説明

記録媒体作成方法、記録媒体作成システム

【課題】 記録媒体作成システムにおいて、少なくとも或る一部門で、アプリケーションプログラム等を記録した記録媒体の管理コストまたは保管コストを抑制する技術を提供すること。
【解決手段】 第1の部門において、所定の電子情報を生成し、第2の部門において、第1の部門で生成された電子情報を記録した記録媒体を作成するための記録媒体作成方法であって、第1の部門に第1のコンピュータを、第2の部門に第2のコンピュータをそれぞれ用意する工程と、管理サーバを用意する工程と、第1のコンピュータが、電子情報およびその電子情報を管理するための管理情報を管理サーバに登録する工程と、第2のコンピュータが、管理サーバから、登録された管理情報に基づいて、登録された電子情報を取得する工程と、第2の部門において、第2のコンピュータにより取得された電子情報を所定の記録媒体に記録し、電子情報を記録した記録媒体を作成する工程とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体作成方法および記録媒体作成システムに関する。ここで、記録媒体作成とは、所定の記録媒体に、アプリケーションプログラム等の電子情報を記録し、電子情報を記録した記録媒体を作成することである。
【背景技術】
【0002】
従来、所定のアプリケーションプログラムを開発し、それをフレキシブルディスクやCDなどの所定の記録媒体に記録することにより、開発したアプリケーションプログラムが記録された記録媒体を作成し、出荷する記録媒体作成システムが知られている。このような記録媒体作成システムでは、例えば、アプリケーションプログラムを開発する部門や、開発したアプリケーションプログラムの品質をチェックする部門や、アプリケーションプログラムを記録した記録媒体を作成し出荷する部門などがある。このように、記録媒体作成システムでは、所定のアプリケーションプログラムを記録した記録媒体が出荷されるまでには、複数の部門を経る。
なお、このような記録媒体作成システムに関連する技術として、下記特許文献1に記載される所定のアプリケーションプログラムを管理する技術が公開されている。
【0003】
【特許文献1】特開2002−63236号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した記録媒体作成システムにおいて、各部門のそれぞれで所定の処理(例えば、デバグ作業、品質の検証作業および出荷作業など。)を行うために、開発されたアプリケーションプログラムを記録した記録媒体を作成し、各部門へ配布していた。このため、各部門では、配布された記録媒体を管理し保管する必要があり、管理や保管のためのコストが増大するという問題があった。さらに、配布された記録媒体の保管のためのスペースも確保しなければならないという問題があった。
【0005】
なお、上述の記録媒体作成システムでは、アプリケーションプログラムを記録媒体に記録するようにしているが、アプリケーションプログラムの他、所定の文字情報(文書情報)や所定のキャラクタなどを表わしたデザイン情報を記録媒体に記録するようにしてもよい。この場合においても、上記問題は生じる。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、記録媒体作成システムにおいて、少なくとも或る一部門で、アプリケーションプログラム等を記録した記録媒体の管理コストまたは保管コストを抑制する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の記録媒体作成方法では、
第1の部門において、所定の電子情報を生成し、第2の部門において、前記第1の部門で生成された前記電子情報を記録した記録媒体を作成するための記録媒体作成方法であって、
(a)前記第1の部門に第1のコンピュータを、前記第2の部門に第2のコンピュータをそれぞれ用意する工程と、
(b)管理サーバを用意する工程と、
(c)前記第1のコンピュータが、前記電子情報およびその電子情報を管理するための管理情報を前記管理サーバに登録する工程と、
(d)前記第2のコンピュータが、前記管理サーバから、登録された前記管理情報に基づいて、登録された前記電子情報を取得する工程と、
(e)前記第2の部門において、前記第2のコンピュータにより取得された前記電子情報を前記所定の記録媒体に記録し、前記電子情報を記録した前記記録媒体を作成する工程と、
を備えたことを要旨とする。
【0008】
上記構成の記録媒体作成方法によれば、第2の部門において、ユーザが所望する時に管理サーバから電子情報を取得して、取得した電子情報に基づいて記録した記録媒体を作成することができるので、電子情報を記録した記録媒体を管理・保管する必要がなく、それに伴う管理または保管のためのコストを抑制することができる。
【0009】
上記記録媒体作成方法において、
前記管理情報は、前記電子情報の状態を表わすステータス情報を含み、
(f)第3の部門に、第3のコンピュータを用意する工程と、
(g)前記第3のコンピュータが、前記管理サーバに登録された前記管理情報に基づいて、前記管理サーバから、登録された前記電子情報を取得する工程と、
(h)取得した前記電子情報の状態を検証する工程と、
(i)前記第3のコンピュータが、検証の結果に基づいて、前記管理サーバにおいて前記電子情報に対応する前記管理情報の前記ステータス情報を更新する工程と、
をさらに備えるようにしてもよい。
【0010】
このようにすれば、ステータス情報から電子情報の状態を把握することができる。
【0011】
上記記録媒体作成方法において、
(j)前記第2のコンピュータが、前記管理サーバにおける更新された前記ステータス情報に基づいて、前記ステータス情報が含まれる前記管理情報に対応する前記電子情報を所定の記録媒体に記録することの記録許可を下すかどうかを判定する工程を、さらに備え、
前記第2のコンピュータが、判定の結果、前記記録許可を下した場合に、
前記工程(d)において、
前記第2のコンピュータが、前記管理サーバから、登録された前記管理情報に基づいて、登録された前記電子情報を取得することを可能とし、
前記工程(e)において、
前記第2の部門において、前記第2のコンピュータにより取得された前記電子情報を前記所定の記録媒体に記録し、前記電子情報を記録した前記記録媒体を作成することを可能とするようにしてもよい。
【0012】
このようにすれば、電子情報の状態に基づいて、記録許可が下される。そして、記録許可が下された場合にのみ、電子情報を所定の記録媒体に記録し、記録媒体を作成する。従って、誤った記録媒体を作成することを抑制することができる。
【0013】
上記記録媒体作成方法において、
(k)前記工程(j)において、前記第2のコンピュータが、判定の結果、前記記録許可を下さなかった場合には、前記工程(d)において、前記第2のコンピュータに、前記管理サーバに登録された前記電子情報を取得させないようにする工程を備えるようにしてもよい。
【0014】
このようにすれば、電子情報の状態に基づいて、記録許可が下されない場合には、電子情報を所定の記録媒体に記録し、記録媒体を作成することがないので、誤った記録媒体を作成することを抑制することができる。
【0015】
上記記録媒体作成方法において、
(l)前記管理サーバに、前記第3のコンピュータが前記ステータス情報を更新する権限があるかどうかを表わす権限情報を登録する工程を備え、
前記工程(h)において、
前記第3のコンピュータは、前記管理サーバに登録された前記権限情報において、前記権限がある場合にのみ、登録された前記ステータス情報を更新することができるようにしてもよい。
【0016】
このようにすれば、第3のコンピュータは、権限がある場合にのみステータス情報を更新するので、上記工程(j)において、記録許可を下すかどうかを判定する場合に、更新された適切なステータス情報に基づいて、判定することができる。
【0017】
上記記録媒体作成方法において、
前記管理情報は、前記電子情報を識別するための識別情報を含み、
(m)前記第1のコンピュータ、前記第2のコンピュータおよび前記第3のコンピュータのいずれかのコンピュータにおいて、前記識別情報を入力する工程と、
(n)前記識別情報が入力された前記コンピュータが、前記管理サーバに登録された前記管理情報の中から入力された前記識別情報に対応する前記管理情報を特定し、見つかった前記管理情報に基づいて、前記電子情報を検索する工程と、
を備えるようにしてもよい。
【0018】
このようにすれば、電子情報を素早く検索することができる。
【0019】
上記記録媒体作成方法において、
(o)前記電子情報の検索の結果を表示する工程を備えるようにしてもよい。
【0020】
このようにすれば、検索結果をユーザに知らせることができる。
【0021】
上記記録媒体作成方法において、
(p)前記第3のコンピュータが、前記工程(d)後において、前記管理サーバに登録された前記電子情報と、前記記録媒体に記録された前記電子情報とが一致するかどうかを検証する工程を備えるようにしてもよい。
【0022】
このようにすれば、記録媒体に記録された電子情報が適切かどうかを確認することができる。
【0023】
上記記録媒体作成方法において、
(q)前記第1のコンピュータが、前記電子情報を記録した前記記録媒体のラベル情報を登録する工程を備え、
(r)前記ラベル情報の登録先を前記管理情報に加味する工程と、
(s)前記工程(d)において、前記第2のコンピュータが、前記管理サーバから、前記管理サーバに登録された前記管理情報に基づいて、登録された前記電子情報と共に前記ラベル情報を取得する工程と、
(t)前記(e)において、前記第2の部門において、前記第2のコンピュータにより取得された前記電子情報を前記所定の記録媒体に記録し、前記電子情報を記録した前記記録媒体を作成すると共に、作成した前記記録媒体に前記第2のコンピュータにより取得された前記ラベル情報を付与する工程と、
を備えるようにしてもよい。
【0024】
このようにすれば、上述の電子情報を記録した記録媒体に、ラベル情報を付与することができる。
【0025】
上記記録媒体作成方法において、
前記電子情報は、アプリケーションプログラムであってもよし、前記記録媒体は、磁気メモリ、オプティカルメモリおよび半導体メモリのいずれかであってもよい。
【0026】
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の記録媒体作成システムでは、
第1の部門において、所定の電子情報を生成し、第2の部門において、前記第1の部門で生成された前記電子情報を記録した記録媒体を作成するための記録媒体作成システムであって、
前記第1の部門に設置される第1のコンピュータと、
前記第2の部門に設置される第1のコンピュータの記録媒体に記録する電子情報記録装置と、
管理サーバと、を備え、
前記第1のコンピュータは、前記電子情報およびその電子情報を管理するための管理情報を前記管理サーバに登録し、
前記第2のコンピュータは、前記管理サーバから、前記管理サーバに登録された前記管理情報に基づいて、登録された前記電子情報を取得し、
前記記録媒体作成システムは、
前記第2の部門において、前記第2のコンピュータにより取得された前記電子情報を前記所定の記録媒体に記録し、前記電子情報を記録した前記記録媒体を作成することを要旨とする。
【0027】
上記構成の記録媒体作成システムによれば、第2の部門において、ユーザが所望する時に管理サーバから電子情報を取得して、取得した電子情報に基づいて記録した記録媒体を作成することができるので、電子情報を記録した記録媒体を管理・保管する必要がなく、それに伴う管理または保管のためのコストを抑制することができる。
【0028】
上記構成の記録媒体作成システムにおいて、
前記管理情報は、前記電子情報の状態を表わすステータス情報を含み、
第3の部門に、第3のコンピュータを備え、
前記第3のコンピュータは、前記管理サーバに登録された前記管理情報に基づいて、前記管理サーバから、登録された前記電子情報を取得し、
ユーザにより、前記第3のコンピュータにより取得された前記電子情報の状態が検証され、その検証の結果が前記第3のコンピュータに入力された場合に、
前記第3のコンピュータは、検証の結果に基づいて、前記管理サーバにおいて前記電子情報に対応する前記管理情報の前記ステータス情報を更新するようにしてもよい。
【0029】
このようにすれば、ステータス情報から電子情報の状態を把握することができる。
【0030】
上記構成の記録媒体作成システムにおいて、
前記第2のコンピュータは、前記管理サーバにおける更新された前記ステータス情報に基づいて、前記ステータス情報が含まれる前記管理情報に対応する前記電子情報を所定の記録媒体に記録することの記録許可を下すかどうかを判定し、
前記第2のコンピュータが、判定の結果、前記記録許可を下した場合に、
前記第2のコンピュータが、前記管理サーバから、登録された前記管理情報に基づいて、登録された前記電子情報を取得することを可能とし、
前記第2の部門において、前記第2のコンピュータにより取得された前記電子情報を前記所定の記録媒体に記録し、前記電子情報を記録した前記記録媒体を作成することを可能としてもよい。
【0031】
このようにすれば、電子情報の状態に基づいて、記録許可が下される。そして、記録許可が下された場合にのみ、電子情報を所定の記録媒体に記録し、記録媒体を作成する。従って、誤った記録媒体を作成することを抑制することができる。
【0032】
上記構成の記録媒体作成システムにおいて、
前記第2のコンピュータが、判定の結果、前記記録許可を下さなかった場合には、前記第2のコンピュータに、前記管理サーバに登録された前記電子情報を取得させないようにしてもよい。
【0033】
このようにすれば、電子情報の状態に基づいて、記録許可が下されない場合には、電子情報を所定の記録媒体に記録し、記録媒体を作成することがないので、誤った記録媒体を作成することを抑制することができる。
【0034】
上記構成の記録媒体作成システムにおいて、
少なくとも、前記管理サーバと、前記第1のコンピュータまたは前記第2のコンピュータまたは前記第3のコンピュータとは、ネットワークを介して接続されているようにしてもよい。
【0035】
このようにすれば、管理サーバと、第1のコンピュータまたは第2のコンピュータまたは第3のコンピュータが離れた場所にあっても、種々のデータのやり取りを行うことができる。
【0036】
なお、本発明は、上記した方法発明や装置発明としての態様に限ることなく、それら方法や装置を構築するためのコンピュータプログラムとしての態様や、そのようなコンピュータプログラムを記録した記録媒体としての態様や、上記コンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号など、種々の態様で実現することも可能である。
【0037】
また、本発明をコンピュータプログラムまたはそのプログラムを記録した記録媒体等として構成する場合には、上記装置の動作を制御するプログラム全体として構成するものとしてもよいし、本発明の機能を果たす部分のみを構成するものとしてもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0038】
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき次の順序で説明する。
A.実施例:
A1.システム概要:
A2.記録媒体作成処理:
A21.情報登録処理:
A22.管理情報テーブル作成処理:
A23.アプリケーション評価処理:
A24.アプリケーション記録処理:
A25.コンペア処理:
B.変形例:
【0039】
A1.システム概要:
図1は、本発明の本実施例における記録媒体作成システム1000の概略構成図である。
この記録媒体作成システム1000は、ユーザからの指示に基づいて、所定のアプリケーションを所定の記録媒体に記録し、アプリケーションを記録した記録媒体を作成するためのシステムである。なお、アプリケーションを記録する記録媒体としては、CD−R(CD−RW)、DVD−R(DVD−RW)、およびMOなどのオプティカルデバイス(オプティカルメモリ)や、フレキシブルディスク(以下では、FDと呼ぶ。)などの磁気デバイス(磁気メモリ)や、メモリースティック(ソニー社の商標)、コンパクトフラッシュ(米国SanDisk社の登録商標)などの半導体メモリなどがある。以下では、アプリケーションを記録する記録媒体としてFDを用いることとする。
【0040】
この記録媒体作成システム1000は、設計部門、QA部門および作業部門に設置された複数のパーソナルコンピュータ(PC)(以下では、クライアントCLと呼ぶ。)と、管理サーバMSVとがそれぞれローカルエリアネットワークLANを介して接続されている。図1には、クライアントCLのうち、設計部門に設置されたPCの一つであるクライアントCL1と、QA部門に設置されたPCの一つであるクライアントCL2と、作業部門に設置されたPCの一つであるクライアントCL3とが示されている。なお、設計部門は、所定のアプリケーションプログラム(以下では、単にアプリケーションと呼ぶ。)の開発等を行う部門である。QA部門は、設計部門が開発したアプリケーションの品質の検証等を行う部門である。作業部門は、QA部門により品質の検証が行われたアプリケーションを記録媒体としてのFDに記録し、そのチェックを行い、それを出荷する部門である。
【0041】
クライアントCL1は、一般的なコンピュータとしての構成を備え、特には、CPU100と、メモリ170(図示せず)と、メモリ180と、所定のアプリケーションプログラムが記憶されたROM190(図示せず)と、表示ディスプレイ130とを備える。
【0042】
メモリ180は、設計部門のユーザが開発後のアプリケーションを格納するアプリケーション格納部185と、そのアプリケーションをFDに記録する際に、FDに記載するラベルの情報(以下では、ラベル情報と呼ぶ。)を格納するラベル情報格納部187とを備える。なお、ユーザは、アプリケーション及びラベル情報を各格納部185,187に格納する際には、格納場所(格納パス)を指定して保存する。また、このラベル情報には、文字、キャラクタ及びマーク等に関する情報(以下では、ラベルデータと呼ぶ。)と、そのラベルデータのレイアウトに関する情報(以下では、ラベルフォームと呼ぶ。)とが含まれる。このラベル情報は、設計部門において、アプリケーションと共に、開発されるものとする。
【0043】
CPU100は、ROM190から所定のアプリケーションプログラムをメモリ170に読み出し、実行することで、情報処理部110と、画像処理部120として機能する。
【0044】
情報処理部110は、後述する記録媒体作成処理において情報登録処理を実行する。
画像処理部120は、後述する情報処理画面Wを作成し、表示ディスプレイ130に表示させる。
【0045】
クライアントCL2は、一般的なコンピュータとしての構成を備え、特には、CPU200と、メモリ270(図示せず)と、メモリ280と、所定のアプリケーションプログラムが記憶されたROM290(図示せず)と、表示ディスプレイ230とを備える。
【0046】
メモリ280は、管理サーバMSVからダウンロードしたアプリケーションを格納するアプリケーション格納部285と、そのアプリケーションに対応するラベル情報を格納するラベル情報格納部287とを備える。
【0047】
CPU200は、ROM290から所定のアプリケーションプログラムをメモリ270に読み出し、実行することで、情報処理部210と、画像処理部220と、媒体記録部230として機能する。
【0048】
情報処理部210は、後述する記録媒体作成処理においてアプリケーション評価処理を実行する。
【0049】
画像処理部220は、後述する情報処理画面Wを作成し、表示ディスプレイ230に表示させる。
【0050】
クライアントCL3は、一般的なコンピュータとしての構成を備え、特には、CPU300と、メモリ370(図示せず)と、メモリ380と、所定のアプリケーションプログラムが記憶されたROM390(図示せず)と、表示ディスプレイ330と、フレキシブルディスクドライブ365(以下では、FDドライブ365とも呼ぶ。)とを備える。また、クライアントCL3は、FD装置360と所定のインターフェイスを介して接続されている。このインターフェイスとしては、例えば、USB(Universal Serial Bus)などがある。
【0051】
FDドライブ365は、FDから所定の情報を読み込んだり、書き込んだりすることができるドライブである。このFDドライブ365は、後述のコンペア処理で使用される。
【0052】
メモリ380は、管理サーバMSVからダウンロードしたアプリケーションを格納するアプリケーション格納部385と、そのアプリケーションに対応するラベル情報を格納するラベル情報格納部387とを備える。
【0053】
CPU300は、ROM390から所定のアプリケーションプログラムをメモリ370に読み出し、実行することで、情報処理部310と、画像処理部320と、媒体記録部340として機能する。
【0054】
情報処理部310は、後述する記録媒体作成処理においてアプリケーション記録処理を実行する。
画像処理部320は、後述する情報処理画面Wを作成し、表示ディスプレイ330に表示させる。
【0055】
媒体記録部340は、後述するアプリケーション記録処理において、FD装置360を制御し、FDにアプリケーションを記録させたり、FDの外面にラベル情報に基づくラベルを印字(記載)させる。
【0056】
FD装置360は、FDが挿入されるFD挿入口361を備える。FD装置360は、媒体記録部340の指示に基づき、アプリケーション格納部385に格納されたアプリケーションを、ユーザによりFD挿入口361を介して挿入されたFDに記録する。また、FD装置360は、媒体記録部340の指示に基づき、ラベル情報格納部387に格納されたラベル情報に基づくラベルをFDの外面に印字する。
【0057】
管理サーバMSVは、一般的なコンピュータとしての構成を備え、特には、CPU500と、メモリ550(図示せず)と、メモリ600と、所定のアプリケーションプログラムが記憶されたROM590(図示せず)とを備えている。
【0058】
メモリ600は、アプリケーション格納部610と、ラベル情報格納部620と、管理情報テーブル格納部630とを備えている。
【0059】
アプリケーション格納部610は、後述の記録媒体作成処理の情報登録処理において、クライアントCL1からアップロードされてくるアプリケーションを格納する。
【0060】
ラベル情報格納部620は、後述の記録媒体作成処理において、クライアントCL1からアップロードされてくるラベル情報を格納する。
管理情報テーブル格納部630は、後述する管理情報テーブルを格納する。
【0061】
CPU300は、ROM590から所定のアプリケーションプログラムをメモリ550に読み出し、実行することで、管理情報処理部510として機能する。
【0062】
管理情報処理部510は、クライアントCL1からアップロードされてくるアプリケーションおよびラベル情報を取得し、それをそれぞれアプリケーション格納部610、ラベル情報格納部620に格納したり、後述の記録媒体作成処理の管理情報テーブル作成処理において管理情報テーブルの作成および更新を行ったり、各クライアントCLからの要求に基づいて、要求のあったクライアントCLにアプリケーション格納部610に格納されたアプリケーションのダウンロードを実行する。
【0063】
なお、クライアントCL1,CL2,CL3および管理サーバMSVは、上述した機能の他に、コンピュータとしての他の機能も備えているが、本実施例では、省略する。
【0064】
A2.記録媒体作成処理:
ところで、設計部門のユーザは、所定のアプリケーションを開発すると、そのアプリケーションを、管理サーバMSVに登録する。そして、QA部門のユーザは、登録されたアプリケーションの品質の検証を行う。その後、作業部門のユーザは、品質の検証の結果、出荷が認められれば、アプリケーションをFDに記録し、チェックして、出荷する。本実施例の記録媒体作成システム1000は、この過程において、図2に示す記録媒体作成処理を行う。以下では、この記録媒体作成処理において、設計部門のユーザが開発した或るアプリケーションXの出荷までの流れを具体的に説明することとする。
【0065】
図2は、本実施例における記録媒体作成システム1000が行う記録媒体作成処理を示すフローチャートである。
図3は、本実施例における情報処理画面Wの初期画面を示す図である。
各部門のユーザは、図3に示す情報処理画面Wを介して、記録媒体を作成するために種々の指示を行う。この情報処理画面Wは、メニューを表わすメニュー領域Waと、入力画面を表わす情報入力領域Wbとに区分される。メニュー領域Waには、後述する情報登録処理に移行するための情報登録ボタン700と、後述する検索処理に移行するための検索ボタン800と、後述するアプリケーション評価処理に移行するためのアプリ評価ボタン900と、後述するアプリケーション記録処理に移行するためのアプリ記録ボタン930と、後述するコンペア処理に移行するためのコンペアボタン950とが備えられる。これらのボタンを総称して、処理移行ボタンとも呼ぶ。情報入力領域Wbは、記録媒体作成処理中において、メニュー領域Waの所定のボタンが押されると、各ボタンに対応した入力画面を表示する。この情報処理画面Wは、各クライアントCLの表示ディスプレイに表示される。なお、図3に示す情報処理画面Wは、初期画面であり、情報入力領域Wbには何も表示されていない。
【0066】
一方、記録媒体作成処理(図2)において、設計部門のクライアントCL1は、情報登録処理(ステップS100)として、ユーザからの指示に基づき、開発されたアプリケーションXを管理サーバMSVにアップロードし、管理サーバMSVは、それを保存する。この際、管理サーバMSVは、管理情報テーブル作成処理(ステップS200)として、所定の管理情報を表わす管理情報テーブルを作成する。そして、QA部門のクライアントCL2は、アプリケーション評価処理(ステップS300)として、ユーザからの指示に基づき、管理サーバMSVから、アプリケーションXをダウンロードし、その品質の検証を行い、さらには、出荷できる状態かどうか等の評価を管理サーバMSVの管理情報テーブルに反映させる。その後、作業部門のクライアントCL3は、記録媒体作成処理(ステップS500)として、ユーザからの指示に基づき、管理サーバMSVから、アプリケーションをダウンロードし、それをFDに記録する。また、クライアントCL3は、コンペア処理(ステップS700)として、ユーザの指示に基づき、記録媒体のチェックを行う。
【0067】
A21.情報登録処理:
それでは、記録媒体作成処理について具体的に説明する。この記録媒体作成処理において、図2に示すように、まず、クライアントCL1(設計部門)は、情報登録処理を行う(ステップS100)。
【0068】
この情報登録処理の前提として、設計部門のユーザは、開発したアプリケーションXとそのアプリケーションXに対応するラベル情報をそれぞれアプリケーション格納部185、ラベル情報格納部187に格納していることとする。
【0069】
図4は、本実施例におけるクライアントCL1が行う情報登録処理を表わすフローチャートである。
この情報登録処理において、図4に示すように、まず、クライアントCL1の画像処理部120は、図3に示す情報処理画面Wの初期画面を表示ディスプレイ130に表示させる(ステップS110)。
【0070】
図5は、本実施例におけるクライアントCL1が情報登録処理を行う際の情報登録画面W1を表わす図である。
そして、ユーザによって、情報登録ボタン700が押されると(ステップS120:YES)、画像処理部120は、図5に示すように、情報処理画面Wの情報入力領域Wbに情報登録のための入力画面を表示させる(ステップS130)。なお、以下では、このように情報入力領域Wbに情報登録のための入力画面を表示させた情報処理画面Wを、特に、情報登録画面W1と呼ぶ。
【0071】
続いて、情報処理部110は、ユーザによりアプリケーションXを記録するための記録媒体の種別(以下、記録媒体種別と呼ぶ。)が選択されたかどうかを判断する(ステップS140)。具体的には、情報処理部110は、ユーザが、記録媒体種別プルダウン740から記録媒体種別を選択しているかどうかを判断する。なお、図5に示すように、本実施例では、記録媒体種別としてFDが選択されている。
【0072】
情報処理部110は、記録媒体種別プルダウン740にユーザによりアプリケーションXを記録するための記録媒体種別が選択されている場合には(ステップS140:YES)、続いて、ユーザによりアプリケーションXの格納パスが指定されたかどうかを判断する(ステップS150)。具体的には、情報処理部110は、ユーザが、参照ボタン711を押して、アプリケーション格納部185に格納されたアプリケーションXを探索し、見つかった場所を格納パスとして指定されたかどうかを判断する。ユーザが指定アプリケーションXの格納パスは、格納パス表示領域710に表示される。
【0073】
なお、情報処理部110は、ユーザがアプリケーション格納部185を探索し、アプリケーションXを指定した場合には、上述のステップS140の処理で指定された記録媒体種別(本実施例では、FD)の1枚当りの最大容量を勘案し、指定された記録媒体種別に収まるようにアプリケーションXを複数に分割する。この際、画像処理部120は、分割されたアプリケーションX(以下では、分割アプリケーションXと呼ぶ。)のそれぞれに、アプリケーションXのバージョン名と通し番号との組み合わせである分割アプリケーション名を設定する。そして、画像処理部120は、図5に示すように、アプリケーション表示領域780に、分割アプリケーション名をそれぞれ表示する。図5のアプリケーション表示領域780には、7つに分割されたアプリケーションXの分割アプリケーション名が示されている。分割アプリケーション名に対応する分割アプリケーションXは、それぞれ1つのFDに記録されることになる。
【0074】
情報処理部110は、ユーザによりアプリケーションXの格納パスが指定されている場合には(ステップS150:YES)、ユーザによりアプリケーションXに対応するラベルデータの格納パスが指定されたかどうかを判断する(ステップS160)。具体的には、情報処理部110は、ユーザが、図5の参照ボタン721を押して、ラベル情報格納部187に格納されたアプリケーションXに対応するラベルデータを探索し、見つかった場所を格納パスとして指定されたかどうかを判断する。ユーザが指定したラベルデータの格納パスは、格納パス表示領域720に表示される。
【0075】
情報処理部110は、ユーザによりアプリケーションXに対応するラベルデータの格納パスが指定されている場合には(ステップS160:YES)、さらに、ユーザによりアプリケーションXに対応するラベルフォームの格納パスが指定されたかどうかを判断する(ステップS170)。具体的には、情報処理部110は、ユーザが、参照ボタン731を押して、ラベル情報格納部187に格納されたアプリケーションXに対応するラベルフォームを探索し、見つかった場所を格納パスとして指定されたかどうかを判断する。ユーザが指定したラベルフォームの格納パスは、格納パス表示領域730に表示される。
【0076】
情報処理部110は、ユーザによりアプリケーションXに対応するラベルフォームの格納パスが指定されている場合には(ステップS170:YES)、続いて、アプリケーションXが対応する機種名、アプリケーションXの型式名、アプリケーションXのバージョン名が指定されたかどうかを判断する(ステップS175)。具体的には、情報処理部110は、ユーザが、図5に示すように、機種名表示領域795、型式名表示領域775、および、バージョン名表示領域790に、それぞれ、機種名、型式名、および、バージョン名を記入したかどうかを判断する。なお、ユーザが、この機種名、型式名、および、バージョン名を指定する場合に、プルダウン方式でこれらを選択できるようにしてもよい。
【0077】
情報処理部110は、機種名、型式名、および、バージョン名が指定されている場合には(ステップS175:YES)、続いて、ユーザにより登録ボタン760が押されたかどうかを判断する(ステップS180)。
【0078】
情報処理部110は、ユーザにより登録ボタン760が押された場合には(ステップS180:YES)、ステップS140の処理で指定された記録媒体種別を表わす記録媒体種別情報と、ステップS150の処理で指定された格納パスにあるアプリケーションXと、ステップS160の処理で指定された格納パスにあるラベルデータと、ステップS170の処理で指定された格納パスにあるラベルフォームと、ステップS175の処理で指定された機種名、型式名およびバージョン名とをそれぞれ取得し、管理サーバMSVにアップロードする(ステップS190)。なおこの場合において、情報処理部110は、アプリケーションXは、分割アプリケーションXごとにアップロードする。
【0079】
一方、管理サーバMSVの管理情報処理部510は、クライアントCL1からアップロードされてくるアプリケーションX、ラベルデータ、および、ラベルフォームを取得し、アプリケーションXをアプリケーション格納部610に、ラベルデータおよびラベルフォームをラベル情報としてラベル情報格納部620に、それぞれ格納場所(格納パス)を指定して格納する。なお、アプリケーションXは、分割アプリケーションXごとにアップロードされてくるので、管理情報処理部510は、各分割アプリケーションXを対応づけてアプリケーション格納部610に格納する。また、管理情報処理部510は、アップロードされてくる記録媒体種別情報、機種名、型式名、および、バージョン名を取得する。
情報処理部110は、アップロード終了後、この情報登録処理を終了する。
【0080】
なお、上述の処理において、情報処理部110は、ユーザにより情報登録ボタン700が押されていない場合(ステップS120:NO)、ユーザにより記録媒体種別が指定されていない場合(ステップS140:NO)、ユーザによりアプリケーションXの格納パスが指定されていない場合(ステップS150:NO)、ユーザによりラベルデータの格納パスが指定されていない場合(ステップS160:NO)、ラベルフォームの格納パスが指定されていない場合(ステップS170:NO)、機種名、型式名、バージョン名が指定されていない場合(ステップS175)、及び、ユーザにより登録ボタン760が押されていない場合(ステップS180:NO)には、ステップS140の処理にリターンする。
【0081】
A22.管理情報テーブル作成処理:
図6は、本実施例における管理情報テーブルTBを説明するための図である。
記録媒体作成処理(図2)において、管理サーバMSVの管理情報処理部510は、上述の情報登録処理(ステップS100)によりクライアントCL1からアップロードされてくるアプリケーションX等を受け取ると、図6に示す管理情報テーブルTBを生成し、管理情報テーブル作成処理を行う(ステップS200)。
【0082】
この管理情報テーブルTBは、アプリケーションテーブルTB1と、ラベルテーブルTB2と、許可権限テーブルTB3と、ステータステーブルTB4の4つのテーブルに分けられる。アプリケーションテーブルTB1には、記録媒体種別名と、アプリケーション格納パスと、バージョン名と、機種名と、型式名とが記載されるようになっている。ラベルテーブルTB2には、ラベル格納パスと、ラベルフォーム格納パスとが記載されるようになっている。許可権限テーブルTB3には、図2に示す記録媒体作成処理において、各クライアントが行うことが可能な処理の有無が記載されるようになっている。ステータステーブルTB4は、後述するアプリケーションの状態(評価)を表わすステータス名が記載されるようになっている。なお、この管理情報テーブルTBは、各アプリケーションが管理サーバMSVに格納(登録)されると、そのアプリケーションごとに生成される。
【0083】
この管理情報テーブル作成処理において、管理情報処理部510は、クライアントCL1からアップロードされてくる記録媒体種別情報、バージョン名、機種名、および型式名を取得し、取得した記録媒体種別情報が表わす記録媒体種別名、バージョン名、機種名、および型式名を、アプリケーションテーブルTB1に記載する。また、管理情報処理部510は、アプリケーションXをアプリケーション格納部610に格納した先を表わす格納パスをアプリケーションテーブルTB1に記載する。このようにして、アプリケーションテーブルTB1が作成される。
【0084】
また、管理情報処理部510は、ラベルデータおよびラベルフォームをラベル情報格納部620に格納した先を表わす格納パスを、それぞれラベルテーブルTB2に記載する。このようにして、ラベルテーブルTB2が作成される。
【0085】
さらに、管理情報処理部510は、管理サーバMSVの管理者等の指示により、各クライアントCLが、後述する検索処理、後述するアプリケーション評価処理、後述するアプリケーション記録処理および後述するコンペア処理を実施できるかどうか有無を許可権限テーブルTB3に記載する。本実施例では、図6に示すように、クライアントCL1には、検索処理のみに実施権限が与えられ、クライアントCL2には、検索処理およびアプリケーション評価処理に実施権限が与えられ、クライアントCL3には、アプリケーション記録処理とコンペア処理に実施権限が与えられている。各クライアントCLは、実施権限の無い処理については、仮に処理移行ボタンが押されたとしても、処理移行ボタンに基づく処理に移行することができず、すなわち、その処理を実施することができない。なお、情報登録処理の実施権限については、予め管理サーバMSVで決められていることとする。本実施例では、設計部門のクライアントCL1のみが情報登録処理の実施権限がある。また、以下に説明する記録媒体作成処理(図2)のアプリケーション評価処理(ステップS300)、アプリケーション記録処理(ステップS500)およびコンペア処理(ステップS700)において、処理を行う各クライアントCLに実施権限がある場合は、実施権限についての説明は省略する。
【0086】
また、管理情報処理部510は、管理情報テーブルTBを生成した当初、すなわち、アプリケーションを格納(登録)した当初は、ステータステーブルTB4におけるステータス名を「登録」と記載する。
【0087】
以上のようにして、この管理情報テーブル作成処理において、管理情報処理部510は、管理情報テーブルTBを作成する。なお、管理情報テーブルTBのうち、ステータステーブルTB4は、後述のアプリケーション評価処理において更新される。
【0088】
A23.アプリケーション評価処理:
続いて、QA部門のクライアントCL2は、アプリケーション評価処理(図2:ステップS300)を行う。このアプリケーション評価処理において、クライアントCL2は、ユーザからの指示に基づいて、管理サーバMSVに格納されたアプリケーションXを検索し、アプリケーションXをダウンロードする。そして、クライアントCL2は、ユーザのアプリケーションXの評価を受け付け、その評価をステータスとしてステータステーブルTB4に反映させる。以下に、図7を用いてこのアプリケーション評価処理について具体的に説明する。
【0089】
図7は、本実施例におけるアプリケーション評価処理を表わすフローチャートである。
アプリケーション評価処理において、まず、クライアントCL2の画像処理部220は、図3に示す情報処理画面Wの初期画面を表示ディスプレイ230に表示させる(ステップS310)。
【0090】
図8は、本実施例における検索条件入力画面W2を説明する図である。
そして、ユーザによって、アプリ評価ボタン900が押されると(ステップS320:YES)、画像処理部220は、図8に示すように、情報入力領域Wbに検索条件を入力するための画面を表示させる(ステップS330)。なお、以下では、このように情報入力領域Wbに検索条件の入力画面を表示させた情報処理画面Wを、特に、検索条件入力画面W2と呼ぶ。ユーザは、この検索条件入力画面W2において、機種名を選択するための機種名選択プルダウン810と、型式名を選択するための型式名選択プルダウン820と、バージョン名を選択するためのバージョン名選択プルダウン830と、ステータス名を選択するためのステータス名選択プルダウン840とから、検索したい情報のみを選択する。以下では、ユーザが選択した情報を検索条件情報と呼ぶ。本実施例では、図8が示すように、ユーザは、機種名:0808、ステータス名:登録として検索条件情報を選択したこととする。ユーザは、検索条件情報を選択すると、検索開始ボタン850を押して、検索条件情報に基づくアプリケーションをクライアントCL2に検索をさせる。
【0091】
一方、情報処理部210は、各選択プルダウン810,820,830,840において、検索条件情報が選択されて、検索開始ボタン850が押されると(ステップS340)、その検索条件情報に対応したアプリケーションを検索する(ステップS350)。具体的には、情報処理部210は、管理サーバMSVの管理情報テーブル格納部630にアクセスし、格納された各アプリケーションに対応する管理情報テーブルの中から、選択された検索条件情報が記載された管理情報テーブルを探索し、探索の結果見つかったそれぞれの管理情報テーブルから各アプリケーションの機種名、型式名、バージョン名およびステータス名を取得する。例えば、本実施例では、図8に示すように、検索条件情報として、「機種名:0808」と「ステータス名:登録」が選択されているので、情報処理部210は、管理サーバMSVの管理情報テーブル格納部630にアクセスし、アプリケーションテーブルに「機種名:0808」を持ち、ステータステーブルに「ステータス名:登録」を持つアプリケーションに対応する管理情報テーブルを探索し、探索の結果見つかったそれぞれの管理情報テーブルから各アプリケーションの機種名、型式名、バージョン名およびステータス名を取得する。
【0092】
図9は、本実施例における検索結果画面W3を説明するための図である。
画像処理部220は、取得した各アプリケーションの機種名、型式名、バージョン名およびステータス名を検索条件入力画面W2(図8)の検索結果表示領域860に対応づけて記載し、図9に示すように、表示ディスプレイ230に検索結果画面W3として表示する。
【0093】
一方、ユーザは、検索結果画面W3において、検索結果表示領域860に表示された各アプリケーションから、所望のアプリケーション(本実施例では、アプリケーションX)に対応するダウンロードボタン870を押して、そのアプリケーションおよびラベル情報(ラベルデータとラベルフォーム)をダウンロードする。
【0094】
すなわち、情報処理部210は、アプリケーションXに対応するダウンロードボタン870が押されると、アプリケーションXのバージョン名を管理サーバMSVに送信し、管理サーバMSVに対して送信したバージョン名に対応するアプリケーションのダウンロードを要求する。管理サーバMSVの管理情報処理部510は、バージョン名を受け取ると、まず、そのバージョン名が記載された管理情報テーブルTB(アプリケーションテーブルTB1)を探索する。そして、管理情報処理部510は、探索の結果見つけた管理情報テーブルTBにおいて、アプリケーションテーブルTB1からアプリケーション格納バスを取得し、また、ラベルテーブルTB2からラベルデータ格納パスおよびラベルフォーム格納パスを取得する。さらに、管理情報処理部510は、取得した各格納パスにあるアプリケーション、ラベルデータおよびラベルフォームを取得し、クライアントCL2へ送信する。クライアントCL2の情報処理部210は、管理サーバMSVから送信されてくるアプリケーションXおよびそのラベル情報(ラベルデータおよびラベルフォーム)を取得し、アプリケーション格納部285、ラベル情報格納部287にそれぞれ格納する(ステップS370)。その後、ユーザは、アプリケーション格納部285に格納されたアプリケーションXおよびラベル情報の品質の検証作業を行う。
【0095】
続いて、情報処理部210は、アプリケーションXが選択されて、評価ボタン875が押されたかどうかを判断する(ステップS380)。
【0096】
図10は、本実施例における媒体評価画面W4を説明するための図である。
評価ボタン875が押されると(ステップS380:YES)、画像処理部220は、図10に示すように、情報処理画面Wの情報入力領域Wbにアプリケーションの評価を入力するための画面を表示させる(ステップS390)。なお、以下では、このように情報入力領域Wbにアプリケーションの評価を入力する画面を表示させた情報処理画面Wを、特に、媒体評価画面W4と呼ぶ。この媒体評価画面W4において、ユーザは、ダウンロードしたアプリケーションXの品質の検証結果に基づき、評価受付ボタン910、評価OKボタン911、評価NGボタン912、出荷OKボタン913、および、出荷停止ボタン914の何れかのボタンを押す。ユーザは、例えば、アプリケーションXの品質の検証を継続する場合には、評価受付ボタン910を押し、アプリケーションXの評価が良く改善の必要がない場合等には、評価OKボタン911を押し、アプリケーションXの評価が悪く改善が必要な場合等には、評価NGボタン912を押し、アプリケーションXを出荷しても良い場合等には、出荷OKボタン913を押し、アプリケーションXの出荷を差し止めたい場合等には、出荷停止ボタン914を押す。このようにすれば、ユーザは、アプリケーションXの評価することができる。
【0097】
一方、情報処理部210は、ユーザにより評価受付ボタン910、評価OKボタン911、評価NGボタン912、出荷OKボタン913および出荷停止ボタン914のうち、何れかのボタンが押された場合には(ステップS400:YES)、その押されたボタンに基づいて、管理サーバMSVにアクセスし、ステータステーブルTB4のステータス名を書き換える。具体的には、情報処理部210は、ユーザにより評価受付ボタン910が押された場合には、管理サーバMSVにアクセスし、ステータステーブルTB4のステータス名を「評価受付」と書き換え、同様に、ユーザにより評価OKボタン911が押された場合には、ステータステーブルTB4のステータス名を「評価OK」と書き換え、評価NGボタン912が押された場合には、ステータステーブルTB4のステータス名を「評価NG」と書き換え、出荷OKボタン913が押された場合には、ステータステーブルTB4のステータス名を「出荷OK」と書き換え、出荷停止ボタン914が押された場合には、ステータステーブルTB4のステータス名を「出荷停止」と書き換える。以下では、ユーザは、出荷OKボタン913を押したこととする。
【0098】
A24.アプリケーション記録処理:
続いて、作業部門のクライアントCL3は、アプリケーション記録処理(図2:ステップS500)を行う。このアプリケーション記録処理において、クライアントCL3は、ユーザからの指示に基づいて、管理サーバMSVに格納されたアプリケーションXを検索し、アプリケーションXをダウンロードする。そして、クライアントCL3は、ダウンロードしたアプリケーションXをFDに記録する。以下に、図11を用いてこのアプリケーション記録処理について具体的に説明する。
【0099】
図11は、本実施例におけるアプリケーション記録処理を表わすフローチャートである。
アプリケーション記録処理において、まず、クライアントCL3の画像処理部320は、図3に示す情報処理画面Wの初期画面を表示ディスプレイ330に表示させる(ステップS510)。
【0100】
そして、ユーザによって、アプリ記録ボタン930が押されると(ステップS520:YES)、画像処理部320は、図8に示すように、表示ディスプレイ330に、検索条件入力画面W2を表示させる(ステップS530)。ユーザは、この検索条件入力画面W2において、機種名を選択するための機種名選択プルダウン810と、型式名を選択するための型式名選択プルダウン820と、バージョン名を選択するためのバージョン名選択プルダウン830と、ステータス名を選択するためのステータス名選択プルダウン840とから、検索したい情報のみを選択する。ここでは、ユーザは、「機種名:0808」として検索条件情報を選択したこととする。ユーザは、検索条件情報を選択すると、検索開始ボタン850を押して、検索条件情報に基づくアプリケーションをクライアントCL3に検索をさせる。なお、ユーザによって、アプリ記録ボタン930が押されていない場合(ステップS520:NO)には、そのまま待機する。
【0101】
一方、クライアントCL3の情報処理部310は、各選択プルダウン810,820,830,840において、検索条件情報が選択されて、検索開始ボタン850が押されると(ステップS540:YES)、その検索条件情報に対応したアプリケーションを検索する(ステップS550)。具体的には、情報処理部310は、管理サーバMSVの管理情報テーブル格納部630にアクセスし、格納された各アプリケーションに対応する管理情報テーブルの中から、選択された検索条件情報が記載された管理情報テーブルを探索し、探索の結果見つかったそれぞれの管理情報テーブルから各アプリケーションの機種名、型式名、バージョン名およびステータス名を取得する。例えば、ここでは、検索条件情報として、機種名:0808が選択されているので、情報処理部310は、管理サーバMSVの管理情報テーブル格納部630にアクセスし、アプリケーションテーブルに「機種名:0808」を持つアプリケーションに対応する管理情報テーブルを探索し、探索の結果見つかったそれぞれの管理情報テーブルから各アプリケーションの機種名、型式名、バージョン名およびステータス名を取得する。なお、ユーザによって、検索条件情報が選択されて、検索開始ボタン850が押されていない場合(ステップS540:NO)には、そのまま待機する。
【0102】
図12は、本実施例における検索結果画面W5を説明するための図である。
画像処理部320は、取得した各アプリケーションの機種名、型式名、バージョン名およびステータス名を検索条件入力画面W2(図8)の検索結果表示領域860に対応づけて記載し、図12に示すように、表示ディスプレイ330に検索結果画面W5として表示する(ステップS560)。なお、この場合、画像処理部320は、検索結果表示領域860の記録媒体作成処理欄において、取得したステータス名が「出荷OK」のアプリケーションのみ、媒体作成ボタン945を表示する。
【0103】
ユーザは、検索結果画面W5において、検索結果表示領域860の記録媒体作成処理欄に媒体作成ボタン945が表示された各アプリケーションから、FDに記録したい所望のアプリケーション(本実施例では、アプリケーションX)を選択し、それに対応する媒体作成ボタン945を押す。
【0104】
図13は、本実施例における媒体作成画面W6を説明するための図である。
一方、媒体作成ボタン945が押されると(ステップS580:YES)、画像処理部320は、図13に示すように、情報処理画面Wの情報入力領域Wbに、アプリケーションXを記録したFDを作成するための情報を入力する画面を表示する(ステップS590)。なお、以下では、この情報処理画面Wを、特に、媒体作成画面W6と呼ぶ。また、この媒体作成画面W6には、取り消しボタン1160と、終了ボタン1150と、媒体作成ボタン1100と、ラベル印字ボタン1110と、媒体・ラベルボタン1120と、記録媒体(FD)の作成数を選択可能な作成数選択プルダウン1130と、分割アプリケーション名を表示する分割アプリケーション選択領域1180とを備える。また、分割アプリケーション選択領域1180には、分割アプリケーションXを選択するためのチェックボックス1140,全選択チェックボックス1141を備える。媒体作成ボタン945が押されていない場合(ステップS580:NO)には、そのまま待機する。
【0105】
ユーザは、媒体作成画面W6において、所望の分割アプリケーションXを、チェックボックス1140をチェックすることで選択し、また、選択した分割アプリケーションXを記録するFDの作成数を作成数選択プルダウン1130で選択する。そして、ユーザは、FDをFD挿入口361を介してFD装置360に挿入し、媒体作成ボタン1100またはラベル印字ボタン1110または媒体・ラベルボタン1120のうち、所望するボタンを押す。なお、ユーザは、分割アプリケーションXをすべて選択する際には、全選択チェックボックス1141をチェックする。
【0106】
一方、情報処理部310は、ユーザによりチェックボックス1140または全選択チェックボックス1141がチェックされることにより分割アプリケーションXが選択され、作成数選択プルダウン1130で作成数が選択されたかどうかを判断する(ステップS600)。分割アプリケーションXまたは作成数が選択されていない場合(ステップS600:NO)には、そのまま待機する。
【0107】
そして、情報処理部310は、分割アプリケーションXが選択され、かつ、作成数が選択された場合(ステップS600:YES)には、さらに、媒体作成ボタン1100、ラベル印字ボタン1110およびラベルボタン1120の何れかのボタンが押されたかどうかを判断する(ステップS610)。媒体作成ボタン1100、ラベル印字ボタン1110およびラベルボタン1120の何れかのボタンが押されていない場合(ステップS610:NO)には、ステップS600の処理にリターンする。
【0108】
情報処理部310が、媒体作成ボタン1100が押されたと判断した場合(ステップS610:YES)には、続いて、媒体記録部340は、アプリケーションXのうち、ユーザにより選択された分割アプリケーションXを管理サーバMSVからダウンロードして、アプリケーション格納部385に格納する。そして、媒体記録部340は、FD装置360を制御して、格納した分割アプリケーションXをFD装置360に挿入されたFDに記録させる(ステップS620)。
【0109】
また、情報処理部310が、ラベル印字ボタン1110が押されたと判断した場合(ステップS610:YES)には、続いて、媒体記録部340は、アプリケーションXのラベル情報(ラベルデータおよびラベルフォーム)を管理サーバMSVからダウンロードして、ラベル情報格納部387に格納する。そして、媒体記録部340は、FD装置360を制御して、格納したラベルデータとラベルフォームに基づいて、FD装置360に挿入されたFDの外面にラベルを印字させる(ステップS620)。
【0110】
さらに、情報処理部310が、媒体・ラベルボタン1120が押されたと判断した場合(ステップS620:YES)には、続いて、媒体記録部340は、アプリケーションXのうち、ユーザにより選択された分割アプリケーションXと、アプリケーションXのラベル情報(ラベルデータおよびラベルフォーム)とを管理サーバMSVからダウンロードして、アプリケーション格納部385、ラベル情報格納部387にそれぞれ格納する。そして、媒体記録部340は、FD装置360を制御して、格納した分割アプリケーションXをFD装置360に挿入されたFDに記録させ、さらには、FDの外面にラベルを印字させる(ステップS620)。なお、以下では、分割アプリケーションXを記録したFDを記録済FDとも呼ぶ。
【0111】
A25.コンペア処理:
続いて、作業部門のクライアントCL3は、コンペア処理(図2:ステップS700)を行う。このコンペア処理において、クライアントCL3は、ユーザからの指示に基づいて、管理サーバMSVに格納されたアプリケーションXを検索し、分割アプリケーションXをダウンロードする。そして、クライアントCL3は、ダウンロードした分割アプリケーションXと、記録済FDに記録された分割アプリケーションXとを比較して、記録済FDに異常がないかどうかを検討する。なお、このようにダウンロードした分割アプリケーションXと、記録済FDとを比較して、記録済FDに異常がないかどうかを検討することを、以下では単にコンペアとも呼ぶ。それでは、図14を用いてこのコンペア処理について具体的に説明する。
【0112】
図14は、本実施例におけるコンペア処理を表わすフローチャートである。
コンペア処理において、まず、クライアントCL3の画像処理部320は、図3に示す情報処理画面Wの初期画面を表示ディスプレイ330に表示させる(ステップS710)。
【0113】
そして、ユーザによって、コンペアボタン950が押されると(ステップS720:YES)、画像処理部320は、図8に示すように、表示ディスプレイ330に、検索条件入力画面W2を表示させる(ステップS730)。ユーザは、この検索条件入力画面W2において、機種名を選択するための機種名選択プルダウン810と、型式名を選択するための型式名選択プルダウン820と、バージョン名を選択するためのバージョン名選択プルダウン830と、ステータス名を選択するためのステータス名選択プルダウン840とから、検索したい情報のみを選択する。ここでは、ユーザは、機種名:0808として検索条件情報を選択したこととする。ユーザは、検索条件情報を選択すると、検索開始ボタン850を押して、検索条件情報に基づくアプリケーションをクライアントCL3に検索をさせる。なお、ユーザによって、コンペアボタン950が押されていない場合(ステップS720:NO)には、そのまま待機する。
【0114】
一方、クライアントCL3の情報処理部310は、各選択プルダウン810,820,830,840において、検索条件情報が選択されて、検索開始ボタン850が押されると(ステップS740:YES)、その検索条件情報に対応したアプリケーションを検索する(ステップS750)。具体的には、情報処理部310は、管理サーバMSVの管理情報テーブル格納部630にアクセスし、格納された各アプリケーションに対応する管理情報テーブルの中から、選択された検索条件情報が記載された管理情報テーブルを探索し、探索の結果見つかったそれぞれの管理情報テーブルから各アプリケーションの機種名、型式名、バージョン名およびステータス名を取得する。例えば、ここでは、検索条件情報として、「機種名:0808」が選択されているので、情報処理部310は、管理サーバMSVの管理情報テーブル格納部630にアクセスし、アプリケーションテーブルに「機種名:0808」を持つアプリケーションに対応する管理情報テーブルを探索し、探索の結果見つかったそれぞれの管理情報テーブルから各アプリケーションの機種名、型式名、バージョン名およびステータス名を取得する。なお、ユーザによって、検索条件情報が選択されて、検索開始ボタン850が押されていない場合(ステップS740:NO)には、そのまま待機する。
【0115】
図15は、本実施例における検索結果画面W7を説明するための図である。
画像処理部320は、取得した各アプリケーションの機種名、型式名、バージョン名およびステータス名を検索条件入力画面W2(図8)の検索結果表示領域860に対応づけて記載し、図15に示すように、表示ディスプレイ330に検索結果画面W7として表示する(ステップS760)。なお、この場合、画像処理部320は、検索結果表示領域860のコンペア処理欄において、取得したステータス名が「出荷OK」のアプリケーションのみ、コンペアボタン960を表示する。
【0116】
ユーザは、検索結果画面W7において、検索結果表示領域860のコンペア欄にコンペアボタン960が表示された各アプリケーションから、コンペアを行いたいアプリケーション(本実施例では、アプリケーションX)を選択し、それに対応するコンペアボタン960を押す。
【0117】
図16は、本実施例におけるコンペア画面W8を説明するための図である。
一方、コンペアボタン960が押されると(ステップS770:YES)、画像処理部320は、図16に示すように、情報処理画面Wの情報入力領域Wbに、コンペアを行うための画面を表示する(ステップS790)。なお、以下では、この情報処理画面Wを、特に、コンペア画面W8と呼ぶ。このコンペア画面W8は、コンペアボタン1210と、終了ボタン1230と、分割アプリケーション名とコンペアボタン1210とが対応づけられて表わされるコンペア選択領域1255とを備える。コンペアボタン960が押されていない場合(ステップS770:NO)には、そのまま待機する。
【0118】
ユーザは、コンペア画面W8において、コンペアを行うために記録済FDをFDドライブ365に挿入し、さらに、このコンペア画面W8のコンペア選択領域1255において、記録済FDに記録された分割アプリケーションXに対応するコンペアボタン1210を押す。
【0119】
一方、情報処理部310は、FDドライブ365にアプリケーションX(分割アプリケーションX)が記録されたFDが挿入されているかどうかを判断する(ステップS790)。情報処理部310は、挿入されていない場合(ステップS790:NO)には、そのまま待機する。
【0120】
情報処理部310は、FDドライブ365にアプリケーションX(分割アプリケーションX)が記録されたFDが挿入されている場合(ステップS790:YES)には、さらに、ユーザによりコンペアボタン1210が押されたかどうかを判断する(ステップS800)。情報処理部310は、コンペアボタン1210が押されていない場合(ステップS800:NO)には、ステップS790の処理にリターンする。
【0121】
情報処理部310は、ユーザによりコンペアボタン1210が押された場合(ステップS800:YES)には、コンペアを行う(ステップS810)。具体的には、情報処理部310は、コンペアボタン1210が押されると、そのコンペアボタン1210に対応する分割アプリケーションXを管理サーバMSVからダウンロードし、アプリケーション格納部385に格納する。また、情報処理部310は、FDドライブ365に挿入された記録済FDから分割アプリケーションXを読み出す。そして、情報処理部310は、ダウンロードした分割アプリケーションXと、読み出した分割アプリケーションXとを比較する。
【0122】
続いて、情報処理部310は、図16に示すように、コンペア(比較)の結果を、コンペア選択領域1255において、対応するコンペアボタン1210の左側領域に表示する(ステップS820)。具体的には、情報処理部310は、ダウンロードした分割アプリケーションXと、読み出した分割アプリケーションXとが一致した場合には、「一致」と表示し、ダウンロードした分割アプリケーションXと、読み出した分割アプリケーションXとが一致しない場合には、「不一致」と表示する。
【0123】
なお、ユーザは、アプリケーションXのうちの、一つの分割アプリケーションXを記録した記録済FDのコンペアが終わると、それをFDドライブ365から取り出し、他の分割アプリケーションXの記録済FDをFDドライブ365に挿入し、対応するコンペアボタン1210を押す。一方、情報処理部310は、ユーザにより新たにFDドライブ365に記録済FDが挿入されると、再度、ステップS790〜ステップS810の処理を行う。このようにして、アプリケーションXを記録した各記録済FDのコンペアを行う。
【0124】
その後、作業部門のユーザは、上述したコンペア処理の結果、分割アプリケーションXのそれぞれが一致した場合には、それらをアプリケーションXとして、出荷する。
【0125】
ところで、クライアントCL1〜CL3は、許可権限テーブルTB3(図6)において、検索処理を実施可能となっているので、図3に示す情報処理画面Wの初期画面の状態から、ユーザにより検索ボタン800が押されれば、検索処理に移行することができる。例えば、クライアントCL1がこの検索処理を行う場合に、まず、クライアントCL1の画像処理部120は、表示ディスプレイ130に、図8に示すごとく検索条件入力画面W2を表示し、さらに、ユーザにより検索条件情報が入力されると、その検索条件情報に基づいて、ダウンロードボタン870と評価ボタン875を除いた図9のごとく検索結果画面W3を表示する。このようにすれば、ユーザは、所望のアプリケーションを検索することができる。
【0126】
以上のように、上記実施例の記録媒体作成システム1000において、アプリケーションXは、情報登録処理(図4)において、管理サーバMSVに登録されているので、各クライアントCLは、実施権限(図6:許可権限テーブルTB3参照)があれば必要な時にアプリケーションXをダウンロードできるようになっている。例えば、QA部門のクライアントCL2は、アプリケーション評価処理(図7)で、アプリケーションXの評価のために、アプリケーションXを管理サーバMSVからダウンロードすることにより取得している。このようにすれば、従来技術のように、アプリケーションXを記録したFDを、アプリケーションXが必要な部門で管理・保管する必要がないので、アプリケーションXを記録したFDの管理・保管にかかるコストを削減することができる。
【0127】
上記実施例では、アプリケーション記録処理(図11)において、クライアントCL3は、表示ディスプレイ330に媒体作成画面W6を表示させ、これを介してユーザの指示を受け付けるようにしている。そして、クライアントCL3の媒体記録部340は、ユーザからの指示があれば、すなわち、ユーザによって媒体作成ボタン1100や媒体・ラベルボタン1120が押されれば、アプリケーションXを管理サーバMSVからダウンロードし、それをFD装置360に送信して、さらに、FD装置360を制御して、FDにアプリケーションXを記録する。言い換えれば、ユーザは、FD装置360にFDを挿入し、媒体作成画面W6で、媒体作成ボタン1100や媒体・ラベルボタン1120を押せば、クライアントCL3によって自動的にアプリケーションXを記録したFDを作成することができる。
【0128】
上記実施例では、アプリケーション評価処理(図7)において、クライアントCL2は、アプリケーションXの評価を、ステータステーブルTB4に反映している。そして、アプリケーション記録処理(図11)において、クライアントCL3は、ステータステーブルTB4に基づいて、アプリケーションXの評価が「出荷OK」のアプリケーションのみ媒体作成ボタン945(図12の検索結果画面W5)を表示するようにしている(図11:ステップS560)。このようにすれば、ユーザは、ステータステーブルTB4におけるステータスが「出荷OK」のアプリケーションのみを選択することができ、それをクライアントCL3においてFDに記録することができる。言い換えれば、ユーザは、出荷がOKでない(必要でない)アプリケーションをクライアントCL3においてFDに記録することを抑制することができる。
【0129】
上記実施例では、記録媒体作成処理(図2)の各処理において、実施権限があるクライアントCLのみ、各処理を実施することができるようになっている。このようにすれば、例えば、アプリケーション評価処理(図7)に対して実施権限があるクライアントCL(本実施例では、QA部門のクライアントCL2)のみステータステーブルTB4のステータスを更新することができるので、このステータスは、信頼性の高い適切な情報に保たれる。また、このようにすれば、例えば、検索処理に対して実施権限のないクライアントCL(本実施例では、なし)は、検索処理を行うことができないので、各アプリケーションの情報が漏洩することを防止することができる。
【0130】
上記実施例では、コンペア処理(図14)において、クライアントCL3は、記録済FDに記録されたアプリケーションXと、管理サーバMSVに登録され、アプリケーション格納部610に格納されているアプリケーションXとを比較し、それらが一致するかどうかを検証するようにしている。このようにすれば、FDに記録されたアプリケーションXが適切かどうかを確認することができる。その結果、適切なアプリケーションXが記録されたFDのみを出荷することができる。
【0131】
上記実施例では、情報登録処理(図4)において、クライアントCL1は、アプリケーションXのラベル情報を管理サーバMSVに登録し、アプリケーション記録処理(図11)において、クライアントCL3は、媒体作成画面W6(図13)でラベルボタン1120が押されれば、アプリケーションXをFDに記録すると共に、アプリケーションXのラベル情報を、アプリケーションXを記録したFDに記載する。このようにすれば、ユーザは、ラベルボタン1120を1回押すだけで、FDにアプリケーションXを共に、そのFDにラベル情報を記載することができる。従って、情報処理画面Wを介しての煩雑な操作を減少させることができる。
【0132】
B.変形例:
なお、本発明では、上記した実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
【0133】
B1.
上記実施例では、作業部門のクライアントCL3のみFD装置と接続されているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、クライアントCL1またはクライアントCL2がFD装置と接続されていてもよい。このようにすれば、例えば、クライアントCL2がFD装置と接続される場合には、アプリケーション評価処理でダウンロードしたアプリケーションXをFDに記録することができる。すなわち、所定のクライアントCLがFD装置と接続されていれば、そのクライアントCLが属する部門において、アプリケーションXを記録したFDが必要な時に、それを作成することができるので、予めアプリケーションXを記録したFDを管理・保管する必要がない。その結果、アプリケーションXを記録したFDの管理・保管にかかるコストを削減することができる。
【0134】
B2.
上記実施例において、FD装置360は、クライアントCL3と接続されているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、FD装置360をローカルエリアネットワークLANに直接設置するようにしてもよい。このようにすれば、例えば、クライアントCL3は、アプリケーションXをダウンロードすることなく、アプリケーションXを管理サーバMSVからFD装置に直接送信することで、FDに記録することができる。また、このようにすれば、FD装置が共有することができるので、FD装置を設置するコストを抑制することができる。
【0135】
B3.
上記実施例において、クライアントCL3には、記録装置としてのFD装置360のみが接続されているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、クライアントCL3には、記録装置としてのCD―RドライブやDVD−Rドライブ等が接続されていてもよい。このようにすれば、アプリケーションXを接続される記録装置にてCD−RやDVD−R等に記録することができる。
【0136】
B4.
上記実施例の記録媒体作成システム1000は、アプリケーションXを所定の記録媒体(FD)に記録し、記録媒体を作成するようにしているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、記録媒体(FD)に記録するのは、アプリケーションではなく、所定の文字情報(文書情報)や所定のキャラクタなどを表わしたデザイン情報でもよい。
【0137】
B5.
上記実施例の記録媒体作成システム1000は、アプリ記録ボタン930を押すことによりアプリケーション記録処理(図11)を実行し、アプリケーションXを記録した記録媒体(FD)を作成するようにしているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、アプリケーション評価処理(図7)において、管理サーバMSVにアクセスし、ステータステーブルTB4のステータス名を「出荷OK」に書き換えると(ステップS410)、管理サーバMSVの管理情報処理部510が自動的にクライアントCL3に指示して、アプリケーションXをFDに記録するようにしてもよい。このようにすれば、ユーザは、アプリケーションXの評価を行うだけで、アプリケーションXの記録したFDを作成することができる。
【0138】
B6.
上記実施例の記録媒体作成システム1000は、アプリケーション記録処理(図11)において、ラベル情報をFDに記載する際には、FDの表面に印字を行うようにしているが、本発明はこれに限られるものではない。ラベル情報をFDに記載する際には、例えば、ラベル情報をまずシールに印字し、そのシールをラベルとして、FDの表面に貼り付けるようにしてもよい。
【0139】
B7.
上記実施例において、各クライアントCLおよび管理サーバMSVの各部は、ソフトウェア的に構成されているものを、ハードウェア的に構成するようにしてもよいし、ハードウェア的に構成されているものを、ソフトウェア的に構成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0140】
【図1】本発明の本実施例における記録媒体作成システム1000の概略構成図である。
【図2】本実施例における記録媒体作成システム1000が行う記録媒体作成処理を示すフローチャートである。
【図3】本実施例における情報処理画面Wの初期画面を示す図である。
【図4】本実施例におけるクライアントCL1が行う情報登録処理を表わすフローチャートである。
【図5】本実施例におけるクライアントCL1が情報登録処理を行う際の情報登録画面W1を表わす図である。
【図6】本実施例における管理情報テーブルTBを説明するための図である。
【図7】本実施例におけるアプリケーション評価処理を表わすフローチャートである。
【図8】本実施例における検索条件入力画面W2を説明する図である。
【図9】本実施例における検索結果画面W3を説明するための図である。
【図10】本実施例における媒体評価画面W4を説明するための図である。
【図11】本実施例におけるアプリケーション記録処理を表わすフローチャートである。
【図12】本実施例における検索結果画面W5を説明するための図である。
【図13】本実施例における媒体作成画面W6を説明するための図である。
【図14】本実施例におけるコンペア処理を表わすフローチャートである。
【図15】本実施例における検索結果画面W7を説明するための図である。
【図16】本実施例におけるコンペア画面W8を説明するための図である。
【符号の説明】
【0141】
1000...記録媒体作成システム
110...情報処理部
120...画像処理部
130...表示ディスプレイ
170...メモリ
180...メモリ
185,187...格納部
185...アプリケーション格納部
187...ラベル情報格納部
210...情報処理部
220...画像処理部
230...媒体記録部
280...メモリ
230...表示ディスプレイ
270...メモリ
285...アプリケーション格納部
287...ラベル情報格納部
310...情報処理部
320...画像処理部
330...表示ディスプレイ
340...媒体記録部
365...フレキシブルディスクドライブ
370...メモリ
380...メモリ
385...アプリケーション格納部
387...ラベル情報格納部
510...管理情報処理部
550...メモリ
600...メモリ
610...アプリケーション格納部
620...ラベル情報格納部
630...管理情報テーブル格納部
700...情報登録ボタン
800...検索ボタン
900...アプリ評価ボタン
930...アプリ記録ボタン
950...コンペアボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の部門において、所定の電子情報を生成し、第2の部門において、前記第1の部門で生成された前記電子情報を記録した記録媒体を作成するための記録媒体作成方法であって、
(a)前記第1の部門に第1のコンピュータを、前記第2の部門に第2のコンピュータをそれぞれ用意する工程と、
(b)管理サーバを用意する工程と、
(c)前記第1のコンピュータが、前記電子情報およびその電子情報を管理するための管理情報を前記管理サーバに登録する工程と、
(d)前記第2のコンピュータが、前記管理サーバから、登録された前記管理情報に基づいて、登録された前記電子情報を取得する工程と、
(e)前記第2の部門において、前記第2のコンピュータにより取得された前記電子情報を前記所定の記録媒体に記録し、前記電子情報を記録した前記記録媒体を作成する工程と、
を備えたことを特徴とする記録媒体作成方法。
【請求項2】
請求項1に記載の記録媒体作成方法において、
前記管理情報は、前記電子情報の状態を表わすステータス情報を含み、
(f)第3の部門に、第3のコンピュータを用意する工程と、
(g)前記第3のコンピュータが、前記管理サーバに登録された前記管理情報に基づいて、前記管理サーバから、登録された前記電子情報を取得する工程と、
(h)取得した前記電子情報の状態を検証する工程と、
(i)前記第3のコンピュータが、検証の結果に基づいて、前記管理サーバにおいて前記電子情報に対応する前記管理情報の前記ステータス情報を更新する工程と、
をさらに備えることを特徴とする記録媒体作成方法。
【請求項3】
請求項2に記載の記録媒体作成方法において、
(j)前記第2のコンピュータが、前記管理サーバにおける更新された前記ステータス情報に基づいて、前記ステータス情報が含まれる前記管理情報に対応する前記電子情報を所定の記録媒体に記録することの記録許可を下すかどうかを判定する工程を、さらに備え、
前記第2のコンピュータが、判定の結果、前記記録許可を下した場合に、
前記工程(d)において、
前記第2のコンピュータが、前記管理サーバから、登録された前記管理情報に基づいて、登録された前記電子情報を取得することを可能とし、
前記工程(e)において、
前記第2の部門において、前記第2のコンピュータにより取得された前記電子情報を前記所定の記録媒体に記録し、前記電子情報を記録した前記記録媒体を作成することを可能とすることを特徴とする記録媒体作成方法。
【請求項4】
請求項3に記載の記録媒体作成方法において、
(k)前記工程(j)において、前記第2のコンピュータが、判定の結果、前記記録許可を下さなかった場合には、前記工程(d)において、前記第2のコンピュータに、前記管理サーバに登録された前記電子情報を取得させないようにする工程を備えることを特徴とする記録媒体作成方法。
【請求項5】
請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の記録媒体作成方法において、
(l)前記管理サーバに、前記第3のコンピュータが前記ステータス情報を更新する権限があるかどうかを表わす権限情報を登録する工程を備え、
前記工程(h)において、
前記第3のコンピュータは、前記管理サーバに登録された前記権限情報において、前記権限がある場合にのみ、登録された前記ステータス情報を更新することが可能であることを特徴とする記録媒体作成方法。
【請求項6】
請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の記録媒体作成方法において、
前記管理情報は、前記電子情報を識別するための識別情報を含み、
(m)前記第1のコンピュータ、前記第2のコンピュータおよび前記第3のコンピュータのいずれかのコンピュータにおいて、前記識別情報を入力する工程と、
(n)前記識別情報が入力された前記コンピュータが、前記管理サーバに登録された前記管理情報の中から入力された前記識別情報に対応する前記管理情報を特定し、見つかった前記管理情報に基づいて、前記電子情報を検索する工程と、
を備えたことを特徴とする記録媒体作成方法。
【請求項7】
請求項6に記載の記録媒体作成方法において、
(o)前記電子情報の検索の結果を表示する工程を備えたことを特徴とする記録媒体作成方法。
【請求項8】
請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の記録媒体作成方法において、
(p)前記第3のコンピュータが、前記工程(d)後において、前記管理サーバに登録された前記電子情報と、前記記録媒体に記録された前記電子情報とが一致するかどうかを検証する工程を備えたことを特徴とする記録媒体作成方法。
【請求項9】
請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の記録媒体作成方法において、
(q)前記第1のコンピュータが、前記電子情報を記録した前記記録媒体のラベル情報を登録する工程を備え、
(r)前記ラベル情報の登録先を前記管理情報に加味する工程と、
(s)前記工程(d)において、前記第2のコンピュータが、前記管理サーバから、前記管理サーバに登録された前記管理情報に基づいて、登録された前記電子情報と共に前記ラベル情報を取得する工程と、
(t)前記(e)において、前記第2の部門において、前記第2のコンピュータにより取得された前記電子情報を前記所定の記録媒体に記録し、前記電子情報を記録した前記記録媒体を作成すると共に、作成した前記記録媒体に前記第2のコンピュータにより取得された前記ラベル情報を付与する工程と、
を備えたことを特徴とする記録媒体作成方法。
【請求項10】
請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の記録媒体作成方法において、
前記電子情報は、アプリケーションプログラムであることを特徴とする記録媒体作成方法。
【請求項11】
請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の記録媒体作成方法において、
前記記録媒体は、磁気メモリ、オプティカルメモリおよび半導体メモリのいずれかであることを特徴とする記録媒体作成方法。
【請求項12】
第1の部門において、所定の電子情報を生成し、第2の部門において、前記第1の部門で生成された前記電子情報を記録した記録媒体を作成するための記録媒体作成システムであって、
前記第1の部門に設置される第1のコンピュータと、
前記第2の部門に設置される第1のコンピュータの記録媒体に記録する電子情報記録装置と、
管理サーバと、を備え、
前記第1のコンピュータは、前記電子情報およびその電子情報を管理するための管理情報を前記管理サーバに登録し、
前記第2のコンピュータは、前記管理サーバから、前記管理サーバに登録された前記管理情報に基づいて、登録された前記電子情報を取得し、
前記記録媒体作成システムは、
前記第2の部門において、前記第2のコンピュータにより取得された前記電子情報を前記所定の記録媒体に記録し、前記電子情報を記録した前記記録媒体を作成することを特徴とする記録媒体作成システム。
【請求項13】
請求項12に記載の記録媒体作成システムにおいて、
前記管理情報は、前記電子情報の状態を表わすステータス情報を含み、
第3の部門に、第3のコンピュータを備え、
前記第3のコンピュータは、前記管理サーバに登録された前記管理情報に基づいて、前記管理サーバから、登録された前記電子情報を取得し、
ユーザにより、前記第3のコンピュータにより取得された前記電子情報の状態が検証され、その検証の結果が前記第3のコンピュータに入力された場合に、
前記第3のコンピュータは、検証の結果に基づいて、前記管理サーバにおいて前記電子情報に対応する前記管理情報の前記ステータス情報を更新することを特徴とする記録媒体作成システム。
【請求項14】
請求項13に記載の記録媒体作成システムにおいて、
前記第2のコンピュータは、前記管理サーバにおける更新された前記ステータス情報に基づいて、前記ステータス情報が含まれる前記管理情報に対応する前記電子情報を所定の記録媒体に記録することの記録許可を下すかどうかを判定し、
前記第2のコンピュータが、判定の結果、前記記録許可を下した場合に、
前記第2のコンピュータが、前記管理サーバから、登録された前記管理情報に基づいて、登録された前記電子情報を取得することを可能とし、
前記第2の部門において、前記第2のコンピュータにより取得された前記電子情報を前記所定の記録媒体に記録し、前記電子情報を記録した前記記録媒体を作成することを可能とすることを特徴とする記録媒体作成システム。
【請求項15】
請求項14に記載の記録媒体作成システムにおいて、
前記第2のコンピュータが、判定の結果、前記記録許可を下さなかった場合には、前記第2のコンピュータに、前記管理サーバに登録された前記電子情報を取得させないようにすることを特徴とする記録媒体作成システム。
【請求項16】
請求項13ないし請求項15のいずれかに記載の媒体作成システムにおいて、
少なくとも、前記管理サーバと、前記第1のコンピュータまたは前記第2のコンピュータまたは前記第3のコンピュータとは、ネットワークを介して接続されていることを特徴とする記録媒体作成システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2006−209290(P2006−209290A)
【公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−17829(P2005−17829)
【出願日】平成17年1月26日(2005.1.26)
【出願人】(504373093)日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 (1,225)
【Fターム(参考)】