説明

設計支援システム

【課題】設計者の入力の負担や誤入力を低減すること
【解決手段】物品を構成する部品を識別するための部品識別情報(28f2)と各部品の物理的特性を特定する特性特定情報(28f3)と各部品に使用される材料を識別する材料識別情報(28f4)とを含む物品構成情報を記憶する物品構成情報記憶手段(C11)と、各部品に使用される材料を識別する材料識別情報(28f4)と材料の物理的特性を特定する材料特性情報とが関連づけられた材料情報を記憶する材料情報記憶手段(C1a)と、物品構成情報が表示される物品構成情報表示画面(28)の材料識別情報(28f4)の入力に基づいて、入力された材料識別情報(28f4)に対応する材料特性情報を、材料情報記憶手段(C1b)から取得し、物品構成情報の特性特定情報(28f3)に反映する特性情報反映手段(C10)と、を備えた設計支援システム(S)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は設計支援システムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、機械製品は、複数の部品が組み立てられて製造され、部品が集合したユニット等の集合体、いわゆるAssy体、Assembly体等により製品が構成されていることが多い。このような機械製品を設計する際に、製品を構成する部品や集合体、あるいは集合体を構成する部品や集合体の関係を階層的にツリー状に配列した製品構成表、いわゆる、Family Tree、または、FTが従来から使用されている。
また、前記製品を構成する部品や集合体は、部品毎または集合体毎に製図が行われており、製品や部品の製造、管理、部品の注文等を行うために、製図された図面と製品構成表とを対応づけることも従来から行われている。前記製品構成表の作成や、製図は、電子計算機、いわゆるコンピュータを使用して行われることが一般的となっており、これらを連携させる設計支援システムとして、下記の技術が知られている。
【0003】
特許文献1としての特開2003−316834号公報には、製図を行う3次元計算機支援設計、いわゆる3D−CAD:3Dimension−Computer Aided Designと、製品構成表を管理する設計技術情報管理システム、いわゆるPDMシステム:Product Data Management Systemとを連携させるシステムにおいて、CADで入力された部品の個数や、機能や安全性を満たす材質の強度、耐久性、重量、値段、燃えやすさ等の特性に関する情報を、設計者の知識や判断、技術書に基づいて入力し、PDM用のデータ形式に変換して製品構成表に登録、反映する技術が記載されている。また、PDMシステム側で編集を行った場合、編集内容が3D−CADデータに反映される技術も記載されている。
【0004】
【特許文献1】特開2003−316834号公報(「0026」〜「0027」、「0030」〜「0035」)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、設計者の入力の負担や誤入力を低減することを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の設計支援システムは、
部品を識別するための部品識別情報と、前記各部品の物理的特性を特定する特性特定情報と、が関連づけられた部品特性情報を記憶する部品特性情報記憶手段と、
前記各部品に使用される材料を識別する材料識別情報と、前記材料の物理的特性を特定する材料特性情報と、が関連づけられた材料情報を記憶する材料情報記憶手段と、
物品を構成する複数の部品を特定する構成部品特定情報と、前記各部品の前記部品識別情報と、前記各部品の前記特性特定情報と、前記各部品で使用された材料の材料識別情報と、を含む物品構成情報を記憶する物品構成情報記憶手段と、
前記構成部品特定情報が表示される構成部品特定情報表示欄と、前記部品識別情報が表示される部品識別情報表示欄と、前記特性特定情報が表示される特性特定情報表示欄と、前記材料識別情報が表示される材料識別情報表示欄と、を含む物品構成情報表示画面を表示器に表示する物品構成情報表示手段と、
前記物品構成情報表示画面の前記材料識別情報表示欄への入力に基づいて、入力された前記材料識別情報に対応する材料特性情報を、前記材料情報記憶手段から取得し、前記物品構成情報表示画面に表示された物品構成情報の前記特性特定情報に反映する特性情報反映手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の設計支援システムにおいて、
前記物品構成情報表示画面に表示された各情報を編集する入力を行う入力部材と、
前記特性特定情報表示欄に表示された特性特定情報の編集がされたか否かを判別する特性特定情報編集判別手段と、
前記特性特定情報編集判別手段により編集がされたと判別された場合に、編集後の特性特定情報を、前記部品特性情報記憶手段の前記部品特性情報に反映するか否かの確認をするための反映確認画面を表示器に表示する反映確認画面表示手段と、
前記反映確認画面で反映するとの入力がされた場合に、前記部品特性情報記憶手段に記憶された前記部品特性情報の特性特定情報に、編集後の特性特定情報を反映する前記特性情報反映手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の設計支援システムにおいて、
前記部品構成情報の改訂された回数を特定するための改訂回数情報、をさらに含む前記部品特性情報を記憶する前記部品特性情報記憶手段と、
前記特性特定情報表示欄に表示された改訂回数情報が編集された場合に、編集後の前記改訂回数と、前記部品特性情報記憶手段に記憶された前記部品特性情報に含まれる前記改訂回数と、に基づいて、前記編集後の改訂回数が前記部品特性情報記憶手段に記憶された改訂回数よりも大きいか否かを判別する改訂回数判別手段と、
前記編集後の改訂回数が大きくない場合に、前記部品特性情報記憶手段に記憶された前記部品特性情報の方が更新されていることを告知する告知手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の設計支援システムにおいて、
前記部品特性情報記憶手段と、前記材料情報記憶手段と、特性情報反映手段と、を有する特性情報記憶装置と、
前記物品構成情報記憶手段と、を有し、前記特性情報記憶装置に情報通信回線を介して接続された物品構成情報記憶装置と、
前記物品構成情報表示手段と、を有し、前記特性情報記憶装置および前記物品構成情報記憶装置に情報通信回線を介して接続された構成情報編集装置と、
を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、物品構成情報表示画面に材料識別情報を入力した場合に、入力された前記材料識別情報に対応する材料特性情報が物品構成情報表示画面の特性特定情報表示欄に自動的に反映されない場合に比べて、設計者の入力の負担や誤入力を低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、反映を行う前に確認を促すことができ、確認画像を表示しない場合に比べて、誤って反映することを低減できる。
請求項3に記載の発明によれば、誤って古い改訂回数に更新することを防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、回線を通じて接続された複数の装置に各手段を分散させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な構成や部材以外の図示は適宜省略されている。
【実施例1】
【0012】
図1は本発明の実施例1の設計支援システムの全体説明図である。
図1において、実施例1の設計支援システムSは、インターネット回線1やローカルエリアネットワーク2を含む情報通信回線の一例であるネットワークNを有する。前記ローカルエリアネットワーク2は、ルーターRを介してインターネット回線1に接続されている。実施例1では、前記ネットワークNには、設計者が物品構成表を編集する構成情報編集装置の一例としての構成情報編集端末3や、設計者が製図を行う製図装置の一例としての製図端末4、物品構成表の情報、データや製図データがデータベース化されて記憶されている物品構成情報記憶装置の一例としての物品情報サーバ6、部品の材質情報や物理的特性情報が部品毎にデータベース化されて記憶される特性情報記憶装置の一例としての部品情報サーバ7、物品構成表や製図された図面を印刷する画像形成装置8、その他の端末9,11,12が接続されており、相互に情報の送受信が可能である。
【0013】
前記各端末3,4やサーバ6,7は、計算機の一例としてのコンピュータ装置により構成されており、計算機本体の一例としてのコンピュータ本体H1と、表示器の一例としてのディスプレイH2と、入力部材の一例としてのキーボードH3やマウスH4を有する入力装置、図示しないHDドライブ:ハードディスクドライブ、CDドライブ:コンパクトディスクドライブ等により構成されている。前記端末等3,4,6,7には、コンピュータ装置の基本動作を制御する基本ソフト:オペレーティングシステムや、文書作成用のワープロソフトウェアや作図ソフトウェア、電子メール送受信用のソフトウェア等のアプリケーションプログラム、画像形成装置8を制御するためのソフトウェアの一例であるドライバ等が組み込まれている。
前記画像形成装置8は、印刷用紙を給紙するための複数の給紙容器8aと、印刷された用紙が排紙される排紙容器8bとを有している。なお、前記画像形成装置8は、プリンタ、FAX、ネットワークスキャナ、複写機の機能を併せ持つ、例えば、特開2004−287297号公報等に記載された従来公知の電子写真方式の複合機を使用可能であり、種々の画像形成装置を採用可能である。
【0014】
(実施例1の制御部の説明)
(部品情報サーバ7の制御部の説明)
図2は実施例1の部品情報サーバおよび物品情報サーバの制御部が備えている各機能を機能ブロック図で示した図である。
図2において、部品情報サーバ7のコンピュータ本体H1は、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行う入出力インターフェース:I/O、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM:リードオンリーメモリ、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM:ランダムアクセスメモリ、ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU:中央演算処理装置、ならびにクロック発振器等を有している。
前記構成の部品情報サーバ7は、前記ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
前記部品情報サーバ7の前記ハードディスクドライブには、部品情報サーバ7の基本動作を制御する基本ソフト:オペレーティングシステムOSや、アプリケーションプログラムAP、部品情報配信プログラムP1が記憶されている。以下、従来公知のオペレーティングシステムOSやアプリケーションプログラムAPを除くプログラムP1の各機能を実現する制御手段を説明する。
【0015】
図3は実施例1の部品情報サーバに記憶された情報の説明図であり、図3Aは材料特性情報の一例の説明図、図3Bは部品特性情報の一例の説明図である。
前記部品情報配信プログラムP1は、情報記憶手段C1と、部品特性情報編集手段C2と、部品識別情報問合せ受信手段C3と、部品特性情報送信手段C4と、材料識別情報問合せ受信手段C5と、材料特性情報送信手段C6と、改訂回数問合せ受信手段の一例としてのRev問合せ受信手段C7と、改訂回数問合せ応答送信手段の一例としてのRev問合せ応答情報送信手段C8と、部品特性情報受信手段C9と、特性情報反映手段C10と、を有する。前記部品情報配信プログラムP1は、ネットワークNに接続された端末3,4や物品情報サーバ6との間で情報の送受信をして、部品を識別するための部品識別情報や各部品の物理的特性を特定する特性特定情報を含む部品特性情報を配信する。
前記情報記憶手段C1は、材料情報記憶手段の一例としての材料特性情報データベースC1aと、部品特性情報記憶手段の一例としての部品特性情報データベースC1bとを有する。
【0016】
前記材料特性情報データベースC1aは、前記各部品に使用される材料を識別する材料識別情報と、前記材料の物理的特性を特定する材料特性情報と、が関連づけられた材料情報を記憶する。図3Aにおいて、実施例1の材料特性情報データベースC1aは、前記材料識別情報の一例としての材料番号と、各材料番号にそれぞれ関連づけられた材料特性情報と、を含む材料情報が記憶されている。実施例1では、前記材料特性情報の一例としての部品の製造業者すなわちメーカの型番やメーカ名、材料名、RoHS指令:Restriction of Hazardous Substancesすなわち特定有害物質の使用制限に関するEU指令の適合証明データの有無、燃えやすさの指標の一例としての難燃グレード、CTI値:Comparative Tracking Indexすなわち比較トラッキング指数、ヤング率、ポアソン比、引張り強さ、シャルピー試験硬さ、体積抵抗率、表面抵抗率、リサイクルコード、環境負荷係数、密度とを含む。なお、前記難燃グレードは、燃え難さを示す規格であり、実施例1ではUL規格94が採用されており、燃えやすい方から「HB」,「V−2」,「V−1」,「V−0」,「5V」で分類される。また、CTI値は、絶縁破壊の起こし難さの指数であり、環境負荷係数はCO排出量を計算するための係数である。なお、図3に示すように、全ての項目が登録されていない部品もある。
【0017】
前記部品特性情報データベースC1bは、部品を識別する部品識別情報と、各部品識別情報に関連づけられた特性特定情報と、を含む部品特性情報を記憶する。図3Bにおいて、実施例1の部品特性情報データベースC1bは、部品識別情報の一例としての部番:部品番号と、前記部番が割り振られた部品の部品名と、前記材料特定情報データベースC1bに記憶された材料特性情報と同様の項目を有する特性特定情報と、前記各情報の改訂回数いわゆるリビジョンを特定する改訂回数特定情報の一例としてのRevデータと、を含む部品特性情報が記憶されている。したがって、実施例1では、前記特性特定情報として、製造業者の型番やメーカ名、材料名、RoHS指令の適合証明データの有無、難燃グレード、CTI値、ヤング率、ポアソン比、引張り強さ、シャルピー試験硬さ、体積抵抗率、表面抵抗率、リサイクルコード、環境負荷係数、密度を記憶する。なお、実施例1の特性特定情報では、材料識別情報:材料番号が登録されている場合には、材料特性情報データベースC1aに記憶された材料特性情報が使用されると共に、材料特性情報に未登録の情報が追加された場合には、材料特性情報と追加の情報とを含む特性特定情報を含む。
また、実施例1の前記Revデータは、各部品の情報について、改訂前の部品と互換性がある修正、改訂が行われたことを特定するために使用される情報であり、改訂が行われた場合に「0」、「1」、「2」、…と数値が進行するように値が割り振られるように構成されている。例えば、メーカ側で使用される材料について、微修正があり、ヤング率が強化され、改訂前の部品について代替使用しても問題が発生しない場合に、Revデータの編集が行われる。
さらに、実施例1の前記部番は、5桁の数字によって構成され且つ、下一桁については、改訂前の部品と互換性がない修正、改訂、いわゆるスーパーセッションが行われたことを特定するために使用されている。一例として、前の機種の同じような場所に使用される部品、例えば「軸受け部品」について形状が変更になって代替使用できない場合に、下一桁の数値を「0」、「1」、「2」、…と数値が進行するように割り振るように設定されている。
【0018】
前記部品特性情報編集手段C2は、部品情報サーバ7の管理者による入力装置H3,H4からの入力に応じて、部品特性情報や材料特性情報の新規登録、修正、削除等の編集が行われる。例えば、新たな部品が製作された場合に部品を追加したり、実験等により追加の特性特定情報、材料特性情報が判明した場合に既に登録された部品の該当項目に情報を追加したりする。なお、実施例1では、材料特性情報データベースC1aに記憶された情報の編集は、部品特性情報編集手段C2によってのみ可能となっており、部品特性情報データベースC1bに記憶された情報の編集は、部品特性情報編集手段C2またはネットワークNを介して送信された情報に基づいて編集可能に構成されている。
部品識別情報問合せ受信手段C3は、構成情報編集端末3から送信された部品識別情報の一例としての部番の問合せを受信する。
部品特性情報送信手段C4は、部番の問合せがされた場合に問合せのあった端末3に、問合せのあった部番に関連づけられた部品特性情報を応答情報として送信すると共に、部品特性情報または材料特性情報の編集がされた場合に部品特性情報を物品情報サーバ6に送信する。
【0019】
材料識別情報問合せ受信手段C5は、構成情報編集端末3から送信された材料識別情報の問合せを受信する。
材料識別情報送信手段C6は、材料識別情報の問合せがされた場合に問合せのあった端末3に材料識別情報を送信したり、材料識別情報の編集がされた場合に材料識別情報を物品情報サーバ6に送信する。
Rev問合せ受信手段C7は、構成情報編集端末3から送信された改訂回数問合せ情報の一例としてのRev問合せ情報を受信する。
Rev問合せ応答情報送信手段C8は、Rev情報の問合せがされた場合に、問合せのあった端末3に、問合せのあった部品のRev情報を送信する。
部品特性情報受信手段C9は、構成情報編集端末3から送信された更新後の部品特性情報を受信する。
特性情報反映手段C10は、部品特性情報受信手段C9が受信した更新後の部品特性情報を、部品特性情報データベースC1bに記憶された部品特性情報の特性特定情報に、反映して更新する。
【0020】
(物品情報サーバ6の制御部の説明)
図2において、物品情報サーバ6のコンピュータ本体H1は、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行う入出力インターフェースI/O、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM:リードオンリーメモリ、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM:ランダムアクセスメモリ、ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU:中央演算処理装置、ならびにクロック発振器等を有している。
前記構成の物品情報サーバ6は、前記ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
前記物品情報サーバ6の前記ハードディスクドライブには、物品情報サーバ6の基本動作を制御する基本ソフト:オペレーティングシステムOSや、アプリケーションプログラムAP、物品情報配信プログラムP2が記憶されている。以下、従来公知のオペレーティングシステムOSやアプリケーションプログラムAPを除くプログラムP2の各制御手段を説明する。
【0021】
図4は実施例1の物品構成情報の一例の説明図である。
前記物品情報配信プログラムP2は、下記の手段C11〜C25を有し、物品構成情報の配信を行う。
物品構成情報記憶手段の一例としての物品構成情報データベースC11は、物品を構成する複数の部品を特定する構成部品特定情報と、前記各部品の前記部品識別情報と、前記各部品の前記特性特定情報と、を含む物品構成情報を記憶する。図4において、実施例1の物品構成情報は、物品を特定する構成物品特定情報の一例としての「機種名」データと、物品を構成する部位を特定する部位特定情報の一例としての「Sub名」データと、部位を構成する部品「Parts」や集合体「Assy」を階層的に特定する階層特定情報である「LV1」〜「LV10」のデータと、部品名を特定する構成部品特定情報の一例としての「部品名」データと、前記部品識別情報の一例としての「部番」データと、改訂回数情報の一例としての「Rev」データと、部品の数量を特定する数量特定情報の一例としての「QTY」データと、部品がどの物品のどの構成部位を構成しているのかを特定するための識別情報の一例であるであるサブシステムコード情報:「SSコード」データと、前記特性特定情報すなわち「メーカー型番」〜「CTI」、「ヤング率」〜「密度」のデータと、火元部品であることを識別するための火元判別情報の一例としての「火元フラグ」データと、火元部品からの距離を特定する火元距離情報の一例としての「火元からの距離」データと、部品の体積を特定する体積情報の一例としての「体積」データと、部品の重量を特定する重量情報の一例としての「重量」データと、環境負荷計算用入力値の一例としての部品価格情報の一例としての「コスト」データと、環境負荷値の一例としての「環境負荷CO排出量」データと、その他の項目情報を有する。
【0022】
図5は実施例1の閲覧用の認証画像の説明図である。
認証手段C12は、閲覧用認証画像送信要求受信手段C12Aと、閲覧用認証画像送信手段C12Bと、認証情報受信手段C12Cと、認証情報照会手段C12Dとを有し、物品構成情報の閲覧や取得、更新等を行う利用者の認証を行う。
閲覧用認証画像送信要求受信手段C12Aは、図5に示す物品構成情報の閲覧を行う際の認証用の画像21の送信要求を受信する。
閲覧用認証画像送信手段C12Bは、閲覧用認証画像の送信要求に応じて、図5に示す閲覧用認証画像21を送信する。図5において、閲覧用認証画像21は、ユーザIDが入力されるユーザID入力欄21aと、パスワードが入力されるパスワード入力欄21bと、認証情報を送信して認証を行う認証開始釦の一例としての「ログイン」アイコン21cとを有する。
認証情報受信手段C12Cは、利用者の認証を行うために端末3,4から送信された認証情報を受信する。
認証情報照会手段C12Dは、全ての利用者の認証情報を記憶し、記憶された認証情報と、受信した認証情報との照会を行う。
【0023】
図6は実施例1の閲覧物品選択画像の説明図である。
図7は図6に示す閲覧物品選択画像において、機種名やSub名が選択された状態の説明図である。
閲覧物品選択画像送信要求受信手段C13は、物品構成情報を閲覧する物品を選択するための閲覧物品選択画像22の送信要求が端末3,4から送信された場合に、閲覧物品選択画像22の送信要求を受信する。
閲覧物品選択画像送信手段C14は、閲覧物品選択画像の送信要求に応じて、閲覧物品選択画像22を送信する。図6,図7において、実施例1の閲覧物品選択画像22は、認証された利用者名が表示される利用者名表示欄22aと、物品構成情報を取得するための情報取得物品選択画像の表示を行うための情報取得切換えボタンの一例としての「FTダウンロード」アイコン22bと、操作方法を表示するための「ヘルプ」釦22cと、認証された状態を終了する認証終了釦の一例としての「ログアウト」アイコン22dと、物品構成情報を閲覧したい物品を選択するための閲覧物品選択欄の一例としての「機種名」欄22eと、物品構成情報を閲覧したい物品の構成部位を選択するための閲覧構成部位選択欄の一例としての「Sub名」欄22fと、物品構成情報の閲覧を実行するための閲覧実行釦の一例としての「FT表示」アイコン22gとを有する。図7において、実施例1の閲覧物品選択画像22では、各選択欄22e,22fは、入力に応じて選択可能な項目の一覧が垂れ下がるように表示される、いわゆる、プルダウンメニューにより構成されており、物品情報サーバ6から物品構成情報を送信可能な物品名や部位名が選択可能に構成されている。
【0024】
図8は実施例1の閲覧物品選択画像において、物品構成情報が表示された状態の説明図である。
閲覧用物品構成情報送信要求受信手段C15は、前記閲覧物品選択画像22が送信された端末3,4での入力に応じて、端末3,4から送信される閲覧用の物品構成情報の送信要求を受信する。実施例1では、端末3,4で閲覧される物品である前記「機種名」と物品の構成部位である前記「Sub名」とを含む閲覧用物品構成情報送信要求を受信する。
閲覧用物品構成情報送信手段C16は、閲覧用物品構成情報の送信要求に応じた閲覧用物品構成情報を送信する。実施例1の閲覧用物品構成情報送信手段C16は、送信要求に応じた物品と物品の構成部位に応じて、物品構成情報記憶手段C11に記憶された物品構成情報を読み出し、前記物品情報を、図8に示すような閲覧するための物品構成情報閲覧画像22hとして送信する。
【0025】
図9は実施例1の情報取得物品選択画像の説明図である。
情報取得物品選択画像送信要求受信手段C17は、端末3,4から送信された送信要求であって、物品構成情報を取得する物品を選択するための図9に示す情報取得物品選択画像23の送信要求を受信する。
情報取得物品選択画像送信手段C18は、受信した情報取得物品選択画像の送信要求に応じて、情報取得物品選択画像23を端末3,4に送信する。図9において、実施例1の情報取得物品選択画像23は、認証された利用者名が表示される利用者名表示欄23aと、物品構成情報を選択・閲覧するための閲覧物品選択画像22の表示を行うための情報閲覧切換え釦の一例としての「FT構成閲覧」アイコン23bと、操作方法を表示するための「ヘルプ」釦23cと、認証された状態を終了する認証終了釦の一例としての「ログアウト」アイコン23dと、物品構成情報を取得したい物品を選択するための取得物品選択欄の一例としての「機種名」欄23eと、物品構成情報を取得したい物品の構成部位を選択するための取得構成部位選択欄の一例としての「Sub名」欄23fと、物品構成情報の取得・更新が可能であるか否かを判別するための更新ステータスを表示するための更新ステータス表示釦の一例としての「更新ステータス表示」アイコン23gと、更新ステータスが表示される更新ステータス表示欄23hと、物品構成情報の取得を実行するための取得実行釦の一例としての「更新ダウンロード」アイコン23jとを有する。実施例1の閲覧物品選択画像22では、各選択欄23e,23fは、前記選択欄22e、22fと同様に、入力に応じて選択可能な項目の一覧が垂れ下がるように表示される、いわゆる、プルダウンメニューにより構成されており、物品情報サーバ6から物品構成情報を送信可能な物品名や部位名が選択可能に構成されている。
【0026】
物品構成情報送信要求受信手段C19は、前記情報取得物品選択画像23が表示された端末3,4における取得実行釦23jの入力に応じて送信される編集用の物品構成情報の送信要求、すなわち、ダウンロードの要求を受信する。
送信可能判別手段の一例としての更新ステータス判別手段C20は、情報取得履歴情報記憶手段C20Aを有し、物品構成情報の送信要求を受信した場合に、該当する物品名および構成部位の情報取得履歴情報を確認して、物品構成情報を送信できるか否かを判別する。すなわち、複数の利用者によって同じ物品構成情報が相前後して更新されてしまい、物品構成情報が最新のものとならないことを防止する目的で、物品構成情報の更新者に制限をかける、いわゆるロックするために、物品構成情報の送信を許可するか否かを判別する。実施例1の更新ステータス判別手段C20は、情報取得履歴情報記憶手段C20Aに登録されている利用者と物品構成情報の送信要求や後述する更新ステータスの問合せをした利用者とが一致せず、且つ、取得日時から所定の期間が経過していない場合に、物品構成情報を利用者に送信できない、すなわち、利用者による物品構成情報の編集・更新を許可しないと判別する。したがって、利用者が一致する場合は編集・更新が許可され、利用者が異なっていても所定の期間が経過している場合には、前の利用者が更新を忘れているものとみなしてロックを解除し更新可能とする。なお、前記所定の期間は、例えば、「24時間」に設定することが可能である。
【0027】
情報取得履歴情報記憶手段C20Aは、物品構成情報を取得した履歴に関する情報取得履歴情報を記憶する。実施例1の情報取得履歴情報記憶手段C20Aには、物品と、物品の構成部位と、物品の構成部位に関して最後に物品構成情報を取得した利用者と、取得日時とを含む情報取得履歴情報、いわゆる、更新ステータスを記憶する。
物品構成情報送信手段C21は、情報取得履歴登録手段C21Aを有し、送信要求がされた物品構成情報の送信が可能である場合に、物品構成情報を送信要求がされた端末3,4に送信する。
【0028】
情報取得履歴登録手段C21Aは、物品構成情報を送信した場合に、物品構成情報を送信した端末3,4の利用者の情報、送信日時、物品、構成部位の情報を、情報取得履歴情報として情報取得履歴情報記憶手段C20Aに登録する。なお、既に登録されている場合は更新する。
更新ステータス問合せ受信手段C22は、前記情報取得物品選択画像23が表示された端末3,4において、図9に示す更新ステータス表示釦23gが選択された場合に端末3,4から送信される更新ステータス問合せ情報を受信する。なお、実施例1の前記更新ステータス問合せ情報には、問合せを行った利用者の情報や、問合せがされた物品及びその構成部位の情報が含まれる。
【0029】
図10は更新ステータスの説明図であり、図10Aは図9の情報取得物品選択画像において更新が可能である旨の更新ステータスが表示された状態の説明図、図10Bは更新ができない場合の更新ステータスの一例の説明図である。
更新ステータス送信手段C23は、受信した更新ステータス問合せ情報に対応する更新ステータスを送信する。実施例1の更新ステータス送信手段C23は、受信した更新ステータス問合せ情報に基づいて、更新ステータス判別手段C20で判別を行い、判別結果を更新ステータスとして送信する。図10Aに示すように、端末3,4の利用者が物品構成情報の取得、編集、更新が可能である場合には、更新できる旨の情報が送信される。一方、他の利用者が物品構成情報の取得をしている場合には、現在更新している利用者名や取得時間等を含む情報が送信され、図10Bに示すように取得、編集、更新ができない旨の表示が送信される。
【0030】
更新登録情報受信手段C24は、構成情報編集端末3から送信される更新された物品構成情報を受信する物品構成情報受信手段C24Aと、製図端末4から送信される更新された製図データを受信する製図情報受信手段C24Bと、部品情報サーバ7から送信される更新された部品特性情報を受信する部品特性情報受信手段C24Cとを有し、更新された各種情報を受信する。
情報反映手段C25は、体積情報反映手段C25Aと、重量情報反映手段C25Bと、火元距離情報反映手段C25Cと、環境負荷情報反映手段C25Dと、部品特定情報反映手段C25Eと、を有し、更新登録情報受信手段C24で受信した各種情報を、物品構成情報記憶手段C11の物品構成情報に反映する。すなわち、新規登録したり、既存情報を更新する。
【0031】
体積情報反映手段C25Aは、製図端末4から送信された情報に体積情報が含まれているか否かを判別して、体積情報が含まれている場合には、物品構成情報記憶手段C11に記憶された物品構成情報の体積情報に反映する。
重量情報反映手段C25Bは、製図端末4から送信された情報に重量情報が含まれているか否かを判別して、重量情報が含まれている場合には、物品構成情報記憶手段C11に記憶された物品構成情報の重量情報に反映する。
火元距離情報反映手段C25Cは、製図端末4から送信された情報に火元距離情報が含まれているか否かを判別して、火元距離情報が含まれている場合には、物品構成情報記憶手段C11に記憶された物品構成情報の火元距離情報に反映する。
【0032】
環境負荷情報反映手段C25Dは、構成情報編集端末3から送信された情報に環境負荷情報が含まれているか否かを判別して、環境負荷情報が含まれている場合には、物品構成情報記憶手段C11に記憶された物品構成情報の環境負荷情報に反映する。
部品特性情報反映手段C25Eは、構成情報編集端末3から送信された情報に部品特性情報が含まれているか否かを判別して、部品特性情報が含まれている場合には、受信した部品特性情報を、物品構成情報記憶手段C11に記憶された物品構成情報の部品特性情報、すなわち、部番や特性特定情報に反映する。また、実施例1の部品特性情報反映手段C25Eは、部品情報サーバ7から送信された部品特性情報を受信した場合には、物品構成情報の部品特性情報に反映する。すなわち、部品識別情報を検索し、部品識別情報に対応する特性特定情報を更新する。
【0033】
(構成情報編集端末3の制御部の説明)
図11は実施例1の構成情報編集端末の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
図11において、構成情報編集端末3のコンピュータ本体H1は、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O:入出力インターフェース、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM:リードオンリーメモリ、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM:ランダムアクセスメモリ、ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU:中央演算処理装置、ならびにクロック発振器等を有している。
前記構成の構成情報編集端末3は、前記ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
【0034】
前記構成情報編集端末3の前記ハードディスクドライブには、構成情報編集端末3の基本動作を制御する基本ソフト、いわゆる、オペレーティングシステムOSや、文書作成ソフトウェアや作図ソフトウェア等のアプリケーションプログラムAP、物品構成情報閲覧プログラムP3、物品構成情報編集プログラムP4が記憶されている。以下、従来公知のオペレーティングシステムOSやアプリケーションプログラムAPを除くプログラムP3,P4の各機能、すなわち制御手段を説明する。
【0035】
前記物品構成情報閲覧プログラムP3は、下記の各手段C31〜C44を有し、ネットワークNに接続された物品情報サーバ6との間で情報の送受信をして、物品を構成する部品に関する物品構成情報を閲覧する。なお、実施例1の物品構成情報閲覧プログラムP3として、例えば、従来公知のウェブブラウザソフトウェアを使用可能である。
認証手段C31は、閲覧用認証画像送信要求手段C31Aと、認証画像表示手段C31Bと、認証情報送信手段C31Cとを有し、物品構成情報を閲覧したり、取得しようとする利用者の認証を行う。
【0036】
閲覧用認証画像送信要求手段C31Aは、物品構成情報の送信や取得をする利用者の認証を行うために、図5に示す認証情報を入力する前記閲覧用認証画像21の送信を要求する閲覧用認証画像送信要求を物品情報サーバ6に送信する。
前記認証画像表示手段C31Bは、閲覧用認証画像送信要求に応じて物品情報サーバ6から送信された閲覧用認証画像21をディスプレイH2に表示する。
前記認証情報送信手段C31Cは、閲覧用認証画像21において認証開始釦21cの入力がされた場合に、各入力欄21a、21bに入力された認証のための認証情報を物品情報サーバ6に送信する。
閲覧物品選択画像受信手段C32は、前記物品情報サーバ6から送信された閲覧物品選択画像22の情報を受信する。
【0037】
閲覧物品選択画像表示手段C33は、前記閲覧物品選択画像受信手段C32が受信した閲覧物品選択画像22をディスプレイH2に表示する。
閲覧用物品構成情報送信要求手段C34は、図4,図5に示す前記閲覧物品選択画像22の閲覧実行釦22gの入力に応じて、物品情報サーバ6に閲覧するための物品構成情報の送信を要求する。実施例1の閲覧用物品構成情報送信要求手段C34は、前記閲覧実行釦22gの入力に応じて、各入力欄22e,22fで選択された物品の情報と構成部位の情報と認証された利用者の識別情報とを含む閲覧用物品構成情報送信要求情報を送信する。
閲覧用物品構成情報受信手段C35は、閲覧用物品構成情報の送信要求に応じて、物品情報サーバ6から送信される物品構成情報を受信する。
【0038】
物品構成情報表示手段の一例としての閲覧用物品構成情報表示手段C36は、火元距離基準値記憶手段C36Aと、火元距離判別手段C36Bと、難燃情報基準値記憶手段C36Cと、難燃情報判別手段C36Dと、を有し、受信した物品構成情報に基づいて、閲覧用物品構成画像22hを作成し、ディスプレイH2に表示する。なお、実施例1の閲覧用物品構成情報表示手段C36は、閲覧用物品構成画像22hを表示する際に、各部品について、火元距離Lfが火元距離基準値L1以下であり且つ難燃グレードが所定のグレード以下の場合には、安全基準を満足しない部品であることを利用者に告知するために強調表示を行う。
火元距離基準値記憶手段C36Aは、閲覧用物品構成情報22hを表示する際に、火元距離Lfに関する告知を行うための基準となる火元距離基準値L1を記憶する。実施例1の火元距離基準値記憶手段C36Aは、火元距離基準値L1としてL1=13mmを記憶する。
火元距離判別手段C36Bは、受信した物品構成情報に含まれる火元距離Lfの情報と、前記火元距離基準値L1とに基づいて、各火元距離Lfが前記火元距離基準値L1以下であるか否かを判別する。
【0039】
難燃情報基準値記憶手段C36Cは、閲覧用物品構成情報22hを表示する際に、難燃情報の一例としての難燃グレードに関する告知を行うための基準となる難燃情報基準値L2を記憶する。実施例1の難燃情報基準値記憶手段C36Cは、難燃情報基準値L2としてL2=「HB」を記憶する。
難燃情報判別手段C36Dは、受信した物品構成情報に含まれる難燃情報と、前記難燃情報基準値L2とに基づいて、火元距離が前記火元距離基準値以下の部品について、難燃情報が難燃情報基準値L2以下であるか否かを判別する。したがって、実施例1では、火元距離が13mm以下且つ難燃グレードがHB以下の場合に、該当部品が安全基準に適合していないことを警告するための強調表示がされる。
情報取得物品選択画像送信要求手段C37は、前記閲覧物品選択画像22における情報取得切換え釦の一例としての「FTダウンロード」アイコン22bの入力の入力に応じて、物品情報サーバ6に情報取得物品選択画像23の送信を要求する。
【0040】
情報取得物品選択画像受信手段C38は、情報取得物品選択画像送信要求手段C37による情報取得物品選択画像23の送信要求に応じて送信される情報取得物品選択画像23を受信する。
情報取得物品選択画像表示手段C39は、受信した情報取得物品選択画像23をディスプレイH2に表示する。
更新ステータス問合せ手段C40は、情報取得物品選択画像23の更新ステータス表示釦の一例としての「更新ステータス表示」アイコン23gの入力に応じて、更新ステータス問合せ情報を物品情報サーバ6に送信する。実施例1の更新ステータス問合せ手段C40は、更新ステータス問合せ情報として、物品および構成部位の情報と、利用者の識別情報とを含む更新ステータス問合せ情報を送信する。
【0041】
更新ステータス情報受信手段C41は、更新ステータスの問合せに応じて、物品情報サーバ6から送信される更新ステータス情報を受信する。なお、受信した更新ステータスは、前記情報取得物品選択画像表示手段C39により更新ステータス表示欄23hに表示される。
物品構成情報送信要求手段C42は、情報取得物品選択画像23の取得実行釦の一例としての「更新ダウンロード」アイコン23jへの入力に応じて、物品情報サーバ6に、編集用の物品構成情報の送信を要求する。
物品構成情報受信手段C43は、物品構成情報の送信要求に応じて物品情報サーバ6から送信される物品構成情報を受信する。
閲覧物品選択画像送信要求手段C44は、情報取得物品選択画像23の情報閲覧切換え釦の一例としての「FT構成閲覧」アイコン23bへの入力に応じて、物品情報サーバ6に閲覧物品選択画像22の送信を要求する。
【0042】
前記物品構成情報編集プログラムP4は、下記の各手段C51〜C58を有し、ネットワークNに接続された物品情報サーバ6や部品情報サーバ7との間で情報の送受信をして、物品を構成する部品に関する物品構成情報の編集や更新を行う。なお、実施例1の物品構成情報編集プログラムP4として、例えば、従来公知の表計算ソフトウェアおよび表計算ソフトウェアに組み込まれた特定の操作手順を実行するプログラム、いわゆる、「マクロ」を使用可能である。なお、前記マクロは、物品情報サーバ6から送信された編集用の物品構成情報に含まれている。
認証手段C51は、認証画像表示手段C51Aと、認証情報送信手段C51Bとを有し、物品構成情報を編集しようとする利用者の認証を行う。
【0043】
図12は、実施例1の物品構成情報編集プログラムでの認証画像の説明図である。
認証画像表示手段C51Aは、編集用の物品構成情報の編集が開始される際に、図12に示す利用者を認証するための認証画像26をディスプレイH2に表示する。図12において、認証画像26は、利用者の識別情報の一例としてのユーザIDを入力するための利用者識別情報入力欄の一例としての「ユーザID」欄26aと、暗証番号いわゆるパスワードを入力するための暗証番号入力欄の一例としての「パスワード」26bと、認証を実行するための認証実行釦の一例としての「ログイン」ボタン26cと、認証を取り消すための認証取り消し釦の一例としての「キャンセル」ボタン26dと、操作方法の案内を行うための案内表示欄26eとを有する。
認証情報送信手段C51Bは、前記認証実行釦26cの入力に応じて、認証情報を物品情報サーバ6に送信する。実施例1の認証情報送信手段C51Bは、各入力欄26a,26bに入力された情報を含む認証情報を物品情報サーバ6に送信する。
【0044】
図13は実施例1の編集物品選択画像の説明図である。
図14は図13に示す編集物品選択画像において、更新ステータスが表示された状態の説明図である。
編集物品選択画像表示手段C52は、編集を行う利用者の認証がされた場合に、図13、図14に示すように編集する物品や構成部位の選択や、更新ステータスの確認を行う編集物品選択画像27を表示する。図13,図14において、実施例1の編集物品選択画像27は、物品構成情報を取得したい物品を選択するための取得物品選択欄の一例としての「機種名」欄27aと、物品構成情報を取得したい物品の構成部位を選択するための取得構成部位選択欄の一例としての「Sub名」欄27bと、物品構成情報の取得・更新が可能であるか否かを判別するための更新ステータスを表示するための更新ステータス表示釦の一例としての「ステータス」ボタン27cと、編集用の物品構成情報の更新を実行するための更新実行釦の一例としての「更新」ボタン27dと、物品構成情報の編集を終了する終了釦27eと、操作方法や更新ステータスが表示されるメッセージ表示欄27fとを有する。実施例1の編集物品選択画像27では、各選択欄27a,27bは、前記選択欄22e、22f等と同様に、入力に応じて選択可能な項目の一覧が垂れ下がるように表示される、いわゆる、プルダウンメニューにより構成されており、物品構成情報に記憶されている物品名や部位名が選択可能に構成されている。
【0045】
更新ステータス問合せ手段C53は、前記更新ステータス表示釦27cへの入力に応じて、物品情報サーバ6に更新ステータスの問合せ情報を送信する。実施例1の更新ステータス問合せ手段C53は、更新ステータス問合せ情報として、各選択欄27a、27bで選択された物品名および構成部位の情報と、認証された利用者の識別情報とを含む更新ステータス問合せ情報として送信する。
更新ステータス情報受信手段C54hは、更新ステータス問合せ情報に対して物品情報サーバ6から送信された更新ステータス情報を受信する。なお、受信した更新ステータス情報は、編集物品選択画像表示手段C52によりメッセージ表示欄27fに表示される。例えば、更新可能な場合は、「更新可能です」のメッセージが表示され、更新不可能な場合は、図14に示すように、更新が不可能な旨のメッセージが表示される。
【0046】
物品構成情報送信要求手段C55は、前記更新実行釦27dへの入力に応じて、物品情報サーバ6に、最新の編集用の物品構成情報の送信を要求する。実施例1の物品構成情報送信要求手段C55は、各選択欄27a,27bで選択された物品名および構成部位の情報と、認証された利用者の識別情報と含む物品構成情報送信要求情報を送信する。
物品構成情報受信手段C56は、前記物品構成情報送信要求情報に応じて、物品情報サーバ6から送信される最新の物品構成情報を受信する。
【0047】
図15は実施例1の編集用物品構成情報画像の説明図である。
物品構成情報表示手段の一例としての編集用物品構成情報表示手段C57は、選択された物品名および構成部位に対する編集用の物品構成情報をディスプレイH2に表示する。図15において、実施例1の編集用物品構成情報表示手段C57では、編集用の物品構成情報を表示する物品構成情報表示画面の一例としての編集用物品構成情報画像28は、物品名の一例としての機種名を表示する物品名表示欄28aと、物品構成情報を物品情報サーバ6に登録することで物品構成情報の更新を行うための情報更新釦の一例としての「データ登録」ボタン28bと、物品構成情報の編集を終了するための編集終了釦の一例としての「終了」ボタン28cと、注意事項が表示される注意事項表示欄28dと、物品の構成部位を表示する構成部位表示欄28eと、階層特定情報や、部品名特定情報、部品識別情報、数量特定情報等の各物品構成情報を表示する物品構成情報表示欄28fと、表示位置を変更する表示位置変更釦いわゆるスクロールボタン28g,28hとを有する。
【0048】
なお、実施例1の物品構成情報表示欄28fは、構成部品特定情報の一例としての部品名が表示される部品名表示欄28f1と、部品識別情報の一例としての部番が表示される部品識別情報表示欄28f2と、特性特定情報が表示される特性特定情報表示欄28f3と、材料識別情報の一例としての材料番号が表示される材料識別情報表示欄28f4と、改訂回数情報の一例としてのRevデータが表示される改訂回数情報表示欄28f5を含む。
また、図15において、表示位置変更釦28g,28hの入力をして表示位置を変更することで、「メーカー名」欄や、図4に示す体積情報、重量情報と、部品価格情報、環境負荷値等の項目情報等のその他の特性特定情報が表示された特性特定情報表示欄28f3を表示することができる。そして、前記編集用物品構成情報画像28の物品構成情報表示欄28fへ入力することにより、物品構成情報の編集を行うことができる。
【0049】
物品構成情報編集手段C58は、構成情報入力判別手段C58Aと、環境負荷計算用入力値入力判別手段C58Bと、編集情報一時記憶手段C58Cと、物品構成情報更新登録手段C58Dと、を有し、編集用物品構成情報画像28の物品構成情報表示欄28fへの入力に応じて物品構成情報の編集を行う。
構成情報入力判別手段C58Aは、部品識別情報問合せ手段C58A1と、部品問合せ応答受信手段C58A2と、部品特性情報反映手段C58A3と、材料識別情報問合せ手段C58A4と、材料識別情報応答受信手段C58A5と、特性情報反映手段の一例としての材料特性情報反映手段C58A6と、編集不許可設定手段C58A7と、編集不許可入力判別手段C58A8と、Rev問合せ手段C58A9と、Rev問合せ応答情報受信手段C58A10と、改訂回数判別手段の一例としてのRev判別手段C58A11と、を有する。そして、部品識別情報入力判別手段C58Aは、前記編集用物品構成情報画像28において、部品識別情報の一例としての「部番」や材料識別情報の一例としての「材料番号」、改訂回数の一例としての「Rev」や、その他の欄への入力がされたか否かを判別し、入力された内容を編集用物品構成情報画像28に反映する。
【0050】
部品識別情報問合せ手段C58A1は、編集用物品構成情報画像28で部品識別情報の入力がされた場合に、部品情報サーバ7に部品識別情報の問合せ、すなわち、部品識別情報に対応する特性特定情報の送信要求を行う。
部品問合せ応答受信手段C58A2は、部品識別情報の問合せに応じて部品情報サーバ7から送信される特性特定情報を受信、取得する。
部品特性情報反映手段C58A3は、編集用物品構成情報画像28の部品識別情報の入力がされた各欄に、部品情報サーバ7から送信された部品識別情報に対応する特性特定情報を反映する。
【0051】
材料識別情報問合せ手段C58A4は、編集用物品構成情報画像28で材料識別情報の入力がされた場合に、部品情報サーバ7に材料識別情報の問合せ、すなわち、材料識別情報に対応する材料特性情報の送信要求を行う。
材料識別情報応答受信手段C58A5は、材料識別情報の問合せに応じて、部品情報サーバ7から送信される材料特性情報を受信、取得する。
材料特性情報反映手段C58A6は、編集用物品構成情報画像28の材料識別情報の入力がされた各欄に、部品情報サーバ7から送信された材料識別情報に対応する材料特性情報を反映する。
【0052】
図16は実施例1の編集物品構成情報画像に各種情報の入力がされた場合に表示される画像の説明図であり、図16Aは編集不可項目に対して修正を行おうとした場合に表示される画像の説明図、図16Bは古いRevを登録しようとした場合に表示されるエラー画像の説明図、図16Cは物品構成情報の更新を行おうとした場合にエラーが検出された場合に表示される更新時エラー画像の説明図、図16Dは物品構成情報の更新を行おうとした場合に確認をするための反映確認画像である。
編集不許可設定手段C58A7は、材料識別情報に応じて部品情報サーバ7から送信された材料特性情報に対して、修正や削除等の編集を不許可に設定する。
編集不許可入力判別手段C58A8は、編集用物品構成情報画像28で材料特性情報への入力がされた場合に、入力がされた項目が編集不許可に設定された項目であるか否かを判別する。実施例1の編集不許可入力判別手段C58A8は、編集不許可の項目の修正を使用しようとした場合には、図16Aに示す編集不許可告知画像29aを表示する。前記編集不許可告知画像29aには、編集が不許可であることを確認したことを入力するための編集不許可確認釦29a1が設けられている。
【0053】
Rev問合せ手段C58A9は、編集用物品構成情報画像28でRevデータの入力がされた場合に、部品情報サーバ7にRevデータの問合せ、すなわち、最新のRevデータの送信要求を行う。
Rev問合せ応答情報受信手段C58A10は、Revデータの問合せに応じて、部品情報サーバ7から送信される材料特性情報を受信、取得する。
Rev判別手段C58A11は、部品情報サーバ7から送信されたRevデータと、入力されたRevデータとに基づいて、入力されたRevデータが送信されたRevデータよりも新しいか否かを判別する。すなわち、古いRevデータが入力されていないか否かを判別する。実施例1のRev判別手段C58A9は、告知手段の機能も有しており、古いRevデータが入力された場合には、図16Bに示す最新の改訂回数が登録されていることを告知する最新改訂回数既登録告知画像29bを表示する。前記最新改訂回数既登録告知画像29bには、最新の改訂回数が登録されていることを確認したことを入力するための最新改訂回数既登録確認釦29b1が設けられている。
【0054】
環境負荷計算用入力値入力判別手段C58Bは、環境負荷係数有無判別手段C58B1と、環境負荷演算手段C58B2と、環境負荷情報登録手段C58B3とを有し、前記編集用物品構成情報画像28において、環境負荷計算用入力値である部品価格情報の一例としての「コスト」欄の値入力がされたか否かを判別し、環境負荷計算用入力値と環境負荷係数とに基づいて、環境負荷値の一例としての「環境負荷CO排出量」欄の値を自動計算して、物品構成情報および編集用物品構成情報画像28に反映する。
環境負荷係数有無判別手段C58B1は、環境負荷計算用入力値の一例としての「コスト」の入力がされた場合に、該当する部品に、環境負荷計算用入力値から環境負荷値を演算するための環境負荷係数が登録されているか否かを判別する。
環境負荷演算手段C58B2は、環境負荷計算用入力値と、環境負荷係数とに基づいて、環境負荷値を演算する。
環境負荷情報登録手段C58B3は、計算された環境負荷値を物品構成情報に登録する。
【0055】
編集情報一時記憶手段C58Cは、前記編集用物品構成情報画像28において入力された部品識別情報や材料識別情報、特性特定情報等の各入力値を一時記憶する。
物品構成情報更新登録手段C58Dは、エラー判別手段C58D1と、特性特定情報編集判別手段の一例としての更新差分判別手段C58D2と、反映確認画面表示手段C58D3と、物品構成情報送信手段C58D4と、部品特性情報送信手段C58D5と、を有し、前記編集用物品構成情報画像28において情報更新釦28bの入力がされた場合に、編集された物品構成情報を物品情報サーバ6に送信して物品構成情報の更新、登録を行う。また、実施例1の物品構成情報更新登録手段C58Dは、部品識別情報または特性特定情報の編集があった場合に、部品識別情報と、関連づけられた特性特定情報とを含む部品特性情報を部品情報サーバ7に送信して部品識別情報および特性特定情報の更新、登録を行う。
【0056】
エラー判別手段C58D1は、物品情報サーバ6に送信する編集された物品構成情報に編集の過程で適切でない情報が入力されたか否か、すなわち、エラーが含まれていないか否かを判別し、エラーがあった場合には、図16Cに示す更新時エラー画像29cをディスプレイに表示する。図16Cにおいて、実施例1の更新時エラー画像29cは、エラー内容表示欄29c1と、エラーがあることを確認したことを入力するためのエラー確認釦の一例としての「閉じる」ボタン29c2とを有し、例えば、数値しか入力できない欄に英文字を使用したり、桁数の制限を超える英数値を入力してた場合等に、更新時エラー画像29cを表示する。
【0057】
更新差分判別手段C58D2は、編集情報一時記憶手段C58Cに記憶された情報と、物品構成情報受信手段C56で受信して記憶されている物品構成情報と、を比較して、更新された項目があり、入力値の差分があるか否かを判別する。
反映確認画面表示手段C58D3は、更新差分判別手段C58D2により編集がされたと判別された場合に、編集後の特性特定情報を、前記部品情報サーバ7の部品特性情報データベースに反映するか否かの確認をするための反映確認画面29dを表示する。前記反映確認画像29dは、確認をしたことを入力するための反映確認釦29d1と、更新を取り消す入力を行うための反映取り消し釦29d2とを有する。
物品構成情報送信手段C58D4は、エラーがなく、更新することの確認をした編集後の物品構成情報を物品情報サーバ6に送信する。
部品特性情報送信手段C58D5は、前記反映確認画面29dで反映するとの入力がされた場合に、部品情報サーバ7に更新された部品特性情報を送信する。
【0058】
(製図端末4制御部の説明)
図17は実施例1の製図端末の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
図17において、製図端末4のコンピュータ本体H1は、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O:入出力インターフェース、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM:リードオンリーメモリ、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM:ランダムアクセスメモリ、ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU:中央演算処理装置、ならびにクロック発振器等を有している。
前記構成の製図端末4は、前記ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
【0059】
前記製図端末4の前記ハードディスクドライブには、製図端末4の基本動作を制御する基本ソフト、いわゆるオペレーティングシステムOSや、文書作成ソフトウェアや作図ソフトウェア等のアプリケーションプログラムAP、製図プログラムP5、その他のアプリケーションプログラムが記憶されている。以下、従来公知のオペレーティングシステムOSやアプリケーションプログラムAPを除く製図プログラムP5の各機能すなわち制御手段を説明する。
【0060】
前記製図プログラムP5は、下記の各手段C71〜C81を有し、ネットワークNに接続された物品情報サーバ6との間で情報の送受信をして、各部品や集合体の設計図面の製図を行う。なお、実施例1の製図プログラムP5として、例えば、3次元CAD:Computer Aided Designソフトウェアを使用可能である。
図17において、実施例1の製図プログラムP5の各手段C71〜C76は、前記物品構成情報編集プログラムP4の各手段C51〜C56と比べ、物品構成情報に替えて製図情報が付加された物品構成情報を受信する以外は、図12〜図14に示したものと同様の画像26,27が表示され、同様の処理が実行されるため、説明は省略する。
【0061】
図18は実施例1の製図画像の一例の説明図である。
製図手段C77は、図13,図14の画像27と同様の画像である製図物品選択画像において選択された物品および構成部位に対応して送信された製図情報に基づいて、図18に示す設計図面を製図するための製図画像31をディスプレイH2に表示する。図18において、実施例1の製図画像31は、設計図面が表示される図面表示欄31aと、物品を選択するための物品選択欄の一例としての「機種名」欄31bと、構成部位を選択するための構成部位選択欄の一例としての「Sub名」欄31cと、部品を選択するための部品選択欄の一例としての「部品名」欄31dと、製図を行う際に直線や曲線、四角、円等を作図するために使用されるパレット欄31eと、図面表示欄31aに表示された部品の体積を自動的に測定するための体積自動測定釦31fと、選択されている部品が集合体、いわゆるAssy体の場合に非火元部品である各構成部品の火元部品からの距離である火元距離を自動的に測定するための火元距離測定釦31gと、図面表示欄31aに表示された部品について特定の物品構成情報を付加した印刷用の図面へ画像表示を切換えるための印刷用画像切換え釦の一例としての「印刷画像切換」ボタン31hと、新規作成や修正等の編集した図面の情報を更新するための更新実行釦の一例としての「データ登録」ボタン31jと、製図を終了するための製図終了釦31kとを有する。
【0062】
図19は実施例1の体積測定結果画像の一例の説明図である。
体積計算手段C78は、体積情報登録手段C78Aと、比重情報有無判別手段C78Bと、重量計算手段C78Cと、重量情報登録手段C78Dと、を有し、製図画像31の体積自動測定釦31fの入力に応じて、図面表示欄31aに表示された部品の体積を自動的に測定、計算する。そして、体積の自動測定の結果を体積測定結果画像32に表示し、計算された体積情報を製図情報が付加されている物品構成情報に反映する。図19において、実施例1の体積測定結果画像32は、体積の自動測定に成功した部品を一覧表示する体積測定成功部品一覧表示欄32aと、図面が未完成等で体積が測定できなかった部品を一覧表示する体積測定失敗部品一覧表示欄32bとを有する。なお、表示された部品の体積を自動計算する技術は、従来公知のプログラムを使用可能である。
【0063】
体積情報登録手段C78Aは、体積計算手段C78により計算された体積情報を物品構成情報に登録する。
比重情報有無判別手段C78Bは、体積が自動計算された部品について、物品構成情報に比重情報、すなわち体積計算用係数の情報が登録されているか否かを判別する。
重量計算手段C78Cは、体積が自動計算された部品について比重情報がある場合に、計算された体積と比重情報とに基づいて、「部品の重量」=「体積」×「比重」を自動的に計算し、計算された重量情報を物品構成情報に反映する。
重量情報登録手段C78Dは、重量計算手段C78Cにより計算された重量情報を物品構成情報に登録する。
【0064】
図20は実施例1の火元距離測定結果画像の一例の説明図である。
火元距離計算手段C79は、火元部品判別手段C79Aと、火元距離情報登録手段C79Bと、を有し、製図画像31の火元距離測定釦31gへの入力に応じて、選択されている部品やAssy体について、各部品の火元部品からの火元距離を自動計算する。そして、火元距離の自動測定の結果を、図20に示す火元距離測定結果画像33で表示し、計算された火元距離情報を物品構成情報に反映する。図20において、実施例1の火元距離測定結果画像33では、火元距離の計算に成功した部品を一覧表示する火元距離測定成功部品一覧表示欄33aと、火元部品が設定されていない場合や部品の図面が未完成等で火元距離が測定できなかった部品を一覧表示する火元距離測定失敗部品一覧表示欄33bとを有する。なお、実施例1の火元距離計算手段C79は、前記火元距離として、火元部品と対象部品との最短距離を演算する。
【0065】
火元部品判別手段C79Aは、選択されている部品の前記物品構成情報の火元部品情報の一例である図4で示す「火元フラグ」に基づいて、火元部品が存在するか否か、すなわち、火元部品情報の登録があるか否かを判別する。
火元距離情報登録手段はC79Bは、火元距離計算手段C79で計算された火元距離情報を物品構成情報に登録する。
【0066】
図21は実施例1の情報付与図面画像の一例の説明図である。
情報付与図面表示手段C80は、前記製図画像31の印刷用画像切換え釦の一例としての「印刷画像切換」ボタン31hの入力に応じて、予め設定された設計図面に必要な情報が付与された印刷される図面の画像である情報付与図面画像34を図面表示欄31aに表示する。図21において、実施例1の情報付与図面画像34は、図面表示欄31aに表示されていた部品の印刷用の図面画像が表示される図面画像表示欄34aと、物品構成情報の部品名特定情報に基づいて部品名が自動入力される、すなわち転記される部品名表示欄34bと、数量特定情報に基づいて部品の数量が自動入力される数量表示欄34cと、サブシステムコード情報に基づいて部品のサブシステムコードが自動入力されるサブシステムコード表示欄34dと、部品識別情報に基づいて部番が自動入力される部品識別情報表示欄34eと、物品構成情報の材料名の登録情報に基づいて材料名が自動入力される材料名表示欄34fと、物品構成情報のリサイクルコードの登録情報にリサイクルコードが自動入力されるリサイクルコード表示欄34gと、難燃情報の一例としての難燃グレードの登録情報に基づいて難燃情報が自動入力される難燃情報表示欄34hと、その他の注記情報を入力可能な注記情報入力表示欄34jとを有する。したがって、情報付与図面画像34で印刷コマンドを実行することで、表示された情報付与図面画像34が印刷される。
【0067】
製図情報更新登録手段C81は、製図情報送信手段C81Aを有し、製図画像31の更新実行釦の一例としての「データ登録」ボタン31jの入力に応じて、編集された製図情報および物品構成情報を物品情報サーバ6に送信して製図情報および物品構成情報の更新、登録を行う。
製図情報送信手段C81Aは、製図情報および物品構成情報を物品情報サーバ6に送信する。
【0068】
(実施例1のフローチャートの説明)
次に、実施例1の設計支援システムSの構成情報編集端末3や製図端末4、物品情報サーバ6の処理の流れをフローチャートを使用して説明する。
【0069】
(構成情報編集端末3のフローチャートの説明)
(物品構成情報閲覧処理のフローチャートの説明)
図22は実施例1の構成情報編集端末での物品構成情報閲覧処理のフローチャートである。
図23は実施例1の物品構成情報閲覧処理のフローチャートであり、図22の続きのフローチャートである。
図24は実施例1の物品構成情報閲覧処理のフローチャートであり、図23の続きのフローチャートである。
図22〜図24のフローチャートの各ST:ステップの処理は、コンピュータ本体H1のハードディスク等に記憶された物品構成情報閲覧プログラムP3に従って行われる。また、この処理は構成情報編集端末3の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図22に示すフローチャートは構成情報編集端末3において、物品構成情報閲覧プログラムP3が起動したとき、具体的には、ネットワークNに接続された物品情報サーバ6にアクセスをした時に開始される。
【0070】
図22のST1において、物品情報サーバ6に閲覧用認証画像21の送信を要求する。そして、ST2に進む。
ST2において、物品情報サーバ6から送信された閲覧用認証画像21を受信したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST2を繰り返し、イエス(Y)の場合はST3に進む。
ST3において、閲覧用認証画像21をディスプレイH2に表示し、ST4に進む。
ST4において、ユーザID入力欄21aやパスワード入力欄21bへの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST5に進み、ノー(N)の場合はST6に進む。
ST5において、入力に応じて閲覧用認証画像21を更新して、ST4に戻る。
【0071】
ST6において、認証開始釦の一例としての「ログイン」21cを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST7に進み、ノー(N)の場合はST4に戻る。
ST7において、各入力欄21a,21bに入力されたユーザIDとパスワードを物品情報サーバ6に送信して、ユーザIDとパスワードの照会を行う。そして、ST8に進む。
ST8において、物品情報サーバ6から送信された情報に基づいて、認証されたか否かを判別する。実施例1では、閲覧物品選択画像22が物品情報サーバ6から送信された場合に、認証されたものと判別し、認証がされなかったことを告知する認証不可画像(図示せず)を受信した場合には、認証されなかったものと判別する。ノー(N)の場合はST9に進み、イエス(Y)の場合は図23のST10に進む。
ST9において、認証されなかったことを告知する認証不可画像をディスプレイH2に所定時間表示して、ST1に戻る。
【0072】
図23のST10において、物品情報サーバ6から送信された閲覧物品選択画像22(図6,図7参照)をディスプレイH2に表示する。そして、ST11に進む。
ST11において、閲覧物品選択画像22の閲覧物品選択欄の一例としての「機種名」欄22eや閲覧構成部位選択欄の一例としての「Sub名」欄22fで、物品名または構成部位を選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST12に進み、ノー(N)の場合はST13に進む。
ST12において、入力に応じて閲覧物品選択画像22を更新し、ST11に戻る。
ST13において、閲覧物品選択画像22の閲覧実行釦の一例としての「FT表示」アイコン22gを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST14に進み、ノー(N)の場合はST22に進む。
【0073】
ST14において、各選択欄22e、22fで物品名および構成部位の選択がされているか否かを判別する。ノー(N)の場合はST15に進み、イエス(Y)の場合はST16に進む。
ST15において、物品名または構成部位が選択されていないことを告知する図示しないエラー画像を閲覧物品選択画像22の各選択欄22e,22fの下方である物品構成情報閲覧画像22hに対応する位置に表示し、ST11に戻る。
ST16において、物品情報サーバ6に選択された物品名および構成部位に対応する閲覧用物品構成情報の送信を要求する。そして、ST17に進む。
ST17において、物品情報サーバ6から送信された閲覧用物品構成情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST18に進み、ノー(N)の場合はST17を繰り返す。
【0074】
ST18において、受信した閲覧用物品構成情報に基づいて、火元距離Lfが火元距離基準値L1以下であるか否かを判別する。なお、実施例1ではL1=13mmに設定されている。イエス(Y)の場合はST19に進み、ノー(N)の場合はST21に進む。
ST19において、難燃グレードは難燃情報基準値L2以下であるか否かを判別する。なお、実施例1ではL2=「HB」に設定されている。イエス(Y)の場合はST20に進み、ノー(N)の場合はST21に進む。
ST20において、火元距離Lfが火元距離L1以下且つ難燃グレードが難燃情報基準値L2以下の部品の欄を強調表示して図8に示す構成物品閲覧画像22hを表示する。そして、ST11に戻る。
ST21において、構成物品閲覧画像22hを表示し、ST11に戻る。
【0075】
ST22において、情報取得切換え釦の一例としての「FTダウンロード」アイコン22bを選択する入力がされたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST23に進み、イエス(Y)の場合は図24のST27に進む。
ST23において、認証終了釦の一例としての「ログアウト」アイコン22dを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST24に進み、ノー(N)の場合はST25に進む。
ST24において、物品情報サーバ6に対して、物品情報の閲覧、取得を終了したこと、すなわち、ログアウトした情報が送信され、図22〜図24の構成物品情報閲覧処理を終了する。
ST25において、その他の入力、例えば「ヘルプ」釦22cを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST26に進み、ノー(N)の場合はST11に戻る。
ST26において、入力に応じた処理を実行し、ST11に戻る。
【0076】
図24のST27において、物品情報サーバ6に対して図9に示す情報取得物品選択画像23の送信要求を行う。そして、ST28に進む。
ST28において、物品情報サーバ6から送信された情報取得物品選択画像23を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST29に進み、ノー(N)の場合はST28を繰り返す。
ST29において、情報取得物品選択画像23をディスプレイH2に表示し、ST30に進む。
ST30において、情報取得物品選択画像23の取得物品選択欄の一例としての「機種名」欄23eや取得構成部位選択欄の一例としての「Sub名」欄23fで、物品名または構成部位を選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST31に進み、ノー(N)の場合はST32に進む。
ST31において、入力に応じて取得物品選択画像23を更新し、ST30に戻る。
ST32において、取得物品選択画像23の「更新ステータス表示」釦23gを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST33に進み、ノー(N)の場合はST38に進む。
【0077】
ST33において、各選択欄23e、23fで物品名および構成部位の選択がされているか否かを判別する。ノー(N)の場合はST34に進み、イエス(Y)の場合はST35に進む。
ST34において、物品名または構成部位が選択されていないことを告知する図示しないエラー画像を取得物品選択画像23の更新ステータス表示欄23hに表示し、ST30に戻る。
ST35において、物品情報サーバ6に、選択された物品名および構成部位に対応する更新ステータスを問い合せる更新ステータス問合せ情報を送信する。そして、ST36に進む。
ST36において、物品情報サーバ6から送信された更新ステータスを受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST37に進み、ノー(N)の場合はST36を繰り返す。
ST37において、受信した更新ステータスを更新ステータス表示欄23hに表示する。そして、ST30に戻る。
【0078】
ST38において、取得実行釦の一例としての「更新ダウンロード」アイコン23jを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST39に進み、ノー(N)の場合はST45に進む。
ST39において、各選択欄23e、23fで物品名および構成部位の選択がされているか否かを判別する。ノー(N)の場合はST40に進み、イエス(Y)の場合はST41に進む。
ST40において、物品名または構成部位が選択されていないことを告知する図示しないエラー画像を取得物品選択画像23の更新ステータス表示欄23hに表示し、ST30に戻る。
【0079】
ST41において、物品情報サーバ6に編集用の物品構成情報の送信要求を送信する。そして、ST42に進む。
ST42において、編集用の物品構成情報の送信、すなわち、物品構成情報の更新が可能であるか否かを判別する。実施例1では、物品構成情報を受信したか、または、物品構成情報にロックがかかり更新できないことを示す更新不可の情報を受信したかを判別する。イエス(Y)の場合、すなわち更新可能の場合はST43に進み、ノー(N)の場合、すなわち、更新不可の場合はST44に進む。
ST43において、編集用の物品構成情報、具体的には、物品構成情報が記録されたファイルを受信する。そして、ST30に戻る。
ST44において、編集用の物品構成情報にロックがかかっており、更新不可である旨を、図10Bに示すように更新ステータス表示欄23hに表示する。そして、ST30に戻る。
【0080】
ST45において、取得物品選択画像23の情報閲覧切換え釦の一例としての「FT構成閲覧」アイコン23bを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST10に戻る。
ST46において、認証終了釦の一例としての「ログアウト」アイコン23dを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合は図23のST24に進み、ノー(N)の場合はST47に進む。
ST47において、その他の入力の一例としての「ヘルプ」釦23cがされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST48に進み、ノー(N)の場合はST30に戻る。
ST48において、入力に応じた処理を実行し、ST30に戻る。
【0081】
(物品構成情報編集処理のフローチャートの説明)
図25は実施例1の構成情報編集端末での物品構成情報編集処理のフローチャートである。
図26は実施例1の物品構成情報編集処理のフローチャートであり、図25の続きのフローチャートである。
図27は実施例1の物品構成情報編集処理のフローチャートであり、図26の続きのフローチャートである。
図28は実施例1の物品構成情報編集処理のフローチャートであり、図27の続きのフローチャートである。
図25〜図28のフローチャートの各ST:ステップの処理は、コンピュータ本体H1のハードディスク等に記憶された物品構成情報編集プログラムP4に従って行われる。また、この処理は構成情報編集端末3の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図25〜図28に示すフローチャートは構成情報編集端末3において、物品構成情報編集プログラムP4が起動したとき、具体的には、編集用の物品構成情報が記録されたファイルを開くコマンドが実行されたときに開始される。
【0082】
図25のST51において、編集用の認証画像26をディスプレイH2に表示し、ST52に進む。
ST52において、ユーザID入力欄26aやパスワード入力欄26bへの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST53に進み、ノー(N)の場合はST54に進む。
ST53において、入力に応じて編集用の認証画像26を更新して、ST52に戻る。
ST54において、認証開始釦の一例としての「ログイン」ボタン26cを選択する入力がされたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST55に進み、イエス(Y)の場合はST57に進む。
【0083】
ST55において、認証取り消し釦の一例としての「キャンセル」ボタン26dを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST56に進み、ノー(N)の場合はST52に戻る。
ST56において、物品構成情報ファイルを閉じ、物品構成情報編集処理を終了する。
ST57において、各入力欄26a,26bに入力されたユーザIDとパスワードを物品情報サーバ6に送信して、ユーザIDとパスワードの照会を行う。そして、ST58に進む。
ST58において、物品情報サーバ6から送信された情報に基づいて、認証されたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST59に進み、イエス(Y)の場合は図23のST60に進む。
ST59において、認証されなかったことを告知する認証不可画像をディスプレイH2に所定時間表示して、ST51に戻る。
【0084】
図26のST60において、編集用の構成物品情報のファイルに記録されている物品や構成部位、すなわち機種名やSub名の情報から、図13に示す編集物品選択画像27を作成し、ディスプレイH2に表示する。そして、ST61に進む。
ST61において、編集物品選択画像27の物品選択欄の一例としての「機種名」欄27aや取得構成部位選択欄の一例としての「Sub名」欄27bで、物品名または構成部位を選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST62に進み、ノー(N)の場合はST63に進む。
ST62において、入力に応じて編集物品選択画像27を更新し、ST61に戻る。
ST63において、編集物品選択画像27の更新ステータス表示釦の一例としての「ステータス」ボタン27cを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST64に進み、ノー(N)の場合はST69に進む。
【0085】
ST64において、各選択欄27a、27bで物品名および構成部位の選択がされているか否かを判別する。ノー(N)の場合はST65に進み、イエス(Y)の場合はST66に進む。
ST65において、物品名または構成部位が選択されていないことを告知する図示しないエラー画像を編集物品選択画像27のメッセージ表示欄27fに表示し、ST61に戻る。
ST66において、物品情報サーバ6に、選択された物品名および構成部位に対応する更新ステータスを問い合せる更新ステータス問合せ情報を送信する。そして、ST67に進む。
ST67において、物品情報サーバ6から送信された更新ステータスを受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST68に進み、ノー(N)の場合はST67を繰り返す。
ST68において、受信した更新ステータスをメッセージ表示欄27fに表示する。そして、ST61に戻る。
【0086】
ST69において、更新実行釦の一例としての「更新」ボタン27dを選択する入力がされたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST70に進む、イエス(Y)の場合はST72に進む。
ST70において、終了釦27eを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST71に進み、ノー(N)の場合はST61に戻る。
ST71において、編集用の物品構成情報ファイルを閉じ、物品構成情報編集処理を終了する。
ST72において、各選択欄27a、27bで物品名および構成部位の選択がされているか否かを判別する。ノー(N)の場合はST73に進み、イエス(Y)の場合はST74に進む。
ST73において、物品名または構成部位が選択されていないことを告知する図示しないエラー画像をメッセージ表示欄27fに表示し、ST61に戻る。
【0087】
ST74において、物品情報サーバ6に最新の編集用物品構成情報の送信要求を送信する。そして、ST75に進む。
ST75において、物品情報サーバ6から送信された最新の編集用の物品構成情報を受信したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST76に進み、イエス(Y)の場合はST78に進む。
ST76において、編集用の物品構成情報がロックされ、更新ができないことを告知する更新不可情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST77に進み、ノー(N)の場合はST75に戻る。
ST77において、更新ができない旨のエラー表示をメッセージ表示欄27fに表示する。そして、ST61に戻る。
ST78において、編集用の物品構成情報を開いて編集用物品構成情報画像28(図15参照)を表示する。そして、図27のST79に進む。
【0088】
図27のST79において、編集用物品構成情報画像28の物品構成情報表示欄28fの中の部品識別情報の一例である部番の欄に入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST80に進み、ノー(N)の場合はST83に進む。
ST80において、部品情報サーバ7に部品識別情報の問合せ、すなわち、部品識別情報に対応する特性特定情報を含む部品特性情報の送信要求を行う。そして、ST81に進む。
ST81において、問合せに対応する部品特性情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST82に進み、ノー(N)の場合はST81を繰り返す。
ST82において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST79に戻る。
(1)受信した部品特性情報を一時記憶する。
(2)受信した部品特性情報を編集用物品構成情報画像28に反映する。すなわち、編集用物品構成情報画像28において、部番が入力された項目の各特定特定情報の欄に受信した情報を表示する。なお、入力した部番等に対応する特定特定情報がない場合には、部品情報サーバ7から特定特定情報の欄が空欄の情報が送信されるため、結果として空欄のままの表示となる。
【0089】
ST83において、編集用物品構成情報画像28の物品構成情報表示欄28fの中の材料識別情報の一例としての材料番号の欄に入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST84に進み、ノー(N)の場合はST87に進む。
ST84において、部品情報サーバ7に材料識別情報の問合せ、すなわち、材料識別情報に対応する材料特性情報の送信要求を行う。そして、ST85に進む。
ST85において、問合せに対応した材料特性情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST86に進み、ノー(N)の場合はST85を繰り返す。
ST86にいて、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST79に戻る。
(1)受信した材料特性情報を一時記憶する。
(2)材料特性情報を編集用物品構成情報画像28の該当欄に特性特定情報として反映する。
(3)受信した材料特性情報を更新不許可に設定する。
【0090】
ST87において、編集用物品構成情報画像28の物品構成情報表示欄28fの中の特性特定情報の欄、例えば、材料名やヤング率等の欄への入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST88に進み、ノー(N)の場合はST92に進む。
ST88において、入力された欄は、更新不許可に設定されているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST89に進み、ノー(N)の場合はST91に進む。
ST89において、図16Aに示す編集不許可告知画像29aを表示し、ST90に進む。
ST90において、図16Aに示す前記編集不許可告知画像29aの編集不許可確認釦29a1が入力されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST79に戻り、ノー(N)の場合はST90を繰り返す。
ST91において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST79に戻る。
(1)入力された特性特定情報を一時記憶する
(2)入力された特性特定情報を編集用物品構成情報画像に反映する。
【0091】
ST92において、編集用物品構成情報画像28の物品構成情報表示欄28fの中のRevデータの欄への入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST93に進み、ノー(N)の場合はST99に進む。
ST93において、部品情報サーバ7にRevデータの問合せ、すなわち、入力のあった欄の最新のRevデータの送信要求を行う。実施例1では、入力がされたRevデータの部品識別情報を送信することで、対応する最新のRevデータの送信要求を行う。そして、ST94に進む。
ST94において、問合せに応じたRevデータを受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST95に進み、ノー(N)の場合はST94を繰り返す。
【0092】
ST95において、入力されたRevデータの値が、受信した最新のRevデータの値以下か否か、すなわち、入力されたRevデータが最新のRevデータよりも古いか同じ値になっているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST96に進み、ノー(N)の場合はST98に進む。
ST96において、図16Bに示す最新改訂回数既登録告知画像29bを表示し、ST97に進む。
ST97において、最新改訂回数既登録告知画像29bの最新改訂回数既登録確認釦29b1の入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST79に戻り、ノー(N)の場合はST97を繰り返す。
ST98において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST79に戻る。
(1)入力されたRevデータを一時記憶する。
(2)入力されたRevデータを編集用物品構成情報画像28に反映する。
【0093】
ST99において、物品構成情報表示欄28fの中の環境負荷計算用入力値の一例としての「コスト」欄の入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST100に進み、ノー(N)の場合はST103に進む。
ST100において、環境負荷計算用入力値すなわち「コスト」が入力された部品に、環境負荷係数が登録されているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST101に進み、ノー(N)の場合はST79に戻る。
ST101において、環境負荷計算用入力値、すなわち、「コスト」と環境負荷係数とに基づいて、環境負荷値の一例としての「環境負荷CO排出量」の値を自動計算する。そして、ST102に進む。
ST102において、計算された環境負荷値を編集用物品構成情報画像28に反映する。すなわち、編集用物品構成情報画像28において、環境負荷計算用入力値であるコストが入力された部品の環境負荷値の欄に自動計算した計算値を表示する。そして、ST79に戻る。
【0094】
ST103において、編集用物品構成情報画像28の情報更新釦の一例としての「データ登録」ボタン28bを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST104に進み、ノー(N)の場合はST114に進む。
ST104において、入力情報にエラーがないかを判別するエラー判別処理を実行し、ST105に進む。
ST105において、エラーがあったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST106に進み、ノー(N)の場合はST108に進む。
ST106において、図16Cに示す更新時エラー画像29cをディスプレイH2に表示する。そして、ST107に進む。
ST107において、図16Cの「閉じる」釦29c2を選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST79に戻り、ノー(N)の場合はST107を繰り返す。
【0095】
ST108において、一時記憶された部品識別情報:部番、材料識別情報:材料番号、特性特定情報、Revデータ等と、受信して記憶されている編集用物品構成情報と、を比較して、差分、すなわち、修正された項目の有無を検索する。そして、ST109に進む。
ST109において、差分、すなわち、修正された項目があったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST110に進み、ノー(N)の場合はST79に戻る。
ST110において、図16Dに示す反映確認画像29dを表示し、ST111に進む。
ST111において、更新する旨の入力、すなわち、反映確認画像29dの反映確認釦29d1を選択する入力がされたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST112に進み、イエス(Y)の場合はST113に進む。
【0096】
ST112において、更新を行わない旨の入力、すなわち、反映確認画像29dの反映取り消し釦29d2を選択するの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST79に進み、ノー(N)の場合はST111に戻る。
ST113において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST79に戻る。
(1)一時記憶された各種情報に基づいて、更新された編集用物品構成情報ファイルを作成し、物品情報サーバ6に送信し、物品情報サーバ6の物品構成情報を更新する。実施例1では、一時記憶された各種情報を、編集用物品構成情報に反映することで編集用物品構成情報ファイルを更新する。
(2)一時記憶された各種情報に基づいて、更新がされた情報に応じて、更新された部品特性情報を作成して、部品情報サーバ7に送信し、部品情報サーバ7の部品特性情報を更新する。例えば、1つまたは複数の項目の特性特定情報が更新された場合に、更新された情報と部品識別情報等を含む部品特性情報を作成して、部品情報サーバ7に送信する。
【0097】
ST114において、図15に示す編集用物品構成情報画像28の編集終了釦の一例としての「終了」ボタン28cを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST115に進み、ノー(N)の場合はST116に進む。
ST115において、編集用物品構成情報ファイルを閉じて、物品構成情報編集処理を終了する。
ST116において、その他の入力、例えば、表示位置変更釦の一例としてのスクロール釦28g、28hの入力等がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST117に進み、ノー(N)の場合はST79に戻る。
ST117において、入力に応じて、編集用物品構成情報画像28を更新する。そして、ST79に戻る。
【0098】
(製図端末4のフローチャートの説明)
(製図処理のフローチャートの説明)
図29は実施例1の製図端末での製図処理のフローチャートである。
図30は実施例1の製図処理のフローチャートであり、図29の続きのフローチャートである。
図31は実施例1の製図処理のフローチャートであり、図30の続きのフローチャートである。
図29〜図31のフローチャートの各ST:ステップの処理は、コンピュータ本体H1のハードディスク等に記憶された製図プログラムP5に従って行われる。また、この処理は製図端末4の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図29〜図31に示すフローチャートは製図端末4において、製図プログラムP5が起動されたときに開始される。なお、実施例1の製図処理では、前記物品構成情報編集処理と異なり、編集用の物品構成情報ファイルが開かれた場合ではなく、製図プログラムが起動されたときに開始される。
【0099】
実施例1の製図処理では、図29のST201〜ST209および図30のST210〜ST228では、前記図25,図26のST51〜ST78における物品構成情報が、物品情報サーバ6から受信した製図情報付の物品構成情報となるだけで、ほぼ同様の処理が実行されるため、詳細な説明は省略する。
図31のST229において、図18に示す製図画像31に対する製図を行う入力がされたか否か、すなわち、パレット欄31eで描画する図形を選択したり、図面表示欄31aへ描画したりする入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST230に進み、ノー(N)の場合はST231に進む。
ST230において、製図画像31への入力に応じて製図画像31を更新する。そして、ST229に戻る。
【0100】
ST231において、製図画像31の体積自動測定釦31fを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST232に進み、ノー(N)の場合はST237に進む。
ST232において、製図画像31に表示されている製図情報から部品の体積を自動計算する。なお、集合体、すなわちAssy体の場合は、集合体を構成する部品のいずれか一つの体積を自動計算する。また、体積が計算できなかった場合は計算結果として測定失敗の情報を出力する。そして、ST233に進む。
ST233において、物品構成情報に基づいて、体積が自動計算された部品に比重情報の登録があるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST234に進み、ノー(N)の場合はST235に進む。
【0101】
ST234において、比重情報と計算された体積情報とから重量を自動計算する。そして、ST235に進む。
ST235において、全ての部品の体積計算が終了したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST236に進み、ノー(N)の場合はST232に戻る。
ST236において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST229に戻る。
(1)体積測定結果画像32をディスプレイH2に表示する。
(2)計算ができた体積、重量の情報を物品構成情報に反映する。すなわち、登録、更新を行う。
【0102】
ST237において、製図画像31の火元距離測定釦31gを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST238に進み、ノー(N)の場合はST242に進む。
ST238において、製図画像31で選択された部品や集合体の構成部品に火元フラグが設定された部品があるか否かを判別、すなわち検索する。ノー(N)の場合はST239に進み、イエス(Y)の場合はST240に進む。
ST239において、全ての部品の火元距離を計算失敗に設定する。そして、ST241に進む。
ST240において、火元フラグの設定された火元部品と、他の構成部品との最短距離、すなわち、火元距離を自動計算する。そして、ST241に進む。
ST241において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST229に戻る。
(1)図20に示す火元距離測定結果画像33をディスプレイH2に表示する。
(2)計算された火元距離を物品構成情報ファイルに反映する。
【0103】
ST242において、製図画像31の印刷用画像切換え釦の一例としての「印刷画像切換」ボタン31hを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST243に進み、ノー(N)の場合はST245に進む。
ST243において、物品構成情報ファイルから情報付与図面画像34を表示する際に必要な情報の一例としての図面貼付情報を取得する。すなわち、対象の部品に登録されている部品名、数量、サブシステムコード、部番等、材料名、リサイクルコード、難燃情報(難燃グレード)等の情報を取得する。そして、ST244に進む。
ST244において、図面貼付情報を含む情報付与図面画像34を表示する。そして、ST229に戻る。
【0104】
ST245において、製図画像31の更新実行釦の一例としての「データ登録」ボタン31jを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST246に進み、ノー(N)の場合はST247に進む。
ST246において、製図画像31で編集され、表示された製図情報と、体積情報等が更新された物品構成情報を含むファイルを物品情報サーバ6に送信する。そして、ST229に戻る。
ST247において、製図終了釦31kを選択する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST248に進み、ノー(N)の場合はST249に進む。
ST248において、製図画像31を閉じて、製図処理を終了する。
ST249において、その他の入力、例えば、部品選択欄で部品を選択する入力等がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST250に進み、ノー(N)の場合はST229に戻る。
ST250において、入力に応じた処理、例えば、部品が変更された場合には変更後の部品の図面画像を図面表示欄31aに表示する処理等を実行し、ST229に戻る。
【0105】
(物品情報サーバ6のフローチャートの説明)
(情報配信処理のフローチャートの説明)
図32は実施例1の物品情報サーバでの情報配信処理のフローチャートである。
図33は実施例1の情報配信処理のフローチャートであり、図32の続きのフローチャートである。
図32〜図33のフローチャートの各ST:ステップの処理は、コンピュータ本体H1のハードディスク等に記憶された物品情報配信プログラムP2に従って行われる。また、この処理は物品情報サーバ6の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図32〜図33に示すフローチャートは物品情報サーバ6において、物品情報配信プログラムP2が起動されたときに開始される。
【0106】
図32のST261において、構成情報編集端末3から閲覧用認証画像21(図5参照)の送信要求を受信したか否か、すなわち、構成情報編集端末3において、前記物品構成情報閲覧プログラムP3が起動され、物品情報サーバ6にアクセスされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST262に進み、ノー(N)の場合はST263に進む。
ST262において、閲覧用認証画像21を構成情報編集端末3に送信し、ST261に戻る。
ST263において、物品構成情報閲覧用の認証情報を受信したか否か、すなわち、閲覧用認証画像21で認証開始釦21cの選択入力がされた場合にST6、ST7の処理で送信される認証情報の一例としてのユーザIDとパスワードを受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST264に進み、ノー(N)の場合はST267に進む。
【0107】
ST264において、受信した認証情報であるユーザIDとパスワードとが一致するか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST265に進み、ノー(N)の場合はST266に進む。
ST265において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST261に戻る。
(1)認証されたことを示す認証通過情報を構成情報編集端末3に送信する。
(2)図6に示す閲覧物品選択画像22を構成情報編集端末3に送信する。
(3)認証情報を送信した利用者が作業中であることを記憶するログイン処理を実行する。
ST266において、認証されなかったことを示す認証不可情報を送信する。そして、ST261に戻る。
【0108】
ST267において、閲覧物品選択画像22で閲覧実行釦の一例としての「FT表示」アイコン22gの選択入力がされた場合にST13〜ST16の処理で送信される閲覧用物品構成情報の送信要求を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST268に進み、ノー(N)の場合はST269に進む。
ST268において、受信した閲覧用物品構成情報送信要求に含まれる機種名やSub名に応じた閲覧用物品構成情報を送信する。そして、ST261に戻る。
ST269において、閲覧物品選択画像22で情報取得切換え釦の一例としての「FTダウンロード」アイコン22bの選択入力がされた場合に、ST22,ST27の処理で送信される図10に示す情報取得物品選択画像23の送信要求を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST270に進み、ノー(N)の場合はST271に進む。
ST270において、情報取得物品選択画像23を構成情報編集端末3に送信し、ST261に戻る。
【0109】
ST271において、情報取得物品選択画像23の更新ステータス表示釦の一例としての「更新ステータス表示」アイコン23gや編集物品選択画像27の更新ステータス表示釦の一例としての「ステータス」ボタン27cが選択入力された場合に構成情報編集端末3または製図端末4から送信される更新ステータスの問合せ情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST272に進み、ノー(N)の場合はST273に進む。
ST272において、更新ステータスの問合せ情報に含まれる機種名やSub名に対応する更新ステータスを送信する。そして、ST261に戻る。
ST273において、情報取得物品選択画像23の取得実行釦の一例としての「更新ダウンロード」アイコン23jや編集物品選択画像27の更新実行釦の一例としての「更新」ボタン27dが選択入力された場合に構成情報編集端末3または製図端末4から送信される編集用物品構成情報や製図情報の送信要求を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST274に進み、ノー(N)の場合はST277に進む。
【0110】
ST274において、受信した物品構成情報の送信要求情報に含まれる利用者の識別情報の一例としてのユーザIDと、現在時刻と、情報取得離励起情報記憶手段C20Aに記憶された情報とに基づいて、送信要求がされた物品構成情報が更新可能あるか否か、すなわち、ロックがされていないか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST275に進み、ノー(N)の場合はST276に進む。
ST275において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST261に戻る。
(1)情報取得履歴情報の一例としての更新ステータスに、物品構成情報等を送信する利用者のユーザIDと、送信した時刻であるダウンロード時間と、送信した物品構成情報である物品名:機種名と構成部位名:Sub名とを登録する。
(2)送信要求された機種名、Sub名の編集用物品構成情報および製図情報を送信する。
ST276において、更新ができないことを示す更新不可情報を送信し、ST261に戻る。
【0111】
ST277において、閲覧物品選択画像22の認証終了釦の一例としての「ログアウト」アイコン22dや情報取得物品選択画像23の認証終了釦の一例としての「ログアウト」アイコン23d等の選択入力がされた場合に送信されるログアウト情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST278に進み、ノー(N)の場合は図33のST279に進む。
ST278において、認証された利用者が作業を終了し、認証状態を解除するログアウト処理を実行し、ST261に戻る。
図33のST279において、図12に示すように認証画像26の認証実行釦の一例としての「ログイン」ボタン26cが選択入力された場合に送信される最新の物品構成情報を取得する際に送信される認証情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST280に進み、ノー(N)の場合はST283に進む。
【0112】
ST280において、受信した認証情報であるユーザIDとパスワードとが一致するか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST281に進み、ノー(N)の場合はST282に進む。
ST281において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST261に戻る。
(1)認証されたことを示す認証通過情報を構成情報編集端末3に送信する。
(2)該当する機種名、Sub名の最新の編集用物品構成情報を構成情報編集端末3に送信する。
ST282において、認証されなかったことを示す認証不可情報を送信する。そして、ST261に戻る。
【0113】
ST283において、図15に示す編集用物品構成情報画像28の情報更新釦の一例としての「データ登録」ボタン28bや、図18に示す製図画像31の更新実行釦の一例としての「データ登録」ボタン31jが選択入力された場合に送信される更新された物品構成情報および製図情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST284に進み、ノー(N)の場合はST285に進む。
ST284において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST261に戻る。
(1)受信した情報に基づいて、物品構成情報および製図情報を更新する
(2)該当する物品名および構成部位名の情報取得履歴情報である更新ステータスを削除する。
【0114】
ST285において、製図処理が開始される際にST204、ST207の処理で送信される認証情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST286に進み、ノー(N)の場合はST289に進む。
ST286において、受信した認証情報であるユーザIDとパスワードとが一致するか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST287に進み、ノー(N)の場合はST288に進む。
ST287において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST261に戻る。
(1)認証されたことを示す認証通過情報を製図端末4に送信する。
(2)選択可能な機種名、Sub名の情報を製図端末4に送信する。
ST288において、認証されなかったことを示す認証不可情報を送信する。そして、ST261に戻る。
【0115】
ST289において、部品情報サーバ7で特性特定情報の登録、更新がされた場合に送信される特性特定情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST290に進み、ノー(N)の場合はST261に戻る。
ST290において、受信した特性特定情報に基づいて、物品構成情報の該当欄の情報を更新する。そして、ST261に戻る。
【0116】
(部品情報サーバのフローチャートの説明)
(部品情報配信処理のフローチャートの説明)
図34は実施例1の部品情報サーバでの部品情報配信処理のフローチャートである。
図34のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、コンピュータ本体H1のハードディスク等に記憶された部品情報配信プログラムP1に従って行われる。また、この処理は部品情報サーバ7の他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図34に示すフローチャートは部品情報サーバ7の部品情報配信プログラムP1が起動されたときに開始される。
【0117】
図34のST301において、構成情報編集端末3から送信された部品特性情報の問合せを受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST302に進み、ノー(N)の場合はST303に進む。
ST302において、問合せに応じた部品識別情報に対応する特性特定情報を含む部品特性情報を部品特性情報データベースC1bから取得して、構成情報編集端末3に送信する。そして、ST301に戻る。
ST303において、構成情報編集端末3から送信された材料特性情報の問合せを受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST304に進み、ノー(N)の場合はST305に進む。
ST304において、問合せに応じた材料識別情報に対応する材料特性情報を材料特性情報データベースC1aから取得して、構成情報編集端末3に送信する。そして、ST301に戻る。
【0118】
ST305において、構成情報編集端末3から送信されたRevデータの問合せを受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST306に進み、ノー(N)の場合はST307に進む。
ST306において、問合せに応じたRevデータを部品特性情報データベースC1bから取得して、構成情報編集端末3に送信する。そして、ST301に戻る。
ST307において、構成情報編集端末3から送信された更新済みの部品特性情報を受信したか否かを判別するイエス(Y)の場合はST308に進み、ノー(N)の場合はST309に進む。
ST308において、受信した更新後の部品特性情報を、部品特性情報データベースC1bに反映して、更新登録を行う。そして、ST301に戻る。
【0119】
ST309において、入力装置、すなわち、キーボードH3やマウスH4での入力により、部品特性情報または材料特性情報の新規登録、修正、削除等の編集がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST310に進み、ノー(N)の場合はST301に戻る。
ST310において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST301に戻る。
(1)編集後の部品特性情報および材料特性情報に、部品特性情報データベースC1bおよび材料特性情報データベースC1aの情報を更新する。
(2)更新された部品特性情報データベースC1bの特性特定情報を物品情報サーバ6に送信して、物品情報サーバ6の情報を更新する。
【0120】
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の設計支援システムSでは、物品構成情報の編集を行う際に、物品構成情報の各欄に情報を登録していくだけで物品を構成する部品の部番等や部品名、数量等が登録される。そして、部番を入力するだけで、部品情報サーバ7から該当する部番等に対応する特性特定情報が送信され、各欄に反映されるので、部品の材質や強度、耐久性、重量、燃えやすさ等について、利用者が記憶したり、その都度規格書等で調べたりしなくてもよく、物品構成情報の登録、編集が容易になる。また、以前の物品、機種で使用した部品があれば、その部番を登録するだけで、前機種の設計者が入力した特性特定情報が反映、登録され、そのまま利用可能となる。よって、登録作業が削減され、設計の作業性が高まり、作業時間が削減されると共に、設計者の知識等に過度に依存せずに、物品の設計が可能となる。
【0121】
同様に、部番ではなく材料番号を入力すると、部品情報サーバ7から自動的に材料情報が取得され、各部品の材料特性情報が自動的に反映、転記され、材料特性情報を設計者が記憶したり、調べたりする手間が削減される。また、材料情報は、部品情報サーバ7で管理され、外部から編集ができず、物品構成情報でも編集ができないようにされているため、設計者が誤った値を入力したものが反映されてしまうことが低減される。なお、物品構成情報の各欄において、材料特性情報が登録されていない欄については、特性特定情報の入力が可能となっており、入力された内容は部品特性情報として記憶され、部番を入力することで自動転記される。よって、情報の入力の差異に、部番に材料識別情報を関連づけることで、材料特性情報が自動転記されると共に、そのほかの情報を手動で直接入力することで、部番に追加の情報が関連づけられ、前の機種の設計者等が入力した内容を別の機種の設計者が部番を入力するだけで利用することができる。これに伴い、スーパーセッションも容易に行うことが可能となる。
【0122】
さらに、物品構成情報の編集が行われ、部番や材料番号の変更や、各欄の入力値に変化があると、自動的に差分が検出され、更新してもよいかの確認が表示され、設計者が確認できるようになっている。また、Revデータについて、古いRevデータを登録しようとした場合には、エラー表示がされ、古いRevデータが登録されることが防止されている。
また、物品構成情報の閲覧や、取得、また、製図を行う際に、認証が行われ、悪意を持った人物による改竄等に対する安全性、いわゆるセキュリティも確保される。
【0123】
さらに、実施例1の設計支援システムSでは、物品構成情報の編集や、製図を行う際には、最新の物品構成情報や製図情報を受信して編集や製図が行われ、常に最新の情報で編集等がされる。したがって、最新ではない古い情報に基づいて更新等を行うことが防止される。
また、実施例1の設計支援システムSでは、物品構成情報や製図情報が送信された場合に、原則として更新の登録がされるまで、ロックがかけられ、他の利用者が物品構成情報を受信し、編集等することができない。したがって、複数の利用者が同じ物品構成情報等を編集し、古い物品構成情報が後から登録されてしまい、結果として最新の情報とならないといった事態が防止される。さらに、実施例1の設計支援システムSでは、更新ステータスの問合せでロックがかかっているか否かが容易に確認可能となっている。また、現在編集中の利用者が確認可能であり、進捗の確認や更新を促すことが可能となっている。
【0124】
また、実施例1の設計支援システムSでは、モデリングされた3Dモデルから自動的に体積が計算され、計算された体積が自動的に物品構成情報に反映され、登録される。さらに、比重情報が登録されている場合には、体積と比重から重量が自動計算され、物品構成情報に自動的に反映される。さらに、実施例1の設計支援システムSでは、モデリングされた3Dモデルと火元フラグの設定情報から、火元距離が自動計算され、自動計算された火元距離が物品構成情報に自動的に反映され、登録される。よって、体積や重量、火元距離を手計算し、体積等を登録するためだけに物品構成情報を取得等するといった手間が削減される。また、計算ミスや登録ミスが防止され、設計の作業性が向上している。
【0125】
さらに、実施例1の設計支援システムSでは、物品構成情報を閲覧する際に、火元距離と難燃グレードから、安全基準を満足しない部品については、強調表示、すなわち警告表示がされ、物品構成情報を閲覧するだけで、物品が安全基準に適合しているか否かを容易に利用者が確認可能になっている。したがって、利用者の知識や熟練度に依存せず、安全基準に適合しているか否かが容易に確認可能である。
また、実施例1の設計支援システムSでは、設計図面を製図する場合に、物品構成情報から自動的に必要な情報が取得されて表示、製図される。したがって、その都度、設計図に必要な情報を確認して設定、製図する従来の場合に比べて、設定する作業が省略されており、必要な情報の付け忘れのような製図ミスが防止され、設計の作業効率が高まっている。
さらに、実施例1の設計支援システムSでは、物品名だけでなく、構成部位で物品構成情報の取得、編集、更新がされ、送受信される情報量が抑制され、サーバ6,7や通信への負荷が抑制されている。
【0126】
また、実施例1の設計支援システムSでは、部品の特性特定情報が更新された場合に、自動的に物品構成情報に反映されており、最新の特定特定情報が反映された物品構成情報で設計や製図が行われる。
さらに、実施例1の設計支援システムSでは、例えば、既存の機種を改良して新たな機種を設計する場合に、既存の機種の各物品および構成部位の情報を複製し、改良する部分や改良に伴って編集が必要な部分だけ編集することで、新たな機種の設計が可能となっている。よって、新機種が容易に設計可能であり、新機種を市場に投入するまでのサイクルを短縮可能である。
【0127】
また、実施例1の設計支援システムSでは、製図情報を含む物品構成情報が管理されており、物品の部品に対応する製図情報が合わせて管理される。したがって、部品と設計図面とが別々に管理されている場合に比べて、対応関係を把握することが容易となっており、部品を指定するだけで設計図面を特定することも可能となる。
さらに、実施例1の設計支援システムSでは、コストから環境負荷が自動的に計算され、環境負荷を手計算したりする手間が省略されている。
【0128】
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、ネットワークNの構成は、ローカルエリアネットワーク2とインターネット1とからなるものを例示したが、これに限定されず、イントラネットのみまたはインターネットのみとしたり、専用線を使用して接続等の任意の構成の回線とすることが可能である。
【0129】
(H02)前記実施例において、設計支援システムSでは、構成情報編集端末3と製図端末4は別個の装置により構成したが、1つの装置にそれぞれの機能を組み込むことも可能である。同様に、物品情報サーバ6と部品情報サーバ7と共通化したり、端末3,4とサーバ6,7を共通化する等、各装置3,4,6,7に組み込まれた各機能を分散させたり、集約させることは任意に変更可能である。
(H03)前記実施例において、認証を行うことが望ましいが、省略することも可能である。
(H04)前記実施例において、物品構成情報や製図情報の更新は、ボタンを入力する必要があったが、例えば、プログラムを終了する際に、自動的に物品構成情報をサーバ6に送信して更新するように構成することも可能である。このほかにも、プログラムを終了する際に、更新していない場合には確認を促す画面を表示したりすることも可能である。
【0130】
(H05)前記実施例において、物品構成情報や特性特定情報の各項目は、例示した項目に限定されず、必要に応じて、項目を追加したり、減らすことも可能である。また、各数値や規格(難燃グレード等)、単位は、設計や技術分野に応じて適宜変更可能である。
(H06)前記実施例において、体積や火元距離、重量、環境負荷を自動計算したが、必要に応じて、これらは省略することも可能である。
(H07)前記実施例において、物品構成情報と製図情報とを対応させて記憶していたが、これに限定されず、物品構成情報と製図情報を別々に記憶、管理することも可能である。
(H08)本発明は、物品としては、複数の部品やAssy体により構成される画像形成装置等の精密機械や、自動車等の産業機械等、複数の部品やAssy体により構成される任意の物品に対して適用可能である。
【0131】
(H09)前記実施例において、環境負荷の計算を、コストに基づいて実行する場合を例示したが、これに限定されず、例えば、重量に対応する環境負荷係数を材料毎に設定し、重量と環境負荷係数とを掛け合わせることで算出する用に構成することも可能である。
(H010)前記実施例において、火元距離と難燃グレードとの関係で、強調表示を行うか否かの処理を構成情報編集端末側で行ったが、これに限定されず、物品情報サーバで処理を行い、強調表示の指定等がされた後の画像を構成情報編集端末に送信するように構成することも可能である。
(H011)前記実施例において、体積の自動計算がされた場合に、製図端末で比重との関係で重量も自動計算したが、この構成に限定されず、製図端末では体積だけ自動計算し、重量の計算は物品情報サーバで行うことも可能である。
【0132】
(H012)前記実施例において、各確認画像は、表示して確認を促すことが望ましいが、省略することも可能である。
(H013)前記実施例において、編集がされたか否かを自動的に判別する構成としたが、この構成に加え、例えば、入力時に入力した内容を色を変えて表示したり、強調表示することで編集部分を設計者に容易に認識可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0133】
【図1】図1は本発明の実施例1の設計支援システムの全体説明図である。
【図2】図2は実施例1の部品情報サーバおよび物品情報サーバの制御部が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
【図3】図3は実施例1の部品特性情報の一例の説明図である。
【図4】図4は実施例1の物品構成情報の一例の説明図である。
【図5】図5は実施例1の閲覧用の認証画像の説明図である。
【図6】図6は実施例1の閲覧物品選択画像の説明図である。
【図7】図7は図6に示す閲覧物品選択画像において、機種名やSub名が選択された状態の説明図である。
【図8】図8は実施例1の閲覧物品選択画像において、物品構成情報が表示された状態の説明図である。
【図9】図9は実施例1の情報取得物品選択画像の説明図である。
【図10】図10は更新ステータスの説明図であり、図10Aは図9の情報取得物品選択画像において更新が可能である旨の更新ステータスが表示された状態の説明図、図10Bは更新ができない場合の更新ステータスの一例の説明図である。
【図11】図11は実施例1の構成情報編集端末の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
【図12】図12は、実施例1の物品構成情報編集プログラムでの認証画像の説明図である。
【図13】図13は実施例1の編集物品選択画像の説明図である。
【図14】図14は図13に示す編集物品選択画像において、更新ステータスが表示された状態の説明図である。
【図15】図15は実施例1の編集用物品構成情報画像の説明図である。
【図16】図16は実施例1の更新時エラー画像の説明図である。
【図17】図17は実施例1の製図端末の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
【図18】図18は実施例1の製図画像の一例の説明図である。
【図19】図19は実施例1の体積測定結果画像の一例の説明図である。
【図20】図20は実施例1の火元距離測定結果画像の一例の説明図である。
【図21】図21は実施例1の情報付与図面画像の一例の説明図である。
【図22】図22は実施例1の構成情報編集端末での物品構成情報閲覧処理のフローチャートである。
【図23】図23は実施例1の物品構成情報閲覧処理のフローチャートであり、図22の続きのフローチャートである。
【図24】図24は実施例1の物品構成情報閲覧処理のフローチャートであり、図23の続きのフローチャートである。
【図25】図25は実施例1の構成情報編集端末での物品構成情報編集処理のフローチャートである。
【図26】図26は実施例1の物品構成情報編集処理のフローチャートであり、図25の続きのフローチャートである。
【図27】図27は実施例1の物品構成情報編集処理のフローチャートであり、図26の続きのフローチャートである。
【図28】図28は実施例1の物品構成情報編集処理のフローチャートであり、図27の続きのフローチャートである。
【図29】図29は実施例1の製図端末での製図処理のフローチャートである。
【図30】図30は実施例1の製図処理のフローチャートであり、図29の続きのフローチャートである。
【図31】図31は実施例1の製図処理のフローチャートであり、図30の続きのフローチャートである。
【図32】図32は実施例1の物品情報サーバでの情報配信処理のフローチャートである。
【図33】図33は実施例1の情報配信処理のフローチャートであり、図32の続きのフローチャートである。
【図34】図34は実施例1の部品情報サーバでの部品情報配信処理のフローチャートである。
【符号の説明】
【0134】
3…構成情報編集装置、
6…物品構成情報記憶装置、
7…特性情報記憶装置、
28…物品構成情報表示画面、
28a…構成部品特定情報表示欄、
28f2…部品識別情報表示欄、
28f3…特性特定情報表示欄、
28f4…材料識別情報表示欄、
29d…反映確認画面、
C1a…材料情報記憶手段、
C1b…部品特性情報記憶手段、
C10…特性情報反映手段、
C11…物品構成情報記憶手段、
C57…物品構成情報表示手段、
C58A11…改訂回数判別手段,告知手段、
C58D2…特性特定情報編集判別手段、
C58D3…反映確認画面表示手段、
H2…表示器、
H3,H4…入力部材、
S…設計支援システム。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
部品を識別するための部品識別情報と、前記各部品の物理的特性を特定する特性特定情報と、が関連づけられた部品特性情報を記憶する部品特性情報記憶手段と、
前記各部品に使用される材料を識別する材料識別情報と、前記材料の物理的特性を特定する材料特性情報と、が関連づけられた材料情報を記憶する材料情報記憶手段と、
物品を構成する複数の部品を特定する構成部品特定情報と、前記各部品の前記部品識別情報と、前記各部品の前記特性特定情報と、前記各部品で使用された材料の材料識別情報と、を含む物品構成情報を記憶する物品構成情報記憶手段と、
前記構成部品特定情報が表示される構成部品特定情報表示欄と、前記部品識別情報が表示される部品識別情報表示欄と、前記特性特定情報が表示される特性特定情報表示欄と、前記材料識別情報が表示される材料識別情報表示欄と、を含む物品構成情報表示画面を表示器に表示する物品構成情報表示手段と、
前記物品構成情報表示画面の前記材料識別情報表示欄への入力に基づいて、入力された前記材料識別情報に対応する材料特性情報を、前記材料情報記憶手段から取得し、前記物品構成情報表示画面に表示された物品構成情報の前記特性特定情報に反映する特性情報反映手段と、
を備えたことを特徴とする設計支援システム。
【請求項2】
前記物品構成情報表示画面に表示された各情報を編集する入力を行う入力部材と、
前記特性特定情報表示欄に表示された特性特定情報の編集がされたか否かを判別する特性特定情報編集判別手段と、
前記特性特定情報編集判別手段により編集がされたと判別された場合に、編集後の特性特定情報を、前記部品特性情報記憶手段の前記部品特性情報に反映するか否かの確認をするための反映確認画面を表示器に表示する反映確認画面表示手段と、
前記反映確認画面で反映するとの入力がされた場合に、前記部品特性情報記憶手段に記憶された前記部品特性情報の特性特定情報に、編集後の特性特定情報を反映する前記特性情報反映手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の設計支援システム。
【請求項3】
前記部品構成情報の改訂された回数を特定するための改訂回数情報、をさらに含む前記部品特性情報を記憶する前記部品特性情報記憶手段と、
前記特性特定情報表示欄に表示された改訂回数情報が編集された場合に、編集後の前記改訂回数と、前記部品特性情報記憶手段に記憶された前記部品特性情報に含まれる前記改訂回数と、に基づいて、前記編集後の改訂回数が前記部品特性情報記憶手段に記憶された改訂回数よりも大きいか否かを判別する改訂回数判別手段と、
前記編集後の改訂回数が大きくない場合に、前記部品特性情報記憶手段に記憶された前記部品特性情報の方が更新されていることを告知する告知手段と、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の設計支援システム。
【請求項4】
前記部品特性情報記憶手段と、前記材料情報記憶手段と、特性情報反映手段と、を有する特性情報記憶装置と、
前記物品構成情報記憶手段と、を有し、前記特性情報記憶装置に情報通信回線を介して接続された物品構成情報記憶装置と、
前記物品構成情報表示手段と、を有し、前記特性情報記憶装置および前記物品構成情報記憶装置に情報通信回線を介して接続された構成情報編集装置と、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の設計支援システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図8】
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【図15】
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【公開番号】特開2009−199311(P2009−199311A)
【公開日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−40042(P2008−40042)
【出願日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】