説明

貼付剤

【課題】 扁桃炎の患者が医療機関に出向いて治療を受ける時間と身体の負担を軽減し、医療機関において治療薬の投与を受け懸念される副作用を防ぐための貼付剤を提供する。
【解決手段】 第1基材層と遠赤外線放射体、ゲルマニゥム、チタン粉末を固着する樹脂混合層と第2基材層と粘着材層、粘着材支持体と剥離シートとが順に積層された構成の貼付剤である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
従来、扁桃炎を患ったときは症状により症状をおさえるために、口腔内を洗浄、消毒、殺菌剤などにより処置を行い、炎症が改善されない場合は医療機関に出向いて、医薬品の投与、消毒剤による殺菌治療、更に症状が改善されない場合は扁桃の患部を切除により処置をしていた。
【背景技術】
【0002】
本発明は、扁桃炎をわずらっている人が、遠赤外線放射体、ゲルマニウム、チタンの生体電流改善剤の混合体による、相互作用により のど の つぼ を刺激することで扁桃炎を簡単に改善できる貼付剤に関する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来、扁桃炎を患うと、炎症をおさえるのに時間を要し又、痛みを感じて、炎症を早期に快復する事が大変であったが、本発明の貼付剤を患部の外側の皮膚に貼ることにより炎症を簡単且つ即効的に改善するための貼付剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
粘着剤層支持体と粘着剤層と剥離シート、第一基材層と遠赤外線放射体、ゲルマニウムとチタン、及び合成樹脂の混合層と第二基材層とが順に積層された構造からなる貼付剤である。
【0005】
前記遠赤外線放射体、ゲルマニウム、チタン及び合成樹脂の混合組成物固体が立方体に形成されている構成の貼付剤である。
【発明の効果】
【0006】
請求工1に係わる発明では、遠赤外放射体、ゲルマニウムの電磁波が共鳴することにより細胞をより活性化させるとともに、生体電流改善剤であるチタン、生体電流改善剤をかねる、ゲルマニウムにより、生体電流を改善し体液の流れをさらに改善させることにより、扁桃炎の炎症を起こしている細胞を活性化することができる。
【0007】
請求項1に係る基材層に100%木綿不織布を使用しているために遠赤外線放射体、ゲルマニゥム、チタン及び合成樹脂混合層が肌に直接にふれないため肌にマイルドな構成からなる。
【0008】
本発明の扁桃炎の改善剤の有効成分として遠赤外線放射体、一成分を扁桃炎の改善剤として使用しても効果は認められ使用できるが、ゲルマニゥム、チタンを添加することにより遠赤外線放射体エネルギー、生体電流、の効果が即効的に強まる事が、本発明の大きな特徴である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面を引用して本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の第1実施形態を示す平面図、図2は図1の断面図、第3図は本発明の貼付剤を のど に貼着する位置図であり、本発明の貼付剤の構成は、3の遠赤外線放射体、ゲルマニゥム、チタン及び合成樹脂の混合層、1は第1基材層(不織布)、2は第2基材層(不織布)、1と2は3の組成に含有する合成樹脂にて接着されている、4は剥離層、5は粘着剤層、6は粘着剤支持体、7は本発明の貼付剤を貼着する位置、のど仏の周囲に十文字に4箇所に貼る、8は のど仏(頚椎2番)、の位置をそれぞれ示す、本発明の貼付剤は以上のような構造である。
【0010】
従来の消炎シップ剤は患部を全て覆うような大きな消炎剤の形態を必要としたが、本発明の貼付剤は小さい形態で十分な効果が得られる。
【0011】
本発明の第1実施形態の貼付剤は、平面図が1、積層構成を示す断面図が2、にそれぞれ示すとおりである、平面形状は、図1に示すように、本発明の遠赤外線放射体、ゲルマニゥム、チタン及び合成樹脂の混合体、を平面状に厚みを持たせ均一に塗布し第1基材層と第2基材層でサンド乾燥した板状の物を直径7ミリ、高さ3ミリの立方体形に打ち抜き剥離シートを直径7ミリの大きさに抜き取り、その抜いた部分に第1基材層を差込み粘着剤層に固定する。
断面形状は図2に、示すように形成されており第2基材層と遠赤外線放射体、ゲルマニウム、チタン、合成樹脂混合層3と、第1基材層、粘着剤層5、と粘着剤層支持体6、剥離シート4、とが積層された構成からなる。
【0012】
本発明の遠赤外線放射体、ゲルマニゥム、チタン及び合成樹脂混合層は第1基材層、第2基材層によりサンドした形態であるが第1基材層、第2基材層を使用せず遠赤外線放射体、ゲルマニゥム、チタンの混合体のみ或いは前者に天然樹脂、合成樹脂を1〜50%添加混合して打錠加工形態のものであっても良い。
【0013】
遠赤外線放射体、ゲルマニゥム、チタン及び合成樹脂混合層は遠赤外線放射体、ゲルマニゥム、チタン、の粉体のみを粘着剤に添加、混合して粘着剤支持体に前面に塗布した形態で現在一般に湿布剤として使用されている形態でも良い。
【0014】
本発明の貼付剤の形態は円形としているが形状は貼付する位置に適した形状であれば良く、円形状、方形状、長方形状、その他の形状とすることが出来る。
【0015】
本発明の貼付剤を図3に示すように のど の つぼ 7に貼付して衰弱して炎症を起こしている弱った細胞を蘇らせ活性化させることにより炎症を改善することが出来る。
【0016】
本発明の貼付剤の第1基材、第2基材を構成する素材としては吸収性(肌よりの発汗があるため)通気性を有する不織布、布、多穴性樹脂フイルム、その他、を使用することが出来るが、好ましくは不織布が適している。
不織布の厚さとしては15〜150/m好ましい。
【0017】
本発明の遠赤外線放射体としては合成セラミック、天然鉱石を利用することが出来る。天然遠赤外線放射体としては、トルマリン、石英岩、段戸石、花崗岩石、,透輝石、ホルンヘルス、等その他、多数あるが、特に九州の深山で採掘される天降石SGEなる遠赤外線放射体(大分県別府市オンリー株式会社)が好適に利用できる。天降石SGEは波長4〜14μmの遠赤外線を放射し、少なくとも珪素28%、アルミニウム10%、カリウム6%を含む天降石を粉砕微細化した粉末である。特にカリウム−40を含有していてそのサトルエネルギーが、遠赤外線、体電流の効果を著しく高める作用があるため衰弱した細胞を活性化できる。生体電流改善材としてはチタン、ゲルマニウムが好ましい。赤外線放射体、ゲルマニゥム、チタンの粉末の大きさは経済上、工程の上からも1〜80ミクロンが好ましい。
【0018】
本発明の遠赤外線放射体、ゲルマニゥム、チタン粉末を固着する樹脂としては、ポリウレタン、アクリル、硝化綿、シエラック、植物性樹脂、その他多数の種類があるが肌にマイルドなものであればよく、特にスーパーフレクス(第一工業製薬株式会社製)が好適である。
【0019】
本発明の遠赤外線放射体、ゲルマニゥム、チタン粉末、固着材混合物の塗布量は30〜150g/m(固形分)の範囲が適当である。
【0020】
本発明の粘着層を構成する、粘着材は肌に刺激反応、過敏反応を招いてアレルギーを、おこす恐れの無い物であれば特に限定されないが、アクリル系、ラテックス系、ゴム系、ロジン系、植物系、などが利用できる。
【0021】
本発明の粘着剤を支持体に塗布する方法はグラビア方式、ロールコーター方式、バーコーター方式、スキージコート方式、スプレイ方式等により行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】 本発明の貼付剤の平面図。
【図2】 図1の断面図。
【図3】 本発明の貼付剤を のど に貼付する位置図。
【符号の説明】
【0023】
1 第1基材層
2 第2基材層
3 遠赤外線放射体、ゲルマニゥム、チタン、固着材混合体層
4 剥離シート
5 粘着層
6 粘着材支持体
7 貼付剤を のど に貼着する位置
8 のどぼとけ の位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
粘着剤層支持体と粘着剤層と剥離シートと剥離シートの一部分を切り取り粘着剤が剥離シートに覆われない部分をつくり、その場所に第一基材層と遠赤外線放射体、ゲルマニウム、チタン,及び合成樹脂との混合層と第2基材層とが積層され、第一基材層が粘着剤層に積層された構成からなることを特長とする貼付剤。
【請求項2】
前記,第一基材層と遠赤外線放射体、ゲルマニウム、チタン,及び合成樹脂との混合層と第2基材層とが粘着層及び粘着層支持体の外周より2mm以上小さい形状であることを特長とする貼付剤。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−120578(P2009−120578A)
【公開日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−321360(P2007−321360)
【出願日】平成19年11月14日(2007.11.14)
【出願人】(507407342)
【Fターム(参考)】