説明

遊技機前面枠の開放検出スイッチユニット

【課題】遊技台前面枠の開放を信頼性高く検出でき、且つ遊技台の型番の違いに関わらず簡単な構成で装着できる遊技機前面枠の開放検出スイッチユニットを提供すること。
【解決手段】遊技機枠体に対して開閉可能に設けられた前面枠4の開放を検出する遊技機前面枠の開放検出スイッチユニット1であって、遊技機枠体における第1部材6に固定するための固定部材7と、固定部材7に取り付けられアクチュエータ82の押圧操作に応じてオンオフの切替え動作を行う端子対Aを複数備えたスイッチ装置8と、一端が固定部材7に取り付けられ前面枠4の背面に設けられた第2部材5との当接によりアクチュエータ82を押圧するように付勢される長尺の弾性部材9とを有する構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機等の遊技機の前面枠が開放されたことを検出するための遊技機前面枠の開放検出スイッチユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、パチンコ店等の遊技場において、遊技機の前面枠を開けて内部機器を改造または操作し、不当な利益を得る不正行為が多発している。例えばパチンコ機への裏ROM取付けである。パチンコ機においては、遊技板や操作ハンドルの設けられた前面枠がパチンコ機木枠に対して開閉可能に取り付けられており、通常は鍵が掛けられている。裏ROM取付けとは、この鍵を巧みにこじ開けるとともに前面枠を開けて、中の正規なROMを不正なROMにすり替え、出球率を良くして多数のパチンコ玉を搾取するという手口である。このような不正行為を防止するために、例えば特開平10−272234号公報に示されるようなパチンコ機開放検出装置が提案されている。
【0003】
図7は上記公報による従来のパチンコ機開放検出装置50を示す側面一部断面図である。図7において、取付けの対象となるパチンコ機は、パチンコ機木枠に対して開閉可能な前面枠51、前面枠51の背面上部に取り付けられた賞品球タンク52、及びパチンコ機木枠の上部に形成された島木台53を備える。なお、図7(A)は前面枠51を閉めた状態を示し、図7(B)は前面枠51を開けた状態を示す。
【0004】
パチンコ機開放検出装置50は、島木台53に取り付けられたカバ−体54、アクチュエータ55Aの押圧操作に応じてオンオフの切替動作を行う開放検出スイッチ55、J1軸まわりの回動によりアクチュエータ55Aに当接する作動腕56、J2軸まわりに回動可能に設けられた賞品球捕球筒57、及び作動腕56と賞品球捕球筒57とを連動させる連動機構58などを備えている。
【0005】
図7において、パチンコ機の前面枠51を開けると、賞品球タンク52はX2方向に移動する。そして、賞品球捕球筒57は賞品球タンク52の内壁に当接し、J2軸まわりを反時計方向に回動する。このとき、連動機構58の作用により、作動腕56はJ1軸まわりを反時計方向に回動する。その結果、作動腕56はアクチュエータ55Aから離れ開放検出スイッチ55はオンオフの切替動作を行う。
【0006】
この開放検出スイッチ55はリード線を介してインターフェイスカードに接続され、インターフェイスカードから転送されるオンオフ信号に基づいて、監視カメラ等の防犯装置の動作制御が行われる。このように、前面枠51を開けたときは、直ちに開放検出スイッチ55が作動し、これに接続された防犯装置が作動するので、店の損害発生を防止することができる。
【0007】
【特許文献1】特開平10−272234号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記したパチンコ機開放検出装置50における開放検出スイッチ55は、オンオフの切替え動作を行う端子対を一つだけしか備えていなく、この端子対からのオンオフ信号だけがリード線を介してインターフェイスカードに取り込まれている。したがって、このリード線が断線したり、開放検出スイッチ55の接点に接触不良が生じたりした場合には、そのパチンコ機の前面枠51の開放に対する警報機能は全く無くなってしまい信頼性が乏しいという問題があった。
【0009】
また、連動機構58は、作動腕56と賞品球捕球筒57とを連動させるために、図示はしていないが、カム、ピン、軸など多くの部品を必要とする。更に、作動腕56については、賞品球補給筒57に応じた形状に加工する必要があり、異なる型番のパチンコ機には使用できず融通性に乏しいという問題があった。
【0010】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、遊技機前面枠の開放を信頼性高く検出でき、且つ遊技機の型番の違いに関わらず簡単な構成で装着できる遊技機前面枠の開放検出スイッチユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上述の課題を解決するために、請求項1の発明は、遊技機枠体3に対して開閉可能に設けられた前面枠4の開放を検出する遊技機前面枠の開放検出スイッチユニット1であって、前記遊技機枠体3における第1部材6に固定するための固定部材7と、前記固定部材7に取り付けられアクチュエータ82の押圧操作に応じてオンオフの切替え動作を行う端子対Aを複数備えたスイッチ装置8と、一端が前記固定部材7に取り付けられ前記前面枠4の背面に設けられた第2部材5との当接により前記アクチュエータ82を押圧するように付勢される長尺の弾性部材9とを有する。
【0012】
請求項1の発明によると、図4(A)に示すように、前面枠4を閉めた状態では、第2部材5は弾性部材9をX1方向に付勢する。付勢された弾性部材9はアクチュエータ82に当接してこれをX1方向に押圧する。その結果、アクチュエータ82の押圧操作により、スイッチ装置8は図3(A)のようにオンとなる。図4(B)に示すように、前面枠4を開けると、第2部材5はX2方向に移動し第2部材5による上記付勢は無くなる。これによりアクチュエータ82は上記押圧操作を解放し、スイッチ装置8は図3(B)のようにオフとなる。なお、付勢を全く無くすのでなく弱めることで上記作用を達成してもよい。このように、前面枠4を開けたときと閉じたときとでスイッチ装置8のオンオフが切り替わるので、このオンオフ信号を取り込むことにより、前面枠4の開放の検出ができる。
【0013】
開放検出スイッチユニット1は、前面枠4の開閉に応じてオンオフの切替え動作を行う端子対Aを複数備えているため、いずれかのリード線24が断線したり、スイッチ装置8のいずれかの接点に接触不良が生じたりした場合であっても、残りの端子対は有効な状態であり、これに接続された全ての防犯装置23が機能を停止する可能性は極めて低く信頼性に優れる。
【0014】
また、開放検出スイッチユニット1は、固定部材7、スイッチ装置8、及び長尺の弾性部材9を主要構成品としており、少ない部品点数で前面枠4の開放の検出ができる。更に弾性部材9は長尺とされており、第1部材6や第2部材5の位置や型式が異なる他の型番の遊技機であっても、特別な加工を要することなく、開放検出スイッチユニット1の第1部材6への取付け位置を適宜ずらすことにより、支障なく機能させることができ融通性に優れる。
【0015】
請求項2の発明では、前記スイッチ装置8は、前記アクチュエータ82の押圧操作に応じてオンオフの切替え動作を行う端子対Aを一つのケース81に複数備えるマイクロスイッチである。
【0016】
請求項2の発明によると、オンオフの切替え動作を行う端子対Aを一つのケース81に複数備えるので、コンパクトな構成で信頼性高く開放検出を達成することができる。
【0017】
請求項3の発明では、図6によく示されるように、前記スイッチ装置は、前記アクチュエータ82Bの押圧操作に応じてオンオフの切替え動作を行う端子対を一つのケースに一つ備えるマイクロスイッチ8Bを、複数個並列に配設した並列スイッチ体8Sと、前記複数個のマイクロスイッチ8Bにおける各アクチュエータ82Bの長手方向に直行するように各アクチュエータ82Bに取り付けられたアーム部材9Sとを備えてなる。
【0018】
請求項3の発明によると、付勢された弾性部材9はアーム部材9Sに当接して各マイクロスイッチ8Bのアクチュエータ82Bを同時にX1方向に押圧する。その結果、各アクチュエータ82Bはそれぞれに対応するばね式押ボタンを押圧し、各マイクロスイッチ8Bはオンとなる。このように、アクチュエータ82Bの押圧操作によりオンオフ動作を行う端子対を一つ備える既存型のマイクロスイッチを用いているので製造コストが安くて済む。
【0019】
請求項4の発明では、前記固定部材7には、前記長尺の弾性部材9の付勢方向と直交するY方向への前記長尺の弾性部材9の移動を規制する規制部73が設けられてなる。
【0020】
請求項4の発明によると、前記長尺の弾性部材9がY方向にずれることなくX方向だけに付勢されるので、スイッチ装置8のアクチュエータ82を確実に押圧できる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によると、遊技機前面枠の開放を信頼性高く検出でき、且つ遊技機の型番の違いに関わらず簡単な構成で装着できる遊技機前面枠の開放検出スイッチユニットが提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
[第1実施形態]
本発明に係るパチンコ機前面枠の開放検出スイッチユニットの第1実施形態について、図1から5を参照して説明する。図1は本発明に係るパチンコ機前面枠の開放検出スイッチユニット1を装着したパチンコ機2を示す図である。図1に示すように、パチンコ機2は、パチンコ機木枠3に対して開閉可能な前面枠4、前面枠4の背面上部に取り付けられた賞品球タンク5、及びパチンコ機木枠3の上部に形成された島木台6を備え、開放検出スイッチユニット1は木ねじなどによって島木台6に取り付けられる。
【0023】
図2は開放検出スイッチユニット1を示す斜視図、図3は開放検出スイッチユニット1におけるマイクロスイッチ8の接点回路を示す図である。図2に示すように、開放検出スイッチユニット1は、ブラケット7、マイクロスイッチ8、コイルばね9及び調節ねじ10を備える。
【0024】
ブラケット7は、島木台6に固定するための島木用台座71、マイクロスイッチ8を取り付けるためのスイッチ用台座72、コイルばね9のY方向への移動を規制する規制爪73、及び調節ねじ10を取り付けるための調節ねじ用台座74を備える。
【0025】
マイクロスイッチ8は、図3によく示されるように、本体カバー81、アクチュエータ82、ばね式押ボタン83、及び3つの端子対A1〜A3を備え、スイッチ用台座72に取付けボルト75により固定される。マイクロスイッチ8は、アクチュエータ82によるばね式押ボタン83の押圧操作に応じて各端子対A1〜A3のオンオフの切替え動作を同時に行う。
【0026】
コイルばね9は、長さが10cmから15cm程度でその長手方向と垂直な方向に付勢可能な長尺の弾性部材であり、一端はブラケット7の上部77に固定され、他端は自由端とされる。調節ねじ10は、調節ねじ用台座74に取り付けられ、これを廻すことによりコイルばね9の付勢の強さを調節することができる。
【0027】
開放検出スイッチユニット1は、次の条件を満たすように島木台6に取り付けられる。すなわち、前面枠4を閉めた状態でコイルばね9が賞品球タンク5の外壁によって付勢され、この付勢されたコイルばね9がアクチュエータ82を押圧するように、且つ前面枠4を開けた状態で賞品球タンク5の外壁による上記付勢が無くなるという条件である。
【0028】
次に、以上のように構成された開放検出スイッチユニット1の作用について図3,4を参照して説明する。図4は開放検出スイッチユニット1の作用を説明するための側面一部断面図である。図4(A)は前面枠4を閉めたときの開放検出スイッチユニット1の状態を示し、図4(B)は前面枠4を開けたときの開放検出スイッチユニット1の状態を示す。
【0029】
図4(A)に示すように、前面枠4を閉めた状態では、賞品球タンク5の外壁はコイルばね9をX1方向に付勢する。付勢されたコイルばね9はアクチュエータ82に当接してこれをX1方向に押圧する。その結果、アクチュエータ82はばね式押ボタン83を押圧し、マイクロスイッチ8は図3(A)のようにオンとなる。なお、コイルばね9は、規制爪73の作用により、Y方向にずれることなくX方向だけに付勢されるので、スイッチ装置8のアクチュエータ82を確実に押圧できる。
【0030】
図4に(B)に示すように、前面枠4を開けると、賞品球タンク5の外壁はX2方向に移動し賞品球タンク5の外壁による上記付勢は無くなる。これによりアクチュエータ82はばね式押ボタン83の押圧を解放し、マイクロスイッチ8は図3(B)のようにオフとなる。このように、前面枠4を開けたときと閉じたときとでマイクロスイッチ8のオンオフが切り替わるので、端子対A1〜A3のオンオフ信号を取り込むことにより、前面枠4の開放の検出ができる。
【0031】
図5は開放検出スイッチユニット1を用いたパチンコ機防犯システム20を示す図である。図5に示すように、パチンコ機防犯システム20は、パチンコ機2、開放検出スイッチユニット1、コネクタ21、インターフェイスカード22及び防犯装置23を有する。防犯装置23は、警報灯23a、ビデオカメラ23b及びホストコンピュータ23cからなる。開放検出スイッチユニット1におけるマイクロスイッチ8の各端子対A1〜A3は、リード線24によりそれぞれ独立にコネクタ21を介してインターフェイスカード22に接続される。このように、コネクタ21を介して接続されているため、パチンコ機2の入替えや修理を行う際に、簡単に上記接続を切り離すことができる。
【0032】
インターフェイスカード22は、他のパチンコ機2の開放検出スイッチユニット1からのオンオフ信号も取り込んでおり、それらのオンオフ信号に基づいて各防犯装置23が動作する。すなわち、パチンコ機2の前面枠4を開けると、マイクロスイッチ8から送られる前面枠4の開放信号により、警報灯23aは点灯し、ビデオカメラ23bは対応するパチンコ機を撮影して録画を開始し、ホストコンピュータ23cは事務所に開放信号を転送するなどの処理を行う。このように、事務所用の防犯機器とホール用の防犯機器とに振り分けることで、防犯効果を高めることができる。
【0033】
前述したように、開放検出スイッチユニット1は、前面枠4の開閉に応じてオンオフの切替え動作を行う端子対Aを3つ備えているため、いずれかのリード線24が断線したり、マイクロスイッチ8のいずれかの接点に接触不良が生じたりした場合であっても、残りの端子対は有効な状態であり、全ての防犯装置23が機能を停止する可能性は極めて低く信頼性に優れる。
【0034】
また、開放検出スイッチユニット1は、ブラケット7、マイクロスイッチ8、及び1本のコイルバネ9を主要構成品としており、少ない部品点数で前面枠4の開放の検出ができる。更にコイルばね9は長尺とされており、島木台6や賞品球タンク5の位置や型式が異なる他の型番のパチンコ機であっても、特別な加工を要することなく、開放検出スイッチユニット1の島木台6への取付け位置を適宜ずらすことにより、支障なく機能させることができ融通性に優れる。
[第2実施形態]
本発明に係るパチンコ機前面枠の開放検出スイッチユニットの第2実施形態について、図6を参照して説明する。
【0035】
図6は第2実施形態の開放検出スイッチユニット1Bを示す背面一部断面図である。図6に示すように、開放検出スイッチユニット1Bは、第1実施形態の開放検出スイッチユニット1におけるマイクロスイッチ8に代えて、3つのマイクロスイッチ8Bを並列に配設した並列スイッチ体8S、及び複数個のマイクロスイッチ8Bにおける各アクチュエータ82Bに取り付けられたアーム部材9Sを備える。
【0036】
各マイクロスイッチ8Bは、アクチュエータ82Bの押圧操作に応じてオンオフの切替え動作を行う一組の端子対を1つ備える既存型のものである。アーム部材9Sは、各アクチュエータ82Bの長手方向に直行するように各アクチュエータ82Bに、接着または溶接等の接合手段により取り付けられる。
【0037】
第2実施形態の開放検出スイッチユニット1Bも第1実施形態の場合とほぼ同様な作用効果を有する。すなわち、前面枠4を閉めた状態では、賞品球タンク5の外壁はコイルばね9をX1方向(図4参照)に付勢する。付勢されたコイルばね9はアーム部材9Sに当接して各マイクロスイッチ8Bのアクチュエータ82Bを同時にX1方向に押圧する。その結果、各アクチュエータ82Bはそれぞれに対応するばね式押ボタンを押圧し、各マイクロスイッチ8Bはオンとなる。
【0038】
前面枠4を開けると、賞品球タンク5はX2方向に移動し、賞品球タンク5の外壁による上記付勢は無くなる。これにより,各アクチュエータ82Bはそれぞれのばね式押ボタンの押圧を解放し、各マイクロスイッチ8Bはオフとなる。このように、前面枠4を開けたときと閉めたときとで各マイクロスイッチ8Bのオンオフが切り替わるので、端子対のオンオフ信号を取り込むことにより、前面枠4の開放の検出ができる。
【0039】
開放検出スイッチユニット1Bにおいても、アクチュエータ82Bの押圧操作に応じてオンオフの切替え動作を行う端子対を複数備えるため、開放検出スイッチユニット1と同様な理由で信頼性に優れる。なお、開放検出スイッチユニット1Bによると、アクチュエータ82Bの押圧操作によりオンオフ動作を行う端子対を一つ備える既存型のマイクロスイッチ8Bを用いているので、製造コストが安くて済む。
【0040】
上の第1,2実施形態において、開放検出スイッチユニット1,1Bを取り付ける対象をパチンコ機としたが、パチスロ機やその他のゲーム機器とすることも可能である。また、コイルばね9に代えて、板ばねや竹の子ばねとすることも可能である。マイクロスイッチ8,8Bは前面枠4を閉めた状態でオン、開けた状態でオフとしたが、その逆とすることも可能である。また、マイクロスイッチ8,8Bとして、共通端子、常開端子及び常閉端子を1組として備えたものを用いてもよい。その他、開放検出スイッチユニット1,1Bの全体または各部の構成、構造、材質、個数などは、本発明の主旨に沿って適宜変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明に係る第1実施形態のパチンコ機前面枠の開放検出スイッチユニットを装着したパチンコ機を示す図である。
【図2】開放検出スイッチユニットを示す斜視図である。
【図3】開放検出スイッチユニットにおけるマイクロスイッチの接点回路を示す図である。
【図4】開放検出スイッチユニットの作用を説明するための側面一部断面図である。
【図5】開放検出スイッチユニットを用いたパチンコ機防犯システムを示す図である。
【図6】本発明に係る第2実施形態のパチンコ機前面枠の開放検出スイッチユニットを示す背面一部断面図である。
【図7】従来のパチンコ機開放検出装置を示す側面一部断面図である。
【符号の説明】
【0042】
1 開放検出スイッチユニット
4 前面枠
5 賞品球タンク(第2部材)
6 島木台(第1部材)
7 ブラケット(固定部材)
8 マイクロスイッチ(スイッチ装置)
8B マイクロスイッチ
8S 並列スイッチ体
9 コイルばね(弾性部材)
81 本体ケース(ケース)
82 アクチュエータ
82B アクチュエータ
9S アーム部材
A1 端子対
A2 端子対
A3 端子対

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技機枠体に対して開閉可能に設けられた前面枠の開放を検出する遊技機前面枠の開放検出スイッチユニットであって、前記遊技機枠体における第1部材に固定するための固定部材と、前記固定部材に取り付けられアクチュエータの押圧操作に応じてオンオフの切替え動作を行う端子対を複数備えたスイッチ装置と、一端が前記固定部材に取り付けられ前記前面枠の背面に設けられた第2部材との当接により前記アクチュエータを押圧するように付勢される長尺の弾性部材とを有することを特徴とする遊技機前面枠の開放検出スイッチユニット。
【請求項2】
前記スイッチ装置は、前記アクチュエータの押圧操作に応じてオンオフの切替え動作を行う端子対を一つのケースに複数備えるマイクロスイッチである請求項1記載の遊技機前面枠の開放検出スイッチユニット。
【請求項3】
前記スイッチ装置は、アクチュエータの押圧操作に応じてオンオフの切替え動作を行う端子対を一つのケースに一つ備えるマイクロスイッチを、複数個並列に配設した並列スイッチ体と、前記複数個のマイクロスイッチにおける各アクチュエータの長手方向に直行するように各アクチュエータに取り付けられたアーム部材とを備えてなる請求項1記載の遊技機前面枠の開放検出スイッチユニット。
【請求項4】
前記固定部材には、前記長尺の弾性部材の付勢方向と直交する方向への前記長尺の弾性部材の移動を規制する規制部が設けられてなる請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機前面枠の開放検出スイッチユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−191984(P2006−191984A)
【公開日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−4558(P2005−4558)
【出願日】平成17年1月11日(2005.1.11)
【出願人】(000219314)東レエンジニアリング株式会社 (505)
【Fターム(参考)】