説明

貸出容器

【課題】レンタル品の入れ忘れを防止することができる貸出容器を提供する。
【解決手段】無線ICタグが取り付けられた貸出物2を貸し出すための貸出容器1であって、容器内に収容されている貸出物2に関する貸出情報を記憶する貸出情報記憶部25と、貸出物2の確認を目的とした所定の操作を行うための操作部8bと、操作部8bの操作をトリガーとして、無線ICタグと通信を行い、貸出物2が検出可能か否かを判別する判別部と、判別部の判別結果を報知する報知部と、を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、貸出物を貸し出すための貸出容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、CDやDVD等をレンタルする店舗(以下、レンタル店)では、営業時間外でもレンタル品(貸出物)の返却を可能とするために返却ボックスを設置し、営業時間外はこの返却ボックスにレンタル品を投函してもらうシステムを導入している。例えば、特許文献1には、レンタル情報を管理・処理するためのサーバーと、RFIDリーダーを備えた返却ボックス(返却端末)とにより構成されたレンタルシステムが記載されている。このシステムでは、予めレンタル品にRFIDチップを付しておき、返却ボックスは、レンタル品がボックスに投入される際に、レンタル品に付されたRFIDチップをRFIDリーダーで読み取る。そして、読み取った情報に基づいてサーバーと連携し、レンタル品の返却処理および延滞処理を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−219597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、CDやDVDをレンタルする際、一般的にその店舗が提供する貸出袋やケース等の貸出容器にレンタル品を入れて貸出や返却を行う。このため、上記のような返却ボックスを用いてレンタル品の返却を行う場合、顧客が貸出袋(ケース)の中を確認せずに返却(投函)することが多く、レンタル品の入れ忘れによるトラブルが発生するという問題がある。
【0005】
本発明は、上記の問題に鑑みたものであり、レンタル品の入れ忘れを防止することができる貸出容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の貸出容器は、無線ICタグが取り付けられた貸出物を貸し出すための貸出容器であって、容器内に収容されている貸出物に関する貸出情報を記憶する貸出情報記憶部と、貸出物の確認を目的とした所定の操作を行うための操作部と、操作部の操作をトリガーとして、無線ICタグと通信を行い、貸出物が検出可能か否かを判別する判別部と、判別部の判別結果を報知する報知部と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、貸出物が検出可能か否かを判別し、その結果を報知することができる。これにより、ユーザーは、貸出容器内に貸出物が存在するか否かを把握することができるため、例えば、貸出物(貸出容器)の返却時に、貸出物を入れ忘れたまま返却することを防止することができる。
なお、貸出情報としては、取引番号、会員番号、貸出日、返却日、貸出物の品目ID、品目名、貸出物の数量などが考えられる。
【0008】
本発明の貸出容器において、報知部は、判別結果を表示することにより報知を行うことが好ましい。
【0009】
この構成によれば、判別結果を表示することで、視覚的に貸出物の有無を認識できる。例えば、判別結果として、検出できなかった貸出物の貸出情報(品目名等)を表示することで、どの貸出物が無いのかを容易に把握することができ、利便性が良い。
【0010】
本発明の貸出容器において、報知部は、音声出力により報知を行なうことが好ましい。
【0011】
この構成によれば、判別結果を音声で通知することができる。例えば、判別結果として、検出できなかった貸出物の貸出情報(品目名等)を音声で通知することで、どの貸出物が無いのかを容易に把握することができ、利便性が良い。
【0012】
本発明の貸出容器において、貸出情報を表示する表示部をさらに備えたことが好ましい。
【0013】
この構成によれば、例えば、貸出情報として、貸出物の品目名、貸出物の数量、貸出日、返却期限等を表示することができる。これにより、一般的に貸し出し時に印刷される貸出伝票などの紙媒体の消費を削減することができると共に、貸出伝票を紛失して、何を借りたのか、あるいはいつまでに返却すれば良いのかが分からなくといったことを防止することができる。
【0014】
本発明の貸出容器において、表示部は、電子ペーパーで形成されていることが好ましい。
【0015】
この構成によれば、表示部が電子ペーパーで形成されていることにより、表示内容の書き換え時のみ微小電力を必要とするだけで、表示内容を維持するための電力は不要となり、省電力で画面表示を行うことができる。
【0016】
本発明の貸出容器において、判別部は、容器内および容器外のいずれかにおいて、貸出物が検出可能か否かを判別することが好ましい。
【0017】
この構成によれば、貸出容器内において貸出物が検出可能か否かを判別することで、対象となる貸出物を検出できれば、貸出容器内にその貸出物があることが把握でき、検出不可能であれば、その貸出物の入れ忘れを把握することができる。
また、貸出容器外において貸出物が検出可能か否かを判別することで、対象となる貸出物を検出した場合は、貸出物の入れ忘れがあることを把握できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の一実施形態に係るレンタル袋およびレンタル品の外観図である。
【図2】レンタル袋およびレンタル品の制御ブロック図である。
【図3】貸出情報確認画面および内容物確認画面の表示内容を示す図である。
【図4】レンタル袋内のレンタル品の有無を検出し、その情報を表示する手順について説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本発明の貸出容器は、貸出物を容器内に収納すると共に、貸出物に関する情報を表示するものである。なお、本実施形態では、請求項における貸出物を、レンタル店で貸し出されるCDやDVDソフト等のレンタル品とし、貸出容器を、レンタル品を収納するレンタル袋として説明する。
【0020】
図1は、本実施形態に係るレンタル袋1およびレンタル品2の外観図である。図1に示すように、レンタル袋1は、上方にレンタル品2を収納するための開口部3を有し、レンタル袋1の背面部4の上方に一端を固定した蓋5により、この開口部3を開閉するように形成されている。レンタル袋1の外側前面部6には、表示部7および操作部8が設けられ、レンタル袋1の内側外周には、レンタル袋1全体を覆うようにアンテナ9が配置(巻回)されている(図中ではレンタル袋1の前面および右側面のみを記載)。また、レンタル袋1の内側には、袋側ICタグ10(無線ICタグ)を備えており、上記のアンテナ9と接続されている。なお、アンテナ9は、レンタル袋1の襠の部分を有効に利用して配置することが好ましい。
【0021】
表示部7は、ユーザー(借主)が借りた全てのレンタル品2に関する情報(以下、「貸出情報」と称す。)、あるいはレンタル袋1内の内容物に関する情報(レンタル品2がレンタル袋1内に入っているか否かに関する情報。以下、「内容物情報」と称す。)を表示する。
【0022】
操作部8は、貸出情報確認ボタン8aおよび内容物確認ボタン8bを有している。貸出情報確認ボタン8aは、押下することにより、表示部7に貸出情報を表示するためのボタンである。一方、内容物確認ボタン8bは、押下することにより、その時点での内容物情報を表示部7に表示するためのボタンである。ユーザーは、これらボタン8a、8bを操作することで、表示内容を切り替えることができる。
【0023】
袋側ICタグ10は、ユーザーに関する各種情報、およびレンタル品2に関する各種情報を記憶する他、アンテナ9を介してレンタル品2(後述の媒体側ICタグ11)と無線通信(非接触通信)を行う。
【0024】
一方、レンタル品2には、媒体側ICタグ11と、媒体側ICタグ11に接続されたアンテナ12とが付されている。媒体側ICタグ11は、自身(当該レンタル品2)の各種情報を記憶する他、アンテナ12を介してレンタル袋1(袋側ICタグ10)と無線通信(非接触通信)を行う。
【0025】
なお、図1では、上記の媒体側ICタグ11およびアンテナ12をレンタル品2に直に付しているが、これに限らず、レンタル品2を収容するケース13に付しても良い。
【0026】
次に、図2の制御ブロック図を参照して、レンタル袋1およびレンタル品2の制御構成について説明する。レンタル袋1は、記憶部22、通信部23、アンテナ9、表示部7、操作部8、電源部24および各部を制御する制御部21を備えている。なお、上述の袋側ICタグ10は、制御部21、記憶部22および通信部23により構成されるものとする。
【0027】
記憶部22は、不揮発性のメモリーであり、貸出情報記憶領域25(貸出情報記憶部)を有している。貸出情報記憶領域25には、貸出情報として、レンタル品2を貸し出す際の取引番号、ユーザーの会員番号、ユーザーが借りたレンタル品2のID(以下、「レンタル品ID」と称す。)、レンタル品2の種別(CDやDVD等)、レンタル品2の品目(タイトル)、レンタル品2の数量、貸出日および返却日が関連付けて記憶されている。なお、貸出情報記憶領域25に記憶された各種情報は、レンタル店の貸出口において、レンタル品2の貸出処理を行う際に使用するPOS端末(不図示)により書き込まれるものとする。
【0028】
電源部24は、電池(ボタン電池)であり、各部に電源を供給する。通信部23は、アンテナ9を介し、LF帯を利用してレンタル品2と無線通信を行う通信手段として機能する。制御部21は、通信部23を制御し、アンテナ9を介して袋内のレンタル品2のレンタル品IDを読み取る。具体的には、袋内のレンタル品2に対して、レンタル品IDの読取要求(以下、「ID読取要求」と称す。)をブロードキャストし、そのID読取要求に対する応答を受信することにより、各レンタル品2のレンタル品IDを読み取る。なお、このレンタル品IDの読み取りは、内容物確認ボタン8bの押下をトリガーとして実行される。
【0029】
表示部7は、電子ペーパーで形成されており、上述のように貸出情報または内容物情報を表示する。表示部7が電子ペーパーで形成されているため、表示内容の書き換え時のみ微小電力を必要とするだけで、表示内容を維持するための電力は不要となり、省電力で画面表示を行うことができる。
【0030】
操作部8は、上述のように、貸出情報確認ボタン8aおよび内容物確認ボタン8bから成り、各ボタン8a、8bの操作により、表示部7に所定の情報(貸出情報または内容物情報)を表示する。なお、本実施形態では、操作部8を表示部7とは別体に構成しているが、これに限らず、タッチパネル等により表示部7と一体に構成するようにしても良い。
【0031】
レンタル品2は、記憶部32、通信部33、アンテナ12、電力発生部34およびこれら各部を制御する制御部31を備えている。なお、上述の媒体側ICタグ11は、制御部31、記憶部32、通信部33および電力発生部34により構成されるものとする。
【0032】
電力発生部34は、各部を駆動するための電力を発生させるものであり、アンテナ12を介してレンタル袋1(アンテナ9)からの交流磁界を受信することにより、起電力を発生させる。記憶部32は、自身を識別するためのレンタル品IDを記憶する。通信部33は、アンテナ12を介して、レンタル袋1(通信部23)と無線通信を行う通信手段として機能する。制御部31は、通信部23を制御し、アンテナ12を介してレンタル袋1から送信されるID読取要求を受信し、これ対する応答として、自身のID(レンタル品ID)をレンタル袋1に送信する。
【0033】
以上の構成により、レンタル袋1は、ユーザーにより貸出情報確認ボタン8aが押下されることで、ユーザーが借りたレンタル品2の貸出情報を表示する。また、ユーザーにより内容物確認ボタン8bが押下されることで、レンタル袋1は、袋内のレンタル品2のレンタル品IDの読み取りを行う。そして、これにより、レンタル品2が袋内で検出可能か否か(袋内に在るか否か)を判別し、その判別結果(内容物情報)を表示する。
【0034】
ここで、図3を参照して、レンタル袋1の表示部7に表示される内容について説明する。図3(a)は、貸出情報の確認画面(貸出情報確認画面7a)を示す図である。図3(a)に示すように、貸出情報確認画面7aは、基本情報表示領域41およびレンタル品情報表示領域42を有しており、基本情報表示領域41には、会員番号、貸出日および返却日が表示される。一方、レンタル品情報表示領域42には、各レンタル品2の種別、品目(タイトル)、数量、およびレンタル品2の合計点数が表示される。
【0035】
このように、貸出情報確認画面7aにおいて、貸出情報を表示することで、一般的に貸し出し時に印刷される貸出伝票などの紙媒体の消費を削減することができると共に、貸出伝票を紛失して、何を借りたのか、あるいはいつまでに返却すれば良いのかが分からなくといったことを防止することができる。
【0036】
一方、図3(b)は、内容物情報の確認画面(内容物確認画面7b,報知部)を示す図である。図3(b)に示すように、内容物確認画面7bは、基本情報表示領域43および内容物情報表示領域44を有している。基本情報表示領域43には、貸出情報確認画面7aの基本情報表示領域41の内容と同様の内容が表示される。一方、内容物情報表示領域44には、レンタル品2毎に、レンタル品2の品目、当該レンタル品2がレンタル袋1の中に入っているか否かを示す確認情報(入っているものは「○」で表示され、入っていないものは「×」で表示される)、および全てのレンタル品2に関する確認情報に基づくメッセージを表示する。例えば、レンタル袋1の中に、レンタル品2の一部しか入っていない場合は、「返却物が不足しています」というメッセージを表示し、全てのレンタル品2が入っている場合は、「返却物は全て揃っています」というメッセージを表示する。
【0037】
このように、ユーザーは、内容物確認画面7bで現時点のレンタル袋1内のレンタル品2の有無を視覚的に認識できるため、どのレンタル品2が無いのかを容易に把握することができ、利便性が良い。なお、貸出情報確認画面7aおよび内容物確認画面7bの表示内容は、所定時間を経過すると返却日を除く貸出情報が自動的に消えることが好ましい。これにより、例えば、レンタル店から自宅(あるいは、自宅からレンタル店)の間で、第三者に個人情報(会員番号)およびレンタル品2の内容(何を借りたのか)などの情報の漏洩を防止できる。
【0038】
次に、図4のフローチャートを参照して、レンタル袋1内のレンタル品2の有無を検出し、その情報(内容物情報)を表示する手順について説明する。まず、ユーザーにより内容物確認ボタン8bが押下されると(S01)、袋側ICタグ10(レンタル袋1)は、袋内の媒体側ICタグ11(レンタル品2)に対してID読取要求をブロードキャストする(S02)。
【0039】
このID読取要求に対して、所定時間内に媒体側ICタグ11からの応答があった場合(S03;Yes)、袋側ICタグ10は、当該媒体側ICタグ11に記憶されたレンタル品IDを取得する(S04)。この時、袋側ICタグ10は、媒体側ICタグ11の送信出力の強いものから順に応答を受信することになり、応答を受信した媒体側ICタグ11のレンタル品IDを取得した後、その媒体側ICタグ11に対して送信を停止するコマンドを送信する。つまり、袋側ICタグ10がレンタル品IDを取得した媒体側ICタグ11は、停止状態(通信しない状態)になる。
【0040】
そして、袋側ICタグ10は、媒体側ICタグ11からの応答が無くなるまでS02以降の処理を繰り返し実行する。つまり、応答が無くなった時点で袋内のレンタル品2(レンタル品ID)は全て読み取ったことになる(S03;No)。
【0041】
続いて、袋側ICタグ10は、取得した全てのレンタル品IDについて、各レンタル品IDと、貸出情報記憶領域25に記憶したレンタル品IDとに基づき、レンタル品2の検出の有無を判別する(S04,判別部)。つまり、検出されたレンタル品2(レンタル品IDを読み取ったレンタル品2)は袋内にあると判別し、検出されないレンタル品2(レンタル品IDを読み取れなかったレンタル品2)は、袋外にあると判別する。そして、レンタル袋1は、その判別結果を表示部7に表示する(S05,図3(b)参照)。
【0042】
以上のように、本実施形態では、レンタル袋1内において、レンタル品2が検出可能か否か(読み取り可能か否か)を判別し、その結果を表示(報知)することができる。これにより、ユーザーは、レンタル袋1内にレンタル品2が存在するか否かを把握することができるため、例えば、レンタル品2の返却時に、レンタル袋1にレンタル品2を入れ忘れたまま返却することを防止できる。
【0043】
なお、本実施形態では、レンタル袋1内の内容物情報を表示部7に表示することで、その内容をユーザーに報知しているが、これに限るものではなく、音声により報知するようにしても良い。この場合、レンタル袋1に音声出力部(報知部)を設けることで可能となる。例えば、検出できなかったレンタル品2のタイトルを音声で通知することで、どのレンタル品2が無いのかを容易に把握することができ、利便性が良い。また、表示と音声とを組み合わせて報知しても良い。
【0044】
また、本実施形態では、レンタル袋1内においてレンタル品2(媒体側ICタグ11)が検出可能か否か(読み取り可能か否か)を判別しているが、これに限るものではない。例えば、アンテナ9に、レンタル袋1から外に向けて指向性を持たせることで、レンタル袋1外において、レンタル品2(媒体側ICタグ11)が検出可能か否かを判別しても良い。この場合、レンタル品2を検出することで、レンタル袋1の中に、そのレンタル品2を入れ忘れていることを把握できる。
【0045】
また、上述した実施例によらず、レンタル袋1の制御構成や処理手順等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
【符号の説明】
【0046】
1…レンタル袋 2…レンタル品 7…表示部 7a…貸出情報確認画面 7b…内容物確認画面 8…操作部 8b…内容物確認ボタン 11…媒体側ICタグ 25…貸出情報記憶領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線ICタグが取り付けられた貸出物を貸し出すための貸出容器であって、
容器内に収容されている前記貸出物に関する貸出情報を記憶する貸出情報記憶部と、
前記貸出物の確認を目的とした所定の操作を行うための操作部と、
前記操作部の操作をトリガーとして、前記無線ICタグと通信を行い、前記貸出物が検出可能か否かを判別する判別部と、
前記判別部の判別結果を報知する報知部と、を備えたことを特徴とする貸出容器。
【請求項2】
前記報知部は、前記判別結果を表示することにより報知を行うことを特徴とする請求項1に記載の貸出容器。
【請求項3】
前記報知部は、音声出力により報知を行なうことを特徴とする請求項1または2に記載の貸出容器。
【請求項4】
前記貸出情報を表示する表示部をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の貸出容器。
【請求項5】
前記表示部は、電子ペーパーで形成されていることを特徴とする請求項4に記載の貸出容器。
【請求項6】
前記判別部は、
前記容器内および容器外のいずれかにおいて、前記貸出物が検出可能か否かを判別することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の貸出容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−173702(P2010−173702A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−19203(P2009−19203)
【出願日】平成21年1月30日(2009.1.30)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】