説明

議事録作成システム、議事録作成装置、議事録作成プログラム、議事録作成端末及び議事録作成端末プログラム

【課題】会議の議事録に記録された発話内容が、どの資料に関連するものであるのかが分かるようにすることを目的とする。
【解決手段】議事録作成装置は、ユーザが発話した場合に、当該発話したユーザが用いる情報端末に資料の情報を要求する資料情報要求手段と、前記ユーザの発話内容と前記資料の情報とを関連付けた議事録を作成する議事録作成手段と、を有し、前記情報端末は、前記資料情報要求手段からの要求を受けつける資料情報要求受付手段と、前記資料情報要求受付手段が前記要求を受け付けた場合に当該端末が表示中の前記資料の情報を取得する資料情報取得手段と、取得された前記資料の情報を前記議事録作成装置に送信する資料情報送信手段と、を有する、議事録作成システムを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、議事録作成システム、議事録作成装置、議事録作成プログラム、議事録作成端末及び議事録作成端末プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
会議の議事録の作成を自動化するために、会議の参加者によって発話された内容を文字情報に変換し、その音声から発話者を特定して、文字情報と発話者を関連付けて議事録を作成することが可能な技術が知られている。
【0003】
特許文献1には、マイクを識別するマイクIDと、マイクを用いて音声を入力する入力者の入力者情報とを対応付けておき、マイクから入力された音声情報と、このマイクのマイクIDと対応付けられた入力者情報とを用いて議事録データを作成する技術が記載されている。
【0004】
特許文献2には、会議の参加者に関するユーザー識別情報を取得する参加者情報取得手段と、取得したユーザー識別情報を用いて発話された内容の発話者を特定する手段を備える構成により、発話内容と発話者を関連付けて議事録を作成する技術が記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、発話者を特定し、文字情報と発話者を関連付けた議事録を作成することはできたが、それぞれの発話内容が、どの資料に関連するものであるのかが分からないという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、会議の議事録に記録された発話内容が、どの資料に関連するものであるのかが分かるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し目的を達成するため、本発明における議事録作成システムは、会議に参加するユーザの発話内容を文字情報に変換して議事録を作成する議事録作成装置と、電子データである資料を表示する情報端末とを有する議事録作成システムであって、前記議事録作成装置は、ユーザが発話した場合に、当該発話したユーザが用いる情報端末に資料の情報を要求する資料情報要求手段と、前記ユーザの発話内容と前記資料の情報とを関連付けた議事録を作成する議事録作成手段と、を有し、前記情報端末は、前記資料情報要求手段からの要求を受けつける資料情報要求受付手段と、前記資料情報要求受付手段が前記要求を受け付けた場合に当該端末が表示中の前記資料の情報を取得する資料情報取得手段と、取得された前記資料の情報を前記議事録作成装置に送信する資料情報送信手段と、を有する。
【0008】
また、本発明における議事録作成システムは、会議に参加するユーザの発話内容を文字情報に変換して議事録を作成する議事録作成装置と、電子データである資料を表示する情報端末に搭載されたプログラムとを有する議事録作成システムであって、前記議事録作成装置は、ユーザが発話した場合に、当該発話したユーザが用いる情報端末に資料の情報を要求する資料情報要求手段と、前記ユーザの発話内容と前記資料の情報とを関連付けた議事録を作成する議事録作成手段と、を有し、前記プログラムは、コンピュータに、前記資料情報要求手段からの要求を受けつける資料情報要求受付段階と、前記資料情報要求受付段階において前記要求を受け付けた場合に前記端末が表示中の前記資料の情報を取得する資料情報取得段階と、取得された前記資料の情報を前記議事録作成装置に送信する資料情報送信段階と、を実行させる。
【0009】
また、本発明における議事録作成装置は、会議に参加するユーザの発話内容を文字情報に変換して議事録を作成する議事録作成装置であって、ユーザが発話した場合に、当該発話したユーザが用いる情報端末に資料の情報を要求する資料情報要求手段と、前記ユーザの発話内容と、前記情報端末から受信した前記資料の情報とを関連付けた議事録を作成する議事録作成手段と、を有する。
【0010】
また、本発明における議事録作成プログラムは、会議に参加するユーザの発話内容を文字情報に変換して議事録を作成する議事録作成装置に搭載された議事録作成プログラムであって、コンピュータに、ユーザが発話した場合に、当該発話したユーザが用いる情報端末に資料の情報を要求する資料情報要求段階と、前記ユーザの発話内容と、前記情報端末から受信した前記資料の情報とを関連付けた議事録を作成する議事録作成段階と、を実行させる。
【0011】
また、本発明における議事録作成端末は、電子データである資料を表示でき、かつ会議に参加するユーザの発話内容を文字情報に変換して議事録を作成する議事録作成装置と通信する、前記ユーザの議事録作成端末であって、前記ユーザが発話した場合に、前記議事録作成装置から資料の情報の要求を受けつける資料情報要求受付手段と、前記資料情報要求受付手段が前記要求を受け付けた場合に当該端末が表示中の前記資料の情報を取得する資料情報取得手段と、前記議事録作成装置が前記ユーザの発話内容と関連付けて議事録を作成する前記情報を前記議事録作成装置に送信する資料情報送信手段と、を有する。
【0012】
また、本発明における議事録作成端末プログラムは、電子データである資料を表示でき、かつ会議に参加するユーザの発話内容を文字情報に変換して議事録を作成する議事録作成装置と通信する、前記ユーザの議事録作成端末に搭載された議事録作成端末プログラムであって、コンピュータに、前記ユーザが発話した場合に、前記議事録作成装置から資料の情報の要求を受けつける資料情報要求受付段階と、前記資料情報要求受付段階において前記要求を受け付けた場合に当該端末が表示中の前記資料の情報を取得する資料情報取得段階と、前記議事録作成装置が前記ユーザの発話内容と関連付けて議事録を作成する前記情報を前記議事録作成装置に送信する資料情報送信段階と、を実行させる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、会議の議事録に記録された発話内容が、どの資料に関連するものであるのかが分かるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態における議事録作成システムの概略図。
【図2A】本発明の一実施形態における議事録作成装置のハードウェア構成図。
【図2B】本発明の一実施形態における情報端末のハードウェア構成図。
【図3A】本発明の一実施形態における議事録作成装置の機能ブロック図。
【図3B】本発明の一実施形態における情報端末の機能ブロック図。
【図4】議事録作成処理の全体のフローを表すシーケンス図。
【図5】議事録作成開始前の処理フローを表すシーケンス図。
【図6】ユーザーと情報端末とを関連付けるテーブルの例を表す図。
【図7】議事録作成の処理フローを表すシーケンス図。
【図8A】議事録の文字情報と資料情報とを関連付けて保管するテーブルの例を表す図。
【図8B】議事録の文字情報とユーザーとを関連付けて保管するテーブルの例を表す図。
【図9】本発明の一実施形態における議事録の出力例を表す図。
【図10A】資料情報と書式情報とを関連付けるテーブルの例を表す図。
【図10B】所属部署情報と書式情報とを関連付けるテーブルの例を表す図。
【図11】発話者情報を格納するテーブルの例を表す図。
【図12A】本発明の一実施形態における資料ごとに色付けした議事録の出力例を表す概略図。
【図12B】本発明の一実施形態における資料のページごとに色付けした議事録の出力例を表す概略図。
【図12C】本発明の一実施形態におけるユーザの所属部署ごとに色付けした議事録の出力例を表す概略図。
【図13A】本発明の一実施形態における書式情報とユーザーの所属情報を付加した議事録の出力例を表す図。
【図13B】本発明の一実施形態における書式情報を付加してユーザーの所属情報でソートした議事録の出力例を表す図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
1.概要
2.ハードウェア構成
3.機能
4.議事録作成処理の概要
5.ユーザ情報登録処理
6.議事録作成処理の詳細
7.議事録の出力例
7.1 基本的な出力例
7.2 書式情報と所属情報を用いた出力例
7.3 ソートによる出力例
【0017】
(1.概要)
図1は、本発明の一実施形態における議事録作成システム1の概略図である。議事録作成システム1は、会議の参加者であるユーザの発話内容を資料と関連付けて作成する議事録作成装置100、発話内容と資料とを関連付けた議事録を記録する議事録データ102、ユーザの発話内容に関連する資料を他のユーザと共有するためのファイルサーバ110、会議に参加するユーザが資料132を表示するための情報端末130、会議に参加する他のユーザがそれぞれに資料132を表示するための情報端末140、150、ユーザの発話した音声を収集するための音声取得装置160、資料132を外部出力するためのプロジェクタ170及び議事録作成装置100と情報端末130、140、150と音声取得装置160とを接続するネットワーク120、を有し、会議の議事録に記載された発話内容が資料132のどの部分に関してなされたものかを特定し、発話内容と資料とを関連付けた議事録を作成することができる。ここで、資料132とは、情報端末130、140、150で表示できる電子データ形式の資料である。資料132には、会議の発表者が情報端末130を用いて表示させるプレゼンテーション用の会議資料のほか、他の会議参加者が各自の情報端末140、150を用いて表示させる資料等が含まれる。
【0018】
議事録作成装置100は、議事録の作成を開始する前、すなわち会議の開始前に、会議に参加するユーザの識別情報と、各ユーザが使用する情報端末130、140、150の識別情報とを関連付けて登録する。議事録作成装置100は、会議中に、音声取得装置160を通じて取得される音声から、文字情報化された発話内容を取得し、さらにその発話者を特定する。
【0019】
ここで、情報端末130のユーザが、資料132を情報端末130に表示して発話したとする。議事録作成装置100は、発話された音声からユーザを特定し、関連付けられた情報端末130に対して、その発話がなされた時、情報端末130上に表示されていた資料132の情報を要求する。資料132の情報には、例えば、資料132のファイル名やタイトルがある。また、資料132の情報には、資料の中の位置を表すページ数、行番号等の詳細情報が含まれる。そして、受信された資料132の情報と、発話内容に関する文字情報とを関連付けて、議事録データ102として保管する。会議の終了後、ユーザからの要求に応じて、議事録を作成して出力することができる。このとき、資料132を他のユーザと共有する場合には、情報端末130に、資料132をファイルサーバ110にアップロードするために必要な情報を送信する。
【0020】
議事録データ102は、文字情報化された発話内容、発話内容に対応する資料132の情報、関連する発話者の情報等を記録したデータである。例えば、議事録データ102は、議事録作成装置100からアクセス可能なデータベースとして構成される。
【0021】
ファイルサーバ110は、議事録作成装置100によって作成された議事録で参照された資料132を共有する場合に使用されるサーバである。
【0022】
ネットワーク120は、議事録作成装置100と、ファイルサーバ110と、各情報端末130、140、150と、音声取得装置160とを接続し、例えば企業内のイントラネットである。
【0023】
情報端末130、140、150は、会議に参加するユーザがそれぞれ使用する情報端末であり、一般的にはPCである。各ユーザは、各情報端末130、140、150にそれぞれ表示される資料を参照して、会議を進める。例えば会議中に、情報端末130のユーザが、情報端末130上で資料132を表示して発話した場合、情報端末130は、議事録作成装置100から、その発話がなされた時に表示されていた資料132の情報の要求を受け付ける。問い合わせを受けた情報端末は、資料132を表示しているアプリケーションを特定し、資料132のファイル名、タイトル、ページ数、行番号を含む、資料132の情報を取得して、議事録作成装置100に送信する。
【0024】
資料132は、情報端末130、140、150に表示することのできる電子データ形式の資料であり、一般的にはプレゼンテーション用ファイルである。
【0025】
音声取得装置160は、会議に参加するユーザの音声を収集する装置であり、一般的にはマイクである。マイクはネットワーク120に接続され、ユーザの音声を電子的な音声信号に変換して議事録作成装置100に送信する。
【0026】
プロジェクタ170は、情報端末130に接続され、資料132を表示することができる。
【0027】
以上により、本発明の一実施形態における議事録作成システム1は、会議の議事録に記載された発話内容が資料のどの部分に関してなされたものかを特定し、発話内容と資料とを関連付けた議事録を作成することができる。
【0028】
なお、議事録作成システム1の構成は任意であり、議事録作成装置100は、例えばプロジェクタ170に組み込まれてもよく、あるいは情報端末130、140、150のいずれかに組み込まれていてもよい。
【0029】
また、議事録作成装置100は、情報端末140、150のユーザの発話に対しても、同様の処理を行うことができる。したがって、複数の参加者が、異なる資料をそれぞれの情報端末に表示して会議を行う場合にも、同様の議事録を作成することができる。
【0030】
また、情報端末130、140、150は、デスクトップPC及びラップトップPCの他に、スマートフォン、タブレットPCを含む、電子データ形式の資料を再生可能なあらゆる端末を含むことができる。これにより、多様な会議の形式に対応することができる。
【0031】
また、資料132は、テキストファイル等のドキュメント形式のファイル、画像ファイル、動画ファイル等、会議で使用され得るあらゆる電子データであってもよい。これにより、会議で様々な種類の資料132が用いられた場合でも、議事録に対応する資料の場所を特定できる。
【0032】
また、音声取得装置160は、各情報端末130、140、150が備えるマイクによって代用されてもよい。この場合、各情報端末130、140、150のマイクを通じて音声が議事録作成装置100に送信される。その結果、発話者と情報端末130、140、150とが一対一で関連付けられるため、発話者の特定が容易になる。
【0033】
(2.ハードウェア構成)
図2Aは、本発明の一実施形態における議事録作成装置100のハードウェア構成の例を表す。議事録作成装置100は、CPU200、ROM202、RAM204、HDD/SSD206、通信制御部208、通信装置210及びバス212を有し、会議に参加するユーザの音声から、文字情報化された発話内容を取得し、さらに発話者であるユーザを特定し、発話内容と対応する資料132の情報を情報端末130から取得して、発話内容と資料132のページ数等の情報とを関連付けた議事録を作成して出力する。
【0034】
CPU200は、本発明の一実施形態における議事録作成装置100及び議事録作成プログラムの動作制御を行うものである。ROM202は、CPU200が実行する議事録作成プログラムや、当該装置の動作に必要なプログラム及びデータ等を記憶するためのものである。RAM204は、CPU200のワークエリア等を構成するためのものである。HDD/SSD(Solid State Drive)206は、議事録作成プログラムや、当該装置の動作に必要なプログラム及びデータを記憶するために用いられる。通信制御部208は、通信装置210を介し、ネットワーク120を通じて情報端末130、140、150や音声取得装置160との間で通信を行うための通信制御処理を実行する。バス212は、議事録作成装置100を構成する上記装置を相互に接続し、データのやり取りを行うためのものである。
【0035】
上記構成により、本発明の一実施形態における議事録作成装置100は、会議に参加するユーザの音声から、文字情報化された発話内容を取得し、さらに発話者であるユーザを特定し、発話内容と対応する資料132の情報を情報端末130から取得して、発話内容と資料132とを関連付けた議事録を作成して出力できる。
【0036】
なお、議事録作成装置100は、図示しない表示制御部214、画面表示装置216を備え、議事録作成装置100の処理内容に合わせて画面を表示させてもよい。
【0037】
また、議事録作成装置100は、図示しない入力制御部218、入力装置220を備え、議事録作成装置100に対するユーザからの入力を受け付けさせてもよい。
【0038】
また、HDD/SSD206は、テープドライブを含む任意の記憶装置であってもよい。
【0039】
図2Bは、本発明の一実施形態における情報端末140のハードウェア構成の例を表す。情報端末140は、CPU250、ROM252、RAM254、HDD/SSD256、通信制御部258、通信装置260、表示制御部262、画面表示装置264、入力制御部266、入力装置268及びバス270を有し、会議中に資料132を画面上に表示し、議事録作成装置100からの要求に応じて、当該資料132の情報を送信する。
【0040】
CPU250は、本発明の一実施形態における情報端末140及び情報端末140上で実行されるプログラムの動作制御を行うものであり、ROM252は、CPU250が実行するプログラムやデータ等を記憶するためのものであり、RAM254は、CPU250のワークエリア等を構成するためのものである。HDD/SSD(Solid State Drive)256は、議事録作成プログラムや、当該端末の動作に必要なプログラム及びデータを記憶するために用いられる。通信制御部258は、通信装置260を介し、ネットワーク120を通じて議事録作成装置100との間で通信を行うための通信制御処理を実行する。表示制御部262は、情報端末140における処理内容に合わせて、画面表示装置264に表示する内容を制御する。入力制御部266は、ユーザーからの入力を受け付ける入力装置268からの信号を処理する。入力装置268の例には、キーボード、マウス、タッチパネル、ボタン及びダイヤルが含まれる。バス270は、情報端末140を構成する上記装置を相互に接続し、データのやり取りを行うためのものである。
【0041】
上記構成により、本発明の一実施形態における情報端末140は、会議中に資料132を画面上に表示し、議事録作成装置100からの要求に応じて、当該資料132の情報を送信できる。
【0042】
なお、情報端末140のハードウェア構成の例を上記に示したが、プロジェクタ170に接続される情報端末130においては、図示しない外部出力制御部を備え、プロジェクタ170に対する出力を制御する。
【0043】
また、情報端末140は、図示しない音声入力制御部及び音声入力装置を備え、音声入力装置を通じて入力されたユーザの音声を、音声入力制御部によって音声信号として処理するよう構成されてもよい。これにより、取得された音声信号は、通信装置260を通じて議事録作成装置100に送信される。その結果、発話したユーザと情報端末140とが関連付けられ、議事録作成装置100におけるユーザの特定が容易になる。
【0044】
また、HDD/SSD206は、フラッシュメモリを含む任意の記憶装置であってもよい。
【0045】
(3.機能)
図3Aは、本発明の一実施形態における議事録作成装置100の機能ブロック図である。以下、特に指定のない限り、情報端末130のユーザが、情報端末130上に表示された資料132に関して発話するものとして説明する。
【0046】
議事録作成装置100は、情報端末130、140、150と通信するための通信手段300、会議に参加するユーザとそのユーザが用いる情報端末130、140、150とを登録するユーザ情報登録手段302、会議に参加するユーザの識別情報とそのユーザが用いる情報端末130、140、150の識別情報とを関連付けて、ユーザ情報304として記憶するユーザ情報記憶手段303、会議内で発話されたユーザの音声を取得する音声取得手段306、取得された音声を資料132の情報を関連付ける関連付け手段308、取得された音声を文字情報化する音声変換手段310、取得された音声の特徴情報から発話者を特定する発話者特定手段312、発話者の情報端末130に対して発話内容に対応する資料132の情報を要求する資料情報要求手段314、情報端末130から資料132の情報を受信する資料情報受信手段316、関連付けられた発話内容と資料132の情報を議事録データ102として保持する議事録保持手段318、議事録データ102を作成する議事録作成手段322、資料132をファイルサーバ110にアップロードするために必要なアクセス情報を送信するアップロード手段324、作成される議事録に書式情報328を付加する書式情報付加手段326、ユーザの所属組織に関する情報である所属情報330及び作成される議事録をソートするソート手段332を有し、会議中の発話内容と対応する資料132の情報とを関連付けた議事録を作成して出力する。
【0047】
通信手段300は、ファイルサーバ110、情報端末130、140、150、音声取得装置160との間で情報を通信するために用いられる。
【0048】
ユーザ情報登録手段302は、議事録の作成を開始する前、すなわち会議の開始前に、会議に参加するユーザと、各ユーザが使用する情報端末130、140、150を登録する。ユーザ情報登録手段302は、情報端末130、140、150から、ユーザの識別情報と情報端末130、140、150の識別情報とを取得し、これらの識別情報をユーザ情報記憶手段303に渡す。ユーザの識別情報は、例えばユーザを固有に識別できるユーザ識別子である。情報端末の識別情報とは、例えば情報端末に固有に割り振られるIPアドレスである。
【0049】
ユーザ情報記憶手段303は、ユーザ情報登録手段302を通じて取得された、ユーザの識別情報と情報端末130、140、150の識別情報とを関連付けて、ユーザ情報304として記憶する。
【0050】
ユーザ情報304は、会議に参加するユーザの識別情報と、各ユーザが使用する情報端末130、140、150の識別情報とを関連付けるデータである。ユーザ情報304は、例えばユーザ情報記憶手段303と接続されるデータベースに記憶され、会議ごとに会議名のような識別情報が付されて保管される。図6は、ユーザ情報304を保管するテーブルの例である。
【0051】
音声取得手段306は、音声取得装置160を通じて、会議内でユーザにより発話された音声を取得するために用いられる。音声取得手段306は、音声取得装置160を通じて取得した音声信号を、関連付け手段308に渡す。
【0052】
関連付け手段308は、音声取得手段306で取得された音声信号を、所定の単位に区切った音声情報とし、その音声情報を一意に識別するための音声の識別番号を付加し、音声の識別番号と資料132の情報との関連付けを行う。音声信号が区切られる所定の単位とは、例えば所定の長さの無音区間で区切られる音声信号の単位であり得る。所定の単位に区切られた音声情報は、文字情報に変換されるために、音声変換手段310に渡される。また、所定の単位に区切られた音声情報は、その音声を発話したユーザを特定するため、発話者特定手段312に渡される。発話したユーザが特定されると、資料情報要求手段314を通じて、そのユーザの情報端末から、音声の識別番号をキーとして、音声情報に対応する資料132の情報を取得する。このとき、音声の識別番号は別途情報端末130、140、150と共有され、例えば音声が発せられた時刻を特定できる。そして、初めに付加された音声の識別番号とともに、音声情報と資料132の情報とを関連付け、議事録保持手段318に議事録データ102として保管させる。
【0053】
音声変換手段310は、関連付け手段308から渡された音声情報を、文字情報に変換し、関連付け手段308に返す。音声情報を文字情報に変換するために、既知の音声認識技術を用いることができる。
【0054】
発話者特定手段312は、関連付け手段308から渡された音声情報から、音声信号に係る特徴情報を抽出し、当該音声が、ユーザ情報登録手段302を通じて登録されたユーザのうち、何れのものかを特定する。音声信号から発話者を特定するために、既知の話者識別技術を用いることができる。ここで、ユーザを特定するために必要な、ユーザの音声特徴情報(テンプレート)は、例えば予め議事録作成装置100内に保持される。特定された発話者の情報は、関連付け手段308に渡される。
【0055】
資料情報要求手段314は、関連付け手段308によって特定されたユーザの情報端末に対して、音声情報に対応する資料132の情報を問い合わせる。資料132の情報には、例えば、資料132のファイル名やタイトルのほか、ページ数や行数等の詳細情報が含まれる。
【0056】
資料情報受信手段316は、資料情報要求手段314がユーザの情報端末に要求した資料132の情報を受信する。受信された情報は、関連付け手段308に渡され、対応する音声情報と音声の識別番号とともに、議事録として保管される。
【0057】
議事録保持手段318は、関連付け手段308によって関連付けられた、音声情報と資料132の情報とを議事録データ102として保持する。議事録データ102は、例えば議事録保持手段318と接続されるデータベースに登録され、会議ごとに会議名のような識別情報が付されて保管される。
【0058】
議事録作成手段322は、議事録データ102から、閲覧可能な形式の議事録を作成して出力する。閲覧可能な形式とは、例えばHTML、リッチテキスト形式等であり、作成された議事録は、情報端末130を通じてユーザによって閲覧されることができる。議事録の作成は、会議が終了した後等の所定のタイミングか、ユーザからの指示がなされたタイミングで実行され得る。図9、12A、12Bは、作成された議事録の出力例である。出力例の詳細については後述する。
【0059】
アップロード手段324は、情報端末130に、資料132をファイルサーバ110へアップロードさせるため、アクセス情報(アドレス情報、ログイン情報等)を送信する。アップロードされた資料132は、議事録データ102と関連付けられる。なお、資料132は外部と共有できない場合も少なくないため、アップロードの処理は、会議に参加したユーザの決定により、任意に行われる。
【0060】
書式情報付加手段326は、議事録作成手段322が作成する議事録に、書式情報328として定義された所定の条件により、書式を付加する。例えば、資料132の資料ごと、ページごと又はユーザの所属部署ごとに、異なる色又はフォントが指定される。なお、書式情報の付加方法は、議事録作成手段322が出力する形式によって異なる。例えば議事録の形式がHTMLである場合、FONTタグやCSS(Cascading Style Sheets)等を用いて書式を設定できる。また、書式情報の内容と適用の可否は、所定の設定、又はユーザからの指示により、任意で変更され得る。
【0061】
書式情報328は、書式情報付加手段326によって議事録に付加される書式情報を定義する。書式情報328は、例えば書式情報付加手段326と接続されるデータベースに登録され、会議ごとに会議名のような識別情報が付されて管理される。書式情報は、例えばユーザによって適宜指定されることができる。図10A、10Bは、書式情報328を定義するテーブルの例である。
【0062】
所属情報330は、ユーザの所属情報を格納した、例えば人事データのように予め用意されるデータベースである。所属情報330は、会議に参加するユーザのユーザ情報304と関連付けられ、議事録を、所属情報330を利用して作成する場合に用いられる。図11は、所属情報330を定義するテーブルの例である。
【0063】
ソート手段332は、議事録作成手段322が作成する議事録内の項目を、所定の条件によってソートするために用いられる。ソートの条件とは、例えば、議事録データに含まれる、音声の識別番号、発話したユーザ識別子、ユーザの所属が含まれる。ソート条件は、所定の設定、又はユーザからの指示により、任意で変更され得る。
【0064】
以上の機能により、本発明の一実施形態における議事録作成装置100は、会議中の発話内容と対応する資料132の情報とを関連付けた議事録を作成して出力できる。
【0065】
なお、ユーザ情報304は、ユーザ情報記憶手段303の外部のデータベースに保管されても良い。また、ユーザ情報304は、テキストデータやその他のバイナリ形式のような、任意の形式によって保管されることかできる。
【0066】
また、関連付け手段308により付される音声の識別番号は、音声の発話された時刻を表すタイムスタンプ値であってもよい。音声の識別番号としてタイムスタンプ値を用いることにより、予め音声の識別番号と音声の発話された時刻とを議事録作成装置100と情報端末130、140、150との間で共有する必要がなくなる。
【0067】
また、音声変換手段310は、発話者特定手段312と連携して同時に処理を行うことができる。これにより、特定された話者ごとの音声の特徴を反映して音声認識を行うことで、精度をより高めることもできる。
【0068】
また、話者特定手段312は、ユーザ情報登録手段302により、話者識別のための音声のテンプレートが登録されていないユーザが会議に参加することが判明した場合、会議の開始前に、テンプレートの登録処理を行ってもよい。このため、議事録作成装置100は、会議に参加するユーザの情報端末130、140、150の画面表示装置264に所定の指示を表示させ、例えば音声取得装置160を通じてテンプレートを登録するよう促す。これにより、テンプレートの登録されていないユーザが会議に参加する場合においても、そのユーザの音声情報と資料132の情報とを関連付けて議事録を作成できる。
【0069】
また、議事録データ102、書式情報328、所属情報330は、ネットワーク120上の他の装置に保管され、必要に応じて当該議事録作成装置100からアクセスされてもよい。これにより、議事録作成装置100が必要とする記憶容量が削減される。
【0070】
また、所属情報330が予め提供されない場合、会議の開始前に、会議に参加するユーザの情報端末130、140、150を通じて、適宜入力されてもよい。このため、議事録作成装置100は、会議に参加するユーザの情報端末130、140、150の画面表示装置264に所定の指示を表示させ、ユーザの所属情報を入力するよう促す。入力された所属情報は、所属情報330として保管される。これにより、会議に参加するユーザの所属情報が予め登録されていない場合においても、所属情報330を利用して議事録を作成することができる。
【0071】
図3Bは、本発明の一実施形態における情報端末130の機能ブロック図である。情報端末130は、ユーザからの入力を受け付ける入力手段350、情報端末130上で動作するアプリケーションを制御する制御手段352、資料132等を表示する表示手段354、議事録作成装置100等と通信するための通信手段356、議事録作成装置100からの資料132の情報の要求を受け付ける資料情報要求受付手段358、資料132を表示しているアプリケーションを特定するアプリケーション特定手段360、表示している資料132のページ等の情報を取得する資料情報取得手段362及び取得された資料132の情報を議事録作成装置100へ送信する資料情報送信手段364を有し、会議中の発話内容と対応する資料132の情報を議事録作成装置100へ送信する。
【0072】
入力手段350は、ユーザからの入力を受け付けるために用いられる。特に、会議の開始前に、議事録作成装置100のユーザ情報登録手段302に対して送信される、ユーザの識別情報と情報端末130の識別情報とを入力するために用いられる。また、会議中には、資料132を操作するために用いられる。また、会議後に、議事録作成装置100に対して議事録の出力を要求する場合に必要となる会議名等の情報の入力にも用いられる。
【0073】
制御手段352は、情報端末130上で動作するプログラム(アプリケーション)を制御する。特に、入力手段350を通じて入力されたユーザの入力に従って、資料132を表示するアプリケーションを制御し、表示手段354に表示させる。
【0074】
表示手段354は、制御手段352に従って資料132を表示する。
【0075】
通信手段356は、議事録作成装置100又はファイルサーバ110等と通信するために用いられる。
【0076】
資料情報要求受付手段358は、議事録作成装置100の資料情報要求手段314から、音声情報に対応する資料132の情報の要求を受け付ける。
【0077】
アプリケーション特定手段360は、資料情報要求受付手段358が資料132の情報の要求を受け付けると、前記音声情報に対応する資料132の情報を特定するため、資料132を表示しているアプリケーションを特定する。一般的に、会議中に使用される資料132は、情報端末130上の表示手段354における、最前面のウィンドウに表示されている。したがって、アプリケーション特定手段360は、表示手段354の最前面に表示するウインドウのアプリケーションを特定する。アプリケーションを特定するために、例えばOSに備わる一般的なウィンドウシステムのAPIを用いて、フォアグラウンドであるウィンドウに係るウィンドウ名又はアプリケーション名を取得して用いることができる。
【0078】
資料情報取得手段362は、アプリケーション特定手段360によって特定されたアプリケーションから、資料132の情報を取得する。資料132の情報とは、例えば、資料132のファイル名やタイトルの他、表示されているページ数や、カーソルが位置する行数が含まれる。これらの情報は、OS又はアプリケーションから提供されるAPIを用いて取得することができる。
【0079】
資料情報送信手段364は、資料情報取得手段362によって取得された資料132の情報を、議事録作成装置100に送信する。資料132の情報は、例えばXML形式で記述され、送信されることができる。
【0080】
以上の機能により、本発明の一実施形態における情報端末130は、会議中の発話内容と対応する資料132のページ等の情報を議事録作成装置100へ送信できる。
【0081】
なお、入力手段350において、ユーザの情報と情報端末130の識別情報が逐一入力されず、情報端末130に保管された情報を元に、自動的に送信されてもよい。これにより、ユーザの手間を省くことができる。
【0082】
また、アプリケーション特定手段360は、表示手段354の全画面を占有するアプリケーションを、資料132を表示するアプリケーションであると特定してもよい。あるいは、予めユーザによって指定された所定のアプリケーションを、資料132を表示するアプリケーションであると特定してもよい。
【0083】
また、アプリケーション特定手段360及び資料情報取得手段362は、会議の時間中、資料情報要求受付手段358の要求によらず、常に処理を実行し続けてもよい。このとき、アプリケーション特定手段360及び資料情報取得手段362は、時刻情報と共に、取得結果を保存する。これにより、議事録作成装置100からの要求が遅延しても、音声の識別番号をもとに時刻を特定し、対応する取得結果を送信することができる。
【0084】
また、資料情報送信手段364によって送信される資料132の情報は、XML形式のみならず、テキスト形式、バイナリ形式を含むあらゆる形式を用いることができる。
【0085】
(4.議事録作成処理の概要)
図4を用いて、本発明の一実施形態における議事録作成システム1によって議事録を作成する処理の流れの概要を説明する。処理の流れの詳細については、後に図5、図7を用いてさらに説明する。
【0086】
図4は、議事録作成処理全体のシーケンスの概要を表し、音声取得装置160、議事録作成装置100、情報端末130、140及びファイルサーバ110の間の処理を示す。ここでは、情報端末130、140を使用する各ユーザが、各情報端末130、140上にそれぞれ異なる資料を表示して会議を行い、議事録作成装置100が音声取得装置160を通じて取得したユーザの音声に基づいて議事録を作成する。最後に、資料がファイルサーバにアップロードされる。
【0087】
まず、会議を開始する前に、会議に参加するユーザは、それぞれが使用する情報端末130、140を用いて、議事録作成装置100に対してユーザ情報登録を行う(ステップS401、S402)。この時、会議名を登録してもよい。
【0088】
会議中に、ユーザが発話した音声を取得した音声取得装置160は、その音声を音声信号として議事録作成装置に送信する(ステップS411)。議事録作成装置100は、音声信号からその音声を発話したユーザを特定し、そのユーザの情報端末130に対して、その音声が発話されたときに画面上に表示されていた資料の情報を要求する(ステップS412)。要求を受信した情報端末130は、対応する資料の情報を送信する(ステップS413)。先述の通り、資料の情報には、資料のファイル名、タイトルのほか、ページ数等の詳細情報が含まれる。また、情報端末140のユーザが発話した音声に対しても、同様の処理がなされる(ステップS414ないしS416)。会議の進行中、議事録作成装置100は、上記の動作を繰り返し、議事録データ102を作成して保管する。
【0089】
議事録作成装置100は、資料をファイルサーバ110にアップロードするために、ファイルサーバ110のアドレスやアカウント情報等の情報を情報端末130に送信する(ステップS421)。そして情報端末130は、ファイルサーバ110に資料をアップロードする(ステップS422)。同様に、情報端末140に対しても資料のアップロード処理を行わせる(ステップS423、S424)。
【0090】
以上により、ユーザは、会議の議事録に記載された発話内容が資料のどの部分に関してなされたものかを特定し、その議事録を作成させることができる。
【0091】
なお、ユーザ情報304、議事録データ102は、別途ユーザ等によって指定される会議名等により、会議ごとに管理される。会議名は、上述の通りユーザ情報登録と同時に指定されてもよいし、参加ユーザの名前や人数、日時の情報から自動的に生成されてもよい。
【0092】
また、ステップS421ないしS424でなされた資料132のアップロード処理は任意である。例えば、共有できない機密情報を含む資料132である場合には、資料132はアップロードされなくてもよい。このような場合、議事録からは、発話内容がどの資料132のどの箇所に対してなされたかという情報のみが取得できる。
【0093】
(5.ユーザ情報登録処理)
次に、図5及び図6を用いて、会議を開始する前に行われる、会議に参加するユーザ及び各ユーザが使用する情報端末130、140を議事録作成装置100に登録する、ユーザ情報登録処理のシーケンスについて説明する。図5は、議事録作成システム1における、ユーザ情報登録処理のシーケンスを表している。当該シーケンスは、図4におけるステップS401又はS402に対応する。
【0094】
まず、会議に参加する情報端末130は、通信手段354を用いて、議事録作成装置100の通信手段300と接続してユーザ登録画面を表示し、ユーザ情報登録手段302に対して、情報端末130を利用するユーザのユーザの識別情報及び情報端末130の識別情報を送信する(ステップS501、S502)。ユーザの識別情報とは、例えばユーザIDや社員番号などの、ユーザを特定するためのユーザ識別子である。また、情報端末130の識別情報とは、例えば情報端末130に割り振られたIPアドレスである。
【0095】
図6は、ステップS501で送信されるデータの具体例を表している。図6は、ユーザ識別子及びIPアドレスの項目を有する。ユーザ識別子は、会議に参加するユーザを一意に識別するために用いられる。IPアドレスは、議事録作成装置100が情報端末130、140と通信するために用いられる。ここでは、情報端末130のユーザのユーザ識別子「UserA」について、IPアドレス「192.168.0.2」が登録されている。
【0096】
次に、議事録作成装置100のユーザ情報登録手段302は、受信したユーザの識別情報及び情報端末130の識別情報を、ユーザ情報記憶手段303に渡す(ステップS503)。ユーザ情報記憶手段303は、受け取ったユーザの識別情報及び情報端末130の識別情報を関連付けて、ユーザ情報304として記憶する(ステップS504、S505)。ユーザ情報304は、例えば図6に示されるようなテーブルの形式で保管される。
【0097】
同様に、会議に参加する他のユーザの情報端末140についても処理を繰り返す(ステップS511ないしS515)。その結果、図6において、情報端末140のユーザのユーザ識別子「UserB」について、IPアドレス「192.168.0.3」が登録される。さらに会議に参加するユーザがいる場合には、同様の処理が繰り返される。
【0098】
以上により、会議に参加するユーザのユーザの識別情報と、各ユーザが使用する情報端末の識別情報とがユーザ情報304として登録される。
【0099】
なお、図5、6の例では、ユーザの識別情報として、ユーザを固有に識別できるユーザ識別子を用いたが、例えばある会議においてのみ有効な一時的な識別子を用いてもよい。
【0100】
また、図5、6の例では、ユーザの使用する情報端末130、140の識別情報として、情報端末に付されるIPアドレスを用いたが、同一ネットワークに属する議事録作成装置100と通信するために使用可能なあらゆる識別情報を用いることができる。
【0101】
(6.議事録作成処理の詳細)
次に、図7を用いて、議事録を作成する処理のシーケンスを説明する。議事録作成システム1の構成は、図4、図5と同様である。ここでは、情報端末130のユーザが発話した音声が、議事録データ102として資料132の情報と関連付けられて保存されるまでのシーケンスを説明する。
【0102】
会議中にユーザが発した音声は、音声取得装置160によって音声信号として取得される。議事録作成装置100の音声取得手段306は、その音声信号を通信手段300を介して取得する(ステップS701、S702)。さらに音声信号は、関連付け手段308に渡される(ステップS703)。関連付け手段308は、音声信号を、所定の単位で区切った音声情報とし、音声の識別番号を付する(ステップS704)。以下、この音声の識別番号により、音声情報が特定される。
【0103】
関連付け手段308は、音声変換手段310に音声情報を渡し、音声情報の文字情報への変換を要求する(ステップS705)。音声変換手段308は、音声情報を文字情報へ返信、その結果を関連付け手段308へ送信する(ステップS706)。
【0104】
関連付け手段308は、さらに、発話者特定手段312に音声情報を渡し、音声情報に係る音声を発話したユーザの特定を要求する(ステップS707)。発話者特定手段は、ユーザ情報記憶手段303によって記憶されるユーザ情報304を参照し、会議に参加しているユーザのユーザ識別子を取得する(ステップS708、S709)。そして、それらのユーザのテンプレートを用いて話者識別を行い、音声を発話したユーザのユーザ識別子を関連付け手段に渡す(ステップS710)。
【0105】
関連付け手段308は、音声の識別番号とユーザ識別子を指定して、音声情報に対応する資料312の情報を資料情報要求手段314に要求する(ステップS711)。資料情報要求手段314は、ユーザ識別子に対応する情報端末130のIPアドレスを使用して、通信手段200を通じて情報端末130に資料情報を要求する(ステップS712)。
【0106】
情報端末130の資料情報要求受付手段358は、通信手段356を通じて、議事録作成装置100から音声の識別番号を含む資料情報要求を受信する(ステップS713)。アプリケーション特定手段360は、受信された音声の識別番号に対応する音声情報に係る音声が発話された時に、当該情報端末130上で資料132を表示していたアプリケーションを特定する(ステップS714)。前述の通り、例えば最前面にウィンドウを表示させているアプリケーションを、資料312を表示していたアプリケーションとして特定する。そして、資料情報取得手段364は、資料132のどの部分が表示されていたかを取得する(ステップS715)。前述の通り、アプリケーション上において表示されている、資料312のファイル名、タイトル、ページ数又は行数等が取得される。ここで取得された資料132の情報は、資料情報送信手段362により、音声の識別番号とともに議事録作成装置に送信される(ステップS716)。
【0107】
資料情報受信手段316は、通信手段300を通じて、情報端末130から資料132の情報と音声の識別番号とを受信し(ステップS717)、関連付け手段308に渡す(ステップS718)。関連付け手段308は、音声の識別番号に基づいて、受信された資料132の情報と文字情報とを関連付け(ステップS719)、議事録データ102として議事録保持手段318に保存する(ステップS720)。
【0108】
図8A、8Bは、議事録データ102として保管される、関連付けられた音声の識別番号と、文字情報と、資料312の情報とを保管するテーブルの例である。図8Aに示されるテーブルは、音声の識別番号、文字情報、資料情報の項目を有する。音声の識別番号は、ステップS704において関連付け手段によって、音声情報ごとに付された音声の識別番号である。文字情報とは、その音声情報が音声変換手段310によって文字情報に変換されたものであり、発話内容に相当する。資料情報とは、その文字情報に対応する、資料312の情報を表す。さらに、図8Bに示されるテーブルは、音声の識別番号とユーザ識別子を有し、音声の識別番号と発話者であるユーザを関連付ける。
【0109】
会議中にユーザから発せられる音声ごとに、以上のステップS701ないしS720が繰り返され、発話内容と資料132とを関連付けた議事録データ102が作成される。
【0110】
なお、情報端末130のアプリケーション特定手段360及び資料情報取得手段362は、会議の時間中、常に処理を実行し続け、時刻情報と共に、取得結果を保存しておいてもよい。これにより、過去の時点における、表示されていた資料132を特定することが可能となり、議事録作成装置100からの要求が遅延した場合に対応できる。
【0111】
また、議事録データ102として保管される図8A、図8Bに示されるテーブルは一例であり、一つのテーブルにおいてまとめて構成されても良く、又はより細分化されて構成されてもよい。また、前述したように、音声が発話された時刻情報、ユーザの場所の情報等を含むようにテーブルが構成されてもよい。
【0112】
(7.議事録の出力例)
次に、図7ないし15を用いて、議事録の出力例について説明する。
【0113】
情報端末130は、ユーザによって指定される、会議名等の会議を特定できる情報を議事録作成装置100に送信し、その会議の議事録の作成を要求する。議事録作成装置100の議事録作成手段322は、この要求を、通信手段300を通じて受信する(ステップS751)。
【0114】
次に、議事録作成手段322は、まず、指定された会議の議事録データ102を、議事録保持手段318から取得する(ステップS752、S753)。例えば、保管される議事録データ102の例は、図8A、図8Bに示される。
【0115】
議事録データ102が取得されると、次に、議事録作成手段322は、書式情報付加手段326に書式情報の付加を要求し、議事録データ102に対応する書式情報328を付加させる(ステップS754、S755)。そして、ソート手段332に議事録データ102をソートさせた(ステップS756、S757)後、議事録を作成して出力する(ステップS758)。議事録は、議事録データ102の取得(S752)以後、議事録の出力(S758)までのいずれかの段階で、情報端末130等で閲覧可能な形式を用いて整形される。
【0116】
なお、議事録データ要求(ステップS752、S753)と、書式情報328の付加(ステップS754、S755)と、ソート(ステップS756、S757)との順序は任意である。また、書式情報328の付加(ステップS754、S755)と、ソート(ステップS756、S757)は、所定の設定又はユーザからの指示により、任意で実行され得る。
【0117】
以下に、具体的な出力例とともに説明する。
【0118】
(7.1 基本的な出力例)
図9は、議事録の一つの出力例である。ここでは、書式情報付加手段326とソート手段332による処理は実行されない。図9に示される議事録は、「○○議事録」で示されるタイトル(例えば、会議名)と、音声の識別番号順に出力された「ユーザ識別子:文字情報」の形式で表される発話内容と、発話内容に対応する資料情報とで構成される。ユーザ識別子、文字情報及び資料情報の要素は議事録データ102から抽出され、議事録作成手段322によってHTML等の所定のフォーマットにより作成されて出力される。図9では、図8A及び図8Bによって示される議事録データ102において、音声の識別番号1の発話内容として、発話したユーザのユーザ識別子である「UserA」と、発話内容の文字情報である「これは関連表です.」と、この発話がなされた時に「UserA」の情報端末130上で表示されていた資料132の資料名「資料1」が出力されている。以上により、後から議事録を参照するユーザが、会議で用いられた資料と発話内容との関連を明らかにして議事録の内容を理解することができる。
【0119】
(7.2 書式情報と所属情報を用いた出力例)
図12Aないし12Cは、書式情報とユーザの所属情報を用いた議事録の出力例の概略図を示している。図12Aないし12Cでは、タイトルや発話したユーザの情報等は省略されている。図12Aでは、議事録内の発話内容が資料「資料1」、「資料2」ごとに色付けされている。図12Bでは、議事録内の発話内容が資料のページ「ページ1」、「ページ2」ごとに色付けされている。図12Cでは、議事録内の発話内容が発話者であるユーザの所属部署「開発部」、「企画部」ごとに色付けされている。このように、本発明の一実施形態によれば、資料ごと、資料のページごと、又はユーザの所属部署ごとに書式情報を設定して議事録を出力できる。以下に、詳細な出力例を用いて詳しく説明する。
【0120】
図13Aは、資料及びページごとに異なる書式情報を設定し、かつユーザの所属情報を用いた議事録の一つの出力例である。図9の出力例とは異なり、タイトルの次に、参加者の名前が、所属部署情報、役職、連絡先とともに出力される。また、発話内容は、ユーザ識別子ではなく名前と役職とともに表示される。さらに、発話内容に対応する資料情報ごとに、異なる色(図ではイタリックで表示)の書式が付されて表示される。図12Aでは、図6のユーザ識別子「UserA」ないし「UserD」が、それぞれ図11に示される所属情報330の社員番号「403234」ないし「233431」に上から順に関連付けられている。そして、図10Aに示される書式情報328に基づいて、「資料1:ページ2」に関する議事録は「文字色:青」で示され、「資料2:ページ3」に関する議事録は「文字色:赤」(イタリック体で表記)で出力される。
【0121】
ここで、書式情報328の例について図10A、図10Bを用いて説明する。
【0122】
図10Aは、図8Aの議事録データ102に対し、資料132の情報に含まれる資料情報ごとに設定すべき書式情報を定義している。図10Aは、資料情報と書式情報の項目を有し、議事録の中の、ここで指定された資料情報に関する内容は、指定された書式情報を適用すべきであることを表している。具体的には、図10Aの例は、図8Aの議事録データに対し、「資料1」の「ページ2」に該当する発話内容の「文字色」を「青」にするよう定義している。これらの設定は、議事録作成装置130に予め定義されるか、又はユーザにより任意に設定されることができる。
【0123】
一方、図10Bは、図8Aの議事録データ102に対し、ユーザの所属部署情報ごとに設定すべき書式情報を定義している。図10Bは、所属部署情報と書式情報の項目を有し、議事録の中の、ここで指定された所属部署情報に関する内容は、指定された書式情報を適用すべきであることを表している。具体的には、図10Bの例は、「開発部」に所属するユーザの発話内容の「文字色」を「赤」にするよう定義している。
【0124】
また、図11は、ユーザの所属情報330を表し、社員番号、名前、所属部署情報、役職、連絡先の項目を有する。所属情報330は、例えば予め用意された人事データベースであり、議事録作成システム1が必要に応じて参照することができる。議事録作成装置100のユーザ情報記憶手段303は、所属情報330が利用可能であるとき、ユーザ情報304に登録されたユーザと所属情報330とを関連付ける。ここでは、図6における「UserA」が、図11における社員番号「403234」の社員であることを関連付ける。関連付けに必要な情報は、例えば、ユーザ情報登録の段階である、図5のステップS501で、ユーザから取得してもよく、あるいは予めユーザ識別子が社員番号と対応するものであってもよい。
【0125】
以上により、後から議事録を参照するユーザが、会議に参加したユーザの所属を把握し、会議で用いられた資料と発話内容との関連を明らかにして、議事録の内容を理解することができる。また、資料ごとに色分けされた発話内容により、閲覧性が向上する。
【0126】
(7.3 ソートによる出力例)
図13Bは、図13Aの出力結果に対して、さらにソート手段332によるソート処理を行った出力例を示している。図12Aとは異なり、発話内容が「開発部の発言」「企画部の発言」のように、ユーザの属する所属部署ごとにソートされて出力される。また、異なる所属部署ごとに、異なる色(図ではイタリックで表示)の書式が付されて表示される。この書式情報328は、図10Bにおいて定義されたものである。すなわち、「開発部」に所属するユーザの発話内容は、「文字色:赤」(イタリック体で表記)で出力される。ソート条件は、議事録を表示させるユーザの指定により、事後的に任意に変えることができる。例えば、議事録を表示する画面上のメニュー等から項目を選択でき、選択された項目に基づいて、ソート手段332によるソートが行われ、議事録作成手段322による議事録の作成と出力が行われることができる。
【0127】
以上により、後から議事録を参照するユーザが、議事録内の所定の項目ごとに発話内容をソートして出力し、特定の側面から議事録の内容を理解することができる。
【0128】
なお、図9、13A、13Bにおいて議事録の出力例を示したが、会議の行われた日時、会議時間、場所、参加したユーザの人数、議事録作成日時、議事録のデータサイズ、発話内容の件数、資料の数など、会議又は議事録に関係するデータが任意の場所に出力されてもよい。
【0129】
また、タイトルや発話内容、資料の情報を表示する位置は、任意に変更することができる。特に資料の情報は、必ずしも発話内容と併記される必要はなく、例えば、議事録を表示する情報端末130上で、発話内容の上をポイントすると、ポップアップで資料の情報が表示されるようにしてもよい。これにより、資料の情報が増加した場合に、議事録の出力が煩雑になることを避けることができる。
【0130】
また、書式情報328に設定される書式は、色の他、フォントの種類や、フォントサイズ、太字、斜体、ハイパーリンク等のあらゆる属性を用いることができる。
【符号の説明】
【0131】
100 議事録作成装置
130 情報端末
300 通信手段
302 ユーザ情報登録手段
303 ユーザ情報記憶手段
304 ユーザ情報
306 音声取得手段
308 関連付け手段
310 音声変換手段
312 発話者特定手段
314 資料情報要求手段
316 資料情報受信手段
318 議事録保持手段
320 議事録データ
322 議事録作成手段
324 アップロード手段
326 書式情報付加手段
328 書式情報
330 所属情報
332 ソート手段
350 入力手段
352 制御手段
354 表示手段
356 通信手段
358 資料情報要求受付手段
360 アプリケーション特定手段
362 資料情報取得手段
364 資料情報送信手段
【先行技術文献】
【特許文献】
【0132】
【特許文献1】特開2009−288567号公報
【特許文献2】特開2009−69172号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
会議に参加するユーザの発話内容を文字情報に変換して議事録を作成する議事録作成装置と、電子データである資料を表示する情報端末とを有する議事録作成システムであって、
前記議事録作成装置は、
ユーザが発話した場合に、当該発話したユーザが用いる情報端末に資料の情報を要求する資料情報要求手段と、
前記ユーザの発話内容と前記資料の情報とを関連付けた議事録を作成する議事録作成手段と、
を有し、
前記情報端末は、
前記資料情報要求手段からの要求を受けつける資料情報要求受付手段と、
前記資料情報要求受付手段が前記要求を受け付けた場合に当該端末が表示中の前記資料の情報を取得する資料情報取得手段と、
取得された前記資料の情報を前記議事録作成装置に送信する資料情報送信手段と、
を有する、議事録作成システム。
【請求項2】
会議に参加するユーザの発話内容を文字情報に変換して議事録を作成する議事録作成装置と、電子データである資料を表示する情報端末に搭載されたプログラムとを有する議事録作成システムであって、
前記議事録作成装置は、
ユーザが発話した場合に、当該発話したユーザが用いる情報端末に資料の情報を要求する資料情報要求手段と、
前記ユーザの発話内容と前記資料の情報とを関連付けた議事録を作成する議事録作成手段と、
を有し、
前記プログラムは、コンピュータに、
前記資料情報要求手段からの要求を受けつける資料情報要求受付段階と、
前記資料情報要求受付段階において前記要求を受け付けた場合に前記端末が表示中の前記資料の情報を取得する資料情報取得段階と、
取得された前記資料の情報を前記議事録作成装置に送信する資料情報送信段階と、
を実行させる、議事録作成システム。
【請求項3】
会議に参加するユーザの発話内容を文字情報に変換して議事録を作成する議事録作成装置であって、
ユーザが発話した場合に、当該発話したユーザが用いる情報端末に資料の情報を要求する資料情報要求手段と、
前記ユーザの発話内容と、前記情報端末から受信した前記資料の情報とを関連付けた議事録を作成する議事録作成手段と、
を有する、議事録作成装置。
【請求項4】
前記ユーザの識別情報と前記情報端末の識別情報とを関連付けて記憶するユーザ情報記憶手段
を有する、請求項3に記載の議事録作成装置。
【請求項5】
前記発話したユーザを特定する発話者特定手段
を有する、請求項3又は4に記載の議事録作成装置。
【請求項6】
前記議事録内の前記文字情報に、前記資料の情報に基づいて書式情報を付加する書式情報付加手段
を有する、請求項3乃至5何れか一項に記載の議事録作成装置。
【請求項7】
前記書式情報付加手段は、前記議事録内の前記文字情報に色情報を付する、
請求項6に記載の議事録作成装置。
【請求項8】
前記書式情報付加手段は、前記ユーザの所属に応じて前記議事録内の前記文字情報に異なる書式情報を付加する、
請求項6又は7に記載の議事録作成装置。
【請求項9】
前記資料の情報には、資料のページ情報が含まれ、
前記書式情報付加手段は、前記ページ情報に応じて議事録内の前記文字情報に異なる書式情報を付加する、
請求項6乃至8何れか一項に記載の議事録作成装置。
【請求項10】
前記議事録内の前記文字情報を、前記資料の情報に基づいてソートするソート手段
を有する、請求項3乃至9何れか一項に記載の議事録作成装置。
【請求項11】
会議に参加するユーザの発話内容を文字情報に変換して議事録を作成する議事録作成装置に搭載された議事録作成プログラムであって、コンピュータに、
ユーザが発話した場合に、当該発話したユーザが用いる情報端末に資料の情報を要求する資料情報要求段階と、
前記ユーザの発話内容と、前記情報端末から受信した前記資料の情報とを関連付けた議事録を作成する議事録作成段階と、
を実行させる、議事録作成プログラム。
【請求項12】
電子データである資料を表示でき、かつ会議に参加するユーザの発話内容を文字情報に変換して議事録を作成する議事録作成装置と通信する、前記ユーザの議事録作成端末であって、
前記ユーザが発話した場合に、前記議事録作成装置から資料の情報の要求を受けつける資料情報要求受付手段と、
前記資料情報要求受付手段が前記要求を受け付けた場合に当該端末が表示中の前記資料の情報を取得する資料情報取得手段と、
前記議事録作成装置が前記ユーザの発話内容と関連付けて議事録を作成する前記情報を前記議事録作成装置に送信する資料情報送信手段と、
を有する、議事録作成端末。
【請求項13】
電子データである資料を表示でき、かつ会議に参加するユーザの発話内容を文字情報に変換して議事録を作成する議事録作成装置と通信する、前記ユーザの議事録作成端末に搭載された議事録作成端末プログラムであって、コンピュータに、
前記ユーザが発話した場合に、前記議事録作成装置から資料の情報の要求を受けつける資料情報要求受付段階と、
前記資料情報要求受付段階において前記要求を受け付けた場合に当該端末が表示中の前記資料の情報を取得する資料情報取得段階と、
前記議事録作成装置が前記ユーザの発話内容と関連付けて議事録を作成する前記情報を前記議事録作成装置に送信する資料情報送信段階と、
を実行させる、議事録作成端末プログラム。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11】
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【図12A】
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【図12B】
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【図12C】
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【図13A】
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【図13B】
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【公開番号】特開2013−109106(P2013−109106A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−253174(P2011−253174)
【出願日】平成23年11月18日(2011.11.18)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】