部材をダイス上に載置し、該複合シート部材の上に適度な伸度を有するフィルムシートを載せて打ち抜くことを特徴とする複合シート部材の打ち抜き方法。
【請求項2】
上記フィルムシートは、厚み0.05〜0.3mm、引張強度0.4〜0.8kN/m、伸度1〜5%、引裂強度20〜60mNの特性値を有していることを特徴とする請求項1記載の複合シート部材の打ち抜き方法。
【請求項3】
上記フィルムシートは、厚み0.03〜0.20mmの紙基材の両面にポリプロピレン樹脂をそれぞれ0.01〜0.05mm被覆したものであることを特徴とする請求項1記載の複合シート部材の打ち抜き方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図5】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2009−23017(P2009−23017A)
【公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−185983(P2007−185983)
【出願日】平成19年7月17日(2007.7.17)
【出願人】(000230249)日本メクトロン株式会社 (216)
【Fターム(参考)】