説明

記録再生装置

【課題】 電源スイッチOFFの状態で、素早く簡単に録画予約設定ができる記録再生装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 キー入力手段1と、マイコン処理によって動作するキー入力処理部2とキー判別処理部3と予約録画設定部4とデコード処理部5とデータ取得部6と動作制御部7と制御部8と、記録媒体9とメモリ10とを有し、表示装置11が接続され、電源スイッチOFF時もマイコン電源確保しキー入力監視し、2桁の数字入力で録画開始時間を設定し、続く2桁の数字入力有でチャンネルを設定し、無でラストチャンネルデータに設定し、EPG環境有で番組時間と同じ録画開始時間と終了時間を他の開始時間設定に優先して設定し、無で所定時間録画に設定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、電源スイッチOFFの状態で素早く簡単に録画予約設定ができる記録再生装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
録画予約を簡単におこなうための従来の技術に、たとえば、特許文献1で開示される磁気記録再生装置は、磁気記録再生装置や表示装置の電源スイッチONにし、メニュー画面から各設定操作をおこない、録画予約の設定を完了させる。
【0003】
電源スイッチOFFの状態でも録画予約の設定ができる従来の技術に、たとえば、特許文献2で示すキー入力応答装置がある。これは、VTRの電源スイッチがOFFの場合は、Gコード予約を設定すれば録画予約をおこなうことができる。
【特許文献1】特開平6−290510号公報
【特許文献2】特開平7−154874号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の技術にはそれぞれ問題点があった。
【0005】
上記の特許文献2で示す記録再生装置の場合、Gコードの数字を新聞などで調べて入力しなければならい。Gコードの数字は最大8桁、I−CODEモード対応の場合は9桁なので、入力も簡単ではなく、数字に意味を持たない羅列でもあるのでユーザも憶えにくい。このため、入力ミスが発生することも多い。
【0006】
また、特許文献1で示す記録再生装置(磁気記録再生装置)の場合、記録再生装置と表示装置などの電源スイッチがONの状態でなければならず、電源スイッチOFFの状態では録画予約の設定ができない。予約録画設定の前に電源スイッチONから始めなくてはならない。さらに、表示装置側は電源がONの状態として外部入力に切り替える作業も必要である。また、録画予約設定の操作方法は、メニューモードから録画予約設定画面を選択し、開始時刻、終了時刻、など多数の設定をおこなう必要があり、多数のキー操作が必要であり、簡単には設定できず、時間もかかる。入力ミスが発生することも多い。
【0007】
上記した2つの装置を含め、従来の記録再生装置は、録画予約をおこなう場合、基本的には記録再生装置と表示装置の電源スイッチをONにした状態で、画面の表示を見て入力作業を確認しながらおこなう必要がある。キー操作が多いので、画面で入力内容をチェックしながらでなければ、設定ミスを起こしてしまうのが現状である。
【0008】
本発明は、上記のような問題点に鑑みなされたものであり、電源スイッチがOFF状態の時に、実に簡単な操作により素早く録画予約設定をおこなうことができ、入力ミスの発生も少ない記録再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に係る本発明の記録再生装置は、少なくとも、数字キーを有するキー入力手段と、キー入力手段からのキー入力の受付処理をおこなうキー入力処理部と、キー入力処理部で数字キーか動作キーかなどを判別し各制御部や各処理部に送信するキー判別処理部と、予約録画に関する設定をする予約録画設定部と、入力された1番目と2番目の数字をデコード(解読)して録画開始時間を予約録画設定部に設定し続けて3番目と4番目の数字が入力された場合はその数字をデコードしてチャンネルを予約録画設定部に設定するデコード処理部と、EPGやメモリや表示装置などからデータを取得して予約録画設定部などに送信するデータ取得部と、キー入力手段の操作に応じて各動作を制御する動作制御部と、各制御と装置全体の制御をおこなうマイコン内CPUである制御部と、映像や音声を記録する記録媒体と、マイコンの初期値やチャンネルデータなどの各データを記憶するメモリとを有し、キー入力処理部とキー判別処理部と予約録画設定部とデコード処理部とデータ取得部と動作制御部と制御部の機能はすべてマイコンによって処理されており、表示装置が接続され、電源スイッチをOFFとしても、マイコン電源は確保されて、キー入力処理部が常にキー入力の有無を監視し、キー入力手段で1番目の数字キーが入力された段階で入力を受理し、続く2番目の数字キーが入力された段階で2桁の数字があらわす24時方式の時間が録画開始時間に設定され、続く3番目のキー入力がない場合はデータ取得部がメモリまたは表示装置からラストチャンネルデータを取得して自動的に録画チャンネルに設定し、2番目に続く3番目と4番目の数字キーが入力された場合は2桁の数字があらわすチャンネルを録画チャンネルに設定し、EPG等から番組データを入手できる環境にある場合はここでさらに録画チャンネルの録画開始時間の時間帯に放送される番組の開始時間と終了時間をデータ取得部が取得して録画開始時間と録画終了時間を他の時間設定に優先して設定し、2番目で数字キーの入力が終わった場合と4番目まで数字キーの入力があった場合はキー入力の有無の監視に戻り、録画開始時間になるとその時の録画モードをそのまま使用して録画チャンネルの放送を記録媒体に録画し、録画終了時間が番組終了時間に設定されている場合は番組の放送終了と同時に録画も終了し、録画終了時間の設定がない場合は所定の長さの録画時間が経過した段階、若しくは所定の長さの終了時刻に自動的に終了することを特徴とする。
【0010】
請求項2に係る本発明の記録再生装置は、請求項1記載の記録再生装置において、上記した表示装置に記録再生装置と同じデコード処理部を組み込むことにより、表示装置用のキー入力手段を使って、電源スイッチOFF状態の表示装置から電源スイッチOFF状態の記録再生装置に対して予約設定ができることを特徴とする。
【0011】
請求項3に係る本発明の記録再生装置は、請求項1または2記載の記録再生装置において、予約録画設定を電源スイッチOFF状態の記録再生装置におこなう場合、記録再生装置のモニタに、キー操作で入力され数字を表示することを特徴とする。
【0012】
請求項4に係る本発明の記録再生装置は、請求項1、2または3記載の記録再生装置において、電源スイッチON時は、手動録画やメニュー画面入力やGコード入力等の従来ある方法で録画設定をおこなうことが可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、記録再生装置や表示装置の電源スイッチがOFFの状態の時に、素早く簡単に予約録画の設定をすることができる。電源ON時は通常の記録再生装置と同じ予約録画設定操作であっても(メニュー画面による設定や、Gコード入力等)、電源0FF時には本発明の予約録画設定が可能となる。
【0014】
予約録画の設定は、数字キーを操作して2桁のキーコードを入力するだけで完了するため、実に簡単に素早い操作である。速いキー操作なら1秒足らずで設定することが可能である。録画したい番組の開始時間がわかっているとき、急いでいるときなど、予約録画設定が簡単に素早くできるので、非常に役立つ。記録媒体の容量がどんどん大きくなり、録画を気軽に頻繁におこなう機会が増えるなか、わずかキー操作を2回するだけで、しかも電源スイッチOFFの状態であっても、素早く簡単に予約録画の設定がおこなえる本発明は、今後ますます有効となっていくことは間違いない。8時開始の番組を録画する場合は「08」、21時開始の番組を録画する場合は「21」と入力するだけで後は自動的に予約録画できでしまう。
【0015】
また、ラストチャンネルデータを取得する場合、記録再生装置から取得することも、表示装置から取得することも、設定しだいでどちらも可能である。
【0016】
また、表示装置側にデコード部を組み込むことにより、通常は記録再生装置よりも利用頻度の高い表示装置のリモコンを利用して、表示装置から記録再生装置に対し予約録画設定ができるようになるため、便利さが一層向上する。
【0017】
ユーザーが録画したいチャンネルとラストチャンネルデータが違う等の理由で、録画チャンネルの設定をユーザーが希望する場合は、数字キーを操作して4桁のキーコードを入力するだけで、簡単に素早く予約録画設定をおこなうことができる。速いキー操作なら2秒足らずで設定することが可能である。10時に始まる3チャンネルの番組を録画する場合は「1003」、23時に始まる10チャンネルの番組を録画する場合は「2310」と入力するだけで後は自動手的に予約録画が可能である。
【0018】
EPGデータを利用できる環境にある場合、ユーザーが入力した2桁の数字で指定した時間の時間帯の番組データを取得して番組開始から番組終了までの予約録画をすることができる。例えば19時を指定する「19」と入力するだけで、19時台にたとえば19時15分から19時45分の番組データがあった場合、これを取得して自動的に設定し、19時15分から19時45分までの予約録画が可能である。また、19時台に19時から19時30分、19時30分から20時というような複数の番組があった場合であっても、録画設定が可能である。
【0019】
電源スイッチOFFの状態でも、キー入力の経過を記録再生装置のモニタ12で確認しながら予約録画設定をおこなうことができる。入力ミスを防止することができる。表示装置の電源スイッチOFF時には特に便利である。
【0020】
マイコンソフト処理だけで実行できるのでコストもかからない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明に係る記録再生装置を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明するが、本発明は本実施の形態にのみ限定されるべきものではない。
【0022】
図1は本発明の装置のブロック図である。数字を有したキー入力手段1は、記録再生装置の本体キーであってもリモコンキーであってもよい。
【0023】
キー入力処理部2とキー判別処理部3と予約録画設定部4とデコード処理部5とデータ取得部6と動作制御部7と制御部8の機能はすべてマイコン15によって処理されている。マイコン15はタイマ割込処理の機能も有している。キー入力処理部2では、キー入力手段1からのキー入力の受付処理をおこなう。キー判別処理部3では、キー入力処理部2で数字キーか動作キーかなどを判別し動作制御部7やデコード処理部5に送信する。予約録画設定部4では、予約録画に関する設定がなされる。デコード処理部5では、入力された1番目と2番目の数字をデコードして得られた録画開始時間を予約録画設定部4に設定し、続けて3番目と4番目の数字が入力された場合はその数字をデコードして得られたチャンネルを予約録画設定部4に設定する。データ取得部6では、EPGやメモリあるいは接続された表示装置などからラストチャンネルデータや録画モード(XP、SP、EP)などのデータを取得して予約録画設定部4などに送信する。動作制御部7では、キー入力手段1の操作によって各装置の動作を制御する(記録媒体9への記録や再生の制御、表示制御、メモリへの記録や読み込みの制御など)。制御部8はマイコン15内のCPUであり、各装置の制御と装置全体の制御をおこなう(動作制御部7や予約録画設定部4やデータ取得部6やメモリ10などを制御)。記録媒体9は、映像や音声を記録するためのものである(ハードディスク、DVD、VTR等)。メモリ10は、マイコン15の初期値やチャンネルデータなどの各データを記憶する(E2PROMなど不揮発性メモリやRAM)。キー入力処理部2とキー判別処理部3と予約録画設定部4とデコード処理部5とデータ取得部6と動作制御部7と制御部8の機能はすべてマイコン15によって処理される。記録再生装置は表示装置11に接続されている(CRT、液晶、PDP、リアプロダクションテレビ等)。記録再生装置と表示装置11は、一体の複合機、コード接続、通信接続、その他の方法で接続されたものでもよい。
【0024】
電源スイッチをOFFしても、マイコン15の電源は確保されているので、キー入力処理部2が常にキー入力の有無を監視する。キー入力手段1で1番目の数字キーが入力された段階でキー入力を受理し、続く2番目の数字キーが入力された段階で2桁の数字があらわす24時方式の時間が録画開始時間に設定され、続く3番目のキー入力がない場合はデータ取得部6がメモリ10または表示装置からラストチャンネルデータを取得して自動的に録画チャンネルに設定し、2番目に続く3番目と4番目の数字キーが入力された場合は2桁の数字があらわすチャンネルを録画チャンネルに設定し、EPG等から番組データを入手できる環境にある場合はここでさらに録画チャンネルの録画開始時間の時間帯に放送される番組の開始時間と終了時間をデータ取得部6が取得して録画開始時間と録画終了時間に設定し、2番目の数字でキー入力が終わった場合と4番目まで数字キーの入力があった場合は割込処理をOFFにしてキー入力処理のフローに戻ってキー入力の有無を監視する。
【0025】
図2は「キー入力処理」のフローをあらわすフローチャートであり、図3は「タイマ割込処理」のフローをあらわすフローチャートである。記録再生装置の電源スイッチOFF中は、常に「キー入力処理」フローをループさせて、キー入力の有無を監視している。キー入力手段1のキー操作をしてキーコードが入力されると、キー入力有りということで、所定時間の間はタイマ割込設定がONになる。電源スイッチOFFでキー入力の監視中である「キー入力処理」のフロー中に、キー操作がおこなわれてタイマ割込設定がONとなり所定時間のタイマ割込が発生した場合、「キー入力処理」のフロー位置を記憶して、「タイマ割込処理」のフローにジャンプする。「タイマ割込」フローに切り替わると、このフローでは、予約録画を設定する操作の完了を意味する「PROG.確定」の判定か、または、入力途中であるキー操作の無効確定を意味する「入力解除」の判定がおこなわれる。この「タイマ割込処理」のフローの「割込処理End」に達した場合、「キー入力処理」フローに復帰して、キー入力の監視状態に戻る。なお、「タイマ割込」とはマイコン15が有したハード機能で、所定の時間を設定して割込要求を「ON」にすることで、CPUが通常処理しているときに所定時間経過時点で割込処理へジャンプできる。このとき通常処理していた位置(プログラムカウンタ)をスタックに格納し、割込終了で中断した位置から再開することができる。割込要求が発生するまで、CPUを他の処理に使用することができ、その分処理負荷が軽減する。電源スイッチOFF状態時に数字キーが押された場合に、所定時間のタイムカウントを設定し、その所定時間内に入力された2桁の数字キーを録画開始時間としてデコード設定する。所定時間が経過後は自動でキー入力監視態勢となる。なお、2桁を入力した段階であっても一定時間内であればキャンセルキー操作などでキャンセルが可能であり、再度数字キー入力でタイムカウントをリセットして再度入力可能である。タイムカウントを設定せずに任意の予約録画確定キーを用意して確定させることもできる。
【0026】
図4と図5はデコード処理部5における予約デコード処理をあらわしている。図4は記録再生装置のデータを使用する場合であり、図5は表示装置のデータを使用する場合である。2桁予約キー入力(1番目と2番目の数字入力)か、または、4桁予約キー入力(1番目〜4番目の数字入力)をすることで、後は、ラストチャンネルデータ、EPGの有無、によって自動的に予約録画設定が処理される。
【0027】
録画開始時間になるとその時の録画モードをそのまま使用して録画チャンネルの放送を記録媒体9に録画する。EPGデータ取得により録画終了時間が番組終了時間に設定されている場合は、番組の放送終了と同時に録画も終了する。録画終了時間の設定がない場合は、たとえば1時間といった、所定の長さの録画時間が経過した段階、若しくは所定の長さの終了時刻に自動的に終了する。
【0028】
本発明の記録再生装置に用いられているものと同様のデコード処理部5を、表示装置のマイコン15や回路の中に組み込むことにより、表示装置11を記録再生装置のインターフェースとして利用できるようになる。また、表示装置11用のキー入力手段1のリモコンを使って、電源スイッチOFF状態の表示装置11から電源スイッチOFF状態の記録再生装置に対して予約録画設定が可能となる。
【0029】
さらに、電源スイッチOFF状態の記録再生装置の小窓であるモニタ12に、予約録画設定操作時の数字キー入力状況を表示させる。これによりキー入力ミスを防止できる。
【0030】
本発明の記録再生装置によるユーザーの具体的な操作だけをまとめると、まず、記録再生装置や表示装置11の電源スイッチが0FF状態であることが前提なので、電源スイッチが切ってあることを確認し、つぎに、キー入力手段1で数字キーを操作して2桁あるいは4桁の数字キー入力をおこなう。以上の操作で予約録画の設定は完了する。電源スイッチON時は一般的な記録再生装置と同じ方法で録画設定をおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の一例をあらわすブロック図である。
【図2】キー入力処理の一例をあらわすフローチャートである。
【図3】タイマ割込処理の一例をあらわすフローチャートである。
【図4】記録再生装置側のデータを使用した予約デコード処理の一例をあらわすフローチャートである。
【図5】表示装置側のデータを使用した予約デコード処理の一例をあらわすフローチャートである。
【符号の説明】
【0032】
1 キー入力手段
2 キー入力処理部
3 キー判別処理部
4 予約録画設定部
5 デコード処理部
6 データ取得部
7 動作制御部
8 制御部
9 記録媒体
10 メモリ
11 表示装置
12 モニタ
15 マイコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも、数字キーを有するキー入力手段と、キー入力手段からのキー入力の受付処理をおこなうキー入力処理部と、キー入力処理部で数字キーか動作キーかなどを判別し各制御部や各処理部に送信するキー判別処理部と、予約録画に関する設定をする予約録画設定部と、入力された1番目と2番目の数字をデコードして録画開始時間を予約録画設定部に設定し続けて3番目と4番目の数字が入力された場合はその数字をデコードしてチャンネルを予約録画設定部に設定するデコード処理部と、EPGやメモリや表示装置などからデータを取得して予約録画設定部などに送信するデータ取得部と、キー入力手段の操作に応じて各動作を制御する動作制御部と、各制御と装置全体の制御をおこなうマイコン内CPUである制御部と、映像や音声を記録する記録媒体と、マイコンの初期値やチャンネルデータなどの各データを記憶するメモリとを有し、キー入力処理部とキー判別処理部と予約録画設定部とデコード処理部とデータ取得部と動作制御部と制御部の機能はすべてマイコンによって処理されており、表示装置が接続され、電源スイッチをOFFとしても、マイコン電源は確保されて、キー入力処理部が常にキー入力の有無を監視し、キー入力手段から1番目の数字キーが入力された段階で入力を受理し、続く2番目の数字キーが入力された段階で2桁の数字があらわす24時方式の時間が録画開始時間に設定され、続く3番目のキー入力がない場合はデータ取得部がメモリまたは表示装置からラストチャンネルデータを取得して自動的に録画チャンネルに設定し、2番目に続く3番目と4番目の数字キーが入力された場合は2桁の数字があらわすチャンネルを録画チャンネルに設定し、EPG等から番組データを入手できる環境にある場合はここでさらに録画チャンネルの録画開始時間の時間帯に放送される番組の開始時間と終了時間をデータ取得部が取得して録画開始時間と録画終了時間を他の時間設定に優先して設定し、2番目で数字キーの入力が終わった場合と4番目まで数字キーの入力があった場合はキー入力の有無の監視に戻り、録画開始時間になるとその時の録画モードをそのまま使用して録画チャンネルの放送を記録媒体に録画し、録画終了時間が番組終了時間に設定されている場合は番組の放送終了と同時に録画も終了し、録画終了時間の設定がない場合は所定の長さの録画時間が経過した段階、若しくは所定の長さの終了時刻に自動的に終了することを特徴とする記録再生装置。
【請求項2】
前記表示装置に記録再生装置と同じデコード処理部を組み込むことにより、表示装置用のキー入力手段を使って、電源スイッチOFF状態の表示装置から電源スイッチOFF状態の記録再生装置に対して予約設定ができることを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
【請求項3】
予約録画設定を電源スイッチOFF状態の記録再生装置におこなう場合、記録再生装置のモニタに、キー操作で入力され数字を表示することを特徴とする請求項1または2記載の記録再生装置。
【請求項4】
電源スイッチON時は、手動録画やメニュー画面入力やGコード入力等の従来ある方法で録画設定をおこなうことが可能であることを特徴とする請求項1、2または3記載の記録再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−157596(P2006−157596A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−346407(P2004−346407)
【出願日】平成16年11月30日(2004.11.30)
【出願人】(390001959)オリオン電機株式会社 (427)
【Fターム(参考)】