説明

詳細情報管理システム

【課題】簡単な操作で手元にあるリモコン等の端末装置のディスプレイに、視聴シーンに連動する詳細情報をリアルタイムで表示する詳細情報管理システムを提供する。
【解決手段】詳細情報管理システム1は、コンテンツを視聴するように構成されたモニター装置40と、モニター装置に接続され、ユーザが視聴しているコンテンツに対応するコンテンツ判別データを取得し、出力するコンテンツ情報管理部M-1を備えているモニター管理装置10と、モニター管理装置から出力されたコンテンツ判別データを入力し、そのデータから時間軸に応じたキーワードを抽出し、さらに端末装置表示用データを取得し、出力するサービス管理装置20と、サービス管理装置から出力された端末装置表示用データを入力し、表示画面上に表示すると共に、視聴者からのレスポンスをサービス管理装置にフィードバックする遠隔操作式の端末装置30とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、視聴しているテレビ番組等に関連する詳細情報を簡単な操作で検索することができるように構成された詳細情報管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、視聴しているテレビ番組に関連する詳細情報、例えば、そのテレビ番組の出演者、スタッフ、番組で使用されているグッズ、等の情報を知りたい場合には、それぞれに対応するキーワードに基づき、検索エンジンを用いて検索していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002年024250号
【特許文献2】特開2005年222369号
【特許文献3】特開2008年294943号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の詳細情報を検索する方法では、テレビ等で視聴することができる生放送番組、録画番組、オンデマンド・コンテンツ、パッケージ・コンテンツの全てについて、視聴シーンに連動する詳細情報を、簡単な操作でリアルタイムに表示することができないという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な操作で手元にあるリモコン等の端末装置のディスプレイに、テレビ等で視聴することができる生放送番組、録画番組、オンデマンド・コンテンツ、パッケージ・コンテンツの全てについて、視聴シーンに連動する詳細情報をリアルタイムで表示するように構成された詳細情報管理システムを提供することをその課題する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の上記課題は、コンテンツを視聴するように構成されたモニター装置と、モニター装置に接続され、該モニター装置でユーザ(視聴者)が視聴しているコンテンツに対応するコンテンツ判別データを取得し、当該取得したコンテンツ判別データを出力するように構成されたコンテンツ情報管理部を備えているモニター管理装置と、モニター管理装置から出力されたコンテンツ判別データを入力し、当該入力したコンテンツ判別データから時間軸に応じたキーワードを抽出し、該抽出したキーワードに基づいて端末装置表示用データを取得し、当該取得した端末装置表示用データを出力するように構成されたサービス管理装置と、サービス管理装置から出力された端末装置表示用データを入力し、当該入力した端末装置表示用データを表示画面上に表示すると共に、該表示画面上に表示された該端末装置表示用データに対する視聴者からのレスポンスをサービス管理装置にフィードバックするように構成された遠隔操作式の端末装置と、を備えている詳細情報管理システムによって達成される。
【0007】
本発明の詳細情報管理システムでは、端末装置は、モニター装置でコンテンツを視聴中のユーザが、現在視聴しているコンテンツの現在視聴しているシーンに関連した情報を端末装置の表示画面上に表示させるために、関連情報リクエストを実行することができるように構成された操作インターフェイス部と、操作インターフェイス部により実行された関連情報リクエストを、サービス管理装置に送信するように構成された端末装置情報発信部と、受信した端末装置表示用データに基づいて、関連情報リクエストを実行した時点での、視聴中コンテンツの視聴中のシーンにおける関連情報を表示するように構成された情報受信・表示画面生成部と、を備えて構成してもよい。
【0008】
本発明の詳細情報管理システムでは、サービス管理装置は、端末装置の端末装置情報発信部から送信された関連情報リクエストを受信するように構成された端末装置情報管理部と、端末装置情報管理部からのリクエストに応じて、現在視聴しているコンテンツのコンテンツ・キーコード及び視聴しているシーンの共有タイムコードをモニター管理装置のコンテンツ情報管理部と送受信を行うことによって共有すると共に、当該コンテンツ情報管理部と連動してタイムコードをリアルタイムに管理するように構成されたモニター管理装置情報管理部と、端末装置の端末装置情報発信部から関連情報リクエストが送信された時点で、視聴中のコンテンツのコンテンツ・キーコード及び該時点での共有タイムコードを取得するように構成されたコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置と、コンテンツ・キーコード別関連情報管理装置に接続され、インターネット及びクローズド情報提供サービスから情報を検索して収集するように構成された情報検索及び収集部と、を備えて構成してもよい。
【0009】
本発明の詳細情報管理システムでは、コンテンツ・キーコード別関連情報管理装置は、コンテンツ・キーコードにより特定されたコンテンツ関連キーワードを、情報検索及び収集部を介して、インターネット及びクローズド情報提供サービス等から検索・収集して管理するように構成されたコンテンツ関連キーワード管理部と、コンテンツ関連キーワードの中で、現在視聴しているシーンとの関連性の強弱を判別して、表示順序のプライオリティ(優先順位)を決定するように構成された共有タイムコード別キーワード管理部と、キーワードごとの詳細情報を管理するように構成されたキーワード別詳細情報管理部と、端末装置に表示するコンテンツ関連キーワード及び各キーワードを選択する際に表示されるキーワード別詳細情報に基づいて端末装置表示用データを生成するように構成された端末装置向け表示情報生成部と、を備えて構成するのがよい。
【0010】
本発明の詳細情報管理システムでは、サービス管理装置は、外部の広告管理システム及び/又は提携ECシステムと連携して広告及びEC情報エリア表示データを管理するように構成された広告・EC情報管理部と、広告・EC情報管理部から取得した広告及びEC情報エリア表示データ及び端末装置向け表示情報生成部により生成された端末装置表示用データを端末装置の情報受信・表示画面生成部に送信するように構成された端末装置表示用データ送信部と、を更に備えて構成してもよい。
【0011】
本発明の詳細情報管理システムでは、サービス管理装置は、モニター管理装置情報管理部に接続され、メタデータ及びコンテンツをユニークに識別するためのキーコードを管理するように構成されたコンテンツ・キーコード発番・管理部と、前記コンテンツ・キーコード発番・管理部に接続され、コンテンツごとに共有タイムコードを管理するように構成された共有タイムコード管理部と、を更に備えて構成してもよい。
【0012】
本発明の詳細情報管理システムでは、サービス管理装置は、サービスされている全ての放送局、ネット放送局より、コンテンツを受信するように構成された放送・配信受信部)と、放送・配信受信部に接続され、当該放送・配信受信部で受信したコンテンツ・データを蓄積・管理するよう構成されたコンテンツ・データ蓄積・管理部と、を更に備えて構成してもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明の詳細情報管理システムによれば、テレビ等で視聴することができる生放送番組、録画番組、オンデマンド・コンテンツ、パッケージ・コンテンツの全てについて、視聴シーンに連動する詳細情報を、簡単な操作で手元にあるリモコン等の端末装置のディスプレイにリアルタイムで表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明による詳細情報管理システムの好ましい一実施例における構成を概略的に示す構成図である。
【図2】図1に示す詳細情報管理システムの動作フロー図である。
【図3】図1に示す詳細情報管理システムのNEXTリモコンの表示用データの構成の一例を示す図である。
【図4】NEXTリモコンのキーワード表示の一例を示す図である。
【図5】図4のキーワード表示された質問に対する質問対応情報の表示の一例を示す図である。
【図6】NEXTリモコンのキーワード表示の別の一例を示す図である。
【図7】図6のキーワード表示された質問に対する質問対応情報の表示の一例を示す図である。
【図8】NEXTリモコンのキーワード表示の更に別の一例を示す図である。
【図9】図6のキーワード表示された質問に対する質問対応情報の表示の一例を示す図である。
【図10】NEXTリモコンのキーワード表示の更に別の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付した図面を参照して、本発明による詳細情報管理システムの好ましい実施例について説明する。
【0016】
図1は、本発明による詳細情報管理システムの好ましい一実施例における構成を概略的に示す構成図である。
【0017】
以下の説明では、(1)テレビ等のライブ番組、(2)テレビ等の録画された番組、(3)パッケージ・ソフトのコンテンツ、及び(4)VODのコンテンツ、等、を総称してコンテンツ(Contents)と称するが、コンテンツの概念は、これらに限定されるものではないことは、説明するまでもなく、明らかであろう。また、コマーシャル(CM)もコンテンツの一類として含まれるものである。
【0018】
図1に示すように、本実施例による詳細情報管理システム1は、ユーザ(視聴者)がコンテンツを視聴するように構成されたモニター装置であるメインモニター40と、メインモニター40に接続され、該メインモニター40でユーザが視聴しているコンテンツに対応するコンテンツ判別データを取得し、当該取得したコンテンツ判別データを出力するように構成されたコンテンツ情報管理部M-1を備えているモニター管理装置であるメインモニター付帯装置10と、メインモニター付帯装置10から出力されたコンテンツ判別データを入力し、当該入力したコンテンツ判別データから時間軸に応じたキーワードを抽出し、抽出したキーワードに基づいて端末装置表示用データであるリモコン表示データを取得し、当該取得したリモコン表示データを出力するように構成されているサービス管理装置であるNEXT-TVサービス管理システム20と、NEXT-TVサービス管理システム20から出力された端末装置表示用データであるリモコン表示データを入力し、当該入力したリモコン表示データをディスプレイの表示画面上に表示すると共に、ディスプレイの表示画面上に表示されたリモコン表示データに対する視聴者からのレスポンスを上記NEXT-TVサービス管理システム20にフィードバックするように構成されている遠隔操作式の端末装置であるNEXTリモコン30と、を備えている。
【0019】
NEXTリモコン30は、メインモニター40でコンテンツを視聴中のユーザが、現在視聴しているコンテンツの現在視聴しているシーンに関連した情報をNEXTリモコン30の表示画面上に表示させるために、関連情報リクエストを実行することができるように構成された操作インターフェイス部R-1と、操作インターフェイス部R-1により実行された関連情報リクエストを、NEXT-TVサービス管理システム20に送信するように構成された端末装置情報発信部であるNEXTリモコン情報発信部R-2と、受信したNEXTリモコン表示データに基づいて、関連情報リクエストを実行した時点での、視聴中コンテンツの視聴中のシーンにおける関連情報を表示するように構成された情報受信・表示画面生成部R-3と、を備えている。
【0020】
また、NEXT-TVサービス管理システム20は、NEXTリモコン30のNEXTリモコン情報発信部R-2から送信された関連情報リクエストを受信するように構成された端末装置情報管理部であるNEXTリモコン情報管理部S-1と、NEXTリモコン情報管理部S-1からのリクエストに応じて、現在視聴しているコンテンツのコンテンツ・キーコード及び視聴しているシーンの共有タイムコードを、メインモニター付帯装置10のコンテンツ情報管理部M-1と送受信を行うことによって共有すると共に、コンテンツ情報管理部M-1と連動して、タイムコードをリアルタイムに管理するように構成されたモニター管理装置情報管理部であるメインモニター付帯装置情報管理部S-2と、NEXTリモコン30のNEXTリモコン情報発信部R-2から関連情報リクエストが送信された時点で、視聴中のコンテンツのコンテンツ・キーコード及び該時点での共有タイムコードを取得するように構成されたコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7と、コンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7に接続され、インターネット及びクローズド情報提供サービスから情報を検索して収集するように構成された情報検索及び収集部S-9と、を備えている。
【0021】
なお、上述の態様では、NEXTリモコン30とNEXT-TVサービス管理システム20とは、何も介さずに、両者間で送受信を直接的に行うように説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、別の態様では、例えば、NEXTリモコン30とNEXT-TVサービス管理システム20とは、メインモニター付帯装置10の送受信機能を介して、両者間で送受信を間接的に行うように構成してもよい。
【0022】
コンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7は、コンテンツ・キーコードにより特定されたコンテンツ関連キーワードを、情報検索&収集部S-9を介して、インターネット及びクローズド情報提供サービス等から検索・収集して管理するように構成されたコンテンツ関連キーワード管理部S-8と、コンテンツ関連キーワードの中で、現在視聴しているシーンとの関連性の強弱を判別して、表示順序のプライオリティ(優先順位)を決定するように構成された共有タイムコード別キーワード管理部S-10と、キーワードごとの詳細情報を管理するように構成されたキーワード別詳細情報管理部S-11と、NEXTリモコン30に表示するコンテンツ関連キーワード及び各キーワードを選択する際に表示されるキーワード別詳細情報により端末装置表示用データであるNEXTリモコン表示データを生成するように構成された端末装置向け表示情報生成部であるNEXTリモコン向け表示情報生成部S-12と、を備えている。
【0023】
NEXT-TVサービス管理システム20は、外部の広告管理システム及び/又は提携ECシステムと連携して広告及びEC情報エリア表示データを管理するように構成された広告・EC情報管理部S-13と、広告・EC情報管理部S-13から取得した広告及びEC情報エリア表示データ及びNEXTリモコン向け表示情報生成部S-12により生成されたNEXTリモコン表示データをNEXTリモコン30の情報受信・表示画面生成部R-3に送信するように構成された端末装置表示用データ送信部であるNEXTリモコン表示データ送信部S-14と、を更に備えている。
【0024】
また、NEXT-TVサービス管理システム20は、メインモニター付帯装置情報管理部S-2に接続され、メタデータ(コンテンツ提供放送事業者、チャンネル名、放映日時、タイトル名、等の情報を含む)及びコンテンツをユニークに識別するためのキーコードを管理するように構成されたコンテンツ・キーコード発番・管理部S-3と、コンテンツ・キーコード発番・管理部S-3に接続され、コンテンツごとに共有タイムコードを管理するように構成された共有タイムコード管理部S-4と、を更に備えている。
【0025】
そして、NEXT-TVサービス管理システム20は、サービスされている全ての放送局、ネット放送局より、コンテンツを受信するように構成された放送・配信受信部S-5と、放送・配信受信部S-5に接続され、当該放送・配信受信部S-5で受信したコンテンツ・データを蓄積・管理するよう構成されたコンテンツ・データ蓄積・管理部S-6と、を更に備えている。
【0026】
次に、上記メインモニター付帯装置10、上記NEXT-TVサービス管理システム20、及び上記NEXTリモコン30のそれぞれの詳細な構成及び動作を説明する。
【0027】
メインモニター40でコンテンツを視聴中のユーザが、現在視聴しているコンテンツの現在視聴しているシーンに関連した情報をNEXTリモコン30の表示画面上に表示させるために、NEXTリモコン30の操作インターフェイス部R-1により、関連情報をリクエストした場合に、NEXTリモコン30のNEXTリモコン情報発信部R-2により、関連情報リクエストを、NEXT-TVサービス管理システム20に送信する。
【0028】
NEXT-TVサービス管理システム20のNEXTリモコン情報管理部S-1が、NEXTリモコン30から送信された関連情報リクエストを受信し、NEXT-TVサービス管理システム20のメインモニター付帯装置情報管理部S-2により、メインモニター付帯装置10のコンテンツ情報管理部M-1に対し、現在視聴しているコンテンツのコンテンツ・キーコード及び視聴しているシーンの共有タイムコードを送信するようにリクエストする。
【0029】
NEXT-TVサービス管理システム20のメインモニター付帯装置情報管理部S-2は、現在視聴しているコンテンツのコンテンツ・キーコード及び現在視聴しているシーンの共有タイムコードを、メインモニター付帯装置10のコンテンツ情報管理部M-1と連動し、リアルタイムに管理する。
【0030】
ユーザ(視聴者)により、関連情報リクエストが送信された時点で、視聴中のコンテンツのコンテンツ・キーコード及びその時点での共有タイムコードが、コンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7に送られる。
【0031】
NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7では、コンテンツ関連キーワード管理部S-8にて、コンテンツ・キーコードにより特定されたコンテンツの関連キーワードを、情報検索&収集部S-9を通じて、インターネット及びクローズド情報提供サービスより、収集し取得・管理する。
【0032】
共有タイムコード別キーワード管理部S-10にて、上記コンテンツ関連キーワードの中で、現在視聴しているシーンとの関連性の強弱を判別して、表示順序のプライオリティを決定する。
【0033】
キーワード別詳細情報管理部S-11にて管理されたキーワードごとの詳細情報を、情報検索&収集部S-9にて、収集し取得・管理する。
【0034】
NEXTリモコン向け表示情報生成部S-12にて、NEXTリモコン30に表示するコンテンツ関連キーワードと各キーワードを選択する際に表示されるキーワード別詳細情報から、NEXTリモコン表示データを生成する。
【0035】
生成されたNEXTリモコン表示データは、外部の広告管理システムや提携ECシステムと連携した広告・EC情報管理部S-13からの広告及びEC情報エリア表示データと共に、NEXTリモコン表示データ送信部S-14により、NEXTリモコン30の情報受信・表示画面生成部R-3に送信される。
【0036】
なお、NEXTリモコン30へのキーワード表示方法としては、図4乃至図10にそれぞれ例示するように、単純にキーワードを表示するだけではなく、視聴しているシーンに関連して、ユーザ(視聴者)が知りたいであろうと思われる質問を、一つ又は二つ以上、予め用意しておき、その質問が選択された場合には、当該質問に回答するような形式で、キーワード、画像、等の質問対応情報を表示するように構成してもよい。
【0037】
例えば、関連情報リクエストを行う時点で、
(q1)「これは、なんて曲?」;
(q2)「これは誰?」;
(q3)「このシーンはどこ?」;
(q4)「話題になってる?」;
等、のような質問がNEXTリモコン30の表示画面上に表示され、それぞれを選択することによって、
(a1)現在のシーンで流れている楽曲情報;
(a2)現在のシーンで出演している出演者情報;
(a3)現在のシーンのロケ地情報;
(a4)ソーシャルメディア・コメント情報;
等、に該当するキーワードを表示する。
【0038】
NEXTリモコン30には、関連情報リクエストを行った時点での、視聴中のコンテンツの視聴中のシーンにおける関連情報が表示される。
【0039】
NEXTリモコン30で表示された関連情報の操作履歴(例えば、どのタイミングで、どのキーワードの詳細を、どのくらい見ているか、等の情報)は、操作インターフェイス部R-1を通じて、NEXTリモコン情報発信部R-2により、NEXT-TVサービス管理システム20のNEXTリモコン情報管理部S-1に送信される。
【0040】
受信したNEXTリモコン操作履歴は、コンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7に送られ、キーワードやキーワード別詳細情報の表示プライオリティ決定のファクターとして活用される。
【0041】
ここでコンテンツ・キーコードについて説明する。
【0042】
コンテンツライブ視聴開始時、または録画開始時に、メインモニター付帯装置10のコンテンツ情報管理部M-1により、視聴中のコンテンツを識別可能なメタデータ(コンテンツ提供放送事業者、チャンネル名、放映日時、タイトル名、等の情報を含む)を、NEXT-TVサービス管理システム20のメインモニター付帯装置情報管理部S-2に送信し、コンテンツ・キーコード発番・管理部S-3が持つメタデータと照合することで、同一コンテンツを判別し、コンテンツ・キーコードを取得する。
【0043】
同一コンテンツが、コンテンツ・キーコード発番・管理部S-3に登録されていない場合は、新たなコンテンツ・キーコードを発番する。
【0044】
そして、取得されたコンテンツ・キーコードは、メインモニター付帯装置10のコンテンツ情報管理部M-1に送信され、対応するコンテンツと紐づけて、メタデータとともに記憶される。
【0045】
次に、共有タイムコードについて説明する。
【0046】
コンテンツライブ視聴開始時、または録画開始時に、メインモニター付帯装置10のコンテンツ情報管理部M-1により、コンテンツ・キーコードと視聴開始時刻または録画開始時刻を、NEXT-TVサービス管理システム20のメインモニター付帯装置情報管理部S-2に送信し、コンテンツごとに管理されている共有タイムコード管理部S-4と照合することで、視聴中または録画中のコンテンツのタイムラインと連動して、共有タイムコードを取得する。取得された共有タイムコードは、メインモニター付帯装置10のコンテンツ情報管理部M-1に送信され、対応するコンテンツのタイムラインに連動して、共有タイムラインが記憶される。
【0047】
ここで、オプションについて説明する。
【0048】
NEXT-TVサービス管理システム20は、サービスされている全ての放送局、ネット放送局より、コンテンツを放送・配信受信部S-5にて受信し、コンテンツ・データ蓄積・管理部S-6に、コンテンツ・データを蓄積・管理することも想定している。これによって、コンテンツ・キーコードを、コンテンツの動画データ解析から判別することが可能になる。また、共有タイムコードをコンテンツの各シーンのデジタル画像データと連携して付与することが可能となるため、メインモニター付帯装置10より、視聴中のコンテンツ・データが送信されてくれば、即に、共有タイムコードを判別できるように構成されている。
【0049】
次に、図2の動作フロー図を参照しながら、種々のケースにおける図1に示す本発明による詳細情報管理システム1の具体的な動作を説明する。
(1)ライブ番組を視聴している場合
(1)−1 コンテンツ・キーコードの特定
メインモニター付帯装置10側
(a)メインモニター付帯装置10は、視聴者への放送番組提供インフラ情報(地上波放送、衛星放送、ケーブル・テレビ、インターネット放送)をメインモニター40の受信設定情報より取得する。
【0050】
(a-1)地上波放送の場合
メインモニター付帯装置10は、視聴している地域の情報をメインモニター40の受信設定情報より取得する。
【0051】
(a-2)衛星放送、衛星放送、ケーブル・テレビ、インターネット放送の場合
メインモニター付帯装置10は、提供サービス名をメインモニター40の受信設定情報より取得する。
【0052】
(b)メインモニター付帯装置10は、全放送事業者の公式番組情報(SI情報)を、放送波、有線回線、或いは無線回線を通じて提供する公式番組情報提供サービス事業者または放送事業者より取得し、コンテンツ情報管理部M-1に記憶する。
【0053】
(c)メインモニター付帯装置10は、コンテンツ情報管理部M-1により、公式番組情報(SI情報)の中で、現在視聴している番組をユニークに識別するためのコンテンツ識別情報(放送事業者名、チャンネル名、放送日時、番組タイトル名、等)をピックアップし、管理する。
【0054】
NEXT-TVサービス管理システム20側
NEXT-TVサービス管理システム20は、コンテンツ・データ蓄積・管理部S-6により、公式番組情報提供サービス事業者または放送事業者自身より、放送波、有線回線、無線回線を通じて、全ての公式番組情報(SI情報)を取得し、蓄積する。
【0055】
NEXT-TVサービス管理システム20は、コンテンツ・キーコード発番・管理部(S-3)により、公式番組情報(SI情報)の中で、コンテンツをユニークに識別するためのコンテンツ識別情報(番組提供インフラ名、放送事業者名、チャンネル名、放送日時、番組タイトル名)によって、コンテンツをユニークに識別し、コンテンツ毎にユニークなコンテンツ・キーコードを発番し、公式番組情報とともに、蓄積・管理する。
【0056】
上記メインモニター付帯装置10側及び上記NEXT-TVサービス管理システム20側において、
(a)視聴中の番組(即ち、コンテンツ)について、メインモニター付帯装置10側のコンテンツ識別情報とNEXT-TVサービス管理システム20側のコンテンツ識別情報とを照合し、NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード発番・管理部S-3で発番されたコンテンツ・キーコードをメインモニター付帯装置10のコンテンツ情報管理部M-1に蓄積する。
【0057】
(b)NEXT-TVサービス管理システム20側のコンテンツ・キーコード発番・管理部S-3により、受像機ID別に、現在視聴中のコンテンツ・キーコードを記憶・管理する。
(1)−2 タイムコードの特定
NEXT-TVサービス管理システム20側
(a)NEXT-TVサービス管理システム20の共有タイムコード発番・管理部S-4により、コンテンツ(番組)毎に、番組開始時からカウントされる共有タイムコードを生成し、蓄積する。
【0058】
(b)放送事業者等より、公式のタイムコードが、放送波または有線・無線回路によって提供される場合には、上記公式のタイムコードを共有タイムコードとする。
【0059】
メインモニター付帯装置10側
メインモニター付帯装置10は、定期的に、NEXT-TVサービス管理システム20側との間で、同一シーンの表示時刻の誤差を測定し、該誤差を矯正することによって、NEXT-TVサービス管理システム20側と同期した共有タイムコードを、コンテンツ情報管理部M-1に、各シーンと紐付けて記憶する。
(1)−3 コンテンツ(Contents)関連データ取得
NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7は、情報検索・収集部S-9より、インターネットやイントラネットを通じて、関連する番組ホームページ、番組情報サービス、EPGサービス等にアクセスし、以下の情報を可能な限り抽出する:
(a)出演者(役柄を含む)、ナレーター、声優;
(b)使用楽曲(タイトル曲、BGM);
(c)スタッフ(プロデューサ、ディレクタ、脚本家、スタイリスト等);
(d)ロケ地、スタジオ;
(e)スポンサー;
(f)スポーツの場合には、過去の戦績、成績;及び
(g)クローズド・キャプチャーから抽出されたワードの中で、キーワードとなる関連情報。
(1)−4 時間軸に応じたキーワード抽出
前提(共通):
上記(1)−1〜上記(1)−3により、現在、視聴中の番組を特定するコンテンツ・キーコード、共有タイムコード、及びコンテンツ関連データが、NEXT-TVサービス管理システム20側でそれぞれ管理されている状態にある。
【0060】
NEXT-TVサービス管理システム20側では、共有タイムコード別キーワード管理部S-10により、共有タイムコードに応じて、時間軸毎に、コンテンツ関連データから、キーワードを以下のように複数レイヤーで抽出する:
A.現在または直前のシーンに関係性が高いキーワード
B.現在または直前のシーンに関係性がありそうなキーワード
C.現在または直前のシーン以外のシーンに関係性がありそうなキーワード
D.特別にどこかのシーンと関係あるわけではなく、コンテンツ全体に関わるキーワード
なお、上記の、時間軸関係性レイヤーは、4段階に限定されるものではなく、関係性の度合いを細かく設定することによって、各々をさらに2段以上の多段階に分割して設定することが可能である。
【0061】
現在または直前のシーンについて、コンテンツ関連データごとに、以下の方法により、上記時間軸関係性A〜Dをそれぞれ判定する:
(a)出演者(役柄を含む)、ナレーター、声優
(i)放送事業者より事前に時間軸ごとの出演者、ナレーター、声優に関する情報が提供されている場合:
NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7のキーワード別詳細情報管理部S-11により、現在または直前に放送されているシーンに関連する出演者情報、ナレーター情報、声優情報を、放送事業者より事前に提供されている、時間軸毎の情報より抽出する。
【0062】
(ii)放送事業者より事前にシナリオ(台本)情報が提供されている場合:
NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7のキーワード別詳細情報管理部S-11により、現在のセリフ(音声またはクロースドキャプション)から、シナリオ情報上で対応するシーンを判別し、当該シーンについてのシナリオ情報から、現在または直前に放送されているシーンに関連する、出演者情報、ナレーター情報、音声情報を抽出する。
【0063】
(iii)NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7のキーワード別詳細情報管理部S-11により、画面上の出演者の顔認識、または、出演者、ナレーター、声優の音声認識、声紋分析によって、出演者、ナレーター、声優を認識し、その情報に基づいて、現在または直前シーンに関連する、出演者情報、ナレーター情報、音声情報を抽出する。
【0064】
(iv)放送を、ライブを見ながら各シーンに関連したメタデータを提供する放送時生成メタデータ提供サービスと連動する。
【0065】
放送時生成メタデータ提供サービス事業者は、共有タイムコードによって開始時と終了時が明示されたシーンを設定し、当該シーンに関連した放送時生成メタデータを放送時メタデータ・サーバ(図示省略)に格納する。NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7は、上記放送時生成メタデータ・サーバより、現在または直前に放送されているシーンに関連した出演者情報、ナレーター情報、声優情報、現在に最も近いシーンの放送時生成メタデータを抽出する。上記放送時生成メタデータ・サーバより入手できる情報のシーンに関する共有タイムコードと、現在視聴中のシーンの共有タイムコードとは、タイムラグが生じるため、そのタイムラグ時間についての情報も、タイムラグ情報としてNEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7のキーワード別詳細情報管理部S-11に記憶する。
【0066】
上記3(即ち上記(1)−3))によって、事前に抽出されているコンテンツ関連データの出演者、ナレーター、声優について、上記(i)〜上記(iv)で抽出された、現在または直前に放送されているシーンに関連する、出演者情報、ナレーター情報、声優情報に基づいて、時間軸関係性A〜Dを判定する。
【0067】
例えば、上記(i)〜上記(iv)の全てまたは3つの抽出方法で、現在または直前のシーンに関連すると判定される情報は、時間軸関係性Aと判定される。
【0068】
また、上記(i)〜上記(iv)のどれか1つまたは2つの抽出方法で、現在または直前のシーンに関連すると判定される情報は、時間軸関係性Bと判定される。
【0069】
上記(i)〜上記(iv)のどの抽出方法でも現在または直前のシーンに関連すると判定されずに、現在または直前のシーンとは、別のシーンにおいて、関連すると判定を受けた情報は、時間軸関連性Cと判定される。
【0070】
そして、上記(i)〜上記(iv)の抽出方法で、シーンに関係なく一定の割合で関連するという判定を受けた情報は、時間軸関連性Dと判定される。
【0071】
なお、事前に抽出されているコンテンツ関連データに含まれていない情報についても、上記(i)〜上記(iv)で抽出された情報がある場合には、当該情報をコンテンツ関連データの一つとして追加登録し、シーン毎に時間軸関係性を判定する。
【0072】
上記(i)〜上記(iv)で抽出された情報が異なる場合には、コンテンツ別に、上記(i)〜上記(iv)のプライオリティを設定しておき、そのプライオリティに基づく取捨選択アルゴリズムによって、時間軸関係性A〜Dを判定する。
【0073】
上述した例では、上記(i)〜上記(iv)を均等に扱っていたが、各抽出方法にプライオリティを設定することによって、プライオリティの高い抽出方法で、関連性有りと判定された情報は、時間軸関係性Aとして判定され、プライオリティの低い抽出方法でしか関連性有りと判定されない情報は、時間軸Bとして判定されるといった方法が有り得る。
【0074】
なお、プライオリティ及びアルゴリズムは、放送後のユーザのNEXTリモコン30での情報選択率や、ユーザからの間違いを指摘する"MISTAKE"ボタンのクリック数などの結果に応じて、定期的にチューニングを行う。
【0075】
例えば、ユーザのNEXTリモコン30での情報選択率が高い情報を抽出している抽出方法は、プライオリティが高くなり、"MISTAKE"ボタンのクリック数の多い情報を抽出している抽出方法は、プライオリティが低くなる。
【0076】
(b)使用楽曲
(i)放送事業者より事前に時間軸ごとの使用楽曲情報が提供されている場合:
現在または直前シーンに関連する情報が提供されていれば、それを使用楽曲情報として抽出する。
【0077】
(ii)放送事業者より事前に、シナリオ(台本)情報が提供されている場合:
現在のセリフ(音声またはクロースドキャプション)から、シナリオ情報上で該当するシーンを判別し、使用楽曲についての情報の有無を確認する。情報がある場合には、それを現在または直前シーンの使用楽曲として抽出する。
【0078】
(iii)楽曲の音声認識によって、現在視聴中のシーンに流れている楽曲が判別できれば、それを現在または直前シーンの使用楽曲情報として抽出する。
【0079】
(iv)放送をライブで見ながら各シーンに関連したメタデータを提供する放送時生成メタデータ提供サービスと連動する。
【0080】
放送時生成メタデータ提供サービス事業者は、共有タイムコードによって開始時と終了時が明示されたシーンを設定し、当該シーンに関連した放送時生成メタデータを放送時メタデータ・サーバに格納する。上記放送時生成メタデータ・サーバより、現在視聴中のシーンに最も近いシーンの使用楽曲情報を抽出する。上記放送時生成メタデータ・サーバより入手できる情報のシーンに関する共有タイムコードと、現在視聴中のシーンの共有タイムコードとは、タイムラグが生じるため、そのタイムラグ時間についての情報も、タイムラグ情報としてNEXT-TVサービス管理システム20のキーワード別詳細情報管理部S-11に記憶する。
【0081】
上記3(即ち上記(1)−3))によって、事前に抽出されているコンテンツ関連データの使用楽曲情報と、上記(i)〜上記(iv)で抽出された使用楽曲情報とを照らし合わせることによって、現在及び直前シーンに対応する使用楽曲情報をその楽曲の使われ方(タイトル楽曲、テーマ楽曲、実演楽曲、等)と共に決定する。
【0082】
上記(i)〜上記(iv)で抽出された情報が異なる場合には、コンテンツ別に、上記(i)〜上記(iv)のプライオリティを設定しておき、そのプライオリティに基づく取捨選択アルゴリズムによって、使用楽曲を決定する。
【0083】
なお、プライオリティ及びアルゴリズムは、放送後の結果に応じて、定期的にチューニングを行う。
【0084】
(c)ロケ地
(i)放送事業者より事前に時間軸ごとのロケ地情報が提供されている場合:
現在または直前シーンについての情報が提供されていれば、それをロケ地情報として抽出する。
【0085】
(ii)放送事業者より事前に、シナリオ(台本)情報が提供されている場合:
現在のセリフ(音声またはクロースドキャプション)から、シナリオ情報上で該当するシーンを判別し、ロケ地についての情報の有無を確認する。情報がある場合には、それを現在または直前シーンのロケ地情報として抽出する。
【0086】
(iii)撮影したカメラの位置情報(GPS情報)提供システムにより、撮影された画面と連動した位置情報が入手できる場合には、その位置情報によって、ロケ地を判別し、現在または直前シーンのロケ地情報として抽出する。
【0087】
(iv)放送を、ライブを見ながら各シーンに関連したメタデータを提供する放送時生成メタデータ提供サービスと連動する。
【0088】
放送時生成メタデータ提供サービス事業者は、共有タイムコードによって開始時と終了時が明示されたシーンを設定し、当該シーンに関連した放送時生成メタデータを放送時メタデータ・サーバに格納する。上記放送時生成メタデータ・サーバより、現在視聴中のシーンに最も近いシーンのロケ地情報を抽出する。上記放送時生成メタデータ・サーバより入手できる情報のシーンに関する共有タイムコードと、現在視聴中のシーンの共有タイムコードとは、タイムラグが生じるため、そのタイムラグ時間についての情報も、タイムラグ情報としてNEXT-TVサービス管理システム20のキーワード別詳細情報管理部(S-11)に記憶する。
【0089】
上記3(即ち上記(1)−3))によって、事前に抽出されているコンテンツ関連データのロケ地情報と、上記(i)〜上記(iv)で抽出されたロケ地情報とを照らし合わせることによって、現在または直前シーンに対応するロケ地情報を、可能であれば、経度緯度情報と共に決定する。
【0090】
上記(i)〜上記(iv)で抽出された情報が異なる場合には、コンテンツ別に、上記(i)〜上記(iv)のプライオリティを設定しておき、そのプライオリティに基づく取捨選択アルゴリズムによって、ロケ地情報を決定する。
【0091】
なお、プライオリティ及びアルゴリズムは、放送後の結果に応じて、定期的にチューニングを行う。
【0092】
同様に、出演者のファッション情報、番組に使われている製造品(グッズ、自動車、等)についても、可能な場合には、現在及び直前シーンに関連した情報として抽出する。
【0093】
以下の内容5、6、7及び8は、(1)〜(4)(即ち、(1)−5、(2)−5、(3)−5、等)で共通の項目となる。
(1)−5 キーワードを基にしたリモコン表示データ取得及び
(1)−6 リモコンへの送信
NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7におけるNEXTリモコン向け表示情報生成部S-12は、NEXTリモコン30に表示するコンテンツ関連キーワードと各キーワードを選択する際に表示されるキーワード別詳細情報からNEXTリモコン表示データを生成する。
【0094】
NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7におけるNEXTリモコン表示データ送信部S-14は、上記生成したNEXTリモコン表示データを、外部の広告管理システムや提携ECシステムと連携した広告・EC情報管理部S-13からの広告及びEC情報エリア表示データと共に、NEXTリモコン30の情報受信・表示画面生成部R-3に送信する。
【0095】
NEXTリモコン30は、NEXTリモコン30の情報受信・表示画面生成部R-3により、受信したNEXTリモコン表示データに基づいて、関連情報リクエストを実行した時点での、視聴中コンテンツの視聴中のシーンにおける関連情報を表示する。
【0096】
NEXTリモコン30のNEXTリモコン情報発信部R-2は、NEXTリモコン30で表示された関連情報の操作履歴(どのタイミングで、どのキーワードの詳細を、どのくらい見ているか、等の情報)を、操作インターフェイス部R-1を通じて、NEXT-TVサービス管理システム20のNEXTリモコン情報管理部S-1に送信する。
【0097】
NEXT-TVサービス管理システム20のNEXTリモコン情報管理部S-1は、受信したNEXTリモコン操作履歴を、コンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7に送信して、キーワードやキーワード別詳細情報の表示プライオリティ決定のファクターとして活用する。
【0098】
キーワードを基に取得する関連情報内容の例
(a)出演者(役柄名を含む)、ナレーター、声優の場合
(i)出演者等の画像データ
(ii)出演者等の動画データ
(iii)出演者等のプロフィール、バイオグラフィ(出演作品、受賞歴を含む)
(iv)出演者に関連したEC情報
(v)出演者等の代表作品(ランキング情報を含む場合も有り)
(vi)出演者等に関連性の高いワード(他の出演者、作品名を含む)
(vii)出演者等についてのプロのコメント、評価
(viii)出演者等についての一般人のコメント、評価
(ソーシャル・メディアへの書き込み内容等)
(ix)出演者等についての知り合いのコメント、評価
(視聴者が加入しているソーシャル・メディアのソーシャル・グラフ・
サービスと連携)
(x)出演者等によるコメント(ソーシャル・メディアへの書き込み内容等)
(b)使用楽曲の場合
(i)楽曲の音声データ
(ii)楽曲に関係する動画データ
(iii)楽曲に関連したEC情報
(iv)楽曲の著作権者、実演者(当該使用楽曲について)、プロデューサ、
販売会社、同一楽曲の他の実演者
(v)楽曲のヒストリ、ランキング推移等
(vi)著作権者または実演者の他の代表楽曲
(vii)楽曲に関連性の高いワード(他の楽曲名を含む)
(viii)楽曲についてのプロのコメント、解説、評価
(ix)楽曲についての一般人のコメント、評価
(ソーシャル・メディアへの書き込み内容等)
(x)楽曲についての知り合いのコメント、評価(視聴者が加入している
ソーシャル・メディアのソーシャル・グラフ・サービスと連携)
(xi)著作権者または実演者によるコメント(ソーシャル・メディアへの書き込み内容等)
(c)ロケ地の場合
(i)ロケ地の位置データ(地図上の位置、住所、緯度経度)
(ii)ロケ地の画像データ
(iii)ロケ地の動画データ
(iv)ロケ地の案内、ヒストリ、人気店舗、観光スポット、宿泊施設、
アクセス手段
(v)ロケ地に関連したEC情報(交通、宿泊についての購入方法、
購入サイト等)
(vi)ロケ地に関連性の高いワード(他の地域を含む)
(vii)ロケ地についてのプロのコメント、評価
(viii)ロケ地についての一般人のコメント、評価
(ソーシャル・メディアへの書き込み内容等)
(ix)ロケ地についての知り合いのコメント、評価
(視聴者が加入しているソーシャル・メディアのソーシャル・グラフ・
サービスと連携)
(x)ロケ地関係者によるコメント(ソーシャル・メディアへの書き込み内容等)
(d)スタッフの場合
(i)スタッフの画像データ
(ii)スタッフの動画データ
(iii)スタッフのプロフィール、バイオグラフィ(制作作品、受賞歴を含む)
(iv)スタッフに関連したEC情報
(v)スタッフの代表作品(ランキング情報を含む場合も有り)
(vi)スタッフに関連性の高いワード(他のスタッフ、作品名を含む)
(vii)スタッフについてのプロのコメント、評価
(viii)スタッフについての一般人のコメント、評価
(ソーシャル・メディアへの書き込み内容等)
(ix)スタッフについての知り合いのコメント、評価
(視聴者が加入しているソーシャル・メディアのソーシャル・グラフ・
サービスと連携)
(x)スタッフによるコメント(ソーシャル・メディアへの書き込み内容等)
キーワードに関連した情報の取得先の例
(i)インターネット キーワードに関する公式ホームページ
(ii)インターネット 検索サービス(例えば、Google,Yahoo!、等)
(iii)インターネット 動画共有サービス(例えば、YouTube、等)
(iv)インターネット 画像共有サービス(例えば、Flickr、等)
(v) インターネット オンライン百科辞典サービス(例えば、Wikipedia、等)
(vi)インターネット ソーシャル・メディア・サービス(例えば、Facebook, twitter, mixi、等)
(vii)放送事業者、コンテンツ・ホルダー
(viii)クローズド(会員制)の情報提供サービス
(1)−7 リモコン表示データを画面表示(図3参照)
(1)−8 視聴者からのレスポンス・データ送信
ユーザ(本サービスを利用しているユーザ)のNEXTリモコン30における以下のレスポンス行動データが、行動した共有タイムコードと共にNEXT-TVサービス管理システム20に送信されて、NEXTリモコン30におけるディスプレイの表示内容に影響を与える。
【0099】
(i)キーワードの選択数、選択タイミング、滞在時間
(ii)キーワード関連情報の選択数、選択タイミング、滞在時間
(iii)メタデータ直リンクによる選択メタデータ、選択タイミング
(iv)検索キーワード入力欄の入力ワード、入力タイミング
(v) ソーシャル・メディアへの書き込み内容、書き込みタイミング
が、それぞれ以下の内容に対して影響を与える:
キーワードの内容及び並び順
キーワード関連情報の内容及び並び順
(2)録画された番組を視聴している場合
(2)−1 コンテンツ・キーコードの特定
メインモニター付帯装置10側
(a)番組録画時に、上記(1)ライブ番組視聴時と同様の方法で、録画している番組を特定する情報を、NEXT-TVサービス管理システム20側とやり取りし、NEXT-TVサービス管理システム20側のコンテンツ・キーコード発番・管理部S-3により発番されるコンテンツ・キーコードを記憶する。
【0100】
(b)録画ファイルの中に、複数の番組が同時録画されるケースもあるため、録画ファイルのタイムコード毎に、コンテンツ・キーコードが記憶されることになる。
【0101】
(c)録画番組視聴時には、メインモニター付帯装置10のコンテンツ情報管理部M-1から、NEXT-TVサービス管理システム20のモニター管理装置情報管理部S-2に対して、現在視聴しているコンテンツ・キーコードと共通タイムコード(下記参照)とが常に情報を共有できるように、同期させる。
(2)−2 タイムコードの特定
NEXT-TVサービス管理システム20側
(a)NEXT-TVサービス管理システム20の共有タイムコード発番・管理部(S-4)により、コンテンツ(番組)毎に、番組開始時からカウントされる共有タイムコードを生成し、蓄積する。
【0102】
(b)放送事業者等より、公式のタイムコードが、放送波または有線・無線回路によって提供される場合には、上記公式のタイムコードを共有タイムコードとする。
【0103】
メインモニター付帯装置10側
(a)番組録画時に、録画開始時からカウントされる録画タイムコードとは別に、上記(1)ライブ番組視聴時と同様の方法で、共有タイムコードをフレーム毎にコンテンツ情報管理部M-1に記憶する。
【0104】
(b)録画番組視聴時に、早送り、巻き戻し、スキップ等のトリックプレイを行っても、そのフレームに応じた共有タイムコードをNEXT-TVサービス管理システム20に送信する。
【0105】
NEXT-TVサービス管理システム20側
録画番組視聴時、現在視聴している番組のコンテンツ・キーコード及び現在見ている画面の共有タイムコードが、メインモニター付帯装置10からNEXT-TVサービス管理システム20に随時送られてきて、コンテンツ・キーコード発番・管理部S-3及び共有タイムコード発番・管理部S-4でそれぞれ管理する。
(2)−3 コンテンツ関連データ取得
NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7は、情報検索・収集部S-9より、インターネットやイントラネットを通じて、関連する番組ホームページ、EPGサービス等にアクセスし、以下の情報を可能な限り抽出する。
(a)出演者(役柄を含む)、ナレーター、声優
(b)使用楽曲(タイトル曲、BGM)
(c)スタッフ(プロデューサ、ディレクタ、脚本家、スタイリスト等)
(d)ロケ地、スタジオ
(e)スポンサー
(f)スポーツの場合には、過去の戦績、成績
(g)クローズド・キャプチャーから抽出されたワードの中で、キーワードとなる関連情報
(h)視聴率、視聴数(時間帯別)
(i)番組に関する、ソーシャルメディア・コメント情報
(j)番組終了後に付加された、キーワード、関連情報、関連ニュース
(2)−4 時間軸に応じたキーワード抽出
現在視聴中のシーンについて、コンテンツ関連データごとに、以下の方法により、上記時間軸関係性A〜Dをそれぞれ判定する:
(a)出演者(役柄を含む)、ナレーター、声優
(i)放送事業者より事前に時間軸ごとの出演者、ナレーター、声優に関する情報が提供されている場合:
NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7のキーワード別詳細情報管理部S-11により、現在視聴中のシーンに関連する出演者情報、ナレーター情報、声優情報を、放送事業者より事前に提供されている、時間軸毎の情報より抽出する。
【0106】
(ii)放送事業者より事前に、シナリオ(台本)情報が提供されている場合:
NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7のキーワード別詳細情報管理部S-11により、現在のセリフ(音声またはクロースドキャプション)から、シナリオ情報上で対応するシーンを判別し、当該シーンについてのシナリオ情報から、現在視聴中のシーンに関連する、出演者情報、ナレーター情報、音声情報を抽出する。
【0107】
(iii) NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7のキーワード別詳細情報管理部S-11により、画面上の出演者の顔認識、または、出演者、ナレーター、声優の声紋分析によって、出演者、ナレーター、声優を認識し、その情報に基づいて、現在視聴中のシーン(共有タイムコードによって特定)に対応する、出演者情報、ナレーター情報、音声情報を抽出する。
【0108】
(iv)放送をライブを見ながら各シーンに関連したメタデータを提供する放送時生成メタデータ提供サービスと連動する。
【0109】
放送時生成メタデータ提供サービス事業者は、共有タイムコードによって開始時と終了時が明示されたシーンを設定し、当該シーンに関連した放送時生成メタデータを放送時メタデータ・サーバ(図示省略)に格納する。NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7は、上記放送時生成メタデータ・サーバより、現在視聴中のシーンに関連した出演者情報、ナレーター情報、声優情報を抽出する。
【0110】
上記3(即ち上記(2)−3))によって、事前に抽出されているコンテンツ関連データの出演者、ナレーター、声優について、上記(i)〜上記(iv)で抽出された、現在視聴中のシーンに関連する、出演者情報、ナレーター情報、声優情報に基づいて、時間軸関係性A〜Dを判定する。
【0111】
例えば、上記(i)〜上記(iv)の全てまたは3つの抽出方法で、現在視聴中のシーンに関連すると判定される情報は、時間軸関係性Aと判定される。
【0112】
また、上記(i)〜上記(iv)のどれか1つまたは2つの抽出方法で、現在視聴中のシーンに関連すると判定される情報は、時間軸関係性Bと判定される。
【0113】
上記(i)〜上記(iv)のどの抽出方法でも、現在視聴中のシーンに関連すると判定されずに、現在視聴中のシーンとは、別のシーンにおいて関連すると判定を受けた情報は、時間軸関係性Cと判定される。
【0114】
そして、上記(i)〜上記(iv)の抽出方法で、シーンに関係なく一定の割合で関連すると判定を受けた情報は、時間軸関係性Dと判定される。
【0115】
なお、事前に抽出されているコンテンツ関連データに含まれていない情報についても、上記(i)〜上記(iv)で抽出された情報がある場合には、当該情報をコンテンツ関連データの一つとして追加登録し、シーン毎に時間軸関係性を判定する。
【0116】
上記(i)〜上記(iv)で抽出された情報が異なる場合には、コンテンツ別に、上記(i)〜上記(iv)のプライオリティを設定しておき、そのプライオリティに基づく取捨選択アルゴリズムによって、時間軸関係性A〜Dを判定する。
【0117】
上述した例では、上記(i)〜上記(iv)を均等に扱っていたが、各抽出方法にプライオリティを設定することによって、プライオリティの高い抽出方法で、関連性有りと判定された情報は、時間軸関係性Aとして判定され、プライオリティの低い抽出方法でしか関連性有りと判定されない情報は、時間軸Bとして判定されるといった方法が有り得る。
【0118】
なお、プライオリティ及びアルゴリズムは、放送後のユーザのNEXTリモコン30での情報選択率や、ユーザからの間違いを指摘する"MISTAKE"ボタンのクリック数などの結果に応じて、定期的にチューニングを行う。
【0119】
例えば、ユーザのNEXTリモコン30での情報選択率が高い情報を抽出している抽出方法は、プライオリティが高くなり、"MISTAKE"ボタンのクリック数の多い情報を抽出している抽出方法は、プライオリティが低くなる。
【0120】
(b)使用楽曲
(i)放送事業者より事前に時間軸ごとの使用楽曲情報が提供されている場合:
現在視聴中のシーンに関連する情報が提供されていれば、それを使用楽曲情報として抽出する。
【0121】
(ii)放送事業者より事前に、シナリオ(台本)情報が提供されている場合:
現在のセリフ(音声またはクロースドキャプション)から、シナリオ情報上で該当するシーンを判別し、使用楽曲についての情報の有無を確認する。情報がある場合には、それを現在視聴中のシーンの使用楽曲として抽出する。
【0122】
(iii)楽曲の音声認識によって、現在視聴中のシーンに流れている楽曲が判別できれば、それを現在視聴中のシーンの使用楽曲情報として抽出する。
【0123】
(iv)放送をライブを見ながら各シーンに関連したメタデータを提供する放送時生成メタデータ提供サービスと連動する。
【0124】
放送時生成メタデータ提供サービス事業者は、共有タイムコードによって開始時と終了時が明示されたシーンを設定し、当該シーンに関連した放送時生成メタデータを放送時メタデータ・サーバに格納する。上記放送時生成メタデータ・サーバより、現在視聴中のシーンに最も近いシーンの使用楽曲情報を抽出する。上記放送時生成メタデータ・サーバより入手できる情報のシーンに関する共有タイムコードと、現在視聴中のシーンの共有タイムコードとは、タイムラグが生じるため、そのタイムラグ時間についての情報も、タイムラグ情報としてNEXT-TVサービス管理システム20のキーワード別詳細情報管理部S-11に記憶する。
【0125】
上記3(即ち上記(2)−3))によって、事前に抽出されているコンテンツ関連データの使用楽曲情報と、上記(i)〜上記(iv)で抽出された使用楽曲情報とを照らし合わせることによって、現在視聴中のシーンに対応する使用楽曲情報をその楽曲の使われ方(タイトル楽曲、テーマ楽曲、実演楽曲、等)と共に決定する。
【0126】
上記(i)〜上記(iv)で抽出された情報が異なる場合には、コンテンツ別に、上記(i)〜上記(iv)のプライオリティを設定しておき、そのプライオリティに基づく取捨選択アルゴリズムによって、使用楽曲を決定する。
【0127】
なお、プライオリティ及びアルゴリズムは、放送後の結果に応じて、定期的にチューニングを行う。
【0128】
(c)ロケ地
(i)放送事業者より事前に時間軸ごとのロケ地情報が提供されている場合:
現在視聴中のシーンについての情報が提供されていれば、それをロケ地情報として抽出する。
【0129】
(ii)放送事業者より事前に、シナリオ(台本)情報が提供されている場合:
現在のセリフ(音声またはクロースドキャプション)から、シナリオ情報上で該当するシーンを判別し、ロケ地についての情報の有無を確認する。情報がある場合には、それを現在視聴中のシーンのロケ地情報として抽出する。
【0130】
(iii)撮影したカメラの位置情報(GPS情報)提供システムにより、撮影された画面と連動した位置情報が入手できる場合には、その位置情報によって、ロケ地を判別し、現在視聴中のシーンのロケ地情報として抽出する。
【0131】
(iv)放送を、ライブを見ながら各シーンに関連したメタデータを提供する放送時生成メタデータ提供サービスと連動する。
【0132】
放送時生成メタデータ提供サービス事業者は、共有タイムコードによって開始時と終了時が明示されたシーンを設定し、当該シーンに関連した放送時生成メタデータを放送時メタデータ・サーバに格納する。上記放送時生成メタデータ・サーバより、現在視聴中のシーンに最も近いシーンのロケ地情報を抽出する。上記放送時生成メタデータ・サーバより入手できる情報のシーンに関する共有タイムコードと、現在視聴中のシーンの共有タイムコードとは、タイムラグが生じるため、そのタイムラグ時間についての情報も、タイムラグ情報としてNEXT-TVサービス管理システム20のキーワード別詳細情報管理部S-11に記憶する。
【0133】
上記3(即ち上記(2)−3))によって、事前に抽出されているコンテンツ関連データのロケ地情報と、上記(i)〜上記(iv)で抽出されたロケ地情報とを照らし合わせることによって、現在視聴中のシーンに対応するロケ地情報を、可能であれば、経度緯度情報と共に決定する。
【0134】
上記(i)〜上記(iv)で抽出された情報が異なる場合には、コンテンツ別に、上記(i)〜上記(iv)のプライオリティを設定しておき、そのプライオリティに基づく取捨選択アルゴリズムによって、ロケ地情報を決定する。
【0135】
なお、プライオリティ及びアルゴリズムは、放送後の結果に応じて、定期的にチューニングを行う。
【0136】
同様に、出演者のファッション情報、番組に使われている製造品(グッズ、自動車、等)についても、可能な場合には、現在及び直前シーンに関連した情報として抽出する。
(2)−5 キーワードを基にしたリモコン表示データ取得及び
(2)−6 リモコンへの送信
(2)−7 リモコン表示データを画面表示
(2)−8 視聴者からのレスポンス・データ送信
これらの各項目ついては、上記(1)の対応する各項目を参照のこと。
(3)パッケージ・ソフトを視聴している場合
(3)−1 コンテンツ・キーコードの特定
メインモニター付帯装置10側
パッケージ・ソフトにメタデータとして記録されている、販売会社名、販売会社発番ID、作品タイトル、制作会社名、配給会社名、制作国名、公開年度、パッケージ化年度、等のソフト内容を特定する情報をNEXT-TVサービス管理システム20側に送信する。
【0137】
NEXT-TVサービス管理システム20側
(a)メインモニター付帯装置10から送られてきた情報に基づいて、同一コンテンツが既にNEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・データ蓄積・管理部S-6に登録されているか否かを判別する。
【0138】
(b)既に登録されているコンテンツの場合には、コンテンツ・データ蓄積・管理部(S-6)により、符番済のコンテンツ・キーコードに基づいて、管理する。
【0139】
(c)登録されていないコンテンツの場合には、コンテンツ・キーコード発番・管理部S-3により、新規のコンテンツ・キーコードを発番し、管理する。
【0140】
(d)新規コンテンツの場合には、コンテンツの動画データをNEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・データ蓄積・管理部S-6にアップロードし、蓄積・管理する。
(3)−2 タイムコードの特定
NEXT-TVサービス管理システム20側及びメインモニター付帯装置10側
パッケージ・ソフトに記録されているタイムコードを、共有タイムコードとして、NEXT-TVサービス管理システム20の共有タイムコード発番・管理部S-4で記録・管理する。
(3)−3 コンテンツ関連データ取得
NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7は、パッケージ・ソフトの公式情報に基づいて、情報検索・収集部S-9より、インターネットやイントラネットを通じて、関連する番組ホームページ、番組情報サービス、EPGサービス等にアクセスして、以下の情報を可能な限り抽出する:
(a)出演者(役柄を含む)、ナレーター、声優
(b)使用楽曲(タイトル曲、BGM)
(c)スタッフ(プロデューサ、ディレクタ、脚本家、スタイリスト等)
(d)ロケ地、スタジオ
(e)コンテンツに関する、ソーシャルメディア・コメント情報
(3)−4 時間軸に応じたキーワード抽出
現在視聴中のシーンについて、コンテンツ関連データごとに、以下の方法により、上記時間軸関係性A〜Dをそれぞれ判定する:
(a)出演者(役柄を含む)、ナレーター、声優
(i)パッケージ・ソフト提供事業者、またはソフト制作社等より、パッケージ内あるいはその他の方法で、時間軸ごとの出演者、ナレーター、声優に関する情報が提供されている場合:
NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7のキーワード別詳細情報管理部S-11により、現在視聴中のシーンに関連する出演者情報、ナレーター情報、声優情報を、パッケージ・ソフト提供事業者またはソフト制作社より事前に提供されている、時間軸毎の情報より抽出する。
【0141】
(ii) パッケージ・ソフト提供事業者、またはソフト制作社等より、シナリオ(台本)情報が提供されている場合:
NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7のキーワード別詳細情報管理部S-11により、現在のセリフ(音声またはクロースドキャプション)から、シナリオ情報上で対応するシーンを判別し、当該シーンについてのシナリオ情報から、現在視聴中のシーンに関連する、出演者情報、ナレーター情報、音声情報を抽出する。
【0142】
(iii)パッケージ・ソフトをみながら、各シーンに関連したメタデータを提供するパッケージ・ソフト・メタデータ提供サービスと連動する。
【0143】
パッケージ・ソフト・メタデータ提供サービス事業者は、共有タイムコードによって開始時と終了時が明示されるシーンを設定し、当該シーンに関連したパッケージ・ソフト・メタデータをパッケージ・ソフト・メタデータ・サーバ(図示省略)に格納する。NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7は、上記パッケージ・ソフト・メタデータ・サーバより、現在視聴中のシーンに対応する、出演者情報、ナレーター情報、音声情報を抽出する。
【0144】
上記3(即ち上記(3)−3))によって、事前に抽出されているコンテンツ関連データの出演者、ナレーター、声優について、上記(i)〜上記(iii)で抽出された、現在視聴中のシーンに関連する、出演者情報、ナレーター情報、声優情報に基づいて、時間軸関係性A〜Dを判定する。
【0145】
例えば、上記(i)〜上記(iv)の全てまたは3つの抽出方法で、現在視聴中のシーンに関連すると判定される情報は、時間軸関係性Aと判定される。
【0146】
また、上記(i)〜上記(iv)のどれか1つまたは2つの抽出方法で、現在視聴中のシーンに関連すると判定される情報は、時間軸関係性Bと判定される。
【0147】
上記(i)〜上記(iv)のどの抽出方法でも、現在視聴中のシーンに関連すると判定されずに、現在視聴中のシーンとは、別のシーンにおいて関連すると判定を受けた情報は、時間軸関係性Cと判定される。
【0148】
そして、上記(i)〜上記(iv)の抽出方法で、シーンに関係なく一定の割合で関連すると判定を受けた情報は、時間軸関係性Dと判定される。
【0149】
なお、事前に抽出されているコンテンツ関連データに含まれていない情報についても、上記(i)〜上記(iv)で抽出された情報がある場合には、当該情報をコンテンツ関連データの一つとして追加登録し、シーン毎に時間軸関係性を判定する。
【0150】
上記(i)〜上記(iv)で抽出された情報が異なる場合には、コンテンツ別に、上記(i)〜上記(iv)のプライオリティを設定しておき、そのプライオリティに基づく取捨選択アルゴリズムによって、時間軸関係性A〜Dを判定する。
【0151】
上述した例では、上記(i)〜上記(iv)を均等に扱っていたが、各抽出方法にプライオリティを設定することによって、プライオリティの高い抽出方法で、関連性有りと判定された情報は、時間軸関係性Aとして判定され、プライオリティの低い抽出方法でしか関連性有りと判定されない情報は、時間軸Bとして判定されるといった方法が有り得る。
【0152】
なお、プライオリティ及びアルゴリズムは、放送後のユーザのNEXTリモコン30での情報選択率や、ユーザからの間違いを指摘する"MISTAKE"ボタンのクリック数などの結果に応じて、定期的にチューニングを行う。
【0153】
例えば、ユーザのNEXTリモコン30での情報選択率が高い情報を抽出している抽出方法は、プライオリティが高くなり、"MISTAKE"ボタンのクリック数の多い情報を抽出している抽出方法は、プライオリティが低くなる。
【0154】
(b)使用楽曲
(i) パッケージ・ソフト提供事業者、またはソフト制作社等より、パッケージ内あるいはその他の方法で、時間軸ごとの使用楽曲情報が提供されている場合:
現在視聴中のシーンについての情報が提供されていれば、それを使用楽曲情報として抽出する。
【0155】
(ii) パッケージ・ソフト提供事業者、またはソフト制作社等より、シナリオ(台本)情報が提供されている場合:
現在のセリフ(音声またはクロースドキャプション)から、シナリオ情報上で該当するシーンを判別し、使用楽曲についての情報の有無を確認する。情報がある場合には、それを現在視聴中のシーンの使用楽曲として抽出する。
【0156】
(iii)楽曲の音声認識によって、現在視聴中のシーンに流れている楽曲が判別できれば、それを現在視聴中のシーンの使用楽曲情報として抽出する。
【0157】
(iv) パッケージ・ソフトをみながら、各シーンに関連したメタデータを提供するパッケージ・ソフト・メタデータ提供サービスと連動する。
【0158】
パッケージ・ソフト・メタデータ提供サービス事業者は、共有タイムコードによって開始時と終了時が明示されるシーンを設定し、当該シーンに関連したパッケージ・ソフト・メタデータをパッケージ・ソフト・メタデータ・サーバに格納する。上記パッケージ・ソフト・メタデータ・サーバより、現在視聴中のシーンに最も近いシーンの使用楽曲情報を抽出する。上記パッケージ・ソフト・メタデータ・サーバより入手できる情報のシーンに関する共有タイムコードと、現在視聴中のシーンの共有タイムコードとは、タイムラグが生じるため、そのタイムラグ時間についての情報も、タイムラグ情報としてNEXT-TVサービス管理システム20のキーワード別詳細情報管理部S-11に記憶する。
【0159】
上記3(即ち上記(3)−3))によって、事前に抽出されているコンテンツ関連データの使用楽曲情報と、上記(i)〜上記(iv)で抽出された使用楽曲情報とを照らし合わせることによって、現在視聴中のシーン(共有タイムコードによって特定)に対応する使用楽曲情報をその楽曲の使われ方(タイトル楽曲、テーマ楽曲、実演楽曲、等)と共に決定する。
【0160】
上記(i)〜上記(iv)で抽出された情報が異なる場合には、コンテンツ別に、上記(i)〜上記(iv)のプライオリティを設定しておき、そのプライオリティに基づく取捨選択アルゴリズムによって、使用楽曲を決定する。
【0161】
なお、プライオリティ及びアルゴリズムは、放送後の結果に応じて、定期的にチューニングを行う。
【0162】
(c)ロケ地
(i) パッケージ・ソフト提供事業者、またはソフト制作社等より、パッケージ内あるいはその他の方法で、時間軸ごとのロケ地情報が提供されている場合:
現在視聴中のシーンについての情報が提供されていれば、それをロケ地情報として抽出する。
【0163】
(ii) パッケージ・ソフト提供事業者、またはソフト制作社等より、シナリオ(台本)情報が提供されている場合:
現在のセリフ(音声またはクロースドキャプション)から、シナリオ情報上で該当するシーンを判別し、ロケ地についての情報の有無を確認する。情報がある場合には、それを現在視聴中のシーンのロケ地情報として抽出する。
【0164】
(iii)撮影したカメラの位置情報(GPS情報)提供システムにより、撮影された画面と連動した位置情報が入手できる場合には、その位置情報によって、ロケ地を判別し、現在視聴中のシーンのロケ地情報として抽出する。
【0165】
(iv)パッケージ・ソフトを見ながら各シーンに関連したメタデータを提供するパッケージ・ソフト・メタデータ提供サービスと連動する。
【0166】
パッケージ・ソフト・メタデータ提供サービス事業者は、共有タイムコードによって開始時と終了時が明示されたシーンを設定し、当該シーンに関連したパッケージ・ソフト・メタデータを放送時メタデータ・サーバに格納する。上記放送時メタデータ・サーバより、現在視聴中のシーンに最も近いシーンのロケ地情報を抽出する。上記放送時メタデータ・サーバより入手できる情報のシーンに関する共有タイムコードと、現在視聴中のシーンの共有タイムコードとは、タイムラグが生じるため、そのタイムラグ時間についての情報も、タイムラグ情報としてNEXT-TVサービス管理システム20のキーワード別詳細情報管理部S-11に記憶する。
【0167】
上記3(即ち上記(3)−3))によって、事前に抽出されているコンテンツ関連データのロケ地情報と、上記(i)〜上記(iv)で抽出されたロケ地情報とを照らし合わせることによって、現在視聴中のシーンに対応するロケ地情報を、可能であれば、経度緯度情報と共に決定する。
【0168】
上記(i)〜上記(iv)で抽出された情報が異なる場合には、コンテンツ別に、上記(i)〜上記(iv)のプライオリティを設定しておき、そのプライオリティに基づく取捨選択アルゴリズムによって、ロケ地情報を決定する。
【0169】
なお、プライオリティ及びアルゴリズムは、放送後の結果に応じて、定期的にチューニングを行う。
【0170】
同様に、出演者のファッション情報、番組に使われている製造品(グッズ、自動車、等)についても、可能な場合には、現在及び直前シーンに関連した情報として抽出する。
(3)−5 キーワードを基にしたリモコン表示データ取得及び
(3)−6 リモコンへの送信
(3)−7 リモコン表示データを画面表示
(3)−8 視聴者からのレスポンス・データ送信
これらの各項目ついては、上記(1)の対応する各項目を参照のこと。
(4)VODサービスを視聴している場合
(4)−1 コンテンツ・キーコードの特定
メインモニター付帯装置10側
メインモニター付帯装置10は、VOD事業者による公式コンテンツ情報となる、VOD事業者名、事業者発番のコンテンツ・コード、ファイル名、タイトル名、制作会社命、配給会社名、制作国名、制作年度、等のコンテンツ内容を特定する情報を、NEXT-TVサービス管理システム20側に送信する。
【0171】
NEXT-TVサービス管理システム20側
(a)メインモニター付帯装置10から送られてきた情報に基づいて、同一コンテンツが既にNEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・データ蓄積・管理部S-6に登録されているか否かを判別する。
【0172】
(b)既に登録されているコンテンツの場合には、コンテンツ・データ蓄積・管理部(S-6)により、符番済のコンテンツ・キーコードに基づいて、管理する。
【0173】
(c)登録されていないコンテンツの場合には、コンテンツ・キーコード発番・管理部S-3により、新規のコンテンツ・キーコードを発番し、管理する。
【0174】
(d)新規コンテンツの場合には、コンテンツの動画データをNEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・データ蓄積・管理部S-6にアップロードし、蓄積・管理する。
(4)−2 タイムコードの特定
NEXT-TVサービス管理システム20側及びメインモニター付帯装置10側
VODの動画ファイルに記録されているタイムコードを、共有タイムコードとして、NEXT-TVサービス管理システム20の共有タイムコード発番・管理部S-4で記録・管理する。
(4)−3 コンテンツ関連データ取得
NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7は、VOD事業者による公式コンテンツ情報に基づいて、情報検索・収集部S-9より、インターネットやイントラネットを通じて、関連する番組ホームページ、番組情報サービス、EPGサービス等にアクセスして、以下の情報を可能な限り抽出する。
(a)出演者(役柄を含む)、ナレーター、声優
(b)使用楽曲(タイトル曲、BGM)
(c)スタッフ(プロデューサ、ディレクタ、脚本家、スタイリスト等)
(d)ロケ地、スタジオ
(e)コンテンツに関する、ソーシャルメディア・コメント情報
(4)−4 時間軸に応じたキーワード抽出
現在視聴中のシーンについて、コンテンツ関連データごとに、以下の方法により、上記時間軸関係性A〜Dをそれぞれ判定する:
(a)出演者(役柄を含む)、ナレーター、声優
(i)VODサービス提供事業者、またはソフト制作社等より、VODの動画ファイル内或いはその他の方法で、時間軸ごとの出演者、ナレーター、声優に関する情報が提供されている場合:
NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7のキーワード別詳細情報管理部S-11により、現在視聴中のシーンに関連する出演者情報、ナレーター情報、声優情報を、VODサービス提供事業者、またはソフト制作社等より事前に提供されている、時間軸毎の情報より抽出する。
【0175】
(ii)VODサービス提供事業者、またはソフト制作社等より、シナリオ(台本)情報が提供されている場合:
NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7のキーワード別詳細情報管理部S-11により、現在のセリフ(音声またはクロースドキャプション)から、シナリオ情報上で対応するシーンを判別し、当該シーンについてのシナリオ情報から、現在視聴中のシーンに関連する、出演者情報、ナレーター情報、音声情報を抽出する。
【0176】
(iii)画面上の出演者の顔認識、または、出演者、ナレーター、声優の声紋分析によって、出演者、ナレーター、声優を認識し、その情報に基づいて、現在視聴中のシーンに対応する、出演者情報、ナレーター情報、音声情報を抽出する。
【0177】
(iv)VODサービスを見ながら各シーンに関連したメタデータを提供するVODメタデータ提供サービスと連動する。
【0178】
VODメタデータ提供サービス事業者は、共有タイムコードによって開始時と終了時が明示されたシーンを設定し、当該シーンに関連したVODメタデータをVODメタデータ・サーバに格納する。NEXT-TVサービス管理システム20のコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置S-7は、上記VODメタ・サーバより、現在視聴中のシーンに対応する、出演者情報、ナレーター情報、声優情報を抽出する。
【0179】
上記3(即ち上記(4)−3))によって、事前に抽出されているコンテンツ関連データの出演者、ナレーター、声優について、上記(i)〜上記(iii)で抽出された、現在視聴中のシーンに関連する、出演者情報、ナレーター情報、声優情報に基づいて、時間軸関係性A〜Dを判定する。
【0180】
例えば、上記(i)〜上記(iv)の全てまたは3つの抽出方法で、現在視聴中のシーンに関連すると判定される情報は、時間軸関係性Aと判定される。
【0181】
また、上記(i)〜上記(iv)のどれか1つまたは2つの抽出方法で、現在視聴中のシーンに関連すると判定される情報は、時間軸関係性Bと判定される。
【0182】
上記(i)〜上記(iv)のどの抽出方法でも、現在視聴中のシーンに関連すると判定されずに、現在視聴中のシーンとは、別のシーンにおいて関連すると判定を受けた情報は、時間軸関係性Cと判定される。
【0183】
そして、上記(i)〜上記(iv)の抽出方法で、シーンに関係なく一定の割合で関連すると判定を受けた情報は、時間軸関係性Dと判定される。
【0184】
なお、事前に抽出されているコンテンツ関連データに含まれていない情報についても、上記(i)〜上記(iv)で抽出された情報がある場合には、当該情報をコンテンツ関連データの一つとして追加登録し、シーン毎に時間軸関係性を判定する。
【0185】
上記(i)〜上記(iv)で抽出された情報が異なる場合には、コンテンツ別に、上記(i)〜上記(iv)のプライオリティを設定しておき、そのプライオリティに基づく取捨選択アルゴリズムによって、時間軸関係性A〜Dを判定する。
【0186】
上述した例では、上記(i)〜上記(iv)を均等に扱っていたが、各抽出方法にプライオリティを設定することによって、プライオリティの高い抽出方法で、関連性有りと判定された情報は、時間軸関係性Aとして判定され、プライオリティの低い抽出方法でしか関連性有りと判定されない情報は、時間軸Bとして判定されるといった方法が有り得る。
【0187】
なお、プライオリティ及びアルゴリズムは、放送後のユーザのNEXTリモコン30での情報選択率や、ユーザからの間違いを指摘する"MISTAKE"ボタンのクリック数などの結果に応じて、定期的にチューニングを行う。
【0188】
例えば、ユーザのNEXTリモコン30での情報選択率が高い情報を抽出している抽出方法は、プライオリティが高くなり、"MISTAKE"ボタンのクリック数の多い情報を抽出している抽出方法は、プライオリティが低くなる。
【0189】
(b)使用楽曲
(i)VODサービス提供事業者、またはソフト制作社等より、時間軸ごとの使用楽曲情報が提供されている場合:
現在視聴中のシーンについての情報が提供されていれば、それを使用楽曲情報として抽出する。
【0190】
(ii)VODサービス提供事業者、またはソフト制作社等より、シナリオ(台本)情報が提供されている場合:
現在のセリフ(音声またはクロースドキャプション)から、シナリオ情報上で該当するシーンを判別し、使用楽曲についての情報の有無を確認する。情報がある場合には、それを現在視聴中のシーン(共有タイムコードによって特定)の使用楽曲として抽出する。
【0191】
(iii)楽曲の音声認識によって、現在視聴中のシーンに流れている楽曲が判別できれば、それを現在視聴中のシーンの使用楽曲情報として抽出する。
【0192】
(iv)VODサービスを見ながら各シーンに関連したメタデータを提供するVODメタデータ提供サービスと連動する。
【0193】
VODメタデータ提供サービス事業者は、共有タイムコードによって開始時と終了時が明示されるシーンを設定し、当該シーンに関連したVODメタデータをVODメタデータ・サーバに格納する。上記VODメタデータ・サーバより、現在視聴中のシーンに最も近いシーンの使用楽曲情報を抽出する。上記VODメタデータ・サーバより入手できる情報のシーンに関する共有タイムコードと、現在視聴中のシーンの共有タイムコードとは、タイムラグが生じるため、そのタイムラグ時間についての情報も、タイムラグ情報としてNEXT-TVサービス管理システム20のキーワード別詳細情報管理部S-11に記憶する。
【0194】
上記3(即ち上記(4)−3))によって、事前に抽出されているコンテンツ関連データの使用楽曲情報と、上記(i)〜上記(iv)で抽出された使用楽曲情報とを照らし合わせることによって、現在視聴中のシーンに対応する使用楽曲情報をその楽曲の使われ方(タイトル楽曲、テーマ楽曲、実演楽曲、等)と共に決定する。
【0195】
上記(i)〜上記(iv)で抽出された情報が異なる場合には、コンテンツ別に、上記(i)〜上記(iv)のプライオリティを設定しておき、そのプライオリティに基づく取捨選択アルゴリズムによって、使用楽曲を決定する。
【0196】
なお、プライオリティ及びアルゴリズムは、放送後の結果に応じて、定期的にチューニングを行う。
【0197】
(c)ロケ地
(i)VODサービス提供事業者、またはソフト制作社等より、VODの動画ファイル内或いはその他の方法で、時間軸ごとのロケ地情報が提供されている場合:
現在視聴中のシーンについての情報が提供されていれば、それをロケ地情報として抽出する。
【0198】
(ii)VODサービス提供事業者、またはソフト制作社等より、シナリオ(台本)情報が提供されている場合:
現在のセリフ(音声またはクロースドキャプション)から、シナリオ情報上で該当するシーンを判別し、ロケ地についての情報の有無を確認する。情報がある場合には、それを現在視聴中のシーンのロケ地情報として抽出する。
【0199】
(iii)撮影したカメラの位置情報(GPS情報)提供システムにより、撮影された画面と連動した位置情報が入手できる場合には、その位置情報によって、ロケ地を判別し、現在視聴中のシーンのロケ地情報として抽出する。
【0200】
(iv)VODサービスを見ながら各シーンに関連したメタデータを提供するVODメタデータ提供サービスと連動する。
【0201】
VODメタデータ提供サービス事業者は、共有タイムコードによって開始時と終了時が明示されたシーンを設定し、当該シーンに関連したVODメタデータをVODメタデータ・サーバに格納する。上記VODメタデータ・サーバより、現在視聴中のシーンに最も近いシーンのロケ地情報を抽出する。上記VODメタデータ・サーバより入手できる情報のシーンに関する共有タイムコードと、現在視聴中のシーンの共有タイムコードとは、タイムラグが生じるため、そのタイムラグ時間についての情報も、タイムラグ情報としてNEXT-TVサービス管理システム20のキーワード別詳細情報管理部S-11に記憶する。
【0202】
上記3(即ち上記(4)−3))によって、事前に抽出されているコンテンツ関連データのロケ地情報と、上記(i)〜上記(iv)で抽出されたロケ地情報とを照らし合わせることによって、現在視聴中のシーンに対応するロケ地情報を、可能であれば、経度緯度情報と共に決定する。
【0203】
上記(i)〜上記(iv)で抽出された情報が異なる場合には、コンテンツ別に、上記(i)〜上記(iv)のプライオリティを設定しておき、そのプライオリティに基づく取捨選択アルゴリズムによって、ロケ地情報を決定する。
【0204】
なお、プライオリティ及びアルゴリズムは、放送後の結果に応じて、定期的にチューニングを行う。
【0205】
同様に、出演者のファッション情報、番組に使われている製造品(グッズ、自動車、等)についても、可能な場合には、現在及び直前シーンに関連した情報として抽出する。
(4)−5 キーワードを基にしたリモコン表示データ取得及び
(4)−6 リモコンへの送信
(4)−7 リモコン表示データを画面表示
(4)−8 視聴者からのレスポンス・データ送信
これらの各項目ついては、上記(1)の対応する各項目を参照のこと。
【符号の説明】
【0206】
1 詳細情報管理システム
10 メインモニター付帯装置
20 NEXT-TVサービス管理システム
30 NEXTリモコン
40 メインモニター

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツを視聴するように構成されたモニター装置と、
前記モニター装置に接続され、該モニター装置でユーザが視聴しているコンテンツに対応するコンテンツ判別データを取得し、当該取得したコンテンツ判別データを出力するように構成されたコンテンツ情報管理部を備えているモニター管理装置と、
前記モニター管理装置から出力された前記コンテンツ判別データを入力し、当該入力したコンテンツ判別データから時間軸に応じたキーワードを抽出し、該抽出したキーワードに基づいて端末装置表示用データを取得し、当該取得した端末装置表示用データを出力するように構成されたサービス管理装置と、
前記サービス管理装置から出力された端末装置表示用データを入力し、当該入力した端末装置表示用データを表示画面上に表示すると共に、該表示画面上に表示された該端末装置表示用データに対する視聴者からのレスポンスを前記サービス管理装置にフィードバックするように構成された遠隔操作式の端末装置と、を備えている詳細情報管理システム。
【請求項2】
前記端末装置は、前記モニター装置でコンテンツを視聴中のユーザが、現在視聴しているコンテンツの現在視聴しているシーンに関連した情報を前記端末装置の表示画面上に表示させるために、関連情報リクエストを実行することができるように構成された操作インターフェイス部と、
前記操作インターフェイス部により実行された前記関連情報リクエストを、前記サービス管理装置に送信するように構成された端末装置情報発信部と、
受信した前記端末装置表示用データに基づいて、前記関連情報リクエストを実行した時点での、視聴中コンテンツの視聴中のシーンにおける関連情報を表示するように構成された情報受信・表示画面生成部と、を備えている、請求項1に記載の詳細情報管理システム。
【請求項3】
前記サービス管理装置は、
前記端末装置の前記端末装置情報発信部から送信された前記関連情報リクエストを受信するように構成された端末装置情報管理部と、
前記端末装置情報管理部からのリクエストに応じて、現在視聴しているコンテンツのコンテンツ・キーコード及び視聴しているシーンの共有タイムコードを前記モニター管理装置の前記コンテンツ情報管理部と送受信を行うことによって共有すると共に、当該コンテンツ情報管理部と連動してタイムコードをリアルタイムに管理するように構成されたモニター管理装置情報管理部と、
前記端末装置の前記端末装置情報発信部から前記関連情報リクエストが送信された時点で、視聴中のコンテンツのコンテンツ・キーコード及び該時点での共有タイムコードを取得するように構成されたコンテンツ・キーコード別関連情報管理装置と、
前記コンテンツ・キーコード別関連情報管理装置に接続され、インターネット及びクローズド情報提供サービスから情報を検索して収集するように構成された情報検索&収集部と、を備えている、請求項1または2に記載の詳細情報管理システム。
【請求項4】
前記コンテンツ・キーコード別関連情報管理装置は、
前記コンテンツ・キーコードにより特定されたコンテンツ関連キーワードを、前記情報検索&収集部を介して、インターネット及びクローズド情報提供サービス等から検索・収集して管理するように構成されたコンテンツ関連キーワード管理部と、
前記コンテンツ関連キーワードの中で、現在視聴しているシーンとの関連性の強弱を判別して、表示順序のプライオリティを決定するように構成された共有タイムコード別キーワード管理部と、
キーワードごとの詳細情報を管理するように構成されたキーワード別詳細情報管理部と、
前記端末装置に表示するコンテンツ関連キーワード及び各キーワードを選択する際に表示されるキーワード別詳細情報に基づいて端末装置表示用データを生成するように構成された端末装置向け表示情報生成部と、を備えている請求項1から3のいずれか一項に記載の詳細情報管理システム。
【請求項5】
前記サービス管理装置は、
外部の広告管理システム及び/又は提携ECシステムと連携して広告及びEC情報エリア表示データを管理するように構成された広告・EC情報管理部と、
前記広告・EC情報管理部から取得した前記広告及びEC情報エリア表示データ及び前記端末装置向け表示情報生成部により生成された前記端末装置表示用データを前記端末装置30の前記情報受信・表示画面生成部に送信するように構成された端末装置表示用データ送信部と、を更に備えている請求項1から4のいずれか一項に記載の詳細情報管理システム。
【請求項6】
前記サービス管理装置は、
前記モニター管理装置情報受信・管理部に接続され、メタデータ及びコンテンツをユニークに識別するためのキーコードを管理するように構成されたコンテンツ・キーコード発番・管理部と、
前記コンテンツ・キーコード発番・管理部に接続され、コンテンツごとに共有タイムコードを管理するように構成された共有タイムコード管理部と、を更に備えている請求項1から5のいずれか一項に記載の詳細情報管理システム。
【請求項7】
前記サービス管理装置は、
サービスされている全ての放送局、ネット放送局より、コンテンツを受信するように構成された放送・配信受信部と、
前記放送・配信受信部に接続され、当該放送・配信受信部で受信したコンテンツ・データを蓄積・管理するよう構成されたコンテンツ・データ蓄積・管理部と、を更に備えている請求項1から6のいずれか一項に記載の詳細情報管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−205186(P2012−205186A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−69509(P2011−69509)
【出願日】平成23年3月28日(2011.3.28)
【出願人】(000151092)株式会社電通 (57)
【Fターム(参考)】