説明

車両用空気調和装置

【課題】暖房開始時から直ちに温風を車室内を吹き出させることができ、即暖性に優れた車両用空気調和装置を提供する。
【解決手段】空気取入口11aより吸入した空気を圧縮し、高温高圧の空気として吐出する空気圧縮機12と、空気圧縮機12より吐出された高温高圧の空気と車室2b内に導く送風とを熱交換して送風を温風とする放熱器14とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車室内の暖房を行う車両用空気調和装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の従来の車両用空気調和装置としては、エンジンで加熱されたエンジン周囲の空気を車室内に直接導くようにしたもの(特許文献1参照)や、エンジンの排気熱を利用するものがある(特許文献1参照)が、送風のクリーン性、静音性に問題があったり、構造が非常に複雑であったりする。
【0003】
他の従来の車両用空気調和装置としては、エンジンの冷却水が循環される放熱器を有し、この放熱器によって冷却水と車室内に導く送風との間で熱交換させるものがある(特許文献1参照)。この他の従来例では、送風のクリーン性、静音性に問題がなく、又、車両用空気調和装置の構造が簡単である。
【特許文献1】特開2006−143010号公報
【特許文献2】特開平9−66722号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、他の従来例では、エンジンの冷却水はエンジンの始動時からある程度の時間が経過しないと暖房に適した温度にまで上昇しないため、即暖性が悪いという問題がある。特に、搭載エンジンが低温度でも駆動できるものでは、即暖性が更に悪くなる。
【0005】
そこで、本発明は、暖房開始時から直ちに温風を車室内を吹き出させることができ、即暖性に優れた車両用空気調和装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成する請求項1の発明は、空気取入口より吸入した空気を圧縮し、高温高圧の空気として吐出する空気圧縮機と、前記空気圧縮機より吐出された高温高圧の空気と車室内に導く送風とを熱交換して送風を温風とする放熱器とを備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1記載の車両用空気調和装置であって、前記空気取入口は、エンジンルーム内に開口されていることを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載の車両用空気調和装置であって、前記空気取入口から取り入れた空気を導く空気ダクトは、エンジンの排気管の外周に沿って配置されていることを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明は、請求項3記載の車両用空気調和装置であって、前記排気管の外周に沿って配置される前記空気ダクトは、前記空気取入口から前記空気圧縮機の範囲のものであることを特徴とする。
【0010】
請求項5の発明は、請求項3又は請求項4記載の車両用空気調和装置であって、前記空気ダクト内には、前記排気管の外周から延びる熱伝導性の高い放熱フィンが配置されていることを特徴とする。
【0011】
請求項6の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の車両用空気調和装置であって、前記放熱器の後流の空気ダクトには、空気絞り部が設けられていることを特徴とする。
【0012】
請求項7の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の車両用空気調和装置であって、前記空気ダクトは、前記エンジンの排気を取り入れるよう構成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項8の発明は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の車両用空気調和装置であって、前記放熱器を通過した排出空気より動力を回収し、回収した動力を前記空気圧縮機に供給することを特徴とする。
【0014】
請求項9の発明は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の車両用空気調和装置であって、前記空気取入口に取り入れる空気を前記排気管の排気圧によって過給することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
請求項1の発明によれば、空気圧縮機は圧縮によって高温高圧の空気を作ることから、空気圧縮機からは駆動開始と共に高温高圧の空気が吐出され、この高温高圧の空気によって放熱器を通過する送風が加熱されて温風になって車室内に導かれるため、空気圧縮機の駆動開始時、つまり、暖房開始時から直ちに温風を車室内に導くことができ、即暖性に優れている。
【0016】
又、空気圧縮機より吐出された高温高圧の空気を車室内に導く場合と比較して、送風のクリーン性、静音性に優れている。更に、送風力の調整が自由にできると共に車室内の圧力調整の必要性もない。
【0017】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、エンジンの駆動によってエンジンルーム内が暖められると、その暖かい空気が空気圧縮機に取り入れられるため、暖房性能が向上する。
【0018】
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、エンジンの駆動によって排気管に高温の排気が流れると、その排気熱によって空気取入口より取り入れられた空気が加熱されるため、暖房性能が向上する。
【0019】
請求項4の発明によれば、請求項3の発明の効果に加え、排気管の排気熱で加熱された空気を空気圧縮機が圧縮するため、暖房性能が向上する。
【0020】
請求項5の発明によれば、請求項3又は請求項4の発明の効果に加え、排気管の排気熱が効率良く空気取入口より取り入れた空気に伝達されるため、暖房性能の向上に寄与する。
【0021】
請求項6の発明によれば、請求項1〜請求項5の発明の効果に加え、放熱器内を流れた高圧の空気が高圧状態で車室外に排出されずに、空気絞り部で低圧とされた後に車室外に排出されるため、排出音による騒音を極力防止できる。
【0022】
請求項7の発明によれば、請求項1〜請求項6の発明の効果に加え、エンジンの排気熱を直接に利用できるため、暖房性能が向上する。
【0023】
請求項8の発明によれば、請求項1〜請求項7の発明の効果に加え、空気圧縮機の回転動力を低減できるため、省動力化を図ることができる。
【0024】
請求項9の発明によれば、請求項1〜請求項8の発明の効果に加え、空気圧縮機の圧縮動力を低減できるため、省動力化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0026】
(第1の実施形態)
図1及び図2は本発明の第1の実施形態を示し、図1は車両用空気調和装置の概略構成図、図2は図1のA−A線断面図である。
【0027】
図1において、車両1のエンジンルーム2aにはエンジン3が配置されている。エンジン3の排気管4は、車室2bの下方を通って車両1の後部まで延設されている。
【0028】
車両用空気調和装置10Aは、給気用空気ダクト11と、給気用空気ダクト11の他端が給気口に接続された空気圧縮機12と、空気圧縮機12の吐出口に一端が接続された中間空気ダクト13と、中間空気ダクト13の他端が入口に接続された放熱器14と、放熱器14の出口に一端が接続された排気用空気ダクト15とを備えている。
【0029】
給気用空気ダクト11の一端は空気取入口11aとして構成されている。この空気取入口11aは、エンジンルーム2aに開口されている。より詳細には、空気取入口11aは、エンジンルーム2a内のエンジン3の近傍に開口されている。給気用空気ダクト11の中間には大径ダクト部16が形成されている。この大径ダクト部16は、エンジン3の排気管4の外周に沿って配置されている。大径ダクト部16内には、図2に示すように、排気管4の外周から伸びる熱伝導性の高い放熱フィン17が放射状に配置されている。
【0030】
空気圧縮機12は、空気取入口11aより吸入した空気を圧縮し、高温高圧の空気として吐出する。
【0031】
放熱器14は、空調ケース20内の空調用通路21に配置され、空気圧縮機12より吐出された高温高圧の空気と空調用通路21を通る送風とを熱交換させる。空調ケース20内の構成は、下記する。
【0032】
排気用空気ダクト15は、その他端に空気排出口(図示せず)を有し、空気排出口は車室外に開口されている。又、排気用空気ダクト15には、放熱器14より排出された空気を減圧する空気絞り部18が設けられている。
【0033】
空調ケース20は、例えばインストルメントパネルの内側に配置されている。空調ケース20内の空調用通路21には、内気又は外気を吸い込むブロア22と、前記した放熱器14と、放熱器14を通過する送風量と放熱器14を迂回する送風量の割合を調整する配風ドア23とが設けられている。空調用通路21の最下流には、フット用ドア24によって開閉するフット吹出口25と、デフロスタ用ドア26によって開閉するデフロスタ吹出口27と、ベント用ドア28によって開閉するベント吹出口29が設けられている。フット吹出口25、デフロスタ吹出口27及びベント吹出口29は、それぞれ所望の位置で車室2b内に開口されている。
【0034】
上記構成において、暖房モードが選択されると、空気圧縮機12が駆動される。すると、空気取入口11aよりエンジンルーム2a内の空気が給気用空気ダクト11を介して空気圧縮機12に吸入され、この吸入された空気が圧縮によって高温高圧の空気とされる。この高温高圧の空気は中間空気ダクト13を通って放熱器14内を流れ、その後、排気用空気ダクト15を通って空気排気口(図示せず)より排出される。
【0035】
一方、暖房モードが選択されると、空気圧縮機12と共にブロア22も駆動される。このブロア22の駆動によって内気又は外気が空調用通路21に吸引され、吸引された送風が空調用通路21を流れる。送風の内で放熱器14を通るもの(図1では全送風が放熱器14を通るよう設定)は、放熱器14内の高温高圧の空気と熱交換されて温風となる。放熱器14を通過した温風は、3つの吹出口25,27,29のいずれかより車室2b内に吹き出され、これによって車室2b内が暖められる。
【0036】
上記動作にあって、空気圧縮機12は圧縮によって高温高圧の空気を作ることため、空気圧縮機12からは駆動開始と共に高温高圧の空気が吐出される。そして、この高温高圧の空気によって放熱器14を通過する送風が加熱されて温風になって車室2b内に導かれる。従って、空気圧縮機12の駆動開始時、つまり、暖房開始時から直ちに温風が車室2b内に導かれ、即暖性に優れている。
【0037】
又、空気圧縮機12より吐出された高温高圧の空気自体を車室2b内に導く場合と比較して、送風のクリーン性、静音性に優れている。更に、放熱器14によって熱交換された温風を車室2b内に導くため、ブロア22によって送風力の調整が自由にできると共に車室2b内の圧力調整の必要性もない。
【0038】
この第1の実施形態では、空気取入口11aは、エンジンルーム2a内に開口されている。従って、エンジン3の駆動によってエンジンルーム2a内が暖められると、その暖かい空気が空気圧縮機12に取り入れられるため、暖房性能が向上する。特に、この実施形態では、空気取入口11aは、エンジンルーム2a内のエンジン3の近傍に開口されているので、エンジンルーム2a内の特に高熱の空気を取り入れることができるため、更に暖房性能が向上する。尚、空気取入口11aは、エンジンルーム2a内の排気管4の近傍に開口しても同様の効果が得られる。
【0039】
この第1の実施形態では、空気取入口11aから取り入れた空気を導く空気ダクト11は、エンジン3の排気管4の外周に沿って配置されている。従って、エンジン3の駆動によって排気管4に高温の排気が流れると、その排気熱によって空気取入口11aより取り入れられた空気が加熱されるため、暖房性能が向上する。
【0040】
この第1の実施形態では、排気管4の外周に沿って配置される空気ダクトは、空気取入口11aから空気圧縮機12の範囲のもの、つまり、給気用空気ダクト11である。従って、排気管4の排気熱で加熱された空気を空気圧縮機12が圧縮するため、暖房性能が向上する。尚、空気圧縮機12と放熱器14間を接続する中間空気ダクト13を排気管4の外周に沿って配置しても良い。
【0041】
この第1の実施形態では、給気用空気ダクト11の大径ダクト部16内には、排気管4の外周から延びる熱伝導性の高い放熱フィン17が配置されている。従って、エンジン3の排気熱が効率良く空気取入口11aより取り入れた空気に伝達されるため、暖房性能の向上に寄与する。
【0042】
この第1の実施形態では、排気用空気ダクト15には、空気絞り部18が設けられている。従って、放熱器14内を流れた高圧の空気が高圧状態で車室外に排出されずに、空気絞り部18で低圧とされた後に車室外に排出されるため、排出音による騒音を極力防止できる。
【0043】
(第2の実施形態)
図3は本発明の第2の実施形態に係る車両用空気調和装置の概略構成図である。
【0044】
図3に示すように、第2の実施形態の車両用空気調和装置10Bは、前記第1の実施形態のものと比較するに、給気用空気ダクト11にはエンジン排気取入ダクト30が付設されている。このエンジン排気取入ダクト30によってエンジン3の排気の一部を給気用空気ダクト11に取り入れるよう構成されている。
【0045】
他の構成は、前記第1の実施形態と同様であるため、同一構成箇所に同一符号を付してその説明を省略する。
【0046】
この第2の実施形態でも、前記第1の実施形態と同様に、暖房開始時から直ちに温風が車室2b内に導かれ、即暖性に優れている。
【0047】
この第2の実施形態では、給気用空気ダクト11は、エンジン3の排気を取り入れるよう構成されている。従って、エンジン3の排気熱を直接に利用できるため、暖房性能が向上する。
【0048】
(第3の実施形態)
図4は本発明の第3の実施形態に係る車両用空気調和装置の概略構成図である。
【0049】
図4に示すように、第3の実施形態の車両用空気調和装置10Cは、前記第1の実施形態のものと比較するに、排気用空気ダクト15には空気絞り部が設けられておらず、その代わりに排気用空気ダクト15の空気排気口(図示せず)には膨脹機31が設けられている。この膨脹機31は、排気風によって回転する回転体31aが有し、この回転体31aの回転が空気圧縮機12の動力源32に伝達されるよう構成されている。
【0050】
他の構成は、前記第1の実施形態とほぼ同様であるため、同一構成箇所に同一符号を付してその説明を省略する。
【0051】
この第3の実施形態でも、前記第1の実施形態と同様に、暖房開始時から直ちに温風が車室2b内に導かれ、即暖性に優れている。
【0052】
この第3の実施形態では、放熱器14を通過した排出空気より動力を回収し、回収した動力を空気圧縮機12に供給するよう構成されている。従って、空気圧縮機12の回転動力を低減できるため、省動力化を図ることができる。
【0053】
(第4の実施形態)
図5は本発明の第4の実施形態に係る車両用空気調和装置の概略構成図である。
【0054】
図5に示すように、第4の実施形態の車両用空気調和装置10Dは、前記第3の実施形態のものと比較するに、エンジン3の排気圧より回転する回転体33と、この回転体33によって回転し、空気取入口(図示せず)に取り入れる空気を過給する過給部34が設けられている。つまり、空気取入口に取り入れる空気を排気管4の排気圧によって過給できるよう構成されている。
【0055】
他の構成は、前記第3の実施形態とほぼ同様であるため、同一構成箇所に同一符号を付してその説明を省略する。
【0056】
この第4の実施形態でも、前記第1実施形態と同様に、暖房開始時から直ちに温風が車室2b内に導かれ、即暖性に優れている。
【0057】
この第4の実施形態では、前記第3の実施形態と同様に、放熱器14を通過した排出空気より動力を回収し、回収した動力を空気圧縮機12に供給するよう構成されているので、空気圧縮機12の回転動力を低減できるため、省動力化を図ることができる。
【0058】
その上、この第4の実施形態では、空気取入口に取り入れる空気を排気管4の排気圧によって過給するよう構成されている。従って、空気圧縮機12の圧縮動力を低減できるため、省動力化を図ることができる。
【0059】
(その他)
前記各実施形態では、空調用通路21には、放熱器14のみが配置されているが、エンジン冷却水を循環させるヒータコアも配置し、放熱器14とヒータコアを併用すれば更に大きな暖房効果を発揮することができる。
【0060】
前記各実施形態では、空調用通路21に放熱器14のみが配置されているが、エバポレータを配置すれば、暖房と共に冷房もでき、且つ、暖房時の即暖性に優れた車両用空気調和装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明の第1の実施形態を示し、車両用空気調和装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示し、図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示し、車両用空気調和装置の概略構成図である。
【図4】本発明の第3の実施形態を示し、車両用空気調和装置の概略構成図である。
【図5】本発明の第4の実施形態を示し、車両用空気調和装置の概略構成図である。
【符号の説明】
【0062】
2a エンジンルーム
2b 車室
3 エンジン
4 排気管
10A〜10D 車両用空気調和装置
11 給気用空気ダクト(空気ダクト)
11a 空気取入口
12 空気圧縮機
14 放熱器
15 排気用空気ダクト(空気ダクト)
17 放熱フィン
18 空気絞り部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気取入口(11a)より吸入した空気を圧縮し、高温高圧の空気として吐出する空気圧縮機(12)と、前記空気圧縮機(12)より吐出された高温高圧の空気と車室(2b)内に導く送風とを熱交換して送風を温風とする放熱器(14)とを備えたことを特徴とする車両用空気調和装置(1A)〜(1D)。
【請求項2】
請求項1記載の車両用空気調和装置(1A)〜(1D)であって、
前記空気取入口(11a)は、エンジンルーム(3)内に開口されていることを特徴とする車両用空気調和装置(1A)〜(1D)。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の車両用空気調和装置(1A),(1B)であって、
前記空気取入口(11a)から取り入れた空気を導く空気ダクト(11)は、エンジン(3)の排気管(4)の外周に沿って配置されていることを特徴とする車両用空気調和装置(1A),(1B)。
【請求項4】
請求項3記載の車両用空気調和装置(1A),(1B)であって、
前記排気管(4)の外周に沿って配置される前記空気ダクト(11)は、前記空気取入口(11a)から前記空気圧縮機(12)の範囲のものであることを特徴とする車両用空気調和装置(1A),(1B)。
【請求項5】
請求項3又は請求項4記載の車両用空気調和装置(1A),(1B)であって、
前記空気ダクト(11)内には、前記排気管(4)の外周から延びる熱伝導性の高い放熱フィン(17)が配置されていることを特徴とする車両用空気調和装置(1A),(1B)。
【請求項6】
請求項1〜請求項5のいずれかに記載の車両用空気調和装置(1A),(1B)であって、
前記放熱器(14)の後流の空気ダクト(15)には、空気絞り部(18)が設けられていることを特徴とする車両用空気調和装置(1A),(1B)。
【請求項7】
請求項1〜請求項6のいずれかに記載の車両用空気調和装置(1B)であって、
前記空気ダクト(11)は、前記エンジン(3)の排気を取り入れるよう構成されていることを特徴とする車両用空気調和装置(1B)。
【請求項8】
請求項1〜請求項7のいずれかに記載の車両用空気調和装置(1C),(1D)であって、
前記放熱器(14)を通過した排出空気より動力を回収し、回収した動力を前記空気圧縮機(12)に供給することを特徴とする車両用空気調和装置(1C),(1D)。
【請求項9】
請求項1〜請求項8のいずれかに記載の車両用空気調和装置(1D)であって、
前記空気取入口に取り入れる空気を前記排気管(4)の排気圧によって過給することを特徴とする車両用空気調和装置(1D)。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2009−234389(P2009−234389A)
【公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−81993(P2008−81993)
【出願日】平成20年3月26日(2008.3.26)
【出願人】(000004765)カルソニックカンセイ株式会社 (3,404)
【Fターム(参考)】