説明

路面清掃車用回転ブラシ及び路面清掃車

【課題】ブラシ材が磨耗した場合でも、路面清掃車から回転軸ごと回転ブラシを取り外す必要のない路面清掃車用回転ブラシ及び路面清掃車を提供する。
【解決手段】円筒状の軸体4の周方向8箇所に押え板80を介してネジ5により固定し、軸体の外周部には、隣り合うブラシ片2が軸体4の長手方向にたいして交互に所定長さ分ずらして配置されて千鳥状に形成されたものを軸体4の全体に固定して主ブラシ1は形成される。ブラシ片2は、ネジ止めされているので、軸体4が路面清掃車の軸受に取り付けられている状態でも、ネジ5を取り外すことによってブラシ片2を着脱することを可能としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路の清掃を行う路面清掃車と、この路面清掃車に使用される路面清掃車用回転ブラシに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の路面清掃車用回転ブラシは、主ブラシを構成する波ブラシが、リング部材を折り曲げ、その軸線方向に向けて各々4箇所の凸部と凹部を円周方向等間隔に形成し、その凸部と凹部間を傾斜部によって連続し、リング部材の外周にブラシ素材を植設したものがある(特許文献1)。
また、一般的な清掃用ブラシとして、合成樹脂繊維を必要量整列させ、融着加工部へ搬送して、整列した繊維の根元部を融着し、又は根元部を融着することなく、別に供給された合成樹脂チャンネルの開口側へ、繊維の根元部を挿入した後、合成樹脂チャンネルの外側から、根元部を加熱加圧し、根元部と、チャンネルとを固着して、ブラシ材を成形し、このブラシ材を用いて、直線状ブラシ材、スパイラル状ブラシ材又は環状ブラシ材を成形した後、ブラシ材を軸に固定したものがある(特許文献2)。
さらに、路面清掃車として、後輪後方に掃き上げ用の主ブラシを配置し、掃き上げ用の主ブラシで掃き上げた塵埃をシャーシ上のホッパに回収するようにした路面清掃車において、掃き上げ用の主ブラシの後方位置に、追突緩衝装置を、追突緩衝機能を果たす通常位置と、追突緩衝装置の下側に掃き上げ用の主ブラシ取り出し空間を形成する上方位置とに移動可能に備え、この追突緩衝装置を通常位置と上方位置とに移動させる駆動機構を備えたものがある(特許文献3)。
【0003】
【特許文献1】特開2003−313838号公報
【特許文献2】特開2007−54614号公報
【特許文献3】特開2003−321820号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の回転ブラシは、回転軸にリング状の波ブラシが固定されてある。また、特許文献2においては、環状ブラシ、スパイラル状ブラシが回転軸に固定されてある。その為、ブラシ材が磨耗した場合には、路面清掃車から回転軸ごと回転ブラシを取り外してブラシ材を交換する作業を行っていた。
したがって、回転軸の取り外しに長時間の作業を必要とし、不便であった。
また、特許文献3の如く、主ブラシを交換する時は、追突緩衝装置を移動させる必要があった。
【0005】
本発明は上記点に鑑み、ブラシ材が磨耗した場合でも、路面清掃車から回転軸ごと回転ブラシを取り外す必要のない路面清掃車用回転ブラシ及び路面清掃車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、路面清掃車に搭載され、路面を清掃する路面清掃車用回転ブラシにおいて、該路面清掃車用回転ブラシは、軸体と、ブラシ片とを有するものであって、前記ブラシ片は、前記軸体が前記路面清掃車に装着された状態にて前記軸体の外側から着脱可能であることに特徴とを有する。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1の発明において、ブラシ片の一部を固定部材にて保持してあるブラシユニットが、軸体の外側から着脱可能であることに特徴を有する。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の発明において、ブラシ片は、合成樹脂板にて形成されてあることに特徴を有する。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項の発明において、ブラシ片は、折り合わされてある及び/又は九十九折り状に形成されてあることに特徴を有する。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項の発明において、ブラシ片は、スリットが形成されてある及び/又は先端部に段差が形成されてあることに特徴を有する。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項の発明において、ブラシ片は、筒巻き状に形成されてあることに特徴を有する。
【0012】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか1項の発明において、ブラシ片は、軸体の外周部に千鳥状に形成されてある及び/又は螺旋状に形成されてあることに特徴を有する。
【0013】
請求項8に記載の発明は、路面清掃車は、路面のゴミを掃き寄せる路面清掃車用回転ブラシと、該路面清掃車用回転ブラシによって掃き寄せられたゴミを収容するホッパーとを有する清掃装置を搭載したものであって、前記路面清掃車用回転ブラシは、請求項1〜7のいずれか1項に記載の路面清掃車用回転ブラシであることに特徴を有する。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に記載の発明は、路面清掃車に搭載され、路面を清掃する路面清掃車用回転ブラシにおいて、該路面清掃車用回転ブラシは、軸体と、ブラシ片とを有するものであって、前記ブラシ片は、前記軸体が前記路面清掃車に装着された状態にて前記軸体の外側から着脱可能であることに特徴とを有するので、従来のように、路面清掃車用回転ブラシの軸体を路面清掃車から取り外す作業が不要で、軸体の外側から、ブラシ片を取り外した後、新しいブラシ片を取り付ければよいので、ブラシ片が磨耗した時の交換作業が容易且つ迅速となる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、請求項1の発明において、ブラシ片の一部を固定部材にて保持してあるブラシユニットが、軸体の外側から着脱可能であることに特徴を有するので、従来のように、路面清掃車用回転ブラシの軸体を路面清掃車から取り外す作業がいらず、軸体の外側から、ブラシユニットを取り外した後、新しいブラシユニットを取り付ければよいので、ブラシ片が磨耗した時の交換作業が容易となる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の発明において、ブラシ片は、合成樹脂板にて形成されてあることに特徴を有するので、曲げ応力に優れ、繰り返しの屈曲に強いことから、ブラシ片として用いた場合、割れ、折れ等の破損が発生し難く、長期間に亘りブラシ片に強い毛腰を付与することができる。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項の発明において、ブラシ片は、折り合わされてある及び/又は九十九折り状に形成されてあることに特徴を有するので、ブラシ片に強い毛腰を付与することができ、路面に接触する面積を異ならせることによって、発生する音を減少させることができる。
【0018】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項の発明において、ブラシ片は、スリットが形成されてある及び/又は先端部に段差が形成されてあることに特徴を有するので、路面の凹凸に対応して、清掃することができ、路面清掃の清掃効果を増加させることができる。
【0019】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項の発明において、ブラシ片は、筒巻き状に形成されてあることに特徴を有するので、ブラシ片に強い毛腰を付与することができる。
【0020】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項の発明において、ブラシ片は、軸体の外周部に千鳥状に形成されてある及び/又は螺旋状に形成されてあることに特徴を有するので、ブラシ片が路面に順次、連続的に接触させる事ができる為、発生する音を減少させることができる。また、ブラシ片に付着した塵埃を一方向に掻き寄せることができるので、清掃効率を増加させることができる。
【0021】
請求項8に記載の発明は、路面清掃車は、路面のゴミを掃き寄せる路面清掃車用回転ブラシと、該路面清掃車用回転ブラシによって掃き寄せられたゴミを収容するホッパーとを有する清掃装置を搭載したものであって、前記路面清掃車用回転ブラシは、請求項1〜7のいずれか1項に記載の路面清掃車用回転ブラシであることに特徴を有するので、上述の請求項1〜7の各々の路面清掃車用回転ブラシによる効果を奏することができる路面清掃車を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1(a)は本発明の第1実施形態の路面清掃車用回転ブラシを示す側面図であり、図1(b)は同正面図である。また、図2(a)は本発明の第2実施形態の路面清掃車用回転ブラシを示す断面図であり、図2(b)は同底面図である。
【0023】
ここで、図1に示す路面清掃車用回転ブラシ1は、図9にて後述する主ブラシとして使用されるものである。同様に、図2に示す路面清掃車用回転ブラシ11は、側ブラシとして使用されるものである。
【0024】
図1及び図2に示すブラシ片2は、折り合わされてなるものであり、図3の(a)〜(c)の手順で作成される。即ち、図3(a)に示す、長手方向にスリット3が形成されている板状のブラシ部材20を、図3(b)に示すように、長手方向に2つ折りにした後、図3(c)に示すように、長手方向中央部分が軸体4に固定されるように、さらに2つ折りにして、ブラシ片2が形成される。このブラシ片2は、2つのV字状の先端部にスリット3が形成されている。また、上述と同様の手順にて図3(d)の如く、ブラシ片2dが作成される。
【0025】
上述したブラシ片2を図1に示すように、円筒状の軸体4の周方向8箇所に押え板80を介してネジ5により固定し、軸体4の外周部には、隣り合うブラシ片2が軸体4の長手方向にたいして交互に所定長さ分ずらして配置されて千鳥状に形成されたものを軸体4の全体に固定して主ブラシ1は形成される。ブラシ片2は、ネジ止めされているので、軸体4が路面清掃車の軸受に取り付けられている状態でも、ネジ5を取り外すことによってブラシ片2を着脱することを可能としている。尚、ブラシ片2を千鳥状に配置することによって、取り付け位置の異なるブラシ片2を路面に順次、接触させる事ができ、発生する音を減少させることができる。
【0026】
また、ブラシ片を図2に示すように、断面が台形状の円盤の軸体6の傾斜面6aに、ブラシ片2dを8箇所に押え板81を介してネジ5により固定することによって、側ブラシ11は形成される。このブラシ片2dも、ネジ止めされているので、軸体6が路面清掃車の軸受に取り付けられている状態でも、ネジ5を取り外すことによってブラシ片2を着脱することを可能としている。
【0027】
ここで、ブラシ片2は、ポリエチレン、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリプロピレン、塩化ビニル等の合成樹脂板にて形成するのがよい。これらの合成樹脂板は、架橋剤等により合成樹脂の分子間に橋架け構造が形成されたものを用いるのが望ましい。橋架け構造を有する合成樹脂板は、曲げ応力に優れ、繰り返しの屈曲に強いことから、割れ、折れ等の破損が発生し難く、長期間に亘りブラシ片に強い毛腰を付与することができる。
【0028】
図4〜図6は、ブラシユニットの実施例を示す図である。図4(a)に示す実施例1では、ブラシユニット7は、断面コ字状の接続部材8と、ブラシ片2と、3箇所にネジ挿入穴9a、9bが形成されている固定部材9と、ブラシ片固定用ネジ13と、ブラシユニット固定用ネジ14とから構成されている。
そして、図4(b)、(c)に示すように、接続部材8にブラシ片固定用ネジ13によってブラシ片2が接続部材8に固定された状態で、軸体4にブラシユニット固定用ネジ14によって固定される。このブラシユニット7は、ブラシ片2がブラシ片固定用ネジ13により固定部材9と接続部材8とに挟みつけられて固定されてあるので、軸体4が路面清掃車の軸受に取り付けられている状態でも、ブラシユニット固定用ネジ14を取り外すことによって図4(b)の如く、ブラシ片2を接続部材8と固定部材9とに固定された状態で軸体4から着脱することを可能としている。
【0029】
図5に示す実施例2のブラシユニット7aでは、図5(a)に示すように、ブラシ片2eと、芯線15と、帯状体16とからなるチャンネルブラシ17と、このチャンネルブラシ17の帯状体16の底面と、4枚の接続部材18とを溶接等により固定してブラシユニット7aが形成されており、このブラシユニット7aを、図5(b)に示すように、接続部材18に形成されたネジ挿入穴から挿入されるブラシユニット固定用ネジ14によって軸体4に固定される。このブラシユニット7aも、ネジ止めされているので、軸体4が路面清掃車の軸受に取り付けられている状態でも、ブラシユニット固定用ネジ14を取り外すことによってブラシユニット7aを着脱することを可能としている。
【0030】
図6(a)に示す実施例3のブラシユニット7bは、ブラシ片2が長方形状の固定部材21と接続部材22との中央部に形成されたコ字形の固定部19にて挟まれて固定されてある。また、ブラシユニット7bは、接続部材22に形成されたネジ挿入穴9aにネジ(図示せず)を挿入後、軸体(図示せず)に固定される。このブラシユニット7bも、ネジ止めされているので、軸体(図示せず)が路面清掃車の軸受に取り付けられている状態でも、ネジ挿入穴9aに挿入して軸体(図示せず)に固定されたネジ(図示せず)を取り外すことによってブラシユニット7bを着脱することを可能としている。
【0031】
図6(b)、(c)に示す実施例4のブラシユニット7cでは、実施例3と同様に、断面コ字状の固定部材29と、長方形状の固定部材21とによって、ブラシ片2の中間部分が挟まれており、これを、接続部材22aにネジ止めしてブラシユニット7cが形成されている。
ここで、接続部材22aは、固定部材29よりも幅広に形成されており、この接続部材22aが挿入される挿入穴34が長手方向に形成された軸体4aの一方端部の挿入穴34から把持部22bを持ってスライドさせながら挿入した後、把持部22bを固定手段24によって固定するのである。この状態では、ブラシユニット7cの接続部材22aは、軸体の凸部35によって抜けが防止されている。また、把持部22bの固定手段24の固定を解除し、ブラシユニット7cの把持部22bを持ってスライドさせることにより、ブラシユニット7cを取り出すことができるので、軸体4aが路面清掃車の軸受に取り付けられている状態でも、ブラシユニット7cを着脱することを可能としている。
【0032】
図7(a)〜(c)は、ブラシ片の実施例を示す図である。図7(a)に示す実施例1では、ブラシ片2aの先端部を波状に形成されてある。このようにすることによって、路面の凹凸に対応して、清掃することができ、清掃効果を増加させることができる。尚、波状に限らず、凹凸状でもよく、ブラシ片2aの先端部に段差が形成されていれば、実施例1に含まれる。
【0033】
図7(b)に示す実施例2では、ブラシ片2bが九十九折り状に形成されてある。このように、九十九折り状にすることによって、ブラシ片2bに強い毛腰を付与することができ、路面に接触する面積を異ならせていることから、発生する音を減少させることができる。
【0034】
図7(c)に示す実施例3では、ブラシ片2cが筒巻き状に形成されてある。このように、筒巻き状にすることによって、ブラシ片2cに強い毛腰を付与することができる。
【0035】
図8は、ブラシ片2を軸体の外周部に螺旋状に配置した路面清掃車用回転ブラシ51を示す図である。このようにブラシ片2を配置することによって、ブラシ片の無い空間部分36が螺旋状に形成されることになるので、ブラシ片2に付着した塵埃を、一方向に掻き寄せることができ、清掃効率を増加させることができる。
【0036】
図9は、本発明に係る路面清掃車を示す説明図である。路面清掃車70は、道路76に付着した土砂、石、紙類、粘着物、その他の塵埃77を吸引する清掃車であり、側ブラシ72と、主ブラシ71と、ホッパー73と、ブロワ75とを有している。側ブラシ72及び主ブラシ71には、図1〜図8に記載の路面清掃車用回転ブラシ1、11、51が使用されてある。そして、側ブラシ72を矢印方向に回転させて路面76に付着した塵埃77を掻き上げ、主ブラシ71に集められた塵埃77は、ブロワ75で発生させた吸込み負圧によって、空気と共に吸引口78から吸引され、通路74を経てホッパー73に塵埃77が堆積する。吸引した空気は、矢印の経路を通って、路面清掃車70から排出される。
【0037】
尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の実施形態をとることができることは言うまでもない。例えば、図7のブラシ片の第1〜第3実施例を図1又は図2に示す実施形態や、ブラシユニットの第1〜第4実施例に組合わせて使用することも可能である。
また、図1又は図2に示す実施形態やブラシユニットの第1〜第4実施例のブラシ片を軸体に千鳥状や螺旋状に配置することも可能である。
さらに、図7のブラシ片の第1〜第3実施例を図1又は図2に示す実施形態や、ブラシユニットの第1〜第4実施例に組合わせたものを軸体に千鳥状や螺旋状に配置することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明の路面清掃車用回転ブラシ及び路面清掃車は主に、路面に付着した汚れ等を洗浄する為の路面清掃車、及び路面清掃車に搭載される路面清掃車用回転ブラシとして使用する。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の第1実施形態の路面清掃車用回転ブラシを示す側面図及び正面図。
【図2】本発明の第2実施形態の路面清掃車用回転ブラシを示す断面図及び底面図。
【図3】ブラシ片の作成過程を示す図。
【図4】ブラシユニットの第1実施例を示す分解斜視図及び断面図。
【図5】ブラシユニットの第2実施例を示す斜視図及び断面図。
【図6】ブラシユニットの第3、4実施例を示す斜視図及び第4実施例の側面図。
【図7】ブラシ片の第1実施例〜第3実施例を示す斜視図。
【図8】ブラシ片を軸体に螺旋状に配置した状態を示す正面図。
【図9】路面清掃車を示す説明図。
【符号の説明】
【0040】
1、11、51 路面清掃車用回転ブラシ
2、2a、2b、2c、2d、2e ブラシ片
3 スリット
4、4a、6 軸体
5、23 ネジ
6a 傾斜面
7、7a、7b、7c ブラシユニット
8、18、22、22a 接続部材
9、21、29 固定部材
9a、9b ネジ挿入穴
13 ブラシ片固定用ネジ
14 ブラシユニット固定用ネジ
15 芯線
16 帯状体
17 チャンネルブラシ
19 固定部
20 ブラシ部材
22b 把持部
24 固定手段
34 挿入穴
35 凸部
36 空間部分
70 路面清掃車
71 主ブラシ
72 側ブラシ
73 ホッパー
74 通路
75 ブロワ
76 道路
77 塵埃
78 吸引口
80、81 押え板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
路面清掃車に搭載され、路面を清掃する路面清掃車用回転ブラシにおいて、該路面清掃車用回転ブラシは、軸体と、ブラシ片とを有するものであって、前記ブラシ片は、前記軸体が前記路面清掃車に装着された状態にて前記軸体の外側から着脱可能であることを特徴とする路面清掃車用回転ブラシ。
【請求項2】
ブラシ片の一部を固定部材にて保持してあるブラシユニットが、軸体の外側から着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載の路面清掃車用回転ブラシ。
【請求項3】
ブラシ片は、合成樹脂板にて形成されてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の路面清掃車用回転ブラシ。
【請求項4】
ブラシ片は、折り合わされてある及び/又は九十九折り状に形成されてあることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の路面清掃車用回転ブラシ。
【請求項5】
ブラシ片は、スリットが形成されてある及び/又は先端部に段差が形成されてあることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の路面清掃車用回転ブラシ。
【請求項6】
ブラシ片は、筒巻き状に形成されてあることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の路面清掃車用回転ブラシ。
【請求項7】
ブラシ片は、軸体の外周部に千鳥状に形成されてある及び/又は螺旋状に形成されてあることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の路面清掃車用回転ブラシ。
【請求項8】
路面清掃車は、路面のゴミを掃き寄せる路面清掃車用回転ブラシと、該路面清掃車用回転ブラシによって掃き寄せられたゴミを収容するホッパーとを有する清掃装置を搭載したものであって、前記路面清掃車用回転ブラシは、請求項1〜7のいずれか1項に記載の路面清掃車用回転ブラシであることを特徴とする路面清掃車。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−108632(P2009−108632A)
【公開日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−283499(P2007−283499)
【出願日】平成19年10月31日(2007.10.31)
【出願人】(391044797)株式会社コーワ (283)
【Fターム(参考)】