説明

車載用室内照明装置

【課題】端子が光源を安定した装着力で保持する車載用室内照明装置を提供する。
【解決手段】電線 wを接続する電線接続部5と、電球6を装着する光源装着部7を有する機能部本体3と、電線接続部5に装着され、電線接続部5に接続された電線wを覆う電線保護カバー4とを備え、光源装着部7は、一端側が機能部本体3に固定され、他端側が自由端とされた電球用端子31を有し、電球6の装着過程で電球用端子31を撓み変形させ、電球用端子31の撓み復帰力によって電球6が装着される車載用室内照明装置1であって、電線保護カバー4には、電球用端子31の自由端の過度の変形を規制する端子過度変形規制部50が設けられた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の天井部分に設けられる車載用室内照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の従来の車載用室内照明装置は、車両の天井板の室外側に設けられる機能部を有する。この機能部は、電線を接続する電線接続部と光源である電球を装着する光源装着部と電球への通電モードを選択するスイッチ装着部とを有する機能部本体と、電線接続部に装着され、電線接続部に接続された電線を覆う電線保護カバーとを備えている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
光源装着部は、一端側が機能部本体に固定され、他端側が自由端とされた端子を有し、電球の装着過程で端子を撓み変形させ、端子の撓み復帰力によって電球が装着されるように構成されるのが一般的である。
【0004】
上記した一般的な光源装着構造では、電球の装着過程で端子が大きく撓み変形する。特に、電球が適正な装着方向より傾いた状態で挿入されると、端子が過度に大きく撓み変形してしまう。このように、端子が大きく撓み変形されると、安定した装着力によって電球を保持することができない。
【0005】
このような問題を解決する従来例として特許文献2に開示されたものがある。この特許文献2の光源装着構造は、図7に示すように、ソケット本体100と、このソケット本体100の電球挿入室101内に固定された一対の端子110と、一対の端子110に装着された電球120とを備えている。
【0006】
各端子110は、図8にも示すように、ソケット本体100の嵌合溝102に嵌合される基板部111と、この基板部111より折り曲げられた一対の挟持部112と、基板部111より折り曲げられた一対の規制突起部113とを有する。一対の挟持部112は、その基端側が基板部111に固定され、その先端側が自由端であると共に、基端側と自由端の間で互いに近接する方向にく字形状に屈曲されている。
【0007】
電球120は、フィラメントが収容された電球部121と、電球部121の基端側に固定された電極部122とを有する。電極部122には、凹部123が形成されている。電球120は、その電極部122が各端子110の一対の挟持部112間に挟持され、且つ、各挟持部112のく字形状に屈曲された箇所が電極部の凹部123に嵌合することによって装着されている。
【0008】
次に、電球120の装着作業を説明する。電極部122を先端として電球120をソケット本体100の電球挿入室101に挿入する。すると、電極部122の先端が各端子110の一対の挟持部112間で、且つ、各挟持部112の内面に当接する。この状態より更に電球120を挿入すると、一対の挟持部112の自由端側が互いに離間する方向に撓み変形し、電球120の電極部122の挿入が許容される。電極部122の凹部123の位置が各挟持部112のく字形状の位置に一致する位置まで挿入すると、各挟持部112が近接する方向に撓み復帰変形し、電極部122の凹部123に各挟持部112が嵌合する。これで、電球120の装着が完了する。電球120は、その電極部122が各端子110の一対の挟持部112の撓み復帰力によって装着される。
【0009】
上記電球120の装着過程にあって、一対の挟持部112の離間方向への撓み変形は、規制突起部113によって規制される。これによって、一対の挟持部112が互いの離間方向に過度に大きく変形しないようにしている。又、電球120を装着後にあっては、電球120の自重等で端子110の各挟持部112が規制突起部113によって極力変形しないように規制される。
【特許文献1】特開2005−263078号公報
【特許文献2】特開平7−254466号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、前記従来例では、一対の挟持部112の基端と自由端のほぼ中間位置を規制突起部113で規制している。そのため、各挟持部112は規制突起部113で規制される位置より自由端側が自由に撓み変形可能である。従って、各挟持部112の自由端側が大きく変形すると、一対の挟持部112が電球120を安定した装着力(挟持力)で保持できず、最悪の場合には電球120が脱落するという問題がある。
【0011】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、端子が光源を安定した装着力で保持する車載用室内照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
請求項1の発明は、電線を接続する電線接続部と光源を装着する光源装着部を有する機能部本体と、前記電線接続部に装着され、前記電線接続部に接続された電線を覆う電線保護カバーとを備え、前記光源装着部は、一端側が前記機能部本体に固定され、他端側が自由端とされた端子を有し、前記光源の装着過程で前記端子を撓み変形させ、前記端子の撓み復帰力によって前記光源が装着される車載用室内照明装置であって、前記電線保護カバーには、前記端子の自由端の過度の変形を規制する端子過度変形規制部が設けられたことを特徴とする。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1記載の車載用室内照明装置であって、前記光源が前記端子に装着された状態では、前記端子の自由端が前記端子過度変形規制部にほぼ当接していることを特徴とする。
【0014】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載の車載用室内照明装置であって、前記端子過度変形規制部は、前記電線保護カバーの内面より突出する柱形状であることを特徴とする。
【0015】
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の車載用室内照明装置であって、前記電線保護カバーには、前記端子過度変形規制部の変形を阻止する補強リブが設けられていることを特徴とする。
【0016】
請求項5の発明は、請求項4記載の車載用室内照明装置であって、前記補強リブは、前記電線保護カバーが前記機能部本体に装着された状態では、前記端子過度変形規制部の位置する反対面が前記機能部本体の押圧受け部に当接していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
請求項1の発明によれば、光源を光源装着部に装着する過程では、光源の挿入過程で最も大きく変移する端子の自由端が端子過度変形規制部によって過度に変形しないように規制される。又、光源を装着後にあっては、光源の自重等で端子の自由端側が端子過度変形規制部によって過度に変形しないように規制される。このように端子の最大変形箇所の変移が一定範囲に規制され、端子の変形が極力抑えられるため、端子が安定した装着力で光源を保持することができる。
【0018】
又、端子過度変形規制部が機能部本体ではなく電線保護カバーに設けられているため、機能部本体の設計自由度が低下せず、機能部本体の大型化を防止できる。
【0019】
請求項2の発明によれば、光源の装着後にあっては、電球の自重等によって端子の自由端の僅かに変形をも阻止され、端子の変形が極力抑えられるため、光源を確実に保持できる。そして、光源が斜め方向に装着され、光源の自重によって端子が変形し易い構造である場合に、端子の自由端の変形を確実に抑制できるため、光源の装着が甘くなったり、光源の傾斜位置が適正な位置より傾斜するという事態も確実に防止できる。
【0020】
請求項3の発明によれば、端子過度変形規制部の構造を簡単な構造で達成できる。
【0021】
請求項4の発明によれば、端子の自由端からの押圧力を受けた端子過度変形規制部が撓み変形しようとするが、その撓み変形が補強リブによって規制される。従って、端子過度変形規制部が端子の自由端側の変移を確実に規制できる。
【0022】
請求項5の発明によれば、端子過度変形規制部からの押圧力を受けた補強リブが撓み変形すようとするが、その撓み変形が機能部本体の押圧受け部によって規制される。従って、端子過度変形規制部が端子の自由端側の変移を更に確実に規制できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0024】
図1〜図6は本発明の一実施の形態を示し、図1は車載用室内照明装置の分解斜視図、図2は車載用室内照明装置の要部断面図、図3は電線保護カバーの内面側を見た斜視図、図4は電線保護カバーの端子過度変形規制部を示す拡大斜視図、図5及び図6はそれぞれ電球の装着過程を示す要部断面図である。
【0025】
図1に示すように、車載用室内照明装置1は、機能部2とこの機能部2の車室内側に取り付けされるハウジング60とを備え、ハウジング60を介してルーフブラケット(図示せず)に固定される。
【0026】
機能部2は、機能部本体3と電線保護カバー4から構成されている。機能部本体3は、ワイヤーハーネスWHの電線wを接続する電線接続部5と、光源である電球6を装着する光源装着部7と、電球6への通電モードを選択するスイッチ装着部8とを有する。
【0027】
電線接続部5は、ケース10より複数の仕切突起11が突設され、この複数の仕切突起11によって4本の電線wが間隔を開けて整列して配策できるようになっている。各電線wが配策される箇所には、圧接端子(図示せず)がそれぞれ突設されている。この各圧接端子(図示せず)にワイヤーハーネスWHの各電線wが圧接接続されている。圧接端子(図示せず)は、例えば、ケース10にインサート成形されたバスバー12(図2に一部示す)によって形成されている。
【0028】
電線接続部5の両端に位置するケース10の左右の側壁13で、且つ、互いに対向する位置には、一対の係止爪部14が設けられている。又、ケース10の左右の周縁位置には、ハウジング60に取り付けるための係止爪部15が適所に設けられている。
【0029】
スイッチ装着部8は、ケース10にスライドによって装着されたスイッチベース部20と、このスイッチベース部20に固定されたプッシュスイッチ21とを有する。スイッチベース部20には、プッシュスイッチ21に電気的に接続されたスイッチ用端子(図示せず)が設けられている。このスイッチ用端子(図示せず)は、スイッチベース部20のスライド挿入によってケース側の端子(図示せず)に接続される。ケース側の端子(図示せず)は、例えば、ケース10にインサート成形されたバスバー12によって形成されている。プッシュスイッチ21は、ケース10側のバスバー12によってワイヤーハーネスWHの所望の電線wや下記する電球用端子31に電気的に接続される。そして、プッシュスイッチ21の操作によって点灯モードとドアモードが選択できるようになっている。
【0030】
図2に詳しく示すように、光源装着部7は、ケース10によって形成された電球収容室30と、この電球収容室30内に配置された端子である一対の電球用端子31とを有し、一対の電球用端子31間に電球6が装着されている。一対の電球用端子31は、ケース10にインサート成形されたバスバー12で、且つ、ケース10より突出されたバスバー12の箇所を折曲加工するることによって形成されている。一対の電球用端子31は、各基端側がケース10に固定され、先端が自由端として形成されている。一対の電球用端子31は、基端からほぼ中間位置までストレート形状に、ほぼ中間位置より自由端に向かってほぼ円弧形状に形成されている。一対の電球用端子31の間隔は、ストレート形状の箇所が下記する電球6の電極部41の幅とほぼ同じ幅に、円弧形状のストレート形状よりの箇所が電球6の電極部41の幅より狭く、円弧形状の自由端よりの箇所が電球6の電極部41の幅より広く設定されている。そして、一対の電球用端子31の自由端よりの間隔の広がりは、自由端に向かって徐々に広くなっている。
【0031】
電球6は、例えばフィラメントが収容された電球部40と、電球部40の基端側に固定された電極部41とを有する。電極部41には一対の端子(図示せず)が配置されている。電極部41には、凹部42が形成されている。電球6は、その電極部41が一対の電球用端子31間に挟持され、且つ、各電球用端子31の円弧形状の一部が電極部41の凹部42に係合することによって装着されている。
【0032】
図3に詳しく示すように、電線保護カバー4は、中央内面に複数の電線押圧突起43を有すると共に両端には電線押圧突起43よりも更に下方に突出する一対の電線屈曲用壁部44を有する。各電線屈曲用壁部44の両側の側面には、係止爪部45が設けられている。電線保護カバー4は、電線接続部5に配策されたワイヤーハーネスWH上を覆い、各係止爪部45がケース10の係止爪部14に係止されることによって装着されている。ワイヤーハーネスWHの各電線wは、電線保護カバー4の各電線押圧突起43によって押えられている。又、ワイヤーハーネスWHの各電線wは、電線保護カバー4の各電線屈曲用壁部44によって屈曲されている。これによって、ワイヤーハーネスWHはストレインリリーフ構造とされている。ワイヤーハーネスWHに引っ張り力が作用すると、その引っ張り力がストレインリリーフ構造によって圧接箇所に直接作用しないようになっている。
【0033】
図4に更に詳しく示すように、電線保護カバー4の内面で、且つ、電球装着部7側の位置には、一対の端子過度変形規制部50が下方に向かって突設されている。各端子過度変形規制部50は、偏平四角形の柱形状に形成されている。一対の端子過度変形規制部50は、一対の電球用端子31の一方の変形を規制するが、その一方の電球用端子31は、車載用室内照明装置1が車両の車室天井に設置された場合には、他の電球用端子31よりも下方に位置するものである。電線保護カバー4の内面には、端子過度変形規制部50の変形を阻止する補強リブ51が一体に設けられている。この補強リブ51は、図2に示すように、電線保護カバー4が機能部本体3に装着された状態では、端子過度変形規制部50の位置する反対面が機能部本体3の押圧受け部10a(図2に示す)に当接している。押圧受け部10aは、ケース10に一体に形成されている。
【0034】
次に、電球6の装着作業を説明する。図5に示すように、電極部41を先端として電球6を機能部本体3の電球収容室30に挿入する。挿入方向は、一対の電球用端子31の延び方向に沿うように斜め下方とする。このように電球6を挿入すると、先ず、電極部41の先端が一対の電球用端子31の円弧形状の箇所に当接する。この状態より更に電球6を挿入すると、一対の電球用端子31の自由端側が互いに離間する方向に撓み変形し、電球6の電極部41の挿入が許容される。ここで、一対の電球用端子31の変形は、図6に示すように、電球用端子31の自由端が端子過度変形規制部50に当接することによって規制される。電極部41の凹部42の位置が一対の電球用端子31間の最も狭い位置に一致する位置まで挿入すると、図2に示すように、一対の電球用端子31が互いに近接する方向に撓み復帰変形し、電極部41の凹部42に各電球用端子31が係合する。これで、電球6の装着が完了する。電球6は、その電極部41が一対の電球用端子31の撓み復帰力によって装着される。
【0035】
以上、この実施の形態では、電線保護カバー4には、電球用端子31の自由端の過度の変形を規制する端子過度変形規制部50が設けられている。従って、電球6を光源装着部7に装着する過程では、電球6の挿入過程で最も大きく変移する電球用端子31の自由端が端子過度変形規制部50によって過度に変形しないように規制される。又、電球6を装着後にあっては、電球6の自重等で電球用端子31の自由端側が端子過度変形規制部50によって過度に変形しないように規制される。このように電球用端子31の最大変形箇所の変移が一定範囲に規制され、電球用端子31の変形が極力抑えられるため、電球用端子31が安定した装着力で電球6を保持する。
【0036】
特に、この実施の形態では、電球6の装着状態では、図2に示すように、電球用端子31の先端が端子過度変形規制部50にほぼ当接するため、電球6の装着後にあっては、電球6の自重等によって電球用端子31の自由端が僅かに変形することも阻止され、電球用端子31の変形が極力抑えられるため、電球6を確実に保持できる。そして、車載用室内照明装置1は、車載設置状態では図2の上下逆向きに配置されるため、電球6が斜め下向き方向に装着され、電球6の自重によって一方(下方位置)の電球用端子31が変形し易い構造となるが、端子過度変形規制部50によって一方の(下方位置)の電球用端子31の自由端の変形を確実に抑制できるため、電球6の装着が甘くなったり、電球6の傾斜位置が適正な位置より傾斜するという事態も確実に防止できる。
【0037】
又、端子過度変形規制部50が機能部本体3ではなく電線保護カバー4に設けられているため、機能部本体3の設計自由度が低下せず、機能部本体3の大型化を防止できる。
【0038】
この実施の形態では、端子過度変形規制部50は、電線保護カバー4の内面より突出する柱形状に形成されている。従って、端子過度変形規制部50の構造を簡単な構造で達成できる。
【0039】
この実施の形態では、電線保護カバー4には、端子過度変形規制部50の変形を阻止する補強リブ51が設けられている。従って、電球用端子31の自由端からの押圧力を受けた端子過度変形規制部50が撓み変形しようとするが、その撓み変形が補強リブ51によって規制される。従って、端子過度変形規制部50が電球用端子31の自由端側の変移を確実に規制できる。
【0040】
この実施の形態では、補強リブ51は、電線保護カバー4が機能部本体3に装着された状態では、端子過度変形規制部50の位置する反対面が機能部本体3の押圧受け部10aに当接する。従って、端子過度変形規制部50からの押圧力を受けた補強リブ51が撓み変形すようとするが、その撓み変形が押圧受け部10aによって規制される。従って、端子過度変形規制部50が電球用端子31の自由端側の変移を更に確実に規制できる。
【0041】
尚、この実施の形態によれば、電球6の電極部41を一対の電球用端子31の挟持力によって装着するものであり、端子過度変形規制部50は、一対の電球用端子31の一方の自由端の過度の変形のみを規制するよう構成されているが、双方の電球用端子31の自由端の過度の変形を規制するよう構成しても良い。
【0042】
尚、この実施の形態によれば、補強リブ51が機能部本体3の押圧受け部10aに当接するよう構成したが、電線保護カバー4が機能部本体3に装着された状態では、端子過度変形規制部50自体が当接する押圧受け部を設けても良く、このように構成した場合には補強リブ51を省略しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、車載用室内照明装置の分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示し、車載用室内照明装置の要部断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態を示し、電線保護カバーの内面側を見た斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態を示し、電線保護カバーの端子過度変形規制部を示す拡大斜視図である。
【図5】本発明の一実施の形態を示し、電球の装着過程を示す要部断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態を示し、電球の装着過程を示す要部断面図である。
【図7】従来例の電球装着構造の分解斜視図である。
【図8】従来例の端子の正面図である。
【符号の説明】
【0044】
1 車載用室内照明装置
3 機能部本体
4 電線保護カバー
5 電線接続部
6 電球(光源)
7 光源装着部
10a 押圧受け部
31 電球用端子(端子)
50 端子過度変形規制部
51 補強リブ
w 電線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電線を接続する電線接続部と、光源を装着する光源装着部を有する機能部本体と、前記電線接続部に装着され、前記電線接続部に接続された電線を覆う電線保護カバーとを備え、前記光源装着部は、一端側が前記機能部本体に固定され、他端側が自由端とされた端子を有し、前記光源の装着過程で前記端子を撓み変形させ、前記端子の撓み復帰力によって前記光源が装着される車載用室内照明装置であって、
前記電線保護カバーには、前記端子の自由端の過度の変形を規制する端子過度変形規制部が設けられたことを特徴とする車載用室内照明装置。
【請求項2】
請求項1記載の車載用室内照明装置であって、
前記光源が前記端子に装着された状態では、前記端子の自由端が前記端子過度変形規制部にほぼ当接していることを特徴とする車載用室内照明装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の車載用室内照明装置であって、
前記端子過度変形規制部は、前記電線保護カバーの内面より突出する柱形状であることを特徴とする車載用室内照明装置。
【請求項4】
請求項1〜請求項3のいずれかに記載の車載用室内照明装置であって、
前記電線保護カバーには、前記端子過度変形規制部の変形を阻止する補強リブが設けられていることを特徴とする車載用室内照明装置。
【請求項5】
請求項4記載の車載用室内照明装置であって、
前記補強リブは、前記電線保護カバーが前記機能部本体に装着された状態では、前記端子過度変形規制部の位置する反対面が前記機能部本体の押圧受け部に当接していることを特徴とする車載用室内照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−154659(P2009−154659A)
【公開日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−334094(P2007−334094)
【出願日】平成19年12月26日(2007.12.26)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【Fターム(参考)】