説明

貝表面清浄機の掃除具用の掻取り具と、それを用いた貝表面清浄機の掃除具

【課題】 従来の掻取り具は、無端ベルトが切れやすく、また貝が破損したりすることもあった。
【解決手段】 本願発明の掻取り具は、回転軸を取付け可能な盤状の取付け体の外周面に多数本のバネ又は弾性のある突起を放射状に間隔をあけて設け、夫々のバネ又は突起に掻取り体を取付けたものである。ドラム状の取付け体の外周面に多数本の弾性体からなる突起を設け、各突起に掻取り体を取付けたものである。突起をシートに設け、取付け体に巻回してもよい。多数本の掻取り体を取付け体の外周面に、間隔をあけて設けてもよい。掻取り体は金属製のものでもよい。掻取り体の先端側を同じ又は異なる向き、角度に傾斜させてもよい。本願発明の貝表面清浄機の掃除具は、前記掻取り具を多数枚一列に並べて又はドラム状の取付け体を回転軸に取り付けたものである。ドラム状の取付け体に回転軸を一体成型することもできる。
【選択図】図

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は帆立貝等の貝類の殻の表面に付着している藻や海中のごみなどの付着物を、掻き落として除去する貝表面清浄機中の掃除具に用いられる掻取り具と、それを用いた貝表面清浄機の掃除具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の貝表面清浄機は、側面V字状の貝移動通路内の貝を、貝移送体の回転により貝移動通路の入口側から出口側に移送し、その移送中に、貝移動通路の両外側方に配置された掃除具を回転させて、掃除具の爪を貝表面に接触させて貝表面に付着している付着物を掻き落すようにしたものである(特許文献1参照)。その従来の貝表面清浄機の掃除具に用いられる掻取り具は、図12に示すように、無端ベルトに爪を備えてなるものであって、二本の回転軸に所定間隔で取付けられたプーリー間に張設して回転させることができるものである。前記掻取り具を、二本の回転軸の軸方向に間隔をあけて複数個備えて、掃除具が形成されている。前記爪は、図に示すように、無端ベルトに鉛直に備えられている。回転軸を回転させて、掻取り具及び掻取り具に備えられた爪Fを回転させ、貝表面清浄機の、貝移動通路の開口部から内側に爪Fを突出させて、貝移動通路内を移動する貝の表面に接触させて、表面付着物を掻き落すようにしてある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実公昭52−43676号公報。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の掻取り具及び掃除具には、次のような課題があった。
(1)無端ベルトは切れ易く、しかも無端ベルトが切れると交換に手間が掛かり、作業効率が悪く、コスト高にもなる。
(2)爪が貝に当たる位置や強さが常に同じであるため、貝表面を万遍無く清浄することができなかった。また、貝に爪が強く当たり過ぎることもあり、無端ベルトが切れやすくなったり、貝が破損したりすることもあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、貝を破損させることなく清浄することができ、耐久性に優れ、作業効率が良く、低コストな掻取り具と、それを用いた掃除具を提供するものである。
【0006】
本願発明の掻取り具は、請求項1記載のように、回転しながら貝の表面に接触してその表面を清浄する貝表面清浄機の掃除具用の掻取り具であって、回転軸を取付け可能な盤状の取付け体の外周面に多数本のバネ又は弾性のある突起が放射状に間隔をあけて設けられ、夫々のバネ又は突起に掻取り体が取付けられたものである。
【0007】
本願発明の掻取り具は、請求項2記載のように、回転しながら貝の表面に接触してその表面を清浄する貝表面清浄機の掃除具用の掻取り具であって、ドラム状の取付け体の外周面に多数本の弾性のある突起が、取付け体の周方向及び軸方向に間隔をあけて設けられ、夫々の突起に掻取り体が取付けられたものである。請求項3記載のように、掻取り体が取付けられた多数本の弾性のある突起が間隔をあけて設けられたシートを、前記ドラム状の取付け体の外周面に巻回することもできる。請求項4記載のように、多数本の掻取り体を前記ドラム状の取付け体の外周面に、取付け体の周方向及び軸方向に間隔をあけて設けることもできる。請求項5記載のように、掻取り体は金属製とすることができる。請求項6のように、掻取り体の先端側を取付け体の回転方向と同じ方向又は逆方向に傾斜させ、掻取り体の傾斜を全て同じ向きに、又は一部を逆向きにして取り付けることもできる。請求項7のように、掻取り体の先端側の傾斜角度を全て同じであるか又は異なるか、又は一部が異なるようにすることもできる。
【0008】
本願発明の貝表面清浄機の掃除具は、請求項8記載のように、前記請求項1記載の掻取り具を、多数枚一列に並べて回転軸に取り付けたものである。この場合、請求項9記載のように、多数枚の掻取り具を、掻取り体の傾斜が一枚おきに異なる向きになるように取り付けることもできる。
【0009】
本願発明の貝表面清浄機の掃除具は、請求項10記載のように、請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の掻取り具のドラム状の取付け体を、回転軸に取り付けたものである。請求項11記載のように、請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の掻取り具の取付け体に、その取付け体の長手方向端部の外側に突出する回転軸が一体成型されている場合、それを貝表面清浄機の掃除具として利用することもできる。
【発明の効果】
【0010】
本件出願の掻取り具は次のような効果がある。
(1)回転軸を取付けて、回転軸の回転にあわせて回転可能なさせられる取付け体の外周部分に所望数の掻取り体を外周方向に間隔をあけて取付けて、その掻取り体は貝の表面の付着物を除去できるものとしたので、掻取り具を構成する部品が少なく、組み立てるのが容易で便利である。また、損傷しにくく、部品の取り替え等の労力及び費用を減らすことができる。
(2)取付け体を弾性材製とし、外周寄りに開口部を開口して弾性を付与し、外周部に掻取り体を取付けたり、同じく弾性体製の取付け体の外周寄りに多数枚の羽根を放射状に形成して夫々の羽根に弾性を付与し、夫々の羽根に掻取り体を羽根の先に突出するように取付けたり、取付け体の外周面に多数本のバネを放射状に設け、夫々のバネに掻取り体を取付けたり、取付け体の外周面にそれと別材で形成した弾性のある突起を放射状に取付けて夫々の突起に掻取り体を取付けたりした場合には、貝を清浄する際に、取付け体自体又はバネ又は突起の弾性によって、掻取り体が貝に追随するため、貝を万遍無く清浄でき、また、貝の破損も防ぐことができる。
(3)上記取付け体による掻取り具において、掻取り体の先端側をその回転方向と同じ方向又は逆方向に傾斜させ、掻取り体の傾斜をすべて同じ向きに又は一部の向きを逆にして向きを混在させて取付けた場合は、掻取り体が貝に当たる位置や強さを変化させて、貝の破損も防ぐことができる。また、取付け体にかかる負担を減少させることができ、掻取り具の耐久性を向上させることができる。
(4)また、掻取り体の先端側の傾斜角度を全て同じとしたり、全て異なる角度としたり、一部を異なる角度とする等、掻取り体の先端側の傾斜角度を変化させられるので、掻取り体が貝に当たる位置や強さをより細かく変化させることができ、掻取り具の耐久性を向上させることができる。さらに、貝の破損も防ぐことができる。
(5)取付け体を円盤状、多角形の盤状、ベルトとした場合は、構造も簡単で組み立て、修理等が容易となり、また、コスト減にも資する。また特に円盤状、多角形の盤状の場合は、耐久性も高く、掻取り具を長持ちさせることができる。
(6)回転ドラムの外側面に所望個数の掻取り体を間隔をあけて取付けたものとしたので、掻取り具を回転軸に複数個備える必要がなくなり、更に部品が少なくなり、回転軸を挿通させるだけで組立てが可能となり、組立て、分解が容易で便利となる。
(7)突起を回転ドラムに備え、それら突起の先端に突起と別体に形成した掻取り体を取付けたり、回転ドラムの外側面を、多数本の突起が突設されたシートで被覆し、回転ドラムの外側面にその突起を突設させ、それら突起の先端に突起と別体に形成された掻取り体を取付けたり、回転ドラムの外側面に多数本の金属製の掻取り体を取付けたりした場合は、貝表面清浄機の貝移動通路内に掻取り体を確実に突出させることができ、貝を万遍無く清浄することができる。
(8)上記回転ドラムによる掻取り具においても、掻取り体の先端側をその回転方向と同じ方向又は逆方向に傾斜させ、掻取り体の傾斜をすべて同じ向きに又は一部の向きを逆にして向きを混在させて取付けた場合は、掻取り体が貝に当たる位置や強さを変化させて、貝の破損も防ぐことができる。また、取付け体にかかる負担を減少させることができ、掻取り具の耐久性を向上させることができる。
(9)また、同様に掻取り体の先端側の傾斜角度を全て同じとしたり、全て異なる角度としたり、一部を異なる角度とする等、掻取り体の先端側の傾斜角度を変化させられるので、掻取り体が貝に当たる位置や強さをより細かく変化させることができ、掻取り具の耐久性を向上させることができる。また、貝の破損も防ぐことができる。
【0011】
本件出願の貝表面清浄機の掻取り具は次のような効果がある。
(1)上記取付け体による掻取り具を多数枚一列に並べて回転軸に取付けた場合は、掻取り具一枚単位で交換することができ、修理が容易となる。また、各掻取り具ごとの間隔も調節でき、種々の貝表面清浄機に用いることができる。
(2)また、回転軸に取り付けた多数枚の掻取り具を、掻取り体の傾斜の向きが一枚おきに代えて取り付けた場合、掻取り具一枚おきに掻取り体が貝に接触する強さ及び角度を変化させることができ、貝の破損を防ぐことができる。
(3)上記回転ドラムによる掻取り具の回転ドラムに回転軸を挿通させるだけで組立てが可能となり、組立て、分解が容易で便利となる。また、回転ドラムに回転軸が装備されたものである場合は、掻取り具をそのまま掃除具として用いることができ、組立ての労力をさらに減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】取り具の参考例の一を示す正面図。
【図2】図1に示す掻取り具を使用して形成した掃除具を示す斜視図。
【図3】(a)は、回転方向と逆方向に曲げられた掻取り体が貝に接触する様子を示す説明図。(b)は、回転方向と同じ方向に曲げられた掻取り体が貝に接触する様子を示す説明図。
【図4】掻取り具の参考例の他の一(羽根を取付け体の外周面に一体成形したもの)を示す正面図。
【図5】本発明の掻取り具の実施形態の一例(取付け体の外周面にコイルバネを備えたもの)を示す正面図。
【図6】本発明の掻取り具の実施形態の他の一例(突起を取付け体の外周面に別個に取付けたもの)を示す正面図。
【図7】(a)は、掻取り具の参考例の他の一例(無端ベルト)を示す正面図。(b)は、(a)に示す掻取り具の使用の様子を示す斜視説明図。
【図8】(a)は、本発明の掻取り具の実施形態の他の一例(回転ドラムの外側面に突起を備えたもの)を示す斜視図。(b)は、(a)に示す掻取り具の突起の様子を示す斜視説明図。(c)は(a)に示す掻取り具の他の突起の様子を示す斜視説明図。
【図9】(a)は、本発明の掻取り具の実施形態の他の一例(回転ドラムの外側面にシートを巻いたもの)を示す斜視図。(b)は、(a)に示す掻取り具の突起の様子を示す斜視説明図。(c)は(a)に示す掻取り具の他の突起の様子を示す斜視説明図。
【図10】図(a)に示す掻取り具に用いられるシートの様子を示す斜視図。
【図11】(a)は、本発明の掻取り具の実施形態の他の一例(回転ドラムの外側面に掻取り体を備えたもの)を示す斜視図。(b)は、(a)に示す掻取り具の側面図。
【図12】従来の貝表面清浄機の掃除具の様子を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0013】
参考例1)
掻取り具及び掃除具の第1の参考例を図1に基づいて詳細に説明する。
図1に示す掻取り具1は、円盤状の取付け体2の外周面に多数個の掻取り体3を取付けたものである。取付け体2はゴム、樹脂等の弾性材により円盤状に一体成形され、その中心に軸取付け孔4が開口され、外周寄りに開口部5を一定間隔で開口して、開口部5の間の連結部6に弾性を付与し、各連結部6の外側にはリング状の外輪部7が形成されている。この外輪部7の外周面に略L字状の金属製の掻取り体3a、3bが複数個取付けられている。掻取り体3a、3bは、ボルトやナット等の固定具によって取付け、更にその上から溶接をしたり、接着剤によって取付けたりする等、任意の手段によって取付けることができる。掻取り体3a、3bは、その先端部を図1に示す掻取り具1の回転方向(矢印方向)と逆方向に傾斜させたもの(図中3a)と、掻取り具1の回転方向と同じ方向に傾斜させたもの(図中3b)とが二個ずつ交互に取付けられている。図1に示す掻取り具1では、回転方向と逆方向に傾斜させた掻取り体3aと、回転方向と同じ方向に傾斜させた掻取り体3bとは、二個ずつ交互に取付けられているが、掻取り体3a、3bの配置はこれには限られず、全て回転方向に傾斜させたものとしたり、全ていずれの方向にも傾斜させずに直角としたものとしたりする等、回転方向に傾斜させたものと逆方向に傾斜させたものといずれの方向にも傾斜させずに直角としたものとを任意に組み合わせて、任意の配置で取付けることができる。また、掻取り体3a、3bの傾斜角度も、図に示すように、全て同じとは限らず、全ての掻取り体の傾斜角度を異ならせたり、一部を異ならせたりすることもできる。また、掻取り体3a、3bの形状も、略L字状のものには限られず、板状、筒状、チップ状、ブラシ状等、任意の形状のものとすることができる。また、取付け体2の形状は、図に示す円盤状には限られず、盤状であれば、多角形状等、任意の形状とすることもできる。掻取り体3a、3bの数も、任意とすることができる。また、取付け体2の開口部5の形状、数、大きさ等も、図に示すものには限られず、任意の形状、数、大きさ等とすることができる。
【0014】
取り具1は、一本の回転軸に多数枚の掻取り具1を、軸取付け孔4に回転軸を挿通させて回転軸の軸方向に一列に間隔をあけて取付けて、貝表面清浄機に用いる掃除具を形成することができる。この時、図2に示すように、掃除具30は、全て回転方向(矢印方向)と逆方向に傾斜させられた掻取り体3aが取付けられた掻取り具1aと、全て回転方向に傾斜させられた掻取り体3bが取付けられた掻取り具1bとを回転軸31に交互に取付けて形成することもできる。
【0015】
図1及び図2に示す掻取り具1及び掃除具30を用いて、帆立貝等の貝の清浄を行う場合を図3(a)(b)に基づいて説明する。図3(a)に示すように、回転方向(図中矢印方向)と逆方向に傾斜させた掻取り体3aによって貝Sの清浄を行う場合は、掻取り体3aと貝Sの接触角θは鋭角となり、貝Sの表面に沿って接触するようにしてある。従って、掻取り体3aによって、貝Sの表面全体の付着物を掻き落として除去できるようにしてある。図3(b)に示すように、回転方向(図中矢印方向)と同じ方向に傾斜させた掻取り体3bによって貝Sの清浄を行う場合は、掻取り体3bと貝Sの接触角θは鈍角となり、貝Sの表面を削りとるように接触するようにしてある。従って、掻取り体3aによって、貝Sの表面の頑固な付着物を掻き落とせるようにしてある。
【0016】
参考例2)
掻取り具及び掃除具の第2の参考例を図4に基づいて詳細に説明する。
図4に示す掻取り具1は、取付け体2を、ゴム、樹脂等の弾性材により円盤状に成形し、その外周寄りに多数枚の羽根8を放射状に形成して、中心部に軸取付け孔4を開口し、夫々の羽根8の側面に、板状の金属製の掻取り体3a、3bを、掻取り体3a、3bを羽根8の先に突出させてボルトとナット等の固定具で取付け、さらに溶接をして固定したものである。取付け体2と羽根8とは一体成形されている。掻取り体3a、3bの取付けには接着剤とか他の任意の手段を使用することもできる。掻取り体3a、3bは、羽根8の側面には限られず、羽根8の任意の場所に取付けることもできる。掻取り体3a、3bは、その先端部を図4に示す、掻取り具1の回転方向(矢印方向)と逆方向にく字状に傾斜させたもの(図中3a)と、掻取り具1の回転方向と同じ方向にく字状に傾斜させたもの(図中3b)とが二個ずつ交互に取付けられている。図4に示す掻取り具1では、回転方向と逆方向に傾斜させた掻取り体3aと、回転方向と同じ方向に傾斜させた掻取り体3bとは、二個ずつ交互に取付けられているが、掻取り体3の配置はこれには限られず、全て回転方向にく字状に傾斜させたものとしたり、全ていずれの方向にも傾斜させずに直板状としたものとしたりする等、回転方向にく字状に傾斜させたものと逆方向にく字状に傾斜させたものといずれの方向にも傾斜させずに直板状としたものとを任意に組み合わせて、任意の配置で取付けることができる。また、掻取り体3a、3bの傾斜角度も、図に示すように、全て同じとは限らず、全ての掻取り体の傾斜角度を異ならせたり、一部を異ならせたりすることもできる。また、掻取り体3も、板状のものには限られず、L字状、筒状、チップ状、ブラシ状等、任意の形状のものとすることができる。掻取り体の数も、任意とすることができる。また、取付け体2の形状は、図に示す円盤状には限られず、盤状であれば、多角形状等、任意の形状とすることもできる。また、取付け体2に形成された羽根8の数、形状、長さ等も、図に示すものには限られず、任意の数、形状、長さ等とすることができる。
【0017】
本参考例の掻取り具1も、参考例1と同様に、一本の回転軸に多数の掻取り具1を、軸取付け孔4に回転軸を挿通させて回転軸の軸方向に間隔をあけて一列に取付けて、貝表面清浄機に用いる掃除具を形成することができる。
【0018】
(実施形態
本発明の掻取り具及び掃除具の実施形態の一例を図5に基づいて詳細に説明する。
本発明の掻取り具1は、図5に示すように、円盤状の取付け体2の外周面に多数本の金属製のコイルバネ9を均一間隔で取付け、各コイルバネ9の先端部にチップ状の掻取り体3を取付けたものである。取付け体2は金属製、樹脂製、ゴム製等の任意の部材を円盤状に成形したものであり、中心に軸取付け孔4が開口されている。コイルバネ9には密巻きして弾性を強くしたものを用いるのが掻取りの面からは望ましいが、任意のコイルバネを用いることができる。また、コイルバネに限らず、板バネなど、任意の弾性体を備えることもできる。また、掻取り体3はチップ状には限らず、板状、突起状、爪状、ブラシ状といった各種形状、構造のものを用いることができる。掻取り体3やコイルバネ9の形状、配置は、図に示すように全て直状のものとすることには限られず、その先端部を図5に示す掻取り具1の回転方向(矢印方向)と同じ方向に傾斜させたものと、掻取り具1の回転方向と逆方向に傾斜させたものとを二個ずつ交互に取付けたり、全て回転方向に傾斜させたものとしたりする等、回転方向に傾斜させたものと逆方向に傾斜させたものといずれの方向にも傾斜させずに直状としたものとを任意に組み合わせて、任意の形状及び配置で取付けることもできる。また、掻取り体3やコイルバネの傾斜角度も、全て同じとは限らず、全ての掻取り体の傾斜角度を異ならせたり、一部を異ならせたりすることもできる。また、掻取り体3の取付け位置も、コイルバネの先端には限られず、コイルバネの側面など、任意の場所に取付けることもできる。また、取付け体2の形状は、図に示す円盤状には限られず、盤状であれば、多角形状等、任意の形状とすることもできる。また、コイルバネ9の数、形状、長さ等も、図に示すものには限られず、任意の数、形状、長さ等とすることができる。
【0019】
本実施形態の掻取り具1も、前記参考例1と同様に、一本の回転軸に多数の掻取り具1を、軸取付け孔4に回転軸を挿通させて回転軸の軸方向に間隔をあけて一列に取付けて、貝表面清浄機に用いる掃除具を形成することができる。
【0020】
(実施形態
本発明の掻取り具及び掃除具の実施形態の他の一例を図6に基づいて詳細に説明する。
本発明の掻取り具1は、図6に示すように、金属製の円盤状の取付け体2の外周面に多数本の樹脂製の突起15を均一間隔で放射状に取付け、中心部に軸取付け孔4を開口し、夫々の突起15の側面に板状の金属製の掻取り体3a、3bを突起の先に突出させてボルトとナット等の固定具で取付け、さらに溶接をして固定したものである。本実施形態では、取付け体2と突起15とは、別個に別材によって成形されている。取付け体2は金属製には限られず、樹脂製等、他の任意の素材を用いることができる。掻取り体3a、3bの取付け位置は、突起15の側面には限られず、突起15の先端など、任意の場所に取付けることができる。突起15は、樹脂、ゴム等、弾性を有する素材で形成されている。また、突起15の取付け体2への取付けは、ボルトとナット等の固定具による取付けや、溶接による取付け、接着剤による取付け等、任意の方法によって行うことができる。掻取り体3a、3bの取付けにも、接着剤とか他の任意の手段を使用することもできる。掻取り体3a、3bは、その先端部を図6に示す、掻取り具1の回転方向(矢印方向)と逆方向にく字状に傾斜させたもの(図中3a)と、掻取り具1の回転方向と同じ方向にく字状に傾斜させたもの(図中3b)とが二個ずつ交互に取付けられている。図6に示す掻取り具1では、回転方向と逆方向に傾斜させた掻取り体3aと、回転方向に傾斜させた掻取り体3bとは、二個ずつ交互に取付けられているが、掻取り体3の配置はこれには限られず、全て回転方向にく字状に傾斜させたものとしたり、全ていずれの方向にも傾斜させずに直板状としたものとしたりする等、回転方向にく字状に傾斜させたものと逆方向にく字状に傾斜させたものといずれの方向にも傾斜させずに直板状としたものとを任意に組み合わせて、任意の配置で取付けることができる。また、掻取り体3a、3bの傾斜角度も、図に示すように、全て同じとは限らず、全ての掻取り体の傾斜角度を異ならせたり、一部を異ならせたりすることもできる。また、掻取り体3も、板状のものには限られず、L字状、筒状、チップ状、ブラシ状等、任意の形状のものとすることができる。掻取り体3の数も、任意とすることができる。また、取付け体2の形状は、図に示す円盤状には限られず、盤状であれば、多角形状等、任意の形状とすることもできる。また、取付け体2に取付けられた突起15の数、形状、長さ等も、図に示すものには限られず、任意の数、形状、長さ等とすることができる。
【0021】
本実施形態の掻取り具1も、前記参考例1と同様に、一本の回転軸に多数の掻取り具1を、軸取付け孔4に回転軸を挿通させて回転軸の軸方向に間隔をあけて取付けて、貝表面清浄機に用いる掃除具を形成することができる。
【0022】
参考例3
掻取り具及び掃除具の第3の参考例を図7(a)(b)に基づいて詳細に説明する。
参考例の掻取り具1は、図7(a)に示すように、無端ベルト状の取付けベルト14の外周面に多数個の略L字状の金属製の掻取り体3a、3bを取付けたものである。取付けベルト14は、ゴム、樹脂等の弾性を有する素材によって形成された無端ベルトであって、図7(b)に示すように、二本の回転軸20に所定間隔で取付けられたプーリー21間に張設して回転させることができるものである。掻取り体3a、3bの取付けは、ボルトやナット等の固定具による取付けや、接着剤による取付けや、溶接による取付け等、任意の手段によって行うことができる。掻取り体3a、3bは、その先端部を図7(a)に示す掻取り具1の回転方向(矢印方向)と逆方向に傾斜させたもの(図中3a)と掻取り具1の回転方向と同じ方向に傾斜させたもの(図中3b)とが二個ずつ交互に取付けられている。図7(a)に示す掻取り具1では、掻取り体3a、3bの回転方向と逆方向に傾斜させたもの(図中3a)と回転方向に傾斜させたもの(図中3b)とは、二個ずつ交互に取付けられているが、掻取り体3a、3bの配置はこれには限られず、全て回転方向に傾斜させたものとしたり、全ていずれの方向にも傾斜させずに直角としたものとしたりする等、回転方向に傾斜させたものと逆方向に傾斜させたものといずれの方向にも傾斜させずに直角としたものとを任意に組み合わせて、任意の配置で取付けることができる。また、掻取り体3a、3bの傾斜角度も、図に示すように、全て同じとは限らず、全ての掻取り体の傾斜角度を異ならせたり、一部を異ならせたりすることもできる。また、掻取り体3も、略L字状のものには限られず、板状、筒状、チップ状等、任意の形状のものとすることができる。
【0023】
参考例の掻取り具1は、多数の掻取り具1を、二本の回転軸20の軸方向に所定間隔をあけて多数組取付けられた各プーリー21間に、図7(b)に示すように張設して貝表面清浄機に用いる掃除具を形成することができる。
【0024】
(実施形態
本発明の掻取り具及び掃除具の実施形態の他の一例を図8(a)〜(c)に基づいて詳細に説明する。
本発明の掻取り具1は、図8(a)に示すように、両端を蓋11によって閉塞した円筒状の回転ドラム10の外側面に、ゴム、樹脂等の弾性を有する多数本の円柱形の突起12が周方向に放射状に備えられ、その放射状に備えられた突起12が、回転ドラム10の軸方向に複数周所定の間隔で備えられており、各突起12の先端に、図8(b)に示すように、突起12の径に適合した径の円筒形の掻取り体3が取付けられたものである。前記突起12は、回転ドラム10と一体成形することもできる。回転ドラム10両端の蓋11の中心には、回転軸を挿通可能な軸取付け孔4が開口されている。もっとも、回転ドラム10両端の蓋11には、その中心部分に回転軸の端部を一体成形する又は取付けておき、別途回転軸を挿通させる必要がないようにすることもできる。回転ドラム10は中空のものが回転させる上では望ましいが、中実のものであってもよい。また、回転ドラム10の形状は、図8(a)に示すものには限られず、多角形状等、任意の形状とすることができる。また、突起12の数、形状、長さ等も、図に示すものには限られず、任意の数、形状、長さ等とすることができる。各突起12の取付けは、接着剤やビス止め等、任意の手段によることができる。突起12は、図8(a)(b)に示す円柱形には限られず、図8(c)に示すような角柱状等、任意の形状とすることもできる。その場合は、図8(c)に示すように、突起12の側面に、板状の金属製の掻取り体3A又は3Bを取付けることができる。また、突起12の先端を、掻取り片3とすることもできる。板状の掻取り体3は、同図に示すように、直板状のもの(図中3A)でも、回転方向にく字状に傾斜させたもの(図中3B)でも、回転方向と逆方向にく字状に傾斜させたものでもよい。掻取り体3は、図8(a)〜(c)に示すものには限られず、チップ状、突起状、ブラシ状等、任意の形状のものとすることができる。
【0025】
また、突起12に代えて、コイルバネや、板バネ等、任意の弾性体を備え、その先端に掻取り体3を取付けることもできる。
【0026】
また、本実施形態の掻取り具も、掻取り体3及び突起12の形状及び配置は、図8(a)に示すものには限られず、その先端部を図8(a)に示す掻取り具1の回転方向(矢印方向)と逆方向に傾斜させたものと、掻取り具1の回転方向に傾斜させたものとを、回転ドラム10の周方向に二個ずつ交互に取付けたり、全て回転方向に傾斜させたものとしたりする等、回転方向に傾斜させたものと逆方向に傾斜させたものといずれの方向にも傾斜させずに直状としたものとを任意に組み合わせて、任意の形状及び配置で取付けることもできる。また、掻取り体の傾斜角度も、全て同じとは限らず、全ての掻取り体の傾斜角度を異ならせたり、一部を異ならせたりすることもできる。
【0027】
本実施形態の掻取り具1は、軸取付け孔4に回転軸を挿通させて取付けて、貝表面清浄機に用いる掃除具を形成することができる。また、回転ドラム10の両端の蓋11に回転軸が一体成形又は取付けられている場合は、掻取り具をそのまま掃除具として貝表面清浄機で用いることもできる。
【0028】
(実施形態
本発明の掻取り具及び掃除具の実施形態の他の一例を図9(a)〜(c)、図10に基づいて詳細に説明する。
本発明の掻取り具1は、図9(a)に示すように、両端を蓋11によって閉塞した円筒状の回転ドラム10の外側面に、多数本の円柱形の突起12が一体成形されたゴム、樹脂等の弾性材製のシート13が巻き付けられ、各突起12の先端に、図9(b)に示すように、突起12の径に適合した径の円筒形の掻取り体3が取付けられたものである。回転ドラム10両端の蓋11の中心には、回転軸を挿通可能な軸取付け孔4が開口されている。もっとも、回転ドラム10両端の蓋11には、その中心部分に回転軸の端部を一体成形し又は取付けておき、別途回転軸を挿通させる必要がないようにすることもできる。回転ドラム10は中空のものが回転させる上では望ましいが、中実のものであってもよい。また、回転ドラム10の形状は、図9(a)に示すものには限られず、多角形状等、任意の形状とすることができる。前記各突起12は、図10に示すように、互いに一定の間隔をあけて縦横に複数列に配置されてシート13に一体成形されており、シート13を回転ドラム10に巻き付けると、各列の突起12が回転ドラム10の形状に沿って放射状に備えられ、周方向に放射状に備えられた突起12が、回転ドラム10の軸方向に複数周所定の間隔で備えられる。また、突起12の数、形状、長さ等も、図に示すものには限られず、任意の数、形状、長さ等とすることができる。シート13の巻き付けは、接着剤やビス止め等、任意の手段によることができる。突起12は、図9(a)(b)に示す円柱形には限られず、図9(c)に示すような角柱状等、任意の形状とすることもできる。その場合は、図9(a)に示すように、突起12の側面に、板状の金属製の掻取り体3A又は3Bを取付けることができる。また、突起12の先端を、掻取り体3とすることもできる。板状の掻取り体3は、同図に示すように、直板状のもの(図中3A)でも、回転方向にく字状に曲げたもの(図中3B)でも、回転方向と逆方向にく字状に曲げたものでもよい。掻取り体3は、図9(a)〜(c)に示すものには限られず、チップ状、突起状、ブラシ状等、任意の形状のものとすることができる。
【0029】
また、本実施形態の掻取り具も、掻取り体3及び突起12の形状及び配置は、図9(a)に示すものには限られず、その先端部を図9(a)に示す掻取り具1の回転方向(矢印方向)と逆方向に曲げたものと、掻取り具1の回転方向に曲げたものとを、回転ドラム10の周方向に二個ずつ交互に取付けたり、全て回転方向に曲げたものとしたりする等、回転方向に曲げたものと逆方向に曲げたものといずれの方向にも曲げずに直状としたものとを任意に組み合わせて、任意の形状及び配置で取付けることもできる。また、掻取り体3の傾斜角度も、全て同じとは限らず、全ての掻取り体の傾斜角度を異ならせたり、一部を異ならせたりすることもできる。
【0030】
また、前記突起12は、シート13と別個に成形して、シート13上に取付けることもできる。また、シート13上に、突起12に代えて、金属製の板状の掻取り体3を取付けることもできる。
【0031】
本実施形態の掻取り具1は、軸取付け孔4に回転軸を挿通させて取付けて、貝表面清浄機に用いる掃除具を形成することができる。また、回転ドラム10の両端の蓋11に回転軸が一体成形又は取付けられている場合は、掻取り具をそのまま掃除具として貝表面清浄機で用いることもできる。
【0032】
(実施形態
本発明の掻取り具及び掃除具の実施形態の他の一例を図11(a)(b)に基づいて詳細に説明する。
本発明の掻取り具1は、図11(a)に示すように、両端を蓋11によって閉塞した円筒状の回転ドラム10の外側面に、図11(b)に示すように、金属製の板バネ状の掻取り体3が周方向に放射状に備えられ、その放射状に備えられた掻取り体3が、回転ドラム10の軸方向に複数周所定の間隔で備えられたものである。回転ドラム10両端の蓋11の中心には、回転軸を挿通可能な軸取付け孔4が開口されている。もっとも、回転ドラム10両端の蓋11には、その中心部分に回転軸の端部を一体成形又は取付けておき、別途回転軸を挿通させる必要がないようにすることもできる。回転ドラム10は中空のものが回転させる上では望ましいが、中実のものであってもよい。また、回転ドラム10の形状は、図11(a)に示すものには限られず、多角形状等、任意の形状とすることができる。各掻取り体3の取付けは、接着剤やビス止め等、任意の手段によることができる。掻取り体3は、図11(a)(b)に示す板バネには限られず、コイルバネ状、チップ状、突起状、棒状、ブラシ状等、任意の形状のものとすることができる。また、掻取り体3の形状及び配置は、図11(a)に示すものには限られず、その先端部を掻取り具1の回転方向(矢印方向)に傾斜させたものと、掻取り具1の回転方向と逆方向に傾斜させたものとを、回転ドラム10の周方向に二個ずつ交互に取付けたり、全て回転方向に傾斜させたものとしたりする等、回転方向と逆方向に傾斜させたものと、回転方向に傾斜させたものと、いずれの方向にも傾斜させずに直板状としたものとを任意に組み合わせて、任意の形状及び配置で取付けることもできる。また、掻取り体3の傾斜角度も、全て同じとは限らず、全ての掻取り体の傾斜角度を異ならせたり、一部を異ならせたりすることもできる。
【0033】
本実施形態の掻取り具1も、軸取付け孔4に回転軸を挿通させて取付けて、貝表面清浄機に用いる掃除具を形成することができる。また、回転ドラム10の両端の蓋11に回転軸が一体成形又は取付けられている場合は、掻取り具をそのまま掃除具として貝表面清浄機で用いることもできる。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明の掻取り具は、貝のみならず、他の円盤状の工業製品等の研磨にも応用することができる。
【符号の説明】
【0035】
1 掻取り具
2 取付け体
3 掻取り体
4 軸取付け孔
5 開口部
6 連結部
7 外輪部
8 羽根
9 コイルバネ
10 回転ドラム
11 蓋
12 突起
13 シート
14 取付けベルト
15 突起
20 回転軸
30 掃除具
A 掃除具
B 回転軸
C 掻取り具
D プーリー
E 無端ベルト
F 爪
S 貝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転しながら貝の表面に接触してその表面を清浄する貝表面清浄機の掃除具用の掻取り具において、回転軸を取付け可能な盤状の取付け体の外周面に多数本のバネ又は弾性のある突起が放射状に間隔をあけて設けられ、夫々のバネ又は突起に掻取り体が取付けられたことを特徴とする掻取り具。
【請求項2】
回転しながら貝の表面に接触してその表面を清浄する貝表面清浄機の掃除具用の掻取り具において、ドラム状の取付け体の外周面に多数本の弾性のある突起が取付け体の周方向及び軸方向に間隔をあけて設けられ、夫々の突起に掻取り体が取付けられたことを特徴とする掻取り具。
【請求項3】
回転しながら貝の表面に接触してその表面を清浄する貝表面清浄機の掃除具用の掻取り具において、ドラム状の取付け体の外に、多数本の弾性のある突起が間隔をあけて設けられたシートが巻回され、前記夫々の突起には掻取り体が取付けられたことを特徴とする掻取り具。
【請求項4】
回転しながら貝の表面に接触してその表面を清浄する貝表面清浄機の掃除具用の掻取り具において、ドラム状の取付け体の外面に多数本の掻取り体が取付け体の周方向及び軸方向に間隔をあけてけられたことを特徴とする掻取り具。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の掻取り具において、掻取り体が金属製であることを特徴とする掻取り具。
【請求項6】
請求項乃至請求項のいずれかに記載の掻取り具において、掻取り体の先端側が取付け体の回転方向と同じ方向又は逆方向に傾斜し、掻取り体の傾斜が全て同じ向きに、又は一部の向きが逆になって取り付けられたことを特徴とする掻取り具。
【請求項7】
請求項乃至請求項のいずれかに記載の掻取り具において、掻取り体の先端側の傾斜角度が全て同じであるか又は異なるか、又は一部が異なることを特徴とする掻取り具。
【請求項8】
請求項記載の掻取り具が、多数枚一列に並べて回転軸に取り付けられたことを特徴とする貝表面清浄機の掃除具。
【請求項9】
請求項記載の貝表面清浄機の掃除具において、回転軸に取り付けられた多数枚の掻取り具が、掻取り体の傾斜の向きが一枚おきに代えて取り付けられたことを特徴とする貝表面清浄機の掃除具。
【請求項10】
請求項乃至請求項のいずれかに記載の掻取り具のドラム状の取付け体、回転軸に取り付けられたことを特徴とする貝表面清浄機の掃除具。
【請求項11】
請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の掻取り具の取付け体に、その取付け体の長手方向端部の外側に突出する回転軸が一体成型されたことを特徴とする貝表面清浄機の掃除具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2009−279008(P2009−279008A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−200800(P2009−200800)
【出願日】平成21年8月31日(2009.8.31)
【分割の表示】特願2004−231616(P2004−231616)の分割
【原出願日】平成16年8月6日(2004.8.6)
【出願人】(398000288)株式会社むつ家電特機 (17)
【Fターム(参考)】