説明

遊技者情報管理装置

【課題】簡単な操作で、遊技者情報を安全に管理することができる遊技者情報管理装置を提供する。
【解決手段】預入/清算端末装置30は、預入金額情報検出装置32で検出した預入金額情報、指静脈情報検出装置34で検出した指静脈情報、遊技者ID検出装置38Bで検出した遊技者IDを管理情報として管理装置10に送信する。遊技者特定手段10bは、送信された指静脈情報あるいは遊技者IDあるいは指静脈情報と遊技者IDを用いて遊技者を特定する。情報管理手段10aは、遊技者特定手段10bにより特定された一人の遊技者の預入金額情報を、送信された預入金額情報を用いて更新する。あるいは、送信された指静脈情報及び預入金額情報あるいは送信された預入金額情報と、新しい遊技者IDを含む遊技者情報を遊技者情報データベース20aに記憶する。指静脈情報を含まない遊技者情報を記憶する場合には、遊技者カードを発行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技者情報管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
パチンコ店等の遊技店では、会員システムが導入されている。会員システムでは、会員となった遊技者に、遊技者ID(遊技者識別情報)が記憶された遊技者カード(「会員カード」ともいう)が発行される。会員となった遊技者は、遊技者IDが記憶されている遊技者カードを用いることによって種々の会員サービスを受けることができる。例えば、獲得した遊技玉を貯玉として預け、預けた貯玉を用いて再プレイすることができるサービス(貯玉サービス)、獲得した遊技玉を持ち玉として預け、預けた持ち玉を用いて再プレイすることができるサービス、預入金を遊技玉と交換した回数や金額や来店回数等に応じたポイントが付与されるサービス(ポイントサービス)等を受けることができる。貯玉は、遊技者が貯えた遊技玉であり、翌日以降に引き出して再プレイをすることができる。持ち玉は、遊技者が貯えた遊技玉であり、当日内で引き出して再プレイをすることができる。このように、会員となることを希望する。
一方、遊技店では、遊技者が遊技店の会員となることにより、会員となった遊技店への遊技者の来店回数の増加を期待することができる。また、会員となった遊技者が遊技者カードを用いて遊技を行うことにより、遊技者カードに記憶されている遊技者IDを用いて各遊技者や遊技機の遊技状態を把握することができる。これにより、集客効果を高めるための種々の対策を講ずることができる。(特許文献1参照)
【特許文献1】特開2002−230740号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の遊技店の会員システムでは、会員となった遊技者は、遊技者IDが記憶されている遊技者カードを用いることによって、種々の会員サービスを受けることができる。
しかしながら、遊技者カードの紛失や盗難が発生した場合には、遊技者カードが不正に用いられる虞がある。
なお、遊技者カードの不正使用を防止する方法として、暗証番号を用いる方法が考えられる。しかしながら、暗証番号を用いる方法では、遊技者は、遊技者カードを用いる毎に暗証番号を入力する操作が必要がある。また、暗証番号を忘れることもある。
本発明は、このような点にかんがみて創案されたものであり、簡単な操作で、遊技者情報を安全に管理することができる遊技者情報管理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記課題を解決するための本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの遊技者情報管理装置である。
本発明では、遊技者情報管理の安全性を高めるために、遊技者の生体情報を用いて遊技者を特定する方法を用いている。ここで、生体情報の使用を拒否する遊技者も存在する。このため、本発明では、遊技者を特定する方法として、遊技者の生体情報を用いて遊技者を特定する方法と、遊技者識別情報を用いて遊技者を特定する方法を使用可能に構成している。すなわち、遊技者を特定するための遊技者特定情報として、遊技者の生体情報あるいは遊技者識別情報を用いている。遊技者の生体情報としては、種々の生体情報を用いることができるが、遊技者の指静脈情報、手の甲の静脈情報、指紋情報、顔画像情報等を好適に用いることができる。遊技者を特定するための遊技者識別情報としては、典型的には、数字やアルファベット等の文字情報や記号情報等を用いて構成される遊技者IDが用いられる。
これにより、遊技者情報管理の安全性の向上を望む遊技者は、遊技者特定情報として生体情報を選択することができ、生体情報の提供を望まない遊技者は、遊技者特定情報として遊技者識別情報を選択することができる。なお、生体情報のみを用いて遊技者を特定する場合には、遊技者識別情報が記憶されている遊技者識別情報記憶手段(好適には、遊技者IDが記憶されている遊技者カード)が不要となる。これにより、遊技者情報管理の安全性を高めることができるとともに、遊技者カードの携帯や遊技者カードの挿入操作等の煩わしさを取り除くことができる。
本発明は、管理装置、記憶装置、端末装置を備えている、
記憶装置には、遊技者情報データベースが設けられている。遊技者情報データベースには、遊技者の遊技情報と生体情報と遊技者識別情報を含む遊技者情報、遊技者の遊技情報と遊技者識別情報は含んでいるが、生体情報は含んでいない遊技者情報が、遊技者毎に記憶されている。遊技情報としては、遊技店に応じた適宜の情報が用いられる。例えば、パチンコ店では、遊技者が預けている預入金の残高を示す預入金額情報、預入金を遊技媒体に交換した数を示す交換玉数情報、貯玉の数を示す貯玉数情報、景品玉の数を示す景品玉数情報、持ち玉の数を示す持ち玉数情報、遊技者の遊技履歴情報等が用いられる。また、遊技機で遊技を行った時のアウト玉の数を示すアウト玉数情報、セーフ玉の数を示すセーフ玉数情報、大当たり遊技状態が発生したことを示す大当たり発生情報等の遊技機情報を遊技情報として用いることもできる。
端末装置は、遊技者の生体情報を検出する生体情報検出手段と、遊技者識別情報記憶手段に記憶されている遊技者識別情報を検出する遊技者識別情報検出手段を有している。遊技者識別情報検出段としては、遊技者識別情報記憶手段に記憶されている遊技者識別情報を接触式、非接触式(光学式、電磁式、電波式等)の種々の検出手段を用いることができる。端末装置の種類は、遊技店に応じて決定される。例えば、パチンコ店では、預入端末装置、預入/清算端末装置、遊技機端末装置、計数端末装置、景品交換端末装置等が用いられる。
端末装置は、遊技者情報を管理するための管理情報を管理装置に送信する。管理情報としては、生体情報検出手段で検出した生体情報、遊技者識別情報検出手段で検出した遊技者識別情報、遊技情報が送信される。生体情報を遊技者特定情報として選択した遊技者が遊技情報を更新する場合には、端末装置から生体情報と遊技情報が送信される。また、遊城者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者が遊技情報を更新する場合には、端末装置から遊技者識別情報と遊技情報が送信される。
管理装置は、情報管理手段と遊技者特定手段を有している。
遊技者特定手段は、端末装置から送信された生体情報あるいは遊技者識別情報を用いて遊技者を特定する遊技者特定処理を実行する。遊技者を特定する方法としては、例えば、遊技者情報データベースに記憶されている生体情報の中から、端末装置から送信された生体情報との一致率が設定値以上である生体情報を検出(抽出)する方法や、遊技者情報データベースに記憶されている遊技者識別情報の中から、端末装置から送信された遊技者識別情報との一致率が設定値以上である遊技者識別情報を検出(抽出)する方法を用いることができる。なお、生体情報の一致率としては、生体情報全体(例えば、指静脈パターン画像情報)の一致率を用いてもよいが、処理負担の軽減化や処理時間の短縮化の観点からは、生体情報の特徴部分(例えば、指静脈パターン画像情報の特徴部分)の一致率を用いるのが好ましい。遊技者識別情報を用いて遊技者特定処理を行う場合、遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者(遊技者識別情報記憶手段を発行した遊技者)の中から遊技者を特定する方法を用いるのが好ましい。この方法を用いることにより、遊技者特定手段の処理負担が軽減される。遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者は、例えば、遊技者情報データベースに、遊技者識別情報記憶手段を発行した遊技者に対応させて遊技者識別情報記憶手段を発行したことを示す識別情報(遊技者識別情報選択情報)を記憶させることによって判別することができる。
情報管理手段は、端末装置から送信された生体情報、遊技者識別情報、遊技情報に基づいて遊技者情報管理処理を実行する。
例えば、端末装置から送信された生体情報と遊技情報に基づいて遊技者情報管理処理を実行する。この場合、送信された生体情報を用いて遊技者特定手段により遊技者特定処理を実行する。そして、一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている遊技情報を、送信された遊技情報を用いて更新する。例えば、遊技者情報データベースに記憶されている遊技情報と端末装置から送信された遊技情報を加算あるいは減算し、加算結果あるいは減算結果を新しい遊技情報として記憶する。
あるいは、端末装置から送信された遊技者識別情報と遊技情報に基づいて遊技者情報管理処理を実行する。この場合、送信された遊技者識別情報を用いて遊技者特定手段により遊技者特定処理を実行する。そして、一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている遊技情報を、送信された遊技情報を用いて更新する。
なお、遊技者識別情報を用いて遊技者の特定処理を実行する場合には、遊技者識別情報のみを遊技者特定情報として選択した遊技者の中から遊技者を特定するのが好ましい。この方法を用いることにより、遊技者特定手段の処理負担が軽減される。遊技者識別情報のみを遊技者特定情報として選択した遊技者は、例えば、遊技者情報データベースに、遊技者識別情報のみを遊技者特定情報として選択したことを示す識別情報を記憶させることによって判別することができる。
また、端末装置から生体情報と遊技情報が送信されるか、あるいは、遊技者識別情報と遊技情報が送信されるかを情報管理手段が容易に判別することができるようにするために、生体情報と遊技情報遊技者識別情報が送信されることを示す信号(生体情報使用モード信号)、遊技者識別情報と遊技情報が送信されることを示す信号(遊技者識別情報使用モード信号)を端末装置から情報管理手段に送信するのが好ましい。
端末装置から送信された生体情報を用いて遊技者を特定する場合の精度等により、類似している複数の生体情報が検出され(複数の遊技者が特定され)、また、実際には遊技者情報データベースに記憶されている生体情報が検出されない(遊技者を特定することができない)ことがある。複数の生体情報が検出された場合や、実際には遊技者情報データベースに記憶されている生体情報が検出されなかった場合は、遊技者特定エラーである。この場合には、例えば、異常処理(例えば、表示手段にエラーメッセージを表示する)が実行される。なお、このような遊技者特定エラーが発生する可能性があっても、生体情報を遊技者特定情報として用いることにより、遊技者識別情報記憶手段(遊技者カード)に記憶されている遊技者識別情報を遊技者特定情報として用いる場合より遊技者情報管理の安全性は高い。
生体情報、遊技者識別情報、遊技情報を端末装置から管理装置に送信する送信時期や送信順序(管理装置で受信する受信時期や受信順序)や、管理装置の遊技者特定手段での遊技者特定処理や管理装置の情報管理手段での遊技者情報管理処理の手順は、適宜設定可能である。例えば、生体情報あるいは遊技者識別情報と遊技情報を端末装置から管理装置に同時に送信してもよいし、異なる時期に送信してもよい。
本発明では、遊技者情報管理の安全性の向上と煩わしい操作からの解放を望む遊技者は、生体情報を遊技者特定情報として選択することができる。この場合、遊技者は、遊技者カードの携帯や挿入操作等が不要となるため、各遊技者の遊技者情報の収集率の向上を期待することができる。一方、生体情報の提供を望まない遊技者は、遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択することができる。この場合、遊技者が、遊技者識別情報が記憶されている遊技者識別情報記憶手段(遊技者カード)を用いて遊技を行うことにより、各遊技者の遊技情報が管理される。これにより、生体情報の提供を望まない遊技者に対してもサービスも提供することができる。
また、本発明では、生体情報を遊技者特定情報として選択した遊技者及び遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者のいずれも、同じ端末装置を用いて遊技者情報を更新することができる。
【0005】
本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの遊技者情報管理装置である。
本発明では、遊技者情報データベースに記憶される遊技情報には、遊技媒体と交換可能な預入金の金額を示す預入金額情報が含まれている。
端末装置は、預入金投入口に投入された現金(預入金)の金額を示す預入金額情報を検出する預入金額情報手段と、遊技者識別情報記憶手段を発行する遊技者識別情報記憶手段発行手段を有している。そして、端末装置は、預入金額情報検出手段で検出した預入金額情報を管理装置に送信し、また、管理装置から送信された遊技者識別情報が記憶されている遊技者識別情報記憶手段を遊技者識別情報記憶手段発行手段から発行する。
情報管理手段は、端末装置から送信された生体情報、遊技者識別情報、預入金額情報に基づいて遊技者情報管理処理を実行する。
例えば、端末装置から送信された生体情報と預入金額情報に基づき、送信された生体情報を用いて遊技者特定手段により遊技者特定処理を実行する。そして、一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応する預入金額情報を、端末装置から送信された預入金額情報を用いて更新する。一方、遊技者が特定されなかった場合には、生体情報を遊技者特定情報として選択した遊技者の遊技者情報の新規登録であると判断し、端末装置から送信された生体情報及び預入金額情報と、新しく決定した遊技者識別情報を含む遊技者識別情報を遊技者情報データベースに記憶する。
また、端末装置から送信された遊技者識別情報と預入金額情報に基づき、送信された遊技者識別情報を用いて遊技者特定手段により遊技者特定処理を実行する。そして、一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応する預入金額情報を、端末装置から送信された預入金額情報を用いて更新する。
また、端末装置から送信された預入金額情報に基づいて遊技者情報管理処理を実行する。この場合、遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者の遊技者情報の新規登録であると判断し、端末装置から送信された預入金額情報と、新しく決定した遊技者識別情報を含む遊技者識別情報を遊技者情報データベースに記憶する。そして、決定した新しい遊技者識別情報を端末装置に送信する。端末装置は、管理装置から送信された遊技者識別情報が記憶されている遊技者識別情報記憶手段を遊技者識別情報記憶手段発行手段から発行する。遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者は、以後、発行された遊技者識別情報記憶手段を用いて遊技を行う。
なお、預入金額情報(遊技者情報)の更新であるか遊技者情報の登録である否かを判断するためには、端末装置から遊技者識別情報が送信されたか否かを情報管理手段が判別する必要がある。端末装置から遊技者識別情報が送信されなかったことを判別する方法としては、種々の方法を用いることができる。例えば、端末装置から遊技者識別情報使用モード信号が端末装置から送信されてから一定時間内に、端末装置から遊技者識別情報が送信されなかったことにより判別する方法を用いることができる。あるいは、端末装置から生体情報使用モード信号、遊技者識別情報使用モード信号が出力されてから、一定時間内に端末装置から遊技者識別情報が蘇新されなかったことにより判別する方法を用いることができる。あるいは、生体情報検出手段で生体情報を検出してから一定時間内に遊技者識別情報検出手段で遊技者識別情報を検出することができなかったことにより判別する方法を用いることができる。あるいは、遊技者情報の更新であることを示す更新信号、遊技者情報の登録であることを示す登録信号を端末装置から送信し、情報管理手段は、更新信号が端末装置から送信されたことにより遊技者識別情報が送信されないことを判別し、登録信号が端末装置から送信されたことにより遊技者識別情報が送信されることを判別する方法を用いることができる。
本発明では、生体情報を遊技者特定情報として選択した遊技者及び遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択した(例えば、遊技者カードの使用を希望する)遊技者のいずれも、同じ端末装置を用いて預入金額情報(遊技者情報)を更新することができる。また、端末装置の預入金投入口に預入金を投入するとともに、生体情報を入力することにより、生体情報を遊技者特定情報として選択した遊技者の遊技者情報を新規に登録することができ、端末装置の預入金投入口に預入金を投入し、遊技者識別識別情報の入力を(例えば、遊技者カード挿入口への遊技者カードの挿入操作)行わないことにより、遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者の遊技者情報を新規に登録することができる。これにより、遊技者による会員登録等の手続を必要とすることなく、遊技者情報を登録することができる。
【0006】
本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの遊技者情報管理装置である。
本発明では、端末装置は入力手段を有している。入力手段としては、例えば、キーボタン、表示手段の表示部に設けられているタッチスイッチ等を用いることができる。そして、端末装置は、入力手段により生体情報使用信号が入力されると、生体情報使用モード信号を管理装置に送信する。この時、生体情報検出モードに設定し、生体情報検出手段による生体情報の検出を可能に設定するのが好ましい。また、入力手段により生体情報非使用信号(遊技者識別情報使用信号)が入力されると、遊技者識別情報使用モード信号を管理装置に送信する。この時、遊技者識別情報検出モードに設定し、遊技者識別情報検出手段による遊技者識別情報の検出を可能に設定するのが好ましい。
情報管理手段は、端末装置から送信された生体情報、遊技者識別情報、預入金額情報、生体情報使用モード信号、遊技者識別情報使用モード信号に基づいて遊技者情報管理処理を実行する。例えば、端末装置から生体情報使用モード信号が送信された時に、端末装置から送信された生体情報と預入金額情報に基づいて、預入金額情報の更新処理あるいは遊技者情報の登録処理を実行する。あるいは、端末装置から遊技者識別情報使用モード信号が送信された時に、端末装置から送信された遊技者識別情報と預入金額情報に基づいて、預入金額情報の更新処理を実行する。あるいは、端末装置から遊技者識別情報使用モード信号が送信された時に、端末装置から送信された預入金額情報に基づいて、遊技者情報の登録処理を実行する。
本発明では、遊技者は、生体情報あるいは遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択することができるとともに、遊技者情報の更新あるいは遊技者情報の新規登録のための操作を容易に行うことができる。
【0007】
本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの遊技者情報管理装置である。
本発明は、管理装置、記憶装置、端末装置を備えている、
記憶装置には、遊技者の遊技情報と生体情報と遊技者識別情報を含む遊技者情報、遊技者の遊技情報と遊技者識別情報は含んでいるが、生体情報は含んでいない遊技者情報が遊技者毎に記憶されている遊技者情報データベースが設けられている。
端末装置は、生体情報検出手段と遊技者識別情報検出手段を有している。そして、端末装置は、遊技者情報を管理するための管理情報を管理装置に送信する。管理情報としては、生体情報検出手段で検出した生体情報、遊技者識別情報記憶手段で検出した遊技者識別情報、遊技情報が送信される。生体情報と遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者が遊技情報を更新する場合には、端末装置から生体情報と遊技者識別情報と遊技情報が送信される。また、遊城者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者が遊技情報を更新する場合には、端末装置から遊技者識別情報と遊技情報が送信される。
管理装置は、情報管理手段と遊技者特定手段を有している。
遊技者特定手段は、端末装置から送信された生体情報あるいは遊技者識別情報を用いて遊技者を特定する遊技者特定処理を実行する。
情報管理手段は、端末装置から送信された生体情報、遊技者識別情報、遊技情報に基づいて遊技者情報管理処理を実行する。
例えば、端末装置から送信された生体情報と遊技者識別情報と遊技情報に基づいて遊技者情報管理処理を実行する。生体情報と遊技者識別情報を用いて遊技者を特定する方法としては、例えば、遊技者情報データベースに記憶されている生体情報(あるいは、遊技者識別情報)の中から、端末装置から送信された生体情報(あるいは、遊技者識別情報)との一致率が設定値以上である生体情報(あるいは、遊技者識別情報)を検出し、さらに、検出した生体情報(あるいは、遊技者識別情報)に対応する遊技者識別情報(あるいは、生体情報)の中から、端末装置から送信された遊技者識別情報(あるいは、生体情報)との一致率が設定値以上である遊技者識別情報(あるいは、生体情報)を検出する方法を用いることができる。そして、一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている遊技情報を、送信された遊技情報を用いて更新する。
あるいは、端末装置から送信された遊技者識別情報と遊技情報に基づいて遊技者情報管理処理を実行する。この場合、送信された遊技者識別情報を用いて遊技者特定手段により遊技者特定処理を実行する。そして、一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている遊技情報を、送信された遊技情報を用いて更新する。
なお、端末装置から生体情報と遊技者識別情報と遊技情報が送信されるか、あるいは、遊技者識別情報と遊技情報が送信されるかを情報管理手段が容易に判別することができるようにするために、生体情報と遊城者識別情報と遊技情報が送信されることを示す信号(生体情報使用モード信号)、遊技者識別情報と遊技情報が送信されることを示す信号(遊技者識別情報使用モード信号)を端末装置から情報管理手段に送信するのが好ましい。
遊技者特定エラーが発生した場合には、例えば、異常処理(例えば、表示手段にエラーメッセージを表示する)が実行される。
生体情報、遊技者識別情報、遊技情報を端末装置から管理装置に送信する送信時期や送信順序(管理装置で受信する受信時期や受信順序)や、管理装置の遊技者特定手段での遊技者特定処理や管理装置の情報管理手段での遊技者情報管理処理の手順は、適宜設定可能である。
生体情報を遊技者特定情報として用いる場合には、遊技者情報管理の安全性は高いが、遊技者特定精度が低い。一方、遊技者識別情報記憶手段に記憶されている遊技者識別情報を遊技者特定情報として用いる場合には、遊技者特定精度は高いが、遊技者情報管理の安全性は低い。本発明では、生体情報と遊技者識別情報を遊城者特定情報として用いているため、遊技者情報の安全性が高く、遊技者特定精度を高くすることができる。なお、遊技者特定精度が高い、遊技者識別情報を用いた遊技者特定処理を行うため、生体情報を用いて遊技者特定処理を行う場合の精度を低くすることができる。例えば、遊技者情報データベースに記憶されている生体情報の中から、端末装置から送信された生体情報と一致する生体情報を検出する際の一致率を低くすることができる。この場合には、遊技者特定手段の処理負担と処理時間を短縮することができる。
本発明では、遊技者情報管理の安全性の向上と遊技者特定精度の向上を望む遊技者は、生体情報と遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択することができる。一方、生体情報の提供を望まない遊技者は、遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択することができる。
また、本発明では、生体情報と遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者及び遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者のいずれも、同じ端末装置を用いて遊技者情報を更新することができる。
【0008】
本発明の第5発明は、請求項5に記載されたとおりの遊技者情報管理装置である。
本発明では、遊技者情報データベースに記憶される遊技情報には、遊技媒体と交換可能な預入金の金額を示す預入金額情報が含まれている。
端末装置は、預入金投入口に投入された現金(預入金)の金額を示す預入金額情報を検出する預入金額情報手段と、遊技者識別情報記憶手段を発行する遊技者識別情報記憶手段発行手段を有している。そして、端末装置は、預入金額情報検出手段で検出した預入金額情報を管理装置に送信し、また、管理装置から送信された遊技者識別情報が記憶されている遊技者識別情報記憶手段を遊技者識別情報記憶手段発行手段から発行する。
情報管理手段は、端末装置から送信された生体情報、遊技者識別情報、預入金額情報に基づいて遊技者情報管理処理を実行する。
例えば、端末装置から送信された生体情報と遊技者識別情報と預入金額情報に基づき、送信された生体情報と遊技者識別情報を用いて遊技者特定手段により遊技者特定処理を実行する。そして、一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応する預入金額情報を、端末装置から送信された預入金額情報を用いて更新する。
また、端末装置から遊技者識別情報が送信されることなく、端末装置から送信された生体情報と預入金額情報に基づき、生体情報を遊技者特定情報として選択した遊技者の遊技者情報の新規登録であると判断し、端末装置から送信された生体情報及び預入金額情報と、新しく決定した遊技者識別情報を含む遊技者識別情報を遊技者情報データベースに記憶する(登録する)。
なお、端末装置から遊技者識別情報が送信されずに生体情報が送信されたことを判別する方法としては、種々の方法を用いることができる。例えば、生体情報使用モード信号が端末装置から送信されてから一定時間内に、遊技者識別情報が端末装置から送信されなかったことにより判別する方法を用いることができる。あるいは、生体情報検出手段で生体情報を検出してから一定時間内に遊技者識別情報検出手段で遊技者識別情報を検出しなかったことにより判別する方法を用いることができる。あるいは、生体情報が端末装置から送信されてから一定時間内に、遊技者識別情報が端末装置から送信されなかったことによる判別する方法を用いることができる。あるいは、預入金額情報(遊技者情報)の更新であることを示す更新信号、預入金額情報(遊技者情報)の登録であることを示す登録信号を端末装置から送信されたことによって判別することができる。
また、端末装置から送信された遊技者識別情報と預入金額情報に基づき、送信された遊技者識別情報を用いて遊技者特定手段により遊技者特定処理を実行する。そして、一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応する預入金額情報を、端末装置から送信された預入金額情報を用いて更新する。
また、端末装置から送信された預入金額情報に基づいて遊技者情報管理処理を実行する。この場合、遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者の遊技者情報の新規登録であると判断し、端末装置から送信された預入金額情報と、新しく決定した遊技者識別情報を含む遊技者識別情報を遊技者情報データベースに記憶する。そして、決定した新しい遊技者識別情報を端末装置に送信し、端末装置の遊技者識別情報記憶手段から遊技者識別情報記憶手段を発行する。
端末装置から遊技者識別情報が送信されなかったことを判別する方法としては、前述した方法を用いることができる。
本発明では、生体情報と遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者及び遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者のいずれも、同じ端末装置を用いて預入金額情報の更新や遊技者情報の新規登録を行うことができる。
【0009】
本発明の第6発明は、請求項6に記載されたとおりの遊技者情報管理装置である。
本発明では、端末装置は入力手段を有している。そして、端末装置は、入力手段により生体情報使用信号が入力されると、生体情報使用モード信号を管理装置に送信する。この時、生体情報検出モードに設定し、生体情報検出手段による生体情報の検出と遊技者識別情報検出手段による遊技者識別情報の検出を可能に設定するのが好ましい。また、入力手段により生体情報非使用信号(遊技者識別情報使用信号)が入力されると、遊技者識別情報使用モード信号を管理装置に送信する。この時、遊技者識別情報検出モードに設定し、遊技者識別情報検出手段による遊技者識別情報の検出を可能に設定するのが好ましい。
情報管理手段は、端末装置から送信された生体情報、遊技者識別情報、預入金額情報、生体情報使用モード信号、遊技者識別情報使用モード信号に基づいて遊技者情報管理処理を実行する。例えば、端末装置から生体情報使用モード信号が送信された時に、端末装置から送信された生体情報と遊技者識別情報と預入金額情報に基づいて、預入金額情報の更新処理あるいは遊技者情報の登録処理を実行する。あるいは、端末装置から遊技者識別情報使用モード信号が送信された時に、端末装置から送信された遊技者識別情報と預入金額情報に基づいて、預入金額情報の更新処理を実行する。あるいは、端末装置から遊技者識別情報使用モード信号が送信された時に、端末装置から送信された預入金額情報に基づいて、遊技者情報の登録処理を実行する。
本発明では、遊技者は、生体情報と遊技者識別情報あるいは遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択することができるとともに、遊技者情報の更新あるいは遊技者情報の新規登録のための操作を容易に行うことができる。
【0010】
本発明の第7発明は、請求項7に記載されたとおりの遊技者情報管理装置である。
本発明は、管理装置、記憶装置、端末装置を備えている、
記憶装置には、遊技者の遊技情報と生体情報と遊技者識別情報を含む遊技者情報、遊技者の遊技情報と遊技者識別情報は含んでいるが、生体情報は含んでいない遊技者情報が遊技者毎に記憶されている遊技者情報データベースが設けられている。
端末装置は、生体情報検出手段と遊技者識別情報検出手段を有している。そして、端末装置は、遊技者情報を管理するための管理情報を管理装置に送信する。管理情報としては、生体情報検出手段で検出した生体情報、遊技者識別情報記憶手段で検出した遊技者識別情報、遊技情報が送信される。生体情報と遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者が遊技情報を更新する場合には、端末装置から生体情報と遊技者識別情報と遊技情報が送信される。また、生体情報を遊技者特定情報として選択した遊技者が遊技情報を更新する場合には、端末装置から生体情報と遊技情報が送信される。また、遊城者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者が遊技情報を更新する場合には、端末装置から遊技者識別情報と遊技情報が送信される。
管理装置は、情報管理手段と遊技者特定手段を有している。
遊技者特定手段は、端末装置から送信された生体情報あるいは遊技者識別情報を用いて遊技者を特定する遊技者特定処理を実行する。
情報管理手段は、端末装置から送信された生体情報と遊技者識別情報と遊技情報に基づいて遊技者情報管理処理を実行する。
例えば、端末装置から送信された生体情報と遊技者識別情報と遊技情報に基づいて遊技者情報管理処理を実行する。生体情報と遊技者識別情報を用いて遊技者を特定する方法としては、前述した方法を用いることができる。そして、一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている遊技情報を、送信された遊技情報を用いて更新する。
あるいは、端末装置から送信された生体情報と遊技情報に基づいて遊技者情報管理処理を実行する。この場合、送信された生体情報を用いて遊技者特定手段により遊技者特定処理を実行する。そして、一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている遊技情報を、送信された遊技情報を用いて更新する。
あるいは、端末装置から送信された遊技者識別情報と遊技情報に基づいて遊技者情報管理処理を実行する。この場合、送信された遊技者識別情報を用いて遊技者特定手段により遊技者特定処理を実行する。そして、一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている遊技情報を、送信された遊技情報を用いて更新する。
本発明では、遊技者情報管理の安全性と遊技者特定精度の向上を望む遊技者は、生体情報と遊技者識別を遊技者特定情報として選択することができ、遊技者情報管理の安全性の向上と煩わしい操作からの解放を望む遊技者は、生体情報を遊技者特定情報として選択することができ、生体情報の提供を望まない遊技者は、遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択することができる。
また、生体情報と遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者及び生体情報を遊技者特定情報として選択した遊技者及び遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者のいずれも、同じ端末装置を用いて遊技者情報の更新を行うことができる。
【0011】
本発明の第8発明は、請求項8に記載されたとおりの遊技者情報管理装置である。
本発明では、遊技者情報データベースに記憶される遊技情報には、遊技媒体と交換可能な預入金の金額を示す預入金額情報が含まれている。
端末装置は、預入金投入口に投入された現金(預入金)の金額を示す預入金額情報を検出する預入金額情報手段と、遊技者識別情報記憶手段を発行する遊技者識別情報記憶手段発行手段を有している。そして、端末装置は、預入金額情報検出手段で検出した預入金額情報を管理装置に送信し、また、生体情報使用/遊技者識別情報使用モード信号、生体情報使用/遊技者識別情報非使用モード信号、生体情報非使用/遊技者識別情報使用モード信号を管理装置に送信し、また、管理装置から送信された遊技者識別情報が記憶されている遊技者識別情報記憶手段を遊技者識別情報記憶手段発行手段から発行する。
情報管理手段は、端末装置から送信された生体情報、遊技者識別情報、預入金額情報、生体情報使用/遊技者識別情報使用モード信号、生体情報使用/遊技者識別情報非使用モード信号、生体情報非使用/遊技者識別情報使用モード信号に基づいて遊技者情報管理処理を実行する。
例えば、端末装置から送信された生体情報使用/遊技者識別情報使用モード信号と生体情報と遊技者識別情報と預入金額情報に基づき、送信された生体情報と遊技者識別情報を用いて遊技者特定手段により遊技者特定処理を実行する。そして、一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応する預入金額情報を、端末装置から送信された預入金額情報を用いて更新する。
また、端末装置から遊技者識別情報が送信されることなく、端末装置から送信された生体情報使用/遊技者識別情報使用モード信号と生体情報と預入金額情報に基づき、生体情報を遊技者特定情報として選択した遊技者の遊技者情報の新規登録であると判断し、端末装置から送信された生体情報及び預入金額情報と、新しく決定した遊技者識別情報を含む遊技者識別情報を遊技者情報データベースに記憶する(登録する)。そして、決定した新しい遊技者識別情報を端末装置に送信し、
また、端末装置から送信された生体情報使用/遊技者識別情報非使用モード信号と生体情報と預入金額情報に基づき、送信された生体情報を用いて遊技者特定手段により遊技者特定処理を実行する。そして、一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応する預入金額情報を、送信された預入金額情報を用いて更新する。一方、送信された生体情報を用いて遊技者特定手段により遊技者が特定されなかった場合には、新しい遊技者識別情報を決定し、送信された生体情報及び預入金額情報と決定した新しい遊技者識別情報を含む遊技者情報を遊技者情報データベースに記憶する(登録する)。
なお、生体情報を用いて遊技者の特定処理を実行する場合には、生体情報と遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者を除いた遊技者、すなわち、生体情報のみを遊技者特定情報として選択した遊技者の中から遊技者を特定するのが好ましい。この方法を用いることにより、遊技者特定手段の処理負担が軽減される。生体情報のみを遊技者特定情報として選択した遊技者は、例えば、遊技者情報データベースに、生体情報のみを遊技者特定情報として選択したことを示す識別情報を記憶させることによって判別することができる。
また、端末装置から送信された生体情報非使用/遊技者識別情報使用モード信号と遊技者識別情報と預入金額情報に基づき、送信された遊技者識別情報を用いて遊技者特定手段により遊技者特定処理を実行する。そして、一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている預入金額情報を、送信された預入金額情報を用いて更新し、
なお、遊技者識別情報を用いて遊技者の特定処理を実行する場合には、遊技者識別情報のみを遊技者特定情報として選択した遊技者の中から遊技者を特定するのが好ましい。この方法を用いることにより、遊技者特定手段の処理負担が軽減される。遊技者識別情報のみを遊技者特定情報として選択した遊技者は、例えば、遊技者情報データベースに、遊技者識別情報のみを遊技者特定情報として選択したことを示す識別情報を記憶させることによって判別することができる。
あるいは、端末装置から遊技者識別情報が送信されることなく、端末装置から送信された生体情報非使用/遊技者識別情報使用モード信号と預入金額情報に基づき、新しい遊技者識別情報を決定し、送信された預入金額情報と決定した新しい遊技者識別情報を含む遊技者情報を遊技者情報データベースに記憶する。そして、決定した新しい遊技者識別情報を端末装置に送信し、端末装置の遊技者識別情報記憶手段発行手段から遊技者識別情報記憶手段を発行する。
本発明では、生体情報と遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者及び生体情報を遊技者特定情報として選択した遊技者及び遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択した遊技者のいずれも、同じ端末装置を用いて預入金額情報の更新や遊技者情報の新規登録を行うことができる。
【0012】
本発明の第9発明は、請求項9に記載されたとおりの遊技者情報管理装置である。
本発明では、端末装置は入力手段を有している。そして、端末装置は、入力手段により生体情報使用/遊技者識別情報使用信号が入力されると、生体情報使用/遊技者識別情報使用モード信号を管理装置に送信する。この時、生体情報/遊技者識別情報検出モードに設定し、生体情報検出手段による生体情報の検出と遊技者識別情報検出手段による遊技者識別情報の検出を可能に設定するのが好ましい。また、入力手段により生体情報使用/遊技者識別情報費使用信号が入力されると、生体情報使用/遊技者識別情報非使用モード信号を管理装置に送信する。この時、生体情報検出モードに設定し、生体情報検出手段による生体情報の検出を可能に設定するのが好ましい。また、入力手段により生体情報非使用/遊技者識別情報使用信号が入力されると、生体情報非使用/遊技者識別情報使用モード信号を管理装置に送信する。この時、遊技者識別情報検出モードに設定し、遊技者識別情報検出手段による遊技者識別情報の検出を可能に設定するのが好ましい。
本発明では、遊技者は、生体情報と遊技者識別情報あるいは生体情報あるいは遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択することができるとともに、遊技者情報の更新あるいは遊技者情報の新規登録のための操作を容易に行うことができる。
【0013】
本発明の第10発明は、請求項10に記載されたとおりの遊技者情報管理装置である。
本発明では、報知装置を備えている。また、記憶装置の遊技者情報データベースには、遊技者の生体情報として、少なくとも、遊技者の第1の生体情報及び第2の生体情報が記憶されている。第1の生体情報と第2の生体情報としては、異なる種類の生体情報を用いることができるが、第2の生体情報として顔画像情報が用いるのが好ましい。
端末装置の生体情報検出手段は、第1の生体情報を検出する。そして、端末装置は、生体情報検出手段で検出した第1の生体情報を管理情報として管理装置に送信する。
なお、第1の生体情報と第2の生体情報を端末装置から管理装置に送信して遊技者情報データベースに記憶可能とするために、少なくとも一つの端末装置には、第1の生体情報を検出する第1の生体情報検出手段と第2の生体情報を検出する第2の生体情報検出手段を設けるのが好ましい。
遊技者特定手段は、端末装置から送信された第1の生体情報を用いて遊技者特定処理を実行する。例えば、遊技情報データベースに記憶されている第1の生体情報の中から、端末装置から送信された第1の生体情報との一致率が設定値以上である第1の生体情報を検出(抽出)する。
情報管理手段は、端末装置から管理情報として送信された第1の生体情報を用いて、遊技者特定手段により遊技者特定処理を実行する。そして、一人の遊技者を特定した場合には、特定した一人の遊技者に対応する遊技情報を更新する。一方、複数の遊技者を特定した場合には、特定した複数の遊技者に対応して遊技者情報データベースに記憶されている第2の生体情報を読み出して、報知装置に出力する。報知装置としては、好適には表示装置が用いられる。表示装置は、遊技店の係員等が管理している管理端末装置に設けられている表示装置を用いるのが好ましいが、他の端末装置に設けられている表示装置を用いることもできる。
第2の生体情報を報知装置から報知するタイミングとしては、複数の遊技者を特定した時点、あるいは、遊技店の係員等が管理端末装置等で報知操作を行った時点等を設定することができる。
本発明では、第1の生体情報を用いて遊技者の特定処理を行う際に、複数の遊技者を特定した場合には、特定した複数の遊技者の第2の生体情報を報知装置に出力する。これにより、遊技店の係員等は、第2の生体情報を確認することによって正しい遊技者を特定することができる。特に、第2の生体情報として遊技者の顔画像情報を用いる場合には、遊技店の係員等は、遊技者情報データベースから読み出した、特定された複数の遊技者の顔画像情報と、実際の遊技者の顔画像情報を対比することができるため、遊技者を容易に特定することができる。
【0014】
本発明の第11発明は、請求項11に記載されたとおりの遊技者情報管理装置である。
本発明では、記憶装置の遊技者情報データベースには、遊技者の生体情報として、遊技者の第1の生体情報及び第2の生体情報が記憶されている。第1の生体情報と第2の生体情報としては異なる種類の生体情報が用いられる。例えば、第1の生体情報として指静脈情報が用いられ、第2の生体情報として顔画像情報が用いられる。
端末装置は、生体情報検出手段として、第1の生体情報を検出する第1の生体情報検出手段と、第2の生体情報を検出する第2の生体情報検出手段を有し、第1の生体情報検出手段で検出した第1の生体情報、第2の生体情報検出手段で検出した第2の生体情報を管理情報として管理装置に送信する。
遊技者特定手段は、端末装置から送信された第1の生体情報と第2の生体情報を用いて遊技者の特定処理を実行する。例えば、先ず、遊技情報データベースに記憶されている第1の生体情報の中から、端末装置から送信された第1の生体情報との一致率が設定値以上である第1の生体情報を検出(抽出)する。複数の遊技者を特定した場合には、さらに、特定した遊技者に対応して遊技者情報データベースに記憶されている第2の生体情報の中から、端末装置から送信された第2の生体情報と一致率が設定値以上である第2の生体情報を検出(抽出)する。
情報管理手段は、端末装置から管理情報として送信された第1の生体情報と第2の生体情報を用いて遊技者情報管理処理を実行する。この場合、端末装置から送信された第1の生体情報を用いて遊技者特定手段により遊技者の特定処理を実行する。一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応する遊技情報を更新する。一方、複数の遊技者が特定された場合には、特定された複数の遊技者の中から、端末装置から送信された第2の生体情報を用いて遊技者特定手段時より遊技者の特定処理を実行する。そして、一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応する遊技情報を更新する。
なお、第1の生体情報を用いて遊技者の特定処理を行うとともに、第2の生体情報を用いて遊技者の特定処理を行い、第1の生体情報及び第2の生体情報で特定された一人の遊技者に対応する遊技情報を更新するように構成することもできる。
本発明では、第1の生体情報と第2の生体情報を用いて遊技者の特定処理を行うため、遊技者の特定精度を高めることができる。
【発明の効果】
【0015】
請求項1〜11に記載の遊技者情報管理装置を用いれば、簡単な操作で、遊技者情報を安全に管理することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
本発明の一実施の形態の概略構成図を図1に示す。本実施の形態は、パチンコ店における遊技者情報管理装置として構成した場合のものである。
なお、生体情報を用いて個人を判別する(バイオメトリックス)技術としては、指紋情報、指静脈情報、手の甲の静脈情報、声紋情報、虹彩情報、網膜情報、顔画像情報等を生体情報として用いる技術が開発されている。本実施の形態では、指静脈情報を第1の生体情報、顔画像情報を第2の生体情報として用いている。そして、遊技者特定情報として生体情報を用いる場合には、通常時には、第1の生体情報である指静脈情報を用いて遊技者を特定し、遊技者特定エラーが発生した場合、例えば、検出した指静脈情報との一致率が設定値以上である指静脈情報を複数検出(抽出)した場合や、遊技者情報データベースに記憶(登録)されているはずの指静脈情報が検出(抽出)されなかった場合等には、第2の生体情報である顔画像情報を用いて遊技者を特定する。
【0017】
本実施の形態の遊技情報管理装置は、管理装置10、記憶装置20、預入/清算端末装置30、遊技機端末装置40、遊技機50、計数端末装置60、景品交換端末装置70、管理端末装置80等により構成されている。これらの装置は、通信回線90に接続されている。
管理装置10は、情報管理手段10a、遊技者特定手段10bを有している。
情報管理手段10aは、記憶装置20の遊技者情報データベース20aや遊技機情報データベース20bを管理する。すなわち、遊技者情報データベース20aへの遊技者情報の登録や遊技者情報データベース20aに記憶されている遊技者情報の更新、遊技機情報データベース20bへの遊技機情報の登録や遊技機情報データベース20bに記憶されている遊技機情報の更新を行う。また、情報管理手段10aは、各端末装置から送信された指静脈情報、顔撮像情報や遊技情報(例えば、預入金額情報、交換玉数情報、貯玉数情報等)を受信する受信手段や、遊技者特定手段10bが一人の遊技者を特定したことを示す遊技者特定信号を各端末装置に送信する送信手段(送受信手段でもよい)を有している。
遊技者特定手段10bは、各端末装置に設けられている生体情報検出装置で検出した生体情報と遊技者情報データベース20aに記憶されている生体情報を比較することによって、あるいは、各端末装置に設けられている遊技者ID検出装置(遊技者識別情報検出装置)で検出した遊技者ID(遊技者識別情報)と遊技者情報データベースに記憶されている遊技者ID(遊技者識別情報)を比較することによって遊技者を特定する。
【0018】
生体情報を用いて遊技者を特定する方法としては、種々の方法を用いることができる。
例えば、指静脈情報(第1の生体情報)と顔画像情報(第2の生体情報)を用いて遊技者を特定する方法を用いることができる。
第1の生体情報である指静脈情報と第2の生体情報である顔画像情報を用いて遊技者を特定する場合には、先ず、遊技者情報データベース20aに記憶されている指静脈情報の中から、端末装置の指静脈情報検出装置で検出した指静脈情報との一致率が設定値以上である指静脈情報を検出(抽出)する。すなわち、指静脈情報検出装置で検出した指静脈情報と一致する指静脈情報を検出(抽出)する。
検出した指静脈情報との一致率が設定値以上である指静脈情報を1つ検出(抽出)した場合(一人の遊技者を特定した場合)には、遊技者の特定処理が正常に終了した(特定OK)ものと判断する。
一方、検出した指静脈情報との一致率が設定値以上である指静脈情報を複数検出(抽出)した場合(複数の遊技者を特定した場合)には、遊技者の特定処理が正常に終了しなかった(特定NG)ものと判断し、異常処理を実行する。例えば、検出(抽出)した複数の指静脈情報に対応して(特定した複数の遊技者に対応して)遊技者情報データベース20aに記憶されている顔画像情報(第2の生体情報)を報知装置に出力する。例えば、管理端末装置80の表示装置83あるいは端末装置の表示装置に表示する。パチンコ店の係員等は、報知装置に出力されている顔画像情報と実際に遊技を行っている遊技者の顔を比較することによって、正しい遊技者を判別(特定)する。顔画像情報を報知装置に出力するタイミングとしては、例えば、複数の遊技者を特定した時点を用いることができる。この場合には、パチンコ店の係員は、複数の遊技者が特定されたこと、特定された複数の遊技者を迅速に判別することができる。あるいは、パチンコ店の係員等が管理端末装置80や他の端末装置の入力手段を操作(顔画像情報表示操作)した時点を用いることができる。この場合には、例えば、遊技者の特定が正常に終了しなかったことを遊技者がパチンコ店の係員等に連絡し、連絡を受けたパチンコ店の係員等が報知装置(例えば、管理端末装置80や他の端末装置)の入力手段を操作することによって、顔画像情報が報知装置に表示される。これにより、必要な時に顔画像情報を見ることができる。
【0019】
あるいは、先ず、遊技者情報データベース20aに記憶されている指静脈情報の中から、端末装置の指静脈情報検出装置で検出した指静脈情報との一致率が設定値以上である指静脈情報を検出する。
検出した指静脈情報との一致率が設定値以上である指静脈情報を1つ検出した場合(一人の遊技者を特定した場合)には、遊技者の特定処理が正常に終了した(特定OK)ものと判定する。
一方、検出した指静脈情報との一致率が設定値以上である指静脈情報を複数検出した場合(複数の遊技者を特定した場合)には、更に、遊技者情報データベース20aに記憶されている、当該特定した複数の遊技者の顔画像情報の中から、端末装置の顔画像情報検出装置で検出した顔画像情報との一致率が設定値以上である顔画像情報を検出する。
検出した顔画像情報との一致率が設定値以上である顔画像情報を1つ検出した場合(一人の遊技者を特定した場合)には、遊技者の特定処理が正常に終了した(特定OK)ものと判定する。
一方、検出した顔画像情報との一致率が設定値以上である顔画像情報を複数検出した場合(複数の遊技者を特定した場合)には、遊技者の特定処理が正常に終了しなかった(特定NG)ものと判定し、異常処理を実行する。例えば、検出した複数の顔画像情報を報知装置に出力する。報知方法としては、前述した方法を用いることができる。
なお、検出した指静脈情報との一致率が設定値以上である指静脈情報を検出(抽出)することができなかった場合には、端末装置の種類や遊技情報の処理内容等に応じて、遊技者情報の新規登録処理あるいは異常処理を実行する。
【0020】
また、遊技者ID(遊技者識別情報)を用いて遊技者を特定する方法としては、種々の方法を用いることができる。
例えば、遊技者情報データベース20aに記憶されている遊技者IDの中から、端末装置の遊技者ID検出装置(遊技者識別情報検出装置)で検出した遊技者IDとの一致率が設定値以上である遊技者IDを検出する。すなわち、遊技者ID検出装置で検出した遊技者IDと一致する遊技者IDを検出(抽出)する。
検出した遊技者IDとの一致率が設定値以上である遊技者IDを1つ検出した場合(一人の遊技者を特定した場合)には、遊技者の特定処理が正常に終了した(特定OK)ものと判断する。一方、検出した遊技者IDとの一致率が設定値以上である遊技者IDを検出することができなかった場合には、異常処理を実行する。例えば、遊技者カード挿入口に挿入された遊技者カードに記憶されている遊技者IDが遊技者情報データベース20aに記憶(登録)されていない旨のメッセージを端末装置の表示装置に表示する。
なお、端末装置から遊技情報のみ送信され、生体情報(指静脈情報)及び遊技者IDが送信されなかった場合には、端末装置の種類や遊技情報の処理内容等に応じて、新規登録処理あるいは異常処理を実行する。
【0021】
記憶装置20は、管理装置10(情報管理手段10aや遊技者特定手段10b)がアクセス可能に設けられており、遊技者情報データベース20aと遊技機情報データベース20bが設けられている。
遊技者情報データベース20aの一例を図3に示す。図3に示す遊技者情報データベース20aには、各遊技者の遊技者情報が遊技者毎に記憶されている。遊技者情報には、遊技者の遊技情報、生体情報や遊技者ID(遊技者識別情報)が含まれている。
図3では、生体情報として、第1の生体情報である指静脈情報と、第2の生体情報である顔画像情報が記憶可能である。
遊技者IDとしては、例えば、数字やアルファベット等の文字情報や記号情報等によって構成されたものが用いられる。図3では、遊技者IDとして、AB0001、AB0002、AB0003が用いられている。
また、図3では、遊技情報としては、預入金額情報、交換玉数情報、貯玉数情報、景品玉数情報、持ち玉数情報、遊技履歴情報等が記憶可能である。
預入金額情報は、遊技者が預けた金額の残高を示す。遊技者は、例えば、預入/清算端末装置30や、預入操作が可能な遊技機端末装置機40を用いて預入金を預けることができる。預入金を預けた場合、遊技者情報データベース20aに、預入金を示す預入金額情報が記憶される(更新される)。また、遊技者は、玉貸機や遊技機端末装置40を用いて、預入金額情報で示される預入金の範囲内で、預入金を遊技玉(遊技媒体)に交換することができる。預入金を遊技玉に交換した場合、交換した遊技玉に対応する預入金を示す金額情報が預入金額情報から減算される(更新される)。また、遊技者情報データベース20aに、交換玉数情報(預入金を遊技玉に交換した遊技玉の数)が記憶される。
貯玉数は、遊技者が保有している貯玉の数を示している。貯玉は、遊技者が獲得した遊技玉を貯えておき、翌日以降に引き出して遊技を行う(再プレイする)ことができる遊技玉である。通常、貯玉を用いて再プレイ(貯玉再プレイ)する場合には、所定の手数料が必要である。
景品玉数は、遊技者が保有している景品玉の数を示している。景品玉は、遊技者が獲得した遊技玉で、当日中に景品と交換可能な遊技玉の数である。
持ち玉数は、遊技者が保有している持ち玉の数を示している。持ち玉は、遊技者が獲得した遊技玉を貯えておき、当日中に引き出して遊技を行う(持ち玉再プレイする)ことができる遊技玉である。なお、持ち玉再プレイを行うことができない場合には、持ち玉数情報は記憶されない。
遊技履歴情報は、遊技者が遊技を行った時刻、遊技機ID(例えば、台番号)、アウト玉数、セーフ玉数等が記憶される。なお、アウト玉は、遊技領域に発射された遊技玉である。セーフ玉は、遊技領域に発射された遊技玉が入賞口に入賞した場合に払い出される遊技玉である。遊技者が遊技により獲得した遊技玉の数は、例えば、[セーフ玉数−アウト玉数]により算出することができる。また、遊技者が保有している遊技玉(保有玉)は、例えば、[交換玉数+(セーフ玉数−アウト玉数)]により算出することができる。
【0022】
本実施の形態では、遊技者は、遊技者特定情報として生体情報あるいは遊技者IDを選択することができる。このため、遊技者情報データベース20aに記憶される遊技者情報は、遊技者によって異なる。
例えば、遊技者情報管理の安全性を望む(遊技者カードの使用を希望しない)遊技者は、遊技者特定情報として生体情報を選択する。遊技者特定情報として生体情報を用いた遊技者に対しては、遊技者の遊技情報と生体情報及び遊技者IDを含む遊技者情報が遊技者情報データベース20aに記憶される。
一方、生体情報の使用を拒否する(遊技者IDが記憶された遊技者カードの使用を希望する)遊技者は、遊技者特定情報として遊技者IDを選択する。遊技者特定情報として遊技者IDを選択した遊技者に対しては、遊技者の遊技情報と遊技者IDを含んでいるが、生体情報を含んでいない遊技者情報が遊技者情報データベース20aに記憶される。
なお、遊技者IDを用いて遊技者特定手段10bにより遊技者を特定する場合の遊技者特定手段10bの処理負担を軽減するために、遊技者情報データベース20aに、遊技者IDを遊技者特定情報として選択した遊技者(遊技者IDが記憶されている遊技者カードを発行した遊技者)に対応させて、遊技者IDを遊技者特定情報として選択したこと(遊技者カードを発行したこと)を示す識別情報(遊技者ID選択情報)を記憶させるのが好ましい。この場合、遊技者特定手段10bは、遊技者ID選択情報が記憶されている遊技者に対応する遊技者IDの中から、端末装置から送信された遊技者IDとの一致率が設定値以上である遊技者IDを検出する。
【0023】
遊技者情報データベース20aに記憶されている遊技情報の更新は、遊技情報が変化した時や設定期間毎に行うのが好ましい。例えば、預入金を遊技玉に交換した時に交換玉数情報を更新し、貯玉あるいは持ち玉を引き出した時に貯玉数情報あるいは持ち玉数情報を更新し、景品玉を景品に交換した時に景品玉数情報を更新する。また、遊技中における1分毎のアウト玉数やセーフ玉数を記憶する。また、遊技情報を記憶する時には、遊技情報が変化した時刻あるいは設定時間毎の時刻を示す時刻情報も一緒に記憶するのが好ましい。
このように、遊技者情報データベース20aに遊技情報を時刻情報とともに順次記憶することにより、各遊技者の遊技情報を時系列的に判別することができる。すなわち、遊技者の行動履歴を判別することができる。
あるいは、各遊技情報が変化したタイミングに基づいて、不正が行われている可能性があることを判別することができる。例えば、前回預入金を遊技玉に交換した時点あるいは前回貯玉や持ち玉を引き出した時点から、まだ遊技者が遊技玉を保有していると判断される状態で、預入金を遊技玉に交換する操作が行われあるいは貯玉や持ち玉を引き出す操作が行われたことにより、不正が行われている可能性があることを判別する。
【0024】
遊技機情報データベース20bの一例を図4に示す。図4に示す遊技機情報データベース20bには、各遊技機の遊技機情報が遊技機毎に記憶されている。遊技機情報には、各遊技機の遊技機ID(例えば、遊技店内の台番号)(001、002、003)、日時情報、遊技を行った遊技者の遊技者ID、各遊技者が遊技を行った時のアウト玉数情報及びセーフ玉数情報、大当たり発生時刻情報等が用いられる。
遊技機情報データベース20bには、遊技機情報が変化した時あるいは設定期間毎に遊技機情報を記憶するのが好ましい。例えば、遊技者が遊技を開始した時に遊技者IDを記憶する。また、遊技者による遊技中における1分毎のアウト玉数やセーフ玉数を記憶する。また、遊技機情報を記憶する時には、遊技機情報が変化した時刻あるいは設定時間毎の時刻を示す時刻情報も一緒に記憶するのが好ましい。
このように、遊技機情報データベース20bに時刻情報を含む遊技機情報を順次記憶することにより、各遊技機の遊技機情報を時系列的に判別することができる。すなわち、各遊技機の遊技履歴を判別することができる。
なお、遊技機情報データベース20bは、遊技者情報データベース20aに記憶されている遊技者情報を用いて作成することができる。したがって、遊技機情報データベース20bは省略することができる。この場合には、遊技機情報は、必要な時に、遊技者情報データベース20aに記憶されている遊技者情報を用いて算出する。
【0025】
預入/清算端末装置30は、預入金の預入処理あるいは預入金の清算処理を実行する時に用いられる。
遊技者は、預入/清算端末装置30で預入操作を行うことにより現金(預入金)を預けることができる。そして、遊技者は、玉貸機あるいは遊技機端末装置30で玉貸操作を行うことにより、預入金を遊技玉に交換することができる。また、遊技者は、預入/清算端末装置30で清算操作を行うことにより、預入金の残金を受け取ることができる。
なお、遊技者情報データベース20aに遊技者情報が記憶されていない遊技者(未登録の遊技者)が、預入/清算端末装置30で預入操作を行うと、当該遊技者に対して新しい遊技者IDを決定し、決定した新しい遊技者IDを含む遊技者情報を遊技者情報データベース20aに新規に記憶する(登録する)。この時、遊技者が生体情報を使用することを希望した場合(生体情報を遊技者特定情報として選択した場合)には、生体情報と新しく決定した遊技者IDを含む遊技者情報を遊技者情報データベース20aに記憶する。一方、遊技者が生体情報の使用を拒否した場合(遊技者IDを遊技者特定情報として選択した場合)には、新しく決定した遊技者IDを含んでいるが、生体情報を含んでいない遊技者情報を遊技者情報データベース20aに記憶するとともに、新しく決定した遊技者DIが記憶されている遊技者カードを発行する。
【0026】
預入/清算端末装置30は、処理装置31、預入金額情報検出装置32、人検知装置33、指静脈情報検出装置34、顔画像情報検出装置35、照明装置36、表示装置37、遊技者カード発行装置38A、遊技者ID検出装置(遊技者ID読取装置)38B等を有している。
処理装置31は、各装置に接続されている。また、処理装置31は、預入金額情報検出装置32で検出した預入金額情報、指静脈情報検出装34で検出した指静脈情報、顔画像情報検出装置35で検出した顔画像情報等、遊技者ID検出装置38Bで検出した遊技者IDを遊技者情報を管理するための管理情報として管理装置10に送信する送信手段、管理装置10から送信された遊技者特定信号や遊技者ID等を受信する受信手段(送受信手段でもよい)を有している。
預入金額情報検出装置32は、預入金投入口32aに投入された預入金(現金)の金額を示す預入金額情報を検出する。
人検知装置33は、預入/清算端末装置30の近傍(例えば、前方)に人が存在することを検知すると人検知信号を出力する。人検知装置33としては、光学式や磁気式等の公知の種々の検知装置を用いることができる。
指静脈情報検出装置34は、指静脈情報検出部34aに挿入された(配置された)指の指静脈情報を検出する。指静脈情報検出装置34としては、例えば、指の静脈パターン画像情報を出力する赤外線CCDカメラと、赤外線CCDカメラから出力される指の静脈パターン画像情報から指の静脈パターンの特徴部分を抽出して指静脈情報を出力する処理装置により構成される公知の指静脈情報検出装置を用いることができる。指静脈情報検出部34aは、指の静脈情報を検出するために指が挿入される箇所、すなわち、「指静脈情報検出位置」である。なお、指静脈情報検出装置34は管理装置10側に設けることもできる。この場合には、処理装置31は、指静脈情報検出部34aに配置された指の静脈パターン画像情報を管理装置10に送信する。いずれの場合も、預入/清算端末装置30(端末装置)から指静脈情報(第1の生体情報)を管理情報として管理装置10に送信する概念に含まれる。
【0027】
顔画像情報検出装置35は、指静脈情報検出部34aに指を挿入した遊技者の顔画像情報を検出する。顔画像情報検出装置35としては、例えば、CCDカメラを用いることができる。
照明装置36は、遊技者が、指静脈情報検出部34aに容易に指を挿入する(配置する)ことができるように、指静脈情報検出部34aの位置を指示(報知)する。照明装置36は、指静脈情報検出部34aの位置を指示(報知)することができれば、適宜の位置に配置することができる。本実施の形態では、照明装置36は、指静脈情報検出部34aの上方に配置されている。照明装置36は、例えば、人検知装置33によって人が検知されたこと、あるいは、預入金額情報検出装置32が預入金投入口32aに投入された預入金の金額を検出したことを条件に動作させる。照明装置36の動作態様としては種々の動作態様を用いることができる。例えば、点灯状態とする態様、点滅状態とする態様を用いることができる。また、点灯色を所定の色に設定する態様を用いることもできる。
表示装置37には、預入金額情報等の種々の情報が表示される。
指静脈情報を用いて遊技者を特定する場合には、同じ手の同じ指の指静脈情報を検出する必要がある。本実施の形態では、指静脈情報検出部34aに左手の人差し指を挿入することを指示するイラストが表示されている指示部(表示部)34bが設けられている。図1では、指静脈情報検出部34aの下方に指示部34bが配置されている。
遊技者カード発行装置38Aは、管理装置10から送信された遊技者IDが記憶された遊技者カードを、遊技者カード排出口38aから排出する(発行する)。
遊技者ID検出装置(遊技者ID読取装置)38Bは、遊技者が携帯している遊技者カードに記憶されている遊技者IDを検出する(読み取る)。本実施の形態では、遊技者ID検出装置38Bは、遊技者カード挿入口38bに挿入された遊技者カードに記憶されている遊技者IDを検出する。遊技者ID検出装置38Bとしては、接触式や非接触式(磁気式、電波式、光学式等)の公知の種々の形式の検出装置を用いることができる。遊技者カードに記憶されている遊技者IDを非接触で検出する場合、例えば、遊技者カードとしてRFID(Radio Frequency Identification)カードを用い、遊技者ID検出装置38BとしてRFIDリーダを用いる場合には、遊技者カードが遊技者ID検出装置38Bの検出可能領域内に配置されていれば、遊技者カードに記憶されている遊技者IDを検出することができる。例えば、遊技者カードが遊技者のカバンやポケットに挿入されている状態で遊技者IDを検出することができる。この場合には、遊技者カード挿入口38bを省略することができる。
なお、遊技者ID検出装置38Bの処理機能を遊技者カード発行装置38Aに持たせることにより、遊技者カード発行装置38Aと遊技者ID検出装置38Bを一体に構成することもできる。この場合には、一体化された装置は、遊技者カード発行装置でもあり、遊技者ID検出装置でもある。
【0028】
遊技機端末装置40は、遊技機50に対応して設けられている。一般的には、遊技機50の間に配置されている。本実施の形態では、遊技機端末装置40として、預入操作と玉貸操作が可能な遊技機端末装置を用いている。遊技機端末装置40としては、これ以外にも、預入操作のみが可能な遊技機端末装置等、種々の構成の遊技機端末装置を用いることができる。
遊技者は、遊技機端末装置40で預入操作を行うことにより、現金(預入金)を預けることができる。また、遊技機端末装置40で玉貸操作を行うことにより、預入金を遊技玉に交換することができる。また、遊技機端末装置40で再プレイ操作(再遊技操作)を行うことにより、貯玉を引き出して再プレイ(貯玉再プレイ)を行い、あるいは、持ち玉を引き出して再プレイ(持ち玉再プレイ)を行うことができる。また、離席操作を行うことにより、離席モードに設定し、遊技中に離席することができる。
なお、遊技者情報データベース20aに遊技者情報(生体情報あるいは遊技者ID)が記憶されていない遊技者が、遊技機端末装置40で預入操作を行った場合には、当該遊技者に対する遊技者情報が遊技者情報データベース20aに新規に記憶される(登録される)。遊技者情報の登録動作は、預入/清算端末装置30での登録動作と同様である。
【0029】
遊技機端末装置40は、図2に示されているように、処理装置41、預入金額情報検出装置42、人検知装置43、指静脈情報検出装置44、指静脈情報検出部44a、指示部44b、顔画像情報検出装置45、照明装置46、表示装置47、遊技者カード発行装置48A、遊技者ID検出装置48B、操作ボタン(玉貸ボタン49a、再プレイボタン49b、離席ボタン49c)等を有している。
処理装置41は、各装置に接続されている。また、処理装置41は、預入金額情報検出装置42で検出した預入金額情報、指静脈情報検出装置44で検出した指静脈情報、顔画像情報検出装置45で検出した顔画像情報、遊技者ID検出装置48Bで検出した遊技者ID等を管理情報として管理装置10に送信する送信手段、管理装置10から送信された遊技者特定信号や遊技者ID等を受信する受信手段(送受信手段でもよい)を有している。
預入金額情報検出装置42は、預入金投入口42aに投入された現金(預入金)の金額を示す預入金額情報を検出する。
人検知装置43は、遊技機端末装置40の近傍(例えば、遊技機50の椅子)に人が存在することを検知すると人検知信号を出力する。
指静脈情報検出装置44、顔画像情報検出装置45、照明装置46、遊技者カード発行装置48A、遊技者ID検出装置48Bは、預入/清算装置30の指静脈情報検出装置34、顔画像情報検出装置35、照明装置36、遊技者カード発行装置38A、遊技者ID検出装置38Bと同様の構成である。
表示装置47には、預入金額情報、持ち玉数情報、貯玉数情報、景品玉数情報等の種々の情報が表示される。
【0030】
玉貸ボタン49aは、遊技者が預入金を遊技玉に交換する時に操作される。例えば、玉貸ボタン49aが操作されると、玉貸信号が入力される。処理装置41は、玉貸信号が入力されると、所定金額(例えば、500円)分の遊技玉を貸し出す。この時、玉貸ボタン49aの操作回数に対応する金額情報が、遊技者情報データベース20aに記憶されている遊技者の預入金額情報から減算され、減算値が預入金額情報として記憶される(更新される)。
再プレイボタン49bが操作されると、再プレイ信号が入力される。処理装置41は、再プレイ信号が入力されると、所定数の遊技玉を払い出す。この時、再プレイボタン49bの操作回数に対応する数を示す玉数情報が、遊技者情報データベース20aに記憶されている遊技者の持玉数情報から減算され、減算値が持玉数情報として記憶される。持玉がない場合には、再プレイボタン49bの操作回数に対応する数を示す玉数情報が、遊技者情報データベース20aに記憶されている遊技者の貯玉数情報から減算され、減算値が貯玉数情報として記憶される。
また、離席ボタン49cが操作されると、離席信号が入力される。処理装置41は、離席信号が入力されると、離席モードに設定し、遊技を停止させる(例えば、発射装置駆動モータの作動を禁止する)。離席モードを解除する場合には、遊技者は、玉貸ボタン49aあるいは再プレイボタン49bを操作して玉貸信号あるいは再プレイ信号を入力した後、指静脈情報検出部44aに指を挿入し、あるいは、遊技者カード挿入口48bに遊技者カードを挿入する。処理装置41は、離席モードに設定している状態で、玉貸ボタン49aあるいは再プレイボタン49bが操作されて玉貸信号あるいは再プレイ信号が入力されると、離席モード解除処理を実行する。例えば、指静脈情報検出装置34で検出した指静脈情報あるいは遊技者ID検出装置44で検出した遊技者IDが、離席ボタン49cが操作された時点で遊技を行っていた遊技者の指静脈情報あるいは遊技者が携帯している遊技者カードに記憶されていた遊技者IDと一致するか否かを判断する。遊技者指静脈情報あるいは遊技者IDの一致性の判断処理は、処理装置41で行ってもよいし、管理装置10の遊技者特定手段10bで行ってもよい。指静脈情報あるいは遊技者IDが一致していることを判別した場合には、離席モードを解除し、遊技を再開させる。
なお、遊技機端末装置40は、遊技機50の遊技機情報(例えば、アウト玉数情報、セーフ玉数情報、大当たり発生情報等)を管理情報として管理装置10に送信する。
【0031】
計数端末装置60は、遊技者が獲得した遊技玉を計数する時に用いられる。
遊技者は、計数端末装置60で計数した遊技玉を貯玉、持ち玉あるいは景品玉とすることができる。
計数端末装置60は、処理装置61、人検知装置63、指静脈情報検出装置64、指示部64b、顔画像情報検出装置65、照明装置66、表示装置67、遊技者ID検出装置68B、計数装置69等を有している。
処理装置61は、各装置に接続されている。また、処理装置61は、指静脈情報検出装64で検出した指静脈情報、顔画像情報検出装置65で検出した顔画像情報、遊技者ID検出装置68Bで検出した遊技者ID、計数装置69で計数した計数情報等を管理情報として管理装置10に送信する送信手段や管理装置10から送信された遊技者特定信号等を受信する受信手段(送受信手段でもよい)を有している。
人検知装置63は、計数端末装置60の近傍(例えば、前方)に人が存在することを検知すると人検知信号を出力する。
指静脈情報検出装置64、顔画像情報検出装置65、照明装置66、遊技者ID検出装置68Bは、預入/清算端末装置30の指静脈情報検出装置34、顔画像情報検出装置35、照明装置36、遊技者ID検出装置38Bと同様の構成である。
計数装置69は、投入口69aに投入された遊技玉の数を計数し、計数値を示す計数情報を出力する。
表示装置67には、持ち玉数情報、貯玉数情報、景品玉数情報、計数情報等の種々の情報が表示される。
【0032】
景品交換端末装置70は、景品玉を景品と交換する時に用いられる。
景品交換端末装置70は、処理装置71、人検知装置73、指静脈情報検出装置74、指示部74b、顔画像情報検出装置75、照明装置76、表示装置77、遊技者ID検出装置78B等を有している。
処理装置71は、各装置に接続されている。また、処理装置71は、指静脈情報検出装74で検出した指静脈情報、顔画像情報検出装置75で検出した顔画像情報、遊技者ID検出装置78Bで検出した遊技者ID、遊技者が選択した景品や景品交換玉数等を示す景品交換情報等を管理情報として管理装置10に送信する送信手段や管理装置10から送信された遊技者特定信号等を受信する受信手段(送受信手段でもよい)を有している。
人検知装置73は、景品交換端末装置70の近傍(例えば、前方)に人が存在することを検知すると人検知信号を出力する。
指静脈情報検出装置74、顔画像情報検出装置75、照明装置76、遊技者ID検出装置78Bは、預入/清算端末装置30の指静脈情報検出装置34、顔画像情報検出装置35、照明装置36、遊技者ID検出装置38Bと同様の構成である。
表示装置77には、景品や景品と交換するのに必要な景品玉の数等を示す景品情報等の種々の情報が表示される。
【0033】
管理端末装置80は、パチンコ店(遊技店)の管理室等に配設されており、管理者(例えば、遊技店の係員)が所定の操作や監視を行うためのものである。管理端末装置80は、遊技店の係員等が携帯可能に構成することもできる。
管理端末装置80は、処理装置81、記憶装置82、表示装置83、入力装置84等を有している。
【0034】
本実施の形態では、遊技者情報データベース20aが本発明の「遊技者情報データベース」に対応し、処理装置31、41、61、71、81が本発明の「処理手段」あるいは「送受信手段」に対応し、預入金額情報検出装置32、42が本発明の「預入金額情報検出手段」に対応し、人検知装置33、43、63、73が本発明の「人検知手段」に対応し、指静脈情報検出装置34、44、64、74が本発明の「指静脈情報検出手段」あるいは「生体情報検出手段」あるいは「第1の生体情報検出手段」に対応し、指静脈情報検出部34a、44a、64a、74aが本発明の「指静脈情報検出位置」あるいは「生体情報検出位置」に対応し、顔画像情報検出装置35、45、65、75が本発明の「顔画像情報検出手段」あるいは「生体情報検出手段」あるいは「第2の生体情報検出手段」に対応し、遊技者カード発行装置38A、48Aが本発明の「遊技者識別情報記憶手段発行手段」に対応し、遊技者ID検出装置38B、48B、68B、78Bが本発明の「遊技者識別情報検出手段」に対応し、表示装置37、47、67、77、83が本発明の「表示手段」あるいは「報知手段」に対応し、計数装置69が本発明の「計数手段」に対応し、表示装置31、41、61、71に設けられているタッチセンサが本発明の「入力手段」に対応する。
【0035】
次に、各端末装置の動作を説明する。
預入/清算端末装置30を用いた預入/清算処理の一例を、図5に示すフローチャートにより説明する。図5に示すフローチャートは、人検知装置33が人を検知したことを条件に預入/清算処理を開始する場合のものである。図5に示すフローチャートの処理は、適宜の時期に開始される。
ステップA1では、処理装置31は、人検知装置33が人を検知したか否かを判断する。人検知装置33が人を検知したか否かは、例えば、人検知装置33から人検知信号が出力されたか否かで判断することができる。人を検知した場合にはステップA2に進み、人を検知していない場合には預入/清算処理を終了する。
処理装置31は、人検知装置33が人を検知した場合には、管理装置10(情報管理手段10a)に開始信号を出力する。情報管理手段10aは、処理装置31から開始信号を受信すると、開始信号を受信した時刻を示す開始時刻情報と、端末装置(この場合、預入/清算端末装置30)を示す端末装置識別情報を記憶する。そして、開始時刻情報と端末装置識別情報を含む履歴情報を、後述する、特定した遊技者に対応する遊技情報として遊技者情報データベース20aに記憶する。
ステップA2では、処理装置31は、生体情報を使用するか否かを判断する。このステップA2は、遊技者情報の更新時には、遊技者が、生体情報を遊技者特定情報として選択している(生体情報を登録している)か、あるいは、遊技者IDを遊技者特定情報として選択している(遊技者IDを登録している)かを判断し、遊技者情報の登録時には、遊技者が、生体情報を遊技者特定情報として選択したか、あるいは、生体情報を遊技者特定情報として使用することを拒否した(遊技者IDを遊技者特定情報として選択した)かを判断する。生体情報を使用する(遊技者カードを使用しない)場合にはステップA3に進み、生体情報を使用しない(遊技者IDを使用する)場合にはステップA11に進む。
なお、生体情報を使用することを判別した場合には、生体情報を検出するための生体情報検出モードに設定するとともに、生体情報を用いる遊技者が操作することを示す生体情報使用モード信号を管理装置10に送信する。また、生体情報を使用しない(遊技者IDを使用する)ことを判別した場合には、遊技者IDを検出するための遊技者ID検出モードに設定するとともに、遊技者IDを用いる遊技者が操作することを示す生体情報非使用モード信号(遊技者ID使用モード信号)を管理装置10に送信する。
生体情報を使用するか否かを判断する方法としては、種々の方法を用いることができる。
例えば、生体情報使用信号あるいは生体情報非使用信号(遊技者ID使用信号)が入力されたか否かによって判断することができる。生体情報使用信号を入力する方法としては、例えば、表示装置37の表示画面に表示されている「生体情報使用(遊技者カード非使用)」表示部を遊技者が選択する方法を用いることができ、生体情報非使用信を入力する方法としては、例えば、表示装置37の表示画面に表示されている「生体情報非使用(遊技者カード使用)」表示部を遊技者が選択することによって入力する方法を用いることができる。この場合、処理装置31は、生体情報使用信号が入力されると、生体情報を使用する(遊技者IDを使用しない)と判断する。また、生体情報非使用信号が入力されると、生体情報を使用しない(遊技者IDを使用する)と判断する。
あるいは、表示装置37の表示画面に「生体情報使用」表示部を表示してから一定時間内に生体情報使用信号が入力されたか否かによって判断することができる。この場合には、処理装置31は、一定時間内に生体情報使用信号が入力されると、生体情報を使用する(遊技者IDを使用しない)と判断し、一定時間内に生体情報使用信号が入力されないと、生体情報を使用しない(遊技者IDを使用する)と判断する。あるいは、表示装置37の表示画面に「生体情報非使用(遊技者カード使用)」表示部が表示されてから一定時間内に、生体情報非使用信号が入力されたか否かによって判断することができる。この場合には、一定時間内に生体情報非使用信号が入力されると、生体情報を使用しない(遊技者IDを使用する)と判断し、一定時間内に生体情報非使用信号が入力されないと、生体情報を使用する(遊技者IDを使用しない)と判断する。
【0036】
ステップA3では、処理装置31は、照明装置36を動作させ、指静脈情報検出部34aを指示する。例えば、照明装置36を点滅動作させる。遊技者は、照明装置36の作動によって、指静脈情報検出部34aに指を挿入する(配置する)ことを認識する。また、指示部(表示部)34bの表示により、左手の人指し指を指静脈情報検出部34aに挿入することを認識する。この時、表示装置37に指静脈情報検出部34aに左手の人指し指を挿入する旨のメッセージを表示するのが好ましい。
ステップA4では、処理装置31は、指静脈検出装置34により、指静脈情報検出部34aに挿入された(配置された)指の指静脈情報を検出する(取得する)。処理装置31は、検出した指静脈情報を管理情報として管理装置10に送信する。
ステップA5では、処理装置31は、顔画像情報検出装置33により、指静脈情報検出部34aに指を挿入した遊技者の顔画像情報を検出する(取得する)。顔画像情報検出装置33の動作タイミングは、例えば、人検知装置33が人を検知した時、あるいは、指静脈情報検出部34aに指検知装置を設け、指検知装置が指を検知した時等に設定することができる。処理装置31は、検出した顔画像情報を管理情報として管理装置10に送信する。
【0037】
ステップA6では、管理装置10の遊技者特定手段10bにより、ステップA4で処理装置31から送信された指静脈情報と一致する指静脈情報が遊技者情報データベース20aに記憶されているか否かを判断する。すなわち、遊技者の特定処理を行う。例えば、遊技者特定手段10bは、遊技者情報データベース20aに記憶されている指静脈情報の中から、処理装置31から受信した指静脈情報との一致率が設定値以上である指静脈情報を検出(抽出)する(検出した指静脈情報を有する遊技者を特定する)。検出した指静脈情報との一致率が設定値以上である指静脈情報を検出した場合、すなわち、遊技者を特定した場合にはステップA7に進み、検出することができなかった場合、すなわち、遊技者を特定することができなかった場合にはステップA10に進む。
ステップA7では、情報管理手段10aは、遊技者特定手段10bにより特定された遊技者が一人であるか否か(一つの指静脈情報を検出したか否か)を判断する。一人の遊技者が特定された場合(1つの指静脈情報が検出された場合)にはステップA8に進み、複数の遊技者が特定された場合(複数の指静脈情報が検出された場合)にはステップA9に進む。
ステップA8では、一人の遊技者を特定したこと、すなわち、遊技者を正しく特定したことを報知装置(報知手段)により報知する。例えば、管理装置10の情報管理手段10aから預入/清算端末装置30の処理装置31に遊技者特定信号を送信する。処理装置31は、情報管理手段10aから遊技者特定信号を受信すると、報知装置を制御して一人の遊技者を特定したことを報知する。例えば、照明装置36の点灯状態を変更(点滅状態から点灯状態に変更、点灯色を変更する)方法、他の表示灯を点灯させる(点滅を含む)方法、遊技者を正しく特定した旨のメッセージを表示装置37に表示する方法、スピーカから報知音を発生する方法のいずれかあるいは複数の組み合わせを用いて報知する。遊技者を正しく特定したことを報知する報知装置として照明装置36を用いる場合には、特別の報知装置を設ける必要がない。ステップA8の処理を実行した後、ステップA15に進む。
遊技者は、ステップA8で、一人の遊技者が特定されたことを報知装置によって確認すると、預入操作あるいは清算操作を行う。
【0038】
ステップA9では、複数の遊技者が特定されているため、遊技者特定エラーが発生していることを判別し、異常処理を実行する。
例えば、管理装置10の情報管理手段10aから預入/清算端末装置30の処理装置31に遊技者特定エラー信号を送信する。処理装置31は、情報管理手段10aから遊技者特定エラー信号を受信すると、表示装置37に遊技者特定エラーが発生した旨のメッセージを表示する。また、特定した複数の遊技者に対応する顔画像情報を遊技者情報データベース20aから読み出し、読み出した顔画像情報を含む遊技者特定エラー信号を、管理装置の情報管理手段10aから管理端末装置80の処理装置81に送信する。処理装置81は、遊技者特定エラー信号を受信すると、受信した遊技者特定エラー信号に含まれている顔画像情報を表示装置83に表示する。この時、指静脈情報を検出した指静脈情報検出装置が設けられている端末装置(例えば、預入/清算端末装置30)を判別可能な端末装置識別情報も一緒に表示するのが好ましい。遊技店の係員等は、表示装置83に複数の遊技者の顔画像情報と端末装置識別情報が表示されることにより、端末装置識別情報で示される端末装置(この場合、預入/清算端末装置30)で操作を行っている遊技者の特定が正しく行われなかったことを判別することができる。そして、遊技店の係員等は、預入/清算端末装置30で操作を行っている遊技者の顔と、管理端末装置80の表示装置83に表示されている顔画像情報を見比べることにより、預入/清算端末装置30で操作を行っている遊技者を正しく特定する(遊技者に対応する正しい遊技者IDを判別する)。その後、所定の処理を行う。
【0039】
なお、ステップA6で特定した複数の遊技者の顔画像情報の表示装置83への表示処理は、遊技店の係員等から要求があった場合に行うように構成することもできる。例えば、管理装置10の情報管理手段10bbから預入/清算端末装置30の処理装置31に遊技者特定エラー信号を送信する。処理装置31は、情報管理手段10aから遊技者特定エラー信号を受信すると、表示装置37に遊技者特定エラーが発生した旨のメッセージを表示する。預入/清算端末装置30で操作を行っている遊技者は、遊技者特定エラーが発生した旨のメッセージが表示装置37に表示されると、遊技店の係員等に通知する。通知を受けた遊技店の係員等は、管理端末装置80の入力装置84により、端末装置識別情報(この場合、預入/清算端末装置30の端末装置識別情報)を含む顔画像情報表示要求信号を入力する。管理端末装置80の処理装置81は、顔画像情報表示要求信号が入力されると、入力された顔画像情報表示要求信号に含まれている端末装置識別情報を含む顔画像情報送信要求信号を管理装置10(情報管理手段10a)に送信する。情報管理手段10aは、管理端末装置80の処理装置81から顔画像情報送信要求信号を受信すると、顔画像情報送信要求信号に含まれている端末装置識別情報で示される端末装置での操作に関連する処理で検出した(この場合、預入/清算端末装置30での預入/清算動作に関連する処理のステップA6で特定した)、複数の遊技者の顔画像情報を遊技情報データベース20aから読み出し、管理端末装置80の処理装置81に送信する。処理装置81は、情報管理手段10aから受信した顔画像情報を、表示装置83に表示する。
【0040】
ステップA10では、情報管理手段10aは、ステップA2で処理装置31から生体情報使用モード信号が送信され、ステップA4において処理装置31から送信された指静脈情報を用いて遊技者を特定することができなかったことにより、生体情報を遊技者特定情報として選択した遊技者が、遊技者情報データベース20aに遊技者情報が記憶されていない未登録の遊技者(新規の遊技者)であると判断し、遊技者情報登録処理を実行する。遊技者情報登録処理では、当該遊技者に対して新しい遊技者IDを決定(付与)し、ステップA4で処理装置31から送信された指静脈情報とステップA5で処理装置31から送信された顔画像情報、遊技情報(この場合「0」)及び決定した新しい遊技者IDを含む遊技者情報を、遊技者情報データベース20aに登録する(新規に記憶する)。この時、遊技者情報を登録した時刻を示す登録時刻情報を履歴情報として遊技者情報データベース20aに記憶するのが好ましい。なお、遊技者の顔画像情報は、ステップA10で遊技者情報を登録する際に、処理装置31から受信するように構成することもできるし、ステップA5で指静脈情報とともに処理装置31から受信するように構成することもできる。
ステップA10の処理を終了した後、ステップA8に進む。ここで、ステップA10からステップA8に進んだ場合には、情報管理手段10aから処理装置31に遊技者情報登録信号を送信し、預入/清算端末装置30の表示装置37に、遊技者情報を登録した旨のメッセージを表示するように構成するのが好ましい。
【0041】
なお、ステップA6において、遊技者特定手段10bにより、指静脈情報検出装置34で検出した指静脈情報との一致率が設定値以上である指静脈情報を検出する(正規の遊技者特定処理を行う)とともに、予備の遊技者特定処理を行うように構成することもできる。例えば、予備の遊技者特定処理では、指静脈情報検出装置34で検出した指静脈情報との一致率が、設定値より小さい予備設定値(例えば、設定値が95%である場合、予備設定値を90%とする)以上である指静脈情報を検出する。
予備の遊技者特定処理を行って予備の指静脈情報を検出し、記憶しておくことにより、遊技者特定手段10bで遊技者を特定することができなかった場合に、後から、正しい遊技者を推定することができる。例えば、ステップA9の異常処理で、遊技者特定エラーが発生した旨のメッセージを表示装置37に表示した場合、遊技者は、遊技店の係員等に通知する。通理を受けた遊技店の係員等は、管理端末装置80の入力装置84を操作して、端末装置識別情報(この場合、預入/清算端末装置30の端末装置識別情報)を含む予備の顔画像情報表示要求信号を入力する。管理端末装置80の処理装置81は、予備の顔画像情報表示要求信号が入力されると、入力された予備の顔画像情報表示要求信号に含まれている端末装置識別情報を含む予備の顔画像情報送信要求信号を管理装置10(情報管理手段10a)に送信する。情報管理手段10aは、処理装置81から予備の顔画像情報送信要求信号を受信すると、予備の顔画像情報送信要求信号に含まれている端末装置識別情報の操作に関連する処理(この場合、預入/清算端末装置30での預入/清算動作に関連する動作のステップA6)で特定した予備の遊技者(予備の指静脈情報)に対応する顔画像情報を遊技情報データベース20aから読み出して、処理装置81に送信する。処理装置81は、情報管理手段10aから受信した予備の遊技者の顔画像情報を、表示装置83に表示する。遊技店の係員等は、表示装置83に表示されている予備の遊技者の顔画像情報を用いることによって、端末装置(この場合、預入/清算端末装置30)で操作を行っている遊技者を正しく特定することができる。
【0042】
ステップA11では、処理装置31は、遊技者ID検出装置38Bで、遊技者カードに記憶されている遊技者IDを検出した(読み取った)か否かを判断する。
ステップA2で生体情報の非使用(遊技者IDの使用)を選択した遊技者に対しては、遊技者を特定するために、遊技者が携帯している遊技者カードに記憶されている遊技者IDを検出する必要がある。ここで、遊技者情報データベース20aに遊技者情報が記憶されている遊技者(登録済みの遊技者)は、遊技者カードが発行されている。一方、遊技者情報データベース20aに遊技者情報が記憶されていない遊技者(未登録の遊技者)は、遊技者カードが発行されていない。ステップA11では、ステップA2で生体情報の非使用(遊技者IDの使用)を選択した遊技者が、登録済みの遊技者であるか未登録の遊技者であるかを判断する。
遊技者IDの検出態様は、遊技者カードや遊技者ID検出装置38Bの構成に応じて決定される。例えば、遊技者カードを遊技者カード挿入口38bに挿入することによって、遊技者カードに記憶されている遊技者IDを遊技者ID検出装置38Bで検出する検出態様が用いられる。あるいは、遊技者カードに記憶されている遊技者IDを電波等によって非接触で検出する遊技者カード及び遊技者ID検出装置38Bを用いる場合、例えば、遊技者カードとしてRFIDカードを用い、遊技者ID検出装置としてRFIDリーダを用いる場合には、遊技者カードを遊技者ID検出装置38Bの検出範囲内に配置することによって、遊技者カードに記憶されている遊技者IDを遊技者ID検出装置38Bで検出する検出態様が用いられる。また、遊技機50の椅子に座っている遊技者のカバンやポケットに遊技者カードが挿入されている状態で遊技者カードに記憶されている遊技者IDを検出することができる場合には、ステップA11で遊技者ID検出装置38Bを作動させることにより、遊技者カードに記憶されている遊技者IDを遊技者ID検出装置38Bで検出する検出態様が用いられる。
ステップA11での遊技者IDの検出は、例えば、ステップA2で生体情報非使用信号(遊技者ID使用信号)が入力されて遊技者ID検出モードに設定した状態で行われる。なお、遊技者ID検出モードに設定したこと(遊技者ID検出可能状態となったこと)を報知するのが好ましい。報知態様としては、例えば、「遊技者カードを挿入してください。」というメッセージを表示装置37に表示する報知態様や、遊技者ID検出装置38Bの遊技者カード挿入口38bに設けられている表示灯を点灯あるいは点滅させる報知態様を用いることができる。遊技者カードを遊技者のカバンやポケットに挿入している状態で遊技者カードに記憶されている遊技者IDを検出することができる遊技者カードや遊技者ID検出装置を用いる場合には、例えば、「只今、遊技者IDを検出しています。」というメッセージを表示装置37に表示する報知態様を用いる。
遊技者IDを検出した場合には、検出した遊技者IDを管理情報として処理装置31から管理装置10に送信してステップA14に進み、遊技者IDを検出しなかった場合には、遊技者ID非検出信号を管理情報として処理装置31から管理装置10に送信してステップA12に進む。遊技者IDを検出しなかったことを判別する方法としては、例えば、遊技者ID検出モードに設定してから一定時間内に遊技者ID検出装置38Bで遊技者IDを検出しなかったことにより判別する方法を用いることができる。あるいは、遊技者ID検出装置38Bで遊技者IDを検出していない状態で、表示装置37の表示画面に表示されている「遊技者カード無」表示部を遊技者が選択することによって遊技者カード無信号が入力されたことによって判別する方法を用いることができる。
なお、預入/清算端末装置30側で、遊技者IDを検出しなかったことを判別したが、管理装置10側で判別することもできる。この場合には、例えば、ステップA2で処理装置31から情報管理装置10aに生体情報非使用モード信号(遊技者ID使用モード信号)が送信されてから一定時間内に、処理装置31から遊技者IDが送信されなかったことにより、遊技者IDを検出しなかったことを判別する方法を用いることができる。
【0043】
ステップA12では、情報管理手段10aは、ステップA2で処理装置31から遊技者ID使用モード信号が送信され、処理装置31から遊技者IDが送信されなかったことにより、預入/清算端末装置30で操作を行っている遊技者は、遊技者IDを遊技者特定情報として選択しており、遊技者情報データベース20aに遊技者情報が記憶されていない未登録の遊技者(新規の遊技者)であると判断し、遊技者情報登録処理を実行する。遊技者情報登録処理では、当該遊技者に対して新しい遊技者IDを決定(付与)する。そして、遊技情報(この場合「0」)と決定した新しい遊技者IDを含んでいるが、指静脈情報や顔画像情報(生体情報)を含んでいない遊技者情報を、遊技者情報データベース20aに登録する(新規に記憶する)。また、情報管理手段10aは、決定した新しい遊技者IDを預入/清算端末装置30の処理装置31に送信する。
ステップA13では、預入/清算端末装置30の処理装置31は、情報管理手段10aから送信された遊技者IDを含む遊技者カード発行指示信号を遊技者カード発行装置38Aに出力する。遊技者カード発行装置38Aは、遊技者カード発行指示信号に含まれている遊技者IDが記憶された遊技者カードを、遊技者カード排出口38aから排出する(発行する)。以後、遊技者は、発行された遊技者カードを用いて遊技を行う。
なお、遊技者情報を登録した時刻を示す登録時刻情報を履歴情報として遊技者情報データベース20aに記憶するのが好ましい。また、遊技者が遊技者IDを遊技者特定情報として選択したこと、すなわち、遊技者IDが記憶された遊技者カードを遊技者に発行したことを示す識別情報(例えば、遊技者ID選択情報)を遊技者情報データベース20aに記憶するのが好ましい。この場合、生体情報を遊技者特定情報として選択した遊技者と遊技者IDを遊技者特定情報として選択した遊技者を容易に判別することができるため、遊技者特定手段10bの処理負担を軽減することができる。
ステップA13の処理を終了した後、ステップA8に進む。ここで、ステップA13からステップA8に進んだ場合には、預入/清算装置30の表示装置37に、遊技者情報を新規に登録した旨のメッセージを表示するように構成するのが好ましい。
【0044】
ステップA14では、遊技者特定手段10bにより、ステップA11で処理装置31から管理装置10に管理情報として送信された遊技者IDを用いて遊技者の特定処理を実行する。例えば、遊技者情報データベース20aに記憶されている遊技者IDの中から、ステップA11で検出した遊技者IDとの一致率が設定値以上である遊技者IDを検出(抽出)する。遊技者IDを用いた遊技者特定精度は、生体情報を用いた遊技者の特定精度に比べて高く、検出した遊技者IDと一致する遊技者IDを複数検出することは殆どない。このため、遊技者情報データベース20aに記憶されている遊技者IDの中から、検出した遊技者IDとの一致率が設定値以上である遊技者IDを検出する方法を用いることにより、一つの遊技者IDを検出、すなわち、一人の遊技者を特定することができる。なお、ステップA14で特定された遊技者が一人であるか否か(検出された遊技者IDが一つであるか否かを判別する処理を行ってもよい。
情報管理手段10aは、遊技者特定手段10bにより遊技者IDを用いて一人の遊技者が特定された場合には「遊技者特定信号」を、遊技者が特定されなかった場合や複数の遊技者が特定された場合には「遊技者非特定信号」を処理装置31に送信する。なお、ステップA14での遊技者特定処理では、遊技者IDを遊技者特定情報として選択している遊技者を特定対象遊技者とする(遊技者IDを遊技者特定情報として選択している遊技者に対応する遊技者IDの中から、ステップA11で検出した遊技者IDとの一致率が設定値以上である遊技者IDを検出する)のが好ましい。
ステップA11で検出した遊技者IDと一致する一つの遊技者IDを検出した場合、すなわち、情報管理手段10aから「遊技者特定信号」が送信された場合には、ステップA8に進む。
一方、ステップA11で処理装置31から送信された遊技者IDと一致する遊技者IDを検出することができなかった場合や複数の遊技者IDを検出した場合、すなわち、情報管理手段10aから「遊技者非特定信号」が送信された場合には、遊技者特定エラーであり、異常処理を実行する。本実施の形態では、ステップA11に戻る。この時、表示装置37に、一人の遊技者を特定することができない旨のメッセージ、例えば、「遊技者カードを再挿入してください。」というメッセージを表示装置37に表示するのが好ましい。これにより、遊技者は、正しい遊技者カードを遊技者カード挿入口38bに挿入する等の処理を行う。
【0045】
ステップA15では、処理装置31は、預入操作が行われたか否かを判断する。預入操作が行われか否かは、例えば、預入金の預入であることを示す預入信号や、預入金の清算であることを示す清算信号の入力状態によって判断することができる。例えば、表示装置57の表示画面に表示されている「預入」表示部が遊技者によって選択されて預入信号が入力されたか、あるいは、表示装置37の表示画面に表示されている「清算」表示部が遊技者によって選択されて清算信号が入力されたかによって判断することができる。この場合、預入信号が入力されると預入操作が行われたと判断し、清算信号が入力されると預入操作が行われなかったと判断する。預入操作が行われた場合にはステップA16に進み(預入操作が行われなかった(清算操作が行われた)場合にはステップA19に進む。なお、預入操作が行われた場合には、現金の投入を案内する報知を行うのが好ましい。例えば、預入金投入口32aに設けた表示灯を点灯あるいは点滅させ、あるいは、表示装置37に「現金を入れてください。」というメッセージを表示する。
ステップA16では、処理装置31は、預入金額情報検出装置32により、遊技者が預入金投入口32aに投入した現金(預入金)を示す預入金額情報を検出する。処理装置31は、預入金額情報検出装置32で検出した預入金額情報を管理情報として管理装置10に送信する。この時、検出した預入金額情報を表示装置37に表示するのが好ましい。
ステップA17では、情報管理手段10aは、遊技者情報データベース20aに記憶されている遊技者の預入金額情報(ステップA6及びA7で特定した一人の遊技者の遊技者IDに対応する預入金額情報、あるいは、ステップA10、ステップA12で決定した遊技者IDに対応する預入金額情報、あるいは、ステップA11及びA14で特定した一人の遊技者の遊技者IDに対応する預入金額情報)を更新する。すなわち、遊技者情報データベース20aに記憶されている預入金額情報に、処理装置31から送信された預入金額情報を加算し、加算値を新しい預入金額情報として遊技者情報データベース20aに記憶する。この時、預入金額情報(遊技者情報)を更新した時刻を示す更新時刻情報を履歴情報として遊技者情報データベース20aに記憶するのが好ましい。
なお、本実施の形態では、遊技者情報データベース20aには、生体情報と遊技者ID及び遊技情報を含む遊技情報、遊技者IDと遊技情報を含む遊技者情報が遊技者毎に記憶されているため、遊技者に対応する預入金額情報(遊技情報)は、遊技者の遊技者IDに対応する預入金額情報(遊技情報)でもある。
ステップA18では、預入金を預かったことを報知する。例えば、情報管理手段10aは、預入金額情報の更新処理を実行した後、更新後の預入金額情報を含む更新終了信号を処理装置31に送信する。処理装置31は、情報管理手段10aから更新終了信号を受信すると、預入金額情報で示される預入金を預かっている旨のメッセージを表示装置37に表示する。
ステップA18の処理を実行した後、預入/清算動作を終了する。
なお、ステップA16で検出した預入金額情報や更新処理後の預入金額情報の一方あるいは双方を表示装置37に表示し、遊技者による確認操作が行われた後にステップA17の処理を実行するように構成するのが好ましい。
【0046】
ステップA19では、処理装置31は、清算操作が行われたか否かを判断する。清算操作が行われたか否かは、例えば、表示装置37の表示画面に表示されている「清算」表示部が遊技者によって選択されて清算信号が入力されたか否かによって判断することができる。清算操作が行われた場合には、清算操作が行われたことを示す清算選択信号を処理装置31から管理装置10に送信してステップA20に進み、清算操作が行われなかった場合には預入/清算動作を終了する。
なお、表示装置37の表示画面に「預入」表示部及び「清算」操作部が表示されてから一定時間内に、遊技者が「預入」操作部及び「清算」操作部のいずれも選択されなかった場合には、預入操作及び清算操作が行われなかったことを判断するように構成することもできる。
ステップA20では、情報管理手段10aは、遊技者情報データベース20aに記憶されている遊技者の預入金額情報(ステップA6及びA7で特定した一人の遊技者の遊技者IDに対応する預入金額情報、あるいは、ステップA10、ステップA12で決定した遊技者IDに対応する預入金額情報、あるいは、ステップA11及びA14で特定した一人の遊技者の遊技者IDに対応する預入金額情報)を清算する。すなわち、遊技者情報データベース20aに記憶されている預入金額情報を含む精算指示信号を処理装置31に送信するとともに、当該預入金額情報を「0」に更新する。この時、預入金額情報(遊技者情報)を清算した時刻を示す清算時刻情報を履歴情報として遊技者情報データベース20aに記憶するのが好ましい。処理装置31は、情報管理手段10aから清算指示信号を受信すると、受信した清算指示信号に含まれて入預入金額情報で示される金額の現金を排出する(払い戻す)。現金の排出処理は、預入金額検出装置32や現金排出装置によって行われる。
ステップA21では、処理装置31は、預入金を清算したことを報知する。例えば、預入金を清算した旨のメッセージを表示装置37に表示する。
ステップA21の処理を実行した後、預入/清算動作を終了する。
なお、遊技者の預入金額情報を表示装置37に表示し、遊技者による確認操作が行われた後にステップA20の処理を実行するように構成するのが好ましい。
【0047】
本実施の形態では、ステップA2〜A8、A15〜A18の処理により、預入/清算端末装置30は、指静脈情報(生体情報)と預入金額情報(遊技情報)を送信し、情報管理手段10aは、預入/清算端末装置30から送信された指静脈情報(生体情報)と預入金額情報(遊技情報)に基づき、送信された指静脈情報(生体情報)を用いて遊技者特定手段10bにより一人の遊技者が特定された場合に、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベース20aに記憶されている預入金額情報(遊技情報)を、送信された預入金額情報(遊技情報)を用いて更新する処理が実行される。
また、ステップA2〜A6、A10、A8〜A18の処理により、預入/清算端末装置30は、指静脈情報(生体情報)と預入金額情報(遊技情報)を送信し、情報管理手段10aは、預入/清算端末装置30から送信された指静脈情報(生体情報)と預入金額情報(遊技情報)に基づき、送信された指静脈情報を用いて遊技者特定手段10bにより遊技者が特定されなかった場合に、送信された指静脈情報(生体情報)及び預入金額情報(遊技情報)と新しく決定した遊技者IDを含む遊技者情報を遊技者情報データベース20aに記憶する処理が実行される。
また、ステップA2、A11〜A13、A8、A15〜A18の処理により、預入/清算端末装置30は、預入金額情報(遊技情報)を送信し、情報管理手段10aは、預入/清算端末装置30から送信された預入金額情報(遊技情報)に基づき、送信された預入金額情報(遊技情報)と新しく決定した遊技者IDを含む遊技者情報を遊技者情報データベース20aに記憶するとともに、新しく決定した遊技者IDを預入/清算端末装置30に送信し、預入/清算端末装置30は、情報管理手段10aから送信された遊技者IDが記憶されている遊技者識別情報記憶手段を発行する処理が実行される。
また、ステップA2、A11、A14、A8、A15〜A18の処理により、預入/清算端末装置30は、遊技者IDと預入金額情報(遊技情報)を送信し、情報管理手段10aは、預入/清算端末装置30から送信された遊技者IDと預入金額情報(遊技情報)に基づき、送信された遊技者IDを用いて遊技者特定手段10bにより一人の遊技者が特定された場合に、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベース20aに記憶されている預入金額情報(遊技情報)を、送信された預入金額情報(遊技情報)を用いて更新する処理が実行される。
【0048】
預入/清算端末装置30を用いた預入/清算動作の他の例を、図6に示すフローチャートにより説明する。図6に示すスフローチャートは、預入金投入口32aに現金(預入金)が投入されたことを条件に預入処理を開始する場合のものである。図6に示すフローチャートの処理は、適宜の時期に開始される。
ステップB1では、処理装置31は、預入金投入口32aに預入金が投入されたか否かを判断する。預入金投入口32aに預入金が投入されたか否かは、預入金投入口32aに設けられた検出手段が動作したか否かによって、あるいは、預入金額情報検出装置32が預入金額情報を検出したか否かによって判別することができる。預入金投入口32aに預入金が投入された場合にはステップB2に進み、投入されていない場合にはステップB18に進む。
処理装置31は、預入金投入口32aに預入金が投入された場合には、管理装置10(情報管理手段10a)に開始信号を送信する。情報管理手段10aは、処理装置31から開始信号を受信すると、開始信号を受信した時刻を示す開始時刻情報と、端末装置(この場合、預入/清算端末装置30)を示す端末装置識別情報を含む履歴情報を記憶する。そして、開始時刻情報と端末装置識別情報を含む履歴情報を、後述する特定した遊技者に対応する遊技情報として遊技者情報データベース20aに記憶する。
ステップB2では、処理装置31は、預入金額情報検出装置32により、預入金投入口32aに投入された預入金を示す預入金額情報を検出する。なお、ステップB2の処理をステップB1で行ってもよい。処理装置31は、預入金額情報検出装置32により検出した預入金額情報を管理情報として管理装置10に送信する。預入金額情報を管理装置10に送信する時期は、この時期に限定されない。
ステップB3では、処理装置31は、生体情報を使用するか否かを判断する。生体情報を使用するか否かは、例えば、図5のステップA2と同様の方法を用いて判断することができる。生体情報を使用する場合には、生体情報検出モードに設定するとともに、生体情報使用モード信号を管理装置10に送信してステップB3に進み、生体情報を使用しない(遊技者IDを使用する)場合には、遊技者ID検出モードに設定するとともに、生体情報非使用モード信号(遊技者ID使用モード信号)を管理装置10に送信する。
【0049】
ステップB4では、処理装置31は、照明装置36を動作させて指静脈情報検出部34aを指示する。
ステップB5では、処理装置31は、指静脈情報検出装置34により、指静脈情報検出部34aに挿入(配置)された指の指静脈情報を検出(取得)し、管理情報として管理装置10に送信する。
ステップB6では、処理装置31は、顔画像情報検出装置33により、指静脈情報検出部34aに指を挿入した遊技者の顔画像情報を検出(取得)し、管理情報として管理装置10に送信する。
ステップB7では、遊技者特定手段10bにより、ステップB5で処理装置31から送信された指静脈情報を用いて遊技者の特定処理を実行する。例えば、ステップB5で送信された指静脈情報と一致する指静脈情報が遊技者情報データベース20aに記憶されているか否かを判断する。ステップB7の処理は、図5に示すステップA6の処理と同様である。遊技者を特定した場合にはステップB8に進み、遊技者を特定することができなかった場合にはステップB12に進む。
ステップB8では、情報管理手段10aは、遊技者特定手段10bにより特定された遊技者が一人であるか否かを判断する。ステップB8の処理は、図5に示すステップA7の処理と同様である。一人の遊技者が特定された場合にはステップB9に進み、複数の遊技者が特定された場合にはステップB11に進む。
ステップB9では、情報管理手段10aは、ステップB7で特定した一人の遊技者(ステップB8でYESの場合)に対応して遊技者情報データベース20aに記憶されている預入金額情報を、ステップB2で検出した預入金額情報を用いて更新する。例えば、ステップB7で特定した一人の遊技者の遊技者IDに対応して遊技者情報データベース20aに記憶されている預入金額情報に、ステップB2で処理装置31から送信された預入金額情報を加算し、加算値を新しい預入金額情報として遊技者情報データベース20aに記憶する(更新する)。
ステップB10では、預入金を預かったことを報知する。ステップB10の処理は、図5に示すステップA8の処理と同様である。ステップB10の処理を実行した後、預入/清算動作を終了する。
ステップB11では、異常処理を実行する。ステップB11の処理は、図5に示すステップA9の処理と同様である。ステップB1の処理を実行した後、預入/清算動作を終了する。
ステップB12では、情報管理手段10aは、ステップB3で処理装置31から生体情報使用モード信号が出力され、ステップB5で処理装置31から送信された指静脈情報を用いて遊技者を特定することができなかったことにより、生体情報を遊技者特定情報として選択した(遊技者カードの使用を希望しない)遊技者の遊技者情報の新規登録であると判断し、遊技者情報登録処理を実行する。遊技者情報登録処理では、当該遊技者に対して新しい遊技者IDを決定する。そして、ステップB5で検出した指静脈情報とステップB6で検出した顔画像情報、遊技情報(この場合「0」)及び決定した新しい遊技者IDを含む遊技者情報を、遊技者情報データベース20aに登録する(新規に記憶する)。ステップB12の処理は、図5に示すステップA10の処理と同様である。ステップB12の処理を実行した後、ステップB10に進む。ここで、ステップB12からステップB10に進んだ場合には、管理装置10(情報管理手段10a)から預入/清算端末装置30の処理装置31に登録信号を送信し、表示装置37に、遊技者情報を新規に登録した旨のメッセージを表示するように構成するのが好ましい。
【0050】
ステップB13では、処理装置31は、遊技者ID検出装置38Bで、遊技者カードに記憶されている遊技者IDを検出した(読み取った)か否かを判断する。ステップB13の処理は、図5に示すステップA11の処理と同様である。遊技者ID検出装置38Bで遊技者IDを検出した場合には、検出した遊技者IDを管理装置10に送信してステップB16に進み、遊技者IDを検出しなかった場合には、遊技者ID非検出信号を管理装置10に送信してステップB14に進む。
ステップB14では、情報管理手段10aは、ステップB3で処理装置31から生体情報非使用モード信号(遊技者ID使用モード信号)が送信されたが、処理装置31から遊技者IDが送信されなかったことにより、情報管理手段10aは、生体情報の非使用(遊技者IDの使用)を選択した遊技者の遊技者情報の新規登録であると判断し、遊技者情報登録処理を実行する。遊技者情報登録処理では、当該遊技者に対して新しい遊技者IDを決定する。そして、ステップB2で検出した預入金額情報と、決定した遊技者IDを含んでいるが、生体情報を含んでいない遊技者情報を、遊技者情報データベース20aに登録する(新規に記憶する)。
ステップB15では、情報管理手段10aは、ステップB14で決定した遊技者IDを預入/清算端末装置30の処理装置31に送信する。処理装置31は、情報管理手段10aから送信された遊技者IDが記憶されている遊技者カードを遊技者カード発行手段38aの遊技者カード排出口38aから排出する(発行する)。ステップB15の処理は、図5に示すステップA13の処理と同様である。ステップB15の処理を実行した後、ステップB10に進む。
【0051】
ステップB16では、遊技者特定手段10bにより、ステップB13で処理装置31から送信された遊技者IDを用いて遊技者の特定処理を実行する。ステップB16の処理は、図5に示すステップA14の処理と同様である。遊技者特定手段10bにより一人の遊技者が特定された場合(ステップB13で検出した遊技者IDと一致する一つの遊技者IDを検出した場合)にはステップB17に進み、一人の遊技者を特定することができなかった場合にはステップB13に戻る。ステップB13に戻る場合には、遊技者特定エラーである旨の報知を行うのが好ましい。例えば、表示装置37に、遊技者を特定することができない旨のメッセージを表示する。
ステップB17では、情報管理手段10aは、ステップB16で特定した一人の遊技者の預入金額情報を、ステップB2で検出した預入金額情報を用いて更新する。ステップB17の処理を実行した後、ステップB10に進む。
【0052】
ステップB18では、処理装置31は、清算操作が行なわれたか否かを判断する。ステップB18の処理は、図5に示すステップA19の処理と同様である。清算操作が行われた場合には、清算選択信号を管理装置10に送信してステップB19に進み、清算操作が行われなかった場合には預入/清算動作を終了する。
ステップB19では、処理装置31は、生体情報を使用するか否かを判断する。ステップB19の処理は、図5に示すステップA2の処理と同様である。生体情報を使用する(遊技者カードを使用しない)場合には、生体情報検出モードに設定するとともに、生体情報使用モード信号を管理装置10に送信してステップB20に進み、生体情報を使用しない場合(遊技者IDを使用する)場合には、遊技者ID検出モードに設定するとともに、生体情報非使用モード信号(遊技者ID使用モード信号)を管理装置10に送信してステップB27に進む。
【0053】
ステップB20では、処理装置31は、照明装置36を動作させて指静脈情報検出部34aを表示する。
ステップB21では、処理装置31は、指静脈検出装置34により、指静脈情報検出部34aに挿入された(配置された)指の指静脈情報を検出(取得)し、管理情報として管理装置10に送信する。
ステップB22では、処理装置31は、顔画像情報検出装置33により、遊技者の顔画像情報を検出(取得)し、管理情報として管理装置10に送信する。
なお、ステップB20〜B22の処理は、ステップB4〜B6の処理と同様である。
ステップB23では、遊技者特定手段10bにより、ステップB21で処理装置31から送信された指静脈情報を用いて遊技者の特定処理を実行する。例えば、遊技者情報データベース20aに記憶されている指静脈情報の中から、ステップB21で検出した指静脈情報との一致率が設定値以上である指静脈情報を検出する。遊技者を特定した場合にはステップB24に進み、遊技者を特定することができなかった場合にはステップB26に進む。預入金を清算する時には、生体情報と遊技者IDを含む遊技者情報は、遊技者情報データベース20aに既に記憶(登録)されている。このため、ステップB21で検出した指静脈情報と一致する指静脈情報が遊技者情報データベース20aに記憶されていない場合、すなわち、遊技者が特定されない場合には、遊技者特定エラーが発生している。
ステップB24では、情報管理手段10aは、遊技者特定手段10bにより一人の遊技者が特定されか否かを判断する。一人の遊技者が特定された場合にはステップB25に進み、複数の遊技者が特定された場合にはステップB26に進む。預入金を清算する時には、生体情報と遊技者IDを含む遊技者情報は、遊技者情報データベース20aに既に記憶(登録)されている。このため、ステップB21で検出した指静脈情報と一致する指静脈情報が複数検出された場合、すなわち、複数の遊技者が特定された場合には、遊技者特定エラーが発生している。
ステップB25では、情報管理手段10aは、ステップB23及びB24特定された一人の遊技者に対応して遊技者情報データベース20aに記憶されている預入金額情報の精算処理を実行する。ステップB25では、例えば、図5のステップA17と同様の預入金額情報の清算処理を行うことができる。ステップB25の処理を実行した後、ステップB30に進む。
ステップB26では、異常処理を実行する。ステップB26では、例えば、図5のステップA9と同様の異常処理を行うことができる。なお、図5のステップA6で説明した予備の遊技者特定処理を行って予備の指静脈情報(予備の遊技者)を検出し、記憶しておくことにより、後から、正しい遊技者を推定することができる。ステップB26の処理を実行した後、預入/清算動作を終了する。
ステップB1、B18〜B24によって、生体情報を遊技者特定情報として選択した遊技者の特定処理が行われ、特定された遊技者に対応する預入金額情報の清算処理が行われる。
【0054】
ステップB27では、処理装置31は、遊技者ID検出装置38Bで、遊技者カードに記憶されている遊技者IDを検出した(読み取った)か否かを判断する。ステップB27の処理は、ステップB13の処理と同様である。遊技者IDを検出した場合には、検出した遊技者IDを管理装置10に送信してステップB28に進み、遊技者IDを検出できなかった場合には待機する。預入金額情報を清算する時には、遊技者IDを含む遊技者情報は、遊技者情報データベース20aに既に記憶(登録)されている。このため、ステップB27で遊技者IDが検出されない限り、預入金の清算処理を行わない。
ステップB28では、遊技者特定手段10bにより、ステップB27で検出した遊技者IDを用いて遊技者の特定処理を実行する。例えば、ステップB27で検出した遊技者IDと一致する遊技者IDが遊技者情報データベース20aに記憶されているか否かを判断する。ステップB28の処理は、ステップB16の処理と同様である。一人の遊技者を特定した場合にはステップB29に進み、一人の遊技者を特定することができなかった場合にはステップB27に戻る。
ステップB29では、ステップB27及びB28で特定された一人の遊技者に対応して遊技者情報データベース20aに記憶されている預入金額情報を精算する。ステップB29の預入金額情報の清算処理方法としては、例えば、図5のステップA20の預入金額情報の清算処理方法を用いることができる。ステップB29の処理を実行した後、ステップB30に進む。
ステップB30では、預入金を清算したことを報知する。ステップB30の処理は、図5に示すステップA18の処理と同様である。ステップB30の処理を実行した後、預入/清算動作を終了する。
ステップB1、B18、B19、B27〜B29によって、遊技者IDを遊技者特定情報として選択した遊技者の特定処理が行われ、特定された遊技者に対応する預入金額情報の更新処理が行われる。
【0055】
遊技機端末装置40を用いた預入/玉貸動作を、図7に示すフローチャートにより説明する。なお、以下の説明では、遊技者情報データベース20aに履歴情報を記憶する動作の詳細な説明は省略する。
図7に示すスフローチャートは、人検知装置43が人を検知したことを条件に預入/玉貸動作を開始する場合のものである。図7に示すフローチャートの処理は、適宜の時期に開始される。
ステップC1では、処理装置41は、人検知装置43が人を検知したか否かを判断する。人を検知した場合にはステップC2に進み、人を検知していない場合には預入/玉貸動作を終了する。
処理装置41は、人検知装置43が人を検知した場合には、管理装置10(情報管理手段10a)に開始信号を出力する。情報管理手段10aは、処理装置41から開始信号を受信すると、開始信号を受信した時刻を示す開始時刻情報と、端末装置(この場合、預入/玉貸端末装置40)を示す端末装置識別情報を記憶する。そして、開始時刻情報と端末装置識別情報を含む履歴情報を、後述する、特定した遊技者に対応する遊技情報として遊技者情報データベース20aに記憶する。
ステップC2では、処理装置41は、遊技者が生体情報を使用するか否かを判断する。生体情報を使用するか否かを判断する方法としては、例えば、図5のステップA2と同様の方法を用いることができる。ステップC2では、遊技者が、生体情報を遊技者特定情報として選択した(遊技者カードの使用を希望しなかった)遊技者であるか、遊技者IDを遊技者特定情報として選択した(遊技者カードの使用を希望した)遊技者であるかを判断する。生体情報を使用する場合には、生体情報検出モードに設定するとともに、生体情報使用モード信号を管理装置10に送信してステップC3に進み、生体情報を使用しない(遊技者IDを使用する)場合には、遊技者ID検出モードに設定するとともに、生体情報非使用モード信号(遊技者ID使用モード信号)を管理装置10に送信してステップC11に進む。
【0056】
ステップC3では、処理装置41は、照明装置46を動作させて指静脈情報検出部44aを表示する。
ステップC4では、処理装置41は、指静脈情報検出装置44により、指静脈情報検出部44aに挿入された(配置された)指の指静脈情報を検出する。処理装置41は、指静脈情報検出装置44で検出した指静脈情報を管理情報として管理装置(遊技者特定手段10b)に送信する。
ステップC5では、処理装置41は、顔画像情報検出装置45により、指静脈情報検出部44aに指を挿入した遊技者の顔画像情報を検出する。処理装置41は、顔画像情報検出装置45で検出した指静脈情報を管理情報として管理装置(遊技者特定手段10b)に送信する。
ステップC6では、遊技者特定手段10bにより、ステップC4で検出した指静脈情報を用いて遊技者の特定処理を実行する。遊技者が特定された場合(ステップC4で検出した指静脈情報と一致する指静脈情報を検出した場合)にはステップC7に進み、遊技者を特定することができなかった場合(ステップC4で検出した指静脈情報と一致する指静脈情報を検出できなかった場合)にはステップC10に進む。
ステップC7では、情報管理手段10aは、遊技者特定手段10bにより特定された遊技者が一人であるか否かを判断する。一人の遊技者が特定された場合にはステップC8に進み、複数の遊技者が特定された場合にはステップC9に進む。
ステップC8では、一人の遊技者を特定したことを報知する。一人の遊技者を特定したことを報知する報知装置や報知態様としては、前述した報知装置や報知態様を用いることができる。ステップC8の処理を実行した後、ステップC15に進む。
ステップC9では、異常処理を実行する。ステップC9の異常処理としては、例えば、図5に示したステップA9の異常処理を用いることができる。ステップC9の処理を実行した後、預入/玉貸動作を終了する。
ステップC10では、情報管理手段10aは、ステップC2で処理装置41から生体情報使用モード信号が送信された、ステップC4で処理装置41から送信された指静脈情報を用いて遊技者を特定することができなかったことにより、生体情報を遊技者特定情報として選択した(遊技者カードの使用を希望しない)遊技者の遊技者情報の新規登録であることを判別し、遊技者情報登録処理を実行する。遊技者情報登録処理では、当該遊技者に対して新しい遊技者IDを決定(付与)する。そして、ステップC4で検出した指静脈情報とステップC5で検出した顔画像情報と遊技情報(この場合「0」)及び決定した新しい遊技者IDを含む遊技者情報を、遊技者情報データベース20aに登録する(新規に記憶する)。ステップC10の処理は、図5に示すステップA10の処理と同様である。ステップC10の処理を終了した後、ステップC8に進む。
【0057】
ステップC11では、処理装置41は、遊技者ID検出装置38Bで、遊技者カードに記憶されている遊技者IDを検出した(読み取った)か否かを判断する。遊技者IDを検出した場合には、検出した遊技者IDを管理装置10に送信してステップC14に進み、遊技者IDを検出しなかった場合には、遊技者ID非検出信号を管理装置10に送信してステップC12に進む。ステップC11の処理は、図5に示すステップA11と同様の処理を行うことができる。また、遊技者IDを検出しなかったことは、管理装置10側で検出することもできる。
ステップC12では、情報管理手段10aは、ステップC2で処理装置41から生体情報非使用モード信号(遊技者ID使用モード信号)が送信されたが、処理装置41から遊技者IDが送信されなかったことにより、遊技者IDを遊技者特定情報として選択した遊技者の遊技情報の新規登録であると判断し、遊技者情報登録処理を実行する。遊技者情報登録処理では、新しい遊技者IDを決定(付与)する。そして、遊技情報(この場合「0」)と決定した新しい遊技者IDを含んでいるが、生体情報を含んでいない遊技者情報を、遊技者情報データベース20aに登録する(新規に記憶する)。
ステップC13では、情報管理手段10aは、ステップC12で決定した遊技者IDを処理装置41に送信する。処理装置41は、情報管理手段10aから送信された遊技者IDが記憶されている遊技者カードを、遊技者カード発行装置48Bの遊技者カード排出口38bから排出する(発行する)。ステップC13の処理を実行した後、ステップC8に進む。
ステップC14では、遊技者特定手段10bにより、ステップC11で検出した遊技者IDを用いて遊技者の特定処理を実行する。ステップC14の処理は、図5に示すステップA14の処理と同様である。一人の遊技者を特定した場合にはステップC8に進み、一人の遊技者を特定することができなかった場合にはステップC11に戻る。
【0058】
ステップC15では、処理装置41は、遊技者が預入操作を行ったか否かを判断する。預入操作を行ったか否かは、例えば、預入金の預入であることを示す預入信号や、玉貸操作であることを示す玉貸操作信号、再プレイ操作であることを示す再プレイ操作信号の入力状態によって判断することができる。例えば、表示装置57の表示画面に表示されている「預入」表示部が遊技者によって選択されて預入信号が入力されたか、あるいは、玉貸ボタン49aが遊技者によって操作されて玉貸操作信号が入力されたか、あるいは、再プレイボタン49bが遊技者によって操作されて再プレイ操作信号が入力されたかによって判断することができる。この場合、預入信号が入力されると預入操作が行われたと判断し、玉貸操作信号あるいは再プレイ操作信号が入力されると預入操作が行われなかったと判断する。預入操作が行われた場合には、ステップC16に進み、預入操作が行われなかった場合にはステップC20に進む。
ステップC16では、処理装置41は、預入金額情報検出装置42により、遊技者が預入金投入口42aに投入した現金(預入金)を示す預入金額情報を検出する。処理装置41は、預入金額情報検出装置42で検出した預入金額情報を管理情報として管理装置10に送信する。
ステップC17では、情報管理手段10aは、遊技者情報データベース20aに記憶されている、先のステップで特定した遊技者の遊技者IDあるいは決定した遊技者IDに対応して遊技者情報データベース20aに記憶されている預入金額情報を、処理装置41から送信された預入金額情報を用いて更新する。ステップC17の処理は、図5に示すステップA17の処理と同様である。
ステップC18では、処理装置41は、預入金を預かったことを報知する。例えば、更新後の預入金額情報を表示装置47に表示する。
ステップC19では、処理装置41は、人検知装置43が人を検知していないか否かを判断する。人検知装置43が人を検知している場合(遊技者が遊技を継続している場合)にはステップC15に戻り、人検知装置43が人を検知していない場合(遊技者が遊技を終了して離籍した場合)には預入/玉貸動作を終了する。
処理装置41は、人検知装置43が人を検知しなくなった場合には、管理装置10(情報管理手段10a)に終了信号を送信する。情報管理手段10aは、処理装置41から終了信号を受信すると、終了信号を受信した時刻を示す終了時刻情報と、端末装置(この場合、預入/玉貸端末装置40)の端末装置識別情報を含む履歴情報を記憶する。そして、終了時刻情報と端末装置識別情報を含む履歴情報を、先のステップで特定した遊技者に対応する遊技情報として遊技者情報データベース20aに記憶する。
【0059】
ステップC20では、処理装置41は、遊技者が玉貸操作あるいは再プレイ操作を行ったか否かを判断する。例えば、玉貸ボタン49aが遊技者によって操作されて玉貸操作信号が入力されたか否か、あるいは、再プレイボタン49bが遊技者によって操作されて再プレイ操作信号が入力されたか否かを判断する。玉貸操作あるいは再プレイ操作が行われた場合には、玉貸操作が行われたことを示す玉貸要求信号あるいは再プレイ操作が行われたことを示す再プレイ要求信号を処理装置41から管理装置10に送信してステップC21に進み、玉貸操作及び再プレイ操作が行われなかった場合にはステップC19に進む。
ステップC21では、情報管理手段10aは、玉貸要求あるいは再プレイ要求を許可するか否かを判断する。
例えば、処理装置41から玉貸要求信号を受信すると、先のステップ(ステップC6、C7、C10、C11、C12、C14)で特定した遊技者の遊技IDあるいは決定した遊技者IDに対応して遊技者情報データベース20aに記憶されている預入金額情報で示される預入金が、玉貸ボタン49aに対応する玉貸金以上であるか否か、すなわち、玉貸要求を許可することができるか否かを判断する。預入金が玉貸金以上である場合にはステップC22に進み、預入金が球貸金未満である(預入金が不足している)場合にはステップC20に戻る。
あるいは、処理装置41から再プレイ要求信号を受信すると、先のステップ(ステップC6、C7、C10、C11、C12、C14)で特定した遊技者の遊技IDあるいは決定した遊技者IDに対応して遊技者情報データベース20aに記憶されている持ち玉数情報で示される持ち玉数が、再プレイボタン49bに対応する再プレイ玉数以上であるか否か、すなわち、再プレイ要求を許可することできるか否かを判断する。持ち玉数が再プレイ玉数以上である場合にはステップC22に進み、持ち玉数が再プレイ玉数未満である(持ち玉数が不足している)場合にはステップC20に戻る。
あるいは、処理装置41から再プレイ要求信号が入力されると、先のステップ(ステップC6、C7、C10、C11、C12、C14)で特定した遊技者の遊技IDあるいは決定した遊技者IDに対応して遊技者情報データベース20aに記憶されている貯玉数情報で示される貯玉数が、[再プレイボタン49bに対応する再プレイ玉数+手数料玉数]以上であるか否か、すなわち、再プレイ玉貸要求を許可することできるか否かを判断する。貯玉数が[再プレイボタン49bに対応する遊技玉数+手数料に対応する遊技玉数]以上である場合にはステップC22に進み、貯玉数が[再プレイボタン49bに対応する遊技玉数+手数料に対応する遊技玉数]未満である(貯玉数が不足している)場合にはステップC20に戻る。
なお、ステップC20に戻る場合には、情報管理手段10aから処理装置41に玉貸要求不許可信号あるいは再プレイ要求不許可信号を送信し、預入/玉貸端末装置40の表示装置47に、預入金、持ち玉数、貯玉数が不足している旨のメッセージを表示させるのが好ましい。
ステップC22では、玉貸ボタン49aあるいは再プレイボタン49bの操作によって要求された数の遊技玉を排出する処理を実行する。例えば、情報管理手段10aから処理装置41に玉貸許可信号あるいは再プレイ許可信号を送信する。処理装置41は、情報管理巣手段10aから玉貸許可信号あるいは再プレイ許可信号を受信すると、玉貸ボタン49aの操作に対応する数あるいは再プレイボタン49bの操作に対応する数の遊技玉を、遊技玉排出装置(図示省略)から排出する。
【0060】
ステップC23では、情報管理手段10aは、先のステップ(ステップC6、C7、C10、C11、C12、C14)で特定した遊技者の遊技IDあるいは決定した遊技者IDに対応して遊技者情報データベース20aに記憶されている預入金額情報あるいは持ち玉数情報あるいは貯玉数情報を更新する。例えば、玉貸ボタン49aの操作による玉貸要求に対して遊技玉を排出した場合には、遊技者情報データベース20aに記憶されている預入金額情報から、玉貸ボタン49aの操作に対応する玉貸金を示す金額情報を減算し、減算値を新たな預入金額情報として遊技者情報データベース20aに記憶する。
あるいは、再プレイボタン49bの操作による再プレイ要求に対して遊技玉を持ち玉から排出した場合には、遊技者情報データベース20aに記憶されている持ち玉数情報から、再プレイボタン49bの操作に対応する再プレイ玉数を示す遊技玉数情報を減算し、減算値を新たな持ち玉数情報として遊技者情報データベース20aに記憶する。
あるいは、再プレイボタン49bの操作による再プレイ要求に対して遊技玉を貯玉から排出した場合には、遊技者情報データベース20aに記憶されている貯玉数情報から[再プレイボタン49bに対応する遊技玉数+手数料に対応する遊技玉数]を示す遊技玉数情報を減算し、減算値を新たな貯玉数情報として遊技者情報データベース20aに記憶する。
ステップC24では、預入金額情報あるいは持ち玉数情報あるいは貯玉数情報を更新したことを報知する。例えば、更新後の預入金額情報あるいは持ち玉数情報あるいは貯玉数情報を表示装置47に表示する。ステップC24の処理を実行した後、ステップC19に進む、
【0061】
なお、処理装置41は、離席ボタン49cが操作された場合には、離席モードに設定し、遊技を中断させる。例えば、発射モータの駆動を停止する。また、遊技者が離席すると、人検知装置43が人を検知しなくなるため、ステップC19での判断がYESとなり、図7に示す預入/玉貸動作が終了する。処理装置41は、人検知装置43が人を検知しなくなると、人非検知信号を管理装置10(情報管理手段10a)に送信する。情報管理手段10aは、処理装置41から人非検知信号を受信すると、非検知時刻情報と端末装置識別情報を含む履歴情報を、先のステップで特定した遊技者に対応する遊技情報として遊技者情報データベース20aに記憶する。
遊技者が戻り、玉貸ボタン49aあるいは再プレイボタン49bを操作すると、玉貸要求信号あるいは再プレイ要求信号が入力される。処理装置41は、離席モードに設定している状態で玉貸要求信号あるいは再プレイ要求信号が入力されると、離席ボタン49cが操作された時点で遊技を行っていた遊技者と、玉貸ボタン49aあるいは再プレイボタン49bを操作した遊技者が同じであるか否かを判断する。
例えば、処理装置41は、離席モードに設定している状態で玉貸要求信号あるいは再プレイ要求信号が入力されると、生体情報を使用するか否かを判断する。生体情報を使用しない場合には、遊技者ID検出装置48Bにより、遊技者カードに記憶されている遊技者IDを検出する。生体情報を使用する場合には、指静脈情報検出装置44で、指静脈情報検出部44aに挿入されている指の指静脈情報を検出する。そして、処理装置41は、検出した遊技者IDあるいは指静脈情報を管理装置10(生体管理手段10a)に送信する。情報管理手段10aは、処理装置41から遊技者IDあるいは指静脈情報を受信すると、遊技者特定手段10bにより、受信した遊技者IDあるいは指静脈情報が、離席ボタン49cが操作された時点で遊技を行っていた遊技者の遊技者IDあるいは指静脈情報と一致しているか否かを判別する。情報管理手段10aは、遊技者特定手段10bにより、両遊技者IDあるいは指静脈情報が一致していることが判別された場合には一致信号を、一致していないことが判別された場合には不一致信号を処理装置41に送信する。処理装置41は、情報管理手段10aから一致信号を受信すると、離席モードを解除して遊技を行えるようにし、不一致信号を受信すると、離席モードを継続する。なお、離席モードが解除された場合には、図7に示す預入/玉貸動作は、ステップC15から開始される。
【0062】
計数端末装置60を用いた計数動作の一例を、図8に示すフローチャートにより説明する。図8に示すスフローチャートは、人検知装置が63人を検知したことを条件に計数動作を開始する場合のものである。図8に示すフローチャートの処理は、適宜の時期に開始される。
ステップD1では、処理装置61は、人検知装置63が人を検知したか否かを判断する。人を検知した場合にはステップD2に進み、人を検知していない場合には計数動作を終了する。なお、前述したように、開始時刻情報等が遊技者情報データベース20aに記憶される。
ステップD2では、処理装置61は、生体情報を使用するか否かを判断する。ステップD2の処理は、図5に示すステップA2の処理と同様である。生体情報を使用する(遊技者カードを使用する)場合には、生体情報検出モードに設定するとともに、生体情報使用モード信号を管理装置10に送信してステップD3に進み、生体情報を使用しない(遊技者カードを使用する)場合には、遊技者ID検出モードに設定するとともに、生体情報非使用モード信号(遊技者ID使用モード信号)を管理装置10に送信してステップD10に進む。
【0063】
ステップD3では、処理装置61は、照明装置66を動作させ、指静脈情報検出部64aを指示する。
ステップD4では、処理装置61は、指静脈検出装置64により、指静脈情報検出部64aに挿入された(配置された)指の指静脈情報を検出し、管理情報として管理装置10に送信する。
ステップD5では、処理装置61は、顔画像情報検出装置63により、指静脈情報検出部64aに指を挿入した遊技者の顔画像情報を検出し、管理情報として管理装置10に送信する。
ステップD6では、遊技者特定手段10bにより、ステップD4で検出した指静脈情報を用いて遊技者の特定処理を実行する。ステップD6の処理は、図5に示すステップA6の処理と同様である。遊技者を特定した場合にはステップD7に進み、遊技者を特定することができなかった場合にはステップD9に進む。遊技により獲得した遊技玉を計数する場合には、遊技者の生体情報を含む遊技者情報の登録は終了している。このため、遊技者情報データベース20aに記憶されている指静脈情報の中から、ステップD4で検出した指静脈情報と一致する指静脈情報を検出することができなかった場合、すなわち、遊技者を特定することができなかった場合には遊技者特定エラーが発生している。
ステップD7では、情報管理手段10aは、遊技者特定手段10bにより特定された遊技者が一人であるか否かを判断する。一人の遊技者が特定された場合にはステップD8に進み、複数の遊技者が特定された場合にはステップD9に進む。遊技により獲得した遊技玉を計数する場合には、遊技者の生体情報を含む遊技者情報の登録は終了している。このため、遊技者情報データベース20aの中から、ステップD4で検出した指静脈情報と一致する指静脈情報が複数検出された場合、すなわち、複数の遊技者が特定された場合には遊技者特定エラーが発生している。
ステップD8では、処理装置41は、一人の遊技者を特定したことを報知する。ステップD8の処理は、図5のステップA8の処理と同様である。ステップD8の処理を実行した後、ステップD12に進む。
ステップD9では、異常処理を実行する。ステップD9の処理は、図5に示すステップA9の処理と同様である。ステップD9の処理を実行した後、計数動作を終了する。
【0064】
ステップD10では、処理装置61は、遊技者ID検出装置68Bで、遊技者カードに記憶されている遊技者IDを検出した(読み取った)か否かを判断する。ステップD10の処理は、図5に示すステップA11処理と同様である。遊技者IDを検出した場合にはステップD11に進み、遊技者IDを検出できなかった場合には待機する。遊技者IDを検出しなかったことは、管理装置10側で検出することもできる。
ステップD11では、遊技者特定手段10bにより、ステップD10で検出した遊技者IDを用いて遊技者の特定処理を実行する。ステップD11の処理は図5に示すステップA14の処理と同様である。一人の遊技者を特定することができた場合にはステップD8に進み、一人の遊技者を特定することができなかった場合にはステップD10に戻る。
【0065】
一人の遊技者を特定したことが報知された場合(ステップD8)、遊技者は、獲得した遊技玉を投入口69aに投入する。なお、遊技球を投入口69aに投入した後に遊技者の特定処理を実行してもよい。
ステップD12では、処理装置61は、計数装置69により、投入口69aに投入された遊技玉の数を計数して、計数情報を検出する。計数装置69で検出した計数情報は、計数端末装置60の表示装置67に表示するのが好ましい。処理装置61は、計数情報を管理情報として管理装置10に送信する。
ステップD13では、処理装置61は、遊技者が、獲得した遊技玉を景品玉とすることを選択したか否かを判断する。遊技者が景品玉を選択したか否かは、例えば、景品玉選択信号、貯玉選択信号、持ち玉選択信号の入力状態によって判断することができる。例えば、表示装置67の表示画面に表示されている「景品玉」表示部が選択されて景品玉選択信号が入力されたか、表示装置67の表示画面に表示されている「貯玉」表示部が選択されて貯玉選択信号が入力されたか、表示装置67の表示画面に表示されている「持ち玉」表示部が選択されて持ち玉選択信号が入力されたかによって判断することができる。この場合、景品玉選択信号が入力されたことによって、遊技者が景品玉を選択したことを判断し、貯貯選択信号あるいは持ち玉信号が入力されることによって、遊技者が景品玉を選択しなかったことを判断する。景品玉が選択された場合には、景品玉が選択されたことを示す景品玉信号を処理装置61から管理装置10に送信してステップD14に進み、景品玉が選択されなかった場合にはステップD16に進む。なお、玉計数情報を景品玉信号とともに処理装置61から管理装置10に送信してもよい。
ステップD14では、情報管理手段10aは、先に特定した一人の遊技者に対応して遊技者情報データベース20aに記憶されている景品玉数情報を更新する。例えば、先のステップで特定した遊技者の遊技者IDに対応して遊技者情報データベース20aに記憶されている景品玉数情報に、ステップD12で検出された玉計数情報を加算し、加算値を新しい景品玉数情報として遊技者情報データベース20aに記憶する。
ステップD15では、景品玉数情報を更新したことを報知する。例えば、情報管理手段10aは、景品玉数情報の更新処理が終了すると、更新後の景品玉数情報を含む景品玉数情報更新終了信号を処理装置61に送信する。処理装置61は、情報管理手段10aから送信された景品玉数情報更新信号に含まれている景品玉数情報で示される景品玉を有している旨のメッセージを計数端末装置60の表示装置67に表示する。ステップD15の処理を実行した後、計数動作を終了する。
なお、検出した玉計数情報や更新後の景品玉数情報等を表示装置67に表示し、遊技者が確認操作を行った場合にステップD14の処理を実行するように構成するのが好ましい。
【0066】
ステップD16では、処理装置61は、遊技者が、獲得した遊技玉を貯玉とすることを選択したか否かを判断する。例えば、貯玉選択信号が入力されたことによって貯玉とすることを選択したこと判断し、景品玉選択信号あるいは持ち玉選択信号が入力されることによって貯玉とすることが選択されなかったと判断する。貯玉が選択された場合には、貯玉が選択されたことを示す貯玉信号を処理装置61から管理装置10に送信してステップD17に進み、貯玉が選択されなかった場合にはステップD19に進む。なお、玉計数情報を貯玉信号とともに処理装置61から管理装置10に送信してもよい。
ステップD17では、情報管理手段10aは、先に特定した一人の遊技者に対応して遊技者情報データベース20aに記憶されている貯玉数情報を更新する。例えば、先のステップで特定した遊技者の遊技者IDに対応して遊技者情報データベース20aに記憶されている貯玉数情報に、ステップD12で検出された玉計数情報を加算し、加算値を新しい貯玉数情報として遊技者情報データベース20aに記憶する。
ステップD18では、貯玉数情報を更新したことを報知する。例えば、情報管理手段10aは、貯玉数情報の更新処理が終了すると、更新後の貯玉数情報を含む貯玉数情報更新終了信号を処理装置61に送信する。処理装置61は、情報管理手段10aから送信された貯玉数情報更新信号に含まれている貯玉数情報で示される貯玉を有している旨のメッセージを計数端末装置60の表示装置67に表示する。ステップD18の処理を実行した後、計数動作を終了する。
なお、検出した玉計数情報や更新後の貯玉数情報等を表示装置67に表示し、遊技者が確認操作を行った場合にステップD17の処理を実行するように構成するのが好ましい。
【0067】
ステップD19では、処理装置61は、遊技者が、獲得した遊技玉を持ち玉とすることを選択したか否かを判断する。例えば、持ち玉選択信号が入力されたことによって持ち玉とすることを選択したと判断し、景品玉選択信号あるいは貯玉選択信号が入力されることによって持ち玉とすることが選択されなかったと判断する。持ち玉が選択された場合には、持ち玉が選択されたことを示す持ち玉信号を処理装置61から管理装置10に送信してステップD20に進み、持ち玉が選択されなかった場合にはステップD13に戻る。なお、玉計数情報を持ち玉信号とともに処理装置61から管理装置10に送信してもよい。
ステップD20では、情報管理手段10aは、先に特定した一人の遊技者に対応して遊技者情報データベース20aに記憶されている持ち玉数情報を更新する。例えば、先のステップで特定した遊技者の遊技者IDに対応して遊技者情報データベース20aに記憶されている持ち玉数情報に、ステップD12で検出された玉計数情報を加算し、加算値を新しい持ち玉数情報として遊技者情報データベース20aに記憶する。
ステップD21では、持ち玉数情報を更新したことを報知する。例えば、情報管理手段10aは、持ち玉数情報の更新処理が終了すると、更新後の持ち玉数情報を含む持ち玉数情報更新終了信号を処理装置61に送信する。処理装置61は、情報管理手段10aから送信された持ち玉数情報更新信号に含まれている持ち玉数情報で示される持ち玉を有している旨のメッセージを計数端末装置60の表示装置67に表示する。ステップD21の処理を実行した後、計数動作を終了する。
なお、検出した玉計数情報や更新後の持ち玉数情報等を表示装置67に表示し、遊技者が確認操作を行った場合にステップD20の処理を実行するように構成するのが好ましい。
【0068】
景品交換端末装置70を用いた景品交換動作の一例を、図9に示すフローチャートにより説明する。図9に示すスフローチャートは、人検知装置73が人を検知したことを条件に景品交換動作を開始する場合のものである。図9に示すフローチャートの処理は、適宜の時期に開始される。
ステップE1では、処理装置71は、人検知装置73が人を検知したか否かを判断する。人を検知した場合にはステップE2に進み、人を検知していない場合には景品交換動作を終了する。
ステップE2では、処理装置71は、生体情報を使用するか否かを判断する。ステップE2の処理は、図5に示すステップA2の処理と同様である。生体情報を使用する(遊技者カードを使用しない)場合には、生体情報検出モードに設定するとともに、生体情報使用モード信号を管理装置10に送信してステップE3に進み、生体情報を使用しない(遊技者カードを使用する)場合には、遊技者ID検出モードに設定するとともに、生体情報非使用モード信号(遊技者ID使用モード信号)を管理装置10に送信してステップE3に進む。
【0069】
ステップE3では、処理装置71は、照明装置76を動作させ、指静脈情報検出部74aを指示する。
ステップE4では、処理装置71は、指静脈検出装置74により、指静脈情報検出部74aに挿入された(配置された)指の指静脈情報を検出し、管理情報として管理装置10に送信する。
ステップE5では、処理装置71は、顔画像情報検出装置75により、指静脈情報検出部74aに指を挿入した遊技者の顔画像情報を検出し、管理情報として管理装置10に送信する。
ステップE6では、遊技者特定手段10bにより、ステップE4で検出した指静脈情報を用いて遊技者の特定処理を実行する。遊技者を特定した場合にはステップE7に進み、遊技者を特定することができなかった場合にはステップE9に進む。
ステップE7では、情報管理手段10aは、遊技者特定手段10bにより特定された遊技者が一人であるか否かを判断する。一人の遊技者が特定された場合にはステップE8に進み、複数の遊技者を特定した場合にはステップE9に進む。
ステップE8では、一人の遊技者を特定したこと報知する。ステップE8の処理を実行した後、ステップE12に進む。
ステップE9では、異常処理を実行する。ステップE9の処理は、図5に示すステップA9の処理と同様である。ステップE9の処理を実行した後、景品交換動作を終了する。
【0070】
ステップE10では、処理装置61は、遊技者ID検出装置78Bで、遊技者カードに記憶されている遊技者IDを検出した(読み取った)か否かを判断する。ステップE10の処理は、図5に示すステップA11の処理と同様である。遊技者IDを検出した場合には、検出した遊技者IDを管理装置10に送信してステップE11に進み、遊技者IDを検出できなかった場合には待機する。
ステップE11では、遊技者特定手段10bにより、ステップE10で検出した遊技者IDを用いて遊技者の特定処理を実行する。ステップE11の処理は、図5に示すステップA14の処理と同様である。一人の遊技者を特定することができた場合にはステップE8に進み、一人の遊技者を特定することができなかった場合にはステップE10に戻る。
【0071】
ステップE12では、処理装置71は、表示装置77に、景品(景品名や景品の写真)と、各景品と交換するのに必要な景品玉数を表示する。表示装置77に表示する景品や景品玉数を示す景品情報は、景品交換端末装置70に設けられている記憶装置に記憶させておいてもよいし、管理装置10に設けられている記憶装置に記憶させておき、必要な時に管理装置10から受信してもよい。なお、ステップE12では、先のステップ(ステップE6、E10)で特定した一人の遊技者に対応して遊技者情報データベース20aに記憶されている景品玉数情報も表示装置77に表示するのが好ましい。
【0072】
ステップE13では、処理装置71は、遊技者が景品を選択したか否かを判断する。遊技者が景品を選択した場合には、遊技者が選択した景品の交換玉数を示す交換玉数情報を含む景品交換情報を管理装置10に送信してステップE14に進み、景品を選択していない場合にはステップE12に戻る。
ステップE14では、情報管理装置10aは、遊技者が選択した景品と景品玉との交換を許可するか否かを判断する。例えば、先のステップ(ステップE6、E7、E10、E11)で特定した一人の遊技者に対応して遊技者情報データベース20aに記憶されている景品玉数情報で示される景品玉数が、処理装置71から送信された景品交換情報に含まれている交換玉数情報で示される交換玉数以上であるか否かを判断する。景品玉数が交換玉数以上である場合、すなわち、景品交換を許可する場合には、景品交換許可信号を処理装置71に送信してステップE15に進み、景品玉数が交換玉数未満である場合、すなわち、景品交換を許可しない場合には、処理装置71に交換不許可信号が送信してステップE12に戻る。なお、処理装置71は、情報管理手段10aから景品交換不許可信号が送信された場合には、景品玉が不足している旨のメッセージを表示装置77に表示するのが好ましい。
ステップE15では、遊技者が選択した景品を排出するとともに、景品玉数情報を更新する。例えば、処理装置71は、情報管理手段10aから景品交換許可信号を受信すると、遊技者が選択した景品を、景品排出口(図示省略)から排出する。あるいは、遊技者が選択した景品と交換する引換券を排出する。遊技者は、景品交換所で引換券と景品を交換する。また、情報処理手段10aは、前記ステップで特定された遊技者に対応して遊技者情報データベース20aに記憶されている景品玉数情報から、処理装置71から送信された景品交換情報に含まれている交換玉数情報を減算し、減算値を新しい景品玉数情報として遊技者情報データベース20aに記憶する。景品玉数の更新処理はステップE14で行うこともできる。
ステップE16では、処理装置71は、景品玉数情報を更新したことを報知する。例えば、情報管理手段10aは、景品玉数情報の更新処理を終了すると、更新後の景品玉数情報を含む景品玉数更新終了信号を処理装置71に送信する。処理装置71は、情報管理手段10aから景品玉数更新終了信号を受信すると、景品玉数終了信号に含まれている景品弾数情報で示される景品玉を有している旨のメッセージを表示装置77に表示する。
ステップE17では、処理装置71は、人検知装置73が人を検知していないか否かを判断する。人検知装置73が人を検知している場合にはステップE12に戻り、人検知装置73が人を検知していない場合には景品交換動作を終了する。
【0073】
なお、持ち玉は、当日内で、払い出して再プレイを行うことができる。また、景品玉は、当日内で、景品と交換することができる。ここで、遊技者が、持ち玉の払い出しや景品玉の景品への交換を忘れる場合がある。そこで、遊技店の閉店時に、持ち玉や景品玉が残っている場合には、貯玉に切り替えるように構成することができる。この処理は、例えば、情報管理手段10aによって行われる。このように構成することにより、遊技者に対するサービスを高めることができる。
【0074】
第1の実施の形態では、遊技者は、遊技者情報管理の安全性の向上と煩わしい操作からの解放を望む場合には生体情報を遊技者特定情報として選択することができ、生体情報の提供を望まない場合には遊技者IDを遊技者特定情報として選択することができる。
また、同じ端末装置を用いて遊技者情報の更新や登録を行うことできるため、生体情報を遊技者特定情報として選択した遊技者及び遊技者IDを遊技者特定情報として選択した遊技者の双方に同程度のサービスを提供することができる。
また、端末装置を用いて遊技者情報の登録を行うことができるため、会員登録のための手続が不要である。
【0075】
第1の実施の形態では、遊技者情報管理の安全性の向上と煩わしい操作からの開放を望む遊技者は生体情報を遊技者特定情報として選択することができ、生体情報の提供を望まない遊技者は遊技者IDを遊技者特定情報として選択することができる。
ここで、生体情報を用いて遊技者の特定処理を行う場合、遊技者特定精度は、処理方法によって変わる、例えば、一致率の基準値を高くすると、遊技者特定精度は高くなるが、処理負担が大きくなり、処理時間も長くなる。一方、一致率の基準値を下げると、処理負担が軽減され、処理時間も短縮されるが、遊技者特定精度が低下する。
一方、遊技者IDを用いて遊技者の特定処理を行う場合には、軽い処理負担で、短時間に、高い精度で遊技者の特定処理を行うことができる。
そこで、生体情報と遊技者IDを用いて遊技者の特定処理を行うことにより、軽い処理負担で、短い処理時間で、遊技者情報管理の安全性を高めることができるとともに、遊技者特定精度を高めることができる。
以下に、遊技者情報管理の安全性と遊技者特定精度を高めることができる第2の実施の形態を説明する。
【0076】
第2の実施の形態では、生体情報と遊技者ID(遊技者識別情報)あるいは遊技者IDを遊技者特定情報として用いることができる。
本実施の形態では、図1に示す実施の形態と同様の構成要素によって構成することができる。本実施の形態では、遊技者情報の安全性の向上と遊技者特定精度の向上を望む遊技者は、生体情報と遊技者IDを遊技者特定情報として選択することができ、生体情報の提供を希望しない遊技者は、遊技者IDを遊技者特定情報として選択することができる。
本実施の形態の預入/清算端末装置30を用いた預入/清算動作の一例を、図10に示すフローチャートにより説明する。図10に示すフローチャートは、人検知装置33が人を検知したことを条件に預入/清算動作を開始する場合のものである。図10に示すフローチャートの動作は、適宜の時期に開始される。
ステップF1では、処理装置31は、人検知装置33が人を検知したか否かを判断する。人を検知した場合にはステップF2に進み、人を検知していない場合には預入/清算動作を終了する。
ステップF2では、処理装置31は、生体情報を使用するか否か、すなわち、遊技者特定情報として生体情報と遊技者IDを使用するか遊技者IDを使用するかを判断する。生体情報を使用する場合(生体情報と遊技者IDを使用する場合)には、生体情報/遊技者ID検出モードに設定するとともに、生体情報/遊技者ID使用モード信号を管理装置10に送信してステップF3に進み、生体情報を使用しない場合(遊技者IDのみを使用する場合)には、遊技者ID検出モードに設定するとともに、遊技者ID使用モード信号を管理装置10に送信してステップF12に進む。
このステップF2は、遊技者情報の更新時には、遊技者が生体情報と遊技者IDを遊技者特定情報として選択しているか、あるいは、遊技者IDを遊技者特定情報として選択しているかを判断し、遊技者情報の新規登録時には、遊技者が生体情報と遊技者IDを遊技者特定情報として選択したか、あるいは、遊技者IDを遊技者特定情報として選択したかを判断する。
生体情報を使用するか否か(生体情報と遊技者IDを使用するか遊技者IDを使用するか否か)を判断する方法としては、例えば、図5に示すステップA2と同様の方法を用いることができる。
【0077】
ステップF3では、処理装置31は、照明装置36を動作させ、指静脈情報検出部34aを指示する。
ステップF4では、処理装置31は、指静脈検出装置34により、指静脈情報検出部34aに挿入された(配置された)指の指静脈情報を検出し、管理情報として管理装置10に送信する。
ステップF5では、処理装置31は、顔画像情報検出装置33により、指静脈情報検出部34aに指を挿入した遊技者の顔画像情報を検出し、管理情報として管理装置10に送信する。
ステップF6では、遊技者特定手段10bにより、ステップF4で検出した指静脈情報を用いて遊技者の特定処理を実行する。ステップF6の処理は、図5に示すステップA6の処理と同様である。遊技者特定手段10bにより指静脈情報を用いて遊技者が特定された場合にはステップF7に進み、遊技者が特定されなかった場合にはステップF10に進む。
本実施の形態では、指静脈情報と遊技者IDを遊技者特定情報として用いている。このため、ステップF7では、処理装置31は、遊技者ID検出装置38Bで、遊技者カードに記憶されている遊技者IDを検出した(読み取った)か否かを判断する。なお、ステップF4で指静脈情報を検出した後、遊技者IDを検出する旨を報知するのが好ましい。報知方法としては、例えば、表示装置37に「遊技者カードを挿入してください。」というメッセージや「ただいま、遊技者IDを検出しています。」というメッセージを表示する方法や、遊技者ID検出装置38Aの遊技者カード挿入口38bに設けた表示灯を点灯あるいは点滅させる方法を用いることができる。これにより、遊技者は、例えば、遊技者カードを遊技者ID検出装置38Bの遊技者カード挿入口38bに挿入する。ステップF7の処理は、図5に示すステップA13の処理と同様である。遊技者IDを検出した場合には、検出した遊技者IDを管理装置10に送信してステップF8に進み、遊技者IDを検出しなかった場合には、遊技者ID非検出信号を管理装置10に送信してステップF10に進む。
遊技者IDを検出できなかったことを判別する方法としては、例えば、生体情報/遊技者ID検出モードに設定してからあるいは、遊技者IDを検出する旨の報知を行ってから一定時間内に、遊技者ID検出装置38Bが遊技者IDを検出しなったことにより判別する方法を用いることができる。あるいは、情報管理手段10aにより、処理装置31から生体情報/遊技者ID使用モード信号が送信されてから一定時間内に、処理装置31から遊技者IDが送信されなかったことにより判別する方法を用いることができる。
【0078】
ステップF8では、遊技者特定手段10bにより、ステップF6で特定された遊技者に対して、ステップF7で検出した遊技者IDを用いて遊技者の特定処理を実行する。例えば、ステップF6で特定された遊技者に対応して遊技者情報データベース20aに記憶されている遊技者IDの中から、ステップF7で検出した遊技者IDとの一致率が設定値以上である遊技者IDを検出する。前述したように、遊技者IDを用いて遊技者の特定処理を実行する場合には、遊技者特定精度が高いため、複数の遊技者を特定する可能性は低い。したがって、遊技者情報データベース20aに記憶されている遊技者IDの中から、検出した遊技者IDとの一致率が設定値以上である遊技者IDを検出することにより、一つの遊技者IDを検出することができる。すなわち、一人の遊技者を特定することができる。
ステップF7で検出した遊技者IDを用いて一人の遊技者が特定された場合には、遊技者特定信号を情報管理手段10aから処理装置31に送信してステップF9に進み、一人の遊技者を特定することができなかった場合にはステップF7に戻る。ステップF7に戻る場合には、遊技者特定エラー信号を情報管理手段10aから処理装置40に送信するのが好ましい。処理装置31により、情報管理装置10aから遊技者特定エラー信号が送信されると、遊技者特定エラーが発生した旨のメッセージを表示装置37に表示する。
ステップF9では、処理装置31は、一人の遊技者を特定したことを報知する。報知手段や報知態様としては、前述した報知手段や報知態様を用いることができる。ステップF9の処理を実行した後、ステップF16に進む。
ステップF2〜F8によって、生体情報と遊技者IDを遊技者特定情報として選択した遊技者の特定処理が行われる。なお、生体情報を用いた遊技者特定処理と遊技者IDを用いた遊技者特定処理の実行順序は逆でもよいし、同時に行ってもよい。同時に行う場合には、生体情報を用いた遊技者特定処理で特定された遊技者であって、遊技者IDを用いた遊技者特定処理で特定された遊技者を、生体情報と遊技者IDを遊技者特情報として用いた遊技者特定処理で特定した遊技者とする。
【0079】
生体情報と遊技者IDを遊技者特定情報として選択する新規の遊技者は、遊技者IDが設定されていないため、預入/清算端末装置30で預入操作を行う場合には、生体情報検出装置35で生体情報は検出されるが、遊技者ID検出装置38Bで遊技者IDは検出されない。また、生体情報を用いて複数の遊技者が特定された場合でも、遊技者IDを用いた遊技者特定処理を組み合わせることによって、一人の遊技者を特定することができる。したがって、生体情報検出装置で検出された生体情報を用いて遊技者が特定されないことにより、あるいは、生体情報検出装置で生体情報が検出されたが、遊技者ID検出装置で遊技者IDが検出されないことにより、生体情報と遊技者IDを遊技者特定情報として選択する新規の遊技者であると判断することができる。
ステップF10では、ステップF2で生体情報使用モード信号が処理装置31から送信され、ステップF4で処理装置31から送信された指静脈情報を用いて遊技者を特定することができなかったことにより、生体情報と遊技者IDを遊技者特定情報として選択した遊技者の遊技情報の新規登録であると判断し、遊技者情報登録処理を実行する。あるいは、ステップF2で生体情報使用モード信号が処理装置31から送信され、ステップF4で処理装置31から送信された指静脈情報を用いて遊技者が特定されたが、処理装置31から遊技者IDが送信されなかったことにより、生体情報と遊技者IDを遊技者特定情報として選択した遊技者の遊技情報の新規登録であると判断し、遊技者情報登録処理を実行する。
遊技者情報登録処理では、当該遊技者に対して新しい遊技者IDを決定する。そして、ステップF4で検出した指静脈情報とステップF5で検出した顔画像情報と決定した遊技者ID及び遊技情報(この場合「0」)を含む遊技者情報を、遊技者情報データベース20aに登録する(新規に記憶する)。
ステップF11では、情報管理手段10aは、ステップF10で決定した遊技者IDを処理装置31に送信する。処理装置31は、情報管理手段10aから送信された遊技者IDが記憶されている遊技者カードを、遊技者カード発行装置38Aの遊技者カード排出口38aから排出(発行)する。ステップF11の処理を実行した後、ステップF9に進む。
ステップF1〜F7、F10、F11によって、生体情報と遊技者IDを遊技者特定情報として選択した遊技者の遊技者情報の登録処理が行われる。
【0080】
ステップF12では、処理装置31は、遊技者ID検出装置38Bで、遊技者カードに記憶されている遊技者IDを検出したか否かを判断する。遊技者IDを検出した場合には、検出した遊技者IDを処理装置31から管理装置10に送信してステップF15に進み、遊技者IDを検出することができなかった場合には、遊技者ID非検出信号を処理装置31から管理装置10に送信してステップF13に進む。ステップF12の処理は、図5に示すステップA11と同様の処理を行うことができる。また、遊技者IDを検出しなかったことは、管理装置10側で検出することもできる。
ステップF13では、情報管理手段10aは、ステップF2で処理装置31から生体情報非使用モード信号(遊技者ID使用モード信号)が送信されたが、処理装置31から遊技者IDが送信されなかったことにより、生体情報を使用しない(遊技者IDを使用する)遊技者の遊技者情報の新規登録であると判断し、遊技者情報登録処理を実行する。遊技者情報登録処理では、当該遊技者に対して新しい遊技者IDを決定(付与)する。そして、決定した新しい遊技者IDと遊技情報(この場合「0」)を含むが、生体情報を含まない遊技者情報を遊技者情報データベース20aに登録する(新規に記憶する)。
ステップF14では、情報管理手手段10aは、ステップF13で決定した遊技者IDを処理装置31に送信する。処理装置31は、情報管理手段10aから送信された遊技者IDが記憶されている遊技者カードを遊技者カード発行装置38Aから発行する。ステップF14の処理を終了した後、ステップF9に進む。
ステップF1、F2、F12〜F14によって、遊技者IDを遊技者特定情報として選択した遊技者の遊技者情報の登録処理が行われる。
ステップF15では、遊技者特定手段10bにより、ステップF12で検出した遊技者IDを用いて遊技者の特定処理を実行する。一人の遊技者が特定された場合には、情報管理手段10aから処理装置31に遊技者特定信号を送信してステップF9に進み、一人の遊技者が特定されなかった場合には、情報管理手段10aから処理装置31に遊技者特定エラー信号を送信してステップF12に戻る。なお、ステップF15の、遊技者IDを用いた遊技者の特定処理では、遊技者IDを遊技者特定情報として選択した遊技者を特定特体対象遊技者として遊技者特定処理を実行するのが好ましい。遊技者IDを遊技者特定情報として選択した遊技者は、例えば、遊技者情報データベース20aに記憶されている遊技者ID選択情報を用いて判別することができる。
ステップF1、F2、F15によって、遊技者IDを遊技者特定情報として選択した遊技者の特定処理が行われる。
ステップF16〜F22の処理は、図5に示したステップA16〜A22の処理と同様である。
【0081】
本実施の形態では、ステップF2〜F9、F16〜F19の処理により、預入/清算端末装置30は、指静脈情報(生体情報)と遊技者IDと預入金額情報(遊技情報)を送信し、情報管理手段10aは、預入/清算端末装置30から送信された指静脈情報(生体情報)と遊技者IDと預入金額情報(遊技情報)に基づき、送信された指静脈情報(生体情報)と遊技者IDを用いて遊技者特定手段10bにより一人の遊技者が特定された場合に、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベース20aに記憶されている預入金額情報(遊技情報)を、送信された預入金額情報(遊技情報)を用いて更新する処理が実行される。
また、ステップF2〜F7、F10、F11、F9、F16〜F19の処理により、預入/清算端末装置30は、指静脈情報(生体情報)と預入金額情報(遊技情報)を送信し、情報管理手段10aは、預入/清算端末装置30から送信された指静脈情報(生体情報)と預入金額情報(遊技情報)に基づき、送信された指静脈情報(生体情報)及び預入金額情報(遊技情報)と新しく決定した遊技者IDを含む遊技者情報を遊技者情報データベース20aに記憶する記憶するとともに、新しく決定した遊技者IDを預入/清算端末装置30に送信し、預入/清算端末装置30は、情報管理手段10aから送信された遊技者IDが記憶されている遊技者カードを発行する処理が実行される。
また、ステップF2、F12〜F14、F9、F16〜F19の処理により、預入/清算端末装置30は、預入金額情報(遊技情報)を送信し、情報管理手段10aは、預入/清算端末装置30から送信された預入金額情報(遊技情報)に基づき、送信された預入金額情報(遊技情報)と新しく決定した遊技者IDを含む遊技者情報を遊技者情報データベース20aに記憶するとともに、新しく決定した遊技者IDを預入/清算端末装置30に送信し、預入/清算端末装置30は、情報管理手段10aから送信された遊技者IDが記憶されている遊技者カードを発行する処理が実行される。
また、ステップF2、F12、F15、F9、F16〜F19の処理により、預入/清算端末装置30は、遊技者IDと預入金額情報(遊技情報)を送信し、情報管理手段10aは、預入/清算端末装置30から送信された遊技者IDと預入金額情報(遊技情報)に基づき、送信された遊技者IDを用いて遊技者特定手段10bにより一人の遊技者が特定された場合に、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベース20aに記憶されている預入金額情報(遊技情報)を、送信された預入金額情報(遊技情報)を用いて更新する処理が実行される。
【0082】
本実施の形態の計数端末装置60を用いた計数動作の一例を、図11に示すフローチャートにより説明する。図11に示すフローチャートは、人検知装置63が人を検知したことを条件に預入/清算動作を開始する場合のものである。図11に示すフローチャートの処理は、適宜の時期に開始される。
ステップG1では、処理装置61は、人検知装置63が人を検知したか否かを判断する。人を検知した場合にはステップD2に進み、人を検知していない場合には係数動作を終了する。
ステップG2では、処理装置61は、生体情報を使用するか否かを判断する。ステップG2の処理は、図5に示すステップA2の処理と同様である。生体情報を使用する場合(生体情報と遊技者カードを使用する場合)には、生体情報検出モードに設定するとともに、生体情報使用モード信号を処理装置31から管理装置10に送信してステップG3に進み、生体情報を使用しない場合(遊技者カードを使用する場合)には、遊技者ID検出モードに設定するとともに、生体情報非使用モード信号(遊技者ID使用モード信号)を処理装置31から管理装置10に送信してステップG11に進む。
【0083】
ステップG3では、処理装置61は、照明装置66を動作させ、指静脈情報検出部64aを指示する。
ステップG4では、処理装置61は、指静脈検出装置64により、指静脈情報検出部64aに挿入された指の指静脈情報を検出し、管理情報として管理装置10に送信する。
ステップG5では、処理装置61は、顔画像情報検出装置63により、指静脈情報検出部64aに指を挿入した遊技者の顔画像情報を検出し、管理情報として管理装置10に送信する。
ステップG6では、遊技者特定手段10bにより、ステップG4で検出した指静脈情報を用いて遊技者の特定処理を実行する。遊技者を特定した場合にはステップG7に進み、遊技者を特定することができなかった場合にはステップG10に進む。
ステップG7では、処理装置61は、遊技者ID検出装置68Bにより、遊技者カードに記憶されている遊技者IDを検出した(読み取ったか)否かを判断する。遊技者IDを検出した場合には、検出した遊技者IDを管理装置10に送信してステップG8に進み、遊技者IDを検出することができない場合には待機する。
ステップG8では、遊技者特定手段10bにより、ステップG6で特定された遊技者に対して、ステップG7で検出した遊技者IDを用いて遊技者の特定処理を実行する。例えば、ステップG6で特定された遊技者に対応して遊技者情報データベース20aに記憶されている遊技者IDの中から、ステップG7で検出した遊技者IDとの一致率が設定値以上である遊技者IDを検出する。ステップG4で検出した指静脈情報と一致する指静脈情報を有し、ステップG7で検出した遊技者IDと一致する遊技者IDを有する遊技者を特定した場合には、遊技者特定信号を情報管理手段10aから処理装置61に送信してステップG9に進み、遊技者を特定することができなかった場合には、遊技者特定エラー信号を情報管理手段10aから処理装置61に送信してステップG7に戻る。
ステップG9では、処理装置31は、一人の遊技者を特定したことを報知する。ステップG9の処理を実行した後、ステップG13に進む。
ステップG10では、異常処理を実行する。ステップG10の処理は、図5に示すステップA9の処理と同様である。
なお、ステップG6において、図5のステップA6で説明した予備の遊技者特定処理を行って予備の指静脈情報(予備の遊技者)を抽出し、記憶しておくことにより、後から、正しい遊技者を推定することができる。ステップG10の処理を実行した後、計数動作を終了する。
【0084】
ステップG11では、処理装置61は、遊技者ID検出装置68Bで、遊技者カードに記憶されている遊技者IDを検出した(読み取った)か否かを判断する。遊技者IDを検出した場合には、検出した遊技者IDを管理装置10に送信してステップG12に進み、遊技者IDを検出できない場合には待機する。
ステップG12では、遊技者特定手段10bにより、ステップG11で検出した遊技者IDを用いて遊技者の特定処理を実行する。一人の遊技者を特定することができた場合にはステップG9に進み、一人の遊技者を特定することができなかった場合にはステップG11に戻る。
ステップG13〜G22の処理は、図8に示すステップD12〜D21の処理と同様である。
【0085】
第2の実施の形態では、遊技者情報管理の安全性の向上と遊技者特定精度の向上を望む遊技者は生体情報と遊技者識別情報を遊技者特定情報として選択することができ、生体情報の提供を望まない遊技者は遊技者IDを遊技者特定情報として選択することができる。
ここで、遊技者情報管理の安全性の向上と煩わしい操作からの開放を望む遊技者も存在する。
以下に、第3の実施の形態を説明する。第3の実施の形態では、生体情報と遊技者ID(遊技者識別情報)あるいは生体情報あるいは遊技者IDを遊技者特定情報として用いることができる。
本実施の形態では、図1に示す実施の形態と同様の構成要素によって構成することができる。本実施の形態では、遊技者情報の安全性の向上と遊技者特定精度の向上を望む遊技者は、生体情報と遊技者IDを遊技者特定情報として選択することができ、遊技者情報の安全性の向上と煩わしい操作からの開放を望む遊技者は、生体情報を遊技者特定情報として選択することができ、生体情報の提供を希望しない遊技者は、遊技者IDを遊技者特定情報として選択することができる。
【0086】
本実施の形態の預入/清算端末装置30を用いた預入/清算動作の一例を、図12及び図13に示すフローチャートにより説明する。図12及び図13に示すフローチャートは、人検知装置33が人を検知したことを条件に預入/清算動作を開始する場合のものである。図12及び図13に示すフローチャートの動作は、適宜の時期に開始される。
ステップH1では、処理装置31は、人検知装置33が人を検知したか否かを判断する。人を検知した場合にはステップH2に進み、人を検知していない場合には預入/清算動作を終了する。
ステップH2では、処理装置31は、生体情報を使用するか否かを判断する。生体情報を使用するか否かを判断する方法としては、例えば、表示装置37の表示画面に表示されている「生体情報使用」表示部が遊技者によって選択されて生体情報使用信号が入力されたか、あるいは、表示装置37の表示画面に表示されている「生体情報非使用」表示部が遊技者によって選択されて生体情報非使用信号が入力されたかによって判断する方法を用いることができる。
生体情報を使用する場合にはステップH3に進み、生体情報を使用しない場合(遊技者IDのみを使用する場合)には、遊技者ID検出モードに設定するとともに、生体情報非使用/遊技者ID使用モード信号を処理装置31から管理装置10に送信してステップH13に進む。
ステップH3では、遊技者IDを使用するか否かを判断する。遊技者IDを使用するか否かを判断する方法としては、例えば、表示装置37の表示画面に表示されている「生体情報使用/遊技者ID使用」表示部を遊技者が選択して生体情報使用/遊技者ID使用信号が入力されたか、あるいは、表示装置37の表示画面に表示されている「生体情報使用/遊技者ID非使用」表示部が遊技者によって選択されて生体情報使用/遊技者ID非使用信号が入力されたことによって判別する方法を用いることができる。
遊技者IDを使用する場合(生体情報と遊技者IDを使用する場合)には、生体情報/遊技者ID検出モードに設定するとともに、生体情報使用/遊技者使用モード信号を処理装置31から端末装置装置10に送信してステップH4に進み、遊技者IDを使用しない場合(生体情報のみを使用する場合)には、生体情報検出モードに設定するとともに、生体情報使用/遊技者ID非使用モード信号を処理装置31から管理装置10に送信してステップH17に進む。
【0087】
ステップH4〜H10では、図10に示したステップF3〜F9と同様の処理を実行する。なお、生体情報を用いた遊技者特定処理と遊技者IDを用いた遊技者特定処理の実行順序は逆でもよいし、同時に行ってもよい。
なお、ステップH9では、ステップH3で生体情報使用/遊技者ID使用モード信号が処理装置31から送信され、テップH3で処理装置31から送信された生体情報、ステップH8で処理装置31から送信された遊技者IDを用いた遊技者特定処理により一人の遊技者が特定されたことにより、生体情報と遊技者IDを遊技者特定情報として選択した既登録の遊技者であると判断する。
ステップH2〜H10では、生体情報と遊技者IDを遊技者特定情報として選択した遊技者の特定処理を実行する。
ステップH11では、ステップH3で生体情報使用/遊技者ID使用モード信号が処理装置31から送信され、ステップH5で処理装置31から送信された指静脈情報を用いた遊技者特定処理により遊技者を特定することができなかったことにより、あるいは、ステップH3で生体情報使用/遊技者ID使用モード信号が処理装置31から送信され、ステップH5で処理装置31から送信された指静脈情報を用いて遊技者特定処理により遊技者が特定されたことが、遊技者IDが処理装置31から送信されなかったことにより、生体情報と遊技者IDを遊技者特定情報として選択した新規遊技者であると判断する。
ステップH2〜H8、H11、H12では、生体情報と遊技者IDを遊技者特定情報として選択した新規遊技者の特定処理を実行する。
【0088】
ステップH13〜H15では、図10に示したステップF12〜F14の処理と同様の処理を実行する。
なお、ステップH14では、ステップH2で生体情報非使用/遊技者ID使用モード信号が処理装置31から送信され、ステップH13で処理装置31から送信された遊技者IDを用いた遊技者特定処理により遊技者を特定することができなかったことにより、遊技者IDのみを遊技者特定情報として選択した新規遊技者であると判断する。
ステップH2、H13〜H15によって、遊技者IDのみを遊技者特定情報として選択した新規遊技者の特定処理が行われる。
ステップH16では、図10に示したステップF15と同様の処理が実行される。
なお、ステップH16では、ステップH2で生体情報非使用/遊技者ID使用モード信号が処理装置31から送信され、ステップH13で処理装置31から送信された遊技者IDを用いた遊技者特定処理により一人の遊技者を特定することができたことにより、遊技者IDのみを遊技者特定情報として選択した既登録遊技者であると判断する。
ステップH2、H13〜H15によって、遊技者IDのみを遊技者特定情報として選択した既登録遊技者の特定処理が行われる。
【0089】
ステップH17〜H20では、図10に示したステップF3〜F6と同様の処理が実行される。
ステップH20において、ステップH18で処理装置31から送信された指静脈情報を用いて遊技者特定手段10bにより遊技者が特定された場合にはステップH21に進み、遊技者を特定することができなかった場合にはステップH23に進む。
ステップH21では、ステップH20で特定された遊技者が一人であるか否かを判断する。特定された遊技者が一人である場合にはステップH10に進み、複数であった場合にはステップH22に進む。
ステップH21では、ステップH3で生体情報使用/遊技者ID非使用モード信号が処理装置31から送信され、ステップH18で処理装置31から送信された指静脈情報を用いた遊技者特定処理により一人の遊技者を特定することができたことにより、生体情報のみを遊技者特定情報として選択した既登録遊技者であると判断する。
ステップH2、H3、H17〜H21によって、生体情報のみを遊技者特定情報として選択した既登録遊技者の特定処理が行われる。
ステップH23では、図10に示したステップF10と同様の処理が実行される。
ステップH23では、ステップH3で生体情報使用/遊技者ID非使用モード信号が処理装置31から送信され、ステップH18で処理装置31から送信された指静脈情報を用いた遊技者特定処理により遊技者を特定することができなかったことにより、生体情報のみを遊技者特定情報として選択した未登録遊技者であると判断する。
ステップH2、H3、H17〜H20、H23によって、生体情報のみを遊技者特定情報として選択した未登録遊技者の特定処理が行われる。
ステップH24〜H30の処理は、図10に示したステップF16〜F22の処理と同様である。
【0090】
本実施の形態では、ステップH2〜H9の処理により、預入/清算端末装置30は、生体情報使用/遊技者ID使用モード信号と指静脈情報(生体情報)と遊技者IDと預入金額情報(遊技情報)を送信し、情報管理手段10aは、預入/清算端末装置30から送信された生体情報使用/遊技者ID使用モード信号と指静脈情報(生体情報)と遊技者IDと預入金額情報(遊技情報)に基づき、送信された指静脈情報(生体情報)と遊技者IDを用いて遊技者特定手段10bにより一人の遊技者が特定された場合に、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベース20aに記憶されている預入金額情報(遊技情報)を、送信された預入金額情報(遊技情報)を用いて更新する処理が実行される。
また、ステップH2〜H8、H11、H12の処理により、預入/清算端末装置30は、生体情報使用/遊技者ID使用モード信号と指静脈情報(生体情報)と預入金額情報(遊技情報)を管理情報として送信し、情報管理手段10aは、預入/清算端末装置30から送信された生体情報使用/遊技者ID使用モード信号と指静脈情報(生体情報)と預入金額情報(遊技情報)に基づき、送信された指静脈情報(生体情報)及び預入金額情報(遊技情報)と新しく決定した遊技者IDを含む遊技者情報を遊技者情報データベース20aに記憶するとともに、新しく決定した遊技者IDを預入/清算端末装置30に送信し、預入/清算端末装置30は、情報管理手段10aから送信された遊技者IDが記憶されている遊技者カードを発行する処理が実行される。
また、ステップH2、H13〜H15の処理により、預入/清算端末装置30は、生体情報非使用/遊技者ID使用モード信号と預入金額情報(遊技情報)を送信し、情報管理手段10aは、預入/清算端末装置30から送信された生体情報非使用/遊技者ID使用モード信号と預入金額情報(遊技情報)に基づき、送信された預入金額情報(遊技情報)と新しく決定した遊技者IDを含む遊技者情報を遊技者情報データベース20aに記憶するとともに、新しく決定した遊技者IDを預入/清算端末装置30に送信し、預入/清算端末装置30は、情報管理手段10aから送信された遊技者IDが記憶されている遊技者カードを発行する処理が実行される。
また、ステップH2、H13、H16の処理により、預入/清算端末装置30は、生体情報非使用/遊技者ID使用モード信号と遊技者IDと預入金額情報(遊技情報)を送信し、情報管理手段10aは、預入/清算端末装置30から送信された生体情報非使用/遊技者ID使用モード信号と遊技者IDと預入金額情報(遊技情報)に基づき、送信された遊技者IDを用いて遊技者特定手段10bにより一人の遊技者が特定された場合に、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベース20aに記憶されている預入金額情報(遊技情報)を、送信された預入金額情報(遊技情報)を用いて更新する処理が実行される。
また、ステップH2、H3、H17〜H21の処理により、預入/清算端末装置30は、生体情報使用/遊技者ID非使用モード信号と指静脈情報(生体情報)と預入金額情報(遊技情報)を送信し、情報管理手段10aは、預入/清算端末装置30から送信された生体情報使用/遊技者ID非使用モード信号と指静脈情報(生体情報)と預入金額情報(遊技情報)に基づき、送信された指静脈情報(生体情報)を用いて遊技者特定手段10bにより一人の遊技者が特定された場合に、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベース20aに記憶されている預入金額情報(遊技情報)を、送信された預入金額情報(遊技情報)を用いて更新する処理が実行される。
また、ステップH2、H3、H17〜H20、H23の処理により、預入/清算端末装置30は、生体情報使用/遊技者ID非使用モード信号と指静脈情報(生体情報)と預入金額情報(遊技情報)を管理情報として送信し、情報管理手段10aは、預入/清算端末装置30から送信された生体情報使用/遊技者ID使用モード信号と指静脈情報(生体情報)と預入金額情報(遊技情報)に基づき、送信された指静脈情報(生体情報)及び預入金額情報(遊技情報)と新しく決定した遊技者IDを含む遊技者情報を遊技者情報データベース20aに記憶する処理が実行される。
【0091】
本実施の形態の計数端末装置60を用いた計数動作の一例を、図14及び図15に示すフローチャートにより説明する。図14及び図15に示すフローチャートは、人検知装置63が人を検知したことを条件に預入/清算動作を開始する場合のものである。図14及び図15に示すフローチャートの処理は、適宜の時期に開始される。
ステップJ1では、処理装置61は、人検知装置63が人を検知したか否かを判断する。人を検知した場合にはステップJ2に進み、人を検知していない場合には計数動作を終了する。
ステップJ2では、処理装置61は、生体情報を使用するか否かを判断する。ステップJ2の処理は、図2に示すステップH2の処理と同様である。生体情報を使用する場合にはステップJ3に進み、生体情報を使用しない場合(遊技者IDのみを使用する場合)には、遊技者ID検出モードに設定するとともに、生体情報非使用/遊技者ID使用モード信号を処理装置61から管理装置10に送信してステップJ12に進む。
ステップJ3では、遊技者IDを使用するか否かを判断する。ステップJ3の処理は、図12に示すステップH3の処理と同様である。遊技者IDを使用する場合(生体情報と遊技者IDを使用する場合)には、生体情報/遊技者ID検出モードに設定するとともに、生体情報使用/遊技者使用モード信号を処理装置61から端末装置10に送信してステップJ4に進み、遊技者IDを使用しない場合(生体情報のみを使用する場合)には、生体情報検出モードに設定するとともに、生体情報使用/遊技者ID非使用モード信号を処理装置61から管理装置10に送信してステップJ14に進む。
ステップJ4〜J10では、図11に示したステップG3〜G9と同様の処理を実行する。なお、ステップJ9では、ステップJ3で生体情報使用/遊技者ID使用モード信号が処理装置61から送信され、テップJ5で処理装置61から送信された生体情報、ステップJ8で処理装置61から送信された遊技者IDを用いた遊技者特定処理により一人の遊技者が特定されたことにより、生体情報と遊技者IDを遊技者特定情報として選択した既登録の遊技者であると判断する。
ステップJ2〜J10では、生体情報と遊技者IDを遊技者特定情報として選択した遊技者の特定処理を実行する。
ステップJ12、J13では、図11に示したステップG11、G12と同様の処理を実行する。なお、ステップJ13では、ステップJ2で処理装置61から生体情報非使用/遊技者ID使用モード信号が送信され、ステップJ12で処理装置61から送信された遊技者IDを用いた遊技者特定処理により一人の遊技者が特定されたことにより、遊技者IDのみを遊技者特定情報として選択した遊技者であると判断する。
ステップJ2、J12、J13によって、遊技者IDのみを遊技者特定情報として選択した遊技者の特定処理が行われる。
【0092】
ステップJ14〜J17では、ステップJ4〜J7と同様の処理が実行される。
ステップJ18において、ステップJ15で処理装置61から送信された指静脈情報を用いて遊技者特定手段10bにより遊技者が特定された場合にはステップJ18に進み、遊技者を特定することができなかった場合にはステップJ19に進む。
ステップJ18では、ステップJ17で特定された遊技者が一人であるか否かを判断する。特定された遊技者が一人である場合にはステップJ10に進み、複数であった場合にはステップJ19に進む。
ステップJ18では、ステップJ3で処理装置61から生体情報使用/遊技者ID非使用モード信号が送信され、ステップJ15で処理装置61から送信された指静脈情報を用いた遊技者特定処理により一人の遊技者を特定することができたことにより、生体情報のみを遊技者特定情報として選択した既登録遊技者であると判断する。
ステップJ2、J3、J14〜J18によって、生体情報のみを遊技者特定情報として選択した既登録遊技者の特定処理が行われる。
ステップJ20〜J29では、図11に示したステップG13〜G22と同様の処理が実行される。
【0093】
以上の実施の形態では、人検知装置が人を検知したことを条件に動作を開始させたが、動作の開始条件はこれに限定されない。例えば、図6に示したように、預入動作に関しては、預入金が預入金投入口に投入されたことを条件として預入動作を開始するように構成することもできる。
また、計数動作に関しては、投入口に遊技玉が投入されたことを条件に計数動作を開始するように構成することができる。
また、入力装置から開始信号を入力するように構成することもできる。
【0094】
また、指静脈情報を用いて遊技者の特定処理を行い、遊技者特定エラーが発生した場合に、顔画像情報を報知装置に報知するように構成したが、指静脈情報と顔画像情報を用いて遊技者を特定するように構成することもできる。
例えば、先ず、検出した指静脈情報を用いて遊技者の特定処理を行う。指静脈情報を用いて複数の遊技者が特定された場合には、特定された複数の遊技者に対して、検出した顔画像情報を用いて遊技者の特定処理を行う。例えば、検出した顔画像情報と特定した複数の遊技者に対応する顔画像情報を比較し、一致率が最も高いあるいは一致率が設定値以上である顔画像情報が記憶されている遊技者を特定する。
あるいは、先ず、検出した指静脈情報を用いて遊技者の特定処理を行う。指静脈情報を用いて複数の遊技者を特定した場合には、特定した複数の遊技者に対して、検出した顔画像情報を用いて遊技者の特定処理を行う。この時、特定した複数の遊技者の指静脈情報と検出した指静脈情報との一致率が高い順に顔画像情報を用いて遊技者の特定処理を行う。そして、最初に、検出した顔画像情報の一致率が設定値以上となった遊技者を特定する。
【0095】
また、遊技者情報データベースに遊技者情報を記憶することにより、種々の管理を行うことができる。
例えば、所定期間以上、引き出されることなく貯玉数情報が記憶されている遊技者のリストを作成し、当該遊技者に通知することにより、遊技者の来店を促すことができる。
あるいは、所定期間以上、預入金額情報が記憶されている遊技者のリストを作成し、当該遊技者に通知することによって、遊技者の来店を促すことができる。
また、会員情報データベース20aに指静脈情報や顔画像情報が記憶されているため、これらの情報の漏洩に対する対策を講じることも重要である。例えば、取得した指静脈情報や顔画像情報を変更して遊技者情報データベースに記憶する方法を用いることができる。この場合には、指静脈情報や顔画像情報が漏洩した場合でも、実データが漏洩するのを防止することができる。指静脈情報や顔画像情報を変更する方法としては、例えば、取得した指静脈情報や顔画像情報を遊技者情報データベース20aに記憶する時に、日時や遊技店によって異なる特定パターンをマージする方法を用いることができる。さらに、取得した指静脈情報や顔画像情報を比較する際に、取得した指静脈情報や顔画像情報に特定パターンをマージし、マージした状態で比較する方法を用いることにより、実データが漏洩するのをより効果的に防止することができる。
【0096】
本発明は、実施の形態で説明した構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、生体情報として指静脈情報を用いたが、これ以外の種々の生体情報を用いることができる。
また、第1の生体情報として指静脈情報を用い、第2の生体情報として顔画像情報を用いたが、第1の生体情報及び第2の生体情報としてはこれ以外の種々の生体情報の組み合わせを用いることができる。
また、指静脈情報と顔画像情報の2つの生体情報を用いて遊技者の認証を行ったが、1つの生体情報のみで遊技者の認証を行うように構成することもできる。この場合、生体情報としては種々の生体情報を選択することができる。
また、実施の形態で説明した各構成は、それぞれ単独で用いることもできるし、複数組み合わせて用いることもできる。さらに、各実施の形態で用いている技術は、他の実施の形態で用いることもできる。
また、預入/清算端末装置、遊技機端末装置、計数端末装置、景品交換端末装置に用いた場合について説明したが、本明細書に開示されている技術はこれ以外の他の端末装置で用いることができる。
また、各端末装置の動作は、図5〜図9のフローチャートで示した動作に限定されない。例えば、ステップの順番の変更、各ステップの処理内容の変更、ステップの削除あるいは追加を適宜行うことができる。
また、パチンコ店の端末装置について説明したが、本発明は、パチンコ店以外の種々の遊技店の端末装置に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0097】
【図1】本発明の実施の形態の概略構成図である。
【図2】遊技機端末装置を示す図である。
【図3】遊技者情報データベースの一例を示す図である。
【図4】遊技機情報データベースの一例を示す図である。
【図5】第1の実施の形態の預入/清算動作の一例を説明するフローチャートである。
【図6】第1の実施の形態の預入/清算動作の他の例を説明するフローチャートである。
【図7】第1の実施の形態の玉貸動作の一例を説明するフローチャートである。
【図8】第1の実施の形態の計数動作の一例を説明するフローチャートである。
【図9】第1の実施の形態の景品交換動作の一例を説明するフローチャートである。
【図10】第2の実施の形態の預入/清算動作を説明するフローチャートである。
【図11】第2の実施の形態の計数動作を説明するフローチャートである。
【図12】第3の実施の形態の預入/清算動作を説明するフローチャートである。
【図13】第3の実施の形態の預入/清算動作を説明するフローチャートである。
【図14】第3の実施の形態の計数動作を説明するフローチャートである。
【図15】第3の実施の形態の計数動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0098】
10 管理装置
10a 情報管理手段
10b 遊技者特定手段
20、82 記憶装置(記憶手段)
20a 遊技者情報データベース
20b 遊技機情報データベース
30 預入/清算端末装置
31、41、61、71、81 処理装置(処理手段)
32、42 預入金額情報検出装置(預入金額情報検出手段)
32a、42a 預入金投入口
33、43、63、73 人検知装置(人検知手段)
34、44、64、74 指静脈情報検出装置(指静脈情報検出手段)
34a、44a、65a、75a 指静脈情報検出部
34b、44b、64b、74b 指示部
35、45、65、75 顔画像情報検出装置(顔画像情報検出手段)
36、46、66、76 照明装置(照明手段)
37、47、67、77、83 表示装置(表示手段)
38A、48A 遊技者カード発行装置(遊技者カード発行手段)
38a、48a 遊技者カード排出口
38B、48B、68B、78B 遊技者ID検出装置(遊技者ID検出手段)
38b、48b、68b、78b 遊技者カード挿入口
40 遊技機端末装置
49a、49b、49c 操作ボタン
50 遊技機
60 計数端末装置
69 計数装置(計数手段)
69a 投入口
70 景品交換端末装置
80 管理端末装置
84 入力装置(入力手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技者情報を管理する遊技者情報管理装置であって、
管理装置と、記憶装置と、端末装置を備え、
管理装置は、情報管理手段と、遊技者特定手段を有し、
記憶装置は、遊技情報と生体情報と遊技者識別情報を含む遊技者情報、遊技者の遊技情報と遊技者識別情報を含むが、生体情報を含まない遊技者情報を、遊技者毎に記憶する遊技者情報データベースを有し、
端末装置は、遊技者の生体情報を検出する生体情報検出手段と、遊技者識別情報記憶手段に記憶されている遊技者識別情報を検出する遊技者識別情報検出手段を有しており、生体情報検出手段で検出した生体情報、遊技者識別情報検出手段で検出した遊技者識別情報、遊技情報を管理装置に送信し、
遊技者特定手段は、端末装置から送信された生体情報と遊技者情報データベースに記憶されている生体情報を用いて遊技者を特定する遊技者特定処理、端末装置から送信された遊技者識別情報と遊技者情報データベースに記憶されている遊技者識別情報を用いて遊技者を特定する遊技者特定処理を実行し、
情報管理手段は、
端末装置から送信された生体情報と遊技情報に基づき、送信された生体情報を用いて遊技者特定手段により特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている遊技情報を、送信された遊技情報を用いて更新し、
あるいは、端末装置から送信された遊技者識別情報と遊技情報に基づき、送信された遊技者識別情報を用いて遊技者特定手段により特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている遊技情報を、送信された遊技情報を用いて更新する、
ことを特徴とする遊技者情報管理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の遊技者情報管理装置であって、
遊技者情報データベースに記憶される遊技情報には、遊技媒体と交換可能な預入金の金額を示す預入金額情報が含まれており、
端末装置は、預入金投入口に投入された預入金の金額を示す預入金額情報を検出する預入金額情報検出手段と、遊技者識別情報記憶手段を発行する遊技者識別情報記憶手段発行手段を有しており、預入金額情報検出手段で検出した預入金額情報を管理装置に送信し、また、管理装置から送信された遊技者識別情報が記憶されている遊技者識別情報記憶手段を遊技者識別情報記憶手段発行手段から発行し、
情報管理手段は、
端末装置から送信された生体情報と預入金額情報に基づき、送信された生体情報を用いて遊技者特定手段により一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている預入金額情報を、送信された預入金額情報を用いて更新し、送信された生体情報を用いて遊技者特定手段により遊技者が特定されなかった場合には、新しい遊技者識別情報を決定し、送信された生体情報及び預入金額情報と決定した新しい遊技者識別情報を含む遊技者情報を遊技者情報データベースに記憶し、
あるいは、端末装置から送信された遊技者識別情報と預入金額情報に基づき、送信された遊技者識別情報を用いて遊技者特定手段により一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている預入金額情報を、送信された預入金額情報を用いて更新し、
あるいは、端末装置から送信された預入金額情報に基づき、新しい遊技者識別情報を決定し、送信された預入金額情報と決定した新しい遊技者識別情報を含む遊技者情報を遊技者情報データベースに記憶するとともに、決定した新しい遊技者識別情報を端末装置に送信する、
ことを特徴とする遊技者情報管理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の遊技者情報管理装置であって、
端末装置は、入力手段を有しており、入力手段により生体情報使用信号が入力されると生体情報使用モード信号を管理装置に送信し、入力手段により生体情報非使用信号が入力されると遊技者識別情報使用モード信号を管理装置に送信し、
情報管理手段は、
端末装置から生体情報使用モード信号が送信された時に、端末装置から送信された生体情報と預入金額情報に基づいて、預入金額情報を更新しあるいは遊技者情報を遊技者情報データベースに記憶し、
あるいは、端末装置から遊技者識別情報使用モード信号が送信された時に、端末装置から送信された遊技者識別情報と預入金額情報に基づいて、預入金額情報を更新し、
あるいは、端末装置から遊技者識別情報使用モード信号が送信された時に、端末装置から送信された預入金額情報に基づいて、遊技者情報を遊技者情報データベースに記憶する、
ことを特徴とする遊技者情報管理装置。
【請求項4】
遊技者情報を管理する遊技者情報管理装置であって、
管理装置と、記憶装置と、端末装置を備え、
管理装置は、情報管理手段と、遊技者特定手段を有し、
記憶装置は、遊技情報と生体情報と遊技者識別情報を含む遊技者情報、遊技者の遊技情報と遊技者識別情報を含むが、生体情報を含まない遊技者情報を、遊技者毎に記憶する遊技者情報データベースを有し、
端末装置は、遊技者の生体情報を検出する生体情報検出手段と、遊技者識別情報記憶手段に記憶されている遊技者識別情報を検出する遊技者識別情報検出手段を有しており、生体情報検出手段で検出した生体情報、遊技者識別情報検出手段で検出した遊技者識別情報、遊技情報を管理装置に送信し、
遊技者特定手段は、端末装置から送信された生体情報と遊技者情報データベースに記憶されている生体情報を用いて遊技者を特定する遊技者特定処理、端末装置から送信された遊技者識別情報と遊技者情報データベースに記憶されている遊技者識別情報を用いて遊技者を特定する遊技者特定処理を実行し、
情報管理手段は、
端末装置から送信された生体情報と遊技者識別情報と遊技情報に基づき、送信された生体情報と遊技者識別情報を用いて遊技者特定手段により特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている遊技情報を、送信された遊技情報を用いて更新し、
あるいは、端末装置から送信された遊技者識別情報と遊技情報に基づき、送信された遊技者識別情報を用いて遊技者特定手段により特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている遊技情報を、送信された遊技情報を用いて更新する、
ことを特徴とする遊技者情報管理装置。
【請求項5】
請求項4に記載の遊技者情報管理装置であって、
遊技者情報データベースに記憶される遊技情報には、遊技媒体と交換可能な預入金の金額を示す預入金額情報が含まれており、
端末装置は、預入金投入口に投入された預入金の金額を示す預入金額情報を検出する預入金額情報検出手段と、遊技者識別情報記憶手段を発行する遊技者識別情報記憶手段発行手段を有しており、預入金額情報検出手段で検出した預入金額情報を管理装置に送信し、また、管理装置から送信された遊技者識別情報が記憶されている遊技者識別情報記憶手段を遊技者識別情報記憶手段発行手段から発行し、
情報管理手段は、
端末装置から送信された生体情報と遊技者識別情報と預入金額情報に基づき、送信された生体情報と遊技者識別情報を用いて遊技者特定手段により一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている預入金額情報を、送信された預入金額情報を用いて更新し、
あるいは、端末装置から送信された生体情報と預入金額情報に基づき、新しい遊技者識別情報を決定し、送信された生体情報及び預入金額情報と決定した新しい遊技者識別情報を含む遊技者情報を遊技者情報データベースに記憶するとともに、決定した新しい遊技者識別情報を端末装置に送信し、
あるいは、端末装置から送信された遊技者識別情報と預入金額情報に基づき、送信された遊技者識別情報を用いて遊技者特定手段により一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている預入金額情報を、送信された預入金額情報を用いて更新し、
あるいは、端末装置から送信された預入金額情報に基づき、新しい遊技者識別情報を決定し、送信された預入金額情報と決定した新しい遊技者識別情報を含む遊技者情報を遊技者情報データベースに記憶するとともに、決定した新しい遊技者識別情報を端末装置に送信する、
ことを特徴とする遊技者情報管理装置。
【請求項6】
請求項5に記載の遊技者情報管理装置であって、
端末装置は、入力手段を有しており、入力手段により生体情報使用信号が入力されると生体情報使用モード信号を管理装置に送信し、入力手段により生体情報非使用信号が入力されると遊技者識別情報使用モード信号を管理装置に送信し、
情報管理手段は、
端末装置から生体情報使用モード信号が送信された時に、端末装置から送信された生体情報と遊技者識別情報と預入金額情報に基づいて、預入金額情報を更新し、
あるいは、端末装置から生体情報使用モード信号が送信された時に、生体情報と預入金額情報に基づいて、遊技者情報を遊技者情報データベースに記憶し、
あるいは、端末装置から遊技者識別情報使用モード信号が送信された時に、遊技者識別情報と預入金額情報に基づいて、預入金額情報を更新し、
あるいは、端末装置から遊技者識別情報使用モード信号が送信された時に、預入金額情報に基づいて、遊技者情報を遊技者情報データベースに記憶する、
ことを特徴とする遊技者情報管理装置。
【請求項7】
遊技者情報を管理する遊技者情報管理装置であって、
管理装置と、記憶装置と、端末装置を備え、
管理装置は、情報管理手段と、遊技者特定手段を有し、
記憶装置は、遊技情報と生体情報と遊技者識別情報を含む遊技者情報、遊技者の遊技情報と遊技者識別情報を含むが、生体情報を含まない遊技者情報を、遊技者毎に記憶する遊技者情報データベースを有し、
端末装置は、遊技者の生体情報を検出する生体情報検出手段と、遊技者識別情報記憶手段に記憶されている遊技者識別情報を検出する遊技者識別情報検出手段を有しており、生体情報検出手段で検出した生体情報、遊技者識別情報検出手段で検出した遊技者識別情報、遊技情報を管理装置に送信し、
遊技者特定手段は、端末装置から送信された生体情報と遊技者情報データベースに記憶されている生体情報を用いて遊技者を特定する遊技者特定処理、端末装置から送信された遊技者識別情報と遊技者情報データベースに記憶されている遊技者識別情報を用いて遊技者を特定する遊技者特定処理を実行し、
情報管理手段は、
端末装置から送信された生体情報と遊技者識別情報と遊技情報に基づき、送信された生体情報と遊技者識別情報を用いて遊技者特定手段により特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている遊技情報を、送信された遊技情報を用いて更新し、
あるいは、端末装置から送信された生体情報と遊技情報に基づき、送信された生体情報を用いて遊技者特定手段により特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている遊技情報を、送信された遊技情報を用いて更新し、
あるいは、端末装置から送信された遊技者識別情報と遊技情報に基づき、送信された遊技者識別情報を用いて遊技者特定手段により特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている遊技情報を、送信された遊技情報を用いて更新する、
ことを特徴とする遊技者情報管理装置。
【請求項8】
請求項7に記載の遊技者情報管理装置であって、
遊技者情報データベースに記憶される遊技情報には、遊技媒体と交換可能な預入金の金額を示す預入金額情報が含まれており、
端末装置は、預入金投入口に投入された預入金の金額を示す預入金額情報を検出する預入金額情報検出手段と、遊技者識別情報が記憶されている遊技者識別情報記憶手段を発行する遊技者識別情報記憶手段発行手段を有しており、預入金額情報検出手段で検出した預入金額情報を管理装置に送信し、また、生体情報使用/遊技者識別情報使用モード信号、生体情報使用/遊技者識別情報非使用モード信号、生体情報非使用/遊技者識別情報使用モード信号を管理装置に送信し、また、管理装置から送信された遊技者識別情報が記憶されている遊技者識別情報記憶手段を遊技者識別情報記憶手段発行手段から発行し、
情報管理手段は、
端末装置から送信された生体情報使用/遊技者識別情報使用モード信号と生体情報と遊技者識別情報と預入金額情報に基づき、送信された生体情報と遊技者識別情報を用いて遊技者特定手段により一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている預入金額情報を、送信された預入金額情報を用いて更新し、
あるいは、端末装置から送信された生体情報使用/遊技者識別情報使用モード信号と生体情報と預入金額情報に基づき、新しい遊技者識別情報を決定し、送信された生体情報及び預入金額情報と決定した新しい遊技者識別情報を含む遊技者情報を遊技者情報データベースに記憶するとともに、決定した新しい遊技者識別情報を端末装置に送信し、
あるいは、端末装置から送信された生体情報使用/遊技者識別情報非使用モード信号と生体情報と預入金額情報に基づき、送信された生体情報を用いて遊技者特定手段により一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている預入金額情報を、送信された預入金額情報を用いて更新し、送信された生体情報を用いて遊技者特定手段により遊技者が特定されなかった場合には、新しい遊技者識別情報を決定し、送信された生体情報及び預入金額情報と決定した新しい遊技者識別情報を含む遊技者情報を遊技者情報データベースに記憶し、
あるいは、端末装置から送信された生体情報非使用/遊技者識別情報使用モード信号と遊技者識別情報と預入金額情報に基づき、送信された遊技者識別情報を用いて遊技者特定手段により一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている預入金額情報を、送信された預入金額情報を用いて更新し、
あるいは、端末装置から送信された生体情報非使用/遊技者識別情報使用モード信号と預入金額情報に基づき、新しい遊技者識別情報を決定し、送信された預入金額情報と決定した新しい遊技者識別情報を含む遊技者情報を遊技者情報データベースに記憶するとともに、決定した新しい遊技者識別情報を端末装置に送信する、
ことを特徴とする遊技者情報管理装置。
【請求項9】
請求項8に記載の遊技者情報管理装置であって、
端末装置は、入力手段を有しており、入力手段により生体情報使用/遊技者識別情報使用信号が入力されると生体情報使用/遊技者識別情報使用モード信号を管理装置に送信し、入力手段により生体情報使用/遊技者識別情報非使用信号が入力されると生体情報使用/遊技者識別情報非使用モード信号を管理装置に送信し、入力手段により生体情報非使用信号が入力されると遊技者識別情報使用モード信号を管理装置に送信する、
ことを特徴とする遊技者情報管理装置。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれかに記載の遊技者情報管理装置であって、報知装置を備え、
遊技者情報データベースには、生体情報として遊技者の第1の生体情報及び第2の生体情報が記憶されており、
端末装置は、遊技者の第1の生体情報を検出する生体情報検出手段を有しており、生体情報検出手段で検出した第1の生体情報を管理情報として管理装置に送信し、
遊技者特定手段は、端末装置から送信された第1の生体情報と遊技者情報データベースに記憶されている第1の生体情報を用いて遊技者特定処理を実行し、
情報管理手段は、端末装置から管理情報として送信された第1の生体情報と遊技情報に基づき、送信された第1の生体情報を用いて遊技者特定手段により一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている遊技情報を、送信された遊技情報を用いて更新し、複数の遊技者が特定された場合には、特定された複数の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている第2の生体情報を報知装置に出力する、
ことを特徴とする遊技者情報管理装置。
【請求項11】
請求項1〜9のいずれかに記載の遊技者情報管理装置であって、
遊技者情報データベースには、生体情報として遊技者の第1の生体情報及び第2の生体情報が記憶されており、
端末装置は、遊技者の第1の生体情報を検出する第1の生体情報検出手段と、遊技者の第2の生体情報を検出する第2の生体情報検出手段を有しており、第1の生体情報検出手段で検出した第1の生体情報と第2の生体情報検出手段で検出した第2の生体情報を管理情報として管理装置に送信し、
遊技者特定手段は、端末装置から送信された第1の生体情報と遊技者情報データベースに記憶されている第1の生体情報を用いて遊技者特定処理を行い、また、第1の生体情報を用いて特定した複数の遊技者に対して、端末装置から送信された第2の生体情報と特定した複数の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている第2の生体情報を用いて遊技者特定処理を行い、
情報管理手段は、端末装置から管理情報として送信された第1の生体情報と第2の生体情報と遊技情報に基づき、送信された第1の生体情報を用いて遊技者特定手段により一人の遊技者が特定された場合には、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている遊技情報を、送信された遊技情報を用いて更新し、複数の遊技者が特定された場合には、さらに、特定された複数の遊技者の中から、送信された第2の生体情報を用いて遊技者特定手段により一人の遊技者が特定された場合に、特定された一人の遊技者に対応させて遊技者情報データベースに記憶されている遊技情報を、送信された遊技情報を用いて更新する、
ことを特徴とする遊技者情報管理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2007−215955(P2007−215955A)
【公開日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−43074(P2006−43074)
【出願日】平成18年2月20日(2006.2.20)
【出願人】(000106690)サン電子株式会社 (161)
【Fターム(参考)】