説明

記録再生装置

【課題】ハードディスクドライブへの同一箇所への長時間記録による故障をより少なくすること。
【解決手段】ハードディスクドライブは、選局用チューナ、映像データ処理LSIで取得したコンテンツストリームを記録し、そのコンテンツストリームの記録開始から第1の期間を超えた場合には、選局用チューナ、映像データ処理LSIで取得したコンテンツストリームをハードディスクドライブに記録されたコンテンツストリームの古い部分から上書きすることにより、そのコンテンツストリームの記録開始から第1の期間を経過した後には、第1の期間の再生期間を持つコンテンツストリームが記録されている場合において、データ記録読み取り用磁気ヘッドは、前記コンテンツストリームをデータ記録用磁気メディアに記録する場合に、記録するデータ記録用磁気メディアの領域を所定の周期で切り替える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像もしくは音声信号の記録再生に関し、特にハードディスクドライブを記録再生媒体として内蔵された記録再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、記録状態でありながら、記録済みの任意の部分を再生する機能を備えた映像信号記録再生装置であって、放送された映像信号を受信し、磁気ヘッドを用いてハードディスクドライブに記録し、読み出されたデジタル映像信号を伸張し再生し、ハードディスクドライブへの記録を行うとともに、記録時刻の古いものから消去する映像記録再生装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−311586号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、装置の利便性を高める為、装置の電源入りと同時に設定された放送波を設定された時間再生可能となるように記録し古い情報から消去することで、使用者が任意の時間に設定された時間の範囲で再生可能なRewind Live TV機能が搭載され始めた。この機能は、ハードディスクの容量の一部を使い、装置の電源が切られるまで設定された容量分繰り返し連続記録を行なうことで実現されている。従って、ハードディスクドライブの同一箇所に連続した記録が長時間継続される為、ハードディスクドライブの故障率が増加する問題があった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上記の問題を解決すべく、同一箇所への長時間記録による故障をより少なくする記録方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の録画再生装置100は、放送波からコンテンツストリームを取得する選局用チューナ102、映像データ処理LSI103と、選局用チューナ102、映像データ処理LSI103で取得したコンテンツストリームを記録可能なハードディスクドライブ105と、を備え、ハードディスクドライブ105は、選局用チューナ102、映像データ処理LSI103で取得したコンテンツストリームを記録可能な媒体であるデータ記録用磁気メディア205と、データ記録用磁気メディア205に対して、選局用チューナ102、映像データ処理LSI103で取得したコンテンツストリームを記録するデータ記録読み取り用磁気ヘッド204と、データ記録用磁気メディア205の記録可能な面を覆うことにより、データ記録用磁気メディア205とデータ記録読み取り用磁気ヘッド204の接触を防止する潤滑膜層304とからなり、ハードディスクドライブ105は、選局用チューナ102、映像データ処理LSI103で取得したコンテンツストリームを記録し、そのコンテンツストリームの記録開始から第1の期間を超えた場合には、選局用チューナ102、映像データ処理LSI103で取得したコンテンツストリームをハードディスクドライブ105に記録されたコンテンツストリームの古い部分から上書きすることにより、そのコンテンツストリームの記録開始から第1の期間を経過した後には、第1の期間の再生期間を持つコンテンツストリームが記録されている場合において、データ記録読み取り用磁気ヘッド204は、前記コンテンツストリームをデータ記録用磁気メディア205に記録する場合に、記録するデータ記録用磁気メディア205の領域を所定の周期で切り替える。
【発明の効果】
【0007】
上記の構成によれば、ハードディスクドライブの故障をより少なくする記録方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】実施の形態1にかかる、録画再生装置100の構成図
【図2】実施の形態1にかかる、ハードディスクドライブ105の構成図
【図3】実施の形態1にかかる、データ記録読み取り用磁気ヘッド204とデータ記録用磁気メディア205の構成図
【図4】実施の形態1にかかる、潤滑膜層304の盛り上がり高さとデータ記録読み取り用磁気ヘッド204浮上時間の関係図
【図5】実施の形態1にかかる、記録動作のフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施の形態1)
[1.録画再生装置100の構成]
図1に、録画再生装置100の構成図を示す。放送電波は、受信用アンテナ101で受信し、選局用チューナ102で選局される。映像データ処理LSI103で記録フォーマットに従って符号化され、出力端子104を通して再生信号を映像出力装置へ出力する。また、映像データ処理LSI103で符号化された信号は、ハードディスクドライブ105の論理番地情報(LBA)を付加して、ハードディスクドライブ105へ出力する。ハードディスクドライブ105は、映像データ処理LSI103から出力された信号をLBAに基づき記録する。記録された映像情報は、ハードディスクドライブ105のLBAを指定することで、映像情報を取り出すことが可能である。ハードディスクドライブ105から取り出された映像情報は映像データ処理LSI103で、再生信号に変換される。映像データ処理LSI103で変換された再生信号は、出力端子104を通して映像出力装置へ出力する。リモコン受信部106は、使用者が録画再生装置100の装置を使って、機器の電源入り、切り及び映像情報を選択・録画・再生・予約する為のリモコンより発信された制御情報を受信する装置。今回のRewind Live TV機能は、使用者のリモコンによる映像録画操作が無くても、電源が入った時から限定された時間の範囲映像情報を自動的に記録することを特徴とした機器を対象としている。
【0010】
[2.ハードディスクドライブ105の構成]
図2にハードディスクドライブ105の構成図を示す。データ記録用磁気メディア205は、映像データ処理LSI103からの映像情報を記録可能な媒体である。データ記録読み取り用磁気ヘッド204は、映像データ処理LSI103からの映像情報をデータ記録用磁気メディア205に記録する。映像データ処理LSI103でハードディスクドライブ105のどの部分に記録するかと言うLBAを付与されたデータは、一旦バッファメモリ201に蓄積される。このとき、ヘッド位置制御コントローラLSI202は、受け取ったデータのLBAを、実際のメディアのどの部分に書き込むかという物理番地(CHS)へ変換する。物理番地は、ハードディスクドライブ105の生産段階でデータ記録用磁気メディア205の初期フォーマットで決定され、LBAと1対1の関係を持つ。また、この物理番地は一般的にハードディスクドライブ105のREAD/WRITEパフォーマンスが最大となるように、データ記録用磁気メディア205の外周側からシーケンシャルに付与される。モータコントローラLSI203は、データ記録用磁気メディア205へ映像情報を書き込む場合、もしくは、データ記録用磁気メディア205から映像情報を読み出す場合に、データ記録用磁気メディア205を一定の回転数で回転させる為の制御を行なう。ヘッド位置制御コントローラLSI202は、この制御された回転数で回転するデータ記録用磁気メディア205の初期フォーマットで決定された物理番地情報を読み取る。ヘッド位置制御コントローラLSI202は、LBAから変換した物理番地とデータ記録用磁気メディア205の初期フォーマットで決定された物理番地情報とに基づき、ヘッド位置制御コントローラLSI202はデータ記録読み取り用磁気ヘッド204を該当の場所へ移動させる。
【0011】
データ記録読み取り用磁気ヘッド204は、該当の場所に移動しデータを磁気記録方式にてデータ記録用磁気メディア205へ記録する。従って、ある限られたLBAへのデータ記録を行なうと、物理番地もまた、限られた場所に固定される。そのため、データ記録読み取り用磁気ヘッド204はほぼ同一部分に固定され、データの記録を行なうことになる。
【0012】
また、記録された映像情報を取り出すには、映像データ処理LSI103から必要なLBAを指定してハードディスクドライブ105へデータの読み出しを命令する。ハードディスクドライブ105は、LBAを物理番地に変換し、ヘッド位置制御コントローラLSI202で該当の番地へデータ記録読み取り用磁気ヘッド204を移動させる。データ記録読み取り用磁気ヘッド204は、データの読み込みを行い指定LBAデータとしてバッファメモリ201にデータを蓄積したあと、映像データ処理LSI103へデータを送信する。
【0013】
Rewind Live TV機能においては、ハードディスクドライブ105は、映像データ処理LSI103から出力された映像情報を記録し、その映像情報の記録開始から第1の期間(例えば、30分)を超えた場合には、映像データ処理LSI103から出力された映像情報をハードディスクドライブ105に記録された映像情報の古い部分から上書きすることにより、その映像情報の記録開始から第1の期間を経過した後には、第1の期間の再生期間を持つ映像情報が記録されている。
【0014】
[3.データ記録読み取り用磁気ヘッド204とデータ記録用磁気メディア205の構成]
図3の(a)は、データ記録読み取り用磁気ヘッド204とデータ記録用磁気メディア205の記録再生時の構成を示す。データ記録読み取り用磁気ヘッド204は、データ記録用磁気メディア205に磁気記録再生を行う為の素子で、一定の回転数で回転するデータ記録用磁気メディア205と記録再生時は凡そ5nmの間隔で空気の層を介在して浮上し信号の記録再生を行なう。データ記録用磁気メディア205は、鏡面処理されたアルミ基材301の両面表面につけられた磁気記録再生を行う為の磁性膜層302と、腐食による劣化を保護する保護膜層303と、データ記録読み取り用磁気ヘッド204とデータ記録用磁気メディア205の接触による吸着を防止する高分子膜の潤滑膜層304から構成されている。つまり、データ記録用磁気メディア205の記録可能な面を覆うことにより、データ記録用磁気メディア205とデータ記録読み取り用磁気ヘッド204の接触を防止している。再生時もしくは記録時において、通常は潤滑膜層304がほぼ平面である状態が維持されている。
【0015】
図3の(b)は、データ記録読み取り用磁気ヘッド204が記録位置Aへの記録再生を長時間続けることにより、潤滑膜層304が、データ記録読み取り用磁気ヘッド204とデータ記録用磁気メディア205の間に介在する空気の圧力により押しのけられ、データ記録読み取り用磁気ヘッド204の両側に寄せられた状態を示す。長時間にわたり、同じ場所に記録をし続けると、その同じ箇所にデータ記録読み取り用磁気ヘッド204とデータ記録用磁気メディア205の間に介在する空気の圧力がかかり続ける。その結果、図3の(b)ように、データ記録読み取り用磁気ヘッド204と対面する潤滑膜層304の部分がその圧力により外側に押し出されて薄くなり、一方その周りは押し出されたことに起因して隆起する。このように、潤滑膜層304が変形すると、変形部分の潤滑膜層304は遊離しやすくなり、データ記録読み取り用磁気ヘッド204が別の場所に移動して記録再生動作を行なうとき、データ記録読み取り用磁気ヘッド204と潤滑膜層304が接触し潤滑膜層304の一部がデータ記録読み取り用磁気ヘッド204に付着する。データ記録読み取り用磁気ヘッド204に付着した潤滑膜層304は、データ記録読み取り用磁気ヘッド204とデータ記録用磁気メディア205の間の空気層に抵抗を与え、データ記録読み取り用磁気ヘッド204とデータ記録用磁気メディア205の間隔の維持が出来なくなる。安定した空気層の間隔が維持出来なくなると、データ記録読み取り用磁気ヘッド204とデータ記録用磁気メディア205の接触が発生し、故障に至る。
【0016】
図3の(c)は、同じ場所への記録再生を継続して行った時に発生する、潤滑膜層304の変形を本実施の形態の手法を用いて、一定の時間内にデータ記録読み取り用磁気ヘッド204を移動することで、防止する場合の効果を示す。潤滑膜層304の変形を始める時間よりも短い時間でデータ記録読み取り用磁気ヘッド204を記録位置Bに移動すれば潤滑膜層304の変形が防止でき、安定した空気層の間隔を維持継続できるため、故障を防止することが可能になる。
【0017】
[4.潤滑膜層304の変形量とデータ記録読み取り用磁気ヘッド204の浮上時間の関係]
図4は、データ記録読み取り用磁気ヘッド204が同一箇所で記録再生を行ったとき、浮上時間と潤滑膜層304の変形量についての一般的なデータを示す。本実施の形態における潤滑膜層304を用いた場合、潤滑膜層304のデータ記録読み取り用磁気ヘッド204による空気圧増加の為の変形は、凡そ30分間連続で空気の圧力が継続した場合、変形を始めることが分かっている。従って、30分以内にデータ記録読み取り用磁気ヘッド204を別の場所へ移動させれば、潤滑膜層304とデータ記録読み取り用磁気ヘッド204の接触による故障を防止することが可能となる。
【0018】
[5.潤滑膜層304の変形を防止する為の記録フローチャート]
図5は、潤滑膜層304の変形を防止可能な、同一箇所連続記録のフローを示す。Rewind Live TV機能搭載の録画再生装置100は、使用者が電源を入れた直後よりあらかじめ決められた場所へ映像の記録が開始される(S501)。潤滑膜層304の変形が始まる30分の記録時間監視を行なう(S502)。30分が経過した時点で、ハードディスクドライブ105へ記録するLBAを変更し、データ記録読み取り用磁気ヘッド204の物理的な記録場所を移動させる(S503)。移動場所での記録時間監視を行なう(S502)。30分経過した時点で、記録LBAを変更しデータ記録読み取り用磁気ヘッド204の物理的な場所を移動させる。S501からS503を繰り返すことで、潤滑膜層304の変形を防止でき、長時間同一箇所への長時間記録によるハードディスクドライブ105の故障を防止することが可能となる。
【0019】
つまり、データ記録読み取り用磁気ヘッド204は、映像情報をデータ記録用磁気メディア205に記録する場合に、記録するデータ記録用磁気メディア205の領域を所定の周期で切り替える。
【0020】
[6.まとめ]
本実施の形態の録画再生装置100によれば、放送波からコンテンツストリームを取得する選局用チューナ102、映像データ処理LSI103と、選局用チューナ102、映像データ処理LSI103で取得したコンテンツストリームを記録可能なハードディスクドライブ105と、を備え、ハードディスクドライブ105は、選局用チューナ102、映像データ処理LSI103で取得したコンテンツストリームを記録可能な媒体であるデータ記録用磁気メディア205と、データ記録用磁気メディア205に対して、選局用チューナ102、映像データ処理LSI103で取得したコンテンツストリームを記録するデータ記録読み取り用磁気ヘッド204と、データ記録用磁気メディア205の記録可能な面を覆うことにより、データ記録用磁気メディア205とデータ記録読み取り用磁気ヘッド204の接触を防止する潤滑膜層304とからなり、ハードディスクドライブ105は、選局用チューナ102、映像データ処理LSI103で取得したコンテンツストリームを記録し、そのコンテンツストリームの記録開始から第1の期間を超えた場合には、選局用チューナ102、映像データ処理LSI103で取得したコンテンツストリームをハードディスクドライブ105に記録されたコンテンツストリームの古い部分から上書きすることにより、そのコンテンツストリームの記録開始から第1の期間を経過した後には、第1の期間の再生期間を持つコンテンツストリームが記録されている場合において、データ記録読み取り用磁気ヘッド204は、前記コンテンツストリームをデータ記録用磁気メディア205に記録する場合に、記録するデータ記録用磁気メディア205の領域を所定の周期で切り替える。
【0021】
これにより、同一箇所への長時間記録による故障をより少なくすることができる。
【0022】
(他の実施の形態)
本発明の実施の形態として、実施の形態1を例示した。しかし、本発明はこれには限らない。そこで、本発明の他の実施の形態を以下にまとめて説明する。なお、本発明は、これらには限定されず、適宜修正された実施の形態に対しても適用可能である。
【0023】
実施の形態1において、受信用アンテナ101からの放送波としたが、これには限らない。例えば、有線を通じて放送され、セットトップボックスを経由して、信号を受信するようにしてもよい。要するに、外部から供給される放送波を信号変換してハードディスクドライブ105へ記録するものに適用できる。
【0024】
また、ハードディスクドライブ105へ記録される信号を映像情報としたが、ラジオ等の音声情報やニュース等のデータ情報でも良い。音声情報の場合は、一般的にデータ量が小さくなる為、データ記録読み取り用磁気ヘッド204の連続記録動作が緩慢になるが、潤滑膜層304が変形する前に位置を移動させることで、同様の効果が得られる。
【0025】
また、実施の形態1では、ハードディスクドライブ105の構成をデータ記録読み取り用磁気ヘッド204とデータ記録用磁気メディア205の各々1構成としたが、データ記録用磁気メディア205の反対側の面にもデータ記録読み取り用磁気ヘッド204が取り付けられている構成でも良い。
【0026】
また、実施の形態1では、ハードディスクドライブ105の構成を単板としたが、データ記録用磁気メディア205が複数枚で構成されそれぞれのデータ記録用磁気メディア205にデータ記録読み取り用磁気ヘッド204が1ないし2個取り付けられた記録容量の大きなハードディスクドライブ105にも適用可能である。但し、データ記録読み取り用磁気ヘッド204の個数が増加する構成のハードディスクドライブ105は、一般的にデータ記録読み取り用磁気ヘッド204の移動量は変化させるLBAに対し小さくなる傾向があるため、データ記録読み取り用磁気ヘッド204を移動させる為のLBAは増加させる方が望ましい。
【0027】
また、実施の形態1では、データ記録用磁気メディア205を3.5インチはハードディスクドライブで一般的に使われているアルミ基材301としたが、2.5インチハードディスクで一般的に使われているガラス基材の場合でも同じ効果が得られる。
【0028】
また、実施の形態1では、使用者が録画再生装置100の電源スイッチもしくは、付属のリモコンを用いて電源を入れてからの記録時間を監視しているが、映像出力装置や外部チューナからの制御で、電源が入り記録する構成であっても、記録時間を監視しデータ記録読み取り用磁気ヘッド204を適宜移動させることで、同様の効果が得られる。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明は、映像記録再生装置に関し、特に、Rewind Live TV機能を有しハードディスクドライブ105を記録再生装置として使用する機器に関するものであって、故障率を増加させることなく使用者の利便性を向上させる機能が提供できる。そのため、本発明は、DVDレコーダ、BDレコーダ、録画機能付セットトップボックス、録画用ハードディスク付テレビ等に適用できる。
【符号の説明】
【0030】
100 録画再生装置
101 受信用アンテナ
102 選局用チューナ
103 映像データ処理LSI
104 出力端子
105 ハードディスクドライブ
106 リモコン受信部
201 バッファメモリ
202 ヘッド位置制御コントローラLSI
203 モータコントローラLSI
204 データ記録読み取り用磁気ヘッド
205 データ記録用磁気メディア
301 アルミ基材
302 磁性膜層
303 保護膜層
304 潤滑膜層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送波からコンテンツストリームを取得する取得部と、
前記取得部で取得したコンテンツストリームを記録可能な記録部と、を備え、
前記記録部は、
前記取得部で取得したコンテンツストリームを記録可能な媒体である記録メディア部と、
前記記録メディア部に対して、前記取得部で取得したコンテンツストリームを記録する磁気ヘッド部と、
前記記録メディア部の記録可能な面を覆うことにより、前記記録メディア部と前記磁気ヘッド部の接触を防止する皮膜部とからなり、
前記記録部は、
前記取得部で取得したコンテンツストリームを記録し、そのコンテンツストリームの記録開始から第1の期間を超えた場合には、
前記取得部で取得したコンテンツストリームを前記記録部に記録されたコンテンツストリームの古い部分から上書きすることにより、
そのコンテンツストリームの記録開始から第1の期間を経過した後には、第1の期間の再生期間を持つコンテンツストリームが記録されている場合において、
前記磁気ヘッド部は、前記コンテンツストリームを前記記録メディア部に記録する場合に、
記録する前記記録メディア部の領域を所定の周期で切り替える、
記録装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−204324(P2011−204324A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−72004(P2010−72004)
【出願日】平成22年3月26日(2010.3.26)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】