説明

記録再生装置及びその制御方法

【課題】視聴者が放送番組の視聴中に居眠りをしても、記憶にないシーンを見逃さず、かつ該シーンを素早く検索して再生できる記録再生装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る記録再生装置は、カメラ2で視聴者を撮影した画像データに基づいて、視聴者が居眠りしかけた第1の時点及び眠りに陥った第2の時点を判断する視聴判断部3を備える。制御部8は視聴判断部3から第1及び第2の時点に関する判断結果を受けた場合、第1の時点から番組を録画させ、第1の時点から第2の時点までの居眠り仮確定期間において番組に関する検索用の設定位置を映像に対して設定するように制御を行う。これにより当該期間に亘って詳細なチャプタを作成して映像データとともに検索用情報をHDD12等の記録手段に記録でき、よって視聴者は映像を効率的に検索することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、視聴者の居眠り状態を検知して放送番組の記録を実行する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、視聴者の視聴状態を監視し、その視聴状態に応じた特別な処理を行う表示装置が提案されている。その特別な処理の一例として、視聴者が居眠りを始めた場合、居眠りの状態を検知して、視聴していた番組を記録する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、ユーザが視聴している番組を簡易的に記録し、居眠りを検知した場合に通常録画に変更する方法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
この他、再生時に視聴者の居眠り状態が検知された場合、居眠りを検知したことを意味する識別フラグをヘッダ情報に付加する方法も提案されている(例えば特許文献3参照)。つまり識別フラグの付加により、再生の際、視聴者に負担をかけずに、居眠りをして見損なったシーンから画像を再生できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−39294号公報
【特許文献2】特開2006−211061号公報
【特許文献3】特開2007−104331号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、人は完全に居眠りする以前から意識があやふやな状態となっている可能性は高い。従来技術では、視聴者にとって全く記憶のないシーンを検出して記録を開始し、記憶にないシーンを視聴者が素早く再生することは困難であった。
そこで本発明は、視聴者が放送番組の視聴中に居眠りをしても、視聴者が記憶していないシーンを見逃さず、かつ記憶にないシーンを速やかに検索して再生できるようにする。本発明の目的は視聴者の利便性を向上させることが可能な記録再生装置及びその制御方法の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は視聴状態を検出し、検出結果に応じて番組を録画する機能を有する記録再生装置であって、視聴者の居眠りの状態を検知して、居眠りしかけた第1の時点及び眠りに陥った第2の時点を判断する視聴判断手段と、番組を録画する記録手段と、前記視聴判断手段から前記第1の時点及び前記第2の時点に関する判断結果を受けた場合、前記第1の時点から番組を前記記録手段に録画するように前記記録手段に指示し、前記第1の時点から前記第2の時点までの期間において番組に関する検索用の設定位置を映像に対して設定するように制御を行う制御手段と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、視聴者が居眠りしかけた第1の時点から、居眠りに陥った第2の時点までの期間中の映像に対して検索用の設定位置を設定することで、視聴者が記憶にないシーンを容易に検索でき、視聴者の利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図2乃至8と併せて本発明の第1実施形態を説明するために、装置の概略構成を例示したブロック図である。
【図2】視聴判断部の概略構成を例示したブロック図である。
【図3】まぶた開き量計測部21による計測量を示す概略図である。
【図4】視聴者の視聴状態に関する判定処理例を示すフローチャートである。
【図5】チャプタの作成処理例を示すフローチャートである。
【図6】チャプタ設定の時間間隔を示すイメージ図である。
【図7】タイトルリストのメニュー例を示す図である。
【図8】チャプタ表示の一例を示す図である。
【図9】図10と併せて本発明の第2実施形態を説明するために、視聴判断部の概略構成を例示したブロック図である。
【図10】視聴者の視聴状態に関する判定処理例を示すフローチャートである。
【図11】図12と併せて本発明の第3実施形態を説明するために、視聴判断部の概略構成を例示したブロック図である。
【図12】視聴者の視聴状態に関する判定処理例を示すフローチャートである。
【図13】図14と併せて本発明の第4実施形態を説明するために、視聴判断部の概略構成を例示したブロック図である。
【図14】視聴者の視聴状態に関する判定処理例を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第5実施形態を説明するために、居眠り仮確定期間の中央に集中したチャプタ設定について例示したイメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照しながら説明する。
〔第1実施形態〕
図1は本発明の第1実施形態に係る記録再生装置の構成例を示す機能ブロック図である。本装置は、視聴状態を検出して検出結果に応じた番組録画機能をもつ装置、例えばテレビジョン放送受信装置やレコーダ等に幅広く適用可能である。記録再生装置は表示部1、カメラ2、視聴判断部3、デマルチプレクサ(以下、DMUXと略記する)部4、復調器5、チューナ部6を備える。そしてデコード部7、制御部8、コンテンツ管理部9、メモリコントローラ10、Flash_ROM(以下、単にROMと記す)11、HDD12、ユーザインタフェース(以下、インタフェースをIFと略記する)部13が設けられている。なお本例では、記録媒体を用いた記録手段としてハードディスクドライブ装置HDD12を使用するが、これに限らず、各種のメモリ装置や記録デバイスを適用できる。またユーザIF部13は、リモートコントローラや操作スイッチ等を用いた視聴者からの操作指示を受け付けて、制御部8へ指示を転送する。
【0010】
チューナ部6で受信した信号は復調器5、DMUX部4を経てデコード部7に送られて復号された後、表示部1に送られる。
表示部1は、デコード部7からの映像信号を受けて画像を表示する。例えば液晶ディスプレイが使用される。但し、これに限らずプラズマディスプレイパネル(PDP)、表面伝導電子放出素子型ディスプレイ(SED)、電界放出型ディスプレイ(FED)、有機ELディスプレイ等を用いても構わない。
【0011】
カメラ2は視聴者の顔を撮影し、特に視聴者の眼を検知して、まぶたの開き量を認識できるように撮影する。撮影のタイミングについては、静止画で所定の間隔をもって撮影してもよいし、また常に撮影し続けてもよい。カメラ2の撮像データは視聴判断部3に送られる。
視聴判断部3は、カメラ2から送信されてきたデータを保存し、該データを解析することで視聴状態を判断した後、判断結果を制御部8に送信する。図2は視聴判断部3の構成例を示す機能ブロック図であり、まぶた開き量計測部20、開き量記憶部21、視聴者状態判定部22から構成される。
【0012】
まぶた開き量計測部20は、カメラ2から受信したデータを解析し、まぶたの開き量(以下、dと記す)を計測する。また、まぶた開き量計測部20は同時に、まぶたの横の長さ(以下、Lと記す)も計測する。図3に計測個所を示す。そしてまぶた開き量計測部20は、まぶたの開き量d及び横の長さLのデータを、開き量記憶部21に送信する。
【0013】
開き量記憶部21は、まぶたの開き量d及び横の長さLのデータを受信すると、以下の処理を行う。
(1)まぶたの開き量dを、まぶたの横の長さLで除算し、正規化すること(以下、これをRdと記す。つまりRd=d/L)。
(2)正規化された、まぶたの開き量Rdの値をメモリに保存すること。
【0014】
視聴者の測定位置が変化すると、まぶたの開き量dの計測値が変化するため、上記(1)のように正規化を行うことが望ましい。つまり視聴者の測定位置が変化した場合でも、まぶたの開き度合いの変化を正確に計測できる。
視聴者状態判定部22は、開き量記憶部21から記憶済みのRd値を読み出し、視聴者の視聴状態を判定する。判定処理例を図4のフローチャートに示す。
先ずS40で判定が開始する。判定開始のタイミングについては予め指定された間隔とされ、例えば、視聴者状態判定部22によって2分おきに判定を行うものとする。次のS41では、まぶたの開き量Rdについての読み込み処理が行われる。開き量Rdの値を示すデータ(開き量データ)42は、図2の開き量記憶部21から視聴者状態判定部22に送信される。
【0015】
S43では、開き量Rdに関する平均値算出処理が行われる。具体的には、視聴者状態判定部22は開き量Rdの計測値から、第1の演算値及び第2の演算値として以下の平均値を算出する。
・第1の演算値=装置の起動時点又は番組の視聴開始時点から一定回数分、例えば10回分の計測値に関する平均値(以下、Aと記す)。
・第2の演算値=最も時間的に近い計測値から一定回数分遡った期間、例えば現時点から10回分の過去の期間に亘る計測値に関する平均値(以下、Bと記す)。
【0016】
S44で視聴者状態判定部22は、平均値Bの値がゼロであるか否かを判定する。その結果、B=0の場合(YESの場合)はS45へ進み、B≠0の場合(NOの場合)はS49へ進む。なお、S44において平均値Bの値が予め定められた基準範囲内(ゼロ又はその近傍値を含む)に収まっているか否かを視聴者状態判定部22が判定して構わない。
【0017】
S45で視聴者状態判定部22は居眠り確定を決定する。すなわち、視聴者が居眠り状態に陥ったことが確定され、S46に進む。ここで視聴者状態判定部22は図1の制御部8に対して、居眠り確定を示すフラグ情報(以下、居眠り確定フラグという)を既に送信したか否かを判断する。その結果、送信済みの場合(YESの場合)、S47へ進むが、未送信の場合(NOの場合)、S48へ進む。なお後述する居眠り仮確定用のフラグを第1のフラグ情報とし、居眠り確定フラグを第2のフラグ情報と定義するが、その理由は後者が前者に比して時間的に後の時点で発行されるからである。
【0018】
S47にて視聴者状態判定部22は既に制御部8へ居眠り確定フラグを送信しているので、送信不要と判断し、S55へ進んで判定が終了する。一方、S48にて視聴者状態判定部22は居眠り確定フラグを制御部8へ送信し、視聴者がすっかり居眠りをしたこと、すなわち居眠りが確定したことを知らせる。同時に視聴者状態判定部22は、その旨の信号を図2の開き量記憶部21にも送信して、記憶された開き量について、その初期値を含めてリセットを行い、S55に進む。
【0019】
前記ステップS44でB≠0と判定された場合、S49に進み、視聴者状態判定部22はAからBを減算した差分値、つまり「A−B」の値を、判定基準値(以下、Cと記す)と比較する。すなわち、初期の平均値Aから、最も時間的に近い計測値の平均値Bを引いた値が、予め設定された値Cより大きいか否かが判定される。その結果、「A−B>C」と判定された場合、S50へ進むが、「A−B≦C」と判定された場合、S54に進む。
【0020】
S50で視聴者状態判定部22は居眠りの仮確定を決定する。つまり、現在のまぶたの開き量が初期の開き量に比べて小さくなってきたことを踏まえて、視聴者状態判定部22は視聴者が居眠りし始めていると判定し、居眠り仮確定とする。次のS51で視聴者状態判定部22は制御部8に対して、居眠り仮確定を示す第1のフラグ情報(以下、居眠り仮確定フラグという)を既に送信しているか否かを判断する。送信済みの場合、S52へ進み、未送信の場合、S53へ進む。
【0021】
S52では、居眠り仮確定フラグが過去に送信済みであるため、視聴者状態判定部22は、このフラグ情報を制御部8へ送信せず、S55に進んで判定が終了する。またS53では、視聴者状態判定部22は居眠り仮確定フラグを制御部8へ送信し、S55に進む。
S49からS54に到達した場合、視聴者は特に居眠りをしていないし、居眠りしかけの状態でもないと判断される。視聴者状態判定部22は居眠り仮確定フラグ及び居眠り確定フラグをいずれも制御部8へ送信しないと決定し、S55へ進んで判定が終了する。
【0022】
このように、図1の視聴判断部3では、居眠り確定フラグと、居眠り仮確定フラグの2種類のフラグを、視聴者の視聴状態に応じて制御部8に送信する。
再び図1に戻って各部の機能を説明する。チューナ部6は、放送波のRF(Radio Frequency)信号を受信し、復調器5はRF信号をTS(トランスポートストリーム)信号へ戻す。DMUX部4は、復調されたTS信号から、ビデオ信号やオーディオ信号のパケット信号のブロックへと分割処理を行い、各信号をデコード部7へ送信する。デコード部7は、MPEGの映像信号、及びオーディオ信号のデコードを行い、ビデオフォーマット信号やオーディオ信号に変換して表示部1に送信する。なおMPEGは”Moving Picture Experts Group”の略号である。
【0023】
装置の制御全般を司る制御部8は、視聴判断部3から受信した居眠り仮確定フラグ及び居眠り確定フラグをコンテンツ管理部9へ送信する。また制御部8は、ユーザIF部13から、視聴者の操作指示や命令を受けて、デコード部7を制御する。つまり制御部8は、DMUX部4からの信号と、記録制御手段を構成するメモリコントローラ10からの信号のうち、どちらの信号のデコードを行い、表示部1へ出力するかについて選択の制御を行う。制御部8はまた、視聴者の操作指示に従って、受信するチャンネルをチューナ部6に指示する。視聴時に制御部8は、DMUX部4からデコード部7を介してメモリコントローラ10へ放送波の受信データを送信するよう、デコード部7に指示する。制御部8はユーザIF部13から視聴者の操作指示を受けた場合、コンテンツ管理部9に対し、記録している放送番組コンテンツのデータを送るように指示する。また制御部8は表示部1への制御信号、例えば表示のON/OFF指示を送出する。
【0024】
コンテンツ管理部9では、居眠り仮確定フラグ及び居眠り確定フラグを制御部8から受信すると、チャプタの設定及び保存、並びに番組の記録方法の指示を、メモリコントローラ10に対して行う。以下、本実施形態の特徴である、居眠りに対する専用のチャプタ(以下、居眠り専用チャプタという)の作成について説明する。
【0025】
先ずコンテンツ管理部9は、視聴者が放送波に係る映像を視聴している場合、制御部8からの指示を受けて、デコード部7を介して、受信した放送番組をROM11に記録し続けるように、メモリコントローラ10へ指示する。これにより、視聴していた放送番組のデータは必ず一定時間に亘ってメモリに記録される。
そして、コンテンツ管理部9は居眠り仮確定フラグ及び居眠り確定フラグを受信すると、図5に示すフローチャートに従って、居眠り専用チャプタを設定して、同時に番組を記録するようメモリコントローラ10に指示する。
【0026】
図5のS500にて処理が開始し、S501でコンテンツ管理部9が前記フラグを受信すると、S502へ進む。なおコンテンツ管理部9が前記フラグを受信しない場合には、該フラグを受信するまで待機する。S502でコンテンツ管理部9はフラグを判別する。受信したフラグが居眠り仮確定フラグである場合、S503に進むが、居眠り確定フラグの場合、S506へ進む。
【0027】
S503でコンテンツ管理部9は、居眠り仮確定フラグを受信した時刻においてROM11で記録している放送番組データに対し、居眠り仮確定フラグに対応する識別信号を付加して、後でデータを検索できるようにする。例えばリングバッファ上のデータに対して居眠り仮確定フラグのデータが付加される。なお、この指示はコンテンツ管理部9からメモリコントローラ10に送られる。
【0028】
S504では、ROM11に記録されている、現在視聴中の放送番組のデータを、HDD12へ転送する処理が行われる。本ステップについては、コンテンツ管理部9からメモリコントローラ10へデータ転送の指示が出される。指示を受けたメモリコントローラ10は、居眠り仮確定フラグのデータが付加された現在視聴中の放送番組のデータを、ROM11から読み出してHDD12へ転送する。
【0029】
S505では、これ以降、放送番組のデータをHDD12へ記録するよう指示が出される。本ステップは、コンテンツ管理部9からメモリコントローラ10への記録指示に従って行われ、メモリコントローラ10は、入力された放送番組のデータをHDD12へ送って記録させる。その後、S501に戻る。
S506では、居眠り確定フラグを受信した時刻における放送番組のデータに対し、居眠り確定フラグに対応する識別信号を付加する処理が行われる。本ステップではコンテンツ管理部9がメモリコントローラ10に指示する。
S507では、居眠り仮確定フラグが付加された放送番組のデータについて検索処理が行われる。つまりHDD12に保存された、現在記録中の放送番組のデータから、フラグ情報が付加されたデータが検索される。本ステップではコンテンツ管理部9からメモリコントローラ10に指示を出すことで、HDD12内のデータを検索する。
【0030】
S508では、居眠り仮確定フラグが付加された時刻と、居眠り確定フラグが付加された時刻との間に亘って、所定の時間間隔で居眠り専用チャプタを設定する。該チャプタは視聴者の居眠り状態に対処するために自動的に設定されて、録画番組に関する検索用の設定位置として利用される。この居眠り専用チャプタを作成するための時刻についてはコンテンツ管理部9が決定し、メモリコントローラ10を介して、HDD12内のデータには、対応する時刻にチャプタを設定する。また前記所定の間隔については、例えば等間隔に設定すればよい。本例では2分おきにチャプタを設定する。チャプタを設定した場合のイメージ図を図6に示す。本図の横軸には時間軸を示し、棒グラフの左端が番組の録画開始時刻、右端が録画終了時刻をそれぞれ示している。また、棒グラフにおける複数の縦線は、居眠り専用チャプタを設定した時刻をそれぞれ示す。本例では、視聴者が居眠りしかけた第1の時点、すなわち居眠り仮確定の時刻が20時10分である。そして視聴者が眠りに陥った第2の時点、すなわち居眠り確定の時刻が20時44分である。居眠り仮確定の時刻から居眠り確定の時刻までの期間(以下、居眠り仮確定期間という)において、複数の居眠り専用チャプタが設定される。該チャプタに係る設定位置を映像に設定して番組のチャプタを作成する際には、そのための識別信号がHDD12の保存データに付加されて一緒に保存される。
【0031】
図5のS509では、居眠り専用チャプタの設定後、記録していた番組が終了した場合、コンテンツ管理部9はメモリコントローラ10に対し、記録の停止指示を出す。その後、S510へ進み処理が終了する。
【0032】
メモリコントローラ10は、コンテンツ管理部9からの指示を受けて、HDD12及びROM11との間で、データのやり取りを行う。メモリコントローラ10は、デコード部7を介して放送番組に係るデータをHDD12又はROM11に書き込み、またHDD12又はROM11から読み出したデータをデコード部7へ転送して表示部1に送り、画像を表示させる。本実施形態のROM11はデータの一時記憶手段を構成し、所定量の放送番組データを一時的に記録している。つまり、ROM11はコンテンツ管理部9からの指示を受けて、ユーザが放送番組を視聴している時には、HDD12でデータを記録している場合を除いて、視聴中の放送番組に係るデータを常に記録している。
ハードディスクドライブ装置HDD12は、放送番組に係るデータを永続的に記録することができ、必要に応じてメモリコントローラ10の指示に従い、データを読み出すことができる。
【0033】
次に、視聴者が居眠り状態から目覚めた後、居眠りによって見逃した番組を視聴する場合の動作について説明する。図7に示すように、チャプタを並べて表示し、視聴者が居眠りのために記憶のないシーンを速やかに検索できる構成形態が好ましい。図7は、記録済みの放送番組に係るデータのタイトルリストについて一例を示す。図の右側にはタイトル番号を降順に示し、その右横にタイトルリストの項目をそれぞれ示している。例えばタイトルNo.50には、「11/05 19:00−21:00」で示す日付及び時刻情報と、「4ch(Nてれび)」のチャンネル情報と、「BAスポーツ」という番組名を示している。そしてタイトルの左脇には、視聴者の居眠りが検知されたために居眠り専用チャプタを作成したことを示すアイコン(「居」を矩形枠で囲んで示す)が示されている。そしてユーザ操作により当該タイトルが選択されると、図8に示すように居眠り専用チャプタの画面が表示される。図8は、居眠り仮確定の時刻から居眠り確定の時刻までの間、2分おきにチャプタを作成した例を示す。本例では居眠り仮確定の時刻が20時10分であり、居眠り確定の時刻が20時44分である。この制御では、制御部8が視聴者の要求をユーザIF部13から受信し、コンテンツ管理部9がメモリコントローラ10を経由して、居眠り専用チャプタが設定されたシーンを取り出し、デコード部7を介して表示部1に表示させる。
【0034】
以上の構成及び処理によれば、視聴者は放送番組の視聴中に居眠りをしても、記憶にないシーンを素早く検索して再生及び視聴することができる。
なお本例では、放送番組に係るデータの一時記録装置としてFlash_ROMを用いたが、これに限らず、リングバッファ等を用いてもよい。HDDに比べ記憶容量は少ないが、放送番組に係るデータを一時的に記録できるデバイスであれば使用デバイスの如何は問わない。また本例や後述の実施形態に示す具体的な数値、構成、動作等については仕様に応じて適宜変更することができる。例えば、図4のS43における一定回数(10回)の平均演算や、図5のS508における時間間隔(2分)でのチャプタ作成等は例示にすぎない。居眠り専用チャプタの作成に関する時間間隔をさらに細かく設定してよい。また、この時間間隔を、居眠り仮確定と判断された第1の時点から居眠り確定と判断された第2の時点までの期間長に応じて変更しても構わない。或いは、当該時間間隔を変更可能な範囲内で任意に変更すること、例えば、予め設定された最大の間隔及び最小の間隔によって規定される範囲内で、前記時間間隔を変更することもできる。
【0035】
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について図9及び10を用いて説明する。第1実施形態では対象となる視聴者が一人であったが、第2実施形態では複数の視聴者への対応について説明する。第2実施形態に係る装置例を示す機能ブロック図は第1実施形態の場合と同じであり、視聴判断部3を除いた他の機能ブロック図も第1実施形態の場合と同様であるので、それらの説明を割愛し、主として相違点を説明する。なお、このことは後述の実施形態においても同様とする。
【0036】
図9は第2実施形態に係る視聴判断部3についての詳細な機能ブロック図である。検知部90には、カメラ2で撮影した画像データが入力される。そして認識すべき対象者が複数の場合、対象者全ての顔と眼を探し出す処理が行われる。なお本例では対象者の人数をN人とする。
計測部91では、検知部90で探し出したN人の全てについて、各人のまぶたの開き量dと、まぶたの横の長さLをそれぞれ計測する。そして各対象者についての正規化された、まぶたの開き量(以下、Rdnと記す。Rdn=d/L)が算出され、算出結果を示すデータは全て記憶部92へ転送される。記憶部92は、計測部91から転送されたN人について、正規化されたまぶたの開き量Rdnのデータを保存する。視聴者状態判定部93は、記憶部92に保存されたデータを読み込んで、視聴者の状態を判定する。判定処理例を図10のフローチャートに示す。
【0037】
S100で判定が開始し、判定のタイミングについては予め指定された間隔で行われる。次のS101で視聴者状態判定部93は、N人分のまぶたの開き量Rdnのデータ(開き量データ)102を記憶部92から読み出す。この時、初期の10回分のデータと、時間的に最も間近な10回分のデータ102を読み込む処理が行われ、S103に進む。
S103では、時間的に間近な、N人分の10回分のデータ中、各回にRdnの値がゼロであるものが1人分以上存在するか否かを視聴者状態判定部93が判定する。Rdnの値がゼロであるデータが各回に1人分以上存在すると判定された場合、S45に進む。ここで視聴者状態判定部93は、N人のうち1人以上の居眠り状態が確定したと判断する。
【0038】
S104で視聴者状態判定部93は以下に示す平均値を算出する。
・初期10回について全員分の正規化されたRdnの平均値(以下、Anと記す)。
・時間的に最も間近な10回について全員分の正規化されたRdnの平均値(以下、Bnと記す)。
【0039】
次のS105で視聴者状態判定部93は、平均値Anから平均値Bnを減算した差分値、つまり「An−Bn」の値が、予め設定された判定基準値Cよりも大きいか否かを判定する。その結果、「An−Bn>C」の場合、S50へ進むが、「An−Bn≦C」の場合、S54に進む。なお、S45乃至48、及びS50乃至55の処理について第1実施形態の場合と同様であり、よって詳細な説明を割愛する。
【0040】
このように、複数の計測対象者が存在する場合、各人の平均値を算出して比較することで、誰かが居眠りしかけているかどうかを判断し、居眠り仮確定フラグを発行できる。そして、複数人のうち一人でも居眠りをしたと判定された場合、視聴者状態判定部93は居眠り確定フラグを発行することができる。なお、第2実施形態でも第1実施形態と同様に、居眠り仮確定の時刻と居眠り確定の時刻との間において、居眠り専用チャプタを作成する。
以上の構成及び処理によれば、視聴者が複数人の場合であって、誰か一人の視聴者が番組の視聴中に居眠りをしたとしても、当該視聴者は記憶にないシーンを素早く探し出し、画像を再生して視聴することができる。
【0041】
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態について図11及び12を用いて説明する。第3実施形態では、まぶたが閉じている時間(以下、まぶた閉じ時間という)に基づいて視聴者の視聴状態を判断し、居眠り専用チャプタを作成する。
図11は第3実施形態に係る視聴判断部3の構成例を示す。計測部110は、視聴者の眼を探し出して、まぶた閉じ時間を計測する。まぶた閉じ時間記憶部111は、計測部110から送られてきた、まぶた閉じ時間のデータを記憶する。視聴者状態判定部112は、まぶた閉じ時間に基づいて視聴状態を判定する。例えば図12に示すフローチャートに従って、居眠り仮確定及び居眠り確定等を含む処理が行われる。
【0042】
S120での判定開始後、S121へ進む。ここで視聴者状態判定部112は、初期の10回分、及び時間的に最も間近な10回分のデータを読み込む。まぶた閉じ時間を示すデータ(閉じ時間データ)122は、図11のまぶた閉じ時間記憶部111に記憶されている。
次のS123で視聴者状態判定部112は以下に示す平均値を算出する。
・初期の10回分のまぶた閉じ時間の平均値(以下、TAと記す)。
・時間的に最も間近な10回分のまぶた閉じ時間の平均値(以下、TBと記す)。
【0043】
S124では、平均値TBが、予め設定された判定基準時間(以下、Ctmaxと記す)と比較される。「TB>Ctmax」の場合、S45へ進み、居眠り確定と判定される。また「TB≦Ctmax」の場合、S125へ進む。ここで、視聴者状態判定部112は「TB−TA」の値を算出し、この値を予め設定された判定基準値(以下、Ctminと記す)と比較する。その結果、「TB−TA>Ctmin」の場合、すなわち初期に比して現時点に近い期間にて、まぶた閉じ時間が一定時間以上長くなっている場合、S50へ進み、居眠り仮確定の処理が行われる。また「TB−TA≦Ctmin」場合、S54に進む。なお、S45乃至48、及びS50乃至55の処理については第1実施形態の場合と同様であり、よってそれらの説明は割愛する。
【0044】
このように第3実施形態では、まぶた閉じ時間の計測結果に基づいて、居眠り仮確定及び居眠り確定について判定し、居眠り仮確定フラグ及び居眠り確定フラグを発行する。本実施形態でも第1実施形態の場合と同様、居眠り仮確定の時点と居眠り確定の時点との間で居眠り専用チャプタを作成する。
以上の構成及び処理によれば、第1実施形態と同様の効果が得られ、視聴者は、放送番組の視聴中に居眠りをしても、記憶にないシーンを素早く探し出して画像を再生して視聴することができる。
【0045】
〔第4実施形態〕
次に、本発明の第4実施形態について図13及び14を用いて説明する。第4実施形態では、視聴者が複数人の場合で、まぶた閉じ時間の計測結果に基づいて居眠り状態を判定し、居眠り専用チャプタを作成する。
図13は第4実施形態に係る視聴判断部3を示す機能ブロック図である。検知部130には、カメラ2で撮影した画像データが入力され、複数の対象者については、対象者全ての顔と眼を探し出す処理が行われる。本例では対象者をN人とする。
【0046】
計測部131は、検知部130で探し出したN人全てのまぶた閉じ時間(以下、Ctnと記す)を計測し、データをまぶた閉じ時間記憶部132へ送出する。まぶた閉じ時間記憶部132は、計測部131から送られてきたN人分のまぶた閉じ時間のデータを保存する。
視聴者状態判定部133は、まぶた閉じ時間記憶部132に保存されたデータを読み込んで、視聴者の状態を判定する。判定処理例を図14のフローチャートに示す。
【0047】
S140での判定開始後、S141へ進み、N人について初期の10回分、及び時間的に最も間近な10回分のデータCtnを読み込む処理が行われる。まぶた閉じ時間を示すデータ142は図13のまぶた閉じ時間記憶部132に記憶されている。
次のS143で視聴者状態判定部133は、時間的に最も間近な10回分のデータCtnを、予め定められた判定基準値Ctmaxと比較する。つまり、該データCtnに関して、各回でCtmaxを超えたか否か、すなわちCtn>Ctmaxとなる値が必ず1人分以上あるか否かを視聴者状態判定部133が判定する。Ctn>Ctmaxの場合、S45に移行し、N人のうち1人以上の居眠り状態が確定したと判断され、それ以外の場合はS144へ進む。
【0048】
S144で視聴者状態判定部133は、以下に示す平均値を算出する。
・初期10回について全員分のまぶた閉じ時間の平均値(以下、TAnと記す)。
・時間的に最も間近な10回について全員分のまぶた閉じ時間の平均値(以下、TBnと記す)。
【0049】
次のS145で視聴者状態判定部133は「TBn−TAn」の値を求め、これを判定基準値Ctminと比較する。その結果、「TBn−TAn>Ctmin」の場合、すなわち初期に比して現在に近い期間にて、まぶた閉じ時間が一定以上長くなっている場合、S50へ進み、居眠り仮確定の処理が行われる。「TBn−TAn≦Ctmin」の場合、S54へ進む。なおS45乃至48、及びS50乃至55の処理は第1実施形態の場合と同様であり、よってそれらの説明は割愛する。
以上の構成及び処理によれば、複数の視聴者が存在する場合に、誰か1人の視聴者が視聴中に居眠りをしてしまったとしても、当該視聴者は記憶にないシーンを素早く探し出して画像を再生して視聴することができる。
【0050】
〔第5実施形態〕
次に、本発明の第5実施形態について図15を用いて説明する。第5実施形態では、居眠り専用チャプタの作成に関する時間間隔が等間隔ではなく、居眠り仮確定期間の中央位置に近づくほどチャプタを集中的に作成する。
図15は、作成するチャプタの設定時刻について一例を示すイメージ図である。時間軸や棒グラフの意味は図6にて説明した通りである。本例にて居眠り仮確定の時刻は20時10分であり、居眠り確定の時刻は20時46分である。従って中央の時刻は20時28分となる。居眠り専用チャプタの作成処理では、この時刻を中心として、中心時刻に近いほど、より短い間隔でチャプタを作成し、中心時刻から離れるほど、中心付近に比べて長い間隔でチャプタを作成する。例えば、中心時刻の近辺では1分おきにチャプタが作成され、中心時刻から離れた時刻では最大で2分おきにチャプタが作成される。これにより、居眠り専用チャプタの設定に係る密度分布を、居眠り仮確定期間の中央部で高めることができる。
なお、図示しないが、居眠り確定の時刻(20時46分)に近づくほど、チャプタを集中的に作成し、居眠り専用チャプタの設定に係る密度分布を高めるようにしてもよい。
以上の構成及び処理によれば、視聴者が放送番組の視聴中に居眠りをしても、記憶にないシーンを前記実施形態と比較して、より素早く探し出せる。
【符号の説明】
【0051】
1 表示部
2 カメラ
3 視聴判断部
8 制御部
9 コンテンツ管理部
10 メモリコントローラ(記録制御手段)
11 Flash_ROM(一時記録手段)
12 HDD(記録手段)
20 まぶた開き量計測部
21 開き量記憶部
22 視聴者状態判定部
90 検知部
91 計測部
92 記憶部
93 視聴者状態判定部
110 計測部
111 まぶた閉じ時間記憶部
112 視聴者状態判定部
130 検知部
131 計測部
132 まぶた閉じ時間記憶部
133 視聴者状態判定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
視聴状態を検出し、検出結果に応じて番組を録画する機能を有する記録再生装置であって、
視聴者の居眠りの状態を検知して、居眠りしかけた第1の時点及び眠りに陥った第2の時点を判断する視聴判断手段と、
番組を録画する記録手段と、
前記視聴判断手段から前記第1の時点及び前記第2の時点に関する判断結果を受けた場合、前記第1の時点から番組を前記記録手段に録画するように前記記録手段に指示し、前記第1の時点から前記第2の時点までの期間において番組に関する検索用の設定位置を映像に対して設定するように制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする記録再生装置。
【請求項2】
視聴中の番組に係るデータを記録する一時記録手段と、
前記一時記録手段及び前記記録手段を制御する記録制御手段と、
前記一時記録手段及び前記録手段により記録したデータを管理するコンテンツ管理手段をさらに備え、
前記視聴判断手段は、前記第1の時点で第1のフラグ情報を前記制御手段に送出し、前記第2の時点で第2のフラグ情報を前記制御手段に送出し、
前記コンテンツ管理手段は、前記制御手段から前記第1のフラグ情報を受信すると、該フラグ情報に対応する識別信号を、前記第1の時点において前記一時記録手段によって記録されたデータに付加し、前記記録制御手段に対して指示を送り、前記一時記録手段で記録した番組に係るデータを前記記録手段に記録させ、
前記コンテンツ管理手段は、前記制御手段から前記第2のフラグ情報を受信すると、該フラグ情報に対応する識別信号を、前記第2の時点において前記記録手段によって記録されたデータに付加し、前記第1の時点から前記第2の時点までの期間において、予め定められた時間間隔で前記設定位置を映像に設定して番組のチャプタを作成するための識別信号を、前記記録手段に保存されたデータに設定することを特徴とする、請求項1に記載の記録再生装置。
【請求項3】
前記視聴判断手段は、
視聴者を撮影した画像データに基づいて顔及び眼の位置を検知して解析するための計測手段と、
前記計測手段の結果を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された計測結果に基づいて、前記第1の時点における居眠り仮確定の判断及び前記第2の時点における居眠り確定の判断を行う視聴者状態判定手段と、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録再生装置。
【請求項4】
前記視聴者状態判定手段は、前記居眠り仮確定の如何について判断する際、装置の起動時点又は番組の視聴開始時点から前記計測手段で計測した一定回数分の計測結果に基づく第1の演算値と、現時点から一定回数分遡った時点までの期間にて前記計測手段で計測した計測結果に基づく第2の演算値を算出し、前記第1の演算値と前記第2の演算値との差分値を求め、該差分値が予め定められた判定基準値を超えた場合に居眠り仮確定と判断することを特徴とする、請求項3に記載の記録再生装置。
【請求項5】
前記視聴者状態判定手段は、前記居眠り確定の如何について判断する際、前記第2の演算値が、予め定められた判定基準値に等しいか又は基準範囲内である場合に居眠り確定と判断することを特徴とする、請求項4に記載の記録再生装置。
【請求項6】
前記計測手段は、まぶたの開き量又はまぶたが閉じている時間を計測することを特徴とする、請求項3から5のいずれか1項に記載の記録再生装置。
【請求項7】
前記視聴判断手段は、
複数の視聴者を撮影した画像データを解析して各視聴者の顔及び眼の位置を検知する検知手段と、
前記検知手段で検知した全ての視聴者の顔及び眼の位置から視聴者の眼の状態を計測する計測手段と、
前記計測手段の計測結果を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された計測結果に基づいて、1人以上の視聴者について前記第1の時点における居眠り仮確定の判断、及び1人以上の視聴者について前記第2の時点における居眠り確定の判断を行う視聴者状態判定手段と、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録再生装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記第1の時点から前記第2の時点までの期間において番組に関する検索用の設定位置を等しい時間間隔で設定し、又は当該期間の中央に近いほど該設定位置の分布が密となるように制御することを特徴する、請求項1から7のいずれか1項に記載の記録再生装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記第1の時点から前記第2の時点までの期間において設定された複数の設定位置に対応する映像を時刻情報とともに表示させるように制御することを特徴する、請求項1から8のいずれか1項に記載の記録再生装置。
【請求項10】
視聴状態を検出し、検出結果に応じて番組を録画する機能を有する記録再生装置の制御方法であって、
視聴者の居眠りの状態を検知して、居眠りしかけた第1の時点及び眠りに陥った第2の時点を判断するステップと、
前記ステップで判断された第1の時点で番組の録画を開始させ、前記第1の時点から前記第2の時点までの期間において番組に関する検索用の設定位置を映像に対して設定するステップと、を有することを特徴とする記録再生装置の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2010−287936(P2010−287936A)
【公開日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−137957(P2009−137957)
【出願日】平成21年6月9日(2009.6.9)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】