説明

送信用のアップグレードされたメディア・フィーチャを購入するための方法及び装置

【課題】 本発明は、番組送信用のメディア・フィーチャを購入するための改善された方法及び装置を提供するものである。
【解決手段】 番組送信用のアップグレードされたメディア・フィーチャを買うための選択情報がサーバシステム(140)に送られる。サーバシステム(140)は、番組送信ソース(130)からのメディア・フィーチャの購入を自動的にコーディネートする。一実施形態においては、エンターテインメント・システム(110)がユーザインタフェースを有し、視聴者はそのユーザインタフェースから番組送信用のアップグレードされたメディア・フィーチャを選択し、そのアップグレードされたメディア・フィーチャによる番組送信がエンターテインメント・システム(110)に提供されるようになっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、番組送信システムの技術に関するものである。より詳しくは、本発明は、番組送信用のアップグレードされたメディア・フィーチャ(media feature)を購入する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、放送におけるような新しい形のテレビ送信、ラジオ送信及びインターネット番組送信が開発されている。例えば、ディジタルケーブル・システムや衛星システムは、各チャンネルで利用可能な一定範囲の品質とフィーチャを備えた数百チャンネルの番組を提供することができる。同様に、視聴者は、ケーブルシステム等を介してゲーム、市場及びチャットルームのようなインターネット上の増加傾向にある様々な双方向イベントに参加することができる。従来のアンテナ受信方式にあっても、多くのエリアで広範な視聴の選択肢が利用可能であり、また、ディジタル放送の導入は、各チャンネルで利用可能なフィーチャ及びオプションの数を増加させることになろう。
【0003】
多くの視聴者は、現在利用可能なメディア・フィーチャ及びこれから利用可能になると思われるメディア・フィーチャの全てを十分に利用することができるエンターテインメント・システムを持ってはいないかもしれない。例えば、オーディオメディア・フィーチャに、モノートーン、ステレオサウンド及び様々な形態のマルチチャンネル・サラウンドサウンドが含まれている場合がある。そして、視聴者は、ステレオまたはサラウンドサウンド機構のあるテレビを持っていないかもしれず、その場合、より高い音質で放送するために必要となる付加的な帯域幅は無駄になる。
【0004】
また、他の視聴者は、ある放送のあるメディア・フィーチャを評価しないかもしれない。例えば、ある視聴者はニュース放送がステレオであるかどうかを気にしないのに、その同じ視聴者が映画をマルチチャンネル・サラウンドサウンドで見ることを欲するかもしれない。
【0005】
これらの典型的な各々の状況では、視聴者は自分が利用することができるメディア・フィーチャについてだけ料金を支払いたいかもしれないし、あるいはより高いレベルのメディア・フィーチャによるある放送を受信するためにはより多くの料金を喜んで払うかもしれない。従って、放送用のメディア・フィーチャを購入するための改善された方法及び装置の必要が存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、番組送信用のメディア・フィーチャを購入するための改善された方法及び機器にある。本発明によれば、番組送信用のアップグレードされたメディア・フィーチャを買うための選択情報がサーバシステムに送られる。サーバシステムが、番組送信ソースからのメディア・フィーチャの購入及び番組送信ソースからのメディア・フィーチャの提供を自動的にコーディネートする。一実施態様においては、エンターテインメント・システムがユーザインタフェースを有し、視聴者はそのユーザインタフェースから番組送信用のアップグレードされたメディア・フィーチャを選択し、そのアップグレードされたメディア・フィーチャによる番組送信がエンターテインメント・システムに提供されるようになっている。
本発明のいくつかの実施形態が添付図面に図解されている。しかしながら、これらの添付図面は本発明の範囲を限定するものではない。図中同じ参照符号は同様の構成要素を指示する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の一実施形態を図解したブロック図である。
【図2】本発明の一実施態様を図解したブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施態様を図解したブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態の方法を図解したフローチャートである。
【図5】ユーザインタフェースによって得られる画面表示で、アップグレードされたメディア・フィーチャをそこから選択することができる画面表示の一実施形態を図解した説明図である。
【図6】本発明で使用するのに適したエンターテインメント・システムの一実施形態を図解したブロック図である。
【図7】本発明で使用するのに適した計算装置の一実施形態を図解したブロック図である。
【図8】本発明で使用するのに適した計算装置の一実施形態を図解したブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は、本発明の一実施形態の構成を図解したものである。本発明によれば、視聴者はアップグレードされたメディア・フィーチャを購入することが可能になる。例えば、一実施形態においては、ペイ・パー・ビュー方式の映画を注文したクライアント・システム110の視聴者が、追加料金を払って映画をモノトーンオーディオではなくより高いビデオ解像度及び/またはディジタルドルビー・サラウンドサウンドで受信することができる。
【0009】
アップグレードされたメディア・フィーチャとしては、多種多様なオーディオ効果、ビデオ効果及び対話型効果があるが、これらに限定されるものではない。例えば、ビデオ解像度をアップグレードすることができる。これは、放送ソースのようなビュー・オン・デマンドの番組ソースからの放送のようなディジタル送信の場合に特に当てはまる。放送ソースは、単一のディジタルチャンネル上で同時に多重放送波を送るオプションを持つことが可能である。例えば、ビュー・オン・デマンド放送ソースが特定のエリアの200チャンネルにアクセスし、各チャンネル上で最大20の放送を同時にダウンロードすることも可能である。同時放送の数が増加するに従って、任意の1つの放送のビデオ品質は低下する。そのために、視聴者は、より多くの料金を払って同時放送の数の少ないチャンネル上で放送を受信することもできる。
【0010】
一実施形態では、ある範囲でのアップグレードを行うことが可能である。例えば、ビデオ解像度のデフォルトの範囲は、1チャンネルに最大数の同時放送を行ったときの最低解像度レベルとすることができる。そして、最高範囲は、1チャンネルに1放送しかない最高解像度レベルに置くことができる。しかしながら、テレビがそのように細かく解像できない場合は、その高解像度を十分に利用することができない。その場合には、多くのタイプのテレビが表示することができる解像度レベルの近くで1つ以上の中間解像度範囲を作り出すことが可能である。この場合、解像度の各増加レベルごとに、放送では大きな帯域幅が必要であり、そのために解像度増加レベル毎の価格はより高くるであろう。
【0011】
上記同様の取り組み方は、広範な放送ソースからの様々なアップグレードされたメディア・フィーチャに対しても考えることができ、実施することができる。もう一つの例として、視聴者は双方向イベントへのアップグレードされたアクセスに対して料金を支払うことがある。例えば、インターネット、ケーブル接続、衛星通信等のようなネットワーク接続を介して数100ものバーチャル競争者がリアルタイムの3次元バーチャルゲーム環境にアクセスする場合が考えられる。その場合、各競争者毎に、ビデオ及びオーディオを提供し、動作やアクション等を追跡表示するのに処理帯域幅を割り当てることができる。ゲーム参加者は、より詳細なビデオ画像、より優れたオーディオ品質、他のゲーム参加者とリアルタイムで対話することができる機能等を利用するために改良されたメディア・フィーチャを購入することができる詳細度の各増加レベルは、より大きな帯域幅を費し、漸増的により高い料金を要することもあり得る。
【0012】
もう一つの可能なアップグレードされたメディア・フィーチャはペイ・パー・レコードのフィーチャである。例えば、デジタルテレビは、送信画像を記録すると画像が損なわれるようにビュー・オンリー・フォーマットで送信することができる。その場合、視聴者は、その放送の記録可能版を受信するためのアップグレードされたメディア・フィーチャを購入することが可能である。
【0013】
図1の図示実施形態中においては、以下より詳細に説明するように、クライアント・システム110の視聴者がある放送の1つ以上のアップグレードされたメディア・フィーチャを選択する。この選択情報は通信メディア120を介してサーバシステム140に送られる。サーバシステム140は、アップグレードされたメディア・フィーチャについての料金請求を自動的にコーディネートすると共に、放送ソース130からのそれらのアップグレードされたメディア・フィーチャの提供を自動的にコーディネートする。多数のクライアント・システム110を1つ以上のサーバシステム140に接続することができる。例えば、サーバシステム140は地域別に配置することができ、一つの地域は数千のクライアント・システム110を含むことが可能である。
【0014】
通信メディア120は広範にわたるメディアを表したものである。通信メディア120は、例えば、UHF/VHF無線伝送、撚り対線の電話回線、光ファイバ回線、ケーブルテレビ回線のような同軸ケーブル回線、サテライトアンテナ無線伝送、インターネットまたはワイドエリアあるいはローカルエリア・ネットワークによるようなコンピュータ・ネットワーク通信等を使用することができる。クライアント・システム110、放送ソース130及びサーバシステム140間の通信は、通信メディア120内のメディアの組合せによって行うことができる。例えば、クライアント・システム110はインターネットを介してサーバシステム140と通信し、サーバシステム140は直結電話回線を介して放送ソース130と通信し、また、放送ソース130はサテライトアンテナ送信を介してクライアント・システム110に送信することができる。これ以外の多くの追加の組合せ及び他の接続形態を考えることができ、使用することができる。
【0015】
放送ソース130は、種々様々なディジタル及びアナログのオーディオ、ビデオソース及び双方向型ソースを含み得る。例えば、放送ソース130には、普通のアンテナを介して受信が行われるローカルテレビ/ラジオ放送局、ミニディッシ・サテライトアンテナを介して受信が行われるテレビ/ラジオ放送局、同軸ケーブルを介して受信が行われるテレビ/ラジオ放送局、インターネットを介してアクセス可能な多くの対話型ウェブサイト等が含まれる。また、放送ソースからは放送を同時に受信することもできる。例えば、視聴者はゲームのような双方向型放送及び音楽のようなオーディオ放送を同時に受信することが可能である。
【0016】
図2は、クライアント・システム110の一実施形態をより詳細に図解したブロック図である。後で図6を参照して説明するように、クライアント・システム110は例えば多数のエンターテインメント・コンポーネントを含むエンターテインメント・システムであってもよい。図示実施形態においては、エンターテインメント・コンポーネントとしてユーザインタフェース210、番組データベース220及びチューナ・インタフェース230がある。ユーザインタフェース210は、視聴者に1つ以上のオプションのアップグレードを提供し、所与の放送についての各アップグレード毎の費用を表示する表示装置及び/またはオーディオ装置のような任意のいくつかの出力装置を有する。また、ユーザインタフェース210は、マウス、トラックボール、キーパッド、音声認識装置等のような任意のいくつかの入力装置を有する。視聴者は入力装置を用いて1つ以上のオプションのアップグレードから任意のアップグレードを選択することができる。
【0017】
また、ユーザインタフェースは、サーバシステム140、番組データベース220及びチューナ・インタフェース230と通信する。ユーザインタフェース210は、番組データベース220から各放送で利用可能なオプションのアップグレードを検索して取り出すことができる。一実施形態では、番組データベース220は時間及びチャンネル毎に放送をリストアップした番組ガイドを有する。各放送のオプションのアップグレードは、番組ガイド中のそれぞれの放送と一緒にリストアップすることができる。
【0018】
番組データベース220は定期的に更新することができる。例えば、新しい番組情報を任意のいくつかのソースから毎日あるいは毎週ダウンロードして、番組データベース220に保存することができる。一実施形態においては、クライアント・システム110はアップグレードされた番組情報を放送ソース130からインターネットを介して日にちベースで自動的に受信する。
【0019】
チューナ・インタフェース230は、任意のいくつかのチューナ、受信機、デスクランブラ(descrambler)等を有して、通信メディア120を介して放送ソース130とのインタフェースを取ることができる。例えば、一実施形態では、チューナ・インタフェース230は、何らかの有料ケーブルテレビ放送チャンネル用のデスクランブラ、UHF/VHFチューナ、デジタルテレビ受像機及び衛星テレビ受像機を有する。
【0020】
図3は、サーバシステム140の一実施形態をより詳細に図解したブロック図である。サーバシステム140は処理サーバ310及び料金請求サーバ320を有する。処理サーバ310は、クライアント・システム110から通信メディア120を介して選択情報を受信する。選択情報は、特定の放送の1つ以上のアップグレードされたメディア・フィーチャ及び各アップグレード用の料金を指示する。処理サーバ310は料金請求サーバ320に料金情報を供給する。これらのアップグレードされたメディア・フィーチャを示されて、処理サーバ310はクライアント・システム110の視聴者にアップグレードされたメディア・フィーチャを提供するよう放送ソース130の中のそれぞれの放送ソースに注文する。
【0021】
個々の放送ソースはいくつかの任意の方法で特定、識別することができる。例えば、クライアント・システム110からの選択情報にアップグレードされたメディア・フィーチャに対応する放送識別子を含めることが可能である。そして、処理サーバ310は番組ガイドまたはインデックスに基づいて放送を特定の放送ソースと相互参照することができる。
【0022】
一実施形態においては、アップグレードされたフィーチャの提供には放送の多くの異なるバージョンの中の1つを所与のチャンネルを介して放送することが含まれる。その場合、特定の放送ソースは処理サーバに310に所与のチャンネルを識別するトークンを供給することが可能である。クライアント・システム110からの選択情報には、処理サーバ310がクライアント・システム110にトークンを供給することができ、クライアント・システム110がそのトークンに基づいて適切なチャンネルに同調することができるように、クライアント・システムの識別子を含めることも可能である。
【0023】
他の実施形態においては、アップグレードされたフィーチャの提供には、所与のチャンネル上の放送内のアップグレードされたメディア・フィーチャを解読することが含まれる。例えば、視聴者が通常ビュー・オンリー・フォーマットで送信されるディジタル放送を記録することができるようにするためのアップグレードされたメディア・フィーチャを購入する場合、信号の追加部分を解読してその放送を記録できるようにすることができる。一実施形態においては、解読は放送ソースで行うことができ、その場合、処理サーバ310がクライアント・システム110の識別子を放送ソースに供給し、放送ソースは識別されたクライアント・システム110向けの放送を解読する。
【0024】
他の実施形態においては、この解読、すなわち条件付きアクセスはクライアント・システムで行われる。その場合には、特定の放送ソースが処理サーバ310にトークンを供給することが可能である。そして、処理サーバ310がクライアント・システム110にトークンを供給し、クライアント・システム110はそのトークンを用いて条件付きアクセスを達成する。
【0025】
いくつかの実施形態においては、クライアント・システム110の視聴者は、あるレベルのメディア・フィーチャが利用可能な場合常に、全ての放送がそれらのレベルのメディア・フィーチャで受信されるように、包括アップグレードを選択することが可能である。例えば、視聴者は、ステレオ中の放送を受信するために包括アップグレードを選択するかもしれない。その場合、処理サーバ310は特定の視聴者のためにその包括アップグレードを保存し、各放送の提供を適宜コーディネートすることができ、以下に説明するように、料金請求サーバ320は包括アップグレードの料金請求を適宜コーディネートすることができる。
【0026】
料金請求サーバ320は、全てのアップグレードされたメディア・フィーチャに対する料金請求をコーディネートすることが可能である。一実施形態においては、料金請求サーバ320は所与のクライアント・システム110について責任を負う特定のクライアントに関するの料金請求情報を記憶し、そのクライアントにその特定のクライアント・システム110に付随する全ての料金を請求する。別の実施形態では、料金請求サーバ320は個々の視聴者に関するクライアント料金請求情報を記憶し、その特定の視聴者がどのクライアント・システム110の視聴者であるかにかかわらず個々の視聴者に料金請求する。
【0027】
料金請求サーバ320は、いくつかの任意の方法でクライアントを識別することが可能である。例えば、クライアント・システム110によって供給される選択情報には、クライアント・システムの識別子、あるいは料金請求方式によって決まる特定の視聴者の識別子を含めることができる。特定の視聴者は、クライアント・システム110で任意のいくつかの方法により識別することができる。例えば、視聴者にクライアント・システム110からサーバシステム140にアクセスするためのパスワードを入力するよう求めることが可能である。別の例では、顔認識ユーティリィティを使用して自動的にクライアント・システム110のビューアを識別することもできる。これ以外にも多数の識別が考えられ、実施することができる。
【0028】
一実施形態では、料金請求サーバ320がクライアントのクレジットカード情報を記憶しており、それぞれのクライアント・アカウント330にアップグレード分の請求書を出す。料金請求サーバ320は、各取引毎にクライアント・アカウントに請求書を発行することもできれば、1請求にいくつかの取引をまとめて支払い請求周期に従って請求することもできる。料金請求サーバ320は、全額をクライアント・アカウント330に直接請求し、放送ソース130に領収書を発行することが可能である。その後、料金請求サーバ320は、放送ソース130からそれぞれの受け取り分について定期的に請求書を受け取ればよい。例えば、料金請求サーバ320は、毎月数千のクライアントに請求書を発行するが、各放送ソースからは毎月それぞれの受け取り分の合計金額分の1請求しか受け取らないようすることができる。
【0029】
あるいは、料金請求サーバ320は、サーバシステム140によって行われたサービスに対して支払うべき料金の一部についてのみクライアント・アカウント330に請求することも可能である。その場合には、料金請求サーバ320は、それぞれの放送ソースがクライアントに直接請求することができるように、各取引のそれぞれの放送ソース130に料金請求情報またはクライアント識別データを提供することが可能である。
【0030】
別の実施形態においては、料金請求情報は料金請求サーバ320に保存するのではなく、各取引毎にクライアント・システム110から供給するようにすることもできる。例えば、クライアント・システム110がホテルに設置されている場合、多くの様々な視聴者がシステムを使用することが考えられる。個々の新しい視聴者毎に料金請求情報を保存するのではなく、料金請求サーバ320は、メディア・アップグレードの選択に伴って料金請求情報を受け取ることが可能である。すなわち、クライアント・システム110のユーザインタフェースがメディア・アップグレードの選択に伴ってクレジットカード情報を収集することができる。
【0031】
料金請求サーバ320はさらに多くの機能を果たすことが可能である。例えば、料金請求サーバ320は、処理サーバ310にアップグレードされたメディア・フィーチャの提供をコーディネートすることを承認する前にクライアントの信用取引口座をチェックすることができる。また、料金請求サーバ320は、料金のデータベースを保存し、アップグレードの料金をクライアント・システム110から受信した放送及びアップグレードの識別子に基づいて特定することができる。これらに変わる多くの機能及び料金請求方式が考えられ、実施することができる。
【0032】
別の実施形態においては、図1乃至3における1つ以上の構成要素を組み合わせ、再構成しかつ/または取り除くことができる。また、別の実施形態では、以下の図6の一実施形態に示すように、上記実施形態以外の様々な構成要素を使用することが可能である。
【0033】
図4は、本発明の一実施形態を使用してアップグレードされたメディア・フィーチャをどのようにして購入することができるかを説明するためのフローチャートである。まず、ステップ410では、アップグレードされたメディア・フィーチャがユーザインタフェース210で選択される。その選択情報は、ステップ420で通信メディア120を介してサーバシステム140に送られる。ステップ430では、処理サーバ310が放送ソース130のうちの1つにアップグレードされたメディア・フィーチャを注文する。アップグレードされたメディア・フィーチャがどのようにして提供されることになっているかによって、処理サーバ310はステップ440で逆に放送ソースからトークンを受信するかもしれない。その場合には、処理サーバ310は、クライアント・システム110がアップグレードされたメディア・フィーチャを受信することができるように、クライアント・システム110にトークンを供給する。ステップ450では、料金請求サーバ320がクライアントのアカウントへの料金請求をコーディネートし、ステップ460で、クライアント・システム110は放送をアップグレードされたメディア・フィーチャによって受信する。
【0034】
図5は、ユーザインタフェース210上で提供される画面表示の一実施形態を図解した説明図である。この表示では、様々な放送ソースからの番組リスト、及び各放送のアップグレードされたメディア・フィーチャのリストが各フィーチャの料金と共に表示される。例えば、図示の画面表示においては、クライアント・システムはケーブル放送ソースからのペイ・パー・ビュー方式の放送にアクセスできる。番組ガイドには、「DISNEY’S Lady and theTramp」を含め、利用可能ないくつかの映画がリストアップされる。映画の基本料金は2.50ドルで、3つの放映開始時刻が示されている。デフォルトのメディア・フィーチャはビュー・オンリー方式である。しかしながら、視聴者は1.50ドルの割増料金を払って記録可能版を受信するアップグレードされたメディア・フィーチャを購入するオプションを利用することができる。また、視聴者は0.50ドルでオーディオ・アップグレードを選択することができる。これ以外にも、多数のペイ・パー・ビュー方式の放送を各々様々なアップグレード・オプションと共にリストアップすることが可能であろう。
【0035】
また、視聴者は衛星放送ソースからのビュー・オン・デマンド映画にアクセスすることができる。最初にリストアップされている映画は「TITANIC」であり、視聴者はこれを7.00ドルで随時ダウンロードするオプションを利用することができる。「TITANIC」についてのアップグレード・オプションとしては、例えば、より高い解像度及び鮮明度で受信するために同時放送の数が少ないチャンネルを介して映画をダウンロードするビデオ品質アップグレード、記録可能版アップグレード及びオーディオ・アップグレード等が含まれる。これ以外にも、多くのビュー・オン・デマンド放送を各々種々のアップグレード・オプションと共にリストアップすることができる。
【0036】
また、視聴者はインターネットを介して双方向イベントのリストにアクセスすることができる。このリストには、「MECH WATTIOR3000」に時間1.50ドルのデフォルト料金でアクセスできるオプションが含まれている。視聴者は、ビデオ・アップグレード及びオーディオ・アップグレードを購入するオプションを利用することができ、視聴者は自分のエンターテインメント・システムのビデオ及びオーディオ能力しだいでこれらのオプションに興味を持ったり、持たなかったりすることが考えられる。これ以外にも、多くの双方向イベントを各々種々のアップグレード・オプションと共にリストアップすることが可能である。
【0037】
図6は、クライアント・システム110の一実施形態を具有する一例のエンターテインメント・システムのシステム・コンポーネントントを図解したブロック図である。図示のシステム600は、テレビ/表示デバイス602、ビデオテープレコーダ/再生装置606、ディジタル・ビデオティスク(DVD、ディジタル多様途ディスクとも呼ばれる)レコーダ/再生装置614、オーディオ/ビデオチューナ及び増幅器610、オーディオ再生/記録デバイス622、及びコンパクトディスク(CD)プレーヤ612を有し、これらは全て共通の入出力(I/O)バス608に接続されている。共通I/Oバス608の使用はもっぱら図示説明を容易するためのものであること、また入力及び出力信号をルーティングするための他の多くの手段を適宜使用することが可能であることば理解されよう。適切な数の独立のオーディオ「パッチ」ケーブルでルーティングすることができ、ビデオ信号は独立の同軸ケーブルでルーティングすることができ、制御信号は2線式シリアル回線に沿って、あるいは赤外線(IR)通信信号または高周波(RF)通信信号によってルーティングすることができる。さらに他の例として、オーディオ、ビデオ及び/または制御信号は、ユニバーサル・シリアルバス規格(Universal Serial BusSpecification)、改訂版1.0(1996年1月15日)、または高性能シリアルバスIEEE標準1394(IEEEstd.1394−1995、草案8.0v3、1995年12月12日承認)に基づく1本以上のバスに沿ってルーティングすることも可能である。
【0038】
さらに、システム600は、スピーカシステム616、マイクロホン618、ビデオカメラ620及び無線入出力制御装置632を具有する。一実施形態においては、無線I/O制御装置632はIR信号によってシステム600のコンポーネントと通信するエンターテインメント・システム遠隔制御装置である。他の実施形態では、無線I/O制御装置632はIR信号またはRF信号によってシステム600のコンポーネントと通信する無線キーボード及び/またはカーソル制御装置とすることも可能である。さらに他の実施形態においては、無線I/O制御装置632は、ユーザがシステム600の表示画面上のカーソルを位置決めできるようにするトラックボールあるいは他のカーソル制御機構の特徴を付加したエンターテインメント・システム遠隔制御と外観的に類似しているIRまたはRF遠隔制御装置であってもよい。
【0039】
システム600の中心には、本発明の特徴と共に組み込まれたシステム・コントローラ604があり、このシステム・コントローラはシステム・コンポーネントントに関連した様々なフィーチャを制御するよう構成されている。図示のように、システム・コントローラ604は、必要に応じてI/Oバス608により各々のシステム・コンポーネントントに接続されている。一実施形態においては、システム・コントローラ604は、I/Oバス608に加えて、あるいはI/Oバスに代えて、IR信号またはRF信号608によってシステム・コンポーネントントと通信することができる無線通信用送信器(あるいはトランシーバ)を用いて構成することも可能である。制御手段にかかわらず、システム・コントローラ604はシステム600の各エンターテインメント・システム・コンポーネントントを制御するよう構成されているが、これらの各構成要素を無線I/Oデバイス632で個々に制御することも可能なことは理解されよう。
【0040】
システム・コントローラ604は、広範多様なソースから利用可能なエンターテインメント番組情報を検索して取り出し、記憶する。システム600の動作時、システム・コントローラ604は、例えば本発明の場合について上に説明したように、システム600のユーザの楽しさを向上させるようシステム600の動作パラメータを動的に構成し、新たな付加価値フィーチャを提供する。一実施形態においては、システム・コントローラ604は、以下に図7を参照してさらに詳細に説明するように、本発明の開示技術を組み込まれたコンピュータシステムであってもよい。別の実施形態では、システム・コントローラ604は、必要な処理能力を具備しかつ本発明の開示技術が組み込まれた「セットトップボックス」を使用することも可能である。具体的な実施形態にかかわりなく、システム・コントローラ604は、とりわけ本発明の有益な結果を達成するようエンターテインメント・システムの世界と計算プラットフォームを統合するように設計された「集合システム」と称することも可能である。
【0041】
本発明は、図に示す実施形態との関連で説明したが、当業者ならば、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、他の様々な態様で実行することが可能であることは理解されよう。従って、本発明の革新的な特徴は、図6に示すシステムより複雑性が大きいシステムでも、小さいシステムでも実施することができることである。例えば、システム600にいくつかの装置、機器を加えることもできるし、あるいはシステム600からいくつかの装置、機器(例えばビデオカメラ620、マイクロホン618、DVDレコーダ/再生装置614等)を取り除くこともできる。
【0042】
図6に示すように、システム600は種々様々なソースからオーディオ/ビデオ番組入力を受信するように構成することができる。一実施形態においては、システム600は次のうちのいずれかまたは全てのソースから番組入力を受信する:ケーブル放送624、衛星放送626(例えばディッシュ・サテライトアンテナを介して)、放送網の超短波(VHF)あるいは極超短波(UHF)の電波通信634(例えば架空アンテナを介して)及び/または電話/コンピュータネットワーク通信628。さらに、ケーブル放送入力624、衛星放送入力626及びVHF/UHF入力634はアナログ及び/または高画質テレビ(HDTV)のようなディジタル番組を含み得るということは当業者には理解されよう。さらに、オーディオ/ビデオ番組は、システム100の再生装置(例えばDVDレコーダ/再生装置614)を介してCD−ROM、DVDあるいは他のディジタルまたはアナログ記憶装置から受信することも可能である。また、インターネット、エンターテインメント・ネットワークあるいは他のネットワークも例えばインタフェース628を介してオーディオ/ビデオ番組を提供することができる。
【0043】
また、番組入力に加えて、システム600は任意の数の装置を制御するよう構成することが可能な汎用制御出力630を具備した形で構成される。一実施形態においては、例えば、システム・コントローラ604は、映画を表示するためにシステム600を構成する際に、さらに視聴環境良くするために室内照明を所定のレベルに調整することも可能である。計算装置に例えば照明、サーモスタット設定及び他の家庭用機器を制御させる(例えば屋内電気配線によって)制御回路は当技術分野において周知であり、従って詳細な説明は省略する。
【0044】
上に説明したように本発明の実施形態に組み込まれた開示技術を除き、システム・コントローラ604は、当技術分野で周知の広い部類の計算装置すものとする。このような計算装置の一例が、米国カリフォルニア州サンタクララのインテル・コーポレーション(IntelCorporation)社によって製造され一般に同社より入手可能なPentium(登録商標)ProプロセッサまたはPentium(登録商標)IIプロセッサのような高性能マイクロプロセッサを搭載したデスクトップ・コンピュータシステムである。このような計算装置のもう一つの例としては、米国ニュージャージー州パーク・リッジ(Park Ridge)のソニー・エレクトロニクス・インク(Sony ElectronicsInc.)社またはテネシー州ノックスヴィルのフィリップス・コンシューマー・エレクトロニクス・カンパニー(Philips ConsumerElectronicsCompany)社より入手可能なマイクロソフト(Microsoft)のWebTV(商標)インターネット・ターミナル(WebTV(商標)InternetTerminal)のようなインターネット「応用」装置がある。システム・コントローラ604の筐体の寸法及び設計は、見た目でシステム600によりよく収めることができるように変更できるということは理解されよう。
【0045】
また、図6に示すいくつかのエンターテインメント・システム・コンポーネントントは都合の良いように組み合わせることができるということも理解されよう。一例として、システム・コントローラ604はテレビ/表示装置602、DVDレコーダ/再生装置614あるいはオーディオ/ビデオチューナ/増幅器610と一緒にまとめることが可能である。
【0046】
図7は、図6のシステム・コントローラ604用として適する計算装置の一実施形態を図解したブロック図である。図7の図示実施形態においては、装置700は図示のように互いに接続されたプロセッサ702及びキャッシュメモリ704を有する。さらに、装置700は高性能入出力(I/O)バス706及び標準I/Oバス708を有する。ホストブリッジ710はプロセッサ702を高性能I/Oバス706に接続する一方、I/Oバスブリッジ712は2つのバス706と708を互いに接続する。バス706には、ネットワーク/通信インタフェース724及びシステム・メモリ714が接続されている。バス708には、大容量記憶装置720、キーボード/ポインティング・デバイス722、及びI/Oポート726が接続されている。まとめて、これらの要素は、カリフォルニア州サンタクララのインテル・コーポレーション社製のPentium(登録商標)プロセッサ、Pentium(登録商標)ProプロセッサあるいはPentium(登録商標)IIプロセッサに基づく汎用コンピュータシステムを含めて、広範な部類のハードウェア・システムを表すが、これに限定されるものではない。
【0047】
一実施形態においては、高性能I/Oバス706には他にも様々な電子機器も接続されている。図示のように、アナログチューナ/ディジタル衛星/ケーブル・デバイス728も高性能I/Oバス706に接続されて、装置700を様々な番組入力チャンネルに「同調させる」ことができるようになっている。
【0048】
これらの要素702〜728は、当技術分野において周知のそれぞれ従来の機能を果たす。特に、ネットワーク/通信インタフェース724は、装置700とイーサネット(登録商標)、トークンリング、インターネット等のような広範にわたる従来のネットワークの中の任意のネットワークとの間の通信を確保するために使用される。インタフェース724の回路は装置700を接続しようとするネットワークの種類によって決まるということは理解されよう。
【0049】
大容量記憶装置720は、上記機能を実行するためのデータ及び番組命令を永久記憶するために使用され、システム・メモリ714はプロセッサ702による実行時にそれらのデータ及び番組命令を一時記憶するために使用される。I/Oポート726は、装置700に接続することが可能な他の周辺装置間通信を可能するために使用される1つ以上のシリアル及び/またはパラレル通信ポートである。
【0050】
装置700の種々の構成要素を別の形に再構成することが可能なことは理解されよう。例えば、キャッシュ704はプロセッサ702と共にオンチップ形成することが可能である。あるいは、キャッシュ704とプロセッサ702は「プロセッサモジュール」として一体に実装してもよく、その場合プロセッサ702を「プロセッサコア」と称することも可能である。さらに、本発明の一部の実施態様においては、必ずしも上記の全ての構成要素が必要ではなく、全ての構成要素を具有しなくてもよい。例えば、大容量記憶装置720、キーボード及びポインティング・デバイス722及び/またはネットワーク/通信インタフェース724は装置700に設けなくてもよい。さらに、標準I/Oバス708に接続されているように図示されている周辺装置は高性能I/Oバス706に接続することも可能である;また、一部の実施態様においては、単一のバスだけ設け、その単一のバスに装置700の構成要素を接続することも可能である。さらに、装置700には、別途のプロセッサ、記憶装置、バスあるいはメモリのような他の構成要素を追加することも可能である。
【0051】
一実施形態においては、図6のシステム・コントローラ604は、上に説明したように、図7の装置700によって実行されるソフトウェア・ルーティンとして実施される。これらのソフトウェア・ルーティンは、図7のプロセッサ702のようなハードウェア・システム・プロセッサによって実行される複数あるいは一連の命令よりなる。最初は、これらの一連の命令は、大容量記憶装置720のような記憶装置上に保存される。これら一連の命令はディスケット、CD−ROM、磁気テープ、DVD、レーザーディスク(登録商標)、ROM、フラッシュメモリ等のような任意の従来の記憶メディアを用いて保存することができるということは理解されよう。また、これら一連の命令は必ずしもローカル記憶する必要はなく、ネットワーク上のサーバのようなリモートの記憶装置からネットワーク/通信インタフェース724を介して受信することも可能なことは理解されよう。これらの命令は、大容量記憶装置720のような記憶装置からメモリ714にコピーされ、その後、プロセッサ702によって読み出され、実行される。一実施態様においては、これらのソフトウェア・ルーティンはC++番組言語で書かれる。しかしながら、これらのソフトウェア・ルーティンは広範多様な番組言語の中の任意の言語で実施することが可能なことは理解されよう。
【0052】
別の実施形態においては、本発明は個別型のハードウェアあるいはファームウェアとして実施される。例えば、1つ以上の特定用途向けIC(ASIC)を上に説明した本発明の機能でプログラムして使用することもできる。もう一つの例として、システム・コントローラ604を図7のハードウェア・システム700に装入されるようになっている別の回路基盤の1つ以上のASICとして実装することもできるよう。
【0053】
図8は、サーバシステム140に適したコンピュータシステム800の一実施形態を図解したものである。図示実施形態においては、コンピュータシステム800は、高性能バス806を介してシステム・メモリ814及びI/Oバスブリッジ812に接続されたプロセッサ802を有する。他方、I/Oバスブリッジ812は、I/Oバス808を介してクライアントI/Oモジュール820、放送ソースI/Oモジュール830及び料金請求I/Oモジュール840に接続されている。別の実施形態においては、図8の1つ以上の構成要素を再構成し、あるいは他の形で組み合わせることが可能である。例えば、I/Oモジュール820、830及び840は単一のI/Oモジュールあとしてもとめることができる。もう一つの実施形態においては、追加のバス、プロセッサ、メモリ等のように1つ以上の構成要素を追加することも可能である。
【0054】
図示実施形態においては、システム・メモリ814は、上に説明したサーバシステム140の機能を果たすためにデータ及びプロセッサ802によって実行される番組命令を記憶するために使用される。最初は、これらの番組命令は、ディスケット、CD−ROM磁気テープ、DVD、ROM、フラッシュメモリ等のような任意の従来の記憶メディアを使用して保存し、システム・メモリ814にダウンロードすることができる。これら一連の番組命令は必ずしもローカルに記憶する必要はなく、ネットワーク上のサーバのようなリモートの記憶装置から受信することが可能なことは理解されよう。これらの命令に従って、プロセッサ802は、I/Oモジュール820、830及び840を使用することによりそれぞれのエンティティと通信して、前述したアップグレードされたメディア・フィーチャの提供及び料金請求をコーディネートする。
【0055】
別の実施形態においては、サーバシステム110の機能は個別型のハードウェアあるいはファームウェアの形で実施することができる。例えば、1つ以上の特定用途向けIC(ASIC)を前述したサーバシステム110の機能でプログラムして使用することができる。もう一つの例としては、コンピュータシステム800に装入されるようになっている別の回路基盤の1つ以上のASICにそれらの機能を実装することもできる。
【0056】
以上、放送用のメディア・フィーチャを購入するための改善された方法及び装置について詳細に説明した。上記を説明を読んだ後、当業者であれば本発明の多くの変更態様及び修正態様が考えられるところであり、本願で図面によって開示、説明した各特定の実施形態は本発明を限定するためのものでは全くないということは理解されよう。従って、特定の実施形態の詳細に関する文言は請求範囲における発明の範囲を限定するものではない。
【符号の説明】
【0057】
110 クライアントシステム
120 通信メディア
130 放送ソース
140 サーバシステム
310 処理サーバ
320 料金請求サーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
番組送信のためのアップグレードされたメディア・フィーチャの購入選択を受信すること、
該アップグレードされたメディア・フィーチャの購入を自動的にコーディネートすること、
前記購入選択を送信したクライアントシステムに、前記アップグレードされたメディア・フィーチャを有する番組送信を提供することを複数の送信ソースの少なくとも一つに指示することによって、該アップグレードされたメディア・フィーチャの供給を自動的にコーディネートすることであって、前記少なくとも一つの送信ソースは、クライアントシステムへの該アップグレードされたメディア・フィーチャをもつ番組送信の送信変更を行なうか、またはクライアントシステムでの前記アップグレードされたメディア・フィーチャをもつ番組送信の受信変更のためのトークンをサーバシステムに供給するかの内の一つを行ない、前記サーバシステムはそのトークンを前記クライアントシステムに供給する、メディア・フィーチャの供給を自動的にコーディネートすること
を含む方法。
【請求項2】
請求項1記載の方法であって、
前記購入選択はエンターテインメント・システムからのものであり、そのエンターテインメント・システムに前記アップグレードされたメディア・フィーチャが提供される方法。
【請求項3】
請求項1記載の方法において、
前記アップグレードされたメディア・フィーチャはビデオ・アップグレード、オーディオ・アップグレード、記録可能版および対話用イベントの高速化バージョンの内の少なくとも一つを含む方法。
【請求項4】
請求項1記載の方法において、
番組送信は複数の送信ソースの内の少なくとも一つから受信されるものであり、該複数の送信ソースはケーブル・テレビ、アンテナ受信、衛星受信、ミニディッシ・サテライトアンテナ受信、電話回線サービスおよびインターネットのいずれかを含む方法。
【請求項5】
番組送信のためのアップグレードされたメディア・フィーチャを購入するための購入選択をクライアントシステムから受け取る受信器と、
前記購入選択を送付したクライアントシステムに、前記アップグレードされたメディア・フィーチャを有する番組送信を提供することを複数の送信ソースの少なくとも一つに指示することによって、該アップグレードされたメディア・フィーチャの購入を自動的にコーディネートする購入ユニットであって、前記少なくとも一つの送信ソースは、クライアントシステムへの該アップグレードされたメディア・フィーチャをもつ番組送信の送信変更を行なうか、クライアントシステムでの前記アップグレードされたメディア・フィーチャをもつ番組送信の受信変更のためのトークンをサーバシステムに供給するかの内の一つを行なう、購入ユニットと、
番組送信のためのアップグレードされたメディア・フィーチャとトークンの供給を自動的にコーディネートする供給ユニットと
を含む装置。
【請求項6】
サーバシステムからクライアントシステムにアップグレードされたメディア・フィーチャを提供するシステムであって、
クライアントシステムは、
番組送信のためのアップグレードされたメディア・フィーチャを購入するためにサーバシステムに購入選択を送信する送信ユニットと、
番組送信を受信するための受信ユニットと
を有し、
サーバシステムは、
クライアントシステムからの購入選択を受信する受信ユニットと、
前記アップグレードされたメディア・フィーチャを有する番組送信を前記クライアントシステムに提供することを複数の送信ソースの少なくとも一つに指示することによって、該アップグレードされたメディア・フィーチャの購入を自動的にコーディネートする購入ユニットであって、前記少なくとも一つの送信ソースは該アップグレードされたメディア・フィーチャをもつクライアントシステムへの番組送信の送信変更を行なうか、クライアントシステムでの前記アップグレードされたメディア・フィーチャをもつ番組送信の受信変更のためのトークンを供給するかの内の一つを行なう、購入ユニットと、
番組送信のためのアップグレードされたメディア・フィーチャとトークンの供給を自動的にコーディネートする供給ユニットと
を有するシステム。
【請求項7】
複数の異なるエンターテインメント・プログラムに関する情報と、該各々のプログラムに関連した複数の異なるアップグレードされたメディア・フィーチャを受信すること、
ユーザ端末で、エンターテインメント・プログラムとそれらの各プログラムに関する複数の異なるアップグレードされたメディア・フィーチャとに関するリストを提示すること、
提示された複数の中から選択したエンターテインメント・プログラム選択情報とともに1以上のアップグレードされたメディア・フィーチャ選択情報とをエンターテインメント・プログラム・プロバイダーに送信すること、
選択されたアップグレードされたメディア・フィーチャを有する選択されたエンターテインメントプログラムを受信すること
を含む方法。
【請求項8】
請求項7記載の方法であって、
エンターテインメント・プログラム選択情報とアップグレードされたメディア・フィーチャ選択情報はユーザ端末を介したユーザからのものであり、該選択情報の送信はユーザからの選択情報を送信することを含む方法。
【請求項9】
請求項7記載の方法において、
前記複数の異なるアップグレードされたメディア・フィーチャは、ビデオの解像度を向上させたもの、オーディオ品質を向上させたもの、オーディオ・チャネルを増加させたもの、記録可能にしたもの、または対話式イベントのアクセス速度を向上させたもののいずれかを含む方法。
【請求項10】
請求項7記載の方法であって、
受信情報は、複数の異なるアップグレードされたメディア・フィーチャのための使用可能な送信ソースに関する受信情報を含み、
前記提示において、該使用可能な送信ソースの識別情報を提示する方法。
【請求項11】
請求項7記載の方法であって、
複数の送信ソースと通信しているサーバシステムからの情報を受信することを含み、
前記選択情報をサーバシステムに送信することを含む方法。
【請求項12】
請求項11記載の方法であって、
選択されたエンターテインメント・プログラムを受信することは、前記複数の送信ソースの一つから選択されたアップグレードされたメディア・フィーチャを有する選択されたエンターテインメント・プログラムを受信することを含む方法。
【請求項13】
請求項12記載の方法であって、
前記アップグレードされたメディア・フィーチャはビデオ・アップグレード、オーディオ・アップグレード、記録可能版および対話用イベントの高速化バージョンの内の少なくとも一つを含む方法。
【請求項14】
請求項7記載の方法であって、
選択されたエンターテインメント・プログラムを受信することは複数の送信ソースの一つからのトークンを受信することを含み、該トークンは前記アップグレードされたメディア・フィーチャを有する前記選択されたエンターテインメント・プログラムの受信を可能にするものである方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−154566(P2010−154566A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−67976(P2010−67976)
【出願日】平成22年3月24日(2010.3.24)
【分割の表示】特願2000−580383(P2000−580383)の分割
【原出願日】平成11年10月28日(1999.10.28)
【出願人】(591003943)インテル・コーポレーション (1,101)
【Fターム(参考)】