説明

車両の装飾部品の取付け構造

【課題】本発明は、装飾部品の係合箇所を少なくして、係合に必要なスペースをコンパクトにするとともに、装飾部品の構造を簡素化することを目的とする。
【解決手段】本発明は、車両の装飾部品の取付け構造であって、車両の第1装飾部品50と第2装飾部品40とを第3装飾部品30に対して爪係合作用を利用して取付ける車両の装飾部品の取付け構造であって、第1装飾部品50に形成された第1突起55と、第2装飾部品40に形成されており、第1突起55が挿入されることで、その第1突起55と爪係合可能に構成された穴部41hを備える第2突起44と、第3装飾部品30に形成されており、第2突起44が第1突起55と共に挿入されることで、その第2突起44と爪係合可能に構成された突起挿入用穴部32h,33とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の第1装飾部品と第2装飾部品とを第3装飾部品に対して爪係合作用を利用して取付ける車両の装飾部品の取付け構造に関する。
【背景技術】
【0002】
車両の装飾部品の取付け構造に関する技術が特許文献1に記載されている。
特許文献1の装飾部品の取付け構造は、自動車のラジエータグリルとインナカバーをバンパカバーに対して爪係合作用を利用して取付けるための構造である。図5はフロントバンパ100のバンパカバー102に対するラジエータグリル104、インナカバー106の取付け構造を分解縦断面図で表している。ここで、図中の前後、及び上下はフロントバンパ100の前後、及び上下に対応している。
ラジエータグリル104の下端部には、インナカバー106の突起106fが後方から挿入される穴部104hが形成されており、その穴部104hの上側壁面にインナカバー106の突起106fの開口106pと係合可能な爪104tが形成されている。また、ラジエータグリル104の下端部には、後方に突出する突起104fが形成されており、その突起104fの先端に爪104xが形成されている。さらに、バンパカバー102には、ラジエータグリル104の突起104fが前方から挿入される穴部102hが形成されており、その穴部102hの後側周縁にラジエータグリル104の突起104fの爪104xが係合できるようになっている。
【0003】
上記構成により、インナカバー106の突起106fを後方からラジエータグリル104の穴部104hに挿入することで、爪係合作用によりインナカバー106をラジエータグリル104に取付けることができる。また、ラジエータグリル104の突起104fを前方からバンパカバー102の穴部102hに挿入することで、爪係合作用によりラジエータグリル104とインナカバー106とをバンパカバー102に取付けることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−6900号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した装飾部品の取付け構造では、インナカバー106とラジエータグリル104の係合位置と、ラジエータグリル104とバンパカバー102の係合位置とが前後に間隔をおいて配置されている。即ち、インナカバー106とラジエータグリル104の係合位置と、ラジエータグリル104とバンパカバー102の係合位置とが異なる位置であるため、装飾部品102,104,106の係合箇所が多くなり、装飾部品102,104,106の係合に比較的広いスペースが必要となる。さらに、係合箇所が多くなることから装飾部品102,104,106の形状も複雑になる。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、装飾部品の係合箇所を少なくして、係合に必要なスペースをコンパクトにするとともに、装飾部品の形状を簡素化することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、車両の第1装飾部品と第2装飾部品とを第3装飾部品に対して爪係合作用を利用して取付ける車両の装飾部品の取付け構造であって、前記第1装飾部品に形成された第1突起と、前記第2装飾部品に形成されており、前記第1装飾部品の第1突起が挿入されることで、その第1突起と爪係合可能に構成された穴部を備える第2突起と、前記第3装飾部品に形成されており、前記第2装飾部品の第2突起が前記第1装飾部品の第1突起と共に挿入されることで、その第2突起と爪係合可能に構成された突起挿入用穴部とを有することを特徴とする。
【0008】
本発明によると、第1装飾部品の第1突起を第2装飾部品の穴部に挿入することで爪係合作用により第1装飾部品を第2装飾部品に取付け、第2装飾部品の第2突起を第3装飾部品の突起挿入用穴部に挿入することで爪係合作用により第2装飾部品を第3装飾部品に取付ける構成である。
ここで、第1装飾部品と第2装飾部品との係合に使用される第2装飾部品の穴部は、第2装飾部品と第3装飾部品との係合に使用される第2装飾部品の第2突起の位置に設けられている。このため、第1装飾部品と第2装飾部品の係合位置と、前記第2装飾部品と第3装飾部品の係合位置とは同位置にまとまるようになる。したがって、第1〜3装飾部品の係合箇所を減少させることができ、第1〜3装飾部品の係合に必要なスペースをコンパクトにできる。さらに、第1〜3装飾部品の形状も簡単化できる。
【0009】
請求項2の発明によると、第2装飾部品の第2突起が第1装飾部品の第1突起と共に第3装飾部品の突起挿入用穴部に挿入された状態で、前記第1装飾部品の第1突起と前記第2装飾部品の穴部との爪係合に使用される爪が前記第3装飾部品の突起挿入用穴部の内壁面によって係合保持方向に押圧される構成であることを特徴とする。
このように、第1装飾部品の第1突起と第2装飾部品の第2突起の穴部との爪係合に使用される爪が第3装飾部品の突起挿入用穴部の内壁面に押えられるため、第1装飾部品に無理な力が加わっても、その第1装飾部品が第2装飾部品から外れ難くなる。
【0010】
請求項3の発明によると、第2装飾部品の第2突起の穴部に可撓性を有する爪が設けられ、第1装飾部品の第1突起に前記爪が係合可能に構成された開口が設けられており、前記第1突起を第2突起の穴部に挿入することで前記爪が前記開口と係合する構成であることを特徴とする。
【0011】
請求項4の発明によると、第3装飾部品の突起挿入用穴部に可撓性を有する爪が設けられ、第2装飾部品の第2突起に前記爪が係合可能に構成された開口が設けられており、前記第2突起を前記第1突起と共に前記突起挿入用穴部に挿入することで前記爪が前記開口と係合する構成であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によると、第1〜第3装飾部品の爪係合箇所を少なくできるため、係合に必要なスペースをコンパクトにできるとともに、装飾部品の構成も簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態1に係る装飾部品の取付け構造を備える乗用車の模式斜視図である。
【図2】前記乗用車のフロントバンパ部分の縦断面図(図1のII-II矢視断面図)である。
【図3】本発明の実施形態1に係る装飾部品の取付け構造を表す斜視図である。
【図4】前記装飾部品の取付け構造を表す縦断面図(図2のIV部拡大図)である。
【図5】従来の装飾部品の取付け構造を表す分解縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
[実施形態1]
以下、図1から図4に基づいて本発明の実施形態1に係る車両の装飾部品の取付け構造について説明する。本実施形態では、装飾部品としてフロントバンパのバンパカバー、バンパグリル、及びモールを例に説明する。
なお、図中の前後左右、及び上下は前記車両(乗用車)の前後左右、及び上下に対応している。
【0015】
<フロントバンパ20の概要について>
フロントバンパ20は、図1に示すように、乗用車の前下部に設けられた衝撃緩和装置である。フロントバンパ20は、図2の縦断面図に示すように、車幅方向に延びるバンパリインフォース22と、そのバンパリインフォース22の前面に取付けられる緩衝部材であるバンパアブソーバ24と、前記バンパアブソーバ24及びバンパリインフォース22を前方から覆うバンパカバー30とから構成されている。
バンパカバー30は、フロントバンパ20の外形意匠を構成する装飾部品であり、図1、図2に示すように、その中央位置に車幅方向に延びる略角形の空気取入れ口34が形成されている。そして、バンパカバー30の空気取入れ口34にバンパグリル40が外側(前側)から嵌め込まれるように構成されている。バンパグリル40は略格子状に形成された装飾部品であり、その左右両側にフォグランプ用の開孔45が設けられている。また、バンパグリル40の上端部分とバンパカバー30との境界位置には車幅方向に延びるモール50が取付けられている。
【0016】
<バンパグリル40に対するモール50の取付け構造について>
前記モール50は、樹脂の射出成形品であり、図3に示すように、帯板状のモール本体53と、そのモール本体53の裏側から後方に突出する棚状の第1突起55とから構成されている。モール本体53は、表面側が凸となるように若干湾曲形成されており、そのモール本体53の表面がメッキされている。そして、棚状の第1突起55がモール本体53の長手方向所定位置に複数箇所設けられている。前記第1突起55は平面略角形に形成されており、その第1突起55の中央位置に後記するバンパグリル40の第2突起44に形成された爪44tが係合する角形開口55hが形成されている。
前記バンパグリル40は、樹脂の射出成形品であり、そのバンパグリル40の上端部分に、図3等に示すように、モール本体53が嵌め込まれる側面L字形の溝41が形成されている。そして、バンパグリル40の溝41の底面(縦面)位置に、図3等に示すように、モール50の複数の第1突起55がそれぞれ挿入される角形の貫通穴41hが形成されている。
【0017】
前記バンパグリル40の上端位置裏面には、図3に示すように、角形の貫通穴41hの位置に後方に突出するように形成された先細角筒状の第2突起44が設けられている。即ち、角形の貫通穴41hと先細角筒状の第2突起44の内側(貫通穴)とが連続するように構成されている。そして、先細角筒状の第2突起44の上部中央に、図3に示すように、平面角形の爪44tが形成されている。爪44tの基端部は、図4に示すように、前記バンパグリル40の裏面に固定されており、その爪44tが樹脂の弾性により基端部を中心にして上下に湾曲可能なように構成されている。そして、前記モール50の第1突起55がバンパグリル40の貫通穴41hから先細角筒状の第2突起44の貫通穴に挿入されることで、その第1突起55の角形開口55hに第2突起44の爪44tが弾性力で係合するようになる。
したがって、モール50をバンパグリル40に取付ける場合には、モール50の全ての第1突起55をバンパグリル40の対応する貫通穴41h、第2突起44の貫通穴に挿入して、モール50のモール本体53をバンパグリル40の溝41に嵌め込むようにする。これにより、モール50の各第1突起55の角形開口55hとバンパグリル40の各第2突起44の爪44tとがそれぞれ係合し、モール50をバンパグリル40の上端部に取付けることができる。この状態で、図4に示すように、モール50の意匠面50eとバンパグリル40の意匠面40eとがほぼ連続するようになる。
即ち、前記モール50が本発明の第1装飾部品に相当し、バンパグリル40が本発明の第2装飾部品に相当する。また、バンパグリル40の貫通穴41hと第2突起44の貫通穴とが本発明に係る第2装飾部品の穴部に相当する。
【0018】
<バンパカバー30に対するバンパグリル40の取付け構造について>
バンパグリル40の先細角筒状の第2突起44には、上部中央の爪44tと対向する下面板部44d(図3参照)に後記するバンパカバー30の爪33tが係合可能な開口44h(図3参照)が形成されている。
バンパカバー30は、樹脂の射出成形品であり、図3に示すように、そのバンパカバー30の空気取入れ口34の上端縁部分に車幅方向に延びる断面略コ字形の溝32が形成されている。そして、バンパカバー30の溝32の部分に、図4等に示すように、モール50及びバンパグリル40の上端部分が外側(前側)から嵌め込まれるようになっている。バンパカバー30の溝32の底面(縦面)位置には、図3、図4等に示すように、バンパグリル40の複数の第2突起44がそれぞれ挿入される角形の貫通穴32hが形成されている。そして、バンパカバー30の裏面には、図3に示すように、角形の貫通穴32hの位置に後方に突出するように形成された門形の突起33が前記貫通穴32hを上方と左右方向から囲むように形成されている。さらに、貫通穴32hの下辺中央からは、図3、図4に示すように、バンパグリル40の第2突起44の開口44hに係合可能な爪33tが後方に突出するように形成されている。爪33tは樹脂の弾性により基端部を中心にして上下に湾曲可能なように構成されている。これにより、バンパグリル40の第2突起44がバンパカバー30の角形の貫通穴32hから門形の突起33の内側に挿入されることで、その第2突起44の開口44hにバンパカバー30の爪33tが弾性力で係合するようになる。
【0019】
ここで、図4等に示すように、バンパカバー30に設けられた門形の突起33の天井面33uから貫通穴32hの下辺の爪33tまでの寸法は、バンパグリル40の第2突起44の高さ寸法にほほ等しい値に設定されている。このため、バンパグリル40の第2突起44がバンパカバー30の角形の貫通穴32hから門形の突起33の内側に挿入されて、その第2突起44の開口44hにバンパカバー30の爪33tが係合した状態で、バンパグリル40の第2突起44の爪44tがバンパカバー30の突起33の天井面33uによって上から押えられるようになる。これにより、バンパグリル40の第2突起44の爪44tがモール50の第1突起55の角形開口55hから外れる方向に湾曲不能となる。したがって、仮に、モール50に対して引き抜き方向の衝撃力が加わったとしても、バンパグリル40の第2突起44の爪44tがモール50の第1突起55の角形開口55hから外れることがない。
【0020】
バンパグリル40をモール50と共にバンパカバー30に取付ける場合には、バンパグリル40の全ての第2突起44をバンパカバー30の対応する貫通穴32h、門形の突起33の内側に挿入し、モール50及びバンパグリル40の上端部をバンパカバー30の断面略コ字形の溝32に嵌め込むようにする。これにより、バンパグリル40の各第2突起44の開口44hとバンパカバー30の爪33tがそれぞれ係合し、モール50及びバンパグリル40の上端部分をバンパカバー30の空気取入れ口34の上端縁部分に取付けることができる。そして、この状態で、上記したように、モール50の外れ防止が図られるようになる。
即ち、バンパカバー30が本発明の第3装飾部品に相当し、前記バンパカバー30の貫通穴41hと門形の突起33等が本発明の突起挿入用穴部に相当する。
【0021】
<本実施形態に係る装飾部品の取付け構造の長所について>
本実施形態に係る装飾部品の取付け構造によると、モール50(第1装飾部品)の第1突起55をバンパグリル40(第2装飾部品)の貫通穴41h、先細角筒状の第2突起44の貫通穴(穴部)に挿入することで爪係合作用によりモール50をバンパグリル40に取付け、バンパグリル40の第2突起44をバンパカバー30(第3装飾部品)の貫通穴41h、門形の突起33の内側(突起挿入用穴部)に挿入することで爪係合作用によりバンパグリル40をバンパカバー30に取付ける構成である。
ここで、モール50とバンパグリル40との係合に使用されるバンパグリル40の穴部(貫通穴41h、第2突起44の貫通穴)は、バンパグリル40とバンパカバー30との係合に使用されるバンパグリル40の第2突起44の位置に設けられている。このため、モール50とバンパグリル40の係合位置と、バンパグリル40とバンパカバー30の係合位置とが同位置にまとまるようになる。したがって、第1〜3装飾部品50,40,30の係合箇所を減少させることができ、第1〜3装飾部品50,40,30の係合に必要なスペースをコンパクトにできる。さらに、第1〜3装飾部品50,40,30の形状も簡単化できる。
【0022】
また、バンパグリル40の第2突起44がバンパカバー30の貫通穴41h、門形の突起33の内側(突起挿入用穴部)に挿入された状態で、バンパグリル40の第2突起44の爪44tがバンパカバー30の突起33の天井面33uによって上から押えられる。これにより、バンパグリル40の第2突起44の爪44tがモール50の第1突起55の角形開口55hから外れる方向に湾曲しなくなる。したがって、仮に、モール50に対して引き抜き方向の衝撃力が加わったとしても、バンパグリル40の第2突起44の爪44tがモール50の第1突起55の角形開口55hから外れることがない。
【0023】
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態に係る装飾部品50,40,30の取付け構造では、モール50の第1突起55に角形開口55hを形成し、バンパグリル40の第2突起44に爪44tを形成する例を示した。しかし、モール50の第1突起55側に爪を形成し、バンパグリル40の第2突起44側に角形開口を形成することも可能である。また、バンパグリル40の第2突起44に開口44hを形成し、バンパカバー30の角形の貫通穴32hの位置に爪33tを形成する例を示した。しかし、バンパグリル40の第2突起44側に爪を形成し、バンパカバー30の角形の貫通穴32h側に爪が掛かる開口を備える平板部を設けることも可能である。
また、本実施形態では、第1装飾部品としてモール50、第2装飾部品としてバンパグリル40、第3装飾部品としてバンパカバー30を例示したが、車室内の内装部品を第1〜第3装飾部品とすることも可能である。
【符号の説明】
【0024】
30・・・・バンパカバー(第3装飾部品)
32h・・・貫通穴(突起挿入用穴部)
33t・・・爪
33u・・・天井面(内壁面)
33・・・・門形の突起(突起挿入用穴部)
40・・・・バンパグリル(第2装飾部品)
41h・・・貫通穴(穴部)
44t・・・爪
44・・・・第2突起
44h・・・開口
50・・・・モール(第1装飾部品)
55・・・・第1突起
55h・・・角形開口


【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の第1装飾部品と第2装飾部品とを第3装飾部品に対して爪係合作用を利用して取付ける車両の装飾部品の取付け構造であって、
前記第1装飾部品に形成された第1突起と、
前記第2装飾部品に形成されており、前記第1装飾部品の第1突起が挿入されることで、その第1突起と爪係合可能に構成された穴部を備える第2突起と、
前記第3装飾部品に形成されており、前記第2装飾部品の第2突起が前記第1装飾部品の第1突起と共に挿入されることで、その第2突起と爪係合可能に構成された突起挿入用穴部と、
を有することを特徴とする車両の装飾部品の取付け構造。
【請求項2】
請求項1に記載された車両の装飾部品の取付け構造であって、
前記第2装飾部品の第2突起が前記第1装飾部品の第1突起と共に前記第3装飾部品の突起挿入用穴部に挿入された状態で、前記第1装飾部品の第1突起と前記第2装飾部品の穴部との爪係合に使用される爪が前記第3装飾部品の突起挿入用穴部の内壁面によって係合保持方向に押圧される構成であることを特徴とする車両の装飾部品の取付け構造。
【請求項3】
請求項1又は請求項2のいずれかに記載された車両の装飾部品の取付け構造であって、
前記第2装飾部品の第2突起の穴部に可撓性を有する爪が設けられ、前記第1装飾部品の第1突起に前記爪が係合可能に構成された開口が設けられており、前記第1突起を第2突起の穴部に挿入することで前記爪が前記開口と係合する構成であることを特徴とする車両の装飾部品の取付け構造。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載された車両の装飾部品の取付け構造であって、
前記第3装飾部品の突起挿入用穴部に可撓性を有する爪が設けられ、前記第2装飾部品の第2突起に前記爪が係合可能に構成された開口が設けられており、前記第2突起を前記第1突起と共に前記突起挿入用穴部に挿入することで前記爪が前記開口と係合する構成であることを特徴とする車両の装飾部品の取付け構造。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−250680(P2012−250680A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−127034(P2011−127034)
【出願日】平成23年6月7日(2011.6.7)
【出願人】(000110321)トヨタ車体株式会社 (1,272)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)