車両用空調装置
【課題】センサ取付部材が温度センサを保持して蒸発器に脱着可能に装着される車両用空調装置において、空調ケースを分解することなく温度センサを交換可能にする。
【解決手段】棒状の剛体100が脱着可能な剛体結合部33をセンサ取付部材3に設け、空調ケース1には、温度センサ4、センサ取付部材3、および剛体100が通過可能な開口12を設ける。そして、温度センサ4を交換する際には、開口12を塞ぐキャップを外して開口12を開き、剛体(例えばドライバー)100を剛体結合部33に結合し、剛体100を利用して温度センサ4およびセンサ取付部材3を脱着する。
【解決手段】棒状の剛体100が脱着可能な剛体結合部33をセンサ取付部材3に設け、空調ケース1には、温度センサ4、センサ取付部材3、および剛体100が通過可能な開口12を設ける。そして、温度センサ4を交換する際には、開口12を塞ぐキャップを外して開口12を開き、剛体(例えばドライバー)100を剛体結合部33に結合し、剛体100を利用して温度センサ4およびセンサ取付部材3を脱着する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、温度センサを備える車両用空調装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の車両用空調装置は、蒸発器の温度と相関のある温度を検出する温度センサを備えている。そして、温度センサを保持したセンサ取付部材を蒸発器のフィンに差し込んで固定することにより、温度センサを蒸発器の所定位置に配置するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−303469号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の車両用空調装置は、温度センサを交換する際には空調ケースを分解する必要があるため、温度センサの交換作業に時間がかかるという問題があった。
【0004】
本発明は上記点に鑑みて、空調ケースを分解することなく温度センサを交換可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、センサ取付部材(3)が温度センサ(4)を保持して蒸発器(2)に脱着可能に装着される車両用空調装置において、センサ取付部材(3)は、棒状の剛体(100)が脱着可能な剛体結合部(33)を備え、空調ケース(1)は、温度センサ(4)、センサ取付部材(3)、および剛体(100)が通過可能な開口(12)を備えることを特徴とする。
【0006】
このようにすれば、温度センサ(4)およびセンサ取付部材(3)を蒸発器(2)から外す際には、剛体(100)を空調ケース(1)外から開口(12)を介して空調ケース(1)内に挿入して剛体(100)を剛体結合部(33)に結合した後、剛体(100)を利用して温度センサ(4)およびセンサ取付部材(3)を蒸発器(2)から外し、さらに剛体(100)を利用して温度センサ(4)およびセンサ取付部材(3)を空調ケース(1)内から開口(12)を介して空調ケース(1)外に取り出すことができる。
【0007】
一方、温度センサ(4)およびセンサ取付部材(3)を蒸発器(2)に装着する際には、剛体(100)を剛体結合部(33)に結合した後、剛体(100)を利用して温度センサ(4)およびセンサ取付部材(3)を空調ケース(1)外から開口(12)を介して空調ケース(1)内に挿入し、さらに剛体(100)を利用して温度センサ(4)およびセンサ取付部材(3)を蒸発器(2)に固定することができる。
【0008】
したがって、空調ケース(1)を分解することなく温度センサ(4)を交換することができる。
【0009】
また、温度センサ(4)の交換時に限らず、空調装置の製造工程において空調ケース(1)に蒸発器(2)を組み付けた後に、温度センサ(4)およびセンサ取付部材(3)を蒸発器(2)に装着することができる。
【0010】
この場合、開口(12)は四角形にすれば、開口(12)を小さくすることができる。
【0011】
また、波状のフィン(22)の非接合面間に挿入される支持棒部(32)をセンサ取付部材(3)に設ければ、支持棒部(32)を非接合面間に挿入することにより、温度センサ(4)およびセンサ取付部材(3)を蒸発器(2)に固定することができる。
【0012】
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態に係る車両用空調装置における空調ユニットの要部の構成を示す図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3は図2のB矢視図、図4はセンサ取付部材3および温度センサ4の構成を示す図、図5(a)は空調ケース1の開口12を塞ぐキャップ5の正面図、図5(b)は図5(a)の左側面図である。
【0014】
図1〜3に示すように、空調ユニットは、樹脂製の空調ケース1を備えている。空調ケース1は、ブロアユニット(図示せず)から送られた空気を流通させて最終的に車室内に吹き出すための通路11を形成するものであり、この通路11中に蒸発器2が設置されている。
【0015】
蒸発器2は、図示しない圧縮機、凝縮器、受液器、減圧器とともに配管結合された周知の冷凍サイクルを構成する熱交換器であり、蒸発器2は冷媒と空気との間で熱交換して空気を冷却・除湿するものである。
【0016】
具体的には、蒸発器2は、冷媒を流通させる複数のチューブ21が積層配置され、隣接するチューブ21間に空気と冷媒との間の熱交換を促進させるフィン22が配置されている。
【0017】
フィン22は、波状に形成されており、より詳細には、折り曲げられた頂部と、頂部間に位置する平面部とを有する。そして、頂部がチューブ21にろう付け接合される。また、平面部は隣接するチューブ21間を横断するように配置され、したがって、平面部はチューブ21に接合されていない。なお、頂部は本発明の接合面に相当し、平面部は本発明の非接合面に相当する。蒸発器2の外周側面にはシール材23が貼付されており、このシール材23により、空調ケース1と蒸発器2との間がシールされている。
【0018】
蒸発器2には、センサ取付部材3によって温度センサ4が装着されている。図4に示すように、この温度センサ4は、蒸発器2の表面温度に応じた電気信号を出力するセンサ素子41と、このセンサ素子41の電気信号を空調ケース1外のECU(図示せず)に伝達するハーネス42とを備えている。そして、センサ素子41にて検出された蒸発器2の表面温度の情報は、吹出空気温度、吹出モードなどの各種の空調制御に用いられる。なお、センサ素子41は、サーミスタを用いることができる。
【0019】
センサ取付部材3は、樹脂製であり、温度センサ4を保持する保持部31を備えている。より詳細には、センサ素子41およびハーネス42は、一部が保持部31内に収納され、残部が保持部31外に出ている。
【0020】
センサ取付部材3は、保持部31におけるセンサ素子41が突出している側の面に、棒状の支持棒部32を備えている。この支持棒部32は、フィン22における隣接する平面部間に挿入されるもので、センサ素子41と平行に延びている。
【0021】
センサ取付部材3は、保持部31におけるセンサ素子41が突出していない側(すなわち、反支持棒部側)の面に、剛体結合部33を備えている。この剛体結合部33には、棒状の剛体100(例えば、ドライバーのような棒状の工具)が挿入される剛体挿入孔331が形成されている。
【0022】
そして、図2に示すように、支持棒部32をフィン22の平面部間に挿入することにより、温度センサ4およびセンサ取付部材3が蒸発器2に固定される。また、センサ素子41もフィン22の平面部間に挿入されて、蒸発器2の表面温度を検出可能になっている。
【0023】
図3に示すように、空調ケース1には空調ケース1の内外を連通させる開口12が形成されている。開口12は、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器から脱着する際に利用されるものであり、蒸発器2における空気下流側端面24(図2参照)よりも空気下流側に設けられている。開口12は、温度センサ4とセンサ取付部材3と剛体100が通過可能な大きさの四角形の第1開口領域121と、第1開口領域121よりも開口面積が小さく、剛体100が通過可能な大きさの四角形の第2開口領域122とを有している。
【0024】
開口12は、通常は図5に示すキャップ5にて塞がれている。図5に示すように、キャップ5は、樹脂よりなり、開口12と同形状で開口12に圧入される凸部51を備え、凸部51の周囲に板状の鍔部52が形成されている。また、キャップ5には、ハーネス42を通すためのスリット53が、凸部51および鍔部52にまたがって形成されている。
【0025】
次に、温度センサ4の交換作業の手順について説明する。まず、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2から外す際には、キャップ5を空調ケース1から外して開口12を開放する。
【0026】
続いて、剛体100を空調ケース1外から開口12を介して空調ケース1内に挿入し、剛体100の先端側を剛体挿入孔331に挿入して剛体結合部33に結合する。そして、第2開口領域122のX点(図2、図3参照)を支点として、剛体100を図2において時計回りに回動させて、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2から外し、さらに剛体100を利用して温度センサ4およびセンサ取付部材3を空調ケース1内から第1開口領域121を介して空調ケース1外に取り出す。
【0027】
続いて、別途用意した交換用の温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2に装着する。この際には、まず剛体100の先端側を剛体挿入孔331に挿入して剛体結合部33に結合し、剛体100を利用して温度センサ4およびセンサ取付部材3を空調ケース1外から第1開口領域121を介して空調ケース1内に挿入する。そして、第2開口領域122のY点(図2、図3参照)を支点として、剛体100を図2において反時計回りに回動させて、支持棒部32およびセンサ素子41をフィン22の平面部間に挿入することにより、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2に固定する。
【0028】
この後、剛体100を剛体挿入孔331から引き抜きつつ空調ケース1外に取り出し、キャップ5の凸部51を開口12に圧入して開口12を塞ぐ。なお、ハーネス42は、スリット53に挿入されて、空調ケース1内から空調ケース1外に取り出される。
【0029】
以上の説明から明らかなように、本実施形態によると、空調ケース1を分解することなく温度センサ4を交換することができる。
【0030】
また、温度センサ4の交換時に限らず、空調装置の製造工程において空調ケース1に蒸発器2を組み付けた後に、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2に装着することができる。
【0031】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図6は第2実施形態に係る車両用空調装置における空調ユニットの要部の構成を示す図、図7は図6のC−C線に沿う断面図、図8は図7のD矢視図、図9(a)は空調ケース1の開口12を塞ぐキャップ5の正面図、図9(b)は図9(a)の左側面図である。なお、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0032】
図6〜図8に示すように、本実施形態の開口12は、温度センサ4とセンサ取付部材3と剛体100が通過可能な大きさの四角形(より詳細には、長方形)になっている。換言すると、本実施形態の開口12は、第1実施形態における第2開口領域122に相当する部分が削除されている。
【0033】
開口12の形状変更に伴って、キャップ5の形状も変更されている。すなわち、図9に示すように、キャップ5は、開口12に圧入される凸部51が四角形になっている。
【0034】
次に、温度センサ4の交換作業の手順について説明する。まず、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2から外す際には、キャップ5を空調ケース1から外して開口12を開放する。
【0035】
続いて、剛体100を空調ケース1外から開口12を介して空調ケース1内に挿入し、剛体100の先端側を剛体挿入孔331に挿入して剛体結合部33に結合する。そして、空気下流側端面24に対して垂直な方向に且つ空気下流側端面24から遠ざかる向きに剛体100を動かして、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2から外し、さらに剛体100を利用して温度センサ4およびセンサ取付部材3を空調ケース1内から開口12を介して空調ケース1外に取り出す。
【0036】
続いて、別途用意した交換用の温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2に装着する。この際には、まず剛体100の先端側を剛体挿入孔331に挿入して剛体結合部33に結合し、剛体100を利用して温度センサ4およびセンサ取付部材3を空調ケース1外から開口12を介して空調ケース1内に挿入する。そして、空気下流側端面24に対して垂直な方向に且つ空気下流側端面24に近づく向きに剛体100を動かして、支持棒部32およびセンサ素子41をフィン22の平面部間に挿入することにより、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2に固定する。
【0037】
この後、剛体100を剛体挿入孔331から引き抜きつつ空調ケース1外に取り出し、キャップ5の凸部51を開口12に圧入して開口12を塞ぐ。
【0038】
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第1実施形態よりも開口12を小さくすることができる。
【0039】
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。図10(a)は第3実施形態に係る車両用空調装置における温度センサ4およびセンサ取付部材3の正面図、図10(b)は図10(a)の左側面図、図11は図10の温度センサ4およびセンサ取付部材3を空調ケース1に装着した状態を示す図である。
【0040】
本実施形態は、第2実施形態におけるセンサ取付部材3とキャップ5を一体化したものである。なお、第1実施形態または第2実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0041】
図10、図11に示すように、本実施形態におけるセンサ取付部材3の剛体結合部33は延長され、温度センサ4およびセンサ取付部材3を空調ケース1に装着した状態では、剛体結合部33の先端部が開口12付近に位置するようになっている。
【0042】
剛体結合部33の先端部には、キャップの一部をなすとともに、開口12の一部を塞ぐ板状の第1鍔部52aが一体に設けられている。この第1鍔部52aには、ハーネス42を通すためのスリット53と、第1鍔部52aを空調ケース1に固定するねじ200が挿入されるねじ貫通孔54とが形成されている。
【0043】
また、剛体結合部33の先端部側には、キャップの一部をなすキャップ本体部5Aが設けられている。このキャップ本体部5Aは、薄板に形成されて弾性変形が容易な2つのヒンジ55によって第1鍔部52aに連結されている。
【0044】
キャップ本体部5Aは、開口12に圧入されて開口12の一部を塞ぐ第1凸部51を備え、第1凸部51の周囲に第2鍔部52bが形成されている。また、第2鍔部52bの部位には、剛体挿入孔331に圧入されて剛体挿入孔331を塞ぐ第2凸部56が形成されている。
【0045】
次に、温度センサ4の交換作業の手順について説明する。まず、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2から外す際には、ねじ200を空調ケース1から外し、第1凸部51を開口12から外し、また、第2凸部56を剛体挿入孔331から外す。
【0046】
続いて、剛体100の先端側を剛体挿入孔331に挿入して剛体結合部33に結合する。そして、空気下流側端面24に対して垂直な方向に且つ空気下流側端面24から遠ざかる向きに剛体100を動かして、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2から外し、さらに剛体100を利用して温度センサ4およびセンサ取付部材3を空調ケース1内から開口12を介して空調ケース1外に取り出す。
【0047】
続いて、別途用意した交換用の温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2に装着する。この際には、まず剛体100の先端側を剛体挿入孔331に挿入して剛体結合部33に結合し、剛体100を利用して温度センサ4およびセンサ取付部材3を空調ケース1外から開口12を介して空調ケース1内に挿入する。そして、空気下流側端面24に対して垂直な方向に且つ空気下流側端面24に近づく向きに剛体100を動かして、支持棒部32およびセンサ素子41をフィン22の平面部間に挿入することにより、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2に固定する。
【0048】
この後、ねじ200を空調ケース1に螺合して第1鍔部52aを空調ケース1に固定するとともに、第1凸部51を開口12に圧入することにより、開口12を塞ぐ。また、第2凸部56を剛体挿入孔331に圧入して、剛体挿入孔331を塞ぐ。
【0049】
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0050】
(他の実施形態)
上記各実施形態では、センサ素子41は蒸発器2の表面温度を検出したが、センサ素子41は、蒸発器22を通過した直後の空気の温度(すなわち、蒸発器22の温度と相関のある温度)を検出してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用空調装置における空調ユニットの要部の構成を示す図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図2のB矢視図である。
【図4】図2のセンサ取付部材3および温度センサ4の構成を示す図である。
【図5】(a)は図1の開口12を塞ぐキャップ5の正面図、(b)は(a)の左側面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る車両用空調装置における空調ユニットの要部の構成を示す図である。
【図7】図6のC−C線に沿う断面図である。
【図8】図7のD矢視図である。
【図9】(a)は図6の開口12を塞ぐキャップ5の正面図、(b)は(a)の左側面図である。
【図10】(a)は本発明の第3実施形態に係る車両用空調装置における温度センサ4およびセンサ取付部材3の正面図、(b)は(a)の左側面図である。
【図11】図10の温度センサ4およびセンサ取付部材3を空調ケース1に装着した状態を示す図である。
【符号の説明】
【0052】
1…空調ケース、2…蒸発器、3…センサ取付部材、4…温度センサ、11…通路、12…開口、33…剛体結合部、100…剛体。
【技術分野】
【0001】
本発明は、温度センサを備える車両用空調装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の車両用空調装置は、蒸発器の温度と相関のある温度を検出する温度センサを備えている。そして、温度センサを保持したセンサ取付部材を蒸発器のフィンに差し込んで固定することにより、温度センサを蒸発器の所定位置に配置するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−303469号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の車両用空調装置は、温度センサを交換する際には空調ケースを分解する必要があるため、温度センサの交換作業に時間がかかるという問題があった。
【0004】
本発明は上記点に鑑みて、空調ケースを分解することなく温度センサを交換可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、センサ取付部材(3)が温度センサ(4)を保持して蒸発器(2)に脱着可能に装着される車両用空調装置において、センサ取付部材(3)は、棒状の剛体(100)が脱着可能な剛体結合部(33)を備え、空調ケース(1)は、温度センサ(4)、センサ取付部材(3)、および剛体(100)が通過可能な開口(12)を備えることを特徴とする。
【0006】
このようにすれば、温度センサ(4)およびセンサ取付部材(3)を蒸発器(2)から外す際には、剛体(100)を空調ケース(1)外から開口(12)を介して空調ケース(1)内に挿入して剛体(100)を剛体結合部(33)に結合した後、剛体(100)を利用して温度センサ(4)およびセンサ取付部材(3)を蒸発器(2)から外し、さらに剛体(100)を利用して温度センサ(4)およびセンサ取付部材(3)を空調ケース(1)内から開口(12)を介して空調ケース(1)外に取り出すことができる。
【0007】
一方、温度センサ(4)およびセンサ取付部材(3)を蒸発器(2)に装着する際には、剛体(100)を剛体結合部(33)に結合した後、剛体(100)を利用して温度センサ(4)およびセンサ取付部材(3)を空調ケース(1)外から開口(12)を介して空調ケース(1)内に挿入し、さらに剛体(100)を利用して温度センサ(4)およびセンサ取付部材(3)を蒸発器(2)に固定することができる。
【0008】
したがって、空調ケース(1)を分解することなく温度センサ(4)を交換することができる。
【0009】
また、温度センサ(4)の交換時に限らず、空調装置の製造工程において空調ケース(1)に蒸発器(2)を組み付けた後に、温度センサ(4)およびセンサ取付部材(3)を蒸発器(2)に装着することができる。
【0010】
この場合、開口(12)は四角形にすれば、開口(12)を小さくすることができる。
【0011】
また、波状のフィン(22)の非接合面間に挿入される支持棒部(32)をセンサ取付部材(3)に設ければ、支持棒部(32)を非接合面間に挿入することにより、温度センサ(4)およびセンサ取付部材(3)を蒸発器(2)に固定することができる。
【0012】
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態に係る車両用空調装置における空調ユニットの要部の構成を示す図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3は図2のB矢視図、図4はセンサ取付部材3および温度センサ4の構成を示す図、図5(a)は空調ケース1の開口12を塞ぐキャップ5の正面図、図5(b)は図5(a)の左側面図である。
【0014】
図1〜3に示すように、空調ユニットは、樹脂製の空調ケース1を備えている。空調ケース1は、ブロアユニット(図示せず)から送られた空気を流通させて最終的に車室内に吹き出すための通路11を形成するものであり、この通路11中に蒸発器2が設置されている。
【0015】
蒸発器2は、図示しない圧縮機、凝縮器、受液器、減圧器とともに配管結合された周知の冷凍サイクルを構成する熱交換器であり、蒸発器2は冷媒と空気との間で熱交換して空気を冷却・除湿するものである。
【0016】
具体的には、蒸発器2は、冷媒を流通させる複数のチューブ21が積層配置され、隣接するチューブ21間に空気と冷媒との間の熱交換を促進させるフィン22が配置されている。
【0017】
フィン22は、波状に形成されており、より詳細には、折り曲げられた頂部と、頂部間に位置する平面部とを有する。そして、頂部がチューブ21にろう付け接合される。また、平面部は隣接するチューブ21間を横断するように配置され、したがって、平面部はチューブ21に接合されていない。なお、頂部は本発明の接合面に相当し、平面部は本発明の非接合面に相当する。蒸発器2の外周側面にはシール材23が貼付されており、このシール材23により、空調ケース1と蒸発器2との間がシールされている。
【0018】
蒸発器2には、センサ取付部材3によって温度センサ4が装着されている。図4に示すように、この温度センサ4は、蒸発器2の表面温度に応じた電気信号を出力するセンサ素子41と、このセンサ素子41の電気信号を空調ケース1外のECU(図示せず)に伝達するハーネス42とを備えている。そして、センサ素子41にて検出された蒸発器2の表面温度の情報は、吹出空気温度、吹出モードなどの各種の空調制御に用いられる。なお、センサ素子41は、サーミスタを用いることができる。
【0019】
センサ取付部材3は、樹脂製であり、温度センサ4を保持する保持部31を備えている。より詳細には、センサ素子41およびハーネス42は、一部が保持部31内に収納され、残部が保持部31外に出ている。
【0020】
センサ取付部材3は、保持部31におけるセンサ素子41が突出している側の面に、棒状の支持棒部32を備えている。この支持棒部32は、フィン22における隣接する平面部間に挿入されるもので、センサ素子41と平行に延びている。
【0021】
センサ取付部材3は、保持部31におけるセンサ素子41が突出していない側(すなわち、反支持棒部側)の面に、剛体結合部33を備えている。この剛体結合部33には、棒状の剛体100(例えば、ドライバーのような棒状の工具)が挿入される剛体挿入孔331が形成されている。
【0022】
そして、図2に示すように、支持棒部32をフィン22の平面部間に挿入することにより、温度センサ4およびセンサ取付部材3が蒸発器2に固定される。また、センサ素子41もフィン22の平面部間に挿入されて、蒸発器2の表面温度を検出可能になっている。
【0023】
図3に示すように、空調ケース1には空調ケース1の内外を連通させる開口12が形成されている。開口12は、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器から脱着する際に利用されるものであり、蒸発器2における空気下流側端面24(図2参照)よりも空気下流側に設けられている。開口12は、温度センサ4とセンサ取付部材3と剛体100が通過可能な大きさの四角形の第1開口領域121と、第1開口領域121よりも開口面積が小さく、剛体100が通過可能な大きさの四角形の第2開口領域122とを有している。
【0024】
開口12は、通常は図5に示すキャップ5にて塞がれている。図5に示すように、キャップ5は、樹脂よりなり、開口12と同形状で開口12に圧入される凸部51を備え、凸部51の周囲に板状の鍔部52が形成されている。また、キャップ5には、ハーネス42を通すためのスリット53が、凸部51および鍔部52にまたがって形成されている。
【0025】
次に、温度センサ4の交換作業の手順について説明する。まず、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2から外す際には、キャップ5を空調ケース1から外して開口12を開放する。
【0026】
続いて、剛体100を空調ケース1外から開口12を介して空調ケース1内に挿入し、剛体100の先端側を剛体挿入孔331に挿入して剛体結合部33に結合する。そして、第2開口領域122のX点(図2、図3参照)を支点として、剛体100を図2において時計回りに回動させて、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2から外し、さらに剛体100を利用して温度センサ4およびセンサ取付部材3を空調ケース1内から第1開口領域121を介して空調ケース1外に取り出す。
【0027】
続いて、別途用意した交換用の温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2に装着する。この際には、まず剛体100の先端側を剛体挿入孔331に挿入して剛体結合部33に結合し、剛体100を利用して温度センサ4およびセンサ取付部材3を空調ケース1外から第1開口領域121を介して空調ケース1内に挿入する。そして、第2開口領域122のY点(図2、図3参照)を支点として、剛体100を図2において反時計回りに回動させて、支持棒部32およびセンサ素子41をフィン22の平面部間に挿入することにより、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2に固定する。
【0028】
この後、剛体100を剛体挿入孔331から引き抜きつつ空調ケース1外に取り出し、キャップ5の凸部51を開口12に圧入して開口12を塞ぐ。なお、ハーネス42は、スリット53に挿入されて、空調ケース1内から空調ケース1外に取り出される。
【0029】
以上の説明から明らかなように、本実施形態によると、空調ケース1を分解することなく温度センサ4を交換することができる。
【0030】
また、温度センサ4の交換時に限らず、空調装置の製造工程において空調ケース1に蒸発器2を組み付けた後に、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2に装着することができる。
【0031】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図6は第2実施形態に係る車両用空調装置における空調ユニットの要部の構成を示す図、図7は図6のC−C線に沿う断面図、図8は図7のD矢視図、図9(a)は空調ケース1の開口12を塞ぐキャップ5の正面図、図9(b)は図9(a)の左側面図である。なお、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0032】
図6〜図8に示すように、本実施形態の開口12は、温度センサ4とセンサ取付部材3と剛体100が通過可能な大きさの四角形(より詳細には、長方形)になっている。換言すると、本実施形態の開口12は、第1実施形態における第2開口領域122に相当する部分が削除されている。
【0033】
開口12の形状変更に伴って、キャップ5の形状も変更されている。すなわち、図9に示すように、キャップ5は、開口12に圧入される凸部51が四角形になっている。
【0034】
次に、温度センサ4の交換作業の手順について説明する。まず、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2から外す際には、キャップ5を空調ケース1から外して開口12を開放する。
【0035】
続いて、剛体100を空調ケース1外から開口12を介して空調ケース1内に挿入し、剛体100の先端側を剛体挿入孔331に挿入して剛体結合部33に結合する。そして、空気下流側端面24に対して垂直な方向に且つ空気下流側端面24から遠ざかる向きに剛体100を動かして、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2から外し、さらに剛体100を利用して温度センサ4およびセンサ取付部材3を空調ケース1内から開口12を介して空調ケース1外に取り出す。
【0036】
続いて、別途用意した交換用の温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2に装着する。この際には、まず剛体100の先端側を剛体挿入孔331に挿入して剛体結合部33に結合し、剛体100を利用して温度センサ4およびセンサ取付部材3を空調ケース1外から開口12を介して空調ケース1内に挿入する。そして、空気下流側端面24に対して垂直な方向に且つ空気下流側端面24に近づく向きに剛体100を動かして、支持棒部32およびセンサ素子41をフィン22の平面部間に挿入することにより、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2に固定する。
【0037】
この後、剛体100を剛体挿入孔331から引き抜きつつ空調ケース1外に取り出し、キャップ5の凸部51を開口12に圧入して開口12を塞ぐ。
【0038】
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第1実施形態よりも開口12を小さくすることができる。
【0039】
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。図10(a)は第3実施形態に係る車両用空調装置における温度センサ4およびセンサ取付部材3の正面図、図10(b)は図10(a)の左側面図、図11は図10の温度センサ4およびセンサ取付部材3を空調ケース1に装着した状態を示す図である。
【0040】
本実施形態は、第2実施形態におけるセンサ取付部材3とキャップ5を一体化したものである。なお、第1実施形態または第2実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0041】
図10、図11に示すように、本実施形態におけるセンサ取付部材3の剛体結合部33は延長され、温度センサ4およびセンサ取付部材3を空調ケース1に装着した状態では、剛体結合部33の先端部が開口12付近に位置するようになっている。
【0042】
剛体結合部33の先端部には、キャップの一部をなすとともに、開口12の一部を塞ぐ板状の第1鍔部52aが一体に設けられている。この第1鍔部52aには、ハーネス42を通すためのスリット53と、第1鍔部52aを空調ケース1に固定するねじ200が挿入されるねじ貫通孔54とが形成されている。
【0043】
また、剛体結合部33の先端部側には、キャップの一部をなすキャップ本体部5Aが設けられている。このキャップ本体部5Aは、薄板に形成されて弾性変形が容易な2つのヒンジ55によって第1鍔部52aに連結されている。
【0044】
キャップ本体部5Aは、開口12に圧入されて開口12の一部を塞ぐ第1凸部51を備え、第1凸部51の周囲に第2鍔部52bが形成されている。また、第2鍔部52bの部位には、剛体挿入孔331に圧入されて剛体挿入孔331を塞ぐ第2凸部56が形成されている。
【0045】
次に、温度センサ4の交換作業の手順について説明する。まず、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2から外す際には、ねじ200を空調ケース1から外し、第1凸部51を開口12から外し、また、第2凸部56を剛体挿入孔331から外す。
【0046】
続いて、剛体100の先端側を剛体挿入孔331に挿入して剛体結合部33に結合する。そして、空気下流側端面24に対して垂直な方向に且つ空気下流側端面24から遠ざかる向きに剛体100を動かして、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2から外し、さらに剛体100を利用して温度センサ4およびセンサ取付部材3を空調ケース1内から開口12を介して空調ケース1外に取り出す。
【0047】
続いて、別途用意した交換用の温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2に装着する。この際には、まず剛体100の先端側を剛体挿入孔331に挿入して剛体結合部33に結合し、剛体100を利用して温度センサ4およびセンサ取付部材3を空調ケース1外から開口12を介して空調ケース1内に挿入する。そして、空気下流側端面24に対して垂直な方向に且つ空気下流側端面24に近づく向きに剛体100を動かして、支持棒部32およびセンサ素子41をフィン22の平面部間に挿入することにより、温度センサ4およびセンサ取付部材3を蒸発器2に固定する。
【0048】
この後、ねじ200を空調ケース1に螺合して第1鍔部52aを空調ケース1に固定するとともに、第1凸部51を開口12に圧入することにより、開口12を塞ぐ。また、第2凸部56を剛体挿入孔331に圧入して、剛体挿入孔331を塞ぐ。
【0049】
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0050】
(他の実施形態)
上記各実施形態では、センサ素子41は蒸発器2の表面温度を検出したが、センサ素子41は、蒸発器22を通過した直後の空気の温度(すなわち、蒸発器22の温度と相関のある温度)を検出してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用空調装置における空調ユニットの要部の構成を示す図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図2のB矢視図である。
【図4】図2のセンサ取付部材3および温度センサ4の構成を示す図である。
【図5】(a)は図1の開口12を塞ぐキャップ5の正面図、(b)は(a)の左側面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る車両用空調装置における空調ユニットの要部の構成を示す図である。
【図7】図6のC−C線に沿う断面図である。
【図8】図7のD矢視図である。
【図9】(a)は図6の開口12を塞ぐキャップ5の正面図、(b)は(a)の左側面図である。
【図10】(a)は本発明の第3実施形態に係る車両用空調装置における温度センサ4およびセンサ取付部材3の正面図、(b)は(a)の左側面図である。
【図11】図10の温度センサ4およびセンサ取付部材3を空調ケース1に装着した状態を示す図である。
【符号の説明】
【0052】
1…空調ケース、2…蒸発器、3…センサ取付部材、4…温度センサ、11…通路、12…開口、33…剛体結合部、100…剛体。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車室内に吹き出す空気の通路(11)を形成する空調ケース(1)と、この空調ケース(1)内に設置されて空気と冷媒との間で熱交換する蒸発器(2)と、この蒸発器(2)の温度と相関のある温度を検出する温度センサ(4)と、この温度センサ(4)を保持するとともに、前記蒸発器(2)に脱着可能に装着されるセンサ取付部材(3)とを備える車両用空調装置において、
前記センサ取付部材(3)は、棒状の剛体(100)が脱着可能な剛体結合部(33)を備え、
前記空調ケース(1)は、前記温度センサ(4)、前記センサ取付部材(3)、および前記剛体(100)が通過可能な開口(12)を備えることを特徴とする車両用空調装置。
【請求項2】
前記開口(12)は四角形であることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
【請求項3】
前記センサ取付部材(3)は、前記開口(12)を塞ぐキャップ(5A、52a)が一体に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置。
【請求項4】
前記蒸発器(2)は、積層配置されて冷媒を流通させる複数のチューブ(21)と、隣接する前記チューブ(21)間に配置されて空気と冷媒との間の熱交換を促進させるフィン(22)とを備え、
このフィン(22)は、波状に形成されており、前記チューブ(21)に接合された接合面と、2つの前記接合面間にあって前記チューブ(21)に接合されていない非接合面とを備え、
前記センサ取付部材(3)は、隣接する前記非接合面間に挿入される支持棒部(32)を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
【請求項1】
車室内に吹き出す空気の通路(11)を形成する空調ケース(1)と、この空調ケース(1)内に設置されて空気と冷媒との間で熱交換する蒸発器(2)と、この蒸発器(2)の温度と相関のある温度を検出する温度センサ(4)と、この温度センサ(4)を保持するとともに、前記蒸発器(2)に脱着可能に装着されるセンサ取付部材(3)とを備える車両用空調装置において、
前記センサ取付部材(3)は、棒状の剛体(100)が脱着可能な剛体結合部(33)を備え、
前記空調ケース(1)は、前記温度センサ(4)、前記センサ取付部材(3)、および前記剛体(100)が通過可能な開口(12)を備えることを特徴とする車両用空調装置。
【請求項2】
前記開口(12)は四角形であることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
【請求項3】
前記センサ取付部材(3)は、前記開口(12)を塞ぐキャップ(5A、52a)が一体に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置。
【請求項4】
前記蒸発器(2)は、積層配置されて冷媒を流通させる複数のチューブ(21)と、隣接する前記チューブ(21)間に配置されて空気と冷媒との間の熱交換を促進させるフィン(22)とを備え、
このフィン(22)は、波状に形成されており、前記チューブ(21)に接合された接合面と、2つの前記接合面間にあって前記チューブ(21)に接合されていない非接合面とを備え、
前記センサ取付部材(3)は、隣接する前記非接合面間に挿入される支持棒部(32)を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2008−265402(P2008−265402A)
【公開日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−107885(P2007−107885)
【出願日】平成19年4月17日(2007.4.17)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年4月17日(2007.4.17)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】
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