説明

調光システム

【課題】
異種の光源を有する照明器具による同時演出を円滑に行える調光システムを提供する。
【解決手段】
調光システム1は、それぞれ異種の光源8,9を有する複数の照明器具2,3と、調光信号に応じて光源8,9の光出力を制御する調光器4,5と、個々の照明器具2,3による被照射面の照度を測定可能な照度計6と、操作部10の調光操作レベルに応じた調光信号を出力する調光制御部11を備え、調光制御部11は、照度計6が測定した照度から調光信号に対する一の基準テーブルデータ、他のテーブルデータおよび補正用テーブルデータを作成する補正用テーブルデータ作成手段18と、操作部10の調光操作レベルに応じた調光信号に応じて基準テーブルデータに対応する調光器4に調光信号を出力し、補正用テーブルデータの調光操作レベルに応じた調光信号を他のテーブルデータに対応する調光器5に出力する出力制御手段19を有して形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の一実施形態は、それぞれ異種の光源が配設された照明器具を備える調光システムに関する。
【背景技術】
【0002】
舞台やスタジオ等の演出用の照明として、消費電力が小さく、長寿命であり、色光の選択ができる発光ダイオードを光源とする照明装置が用いられている。また、ハロゲンランプ(白熱ランプ)を光源とする照明装置も今までどおり用いられている。そして、発光ダイオードおよびハロゲンランプは、それぞれ調光器を用いて調光点灯されている。
【0003】
発光ダイオードおよびハロゲンランプを同一の場所で調光点灯させて使用する場合、発光ダイオードおよびハロゲンランプのそれぞれの調光曲線は異なっているので、ハロゲンランプの調光レベルの光出力比と同一となるように、発光ダイオードに流れる電流を調整して発光ダイオードの調光レベルを変更している(例えば特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−327152号公報(第7頁、第7図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、発光ダイオードに流れる電流を調整する調光器は、メーカーや機種などの要因により照明器具に適合しにくく、調光信号に対して発光ダイオードの調光レベルを調整してもハロゲンランプの光出力比と同一にしにくい。これにより、調光卓からの調光信号に対して発光ダイオードおよびハロゲンランプが異なる光出力比で点灯して、舞台やスタジオ等における演出効果を円滑に行えないことがある。
【0006】
本発明の実施形態は、異種の光源を有する照明器具による同時演出を円滑に行える調光システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施形態の調光システムは、照明器具、調光器、照度計、調光操作装置を有して構成される。
【0008】
複数の照明器具は、それぞれ異種の光源を有するものである。
【0009】
調光器は、少なくとも光源が異種である照明器具に対応して設けられる。そして、調光信号を入力し、この調光信号に応じて光源の光出力を制御するように形成される。
【0010】
照度計は、個々の照明器具による被照射面の照度を測定する。
【0011】
調光操作装置は、操作部、この操作部の調光操作レベルに応じた調光信号を出力する調光制御部、補正用テーブルデータ作成手段および出力制御手段を有して形成される。
【0012】
補正用テーブル作成手段は、調光制御部から出力された調光信号に応じて一の照明器具の光源を点灯したときに、照度計が測定した照度から前記調光信号に対する照度比を演算し、照明器具毎に調光操作レベルに対する照度比のテーブルデータを作成するとともに、いずれか一のテーブルデータを基準テーブルデータとして設定し、基準テーブルデータ以外のテーブルデータに関して、このテーブルデータの調光操作レベルに対する照度比と基準テーブルデータの調光操作レベルに対する照度比とを対比して基準テーブルデータの照度比に最も近い照度比の調光操作レベルを補正用テーブルデータとして作成し保存するものである。
【0013】
また、出力制御手段は、操作部の調光操作レベルに応じた調光信号を基準テーブルデータに対応する照明器具に対応する調光器に出力し、基準テーブルデータ以外のテーブルデータに対応する照明器具に対しては補正用テーブルデータの調光操作レベルに応じた調光信号を対応する調光器に出力するものである。
【発明の効果】
【0014】
本実施形態の調光システムによれば、調光操作装置の調光制御部は、操作部の調光操作レベルに応じた調光信号を基準テーブルデータに対応する調光器に出力し、基準テーブルデータ以外のテーブルデータに対応する照明器具に対しては補正用テーブルデータの調光操作レベルに応じた調光信号を対応する調光器に出力するので、複数の照明器具は、それぞれ照度計が計測した照度の照度比となるようにそれぞれの光源がそれぞれの調光レベルで点灯して、それぞれほぼ同一の照度比で照明することができて、異種の光源を有する照明器具による同時演出を円滑に行うことが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施形態を示す調光システムの概略ブロック図である。
【図2】同じく、調光制御部の概略ブロック図である。
【図3】同じく、一の基準テーブルデータの作成を示す説明図である。
【図4】同じく、他のテーブルデータの作成を示す説明図である。
【図5】同じく、補正用テーブルデータの作成を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の調光システム1は、図1に示すように、複数の照明器具2,3、調光器4,5、照度計6および調光操作装置7を有して構成される。
【0017】
照明器具2は、光源としてハロゲンランプ8が配設された既知のものである。また、照明器具3は、ハロゲンランプと異種の光源である発光ダイオード9を有するLED器具であり、既知の構成により形成されている。照明器具3内には、発光ダイオード9を点灯する図示しない点灯装置を配設している。照明器具2,3は、それぞれ複数個が設けられている。また、照明器具2,3は、それぞれ所定の色光を放射する。ここで、ハロゲンランプを有する照明器具2は、今まで使用されてきた既存の照明器具とし、発光ダイオード9を有する照明器具3を新規の照明器具とする。
【0018】
調光器4は、照明器具2に接続され、調光器5は、照明器具3に接続されている。すなわち、調光器3,4は、照明器具2,3に対応して設けられている。調光器4は、調光操作装置7から送信された調光信号に応じて、図示しない交流電源から入力する交流電圧を位相制御し、この位相制御した交流電圧をハロゲンランプ8に供給する既知の構成により形成されている。すなわち、調光器4は、入力した調光信号に応じてハロゲンランプ8の光出力(調光レベル)を制御する。
【0019】
また、調光器5は、調光操作装置7から送信された調光信号を入力し、調光信号に応じたオンデューティを有するPWM信号を生成して、照明器具3の図示しない点灯装置に出力する既知の構成により形成されている。点灯装置は、PWM信号のオンデューティな応じた調光レベルで発光ダイオード9を点灯するものである。すなわち、調光器5は、入力した調光信号に応じて発光ダイオード9の光出力(調光レベル)を制御する。
【0020】
なお、調光器4は、1個又は複数個の照明器具2のいずれに接続されていてもよく、調光器5は、同じく1個又は複数個の照明器具3のいずれに接続されていてもよい。
【0021】
照度計6は、個々の照明器具2,3によって照明される被照射面の照度を測定するものであり、照度を測定するときに、例えば照明器具2,3の直下の被照射面に設置される。照度は、個々の照明器具2,3毎に測定される。照度計6は、測定した照度を電圧値に変換して出力するように形成されている。そして、照度計6は、調光操作装置7に接続され、測定した照度を調光操作装置7に出力する。
【0022】
調光操作装置7は、例えば調光卓であり、照明器具2のハロゲンランプ8および照明器具3の発光ダイオード9を調光点灯させる調光信号を出力するものである。調光操作装置7は、操作部10、調光制御部11および操作設定部12を有して構成されている。また、ディスプレイ画面等の図示しない表示部などを備えている。
【0023】
操作部10は、手動操作される図示しないフェーダやエンコーダ等の操作子を備え、この操作子の操作(操作量)に応じた調光操作レベル信号を電圧値にて調光制御部11に出力するように形成されている。調光制御部11は、操作部10から出力された調光操作レベル信号に応じて調光信号を調光器4および調光器5に出力するように形成されている。
【0024】
調光信号は、例えば256階調を有するDMX信号である。DMX信号は、米国劇場技術協会(USITT)が規格した演出分野などに用いられるデジタル信号であり、調光制御用の調光信号の規格として用いられているDMX512を指している。DMX信号の0〜255階調は、ハロゲンランプ8および発光ダイオード9の調光レベル0〜100%に対応している。
【0025】
調光設定部12は、手動操作されるプッシュ釦等の図示しない操作釦を備え、この操作釦が操作されることにより設定信号を所定の電圧値で調光制御部11に出力するように形成されている。調光制御部12は、当該設定信号を入力すると、0階調〜255階調のDMX信号を順次調光器4,5に出力する。これにより、ハロゲンランプ8または発光ダイオード9は、順次0〜100%の調光レベルで点灯される。
【0026】
また、調光設定部12は、0〜100%の調光レベルで点灯させる特定の照明器具2,3を選択する図示しない選択釦を備えている。この選択釦の操作により、選択された特定の照明器具2,3に対応している調光器4,5に、調光制御部11から0階調〜255階調のDMX信号が順次出力される。
【0027】
そして、調光制御部11は、図2に示すように、主制御部13、記憶手段としての記憶部14、入力部15、出力部16および電源部17を1有して形成されている。そして、主制御部13および入力部15により補正用テーブル作成手段18が形成され、主制御部13、記憶部14および出力部16により出力制御手段19が形成されている。
【0028】
主制御部13は、マイコンを有して形成され、CPU(中央処理装置)20がROM21に記憶されているROM13に記憶されているプログラムに基づいて各種演算や制御動作する。そして、主制御部13は、補正用テーブルデータを作成するものである。
【0029】
補正用テーブルデータは、既存の照明器具である照明器具2および新規の照明器具である照明器具3の調光信号に対する照度をそれぞれ測定して作成される。まず、操作設定部12において既存の照明器具3の一を選択し、操作釦を操作して設定信号を出力させる。このとき、照度計6は、選択される既存の照明器具3の直下の被照射面に設置される。
【0030】
操作設定部12から出力された設定信号は、主制御部13に入力される。主制御部13は、プログラムに基づいて、調光階調を0階調から255階調に順次増加させて、調光信号を出力部16から調光器4に出力させる。ここで、調光階調は、調光信号の一周期時間(例えば20ms)毎に増加される。
【0031】
調光器4は、0階調〜255階調の調光信号に応じて照明器具2のハロゲンランプ8を調光レベル0〜100%で点灯させる。照明器具3の直下の照度は、ハロゲンランプ8の調光レベルの増加に伴って増加していき、調光レベル100%のときに最大の照度値になる。そして、照明器具3の直下の照度は、照度計6により測定されて調光制御部11の入力部15に入力されて主制御部13に入力される。主制御部13には、図3の表1に示すように、調光階調0〜255に応じた測定値が入力される。なお、表1中、0〜255の調光階調を調光操作レベル0〜100%で表記している。この表記は、調光階調0〜255がハロゲンランプ8の調光レベル0〜100%に対応しているものであり、また、ハロゲンランプ8の調光レベル(光出力)と区別するものである。以下の表2〜表6についても同様である。
【0032】
主制御部13は、入力した照度値を演算中RAM22に記憶させる。また、演算した演算値もRAM22に記憶させる。
【0033】
そして、主制御部13は、入力した照度の測定値に対してオフセット補正を演算する。すなわち、調光操作レベル0%(0階調の調光信号)のときは、ハロゲンランプ8は消灯している状態であり、このときに照度計6が測定する照度値は、外光等であるので、調光操作レベル毎に外光等による照度値(表1中、100ルクス)を入力した測定値から差し引く。
【0034】
このオフセット補正後の照度値に対して、主制御部13は、調光操作レベル0〜100%(調光階調0〜255)に対する既存の照明器具3の照度比を演算する。すなわち、調光操作レベル100%(調光階調255)のときの照度比を100%として、各調光操作レベルの照度値に対する比率を演算する。これにより、表2に示すように、調光操作レベル0〜100%(調光階調0〜255)に対する既存の照明器具3の照度比のテーブルデータが作成される。このテーブルデータは、記憶部14に記憶されて保存される。
【0035】
そして、新規の照明器具2の一に対して、上記のようにして、テーブルデータが作成される。すなわち、図4に示す表3から表4に示すテーブルデータが作成される。こうして、異種の光源のる照明器具3,4毎に上記テーブルデータが作成される。
【0036】
そして、主制御部13は、図5の表5に示すように、例えば既存の照明器具2のテーブルデータの一を基準テーブルデータとして設定し、新規の照明器具3のテーブルデータなどの他のテーブルデータを対象テーブルデータとして設定し、両者のテーブルデータを対比する。そして、調光操作レベル毎に、対象テーブルデータの当該調光操作レベルにおける照度比に最も近い基準テーブルデータの照度比を演算し、その演算した照度比に対応する基準テーブルデータの調光操作レベルを対象テーブルデータ(新規の照明器具3のテーブルデータ)とするものである。
【0037】
これにより、新規の照明器具3の対象テーブルデータは、その調光操作レベルが既存の照明器具2の基準テーブルデータの調光操作レベルに対して、表6に示すように変換される。例えば、調光操作レベル3のときに、既存の照明器具2の基準テーブルデータに対しては、調光操作レベル3であるが、新規の照明器具3の対象テーブルデータに対しては、調光操作レベル2に変換(補正)される。また、調光操作レベル5のときに、既存の照明器具2の基準テーブルデータに対しては、調光操作レベル5であるが、新規の照明器具3の対象テーブルデータに対しては、調光操作レベル4に変換(補正)される。こうして、新規の照明器具3に対する補正用テーブルデータが作成される。
【0038】
図2において、主制御部13は、操作部10から調光操作レベル信号が出力されると、この信号の電圧値に対応する調光信号の調光階調をプログラムにより演算して出力部16から調光器4に出力させる。また、主制御部13は、記憶部14から補正用テーブルデータを読み出して、この補正用テーブルデータから操作部10の調光操作レベル信号に応じて演算した調光信号の調光階調(調光操作レベル)に対応する調光信号の調光階調(調光操作レベル)を演算し、この調光階調を有する調光信号を調光器5に出力するように形成されている。
【0039】
なお、上述したように、補正用テーブル作成手段18および出力制御手段19は、主制御部13(マイコン)を有して形成されるので、本発明の上記照明器具2,3の制御は、照明される結果で判断される。
【0040】
次に、本発明の実施形態の作用について述べる。
【0041】
操作部10の操作子が操作されると、調光制御部11の主制御部13は、プログラムに基づいて、操作子の調光操作レベルに応じた調光階調を有する調光信号を出力部16から調光器4に出力する。調光器4は、調光信号の調光階調に応じてハロゲンランプ8の調光レベルを制御する。
【0042】
そして、主制御部13は、調光器4に出力した調光信号の調光階調(調光操作レベル)に対応する補正用テーブルデータの調光信号を演算して、当該調光信号を出力部16から調光器5に出力する。調光器5は、調光信号の調光階調に応じて発光ダイオード9の調光レベルを制御する。
【0043】
ハロゲンランプ8および発光ダイオード9は、それぞれの照明器具2,3の照明光の照度比がほぼ近い状態となるように、それぞれの調光レベルで点灯する。
【0044】
本実施形態の調光システム1によれば、調光操作装置7の調光制御部11は、操作部10の調光操作レベルに応じた調光信号を基準テーブルデータに対応する照明器具2の調光器4に出力し、基準テーブルデータ以外の対象テーブルデータに対応する照明器具3に対しては補正用テーブルデータの調光操作レベルに応じた調光信号を対象テーブルデータに対応する照明器具3に対応する調光器5に出力するので、複数の照明器具2,3は、それぞれ照度計6が計測した照度の照度比となるようにそれぞれのハロゲンランプ8および発光ダイオード9がそれぞれの調光レベルで点灯して、それぞれほぼ同一の照度比で照明することができて、異種の光源8,9を有する照明器具2,3による同時演出を円滑に行うことができるという効果を有する。
【0045】
また、調光制御部11は、操作設定部12から出力された設定信号を入力すると、各照明器具2,3の光源8,9が0〜100%の調光操作レベルで順次変化されて点灯するように調光信号を出力し、補正用テーブルデータを作成し保存するまでの一連の操作を行うように形成されているので、補正用テーブルデータを自動的に作成することができて、省力化を図ることができるという効果を有する。
【符号の説明】
【0046】
1…調光システム、 2,3…照明器具2,5…調光器、 6…照度計、 7…調光操作装置、 10…操作部、 11…調光制御部、 12…操作設定部、 14…記憶手段としての記憶部、 18…補正用テーブル作成手段、 19…出力制御手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれ異種の光源を有する複数の照明器具と;
この照明器具に対応して設けられ、調光信号に応じて光源の光出力を制御する調光器と;
個々の照明器具による被照射面の照度を測定可能な照度計と;
操作部と、この操作部の調光操作レベルに応じた調光信号を出力する調光制御部と、この調光制御部から出力された調光信号に応じて一の照明器具の光源を点灯したときに照度計が測定した照度から前記調光信号に対する照度比を演算し、照明器具毎に調光操作レベルに対する照度比のテーブルデータを作成するとともに、いずれか一のテーブルデータを基準テーブルデータとして設定し、基準テーブルデータ以外のテーブルデータに関して、このテーブルデータの調光操作レベルに対する照度比と基準テーブルデータの調光操作レベルに対する照度比とを対比して基準テーブルデータの照度比に最も近い照度比の調光操作レベルを補正用テーブルデータとして作成し保存する補正用テーブルデータ作成手段と、操作部の調光操作レベルに応じた調光信号を基準テーブルデータに対応する照明器具に対応する調光器に出力し、基準テーブルデータ以外のテーブルデータに対応する照明器具に対しては補正用テーブルデータの調光操作レベルに応じた調光信号を対応する調光器に出力する出力制御手段と、を有して形成されている調光操作装置と;
を具備していることを特徴とする調光システム。
【請求項2】
調光操作装置は、補正用テーブルデータを作成するときに、操作されることにより設定信号を出力する操作設定部を有し、調光制御部は、前記操作設定部から出力された設定信号を入力すると、各照明器具の光源が0〜100%の調光操作レベルで順次変化されて点灯するように調光信号を出力し、補正用テーブルデータを作成し保存するまでの一連の操作を行うように形成されていることを特徴とする請求項1記載の調光システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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