説明

複数結合密閉装置ならびにこのような複数結合密閉装置を含む複数連結装置

本発明は、少なくとも2つの、それぞれ少なくとも区間ごとに可撓性および/または剛性の搬送手段(102、202’)、特に筒状部を介して、相互に特に、環境密に連結されているかまたは連結可能の結合密閉装置(101、101’;110、110’)を含む、可撓性および/または剛性の容器または搬送手段、特に筒状部区間の本質的に環境密な可逆的な閉鎖ならびに前記容器または搬送手段からの積荷の本質的に環境密な充填および/または詰替えのための複数結合密閉装置(120、120’)において、開放された第1結合密閉装置(101、101’)の開口面、特に内径が、第2結合密閉装置(110、110’)の外周面および/または開口面、特に外径および/または内径よりも大きく、第2結合密閉装置(110)が開放された第1結合密閉装置(101)において連通する結合密閉装置(110’)に搬送手段(102、102’)の内部および/または第1結合密閉装置(101)の開口を通して少なくとも区間ごとに貫通して、特に環境密に連結装置を形成して連結可能である複数結合密閉装置に関する。さらに本発明は、前記複数結合密閉装置と、それぞれ複数結合密閉装置を含む容器および搬送手段を含む複数連結装置、ならびに特に本発明に係る複数結合密閉装置を使用した可撓性または剛性の容器の特に環境密な充填、詰替および/または取出のための方法に関する。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数結合密閉装置、このような複数結合密閉装置を含む複数連結装置、それぞれ本発明に係る複数結合密閉装置を含む容器および搬送手段、本発明に係る複数結合密閉装置を使用した可撓性または剛性の容器類の特に環境密な充填、詰替えおよびまたは排出のための方法ならびにこのような、特に可撓性の容器類の環境密な(環境に対する密閉性の高い)充填、詰替えまたは取出のための複数結合密閉装置の使用に関する。
【背景技術】
【0002】
液体または固体の積荷類は、多数工程の間、中間生成物や最終生成物として発生する。これらが配管系を介してそれらの目標箇所またはそれらの最終用途に供給されない場合は、特定の大きさの樽(ドラム)の形態で輸送かつ流通される。生成物の中には、微量であっても人体に非常に有毒な作用を及ぼすものがある。あるいは非常に敏感に空気や水分と反応するものがある。そのためたとえば中間生成物や最終生成物を継続処理する目的でこのような生成物を詰替える際に、環境密閉性に対して非常に高い要求が課せられる。環境汚染を回避する以外にも、特に継続処理をする工業において定期的に使用する出発生成物や中間生成物の純度にも高い要求が課され、そのため出発生成物の製造時や隔絶する場合のみならず処理経過中の各箇所の外部からの不純物による汚染は回避されなければならない。環境や生成物が汚染するリスクはまさに詰替工程で特に高く、そのためこの作業工程はしばしば、たとえば製薬工業ではクリーンルーム条件下で実施されている。汚染のない作業の必要性は、特に食品加工業、化学工業、あるいは製薬工業において高額の装置費用や安全技術上の費用が発生して製造コストに跳ね返ることは不可避となっている。
【0003】
容器の環境密なまたは少なくとも無塵の充填または取出ならびに詰替工程のために今日、特許文献1に記載されているように、しばしば二重フラップ(二重弁、double valve)技術が利用されている。この種の二重フラップ技術による連結装置は非常に複雑な構造となるため、通常、費用が高くなる。
【0004】
より簡単な構造の連結装置は、特許文献2に従ってじょうご状に形成される第1連結要素と、このじょうご状の連結要素に形状嵌合式に、特に球面状の接触面を形成して結合される第2連結要素とから形成可能である。気密性を保証するために前記接触面はゴム弾性表面にしなければならない。該特許文献記載の連結装置により流動性の媒体の詰替えは実施できるが、連結要素の結合または切離し時にこのような流動性の媒体が環境へ流出しないことを保証できない。
【0005】
特許文献3から、本質的に環境から隔絶された2つの弾性変形可能の結合要素を介して連結される容器間を密閉する連結装置が紹介されている。このような結合要素はそれぞれ基本状態では閉鎖されていて、圧力をかけて開放できるスリットを利用する。充填または取出が行われる容器類はスリット領域でまたは各結合要素のスリット内壁に固定される。このような連結装置の構成においては、特に、互いに係合する結合要素のスリットが等長であり、かつ正確に重ね合わせることに特別の注意を払わなければならない。
【0006】
特許文献4に、環境から隔絶した容器類の詰替え、充填および/または排出のための結合要素が開示されていて、これは本質的に互いに並設されて当接する2つの密閉帯状部から構成され、この密閉帯状部はその端部で共通の軸受軸要素周りに回転可能である噛合う接合部体を使用する。接合部軸要素もしくは接合部キャップは、持続的かつ確実に回転軸受として機能可能にするため、正確に密閉帯状部の軸受要素の形状と大きさに合わせなければならない。この構造の場合は、特定の詰替条件下に、たとえば積荷の種類に応じて、対向する密閉帯状部の終端区間の間に積荷が残留しないことに注意する必要がある。このような結合要素の開放および閉鎖は、対向する接合部体が互いに近接もしくは互いに離間して移動することによって達成される。この場合は構造に制約されて制限付きの開口角のみが達成可能である。
【0007】
従って、小型や大型の樽の場合でも環境密な充填または詰替えを保証する結合要素および連結装置を利用可能なことが望ましいであろう。さらに、結合要素の充填または排出(取出)時もしくは結合または分離時の汚染リスクを、特に構造的に簡単な、コスト集中的ではない解決策によってさらに低減可能である。
【特許文献1】ドイツ連邦共和国実用新案第69504581号明細書
【特許文献2】ドイツ連邦共和国特許出願公開第19624189号明細書
【特許文献3】国際公開第02/12011号パンフレット
【特許文献4】ドイツ特許出願第10321814.9号明細書
【特許文献5】ドイツ連邦共和国実用新案第2014871号明細書
【特許文献6】ドイツ連邦共和国実用新案第20014872号明細書
【特許文献7】国際公開第03/037717号パンフレット
【特許文献8】ドイツ連邦共和国特許公報第1952040号明細書
【特許文献9】ドイツ連邦共和国特許公報第4342962号明細書
【特許文献10】国際公開第02/18248号パンフレット
【特許文献11】国際公開第02/18247号パンフレット
【特許文献12】国際公開第03/037756号パンフレット
【特許文献13】ドイツ連邦共和国特許出願公開第19520109号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の基礎をなす課題は、少なくとも2つの、それぞれ少なくとも区間ごとに可撓性および/または剛性の搬送手段、特に筒状部を介して、相互に、特に環境密に連結されているかまたは連結可能の結合密閉装置を含む、可撓性および/または剛性の容器または搬送手段、特に筒状部区間からの積荷の本質的に環境密な可逆的な閉鎖および/または本質的に環境密な充填および/または詰替えのための複数結合密閉装置において、外部結合密閉装置とも呼ばれる開放された第1結合密閉装置の開口面、特に内径が、内部結合密閉装置とも呼ばれる第2結合密閉装置の外周面および/または開口面、特に外径および/または内径よりも大きく、第2結合密閉装置が開放された第1結合密閉装置において連通する結合密閉装置に搬送手段の内部および/または第1結合密閉装置の開口を通して少なくとも区間ごとに貫通して、特に環境密に連結装置を形成して連結可能である複数結合密閉装置によって解決される。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の意味における結合密閉装置は、少なくとも二重の機能を引き受けるように構成されている。1つは該結合密閉装置を開放位置から閉鎖位置へ、かつまたその逆に移せる密閉手段である。もう1つの結合密閉装置は、1つの特に環境密な連結装置を形成して連通する結合密閉装置と結合するために構成され、かつそれに適している。この場合、たとえば連通する結合密閉装置は結合される結合密閉装置について同一または鏡像の設計となっていてもよい。連結される結合密閉装置は、択一的にその構成および/またはその技術的所与条件において互いに異なっていてよいが、結合および分離ができなくなるような範囲で異なってはならない。一般にこのような結合密閉装置は開放状態でも閉鎖状態でも互いに連結装置を形成して結合し、かつ再び分離可能である。さらに、このような結合密閉装置は、該結合密閉装置がそれぞれ閉鎖状態で結合されたとき、前後にまたは好ましくは同時に開放できるように構成可能である。本発明の意味における結合密閉装置は、好適には容器類、樽類または筒状部のような搬送手段の開口に有り、かつ前記容器類と特に密着連結される。従って結合密閉装置の操作によって容器、樽または搬送手段を開放または密閉可能であり、ならびに連結装置を形成して連通する結合密閉装置を備える容器、樽または搬送手段と結合可能である。
【発明の効果】
【0010】
搬送手段を通して連結された本発明に係る複数結合密閉装置の隣接する第1もしくは外部の、および第2もしくは内部の結合密閉装置は、特に複数連結装置を形成して連通する複数結合密閉装置と結合するために設けている。この場合2つの連通する本発明に係る複数結合密閉装置の結合された第1もしくは外部の結合密閉装置が第1もしくは外部の連結装置を形成し、かつそれぞれ第2もしくは内部の結合密閉装置が結合状態で第2もしくは内部の連結装置を形成する。これを実現するために、搬送手段は本発明に係る複数結合密閉装置の第1結合密閉装置および第2結合密閉装置に、連通する複数結合密閉装置の第1もしくは第2結合密閉装置の結合が難なく可能になるような方法で固定されている。
【0011】
たとえば搬送手段はある領域で第1もしくは外部の結合密閉装置と、特に環境密に連結され、前記結合密閉装置は、特に環境密な結合もしくは連結に必要な前記結合密閉装置の構成要素から離間している。同様のことは本発明に係る複数結合密閉装置の第2もしくは内部の結合密閉装置への搬送手段の結合にも当てはまる。本発明に係る複数結合密閉装置の第2結合密閉装置は、通常1つの容器か別の搬送手段のいずれかと、それぞれ特に環境密に連結されており前記容器の中へまたは前記容器からもしくは前記搬送手段を通して積荷を移送可能である。
【0012】
本発明に係る複数結合密閉装置は、取り入れ口を形成する第1もしくは外部の結合密閉装置と、容器または搬送手段たとえば筒状部が接続される第2もしくは内部のまたは別の結合密閉装置を使用する。本発明に係る複数結合密閉装置の場合は、より大きい内径もしくはより大きい開口面を有する結合密閉装置が第1もしくは外部の結合密閉装置であり、かつより小さい内面もしくは開口面を有する結合密閉装置が第2もしくは内部の結合密閉装置となるように、隣接する結合密閉装置が表示される。もちろん複数結合密閉装置の内部では、隣接する第1および第2結合密閉装置は同一の構造でも異なる構造であってもよい。同様に2つ以上の結合密閉装置が本発明に係る複数結合密閉装置を形成する場合、隣接する結合密閉装置を連結する搬送手段もしくは筒状部は、たとえば形状、大きさまたは長さにおいて同一にも異なっても形成可能にしてもよい。
【0013】
従って、本発明の意味において、複数結合密閉装置内で隣接する第1もしくは外部のおよび第2もしくは内部の結合密閉装置は、可撓性および/または剛性の搬送手段を介して互いに連結されている。もちろんそれには一部可撓性および一部剛性の領域を有するような搬送手段も併せて含まれている。このような搬送手段は、少なくとも筒状部または管類として形成され、好ましくは散剤、粉末剤または顆粒のような積荷よりも不透明の物質を含む。必要であれば、このような搬送手段は、好ましい一実施態様において液密および/または気密に、たとえば酸素非透過性に形成可能である。複数結合密閉装置の可撓性の隣接する結合密閉装置を連結する搬送手段は、隣接する結合密閉装置が互いに相対的に移動できる長所を有し、好ましくは第2もしくは内部の結合密閉装置が少なくとも部分的に開放された隣接する第1もしくは外部の結合密閉装置を通して通過可能範囲で移動できる。環境密閉性の好適な基準を作るために、このような搬送手段は、好ましくはそのそれぞれの開口もしくは開口周縁部で第1もしくは第2結合密閉装置と密着連結されている。搬送手段と第1および第2結合密閉装置との間の密着結合は、たとえば好適な接着および/または溶接技術によって実現可能である。
【0014】
好適な搬送手段は、必要であれば積荷移送時に移送されなかった積荷残留物を外部から検出できるようにするため、好ましくは少なくとも一部透明に形成されている。
【0015】
好適な、可撓性または剛性ならびに透明または不透明の搬送手段は、好ましくはプラスチック材料から製造されている。好適な搬送手段材料の例として、ポリプロピレンおよび特にポリエチレン、ポリスチレンのようなポリオレフィン類、SAN、ABSおよびASAのようなスチレンコポリマー、ポリフェニレンエーテル、PVC、ポリメチルメタクリレートおよびポリカーボネートを、粘靭性変性変形体ならびにそれらの任意の混合物を含むものを挙げておく。もちろん多層フィルム系たとえば2−、3−または5層のフィルム系を使用してもよい。それに対しては中でもポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、特にポリエチレンテレフタレートおよびポリアミドが好適な積層材料として考慮される。特に気密性、たとえば酸素に対する密閉性を達成するために多層フィルム系の中に少なくとも1つの金属箔、特にアルミニウム箔を入れられる。
【0016】
特に好ましい一実施形態に従って、本発明に係る複数結合密閉装置のために、少なくとも1つの特に第1もしくは外部の結合密閉装置は、少なくとも1つの、特に貫通する第1密閉要素、特にバネをその内側に有する少なくとも1つの可撓性の第1帯状部と、第1密閉要素と相補的であり、かつ可逆的に前記密閉要素との密閉を可能にする少なくとも1つの、特に貫通する第2密閉要素をその内側に有する少なくとも1つの第2帯状部、特に溝とを含み、第1および第2帯状部および/または第1および第2密閉要素が特に本質的に等長であり、第1および第2帯状部が特にそれらの各端部区間にわたって、特に閉鎖された周囲部を形成して互いに連結されていて、かつ第1帯状部の上側が少なくとも1つ以上の、特に貫通する第3密閉要素および/または第2帯状部の上側が少なくとも1つ以上の、特に貫通する第4密閉要素を有する(結合密閉装置の第1実施形態とも呼ぶ)特に可撓性の容器または筒状要素の本質的に環境密な可逆的な閉鎖ならびに前記容器類からの積荷の本質的に環境密な充填および/または詰替えのために使用され、または少なくとも1つの特に第1もしくは外部の結合密閉装置は、特に本質的に剛性のフレーム帯状部および接合要素を含み、直接隣接するフレーム帯状部がそれぞれ少なくとも1つの接合要素を介して前記フレーム帯状部の間を取り囲む折畳フレームを形成して互いに連結されていて、その結果、隣接および/または対向するフレーム帯状部の内側が1つの特に環境密な密閉装置を形成して互いに折畳可能である(結合密閉装置の第2実施形態とも呼ぶ)特に可撓性の容器、筒状部または筒状要素の本質的に環境密な可逆的な閉鎖および/または前記容器類からの積荷の本質的に環境密な充填および/または詰替えのために使用される。
【0017】
この場合、第1もしくは外部の結合密閉装置として最後に挙げた結合密閉装置を、たとえばいわゆる平行四辺形結合密閉装置の形態で使用することが、この結合密閉装置により特別の労力なしに非常に大きい開口断面を実現でき、次にそれを通して複数結合密閉装置の第2結合密閉装置を構成できるので、特に有利であることが実証されている。
【0018】
本発明に係る複数結合密閉装置の隣接する結合密閉装置において、第2もしくは内部の結合密閉装置、好ましくは1つまたは複数の回転可能または移送可能の密閉キャップもしくは密閉スライダを使用し、これらは本質的に剛性の接続短管の中に有る。それに対して第1もしくは外部の結合密閉装置は、好ましくは移動可能もしくは可撓性のフレームまたは密閉帯状部を有する密閉システムを使用し、その結果、密な密閉装置が規則的に密閉キャップまたは密閉スライダを介さず、フレームもしくは密閉帯状部の相対運動によって成立する。
【0019】
たとえば結合密閉装置は第1または第2実施形態に従ってプラスチック袋、特に搬送手段の構成要素としてよく、取り囲む該構成要素の開口周縁部の領域にある。この場合、好ましくは第1帯状部の端部に第2帯状部が接続され、同様に第1および第2帯状部の両方の残りの端部が互いに直接連結されている。第1および第2帯状部の内側が互いに連通する密閉要素を有するだけでなく、同様にそれらの上側が、たとえば第1もしくは外部の結合密閉装置として結合される第2複数結合密閉装置の構成要素である別の、すなわち連通する第1実施形態による結合密閉装置への環境密な結合を可能にする密閉要素を装着することによって、積荷の環境密な充填および/または詰替えを非常に可撓性の袋および/または帯状部材でも保証可能である。
【0020】
第1実施形態による好ましい結合密閉装置は、さらに少なくとも1つの第7および/または第8密閉要素を含む密閉カバーを使用し、前記密閉要素(群)は第1および第2帯状部の上側の第3および/または第4密閉要素と相補的であり、第1および第2帯状部の内側が第1および第2密閉要素の相互作用を介して互いに連結されているとき、第1および第2帯状部の連結スリットの仮の被覆を形成して、第7および/または第8密閉要素が第3および/または第4密閉要素と連結可能である。
【0021】
特に積荷容器類が輸送され、あるいは長期間にわたって保管される場合は、互いに当接する第1および第2帯状部の連結スリットを環境に対して密閉もしくは覆うことが有利であると証明されている。この方法により、第1実施形態による結合密閉装置の上側が粉塵やその他の粒子で汚染されることが回避される。
【0022】
好適な継続開発において結合密閉装置は第1実施形態に従って同様に少なくとも1つの第5および/または第6密閉要素を第1および/または第2帯状部の少なくとも1つの外側に使用する。このような1つの帯状部の外側での第5および第6密閉要素は、第1実施形態に従って2つの結合密閉装置を連結する場合に、連通する第7および/または第8密閉要素を使用する密閉カバーと仮の連結をするために考慮可能である。
【0023】
つまり密閉カバーが、特に一体に、特に少なくとも1つのフィルムヒンジを用いて、第1または第2帯状部と連結された場合に有利であることが判明している。
【0024】
第1実施形態に従って結合密閉装置の取扱いを簡素化し、信頼可能に形成するために、密閉カバーが少なくとも1つの操作把持部を有する場合に有利である。
【0025】
それには、同様の方法で、第1および/または第2帯状部が特に外側に少なくとも1つ以上の操作把持部を有することが貢献する。
【0026】
第1実施形態による結合密閉装置は、特に可撓性の容器類たとえばプラスチック袋またはバックからの積荷類の充填および/または詰替えならびに連結されている搬送手段を介した積荷の移送に好適である。それに応じて、このような結合密閉装置は、一実施形態においてその開口周縁部が第1および第2帯状部と分離してまたは一体に連結されている、すでに可撓性の袋、筒状部または特に搬送手段を使用する。従って結合密閉装置は、特に前記の袋の開口周縁部の領域で可撓性の袋、特に搬送手段を内蔵した構成要素とすることもでき、後から袋または搬送手段と可逆的または不可逆的に連結できる。
【0027】
第1実施形態による結合密閉装置は、好ましくは本発明に係る複数結合密閉装置の第1もしくは外部の結合密閉装置である。その機能において第1実施形態による結合密閉装置は、好ましくは複数結合密閉装置の第2もしくは内部の結合密閉装置まで延在する搬送手段と連結されている。それに対して第1実施形態による結合密閉装置が本発明に係る複数結合密閉装置の第2もしくは内部の結合密閉装置である場合、この結合密閉装置は前記搬送手段への結合のほかに、さらに容器、樽、袋または別の搬送手段と連結可能である。
【0028】
汚染の危険性は、好ましくは第1および/または第2帯状部の少なくとも内側および/または上側が少なくとも区間ごとに1つ以上の付着層および/または接着層を有することによっても低減可能である。
【0029】
第2実施形態による結合密閉装置も、好ましくは本発明に係る複数結合密閉装置の第1もしくは外部の結合密閉装置として使用される。もちろんこの結合密閉装置は本発明に係る複数結合密閉装置の第2もしくは内部の結合密閉装置として使用してもよい。
【0030】
第2実施形態の結合密閉装置において、好ましくは折畳フレームがxフレーム帯状部と、x接合要素とを含み、特にx=2・nであり、かつnが自然数2より大きいかまたは等しいことを考慮できる。もちろん、たとえば5フレーム帯状部と5接合要素とを有する折畳フレームも所望の目的を満たす。
【0031】
このような第2実施形態による結合密閉装置の折畳フレームが4フレーム帯状部および4接合要素から、いわゆる平行四辺形密閉装置を形成して構成される結合密閉装置が特に有利であると証明されている。
【0032】
このような第2実施形態による結合密閉装置の折畳フレームが6または8フレーム帯状部と、好ましくは6もしくは8接合要素とを使用する結合密閉装置も特に好適である。
【0033】
このような第2実施形態による結合密閉装置が全面的に特に有利であることが実証されていて、この場合は折畳フレームが6フレーム帯状部と6接合要素と、接合要素を介して第1組と連結される、特に本質的に等長の隣接するフレーム帯状部と、1つの接合要素を介して第2組と連結される特に本質的に等長の隣接するフレーム帯状部と、隣接せずかつ/または1つの接合要素を介さずに直接第3組と連結される、特に本質的に等長のフレーム帯状部とを含み、第1組のフレーム帯状部の長さと、第2組のフレーム帯状部の長さとの合計は、フレーム帯状部での第3組のフレーム帯状部の長さよりも大きくならない。
【0034】
この場合、第1組の第1フレーム帯状部の内側と、第2組の第1フレーム帯状部の内側とがその両者を第3組の第1フレーム帯状部の内側に、かつ第1組の第2フレーム帯状部の内側と、第2組の第2フレーム帯状部の内側とがその両者を第3組の第2フレーム帯状部の内側に、密な密閉スリットを形成して向けられるような実施形態が特に有利である。
【0035】
密閉性に対する特別の基準は、折畳フレームがその少なくとも1つの取り囲む縁部領域で本質的に取り囲む内側へかつ/または縁部を超えて延在する密閉縁部を有することによって達成可能である。
【0036】
さらに、第2実施形態による結合密閉装置は、フレーム帯状部群の第1および/または第2組の第1および/または第2フレーム帯状部の外側の少なくとも1つのスペーサを特徴とし、前記スペーサ(群)は、フレーム帯状部(群)で同じ組のフレーム帯状部群を連結する接合要素(群)よりも、フレーム帯状部群での第3組のフレーム帯状部(群)を有する共通の接合要素(群)に近づけて配設されている。
【0037】
このようなスペーサは、閉鎖状態で離間して対向する第1および/または第2組のフレーム帯状部の外側が第3組のフレーム帯状部を有する接合部連結の領域で、共通の組のフレーム帯状部を連結する接合要素の場合よりも大きく互いに離間していて、たとえば0.5〜5mmの範囲になるようにする。この方法により、さらに密接した密閉スリットが保証される。
【0038】
それぞれ隣接するフレーム帯状部が接合要素を介して互いに連結されることによって、これらのフレーム帯状部の内側を密閉スリットを形成して互いに折畳める。
【0039】
隣接するフレーム帯状部の移動性および固定は、たとえば接合要素を介してヒンジ、フィルムヒンジおよび/または弾性材料の形態で実現される。この場合、フィルムヒンジの使用が特に好適であることが実証されている。これらは、たとえば隣接するフレーム帯状部をその全幅にわたって特に互いに環境密に連結可能である。この種のフィルムヒンジはゴム弾性材料、たとえば熱可塑性エラストマーから、好ましくは2成分射出成形技術を利用して製造可能である。この方法により、フレーム帯状部から接合要素もしくはフィルムヒンジへの移行領域でも完全に環境密閉性がある第2実施形態による一体の折畳フレームもしくは一体の結合密閉装置が得られる。
【0040】
さらに、好ましくはフレーム帯状部と、前記フレーム帯状部を連結する接合要素とが同じ材料から構成され、その際に非破壊的な可逆的な可動性が保証されるように、材料強度もしくは厚さが接合要素の領域で薄く選択されるような折畳フレームが使用される。それに対してフレーム帯状部の領域における材料の強度もしくは厚さは、結果として本質的に剛性のフレーム帯状部が生じる方法で調節される。好適な材料は、好ましくはポリアミド、ポリオキシアルキレン、特にポリオキシメチレン(POM)、PVC、ポリケトン、特に脂肪族交互ポリケトンのようなプラスチックを含み、それらの衝撃粘靭性変性変形体ならびに前記プラスチックの任意の混合物を含む。フレーム帯状部および接合要素が同じ材料からなる折畳フレームは、好ましくは一体に製造される。
【0041】
特に高い環境密閉性に対する基準は、フレーム帯状部の内側が少なくとも区間ごとに、特に相補的なおよび/またはエラストマーまたはバネ弾性の、環境密に閉鎖するための第1および第2密閉レールを有し、第1密閉レールの全長が本質的に第2密閉レールの全長に相当し、かつ第1および第2密閉レールまたはそれらの区間が、互いに折畳まれたフレーム帯状部で、これらが環境密な密閉スリットを形成し、特に一列に噛合うようにフレーム帯状部の内側に配設した場合に達成できる。それによって、第1および第2密閉レールを一実施形態において同一に形成可能としてもよい。
【0042】
好ましくは互いに相補的な密閉レールは、該密閉レールが折畳フレームの折畳時に自動的かつ直ちに噛合うように形成かつ配設される。
【0043】
この場合、第1および第2密閉レールが接合要素の内側まで延在し、かつ/またはその上に載せまたは取付可能である場合に有利である。
【0044】
この場合、第1密閉レールが1つの溝であり、第2密閉レールが前記溝と相補的なバネであることを考慮可能である。もちろん密閉レールが溝/バネの組合せを含んでもよい。
【0045】
特に2成分射出成形技術を利用して第2実施形態による結合密閉装置の中に挿入されるフィルムヒンジを使用する場合、すでに製造時に同様に特にエラストマーの密閉レール区間を前記フィルムヒンジの内側に設けてもよい。もちろんフレーム帯状部およびフィルムヒンジの内側に2つまたはそれ以上の密閉レールも互いに、たとえば平行に取り付けもしくは設置可能で、それによって環境密閉性に対する基準をさらに向上可能である。このように考案された第2実施形態による結合密閉装置により、すでに取扱いの方式によってその閉鎖時に強制的に非常に環境密な密閉スリットが調整される。
【0046】
それに応じて、たとえば少なくとも1つの第1密閉レールを少なくとも区間ごとに、隣接する第1および第2フレーム帯状部の内側に、かつ少なくとも1つの第2密閉レールを少なくとも区間ごとに、隣接する第3および第4フレーム帯状部の内側に設けることを考慮可能である。
【0047】
連通する密閉レールの取付けは、基本的に任意と可能であるが、第1密閉レールにそれと相補的な等長の第2密閉レールが接続され、両方の密閉レールが折畳フレームの全範囲にわたって延在する場合に有利であることが実証されている。もちろん第1および第2密閉レールは、閉鎖時に互いに相補的な区間の噛合いが保証されている限り、折畳フレームの内周にわたって配分可能である。
【0048】
上記の密閉レールと択一的または付加的に、折畳フレームをその取り囲む角部もしくはその取り囲む縁部の領域で好ましくは循環密閉縁部を備えてもよい。このような密閉縁部は、好ましくは少なくとも1つの二重機能を引き受ける。そこで該密閉縁部は一実施形態において、折畳フレームを形成するフレーム帯状部の角部の上におよび/またはその領域に本質的に取り囲んで取り付けられ、かつ少なくとも僅かに折畳フレームによって緊張される開口面の内部方向へ延在する。その場合に隣接または対向する折畳フレームのフレーム帯状部の内側が互いに案内もしくは設置される場合、少なくとも部分的に内方へ向かう密閉縁部が対合し、もしくは互いに圧縮され、1つ密な密閉スリットを形成する。第2実施形態において、好ましくは循環密閉縁部が少なくとも僅かに折畳フレームの縁部を超えて延在し、かつ/または前記折畳フレーム上に載る。この方法により、第2実施形態による2つの結合密閉装置が互いに結合され、これらは好ましくは両者が縁部を超えて延在しかつ/または前記縁部上に載る密閉縁部を使用し、環境密な連結装置が得られることが保証される。このように、折畳フレームへの第2実施形態の結合密閉装置の密閉縁部の押圧によってもしくは第2実施形態の連通する結合密閉装置の密閉縁部の押圧によって、結果として少なくとも仮の密閉結合システムを得ることを保証できる。密閉縁部材料として、好ましくは合成または天然ゴムあるいは熱可塑性エラストマーが使用される。
【0049】
第2実施形態による結合密閉装置の取扱いは、少なくとも2つの、特に隣接しないフレーム帯状部に取付可能または配設する操作把持部によってさらに高められる。
【0050】
さらに、少なくとも折畳フレームは一体に形成されることを考慮可能である。
【0051】
第2実施形態による結合密閉装置は、さらに、少なくとも1つの、特に全フレーム帯状部が上側に少なくとも区間ごとに少なくとも1つの、特にエラストマーまたはバネ弾性の第1密閉要素を有することを特徴とする。
【0052】
この場合、第1密閉要素が1つの特に貫通する溝および/またはバネであることを考慮可能である。
【0053】
フレーム帯状部の上側が少なくとも区間ごとに密閉要素を具備することによって、第2実施形態による2つの結合密閉装置が互いに連結装置を形成して特に環境密に連結可能な対策が講じられる。
【0054】
取扱い安全性は、第2実施形態による結合密閉装置が少なくとも1つのフレーム帯状部または1つのその伸長部の外側に少なくとも1つの第2密閉要素を使用することによって、さらに高められる。このような密閉要素は、たとえば排出部、突出部、溝またはバネとしてよい。この種の第2密閉要素は、密閉カバーを特に確実に固定するために考慮してもよい。
【0055】
それに応じて第2実施形態による結合密閉装置は、本質的に密閉要素と相補的である少なくとも1つの第3密閉要素および/または本質的に第2密閉要素と相補的である少なくとも1つの第4密閉要素とを備える、少なくとも1つの密閉カバーを使用し、それによって、密閉カバーは結合密閉装置の閉鎖時に折畳フレームの密閉スリットを少なくとも区間ごとに覆う。
【0056】
この場合、密閉カバーが少なくとも区間ごとにヒンジ、フィルムヒンジまたは可撓性の連結要素を介してフレーム帯状部と連結されていることを考慮可能である。
【0057】
この第2実施形態による結合密閉装置の取扱い性および輸送性は、密閉カバーが少なくとも1つの操作把持部および/または輸送把持部を備えることによって高められる。
【0058】
第2実施形態による結合密閉装置は、さらに可撓性の容器または可撓性の筒状部または可撓性の筒状要素を使用し、これはフレーム帯状部および/または接合要素と密閉連結されている。
【0059】
もちろん第2実施形態による前記結合密閉装置は可逆的にも不可逆的にも筒状部または可撓性の袋と連結可能である。
【0060】
積荷の充填もしくは詰替え時に汚染の規模を縮小するために、さらに少なくとも1つのフレーム帯状部の少なくとも内側および/または上側が少なくとも区間ごとに1つ以上の付着層および/または接着層を有することを考慮できる。
【0061】
第2実施形態による特好ましい結合密閉装置は、さらに少なくとも1つのフレーム帯状部の内側に有る少なくとも1つの第1固定要素と、少なくとも1つのフレーム帯状部の内側に有る少なくとも1つの第1固定開口部もしくは第1掛止要素とを特徴とし、第1固定要素は折畳フレームの閉鎖時に第1固定開口部の中へ、特に可逆的に掛止可能である。
【0062】
たとえば固定ピンが対応する固定開口部または掛止要素の中に掛止めできるように配設されたフレーム帯状部の内側上の固定ピンの使用によって、一度得られた密閉装置が外部の力作用なしに再び解除されることが保証される。さらに、この内部にある掛止機構によって固定要素の長さの設定に依存して、フレーム帯状部の内側に有る互いに相補的な密閉レールが互いに押圧され、これが特に顕著な環境密閉性に貢献することも実現される。固定開口部とは、上記のように、たとえばフレーム帯状部の内壁を通る通路および通路開口へ通じないフレーム帯状部の内壁の排出部、つまり凹所または切欠部である。従って、このような固定措置によって環境密閉性に対する損失は生じない。もちろん固定穴を使用する場合も固定要素もしくは固定ピンを、これらが穴の中に掛止められると、直ちにこれらを完全かつ環境密に閉鎖して保持するように形成可能としてもよい。たとえば、平行四辺形密閉装置の場合、2辺の隣接側に複数の固定ピンを設置可能で、かつ残りの2辺側は対応する固定排出部もしくは掛止要素を具備している。このような固定ピンおよび固定開口部もしくは固定排出部および掛止要素は、これらがフレーム帯状部の連続折畳時に本質的に寸法正確に噛合うように取り付けられる。
【0063】
さらに第2実施形態による結合密閉装置は少なくとも2つの、特に対向するフレーム帯状部の外側に、特にフレーム帯状部の外側から上側へ移行する領域またはその下側に少なくとも1つの手把持部を特徴とする。
【0064】
この場合、手把持部が、少なくとも1つの第2固定開口部と、少なくとも1つの第1把持要素、特に1つの第1把持部板状部と、少なくとも1つの第2把持要素、特に少なくとも1つの第2把持部板状部と、少なくとも1つの第1フィルムヒンジおよび少なくとも1つの第2フィルムヒンジとを包含する1つのフレーム帯状部の外側に取り付けた少なくとも1つの支持帯状部を含み、第1把持要素が第1フィルムヒンジを介して支持帯状部と、かつ第2把持要素が第2フィルムヒンジを介して第1把持要素と連結されていて、かつ第2把持要素が特に角部領域で、第2固定開口部と連通する少なくとも1つの第2固定要素を使用し、かつ第2把持要素が第1把持要素上で折畳可能であり、かつ第2固定要素が第2固定開口部の中へ、特に可逆的に掛止可能である場合に特に有利である。
【0065】
別の一実施態様に従って、少なくとも1つの接合部、特に2つの対向するまたは直接隣接しない接合部において、隣接するフレーム帯状部および/または接合部内でのその伸長部が少なくとも区間ごとに少なくとも接合部の断面で1つの角度、特に鋭角または直角になることが提案される。
【0066】
この場合、少なくとも1つの切欠部が、特に本質的に接合部回転軸と平行に、少なくとも1つの接合部の、特に対向する接合部の内側にある区間に少なくとも沿っていることを考慮できる。本発明の意味における切欠部とは、前記接合部から出て、隣接するフレーム帯状部を互いに重ね、特に接合部領域に開口が残らないことを可能にするような構造上の措置と解するべきである。この切欠部によって接合部が折畳ヒンジとして本質的に狭く局在化され、固定した切欠部の方向転換点での回転点で作用する。この方法により互いに折畳まれたフレーム帯状部の内側が互いに一列に当接するだけでなく、前記回転点で衝突する前記フレーム帯状部を実際の回転点まで延長する接合部区間も当接する。
【0067】
第2実施形態による結合密閉装置は、たとえば結合密閉装置が射出成形技術を利用して、特に2成分射出成形技術を利用して製造されることによって得ることができ、接合要素のために共通の材料または熱可塑性エラストマーが、かつフレーム帯状部のために熱可塑性および/またはジュロプラスチック材料が使用される。
【0068】
この場合、ただ1つの射出成形金型による前記方法は、特に1工程で、または少なくとも2つの射出成形金型によって、特に2工程または多工程で実施されることを考慮できる。
【0069】
さらに、接合部または接合部群は隣接するフレーム帯状部に、あるいは1つまたは複数のフレーム帯状部を隣接する接合部に射出することが提案される。
【0070】
択一的な製造方法に従ってフレーム帯状部は接合部と接着または溶接を利用して接合してもよい。フレーム帯状部と接合部を射出成形技術を利用する相互の連結が特に有利であることが判明している。好適な接着剤ならびに溶接−および射出成形技術は当業者によく知られている。
【0071】
別の一実施形態に従って、特に本発明に係る複数結合密閉装置の第2もしくは内部の結合密閉装置は、第1接続短管を有する閉鎖フラップを含み、この閉鎖フラップは、接続短管の第1端部が大気に対して特に密閉可能である閉鎖位置へ移動可能である − 第3実施形態による結合密閉装置とも呼ぶ。この種のシステムは、たとえば特許文献1に開示されている。
【0072】
第3実施形態による好適な結合密閉装置は、たとえば特許文献5により、第1端部で第1接続短管内に第1閉鎖フラップを有する第1保管および/または搬送手段から第2端部で第2接続短管内に第2閉鎖フラップを有する第2保管および/または搬送手段へ旋回装置および固定装置を使用した製品を移送する目的で、容器、コンテナ、管および/または類似物の形態の2つの保管および/または搬送手段の結合のために装置の中に有り、前記固定装置を用いて前記閉鎖フラップは、第1閉鎖フラップが第1保管および/または搬送手段を第1端部で大気に対して特に密閉し、第2閉鎖フラップが第2保管および/または搬送手段を第2端部で大気に対して密閉し、かつ両方の閉鎖フラップおよび/または両方の接続短管が相対的に互いに移動可能である閉鎖位置から、両方の閉鎖フラップおよび/または両方の接続短管が固定して互いに連結されたロック位置へ、ならびに少なくとも1つの通路開口部が第1保管および/または搬送手段から第2保管および/または搬送手段へ製品のために開いている、固定して互いに連結された閉鎖フラップおよび/または接続短管を有する開放位置へ、かつ前記開放位置から前記ロック位置へならびに前記閉鎖位置へ移動可能であり、特に固定装置が閉鎖位置から両方の保管および/または搬送手段が相互に密閉されている前記ロック位置へ変更するために、次いで旋回装置が前記開放位置へ繰り入れられかつそれに続き前記開放位置から繰り出され、かつそれを受けて固定装置が前記ロック位置から前記閉鎖位置へ変えるために、特に作動装置を駆動可能である。
【0073】
さらに、たとえば特許文献6により、第3実施形態による好適な結合密閉装置は、第1端部でかつ少なくとも1つのシャフトと作用連結して第1接続短管内に第1閉鎖フラップを有する第1保管および/または搬送手段から、第2端部でかつ少なくとも1つのシャフトと作用連結して第2接続短管内に第2閉鎖フラップを有する第2保管および/または搬送手段へ製品を移送する目的で容器、コンテナ、管および/または類似物の形態の2つの保管および/または搬送手段を結合するための装置の中に有り、前記閉鎖フラップは、第1閉鎖フラップが第1保管および/または搬送手段を第1端部で大気に対して密閉し、第2閉鎖フラップが第2保管および/または搬送手段を第2端部で大気に対して密閉し、かつ両方の閉鎖フラップおよび/または両方の接続短管が相対的に相互に移動可能である閉鎖位置から、両方の閉鎖フラップおよび/または両方の接続短管が洗浄装置と連結可能の洗浄室を制限して互いに離間した洗浄位置へ、ならびに少なくとも1つのシャフトを作動して前記閉鎖フラップが互いに重なりかつ少なくとも1つの通路開口部が第1保管および/または搬送手段から第2保管および/または搬送手段へ製品のために開かれている開放位置へ、かつ少なくとも1つのシャフトの作動下に前記開放位置から前記洗浄位置へならびに前記閉鎖位置へ移動可能であり、特に第1閉鎖フラップと第1接続短管との間の第1本質的に環状の密閉と、第2閉鎖フラップと第2接続短管との間の本質的に環状の第2密閉と、第1接続短管と第2接続短管との間の本質的に環状の第3密閉と、第2接続短管と少なくとも1つのシャフトと連通し、かつ固定して第2閉鎖フラップと連結された第2シャフト区間との間の本質的に環状の第4密閉とを特徴とし、第1、第2、第3および第4密閉が洗浄室を大気に対しても製品に対しても密閉する。
【0074】
さらに、それによって第2結合密閉装置は第1接続短管を有する1つの閉鎖フラップを含み、この閉鎖フラップは、接続短管の第1端部が大気に対して密閉可能である閉鎖位置へ移動可能であることを考慮可能である。
【0075】
第3実施形態による上記結合密閉装置は、特に本発明に係る複数結合密閉装置の第2もしくは内部の結合密閉装置として好適である。このような結合密閉装置は主働または受働密閉装置として形成可能である。第3実施形態による主働および受働結合密閉装置はそれぞれフラップもしくはバルブが回転可能に軸支された接続短管を使用する。主働結合密閉装置のフラップもしくはバルブのみは、開放位置もしくは閉鎖位置へ移行させるために、好ましくはギヤ装置を使用してアクティブ(主働、能動)に作動可能である。主働および受働密閉装置のバルブは、一般に閉鎖フラップが接続短管に対して閉鎖位置で密閉される閉鎖面と、取り囲む閉鎖フラップ密閉とを有する閉鎖フラップを含む。さらにバルブは一般に連通する結合密閉装置との結合時に密接する取り囲むフラップ密閉を使用する。互いに結合された主働および受働結合密閉装置では、受働閉鎖フラップを最後の同様に閉鎖位置から開放位置でおよびその逆の作動による、主働閉鎖フラップへのその当接もしくはその結合を条件として移行させてもよい。もちろん同様に上記の2つの主働結合密閉装置を互いに結合することも可能である。例としての一実施形態において本発明に係る複数結合密閉装置は第1もしくは外部の結合密閉装置として第1または第2実施形態による結合密閉装置を含み、かつ第2もしくは内部の結合密閉装置として第3実施形態による結合密閉装置を含む。第3実施形態による、特に主働および受働密閉装置の形態で連通する結合密閉装置は、本発明の意味において、結合状態で第3実施形態による連結装置を形成する。
【0076】
さらに容器類の環境から隔絶した充填および/または排出のための結合要素は、たとえば特許文献7に記載されているように使用可能であり、前記結合要素は固定または取外可能にかつ本質的に環境から隔絶して第1側、特に下側に少なくとも領域ごとに本質的に可撓性の容器と連結されていて、または連結可能であり、結合要素は少なくとも領域ごとに弾性変形可能であり、第2側、特に上側を有し、この上側が第2結合密閉装置の第2側、特に上側に本質的に密にかつ特に可逆的に連結可能であり、前記結合要素は基本状態で閉鎖されていて、かつ弾性変形下に、特に少なくとも1つのスリットを介して可逆的に開放可能であり、その結果、結合要素の第1から第2側への貫通部が存在する(第4実施形態による結合密閉装置とも呼ぶ)。第4実施形態による連通する結合密閉装置は、本発明の意味において、結合状態で第4実施形態による連結装置を形成する。
【0077】
基本的に本発明に係る複数結合密閉装置のための第1もしくは外部のおよび第2もしくは内部の結合密閉装置として、それによって特許文献8、特許文献9、特許文献10および特許文献11から知られているような密閉装置も使用可能である。さらに好適な結合密閉装置として特許文献12、特許文献7および特許文献4に記載されているようなシステムが対象となる。
【0078】
本発明に係る複数結合密閉装置の別の一態様に従って、これは少なくとも1つの搬送手段を使用し、この搬送手段は隣接する第1もしくは外部のおよび第2もしくは内部の結合密閉装置を互いに連結し、前記搬送手段は本質的に剛性ならびに同時に特に透明に形成されている。この種の搬送手段もしくは筒状部は剛性の搬送手段に固定された第2結合密閉装置と連通する第2複数結合密閉装置の結合密閉装置が第1複数結合密閉装置の第1もしくは外部の結合密閉装置の開口を通して搬送手段へ挿入され、かつ本質的に移動不変の第2もしくは内部の結合密閉装置に連結できるような場合に提供される。本発明の意味における剛性の搬送手段とは、その縦または幅の拡大において変化しないと解されるだけでなく、隣接する第1および第2結合密閉装置の一定の相対運動を可能にするが、第2もしくは内部の結合密閉装置にはそれを許容せず、また少なくとも区間ごとに第1結合密閉装置の開口へ挿入もしくは貫通されるようにも解されるべきである。
【0079】
別の一実施形態に従って、本発明に係る複数結合密閉装置は少なくとも1つの特に可逆的および/または環境密な結合装置、特に三重締付連結部が、少なくとも1つの結合密閉装置または1つの結合密閉装置と連結された1つの基体、搬送手段または容器に提供し、それにより第1または第2搬送手段を間接的または直接的に、特に環境密に、1つの結合密閉装置またはそれと連結された基体または容器と連結可能でありまたは連結されている。
【0080】
結合装置は、たとえばクリップまたは掛止密閉装置のような機械的結合、三重締付連結部、ANSIフランジおよびDINフランジのようなフランジおよび接着または溶接結合を含む。このような結合装置、特に三重締付連結部は、結合密閉装置もしくは基体、前記結合密閉装置と連結された容器または搬送手段に規則的に固定連結してかつ特に取り囲んで存在する。それによって隣接する結合密閉装置を連結する搬送手段は片側もしくはその開口側に連結装置を介して結合密閉装置、その基体、容器または別の搬送手段と密着連結可能である。択一的または付加的に同様に、搬送手段もしくは搬送手段の開口を接着および/または溶接を利用して結合密閉装置、その基体、接続された容器または搬送手段と密着連結することを可能にする。
【0081】
搬送手段が可逆的に少なくとも第2もしくは内部の結合密閉装置に固定可能もしくは固定されていて、その結果、たとえば第1もしくは外部の結合密閉装置と、それに連結された搬送手段とからなるシステムが必要に応じておよび適用事例に応じて第2結合密閉装置もしくはそれと連結された基体または容器と共に固定可能である。この方法により汚染自由度を必要に応じて調節可能であ、これが非常に柔軟な取扱いを可能にする。搬送手段もしくは筒状部の可逆的結合のために、たとえばいわゆる三重締付連結部が対象になる。これらは当業者に公知であり、市販品で入手可能である。
【0082】
もちろん一実施形態において同様に、第1および/または第2搬送手段が、たとえば第1または第2実施形態による結合密閉装置を有し、かつ連結装置がそれと連通する結合密閉装置を有し、その結果、結合密閉装置、その基体または結合された容器との搬送手段の環境密な結合が、第1および第2もしくは連通する第1実施形態による結合密閉装置を含む連結装置を形成して達成可能であり、第1結合密閉装置の第1および第2帯状部と、第2結合密閉装置の第1および第2帯状部が特に本質的に等長であり、かつ第1結合密閉装置の第1および第2帯状部の上側の第3および第4密閉要素がそれぞれ第2結合密閉装置の第1および第2帯状部の上側の第3および第4密閉要素と相補的であり、その結果、第1および第2結合密閉装置の第1および第2帯状部が特に環境密に可逆的に互いに連結可能であり(連結装置の第1実施形態とも呼ぶ)、もしくは第2実施形態による第1および第2結合密閉装置を含み、第1および第2結合密閉装置がそのフレーム帯状部の数量、長さおよび配列において本質的に一致し、その結果、相互に連結可能の第1および第2折畳フレームが生じ、かつ特に第1結合密閉装置のフレーム帯状部の上側の第1密閉要素は第2結合密閉装置の帯状部の上側の第1密閉要素と相補的であり、その結果、第1および第2結合密閉装置が、特に環境密に可逆的に連結可能である(連結装置の第2実施形態とも呼ぶ)、積荷の特に環境密な充填および/または詰替えのための連結装置を形成して構築可能である。
【0083】
本発明の基礎をなす課題は、さらに本発明に係る第1および第2複数結合密閉装置を含む、積荷の特に環境密な充填および/または詰替えのための複数連結装置、特に二重連結装置によって解決され、第1および第2複数結合密閉装置の第1もしくは外部の結合密閉装置は、特に環境密な第1連結装置を形成して互いに結合可能であり、かつ第1および第2複数結合密閉装置の隣接するする第2もしくは内部の結合密閉装置が第2連結装置を形成して互いに結合可能である。本発明に係る好適な複数連結装置は、それに応じてそれぞれ連通する第1もしくは外部のおよび第2もしくは内部の結合密閉装置組を使用し、この結合密閉装置組は同時に連結装置の形態で並列に結合して設置可能である。この場合、本来の積荷移送は開放された第2連結装置、すなわちそれぞれ第2もしくは内部の結合密閉装置から形成された連結装置を介して行われる。それぞれ第1もしくは外部の結合密閉装置を介して互いに連結される搬送手段もしくは筒状部は、第2もしくは内部におかれる連結装置を外界に対して少なくとも詰替工程中に気密に遮蔽する保護カプセルを形成する。
【0084】
本発明に係る複数連結装置の継続開発は、さらに本発明に係る複数結合密閉装置と、複数結合密閉装置の第2もしくは内部の結合密閉装置と、特に環境密な連結装置の第1または第2実施形態を形成して結合可能であり、かつ基体またはその基体にあるいは前記結合密閉装置と連結される容器または搬送手段に、特に環境密に複数結合密閉装置の第1もしくは外部の結合密閉装置に連結可能である少なくとも1つの結合装置が存在する結合密閉装置とを含んでもよい。
【0085】
従って上述の実施形態と異なり、本発明に係る複数結合密閉装置は、さらに複数結合密閉装置の第2もしくは内部の結合密閉装置、すなわちより小さい開口面を有する密閉装置と結合可能である結合密閉装置が有る場合、本発明に係る複数連結装置の構成要素と可能である。この結合密閉装置は、本発明に係る複数結合密閉装置と異なり、隣接する第1および第2結合密閉装置を連結する搬送手段を用いない。むしろ、この結合密閉装置、その基体または前記結合密閉装置または前記基体と連結される樽または容器に別の好適である結合装置もしくは結合密閉装置が取り付けられていて、複数結合密閉装置の第1もしくは外部の結合密閉装置と共に連結装置を形成する。従って、たとえば上述の結合密閉装置の基体に環境密に第2実施形態による平行四辺形密閉装置もしくは結合密閉装置または連結装置は、たとえば三重締付連結部もしくは結合の形態で取り付けることができ、これは複数結合密閉装置の連通する第1平行四辺形結合密閉装置もしくは第2実施形態の結合密閉装置と可逆的に連結可能である。本発明に係る複数連結装置の最初に挙げた変形態様に対して、この変形態様の場合、複数結合密閉装置の第1結合密閉装置を閉鎖状態で連結装置から分離不可能である。
【0086】
それに応じて、さらに結合装置を有する第1および第2複数結合密閉装置の第1もしくは外部の結合密閉装置が第1または第2実施形態による連結装置を形成することを考慮できる。
【0087】
本発明による複数連結装置は、別の一実施態様において第1および第2複数結合密閉装置の第2もしくは内部の結合密閉装置が、第1端部にかつ少なくとも1つのシャフトと作用連結して第1接続短管内の第1閉鎖フラップを有する第1保管および/または搬送手段から、第2端部でかつ少なくとも1つのシャフトと作用連結して第2接続短管内の第2閉鎖フラップを有する第2保管および/または搬送手段へ積荷を移送する目的で2つの保管および/または搬送手段を結合するための装置において、閉鎖フラップは、第1閉鎖フラップが第1保管および/または搬送手段を第1端部で大気に対して特に密閉し、第2閉鎖フラップが第2保管および/または搬送手段を第2端部で大気に対して密閉する閉鎖位置から、かつ両方の閉鎖フラップおよび/または両方の接続短管が相対的に互いに移動可能であることを特徴とする。
【0088】
さらに本発明に係る複数連結装置は、少なくとも1つの吸引装置および/または少なくとも1つの洗浄装置を、第1または第2連結装置および/または少なくとも1つの搬送手段と作用連結して使用する。
【0089】
本発明の目的は、さらに容器、特に本発明に係る複数結合密閉装置を含む可撓性容器であり、特に第2もしくは内部の結合密閉装置が複数結合密閉装置の排出開口部で容器と直接的にまたは可撓性の筒状要素を介して連結可能でありまたは連結されていて、またはその内蔵された構成要素である。
【0090】
同様に本発明は少なくとも1つの本発明に係る複数結合密閉装置を含む搬送手段、特に筒状部を含み、この搬送手段、特に搬送手段の開口周縁領域は複数結合密閉装置の第2もしくは内部の結合密閉装置と直接的または間接的に連結されておりまたは連結可能である。
【0091】
両者を互いに連結する第1実施形態による結合密閉装置は、環境密な結合を可能にするために、本質的に同一に寸法決めされている。また連結装置の第1実施形態による特別の長所は、2つの同一の第1実施形態による結合密閉装置を使用できることにある。そのために、すでに結合密閉装置の第1および第2帯状部の第3および第4密閉要素が互いに相補的に形成されているだけで充分である。たとえば第1帯状部の上側の第3密閉要素はバネとし、かつ第2帯状部の上側の第4密閉要素は前記バネと相補的な溝としてもよい。本質的に同一な、結合される結合密閉装置の寸法もしくは長さにおいて、該結合密閉装置はそれにより環境密に互いに連結可能である。この方法により、第1実施形態による連結装置の製造費用と貯蔵費用を著しく低減可能である。
【0092】
さらに第1実施形態による連結装置の有利な実施態様は、第1および/または第2結合密閉装置の密閉カバーの第7および/または第8密閉要素と相補的である第1および/または第2結合密閉装置の第1および/または第2帯状部の少なくとも1つの外側に少なくとも1つの第5および/または第6密閉要素を使用する。すでに1つの帯状部の外側に取り付けられた第5および/または第6密閉要素の中に掛止め可能な第7および第8密閉要素を使用する密閉カバーを有するただ1つの結合密閉装置のみを備えている場合、詰替工程での取り扱い上の安全性が著しく高められる。第2結合密閉装置に有る第2密閉カバーの対応する使用によって、環境密閉性とその安全性にさらに高い基準が達成される。
【0093】
それに応じて、第1結合密閉装置の密閉カバーは第2結合密閉装置の少なくとも1つの第7および/または第8密閉要素と、かつ第1および第2結合密閉装置の第3および第4密閉要素が互いに連結されている場合、第2結合密閉装置の密閉カバーは第1結合密閉装置の少なくとも1つの第7および/または第8密閉要素と、可逆的に連結可能でありまたは連結されていることを考慮可能である。
【0094】
別の一態様に従って第1実施形態による前記連結装置は、すでにその第1および第2結合密閉装置を介して少なくとも1つの可撓性の容器、筒状部または筒状要素と連結されていて、または連結可能としてもよい。
【0095】
本発明の意味における第2実施形態による連結装置は、上記開示のように、2つの連通する、すなわち第2実施形態による結合可能の結合密閉装置から構成される。従って第2実施形態による連結装置に関連する結合密閉装置は、常に第2実施形態による結合密閉装置である。
【0096】
第2実施形態による連結装置は、さらに密閉カバーの第4密閉要素と相補的である第1および/または第2結合密閉装置の少なくとも1つのフレーム帯状部の外側の少なくとも1つの第2密閉要素を特徴とする。
【0097】
第2実施形態によるこの種の連結装置は、別の一実施形態において本質的に環境密に第1および/または第2結合密閉装置と連結された1つの可撓性の容器および/または1つの筒状部または1つの筒状要素を使用する。
【0098】
さらに、特に環境密なサンプル抽出のために、特にスプーンまたはスパチュラの形態で、可撓性の容器とその内側で連結される少なくとも1つの抽出装置を備える可撓性の容器を考慮してもよい。
【0099】
結合密閉装置の上述の第2実施形態における特別の利点は、折畳フレームの使用によって特に信頼性がありかつ故障が生じにくい閉鎖および詰替変形態様が見い出されたことである。隣接するフレーム帯状部相互の移動によってのみ、互いに相補的な密閉レールを噛み合わせ可能である。同様に特別の利点は、特に従来の技術から公知の結合密閉装置または要素に対して、隣接するフレーム帯状部も互いに広範囲に開放可能であり、それによって積荷類残留物が、詰替え時にたとえば鋭角のニッチの中に残留し、それに続き環境汚染に寄与することが回避される。従って特に接合要素の領域に付加的な吸引装置を設ける必要がない。
【0100】
本発明の基礎をなす課題は、さらに可撓性または剛性の容器類の特に環境密な充填、詰替えおよび排出のための方法において、
【0101】
a)本質的に環境密な第1複数結合密閉装置の第2もしくは内部の結合密閉装置と連結された本発明に係る第1容器が、本質的に環境密に第2複数結合密閉装置の第2もしくは内部の結合密閉装置と連結された定置式または輸送可能の本発明に係る第2容器と、または本質的に環境密に第2複数結合密閉装置の第2もしくは内部の結合密閉装置と連結された本発明に係る搬送手段と、第1および第2本発明に係る複数結合密閉装置のそれぞれ第1もしくは外部の結合密閉装置を介して、特に第1または第2実施形態による連結装置を形成して開放状態または特に閉鎖状態で互いに連結され、
【0102】
b)第1および第2複数結合密閉装置の第1もしくは外部の結合密閉装置からなる連結装置が特に環境密な連結装置を維持して開放され、
【0103】
c)第1および第2複数結合密閉装置の第2もしくは内部の結合密閉装置が第1連結装置の開口部を利用して相互に特に環境密に、特に第3実施形態による第2連結装置を形成して連結され、
【0104】
d)第1および第2複数結合密閉装置の第2もしくは内部の結合密閉装置が特に環境密な第2連結装置を維持して開放され、
【0105】
e)積荷が第1から第2容器へ、またはその逆に、あるいは搬送手段によって第1または第2容器の中へ、またはその逆に移送され、
【0106】
f)第1および第2複数結合密閉装置の第2もしくは内部の結合密閉装置が特に環境密な連結装置を維持して特に環境密に閉鎖され、
【0107】
g)第1および第2複数結合密閉装置の第2もしくは内部の結合密閉装置が第2連結装置を分離して特に環境密に互いに分離され、
【0108】
h)第1および第2複数結合密閉装置の第1もしくは外部の結合密閉装置が特に環境密な連結装置を維持して特に環境密に閉鎖され、かつ
【0109】
i)第1および第2複数結合密閉装置の第1もしくは外部の結合密閉装置が第1連結装置
を分離して特に環境密に互いに分離される、方法によって解決される。
【0110】
この場合、本発明により、工程h)に続き、第1および第2搬送手段から、すなわち第1および第2複数結合密閉装置の搬送手段から、ならびに第1連結装置から形成された内部空間が少なくとも1つの吸引装置を介して真空状態にすることを考慮可能である。
【0111】
好適な吸引装置は、たとえば特許文献13から公知である。
【0112】
さらに工程g)により、それぞれ第1および第2複数結合密閉装置の閉鎖された第1および第2結合密閉装置の間で第1および第2搬送手段によって形成される内部空間がそれぞれ少なくとも1つの吸引装置を介して真空で作動されることを考慮可能である。
【0113】
最後に本発明に係る方法は、工程h)および/または工程g)により、第1および第2複数結合密閉装置の第2もしくは内部の結合密閉装置の間に有る内部空間および/または第1および第2複数結合密閉装置の第1および第2結合密閉装置の間に有る内部空間群および/または工程f)および/またはh)により、連結装置(群)が洗浄液で洗浄されるような実施形態も含む。
【0114】
連結装置もしくは洗浄チャンバを具備した連結装置の好適な洗浄装置は、たとえば特許文献10および特許文献11から公知である。
【0115】
本発明に係る複数結合密閉装置ならびにこのような密閉装置から形成された複数連結装置の上述の実施形態における特別の長所は、構造的に要求の少ない結合密閉システムもしくは連結装置を有する汚染安全性に非常に高い基準を達成可能なことである。それによって第1および第2実施形態による前記結合密閉システムのためにより高い純度等級への格付けが生じる。ここで特に有利であることが判明しているのは、容器を密閉する結合密閉装置の誤動作の場合でさえ環境が被詰替え積荷によって汚染されないことである。同じ保護作用は内部にある第2連結装置の不完全または誤りのある洗浄サイクルでも達成可能である。さらに、本発明に係る多成分密閉装置は筒状要素の取り付け時の非常に高い変形態様のレンジを特徴とする。さらに、上述に紹介した特徴は本発明に係る複数結合密閉装置と共に使用される多数の、様々な結合密閉装置により、それぞれ2つの複数連結装置の2つの結合密閉装置が組ごとに互いに連通され、かつ環境密な連結装置を形成可能なことが保証されるまで調整可能なことが長所である。複数結合密閉装置の個々の結合密閉装置もしくはそれらの基体を互いに連結する、たとえば透明の筒状要素が選択されることによって、すでに不規則性や障害が充填または詰替え時に発生しているかを、すでに詰替工程もしくは洗浄工程で外部からコントロール可能である。同様の方法で、前記実施形態は、積荷残留物が連通する複数結合密閉装置の筒状要素と結合密閉装置から形成される内部空間の中に存在しなくなるまで、もしくは検出されなくなるまでの間、洗浄もしくは吸引工程を継続することを可能にする。
【0116】
本発明のその他の特徴および長所は、本発明に係る複数結合密閉装置および本発明に係る複数連結装置ならびに、複数結合密閉装置および複数連結装置に使用される結合要素および連結装置の実施例を概略図面を利用して個別的に説明する以下の明細書から明らかである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0117】
図1は、閉鎖状態での概略横断面図による結合密閉装置1の第1実施形態を示す。結合密閉装置1の第1帯状部2および第2帯状部4は可撓性の袋26を密閉してその内側6および8を介して互いに狭く当接する。この場合、第1帯状部の内側6に有るバネの形態で形成される第1密閉要素10が第2帯状部4の内側8に有る溝の形態に形成される第2密閉要素12の中に噛み合う。第1および第2密閉要素10および12は、これらが形状および大きさで相補的に関係し、第1および第2帯状部2および4が外部の力作用なしに互いに解除されないことを保証する限り、任意に形成してよい。好適なクリップ、溝−またはリベット封止は当業者に知られている。第1および第2密閉要素10および12は、好ましい方法で第1および第2帯状部2および4の全内側に沿って延在する。もちろん同様に第1および第2帯状部2および4の内側6および8に別の互いに相補的な第1および第2密閉要素10および12を設けることも可能である。この方法により結合密閉装置1の密閉性をさらに高められる。さらに第1および第2帯状部2および4の上側14および16は第3および第4密閉要素18および20を使用する。第1帯状部2の外側22に、2つの結合密閉装置1および1’(図示せず)から形成される連結装置の別の固定に貢献する第5密閉要素24が取り付けられている。その正確な作用について以下さらに詳しく説明する。
【0118】
図2に、本質的に図1に相当する第1実施形態による結合密閉装置1の概略横断面図を示していて、結合密閉装置1の第1帯状部2は接合部28を介して密閉カバー30と連結されている。接合部28は、たとえばヒンジ、複数のヒンジ群の連続またはフィルムヒンジとしてよい。目的に応じて接合部28は上側14から第1帯状部2の外側22への移行領域にある。密閉カバー30の中には、密閉カバー30が第1および第2帯状部2および4の上側14および16を介して置かれる場合、第2帯状部4の上側16上の第4密閉要素20と固定相互作用を生じるように、形状、大きさおよび位置において考案された第6密閉要素32が挿入されている。また第4および第6密閉要素20および32に関しても相補的な形成が形状および大きさで特に有利であることが実証されている。この方法により結合密閉装置1のスリット34は完全に覆われ、かつ環境密閉性にさらに高い基準が達成されるだけでなく、内側6および8の第1および第2密閉要素10および12の間の相互作用のほかに、互いに狭く置かれる内側6および8が直ちに開放できないことに、第4および第6密閉要素20および32の間の相互作用も貢献する。もちろん同様に、密閉カバー30の中に第1帯状部2の上側14上の第3密閉要素18と連通し、かつ固定する密閉装置を形成できる別の第7密閉要素(図示せず)を設けることも可能である。
【0119】
図3は、開けた密閉カバー30を備える図2記載の実施形態を示す。この状態で、たとえば連結装置を形成するために、図4に示したように第2結合密閉装置1’を第1結合密閉装置1に近接することを可能にする。この場合、第2結合密閉装置1’の第3および第4密閉要素18’および20’は、所望の掛止効果を達成するために、第1結合密閉装置1の第3および第4密閉要素18および20に調整されている。この場合、第1帯状部2の第3密閉要素18は結合密閉装置1’の第2帯状部4’の第4密閉要素20’の中に噛み合う。同様のことは第1および第2結合密閉装置1および1’の第2および第1帯状部4および2’の密閉要素にも当てはまる。第2結合密閉装置1’のスリット34’も第1および第2密閉要素10’および12’の相互作用によって環境密に閉鎖して保持されることによって、第1および第2結合密閉装置1および1’は問題なく、図5に示したように、連結装置36を形成して接合可能である。図5に記載した実施形態による連結装置36の結合密閉装置1および1’は、さらにそれぞれ密閉カバー30および30’を使用し、これらは外側22および23上に取り付けられた第5密閉装置もしくは固定要素24および24’と掛止する仕方で相互作用するために両者の場合で利用される。この方法により特に内密な連結が結合密閉装置1および1’の間に構成される。これは、さらに密閉カバー30および30’が、図6に示したように、環境密な密閉装置を維持して第1および第2結合密閉装置1および1’の第1および第2帯状部を相互に解除するために、把持部部材としても使用できる長所がある。ここで袋縁部26を介して結合密閉装置1と環境密に連結した、たとえば暗示した可撓性の容器38の中にある積荷を、さらに第2結合密閉装置1’と環境密に連結した第2容器40の中へ移行可能である。詰替工程の終了後、第1および第2結合密閉装置1および1’が再び閉鎖され、結合密閉装置を互いに分離可能である。
【0120】
図7は、いわゆる平行四辺形密閉装置の形態とされた結合密閉装置50の別の第2実施形態を示す。図示の結合密閉装置50は、合計2つの狭いフレーム帯状部52と、2つの長いフレーム帯状部54ならびに前記フレーム帯状部をそれぞれ連結する接合要素56からフィルムヒンジの形態で構成される。この種の構造は、たとえば2成分射出成形法の方法で得ることができ、フィルムヒンジのために熱可塑性エラストマーを、かつフレーム帯状部のために熱可塑性樹脂またはジュロプラスチックを使用可能である。このように構成された折畳フレーム58の中で個別のフレーム帯状部52、54の運動自由度は大幅に制限されている。それにもかかわらず非常に大きい開口断面を達成可能である。隣接するフレーム帯状部52および54の角度の縮小または拡大によって開口断面を特に任意に変形可能である。このようにフレーム帯状部52および54の内側60および62を難なく密閉装置を形成して互いに置ける。環境密閉性への特に高い基準は、内側60および62に第1および第2密閉レール64および66が取り付けられることによって達成される。このレールは、好ましくは接合部56の内側全体にわたって延在する。これは、たとえば折畳フレーム58の折畳時に相互に圧縮されるバンドの形態で、たとえばバネ弾性材料としてよい。好適な実施態様において密閉レールは接合部56と同じ材料からなる。別の一実施形態において、第1および第2密閉レール64および66は折畳フレーム58の折畳時に一列かつ密に噛み合う相補的に形成された密閉要素としても設けてもよい。たとえば第1密閉レール64のために溝構造を、かつ第2密閉レール66のためにそれと連通するバネレールを使用可能である。この場合も環境密閉性への特に高い基準は、特に第1および第2密閉レール64および66が同様に特に開放可能の接合要素56の内側に延在する場合に達成される。
【0121】
第2実施形態による結合密閉装置50は、第2実施形態による連結装置を形成するために設けられている場合、フレーム帯状部52および54の上側68および70上にそれと連通する、第2実施形態による第2結合密閉装置50’(図示せず)の密閉要素の中に一列かつ環境密に噛み合うことに好適である第1密閉要素72が有るとき大きな長所となる。この種の第1密閉要素は、好ましくはフレーム帯状部52および54の上側の全長にわたって延在する。環境密閉性への特に高い基準は、この第1密閉要素のために相補的な溝/バネ構造が考慮されることによって達成可能である。
【0122】
一度密閉された結合密閉装置50には、外力や付加的装置が適用されない限り持続的に密閉した状態を維持するため、隣接するフレーム帯状部52および54の内側に第1固定要素76、たとえば固定ピンもしくは1組の隣接する固定要素76を設けていて、これらは第1固定開口部78もしくは固定掛止開口部またはその組の形態と大きさで連通し、これらは折畳フレーム58の残留する両方のフレーム帯状部52および54の内側に取り付けられていて、好ましくは形状、大きさおよび位置で第1固定要素と連通する。結合密閉装置50が閉じられるとき、この第1固定要素76は固定開口部78または−レールの中に掛止され、その結果、得られる密閉装置は外部の力作用なしに再び解除可能である。好ましくは固定フック体76および固定掛止開口部78の位置および大きさは、固定要素76が掛止されている場合、フレーム帯状部52および54もしくはその密閉レール64および66の当接側60および62が一定の押圧力を受けるように相互に調整される。
【0123】
さらに図7から読み取れるように、密閉カバー80は同時に輸送把持部として利用できる。フレーム帯状部52および54の内側60および62が密閉スリットを形成して互いに当接するとき、図示した密閉カバー80を密閉スリット上に置き、かつ第2固定要素94を第3固定開口部84の中に掛止可能である。それによって一方で結合密閉装置50の上側の少なくとも1つの区間がカバーされ、汚染から保護され、他方では第1固定要素76および第1固定開口部78の機能に付加的または択一的に別の1つの密閉装置安全機構が使用される。密閉カバーもしくは輸送把持部80は上記のように支持帯状部96を介してフレーム帯状部52もしくは54の外側と連結されている。この帯状部96は一般に本質的に外側に対して垂直に配向されていて、少なくとも1つの第2固定開口部82を使用する。第1フィルムヒンジ86を介して帯状部96に1つの下部把持部板状部を形成する第1把持要素90が続く。第2フィルムヒンジ88を介して上部の把持部板状部を形成する第2把持要素92が第1把持要素90と連結されている。第2把持要素92は、一実施形態において、その外角部に有る第2固定要素94は、第2把持要素92が第1把持要素90に折畳まれる場合に第2固定開口部82の中に掛止可能に設定してもよい。
【0124】
第2結合密閉装置50’(図示せず)へ特に確実に結合密閉装置50の結合が設定されるようにするため、フレーム帯状部52の上部領域で互いに連通する仮の密閉要素が取り付けられる。このように結合密閉装置50の狭隘側52および長手側54の上角部の伸長に沿ってそれぞれ第3固定開口部84が細長い貫通スリットの形態で存在する。この固定開口部84は、フレーム帯状部52および54の上側68、70にわたって延在する壁要素の中に取り付けられる。開口部84をもたない結合密閉装置50の残留するフレーム帯状部52および54の上部区間に沿って複数の掛止要素98が有る。ここで2つの結合密閉装置50および50’のみが互いに結合される場合、この掛止要素98はそれと連通する第2結合密閉装置50’の第3固定開口部84’の中に掛止する。同じ方法で第1結合密閉装置50の第3固定開口部84と第2結合密閉装置50’の掛止要素98’との間で密閉される相互作用が生じる。この場合、第3固定開口部84を有する壁要素が材料排出部99によって互いに分離される場合に有利であることが実証されていて、それによって掛止工程で可撓性への高い基準が付与されている。この材料排出部99は、もちろん、該材料排出部が結合密閉装置の内部空間への通過を可能にしないように構成されていて、好ましくはフレーム帯状部の狭隘側の伸長部74が挿入されている。さらに、もちろん固定開口部84、84’がフレーム帯状部の壁を穿孔せずに掛止要素98、98’の収容する凹所とするだけで充分である。
【0125】
結合密閉装置50の閉鎖時の環境密閉性への特に高い基準は、少なくとも2つの対向する接合部56がその内側に少なくとも部分的に、特に上部領域で、すなわちフレーム帯状部52、54の上側68、70から出て、それぞれ少なくとも1つの切欠部57を有することによっても達成される。例として図7および8にこの種の切欠部57を使用するそれぞれ1つの接合部56のみを示している。このような対向する切欠部57を有する接合部56は、閉鎖された結合密閉装置50の対向する端部区間として特に好適である。この場合、隣接するフレーム帯状部52および54は0゜の角度を成してそれぞれ互いに当接し、他方、切欠部を使用しない隣接する接合部56は、フレーム帯状部52および54を互いに連結し、これらが閉鎖された結合密閉装置50で約180゜の角度を成す。少なくとも部分的にその内側に切欠部57を含む少なくとも2つの接合部56の使用によって、対向する端部区間にも結合密閉装置50の密閉スリットの密閉性に特に高い基準が保証される。組ごとにのみ等長である4つのフレーム帯状部52および54を備える結合密閉装置50のために2つの対向する切欠部57をもつ接合部を設ける場合に通常は連結装置を形成するために同一ではない結合密閉装置50が使用される。この場合は、そのための鏡像の能動型および受働型が必要になる。さらに切欠部57を含む1組の接合部を有する結合密閉装置50を使用する場合、フレーム帯状部52および54の折畳自由度が強制的に制限されることに注意する必要があり、対向する接合部は切欠部なしに折畳む結合密閉装置の端部区間の形成を回避することが望まれる。図8に、図7記載の結合密閉装置と結合可能である結合密閉装置50’が形成されている。
【0126】
図9は第2実施形態による結合密閉装置50の平面図であり完全に開放状態にあることが分かる。フレーム帯状部52および54は、この場合、各角部に接合要素56を備えた四角形の形状を形成する。閉鎖状態でフレーム帯状部52および54もしくはその内側60および62は、図10に示したように、互いに一列に当接する、結合密閉装置50の閉鎖のために規則的に3つのフレーム帯状部のみが移動される。図11に、フレーム帯状部52および54が開かれた場合に、第1および第2密閉レール64および66が一列に噛み合うように切断面I−Iに沿った結合密閉装置50の横断面図を示している。フレーム帯状部52および54の上側68および70に、さらにすでに第1密閉要素72がある。
【0127】
図12に、第2実施形態による2つの結合密閉装置50および50’から構成される連結装置100の第2実施形態を示している。結合密閉装置50および50’の上側68および68’上で連通する第1密閉要素72および72’は、この場合、環境の密閉部を形成して互いに一列に差し込まれている。これには、特に両方の結合密閉装置50および50’が本質的に特にその折畳フレーム58および58’に関して同一に指定されていることが貢献する。輸送把持部80は、ここで第1および第2把持要素90および92の開放によって、かつ必要であれば第2固定開口部82の第2固定要素94の掛止によって形成可能である。前記輸送把持部は第2実施形態による連結装置100の取扱いを特に使用者に便利に形成されているが、この把持部80を介して結合された折畳フレームを特に簡単に閉鎖もしくは開放可能である。結合密閉装置50および50’の結合時の密閉性への特に高い基準は、結合密閉装置50の掛止要素98が結合密閉装置50’の第3固定開口部84’の中に掛止されることによっても達成され、それによって連結装置100が直ちに外部の力作用なしに開放されないことを保証している。
【0128】
図13は、閉鎖状態における第2実施形態による結合密閉装置50’の別の一継続開発の透視図である。結合密閉装置50’は排出部もしくは下側150によって示している。図示した結合密閉装置50’は第3フレーム帯状部組156を形成する2つの対向するフレーム帯状部152および154と、それぞれその外側158および160に操作把持部162、164を装着している。操作把持部162、164はそれぞれ1つのセンタリングコーン166、168と、1つの固定スリーブ170、172とを有する。センタリングコーン166、168は、この場合、このコーンが連通する第2結合密閉装置(図示せず)の対応する固定スリーブの中に入れられるように加工されている。この方法により、固定スリーブ170、172は、連通する第2結合密閉装置(図示せず)のセンタリングコーンの収容に適している。この場合、固定スリーブの内径もしくはその内壁に設けるガイドレールが開口から離れて先細になる場合および/またはセンタリングコーンもしくはその外壁上にあるガイドレールが先端部から離れて拡径される場合、特に有利である。この方法により、連通する結合密閉装置は特に簡単かつ確実に、その折畳フレームもしくは密閉縁部が自動的に環境密に当接するように連結可能である。両方の操作把持部162、164が第3フレーム帯状部組156のフレーム帯状部152、154の外側に上記の固定およびセンタリング補助具を有する場合、特に有利であることが判明している。操作把持部162、164の補強のために、これは横リブ174を備えてもよい。第3組のフレーム帯状部152、154は、弾性の接合要素176、178、180、182を介してそれぞれ短く寸法指定された、第1もしくは第2フレーム帯状部組192、194のフレーム帯状部184、186および188、190と連結されている。従って、第3フレーム帯状部組156の第1フレーム帯状部152に第1フレーム帯状部組192のフレーム帯状部184が接合要素176を介して一方の端部に、ならびに第2フレーム帯状部組194の第1フレーム帯状部188が接合要素182を介して第3フレーム帯状部組156の第1フレーム帯状部152の対向端に続く。同じ方法でそれぞれ第1もしくは第2フレーム帯状部組192、194の第2フレーム帯状部186および190が第3フレーム帯状部組156の第2フレーム帯状部154とそれぞれ1つの接合要素178もしくは180を介して連結されている。取り囲む折畳フレーム58’は、ここで第1組192の第1および第2フレーム帯状部184、186ならびに第2組194の第1および第2フレーム帯状部188、190がそれぞれ1つの接合要素196もしくは198を介して互いに連結されることによって得られる。本実施形態において、内側に閉じる際に第1および第2フレーム帯状部組192、194の第1および第2フレーム帯状部184、186および188、190が折畳まれ、それらの各接合要素196および198が互いに移動する。
【0129】
フレーム帯状部152、154、184、186、188、190の角部には、内側でフレーム帯状部の横断面寸法にわたって突出するエラストマー材料からなる循環密閉縁部200が取り付けられている。第1および第2組のフレーム帯状部184、186もしくは188、190の内側が第3組の第1および第2フレーム帯状部152、154の内側に向かって移動すると、密閉縁部が各フレーム帯状部の角部延長上で互いに当接し、密閉される密閉装置を形成する。
【0130】
図13記載の本実施形態において、第1および第2組192もしくは194のフレーム帯状部184、186および188、190は同じ寸法で設計されていて、第3フレーム帯状部組156のフレーム帯状部152、154の半分の長さよりも短い長さを使用する。それに応じて結合密閉装置50’の中心領域で第3組156の第1および第2フレーム帯状部152、154の密閉縁部200が当接する。そのために第3フレーム帯状部組の第1および第2フレーム帯状部152、154の輪郭は、中心領域でそれぞれ凹所202、204を具備している。第1および第2組の第1および第2フレーム帯状部184、186および188、190の輪郭は、第3組のフレーム帯状部152、154の輪郭に適合されている。この輪郭は、該輪郭が第3組の第1および第2フレーム帯状部の上下移動時に第3組の第1フレーム帯状部の方向へ第1および第2組の第1フレーム帯状部の折畳運動を促進する長所を有する。同様のことは、第3組の第2フレーム帯状部に関係する第1および第2組の第2フレーム帯状部にも当てはまる。
【0131】
閉鎖状態で第3組156のフレーム帯状部152、154は好適な固定−もしくは掛止密閉装置によって互いに保持もしくは圧縮される。閉鎖状態では同様にそれぞれ接合要素176、178もしくは180、102の領域で第1もしくは第2組のフレーム帯状部154、186および188、190の外側にあるスペーサ212、214もしくは216、218が互いに当接する。このスペーサは、その各フレーム帯状部の基底面から最大の間隔の合計が、特に僅かに、本質的に平行に延長する第1組192の第1および第2フレーム帯状部184、186もしくは第2組194の第1および第2フレーム帯状部188、190の対向する外側の間隔を超えるように寸法指定されている。これは結果として、閉鎖状態で、特に第3組156の第1および第2フレーム帯状部152、154が互いに中心領域で固定されている場合、第1組192の第1帯状部184が第3組156の第1帯状部152に当接する区間と、第1組192の第2帯状部186が第3組156の第2帯状部154に当接する区間とがそれぞれ前記第3フレーム帯状部組156の中心領域から離れて互いに当接するフレーム帯状部組のバネ弾性を利用して相互に押圧されることになる。同じ作用機構は第2組194の帯状部188、190でも使用される。この方法により難なくすでに互いに当接するフレーム帯状部の密閉縁部200が特に外部の接合要素176、178および180、182の領域で互いにさらに強く圧縮される。
【0132】
図14は、開放状態での図13記載の結合密閉装置50’の部分断面図を示す。接合要素176、178(図示せず)を介して第3組156の第1もしくは第2フレーム帯状部152、154と連結される第1組192の第1および第2フレーム帯状部184、186が識別される。第1組192の第1および第2フレーム帯状部184、186の内側は、中心軸の下側領域にそれぞれほぼ中心にスペーサ230を有する。このスペーサは、第3組156の第1もしくは第2フレーム帯状部152、154の内側と当接する場合、各フレーム帯状部を本質的に平行の配向に保持する機能を有する。つまり内側で縁部から突出する密閉縁部200のためにフレーム帯状部の内側が通常は完全に当接しない。同じ機能は、第3フレーム帯状部組の第1および第2帯状部152、154の凹所202、204の領域の中心軸の下側にある突起部238が引き受ける。この措置によって密閉性がさらに向上する。さらに第1ないし第3フレーム帯状部組のフレーム帯状部の内側は互いに噛合い可能であり、かつ隣接するフレーム帯状部の互いに当接する密閉縁部200が閉鎖状態で常に全長にわたって同じ高さになるようにする調節要素232、234を使用する。好適な調節要素232、234は、たとえば隣接するフレーム帯状部の内側と当接する場合、下側および/または上側で対向する内側の対応する調節要素によって収容される、たとえば帯状部状の隆起部である。中心領域で当接する第3フレーム帯状部組156の第1および第2帯状部152、154が密閉を保証することによって、密閉縁部200はそれぞれより大きく従来の密閉縁部伸長部を介して内部へ対応する密閉舌片240および242(図示せず)により形成されている。
【0133】
図15には図13記載の2つの同一の結合密閉装置50’、50’’から形成される連結装置100が読み取られる。上部の結合密閉装置の第3フレーム帯状部組の第1および第2フレーム帯状部152’、154’は、固定もしくは掛止手段210’を介して固定されているが、互いに着脱可能に連結されている。下部の結合密閉装置50’の対向する操作把持部162、164上に有るセンタリングコーン166、168は、上部の結合密閉装置50’’の操作把持部162’、164’の固定スリーブ170’、172’の中に入れられる。同様のことは、下部の結合密閉装置50’の固定スリーブ170、172の中に有る上部の結合密閉装置50’’のセンタリングコーン166’、168’にも当てはまる。この方法により下部および上部の結合密閉装置50および50’の循環密閉縁部200および200’が自動的に当接し、それ以上の調節工程は不要である。上部および下部の結合密閉装置50もしくは50’はフレーム帯状部の外側に有りかつ互いに噛合う可逆的に内部に掛止される密閉要素244および244’によって連結装置100を形成して互いに連結される。
【0134】
可撓性の容器または搬送手段は外側か内側のいずれかで折畳フレーム58’’のフレーム帯状部に沿って、たとえば接着または溶接、クリップ止めまたは掛止めを利用して結合可能である。図15記載の連結装置100は、難なく閉鎖状態で分離可能である。同様の方法で、この連結装置を形成する結合密閉装置50’、50’’を難なく再び互いに密着連結可能である。さらに連結装置100は難なく閉鎖状態から開放状態へ第3フレーム帯状部組156および156’の第1および第2フレーム帯状部152、152’、154、154’の引き出しによって移行可能である。
【0135】
図16は、開放状態における図15記載の連結装置である。下部および上部の折畳フレーム58’および58’’の密閉縁部200および200’は、まだ常時互いに密に当接する。折畳フレーム58’および58’’のフレーム帯状部の内側に、さらに図16に示したように、互いに連通する閉鎖状態で折畳フレームのより短いフレーム帯状部が折畳フレームの第3フレーム帯状部対のより長いフレーム帯状部に対して側面で移動されることを阻止するポジショニング補助部250および252もしくは250’および252’を考慮可能である。結合密閉装置50’’に、そのためにフレーム帯状部154’上に接合要素176’もしくは182’の縦軸と平行に延在する湾曲部もしくはウェブ252’を設けている。このような湾曲部は、第1および第2フレーム帯状部対の隣接するフレーム帯状部の内側に設けている凹所250’の中に連通する切欠250’に係合する。湾曲部252’および切欠部250’が寸法正確に加工されている場合、第3フレーム帯状部対のフレーム帯状部に隣接したフレーム帯状部の相対運動は、相対的に可動する接合要素にもかかわらず完全に排除可能である。同じ機構は連結折畳フレーム58’で使用される。
【0136】
切欠250’を発生する帯状部状の、循環密閉縁部とほぼ平行に配設された突起部もしくはウェブ254’は、僅かにシフトして配設されたウェブ256もしくは256’との相互作用により、互いに当接するフレーム帯状部の相対運動が閉鎖状態で循環密閉縁部と垂直に抑制されることに貢献する。図16から、さらに第3フレーム帯状部対のフレーム帯状部の内部湾曲部の領域にあり、かつ連通する固定もしくは掛止密閉装置と第3組のフレーム帯状部の対向する内部湾曲部上で固定されているが、取外可能の連結が生じる固定もしくは掛止密閉装置210、210’が読み取られる。また、この掛止密閉装置により、密閉縁部200、200’が互いに圧縮されて保持されることが考慮されている。
【0137】
図17に、本発明に係る複数結合密閉装置120の概略側面図を示す。図示した実施形態において、この複数結合密閉装置120は前端部での第1結合密閉装置101と、後置された第2結合密閉装置110とからなる。さらに第1および第2結合密閉装置101、110は少なくとも領域ごとに可撓性の筒状部102を介して互いに環境密に連結されている。第2結合密閉装置110の外径と、第1結合密閉装置101もしくは開口面の内径は、第1結合密閉装置101の開放時に第2結合密閉装置110が開放または閉鎖状態で開放された第1結合密閉装置101の中に入れられまたはさらに貫通可能となるように選択される。筒状部もしくは筒状要素102は、その寸法もしくはその長さおよびその可撓性において、第1および第2結合密閉装置101、110の上述の相対運動が可能になり、その損傷または劣化が複数結合密閉装置120の環境密閉性で発生しないように選択される。第2結合密閉装置110に、たとえば筒状部または可撓性または剛性の容器114を接続可能としてもよい。筒状要素102は、従来の方法で、たとえば接着を利用しておよび/または締付連結を利用して、たとえば図1ないし12の本実施形態に記載されているように、第1結合密閉装置101に、特にその外壁に固定可能である。複数結合密閉装置120の開口から離れる筒状要素もしくは筒状部102の後端部は、自体再び第2結合密閉装置110と、特にその外壁または第2結合密閉装置110と連結された基体と永続的または一時的に連結されている。第2結合密閉装置110に可撓性または剛性の容器または筒状要素が接続される場合、筒状部もしくは筒状要素102が前記部材に一時的または永続的に固定して設けられる。特に第2結合密閉装置110が開放または閉鎖時にその外形を変える場合、筒状要素102が第2結合密閉装置110に後置された本質的に運動で変化しない基体または容器に結合されるとき長所となる。この結合部116は、たとえば市販の三重締付連結部としてよい。図示した複数結合密閉装置120の場合は、たとえば第1結合密閉装置101を平行四辺形結合密閉装置としてよく、他方、第2結合密閉装置110は外部から操作可能である(図示しない)旋回可能の閉鎖フラップを含む結合密閉装置である。もちろん、本発明に係る複数結合密閉システム120を形成するために、公知のならびに上記の環境密な結合密閉装置のあらゆる組合せが可能である。別の一実施形態に従って、第2結合密閉装置の寸法は、第1結合密閉装置の開口を通して貫通されることを可能にしないが、そのために連通する結合密閉装置が第1結合密閉装置の開口を通して貫通され、かつ連結装置を形成して第2結合密閉装置と連結可能に、第2結合密閉装置の開口面を指定することを可能にする。
【0138】
図18に、本発明に係る複数連結装置130を示していて、これは2つの複数結合密閉装置120および120’から構成される。図示した実施形態において、第1結合密閉装置101および101’は、環境密に第1連結装置104を形成して互いに連結されていて、閉鎖状態にある。可撓性の筒状要素102および102’を介して第1結合密閉装置101および101’が第2結合密閉装置110および110’と直接的もしくは間接的に連結されている。図示した実施形態において、第2結合密閉装置110および110’に接続される容器は合成の容器であることを仮定している。第1結合密閉装置101から離間する筒状要素102の端部は、環境密に、たとえばいわゆる三重締付連結部116を介して容器114の外壁または結合密閉装置の基体112、112’と連結されている。この場合、連結部116が可逆的な性質を有し、その結果、複数もしくは二重密閉装置120が初めに必要に応じて、たとえば詰替工程時の非常に高い純度要件の場合に組み立て可能な場合に、特に使用者利便性のあることが判明している。好適な三重締付連結部は、たとえば図19に示しているように、2つの三重締付部材132および134から構成され、それらのうち一方の132は固定してたとえば結合密閉装置の容器または基体と、たとえば溶接接合を介して連結されている。第2三重締付部材134には、たとえば前記部材が筒状部と同様にプラスチックからなる場合に、振動または超音波溶接を利用して、筒状部102が取り付けられている。2つの同方向に取り囲む三重締付部材132および134の溝を介して挿入された密閉136は、高い環境密閉性の基準を保証する。両方の三重締付部材132および134は、筒状部クランプ138を用いて圧縮されて保持される。図14記載の複数結合密閉装置130の第2結合密閉装置110は、本事例において旋回可能のスライドフラップ密閉装置であり、これは第1接続短管を旋回装置、特にシャフトを使用して、大気に対して閉鎖可能である。それに応じて第2結合密閉装置110’は第2結合密閉装置110と相補的なシステムであり、このシステムは第2結合密閉装置110と共に第2連結装置(図示せず)を形成可能としてもよい。そのために第1連結装置104が開かれ、その結果、第2結合密閉装置110は前記開口を通して入りかつ第2結合密閉装置110’に結合可能としてもよい。この場合、たとえば第2結合密閉装置110’が同様に閉鎖フラップを使用し、この閉鎖フラップは固定かつ密閉して第2結合密閉装置110の閉鎖フラップと連結可能であり、次に両方の閉鎖フラップは作動装置118を介して閉鎖位置から開放位置へ旋回可能である。詰替工程の終了後、閉鎖フラップは作動装置118を介して再び閉鎖位置へ移動され、その結果、それぞれ後続の接続短管が大気に対して環境密に閉鎖されている。2つの結合された容器114および114’は、第2結合密閉装置110および110’の分離によって再び互いに分離可能としてもよい。この詰替工程で積荷が完全に移送されず、または積荷残留物が別の理由から特に分離時に容器114または114’から漏出できる場合に対しては、筒状要素120および120’を介してならびに本発明に係る複数連結装置130の第1結合密閉装置101および101’の環境密な連結装置104を介して環境汚染が回避される。この種の積荷残留物は、たとえば吸引装置(図示せず)を介して連結装置104の分離前の真空の印加によって前記内部空間から除去可能としてもよい。さらに、この内部空間または連結装置104の閉鎖後に得られる筒状要素120および120’の部分的な内部空間は、少なくとも洗浄剤、特に洗浄液で洗浄し、それに続き乾燥もしくは排気可能である。もちろん、同様に、第2結合密閉装置110および110’の閉鎖フラップの閉鎖後および第2連結装置の分離後に、たとえば筒状要素120の内部空間に残留する積荷を初めに機械式に筒状要素120’の内部空間の中に移送し、連結装置104を閉鎖し、必要であれば分離し、ならびに閉鎖フラップの開放によって作動装置118を介してまだ筒状要素120’の内部空間の中にある積荷を、たとえば重力駆動式に容器114’の中に移送可能である。筒状要素120’および/または結合密閉装置110’は、そのために好ましくは前記結合密閉装置の開放方向へ円錐形またはホッパ状の移行部もしくは形状を成す。特に高い安全性への基準は、筒状要素120および120’が少なくとも部分的に透明に形成されることによって達成できる。詰替工程の終了後、筒状要素120および120’は容器もしくは結合密閉装置の内壁から取外し、別の結合可能の容器による別の使用に提供される。
【0139】
本発明の明細書、図面ならびに請求項に開示した本発明の特徴は、個別的でもあらゆる任意の組合せでも、本発明の実現のためにその様々な実施形態において要件としてよい。
【図面の簡単な説明】
【0140】
【図1】第1結合密閉装置の概略横断面図である。
【図2】結合密閉装置の択一的実施形態の概略横断面図である。
【図3】図2記載の結合密閉装置の概略横断面図である。
【図4】2つの結合密閉装置の概略横断面図である。
【図5】連結装置の概略横断面図である。
【図6】図5記載の連結装置の概略横断面図である。
【図7】別の第2結合密閉装置の概略透視図である。
【図8】図7記載の結合密閉装置の択一的実施形態の概略透視図である。
【図9】図7記載の結合密閉装置の概略平面図である。
【図10】閉鎖状態での図7記載の結合密閉装置の概略平面図である。
【図11】切断面I−Iに沿った図10記載の結合密閉装置の概略横断面図である。
【図12】別の連結装置の概略透視図である。
【図13】閉鎖状態での第2結合密閉装置の択一的実施形態の概略透視図である。
【図14】開放状態での図13記載の結合密閉装置の概略透視図である。
【図15】連結装置の別の一実施形態の概略透視図である。
【図16】開放状態での図15記載の連結装置の概略透視図である。
【図17】本発明に係る複数結合密閉装置の概略側面図である。
【図18】本発明に係る複数連結装置の概略側面図である。
【図19】三重締付連結部の概略横断面図である。
【符号の説明】
【0141】
1、1’ 結合密閉装置
2、2’ 第1帯状部
4、4’ 第2帯状部
6 第1帯状部の内側
8 第2帯状部の内側
10、10’ 第1密閉要素
12、12’ 第2密閉要素
14、14’ 第1帯状部の上側
16、16’ 第2帯状部の上側
18、18’ 第3密閉要素
20、20’ 第4密閉要素
22 第1帯状部の外側
23 第2帯状部の外側
24、24’ 第5密閉要素
26 袋縁部
28 接合部
30、30’ 密閉カバー
32、32’ 第6密閉要素
34 スリット
36 連結装置
38 可撓性の第1容器
40 可撓性の第2容器
50、50’ 結合密閉装置
52 フレーム帯状部、狭い
54 フレーム帯状部、長い
56 接合要素、フィルムヒンジ
57 切欠部
58、58’ 折畳フレーム
60 フレーム帯状部52の内側
62 フレーム帯状部54の内側
64 第1密閉レール
66 第2密閉レール
68 フレーム帯状部52の上側
70 フレーム帯状部54の上側
72、72’ 第1密閉要素
74 フレーム帯状部の伸長部
76 第1固定要素
78 第1固定開口部
80 密閉カバー、輸送把持部
82 第2固定開口部
84、84’ 第3固定開口部
86 第1フィルムヒンジ
88 第2フィルムヒンジ
90 第1把持要素
92 第2把持要素
94 第2固定要素
96 支持帯状部
98、98’ 掛止要素
99 材料排出部、切欠部
100 連結装置
101、101’ 第1結合密閉装置
102、102’ 筒状部、筒状要素
104 第1連結装置
110、110’ 第2結合密閉装置
112、112’ 結合密閉装置の基体
114、114’ 容器
116 三重締付連結部
118 作動装置
120、120’ 複数結合密閉装置
130 複数連結装置
132 三重締付部材
134 三重締付部材
136 密閉
138 筒状部クランプ
150 結合密閉装置50’、50’’の排出側もしくは下側
152、152’ 第3フレーム帯状部組の第1フレーム帯状部
154、154’ 第3フレーム帯状部組の第2フレーム帯状部
156、156’ 第3フレーム帯状部組
158 第1フレーム帯状部152の外側
160 第2フレーム帯状部154の外側
162、162’ 第1フレーム帯状部152の操作把持部
164、164’ 第2フレーム帯状部154の操作把持部
166、166’ 第1操作把持部162のセンタリングコーン
168、168’ 第1操作把持部164のセンタリングコーン
170、170’ 第1操作把持部162上の固定スリーブ
172、172’ 第2操作把持部164上の固定スリーブ
174 操作把持部上の横リブ
176 接合要素
178 接合要素
180 接合要素
182 接合要素
184 第1フレーム帯状部組の第1フレーム帯状部
186 第1フレーム帯状部組の第2フレーム帯状部
188 第2フレーム帯状部組の第1フレーム帯状部
190 第2フレーム帯状部組の第2フレーム帯状部
192 第1フレーム帯状部組
194 第2フレーム帯状部組
196 接合要素
198 接合要素
200、200’ 循環密閉縁部
202 第3フレーム帯状部組の第1フレーム帯状部の凹所
204 第3フレーム帯状部組の第2フレーム帯状部の凹所
210、210’ 固定もしくは掛止密閉装置
212 スペーサ
214 スペーサ
216 スペーサ
218 スペーサ
230 スペーサ
232 調節要素
234 調節要素
238 突起部
240 密閉舌片
242 密閉舌片
244、244’ 密閉要素
250、250’ 切欠部
252、252’ 膨張部、ウェブ
254、254’ 帯状部、ウェブ
256、256’ 帯状部、ウェブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つの、それぞれ少なくとも区間ごとに可撓性および/または剛性の搬送手段(102、202’)、特に筒状部を介して、相互に、特に環境密に連結されているかまたは連結可能である結合密閉装置(101、101’;110、110’)を含む、可撓性および/または剛性の容器または搬送手段、特に筒状部区間の本質的に環境密な可逆的な閉鎖ならびに前記容器または搬送手段からの積荷の本質的に環境密な充填および/または詰替えのための複数結合密閉装置(120、120’)において、開放された第1結合密閉装置(101、101’)の開口面、特に内径が、第2結合密閉装置(110、110’)の外周面および/または開口面、特に外径および/または内径よりも大きく、第2結合密閉装置(110)が開放された第1結合密閉装置(101)において連通する結合密閉装置(110’)に搬送手段(102、102’)の内部および/または第1結合密閉装置(101)の開口を通して少なくとも区間ごとに貫通して、特に環境密に連結装置を形成して連結可能である複数結合密閉装置。
【請求項2】
第3結合密閉装置が少なくとも区間ごとに可撓性の第2搬送手段において、特に環境密に第2結合密閉装置と連結されているかまたは連結可能であり、開放された第2結合密閉装置の開口面、特に内径が第3結合密閉装置の外周面および/または開口面、特に外径および/または内径よりも大きく、第3結合密閉装置が開放された第2結合密閉装置において連通する結合密閉装置に第1および/または第2搬送手段の内部および/または第2結合密閉装置の開口を通して少なくとも区間ごとに、特に環境密に連結装置を形成して連結可能であることを特徴とする請求項1記載の複数結合密閉装置(120、120’)。
【請求項3】
少なくとも1つの、特に第1結合密閉装置(101、101’)が少なくとも1つの、特に貫通する密閉要素(10)、特にバネを有する少なくとも1つの可撓性の第1帯状部(2)をその内側(6)に含み、かつ第1密閉要素(10)と相補的であり、かつ可逆的に前記密閉要素との密閉を可能にする少なくとも1つの、特に貫通する第2密閉要素(12)を有する少なくとも1つの可撓性の第2帯状部(4)をその内側(8)に、特に溝を含み、第1および第2帯状部(2、4)および/または第1および第2密閉要素(10、12)が特に本質的に等長であり、第1および第2帯状部(2、4)が特にそれらの各端部区間にわたって特に閉鎖された周囲部を形成して相互に連結されていて、かつ第1帯状部(2)の上側(14)が少なくとも1つの、特に貫通する第3密閉要素(18)および/または第2帯状部(4)の上側(16)が少なくとも1つの、特に貫通する第4密閉要素(20)を有する(複数)請求項1または2記載の複数結合密閉装置(120、120’)。
【請求項4】
結合密閉装置が第1および/または第2帯状部の少なくとも1つの外側に少なくとも1つの第5および/または第6密閉要素を含むことを特徴とする請求項3記載の複数結合密閉装置(120、120’)。
【請求項5】
結合密閉装置が第1および第2帯状部(2、4)の上側(14、16)の第3および/または第4密閉要素(18、20)と相補的である少なくとも1つの第7および/または第8密閉要素(32、33)を含む密閉カバー(30)を含み、第1および第2帯状部(2、4)の内側(6、8)が第1および第2密閉要素(10、12)の相互作用を介して互いに連結されているとき、第1および第2帯状部の連結スリット(34)の仮の被覆を形成して、第7および/または第8密閉要素(32、33)が第3および/または第4密閉要素(18、20)と連結可能であることを特徴とする請求項3または4記載の複数結合密閉装置(120、120’)。
【請求項6】
密閉カバー(30)が、特に一体に、特に少なくとも1つのフィルムヒンジ(28)を用いて、第1または第2帯状部(2、4)と連結したことを特徴とする請求項5記載の複数結合密閉装置(120、120’)。
【請求項7】
密閉カバー(30)が少なくとも1つの操作把持部(42)を有することを特徴とする請求項5または6記載の複数結合密閉装置。
【請求項8】
第1および/または第2帯状部(2、4)が特に外側(22、23)に少なくとも1つ以上の操作把持部を有することを特徴とする請求項3ないし7のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項9】
結合密閉装置(101、101’)が、可撓性の袋(38、40)または筒状部の開口周縁部(26)が第1および第2帯状部(2、4)と分離してまたは一体に連結されている前記袋または前記筒状部を含むことを特徴とする請求項3ないし8のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項10】
第1および/または第2帯状部(2、4)の少なくとも内側(6、8)および/または上側(14、16)が少なくとも区間ごとに1つ以上の付着層および/または接着層を有することを特徴とする請求項3ないし9のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項11】
少なくとも1つの、特に第1結合密閉装置(101、101’)が特に本質的に剛性のフレーム帯状部(52、54)および接合要素(56)を含み、直接隣接するフレーム帯状部がそれぞれ少なくとも1つの接合要素を介して前記フレーム帯状部の間を取り囲む折畳フレーム(58)を形成して互いに連結されていて、その結果、隣接および/または対向するフレーム帯状部の内側(60、62)が1つの特に環境密な密閉装置を形成して互いに折畳可能であることを特徴とする請求項1または2記載の複数結合密閉装置。
【請求項12】
折畳フレーム(58)がxフレーム帯状部(52、54)と、x接合要素(56)とを含み、特にx=2・nであり、かつnが自然数2より大きいかまたは等しいことを特徴とする請求項11記載の複数結合密閉装置。
【請求項13】
接合要素(56)がヒンジ、フィルムヒンジおよび/または弾性材料であることを特徴とする請求項11または12記載の複数結合密閉装置。
【請求項14】
少なくとも1つの、特に結合密閉装置(50’)が、6フレーム帯状部(152、154、184、186、188、190)および6接合要素(176、178、180、182、196、198)と、接合要素(196)を介して第1組(192)と連結される、特に本質的に等長の隣接するフレーム帯状部(184、186)と、1つの接合要素(198)を介して第2組(194)と連結される、特に本質的に等長の隣接するフレーム帯状部(188、190)と、隣接せずかつ/または1つの接合要素を介さずに直接第3組(156)と連結される、特に本質的に等長のフレーム帯状部(152、154)とを含む折畳フレーム(58)を含み、第1組(192)のフレーム帯状部(184、186)の長さと、第2組(194)のフレーム帯状部(186、188)の長さとの合計がフレーム帯状部で第3組(156)のフレーム帯状部(152、154)の長さよりも大きくならないことを特徴とする請求項11ないし13のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項15】
第1組(192)の第1フレーム帯状部(184)の内側と、第2組(194)の第1フレーム帯状部(186)の内側とがその両者を第3組(156)の第1フレーム帯状部(152)の内側に、かつ第1組(192)の第2フレーム帯状部(186)の内側と、第2組(194)の第2フレーム帯状部(190)の内側とがその両者を第3組(156)の第2フレーム帯状部(154)の内側に、密閉スリットを形成して配向可能なことを特徴とする請求項14記載の複数結合密閉装置。
【請求項16】
折畳フレーム(58)がその少なくとも1つの取り囲む縁部領域で本質的に取り囲む内側へかつ/または縁部を超えて延在する密閉縁部(200)を有することを特徴とする請求項11ないし15のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項17】
フレーム帯状部(群)に同一の組のフレーム帯状部を連結する接合要素(群)(196、198)よりも、フレーム帯状部群に第3組(156)のフレーム帯状部(群)(152、154)を有する共通の接合要素(群)(176、178、180、182)に近づけて配設された前記フレーム帯状部群の第1および/または第2組(192、194)の第1および/または第2フレーム帯状部(184、186、188、190)の外側の少なくとも1つのスペーサ(212、214、216、218)を特徴とする請求項14ないし16のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項18】
フレーム帯状部(52、54)の内側(60、62)が少なくとも区間ごとに、特に相補的におよび/またはエラストマーまたはバネ弾性の、環境密に閉鎖するための第1および第2密閉レール(64、66)を有し、第1密閉レール(64)の全長が本質的に第2密閉レール(66)の全長に相当し、かつ第1および第2密閉レールまたはそれらの区間が、互いに折畳まれたフレーム帯状部(52、54)で、これらが環境密な密閉スリットを形成し、特に一列に噛合うようにフレーム帯状部の内側に配設したことを特徴とする請求項11ないし17のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項19】
第1および/または第2密閉レール(64、66)が接合要素(56)の内側まで延在し、かつ/またはその上に載せまたは取付可能であることを特徴とする請求項11ないし18のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項20】
第1密閉レール(64)が1つの溝であり、第2密閉レール(66)が前記溝と相補的なバネであることを特徴とする請求項18または19記載の複数結合密閉装置。
【請求項21】
少なくとも1つの第1密閉レールが少なくとも区間ごとに、隣接する第1および第2フレーム帯状部の内側に、かつ少なくとも1つの第2密閉レールが少なくとも区間ごとに、隣接する第3および第4フレーム帯状部の内側に設けることを特徴とする請求項18ないし20のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項22】
結合密閉装置が少なくとも2つの、特に隣接しないフレーム帯状部に取付可能または配設する操作把持部を含むことを特徴とする請求項11ないし21のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項23】
少なくとも1つの操作把持部(162、164)が、連結装置を形成するために、連通する結合密閉装置、特にそのセンタリングおよび/または固定ユニットとの相互作用のために、少なくとも1つのセンタリングおよび/または固定ユニット(166、168;170、172)を使用することを特徴とする請求項22記載の複数結合密閉装置。
【請求項24】
少なくとも折畳フレームが一体に形成されることを特徴とする請求項11ないし23のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項25】
少なくとも1つの、特に全てのフレーム帯状部(52、54)が上側(68、70)に少なくとも区間ごとに、少なくとも1つの、特にエラストマーまたはバネ弾性の第1密閉要素(72)を有することを特徴とする請求項11ないし24のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項26】
第1密閉要素(72)が1つの特に貫通する溝および/またはバネであることを特徴とする請求項25記載の複数結合密閉装置。
【請求項27】
結合密閉装置が少なくとも1つのフレーム帯状部(52、54)の外側に少なくとも1つの第2密閉要素(74)を含むことを特徴とする請求項11ないし26のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項28】
結合密閉装置が、本質的に第1密閉要素と相補的である少なくとも1つの第3密閉要素および/または本質的に第2密閉要素と相補的である少なくとも1つの第4密閉要素とを備える、少なくとも1つの密閉カバー(80)を含み、その結果、密閉カバーが結合密閉装置の閉鎖時に折畳フレームの密閉スリットを少なくとも区間ごとに覆うことを特徴とする請求項11ないし27のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項29】
密閉カバーが少なくとも区間ごとにヒンジ、フィルムヒンジまたは可撓性の連結要素を介してフレーム帯状部と連結されていることを特徴とする請求項28記載の複数結合密閉装置。
【請求項30】
密閉カバーが少なくとも1つの操作把持部および/または輸送把持部を備えることを特徴とする請求項28または29記載の複数結合密閉装置。
【請求項31】
結合密閉装置がフレーム帯状部(52、54)および/または接合要素(56)と密閉連結されている可撓性の容器または可撓性の筒状部または可撓性の筒状要素を含むことを特徴とする請求項11ないし30のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項32】
少なくとも1つのフレーム帯状部(52、54)の少なくとも内側(60、62)および/または上側(68、70)が少なくとも区間ごとに1つ以上の付着層および/または接着層を有することを特徴とする請求項11ないし31のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項33】
結合密閉装置が、少なくとも1つのフレーム帯状部(52、54)の内側(60、62)に有る少なくとも1つの第1固定要素(76)と、少なくとも1つのフレーム帯状部(52、54)の内側(60、62)に有る少なくとも1つの第1固定開口部(78)とを含み、第1固定要素が折畳フレーム(58)の閉鎖時に第1固定開口部の中へ、特に可逆的に掛止可能であることを特徴とする請求項11ないし32のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項34】
第3組(156)の第1および第2フレーム帯状部(152、154)がフレーム帯状部に、特にそれらの内側に、結合密閉装置の閉鎖状態で前記フレーム帯状部の可逆的連結のために少なくとも1つのそれぞれ互いに連通する固定装置(210、210’)を有することを特徴とする請求項14ないし33のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項35】
結合密閉装置が、少なくとも2つの、特に対向するフレーム帯状部(52、54)の外側に、特にフレーム帯状部(52、54)の外側から上側(60、62)へ移行する領域またはその下側に少なくとも1つの手把持部(80)を含むことを特徴とする請求項11ないし34のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項36】
手把持部(80)が、少なくとも1つの第2固定開口部(82)と、少なくとも1つの第1把持要素(90)、特に1つの把持部板状部と、少なくとも1つの第2把持要素(92)、特に少なくとも1つの第2把持部板状部と、少なくとも1つの第1および少なくとも1つの第2ヒンジ(86、88)、特にフィルムヒンジとを包含する1つのフレーム帯状部(52、54)の外側に取り付けた少なくとも1つの支持帯状部(96)を含み、第1把持要素(90)が第1フィルムヒンジ(86)を介して支持帯状部(96)と、かつ第2把持要素(92)が第2フィルムヒンジ(88)を介して第1把持要素(90)と連結されていて、かつ第2把持要素(92)が特に縁部領域で、第2固定開口部(82)と連通する少なくとも1つの第2固定要素(94)を使用し、かつ第2把持要素(92)が第1把持要素(90)上で折畳可能であり、かつ第2固定要素(94)が第2固定開口部(82)の中へ、特に可逆的に掛止可能であることを特徴とする請求項35記載の複数結合密閉装置。
【請求項37】
少なくとも1つの接合部(56)、特に2つの対向するまたは直接隣接しない接合部において、隣接するフレーム帯状部(52、54)および/または接合部内でのその伸長部が少なくとも区間ごとに少なくとも接合部(56)の断面で1つの角度、特に鋭角または直角になることを特徴とする請求項11ないし37のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項38】
結合密閉装置が、特に本質的に接合部回転軸と平行に、少なくとも1つの接合部(56)の、特に対向する接合部の内側にある区間に少なくとも1つの切欠部(57)を含むことを特徴とする請求項11ないし37のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項39】
第2結合密閉装置(110、110’)が、第1接続短管を有する閉鎖フラップを含み、この閉鎖フラップが接続短管の第1端部が大気に対して密閉可能である閉鎖位置へ移動可能であることを特徴とする、上記請求項のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項40】
少なくとも1つの、特に可逆的および/または環境密な結合装置(116)、特に三重締付連結部が、少なくとも1つの結合密閉装置(101、101’;110、110’)または1つの結合密閉装置と連結された1つの基体(112、112’)または容器(114、114’)で、第1または第2搬送手段(102、102’)を間接的または直接的に、特に環境密に、1つの結合密閉装置またはそれと連結された基体または容器と連結可能であるかまたは連結されていることを特徴とする、上記請求項のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項41】
第1および/または第2搬送手段(102、202’)および連結装置(116)が、少なくとも1つの、特に貫通する第1密閉要素(10)、特にバネをその内側(6)に有する少なくとも1つの可撓性の第1帯状部(2)と、第1密閉要素(10)と相補的であり、かつ可逆的に前記密閉要素との密閉を可能にする少なくとも1つの、特に貫通する第2密閉要素(12)をその内側(8)に有する少なくとも1つの可撓性の第2帯状部(4)、特に溝とを含み、第1および第2帯状部(2、4)および/または第1および第2密閉要素(10、12)が特に本質的に等長であり、第1および第2帯状部(2、4)が特にそれらの各端部区間にわたって、特に閉鎖された周囲部を形成して相互に連結されていて、かつ第1帯状部(2)の上側(14)が少なくとも1つの、特に貫通する第3密閉要素(18)および/または第2帯状部(4)の上側(16)が少なくとも1つの、特に貫通する第4密閉要素(20)である、特に可撓性の容器または筒状要素からの積荷の本質的に環境密な可逆的な閉鎖ならびに本質的に環境密な充填および/または詰替えのための結合密閉装置(101、101’;110、110’)(第1実施形態)を有し、特に本質的に剛性のフレーム帯状部(52、54)および接合要素(56)を含み、直接隣接するフレーム帯状部がそれぞれ少なくとも1つの接合要素を介して前記フレーム帯状部の間を取り囲む折畳フレーム(58)を形成して互いに連結されていて、その結果、隣接および/または対向するフレーム帯状部の内側(60、62)が1つの特に環境密な密閉装置を形成して互いに折畳可能である特に可撓性の容器、筒状部または筒状要素から積荷の本質的に環境密な可逆的な閉鎖および/または本質的に環境密な充填および/または詰替えのための結合密閉装置(101、101’;110、110’)(第2実施形態)を有し、その結果、第1または第2搬送手段の環境密な結合が、第1実施形態による第1および第2結合密閉装置を含み、第1結合密閉装置(1)の第1および第2帯状部(2、4)と、第2結合密閉装置(1’)の第1および第2帯状部(2’、4’)が特に本質的に等長であり、かつ第1結合密閉装置(1)の第1および第2帯状部(2、4)の上側(14、16)の第3および第4密閉要素(18、20)が第2結合密閉装置(1’)の第1および第2帯状部(2’、4’)の上側(14’、16’)の第3および第4密閉要素(20’、18’)と相補的であり、その結果、第1および第2結合密閉装置(1、1’)の第1および第2帯状部(2、2’、4、4’)が特に環境密に可逆的に互いに連結可能である積荷の特に環境密な充填および/または詰替えのための連結装置を形成して、かつ/または第2実施形態による第1および第2結合密閉装置(50、50’)を含み、第1および第2結合密閉装置がそのフレーム帯状部(52、54;52’、54’)の数量、長さおよび配列において本質的に一致し、その結果、相互に連結可能の第1および第2折畳フレーム(58、58’)が生じ、かつ第1結合密閉装置(50)のフレーム帯状部(52、54)の上側の第1密閉要素(72)が第2結合密閉装置(50’)のフレーム帯状部(52’、54’)の上側の第1密閉要素(72’)と相補的であり、その結果、第1および第2結合密閉装置が、特に環境密に可逆的に連結可能である積荷の特に環境密な充填および/または詰替えのための連結装置を形成して構築可能であることを特徴とする上記請求項のいずれか一項記載の複数結合密閉装置。
【請求項42】
上記請求項のいずれか一項記載の第1および第2複数結合密閉装置(120、120’)を含む、積荷の特に環境密な充填および/または詰替えのための複数連結装置(130)、特に二重連結装置において、第1および第2複数結合密閉装置(120、120’)の第1結合密閉装置(101、101’)が、特に環境密な第1連結装置(104)を形成して互いに結合可能であり、かつ第1および第2複数結合密閉装置(120、120’)の隣接するする第2結合密閉装置(110、110’)が第2連結装置を形成して互いに結合可能である複数連結装置。
【請求項43】
請求項1ないし35のいずれか一項記載の複数結合密閉装置と、複数結合密閉装置の第2結合密閉装置と、特に環境密な連結装置を形成して結合可能であり、かつ前記連結装置に、特に環境密に複数結合密閉装置の第1結合密閉装置(101、101’)に連結可能である少なくとも1つの結合装置(116)が有る結合密閉装置とを含む、積荷の特に環境密な充填および/または詰替えのための複数連結装置(130)。
【請求項44】
第1および第2複数結合密閉装置(120、120’)の第1結合密閉装置(101、101’)または連結装置(116)を備える第1または第2複数結合密閉装置の第1結合密閉装置が、少なくとも1つの、特に貫通する第1密閉要素(10)、特にバネをその内側(6)に有する少なくとも1つの可撓性の第1帯状部(2)と、第1密閉要素(10)と相補的であり、かつ可逆的に前記密閉要素との密閉を可能にする少なくとも1つの、特に貫通する第2密閉要素(12)をその内側(8)に有する少なくとも1つの可撓性の第2帯状部(4)、特に溝とを含み、第1および第2帯状部(2、4)および/または第1および第2密閉要素(10、12)が特に本質的に等長であり、第1および第2帯状部(2、4)が特にそれらの各端部区間にわたって、特に閉鎖された周囲部を形成して相互に連結されていて、かつ第1帯状部(2)の上側(14)が少なくとも1つの、特に貫通する第3密閉要素(18)および/または第2帯状部(4)の上側(16)が少なくとも1つの、特に貫通する第4密閉要素(20)を有し、
第1結合密閉装置(1)の第1および第2帯状部(2、4)と、第2結合密閉装置(1’)の第1および第2帯状部(2’、4’)とが、特に本質的に等長であり、かつ第1結合密閉装置(1)の第1および第2帯状部(2、4)の上側(14、16)の第3および第4密閉要素(18、20)が第2結合密閉装置(1’)の第1および第2帯状部(2’、4’)の上側(14’、16’)の第3および第4密閉要素(20’、18’)と相補的であり、その結果、第1および第2結合密閉装置(1、1’)の第1および第2帯状部(2、2’、4、4’)が特に環境密に可逆的に互いに連結可能である第1および第2結合密閉装置(1、1’)(第1実施形態による)を含む、積荷の特に環境密な充填および/または詰替えのための連結装置を有し、または特に本質的に剛性のフレーム帯状部(52、54)および接合要素(56)を含み、直接隣接するフレーム帯状部がそれぞれ少なくとも1つの接合要素を介して前記フレーム帯状部の間を取り囲む折畳フレーム(58)を形成して互いに連結されていて、その結果、隣接および/または対向するフレーム帯状部の内側(60、62)が1つの特に環境密な密閉装置を形成して互いに折畳可能であり、第1および第2結合密閉装置がそのフレーム帯状部(52、54;52’、54’)の数量、長さおよび配列において本質的に一致し、その結果、相互に連結可能の第1および第2折畳フレーム(58、58’)が生じ、かつ第1結合密閉装置(50)のフレーム帯状部(52、54)の上側の第1密閉要素(72)が第2結合密閉装置(50’)のフレーム帯状部(52’、54’’)の上側の第1密閉要素(72’)と相補的であり、その結果、第1および第2結合密閉装置が特に環境密に可逆的に連結可能である第1および第2結合密閉装置(50、50’)(第2実施形態による)を含む、積荷の特に環境密な充填および/または詰替えのための連結装置を形成することを特徴とする請求項43記載の複数連結装置(130)。
【請求項45】
連結装置が第1および/または第2結合密閉装置の密閉カバーの第7および/または第8密閉要素と相補的である第1および/または第2結合密閉装置の第1および/または第2帯状部の少なくとも1つの外側に少なくとも1つの第5および/または第6密閉要素を含むことを特徴とする請求項44記載の複数連結装置。
【請求項46】
第1結合密閉装置(1)の密閉カバー(30)が第2結合密閉装置(1’)の少なくとも1つの第7および/または第8密閉要素(24’)と、かつ第1および第2結合密閉装置(1、1’)の第3および第4密閉要素(18、18’、20、20’)が互いに連結されて有る場合、第2結合密閉装置(1’)の密閉カバー(30’)が第1結合密閉装置(1)の少なくとも1つの第7および/第8密閉要素(24)と可逆的に連結可能であるかまたは連結されていることを特徴とする請求項45記載の複数連結装置。
【請求項47】
第1および/または第2結合密閉装置(1、1’)が1つの可撓性の容器(38、40)または可撓性の筒状部または筒状要素と連結可能であるかまたは連結されていることを特徴とする請求項44ないし46のいずれか一項記載の複数連結装置。
【請求項48】
第1および第2結合密閉装置(1、1’)が本質的に同一であることを特徴とする請求項44ないし47のいずれか一項記載の複数連結装置。
【請求項49】
連結装置が、密閉カバー(80)の第4密閉要素または第2固定要素(94)と相補的である第1および/または第2結合密閉装置(50、50’)(第2実施形態による)の少なくとも1つのフレーム帯状部(52、54;52’、54)の外側に少なくとも1つの第2密閉要素(74、74’)を含むことを特徴とする請求項44記載の複数連結装置。
【請求項50】
連結装置が本質的に環境密に第1および/または第2結合密閉装置(50、50’)と連結された1つの可撓性の容器および/または1つの筒状部または1つの筒状要素を含むことを特徴とする請求項44または49記載の複数連結装置。
【請求項51】
第1および第2複数結合密閉装置(120、120’)の第2結合密閉装置(110、110’)が、第1端部にかつ少なくとも1つのシャフトと作用連結して第1接続短管内の第1閉鎖フラップを有する第1保管および/または搬送手段から、第2端部でかつ少なくとも1つのシャフトと作用連結して第2接続短管内の第2閉鎖フラップを有する第2保管および/または搬送手段へ積荷を移送する目的で2つの保管および/または搬送手段の結合するための装置を含み、閉鎖フラップは、第1閉鎖フラップが第1保管および/または搬送手段を第1端部で大気に対して密閉し、第2閉鎖フラップが第2保管および/または搬送手段を第2端部で大気に対して密閉する閉鎖位置から、かつ両方の閉鎖フラップおよび/または両方の接続短管が相対的に互いに移動可能であることを特徴とする請求項42ないし50のいずれか一項記載の複数連結装置(130)。
【請求項52】
第1または第2連結装置および/または少なくとも1つの搬送手段と作用連結する少なくとも1つの吸引装置および/または少なくとも1つの洗浄装置を特徴とする請求項42ないし51のいずれか一項記載の複数連結装置。
【請求項53】
請求項1ないし41のいずれか一項記載の複数結合密閉装置を含む容器、特に可撓性の容器において、結合密閉装置が複数結合密閉装置の排出開口部で容器と直接的にまたは可撓性の筒状要素を介して連結可能であるかまたは連結されていて、または前記容器の内蔵された構成要素である容器。
【請求項54】
請求項1ないし41のいずれか一項記載の少なくとも1つの複数結合密閉装置を含む搬送手段、特に筒状部において、搬送手段、特に搬送手段の開口周縁領域が複数結合密閉装置の第2結合密閉装置と連結されているかまたは連結可能である搬送手段。
【請求項55】
可撓性または剛性の容器の特に環境密な充填、詰替えおよび/または排出のための方法であって、
a)請求項53記載の第1容器または請求項53記載の定置式または輸送可能の第2容器または請求項54記載の搬送手段を有する請求項54記載の搬送手段が第1および第2複数結合密閉装置のそれぞれ第1結合密閉装置を介して連結装置を形成して開放状態または特に閉鎖状態で互いに連結され、
b)第1および第2複数結合密閉装置の第1結合密閉装置からなる連結装置が環境密な連結装置を維持して開放され、
c)第1および第2複数結合密閉装置の第2結合密閉装置が第1連結装置の開口部を利用して相互に特に環境密な第2連結装置を形成して連結され、
d)第1および第2複数結合密閉装置の第2結合密閉装置が特に環境密な第2連結装置を維持して開放され、
e)積荷が第1から第2容器へ、またはその逆に、あるいは搬送手段によって第1または第2容器の中へ移送され、
f)第1および第2複数結合密閉装置の第2結合密閉装置が特に環境密な連結装置を維持して環境密に閉鎖され、
g)第1および第2複数結合密閉装置の第2結合密閉装置が第2連結装置を分離して特に環境密に互いに分離され、
h)第1および第2複数結合密閉装置の第1結合密閉装置が環境密な連結装置を維持して環境密に閉鎖され、かつ
i)第1および第2複数結合密閉装置の第1結合密閉装置が第1連結装置を分離して特に
環境密に互いに分離される、ことを特徴とする方法。
【請求項56】
工程h)に続き、第1および第2搬送手段からならびに第1連結装置から形成された内部空間が少なくとも1つの吸引装置を介して真空状態にされることを特徴とする請求項55記載の方法。
【請求項57】
工程g)により、それぞれ第1および第2複数結合密閉装置の閉鎖された第1および第2結合密閉装置の間で第1および第2搬送手段によって形成される内部空間がそれぞれ少なくとも1つの吸引装置を介して真空で作動されることを特徴とする請求項55または56記載の方法。
【請求項58】
工程h)および/または工程g)により、第1および第2複数結合密閉装置の第2結合密閉装置の間に有る内部空間および/または第1および第2複数結合密閉装置の第1および第2結合密閉装置の間に有る内部空間群および/または工程f)および/またはh)により、連結装置(群)が洗浄液で洗浄されることを特徴とする請求項55ないし57のいずれか一項記載の方法。
【請求項59】
特に可撓性の容器群の環境密な充填、詰替えまたは排出のための請求項1ないし41のいずれか一項記載の複数結合密閉装置の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公表番号】特表2007−500660(P2007−500660A)
【公表日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−522226(P2006−522226)
【出願日】平成16年7月30日(2004.7.30)
【国際出願番号】PCT/DE2004/001721
【国際公開番号】WO2005/012104
【国際公開日】平成17年2月10日(2005.2.10)
【出願人】(503080523)ゲーエーアー ブック ヴァルブ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (3)
【Fターム(参考)】