説明

超音波診断装置用の日除け

【課題】診断装置本体と、モニタが備えられ診断装置本体に回動自在に軸支される蓋体とを有する、折り畳み型の超音波診断装置に装着され、屋外でも、モニタの表示を好適に観察することを可能にする、超音波診断装置用の日除けを提供する。
【解決手段】モニタの表示面側に向かって蓋体よりも突出して上部を覆うカバーを有するカバー部材と、蓋体の側面に当接して着脱自在に構成される、カバー部材を回動可能に軸支する固定部材とを有することにより、前記課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、超音波診断装置に装着されることにより、屋外でのモニタの観察を好適に行なうことを可能にする超音波診断装置用の日除けに関する。
【背景技術】
【0002】
医療分野において、超音波画像を利用した超音波診断装置が利用されている。
一般に、この種の超音波診断装置は、超音波プローブ(超音波探触子 以下、プローブとする)と、診断装置本体とを有しており、プローブから被検体に向けて超音波を送信し、被検体からの超音波エコーをプローブで受信して、その受信信号を診断装置本体で電気的に処理することにより超音波画像が生成される。
【0003】
また、近年では、超音波診断装置も小型、軽量化されている。
それに対応して、診断装置本体にモニタを有する蓋体を回動可能に装着して、折り畳みが出来るようにした、いわゆるモバイル型(ノート型)のパーソナルコンピュータのような、モバイル型の超音波診断装置も実用化されている。
【0004】
このモバイル型の超音波診断装置は、持ち運びが可能である。
従って、モバイル型の超音波診断装置であれば、病院等の医療施設内において、患者のベッドサイドに持ち運んで超音波診断ができるのみならず、屋外に超音波診断装置を持ち出して、超音波診断を行なうことができる。
例えば、大型の動物や海洋生物は、屋内に呼び込んで診断を行なうことが困難である。これに対して、モバイル型の超音波診断装置であれば、動物がいる場所に装置を運んで、その場で、大型の動物や海洋生物に超音波診断を行なうことが可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、日中の屋外は、一般的に超音波診断装置が利用される屋内よりも、遥かに明るい。
そのため、モバイル型の超音波診断装置を用いて、屋外で超音波診断を行なう際には、日光がモニタに当たって、光の反射等によってモニタが見にくくなってしまい、適正な診断が困難になってしまう場合も多い。
【0006】
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決することにあり、持ち運びが可能なモバイル型(ノート型)の超音波診断装置に装着自在で、屋外でのモニタの観察を良好に行なうことを可能にし、しかも、超音波診断装置を折り畳む際にも(モニタを有する蓋体を閉塞する際にも)、折り畳みを妨害することがない、超音波診断装置用の日除けを提供することにある。
【0007】
前記目的を達成するために、本発明の超音波診断装置用の日除けは、超音波プローブと、診断装置本体と、モニタを備え、前記診断装置本体に回動可能に取り付けられ、前記診断装置本体の上面を前記モニタの表示面側で閉塞する蓋体と、を有する超音波診断装置に装着される日除けであって、前記モニタの表示面側に向かって、前記蓋体よりも突出して、前記蓋体の上部を覆うカバーを有するカバー部材と、前記蓋体の側面に当接して、前記蓋体に着脱自在に構成され、前記カバー部材を回動可能に軸支する固定部材とを有することを特徴とする超音波診断装置用の日除けを提供する。
【0008】
このような本発明の超音波診断装置用の日除けにおいて、前記固定部材は、前記蓋体の上面および側面に当接して前記蓋体に装着される、一辺が開放する矩形の枠体状であり、開放側の端部において前記カバー部材を回動可能に軸支するのが好ましい。
また、前記カバー部材が、前記モニタの表示面側に向かって、前記蓋体よりも突出して、前記蓋体の側部を覆う側部カバーを有するのが好ましい。
また、前記カバー部材が、前記蓋体のモニタ表示面と逆面の少なくとも一部を露出する形状を有するのが好ましい。
また、前記側部カバーが、前記蓋体の側面の少なくとも一部を露出する開口を有するのが好ましい。
【0009】
また、前記超音波診断装置の蓋体を閉塞した際に、前記超音波プローブを装着するための装置側コネクタを覆う補助カバーを有するのが好ましい。
さらに、前記補助カバーが、前記カバー部材と共に前記固定部材に回動可能に軸支されるのが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
上記構成を有する本発明の超音波診断装置用の日除けによれば、モニタの上部をカバーで覆って、モニタに入射する光を大幅に低減できる。そのため、モニタが装着された蓋体を折り畳むことができるモバイル型(ノート型)の超音波診断装置を、屋外に運んで使用する際にも、モニタを良好な状態で観察して、適正な超音波診断を行なうことができる。
また、超音波診断装置を折り畳む際には、カバー部材が診断装置本体等に当接しても回動するので、超音波診断装置(蓋体)の折り畳みを妨害することもない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の超音波診断装用の日除けが利用される超音波診断装置の一例を概念的に示す図である。
【図2】(A)は、本発明の超音波診断装用の日除けの一例を概念的に示す図で、(B)および(C)は、(A)に示す超音波診断装用の日除けの構成を説明するための概念図である。
【図3】(A)および(B)は、図2に示す超音波診断装用の日除けの構成を説明するための概念図である。
【図4】本発明の超音波診断装用の日除けの別の例の概念図である。
【図5】(A)〜(C)は、図2に示す超音波診断装用の日除けの作用を説明するための概念図である。
【図6】(A)〜(D)は、本発明の超音波診断装用の日除けの別の例を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の超音波診断装置用の日除けについて、添付の図面に示される好適実施例を基に、詳細に説明する。
【0013】
図1に、本発明の超音波診断装置用の日除けが利用される超音波診断装置の一例を概念的に示す。
【0014】
図1に示す超音波診断装置10は、診断装置本体12と、モニタ18を有する蓋体14と、超音波プローブ(図示省略)を有して構成される。また、診断装置本体12の上面に、超音波診断における各種の操作を行なうための操作パネル16が形成されている。
この超音波診断装置10は、診断装置本体12および蓋体14に設けられた可動部を軸に、蓋体14を回動して折り畳むことができる、モニタ18の表示面および操作パネル16を開閉可能な装置であり、携帯が可能な、いわゆるモバイル型(ノート型)の超音波診断装置である。
【0015】
超音波プローブは、超音波の送受信を行なう(超音波)トランスデューサを一次元的もしくは二次元的に配列してなる圧電素子ユニットが配置されプローブヘッドと、診断装置本体に装着されるプローブコネクタと、プローブヘッドとプローブコネクタとを接続するケーブルとから構成される。
超音波診断装置10においては、診断装置本体12の側面に形成される装置側コネクタ20に、プローブコネクタ68(図4参照)を装着することで、超音波プローブによる超音波の送受信すなわち超音波診断が可能になる。
【0016】
超音波診断装置10では、この超音波プローブから被検体に向けて超音波を送信し、被検体からの超音波エコーを超音波プローブで受信して、その受信信号を診断装置本体12で電気的に処理することにより超音波画像を生成して、生成した超音波画像をモニタ18に表示する。
【0017】
本発明の超音波診断装置用の日除けは、このような、蓋体14にモニタ18が設けられ、装置本体12に対して、蓋体14を回動して開閉可能な、モバイル型の超音波診断装置に着脱自在に装着されるものである。
【0018】
図2(A)に、本発明の超音波診断装置用の日除け(以下、単に「日除け」という)の一例の概念図を示す。
この日除け30は、図2(B)に概念的に示すようなカバー部材32と、図2(C)に概念的に示すような固定部材34とから構成される。
【0019】
固定部材34は、蓋体14の外観と略一致する形状を有する、一辺が開放する矩形状の枠体である。
本発明の日除け30は、図3(A)および図3(B)に概念的に示すように、この固定部材34を、超音波診断層値10の開いた蓋体14の上から被せるように、蓋体14の上面および側面に当接して、蓋体14に固定することで、超音波診断装置10(その蓋体14)に装着される。
【0020】
図示例の日除け30において、固定部材34には、蓋体14の側面に対応する位置に爪部36が形成され、蓋体14の上面に対応する位置に2つの爪部38が形成される。
この爪部36を蓋体14の側面に係合し、爪部38を蓋体14の上面に係合することで、固定部材34(日除け30)を、蓋体14に着脱自在に装着する。
【0021】
なお、本発明において、固定部材34を蓋体に装着自在にする構成は、この爪部36および爪部38を用いる方法に、限定はされない。
例えば、固定用の治具を用いる方法、蓋体14を厚さ方向で挟んで嵌入する板状部を設ける方法、枠体状の固定部材の側面に当接する部分で蓋体を挟持する方法等、板状の部材に枠体を固定する公知の手段が、各種、利用可能である。
【0022】
また、固定部材34の下端部(枠の開放端側)には、軸支部40が設けられる。
後述するが、ピン等を用いて、この軸支部40とカバー部材32の被軸支部50とを回転自在に係合することにより、固定部材34が、カバー部材32を回動自在に軸支する。
【0023】
カバー部材32は、モニタ18の日除けとなる部材である。
このカバー部材32は、超音波診断装置10の蓋体14(モニタ18)の上部を覆うための上部カバー42と、蓋体14の横側を覆うための側部カバー46と、蓋体14の裏面(モニタ18と逆面側=閉塞した際の上面)に当接する裏面板48を有する。
【0024】
上部カバー32は、日除け30を超音波診断装置10の蓋体14に装着した際に、蓋体14の上部から、モニタ18の表示面側に突出するもので、上方からモニタ18に入射する光を遮断する、長方形状の遮光性の板状物である。
【0025】
また、側部カバー46は、上部カバー32から垂直に垂下するように、上部カバー32の両端部(超音波診断装置10の横方向に対応する両端部)に設けられ、側方からモニタ18に入射する光を遮断する、略逆直角三角形状の遮光性の板状物である。
なお、この側部カバー46は、好ましい態様として設けられる物であり、無くてもよいが、モニタ18に入射する光を、より多く遮光するためには、側部カバー46を有するのが好ましい。また、側部カバー46および上部カバー42の形状は、図示例に限定はされない。
【0026】
裏面板48は、上部カバー32および側部カバー46に直交して、上部カバー32および側部カバー46の裏面側を閉塞するように設けられた、好ましくは遮光性の略長方形状の板状物である。
この裏面板48には、超音波診断装置10に装着された際に、手を入れて蓋体14の開閉を行なうための開口部52と、前述の固定部材34の軸支部40を挿通するための切欠き54とが形成される。
なお、蓋体14の開閉を行なうための開口部52は、裏面板48ではなく、側部カバー46に設けてもよい。但し、カバー部材32による日除けの効果を考慮すると、このような開口部52は、図示例のように裏面板48に形成するのが好ましい。
【0027】
ここで、本発明の日除けにおいて、カバー部材は、図示例のように遮光性の板状物を組み合わせて構成されるのに限定はされない。
例えば、図4に概念的に示すような骨組みを、遮光性のシート状物で覆って、モニタ18に光が入射するのを防止するカバー部材としてもよい。
【0028】
カバー部材32の下端部の裏面側には、被軸支部50が形成される。
図2(A)および図3(B)に示すように、この被軸支部50は、固定部材34の軸支部40に回転自在に軸支される。なお、被軸支部50を軸支部40に回転自在に軸支する方法には、特に限定はない。例えば、被軸支部50および軸支部40に形成された円形の貫通孔に円柱状のピンを挿通して両者を係合する方法、被軸支部50(あるいは軸支部40)に形成された円柱状の凸部を軸支部40(あるいは被軸支部50)に形成された円形の孔部に挿入して両者を係合する方法等、公知の各種の方法が利用可能である。
【0029】
前述のように、図示例の日除け30は、超音波診断装置10の蓋体14に固定される固定部材34の軸支部40で、このカバー部材32の被軸支部50を軸支することにより、被軸支部50を中心にして、カバー部材32を固定部材34で回動可能に軸支する。なお、軸支部40による被軸支部50の軸支は、カバー部材32が不要(自然)に回動せず、かつ、人手によって無理なくカバー部材32を回動可能な力(保持力)で行なう。
ここで、前述のように、日除け30で、固定部材34が、超音波診断装置10の蓋体14に固定される。従って、カバー部材32は、結果的に、蓋体14に回動自在に軸支されたのと、同様の状態となる。
【0030】
図示例の日除け30は、一辺が開放する矩形の枠体状を有し、下端部に軸支部40を有する固定部材34と、板状の上部カバー42、側部カバー46および裏面板48を有し、裏面側下端部に被軸支部50を有するカバー部材32とを有し、固定部材34の軸支部40で、カバー部材32の被軸支部50を回転自在に軸支してなる構成を有する。
また、日除け30は、診断装置本体12に対して回動して開閉可能な蓋体14を有する超音波診断装置10に装着されるもので、固定部材34が上から被さるように蓋体14の上面および側面に当接し、爪部36および爪部38が蓋体14に係合することで、蓋体14に着脱自在に装着される。
【0031】
そのため、本発明の日除け30を装着した状態で、超音波診断装置10を使用すると、図5(A)に示すように、蓋体14すなわちモニタ18の上面を上部カバー42で覆い、モニタ18の側面を側部カバー46で覆った状態となる。
従って、超音波診断装置10を屋外で使用する場合にも、日除け30(カバー部材32の各カバー)が日光を遮光して、モニタ18に入射することを防止するので、モニタ18を良好な状態で観察することができ、正確な超音波診断を行なうことができる。
【0032】
一方、超音波診断が終了して、蓋体14を折り畳む際には、図5(B)に示すように、蓋体14を折り畳み終わる前に、まず、日除け30のカバー部材32の先端が、診断装置本体12の上面に当接する。
ここで、前述のように、カバー部材32は、蓋体14に固定される固定部材34の軸支部40に、回動自在に軸支されている。従って、カバー部材32の先端が、診断装置本体12の上面に当接した状態から、さらに、蓋体14を閉塞しても、カバー部材32が回動して退避するような状態となり、図5(C)に示すように、カバー部材32が蓋体14の閉塞の妨害になることはない。
また、カバー部材32は、裏面板48に開口52を有しているので、此処から手を入れることで、蓋体14の開閉も、容易に行なうことができる。
【0033】
図6に、本発明の(超音波診断装置用の)日除けの別の例を示す。
なお、図6に示す例は、前述の日除け30と同じ部材を多数有するので、同じ部材には同じ符号を付し、以下の説明は、異なる部位を主に行なう。
【0034】
図6に示す日除け60は、先の例と同様のカバー部材32および固定部材34に加え、補助カバー62を有する。
補助カバー62は、カバー部材32の外側に位置する板状部材であり、カバー部材32と共に、被軸支部64が、固定部材34の軸支部40に回動可能に軸支される。この被軸支部64は、前述の被軸支部50と同様に行なえばよい。
この補助カバー62は、超音波診断装置10の蓋体を閉塞した際に、カバー部材32と共に回動して、プローブコネクタ64が装着される装置側コネクタ20を閉塞する。
【0035】
補助カバー62の形状には、特に限定はなく、軸支部40に軸支されてカバー部材32と共に回動することにより、装置側コネクタ20を覆うことができる形状を、装置側コネクタ20の形成位置や形状、蓋体14に対する被軸支部64の位置等に応じて、適宜、設定すればよい。
【0036】
図6(A)に示すように、日除け60を装着した状態で、超音波診断装置10を使用すると、先と同様に、蓋体14の上面を上部カバー42で覆い、モニタ18の側面を側部カバー46で覆った状態となる。
また、カバー部材32と共に軸支部40に軸支される補助カバー62も、診断装置装置本体12とは離間した場所に位置している。
【0037】
超音波診断が終了して、蓋体14を折り畳むと、図6(B)に示すように、補助カバー62もカバー部材32と共に移動して、先と同様に、まず、日除け30のカバー部材32の先端が、診断装置本体12の上面に当接する。
さらに、蓋体14を閉塞すると、前述のように、カバー部材32が回動して退避するような状態となるのでカバー部材32が蓋体14の閉塞の妨害はしない。また、補助カバー62は、軸支部40すなわち蓋体14と共に移動して、蓋体14が閉塞された状態になると、図6(C)に示すように、診断装置本体12の側面に形成された装置側コネクタ20を閉塞する。従って、屋外でも、装置側コネクタ20に異物が入るのを防止できる。
【0038】
ここで、装置側コネクタ20にプローブコネクタ68が装着されている状態で、蓋体14を閉塞する場合には、蓋体14の閉塞によって、補助カバー62がプローブコネクタ68に当接する。
前述のように、補助カバー62は、カバー部材32と共に、被軸支部64が固定部材34の軸支部40に回動自在に軸支されている。すなわち、補助カバー62は、カバー部材32と同様、蓋体14に回動自在に軸支されたのと同様の状態になっている。
従って、補助カバー62がプローブコネクタ68に当接した状態から、さらに、蓋体14を閉塞しても、補助カバー62が回動して退避するような状態となり、図6(D)に示すように、補助カバー62が蓋体14の閉塞の妨害になることはなく、また、補助カバー62がプローブコネクタ68を損傷することも無い。
【0039】
以上、本発明の超音波診断装置用の日除けについて詳細に説明したが、本発明は、上述の例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行なってもよいのは、もちろんである。
【産業上の利用可能性】
【0040】
屋外への持ち出しが可能な携帯型の超音波診断装置に、好適に利用可能である。
【符号の説明】
【0041】
10 超音波診断装置
12 診断装置本体
14 蓋体
16 操作パネル
18 モニタ
20 装置側コネクタ
30,60 日除け
32 カバー部材
34 固定部材
36,38 爪部
40 軸支部
42 上部カバー
46 側部カバー
48 裏面板
50,64 被軸支部
52 開口部
54 切欠き
62 補助カバー
64 プローブコネクタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
超音波プローブと、診断装置本体と、モニタを備え、前記診断装置本体に回動可能に取り付けられ、前記診断装置本体の上面を前記モニタの表示面側で閉塞する蓋体と、を有する超音波診断装置に装着される日除けであって、
前記モニタの表示面側に向かって、前記蓋体よりも突出して、前記蓋体の上部を覆うカバーを有するカバー部材と、前記蓋体の側面に当接して、前記蓋体に着脱自在に構成され、前記カバー部材を回動可能に軸支する固定部材とを有することを特徴とする超音波診断装置用の日除け。
【請求項2】
前記固定部材は、前記蓋体の上面および側面に当接して前記蓋体に装着される、一辺が開放する矩形の枠体状であり、開放側の端部において前記カバー部材を回動可能に軸支する請求項1に記載の超音波診断装置用の日除け。
【請求項3】
前記カバー部材が、前記モニタの表示面側に向かって、前記蓋体よりも突出して、前記蓋体の側部を覆う側部カバーを有する請求項1または2に記載の超音波診断装置用の日除け。
【請求項4】
前記カバー部材が、前記蓋体のモニタ表示面と逆面の少なくとも一部を露出する形状を有する請求項1〜3のいずれかに記載の超音波診断装置用の日除け。
【請求項5】
前記側部カバーが、前記蓋体の側面の少なくとも一部を露出する開口を有する請求項3に記載の超音波診断装置用の日除け。
【請求項6】
前記超音波診断装置の蓋体を閉塞した際に、前記超音波プローブを装着するための装置側コネクタを覆う補助カバーを有する請求項1〜5のいずれかに記載の超音波診断装置用の日除け。
【請求項7】
前記補助カバーが、前記カバー部材と共に前記固定部材に回動可能に軸支される請求項6に記載の超音波診断装置用の日除け。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−210244(P2012−210244A)
【公開日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−76499(P2011−76499)
【出願日】平成23年3月30日(2011.3.30)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】