説明

車載用のLED照明装置

【課題】LEDランプの劣化防止と夜間における充分な光量を確保する。
【解決手段】車載用のLED照明装置1であって、LEDランプ10と、該LEDランプへ車載の電源から電流を供給する回路5と、LEDランプ10の環境温度に反比例するようにLEDランプ10へ供給される電流を制御する、電流制御手段7と、を備える。ここに、電流供給回路においてLEDチップ11はエミッタ接地型トランジスタ15のコレクタに接続され、電流制御手段はPTCサーミスタ21を含み、該PTCサーミスタ21はトランジスタ15のベースへ接続されて、該PTCサーミスタ21の温度が高くなるとベースへ供給される電流を小さくし、PTCサーミスタ21はLEDチップ11がOFFのときの該LEDチップ11の環境温度と同じ温度となる環境に設置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車載用のLED照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ルームランプ、マップランプ、読書灯などの車載用の照明装置として一般的に電球型(バルブ型)のランプが用いられてきた。
最近の傾向として、省電力、小型軽量化、高寿命等の見地から、LEDランプが車内の光源として注目されている。
本件発明に関連する技術を開示する文献として特許文献1及び特許文献2を参照されたい。
【特許文献1】特開平9−325719号公報
【特許文献2】特開2007−87720号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明者らは、LEDランプを車載用の照明装置の光源として利用すべく鋭意検討を重ねてきた結果、下記の課題を見出した。
まず、現状のLEDランプでは、一つ当たりにおいて、バルブ品と同程度の光度を出すことが困難である。その原因の一つとして、LEDランプの環境温度が高くなるとLEDチップの劣化が進み、その寿命が短くなることにある。
LEDランプ自らの発熱や当該LEDランプへ電流を供給する回路の回路部品(抵抗器等)の発熱はもとよりとして、LEDランプを車両に搭載したときには、車両使用環境による温度上昇も考慮しなければならない。つまり、LEDランプを車載用の照明装置として用いるには、日中炎天下で車両を使用したときのボディー温度(80〜100℃)においてもLEDランプに支障を来たしてはならない。
【0004】
かかる高温環境下での使用を配慮し、LEDランプへ供給する電流を定格電流より小さくしてLEDランプの発熱を抑制し、もってLEDランプの寿命を維持することが考えられる。しかしながら、供給電流の小さいLEDランプからは充分な光量が得られない。
LEDランプの配設数を多くすれば光量増加を図れるが、部品点数が増加して製造コストアップの原因になるので現実的ではない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねてきた結果、日中炎天下においては車内も充分明るいので車載用の照明装置の光量を低減しても使用者に何ら不便をかけるものではなく、他方、夜間においては当該照明装置に充分な光量が要求されることに気が付いた。
ここに、日中炎天下においてはLEDランプの使用環境温度は高く、夜間においてはその温度は低い。
そこで、LEDランプの使用環境温度に基づきLEDランプへ供給する温度を制御することにより、炎天下ではLEDランプの光量(即ち発熱量)を低下させLEDランプが不要に劣化することを防止し、他方、夜間ではLEDランプの光量を増加して照明装置として本来の機能を発揮できるようにした。
即ち、この発明の第1の局面は次のように規定される。
車載用のLED照明装置であって、
LEDランプと、
該LEDランプへ車載の電源から電流を供給する回路と、
前記LEDランプの環境温度に反比例するように前記LEDランプへ供給される電流を制御する電流制御手段と、
を備える、ことを特徴とする車載用のLED照明装置。
【0006】
このように規定される第1の局面の車載用のLED照明装置によれば、LEDランプへ供給される電流がLEDランプの環境温度に反比例しているので、LEDランプの環境温度が高い日中炎天下ではLEDランプへ供給される電流は低下し、LEDランプの過熱を防止する。他方、LEDランプの環境温度が低い夜間ではLEDランプへ供給される電流が増大し、LEDランプを充分な光量で発光させられる。
ここに、電流制御手段においてLEDランプの環境温度に反比例するとは、温度が高いときに供給電流を小さくし、温度が低くなると供給電流を比較的大きくするという意味であり、必ずしも一次乃至複数次の方程式で記載されるものばかりではない。また、LEDランプの過熱が課題となるのはその環境温度が高いときであるため、少なくともLEDランプの環境温度が40〜80℃以上において、電流制御手段は上記の機能を奏すればよい。
【0007】
この発明の第2の局面は次のように規定される。即ち、
第1の局面で規定される車載用のLED照明装置において、前記電流供給回路において前記LEDランプはエミッタ接地型トランジスタのコレクタに接続され、
前記電流制御手段はPTCサーミスタを含み、該PTCサーミスタは前記トランジスタのベースへ接続されて、該PTCサーミスタの温度が高くなると前記ベースへ供給される電流を小さくする。
このように規定される第2の局面のLED照明装置によれば、LEDランプは電流帰還バイアス回路に組込まれて、車載用の電源電圧が変動してもLEDランプへ供給される電流が安定する。そして、PTCサーミスタをトランジスタのベースと電源との間に接続して、PTCサーミスタの温度が高くなると前記ベースへ供給される電流を小さくし、PTCサーミスタの温度が低くなると前記ベースへ供給される電流が大きくなるように制御する。これにより、LEDランプの劣化防止と夜間における充分な光量を確保することができる。
【0008】
また、この発明の第3の局面で規定されるように、PTCサーミスタを前記電源とLEDランプとの間に直列に接続して、PTCサーミスタの温度が高くなるとベースへ供給される電流を小さくし、PTCサーミスタの温度が高くなるとベースへ供給される電流を小さくしてもよい。
かかる回路構成は簡素であるため、製造コストを低減することができる。
【0009】
上記において、PTCサーミスタはLEDランプがOFFのときのLEDランプの環境温度と同じとなる環境に設置することが好ましい。
LEDランプの近傍に設置すれば、LEDランプの環境温度をPTCサーミスタで直接検知可能であるが、LEDランプがオンとなるとその環境温度が上昇するので、その温度上昇がPTCサーミスタへ影響し、好ましくない。
例えば、この発明の第4の局面で規定するように、多くのLEDランプが配置される車両の天井において、当該LEDランプや他の回路部品(抵抗器等)から熱影響を受けない部位にPTCサーミスタを設置することが好ましい。
PTCサーミスタをLEDランプ近傍に配置した場合は、電流制御する温度設定値をLEDの発熱影響分高めに設定すればよい。即ち、LEDランプ及び/又はその回路部品の発熱による熱影響を考慮して、当該熱影響による昇温分を考慮したより高い温度域でPTCサーミスタが動作するものとする。
なお、LEDランプへの電流を制御する過電流保護回路の動作温度はLEDランプ自体の許容温度上限に近い温度(80〜100℃以上)に設定することになる。
このように、LEDランプの近傍の環境温度でPTCサーミスタを動作させると、LEDランプの過熱防止となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、この発明の実施例について図例を参照しながら説明をする。
図1は実施例の照明装置1の構成を示すブロック図である。
実施例の照明装置1は車両用電源3からLEDランプ10へ安定した電流を供給する電流供給回路5とLEDランプ10の環境温度に反比例するようにLEDランプ10へ供給される電流を制御する電流制御手段7とを備える。
【0011】
LEDランプ10の発光色は任意に選択することができるが、この実施例では白色光を放出するため、短波長光若しくは青色系光を出力する半導体発光素子と該発光素子から出力された光を波長変換する蛍光体層とを組み合わせてなるLEDチップ(光源部)を採用した。上記の半導体発光素子としてはIII族窒化物系化合物半導体発光素子が好適に用いられる。
発光素子のタイプも任意に選択することが可能であるが、この実施例では高い定格電流を確保するため、青色系光を出力するSMDタイプを用いた。
蛍光体層は、半導体発光素子から出力される光の波長に応じて適宜選択することができる。この実施例では青色系光に対応してCeドープのYAG系蛍光体を採用した。
1つのLEDランプ10に装着されるLEDチップの数も任意に選択できる。複数のLEDチップを装着した場合、各LEDチップの発光色を異なるものとしかつその発光態様を制御することにより、LEDランプ10から放出される発光色を制御可能となる。
このようなLEDチップは基板にマウントされ、基板はさらに筐体部に固定されてこの筐体部が車両の内装部へ取付けられる。筐体部にはLEDチップに接続されたリードが表出しており、このリードが電流供給回路5へ接続される。
LEDランプは車両室内(トランク、ボックスも含む)の任意の部位に配置することができる。
【0012】
電流制御手段7はLEDランプ10と同一の温度環境に設置され、電流供給回路5に作用して、LEDランプ10の環境温度に応じて当該LEDランプ10に供給する電流を制御する。
後述するようにこの実施例ではPTCサーミスタを電流供給回路に組込んで、LEDチップ10の環境温度に応じて回路抵抗を変えることにより、LEDランプ10へ供給する電流を制御している。勿論、電流制御手段7として温度センサを用い、当該温度センサの検出結果に応じて電流供給回路に組込んだ可変抵抗器をIC制御することもできる。
【0013】
電流制御手段7(上記の説明ではPTCサーミスタや温度センサ)は、LEDランプ10がOFFのときの該LEDランプ10と同一の温度環境に設置される。即ち、LEDランプ10がONとなるとLEDチップ10が発熱するのでその影響が電流制御手段7に及ばないようにする。より好ましくは抵抗等の他の回路部品の熱影響も及ばないようにする。LEDランプ10の熱が電流制御手段7に影響すると、例えば夜間において、LEDランプ10の点灯当初は大きな電流(定格電流)がLEDランプ10へ供給されたとしても、その環境温度が上昇するに従って電流制御手段7はLEDランプ10へ供給される電流を低減し、LEDランプ10の光量が減少することとなるので好ましくない。
かかる見地から、電流制御手段7はLEDランプ10から離れた位置に設置することが好ましが、そうすると配線等が長くなり、製造コストの上昇の原因となりかねない。
【0014】
電流供給回路5は、車両用電源3から安定した電流をLEDランプ10へ供給するとともに、LEDランプ10へ過剰電流が印加されることを防止するための保護手段を備えている。
この電流供給回路5と車両用電源3との間には、図示しないスイッチ回路を設けることができ、このスイッチ回路は、例えば、ドアの開閉に応じてオンオフ制御される。
【0015】
図2には、実施例の照明装置1の具体的な回路図を示す。
図2において、符号11はLEDチップであり、このLEDチップ11はツェナーダイオード13で保護されている。電源VinよりLED電流ILEDがこのLEDチップ11へ供給される。LEDチップ11はエミッタ接地型トランジスタ15のコレクタに接続される。トランジスタ15のエミッタは第1の抵抗17を介して車体等へ接続され、グランドがとられている。
トランジスタ15のベースと電源Vinとの間には、第2の抵抗19とPTCサーミスタ21が直列に接続されている。符号23は回路保護のためのツェナーダイオードである。なお、第2の抵抗19とPTCサーミスタ21とを並列に接続してもよい。
ここに、PTCサーミスタは図3に示す温度―抵抗特性を有する。即ち、約40〜80℃以上の温度領域で温度にほぼ比例して(若しくは二次関数的に)抵抗が増大する。
図2の回路において、LED電流ILEDはおよそ次式で表記される。

LED = (VZ0 − VBE)/R1 (R1は第1の抵抗17の抵抗値) … (式1)

PTCサーミスタ21が昇温してその抵抗が上がれば、VZDは低下する。その結果、式1の右辺の分子の値が小さくなり(VBE、R:一定)、LED電流ILEDの値も小さくなる。
換言すれば、PTCサーミスタ21が昇温してその抵抗が上がれば、ツェナーダイオード23に流れるツェナー電流が小さくなる為、VZDは小さくなる。VZDが小さくなると、抵抗17の両端電圧R1が小さくなり、結果としてILEDが抑制される。
LED電流ILEDとPTCサーミスタ温度との関係例を図4に示す。図4より、約40℃以上の温度において、PTCサーミスタの温度とLED電流ILEDとが反比例の関係にあることがわかる。
【0016】
このように構成された照明装置によれば、PTCサーミスタ21の温度が高くなると(これは即ちLEDチップ11の環境温度が高くなったことを意味する)、トランジスタ15の作用によりLEDチップ11へ供給される電流ILEDが小さくなる。他方、PTCサーミスタ21の温度が低くなると(これは即ちLEDチップ11の環境温度が低くなったことを意味する)、VZDが高くなって、ILEDの値も大きくなる。よって、40℃以下の中高音、常温域では定格電流がLEDチップ11へ供給され、LEDチップ11は大光量発光可能となる。
この実施例では、約60℃付近より高温領域で抵抗―温度特性に変化が生じるPTCサーミスタ21を採用した。
かかる高温領域での駆動がLEDチップの耐久性に強く影響を及ぼしていると考えられるので、電流制御手段としてのPTCサーミスタ21に要求される特性はかかる温度領域において奏されればよい。
【0017】
図5に他の実施例の照明装置30の回路構成を示す。
図2と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
この実施例では、電源VinとLEDチップ11との間に直列にPTCサーミスタ21が接続されている。
かかる回路においてLEDチップ11へ供給される電流ILEDは次式で表記される。

LED = (Vin − VF1)/(R + RPTC) … (式2)
ここにRは第1の抵抗17の抵抗値、RPTCはPTCサーミスタ21の抵抗値

式2より明らかなように、PTCサーミスタ21の温度が高くなると(これは即ちLEDチップ11の環境温度が高くなったことを意味する)、PTCサーミスタ21の抵抗値RPTCが大きくなるので、式2の右辺の分母が増大し、もってLEDチップ11へ供給される電流ILEDは小さくなる。他方、PTCサーミスタ21の温度が低くなると(これは即ちLEDチップ11の環境温度が低くなったことを意味する)、PTCサーミスタ21の抵抗値RPTCが小さくなるので、式2の右辺の分母が減少し、もってLEDチップ11へ供給される電流ILEDは大きくなる。よって、多量の電流、好ましくは定格電流がLEDチップ11へ供給され、LEDチップ11は大光量発光可能となる。
【0018】
このように構成された各実施例の車載用の照明装置によれば、車体がヒートアップしない夜間においてLEDランプへ定格電流を印加してLEDランプに充分な光量を確保するとともに、車体の温度、即ちLEDランプの環境温度がLEDランプの寿命に影響を及ぼしかねない高温になると、LEDランプへ供給する電流量を低減してLEDランプの加熱を防止する。このとき、LEDランプの光量は減少するが、かかる高温状態は日中炎天下であるので、LEDランプの光量を減少しても使用者に不便はない。また、高温状態でもLEDは低い電流で点灯状態となるため使用者がLED不灯を疑うこともない。
ここで光センサを用いてLEDランプへ供給する電流量を制御することもできるが、PTCサーミスタに比べて光センサは高価である。即ち、実施例によれば安価の照明装置の提供が可能となる。
【0019】
図6に他の実施例の照明装置40を示す。図6において、図2の例と同一の要素には同一の符号を付してその説明を部分的に省略する。
図6の照明装置40は、オペアンプを用いた低電流回路にPTCサーミスタ21を組込んだものである。この回路においてLEDチップ11へ供給される電流ILEDは次のように規定される。

LED = VZO / R1 (式3)
ここにRは第1の抵抗17の抵抗値である

PTCサーミスタ21の環境温度が高くなれば、PTCサーミスタの抵抗が大きくなるので、VZOの値が小さくなる。その結果、LEDチップ11へ供給される電流ILEDも小さくなる。ここに、PTCサーミスタ21の環境温度と電流ILEDとの関係は図4に近似されたものとなるが、オペレーションアンプに感度に応じてその傾きが変化する。
【0020】
図7は他の実施例の照明装置50を示す。図7において、図5と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示す回路は、図5に示す回路においてPTCサーミスタ21をサーモスイッチ部51で置換したものである。このサーモスイッチ部51は、並列の抵抗52、53の一方にサーモスイッチ55を直列接続した構成である。サーモスイッチ55は所定の温度(例えば80度)まではオフ状態であり、所定の温度を越えるとオンとなる。また、所定温度以下においても常に点灯可能状態である。
このように構成された照明装置50によれば、電流制御手段としてのサーモスイッチ部51の環境温度が所定の温度を超えるとサーモスイッチ55がオンとなり、サーモスイッチ部51の抵抗が上昇する。これにより、LEDチップ11へ供給される電流が抑制され、LEDチップ11が過熱することを防止する。
即ち、この実施例の照明装置50は次のように規定される。
車載用のLED照明装置であって、
LEDランプと、
該LEDランプへ車載の電源から電流を供給する回路と、
前記LEDランプの環境温度が所定温度を超えると、前記LEDランプへ供給される電流を制御する電流制御手段と、
を備える、ことを特徴とする車載用のLED照明装置。
【0021】
この発明は、上記発明の実施の形態及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】図1はこの発明の実施例の照明装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は同じく回路図である。
【図3】図3はPTCサーミスタの特性曲線である。
【図4】図4はPTCサーミスタの温度とLEDチップへ供給される電流との関係を示す特性曲線である。
【図5】他の実施例の照明装置を示す回路図である。
【図6】他の実施例の照明装置を示す回路図である。
【図7】他の実施例の照明装置を示す回路図である。
【符号の説明】
【0023】
1、30、40、50 照明装置
5 電流供給回路
7 電流制御手段
10 LEDランプ
11 LEDチップ
3、103 LEDチップ
10 傘
11 ベース部材
15 反射面
20、120 反射ブロック
22,122 支柱

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車載用のLED照明装置であって、
LEDランプと、
該LEDランプへ車載の電源から電流を供給する回路と、
前記LEDランプの環境温度に反比例するように前記LEDランプへ供給される電流を制御する電流制御手段と、
を備える、ことを特徴とする車載用のLED照明装置。
【請求項2】
前記電流供給回路において前記LEDランプはエミッタ接地型トランジスタのコレクタに接続され、
前記電流制御手段はPTCサーミスタを含み、該PTCサーミスタは前記トランジスタのベースへ接続されて、該PTCサーミスタの温度が高くなると前記LEDランプへ供給される電流を小さくする、ことを特徴とする請求項1に記載のLED照明装置。
【請求項3】
前記電流制御手段はPTCサーミスタを含み、該PTCサーミスタは前記電源と前記LEDランプとの間に直列に接続されて、該PTCサーミスタの温度が高くなると前記ベースへ供給される電流を小さくする、ことを特徴とする請求項1に記載のLED照明装置。
【請求項4】
前記PTCサーミスタは車両の天井において、前記LEDランプ及び他の素子からの熱影響を受けない位置に配置される、ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のLED照明装置。
【請求項5】
前記LEDランプの環境温度の如何にかかわらず、前記LED照明装置がオンのとき、該LEDランプへは常に電流が印加される、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のLED照明装置。
【請求項6】
前記PTCサーミスタは前記LEDランプの近傍に配置される、ことを特徴とする請求項2又は3に記載のLED照明装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2009−83590(P2009−83590A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−253929(P2007−253929)
【出願日】平成19年9月28日(2007.9.28)
【出願人】(000241463)豊田合成株式会社 (3,467)
【Fターム(参考)】