説明

軽スポーツ用パンツ

【課題】ウォーキングやジョギング等の比較的軽い運動の際に着用するために好適な軽スポーツ用パンツの提供を目的とするものである。具体的には、動作時の身体への追従性に優れるとともに、着用者の身体へ過度の負荷がかからない構造を有する軽スポーツ用パンツの提供。
【解決手段】着用者の臀部に相当する部分及び着用者の大転子に相当する部分に伸縮性素材からなる生地が設けられており、前記着用者の大転子に相当する部分に設けられた伸縮性素材からなる生地が縦方向に対してバイアスの地の目となるように設けられている軽スポーツ用パンツとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は軽スポーツ用パンツに関し、より詳しくは、ウォーキングのような軽い運動の際に着用者の身体の動作を支援することができるとともに、身体に負荷がかからない軽スポーツ用パンツに関する。
【背景技術】
【0002】
ウォーキングやジョギング等の比較的軽い運動を行う際に着用するスポーツ用パンツが多く提案されている。
一般的に、ウォーキングやジョギングの際に着用される、いわゆるトレーニングウエア類のパンツは、動き易さを確保するために、身体を締め付けないゆとりのある設計となっている。このようなパンツは、動作時に身体が締め付けられないために動きやすい反面、動作時において身体への追従性に乏しいために着用者の動作を支援することはできなかった。
【0003】
一方、プロスポーツ用パンツは、伸縮性に優れた素材が使用されており、着用者の身体に密着するような設計となっている。このようなパンツは身体との密着性が高いため、動作時の身体への追従性に優れている。しかしながら、身体とパンツとの間にゆとりがないため締め付け感が生じ、着用者に負荷がかかるものであった。
従って、プロスポーツ用パンツは、ウォーキングのような比較的軽い運動用の衣服としては適さないものであった。
【0004】
特許文献1には、ウォーキング用のスパッツが開示されている。
特許文献1に開示されたウォーキング用スパッツは、伸縮性を有する編地を基本生地として、更に臀部から脛裏にかけての後身頃には緊縮性の生地が使用されているものである。
このようなスパッツを着用すると、着用者の歩行時において、着用者の臀部から脛裏にかけて負荷(抵抗)をかけて動作を支援することができる。
【0005】
しかしながら、臀部から脛裏にかけての後身頃に緊縮性の生地が使用されているため、脚全体に強い締め付け感が生じ、着用者の身体に過度の負荷がかかる虞があった。
更に、着用者の脚部の回転動作の軸となる大転子の位置(骨盤と大腿骨の関節部)においては、スパッツが着用者の身体に密着しにくいことから、脚部の回転運動への追従性が悪かった。
また、仮にスパッツが大転子の位置にて着用者に密着するようにした場合、前身頃と後身頃との接合線が大転子部分に位置することとなるため、着用者が動作時において、縫い代の厚みや嵩高さにより圧迫感や動作性の阻害感を感じる虞があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−242257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記した従来の問題を解決するためになされたものであって、ウォーキングやジョギング等の比較的軽い運動の際に着用するために好適な軽スポーツ用パンツの提供を目的とするものである。具体的には、動作時の身体への追従性に優れるとともに、着用者の身体へ過度の負荷がかからない構造を有する軽スポーツ用パンツの提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に係る発明は、着用者の臀部に相当する部分及び着用者の大転子に相当する部分に伸縮性素材からなる生地が設けられており、前記着用者の大転子に相当する部分に設けられた伸縮性素材からなる生地が縦方向に対してバイアスの地の目となるように設けられていることを特徴とする軽スポーツ用パンツに関する。
【0009】
請求項2に係る発明は、前身頃と後身頃との接合線が、前記着用者の体側に沿って縦方向に設けられており、前記接合線は、前記着用者の大転子に相当する部分より後方に設けられていることを特徴とする請求項1記載の軽スポーツ用パンツに関する。
【0010】
請求項3に係る発明は、前記接合線は、前記着用者の膝部に相当する部分において、側面視幅方向中心より前方に設けられていることを特徴とする請求項2記載の軽スポーツ用パンツに関する。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に係る発明によれば、着用者の臀部に相当する部分に伸縮性素材からなる生地が設けられているため、着用者の動作時において、大臀筋の動きを支援することができ、脚部の前後開脚及び上下動作を支援することが可能となる。
着用者の大転子に相当する部分に伸縮性素材からなる生地が設けられており、前記生地が縦方向に対してバイアスの地の目となるように設けられているため、パンツが脚部の回転動作の軸となる大転子の位置(骨盤と大腿骨の関節部)にて着用者の身体に密着し、脚部の回転運動に追従し易くなるとともに、パンツが大転子の位置にて着用者に密着していても着用者にかかる負荷が小さい。
動作時の身体への追従性に優れるとともに、着用者の身体へ負荷がかからない構造であるため、適度な密着性とゆとりとを兼ね備えた、ウォーキングのような軽い運動のために最適なパンツとなる。
【0012】
請求項2に係る発明によれば、前身頃と後身頃との接合線が、前記着用者の体側に沿って縦方向に設けられており、前記接合線は、前記着用者の大転子に相当する部分より後方に設けられているため、接合線の縫い代が着用者の脚部の回転動作の軸となる大転子に当たることがない。そのため、着用者は、動作時において縫い代の厚みや嵩高さによる圧迫感や動作性の阻害感を感じることがなく、円滑な動作を行うことが可能となる。
【0013】
請求項3に係る発明によれば、前記接合線は、前記着用者の膝部に相当する部分において、側面視幅方向中心より前方に設けられているため、着用者の屈伸動作時における膝裏部分への負荷を軽減することが可能であり、屈伸動作を滑らかに行うことができて着用者の膝に過剰な負担がかかることがない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係る軽スポーツ用パンツの基本構成を示す図である。
【図2】着用者の大転子に相当する部分を示す図であって、(a)は正面図、(b)は左側面図である。
【図3】本発明に係る軽スポーツ用パンツの第1実施例であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は左側面図である。
【図4】本発明に係る軽スポーツ用パンツの第2実施例であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は左側面図である。
【図5】本発明に係る軽スポーツ用パンツの第3実施例であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は左側面図である。
【図6】本発明に係る軽スポーツ用パンツの第4実施例であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は左側面図である。
【図7】本発明に係る軽スポーツ用パンツの第5実施例であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は左側面図である。
【図8】本発明に係る軽スポーツ用パンツの第6実施例であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は左側面図である。
【図9】本発明に係る軽スポーツ用パンツの第7実施例であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明に係る軽スポーツ用パンツの好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
本発明に係る軽スポーツ用パンツ(1)(以下、単にパンツと称する場合がある)は、前身頃(2)と後身頃(3)とから構成されている。前身頃(2)と後身頃(3)は接合線(4)において接合されている。
【0016】
本発明に係る軽スポーツ用パンツ(1)は、図1に示すように、着用者の臀部に相当する部分に、伸縮性素材からなる生地(5)が設けられている。
生地(5)に使用される伸縮性素材としては、例えばパワーネット、ツーウェイトリコット等が挙げられる。
【0017】
生地(5)は、着用者の臀部全体を覆う形状に形成された左右一対の生地からなる。(図1では左側の生地のみ示している。)
生地(5)は、後身頃(3)全体を構成する基本生地(7)の内面(裏面)に縫着されている。つまり、生地(5)は後身頃(3)の裏面側に位置しており、表面には露出していない。
【0018】
このように、着用者の臀部に相当する部分に伸縮性素材からなる生地(5)が設けられていることによって、着用者の動作時において大臀筋の動き、より具体的には、着用者の脚部の前後開脚及び上下動作を、生地(5)の伸縮によって支援することが可能となる。
【0019】
本発明に係る軽スポーツ用パンツ(1)は、図1に示すように、着用者の大転子に相当する部分にも伸縮性素材からなる生地(6)が設けられている。尚、大転子は、図2に矢印で指し示した部分であって、骨盤と大腿骨との関節部であり、股関節を動かす筋肉がつく箇所である。つまり、大転子部分は、脚部の回転動作の軸となる。
生地(6)に使用される伸縮性素材としては、例えばパワーネット、ツーウェイトリコット等が挙げられる。
【0020】
着用者の大転子に相当する部分に設けられる伸縮性を有する生地(6)は、着用者の大転子に相当する部分(A)を略中心として腰部脇から脚付け根までの範囲に亘って略逆三角形状に形成された左右一対の生地からなる(図1では左側の生地のみ示している)。
生地(6)は、前身頃(2)の大部分を構成する基本生地(8)の上方部分の左右に夫々接合されている。つまり、前身頃(2)は、基本生地(8)と生地(6)とを接合して構成されており、生地(6)は前身頃(2)の表面に露出している。
【0021】
生地(6)は、縦方向(立位時における上下方向)に対してバイアスの地の目となるように、即ち、地の目(生地の織り方向)が縦方向に対して斜め約45°の角度をなすように設けられている。これにより、着用者の大転子に相当する部分において、生地(6)の伸縮性やなじみが向上する。
【0022】
このように、着用者の大転子に相当する部分に伸縮性素材からなる生地(6)が、縦方向に対してバイアスの地の目となるように設けられていることにより、パンツ(1)が脚部の回転動作の軸となる大転子の位置(骨盤と大腿骨の関節部)にて身体に密着し、脚部の回転運動に追従し易くなるとともに、パンツ(1)が大転子の位置にて身体に密着していても着用者にかかる負荷が小さくなる。
【0023】
基本生地(7)、(8)としては、生地(5)、(6)に比べて伸縮性が小さい素材からなる生地が用いられる。
具体的には、例えば、綿、ナイロン、ポリエステル糸による天竺、トリコット編み素材等が好適に使用される。
【0024】
前身頃(2)と後身頃(2)との接合線(4)は、図1に示すように、着用者の体側に沿って縦方向に設けられている。
接合線(4)は、上述した着用者の大転子に相当する部分(A)より後方に設けられている。より具体的には、生地(5)と生地(6)との接合部(境界部分)を通るように、換言すれば生地(6)より後方を通るように設けられている。
これにより、接合線(4)の縫い代が、着用者の脚部の回転動作の軸となる大転子に当たることが防がれる。そのため、着用者は、動作時において、縫い代の厚みや嵩高さによる圧迫感や動作性の阻害感を感じることがなく、円滑な動作を行うことが可能となる。
【0025】
接合線(4)は、着用者の膝部(9)に相当する部分において(膝部の高さ位置において)、側面視幅方向中心(B)より前方に設けられている。尚、側面時幅方向とは図1の下方に矢印で示す方向であり、(D)の方向が側面視幅方向前方、(E)の方向が側面視幅方向後方である。
これにより、着用者の屈伸動作時における膝裏部分への負荷を軽減することが可能となる。そのため、屈伸動作を滑らかに行うことができるようになり、着用者の膝に過剰な負担がかかることが防がれる。
【0026】
図3〜図9は、本発明に係る軽スポーツ用パンツの実施例である。これらの実施例に係るパンツは全て上述した構成を共通して備えている。
【0027】
図3は本発明に係る軽スポーツ用パンツの第1実施例であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は左側面図である。
第1実施例の軽スポーツ用パンツは、ウエストヨーク仕様の長パンツである。
脚部は、臀部の下方から膝裏部に向けて緩やかな曲線状のラインで細くなった後、膝裏部から裾部に向けて緩やかな曲線状のラインで太くなっている。
着用者の体側に沿って縦方向に延びる接合線(4)は、着用者の大転子に相当する部分(A)より後方に設けられており、且つ、着用者の膝部(9)に相当する部分において側面視幅方向中心(B)より前方に設けられている。裾部においては、接合線(4)は側面視幅方向の略中心にある。
接合線(4)は、全体として、着用者の腰部から膝部にかけては緩やかな曲線状に前方に湾曲し、膝部から裾部にかけては緩やかな曲線状に後方に湾曲するラインを形成している。
【0028】
図4は本発明に係る軽スポーツ用パンツの第2実施例であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は左側面図である。
第2実施例の軽スポーツ用パンツも、第1実施例と同様に、ウエストヨーク仕様の長パンツである。
第2実施例の軽スポーツ用パンツは、裾部にスリットが形成されている点、縫製線の外観以外は第1実施例と同じであるため、説明の重複を避けるために同じ構成には同じ符号を付して説明は省略する。
【0029】
図5は本発明に係る軽スポーツ用パンツの第3実施例であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は左側面図である。
第3実施例の軽スポーツ用パンツは、ウエストベルト仕様の長パンツである。
脚部は、臀部の下方から裾部にかけて略同じ太さとなっている。
着用者の体側に沿って縦方向に延びる接合線(4)は、着用者の大転子に相当する部分(A)より後方に設けられており、且つ、着用者の膝部(9)に相当する部分において側面視幅方向中心(B)より前方に設けられている。裾部においても、接合線(4)は側面視幅方向中心より前方に設けられている。
接合線(4)は、全体として、着用者の腰部から大腿部にかけては緩やかな曲線状に前方に湾曲し、大腿部から裾部にかけては直線状となるラインを形成している。
【0030】
図6は本発明に係る軽スポーツ用パンツの第4実施例であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は左側面図である。
第4実施例の軽スポーツ用パンツは、ウエストベルト仕様の半パンツ(クロップドパンツ)であり、第1実施例のパンツの裾を短くした形態である。
脚部は、臀部の下方から膝裏部に向けて緩やかな曲線状のラインで細くなった後、膝裏部から裾部に向けて緩やかな曲線状のラインで太くなっている。
着用者の体側に沿って縦方向に延びる接合線(4)は、着用者の大転子に相当する部分(A)より後方に設けられており、且つ、着用者の膝部(9)に相当する部分において側面視幅方向中心(B)より前方に設けられている。裾部においては、接合線(4)は側面視幅方向の略中心にある。
接合線(4)は、全体として、着用者の腰部から膝部にかけては緩やかな曲線状に前方に湾曲し、膝部から裾部にかけては緩やかな曲線状に後方に湾曲するラインを形成している。
【0031】
図7は本発明に係る軽スポーツ用パンツの第5実施例であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は左側面図である。
第5実施例の軽スポーツ用パンツは、ウエストインゴム仕様の長パンツである。具体的には、全体が伸縮性のある生地で作られた所謂ストレッチパンツである。
脚部は、臀部の下方から膝裏部に向けて緩やかな曲線状のラインで細くなった後、膝裏部から裾部に向けて緩やかな曲線状のラインで太くなっている。
着用者の体側に沿って縦方向に延びる接合線(4)は、着用者の大転子に相当する部分(A)より後方に設けられており、且つ、着用者の膝部(9)に相当する部分において側面視幅方向中心(B)より前方に設けられている。裾部においては、接合線(4)は側面視幅方向中心より後方にある。
接合線(4)は、全体として、着用者の腰部から膝部にかけては緩やかな曲線状に前方に湾曲し、膝部から裾部にかけては緩やかな曲線状に後方に湾曲するラインを形成している。
【0032】
図8は本発明に係る軽スポーツ用パンツの第6実施例であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は左側面図である。
第6実施例の軽スポーツ用パンツは、ウエストインゴム仕様の長パンツである。具体的には、レギンス或いはスパッツである。
脚部は、臀部の下方から裾部に向けて緩やかに細くなっている。
着用者の体側に沿って縦方向に延びる接合線(4)は、着用者の大転子に相当する部分(A)より後方に設けられており、且つ、着用者の膝部(9)に相当する部分において側面視幅方向中心(B)より前方に設けられている。裾部においては、接合線(4)は側面視幅方向の略中心にある。
接合線(4)は、全体として、着用者の腰部から膝部にかけては緩やかな曲線状に前方に湾曲し、膝部から裾部にかけては直線状となるラインを形成している。
【0033】
図9は本発明に係る軽スポーツ用パンツの第7実施例であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は左側面図である。
第7実施例の軽スポーツ用パンツは、ウエストインゴム仕様の短パンツである。具体的には、カルソン或いはショートスパッツである。
脚部は、臀部の下方から裾部(膝部)に向けて緩やかに細くなっている。
着用者の体側に沿って縦方向に延びる接合線(4)は、着用者の大転子に相当する部分(A)より後方に設けられており、且つ、着用者の膝部(9)に相当する部分において側面視幅方向中心(B)より前方に設けられている。
接合線(4)は、全体として、着用者の腰部から膝部にかけて緩やかな曲線状に前方に湾曲するラインを形成している。
【0034】
本発明に係る軽スポーツ用パンツは、上記第1〜第7実施例に限定されるものではなく、着用者の臀部に相当する部分及び着用者の大転子に相当する部分に伸縮性素材からなる生地が設けられており、着用者の大転子に相当する部分に設けられた伸縮性素材からなる生地が縦方向に対してバイアスの地の目となるように設けられているものであれば、他の形状のパンツであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明に係る軽スポーツ用パンツは、ウォーキングやジョギング等の比較的軽いスポーツ用の衣服として好適に利用される。
【符号の説明】
【0036】
1 軽スポーツ用パンツ
2 前身頃
3 後身頃
4 接合線
5 着用者の臀部に相当する部分に設けられた伸縮性素材からなる生地
6 着用者の大転子に相当する部分に設けられた伸縮性素材からなる生地
9 膝部
A 着用者の大転子に相当する部分
B 着用者の膝部に相当する部分における側面視幅方向中心

【特許請求の範囲】
【請求項1】
着用者の臀部に相当する部分及び着用者の大転子に相当する部分に伸縮性素材からなる生地が設けられており、
前記着用者の大転子に相当する部分に設けられた伸縮性素材からなる生地が縦方向に対してバイアスの地の目となるように設けられていることを特徴とする軽スポーツ用パンツ。
【請求項2】
前身頃と後身頃との接合線が、前記着用者の体側に沿って縦方向に設けられており、
前記接合線は、前記着用者の大転子に相当する部分より後方に設けられていることを特徴とする請求項1記載の軽スポーツ用パンツ。
【請求項3】
前記接合線は、前記着用者の膝部に相当する部分において、側面視幅方向中心より前方に設けられていることを特徴とする請求項2記載の軽スポーツ用パンツ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−167379(P2012−167379A)
【公開日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−26442(P2011−26442)
【出願日】平成23年2月9日(2011.2.9)
【出願人】(390016850)株式会社カドリールニシダ (7)
【Fターム(参考)】