説明

触圧センサを適用するための方法および装置

ワイヤレス通信の方法は、構成情報を触圧センサ装置に送信することと、触圧センサ装置から構成情報に基づく圧力センサデータを受信することと、受信した触圧センサデータをユーザに提供することとを含む。

【発明の詳細な説明】
【分野】
【0001】
以下の説明は、一般的に、触圧センサに対するアプリケーションに関し、さらに詳細には、触圧センサを適用し、センサからデータを取得して、データをユーザに提供するための装置および方法に関する。
【背景】
【0002】
触圧センサは、接触圧を測定する。技術は、タッチスクリーンにおける適用に成功している。また、触圧センサ技術の使用から、他のアプリケーションが利益を得てもよい。スポーツ、健康、自動車のアプリケーションのような、他のアプリケーションにおける、触圧センサ技術の使用に対して、技術的な必要性が現在存在する。
【概要】
【0003】
本開示のある態様では、構成情報を触圧センサ装置に送信し、触圧センサ装置から構成情報に基づく圧力センサデータを受信して、受信した触圧センサデータをユーザに提供する、ワイヤレス通信のための、方法、コンピュータプログラムプロダクト、および装置を提供する。
【0004】
本開示のある態様では、圧力フィードバック情報を取得および提供するシステムは、装置、ユーザ機器、およびサーバを備える。装置は、複数の埋め込まれた触圧センサと、触圧センサからの圧力センサデータを送信するトランシーバとを具備する。ユーザ機器は、装置から圧力センサデータを受信し、圧力センサデータを送信するトランシーバを備える。サーバは、ユーザ機器から圧力センサデータを受信するためのものである。
【0005】
本開示のある態様では、ワイヤレス通信のための装置は、本体と、本体内に埋め込まれた、少なくとも2つの向かい合う表面上の複数の触圧センサと、トランシーバと、トランシーバおよび触圧センサに結合されている処理システムとを具備する。処理システムは、触圧センサから触圧情報を受信し、触圧情報が、本体の圧搾に一致する、少なくとも2つの向かい合う表面上での触圧センサの同時アクティブ化を示すときに、トランシーバを通して緊急サービスにコンタクトするように構成されている。
【0006】
本開示のある態様では、ワイヤレス通信のための装置は、処理システムと、処理システムに結合されているトランシーバと、処理システムに結合されているディスプレイとを備える。処理システムは、触圧をサンプリングするためのサンプルレートと、サンプリングされた触圧に対応する圧力センサデータを送信するための送信レートとを含む、圧力センサ構成を送信するように構成されている。処理システムは、サンプルレートでサンプリングされた圧力センサデータを送信レートで受信するようにさらに構成されており、圧力センサデータは、サンプリングされた複数の触圧と、サンプリングされた触圧に関係するタイムスタンプとを含む。処理システムは、受信した圧力センサデータを処理するようにさらに構成されている。処理システムは、ディスプレイ上に処理したデータを表示するようにさらに構成されている。
【0007】
本開示のある態様では、ワイヤレス通信のための装置は、圧力を加えることができる表面と、表面に埋め込まれた複数の圧力センサと、圧力センサに結合されている制御装置と、制御装置に結合されているトランシーバとを具備する。制御装置は、触圧をサンプリングするためのサンプルレートと、サンプリングされた触圧に対応する圧力センサデータを送信するための送信レートとを含む、圧力センサ構成を受信するように構成されている。制御装置は、圧力センサから圧力センサデータを取得するようにさらに構成されている。制御装置は、圧力センサデータと、関係するタイムスタンプとをユーザ機器に送信するようにさらに構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は、例示的なハードウェア構成を図示しているブロックダイヤグラムである。
【図2】図2は、ユーザ機器(UE)のブロックダイヤグラムである。
【図3】図3は、触圧センサのグリッドのダイヤグラムである。
【図4】図4は、触圧センサを持つソールのダイヤグラムである。
【図5】図5は、触圧センサを持つボクシンググローブのダイヤグラムである。
【図6】図6は、圧力センサデバイスとUEとを含むプロトコルアーキテクチャを図示しているブロックダイヤグラムである。
【図7】図7は、システムメッセージフローシーケンスを図示しているダイヤグラムである。
【図8】図8は、システム記述子メッセージの構成を図示しているダイヤグラムである。
【図9】図9は、圧力センサデバイスとUEとの間のメッセージフォーマットを図示しているダイヤグラムである。
【図10】図10は、デバイス登録メッセージを図示しているダイヤグラムである。
【図11】図11は、データアップロードパラメータ初期化メッセージを図示しているダイヤグラムである。
【図12】図12は、データアップロードシナリオを図示しているダイヤグラムである。
【図13】図13は、データアップロードメッセージを図示しているダイヤグラムである。
【図14】図14は、例示的な方法のフローチャートである。
【図15】図15は、例示的な装置の機能性を図示しているブロックダイヤグラムである。
【詳細な説明】
【0009】
添付した図面を参照して、新規なシステム、装置、および方法のさまざまな態様をこれからさらに十分に説明する。しかしながら、教示の開示は、多くの異なる形態で具現化され、この開示全体を通して提示される何らかの特定の構造または機能に限定されるものとして解釈すべきではない。むしろ、本開示が、徹底して完全なものになるように、および、本発明の範囲を当業者に十分に伝えるために、これらの態様を提供する。ここでの教示に基づいて、本開示の範囲は、別々に実現するか、または、本発明の他の何らかの態様との組み合わせで実現するかにかかわらず、ここで開示した新規なシステム、装置、および方法の何らかの態様をカバーすることを意図していることを、当業者は正しく認識すべきである。例えば、ここで示す任意の数の態様を使用して、装置を実現してもよく、または、方法を実施してもよい。さらに、ここで示す本発明のさまざまな態様に加えて、あるいは、ここで示す本発明のさまざまな態様以外の、他の構造、機能性、または、構造もしくは機能性を使用して実施する、このような装置または方法をカバーすることを、本発明の範囲は意図している。ここに開示した何らかの態様は、請求項のうちの1つ以上のエレメントにより具現化してもよいことを理解すべきである。
【0010】
本発明のさまざまな態様を組み込むのに適切な装置の例は、これには限定されないが、ワイヤレスネットワーク中で動作可能なUEを含む。UEは、移動電話機、ユーザ端末、ワイヤレス端末、移動局、移動デバイス、加入者局、ワイヤレスデバイス、端末、アクセス端末、ノード、ハンドヘルドデバイス、または他のいくつかの適切な専門用語で呼ばれることがある。本開示全体を通して記述したさまざまな概念は、それらの特定の学術用語に関わらず、すべての適切な装置に適用することを意図している。
【0011】
図1を参照して、装置のさまざまな態様をこれから提示する。図1は、例示的なハードウェア構成を図示しているブロックダイヤグラムである。図1中に示されているように、圧力センサデバイス100は、UE120と通信しており、UE120は、サーバ140と通信している。圧力センサデバイス100は、制御装置/プロセッサ102と、制御装置102に結合されている触圧センサ104と、制御装置102に結合されているメモリ106と、制御装置102に結合されているトランシーバ108とを備える。触圧センサ104は、圧力データを制御装置102に提供する。制御装置102は、メモリ106中に情報を記憶する。圧力センサデバイス100が、UE120からデータに対する要求を受信するときに、圧力センサデバイス100は、例えば、ブルートゥース(登録商標)、ブルートゥース低エネルギー技術、Zigbee(登録商標)、またはANTのような、低電力無線を使用して、データをUE120に送信する。ブルートゥースは、Bluethooth Special Interest Group(SIG)の登録商標である。Zigbeeは、Zigbee Allianceの商標である。
【0012】
圧力センサデバイス100は、装置の使用に関する圧力測定値を取得するために、装置内に挿入されていてもよい。例えば、スポーツのアプリケーションでは、センサ104は、層をなして、靴のソールに埋め込まれていてもよく、残りの圧力センサデバイス100は、それぞれの靴内に埋め込まれているか、そうでなければ、それぞれの靴上に位置付けられている。つまり、センサ104は、層をなして、靴の挿入可能なソールに埋め込まれていてもよく、または、層をなして、靴自体の内に、挿入可能なソールの位置より下に埋め込まれていてもよい。残りの圧力センサデバイス100は、センサ104に結合されており、それがユーザのじゃまにならないように、靴の内部または靴の外部に位置づけられていてもよい。
【0013】
図2は、UE120のブロックダイヤグラムである。UE120は、プロセッサ124と、プロセッサ124に結合されている機械読み取り可能媒体(メモリ)126と、プロセッサ124に結合されているトランシーバ128とを備える。UE120は、低電力無線を通して、圧力センサデバイス100と通信可能であり、エアインターフェースを通して、受信したデータをサーバ140に中継する基地局と通信可能である。1つの構成では、UE120は、圧力センサデバイス100からデータを収集して、データをサーバ140に中継するハブである。別の構成では、UE120は、セル電話機であり、ディスプレイ130を備える。このような構成では、UE120は、ディスプレイ130を介して、収集したデータをユーザに表示してもよい。
【0014】
別の構成では、ユーザ120は、触圧センサ104をさらに備える。このような構成では、UE120は、遠隔圧力センサデバイス100と通信しないかもしれないが、むしろ、UE120内の触圧センサ104から入力を取得して、入力に対応する情報をサーバ140に中継し、または、そうでなければ、緊急サービスに対して緊急通話を開始する。このような構成では、触圧センサ104は、緊急トリガメカニズムとして機能してもよい。多くのセル電話機は、ユーザ、典型的には、年配のユーザが、緊急通話(例えば、911、介護者、または緊急サービス)を開始できるように、緊急ボタンを提供する。しかしながら、緊急ボタンのアクティブ化は、緊急にボタンを位置付ける際の困難性により、困難かもしれず、または、折り畳み式電話機の構造により、遅延するかもしれない。例示的な構成では、ユーザがUE120を圧搾して緊急通話を開始できるように、触圧センサ104はUE120上に位置づけられている。このような構成では、本体の圧搾と整合性のある、触圧センサの同時のアクティブ化が緊急通話を開始できるように、触圧センサは、UE120の本体内に、少なくとも2つの向かい合う表面上に埋め込まれていてもよい。
【0015】
図2を再び参照すると、プロセッサ124および機械読み取り可能媒体126は一緒に、処理システム122と呼ばれることがある。しかしながら、処理システム122は、特定のプロセッサ124構成用の機械読み取り可能媒体126なしで、プロセッサ124を備えているかもしれない。処理システム122は、1つ以上のプロセッサを備えていてもよい。汎用マイクロプロセッサ、マイクロ制御装置、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートウェイアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、制御装置、状態機械、ゲート論理、離散ハードウェアコンポーネント、あるいは、情報の、計算または他の操作を実行できる他の適切な何らかのエンティティの任意の組み合わせで、1つ以上のプロセッサを実現できる。
【0016】
処理システム122はまた、ソフトウェアを記憶する機械読み取り可能媒体126を備えていてもよい。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはその他のものと呼ばれるかに関わらず、何らかの命令のタイプを意味するように広く解釈されるものとする。命令は、(例えば、ソースコードの形式で、バイナリコードフォーマットで、実行可能なコードのフォーマットで、または、他の何らかの適切なコードのフォーマットでの)コードを含んでいてもよい。命令は、1つ以上のプロセッサにより実行されるとき、以下に記述するさまざまな機能とともに、他のプロトコル処理機能を処理システム122に実行させる。
【0017】
機械読み取り可能媒体126は、プロセッサのうちの1つ以上に一体化している記憶装置を含んでいてもよい。機械読み取り可能媒体126はまた、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ(ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、DVD、または、他の何らかの適切な記憶媒体のような、1つ以上のプロセッサの外部にある記憶装置を含んでいてもよい。さらに、機械読み取り可能媒体126は、データ信号をエンコードする伝送線路または搬送波を含んでいてもよい。当業者は、処理システムに対して記述した機能性をどのように実現することが最良であるかを認識するだろう。
【0018】
図3は、触圧センサ104のグリッドのダイヤグラムである。触圧センサ104は、列をなして広がる電極202と、行をなして広がるオーバーラップしている電極204とにより、グリッド中で層をなしている。オーバーラップしている部分においてキャパシタが形成されており、キャパシタンスは、電極202、204との間の距離によって除算したオーバーラップの面積に等しい。キャパシタンスは、行の電極204の1つと、列の電極202の1つとを選択することにより測定される。
【0019】
図4は、触圧センサを持つソールのダイヤグラムである。上述したように、圧力センサデバイス100は、靴またはブーツのソール302中に埋め込まれていてもよい。サイクリング、ゴルフ、スキー、ランニングのような、スポーツアプリケーションにおいて、このような構成を使用して、パワー、バランス、リズムのような、アスリートのパフォーマンスを測定してもよい。UE120は、速度、加速、および高度の情報を圧力情報と相関させるために、GPS情報を取得して、GPS情報を圧力センサデバイス100からのデータと関係付けるように構成されていてもよい。
【0020】
図5は、圧力センサ100を持つボクシンググローブ306のダイヤグラムである。圧力センサデバイス100は、ボクシンググローブ306中に埋め込まれていてもよく、触圧センサ104は、グローブの指関節エリアに位置付けられており、圧力センサデバイス100の残りのコンポーネントは、手首、または、ボクシンググローブの他の非接触部分の近くに位置づけられている。このような構成では、圧力センサデバイスは、パンチの衝撃の強さに関するフィードバックを提供し、それゆえ、パンチが加わったか否かに関する情報による、価値のあるトレーニング情報、または、判断をアスリートに提供できる。圧力センサデバイス100は、例えば、スクイーズボールのような、アスリートのためのエクササイズツール内のような、他のアプリケーションにおいて利用してもよい。エクササイズツールは、触圧センサ104とともに層をなしており、ユーザのグリップ、強度、機敏さ、移動度、運動能力を報告し、分析するために、低電力無線を使用して、触圧センサ104からデータをオフロードしてもよい。上述したように、データは、セル電話機のようなUE120にオフロードされて、セル電話機においてリアルタイムで分析されてもよい。代替的にまたは追加的に、データは、インターネットを介して、サーバ140にオフロードされ、分析されてもよい。サーバ140は、傾向情報を取得するために、先に受信したセンサデータとともに、オフロードされたデータを処理するように構成されている。サーバ140は、傾向情報をユーザに提供する。
【0021】
圧力センサデバイス100はまた、ユーザが前に傾いているか、または、横に傾いているかのような、ユーザの歩行パターンを診断する歩行ステッキにおいて利用してもよい。このような構成では、圧力センサは、ユーザの歩行および傾きパターンを検出するために、歩行ステッキの底面に位置付けられていてもよい。圧力センサからの情報は、転倒の潜在的な可能性の早期の徴候を診断するために、医師に提供することができる。
【0022】
圧力センサデバイス100はまた、圧力データが特定のしきい値よりも高い圧力を含む場合に、震盪の可能性を予測するために、フットボールヘルメットのようなヘルメットにおいて利用してもよい。このような構成では、触圧センサは、ヘルメットの内面で層をなしていてもよい。ヘルメットからのデータは、UE120にオフロードされ、その後、サーバ140にオフロードでき、これは、特定のプレイヤーを評価するか否かを決定するために分析されてもよい。
【0023】
圧力センサドライブ100はまた、運転手の挙動を監視するためのように、自動車のアプリケーションにおいて利用してもよい。統計では、運転手の注意散漫が自動車事故の最大の原因であると示している。注意が散漫している運転手の1つの徴候は、運転手の手がハンドルを適切に握っていないことである。特に、片手運転は、運転手が、テキストメッセージを送っている、または、運転ではない目的のためにもう片方の手を使用していることを示すことができるだろうことから、ユーザの握り方における変化を検出するために、および、片手または両手がハンドルと完全に接触しているか否かを検出するために、圧力センサデバイス100をハンドルとともに利用してもよい。さらに、1本の指のような、片手のみにも満たない接触は、潜在的な危険な運転習慣を示すことができるだろう。このような構成では、触圧センサ104は、ハンドル内で、乗り物を操縦するときに運転手が握るであろうエリアに埋め込んでもよい。触圧センサ104からのデータは、ワイヤレス信号またはワイヤラインを介してUE120に中継され、その後、フリートマネージメントコントロールセンターに送られてもよい。運転手に警告するために、データをセンターにおいて利用してもよい。
【0024】
このようなアプリケーションはまた、ハンドルから手を離すような無謀な挙動に対して、新人運転手または未成年運転手を監視するために、非商業用自動車に対して利用してもよい。情報は、リスク分析、および、プラン補償に対する査定のために、保険会社により集められてもよい。
【0025】
図6は、圧力センサデバイス100とUE120とを含むプロトコルアーキテクチャを図示しているブロックダイヤグラムである。図6中で示されているように、圧力センサデバイス100は、低電力無線(LPR)コンポーネントと、センサアプリケーション104とを備える。圧力センサデバイス100は、UE120と通信し、UE120は、無線ネットワーク150とパケットデータ担当ノード(PDSN)160とを介して、センサアプリケーションサーバ140と通信する。
【0026】
図7は、システムメッセージフローシーケンスを図示しているダイヤグラムである。図7中に示されているように、1つはマスター402であり、もう1つはスレーブ404である、2つの圧力センサデバイス100が存在する。このような構成は、1つのソールは、マスター402であるように構成されている圧力センサデバイスとともに埋め込まれ、もう1つのソールは、スレーブ404であるように構成されている圧力センサデバイスとともに埋め込まれている、ソールアプリケーションに適合可能である。UE120は、初め、データアップロードのために登録する(410)。次に、アプリケーションサーバ140は、データアップロードパラメータを初期化する(412)。次に、UE120は、マスターセンサユニット402と一対になる(414)。マスターセンサユニット402は、メモリからシステム記述子をロードする(416)。マスターセンサユニット402は、スレーブユニットに接続する(418)。UE120は、システム記述子を読み込む(420)。UE120は、データサイズおよびデータレートのためのバッファを構成する(422)。UE120は、その後、センサデータ収集を開始する(424)。マスターセンサユニット402は、マスターセンサユニット402およびスレーブセンサユニット404中のセンサからデータを獲得する(426)。UE120は、センサデータを読み込む(428)。UE120はまた、GPS決定を実行してもよい(430)。UE120は、センサデータとGPSデータとをアプリケーションサーバ140にアップロードする(432)。ステップ428ないし432を繰返してもよい。UE120は、UE120がセンサデータを読み込む周期性とは異なる周期性で、GPS決定を実行してもよい。その後、UE120はセンサデータ収集を停止し(434)、マスターはデータ獲得を停止し(436)、UE120は、それがデータアップロードセッションを終了していることをアプリケーションサーバ140に通知する(438)。
【0027】
図8は、システム記述子メッセージ440の構成を図示しているダイヤグラムである。バイト0は、0.1Hz単位での送信レートを規定し、バイト1は、0.5Hz単位でのサンプルレートを規定し、バイト2ないし9は、センササイズを規定している。ステップ420(図7)において、マスターセンサユニット402によりシステム記述子メッセージ440がUE120に送られる。システム記述子メッセージ440は、送信レートと、サンプルレートと、マスターおよびスレーブユニット402、404のセンササイズとをUE120に通知する。図8中に示されているように、マスターおよびスレーブユニット402、404のそれぞれにおいて、4つのセンサが仮定され、したがって、システム記述子メッセージは、10バイトの固定サイズを有する。スレーブが存在しない場合には、センサ4〜7は0サイズを報告することになる。センササイズは、マスターおよびスレーブセンサユニット402、404中の特定のセンサのサイズを規定し、エレメントの数として与えられる。各エレメントは、2バイトの長さである。最大フレームサイズは、構成されているデバイスの数に関わらず、ユニット毎に24エレメント(マスターおよびスレーブにより合計48)である。サンプルレート範囲は、0.5〜100Hzであり、送信レート範囲は、0.1〜25Hzである。
【0028】
図9は、ステップ428(図7)で利用される、圧力センサデバイス100とUE120とを間のメッセージフォーマットを図示しているダイヤグラムである。図9中で示されているように、各データフレームは、ヘッダ(2バイト)と、バージョンと、デバイスタイプと、デバイスIDと、フレームカウンタと、システムステータスと、1msまでの精度を持つタイムスタンプ(4バイト)とを有する、11バイトヘッダを含む。ヘッダバイトを0xFFに設定してもよく、これは、データ中に自然には見えないことから、これを使用してメッセージの開始を識別できる。デバイスタイプおよびデバイスIDは、カテゴリおよびサブカテゴリをそれぞれ識別できる。例えば、デバイスタイプは、ボクシングとすることができ、デバイスIDは、ヘルメットまたはグローブとすることができる。フレームカウンタは、フレーム数であり、ドロップされたフレームを検出するために使用される。システムステータスは、スレーブリンク状態(すなわち、スレーブユニットの損失)またはハードウェアエラーが存在しているか否かのような、システムのステータスである。データが11バイトヘッダの後に続く。データは、スレーブデバイスを含む各センサからのデータを含む。スレーブへの接続が失われる場合、そのデータに対して0が戻される。データの後は、チェックサムである。示されているように、チェックサムは8ビットであるが、16ビットのようにそれより大きい可能性もある。チェックサムは、8ビットまたは16ビットの巡回冗長検査(CRC)とすることができる。
【0029】
図10は、ステップ410(図7)において利用される、デバイス登録メッセージ500を図示しているダイヤグラムである。デバイス登録メッセージ500は、データアップロードに対してサーバ140に登録するために、UE120により使用される。メッセージ500は、プロトコルバージョン502と、メッセージタイプ504と、デバイスID508とを含み、さらに、能力フラグ506を含んでもよい。プロトコルバージョン502は、現在のプロトコルバージョンを指定する。メッセージタイプ504は、使用されているメッセージタイプを識別する。能力フラグ506は、デバイスの、ワイヤレス、ハードウェア、およびソフトウェアの能力を識別する。デバイスID508は、一意的なデバイス識別子である。UE120が移動局(すなわち、セル電話機)である場合に、デバイスID508は、移動局識別番号(MSIN)510を含み、さらに、移動体カントリーコード(MCC)512と移動体ネットワークコード(MNC)514とを含むかもしれない。
【0030】
図11は、ステップ412(図7)において利用される、データアップロードパラメータ初期化メッセージ600を図示しているダイヤグラムである。データアップロードパラメータ初期化メッセージ600は、サーバ140からUE120に送られる。メッセージ600は、プロトコルバージョン602と、メッセージタイプ604と、開始時間606と、終了時間608と、GPS決定頻度610と、アップロード頻度612とを含む。プロトコルバージョン602は、現在のプロトコルバージョンを指定する。メッセージタイプ604は、使用されているメッセージを識別する。開始時間606は、データのアップローディングを開始する時間である。終了時間608は、データのアップローディングを終了する時間である。GPS決定頻度610は、GPS決定を行うべき頻度である。アップロード頻度612は、アプリケーションサーバにデータをアップロードすべき頻度である。
【0031】
データアップロードパラメータ初期化メッセージ600により、サーバ140が、いつデータを収集すべきかと、アップロードの頻度と、GPS決定がセンサデータを伴うべきか否かと、GPS決定の頻度とを要求できるようになる。GPS頻度が0に設定されているとき、GPS決定は実行されない。このような構成では、サーバ140が、メッセージ600中のパラメータを通してバッテリー使用量を効率的に制御できるので、圧力センサデバイス100に対するバッテリー寿命を節約できる。
【0032】
図12は、データアップロードシナリオを図示しているダイヤグラムである。データアップロードおよびGPS決定の頻度に基づいて、各データアップロードは、センサからの複数のデータのフレームと、多数のGPS決定とを含んでいてもよい。図12中で示されているように、センサおよびGPSのデータは、12個のフレーム毎に一度の頻度でアップロードされ、GPS決定は、4個のフレーム毎に一度実行される。バンドルは、この例では4である、GPS決定間のフレームの数として、規定されてもよい。
【0033】
図13は、ステップ432(図7)において利用される、データアップロードメッセージ700を図示しているダイヤグラムである。データアップロードメッセージ700は、プロトコルバージョン702と、メッセージタイプ704と、デバイスID706と、バンドルカウント714とを含む。デバイスID706は、MMC708と、MNC710と、MSIN712とを含む。バンドルカウント714は、バンドルカウンタ716と、GPS位置718と、GPSタイムスタンプ720と、バンドル中のフレームの数722とを含む。バンドル中のフレームの数722は、フレームカウンタ724と、フレームタイムスタンプ726と、フレームペイロードサイズ728、データ730とを含む。バンドルカウンタ716は、バンドル数である。GPS位置718は、所定のバンドルに対するGPS決定であり、GPSタイムスタンプ720は、GPS決定が行われたときの時間であり、フレームカウンタ724は、バンドルのフレーム数であり、フレームペイロードサイズ728は、フレームのサイズである。
【0034】
図1および図2を再び参照すると、上記で論じたように、圧力フィードバック情報を取得および提供するシステムは、装置100と、UE120と、サーバ140とを備える。装置100は、複数の埋め込まれた触圧センサ104と、触圧センサ104からの圧力センサデータを送信するトランシーバ108とを備える。UE120は、装置100から圧力センサデータを受信し、圧力センサデータを送信するトランシーバ128を備える。サーバ140は、UE120から圧力センサデータを受信する。
【0035】
1つの構成では、UE120は、処理システム122およびディスプレイ130をさらに備える。処理システム122は、圧力センサデータが装置100から受信されているときに、受信した圧力センサデータを処理して、ユーザに対して、処理したデータをディスプレイ30上に表示するように構成されている。1つの構成では、サーバ140は、傾向情報を取得するために、以前の圧力センサデータとともに圧力センサデータを処理するように構成されており、傾向情報をユーザに提供するように構成されている。
【0036】
1つの構成では、装置100はヘルメットであり、触圧センサ104は、内面での衝撃の強さを検出するために、ヘルメットの内面で層をなしている。1つの構成では、装置100はハンドルであり、触圧センサ104は、片手または両手がハンドルに完全に接触しているか否かを検出するために、ハンドル上に位置付けられている。1つの構成では、装置100は歩行ステッキであり、触圧センサ104は、歩行ステッキを使用するユーザの歩行および傾きのパターンを検出するために、歩行ステッキの底面に位置付けられている。1つの構成では、装置100はボクシンググローブであり、触圧センサ104は、衝撃面での衝撃の強さを検出するために、ボクシンググローブの衝撃面上に位置付けられている。1つの構成では、装置100はソールであり、触圧センサ104は、ユーザのリズムおよび傾きのパターンを検出するために、ソール上に位置付けられている。1つの構成では、装置100はスクイーズボールであり、触圧センサ104は、ユーザの圧搾の強度を検出するために、スクイーズボールの表面上で層をなしている。ピッチャーが特定のグリップを練習し、特定のタイプのピッチに対してボールにおける適切なグリップをピッチャーが有しているか否かを把握することができるように、装置は、例えば、ピッチャーによって握ることがあるグリッピングボールのような他のタイプの機器であってもよい。
【0037】
1つの構成では、触圧をサンプリングするためのサンプルレートと、サンプリングされた触圧に対応する圧力センサデータを送信するための送信レートとを含む圧力センサ構成を、UE120は送信するように構成され、装置100は受信するように構成されている。1つの構成では、低電力無線を使用して圧力センサデータを、装置100は送信するように構成され、UE120は受信するように構成されている。1つの構成では、関係するタイムスタンプを持つ圧力センサデータを、装置100は送信するように構成され、UE120は受信するように構成されている。1つの構成では、UE120は、GPS信号を受信し、GPS信号に基づいて、GPS位置を決定し、GPS位置を、受信した圧力センサデータに関係付けて、関係する圧力センサデータとともにGPS位置をサーバ140に送信するように構成されている。1つの構成では、サーバ140は、GPS位置を関係する圧力センサデータと相関させて、関係する圧力センサデータに関連する、速度、加速度、高度の情報を取得するように構成されている。1つの構成では、サーバ140は、装置100により圧力センサデータをいつ収集すべきかと、装置100によるアップロードの頻度と、UE120が、受信した圧力センサデータに関係するGPS座標を取得すべきかと、UE120がGPS座標を取得すべき頻度とに関する情報とともに、要求をUE120に送るように構成されている。
【0038】
ワイヤレス通信のためのUE120は、本体と、本体内に埋め込まれた、少なくとも2つの向かい合う表面上の複数の触圧センサ104と、トランシーバ128と、トランシーバ128および触圧センサ104に結合されている処理システム122とを備えていてもよい。処理システム122は、触圧センサ104から触圧情報を受け取り、触圧情報が、本体の圧搾と整合性のある、少なくとも2つの向かい合う表面上での触圧センサ104の同時のアクティブ化を示すときに、トランシーバ128を通して緊急サービスにコンタクトするように構成されていてもよい。
【0039】
1つの構成では、ワイヤレス通信のためのUE120は、処理システム122と、処理システム122に結合されているトランシーバ128と、処理システム122に結合されているディスプレイ130とを備える。処理システム122は、触圧をサンプリングするためのサンプルレートと、サンプリングされた触圧に対応する圧力センサデータを送信するための送信レートとを含む、圧力センサ構成を送信し、サンプルレートでサンプリングされた圧力センサデータを送信レートで受信し、受信した圧力センサデータを処理し、処理したデータをディスプレイ130上に表示するように構成されており、圧力センサデータは、サンプリングされた複数の触圧と、サンプリングされた触圧に関係するタイムスタンプとを含む。
【0040】
1つの構成では、処理システム122は、GPS信号を受信し、GPS信号に基づいて、GPS位置を決定し、GPS位置を、受信した圧力センサデータに関係付けて、関係する圧力センサデータとともにGPS位置をサーバ140に送信するようにさらに構成されている。1つの構成では、処理システム122は、低電力無線を通して圧力センサデータを受信するように構成されている。
【0041】
1つの構成では、ワイヤレス通信のための装置100は、圧力を加えることができる表面と、表面に埋め込まれた複数の圧力センサ104と、圧力センサ104に結合されている制御装置102と、制御装置102に結合されているトランシーバ108とを備える。制御装置102は、触圧をサンプリングするためのサンプルレートと、サンプリングされた触圧に対応する圧力センサデータを送信するための送信レートとを含む、圧力センサ構成を受信し、圧力センサ104から圧力センサデータを取得して、圧力センサデータと、関係するタイムスタンプとをUE120に送信するように構成されている。
【0042】
1つの構成では、装置100は、ソール、靴、ブーツ、ヘルメット、ボクシンググローブ、ステッキ、スクイーズボールおよびハンドルである。装置100は、機器の表面に加えられる圧力を知ることで、ユーザに何らかの利益がある場合に、他の機器であってもよい。
【0043】
図14は、例示的な方法のフローチャートである。方法は、構成情報を触圧センサ装置に送信すること(1402)と、触圧センサ装置から構成情報に基づく圧力センサデータを受信すること(1404)とを含む。1つの構成では、構成情報は、触圧をサンプリングするためのサンプルレートと、サンプリングされた触圧に対応する触圧センサデータを送信するための送信レートとを含む。1つの構成では、触圧センサデータは、サンプルレートでサンプリングされた複数のサンプリングされた触圧と、サンプリングされた触圧に関係するタイムスタンプ情報とを含む。1つの構成では、圧力センサデータは、送信レートで受信される。1つの構成では、方法は、GPS信号を受信すること(1406)と、GPS信号に基づいて、複数のGPS位置を決定すること(1408)と、タイムスタンプ情報に基づいて、GPS位置を、受信した触圧センサデータに関係付けること(1410)と、関係するGPS位置とともに受信した触圧センサデータをユーザに提供すること(1412)とをさらに含む。1つ構成では、方法は、触圧センサデータと、関係するGPS位置とをサーバに送信すること(1414)をさらに含む。1つの構成では、触圧センサデータは、低電力無線を通して受信される。1つの構成では、低電力無線は、ブルートゥース、ブルートゥース低エネルギー、ZigBeeおよびANTからなるグループから選択される1つである。
【0044】
図15は、例示的な装置120の機能性を図示しているブロックダイヤグラムである。例示的な装置120は、構成情報を触圧センサ装置に送信するモジュール1502と、触圧センサ装置から構成情報に基づく圧力センサデータを受信するモジュール1504とを含む。1つの構成では、構成情報は、触圧をサンプリングするためのサンプルレートと、サンプリングされた触圧に対応する触圧センサデータを送信するための送信レートとを含む。1つの構成では、触圧センサデータは、サンプルレートでサンプリングされた複数のサンプリングされた触圧と、サンプリングされた触圧に関係するタイムスタンプ情報とを含む。1つの構成では、圧力センサデータは、送信レートで受信される。1つの構成では、例示的な装置120は、GPS信号を受信するモジュール1506と、GPS信号に基づいて、複数のGPS位置を決定するモジュール1508と、タイムスタンプ情報に基づいて、GPS位置を、受信した触圧センサデータに関係付けるモジュール1510と、関係するGPS位置とともに受信した触圧センサデータをユーザに提供するモジュール1512とをさらに備える。1つの構成では、例示的な装置120は、触圧センサデータと、関係するGPS位置とをサーバに送信するモジュール1514をさらに備える。1つの構成では、触圧センサデータは、低電力無線を通して受信される。1つの構成では、低電力無線は、ブルートゥース、ブルートゥース低エネルギー、ZigBeeおよびANTからなるグループから選択される1つである。
【0045】
1つの構成では、ワイヤレス通信のための装置120は、構成情報を触圧センサ装置に送信する手段と、触圧センサ装置から構成情報に基づく圧力センサデータを受信する手段と、受信した触圧センサデータをユーザに提供する手段とを備える。1つの構成では、装置120は、GPS信号を受信する手段と、GPS信号に基づいて、複数のGPS位置を決定する手段と、タイムスタンプ情報に基づいて、GPS位置を、受信した触圧センサデータに関係付ける手段と、関係するGPS位置とともに受信した触圧センサデータをユーザに提供する手段とをさらに備える。1つ構成では、装置120は、触圧センサデータと、関係するGPS位置とをサーバに送信する手段をさらに備える。前述した手段は、前述した手段により記載された機能を実行するように構成されている処理システム122である。
【0046】
当業者が、開示の全範囲を十分に理解できるようするために、先の説明を提供している。ここで開示したさまざまな構成に対する修正は、当業者にとって容易に明らかになるだろう。したがって、特許請求の範囲は、ここで記述した開示のさまざまな態様に限定することを意図するものではなく、特許請求の範囲の文言と矛盾しない全範囲に一致させるべきである。エレメントへの単数での言及は、“1つおよび1つのみ”と特に述べられていない限り、“1つおよび1つのみ”を意味することを意図しているのではなく、むしろ“1つ以上の”を意味することを意図している。そうでないことが特に述べられていない限り、“いくつか”という用語は、1つ以上のことを指している。当業者に知られ、または後に知られることになる、本開示全体を通して記述したさまざまな態様のエレメントに対するすべての構造的および機能的な均等物は、参照によりここに明確に組み込まれ、特許請求の範囲により含まれることを意図している。さらに、ここで開示したものは、このような開示が特許請求の範囲中に明示的に記載されているか否かにかかわらず、公共に捧げられることを意図していない。どの請求項のエレメントも、エレメントが“する手段”というフレーズを使用して明確に記載されていない限り、または、方法の請求項のケースでは、エレメントが“するステップ”というフレーズを使用して記載されていない限り、米国特許法第112条第6パラグラフの規定の下で解釈すべきではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信の方法において、
触圧センサ装置に構成情報を送信することと、
前記触圧センサ装置から前記構成情報に基づく圧力センサデータを受信することと、
前記受信した触圧センサデータをユーザに提供することとを含む方法。
【請求項2】
前記構成情報は、触圧をサンプリングするためのサンプルレートと、前記サンプリングされた触圧に対応する前記触圧センサデータを送信するための送信レートとを含む請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記触圧センサデータは、前記サンプルレートでサンプリングされた複数のサンプリングされた触圧と、前記サンプリングされた触圧に関係するタイムスタンプ情報とを含む請求項2記載の方法。
【請求項4】
前記圧力センサデータは、前記送信レートで受信される請求項3記載の方法。
【請求項5】
GPS信号を受信することと、
前記GPS信号に基づいて、複数のGPS位置を決定することと、
前記タイムスタンプ情報に基づいて、前記GPS位置を、前記受信した触圧センサデータに関係付けることと、
前記関係するGPS位置とともに前記受信した触圧センサデータを前記ユーザに提供することとをさらに含む請求項4記載の方法。
【請求項6】
前記触圧センサデータと、前記関係するGPS位置とをサーバに送信することをさらに含む請求項5記載の方法。
【請求項7】
前記触圧センサデータは、低電力無線を通して受信される請求項6記載の方法。
【請求項8】
前記低電力無線は、ブルートゥース、ブルートゥース低エネルギー、ZigBeeおよびANTからなるグループから選択される1つである請求項7記載の方法。
【請求項9】
ワイヤレス通信のための装置において、
触圧センサ装置に構成情報を送信する手段と、
前記触圧センサ装置から前記構成情報に基づく圧力センサデータを受信する手段と、
前記受信した触圧センサデータをユーザに提供する手段とを具備する装置。
【請求項10】
前記構成情報は、触圧をサンプリングするためのサンプルレートと、前記サンプリングされた触圧に対応する前記触圧センサデータを送信するための送信レートとを含む請求項9記載の装置。
【請求項11】
前記触圧センサデータは、前記サンプルレートでサンプリングされた複数のサンプリングされた触圧と、前記サンプリングされた触圧に関係するタイムスタンプ情報とを含む請求項10記載の装置。
【請求項12】
前記圧力センサデータは、前記送信レートで受信される請求項11記載の装置。
【請求項13】
GPS信号を受信する手段と、
前記GPS信号に基づいて、複数のGPS位置を決定する手段と、
前記タイムスタンプ情報に基づいて、前記GPS位置を、前記受信した触圧センサデータに関係付ける手段と、
前記関係するGPS位置とともに前記受信した触圧センサデータを前記ユーザに提供する手段とをさらに具備する請求項12記載の装置。
【請求項14】
前記触圧センサデータと、前記関係するGPS位置とをサーバに送信する手段をさらに具備する請求項13記載の装置。
【請求項15】
前記触圧センサデータは、低電力無線を通して受信される請求項14記載の装置。
【請求項16】
前記低電力無線は、ブルートゥース、ブルートゥース低エネルギー、ZigBeeおよびANTからなるグループから選択される1つである請求項15記載の装置。
【請求項17】
コンピュータプログラムプロダクトにおいて、
触圧センサ装置に構成情報を送信するためのコードと、
前記触圧センサ装置から前記構成情報に基づく圧力センサデータを受信するためのコードと、
前記受信した触圧センサデータをユーザに提供するためのコードとを含むコンピュータ読み取り可能媒体を具備するコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項18】
前記構成情報は、触圧をサンプリングするためのサンプルレートと、前記サンプリングされた触圧に対応する前記触圧センサデータを送信するための送信レートとを含む請求項17記載のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項19】
前記触圧センサデータは、前記サンプルレートでサンプリングされた複数のサンプリングされた触圧と、前記サンプリングされた触圧に関係するタイムスタンプ情報とを含む請求項18記載のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項20】
前記圧力センサデータは、前記送信レートで受信される請求項19記載のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項21】
前記コンピュータ読み取り可能媒体は、
GPS信号を受信するためのコードと、
前記GPS信号に基づいて、複数のGPS位置を決定するためのコードと、
前記タイムスタンプ情報に基づいて、前記GPS位置を、前記受信した触圧センサデータに関係付けるためのコードと、
前記関係するGPS位置とともに前記受信した触圧センサデータを前記ユーザに提供するためのコードとをさらに含む請求項20記載のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項22】
前記コンピュータ読み取り可能媒体は、前記触圧センサデータと、前記関係するGPS位置とをサーバに送信するためのコードをさらに含む請求項21記載のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項23】
前記触圧センサデータは、低電力無線を通して受信される請求項22記載のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項24】
前記低電力無線は、ブルートゥース、ブルートゥース低エネルギー、ZigBeeおよびANTからなるグループから選択される1つである請求項23記載のコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項25】
ワイヤレス通信のための装置において、
触圧センサ装置に構成情報を送信し、
前記触圧センサ装置から前記構成情報に基づく圧力センサデータを受信し、
前記受信した触圧センサデータをユーザに提供するように構成されている処理システムを具備する装置。
【請求項26】
前記構成情報は、触圧をサンプリングするためのサンプルレートと、前記サンプリングされた触圧に対応する前記触圧センサデータを送信するための送信レートとを含む請求項25記載の装置。
【請求項27】
前記触圧センサデータは、前記サンプルレートでサンプリングされた複数のサンプリングされた触圧と、前記サンプリングされた触圧に関係するタイムスタンプ情報とを含む請求項26記載の装置。
【請求項28】
前記圧力センサデータは、前記送信レートで受信される請求項27記載の装置。
【請求項29】
前記処理システムは、
GPS信号を受信し、
前記GPS信号に基づいて、複数のGPS位置を決定し、
前記タイムスタンプ情報に基づいて、前記GPS位置を、前記受信した触圧センサデータに関係付け、
前記関係するGPS位置とともに前記受信した触圧センサデータを前記ユーザに提供するようにさらに構成されている請求項28記載の装置。
【請求項30】
前記処理システムは、前記触圧センサデータと、前記関係するGPS位置とをサーバに送信するようにさらに構成されている請求項29記載の装置。
【請求項31】
前記触圧センサデータは、低電力無線を通して受信される請求項30記載の装置。
【請求項32】
前記低電力無線は、ブルートゥース、ブルートゥース低エネルギー、ZibBeeおよびANTからなるグループから選択される1つである請求項31記載の装置。
【請求項33】
圧力フィードバック情報を取得して提供するためのシステムにおいて、
複数の埋め込まれた触圧センサと、前記触圧センサからの圧力センサデータを送信するトランシーバとを備える装置と、
前記装置から前記圧力センサデータを受信し、前記圧力センサデータを送信するトランシーバを備えるユーザ機器と、
前記ユーザ機器から前記圧力センサデータを受信するサーバとを具備するシステム。
【請求項34】
前記ユーザ機器は、処理システムとディスプレイとをさらに備え、前記処理システムは、前記圧力センサデータが前記装置から受信されているときに、前記受信した圧力センサデータを処理して、ユーザに対して、前記処理したデータを前記ディスプレイ上に表示するように構成されている請求項33記載のシステム。
【請求項35】
前記サーバは、傾向情報を取得するために、以前の圧力センサデータとともに前記圧力センサデータを処理するように構成され、前記傾向情報をユーザに提供するように構成されている請求項33記載のシステム。
【請求項36】
前記装置はヘルメットであり、前記触圧センサは、前記ヘルメットの内面での衝撃の強さを検出するために、前記内面上で層をなしている請求項33記載のシステム。
【請求項37】
前記装置はハンドルであり、前記触圧センサは、片手または両手が前記ハンドルに完全に接触しているか否かを検出するために、前記ハンドル上に位置付けられている請求項33記載のシステム。
【請求項38】
前記装置は歩行ステッキであり、前記触圧センサは、前記歩行ステッキを使用するユーザの歩行および傾きのパターンを検出するために、前記歩行ステッキの底面上に位置付けられている請求項33記載のシステム。
【請求項39】
前記装置はボクシンググローブであり、前記触圧センサは、前記ボクシンググローブの衝撃面での衝撃の強さを検出するために、前記衝撃面上に位置付けられている請求項33記載のシステム。
【請求項40】
前記装置はソールであり、前記触圧センサは、ユーザのリズムおよび傾きのパターンを検出するために、前記ソール上に位置付けられている請求項33記載のシステム。
【請求項41】
前記装置はスクイーズボールであり、前記触圧センサは、ユーザの圧搾の強度を検出するために、前記スクイーズボールの表面上で層をなしている請求項33記載のシステム。
【請求項42】
触圧をサンプリングするためのサンプルレートと、前記サンプリングされた触圧に対応する前記圧力センサデータを送信するための送信レートとを含む圧力センサ構成を、前記ユーザ機器は送信するように構成され、前記装置は受信するように構成されている請求項33記載のシステム。
【請求項43】
低電力無線を使用して前記圧力センサデータを、前記装置は送信するように構成され、前記ユーザ機器は受信するように構成されている請求項33記載のシステム。
【請求項44】
前記低電力無線は、ブルートゥース、ブルートゥース低エネルギー、ZigBeeおよびANTからなるグループから選ばれる1つである請求項43記載のシステム。
【請求項45】
関係するタイムスタンプとともに前記圧力センサデータを、前記装置は送信するように構成され、前記ユーザ機器は受信するように構成されている請求項33記載のシステム。
【請求項46】
前記ユーザ機器は、GPS信号を受信し、前記GPS信号に基づいて、GPS位置を決定し、前記GPS位置を、前記受信した圧力センサデータに関係付け、前記関係する圧力センサデータとともに前記GPS位置を前記サーバに送信するように構成されている請求項33記載のシステム。
【請求項47】
前記サーバは、前記GPS位置を前記関係する圧力センサデータと相関させて、前記関係する圧力センサデータに関連する、速度、加速度、高度の情報を取得するように構成されている請求項46記載のシステム。
【請求項48】
前記サーバは、前記装置により前記圧力センサデータをいつ収集すべきかと、前記装置によるアップロードの頻度と、前記ユーザ機器が、前記受信した圧力センサデータに関係するGPS座標を取得すべきかと、前記ユーザ機器が前記GPS座標を取得すべき頻度とに関する情報とともに、要求を前記ユーザ機器に送るように構成されている請求項33記載のシステム。
【請求項49】
ワイヤレス通信のための装置において、
本体と、
前記本体内に埋め込まれた、少なくとも2つの向かい合う表面上の複数の触圧センサと、
トランシーバと、
前記トランシーバおよび前記圧力センサに結合されており、前記触圧センサから触圧情報を受け取り、前記触圧情報が、前記本体の圧搾と整合性のある、前記少なくとも2つの向かい合う表面上の前記触圧センサの同時のアクティブ化を示すときに、前記トランシーバを通して緊急サービスにコンタクトするように構成されている処理システムとを具備する装置。
【請求項50】
ワイヤレス通信のための装置において、
処理システムと、
前記処理システムに結合されているトランシーバと、
前記処理システムに結合されているディスプレイとを具備し、
前記処理システムは、
触圧をサンプリングするためのサンプルレートと、前記サンプリングされた触圧に対応する前記触圧センサデータを送信するための送信レートとを含む圧力センサ構成を送信し、
前記サンプルレートでサンプリングされた圧力センサデータを前記送信レートで受信し、
前記受信した圧力センサデータを処理し、
前記処理したデータを前記ディスプレイ上に表示するように構成されており、
前記圧力センサデータは、複数のサンプリングされた触圧と、前記サンプリングされた触圧に関係するタイムスタンプとを含む装置。
【請求項51】
前記処理システムは、GPS信号を受信し、前記GPS信号に基づいて、GPS位置を決定し、前記GPS位置を、前記受信した圧力センサデータに関係付け、前記関係する圧力センサデータとともに前記GPS位置をサーバに送信するようにさらに構成されている請求項50記載の装置。
【請求項52】
前記処理システムは、低電力無線を通して前記圧力センサデータを受信するように構成されている請求項50記載の装置。
【請求項53】
前記低電力無線は、ブルートゥース、ブルートゥース低エネルギー、ZigBeeおよびANTからなるグループから選択される1つである請求項52記載の装置。
【請求項54】
ワイヤレス通信のための装置において、
圧力を加えることができる表面と、
前記表面に埋め込まれた複数の圧力センサと、
前記圧力センサに結合されている制御装置と、
前記制御装置に結合されているトランシーバとを具備し、
前記制御装置は、
触圧をサンプリングするためのサンプルレートと、前記サンプリングされた触圧に対応する前記圧力センサデータを送信するための送信レートとを含む圧力センサ構成を受信し、
前記圧力センサから圧力センサデータを取得し、
前記圧力センサデータと、関係するタイムスタンプとをユーザ機器に送信するように構成されている装置。
【請求項55】
前記装置は、ソール、靴、ブーツ、ヘルメット、ボクシンググローブ、ステッキ、スクイーズボールおよびハンドルからなるグループから選択される1つである請求項54記載の装置。
【請求項56】
前記制御装置は、低電力無線を使用して送信するように構成されている請求項54記載の装置。
【請求項57】
前記低電力無線は、ブルートゥース、ブルートゥース低エネルギー、ZigBeeおよびANTからなるグループから選択される1つである請求項56記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公表番号】特表2013−521471(P2013−521471A)
【公表日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−555196(P2012−555196)
【出願日】平成23年2月25日(2011.2.25)
【国際出願番号】PCT/US2011/026342
【国際公開番号】WO2011/106719
【国際公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】