説明

通信システム状態情報の変化を無線装置へ通信するための装置および方法

【課題】コンテンツサーバネットワークにおいて、システム状態情報変化を、資源および電力効率的な方法で無線装置へ通信するための装置および方法を提供する。
【解決手段】システム状態情報を無線装置へと運ぶための方法は、第一の現在のシステム状態を無線装置へと通信するように構成された第一の情報を含むプライマリーメッセージを送信することと、次いで、システム状態情報を更新するために前記無線装置により使用可能な第二の情報組を送信することを含んでいる。第一の情報を要約または簡略化することにより、受信装置は容易に過去のシステム状態と比較して、第二の情報の処理のような更なる処理が必要とされるかどうかを決定し、それによって受信装置の処理および電力資源の節約を提供することができる。対応する装置もまた開示される。

【発明の詳細な説明】
【優先権の主張】
【0001】
本特許出願は、2006年11月6日に提出され且つ本願譲受人に譲渡された「システム状態情報の変化を電力効率的に無線装置へ伝達するための装置および方法」と題する仮出願第60/864,571号の優先権を主張するものであり、この仮出願は本願明細書の一部として明示的に本願に援用する。
【技術分野】
【0002】
本発明は、システム状態情報の変化を無線装置へ通信するための装置および方法に関し、更に特定すれば、電力およびシステム資源を節約するために、省略されたプライマリーメッセージを使用してシステム状態情報における変化を通信することに関する。
【背景技術】
【0003】
直交周波数分割多重化(OFDM)同報通信システムのような無線同報通信環境において、無線装置は、斯かる装置のユーザが最小の遅延で、無線同報通信ネットワーク上において最新のデータまたはコンテンツにアクセスし且つ受信できるように、最新のまたは更新されたシステム状態情報を得る必要がある。即ち、最新のシステム情報を得るために、無線装置は更新された情報を連続的に受信および処理する必要がある。しかし、この手順は、無線装置電力資源に対して顕著な垂れ流しを導入し、従って、その待機時間を減少させる。モバイル装置は、その性質により、電力および処理資源が制限されることが懸念される。従って、処理および電力資源を利用する最新のシステム状態情報を得るための要件は、無線装置における電力節減のために多くの困難な問題を導入する。
【発明の概要】
【0004】
本開示の一つの側面に従えば、システム状態情報を無線装置へ伝達するための方法が開示される。該方法は、現在のシステム状態を無線装置に通信するように構成された第一の情報を含むプライマリーメッセージを送信することを含んでいる。該方法は更に、システム状態情報を更新するために、無線装置によって使用可能な第二の情報組を送信することを含んでいる。
【0005】
もう一つの側面に従えば、システム状態情報を伝達するための装置が開示される。該装置は、現在のシステム状態を無線装置へ通信するように構成された第一の情報を含むプライマリーメッセージを送信するための手段を含んでいる。加えて、該装置は、無線装置によってシステム状態情報を更新するために、無線装置によって使用可能な第二の情報組を送信するための手段を含んでいる。
【0006】
更にもう一つの側面に従えば、コンピュータ読み取り可能な媒体を含むコンピュータプログラム製品が開示される。該媒体は、コンピュータに対して、現在のシステム状態を無線装置に通信するように構成された第一の情報を含むプライマリーメッセージを送信させるためのコードを含んでいる。更に該媒体は、コンピュータに対して、システム状態情報を更新するために無線装置によって使用可能な第二の情報組を送信させるためのコードを含んでいる。
【0007】
更なる側面に従えば、システム状態情報を無線装置に伝達するためのサーバプロセッサが開示される。該サーバプロセッサは、現在のシステム状態を無線装置に通信するように構成された第一の情報を含むプライマリーメッセージを送信するための、第一のモジュールを含んでいる。システム状態情報を更新するために無線装置によって使用可能な第二の情報組を送信するための、第二のモジュールもまた含まれる。
【0008】
もう一つの側面に従えば、無線装置においてシステム状態情報を得るための方法が開示される。該方法は、システム状態情報を示す第一のデータを含むプライマリーメッセージをモニターすることと、システム状態情報を示す前記プライマリーメッセージ中の第一のデータに基づいてシステム状態情報における変化を決定することを含んでいる。
【0009】
更にもう一つの側面に従えば、システム状態情報を得るための装置が開示される。該装置は、システム状態情報を示す第一のデータを含めるように構成されたプライマリーメッセージをモニターするための手段を含んでいる。また、該装置は、システム状態情報を示す前記プライマリーメッセージにおける第一のデータに基づいて、システム状態情報における変更を決定するための手段を含んでいる。
【0010】
更なる側面に従えば、コンピュータ読み取り可能な媒体を含むコンピュータプログラム製品が開示される。該媒体は、コンピュータに対して、システム状態情報を示す第一のデータを含めるように構成されたプライマリーメッセージをモニターさせるためのコードを含んでいる。該媒体は更に、前記コンピュータに対して、システム状態情報を示すプライマリーメッセージ中の第一のデータに基づいて、システム状態情報における変更を決定させるためのコードを含んでいる。
【0011】
更なる側面に従えば、システム状態情報を受信するための無線装置が開示される。該装置は、システム状態情報を示す第一のデータを含むように構成されたプライマリーメッセージをモニターするための第一のモジュールと、システム状態情報を示す前記プライマリーメッセージ中の第一のデータに基づいて、システム状態情報における変更を決定するための第二のモジュールを含んでいる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、コンテンツ配送システムにおいてプライマリーメッセージを利用する、エンドツーエンドの例示的呼び出しフロー図の図解である。
【図2】図2は、本開示に従うサーバの一例を示している。
【図3】図3は、図1および図2のコンテンツサーバによって利用され得る方法を図示している。
【図4】図4は、サーバによって送信され得るプライマリーフローメッセージの例示的構成を図示している。
【図5】図5は、通信ネットワークにおいてコンテンツを供給するのに利用されて得るもう一つの例示装置を図示している。
【図6】図6は、コンテンツ配送システムにおいて使用するための装置の一例を示している。
【図7】図7は、サーバと通信している装置内のシステム状態情報を得る方法を図示している。
【図8】図8は、サーバと通信している装置内のシステム状態情報を得るもう一つの方法を図示している。
【図9】図9は、サーバから装置内のプライマリーメッセージを受信するための装置の更にもう一つの例を図示している。
【詳細な説明】
【0013】
本開示は、現在のシステム状態情報に対する変更または更新が生じたかどうかを示すように構成された第一の組の情報もしくはデータを備えたプライマリーメッセージを使用して、システム状態更新情報の通信を行うための装置および方法を記載する。変更が生じていれば、更に第二の情報またはデータが同報通信または要求されてよい。該第二の情報は、該システム状態情報を更新するために装置が使用可能な、特別なシステム状態情報を含んでいる。ネットワーク上でプライマリーメッセージを送信し、ここでのメッセージがシステム状態情報に変化が生じたかどうかを示す要約または簡略化されたデータを含むことにより、受信する装置は、もっと複雑なメッセージではなく、この簡略化されたメッセージを処理することによって、システム状態の更新または変化が生じたかどうかを迅速に決定することができる。従って、受信装置は低いバッテリー電力消費を達成できる一方、当該装置によって行われる必要がある処理の総合レベルも低減できる。加えて、より短いメッセージまたは簡略化されたメッセージを送るために必要とされるマルチキャスト帯域幅もまた低減される。なお、ここでは本願の目的について、「ネットワーク」および「サーバ」の語は同義語的に、または互換的に使用される。
【0014】
順方向リンク専用(FLO)システムのような既知の無線同報通信システムが、装置構成ファイルの更新をサポートする。先に述べたように、プライマリーメッセージは装置構成ファイルの最新バージョンを保有する。ここに開示される方法および装置において、プライマリーメッセージは第一の情報組、例えば現在のシステム状態バージョン数を含んでおり、これは何らかのシステム変更が生じたかどうか、または該装置が更新されたシステム情報を受信することを必要としているかどうかを決定するために、該情報を受信する装置によって使用されてよい。システムが変更されていれば、当該装置は次いで、前記同報通信されたシステム状態バージョン数が該装置に保存されているバージョン数と異なっているときに、最新の情報を得るための適切なフローを取得することができる。そうでなければ、システム状態の変更が生じなかったときに、当該装置は休止状態に戻って、該装置における処理およびエネルギー資源を節約することができる。また、プライマリーメッセージは、特定の最新情報更新を通信するように構成できることに留意すべきである。従って、装置は、更新された情報を得るために、前記フローの全てを受信するのではなく、該装置が何れのフローを入手する必要があるかを決定することができ、これもまた、当該装置における処理およびエネルギー資源における節約を与える。
【0015】
図1は、現在の開示されたプライマリーメッセージが通信システムにおいて如何にして利用され得るかを示す、エンドツーエンドの呼び出しフロー図である。図1に示すように、コンテンツサーバ102は装置104と通信する。サーバ102は、プライマリーメッセージ108を含むプライマリーフロー106を送信する。プライマリーフロー106は、最適化および入手速度を目的として、サーバ102および装置104の両方によく知られたフォーマットで構成されるが、サーバおよび装置の両者に共通に知られていることには関係なく、他の何れかの適切なフローフォーマットのものであってよい。プライマリーメッセージ108はまた、サーバ102および装置104が動作する通信システムの、現在のシステム状態を示す簡略化された情報またはデータからなっていてもよい。
【0016】
装置104がオンされるとき、ブロック110で示されるように、装置104はプライマリーメッセージ108を得るためにプライマリーフロー104を受信する。プライマリーメッセージ108内のデータ情報が、現在のシステム状態に変更は生じていない旨を装置104に通信すれば、装置104は更なる情報を廃棄し、モニタリング期間(例えばモニター期間112)に入る。当該装置が電源オンされる間、それはモニタリング期間の頻度に基づいて、周期的にプライマリーメッセージを受信する。モニタリング期間の持続時間は、アルゴリズムによって決定されまたは外部手段によって更新される、一定の予め定められた期間または可変期間の何れであることもできる。
【0017】
ブロック114によって示されるように、システム情報に変更が生じたら、プライマリーフロー116は、現在の更新されたシステム情報を示すプライマリーメッセージ118を含むであろう。モニタリング期間112の後に、ブロック120に示されるように、装置104がプライマリーフローメッセージ116を受信すると、装置104は多くの異なる反応または応答を実施してよいことが想定される。一つの例において、装置104は、該装置内に保存されたシステム情報の状態を比較し、またこれをプライマリーメッセージ118内に含まれる情報と比較する。該情報が同じであれば、これは変化がないことを示し、装置104は更なる動作を取らない。しかし、システム情報に対する変更114の後に生じたプライマリーメッセージ118の場合、装置104は、更新されたシステム情報を得るために更なる動作を取るであろう。更新された情報を得るために装置104が実行するプロセスは、図1に示された少なくとも二つの異なる手順によって達成されてよい。即ち、この二つの手順は、サーバ102とのユニキャスト要求および応答トランザクションを実行し、またはサーバ102からのマルチキャストフローを受信する装置104を含んでいる。
【0018】
第一の例示的方法の説明として、図1は、サーバ102とのユニキャスト要求/トランザクションを行う装置104を示している。図1の特定の図示された時間線において、装置104がプライマリーフロー116を受信し、システム状態情報に変化が起きた(ブロック114によって示すように)ことをプライマリーメッセージ118から決定した後に、装置104は、装置104からサーバ102へのユニキャスト要求122によって示されるような、更新情報についての要求を発してよい。応答において、サーバ102は、装置104のための関連の更新されたシステム情報を入手するために装置104によって使用されるべき、更なる第二のまたは追加のデータもしくは情報と共にユニキャスト応答124を発する。
【0019】
第二の想定された手順の一例として、装置104は、サーバ102からのマルチキャストフローを受信することによって、システム情報に対する変化の後の更新情報を得てよい。図1の時間線の関係において、該装置は、ブロック132に示されるように、その間にシステム状態情報に変化が生じるモニター期間130の間にプライマリーフローを受信する。サーバ102は、現在の更新されたシステム状態情報を含んだプライマリーメッセージ136を含むプライマリーフローを発する。次いで、装置104は、更新されたプライマリーメッセージ136から、システム状態変化が起きたことを決定する。この第二の例示手順において、装置104は、サーバ104によって同報通信されたマルチキャストフローを受信することにより、第二の情報またはデータを含む更新されたシステム情報を取得するように構成されてよく、次いで、ブロック142に示されるように、装置104は関連のシステム情報を得るためにこれを受信する。
【0020】
上記の例において、装置104は、更新されたシステム情報のタイプの基準に基づいて、ユニキャストトランザクションまたはマルチキャストフローの何れから、更新された情報(例えば第二の情報)を入手するかどうかを決定するように構成されてよい。なお、当業者は、プライマリーメッセージからシステム状態変化を決定した後に、更新されたシステム情報を取得する方法を決定するための他の基準が想定され得ることを理解するであろう。
【0021】
更に、システム情報に変化が起きたかどうかとは無関係に、サーバ102は、プライマリーメッセージ(例えば108)を含むプライマリーフロー(例えば106)を反復して送信するように構成されてよいことに留意すべきである。
【0022】
図2は、コンテンツサーバ200の一例を示している。このサーバ200は、図1におけるサーバ102として使用し得るサーバの一例であってよい。図2に示すように、サーバ200は、処理論理202、資源およびインターフェース204、およびトランシーバ論理210を含んでおり、これらは全て内部データバス212に接続される。サーバ200はまた、活性化論理214、システム情報(SI)206、およびSI記録論理208を含んでおり、これらの全部もまたデータバス212に接続される。
【0023】
1以上の例において、処理論理またはモジュール202は、CPU、プロセッサ、ゲートアレイ、ハードウエア論理、メモリー素子、バーチャルマシン、ソフトウエア、および/またはハードウエアおよびソフトウエアの何れかの組合せを含んでよい。従って、処理論理202は一般に、機械読み取り可能な命令を実行し、また内部データバス212を介して、サーバ200の1以上の他の機能素子を制御するための論理を含んでいる。
【0024】
資源およびインターフェースモジュール204は、サーバ200が内部および外部システムと通信するのを可能にするハードウエア、ソフトウエア、またはそれらの組合せによって装備されてよい。例えば、内部システムは、マス保存システム、メモリー、ディスプレイドライバ、モデム、または他の内部装置資源を含んでよい。外部システムは、例として、ユーザインターフェース装置、プリンタ、ディスクドライバ、または他のローカル装置もしくはシステムを含んでよい。
【0025】
トランシーバ論理もしくはモジュール210は、サーバ200が、通信チャンネル216を使用して、遠隔装置もしくはシステムとの間でデータおよび/または他の情報を送受信することを可能にするように動作するハードウエア論理および/またはソフトウエアを含んでよい。例えば、一例において、通信チャンネル216は、サーバ200がデータネットワークと通信することを可能にする何れか適切なタイプの通信リンクからなってよい。なお、図1のシステムに関して、通信チャンネル216は、サーバ(例えばサーバ102)と装置(例えば装置104)の間でプライマリーフローの配信を行うために利用されてよいことに留意すべきである。
【0026】
活性化論理もしくはモジュール214は、CPU、プロセッサ、ゲートアレイ、ハードウエア論理、メモリー素子、バーチャルマシン、ソフトウエア、および/または、ハードウエアとソフトウエア何れかの組合せを含んでよい。該活性化論理214は、コンテンツサーバ(CS)を活性化させて、CSが、例えばシステム情報モジュール206において記載したコンテンツおよび/またはサービスを選択および受信することを可能にするように動作する。
【0027】
図3は、図1および図2のコンテンツサーバによって利用され得る方法300を図示している。方法300は、開始ブロック302で始まり、ブロック304へと進む。ブロック304において、コンテンツサーバは、例えばシステム情報における変化を通信するように構成された第一の情報組もしくはデータを含むプライマリーメッセージを送信する。特に、プライマリーメッセージは、単純に、数字のようなシステム状態バージョンを通信してよく、次いで該バージョン数は受信装置により利用され、システムに対する変化が生じたかどうかを決定するために以前のシステム状態バージョン数と比較される。
【0028】
ブロック304においてプライマリーメッセージが送信された後に、フローはブロック306へと進み、そこでは第二の情報組が送信される。この情報組は、前記第一の情報組またはデータが当該システム状態における変化を伝達するときに利用されるように構成される。先に図1において示したように、第二の情報組またはデータは、マルチキャストフロー(例えば図1における140)で連続的に送られてもよく、または図1におけるトランザクション122および124に示されるように更新要求に対する応答として送られてもよい。ブロック306のプロセスが完了した後に、フローは終了ブロック308に進む。なお、開始ブロックおよび終了ブロックはプロセス300の中に示されているが、サーバ102または200は、ブロック304において行われるプライマリーメッセージのマルチキャストトランザクションを連続的に実行する。マルチキャストメッセージ状況において、ブロック306の動作はまた、更に更新されたシステム情報を通信するために連続的に実行される。図1におけるトランザクション122および124に関連して述べたユニキャスト状況において、例えばブロック306の動作は、更新された情報を要求している1以上の装置に対して更なる関連のシステム情報を通信するために、第二のまたは更新された情報組またはデータを送ることを要求されたときにコンテンツサーバ(102または200)によって実行されるであろう。なお、図3のプロセス300は、図1に示したサーバ102または図2に示したサーバ200のようなコンテンツサーバによって実行されてよい。
【0029】
図4は、サーバ102または200のようなネットワークによって送られてよいプライマリーフローメッセージの例示的構成を示している。この例において、メッセージ400は、括弧402によって示される第一の二つの情報フィールドを含んでよく、これはプロトコルバージョン情報および最小プロトコルバージョンを特徴としている。該プロトコルバージョンは、特定のネットワークをサポートする特定のプロトコルバージョンを通信するために使用されてよい。開示された特定の例において、このプロトコルは、ネットワークおよび装置の間のインターフェースプロトコルを指称してよく、当該ネットワークがサポートする最も高いプロトコルバージョンを示すために使用することができる。最小プロトコルバージョン情報は、更に、ネットワークがサポートできるネットワークがサポートできる最小プロトコルバージョンを示すために使用されてよい。例示的実施形態において、第一の二つのフィールド402は装置へと通信され、また更なる情報が得られる前に当該装置によって処理される情報を含んでいる。即ち、装置プロトコルバージョンが、前記サーバにサポートされる前記プロトコルバージョンおよび前記最小プロトコルバージョンにより定義される範囲外にあれば、これは、当該装置プロトコルがコンテンツサーバによってサポートされるバージョンと互換的でないであろうことを通信するために使用できる。従って、装置は特定のネットワーク、例えば前記装置のプロトコルバージョンをサポートしないネットワークに対して適切に応答することができる。このような場合、例えば、当該装置は受信された情報を更に処理し、それによって処理資源を浪費する必要はなくなるであろう。
【0030】
第三のフィールド404は、システム情報における変化を通信するために使用されるプライマリーメッセージバージョンである。特に、フィールド404は、プライマリーメッセージ400のバージョン数のみからなることができ、これはシステム状態に変化が生じたかどうかを装置に伝達することができる。例えば、装置によるその後のモニタリングの際、例えば図1に示したモニタリング期間の際に、該装置は、次いでプライマリーメッセージバージョンフィールド404を使用して、当該プライマリーメッセージバージョンが前記装置先に保存されたものから変化したかどうかを決定することができる。バージョン数における変化が示されなければ、該装置は、電力資源を節約するために簡単に休止モードに戻ることができる。他方、フィールド404に示されたプライマリーメッセージバージョンが増分もしくは変化されていれば、バージョン数におけるこの変化は、プライマリーメッセージ内における1以上の後続のフィールドに変化が生じていることを、要約型もしくは短縮型のフォーマットで装置へと通信する。従って、装置(例えば装置104)は次いで、如何なる特定のシステム状態情報が変更されたかを決定するために更に進むべきかどうかを迅速に決定してよい。従って、この要約もしくは短縮型のフォーマットは、特にシステム変化が起きないときには、他のシステム情報の追加の処理が回避されるのでシステム資源および処理の倹約を提供する。なお、別の例では、フィールド404は単なる一例に過ぎず、必ずしも、プライマリーメッセージ400の中に含められる必要はなくてよい。
【0031】
括弧402およびフィールド404によって示される最初の三つのフィールドは、サーバまたはネットワークが該装置をサポートするかどうか、また、該装置がサポートされないか、またはシステム状態が変化していないときに、更なる処理資源もしくは電力資源を必要とすることなくシステム状態情報が変化したかどうかを決定するために、該装置によって処理されてよい。次いで、図4に示した追加のフィールド406〜426は、システム状態変化が生じたときに処理されてよい。この更なる追加のデータまたは情報は、特定の特徴について実際のシステム情報更新を得るための更なる処理をトリガーするように、該装置によって利用されてよいディレクトリーのタイプとして特徴付けられてよい。
【0032】
特に、プライマリーメッセージ400に含まれるこの更なる情報は、最初に、通知バージョン406を含んでいる。該通知情報フィールド406のバージョンが以前に装置に保存されたものから変化していれば、該装置は次いで、この更新された通知情報を受信するための通知フローを取得するようにトリガーされることができる。そうでなければ、該装置は単に、何れかの通知情報の更なる処理を無視または停止できるに過ぎない。図4の例において、フィールド408に示した通知の数はまた、利用可能な通知メッセージの数を通信するために含められてよい。通知の数の指標を提供することによって、プライマリーメッセージを受信している装置は、例えばコンテンツサーバからこれらのメッセージを得るために、如何に多くの通知が送信されているかに関する更なる情報を得る。
【0033】
もう一つのフィールドは、プログラム案内情報記録410であり、これは特別なネットワークの種々のサービスのプログラムに関する特定の情報を含んでいる。一例として、特定のネットワークプログラム案内は、当該特定のネットワークにより提供される種々のサービスのプログラムについての表題情報を含むことができる。該プログラム案内は、前記状態を示すために、それに関連した特定のバージョンを有するであろう。従って、装置が、プログラム案内の現在のバージョン数を以前に保存されたプログラムバージョン数と比較して変化が生じているかどうかを決定し、また該決定された変化に基づいて装置が更なるプログラム案内情報を入手することを必要とするかどうかを決定できるように、プライマリーメッセージ400は現在のプログラム案内情報のバージョンを含んでよい。
【0034】
案内情報フィールド410には含められたフィールドフラッグ412が関連しており、該フラッグは、プライマリーメッセージ400内の追加のフィールド(例えばフィールド414〜426)の存在を示すために使用される。従って、該フラッグが設定されなければ、プライマリーメッセージを受信している装置は、更なる情報がプライマリーメッセージ400の中に含まれるかどうか、または該装置が電力資源を節約するために休止に戻ることができるかどうかを容易に決定することができる。従って、フィールド412におけるフラッグは、一例においては、プライマリーメッセージにおける必須または不可欠のフィールドと、システム状態変化の側面に関する不可欠度の低い追加情報のために使用される更なる条件的フィールドとの間の線引きとして働く可能性がある。
【0035】
これらフィールドの第一は、マーケット場所情報記録フィールド414を含んでいる。このフィールドは、購読および関連の費用、請求モード等のために利用可能な媒体パッケージに関する情報を意味する。上記で述べた他のフィールドと同様に、フィールド414は、マーケット場所情報の特定の状態を示すために、その中に関連のバージョン数を有してよい。従って、次いでマーケット場所情報は、変化が生じたかどうかを決定し且つそれに従って動作するために、保存されたバージョン数を備えたバージョンを有するように装置によって使用されてよい。
【0036】
プライマリーメッセージ400に含められてよいもう一つのフィールドは、サービス定義416である。一例として、このような情報はリアルタイムもしくは非リアルタイム、レーティング、ジャンル、サービスが利用可能な地形学的エリア等のようなサービスのタイプを含んでよい。ここでも、このフィールドは、バージョンが更新されるときの前記状態または状態の変化を示すバージョンからなっている。
【0037】
更なるフィールドは、ユニキャスト認証レベル418およびマルチキャスト認証レベル420を含んでよく、これらはユニキャストメッセージおよびマルチキャストメッセージの何れが、それぞれサインされ且つ確認されるかを表すために使用される。プライマリーメッセージ400はまた、サービスキーエポックのためのフィールド422を含んでよい。該サービスキーエポックは、一組のサービスキーが有効である期間を定義するために使用される。この期間の間、媒体は前記エポックについて有効なサービスキーを使用して符号化されるであろう。このサービスキーエポックは、装置がネットワークによりサポートされる現在のキーエポックのための有効なキーを有するかどうかを示す。そうでなければ、次いで、装置はコンテンツサーバから直近のキーを取り込むように信号を供給され、或いは、該装置は電池電力を節約するために休止に戻ることができる。
【0038】
アプリケーション最新版トークンを通信する、更にもう一つのフィールド422が含められてもよい。特に、保存された値を装置内の現在のトークン値と比較することにより決定したときに、トークンが更新されたならば、これは、潜在的なアプリケーション最新版が装置のために必要とされることを該装置に伝達する。最終的に、プライマリーメッセージ400は、装置内の構成ファイルの更新をサポートするために使用されるもう一つのフィールド426を含んでいてよい。この場合、フィールド426内のバージョン数は、当該装置のための何れの構成ファイルが更新されたかを示すために使用することができる。もしそうならば、次いで、該装置は貴方が最後に得た構成ファイルの適切なフローを取得するようにトリガーされる。なお、図4に示されたプライマリーメッセージ400は単なる例示であり、プライマリーメッセージ内で通信されるべき望ましい情報に応じて、より多くのフィールドまたはより少ないフィールドが利用されてよいことに留意すべきである。
【0039】
図5は、通信ネットワークにおいてコンテンツを供与するために利用されてよいもう一つの装置を示している。特に、該装置はコンテンツサーバ500からなっていてよく、該サーバは、システム状態における変化を通信するように構成された第一の情報組を含むプライマリーメッセージを送信するためのモジュール502を含んでいる。なお、モジュール502は、トランシーバ論理210およびプロセッシング202のような、図2に示した1以上のモジュールによって実施されてもよい。モジュール502は、通信カップリング504上でプライマリーメッセージを送信して、ネットワーク内の1以上の受信している装置へとプライマリーメッセージを通信する。加えて、モジュール502は、第一の情報組がシステム状態における変化を伝達するときに利用されるように構成された第二の情報組を送信するためのモジュール508との通信である。モジュール502は、通信カップリング506を介してモジュール508に通信的に結合される。
【0040】
更に、第一の情報組は、図4に示したもののように何れかの数の情報フィールドからなっていてよいこと、また第二の情報組は、システム状態における1以上の変化が通信されるときに装置によって取得されるべき更なる現実の更新情報からなることができることが注目される。また、モジュール508は、通信リンク510を介して、1以上の受信装置へと第二の情報を出力することも注目される。更に、モジュール502および508は、それぞれ第一および第二の情報組を連続的に且つ反復して通信することが注目される。加えて、モジュール508はまた、ネットワークにおける1以上のユーザ装置から、通信リンク514を介して更新要求を受信するために、モジュール512を用いて通信するように構成されてよい。従って、プライマリーメッセージに応答して更新要求が受信されるときには、モジュール512は通信リンク516を介して斯かる要求をモジュール508へと通信し、その後に、通信リンク510を介して第二の情報組をユーザ装置へと送信する。
【0041】
図6は、コンテンツ配信システムにおいて使用するのに適した装置600の一例を示している。例えば、装置600は図1に示した装置104であってよい。装置600は、処理論理602、資源およびインターフェース604、およびトランシーバ論理606を含んでおり、全てがデータバス608に接続されている。装置600はまた、クライアント610、プログラム論理614およびSI論理612を含んでおり、これらもまたデータバス608に接続されている。
【0042】
1以上の例において、処理論理602はCPU、プロセッサ、ゲートアレイ、ハードウエア論理、メモリー素子、仮想マシン、ソフトウエア、および/またはハードウエアとソフトウエアの何等かの組合せによって実現されてよい。従って、処理論理602は、一般には、機械読み取り可能な命令を実行し、内部データバス608を介して装置600の1以上の他の機能素子を制御するように構成された論理を含んでなるものである。
【0043】
資源およびインターフェース604は、装置600が内部および外部システムと通信することを可能にするハードウエアおよび/またはソフトウエアを含んでなるものである。例えば、内部システムには、大規模保存システム、メモリー、ディスプレー装置、モデム、または他の内部装置資源が含まれてよい。外部システムには、ユーザインターフェース装置、プリンタ、ディスクドライブ、または他のローカル装置もしくはシステムが含まれている。
【0044】
トランシーバ論理606は、装置600が、図1および図2に示したコンテンツサーバ102もしくは200のような外部装置もしくはシステムと、通信チャンネル614を介してデータおよび/または他の情報を送信および受信することを可能にするように動作するハードウエアおよび/またはソフトウエアを含んでいる。通信チャンネル614は、ネットワーク通信リンク、無線通信リンク、または何れか他のタイプの通信リンクを含んでよい。
【0045】
動作に際し、装置600は、データネットワーク上でそれが利用可能なコンテンツもしくはサービスを受信し得るように駆動される。例えば、装置600は、駆動プロセスの際に、それ自身をコンテンツサーバに同定させればよい。駆動プロセスの一部として、装置600は、SI論理612によってSI記録を受信および保存する。SI論理612は、装置600が受信するために利用可能なコンテンツまたはサービスを同定する情報を含んでいる。クライアント610は、資源およびインターフェースを使用して、SI論理612の中の情報を装置600に与えるように動作する。例えば、クライアント610は、装置600の一部であるディスプレー画面(図示せず)上に、SI論理612の中の情報を表示してよい。クライアント610はまた、装置のユーザがコンテンツまたはサービスを選択し得るように、資源およびインターフェースを通してユーザ入力を受信する。
【0046】
図7は、図1における装置104または図6における装置600のような装置において、システム状態情報を得るための方法を示している。方法700は、開始ブロック702で始まり、ブロック704へと進む。ブロック704において、方法700は、システム状態情報を示す第一のデータを含むように構成されたプライマリーメッセージをモニターすることを含んでいる。第一のデータの一例として、これは図4に示したフィールドの何れかを含んでいてよい。ブロック704においてプライマリーメッセージがモニターされた後、フローはブロック706へと進み、ここではプライマリーメッセージにおける前記第一のデータに基づいて、システム状態情報における変化が決定される。次いで、フローはブロック708へと進み、ここでは、前記第一のデータがシステム状態情報の変化を示すときに更なるシステム状態情報が取得される。次いで、フローはブロック708へと進む。なお、プロセス700は、例えばサーバ102のようなコンテンツサーバから配信されたプライマリーメッセージをモニターするために、連続的に反復される。加えて、ブロック706において、システム状態変化が決定されなければ、当該装置はブロック708に示されたように更なるシステム状態情報を入手せず、単純に更なる情報を無視して、休止モードもしくはモニターモードに戻るであろう。
【0047】
図8は、システム状態変化を得るために、コンテンツサーバと通信している装置内で行われ得るもう一つの方法またはプロセス800を示している。プロセス800に示されるように、装置がプライマリーメッセージの受信をモニターする次の周期的な起動周期802まで、装置は休止モードにある。フローはブロック84へと進み、ここではプライマリーメッセージを受信するように装置が起動する。次に、フローは決定ブロック806へと進み、ここで装置は新たなプライマリーメッセージバージョンが受信されたかどうかを決定する。受信された情報のタイプの一例として、図4は、フィールド404におけるプライマリーメッセージバージョンがバージョン数からなっていることを示している。次いでこのバージョン数は、当該装置内の以前に保存された値と比較することによって、プライマリーメッセージバージョンが変化されているかどうかを決定するために、決定ブロック806において決定するために使用されてよい。
【0048】
ブロック806の後に、フローは決定ブロック808へと進み、ここで装置は更に、プライマリーメッセージ内の情報によって新たな通知バージョンが通信されているかどうかを決定する。もし、ブロック806において新たなプライマリーメッセージバージョンが検出されなければ、フローはブロック802へと進み、ここで装置は次の周期的起動周期まで休止モードに戻る。或いは、ブロック806において新たなプライマリーメッセージバージョンが決定されれば、フローはブロック808へと進み、新たな通知バージョンが示されているかどうかを決定する。通知バージョンを決定するために送られる情報の例は、図4のフィールド406に図示されている。ブロック808において新たな通知バージョンが装置により決定されれば、フローはブロック810へと進み、そこでは通知更新手順がトリガーされて、実際の通知情報に特異的な更なる又は第二のデータが修正される。或いは、ブロック808で決定されるときに新たな通知バージョンが送信されていなければ、フローはブロック812へと進む。ブロック810の後、フローはまた決定ブロック812へと進む。
【0049】
ブロック812において、当該装置は次に、新たな市場もしくはサービス定義情報が示されるかどうかを決定してよい。この情報の一例が、フィールド414および416において、図4の中で先に図示された。新たな市場もしくはサービス情報がブロック812において指示されれば、フローはブロック814へと進み、そこでは市場もしくはサービスデータを得るための更新された手順がトリガーされる。ブロック814のプロセスがトリガーされた後に、フローは決定ブロック816へと進む。或いは、ブロック812において、新たな市場もしくはサービス情報が決定されなければ、フローは直接に決定ブロック816へと進む。
【0050】
決定ブロック816では、先に述べたように新たなサービスキーエポックが決定され、この情報がまた、図4に示したフィールド422のようなプライマリーメッセージの中に含められてよい。もし、新たなサービスキーエポックが送信されていれば、フローはブロック818へと進み、そこではサービスキー更新がトリガーされて、フローは決定ブロック820へと進む。もし、ブロック816で決定されたときに、プライマリーメッセージの中に新たなサービスキーエポックが送られていなければ、フローは直接にブロック820へと進む。
【0051】
決定ブロック820において、装置は、新たな当面のプログラム案内情報がプライマリーメッセージの中に示されているかどうかを決定する。そうであれば、フローはブロック822へと進み、そこでは当面のプログラム案内更新手順がトリガーされる。そうでなければ、フローは単純にブロック820からブロック824へと進む。824において、装置は更に、新たな将来のプログラム案内ブロックがプライマリーメッセージの中に示されているかどうかを決定する。そうであれば、フローはブロック826へと進み、そこでは将来のプログラム案内更新手順がトリガーされ、次いでフローはブロック828へと進む。或いは、将来の案内ブロックが示されなければ、フローはブロック824から直接ブロック828へと進む。
【0052】
決定ブロック828において、装置は、新たなアプリケーション拡張性、例えばアプリケーション拡張トークンがプライマリーメッセージ内に示されているかどうかを決定してよい。もし新たなアプリケーション拡張性が利用可能であれば、フローはブロック830へと進み、そこではクライアントアプリケーション拡張手順がトリガーされ、次いで、フローは決定ブロック832へと進む。ブロック828で決定されたときに新たなアプリケーション拡張性が提供されていなければ、フローは直接にブロック832へと進む。アプリケーション拡張トークンを示すプライマリーメッセージ内のフィールドの一例が、図4のフィールド424において先に示されている。
【0053】
最後に、決定ブロック832において、装置は新たな構成フロー情報が送信されているかどうかを決定してよい。ブロック832で決定されたときに新たな構成フロー情報が生じていれば、フローはブロック834へと進み、そこではエンドユーザライセンス同意(EULA)更新手順がトリガーされて、ユーザが知的財産権に係るファイルのような装置構成ファイルの最新バージョンを得ることを可能にする。次いで、フローはブロック802に戻り、そこで装置は次の周期的起動周期まで休止モードに入る。加えて、図示のように、ブロック832において新たな構成フロー情報が指示されなければ、フローはブロック832から直接にブロック802へと戻る。
【0054】
図8に示された手順800は、図4のフィールド404における情報のようなプライマリーメッセージバージョンが、他のフィールド406〜426の1以上が変化した如何なるときにも変化され得ることが理解されるであろう。従って、フィールド406〜426の何れもが変化しておらず、それによってプライマリーメッセージバージョンに変化が生じていなければ、装置は休止に戻ってよい。従って、プライマリーメッセージバージョンフィールド404は、システム変化を示して、図8のステップ808〜834の処理によって示されたように更に処理するための、迅速または簡略な方法を提供する。加えて、プライマリーメッセージバージョンフィールドの後に生じるプライマリーメッセージ内の後続フィールドは、コンテンツサーバから更なるデータを取得するために使用される更新手順を実行するための更なる動作をトリガーするために使用できることが理解されるべきである。従って、プライマリーメッセージ内の情報は、コンテンツサーバから更なる第二のデータの取得を必要とする種々のシステム状態変化のディレクトリーとして働くものとして特徴付けることができる。
【0055】
図9は、コンテンツサーバから装置内のプライマリーメッセージを受信する装置のもう一つの例を示している。図9に示すように、装置900は、システム状態情報を示す第一のデータを含むように構成されたプライマリーメッセージをモニターするための、モジュール902を含んでいる。例えば、このモジュール902は、図6の装置600に示されるモジュールの1以上、例えばトランシーバ論理606、および処理論理602によって達成されてよい。装置900は更に、システム状態情報を示すプライマリーメッセージ内の第一のデータに基づいて、システム情報における変化を決定するためのモジュール904を含んでいる。モジュール904は、装置600の1以上のモジュール、例えば処理論理602によって実現されてよい。モジュール904は、第一のデータがシステム状態情報における変化を示すときに、更なる状態情報を取得するためのモジュール906と通信する。このモジュール906は、図6に示した幾つかのモジュール、例えばトランシーバ論理606、処理論理602、並びに装置資源およびインターフェースモジュール604によって実現されてよい。
【0056】
なお、装置900は、装置、例えば装置600において実現されてよく、またハードウエア、ソフトウエア、ファームウエア又はそれらの何れかの組合せからなっていてよい。 開示されたプロセスにおけるステップの特定の順序またはヒエラルキーは、例示的アプローチの一例であることが理解される。設計の選択に基づいて、当該プロセスにおけるステップの特定の順序またはヒエラルキーは、本開示の範囲を逸脱することなく再編成され得ることが理解される。添付の方法の請求項は、種々のステップの要素をサンプル順序で提示するが、この提示された特定の順序またはヒエラルキーに限定されることを意味しない。
【0057】
当業者は、情報および信号が、種々の異なる技術および技能の何れかを使用して表されてよいことを理解するであろう。例えば、上記の説明の全体を通して言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは粒子、光場もしくは粒子、またはそれらの何れかの組合せによって表されてよい。
【0058】
当業者は更に、ここに開示された実施形態に関して説明された種々の例示的論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子的ハードウエア、コンピュータソフトウエア、または両者の組合せとして実施されてよいことを理解するであろう。
【0059】
ハードウエアおよびソフトウエアのこの互換性を明瞭に示すために、種々の例示的コンポーネント、ブロック、モジュール、回路およびステップは、上記においてはそれらの機能に関して一般的に説明されている。このような機能がハードウエアまたはソフトウエアとして実施されるかどうかは、全体のシステムに課される特定のアプリケーション拘束および設計拘束に依存する。当業者は、説明された機能を各特定のアプリケーションについて種々の方法で実施してよいが、斯かる実施決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものとして解釈されるべきではない。
【0060】
ここに開示された実施形態に関連して説明された種々の例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、ここで述べた機能を実行するように設計された汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、アプリケーション特異的集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理装置、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理、ディスクリートハードウエアコンポーネント、またはそれらの何れかの組合せを用いて実現または実行されてよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよく、或いは、該プロセッサは従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態マシンであってよい。プロセッサはまた、コンピュータ処理装置の組合せ、例えば、DSPおよびマイクロプロセッサの組合せ、複数の位待行黒プロセッサの組み合わせ、DSPコアと組合された1以上のマイクロプロセッサ、または何れか他のこのような構成として実施されてよい。
【0061】
ここに開示された実施形態に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウエアにおいて直接に、プロセッサによって実行されるソフトウエアモジュールにおいて、またはこれら二つの組合せにおいて実現されてよい。ソフトウエアモジュールは、RAMメモリー、フラッシュメモリー、ROMメモリー、EPROMメモリー、EEPROMメモリー、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能なディスク、CD−ROM、または当該技術において知られた他の何れかの形態の保存媒体中に存在してよい。例示的保存媒体(図示せず)は、プロセッサが該保存媒体から情報を読取り、且つ該媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合されてよい。或いは、保存媒体はプロセッサと一体であってもよい。プロセッサおよび保存媒体は、ASICの中に存在してもよい。該ASICはユーザ端末の中に存在してよい。或いは、プロセッサおよび保存媒体は、ユーザ端末の中のディスクリートコンポーネントとして存在してよい。
【0062】
上記で説明した例は単なる例示であり、当業者は今や、ここに開示した発明概念から逸脱することなく、上記の例の多くの使用および上記例からの離脱を行うことができる。これらの例に対する種々の変形は当業者に容易に明らかであり、ここに定義された一般原理は、ここに記載された新規な側面の精神および範囲を逸脱することなく、他の例、例えば、インスタントメッセージ伝達サービスまたは何れかの一般的無線データ通信アプリケーションにおいて適用されてよい。従って、本愛児の範囲はここに示された例に限定されるものではなく、ここに開示された原理および新規な特徴に一致した最も広い範囲が付与されるべきである。なお、「例示的」の語は、ここでは「例、事例または例示として働く」ことを意味するために専ら使用される。ここに「例示的」として記載した何れの例も、他の例に対して、必ずしも好ましくまたは有利なものとして解釈されるべきではない。従って、ここに記載した新規な側面は、後続の特許請求の範囲のみによって定義されるべきものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
システム状態情報を無線装置に伝達するための方法であって:
現在のシステム状態を無線装置へ通信するように構成された第一の情報を含むプライマリーメッセージを送信することと;
システム状態情報を更新するために無線装置によって使用可能な第二の情報組を送信すること
を含んでなる方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記プライマリーメッセージは、現在のシステム状態の通信を簡略化して前記無線装置へと運ぶように構成された要約メッセージとして構成される方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、前記第一の情報は、前記システム状態における各変化と共に変更されるプライマリーメッセージバージョン情報フィールドを含んでなる方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、前記第一の情報は、システム状態バージョンの要約と、位置情報を前記装置へ通信するように構成されたディレクトリー情報のうちの少なくとも一つを含んでなり、前記装置は、無線ネットワークにおいて更なるシステム状態更新情報を探し出してよい方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法であって:更に、
前記無線装置からの更新要求を受信することを含んでなり、前記第二の情報組は前記更新要求に応答して送信される方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法であって、前記プライマリーメッセージは反復して前記無線装置へ送られる方法。
【請求項7】
請求項1に記載の方法であって、前記第二の情報組は反復して前記無線装置へ送られる方法。
【請求項8】
請求項1に記載の方法であって、前記無線装置は、少なくとも一つの無線同報通信ネットワークまたはチャンネル上で前記一次情報を受信する方法。
【請求項9】
システム状態情報を伝達するための装置であって:
現在のシステム状態を無線装置に通信するように構成された第一の情報を含むプライマリーメッセージを送信するための手段と;
無線装置によってシステム状態情報を更新するために無線装置によって使用可能な第二の情報組を送信するための手段
を含んでなる装置。
【請求項10】
請求項9に記載の装置であって、前記プライマリーメッセージは、現在のシステム状態を無線装置へ運ぶように構成された要約メッセージとして構成される装置。
【請求項11】
請求項9に記載の方法であって、前記第一の情報は、前記システム状態における各変化と共に変更されるプライマリーメッセージバージョン情報フィールドを含んでなる装置。
【請求項12】
請求項9に記載の方法であって、前記第一の情報は、システム状態バージョンの要約と、位置情報を前記装置に通信するように構成されたディレクトリー情報のうちの少なくとも一つを含んでなり、前記装置は、無線ネットワークにおいて更なるシステム状態更新情報を探し出してよい装置。
【請求項13】
請求項9に記載の装置であって:更に、
前記無線装置からの更新要求を受信するための手段を含んでなり、前記第二の情報組を送信するための手段は、前記更新要求を受信する更新要求受信するための手段に応答して前記第二の情報組を送信する装置。
【請求項14】
請求項9に記載の方法であって、前記プライマリーメッセージを送信するための手段は、前記プライマリーメッセージを反復して前記無線装置へ送るように構成される装置。
【請求項15】
請求項9に記載の方法であって、前記第二の情報組を送信するための手段は、前記第二の情報組を反復して前記無線装置へ送るように構成される装置。
【請求項16】
コンピュータ読み取り可能な媒体を含むコンピュータプログラム製品であって、前記媒体は、
コンピュータに対して、現在のシステム状態を無線装置へと通信するように構成された第一の情報を含むプライマリーメッセージを送信させるためのコードと;
コンピュータに対して、システム状態情報を更新するために前記無線装置が使用可能な第二の情報組を送信させるためのコード
を含んでなるプログラム製品
【請求項17】
請求項16に記載のコンピュータプログラム製品であって、前記プライマリーメッセージは、現在のシステム状態の通信を簡略化して前記無線装置へと運ぶように構成された要約メッセージとして構成されるプログラム製品。
【請求項18】
請求項16に記載のコンピュータプログラム製品であって、前記第一の情報は、前記システム状態における各変化と共に変更されるプライマリーメッセージバージョン情報フィールドを含んでなるプログラム製品。
【請求項19】
請求項16に記載のコンピュータプログラム製品であって、前記第一の情報は、システム状態バージョンの要約と、位置情報を前記装置に通信するように構成されたディレクトリー情報のうちの少なくとも一つを含んでなり、前記装置は、無線ネットワークにおいて更なるシステム状態更新情報を探し出してよいプログラム製品。
【請求項20】
請求項16に記載のコンピュータプログラム製品であって:前記コンピュータ読取り可能な媒体が更に、
前記無線装置からの更新要求を前記コンピュータに受信させるためのコードを含んでなり、また前記更新要求に応答して前記第二の情報組が送られるプログラム製品。
【請求項21】
請求項16に記載のコンピュータプログラム製品であって、前記プライマリーメッセージは反復して前記無線装置へ送られるプログラム製品。
【請求項22】
請求項16に記載のコンピュータプログラム製品であって、前記第二の情報組は反復して送られるプログラム製品。
【請求項23】
システム状態情報を無線装置に伝達するためのサーバプロセッサであって:
該サーバプロセッサは、現在のシステム状態を無線装置に通信するように構成された第一の情報を含むプライマリーメッセージを送信するための、第一のモジュールと;
システム状態情報を更新するために無線装置が使用可能な第二の情報組を送信するための、第二のモジュール
を含んでなるサーバプロセッサ。
【請求項24】
請求項23に記載のサーバプロセッサであって、前記プライマリーメッセージは、現在のシステム状態の通信を簡略化して前記無線装置へと運ぶように構成された要約メッセージとして構成されるサーバプロセッサ。
【請求項25】
請求項23に記載のサーバプロセッサであって、前記第一の情報は、前記システム状態における各変化と共に変更されるプライマリーメッセージバージョン情報フィールドを含んでなるサーバプロセッサ。
【請求項26】
請求項23に記載のサーバプロセッサであって、前記第一の情報は、システム状態バージョンの要約と、位置情報を前記装置に通信するように構成されたディレクトリー情報のうちの少なくとも一つを含んでなり、前記装置は、無線ネットワークにおいて更なるシステム状態更新情報を探し出してよいサーバプロセッサ。
【請求項27】
請求項23に記載のサーバプロセッサであって:更に、
前記無線装置からの更新要求を受信することを含んでなり、前記第二の情報組は前記更新要求に応答して送信されるサーバプロセッサ。
【請求項28】
請求項23に記載のサーバプロセッサであって、前記第一のモジュールは、前記プライマリーメッセージを反復して前記無線装置に送るように構成されるサーバプロセッサ。
【請求項29】
請求項23に記載のサーバプロセッサであって、前記第二のモジュールは、前記第二の情報組を反復して前記無線装置へ送るように構成されるサーバプロセッサ。
【請求項30】
無線装置においてシステム状態情報を得るための方法であって:
システム状態情報を示す第一のデータを含むプライマリーメッセージをモニターすることと、
システム状態情報を示す前記プライマリーメッセージ中の第一のデータに基づいて、システム状態情報における変化を決定すること
を含んでなる方法。
【請求項31】
請求項30に記載の方法であって:更に、
前記第一のデータにおける変化が決定されるときに、第二のデータを取得することを含んでなる方法。
【請求項32】
請求項31に記載の方法であって、前記第二のデータを取得することは、システム状態情報における変化が決定されたときに更新されたシステム状態情報についての要求を送信することと、該要求に応答して受信された第二のデータを取得することを含んでなる方法。
【請求項33】
請求項31に記載の方法であって、前記第二のデータを取得することは、システム情報における変化が決定されるときに、システム更新情報を備えた第二のデータを受信することを含んでなる方法。
【請求項34】
請求項30に記載の方法であって、前記第一のデータは、現在のシステム状態バージョン数を含んでなる方法。
【請求項35】
請求項30に記載の方法であって、前記システム状態情報を示すプライマリーメッセージ中の第一のデータに基づいてシステム状態情報における変化を決定することは、以前に保存されたシステム状態バージョン数を現在のシステム状態バージョン数と比較して、システム状態情報における変化を決定することを含んでなる方法。
【請求項36】
請求項31に記載の方法であって:更に、
前記第一のデータは、位置情報を前記無線装置へ通信するように構成されたディレクトリー情報を含むことと;
前記ディレクトリー情報に基づいて前記第二のデータについての要求を送信することを含んでなる方法。
【請求項37】
請求項30に記載の方法であって、前記プライマリーメッセージは、前記システム情報を決定するための前記無線装置による処理の量を低減するように構成された、要約情報として構成される方法。
【請求項38】
システム状態情報を得るための装置であって:
システム状態情報を示す第一のデータを含めるように構成されたプライマリーメッセージをモニターするための手段と;
システム状態情報を示す前記プライマリーメッセージにおける第一のデータに基づいて、システム状態情報における変更を決定するための手段を含んでなる装置。
【請求項39】
請求項38に記載の装置であって:更に、
前記第一のデータにおける変化が決定されるときに、第二のデータを取得するための手段を含んでなる装置。
【請求項40】
請求項39に記載の装置であって、前記第二のデータを取得するための手段は、システム状態情報における変化が決定されたときに、更新されたシステム状態情報についての要求を送信するための手段と、該要求に応答して受信された第二のデータを取得するための手段を含んでなる装置。
【請求項41】
請求項39に記載の装置であって、前記現在のシステム状態情報を取得するための手段は、システム情報における変化が決定されるときに、システム更新情報を備えた第二のデータを受信するための手段を含んでなる装置。
【請求項42】
請求項41に記載の装置であって、前記第一のデータは、現在のシステム状態バージョン数を含んでなる装置。
【請求項43】
請求項38に記載の装置であって、前記システム状態情報を示すプライマリーメッセージ中の第一のデータに基づいてシステム状態情報における変化を決定するための手段は、システム状態情報における変化を決定するために、以前に保存されたシステム状態バージョン数を現在のシステム状態バージョン数と比較するための手段を含んでなる装置。
【請求項44】
請求項38に記載の装置であって:更に、
位置情報を前記無線装置へ通信するように構成されたディレクトリー情報を含む第一のデータと;
前記ディレクトリー情報に基づいて前記第二のデータについての要求を送信するための手段
を含んでなる装置。
【請求項45】
請求項38に記載の装置であって、前記プライマリーメッセージは、前記システム状態情報を決定するための前記無線装置による処理量を低減するように構成された、要約メッセージとして構成される装置。
【請求項46】
コンピュータ読み取り可能な媒体を含むコンピュータプログラム製品であって:前記媒体は、
システム状態情報を示す第一のデータを含めるように構成されたプライマリーメッセージを、コンピュータにモニターさせるためのコードと;
システム状態情報を示すプライマリーメッセージ中の第一のデータに基づいて、前記コンピュータにシステム状態情報における変更を決定させるためのコード
を含んでなるプログラム製品。
【請求項47】
請求項46に記載のコンピュータプログラム製品であって:前記コンピュータ読み取り可能な媒体は更に、
前記第一のデータにおける変化が決定されるときに、コンピュータに、システム状態更新情報を含む第二のデータを取得させるための手段を含んでなるプログラム製品。
【請求項48】
請求項47に記載のコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータに第二のデータを取得させるためのコードは、システム状態情報における変化が決定されたときに、コンピュータに、更新されたシステム状態情報についての要求を送信させ、また該要求に応答して受信された第二のデータを取得させるためのコードを含んでなるプログラム製品。
【請求項49】
請求項47に記載のコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータに現在のシステム状態情報を取得させるためのコードは、システム情報における変化が決定されるときに、システム更新情報を備えた第二のデータを前記コンピュータに受信させるためのコードを含んでなるプログラム製品。
【請求項50】
請求項46に記載のコンピュータプログラム製品であって、前記第一のデータは、現在のシステム状態バージョン数を含んでなるプログラム製品。
【請求項51】
請求項46に記載のコンピュータプログラム製品であって、前記システム状態情報を示すプライマリーメッセージ中の第一のデータに基づいて、前記コンピュータに前期システム状態情報における変化を決定させるためのコードは、システム状態情報における変化を決定するために、コンピュータに対して、以前に保存されたシステム状態バージョン数を現在のシステム状態バージョン数と比較させるためのコードを含んでなるプログラム製品。
【請求項52】
請求項46に記載のコンピュータプログラム製品であって、前記第一のデータは、位置情報を前記無線装置へ通信するように構成されたディレクトリー情報を含んでなり、また前記コンピュータ読み取り可能な媒体は更に、前記ディレクトリー情報に基づいて前記第二のデータについての要求を送信するためのコードを含んでなるプログラム製品。
【請求項53】
請求項46に記載のコンピュータプログラム製品であって、前記プライマリーメッセージは、前記システム情報を決定するための前記無線装置による処理の量を低減するように構成された、要約情報として構成されるプログラム製品。
【請求項54】
システム状態情報を受信するための無線装置であって:
システム状態情報を示す第一のデータを含むように構成されたプライマリーメッセージをモニターするための第一のモジュールと;
システム状態情報を示す前記プライマリーメッセージ中の第一のデータに基づいて、システム状態情報における変更を決定するための第二のモジュール
を含んでなる無線装置。
【請求項55】
請求項54に記載の装置であって:更に、
前記第一のデータにおける変化が決定されるときに、第二のデータを取得するための第三のモジュールを含んでなる装置。
【請求項56】
請求項55に記載の装置であって、前記第二のデータを取得するためのモジュールは、システム状態情報における変化が決定されるときに、更新されたシステム状態情報についての要求を送信し、また該要求に応答して受信された第二のデータを取得するように構成される装置。
【請求項57】
請求項55に記載の装置であって、前記第二のデータを取得するためのモジュールは、システム情報における変化が検出されるときに、システム更新情報を含む第二のデータを受信するように構成される装置。
【請求項58】
請求項54に記載の装置であって、前記第一のデータは、現在のシステム状態バージョン数を含んでなる装置。
【請求項59】
請求項54に記載の装置であって、前記プライマリーメッセージ中の第一のデータに基づいてシステム状態情報における変化を決定するための第二のモジュールは、システム状態情報における変化を決定するために、以前に保存されたシステム状態バージョン数を現在のシステム状態バージョン数と比較するように構成される装置。
【請求項60】
請求項55に記載の装置であって:更に、
位置情報を前記無線装置へ通信するように構成されたディレクトリー情報を含む第一のデータと;
前記ディレクトリー情報に基づいて前記第二のデータについての要求を送信するための第四のモジュール
を含んでなる装置。
【請求項61】
請求項54に記載の装置であって、前記プライマリーメッセージは、前記システム状態情報を決定するための前記無線装置による処理量を低減するように構成された、要約メッセージとして構成される装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−213181(P2012−213181A)
【公開日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−118568(P2012−118568)
【出願日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【分割の表示】特願2009−536393(P2009−536393)の分割
【原出願日】平成19年10月31日(2007.10.31)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】