説明

車両の制御装置

【課題】車両のオフロード走行中に空調装置の空調性能を確保できるようにする。
【解決手段】空調装置18は、エンジン11に電磁クラッチ19を介してコンプレッサ20が連結されている。アクセル操作量等に基づいて急加速時であるか否かを判定し、急加速時と判定されたときに、電磁クラッチ19を動力遮断状態に切り換えて、コンプレッサ20の駆動を停止する加速時エアコンカットを実行する。更に、デフギヤ切換スイッチ23、車高調整スイッチ25、路面選択スイッチ26等に基づいてオフロード走行中であるか否かを判定し、オフロード走行中と判定されたときに加速時エアコンカットを禁止することで、オフロード走行中は加速時でもコンプレッサ20の駆動を継続する。これにより、オフロード走行中に空調装置18の空調性能を確保すると共に、コンプレッサ20の駆動停止による出力トルクの変動を防止して不快なトルクショックの発生を防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の加速時に空調装置用のコンプレッサの駆動を停止する加速時エアコンカットを実行する機能を備えた車両の制御装置に関する発明である。
【背景技術】
【0002】
車両に搭載される空調装置(いわゆるエアコン)は、車両の動力源である内燃機関に電磁クラッチを介してコンプレッサが連結され、エアコンスイッチがオンのときに、電磁クラッチを動力伝達状態に切り換えて、内燃機関の動力でコンプレッサを駆動するようにしたものがあるが、内燃機関の動力でコンプレッサを駆動すると、その分、内燃機関の負荷が増加するため、車両の加速性能が低下する可能性がある。
【0003】
この対策として、例えば、特許文献1(特公昭59−5449号公報)に記載されているように、アクセルペダルの踏み込み量等に基づいて加速時であるか否かを判定し、加速時と判定されたときに、電磁クラッチを動力遮断状態に切り換えて、コンプレッサの駆動を停止する“加速時エアコンカット”を実行することで、車両の加速性能を確保するようにしたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特公昭59−5449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、車両の使用環境等によっては、市街地や高速道路等の舗装路を走行するだけでなく、砂利道や砂地等のオフロードを走行することもある。一般に、オフロード走行中は、舗装路走行中ほどの加速性能を要求されないことが多く、また、砂漠のようなオフロード走行環境下では乗員にとって加速性能よりも空調性能の方が重要である。このため、オフロード走行中に加速時エアコンカットを実行すると、空調装置の空調性能が低下して乗員に不快感を与える可能性があると共に、コンプレッサの駆動停止により出力トルクが変動して不快なトルクショックが発生する可能性がある。
【0006】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、オフロード走行中に空調装置の空調性能を確保することができると共に、不快なトルクショックの発生を防止できる車両の制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、車両の動力で駆動されるコンプレッサを有する空調装置と、車両の加速時にコンプレッサの駆動を停止する加速時エアコンカットを実行するエアコンカット制御手段とを備えた車両の制御装置において、車両がオフロード走行中であるか否かを判定するオフロード走行判定手段と、このオフロード走行判定手段によりオフロード走行中と判定されたときに加速時エアコンカットを禁止するエアコンカット禁止手段とを備えた構成としたものである。
【0008】
この構成では、オフロード走行中と判定されたときに加速時エアコンカットを禁止することで、オフロード走行中は加速時でもコンプレッサの駆動を停止せずにコンプレッサの駆動を継続することができる。これにより、オフロード走行中に空調装置の空調性能を確保することができると共に、コンプレッサの駆動停止による出力トルクの変動を防止して不快なトルクショックの発生を防止することができる。
【0009】
オフロード走行中であるか否かを判定する具体的な方法は、例えば、請求項2のように、車両のディファレンシャルギヤのギヤ比を切り換えるデフギヤ切換装置を備えた車両の場合には、デフギヤ切換装置によりディファレンシャルギヤのギヤ比が低速側に切り換えられているときにオフロード走行中と判定するようにすると良い。デフギヤ切換装置は、オフロードを走行するときにディファレンシャルギヤのギヤ比を低速側(ローギヤ側)に切り換えるための装置であるため、ディファレンシャルギヤのギヤ比が低速側に切り換えられているときには、オフロード走行中と判定することができる。
【0010】
また、請求項3のように、車高を調整する車高調整装置を備えた車両の場合には、車高調整装置により車高が通常位置よりも高くなっているときにオフロード走行中と判定するようにしても良い。車高調整装置は、オフロードを走行するときに車高を通常位置よりも高くして車体が地面と接触することを回避するための装置であるため、車高が通常位置よりも高くなっているときには、オフロード走行中と判定することができる。
【0011】
更に、請求項4のように、運転者が選択した路面モードに応じて車両の制御モードを切り換える制御モード切換手段を備えた車両の場合には、路面モードとしてオフロードモードが選択されているときにオフロード走行中と判定するようにしても良い。オフロードモードが選択されて、車両の制御モード(例えば内燃機関や変速機等の制御モード)がオフロード走行に適した制御モードに切り換えられているときには、オフロード走行中と判定することができる。
【0012】
また、請求項5のように、車両の走行経路を案内するナビゲーション装置を備えた車両の場合には、ナビゲーション装置からの情報に基づいてオフロード走行中であるか否かを判定するようにしても良い。このようにすれば、ナビゲーション装置からの情報(例えば現在位置情報や地図情報等)に基づいて、現在走行中の道路がオフロードであるか否かを判定することで、オフロード走行中であるか否かを精度良く判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は本発明の一実施例における車両のシステム構成を概略的に示す図である。
【図2】図2はエアコンカット制御ルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。
【図3】図3はエアコンカット禁止ルーチンの処理の流れを説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明を実施するための形態を具体化した一実施例を説明する。
まず、図1に基づいて車両のシステム構成を説明する。
車両の動力源として内燃機関であるエンジン11が搭載されている。このエンジン11は、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンのいずれでも良く、また、吸気ポート噴射エンジン、筒内噴射エンジン、吸気ポート噴射用の燃料噴射弁と筒内噴射用の燃料噴射弁の両方を搭載したデュアル噴射エンジンのいずれであっても良い。
【0015】
エンジン11の出力軸の動力が自動変速機12(オートマチック・トランスミッション)に伝達され、この自動変速機12の出力軸の動力がディファレンシャルギヤ13や車軸14等を介して車輪15に伝達される。自動変速機12は、例えば、トルクコンバータ16と変速機構17等により構成され、変速機構17は、複数の変速段の中から変速段を段階的に切り替える有段変速機構であっても良いし、無段階に変速するCVT(無段変速機)であっても良い。尚、自動変速機12に代えて、手動変速機(マニュアル・トランスミッション)を設けた構成としても良い。
【0016】
一方、車室内の温度や湿度を調整する空調装置18(いわゆるエアコン)は、エンジン11に電磁クラッチ19を介してコンプレッサ20が連結されている。この空調装置18は、エアコンスイッチ21がオンのときに、電磁クラッチ19を動力伝達状態(エンジン11とコンプレッサ20とを連結した状態)に切り換えて、エンジン11の動力でコンプレッサ20を駆動する。一方、エアコンスイッチ21がオフのときに、電磁クラッチ19を動力遮断状態(エンジン11とコンプレッサ20とを切り離した状態)に切り換えて、コンプレッサ20の駆動を停止する。
【0017】
また、車両には、ディファレンシャルギヤ13のギヤ比を切り換えるデフギヤ切換装置22が設けられている。このデフギヤ切換装置22は、デフギヤ切換スイッチ23が「ハイギヤ」に切り換えられたときに、ディファレンシャルギヤ13のギヤ比を高速側に切り換える。一方、デフギヤ切換スイッチ23が「ローギヤ」に切り換えられたときに、ディファレンシャルギヤ13のギヤ比を低速側に切り換える。
【0018】
更に、車両には、車高を調整する車高調整装置24が設けられている。この車高調整装置24は、車高調整スイッチ25が「ノーマル」のときに、油圧又は空気圧等によって車高を通常位置に維持する。一方、車高調整スイッチ25が「ハイ」に切り換えられたときに、油圧又は空気圧等によって車高を通常位置よりも高くする。更に、車高調整スイッチ25が「ロー」に切り換えられたときに、油圧又は空気圧等によって車高を通常位置よりも低くする構成としても良い。
【0019】
また、路面選択スイッチ26よって運転者が選択した路面モードが検出される。更に、アクセルセンサ27によってアクセル操作量(アクセルペダルの踏み込み量)が検出され、ブレーキスイッチ28によってブレーキ操作が検出されると共に、車速センサ29によって車速が検出される。
【0020】
これら各種センサやスイッチの出力は、電子制御ユニット(以下「ECU」と表記する)30に入力される。このECU30は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された各種の制御プログラムを実行することで、エンジン11、自動変速機12、デフギヤ切換装置22、車高調整装置24等を制御する。尚、エンジン11、自動変速機12、デフギヤ切換装置22、車高調整装置24等を別々の制御ユニットで制御するようにしても良い。
【0021】
ECU30は、運転者が選択した路面モードに応じて車両の制御モードを切り換える制御モード切換手段として機能し、運転者が路面選択スイッチ26を操作して路面モードがオフロードモードに切り換えられたときに、エンジン11と自動変速機12の両方(又はいずれか一方)の制御モードをオフロード走行に適した制御モードに切り換える。
【0022】
また、ECU30は、後述する図2のエアコンカット制御ルーチンを実行することで、エアコンスイッチ21のオン中にアクセル操作量等に基づいて急加速時であるか否かを判定し、急加速時と判定されたときに、電磁クラッチ19を動力遮断状態に切り換えて、コンプレッサ20の駆動を停止する“加速時エアコンカット”を実行することで、車両の加速性能を確保する。
【0023】
ところで、オフロード走行中は、舗装路走行中ほどの加速性能を要求されないことが多く、また、砂漠のようなオフロード走行環境下では乗員にとって加速性能よりも空調性能の方が重要である。このため、オフロード走行中に加速時エアコンカットを実行すると、空調性能が低下して乗員に不快感を与える可能性があると共に、コンプレッサ20の駆動停止により出力トルクが変動して不快なトルクショックが発生する可能性がある。
【0024】
この対策として、ECU30は、後述する図3のエアコンカット禁止ルーチンを実行することで、車両がオフロード走行中であるか否かを判定し、オフロード走行中と判定されたときに加速時エアコンカットを禁止する。これにより、オフロード走行中は加速時でもコンプレッサ20の駆動を停止せずにコンプレッサ20の駆動を継続する。
以下、ECU30が実行する図2及び図3の各ルーチンの処理内容を説明する。
【0025】
[エアコンカット制御ルーチン]
図2に示すエアコンカット制御ルーチンは、ECU30の電源オンで且つエアコンスイッチ21のオン中に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいうエアコンカット制御手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、急加速時であるか否かを、例えばアクセル操作量が所定値以上増加したか否かによって判定する。尚、急加速時であるか否かを判定する方法は、適宜変更しても良く、例えば、アクセル操作量、車速、スロットル開度、エンジン回転速度、ギヤ位置等のうちの1つ又は2つ以上に基づいて判定するようにしても良い。
【0026】
このステップ101で、急加速時であると判定された場合には、コンプレッサ20の駆動を停止する必要があると判断して、ステップ102に進み、電磁クラッチ19を動力遮断状態に切り換えて、コンプレッサ20の駆動を停止する加速時エアコンカットを実行して、空調装置18(エアコン)の作動を停止する。
【0027】
一方、上記ステップ101で、急加速時ではないと判定された場合には、コンプレッサ20の駆動を停止する必要がないと判断して、ステップ103に進み、電磁クラッチ19を動力伝達状態に維持して、エンジン11の動力でコンプレッサ20を駆動して、空調装置18(エアコン)を作動させる。
【0028】
[エアコンカット禁止ルーチン]
図3に示すエアコンカット禁止ルーチンは、ECU35の電源オンで且つエアコンスイッチ21のオン中に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいうエアコンカット禁止手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ201〜203で、オフロード走行中であるか否かを判定する。
【0029】
(1) ステップ201では、デフギヤ切換スイッチ23が「ローギヤ」に切り換えられているか否かによって、デフギヤ切換装置22によりディファレンシャルギヤ13のギヤ比が低速側(ローギヤ側)に切り換えられているか否かを判定する。デフギヤ切換装置22は、オフロードを走行するときにディファレンシャルギヤ13のギヤ比を低速側に切り換えるための装置であるため、ディファレンシャルギヤ13のギヤ比が低速側に切り換えられているときには、オフロード走行中と判定することができる。
【0030】
(2) ステップ202では、車高調整スイッチ25が「ハイ」に切り換えられているか否かによって、車高調整装置24により車高が通常位置よりも高くなっているか否かを判定する。車高調整装置24は、オフロードを走行するときに車高を通常位置よりも高くして車体が地面と接触することを回避するための装置であるため、車高が通常位置よりも高くなっているときには、オフロード走行中と判定することができる。
【0031】
(3) ステップ203では、路面選択スイッチ26によりオフロードモード(例えば、砂路モード、岩石路モード、氷雪路モード等)が選択されているか否かを判定する。オフロードモードが選択されて、エンジン11や自動変速機12の制御モードがオフロード走行に適した制御モードに切り換えられているときには、オフロード走行中と判定することができる。
【0032】
これらのステップ201〜203のいずれかで「Yes」と判定された場合には、ステップ204に進み、オフロード走行中であると判定するが、上記ステップ201〜203で全て「No」と判定された場合には、ステップ206に進み、非オフロード走行中(オフロード走行中ではない)と判定する。これらのステップ201〜204、206の処理が特許請求の範囲でいうオフロード走行判定手段としての役割を果たす。
【0033】
ステップ204で、オフロード走行中であると判定された場合には、ステップ205に進み、加速時エアコンカットを禁止する。これにより、オフロード走行中は加速時でもコンプレッサ20の駆動を停止せずにコンプレッサ20の駆動を継続する。
【0034】
一方、ステップ206で、非オフロード走行中(オフロード走行中ではない)と判定された場合には、ステップ207に進み、加速時エアコンカットを許可する。これにより、非オフロード走行中は加速時にコンプレッサ20の駆動を停止する加速時エアコンカットが実行される。
【0035】
以上説明した本実施例では、デフギヤ切換スイッチ23が「ローギヤ」に切り換えられているか否か、車高調整スイッチ25が「ハイ」に切り換えられているか否か、路面選択スイッチ26によりオフロードモードが選択されているか否か等に基づいてオフロード走行中であるか否かを判定し、オフロード走行中と判定されたときに加速時エアコンカットを禁止するようにしたので、オフロード走行中は加速時でもコンプレッサ20の駆動を停止せずにコンプレッサ20の駆動を継続することができる。これにより、オフロード走行中に空調装置18の空調性能を確保することができると共に、コンプレッサ20の駆動停止による出力トルクの変動を防止して不快なトルクショックの発生を防止することができる。
【0036】
尚、オフロード走行中であるか否かを判定する方法は、適宜変更しても良く、例えば、車両の走行経路を案内するナビゲーション装置を備えた車両の場合には、ナビゲーション装置からの情報に基づいてオフロード走行中であるか否かを判定するようにしても良い。このようにすれば、ナビゲーション装置からの情報(例えば現在位置情報や地図情報等)に基づいて、現在走行中の道路がオフロードであるか否かを判定することで、オフロード走行中であるか否かを精度良く判定することができる。
【0037】
また、車両に搭載された加速度センサで車両の振動を検出してオフロード走行中であるか否かを判定するようにしたり、或は、車両に搭載されたカメラ(例えばバックモニター用のカメラ)で路面を撮影し、その撮影画像に基づいて路面状態(例えば、舗装の有無、砂や石の有無、凹凸度合等)を判定してオフロード走行中であるか否かを判定するようにしても良い。
【0038】
また、上記実施例では、エンジンのみを動力源とする車両に本発明を適用したが、これに限定されず、モータのみを動力源とする電気自動車やエンジンとモータの両方を動力源とするハイブリッド車にも本発明を適用して実施できる。
【符号の説明】
【0039】
11…エンジン(内燃機関)、12…自動変速機、13…ディファレンシャルギヤ、18…空調装置、19…電磁クラッチ、20…コンプレッサ、21…エアコンスイッチ、22…デフギヤ切換装置、23…デフギヤ切換スイッチ、24…車高調整装置、25…車高調整スイッチ、26…路面選択スイッチ、30…ECU(エアコンカット制御手段,オフロード走行判定手段,エアコンカット禁止手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の動力で駆動されるコンプレッサを有する空調装置と、車両の加速時に前記コンプレッサの駆動を停止する加速時エアコンカットを実行するエアコンカット制御手段とを備えた車両の制御装置において、
車両がオフロード走行中であるか否かを判定するオフロード走行判定手段と、
前記オフロード走行判定手段によりオフロード走行中と判定されたときに前記加速時エアコンカットを禁止するエアコンカット禁止手段と
を備えていることを特徴とする車両の制御装置。
【請求項2】
車両のディファレンシャルギヤのギヤ比を切り換えるデフギヤ切換装置を備え、
前記オフロード走行判定手段は、前記デフギヤ切換装置により前記ディファレンシャルギヤのギヤ比が低速側に切り換えられているときにオフロード走行中と判定する手段を有することを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。
【請求項3】
車高を調整する車高調整装置を備え、
前記オフロード走行判定手段は、前記車高調整装置により車高が通常位置よりも高くなっているときにオフロード走行中と判定する手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の制御装置。
【請求項4】
運転者が選択した路面モードに応じて車両の制御モードを切り換える制御モード切換手段を備え、
前記オフロード走行判定手段は、前記路面モードとしてオフロードモードが選択されているときにオフロード走行中と判定する手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両の制御装置。
【請求項5】
車両の走行経路を案内するナビゲーション装置を備え、
前記オフロード走行判定手段は、前記ナビゲーション装置からの情報に基づいてオフロード走行中であるか否かを判定する手段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の車両の制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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