説明

走行型苗移植機

【課題】走行機体3に,苗を圃場に対して植付けるようにした苗植付け機構10を設けるとともに,苗の一株を入れる苗入れ筒16の複数個を列状に連ねこの各苗入れ筒を平面視で閉ループに構成したガイドレール17に沿って前記苗植付け機構の箇所を通過するように循環移動する構成にした苗移送供給機構11を設けて成る苗移植機において,前記苗入れ筒の個数を多くする場合の大型化及び重量の増大を回避する。
【解決手段】前記ガイドレール17を,前記苗植付け機構の箇所を横切るように延びる第1横行レール部分17aの両端と,前記苗植付け機構から前記走行機体の前部又は後部にずれた箇所を横切るように延びる第2横行レール部分17bの両端との間を,互いに立体交差する中間レール部分17c,17dを介して連続するように接続して,全体として平面視で前後方向に対して8の字状の閉ループに構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,例えば玉葱等の苗を,圃場に対して植付けるようにした走行型の苗移植機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来,この種の走行型苗移植機は,例えば,先行技術としての特許文献1及び2等に記載されているように,左右一対の走行輪体にて走行する走行機体に,苗を圃場に対して植付けるようにした苗植付け機構を設けるとともに,苗の一株を入れる苗入れ筒の複数個を列状に連ねこの各苗入れ筒を平面視で閉ループにしたガイドレールに沿って前記苗植付け機構の箇所を通過するように循環移動する構成にして成る苗移送供給機構を設け,前記走行機体と一緒に歩き移動するか又は前記走行機体に搭乗する作業者が,苗を一株ずつ,前記苗移送供給機構における各苗入り筒に供給すると,この苗を,前記各苗入り筒に入れた状態のままで前記苗植付け機構の箇所にまで移動して前記苗植付け機構に供給し,この苗植付け機構にて圃場に植付けるようにしている。
【特許文献1】特開2006−149281号公報
【特許文献2】特開2007−80号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この種の苗移植機を,これに苗植付け機構の複数を横方向に並べて設けて多条植えに構成する場合には,前記苗移送供給機構も,この複数の各苗植付け機構に苗を迅速に移送供給することができるように構成することが必要であり,このためには,苗入れ筒の個数をできるだけ多く,ひいては,当該複数個の苗入れ筒を列状に連ねた長さをできるだけ長くすることによって,各苗入れ筒への苗の供給が多くの作業者によって行うことができるように構成しなければならない。
【0004】
そこで,従来の苗移植機においては,前記特許文献1又は2に記載されているように,前記苗移送供給機構を,走行方向の左右両側に,走行方向に対して前後方向の長い楕円状の閉ループの形態にして設けるという構成にしている。
【0005】
しかし,前記苗移送供給機構を,走行機体の左右両側に,前後方向の長い楕円状の閉ループの形態にして設けることは,前記両苗移送供給機構における各苗入れ筒の個数を多くできるとともに,作業者が走行機体と一緒に歩きながら,又は,走行機体に搭乗した状態で前記各苗入れ筒内への苗の供給を行うことができるものの,前記両苗移送供給機構を含む全体の幅が増大するばかりか,長さも増大するから,重量の大幅な増大を招来するとともに,大幅な大型化を招来するという問題があった。
【0006】
本発明は,この問題を解消した走行型の苗移植機を提供することを技術的課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この技術的課題を達成するため請求項1は,
「左右一対の走行輪体にて走行する走行機体に,苗を圃場に対して植付けるようにした苗植付け機構を設けるとともに,苗の一株を入れる苗入れ筒の複数個を列状に連ねこの各苗入れ筒を平面視で閉ループに構成したガイドレールに沿って前記苗植付け機構の箇所を通過するように循環移動する構成にした苗移送供給機構を設けて成る苗移植機において,
前記苗移送供給機構におけるガイドレールを,
前記苗植付け機構の箇所を前記走行機体の走行方向を横切るように延びる第1横行レール部分の両端と,前記苗植付け機構から前記走行機体の前部又は後部にずれた箇所を前記走行機体の走行方向を横切るように延びる第2横行レール部分の両端との間を,互いに立体交差する中間レール部分を介して連続するように接続して,全体として平面視で前後方向に対して8の字状の閉ループに構成した。」
ことを特徴としている。
【0008】
請求項2は,
「前記請求項1の記載において,前記第1横行レール部分及び第2横行レール部分を,U字状に構成した。」
ことを特徴としている。
【0009】
請求項3は,
「前記請求項1又は2の記載において,前記第2横行レール部分に隣接する部分に,作業者が搭乗する座席を設けた。」
ことを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
前記請求項1に記載した構成によると,苗移送供給機構において列状に連ねた多数個の苗入れ筒を,全体として平面視で前後方向に対して8の字状の閉ループに沿って循環移動することができることにより,前記苗移送供給機構を一つに構成したものでありながら,この一つの苗移送供給機構において列状に連ねた苗入れ筒の個数を,従来のように,二つの苗移送供給機構に構成した場合に匹敵する程度にまで多くすることができるとともに,前記各苗入れ筒に対する一株の苗の供給が,作業者が走行機体と一緒に歩きながら,又は,走行機体に搭乗した状態で容易に行うことができるから,前記苗植付け機構の複数個を横方向に並べて設けることで多条植えに構成した場合における重量の大幅な増大,及び大幅な大型化を確実に回避できる。
【0011】
また,請求項2に記載した構成によると,列状に連ねた苗入れ筒の個数を,第1横行レール部分及び第2横行レール部分をU字状に構成した分だけ更に多くすることができるから,前記した効果を助長できる。
【0012】
更にまた,請求項3に記載した構成によると,作業者による前記各苗入れ筒への苗の供給を,当該作業者が走行機体に搭乗した状態で,前記第2横行レール部分において行うことができるから,高い作業性を有する利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下,本発明の実施の形態を,図1〜図4の図面について説明する。
【0014】
これらの図に示す苗移植機1は,圃場における畝2を跨いだ状態でこの畝2の長手方向に沿って矢印Aの方向に前進走行しながら,玉葱の苗を,前記畝2における幅方向の複数の各植付け条箇所ごとに,走行方向に沿って一定の間隔で植付けるものである。
【0015】
この玉葱用の苗移植機1は,走行機体3を備えるとともに,後述するように,前記走行機体3をその左右両側において支持した状態で走行する左右一対のクローラ体4a,4bを備えている。
【0016】
前記走行機体3の略中央部分には,後述するエンジン5からの動力を入力とするミッションケース6を備え,このミッションケース6から前方に突出するエンジン台7には,前記エンジン5が搭載されている一方,前記ミッションケース6から後方に延びるフレーム8の後端には,操縦ハンドル9が設けられている。
【0017】
前記走行機体3のうちミッションケース6における後端部の部分には,詳しくは後述する苗植付け機構10の複数個が,前記畝2の幅方向に適宜の条間隔Pで並べて設けられている一方,前記走行機体3のうちミッションケース6の上方の部分には,詳しくは後述する苗移送供給機構11が設けられている。
【0018】
前記各苗植付け機構10は,従来から前記特許文献1,2等において良く知られているように,圃場における畝2との間を上下方向に往復動する植付け体12を備え,この植付け体12は,中空の略逆円錐形で,前後又は左右に二つ割りの構成であり,この植付け体12が上昇位置にあるときにおいて閉じてその内部に前記苗移送供給機構11からの苗を受け入れると,当該植付け体12が,下降動して,その下端における尖り部が前記畝2の上面2aに突き刺さり,この状態で開き,次いで,開いた状態で元の上昇位置に戻って閉じるという作動を繰り返すことにより,苗を畝2に対して植付けるという構成である。
【0019】
前記苗移送供給機構11は,これも従来から前記特許文献1,2等において良く知られているように,二つのスプロケット13,14の間に巻掛けした無端チエン15と,この無端チエン15に適宜ピッチの間隔で設けた複数個の縦型苗入れ筒16とを備え,前記無端チエン15にて列状に連ねた各苗入れ筒16を,平面視(図2)で閉ループに構成したガイドレール17に沿って,当該各苗入れ筒16のピッチ間隔で間欠的に循環移動するという構成であり,前記各苗入れ筒16は,これに作業者が一株の苗を投入(供給)すると,前記ガイドレール17に沿って前記各苗植付け機構10における植付け体12の真上箇所にまで移動したのち,その底部におけるシャッタ(図示せず)を開くことで,内部における一株の苗を前記各苗植付け機構10における植付け体12内に落とし込み供給するという構成になっている。
【0020】
前記ガイドレール17は,本実施の形態の場合,前記各苗植付け機構9の真上部分に走行方向に対して水平横向きに配設し且つU字状にした第1横行レール部分17aと,これより前方の高い部位に走行方向に対して水平横向きに配設し且つU字状にした第2横行レール部分17bとを備えて,前記第1横行レール部分17aの両端と,前記第2横行レール部分17bの両端との間を,互いに立体的に交差する中間レール部分17c,17dにて連続するように接続することによって,全体として,平面視(図2)において走行方向に対して前後方向に8の字状の閉ループに構成している。
【0021】
なお,前記第2横行レール部分17bは,前記第1横行レール部分17aよりも走行機体3の走行方向の後方側に配設するという構成にしても良い。
【0022】
更に,前記走行機体3には,前記畝2における上面2aのうち前記苗植付け機構10にて苗の植付けをした部分を埋め戻すようにしたローラ式の埋め戻し体18が,前記各苗植付け機構10の後方箇所ごとに設けられている。
【0023】
前記走行機体3の左右両側を支持する左右一対のクローラ体4a,4bは,前記走行機体3の前後方向に延びるトラックフレーム19と,このトラックフレーム19の前端にアイドラ軸20aを介して取付けたアイドラプーリ20と,前記トラックフレーム19の後端上部にドライブ軸21aを介して取付けたドライブプーリ21と,前記トラックフレーム19の後端下部にアイドラ軸22aを介して取付けたアイドラプーリ22と,前記トラックフレーム19の下面に設けた複数個のアイドラプーリ23と,前記各プーリ20,21,22,23に側面視で略三角形に巻掛けした無端ベルト24とによって構成されている。
【0024】
一方,前記走行機体3の左右両側には,同じ長さに構成した前後一対のリンク体25,26を下向きに延びるように配設して,この前後一対のリンク体25,26のうち前部リンク体25における基端を前記エンジン台7から横方向に延びる横部材27に,前部リンク体25における下端を前記トラックフレーム19における前端に各々回動自在に回転自在に枢着する一方,後部リンク体26における基端を前記ミッションケース6に,後部リンク体26における下端を前記トラックフレーム19の後端における前記ドライブ軸21aに各々回転自在に枢着することにより,前記両クローラ体4a,4bを,平行姿勢のままで自在に上下動するように構成し,更に,前記前後一対のリンク体25,26のうちいずれか一方を,走行機体3に設けた昇降用油圧シリンダ(図示せず)にて,基端を中心にして回動して,前記両クローラ体4a,4bを前記走行機体3に介して一斉に上下動することにより,前記走行機体3を前記畝2に対して昇降動するように構成している。
【0025】
この場合,前記昇降用油圧シリンダを,前記走行機体3のうち前記苗植付け機構10の前側に部分に前記畝2の上面2aに接当するように設けたローラ型の高さセンサー28にて作動することにより,前記走行機体3における前記畝2の上面2aからの高さ,つまり,苗の植付け深さを略一定に保持するように構成している。
【0026】
また,前記両クローラ体4a,4bにおける前後一対のリンク体25,26のうち後部リンク体26は,中空体に構成して,その内部に前記ミッションケース7から前記ドライブプーリ21への動力伝達用チエン(図示せず)を設けて,前記両クローラ体4a,4bにおける無端ベルト24を回転することにより,前記走行機体3における前進又は後退走行を行うように構成している。
【0027】
前記走行機体3の左右両側における左右一対のクローラ体4a,4bのうち前進方向に対して右側に位置する一方のクローラ体4aは,平面視(図2)において,前記走行機体3に近接しており,換言すると,前記走行機体3は,平面視(図2)において,右側に位置する一方のクローラ体4aに近接するようにオフセットしているが,左側に位置する他方のクローラ体4bは,図2に二点鎖線で示すように,前記走行機体3に対して左右動することにより,前記両クローラ体4a,4b間のトレッドLを,前記畝2における横幅に合わせて,前記両クローラ体4が前記畝2を跨いで走行するように,任意に変更できるように構成している。
【0028】
このトレッドLの変更は,具体的には,この他方のクローラ体4bに対する前後両リンク体25,26の基端における前記走行機体3に対する枢着軸29,30を,前記横部材27及びミッションケース6に,当該枢着軸29,30の軸線方向に摺動自在に支持することにより,前記他方のクローラ体4bを,走行機体3に対して左右動するという構成であり,所定のトレッド位置において,トレッド変更不能に固定できるように構成されていることはいうまでもない。
【0029】
また,前記ミッションケース6から前記他方のクローラ体4bにおけるドライブプーリ21への動力伝達は,前記枢着軸30内に挿入した伸縮式のドライブ軸(図示せず)及び前記中空状後部リンク体26内に設けたチエン(図示せず)を介して行われる。
【0030】
これに加えて,前記両クローラ体4a,4bのうちいずれか一方又は両方の上部には,作業者が搭乗する座席31を,前記苗移送供給機構11におけるガイドレール17のうち前記第2横行レール部分17bに隣接する部分に配設して,この座席31を,前記クローラ体4a,4bにおけるトラックフレーム19に支柱32を介して取付けるという構成にしている。
【0031】
なお,前記トレッドLの変更は,左右一対のクローラ体4a,4bのうち左側に位置するクローラ体4bを走行機体3に対して左右動することに代えて,右側に位置するクローラ体4aを,前記と同じ構成にて走行機体3に対して左右動するようにしたり,或いは,前記左右両クローラ体4a,4bの両方を走行機体3に対して左右動するようにしても良く,また,前記走行機体3には,前記苗移送供給機構11に近接する部分に,苗を載せて置くための予備苗載台33を備えていることは勿論である。
【0032】
この構成において,前記走行機体3を前進走行しながら前記各苗植付け機構10及び前記苗移送供給機構11を駆動する。
【0033】
作業者は,前記走行機体3と一緒に歩きながら,又は,前記座席31に搭乗した状態で,前記予備苗載台33における苗を,前記ガイドレール17のうち第2横行レール部分17bの箇所,及び/又は,各中間レール部分17c,17dの箇所において,苗移送供給機構11における各苗入れ筒16内に一株ずつ供給する。
【0034】
すると,前記苗移送供給機構11における各苗入れ筒16が,前記ガイドレール17における第1横行レール部分17a に沿って前記各苗植付け機構10における植付け体12の真上箇所にまで移動したのち,その底部におけるシャッターを開くことにより,その内部における一株の苗を,前記各苗植付け機構10における植付け体12内に落とし込み供給する。
【0035】
次いで,前記各苗植付け機構10における植付け体12が下降動して,その下端における尖り部が前記畝2の上面2aに突き刺さり,この状態で開くことにより,前記畝2に対して苗の植付けを行い,そして,前記畝2における上面2aのうち苗の植付けをした部分は,埋め戻し体18にて埋め戻される。
【0036】
前記走行機体3は,その左右両側におけるクローラ体4a,4bにて支持されており,この両クローラ体4a,4bが圃場に対して面接触で接地することにより,接地面積を従来における車輪の場合よりも大幅に増大できるから,柔らかい圃場に対するめり込みを小さくでき,苗の植付け姿勢の安定化及び苗の植付け深さの安定化を確実に図ることができるのであり,しかも,接地面積の増大により,柔らかい圃場での走行スリップを確実に低減できるから,苗の植付け間隔の安定化を確実に達成できる。
【0037】
その上,前記両クローラ体4a,4bは,前後一対のリンク体25,26にて,平行姿勢のままで上下動するという構成であることにより,前記走行機体3の上下動,つまり,前記苗の植付け深さの調節に伴って,苗の植付け姿勢の安定化が損なわれることを確実に防止できる。
【0038】
また,走行機体3に対する操縦ハンドル9は,前記両クローラ体4a,4bの後端よりも後方に延びていることにより,この操縦ハンドル9を押し下げることにより,前記走行機体3を,その前部が圃場から浮き上がるように後ろ下がりに傾斜すると,これに連動して,前記両クローラ体4a,4bも,その前部が圃場から浮き上がるように後ろ下がりに傾斜することになるから,接地面積が減少して容易な旋回操作が可能になる一方,両クローラ体における前部が浮き上がることで,圃場における畝越え又は畦越えが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明における実施の形態による苗移植機を示す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1において苗移送供給機構を除いた状態の平面図である。
【図4】図1のIV−IV視後面図である。
【符号の説明】
【0040】
1 苗移植機
2 畝
3 走行機体 4a,4b クローラ体
19 クローラ体のトラックフレーム
20,22,23 クローラ体のアイドラプーリ
21 クローラ体のドライブプーリ
24 クローラ体の無端ベルト
5 エンジン
6 ミッションケース
9 操縦ハンドル
10 苗植付け機構
12 植付け体
11 苗移送供給機構
15 無端チエン
16 苗入れ筒
17 ループ状ガイドレール
17a 第1横行レール部分
17b 第2横行レール部分
17c,17d 中間レール部分
18 埋め戻し体
25,26 リンク体
31 座席
33 予備苗載台

【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右一対の走行輪体にて走行する走行機体に,苗を圃場に対して植付けるようにした苗植付け機構を設けるとともに,苗の一株を入れる苗入れ筒の複数個を列状に連ねこの各苗入れ筒を平面視で閉ループに構成したガイドレールに沿って前記苗植付け機構の箇所を通過するように循環移動する構成にした苗移送供給機構を設けて成る苗移植機において,
前記苗移送供給機構におけるガイドレールを,
前記苗植付け機構の箇所を前記走行機体の走行方向を横切るように延びる第1横行レール部分の両端と,前記苗植付け機構から前記走行機体の前部又は後部にずれた箇所を前記走行機体の走行方向を横切るように延びる第2横行レール部分の両端との間を,互いに立体交差する中間レール部分を介して連続するように接続して,全体として平面視で前後方向に対して8の字状の閉ループに構成した,
ことを特徴とする走行型苗移植機。
【請求項2】
前記請求項1の記載において,前記第1横行レール部分及び第2横行レール部分を,U字状に構成したことを特徴とする走行型苗移植機。
【請求項3】
前記請求項1又は2の記載において,前記第2横行レール部分に隣接する部分に,作業者が搭乗する座席を設けたことを特徴とする走行型苗移植機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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