説明

複数同調型リフター

【課題】簡易な構造でコンパクトな設計のできる複数同調型リフターを提供する。
【解決手段】複数同調型リフター3は2つのパンタグラフ式リフター4,4を並列に組み合わせて構成されている。また、各パンタグラフ23にはコロ26が設けられ、4個のコロ26を同軸状に連結する連結シャフト40が設けられている。連結シャフト40には、各パンタグラフ式リフター4に設けられた2つのコロ26,26間に位置するように、2つのスプロケット41,41が設けられている。各パンタグラフ式リフター4の基台21の上面の凹部21aのそれぞれには、連結シャフト40の長手方向に対して垂直な方向に延びると共にスプロケット41と噛み合う同調チェーン42が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は複数同調型リフターに係り、特に、複数のパンタグラフ式リフターの昇降台を、高さを揃えるようにして昇降させるための機構に関する。
【背景技術】
【0002】
複数のパンタグラフ式リフターの昇降台を、高さを揃えるようにして昇降させる複数同調型リフターが、特許文献1に記載されている。この複数同調型リフターの構成を図5に示す。複数同調型リフター100は、油圧ジャッキ102を利用してパンタグラフ本体103を伸縮させることにより、昇降台104を基台105に対して平行に保ったまま上下動させるパンタグラフ式リフター101を2つ組み合わせたものである。
図6に示されるように、各油圧ジャッキ102にボールナット110と、ボールネジ軸111と、原軸側傘歯車112と、従動側傘歯車113とを設けることにより、ピストン114の往復直線運動を同調軸115の回転運動として取り出すようになっている。各パンタグラフ式リフター101の同調軸115同士を連結するシャフト116によって同軸状に連結することにより、各油圧ジャッキ102同士が連結されている。これにより、各ピストン114の動きが同調するので、各昇降台104(図5)が高さを揃えるようにして昇降する。
【0003】
【特許文献1】実開平5−14091号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、複数同調型リフター100は、油圧ジャッキ102に、ボールナット110、ボールネジ軸111、原軸側傘歯車112、従動側傘歯車113等を組み込んだ複雑な構造となっているため、コンパクトな設計に限界があるといった問題点があった。また、この油圧ジャッキ102は構造が複雑なことにより、大きさを微妙に変えて製造することが困難である。このため、油圧ジャッキ102と同じ形式で大きさが異なるものの種類が少なく、決められた種類の中から油圧ジャッキを選定せざるをえない。これにより、決められた大きさのリフターしか設計できないといった問題点があった。
【0005】
この発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、簡易な構造でコンパクトな設計のできる複数同調型リフターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
パンタグラフを伸縮させることによって昇降台を基台に対して平行に保ったまま昇降させるリフターを複数備え、前記リフターのそれぞれの前記昇降台が、高さを揃えるようにして昇降する複数同調型リフターにおいて、前記基台の上面にそれぞれ設けられた歯車レール部材と、前記リフターのそれぞれの前記パンタグラフを並列に連結する連結シャフトと、前記連結シャフトに設けられ、前記歯車レール部材のそれぞれと噛み合う歯車部材とを備え、前記歯車部材のそれぞれが前記歯車レール部材のそれぞれに噛み合いながら転動することによって、前記連結シャフトが前記歯車レール部材に沿って移動し、前記連結シャフトの移動により、前記パンタグラフのそれぞれが、高さを揃えるようにして伸縮することを特徴とする。
前記歯車レール部材はチェーンであり、前記歯車部材はスプロケットであり、前記連結シャフトは、前記チェーンと前記スプロケットとの高さ方向の位置関係を一定に保つために、前記連結シャフトの移動に伴って前記基台の上面を転動するガイド部材を備えてもよい。
前記歯車レール部材はラックであり、前記歯車部材はピニオンであってもよい。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、基台の上面にそれぞれ設けられた歯車レール部材と、リフターのそれぞれのパンタグラフを並列に連結する連結シャフトと、連結シャフトに設けられると共に歯車レール部材のそれぞれと噛み合う歯車部材とを備えることにより、歯車部材のそれぞれが歯車レール部材のそれぞれに噛み合いながら転動することによって、連結シャフトが歯車レール部材に沿って移動する。これにより、パンタグラフのそれぞれが、高さを揃えるようにして伸縮するので、各リフターの昇降台を、高さを揃えるようにして昇降させることができる。この複数同調型リフターは、従来のリフターに、連結シャフトと、歯車部材と、歯車レール部材とを付加したものであるため、構造が簡単となり、コンパクトな設計をすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
この実施の形態1に係る複数同調型リフターについて、ヘリポート用のエレベーターの昇降装置として用いられている場合を例にして説明する。図1及び2に示されるように、ヘリポート用のエレベーター1は、ヘリポート階7と最下階8との間を昇降するエレベーターであり、人が乗り込む空間を内部に有するかご2と、かご2を昇降するための昇降装置である複数同調型リフター3とを備えている。尚、図1及び2は、エレベーター1を正面から見た図であり、エレベーター1の構成を分かりやすくするために、実際には正面に存在している扉や壁の記載を省略している。複数同調型リフター3は、昇降台20を昇降させるパンタグラフ式リフター4(図3参照)を2つ組み合わせたものであり、かご2が2つのパンタグラフ式リフター4,4の間に位置するように設けられている。かご2の両側面2bのそれぞれには、一端が側面2bに接続されると共に他端が斜め下向きに延びる板状の押上板6が設けられている。それぞれの押上板6の他端は、パンタグラフ式リフター4の昇降台20の上面に接続されている。また、両側面2bにはそれぞれ、鉛直上向きに伸びる縦柱5が2本ずつ設けられており、縦柱5の上端5aはかご2よりも上方に突き出している。
【0009】
図1に示されるように、かご2が最下階8に位置する場合には、かご2の全体がヘリポート階7よりも下方にあるので、床戸9がヘリポート階7に形成された開口を塞いで、ヘリポート階7がほぼ平坦になっている。この状態では、かご2の内部の空間の底面2aは最下階8とほぼ同じ高さとなっているので、最下階8にいる人はかご2の内部の空間に乗り込むことができる。その後、複数同調型リフター3を構成する2つのパンタグラフ式リフター4,4が、後述する機構により、それぞれの昇降台20,20を、高さを揃えるようにして上昇させる。すると、昇降台20,20により、2つの押上板6,6が高さを揃えるようにして上方に押し上げられる。これにより、かご2の内部の空間の底面2aが水平を保ったまま、かご2が上昇する。かご2が上昇すると、図2に示されるように、4本の縦柱5の上端5aが床戸9を押し上げて、かご2はヘリポート階7よりも上方に突出する。この状態では、かご2の内部の空間の底面2aはヘリポート階7とほぼ同じ高さとなっているので、かご2の内部の空間に乗る人は、ヘリポート階7へ降りることができる。
【0010】
次に、複数同調型リフター3の構造について説明する。
図3に示されるように、複数同調型リフター3は、側方(矢印Bの方向)から見たときに各基台21が重なり合うように、2つのパンタグラフ式リフター4,4を並列に組み合わせて構成されている。各パンタグラフ式リフター4は、基台21と、基台21に対して平行な昇降台20と、昇降台20を基台21に対して平行に保ったまま昇降させる昇降装置22とを備えている。基台21の上面には、縁部に沿って凸部21bが形成され、凸部21bに取り囲まれるように凸部21bに対して窪んだ凹部21aが形成されている。各昇降装置22は、2つのパンタグラフ23,23と、2つのパンタグラフ23,23を伸縮させるための油圧ジャッキ24とを備えている。各パンタグラフ式リフター4が有する油圧ジャッキ24の油圧を調整するために、図示しない油圧パワーユニットが設けられている。
【0011】
各パンタグラフ23は、6本のアーム31〜36から構成されている。アーム31は、一端が基台21の上面に回動可能に取り付けられている。アーム32の中央部分とアーム31の中央部分とがピン37によって交差しながら回動可能に支持されており、アーム32の一端には、基台21の上面の凸部21b上を転動可能なコロ26が回転可能に取付けられている。アーム31及び32のそれぞれの他端には、アーム33及び34の一端が回動可能に接続されている。アーム33及び34それぞれの中央部分はピン38によって交差しながら回動可能に支持されている。アーム33及び34のそれぞれの他端には、アーム35及び36の一端が回動可能に接続されている。アーム35及び36それぞれの中央部分はピン39によって交差しながら回動可能に支持されている。アーム36の他端は、昇降台20の下面に回動可能に取付けられている。アーム35の他端には、昇降台20の下面を転動可能なコロ27が回転可能に取付けられている。アーム31〜36のそれぞれが、それらの中央部分及び両端部分において回動することにより、パンタグラフ23は水平方向及び上下方向に伸縮可能となり、その幅w及び高さhが変化するようになっている。
【0012】
また、複数同調型リフター3には、4個のコロ26を同軸状に連結する連結シャフト40が設けられている。4個のコロ26はそれぞれ連結シャフト40に対して固定されており、連結シャフト40がその長手方向を軸として自転することにより、それぞれのコロ26が回転するようになっている。これにより、各パンタグラフ23は、コロ26を介して連結シャフト40によって、矢印B方向から見たときに互いに重なり合うように、すなわち並列に連結されている。連結シャフト40には、各パンタグラフ式リフター4に設けられた2つのコロ26,26間に位置するように、2つのスプロケット41,41が設けられている。各基台21の凹部21aのそれぞれには、連結シャフト40の長手方向に対して垂直な方向に延びると共にスプロケット41と噛み合う同調チェーン42が設けられている。ここで、スプロケット41は歯車部材を構成し、同調チェーン42は歯車レール部材を構成し、コロ26は同調チェーン42とスプロケット41との高さ方向の位置関係を一定に保つためのガイド部材を構成する。
【0013】
次に、実施の形態1に係る複数同調型リフターの動作を図3に基づいて説明する。
図示しない油圧パワーユニットが2つの油圧ジャッキ24,24の油圧を調整することにより、各油圧ジャッキ24がそれぞれ、2つのパンタグラフ23,23を水平方向及び上下方向に伸縮させる。各パンタグラフ23が伸縮する際、コロ26が基台21の上面の凸部21bを転動すると共にコロ27が昇降台20の下面を転動する。コロ26が凸部21bを転動することにより、同調チェーン42とスプロケット41との高さ方向の位置関係が一定に保たれる。また、コロ26が凸部21b上を転動すると、連結シャフト40が自転をしながら矢印Aの方向に移動するが、各スプロケット41が各同調チェーン42に一歯ずつ噛み合いながら転動することにより、連結シャフト40はその軸を矢印Bの方向に向けた状態を維持したまま矢印Aの方向に移動する。すなわち、連結シャフト40が同調チェーン42に沿って移動する。これにより、4つのコロ26はそれぞれ、矢印Bの方向から見たときに互いに重なり合った状態を維持しながら、凸部21b上を矢印Aの方向に移動する。したがって、各パンタグラフ23はそれぞれ、幅wを揃えるようにして水平方向に伸縮するようになるので、上下方向にも高さhを揃えるようにして伸縮する。各パンタグラフ23がそれぞれ高さhを揃えるようにして上下方向に伸縮すると、各パンタグラフ式リフター4の昇降台20は、高さを揃えるようにして昇降する。すなわち、昇降台20は同調して昇降する。
【0014】
このように、パンタグラフ23を伸縮させることによって昇降台20を基台21に対して平行に保ったまま昇降させる2つのパンタグラフ式リフター4を備え、それぞれの昇降台20が、高さを揃えるようにして昇降する複数同調型リフター3において、基台21の上面の凹部21aにそれぞれ設けられた同調チェーン42と、各パンタグラフ23を並列に連結する連結シャフト40と、連結シャフト40に設けられると共に同調チェーン42のそれぞれと噛み合うスプロケット41とを備えることにより、スプロケット41のそれぞれが同調チェーン42のそれぞれに一歯ずつ噛み合いながら転動することによって、連結シャフト40が同調チェーン42に沿って移動する。また、コロ26が凸部21b上を転動することにより、同調チェーン42とスプロケット41との高さ方向の位置関係が一定に保たれる。これにより、パンタグラフ23のそれぞれが、高さを揃えるようにして伸縮するので、各パンタグラフ式リフター4の昇降台20を、高さを揃えるようにして昇降させることができる。
また、複数同調型リフター3は、従来のパンタグラフ式リフター4に対して、連結シャフト40と、スプロケット41と、同調チェーン42とを付加したものであるので、ボールナット、ボールネジ軸、原軸側傘歯車、従動側傘歯車等を有する複雑な油圧ジャッキを備えたリフターと比べて構造が簡単となり、コンパクトな設計をすることができる。
【0015】
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係る複数同調型リフターを図4に基づいて説明する。尚、実施の形態2において、図3の参照符号と同一の符号は、同一又は同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
この発明の実施の形態2に係る複数同調型リフターは、実施の形態1に対して、スプロケット41の代わりに、コロ26をピニオンにすると共に凸部21bにピニオンが噛みあうラックを設けたものである。
図4に示されるように、複数同調型リフター50は、側方(矢印Bの方向)から見たときに各基台21が重なり合うように、2つのパンタグラフ式リフター51,51を並列に組み合わせて構成されている。各パンタグラフ式リフター51のパンタグラグ23は6つのアーム31〜36から構成されており、アーム31の一端には、ピニオン52が回転可能に取付けられている。4個のピニオン52は、連結シャフト53によって同軸状に連結されている。4個のピニオン52はそれぞれ連結シャフト53に対して固定されており、連結シャフト53がその長手方向を軸として自転することにより、それぞれのピニオン52が回転するようになっている。凸部21bには、連結シャフト53に対して垂直に延びると共にピニオン52と噛み合うラック54が設けられている。その他の構成については、実施の形態1と同じである。ここで、ピニオン52は歯車部材を構成し、ラック54は歯車レール部材を構成する。
【0016】
次に、実施の形態2に係る複数同調型リフターの動作を図4に基づいて説明する。
図示しない油圧パワーユニットが油圧ジャッキ24の油圧を調整することにより、油圧ジャッキ24がパンタグラフ23を水平方向及び上下方向に伸縮させる。各パンタグラフ23が伸縮する際、ピニオン52がラック54に一歯ずつ噛み合いながら転動することにより、連結シャフト53はその軸を矢印Bの方向に向けた状態を維持したまま矢印Aの方向に移動する。すなわち、連結シャフト53がラック54に沿って移動する。これにより、4つのピニオン52はそれぞれ、矢印Bの方向から見たときに互いに重なり合った状態を維持しながら、ラック54に一歯ずつ噛み合いながら矢印Aの方向に転動する。したがって、各パンタグラフ23はそれぞれ、幅wを揃えるようにして水平方向に伸縮するようになるので、上下方向にも高さhを揃えるようにして伸縮する。各パンタグラフ23がそれぞれ高さhを揃えるようにして上下方向に伸縮すると、各パンタグラフ式リフター51の昇降台20は、高さを揃えるようにして昇降する。すなわち、昇降台20は同調して昇降する。
【0017】
このように、パンタグラフ23を伸縮させることによって昇降台20を基台21に対して平行に保ったまま昇降させる2つのパンタグラフ式リフター51を備え、それぞれの昇降台20が、高さを揃えるようにして昇降する複数同調型リフター50において、基台21の上面の凸部21bにそれぞれ設けられたラック54と、各パンタグラフ23を並列に連結する連結シャフト53と、連結シャフト53に設けられると共にラック54のそれぞれと噛み合うピニオン52とを備えることにより、ピニオン52のそれぞれがラック54のそれぞれに一歯ずつ噛み合いながら転動することによって、連結シャフト53がラック54に沿って移動する。これにより、パンタグラフ23のそれぞれが、高さを揃えるようにして伸縮するので、各パンタグラフ式リフター4の昇降台20を、高さを揃えるようにして昇降させることができる。
また、複数同調型リフター50は、従来のパンタグラフ式リフター51に対して、基台21の上面を転動するコロをピニオン52に代え、さらに、ラック54と、連結シャフト53とを付加したものであるので、ボールナット、ボールネジ軸、原軸側傘歯車、従動側傘歯車等を有する複雑な油圧ジャッキを備えたリフターと比べて構造が簡単となり、コンパクトな設計をすることができる。
【0018】
実施の形態1及び2では、複数同調型リフターをヘリポート用のエレベーターの昇降装置として用いた場合を例に説明したが、これに限定するものではない。複数のパンタグラフ式リフターの昇降台を、高さを揃えるようにして昇降させる用途であれば、どのようなものに使用してもよい。
また、実施の形態1及び2では、2つのパンタグラフ式リフターを組み合わせたが、2つに限定するものではない。同様の機構によって、3つ以上のパンタグラフ式リフターを組み合わせることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】この発明の実施の形態1に係る複数同調型リフターを昇降装置として用いた場合のヘリポート用のエレベーターの正面図である。
【図2】実施の形態1に係る複数同調型リフターを昇降装置として用いた場合のヘリポート用のエレベーターの別の状態の正面図である。
【図3】実施の形態1に係る複数同調型リフターの斜視図である。
【図4】実施の形態2に係る複数同調型リフターの斜視図である。
【図5】従来の複数同調型リフターの斜視図である。
【図6】従来の複数同調型リフターにおいて、各リフターを昇降させる油圧ジャッキの構成図である。
【符号の説明】
【0020】
3,50 複数同調型リフター、4,51 パンタグラフ式リフター(リフター)、20 昇降台、21 基台、21a 凹部(上面)、21b 凸部(上面)、23 パンタグラフ、26 コロ(ガイド部材)、40,53 連結シャフト、41 スプロケット(歯車部材)、42 同調チェーン(歯車レール部材)、52 ピニオン(歯車部材)、54 ラック(歯車レール部材)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パンタグラフを伸縮させることによって昇降台を基台に対して平行に保ったまま昇降させるリフターを複数備え、前記リフターのそれぞれの前記昇降台が、高さを揃えるようにして昇降する複数同調型リフターにおいて、
前記基台の上面にそれぞれ設けられた歯車レール部材と、
前記リフターのそれぞれの前記パンタグラフを並列に連結する連結シャフトと、
前記連結シャフトに設けられ、前記歯車レール部材のそれぞれと噛み合う歯車部材と
を備え、
前記歯車部材のそれぞれが前記歯車レール部材のそれぞれに噛み合いながら転動することによって、前記連結シャフトが前記歯車レール部材に沿って移動し、
前記連結シャフトの移動により、前記パンタグラフのそれぞれが、高さを揃えるようにして伸縮することを特徴とする複数同調型リフター。
【請求項2】
前記歯車レール部材はチェーンであり、
前記歯車部材はスプロケットであり、
前記連結シャフトは、前記チェーンと前記スプロケットとの高さ方向の位置関係を一定に保つために、前記連結シャフトの移動に伴って前記基台の上面を転動するガイド部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の複数同調型リフター。
【請求項3】
前記歯車レール部材はラックであり、
前記歯車部材はピニオンであることを特徴とする請求項1に記載の複数同調型リフター。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate