説明

複数行印字可能なテ―プ印字装置

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字媒体テープ上に1または複数行にわたってキャラクタ印字が可能なテープ印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、幅約10ミリ前後の印字用テープに所望の文字列を印字する小型のテープ印字装置に関して種々提案されている。そこで、本願出願人は特開平1ー152070号公報において、印字可能な全角文字と4倍角文字のうち全角文字について、印字するキャラクタの印字位置を印字用テープの幅方向の中央位置に揃えて印字するセンタ印字モードとその幅方向の下側に揃えて印字する下揃え印字モードとを選択可能に構成した印字位置変更可能な印字装置を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、このテープ印字装置を用いて、例えばファイルの「表題」や「内容」を印字用テープに印字し、この印字された印字用テープをファイルの所定の貼付位置に貼付する場合が多い。また印字用テープの貼付箇所の事情によって、テープの幅内に多数の文字を印字しなければならなかったり、そのテープの幅内に2行あるいは複数行に並べて印字したいことがある。
【0004】しかし、本願出願人が提案した印字位置変更可能な印字装置においては、印字用テープに印字するキャラクタの印字位置をセンタに揃える印字モードと下側に揃える下揃え印字モードとしか設けていないので1行しか印字できず、貼付位置の長さによって文字数が制限されるという問題がある。
【0005】一般のワードプロセッサでは印字ヘッドを印字媒体に沿って往復移動させかつそれと直角方向に印字媒体を送ることによって印字媒体全面に複数行印字することができるが、テープ印字装置では、ほぼ制限のない長さのテープの長手方向にに連続して印字するので、複数行印字できない。仮に複数行印字しようとしても、テープ幅内に1行印字に適するキャラクタサイズでは、同じテープ幅内に複数行印字できない。複数行印字に適するキャラクタサイズでは、1行印字のときサイズが小さく、ファイルの「表題」等には適さない。
【0006】本発明の目的は、印字媒体テープ上に1行または複数行にわたってキャラクタ印字が可能で、しかも1行または複数行に適合したサイズで印字可能なテープ印字装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るテープ印字装置は、図1に大略構成を示すように、印字媒体テープの幅に対応配置された印字ヘッドと、その印字ヘッドと前記テープをそのテープの幅方向と直交する長手方向に相対移動させる移動手段と、印字されるべきキャラクタのデータを入力する入力手段と、前記キャラクタのデータを前記テープの幅方向に1または複数の行に印字することを設定する行設定手段と、前記テープ上に印字されるキャラクタのサイズを選択する選択手段と、前記行設定手段で複数行に設定されたとき、前記テープ幅内でその複数行を印字可能なキャラクタのサイズを前記選択手段で選択し、前記行設定手段で設定された行数のキャラクタのデータを前記テープの幅方向に対応して配置し印字データに形成するデータ形成手段を備えるものである。
【0008】上記本発明に係るテープ印字装置においては、前記データ形成手段は、前記テープの幅方向に対応する全ての行の印字データを並行して前記印字ヘッドに供給するとともに前記テープの長手方向に対応するデータを順次前記印字ヘッドに供給する構成とすることができる。
【0009】上記本発明に係るテープ印字装置においては、前記データ形成手段は、前記入力手段により入力されたキャラクタのデータ及び前記行設定手段からの設定データを格納するための入力データバッファを備えるとともに、前記データ形成手段は、前記設定データを検出して1行印字または複数行印字かを判別し、その判別結果に基づいて前記選択手段でキャラクタのサイズを選択する構成とすることができる。
【0010】また本発明に係るテープ印字装置は、印字媒体テープの幅に対応配置された印字ヘッドと、その印字ヘッドと前記テープをそのテープの幅方向と直交する長手方向に相対移動させる移動手段と、1または複数の行に印字されるべきキャラクタのデータを入力する入力手段と、前記テープ上に印字されるキャラクタのサイズを選択する選択手段と、入力されたキャラクタのデータを1または複数の行に配置するとともに、その行のキャラクタに対し、前記テープ幅内で印字可能なサイズを前記選択手段で選択して印字データに形成するデータ形成手段を備える構成とすることができる。
【0011】また上記本発明に係るテープ印字装置においては、前記データ形成手段は、多数のキャラクタのデータに対応したパターンデータを格納したパターンデータ記憶手段と、入力されたキャラクタのデータに対応するパターンデータを前記パターンデータ記憶手段から受けて、複数の行に設定されているキャラクタのデータを、前記テープの幅方向に配置される複数の行に合成する合成手段を備えることができる。
【0012】さらに上記本発明に係るテープ印字装置においては、前記データ形成手段は、前記入力手段により入力されたキャラクタのデータを格納するための入力データバッファと、その入力データバッファから供給されるキャラクタのデータをそのデータが複数の行に設定されているとき、複数の行に再配列して格納するデータ再配列手段と、多数のキャラクタのデータに対応したパターンデータを格納したパターンデータ記憶手段と、前記データ再配列手段に格納された各行のキャラクタのデータに対応するパターンデータを前記パターンデータ記憶手段から受けて、前記テープの幅方向に配置される複数行に合成する合成手段を備えることができる。
【0013】
【作用】本発明に係るテープ印字装置においては、入力手段から印字すべきキャラクタのデータを入力するとともに、そのキャラクタのデータを1行または複数の行に設定する。データ形成手段は、行をテープ幅方向に配置して、キャラクタのデータを印字データに形成する。その印字データの形成に際して、複数行に設定されているとき、テープの幅内にその複数行を印字可能なキャラクタのサイズを選択手段で選択する。これにより、テープの幅方向に1行及び複数行の印字をすることができるとともに、複数行のときにはテープ幅内に印字可能なサイズで印字をすることができる。
【0014】またテープの幅方向に対応する全ての行のデータを並行して印字ヘッドに供給するとともにテープの長手向に対応するデータを順次印字ヘッドに供給することによって、印字ヘッドとテープをテープの長手方向に相対移動しながら複数行を同時に印字することができる。
【0015】入力データバッファに、入力手段により入力されたキャラクタのデータ及び行の設定データを格納し、データ形成手段が設定データを検出して1行印字または複数行印字かを判別することによって、その判別結果に基づいて選択手段でキャラクタのサイズを選択することができる。
【0016】上記データ形成手段は、多数のキャラクタのデータに対応したパターンデータを格納したパターンデータ記憶手段から、入力されたキャラクタのデータに対応するパターンデータを受けて、テープの幅方向に配置される複数の行に合成することで、印字ヘッドに並行して供給するための行のデータを形成することができる。
【0017】またデータ形成手段は、上記のようにパターンデータを合成するに際して、入力されたキャラクタのデータを入力データバッファに格納し、その入力データバッファから供給されるデータをそのデータが複数の行に設定されているとき、データ再配列手段に複数の行に再配列して格納する。そして上記のように、再配列されたキャラクタのデータに対応するパターンデータを受けて、複数の行に合成することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0019】本実施例は、漢字やひらがなやカタカナ及びアルファベット文字などの多数のキャラクタを印字用テープ(印字媒体テープ)に印字するテープ印字装置に本発明を適用した場合のものである。
【0020】図2に示すように、テープ印字装置1の本体フレーム2の前部には印字する為の文字や記号(以下、キャラクタという)を選択するための環状の選字用ダイヤル3が回転自在に配設されるとともに、キーボード部4が配設され、選字用ダイヤル3の後方には6文字分表示可能な液晶ディスプレイ19が設けられている。この選字用ダイヤル3の中央部には、選字用ダイヤル3の回転操作で選択したキャラクタを確定したり或いは印字に関する設定内容を確定する為の設定キー5が設けられている。更に、選字用ダイヤル3の後方の本体フレーム2内には印字機構PMが内蔵されている。
【0021】前記選字用ダイヤル3には1回転で50箇所の停止位置が設けられており、選字用ダイヤル3の上面にはこれら50箇所の停止位置の夫々に対応させてキャラクタのイメージが2列に描かれている。尚、符号6は選字位置マークである。
【0022】キーボード部4には、「ひらがな」と「カタカナ」と「アルファベット」との入力を択一的に切換える為の文字種切換えキー、変換キー及び無変換キー、2行印字を指示する2行印字キー、1行印字を指示する1行印字キー、印字を実行する印字キー、キャラクタの書体を選択する書体選択キー、印字用テープ9をテープ送りする為のテープ送りキー、電源をON・OFFする為の電源スイッチなどが設けられている。
【0023】次に、図3に基づいて印字機構PMについて簡単に説明すると、矩形状のテープ収納カセットCSには、透明なフィルムからなる印字用テープ9が巻装されたテープスプール8と、インクリボン12が巻装されたリボン供給スプール13と、このインクリボン12を巻取る巻取りスプール14と、印字用テープ9と同一幅を有する両面テープ15が剥離紙を外側にして巻装された供給スプール16と、これら印字用テープ9と両面テープ15とを接合させる接合ローラとが回転自在に設けられている。
【0024】印字用テープ9とインクリボン12とが重なる位置には、サーマルヘッド7が立設され、これら印字用テープ9とインクリボン12とをサーマルヘッド7に押圧するプラテンローラ17と両テープ9・15を接合ローラ10に押圧する送りローラ45とは支持体46に回転可能に枢支されている。このサーマルヘッド7には、図5に示すように48個の発熱素子からなる発熱素子群11が上下方向すなわちテープの長手方向と直角な幅方向に列設されている。
【0025】従って、接合ローラ10と巻取りスプール14とがテープ送りモータ(図4参照)18で所定の回転方向に夫々同期して駆動されながら発熱素子群11に通電されたとき、印字用テープ9上には図5に示すように複数のドット列により文字が印字され、しかも印字用テープ9は両面テープ15を接合した状態でテープ送り方向Aすなわちテープの長手方向にテープ送りされて本体フレーム2外に送出される。尚印字機構PMは公知の構成(例えば特開平2−106555号公報)と同様のものである。
【0026】次に、テープ印字装置1の制御系は図4のブロック図に示すように構成されている。
【0027】表示機構DMは液晶ディスプレイ19と、このディスプレイ19に表示データを出力するための表示用RAMを有するディスプレイコントローラ(LCDコントローラ)20とを備えた一般的なものである。選字用ダイヤル3に連結された絶対値エンコーダ21は、選字用ダイヤル3の50箇所の停止位置に対応して50種類の絶対値エンコーダ信号ENSを夫々出力する為のものであり、これら絶対値エンコーダ信号ENSと文字種切換キーからの信号とに基づいて選字位置マーク6に対応させて選択されたキャラクタのコードデータが得られるとともに、選択操作前の絶対値エンコーダ信号ENSと現在の絶対値エンコーダ信号ENSとを比較することにより選字用ダイヤル3の回転方向及びその回転量が得られる。符号22はサーマルヘッド7を駆動する為の駆動回路、符号23はテープ送りモータ18を駆動する為の駆動回である。
【0028】制御装置Cは、CPU27と、CPU27にデータバスなどのバス26を介して接続された入出力インターフェイス25、ROM28・29及びRAM30とから構成されている。
【0029】ROM(プログラムメモリ)28には、選字用ダイヤル3で選択されたコードデータに対応させて表示機構DMを制御する表示制御プログラム、設定キー5が操作されたときのキャラクタのコードデータや印字の設定内容に関する種々の設定データを入力データバッファ31に格納する制御プログラム、印字バッファ37のデータを順次読出してサーマルヘッド7とテープ送りモータ18とを駆動制御する駆動制御プログラム、後述のテープ印字制御の制御プログラムなどが格納されている。
【0030】ROM(パターンデータメモリ)29には、選字用ダイヤル3上面に描かれた多数のキャラクタの夫々に関するドットパターンデータが、16ドット(縦)×15ドット(横)からなるSS文字パターンデータと48ドット(縦)×48ドット(横)からなるL文字パターンデータとでキャラクタのコードデータに対応づけて夫々格納されている。尚、SS文字パターンデータは2行印字及び表示に使用される。また、L文字パターンデータは1行印字に使用される。尚、符号24は、種々の書体のドットパターンデータを格納したオプション用のROMカードを接続するためのコネクタである。
【0031】RAM30の入力データバッファ31には、印字するキャラクタのコードデータや印字の設定内容に関する種々の設定データが格納される(図12参照、尚、先頭アドレスをA0000 とする)。第1再配列メモリ32には、1行印字のコードデータ及び2行印字の上段行のコードデータが格納され(図13参照、尚、先頭アドレスをa0000 とする)、また第2再配列メモリ33には、2行印字の下段行のコードデータが格納される(図13参照、尚、先頭アドレスをb0000 とする)。第1ポインタ34には、第1再配列メモリ32の1つのアドレスが格納され、また第2ポインタ35には、第2再配列メモリ33の1つのアドレスが格納される。
【0032】印字基線位置変更量メモリ36には、通常印字基線位置PS2・PS3に対する印字基線位置のテープ幅方向の変更量が格納される。印字バッファ37には、図17に示すように、縦方向(ドット列方向)に48ドットに対応する48ビット(6バイト)、横方向に48ドットに対応する48ビット(6バイト)からなる大きさのメモリ容量が設けられ、印字するキャラクタのドットパターンデータがパターンデータメモリ29から読出して格納される。フラグメモリ38には、2行印字のときにセット(データが「1」)される2行印字フラグF1、2行印字における上段行印字(1行目印字)のときにセットされる上段行フラグF2、印字基線位置変更に関する選択内容の表示中にセットされる表示フラグF3、印字基線位置変更のときにセットされる基線位置変更フラグF4、印字基線位置の変更量に関する選択内容の表示中にセットされる表示フラグF5及び書体に関連するフラグなどその他のフラグのフラグデータが夫々格納される。
【0033】次に、テープ印字装置1の制御装置Cで行なわれるテープ印字制御のルーチンについて、図6〜図1111のフローチャートに基づいて説明する。尚、図中、Si(i=1、2、3・・・)は各ステップである。ここで、この制御においては図5に示すように、1行印字のときには文字「A」で示すように、L文字パターンデータに基づいてサーマルヘッド7の発熱素子群11に対応する印字用テープ9上の印字領域PE全域に亙って印字用テープ9上に印字され、また2行印字のときにはSS文字パターンデータに基づいて、上段行の印字はこの印字領域PE内の上段印字行ULに行なわれ、下段行の印字は印字領域PEの下段印字行LLに行なわれる。更に、L文字の通常印字基線位置PS1は発熱素子群11の最下位置に対応し、またSS文字に関する上段行の印字基線位置PS2は発熱素子群11の幅方向の中央位置に対応する中央線CLよりも「4」ドット分上側の位置に設けられ、SS文字に関する下段行の通常印字基線位置PS3は前記印字基線位置PS1よりも「4」ドット分上側の位置に設けられている。
【0034】このテープ印字装置1に電源が投入されるとこの制御が開始され、先ず表示機構DMや各メモリ31〜38をクリアするとともに、ディスプレイ19に1行印字マーク「>」が表示され且つこの1行印字マーク「>」に対応する1行印字指令データを入力データバッファ31の先頭アドレスに格納するなどの初期設定が実行される(S1)。次に、選字用ダイヤル3が回転操作されたときには(S2:No、S13:Yes)、何れのフラグF1・F3・F5・・・もセットされていないので(S14・S19・S24・S26:No)、絶対値エンコーダ21からのエンコーダ信号ENSに基づいて選択されたキャラクタがディスプレイ19に表示され(S28)、S2に戻る。
【0035】そして、設定キーが操作されたときに(S2・S3:Yes)、フラグF1〜F5は何れもセットされていないときには(S29・S36・S41・S44:No)、ディスプレイ19に表示中のキャラクタが確定されてそのコードデータが入力データバッファ31に格納される(S46)。例えば、ディスプレイ19に文字「A」、「B」、「C」を表示させる毎に設定キーを操作したときには、図2・図12に示すように、各文字「A」、「B」、「C」のコードデータが入力データバッファ31に順次格納される。
【0036】次に、2行印字を実行する為に2行印字キーを操作したときには(S2:Yes、S3:No、S4:Yes)、2行印字に関する先頭の選択内容、例えば「上段印字行」がディスプレイ19に表示され(S5)、フラグF1がセットされる(S6)。次に、選字用ダイヤル3が回転操作されたとき(S2:No、S13:Yes)、フラグF1がセットされているので(S14:Yes)、2行印字に関する次の選択内容、例えば「下段印字行」がディスプレイ19に表示され(S15)、「上段印字行」を表示しているときには(S16:Yes)、フラグF2がセットされるが(S17)、「下段印字行」を表示しているときには(S16:No)、フラグF2がリセットされる(S18)。
【0037】そして、設定キーが操作されたとき(S2・S3:Yes)、両フラグF1・F2がセットされているときには(S29・S30:Yes)、上段印字行マーク「△」がディスプレイ19に表示されるとともに、この上段印字行マーク「△」に対応する上段行印字指令データが入力データバッファ31に格納される。また、フラグF2がリセットされているときには(S29:Yes、S30:No)、下段行印字行マーク「▽」がディスプレイ19に表示されるとともに、この下段印字行マーク「▽」に対応する下段行印字指令データが入力データバッファ31に格納される(S32)。例えば、ディスプレイ19に「上段印字行」が表示されているときに設定キーを操作したときには、上段印字行マーク「△」が表示され且つ図12に示すように入力データバッファ31のアドレスA0004 には上段行印字指令データが格納される。
【0038】そして、フラグF1がリセットされ(S33)、印字基線位置変更に関する先頭の選択内容、例えば印字基線位置を通常印字基線位置PS2・PS3に対して変更しない「通常基線位置」がディスプレイ19に表示され(S34)、フラグF3がセットされる(S35)。
【0039】次に、選字用ダイヤル3が回転操作されたとき(S2:No、S13:Yes)、フラグF3がセットされているので(S14:No、S19:Yes)、印字基線位置変更に関する次の選択内容、例えば印字基線位置を変更する「基線位置変更」がディスプレイ19に表示され(S20)、「基線位置変更」を表示しているときには(S21:Yes)、フラグF4がセットされるが(S22)、「通常基線位置」を表示しているときには(S21:No)、フラグF4がリセットされる(S23)。
【0040】そして、設定キーが操作されたとき(S2・S3:Yes)、フラグF3がセットされているときには(S29:No、S36:Yes)、このフラグF3がリセットされ(S37)、更にフラグF4がセットされているときには(S38:Yes)、印字基線位置に関する先頭の選択内容、例えば印字基線位置を通常印字基線位置PS2・PS3に対して印字用テープ9の上端側に4ドット分だけ変更する「基線位置+4」がディスプレイ19に表示され(S39)、フラグF5がセットされる(S40)。
【0041】次に、選字用ダイヤル3が回転操作されたとき(S2:No、S13:Yes)、フラグF5がセットされているので(S14・S19:No、S24:Yes)、印字基線位置に関する次の選択内容、例えば「基線位置+3」がディスプレイ19に表示される(S25)。以後、選字用ダイヤル3を連続して回転操作したときには、選択内容「基線位置+2」→「基線位置+1」→「基線位置−1」→「基線位置−2」→「基線位置−3」→「基線位置−4」→「基線位置+4」が順次ディスプレイ19に表示される。尚、「基線位置−1」〜「基線位置−4」は、印字基線位置を通常印字基線位置PS2・PS3に対して印字用テープ9の下端側への変更である。
【0042】そして、設定キーが操作されたとき(S2・S3:Yes)、フラグF5がセットされているので(S29・S36:No、S41:Yes)、ディスプレイ19に表示されている選択内容に対応する印字基線位置変更量データが上段行印字指令データ或いは下段行印字指令データ内に格納され(S42)、フラグF5がリセットされる(S43)。
【0043】例えば、選択内容「基線位置+4」がディスプレイ19に表示されているときに選択キーを操作したときには、図12に示すようにアドレスA0004 の上段行印字指令データ内に「+4ドット」の変更量データが格納される。更に、入力データバッファ31において、以後選択された文字「D」、「E」、「F」の各コードデータ、「−4ドット」の変更量データが格納された下段行印字指令データ、選択された文字「G」、「H」、「I」、「J」の各コードデータが順次格納される。
【0044】次に、1行印字のために1行印字キーが操作されたときには(S2:Yes、S3・S4:No、S7:Yes)、1行印字マーク「>」がディスプレイ19に表示され且つ1行印字指令データが入力データバッファ31に格納され(S8)、フラグF1がリセットされる(S9)。例えば、図12に示すように入力データバッファ31には、アドレスA000D に1行印字指令データが格納されるとともに、以後選択された文字「K」、「L」、「M」のコードデータがアドレスA000E 〜アドレスA0010 に亙って格納される。尚、選字用ダイヤル3が回転操作されたとき(S2:No、S13:Yes)、フラグF1・F3・F5以外のフラグがセットされているときには(S14・S19・S24:No、S26:Yes)、そのセットされているフラグに対応する選択内容が順次表示される(S27)。また、設定キーの操作時に(S2・S3:Yes)、その他のフラグがセットされているときには(S29・S36・S41:No、S44:Yes)、そのフラグに対応する選択内容が設定される(S45)。
【0045】次に、印字キーが操作されたときには(S2:Yes、S3・S4・S7:No、S10:Yes)、印字処理制御(図9参照)が実行される(S11)。この制御が開始されると、先ず印字に関する種々のフラグやメモリなどのイニシャライズが実行され(S50)、再配列処理制御(図10参照)が実行される(S51)。尚、図12〜図16を参照しながらこの制御を説明する。この制御が開始されると、図13に示すように、先ず入力データバッファ31に格納されている全てのコードデータが第1再配列メモリ32に格納される(S70)。但し、このこれら複数のコードデータの最後に終了データとして「FF」が追加格納される。
【0046】次に、第1ポインタ34に第1再配列メモリ32の先頭アドレスa0000 (以下、この内容をP1とし、第1ポインタP1という)がセットされ(S71)、この第1ポインタP1で指示する第1再配列メモリ32のデータが読出され(S72)、読出されたデータが1行印字指令データのときには(S73・S85・S83:No)、第1ポインタP1に次のアドレスがセットされ(S84)、S72に戻る。そして、読出したデータがキャラクタのコードデータのときには上記と同様の制御が繰り返される。
【0047】次に、第1ポインタP1が「アドレスa0004 」のときには上段行印字指令データなので(S73:Yes)、第1ポインタP1により第1再配列メモリ32が検索され(S74)、上段行印字指令データの次の指令データとして下段行印字指令データが格納されているとき(S75:Yes)、図14に示すように、第1ポインタP1に対応する第2再配列メモリ33の「アドレスb0004 」が第2ポインタ35にセット(以下、同様に第2ポインタP2という)され、下段行印字指令データ及びこれに続く下段印字行LLに印字するキャラクタのコードデータが第2ポインタP2以降の各アドレスに格納される(S76)。ここで、入力データバッファ31において、上段行印字指令データに続いて下段行印字指令データが格納されているときには、下段印字指令データはこの指令データに続くコードデータについて、印字する印字行を設定するとともに、その印字位置も設定される。
【0048】次に、上段印字行ULに印字するキャラクタのコードデータ数UDNが下段印字行LLのコードデータ数LDNより小さいときには(S78・S80:No)、図15に示すように第1再配列メモリ32の「アドレスa0008 」にスペースコード「SP」が格納される(S81)。しかし、コードデータ数UDNがコードデータ数LDNより大きいときには(S78:Yes)、第2再配列メモリ33の所定のアドレスにスペースコード「SP」が格納される(S79)。尚、両コードデータ数UDN・LDNが等しいときには(S78:No、S80:Yes)、S82へ移行する。次に、図16に示すように第1再配列メモリ32において、第2再配列メモリ33に格納したデータを削除し且つ削除したデータ以降の各データ「>、K、L、M、FF」を夫々移動させるなどの整理処理が実行され(S82)、第1再配列メモリ32内に検索するデータが存在するときには(S83:No)、第1ポインタP1に次に検索するアドレスとして「アドレスb0009 」がセットされる(S84)。
【0049】そして、以降の各データ「>、K、L、M」については、S70〜S72、S73・S85:No、S83〜S84が繰り返して実行され、終了データ「FF」により(S83:Yes)、この制御を終了してリターンする。
【0050】ところで、下段行印字指令データが存在しないときには(S75:No)、第2再配列メモリ33内において、上段印字行ULのコードデータ数UDNに相当するスペースコード「SP」が格納される(S77)。また、第1ポインタP1に基づいて読出したデータが下段行印字指令データのときには(S73:No、S85:Yes)、第1ポインタP1に対応する第2再配列メモリ33のアドレスが第2ポインタP2にセットされ、下段行印字指令データ及びこれに続く下段印字行LLに印字するキャラクタのコードデータが第2ポインタP2以降の各アドレスに格納され(S86)、第1再配列メモリ32において、これら下段行印字指令データ及び下段印字行LLに印字するキャラクタのコードデータが全てスペースコードに変換される(S87)。
【0051】次に、印字処理制御にリターンし、第1ポインタP1に第1再配列メモリ32の先頭アドレスがセットされ(S52)、この第1ポインタP1に基づいて第1再配列メモリ32のデータが読出され(S53)、この読出したデータが1行印字指令データのときには(S54・S55:No、S56:Yes)、フラグF1がリセットされ(S57)、フラグF1に基づいて1行印字に用いるL文字サイズの文字幅の値「48ドット」がRAM30に格納され(S59)、第1ポインタP1がインクリメントされ(S60)、S53に戻る。次に、読出したデータが文字「A」のコードデータのときには(S54:No、S55:Yes)、L文字サイズに対応する文字間スペース値、例えば「3ドット」が設定され(S61)、フラグF1がリセットされているので(S62:No)、コードデータに対応するドットパターンデータがパターンデータメモリ29から読出され、図17に示すように印字バッファ37に格納され(S63)、文字「A」の印字が実行され(S65)、S60へ移行する。但し、2番目のキャラクタ以降の各キャラクタの印字の際には、先ず文字間スペースが設けられ、次にキャラクタ印字が実行される。
【0052】次に、読出したデータが上段行印字指令データのときには(S54・S55・S56:No)、フラグF1がセットされ(S58)、フラグF1に基づいて2行印字に用いるSS文字サイズの文字幅の値「16ドット」がRAM30に格納され(S59)、S60を経てS53に戻る。そして、次に読出した文字「D」はSS文字サイズなので(S54:No、S55:Yes)、SS文字サイズに対応する文字間スペース値、例えば「1ドット」が設定され(S61)、フラグF1がセットされているので(S62:Yes)、データ合成処理制御(図11参照)が実行される(S64)。
【0053】この制御が開始されると、先ず第1ポインタP1に対応する第2再配列メモリ33のアドレス「b0005 」が第2ポインタP2にセットされ(S90)、第1ポインタP1で指示する文字「D」のコードデータが読出され(S91)、図18に示すようにこのコードデータのドットパターンデータが印字バッファ37内の前記中央線CLに対応する位置上に格納され(S92)、上段行印字指令データに印字基線位置変更量dが格納されているときには(S93:Yes)、その基線位置変更量d(+4ドット)が読出されて印字基線位置変更量メモリ36に格納され(S94)、図19に示すようにこのドットパターンデータを上段行の通常印字基線位置PS2にシフトさせる為の「4ドット」にこの基線位置変更量dを加算したドット数分だけドット列方向にシフトされる(S96)。
【0054】更に、第2ポインタP2で指示する文字「G」のコードデータが読出され(S97)、図20に示すようにこのコードデータのドットパターンデータが印字バッファ37内の下端位置上に合成して格納され(S98)、同様に下段行印字指令データに印字基線位置変更量dが格納されているときには(S99:Yes)、その基線位置変更量d(−4ドット)が読出され印字基線位置変更量メモリ36に格納され(S100)、ドットパターンデータを下段行の通常印字基線位置PS3にシフトさせる為の「4ドット」にこの基線位置変更量dを加算したドット数分だけドット列方向にシフトされ(S102)、この制御を終了してリターンする。尚、S92で読出したデータが下段行印字指令データであっても、S93〜S102が実行される。また、S93でNoと判定されたとき及びS99でNoと判定されたときには、印字基線位置変更量メモリ36に変更量dとして「0」が夫々格納される。
【0055】その後、図20に示すように印字バッファ37に合成して格納された2文字分のドットパターンデータに基づいて文字印字処理が実行される(S65)。以下、同様にして、図16に示すように第1及び第2再配列メモリ32・33に格納されたデータが、S50〜S65の印字処理制御により印字され、図21に示すように、印字用テープ9には文字列「ABC、KLM」が印字領域PEに対応して1行印字されるとともに、文字列「DEF」が上段印字行ULに印字され且つ文字列「GHIJ」が下段印字行LLに印字される。しかも、これら文字列「DEF」と文字列「GHIJ」とは、指示した印字基線位置変更量dに基づいて夫々印字位置変更して印字される。尚、図16に示す第1及び第2再配列メモリ32・33のデータを印字基線位置変更しないで印字したときには、図22に示すように印字される。
【0056】尚、パターンデータメモリ29に3〜4種類の文字サイズのドットパターンデータを格納し、1行印字及び2行印字において所望の文字サイズを選択可能に構成しても良い。
【0057】尚、印字用テープ9上の印字領域PEを3〜4つに分割し、これら3〜4つの印字行のうちの何れかの印字行を設定するように構成することも可能である。
【0058】尚、印字用バッファを追加し、ドット列データが読出されている印字バッファ以外の印字バッファに、次の印字の為のドット列データを格納するようにしてもよい。
【0059】上記実施例では、1行印字と2行印字をテープの長手方向に順次印字しているが、当初に設定した1行または2行印字の設定を印字終了まで変更できないものにも、本発明を適用し得る。
【0060】以上説明したように、1行印字キーを操作後、印字すべきキャラクタデータを入力すると、ディスプレイ19に1行印字マーク「>」とともに入力されたキャラクタデータが表示される。2行印字キーを操作後、印字すべきキャラクタデータを入力すると、ディスプレイ19に上段印字行または下段印字行を示すマーク「△」「▽」とともに入力されたキャラクタデータが表示される。同時に1行印字のデータとキャラクタのコードデータを対応づけて、また2行印字のデータとキャラクタのコードデータを対応づけて入力データバッファ31に順次格納される。印字キーを操作すると、「>」に続く1行のコードデータは第1再配列メモリ32に格納される。また2行のうちの「△」に続く上段行のコードデータは第1再配列メモリ32に、前群の例えば1行のコードデータに続いて格納され、「▽」に続く下段行のコードデータは第2再配列メモリ33に再配列して格納される。その後、両メモリ32,33のそれぞれのデータが読出されるとともに、読出されたコードデータに対応するドットパターンデータがパターンデータメモリ29から読出され、印字バッファ37にドットパターンで格納される。このとき、「>」が読出されると続くコードデータに対しては大サイズのドットパターンデータが読出され印字バッファ37に格納される。「>」でないときつまり「△」「▽」に続くコードデータに対しては小サイズのドットパターンデータが読出され印字バッファ37に2行に合成して格納される。そして印字バッファ37のデータに基づいて1行または2行の印字が印字用テープに沿って行なわれる。
【0061】また2つの印字行のうちの所望の印字行を指定して、キャラクタを印字することもできる。
【0062】尚、印字用テープ9を手動で引き出しながら印字用テープ9上にキャラクタ印字をするように構成したものやワイヤードット方式によるテープ印字装置など、種々のテープ印字装置に本発明を適用し得ることは勿論である。
【0063】
【発明の効果】本発明に係るテープ印字装置によれば、入力されたキャラクタのデータをテープ幅方向の行に配置し、テープ幅内に複数行を印字可能なキャラクタのサイズを選択して印字データを形成するものであるから、テープの長手方向に長く印字するものであっても、複数行の印字を達成することができる。これによりテープの貼付箇所の事情等で所定幅のテープに多数のキャラクタを印字したり、あるいは「表題」等を複数行にわたって印字したい要望に応えることができるとともに、テープ幅内に見やすく印字したテープを得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】テープ印字装置の平面図である。
【図3】印字機構の概略平面図である。
【図4】テープ印字装置の制御系のブロック図である。
【図5】印字用テープ及びサーマルヘッドを示す印字機構の部分正面図である。
【図6】テープ印字制御のルーチンの概略フローチャートの一部分である。
【図7】テープ印字制御のルーチンの概略フローチャートの一部分である。
【図8】テープ印字制御のルーチンの概略フローチャートの一部分である。
【図9】印字処理制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図10】再配列処理制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図11】データ合成処理制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図12】入力データバッファ内のデータを模式的に示す説明図である。
【図13】第1及び第2再配列メモリ内のデータを模式的に示す説明図である。
【図14】第1及び第2再配列メモリ内のデータを模式的に示す説明図である。
【図15】第1及び第2再配列メモリ内のデータを模式的に示す説明図である。
【図16】第1及び第2再配列メモリ内のデータを模式的に示す説明図である。
【図17】印字バッファ内のドットパターンデータを模式的に示す説明図である。
【図18】印字バッファ内のドットパターンデータを模式的に示す説明図である。
【図19】印字バッファ内のドットパターンデータを模式的に示す説明図である。
【図20】印字バッファ内のドットパターンデータを模式的に示す説明図である。
【図21】2行印字の各印字行の文字列を印字基線位置変更して印字用テープに印字した印字例を示す例示図である。
【図22】2行印字の各印字行の文字列を印字基線位置変更しないで印字用テープに印字した印字例を示す例示図である。
【符号の説明】
1 テープ印字装置
3 選字用ダイヤル
4 キーボード部
5 選択キー
7 サーマルヘッド
9 印字用テープ
27 CPU
28 ROM(プログラムメモリ)
29 ROM(パターンデータメモリ)
30 RAM
31 入力データバッファ
32 第1再配列メモリ
33 第2再配列メモリ
37 印字バッファ
C 制御装置
PE 印字領域
UL 上段印字行
LL 下段印字行

【特許請求の範囲】
【請求項1】 印字媒体テープの幅に対応配置された印字ヘッドと、その印字ヘッドと前記テープをそのテープの幅方向と直交する長手方向に相対移動させる移動手段と、印字されるべきキャラクタのデータを入力する入力手段と、前記キャラクタのデータを前記テープの幅方向に1または複数の行に印字することを設定する行設定手段と、前記テープ上に印字されるキャラクタのサイズを選択する選択手段と、前記行設定手段で複数行に設定されたとき、前記テープ幅内でその複数行を印字可能なキャラクタのサイズを前記選択手段で選択し、前記行設定手段で設定された行数のキャラクタのデータを前記テープの幅方向に対応して配置し印字データに形成するデータ形成手段を備えることを特徴とするテープ印字装置。
【請求項2】 請求項1において、前記データ形成手段は、前記テープの幅方向に対応する全ての行の印字データを並行して前記印字ヘッドに供給するとともに前記テープの長手方向に対応するデータを順次前記印字ヘッドに供給することを特徴とするテープ印字装置。
【請求項3】 請求項1において、前記データ形成手段は、前記入力手段により入力されたキャラクタのデータ及び前記行設定手段からの設定データを格納するための入力データバッファを備え、前記データ形成手段は、前記設定データを検出して1行印字または複数行印字かを判別し、その判別結果に基づいて前記選択手段でキャラクタのサイズを選択することを特徴とするテープ印字装置。
【請求項4】 印字媒体テープの幅に対応配置された印字ヘッドと、その印字ヘッドと前記テープをそのテープの幅方向と直交する長手方向に相対移動させる移動手段と、1または複数の行に印字されるべきキャラクタのデータを入力する入力手段と、前記テープ上に印字されるキャラクタのサイズを選択する選択手段と、入力されたキャラクタのデータを1または複数の行に配置するとともに、その行のキャラクタに対し、前記テープ幅内で印字可能なサイズを前記選択手段で選択して印字データに形成するデータ形成手段を備えることを特徴とするテープ印字装置。
【請求項5】 請求項1または4において、前記データ形成手段は、多数のキャラクタのデータに対応したパターンデータを格納したパターンデータ記憶手段と、入力されたキャラクタのデータに対応するパターンデータを前記パターンデータ記憶手段から受けて、複数の行に設定されているキャラクタのデータを、前記テープの幅方向に配置される複数の行に合成する合成手段を備えることを特徴とするテープ印字装置。
【請求項6】 請求項1または4において、前記データ形成手段は、前記入力手段により入力されたキャラクタのデータを格納するための入力データバッファと、その入力データバッファから供給されるキャラクタのデータをそのデータが複数の行に設定されているとき、複数の行に再配列して格納するデータ再配列手段と、多数のキャラクタのデータに対応したパターンデータを格納したパターンデータ記憶手段と、前記データ再配列手段に格納された各行のキャラクタのデータに対応するパターンデータを前記パターンデータ記憶手段から受けて、前記テープの幅方向に配置される複数の行に合成する合成手段を備えることを特徴とするテープ印字装置。

【図5】
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【図12】
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【図13】
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【図17】
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【図1】
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【図14】
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【図18】
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【図15】
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【図2】
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【図3】
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【図6】
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【図4】
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【図16】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図7】
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【図8】
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【図22】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【特許番号】第2513441号
【登録日】平成8年(1996)4月30日
【発行日】平成8年(1996)7月3日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平6−265206
【分割の表示】特願平3−91492の分割
【出願日】平成3年(1991)3月28日
【公開番号】特開平7−285243
【公開日】平成7年(1995)10月31日
【早期審査対象出願】早期審査対象出願
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【参考文献】
【文献】特開平1−152070(JP,A)
【文献】特開昭54−12526(JP,A)
【文献】特開昭58−31780(JP,A)
【文献】特開昭60−107357(JP,A)
【文献】特開昭63−122568(JP,A)
【文献】特開平2−303858(JP,A)