説明

遊技機

【課題】電動の冷却用ファンを用いることなく、遊技機用モジュールのケース内を強制換気することができる遊技機を提供すること。
【解決手段】遊技機1は、発熱部品36を有するモジュール本体及びモジュール本体を収容したケース35を有する遊技機用モジュール30と、内部を遊技球が落下する遊技球供給通路22と、ケース35に形成した換気口47を介してケース35に対しエアーの送気および排気の少なくとも一方を行って、ケース35内を換気する換気手段50と、遊技球供給通路22を落下する遊技球Bの位置エネルギーを、換気手段50の駆動エネルギーに変換して換気手段50を駆動する駆動手段60と、を備えたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発熱部品を有するモジュール本体をケースに収容した遊技機用モジュールを備えた遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、多くのパチンコ機等の遊技機には、液晶ディスプレイを備えた表示装置(遊技機用表示機)が組み込まれており、この表示装置の背面には、液晶ディスプレイの表示制御回路やバックライト用の駆動回路等の電子回路がユニット(モジュール)化され、ケースに収容されている。これら電子回路は、グラフィック処理などの高速処理により発熱を伴うため、従来では、電子回路等の発熱部品を冷却するために、ケース内に電動の冷却用ファンおよびこれを駆動する駆動回路を備えたものが知られている(特許文献1参照)。この表示装置では、駆動回路が電動の冷却用ファンを駆動して、ケース内を換気することで発熱部品を冷却している。
【特許文献1】特開2005−245504号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の表示装置では、ケース内部の冷却のために電動の冷却用ファンを取り付けるようにしているため、モータ、これを駆動する駆動回路および配線等の部品が必要となり、電力消費が多くなると共に、維持管理が煩雑になる問題がある。
【0004】
本発明は、電動の冷却用ファンを用いることなく、遊技機用モジュールのケース内を強制換気することができる遊技機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の遊技機は、発熱部品を有するモジュール本体及びモジュール本体を収容したケースを有する遊技機用モジュールと、内部を遊技球が落下する遊技球供給通路と、ケースに形成した換気口を介してケースに対しエアーの送気および排気の少なくとも一方を行って、ケース内を換気する換気手段と、遊技球供給通路を落下する遊技球の位置エネルギーを、換気手段の駆動エネルギーに変換して換気手段を駆動する駆動手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
この構成によれば、打球や賞球として払い出すために遊技球供給通路を落下する遊技球の位置エネルギーを、駆動手段により換気のための駆動エネルギーに変換して換気手段を駆動するようにしている。すなわち、換気手段の動力源(エネルギー源)として、遊技球供給通路を落下する遊技球を活用しているため、電動の冷却用ファン等を用いることなく、ケース内を強制換気することができ、発熱部品を良好に冷却することができる。
【0007】
この場合、換気手段は、換気口を介してケース内に連通するシリンダチューブと、シリンダチューブに往復動自在に収容され、往復動によりケース内を換気するピストンと、シリンダチューブ内外間に介設した逆止弁機構と、を有するシリンダで構成され、駆動手段は、一端部をピストンに連結され、他端部に落下する遊技球を一時貯留するシーソー様の揺動機構と、揺動機構に係止した戻しばねと、で構成され、揺動機構は、貯留した遊技球の自重により傾動すると共に傾動により遊技球を遊技球供給通路に排出し、戻しばねは、遊技球を排出した後の揺動機構の傾動を元に戻し、これら傾動動作と傾動戻し動作とを繰り返すことによりピストンを往復動させることが好ましい。
【0008】
同様に、換気手段は、換気口を介してケース内に連通するシリンダチューブと、シリンダチューブに往復動自在に収容され、往復動によりケース内を換気するピストンと、シリンダチューブ内外間に介設した逆止弁機構と、を有するシリンダで構成され、駆動手段は、一端部をピストンに連結され且つ一端部に落下する遊技球を一時貯留して、他端部を中心に傾動する傾動機構と、傾動機構に係止した戻しばねと、で構成され、傾動機構は、貯留した遊技球の自重により傾動すると共に傾動により遊技球を遊技球供給通路に排出し、戻しばねは、遊技球を排出した後の傾動機構の傾動を元に戻し、これら傾動動作と傾動戻し動作とを繰り返すことによりピストンを往復動させることが好ましい。
【0009】
これらの構成によれば、遊技球の自重による揺動機構又は傾動機構の傾動と、戻しばねによる傾動復帰とにより、揺動機構がシーソー運動又は傾動機構が回動運動し、このシーソー運動又は回動運動によりピストンが往復動する。さらに、ピストンの往復動に伴って逆止弁機構が作動するため、換気口を介してシリンダチューブからケース内にエアーが送気され、又はケース内からエアーが吸気される。これにより、ケース内を強制換気することができ、発熱部品を良好に冷却することができる。一方、揺動機構の他端部又は傾動機構の一端部に一時貯留された遊技球は、揺動機構又は傾動機構の傾動により、遊技球供給通路に戻されるため、遊技球の払出しに支障を生ずることがない。なお、遊技球は、遊技球供給通路に介設した払出し装置の上流側から揺動機構又は傾動機構に導入してもよいし、下流側から揺動機構又は傾動機構に導入してもよい。
【0010】
この場合、換気手段は、断面三角形の間隙を存して回動自在に連結した固定板および可動板と、間隙を覆うように固定板および可動板間に渡した蛇腹と、固定板、可動板および蛇腹により構成したエアー室内外間に介設した逆止弁機構とから成り、換気口を介してケース内に連通する風琴様の送風機構で構成され、駆動手段は、一端部を可動板に連結され、他端部に落下する遊技球を一時貯留するシーソー様の揺動機構と、揺動機構に係止した戻しばねと、で構成され、揺動機構は、貯留した遊技球の自重により傾動すると共に傾動により遊技球を遊技球供給通路に排出し、戻しばねは、遊技球を排出した後の揺動機構の傾動を元に戻し、これら傾動動作と傾動戻し動作とを繰り返すことにより可動板を回動させることが好ましい。
【0011】
同様に、換気手段は、断面三角形の間隙を存して回動自在に連結した固定板および可動板と、間隙を覆うように固定板および可動板間に渡した蛇腹と、固定板、可動板および蛇腹により構成されたエアー室内外間に介設した逆止弁機構とから成り、換気口を介してケース内に連通する風琴様の送風機構で構成され、駆動手段は、一端部を可動板に連結され且つ一端部に落下する遊技球を一時貯留して、他端部を中心に傾動する傾動機構と、傾動機構に係止した戻しばねと、で構成され、傾動機構は、貯留した遊技球の自重により傾動すると共に傾動により遊技球を遊技球供給通路に排出し、戻しばねは、遊技球を排出した後の傾動機構の傾動を元に戻し、これら傾動動作と傾動戻し動作とを繰り返すことにより可動板を回動させることが好ましい。
【0012】
これらの構成によれば、遊技球の自重による揺動機構又は傾動機構の傾動と、戻しばねによる傾動復帰とにより、揺動機構がシーソー運動又は傾動機構が回動運動し、このシーソー運動又は回動運動により可動板が回動する。さらに、可動板の回動に伴って逆止弁機構が作動するため、換気口を介してシリンダチューブからケース内にエアーが送気され、又はケース内からエアーが吸気される。これにより、ケース内を強制換気することができ、発熱部品を良好に冷却することができる。一方、揺動機構の他端部又は傾動機構の一端部に一時貯留された遊技球は、揺動機構又は傾動機構の傾動により、遊技球供給通路に戻されるため、遊技球の払出しに支障を生ずることがない。なお、遊技球は、遊技球供給通路に介設した払出し装置の上流側から揺動機構又は傾動機構に導入してもよいし、下流側から揺動機構又は傾動機構に導入してもよい。
【0013】
この場合、換気手段は、換気口に連通し、回転体の外周面に複数の羽根板を有するファン機構で構成され、駆動手段は、落下する遊技球により回転するように、ファン機構の一方の略半部を遊技球供給通路に臨ませて、構成され、ファン機構は、換気口を介してケースに対しエアーの送気および排気の一方を行うことが好ましい。
【0014】
この構成によれば、ファン機構の一方の略半部が遊技球供給通路に臨んでいるため、遊技球供給通路を遊技球が落下すると、遊技球によりファン機構が一方向に回転する。ファン機構が回転すると複数の羽根板により、換気口を介してケースに対しエアーを送気又は排気することができ、ケース内を強制換気することができる。すなわち、遊技球の落下エネルギーが、ファン機構の駆動源となるため、駆動回路等の駆動源を新たに設ける必要がない。
【0015】
本発明の遊技機は、発熱部品を有するモジュール本体をケースに収容した遊技機用モジュールを、盤面の裏側に取り付けた遊技機であって、盤面の表側に設けた風車に盤面を隔てて連結された回転体と、回転体の外周面に設けた複数の羽根板と、回転体および羽根板を収容すると共にケースに形成した換気口に連通するファンケーシングと、を有するファン機構を備え、ファン機構は、風車の回転に連動して回転し、換気口を介してケースに対しエアーの送気および排気の一方を行って、ケース内を換気することを特徴とする。
【0016】
この構成によれば、打球された遊技球が遊技機の盤面を落下して風車を回転させると、この風車の回転に伴って回転体が回転し、換気口を介してケース内を強制換気する。すなわち、遊技球の落下エネルギーが、ファン機構の駆動源となるため、駆動回路等の駆動源を新たに設ける必要がない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態に係る遊技機について説明する。本実施形態に係る遊技機は、グラフィック表示等により発熱する発熱部品を有するモジュール本体をケースに収容した遊技機用表示機(遊技機用モジュール)を備えたものであり、自身の遊技球供給通路を落下する遊技球を利用してケース内を強制換気するものである。なお、本実施形態では、遊技機としてパチンコ機を例に挙げて説明する。また、本実施形態において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は、パチンコ機で遊技を行う遊技者から見た方向に従う。
【0018】
図1は、本実施形態に係るパチンコ機1の表側から見た外観斜視図である。同図に示すように、パチンコ機1は、枠状の筐体2と、筐体2に組み込まれた遊技機本体3と、を備えている。
【0019】
筐体2の前面左部には、ヒンジ4が設けられ、このヒンジ4を介して遊技機本体3が前方に開き戸形式で引き出されるようになっている。そして、遊技機本体3の裏面には、遊技機用表示機30が着脱自在に取り付けられている(図2参照)。また、筐体2の上部裏面側には切欠き部5が形成され、この切欠き部5には、後述するように下側から遊技球Bの受け皿21が臨んでいる。
【0020】
遊技機本体3は、前面に広く設けた遊技盤6と、遊技盤6の前面を覆う透光板を有する前扉7と、前面右下部に設けられ、遊技球Bの発射操作を行うためのハンドル8と、遊技盤6の下側に配設した遊技球Bを貯めるための上皿9と、上皿9の下方に配設した下皿10と、を備えている。
【0021】
遊技盤6は、ハンドル8から打ち出された遊技球Bを導くガイドレール11によって囲まれた遊技領域Aを有し、この遊技領域A内には、遊技球Bの軌道を変更させる複数の遊技釘12と、外周面に複数の羽根板13aが形成されると共に遊技球Bが接触すると回動する複数の風車13と、遊技球Bが入賞すると下皿10に所定数の遊技球B(賞球)を払い出させる複数の入賞口14と、遊技球Bが入ると使用済み遊技球Bとして処理されるアウト口15が設けられている。また、遊技盤6の中央部には開口が形成され、この開口には裏側から遊技機用表示機30の液晶ディスプレイ31が臨んでいる(詳細は後述する)。また、前扉7は、遊技盤6に対し開閉自在に設けられており、前扉7を開放することにより、遊技盤6の盤面のメンテナンス等を行うことが可能になっている。
【0022】
図2に示すように、遊技機本体3の裏面側には、遊技盤6の裏面の位置に、外部の遊技球供給装置(図示省略)から供給される遊技球Bを自機に導入する導入ユニット20と、導入ユニット20の下方に配置した遊技機用表示機30と、が配設されている。
【0023】
導入ユニット20は、上記の切欠き部5の下部に配設される受け皿21と、受け皿21から供給された遊技球Bを上皿9および下皿10に選択的に供給する払出し装置23と、受け皿21と払出し装置23とを接続する遊技球供給通路22と、払出し装置23と上皿9および下皿10とを接続する遊技球分岐通路24と、で構成されている。遊技球供給通路22は、払出し装置23に向かって遊技球Bが転動するように下り傾斜に形成されている。
【0024】
受け皿21は、その底部が、左部に設けた供給口21aに向かって所定の下り勾配を有しており、供給口21aには遊技球供給通路22が接続されている。受け皿21に供給された遊技球Bは、遊技球供給通路22内を転動して後述する駆動手段60を介して払出し装置23に流れ、払出し装置23から上皿9および下皿10に選択的に供給される。したがって、パチンコ機1が使用されている状態では、遊技球供給通路22内を遊技球Bが流れる(転動する)こととなる。
【0025】
図2および図3に示すように、遊技盤6に裏側から臨む遊技機用表示機30は、表側の液晶ディスプレイ31と、液晶ディスプレイ31の裏面に添設したバックライト32と、液晶ディスプレイ31の表示を制御する表示制御回路やバックライトの駆動を制御する駆動制御回路等の複数の電子回路33を組み込んだ回路基板34と、これらを収容するケース35と、から成り、これらが一体にモジュール(ユニット)化されている。
【0026】
電子回路33は、入賞口14に落入した際の抽選を行う制御回路、液晶ディスプレイ31に抽選結果などの遊技に関連する画像を表示制御し、グラフィック処理等の高速演算処理を行う表示制御回路およびバックライトを駆動制御する駆動制御回路等で構成され、これらが回路基板34に実装されている。そして、回路基板34には、グラフィック処理等に供されるパワートランジスタ等の複数の発熱部品36が組み込まれている(図3参照)。
【0027】
ケース35は、天板41、底板42、両側板43および裏板44により方形箱状に形成されており、前面開放部分には液晶ディスプレイ31が嵌め込まれている。ケース35の天板41には、ガラリ状の4つ(複数)の排気口(換気口)46が形成されており、底板42には、送気口(換気口)47が形成されている。
【0028】
図2に示すように、ケース35の下方には、送気口47からエアーを送気してケース35内の換気を行うシリンダ(換気手段)50と、シリンダ50を駆動する駆動手段60とが配設されており、遊技球供給通路22を落下する遊技球Bの位置エネルギーを利用して駆動手段60を駆動し、この駆動力によりシリンダ50を作動させて、ケース35内にエアーを送り込むようになっている。
【0029】
駆動手段60は、一端を遊技球Bの落下経路に臨ませた揺動機構61と、揺動機構61の他端に係止された戻しばね62と、で構成されている。本実施形態では、駆動手段60を払出し装置23の上流側に配設した構成にしているが、払出し装置23の下流側に配設した構成にしてもよい。
【0030】
揺動機構61は、遊技機1の幅方向に延在した板状のベース部63を有しており、ベース部63は、延在方向の略中間位置で遊技機本体3の裏側に突設した支軸64により傾動自在に支持されている。すなわち、ベース部63は、シーソー運動を行うようになっている。ベース部63の一端部(実施形態では右端部)には、遊技球供給通路22から遊技球Bを受け取って貯留する貯留部65が配設され、他端部(実施形態では左端部)には、上記シリンダ50と連結するための連結部材66が配設されている。連結部材66の上部は、後述するピストン53の基端部に回動自在に連結されている。
【0031】
貯留部65は、その上部および遊技球供給通路22側の側部を開放した箱状に形成されており、遊技球供給通路22から落下する遊技球Bを一時的に貯留すると共に、貯留された遊技球Bの自重によりベース部63が傾動すると、遊技球Bを遊技球供給通路22の受け部25に排出する。この受け部25は、ロート状に形成され、遊技球供給通路22の下流に接続されている。したがって、揺動機構61の貯留部65から排出された遊技球Bは、受け部25を介して遊技球供給通路22に戻されて、払出し装置23に供給される。
【0032】
戻しばね62は、一端をベース部63の連結部材66側端部に係止され、他端を遊技機本体3の裏側に突設した突設部(図示省略)に係止されており、遊技球Bを排出した後の揺動機構61の傾動を元の位置に戻すと共に、後述するピストン53を復動させるよう機能する。
【0033】
シリンダ50は、注入口51をケース35の送気口47に接続したシリンダチューブ52と、シリンダチューブ52に往復動自在に収容されたピストン53と、シリンダチューブ52内外間を連通する連通口55に介設した逆止弁機構54と、で構成されている。そして、ピストン53の下端部には、連結部材66が連結されている。
【0034】
逆止弁機構54は、シリンダチューブ52の上端部に形成した連通口55に介設され、フィルム片等で形成した弁体56と、連通口55の内部開口壁で形成した弁座57とで構成されている。ピストン53がシリンダチューブ52内を往動すると、弁体56が弁座57に押し付けられて連通口55を閉塞し、シリンダチューブ52内のエアーは、注入口51からケース35内に流入する。一方、ピストン53がシリンダチューブ52内を復動すると、弁体56が弁座57から離れケース35内のエアーはシリンダチューブ52に流入せず、連通口55からシリンダチューブ52内にエアーが流入する。すなわち、ピストン53が往復動することにより、外部のエアーがシリンダチューブ52を介してケース35に送気される。なお、逆止弁機構54は、ピストン53に設けてもよい。また、弁体56を逆側の内部開口壁に設け、ピストン53の復動を利用してケース35内のエアーをシリンダチューブ52内に吸い込んで、ケース35の換気を行うようにしてもよい。
【0035】
揺動機構61は、図2に示す状態から、遊技球供給通路22内を落下する遊技球Bが貯留部65に落下貯留すると、貯留した遊技球Bの自重により、揺動機構61の右端部が下方向に、左端部が上方向に向かって傾動してゆく(シーソー運動)。この揺動機構61の傾動に伴い、ピストン53がシリンダチューブ52内を上方に往動し、シリンダチューブ52内のエアーが送気口47を介してケース35内に送気される(図4参照)。シリンダ50からケース35内にエアーが送気されると、送気されたエアーに押し出されるように、発熱部品36により昇温されたエアーが排気口46からケース35外部に排気される。一方、揺動機構61が傾動し、貯留された遊技球Bが受け部25に排出されると、戻しばね62により、揺動機構61の右端部が上方向に、左端部が下方向に移動して揺動機構61の傾動位置が元の位置に戻され、この傾動戻しに伴ってピストン53がシリンダチューブ52内を下方に復動する。そして、遊技球供給通路22内を遊技球Bが落下し続ける間、揺動機構61の傾動動作と傾動戻し動作とが繰り返され、ピストン53の往復動によるケース35内の換気動作が繰り返される。これにより、ケース35内に新鮮なエアーが送り込まれ、ケース35内が換気され、発熱部品36が良好に冷却される。
【0036】
以上のように、本実施形態によれば、駆動手段60が、遊技球供給通路22を落下する遊技球Bの位置エネルギーを換気のための駆動エネルギーに変換して、シリンダ50を駆動するようにしている。すなわち、遊技球Bの自重による揺動機構61の傾動と、戻しばね62による傾動復帰と(シーソー運動)を繰り返すことにより、このシーソー運動に伴いピストン53が往復動を繰り返す。したがって、シリンダ50の動力源(エネルギー源)として、遊技球供給通路22を落下する遊技球Bを活用しているため、電動の冷却用ファン等を用いることなく、ケース35内を強制換気することができ、発熱部品36を良好に冷却することができる。
【0037】
次に、図5および図6を参照して、本発明の第2実施形態に係る遊技機1について説明する。本実施形態に係る遊技機1では、駆動手段60の構成が、上記第1実施形態に係る遊技機1と異なっている。なお、本実施形態の遊技機1において、上記第1実施形態に係る遊技機1の構成と同じ構成については同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0038】
本実施形態の駆動手段60は、一端を遊技球Bの落下経路に臨ませた傾動機構70と、傾動機構70の他端に係止された戻しばね73と、で構成されている。
【0039】
傾動機構70は、遊技機1の幅方向に延在するベース部63を有している。ベース部63の一端部(実施形態では右端部)には、遊技球Bを貯留する貯留部65が配設され、貯留部65の左部には、ピストン53と連結するための連結部材66が配設されている。一方、ベース部63の他端部(実施形態では左端部)は、遊技機本体3の裏側に突設した支軸72により傾動自在に支持されており、この支軸72を中心にベース部63は回動運動を行うようになっている。
【0040】
戻しばね73は、一端をケース35の底板42の略中間位置に、他端をベース部63の延在方向の略中間位置に係止されており、遊技球Bを排出した後の傾動機構70の傾動を元の位置に戻すと共に、ピストン53を復動させるよう機能する。
【0041】
傾動機構70は、遊技球供給通路22内を落下する遊技球Bが貯留部65に落下貯留すると、貯留した遊技球Bの自重により、支軸72を中心に右端部が下方向に、左端部が上方向に向かって傾動し、ピストン53がシリンダチューブ52内を下方に往動する(図5参照)。貯留された遊技球Bが受け部25に排出されると、戻しばね73により、傾動機構70の右端部が上方向に、左端部が下方向に向かって戻され(傾動戻し)、この傾動戻しに伴ってピストン53がシリンダチューブ52内を上方に復動し、シリンダチューブ52内のエアーが送気口47を介してケース35内に送気される(図6参照)。シリンダ50からケース35内にエアーが送気されると、送気されたエアーに押し出されるように、発熱部品36により昇温されたエアーが排気口46からケース35外部に排気される。そして、遊技球供給通路22内を遊技球Bが落下し続ける間、傾動機構70の傾動動作と傾動戻し動作と(回動運動)が繰り返され、ピストン53の往復動によるケース35内の換気動作が繰り返される。これにより、ケース35内に新鮮なエアーが送り込まれ、ケース35内が換気され、発熱部品36が良好に冷却される。
【0042】
以上のように、本実施形態によれば、遊技球Bの自重による傾動機構70の傾動と、戻しばね73による傾動復帰と(回動運動)を繰り返すにより、この回動運動に伴いピストン53が往復動を繰り返す。したがって、シリンダ50の動力源として、遊技球供給通路22を落下する遊技球Bを活用しているため、電動の冷却用ファン等を用いることなく、ケース35内を強制換気することができ、発熱部品36を良好に冷却することができる。
【0043】
次に、図7および図8を参照して、本発明の第3実施形態に係る遊技機1について説明する。本実施形態に係る遊技機1では、換気手段が風琴様の送風機構80により構成されている点が、上記第1実施形態に係る遊技機1と異なっている。なお、本実施形態に係る遊技機1において、上記第1実施形態の遊技機1と同じ構成については同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0044】
送風機構80は、固定板81と、固定板81の下方に配設された可動板82と、固定板81および可動板82の間に介設された蛇腹83と、固定板81、可動板82および蛇腹83により構成したエアー室84内外間に介設した逆止弁機構54と、で構成されている。
【0045】
固定板81および可動板82は、断面三角形の間隙86を存し、蛇腹83にこの間隙を覆われるようにして回動自在に連結されている。固定板81および可動板82は、それぞれ平面視二等辺三角形を為し、ケース35の幅方向に延在して形成され、二等辺三角形の頂部となる一端部(実施形態では右端部)には、ケース35の送気口47に連通した中継チューブ87が接続されている。可動板82の他端部は、揺動機構61(の他端部)と連結するための連結部材66と回動自在に連結しており、揺動機構61の傾動に伴い回動する。なお、固定板81を、プラスチック等の樹脂性材料で構成し、ケース35の底板42と一体形成してもよい。
【0046】
逆止弁機構54は、可動板82の延在方向の略中間部に形成した連通口に介設され、第1実施形態と同様に、フィルム片等で形成した弁体56と、連通口55の内部開口壁に形成した弁座57とで構成されている。可動板82が固定板81側に回動すると、弁体56が弁座57に押し付けられて連通口55を閉塞し、間隙86内のエアーは、中継チューブ87を介してケース35内に流入する。可動板82が固定板81から離間方向に回動すると、弁体56が弁座57から離れケース35内のエアーが流入せず、連通口55から間隙86内にエアーが流入する。なお、逆止弁機構54は、蛇腹83に設けてもよい。また、弁体56を逆側の内部開口壁に設け、可動板82の固定板81から離間方向への回動を利用して、ケース35内のエアーを間隙86内に吸い込んで、ケース35内の換気を行うようにしてもよい。
【0047】
送風機構80は、遊技球供給通路22内を落下する遊技球Bが貯留部65に落下貯留されると、貯留した遊技球Bの自重により、図7に示す状態から、揺動機構61の右端部が下方向に、左端部が上方向に向かって傾動してゆく(回動運動)。この揺動機構61の傾動に伴い、可動板82が上方に回動し、間隙86内のエアーが送気口47を介してケース35内に送気される(図8参照)。送風機構80からケース35内にエアーが送気されると、送気されたエアーに押し出されるように、発熱部品36により昇温されたエアーが排気口46からケース35外部に排気される。一方、揺動機構61が傾動し、貯留された遊技球Bが受け部25に排出されると、戻しばね62により、揺動機構61の右端部が上方向に、左端部が下方向に移動して揺動機構61の傾動位置が元の位置に戻され、この傾動戻しに伴って可動板82が下方に回動する。そして、遊技球供給通路22内を遊技球Bが落下し続ける間、揺動機構61の傾動動作と傾動戻し動作とが繰り返され、可動板82の回動によるケース35内の換気動作が繰り返される。これにより、ケース35内に新鮮なエアーが送り込まれ、ケース35内が換気され、発熱部品36が良好に冷却される。
【0048】
以上のように、本実施形態によれば、遊技球Bの自重による揺動機構61の傾動と、戻しばね62による傾動復帰と(シーソー運動)を繰り返すことにより、このシーソー運動に伴い可動板82が回動運動を繰り返す。したがって、送風機構80の動力源として、遊技球供給通路22を落下する遊技球Bを活用しているため、電動の冷却用ファン等を用いることなく、ケース35内を強制換気することができ、発熱部品36を良好に冷却することができる。なお、この場合の送風機構80は、第2実施形態のものを左右反転した配置となる。
【0049】
なお、送風機構80を駆動する駆動手段60に、第2実施形態の傾動機構70を用いてもよい。これにより、遊技球Bの自重による傾動機構70の傾動と、戻しばね73による傾動復帰とを繰り返すことにより、可動板82が回動運動を繰り返して、ケース35内が換気される。
【0050】
次に、図9を参照して、本発明の第4実施形態に係る遊技機1について説明する。本実施形態に係る遊技機1では、換気手段がファン機構90により構成されている。なお、本実施形態において、上記実施形態に係る遊技機1と同じ構成については同じ符号を付して、その説明を省略する。
【0051】
ファン機構90は、ケース35の側板43に形成された側板換気口48に連通すると共に、外周面に複数の羽根板92が形成された回転体91を有している。この回転体91は、その中心が遊技機本体3の裏側に突設した回転軸93により回転自在に支持されている。ファン機構90の一方の略半部(実施形態では右半部)は、落下する遊技球Bにより回転するように遊技球供給通路22に臨み(駆動手段)、他方の略半部(実施形態では左半部)は、側板換気口48を介してケース35内に臨んでいる。
【0052】
落下する遊技球Bが、遊技球供給通路22内で羽根板92に接触すると、回転体91が一方向(図9に示す矢印D方向)に回転して、ファン機構90が駆動する。すなわち、遊技球供給通路22内を落下する遊技球Bの位置エネルギーを、ファン機構90の駆動エネルギーに変換する。ファン機構90が駆動すると、側板換気口48を介してケース35内にエアーが送気され、送気されたエアーに押し出されるように、発熱部品36により昇温されたエアーが排気口46からケース35外部に排気される。これにより、ケース35内に新鮮なエアーが送り込まれ、ケース35内が換気され、発熱部品36が良好に冷却される。この場合には、遊技球Bの落下が続く限り、ファン機構90は連続して回転し、換気が行われる。なお、実施形態のものは、遊技球Bによりファン機構90を直接回転させる構造になっているが、同軸上にファン機構90を2つ設け、一方を遊技球供給通路22に臨ませ、他方をケース35に臨ませるようにしてもよい。
【0053】
図10は、本実施形態に係るファン機構90の変形例であり、この変形例では、遊技球供給通路22の端部にファン機構90aの略半部を収容するための収容部94が形成され、この収容部94が換気通路95を介して側板換気口48に連通している。すなわち、ファン機構90aの一方の略半部(実施形態では右半部)は、落下する遊技球Bにより回転するように遊技球供給通路22に臨み、他方の略半部(実施形態では左半部)は収容部94に臨んでいる。そして、遊技球供給通路22内を落下する遊技球Bが、羽根板92に接触して回転体91を一方向に回転させると、ファン機構90aが駆動して、換気通路95および側板換気口48を介してケース35内にエアーが送気される。したがって、ケース35と遊技球供給通路22との配設位置が離れている場合でも、ケース35内にエアーを送気して、ケース35内を換気することができる。
【0054】
次に、図11および図12を参照して、本発明の第5実施形態に係る遊技機1について説明する。なお、本実施形態において、上記実施形態に係る遊技機1と同じ構成については同じ符号を付して、その説明を省略する。
【0055】
本実施形態に係るファン機構90bは、遊技球供給通路22とケース35の側板43との間に介設され、回転体91と、回転体91の外周面に形成された複数の羽根板92と、これらを収容したファンケーシング98とで構成されている。ファンケーシング98は、略方形形状に形成され、その左部が側板換気口48に連通している。
【0056】
回転体91は、遊技盤6の表側に配設された風車13(本実施形態では図1に示す液晶ディスプレイ31左部の風車)に盤面を隔てて回動自在に連結されている。すなわち、回転体91の回転軸93と風車13の回転軸13bとは、同軸上で連結されているため、遊技盤6の遊技領域Aを落下する遊技球Bが風車13を回転させると、これに連動して回転体91が回転するようになっている。この回転体91の回転に伴い、ファン機構90bが駆動して、側板換気口48を介して、ケース35に対してエアーの送気および排気の一方が行われる。すなわち、遊技球Bが風車13を矢印E方向(図11参照)に回転させた場合には、回転体91が矢印F方向(図12参照)に回転して、ケース35内にエアーが送気される。一方、風車13を矢印E方向と反対方向に回転させた場合には、回転体91が矢印F方向の反対方向に回転して、ケース35内のエアーがファンケーシング98内に吸気され、排気される。なお、ケース35内のエアーを吸気する場合には、ファンケーシング98上部に換気口を設けることが好ましい。これにより、ケース35内が強制換気され、発熱部品36が良好に冷却される。
【0057】
なお、本実施形態では、風車13および回転体91が、同軸上で連結され、風車13から回転体91に回転動力が直接伝達される構成にしたが、風車13と回転体91との間にギヤ等を設け、このギヤ等を介して風車13から回転体91に回転動力を間接的に伝達する構成にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機を前面側から見た外観斜視図である。
【図2】本実施形態に係るパチンコ機の遊技機用表示機廻りを後面側から見た模式図である。
【図3】本実施形態に係る遊技機用表示機を側面から見た断面図である。
【図4】本実施形態に係る遊技機のシリンダおよび駆動手段廻りを示した模式図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る遊技機のシリンダおよび駆動手段廻りを示した模式図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る遊技機のシリンダおよび駆動手段廻りを示した模式図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る遊技機の送風機構および駆動手段廻りを示した模式図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る遊技機の送風機構および駆動手段廻りを示した模式図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係る遊技機のファン機構廻りを示した模式図である。
【図10】本発明の第4実施形態の変形例に係る遊技機のファン機構廻りを示した模式図である。
【図11】本発明の第5実施形態に係る遊技機の風車廻りを示した模式図である。
【図12】本発明の第5実施形態に係る遊技機のファン機構廻りを示した模式図である。
【符号の説明】
【0059】
1…遊技機 13…風車 22…遊技球供給通路 30…遊技機用モジュール(遊技機用表示機) 35…ケース 36…発熱部品 46…排気口 47…送気口 50…シリンダ 52…シリンダチューブ 53…ピストン 54…逆止弁機構 60…駆動手段 61…揺動機構 62、73…戻しばね 70…傾動機構 80…送風機構 81…固定板 82…可動板 83…蛇腹 90、90a、90b…ファン機構 91…回転体 92…羽根板 98…ファンケーシング B…遊技球

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発熱部品を有するモジュール本体及び前記モジュール本体を収容したケースを有する遊技機用モジュールと、
内部を遊技球が落下する遊技球供給通路と、
前記ケースに形成した換気口を介して前記ケースに対しエアーの送気および排気の少なくとも一方を行って、前記ケース内を換気する換気手段と、
前記遊技球供給通路を落下する遊技球の位置エネルギーを、前記換気手段の駆動エネルギーに変換して前記換気手段を駆動する駆動手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記換気手段は、前記換気口を介して前記ケース内に連通するシリンダチューブと、前記シリンダチューブに往復動自在に収容され、往復動により前記ケース内を換気するピストンと、前記シリンダチューブ内外間に介設した逆止弁機構と、を有するシリンダで構成され、
前記駆動手段は、一端部を前記ピストンに連結され、他端部に落下する遊技球を一時貯留するシーソー様の揺動機構と、前記揺動機構に係止した戻しばねと、で構成され、
前記揺動機構は、貯留した前記遊技球の自重により傾動すると共に傾動により前記遊技球を前記遊技球供給通路に排出し、前記戻しばねは、前記遊技球を排出した後の前記揺動機構の傾動を元に戻し、これら傾動動作と傾動戻し動作とを繰り返すことにより前記ピストンを往復動させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記換気手段は、前記換気口を介して前記ケース内に連通するシリンダチューブと、前記シリンダチューブに往復動自在に収容され、往復動により前記ケース内を換気するピストンと、前記シリンダチューブ内外間に介設した逆止弁機構と、を有するシリンダで構成され、
前記駆動手段は、一端部を前記ピストンに連結され且つ一端部に落下する遊技球を一時貯留して、他端部を中心に傾動する傾動機構と、前記傾動機構に係止した戻しばねと、で構成され、
前記傾動機構は、貯留した前記遊技球の自重により傾動すると共に傾動により前記遊技球を前記遊技球供給通路に排出し、前記戻しばねは、前記遊技球を排出した後の前記傾動機構の傾動を元に戻し、これら傾動動作と傾動戻し動作とを繰り返すことにより前記ピストンを往復動させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項4】
前記換気手段は、断面三角形の間隙を存して回動自在に連結した固定板および可動板と、前記間隙を覆うように前記固定板および前記可動板間に渡した蛇腹と、前記固定板、前記可動板および前記蛇腹により構成したエアー室内外間に介設した逆止弁機構とから成り、前記換気口を介して前記ケース内に連通する風琴様の送風機構で構成され、
前記駆動手段は、一端部を前記可動板に連結され、他端部に落下する遊技球を一時貯留するシーソー様の揺動機構と、前記揺動機構に係止した戻しばねと、で構成され、
前記揺動機構は、貯留した前記遊技球の自重により傾動すると共に傾動により前記遊技球を前記遊技球供給通路に排出し、前記戻しばねは、前記遊技球を排出した後の前記揺動機構の傾動を元に戻し、これら傾動動作と傾動戻し動作とを繰り返すことにより前記可動板を回動させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項5】
前記換気手段は、断面三角形の間隙を存して回動自在に連結した固定板および可動板と、前記間隙を覆うように前記固定板および前記可動板間に渡した蛇腹と、前記固定板、前記可動板および前記蛇腹により構成されたエアー室内外間に介設した逆止弁機構とから成り、前記換気口を介して前記ケース内に連通する風琴様の送風機構で構成され、
前記駆動手段は、一端部を前記可動板に連結され且つ一端部に落下する遊技球を一時貯留して、他端部を中心に傾動する傾動機構と、前記傾動機構に係止した戻しばねと、で構成され、
前記傾動機構は、貯留した前記遊技球の自重により傾動すると共に傾動により前記遊技球を前記遊技球供給通路に排出し、前記戻しばねは、前記遊技球を排出した後の前記傾動機構の傾動を元に戻し、これら傾動動作と傾動戻し動作とを繰り返すことにより前記可動板を回動させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項6】
前記換気手段は、前記換気口に連通し、回転体の外周面に複数の羽根板を有するファン機構で構成され、
前記駆動手段は、落下する前記遊技球により回転するように、前記ファン機構の一方の略半部を前記遊技球供給通路に臨ませて、構成され、
前記ファン機構は、前記換気口を介して前記ケースに対しエアーの送気および排気の一方を行うことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項7】
発熱部品を有するモジュール本体をケースに収容した遊技機用モジュールを、盤面の裏側に取り付けた遊技機であって、
前記盤面の表側に設けた風車に前記盤面を隔てて連結された回転体と、前記回転体の外周面に設けた複数の羽根板と、前記回転体および前記羽根板を収容すると共に前記ケースに形成した換気口に連通するファンケーシングと、を有するファン機構を備え、
前記ファン機構は、前記風車の回転に連動して回転し、前記換気口を介して前記ケースに対しエアーの送気および排気の一方を行って、前記ケース内を換気することを特徴とする遊技機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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