貼着シート
【課題】 消耗製品等を廃棄処分する前に、製品に貼着された貼着シートを、容易に剥離することのできる貼着シートを提供することを目的とする。
【解決手段】 消耗製品の説明用等として製品に貼着する貼着シートにおいて、該貼着シートの端縁の少なくとも一部に容易剥離部を形成したことを特徴とする。
【解決手段】 消耗製品の説明用等として製品に貼着する貼着シートにおいて、該貼着シートの端縁の少なくとも一部に容易剥離部を形成したことを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は消耗製品の説明用等として製品に貼着する貼着シートに係わり、特に住宅設備機器に好適なリサイクル処理に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、消耗製品、例えば、局部洗浄装置はその耐用年数が１０年〜15年とされており、したがって、耐用年数が経過した製品は消耗したものとして破棄処分される。かかる廃棄処分に際しては、産業廃棄物の処理業者などに引き渡されて部品レベルで再利用されたり、焼却や投棄処分などがなされるが、消耗制品には、必ずその使用方法や製造元や保守点検説明などが印刷された説明用貼着シートを貼着している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、消耗製品の製造メーカーとしては、消耗した製品を末端使用者より回収して産業廃棄物業者へ引き渡すに際し、これらの説明用貼着シートをそのまま貼着しておくことは、これらの消耗製品が流通に不用に混入するおそれががあり、また、確実に廃棄処分されても、その間の流通経緯で自社の名称などが人目に触れる場合が多く、製造メーカーの印象を悪化させる要因ともなる欠点を有していた。そこで、本発明は、消耗製品等を廃棄処分する前に、製品に貼着された貼着シートを、容易に剥離することのできる貼着シートを提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するためになされたもので、請求項１記載の発明は、消耗製品の説明用等として製品に貼着する貼着シートにおいて、該貼着シートの端縁の少なくとも一部に容易剥離部を形成したことを特徴とする。本発明においては、貼着シートの端縁の少なくとも一部に容易剥離部を形成したことにより、消耗製品等の廃棄処分前に貼着シートの端縁の少なくとも一部のを容易剥離部から順に全体を容易に剥離することができる。
【０００５】請求項２記載の発明は、請求項１記載の貼着シートにおいて、前記容易剥離部は、つまみ代としたことを特徴とする。本発明においては、容易剥離部をつまみ代としたことにより、貼着シートの貼着力に抗してつまみ代をつまんで全体を剥離することが出来るため、容易に剥離作業が行える。
【０００６】請求項３記載の発明は、請求項１または請求項２記載の貼着シートにおいて、前記容易剥離部は、製品へのシート貼着力が他部より弱く形成されたことを特徴とする。本発明においては、容易剥離部も貼着力を有するため、製品の使用時にはがれてしまうことを防止、且つ、剥がす際には、容易に剥がすことができる。
【０００７】請求項４記載の発明は、消耗製品の説明用等として製品に貼着する貼着シートにおいて、該貼着シートを熱により変形する熱変形材料にて形成したことを特徴とする。本発明においては、消耗製品を回収して廃棄処分する前に、一定の熱を加えると、貼着シートは、熱変形により収縮し、あるいは、形状が変化して消耗製品の貼着面から自動的に剥離して、人手を要することなく貼着シートの剥離作業を完了し、消耗製品はそのまま所要の廃棄ルートに搬出できる効果がある。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図面により説明する。図１に温水洗浄便座の例を示す。１は貼着シートであり、端縁の少なくとも一部に容易剥離部２が形成されている。貼着シート１は温水洗浄便座１０の便蓋１１の裏側など、なるべく人目に付き易い部位にはられる。
【０００９】図２に熱変形材料で形成された貼着シートを便蓋の裏側に貼着した図を示す。図において、３は熱変形材料で形成された貼着シートである。
【００１０】
【発明の効果】本発明においては、貼着シートの端縁の少なくとも一部に容易剥離部を形成したことにより、消耗製品の廃棄処分前に貼着シートの端縁の少なくとも一部のを容易剥離部から順に全体を容易に剥離することができる。また、消耗製品を回収して廃棄処分する前に、一定の熱を加えると、貼着シートは、熱変形により収縮し、あるいは、形状が変化して消耗製品の貼着面から自動的に剥離して、人手を要することなく貼着シートの剥離作業を完了し、消耗製品はそのまま所要の廃棄ルートに搬出できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一部に容易剥離部を形成した貼着シートを便蓋の裏側に貼着した図
【図２】本発明の熱変形材料で形成された貼着シートを便蓋の裏側に貼着した図
【符号の説明】
１，３…貼着シート、２…容易剥離部、１０…温水洗浄便座、１１…便蓋
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は消耗製品の説明用等として製品に貼着する貼着シートに係わり、特に住宅設備機器に好適なリサイクル処理に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、消耗製品、例えば、局部洗浄装置はその耐用年数が１０年〜15年とされており、したがって、耐用年数が経過した製品は消耗したものとして破棄処分される。かかる廃棄処分に際しては、産業廃棄物の処理業者などに引き渡されて部品レベルで再利用されたり、焼却や投棄処分などがなされるが、消耗制品には、必ずその使用方法や製造元や保守点検説明などが印刷された説明用貼着シートを貼着している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、消耗製品の製造メーカーとしては、消耗した製品を末端使用者より回収して産業廃棄物業者へ引き渡すに際し、これらの説明用貼着シートをそのまま貼着しておくことは、これらの消耗製品が流通に不用に混入するおそれががあり、また、確実に廃棄処分されても、その間の流通経緯で自社の名称などが人目に触れる場合が多く、製造メーカーの印象を悪化させる要因ともなる欠点を有していた。そこで、本発明は、消耗製品等を廃棄処分する前に、製品に貼着された貼着シートを、容易に剥離することのできる貼着シートを提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するためになされたもので、請求項１記載の発明は、消耗製品の説明用等として製品に貼着する貼着シートにおいて、該貼着シートの端縁の少なくとも一部に容易剥離部を形成したことを特徴とする。本発明においては、貼着シートの端縁の少なくとも一部に容易剥離部を形成したことにより、消耗製品等の廃棄処分前に貼着シートの端縁の少なくとも一部のを容易剥離部から順に全体を容易に剥離することができる。
【０００５】請求項２記載の発明は、請求項１記載の貼着シートにおいて、前記容易剥離部は、つまみ代としたことを特徴とする。本発明においては、容易剥離部をつまみ代としたことにより、貼着シートの貼着力に抗してつまみ代をつまんで全体を剥離することが出来るため、容易に剥離作業が行える。
【０００６】請求項３記載の発明は、請求項１または請求項２記載の貼着シートにおいて、前記容易剥離部は、製品へのシート貼着力が他部より弱く形成されたことを特徴とする。本発明においては、容易剥離部も貼着力を有するため、製品の使用時にはがれてしまうことを防止、且つ、剥がす際には、容易に剥がすことができる。
【０００７】請求項４記載の発明は、消耗製品の説明用等として製品に貼着する貼着シートにおいて、該貼着シートを熱により変形する熱変形材料にて形成したことを特徴とする。本発明においては、消耗製品を回収して廃棄処分する前に、一定の熱を加えると、貼着シートは、熱変形により収縮し、あるいは、形状が変化して消耗製品の貼着面から自動的に剥離して、人手を要することなく貼着シートの剥離作業を完了し、消耗製品はそのまま所要の廃棄ルートに搬出できる効果がある。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図面により説明する。図１に温水洗浄便座の例を示す。１は貼着シートであり、端縁の少なくとも一部に容易剥離部２が形成されている。貼着シート１は温水洗浄便座１０の便蓋１１の裏側など、なるべく人目に付き易い部位にはられる。
【０００９】図２に熱変形材料で形成された貼着シートを便蓋の裏側に貼着した図を示す。図において、３は熱変形材料で形成された貼着シートである。
【００１０】
【発明の効果】本発明においては、貼着シートの端縁の少なくとも一部に容易剥離部を形成したことにより、消耗製品の廃棄処分前に貼着シートの端縁の少なくとも一部のを容易剥離部から順に全体を容易に剥離することができる。また、消耗製品を回収して廃棄処分する前に、一定の熱を加えると、貼着シートは、熱変形により収縮し、あるいは、形状が変化して消耗製品の貼着面から自動的に剥離して、人手を要することなく貼着シートの剥離作業を完了し、消耗製品はそのまま所要の廃棄ルートに搬出できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一部に容易剥離部を形成した貼着シートを便蓋の裏側に貼着した図
【図２】本発明の熱変形材料で形成された貼着シートを便蓋の裏側に貼着した図
【符号の説明】
１，３…貼着シート、２…容易剥離部、１０…温水洗浄便座、１１…便蓋
【特許請求の範囲】
【請求項１】 消耗製品の説明用等として製品に貼着する貼着シートにおいて、該貼着シートの端縁の少なくとも一部に容易剥離部を形成したことを特徴とする貼着シート。
【請求項２】 前記容易剥離部は、つまみ代としたことを特徴とする請求項１記載の貼着シート。
【請求項３】 前記容易剥離部は、製品へのシート貼着力が他部より弱く形成されたことを特徴とする請求項１または請求項２記載の貼着シート。
【請求項４】 消耗製品の説明用等として製品に貼着する貼着シートにおいて、該貼着シートを熱により変形する熱変形材料にて形成したことを特徴とする貼着シート。
【請求項１】 消耗製品の説明用等として製品に貼着する貼着シートにおいて、該貼着シートの端縁の少なくとも一部に容易剥離部を形成したことを特徴とする貼着シート。
【請求項２】 前記容易剥離部は、つまみ代としたことを特徴とする請求項１記載の貼着シート。
【請求項３】 前記容易剥離部は、製品へのシート貼着力が他部より弱く形成されたことを特徴とする請求項１または請求項２記載の貼着シート。
【請求項４】 消耗製品の説明用等として製品に貼着する貼着シートにおいて、該貼着シートを熱により変形する熱変形材料にて形成したことを特徴とする貼着シート。
【図１】
【図２】
【図２】
【公開番号】特開２０００−９８９０６（Ｐ２０００−９８９０６Ａ）
【公開日】平成１２年４月７日（２０００．４．７）
【国際特許分類】
【出願番号】特願平１０−２６７０８１
【出願日】平成１０年９月２１日（１９９８．９．２１）
【出願人】（００００１００８７）東陶機器株式会社 (3,889)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１２年４月７日（２０００．４．７）
【国際特許分類】
【出願日】平成１０年９月２１日（１９９８．９．２１）
【出願人】（００００１００８７）東陶機器株式会社 (3,889)
【Ｆターム（参考）】
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