説明

運動療法器具

【課題】椎間板ヘルニア、変形性膝関節症の発症の前の治療法で、簡単に日常的生活内で使用可能な治療用器具を提供する。
【解決手段】腰上部分のベルト状のような部材(1)と腰下部分のベルト状のような弾性部材(2)そして腰上部分(1)と腰下部分(2)をつなぐ、ベルト状のような連結弾性部材(3)よりなり、係止部材の(4)、(8)で胸前と脛前付近で結んでいるのを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の器具は例えば、胸の前あるいは肩や腰、背中付近から腿付近、または膝の付近を通した紐状又はベルト状などの弾性部材などを使用して、膝裏や脛裏などの部分をクロス又はH形、帯状などに渡したベルト状などの弾性部材などで構成されている器具で、腰、股部分、膝部分と足裏部分の血流と筋力を増加をさせる運動療法と同様の原理に基づいて行われる。
【0002】
この器具の目的は通常の生活の中で筋力トレ−ニングをトレ−ニングとして意識せず行える器具を使用する運動で、腰、脚、膝、足裏、肘、手首の関節の血流の増加の効果による痛みの解消にある。
すなわち、関節の痛みを無くす事により、腰、脚全体また足裏、肘、手首、指までの機能の回復と、血流の増加により、関節の変形などと拘縮などの予防を目的としたものであり、痛みの解消と過齢による体力の低下を防ぐ事にある。
この器具を使用すると運動療法と同様の筋力強化のトレーニングの効果があると言う事は、例えば、腰、膝などを動かす時、その時に使用する腰に付属する筋肉、大腿四頭筋、大腰筋、ハムストリングズなどのそれぞれの筋肉にベルトにより負荷がかかる。
このことは椅子などを使用する、運動療法と同様の原理に基づいている。
この器具を使用すると医院でするような椅子に座って行う様な、強い力の筋力トレ−ニングを行う負担が無いため、老人でも弱い力で常時筋力トレ−ニングが可能になり、老人を関節を痛みから開放する事ができる。
そして、痛みが無いためリハビリ運動が可能になり、老人の筋力の保持に最適であり、この器具は血流の増加と筋力の増強とを促す事により、関節の改善と関節の痛みの解消そして、変形と拘縮の予防をする事を目的とするものである。
つまりは、この器具の目的は日常の生活で運動が出来る事による、高齢者の体力の低下の防止と関節などの痛みの解消にある。
【0003】
筋力トレ−ニング器具を使用する事により腰部分、股関節周辺部分、膝関節周辺部分などの靱帯や筋肉は鍛えられ、腰から膝関節などや足裏まで、体全体を活性化することで筋肉の強化と血流の増加をさせて、関節液などの分泌と軟骨などの代謝を促する事により、膝関節、股関節などの内部は改善される。
そして、靱帯や筋肉なども強化されて関節の合わさりを定位置に安定させ、大腿骨と脛骨などの軟骨の接触による磨耗を防ぎ、関節内の痛みなどのストレスを取り除き関節本来の正常な機能を保つ事が出来る。
【0004】
従って、この器具を装着して運動療法を行うと腰、膝部分、股部分あるいは手首、指関節の痛みや、関節などに改善の効果が得られると言うことは数々の病院あるいは医院などで、関節の痛みを止めるために運動療法を行っている事をみても明らかであり、これらの事は周知の事実である。
実際このことは、発明者本人が多数のモニターの方から確認したことである。
又、この器具を使用する事による、ふくらはぎ部分の筋肉の活性化により、この部分のポンプ機能を改善して、脚部分に拘縮により滞っている血流の上半身への還流を促する事が出来る。
又、変形性膝関節症は足裏に取り付ける、足裏のアーチとO脚とを改善をする足底板と器具装着の相乗効果により、患部回復の一層の効果を得る事が出来る。
【0005】
本願の主旨は、このように運動療法と同等以上の効果を現す器具の装着により、腰部分、股関節、膝関節などの痛みの解消、そして、関節の改善と関節変形と拘縮とを予防することを目的として、リハビリ機能により、過齢による運動能力の低下の回復と運動機能の改善をする運動療法器具に関するものである。
【背景技術】
【0006】
従来より、この種の医療器具においては、膝関節、腰部分の仙腸関節、股関節において、すべての器具は膝部分の膝関節、腰部分の仙腸関節などを、その回りから締めつけ、患部を圧迫、固定など、回りから包み込んだり、又膝と腰の上部と下部で固定、圧着したりするのが、今現在の器具は殆どこれにあてはまる。
血流を阻害すると膝と腰の関節の本来の回復力を妨げ、本来の治療からは逆行するものである。
【0007】
今日、腰痛そして膝の痛みの関節痛の改善方法に運動療法があげられる。
この療法は、体を動かす時の血流の増加により痛みを止める治療法で、病院で行なう運動療法であり、例えば、膝部分の改善としては、大腿四頭筋などの筋力を強化し機能の衰えた組織の強化と老化を防ぐと共に病気の進行を止めることを目的とする筋力トレーニングで、だいたい次のようなものがある。
(イ)はゴムベルトを両手で持ち、そのゴムベルトを足の裏にまわして、踏み込む大腿四頭筋などを鍛える運動。
(ロ)は、椅子に深くかけ、太腿と脛が水平に、5秒から10秒間上げる。
(ハ)は、横になり、膝を伸ばして膝関節を動かさずに、太腿筋肉に力をいれてパッと力を抜く。
(ニ)は、ループに両足を入れ交互に上下して、ゆっくり引っ張り会いをする。
(ホ)は、腰を支点に上体を倒し、おじぎを繰り返す腰部分の運動療法。
【0008】
足裏部分に過度の力が長時間加わり続けたり、また肥満の人は徐々に足裏のアーチが崩れ、アーチ部分で体重を支えられず、靱帯は伸びきり体重を足裏部分で分散出来ずクッションとしての機能が果たせず、地面からの衝撃は直接膝関節にダメージを与えている。
【0009】
この種の医療器具としては、数多くあるが、一部を示す。
(イ)腰痛帯と言う器具の説明する。
腰痛帯という腰を改善する器具は背部とその両側の脇部と、各部に連なる腹位部の端部に備えた上下一対の緊締用ベルトによるベルトで締め上げるため血流は阻害され又、その回りから固定、又は包みこみ、伸縮自在の緊締具で締めつけを維持、サポ−トするためにすべての靱帯、筋肉の回復力を妨げて、靱帯、関節は衰えて弱体化する。(特許文献1参照)
(ロ)膝装着用サポ−タという名称の器具の説明する。
患部に蒸気温熱をあてて、患部を保持固定をする器具であるが、患部を固定するのは関節の改善方法に逆行して、血流を阻害ものである。
又関節症は単に温めて改善するものではなく、場合によっては、悪化する場合も数多くある。(特許文献2参照)
(ハ)膝痛改善器具という名称の説明をする。
膝の上部に巻き付ける上部固定部2、(2a,2b)、膝の下部に巻き付ける下部固定部3(3a,3b)、膝の前面側に配置される前面側の全面カバ−部1など拘束部5などのパッドなどは面ファスナ−などで上部と下部が固定される。
歪みによって酷使された膝の関節の動揺性を抑え、同時に弱った膝関節周囲の筋力の補助をして、膝の上下を筋肉を振れなく固定して筋肉を休ませるのを、目的の器具であるが膝の上下部分を巻き付け、締めつけて靱帯と筋肉をサポ−トするのが目的だが、締めつけのため、靱帯と筋肉の組織を弱体化させ、血流も停滞するので、軟骨の再生も出来ない事実があった。(特許文献3参照)
(ニ)腰部分をサポ−トする医療用コルセットという名称の器具の説明する。
この器具は骨盤をしっかり包み込み、体の中心になる腰の屈折部分を完全な固定状態にズレないように、上腹部を包囲する弾性材製の上帯部(32)と上帯部の下側に連設され且つ仙腸関節、股関節の外周部分を包囲固定をする中間帯部があり、前記中間帯部の下部に連設されかつ、大腿部を包囲する左右一対の下帯部を設けた事により、上腹部、仙腸関節、大腿部を強く締めつけ保持するため血流を阻害して、長く装着しすぎると、腰の付近の筋肉の大腰筋、殿筋、背筋、腹筋などが衰弱してくるので、筋肉、靱帯が衰弱する前に器具を取り外す事が大切である。(特許文献4参照)
【特許文献1】特許公開平9−10248号 公報
【特許文献2】特許公開2008−18174 公報
【特許文献3】特許公開2007−126767公報
【特許文献4】特許公開10−155826号 公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そのため、次のような問題点があった。
腰の痛み、膝の痛みは、社会に公表されている医学書、学術書、専門書等の指摘によれば、患部の血流の停まりが、その痛みの発生源とある。
しかるに、現在社会に出回っている、腰、膝などの治療器具は、腰、膝を包みこんだり、又は固定したりして、血流を阻害している。
いずれの場合も、患部を圧迫して血行を阻害して、その部分の筋肉、靱帯は衰弱して、そのまま使用すると膝又は腰に不具合が生ずる。
いずれにしても、患部を解放して運動療法つまり、筋肉トレ−ニングを実施して、血流を回復させることと、筋肉と靱帯を鍛えることが大事である。
この症状の対策には、足裏の改善とO脚の対策の用具の、足底板等がある。
機能回復訓練として、歩行などの訓練と共に、運動療法と関節の柔軟性を向上させ、関節可動域を大きくするストレッチを併用する場合もある。
その他に、関節の保護と関節の動きの補助をする装具療法と、これらの関節などの痛みを軽減する薬物療法がある。
又、薬物療法には、妊婦や子供など薬物療法を勧められない場合がある。
次に、腰部分の治療方法に保存療法があるが、その方法を説明する。
(ア)正しい姿勢を保つ
(イ)薬物治療
1 筋弛緩薬− 筋肉を弛める事により血流を良くする。
2 血流改善薬−血の流れを良くする事で新陳代謝を促進して痛みを和らげる。
(ウ)理学療法
1 温熱療法− 温める事で血流が良くなり筋肉の緊張をほぐす。
2 牽引療法− 軽いストレッチ効果で緊張を和らげ事で、血流の改善につながる。
(エ)治療体操
体操により、しっかり腹筋と背筋を鍛え、腹筋が十分に強く背筋とのバランスがとれていれば、腹腔内圧を高めて膨らみ腰椎の整理的内圧を維持出来る。
以上のように腰部分の保存療法は血の流れ良くする事がその要旨である。
本発明は、器具の装着により無理なく筋力トレ−ニングを実施が可能で、血流を良くして、患部とその周辺をトレ−ニングにより、関節液の分泌と軟骨の生成をそくすることを出来る器具を提供する事が、その目的である。
【0011】
本発明の目的は、高齢者が関節症の悪化のため、仕事から離れざるを得なくなり納税が出来なくなる事と、介護保険適用者になるのを防ぐ事にある。
このような、関節障害と運動機能の低下を防いで、高齢者を生産現場に踏み止ませるには、適度の筋力トレ−ニングつまり、適度の運動療法を毎日続ける事が大事であり、自分自身の体の管理が必要となる。
運動療法は、大腿四頭筋などの筋力を強化するために行う療法であるが、筋力トレ−ニングを毎日行う運動の継続は患者の苦労となっている。
医院などでは、時間に制限があるため、強い力で短時間で施療しがちである。
つまり時間と療法を行なう場所が限られ、そのため、時間が無い時はややもすると強めのトレ−ニングを行う事は痛みを伴い患者の身体的な負担は大きい。
無理な筋力トレ−ニングにより、関節と筋肉に痛みが発生して、筋力トレ−ニングやリハビリを中断する大きな原因となっている。
サポーターの使用は、患部の保温には適するが関節などを圧迫し血行を阻害するために、関節など患部本来の治癒する力を妨げ、回復を遅らせている。
ゆえに、患部を圧迫するものや重すぎる用具の使用は、避けるべきである。
筋肉と関節などに痛みが出ないように、軽い器具で筋肉と関節に負担をかけないように弱い力で、且つ長時間筋力トレ−ニングが行なえる器具が必要である。
手軽また効果的に場所もとらずに身体的な制約も無く、運動療法つまり筋力トレーニングを弱い力で長い時間行う事の出来る器具が求められている。
【0012】
そして、腰、股関節のバランスのくずれと膝関節のバランスのくずれ、は互いに影響を及ぼしており、腰、股、膝など脚全体関節のバランスの崩れが、歩行困難の原因となっている。
又、従来の足底板は靴式が多く足に係止する部分がなく、不安定かつ大きく、がさばり外見上も大げさで使用も不便である。
本発明は、これらの問題点も解決する用具として、発明されたものである。
【課題を解決するための手段】
腰部分を改善する方法について説明する。
【0013】
腰上部分のベルト状のなどのような部材(1)、と腰下部分部分のベルト状などの弾性部材(2)そして腰上部分(1)と腰下部分(2)をつなぐ、ベルト状などのような、腰の後ろ部分を通す連結弾性部材(3)などと係止部材の(4)と(8)で胸前と脛前で結んでいる。
係止部材(8)で胸ベルト(1)と連結弾性部材(3)を結んだ様な器具で、係止部材(4)で連結弾性部材(3)と足裏ベルト(2)を結んでいる。
足裏ベルト(2)を使用せずに、連結弾性部材(3)などをそのまま足裏に回すような方法もあり、連結弾性部材の下方にベルト(5)を横方向に渡し、膝蓋骨の上又は下を止めるベルト(6)を設ける。
腰部分を改善する図1の器具は、胸部分のベルト(1)と足裏部分のベルト(2)とを、つなぐ連結部材のベルト(3)の、合計のベルト3本を1本につなぐような方法もあり、胸ベルト(1)と連結弾性部材のベルト(3)をつなぐソケット状又はフック状(8)などでつないだり、するような方法もある。
【0014】
胸ベルト(1)と足裏ベルト(2)をつなぐベルト(3)の形状は例えば、ただ単に2本のベルト状、方形状あるいは角形の形状をしていたり、ベルト(3)の一辺あるいは、一点もしくはその部分を胸部分や腰より下の様々な部材と複合したり、足裏ベルト(2)の延長部分に取りつけ複合した様な方法やベルト(3)は、タイツ状にした部材又は、スラツクス状などの中にベルトを内蔵したり胸前から肩を通り、膝付近で止めたり、ベルト(3)を反対方向に廻したり、その方形又は角形の一辺を上と下のベルト(2)やベルト(1)に組込んだり、また又ベルト(3)の一部を足裏ベルト(2)や脛部分に取り付けたりする方法や、それらの要素をベルト(1)ベルト(2)ベルト(3)をタイツ状のなかに組み込む様な方や足裏ベルトに反射材(9)を取り付ける場合もある運動療法器具。
【0015】
背筋、大腰筋、大殿筋、大腿四頭筋などを強化する、筋力トレ−ニング器具は面状に腰と脚を覆うような部材、例えば、タイツ状そして、ベルト状又はバンド状あるいは角形、方形、メッシュ状、そして紐状などのような素材である。
それらを組み込んだタイツ状、スラックス状の部材を組み合わせて使用するのも良い。
又、例えば、タイツ状のような面状に腰や脚を覆うような部材に面状の特徴とベルト又は、バンド状の特徴を合わせ持った用具である。
例えば腰ベルト状の部材の下にタイツ状、又はストッキング状の面状の部材を使用したり、面状の腰を覆うような部材の内にベルト状、紐状などの部材を使用する事も可能である。
【0016】
高齢者の体力を持続するには、適度な運動を毎日の日課とする事である。
運動により、関節などに痛みが出た時に痛みを取り去ること、つまりは日常の生活における筋力トレ−ニングにより、痛みを止めることの出来る器具の装着によって関節の痛みから解放させる事にある。
体を動かすと腰や膝が痛む、この関節の痛みを取り去ることが大事である。
この器具を着用する事により、日常の適度の運動を継続出来る。
これらの器具の中で腰部分を改善する方法の説明をする。
【0017】
ベルト又はベルト状などの弾性部材など使用の場合は、
例えば図1の胸部分のベルト状、紐状又はスプリング状、板バネ、ゼンマイなどを内蔵したような部材(1)などと足裏部分のなどのような弾性部材(2)などを紐、布あるいはベルト状又は紐状のような弾性部材(3)などで、つないだ構成よりなっている。
【0018】
関節の両側から互いに引き合いながら、関節を常時曲げさせるような又は伸ばし続けさせているような、付勢を付ける機能を有する弾性部材を、日常の関節を伸ばす又は曲げる動作の時に、弾性部材を引き伸ばし筋肉を鍛える方法である。関節を常時曲げさせ、又は伸ばさせているような付勢を付けている事を特徴とした運動療法器具。
【0019】
腰上部分のベルト状、タイツ状などのような部材(1)腰下部分部分のベルト状、タイツ状などのような部材(2)そして腰上部分(1)と腰下部分(2)をつぐ腰の後ろ付近を通すようなベルト状、タイツ状などの網状のような連結部材(3)などからなり、弾性部材により腰部分を常時伸ばさせたり、腰を揺れ動かすす時に、反対方向に引くような、又は腰部分を常時曲げさせている様な付勢を付けた事を特徴とした運動療法器具。
【0020】
ベルト(1)とベルト(2)をつなぐ、紐状又はベルト状の連結部材(3)は胸ベルト(1)と足裏ベルト(2)などをつないでいて、係止部材(4)などで脛の前でベルト(2)とベルト(3)などをつないだ様な構成の器具である。
又、ベルト(2)を使用せず、ベルト(3)を足裏まで延長する場合もある。
又、ベルト(2)とベルト(3)を、1本のベルトにまとめる方法や、ベルト(1)を使用しないで、肩の部材に止めるような場合もある。
本発明の腰の改善をする時に、変形性膝関節症の炎症が進んでいる場合、足底板をベルト(2)の代わりに使用する事も可能である。
【0021】
ベルト状などの弾性部材などにより、関節を常時曲げさせている様な、又は伸ばさせている様な、付勢を弾性部材などで、つけているような器具である。
胸ベルト(1)からベルト(3)を肩から背中を通して太腿裏、膝の裏を通して、足裏ベルト(2)に膝、脛の付近又は足裏付近でつなぐような方法もある。
ベルト(3)からベルト(3)に横に渡したベルト(6)などを取り付けた後に、膝前付近に廻すベルト(5)を取り付け、脚裏付近を押さえて、ベルト(3)が膝裏から離れないようにして、腰に力を作用させる様な方法もある。
そして、ベルト(5)とベルト(6)などをまとめる場合や、前部分だけ止める様な方法もある。
【0022】
又、係止部材(4)で足裏ベルト(2)に脛部分でつないでいる方法もある。
胸前、背中と足裏部分を引き合う、腰を改善する器具のベルトまたは紐(1)、(2)、(3)などは弾性部材などを使用して、ベルト(2)とベルト(3)を1本にまとめたり、ベルト(1)とベルト(3)をまとめてベルトを1本にまとめたり、ベルト(2)を使用しないような事もあり、ベルト(1)、ベルト(2)、(3)を1本にまとめる場合や足裏ベルト(2)に反射材(8)を取り付ける場合もある。
また、胸ベルト(1)と連結弾性部材(3)を係止部材(8)で結んでいる。
係止部材(8)はソケット状あるいはフック状していて、又、ベルトは途中から紐に変えたり、ただ単に紐で結ぶような、方法がある。
ベルト(3)を肩口に止める事が出来る部材を肩口又は肩にフィットさせる方法や、ベルトの負担ないように、パッドなどを取り付ける場合もある。
【0023】
支持構造体を腰ベルト(1)の上に取り付ける事により、ベルト(3)の背中の上からの取り付けも可能である。
本発明の腰と膝の運動療法器具の足底板は足裏に廻すベルト(2)と(11)に足底板を係止出来るので従来の靴状の中に足底板を組み込む必要はない。
【0024】
本発明の腰部分を改善する器具の弾性部材(3)の取り付けは、足裏もしくは脛前からのベルトを背中又は肩で別の部材の膝裏、ベルト又は紐などの部材で結び、胸ベルトにつなげる方法もある。
【0025】
次に、膝部分を改善する方法に付いて説明する。
膝上部分のベルト状、紐状などのような弾性部材(10)、膝下部分のベルト状、紐状などのような弾性部材(11)、そして膝上部分(10)と膝下部分(11)を結ぶような、ベルト状または紐状などのような連結弾性部材(12)などと係止部材の(13)、係止部材(14)、係止部材(15)で太腿前と膝裏と脛前の付近を結んでいて、係止部材(13)でベルトなど(10)と連結弾性部材(12)を、係止部材(14)でベルト(11)とベルト(12)をつないだような器具であり、係止部材(15)を取り付けた紐状の連結弾性部材(12)などの片方の、例えばゴム紐などから向かい合った弾性部材(12)に、膝裏付近方向に弾性部材などで掛け回した様な器具で、膝部分を常時曲げさせ、又伸ばさせるような付勢を付ける事が出来る事を特徴とした膝部分の運動療法器具。
【0026】
図2の腰部分の紐状又はベルト状のような弾性部材(10)と足裏部分のベルト又は、紐状(11)などの弾性部材などから成る、腰と足部分の(10)と(11)をベルト又は紐状の連結弾性部材(12)などでつなぐ構成である。
ベルト(10)ベルト(11)ベルト(12)は係止部材のベルト(13)ベルト(14)ベルト(15)などで、つないだ構成より成る器具で、係止部材のベルト(13)はベルト(10)と(12)を結び、係止部材のベルト(14)はベルト(12)とベルト(11)を結んでいて、ベルト(15)は膝の裏付近でベルト(12)の片方から、向き合うベルト(12)にフック又はベルトなどでH形状あるいはクロス状に渡すことを特徴として、ベルト又はゴム紐、あるいはゴムベルト(15)などは膝裏部分の負担を軽減する為に、その膝裏を避け膝の上と下を止めるような方法もある。
【0027】
以上のように、これらの器具は軽いベルト状、あるいは紐状の弾性部材などを使用する事と、器具を通常の生活の内での装着をする事で、短時間で行う無理な運動療法をする必要は無い。
腰ベルト(10)から足裏ベルト(11)をつなぐベルト(12)の形状は例えば、ただ単にベルト状、紐状、方形状あるいは角形の形状をしていたり、そのベルト(12)の一辺あるいは、一点もしくは、その係止部分をベルト(11)に取り付けたり、もしくは膝裏付近で止めたり、その方形または角形の一辺もしくは一点をベルト(10)に取り付けたり、その一部又はそれらの弾力部材の形状を足裏ベルト(11)に取り付けたりする方法のベルト(11)を膝裏付近まで延長したり、その方法を腰又は脛のタイツ状の、又は膝部分の硬質プラスチックなどののなかに組み込んだりするような方法もある。
【0028】
本発明の足底板は足裏に廻すベルト(11)のベルトに足底板を係止出来るので従来の靴状の中に足底板を組み込む必要はない。
そして、腰部分の器具と膝部分の器具の足底板は共用可能な場合もある。
又、X,O脚が進み変形性膝関節症になりそうな時足裏ベルト(11)のかわりに、足底板を使用するような方法もある。
そして、膝部分を改善する用具は、腰部分のベルト(10)と足裏ベルト(11)と、連結するベルト(12)を1本でつなぐような方法もある。
ベルト(10)とベルト(12)を1本に又ベルト(12)とベルト(11)を1本につなぐような方法もあり、ベルト(12)を足裏まで廻す様な方法もあり、これらの要素をタイツ状の部材に組み込む方法もある。
【発明の効果】
【0029】
本発明の効果は日常生活で、筋力トレ−ニングをトレ−ニングとして、意識せずに行える器具の使用の効果で、関節の変形と筋肉などの拘縮の予防を目的として、加齢による体力の低下の防止など、高齢者の関節の痛みからの解放にある。
関節の痛みは、運動機能の低下を引き起し、痛みにより活動の範囲は狭まる、そのため社会活動は疎遠になる。
それは社会からの隔絶を意味する。
それゆえに、高齢者の関節症は初期の段階での手当てが大事である。
【0030】
初期の関節症の手当てにより、数多くの人の関節症を悪化させるのを防ぐ事が出来る。
つまり、高齢者の通院などの負担を減らし、且つ体力の低下を防ぐ事が出来るから、高齢者が長い事担っている、生産現場の社会の一線に高齢者が踏みとどまる事が出来る。
そのために、福祉社会の問題となっている高齢者が関節症などを起こした時に筋力の低下や適応力の低下を防ぐ事により、社会活動の低下と、且つ、寝たきりになる事を防ぐ事で介護保険適用者の増加を防ぐことと、仕事の継続により、納税をも継続する事が出来る。
【0031】
運動療法出来る器具は腰部分、膝部分の血流を増やし新陳代謝を促進させて、痛みを和らげ、且つ腰部分の器具は腰椎の前傾を正す事が出来る。
腰部分の保存療法は、日常の姿勢を正しくする事で、生理的湾曲を維持しつつ、血流をとどこうらせる事のないようにする事が大事である。
ベルト又は紐状などの弾性部材を使用して腰部分の血流を増加させつつ、加えて背中を通した、ベルトまたは紐状の弾性部材に脊柱を押しつける事により強く湾曲した、すなわち、腰椎の前傾を正し、緩やかな逆S字の形状の生理的湾曲に戻す事が出来る。
【0032】
運動療法は数々の病院,医院,診療所,整骨院などで治療を実施している。
この器具を使用すると、例えば、歩行時の動作で弾性部材のゴム紐などを伸ばす時に使用する大腿四頭筋などを鍛える方法は、椅子などを使用する運動療法と同様の原理に基づいていて、筋力トレ−ニングで大腿四頭筋などを鍛え血流と、その筋力を増加させる運動療法と同等以上の働きにより、股,膝関節周辺の血流を増加させて、股、膝周辺部の大腿四頭筋、ハムストリング,グループ、前脛骨筋、脾腹筋などの筋肉を活性化させ、かつ連続の使用により、この付近への血流のさらなる増加、又、他方向からの流入により半月板靱帯、軟骨、大腿骨骨頭などの代謝を促する事が出来る。
この事から、関節痛の解消、ならびに関節の変形の改善そして、関節の変形と痛みの予防をする運動療法と同様の原理に基づいて行われる本用具の効果は、容易に証明出来る所である。
【0033】
弾性部材により、関節を常時曲げさせているような、伸ばさせているような、付勢を付けているような、筋力トレ−ニング器具である。
本発明の用具は、以上の構成よりなる大腿四頭筋などを強化する運動療法器具でベルト状、紐状などの他、脚を覆うような部材、例えばタイツ状、スラックス状などのような部材などより成っている。
【発明を実施する最良の形態】
【0034】
本発明の実施の形態を図1、図2、で説明する。
腰部分の痛みを止める器具の形態を説明する。
1本のベルトを二つ折りしたような円形状に結んだ、ベルト(3)は肩から背中そして、腰部分と膝裏付近を通す場合、ベルト(3)が膝裏から離れないように膝付近で係止ベルトなどを使用して、ベルト(3)を止める様な方法もある。
【0035】
胸ベルト(1)から、肩、背中、太腿と膝の裏を通して足裏付近などのベルト(2)と引き合う、胸部分のゴムベルト(3)などの弾性部材などは、足裏付近のベルト(2)と、胸部分と引き合うような弾性部材のベルト(3)である。
そして、腰部分の2本のゴムベルト(3)からゴムベルト(3)に脚裏を押さえるように、ベルト(6)を横方向に渡すように取り付けてる場合もある。
背中部分のベルト(3)に胸前と肩と背中を結ぶ連結部材の紐などを設け、背中から肩に廻して胸ベルト(1)に結ぶ様な方法もある。
腰全体に強い痛みの出た場合には、腰全体を覆うように用具2ケを横につなげて使用する場合もあり、係止部材を使用せずベルト(3)をそのまま、足裏に廻して止める様な方法もある。
【0036】
腰上部分のベルト状のような部材(1)から太腿の後ろを通して、膝下付近のベルト状のような部材(2)で終わる。
又は膝裏を通過して、膝下で終わるような(1)と(2)を結ぶベルト状などのような連結部材(3)の様な構成より成り、器具の脛または足首付近あるいは肩、胸付近にベルト材などの弾力の強さを調節出来るような仕組みを弾性部材に取り付けるような方法のタイツ、スラックス状の部材も含めた器具で、関節を常時曲げさせ、又は伸ばさせている事を特徴とした、腰部分の運動療法器具である。
【0037】
腰部分を改善する用具の、脛前の係止部材(4)は、例えば幅約10mm程度で、厚さ約1mm程度の厚さのベルト状の部材を、ホック又は面ファスナーなどで止めたり又は、ただ単に紐で結んだりする方法やフックなどのようなもので取り付ける方法もある。
胸部分のベルト(1)は、例えば、幅は約20mmから30mm程度、厚さ約1mm程度のベルトなどを使用したり、又はゴムベルトなどの帯状弾性部材を使用したり、帯状弾性部材とベルトなどを組み合わせて使用する場合もある。
又ベルト(1)は只単なるベルトを使用する場合もある。
足裏ベルトは例えば、幅約20mmから30mm程度、厚さ約1mm程度の帯状部材を使用したり、帯状弾性部材例えば、ゴムベルトを使用する方法もある。
【0038】
これにより、腰部分(1)と足裏部分(2)は引き合い、ベルト(3)などの弾性部材は腰を曲げる又は伸ばす時に使用する背筋、大腰筋、殿筋、大腿四頭筋などの筋力を強め且つ、血流を増加させ、腰つい、あるいは仙骨、腸骨に付帯する筋肉などを強化して、活性化させる運動療法と同様の原理で行われる。
ベルト(1)とベルト(2)をつなぐ脚の後ろ部分の連結部材のベルト(3)例えば、幅は約20mmから30mm程度、厚さ約1mm程度のベルト状の部材、帯状部材、帯状弾性部材を使用する場合もある。
膝を伸ばす時に引き伸ばし大腿四頭筋などの筋力を増加させ膝関節などを活性化)せ脊柱の靱帯や、骨盤内の靱帯、大腿骨骨頭部分などを活性化させる運動療法と同様の効果を現す、腰部分と大腿骨骨頭部分の痛みを止める器具である。
【0039】
胸前部分と肩から背中を通しベルト又は紐状の弾性部材(1)の後ろに取り付けるベルト(3)は、例えばその角形又は方形状の一点、一辺の部分の紐状の部材(3)をベルト(2)に取りつける。
その方形状又は角形状の他端部の一点又は一部分のベルト(3)などでベルト(1)とベルト(2)をつないでいる。
例えば、脚裏を通して、そのまま足首に取り付けたり、又付勢能力のある係止部材を使用して足裏ベルト(2)に取り付けたり、又は硬質プラスチックに内蔵したスプリングなどで付勢をつけたり、且つ、スプリングの力を微調整可能な機能を硬質プラスチック、サポ−タ−内などに内蔵することも出来る。
ベルト又は紐状の弾性部材などを取りつけ、そのベルトを腿の前、又は膝蓋骨の下などに回して、膝の下などにつなぐような方法もある。
【0040】
又このベルト状、メッシュ状、角形あるいは、方形状などの形状の弾性部材を胸前から肩、背中、膝裏、ふくらはぎ、足首付近のタイツの部材の中に組み込みつなぐような方法も良い。
ベルト(1)ベルト(2)ベルト(3)を1本のベルトにまとめて、胸あるいは、背中から1本のベルトに足裏まで取り付ける方法もある。
又、ベルト(3)を延長し、踵部分を通して足裏に止める方法や、股関節、膝関節両方の運動療法器具とする方法もある。
この用具の胸部分のベルト(1)はネット状の部材を使用する事も出来る。
支持構造体を腰ベルトの上に取り付ける事により、ベルト(3)の背中部分からの取り付けも可能である。
【0041】
次に、膝部分の痛みを止める用具の形態を説明する。
膝上部分の弾性部材、例えば腰部分にかけるベルト状又は、紐状(10)などと膝下部分の弾性部材、例えば足裏部分の紐状又はベルト状(11)など、および両者をつなぐ連結部材、例えば膝部分の帯状、紐状などの弾性部材(12)などより成り、腰ゴム紐(10)と足裏ベルト(11)を膝部分のゴム紐(12)で結んだ器具で、例えば、円形状に結んだ腰部分のゴム紐(10)と、同じく円形状に結んだ足裏部分のゴムベルト(11)を連結部材のゴム紐(12)で結ぶ、例えば、係止部材(13)、係止部材(14)で腰ベルト(10)、膝ベルト(12)、足裏のベルト(11)の順に結んで、腰部分のゴム紐(10)と膝部分のゴム紐(12)を係止部材(13)などで結んで、膝部分のゴム紐(12)と足裏のベルト(11)を係止部材(14)などで結ぶ。
そして円形状の膝部分のゴム紐(12)の片側に係止部材(15)を取り付け、膝部分のゴム紐(12)から向かい合ったゴム紐(12)に係止部材(15)のフック又はベルトなどをゴム紐(12)からゴム紐(12)に膝の後ろを渡すように横方向にクロスに又はH状などに結ぶように掛け廻して弾性部材により、膝部分を常時曲げさせ又は伸ばさせているような、付勢をつけている事を特徴とした運動療法器具。
【0042】
膝を改善する器具の説明する。
膝上部分のゴム紐状などの部材(10)から膝の後ろを通して膝下部分のゴム紐状またはゴムベルト状などのような部材(11)で終わるような、ゴム紐(10)と足裏ベルト(11)の部材を結ぶような、ゴム紐状またはゴムベルト状のような連結弾性部材(12)のような構成よりなり、器具の脛または足首付近あるいは肩、胸付近にベルト材などの弾力の強さを調節出来るような仕組みを弾性部材に取り付けるような、タイツ、スラックスなども含めた方法で、関節を常時曲げさせ、または伸ばさせている事を特徴とした、膝部分の運動療法器具である。 すなわち、腰部分から下に、3ケの連続した円形状のゴム紐あるいは、ゴムベルトを腰からゴム紐状の部材(10)、ゴム紐状などの連結部材(12)、足裏ベルト(11)の順に、その間を係止部材(13)、係止部材(14)で結んでいる。
図1により、腰部分の運動療法器具を示す。
【0044】
係止部材(13)、係止部材(14)、係止部材(15)などはフックあるいはホック又は面ファスナーなどのような物で止め、膝裏に加わる負担をベルト(15)の幅などで分散して軽くしている。
【0045】
例えば、係止部材(13)係止部材(14)、係止部材(15)などは、ベルト状のようなもの又は、ただ単に紐などで結んだり、ボタン状などのもの、あるいはフック状の様なものなどで止める方法などもある。
そして、腰ベルト(10)などの、装着強めるため予備のベルトを腰の前に廻して、ベルト(10)のループに通して折り返して止める方法もある。
又フックにより、用具着用中強すぎる用具の取り付けで膝に痛みなどが出た時、着衣の上からの取り外しが自在である。
膝の関節の炎症の進んでいる場合、膝裏に負担をかけないように、冷却を併用しながら、膝の裏を外して膝の上下又は下に止め、係止部材やベルト状などを用いて使用する方法もある。
【0046】
又、腿前,脛前,膝裏に例えば、幅10mm厚さ1mm程度のベルトなどを使用した、係止部材(13)、係止部材(14)、係止部材(15)を設ける事により老人など体の不自由な人の衣服、あるいは用具の着脱を容易にしている。
腰ゴム紐(10)は例えば、直径約3mm位の紐状弾性部材などを使用したり又はゴムベルトなどの帯状弾性部材又は単にベルトなどを使用する方法もある。
【0047】
足裏ベルト(11)などは例えば、厚さ約1mm幅約20mm程度の帯状弾性部材、例えば、ゴムベルトなどを使用したり直径約3mm位の紐状の弾性部材を使用する方法などもある。
そして、紐状弾性部材(12)などは、例えば、直径3mm位のゴム紐など又ゴムベルトなどを使用して、ベルトなどを使用した係止部材(13)、係止部材(14)により、ゴム紐(10)と足裏ベルト(11)とゴム紐(12)をつないでいる。
図2により、膝部分の運動療法器具を示す。
本発明は以上の構成より成っている。
【0048】
次に、本発明の腰部分を改善する器具を使用する場合を述べる。
まず、胸から肩、背中をとうして腰の後ろ部分より下ろした、ベルト又は複数のベルト(3)などに横方法に渡すように取り付けているベルト(5)などを、脚裏部分に付け、係止部材(4)を脛の辺りのベルト(2)に取り付け、ベルト(3)の脛の前の折り返し部分を足裏のベルト(2)の係止部材(4)のベルトを掛ける、つまり、ベルト部分が脛部分に当たるようにはきこみ、その後に足にベルト(2)などに係止部材のベルト(4)をベルト(3)に取り付ける。
その後、腰部分のベルト(1)を腰に取り付ける。
この時のベルト(3)の膝裏部分での位置は膝の後ろ部分より離れているのでゴム紐あるいはゴムベルト(6)などにより、膝裏との隙間を無くす。
例えば、左腰に痛みを感じ、右足裏に痛みなどの違和感を覚えたような時には、ベルトを左胸前から左肩をとうした後、痛い左腰にベルトを掛けた後、痛いほうの右足裏でベルトを止める。
又右腰に痛みなどを感じ、左足裏に痛み痺れなど感じた時には、ベルトを右胸前から付け始め、痛い右腰上にベルトを掛けたあと、腿裏、膝裏をとうした後に脛前を経て左足裏にベルトを掛けて終える。
【0049】
次に、本発明の膝部分を改善する器具を使用する場合を述べる。
腰部分の円形状に結んだゴム紐又は、ゴムベルト(10)と同じく足裏部分の円形状に結んだゴムベルト又は、ゴム紐(11)を、それぞれ、腰と足裏に取り付けた後、やはり膝部分の円形状に結んだゴム紐(12)を係止部材(13)と係止部材(14)を用いゴム紐(10)と足裏ベルト(11)の間の膝部分に取り付け腰と脛を連結する。
その後、膝前にあるゴム紐(12)の片方のゴム紐に取り付けた係止部材(15)を、膝の後ろに引っ張りながら係止部材(15)のベルトを反対側のゴム紐(12)に回してベルト(15)を膝裏に渡して、ホック又は、面ファスナーで止め、腰ベルト(10)と足裏ベルト(11)などをつないだ状態で日常の生活をしながら装着して使用する。
膝上部分の帯状部材、例えば、腰部分にかけるベルト状又はゴムベルト状などから成るベルト(10)と脚裏部分の帯状部材(11)は、望ましくは、ベルト又はゴムベルトなどを使用して、ゴム紐(10)と足裏ベルト(11)をゴムベルト(13)でつないだ用具であり、腰部分にかけるベルト(10)とそれに取り付けるベルト(11)で腰部分を構成している。
【0050】
ベルト(10)とベルト(11)のベルト(12)との連結は、両方をつなぐベルトなどの係止部材に面ファスナ−、ホックなど又は単に紐で結んで連結をす
この面ファスナーなどを止め、そして又、弛めて外すことにより、この用具の着脱は自在である。
又、ベルト(12)からベルト(12)に、ベルト又はゴムベルトを膝蓋骨の下又は、上下部分に回して止めるような方法もある。
そして、ベルト(11)を足の裏に取りつけずに、脛に取り付けて使用する方法とベルト(11)のかわりに、足底板を使用をする方法がある。
又、ベルト(15)は膝裏部分に負担をかけぬように、ベルト(15)を膝関節の下あるいは、その上下部分にわけて止める方法もある。
ベルト(12)に膝頭を安定させるように、膝蓋骨下部分を横方向に渡すようにに止める膝頭を安定させるベルトを取りつけたり、また腰ベルト(10)、脛ベルト(11)、ゴムベルト(12)と、ゴムベルト(12)の膝裏部分と太腿の前部分のベルトの係止部材又は、フックなどの肌に当たる部分の各々のベルトの内側に肌への保護を目的とした、クッション材パッドなどを装着する場合もある。
又、腿前,脛前に係止部材を設ける事により、大小便時の老人など体の弱い人の衣服及び、用具の着脱をさらに、容易にしている。
【0051】
そして、腰部分を改善する器具と膝部分を改善する用具の足裏にまわすベルトの係止部材の足首の部分に反射材を取り付ける事も可能であり、夜間の老人などの歩行者を運転者が目視で容易に確認が出来るために夜間における老人などの事故を防ぐことが出来る。
又、視野の狭くなる夕暮れ時などの時間帯の、事故を未然に防ぐ反射材(14)の体の一部分への取り付けは、各都道府県の自治体の推奨するところである。
【0052】
膝部分の痛みなどを止める帯状、紐状のような弾性部材などの説明をする。
例えば、図2に示すように、膝の上部分の腰にかける紐又はベルト(10)の弾性部材などと膝下部分の弾性部材、例えば足裏部分に廻したベルト(11)など、および両者をつなぐ弾性部材、例えば脚部分の弾性部材(12)などより成り、ゴム紐(10)と足裏ベルト(11)をベルト又は紐(12)などの弾性部材などでつないでいる。
腰部分のベルト又は紐などの弾性部材(10)に取り付けるベルトまたは紐(10)などの弾性部材などの連結部材を腰の前から、足裏部分にまわしたベルト(11)に、係止部材(14)で脛前につないでいて、又、ベルト状(11)紐状(12)などの部材などを複合して、一つの部材とする方法もある。
【0053】
すなわち、腰部分から下に、腰ベルト(10)膝部分のベルト(12)、足裏にまわしたベルト(11)の順に取り付け、ベルト(10)とベルト(11)の間を係止部材(12)で結び、係止部材(13)、係止部材(14)は弾性部材を内蔵する部材で係止するのも一つの方法である。
【0054】
膝前部分の円形状に結んだ連結部材のゴム紐(12)の片方に係止部材(15)を取り付けて係止部材(15)のベルトを膝部分のゴム紐(12)からゴム紐(12)に膝の後ろ方向にベルト(15)を廻して掛けて膝裏で止めて、ゴム紐(12)を足裏ベルト(11)に脛前で係止部材(14)で結ぶ様な方法もあり足裏に廻さず脛部分で終わる様な方法もあり、ベルト(10)とベルト(12)を、一つの部材に複合する場合もある。
また、ゴム紐(12)とゴム紐(11)を一つの部材に複合する場合もある。
【0055】
次に、器具使用上の形態として、次の応用例、変化例を図3、図4、図5で説明する。
第2の実施の形態について説明する。
図3により、ジャ−ジ状、スラックス状、タイツ状、あるいはストッキング状などの説明をする。
腰上部分の胸ベルト(1)と腰部分のベルトを内蔵したようなスラックス状の部材(2)は連結弾性部材(3)で連結して、ベルト(4)、ベルト(5)、ベルト(6)、ベルト(7)、ベルト(8)、ベルト(9)などの複数のベルトを内蔵している。
例えばスラックス状、タイツ状は又ストッキング状の部材の中に帯状、紐状、ネット状の部材、などの中に複数のベルトを内蔵しており、そのそれぞれのベルトは様々な腰の痛みの痛みの諸症状に対応している。
複数のベルトの取り出し口をジャ−ジ状、スラックス状などの部材の腰の上あたりに設けていて、フック状、又は、紐状、マグネット状又紐で結んだり、ジャック式やソケット式など様々な取り出し方法がある。
フックなどにより、その取り出しは自在である。
取り出し口のベルト(4)、ベルト(5)、ベルト(6)、ベルト(7)、ベルト(8)、ベルト(9)は、それぞれ複数本のベルトを内蔵している場合もある。
これらのベルトは、それぞれ別の組のベルトとの単数あるいは、複数のベルトの組み合わせも自在である。
例えば、膝裏付近でベルト(4)、ベルト(5)、ベルト(5)、ベルト(6)ベルト(7)、ベルト(8)ベルト(9)は1本の足裏からのベルトと結んでいる様な方法もある。
図3により、タイツ状スラックス状又はジャジ−状などの器具の一例を示す。
【0057】
第3の実施の形態
本発明の足底板について説明する。
断面がくさび状などをした半円形、馬蹄形状、又は足裏形状等をした、例えば靴底状、靴敷状又は足裏にフイットした、ソルボ形状などの特徴を持った足底板で、足底板のずれを防ぐ様な突起形状などを外周部分に有するような器具でベルトなどの部材を上方向から、足底に係止可能な足底板で足裏状の部材の中央に足底板を係止可能なゴムベルト(27)を左右に渡した方法を特徴とした足底板であり、足底板を足裏から、ずれないように固定する方法は、ゴムベルト(27)の内側に係止部材(28)を設ける方法もある。
また、英文字のUを横に倒したような部材を足刀部分又は土踏まず部分に設ける場合は、クッション材パッドを内蔵した様な挟持部材であり、又足底板は例えば、断面は楔形状をしていて足刀部分(26)から土踏まず(29)方向へ、又は土踏まずから足刀部分方向に暫時高くなるような傾斜面(30)を足指から踵方向に設けているような足底板であり、クッション材パッドを内蔵した挟持部材は、足の甲に回したパッドと足裏のパッドをU文字状の部材で挟持する板状の弾性部材などにより、足裏と足の甲を挟持固定する係止部材で係止するような方法もある
図4により足底板の一例を示す。
【0058】
第4の実施の形態
本発明の五指、手首のリウマチの変形の改善を目的とする器具の説明をする。
この器具はリウマチや手の指の骨折など手、指、掌に障害が起きた時に使用する器具で、手を握る時又は開く時に五指及び掌、手首に付勢を付けて痛みを止め、手、指などの関節の変形の抑止が出来る器具で、手袋状の部材のなかに手の指の先5ケ所と掌そして手の甲から、手首の上または、肘部分まで、微弱な力の弾性部材、例えば、輪ゴムなどを用いて、各指の関節などの内側にゴム紐などをクロスに結んでいて、例えば、弱い力のゴム紐やゴムベルトなどを使用して、手指を内側に、例えば拳を握るような付勢つけているような器具で指先の指紋部分を開けているような方法や、メッシュを組み込む方法や手の甲をあけたり、掌を開けたりして、通気の状態を良くする方法などを組み込んだりした事を特徴とした手指の掌、手首の運動療法器具である。
図5により、手首及び五指の関節リウマチの変形の防止と改善を目的とした器具を示す。
【0059】
第5の実施の形態
腰上部分の弾性部材などは、例えば胸部分に取り付けるベルト又は紐状、タイツ状、サポ−タ−状などの弾性部材(1)と腰下部分の弾性部材などは、例えば足裏、足首付近に止める部材(2)例えば足裏、足首付近に取り付けるベルト状又はサポ−タ−状の弾性部材、及び胸ベルト(1)と足裏ベルト(2)をつなぐ連結弾性部材などは、例えばベルト状、紐状、タイツ状、サポ−タ−状などの部材を使用して、係止部材(4)と係止部材(5)により胸ベルト状(1)と連結部材(3)と足裏ベルト(2)などの3つの部材をつなぎ、係止部材(4)で胸ベルト(1)と連結部材(3)などをつなぎ、係止部材(5)で連結部材(3)と足裏ベルト(2)をつないで、弾性部材で腰、股、膝、肩、などを常時曲げたり、伸ばさせたりするような付勢を付けている事を特徴とした運動療法器具。
【0060】
第6の実施の形態
本発明の器具は腰部分,膝部分,脛部分に分かれている。
腰部分は、膝上部分の弾性部材で、例えばベルト状又はゴム紐状などから成る腰ベルト(1)に取り付けている、腰ベルト(6)と膝のベルト(3)とベルト(2)をつなぐベルト(4)である。
脛部分の帯状部材(2)の構成は、例えば、ベルト又はゴムベルトなどのような部材で、脛部分に取り付けた係止部材(18)より成っている。
膝部分の構成はゴムベルト(3)を円形状に結んでいて、ゴムベルト(3)の片方の、その向き合うロープに係止部材のベルト(12)を回し渡すようにH状に止めている、膝関節改善の為の器具であり、ベルト(3)は腿前と膝裏部分をベルト又はフックにより、クロスさせている又は膝裏を渡すように止める帯状又紐状、フック状のような部材で止めているような器具である。
【0061】
そして、膝裏部分にはベルト(3)の一点からベルト(3)の向かい合う一点に渡すように膝裏付近の部分を押さえるベルトを取り付けるような場合もある。
ゴム紐又はベルト状などの弾性部材(3)は、係止部材など2ケ(8、18)で、その上と下で腰と脛をつないでいる。
ベルト(2)とベルト(1)に取り付けたベルトの合わせめにホック又は、面ファスナーなどの係止体を取りつけている。
この面ファスナ−などを止めたり、あるいは、弛めて外すことにより、この器具の着脱は自在である。
又、腿前,脛前に係止部材を設ける事により、大小便時の衣服の着脱をさらに容易にしている。
又、腰ベルト(1)、脛ベルト(2)ゴムベルト(3)の内側に、肌への保護を目的としたクッション材パット(13、14、15、16)を装着している。
【0062】
第7の実施の形態について説明する。
本発明の膝関節引き離し用具の説明をする。
膝の軟骨がすり減り関節症が進行して、骨と骨が接触して痛みが発症するのを防ぐ器具で、接触する骨同志をスプリングを開放する力により、触れ合う骨を引き離す事を目的とした器具であり。
器具は使い具合に合わせ服の上からの調整も可能であり、膝の上と下の固定部に取り付けた支持部材に取り付けたスプリングを内蔵した、屈曲または、伸展可能な膝の補助金具、例えば膝継ぎ手状の部材に弾性部材例えば、スプリングなどを内蔵していて、関節引き離しと共に関節に付勢を付ける事も可能である。
【0063】
第8の実施の形態について説明する。
本発明の腰部分を改善する器具は、膝上部分の帯状部材(1)膝下部分の帯状部材(2)および、両者をつなぐ、帯状部材(3)から成り、膝上部分(1)と膝下部分(2)と帯状部材(3)を1本の帯状部材(4)に複合したベルトを使用したり、弾性部材を内蔵した硬質プラスチックを例えば、腰、肩、膝などにそれらの、機能を内蔵する弾性部材等を背中から膝裏にベルトの組み合わせで渡し、結んだような構成より成る、弾性部材を組み込んだ股関節改善器具である。
【0064】
第9の実施の形態について説明する。
本発明の腰上部分の弾性部材(8)腰下部分の弾性部材(9)および、両者をつなぐ弾性部材(10)はH形状を横に倒したようなスチ−ル板などの弾性部材(10)で胸上と胸下をつないでいて、弾性部材で前、後ろ、左右のねじれなどに反発するような付勢をつけ,胸、肩、腰、などの血流の増加をするのが目的の器具であり、ベルトを使用しないので、肩へのベルトの負担を軽く出来る。
以上のように板状などのスチ−ル板、プラスチック状板等の弾性部材を内蔵して付勢を付けた事を特徴とする股関節、仙腸関節強化改善器具である。
【0065】
第10の実施の形態について説明する。
本発明の腰と膝及び50肩改善の器具は、痛む肩の反対側の足裏に取り付けた、ベルト又はバンド(3)すなわち、足ベルト(3)からの反対方向へ、ベルト又はゴム紐(2)など、例えば、左足から右肩、右足から左肩のように、足裏に取り付けたベルト(3)から、ふくらはぎを経て、腰の後ろを通し右又は左の肩口に係止して腰部分のベルトなどに止めるような、特徴より成っていて、肩口に係止出来る様な凹面状部材をフィットさせて肩口の上と下にベルトがずれないように取り付ける様な方法もある。
第11の実施の形態について説明する。
本発明の膝部分改善の器具は、太腿前部分から、左右反対方向に巻き付け始めたベルトは、膝裏の上部分にベルトを通した後、膝頭部分に回して膝頭部分を固定した後、膝裏の下部分に再度通し、膝裏部分での通過を避けて脛前で終わるような、膝裏に加わるストレスを解消させるような巻き付け方法のベルトである。
【0066】
第12の実施の形態について説明する。
本発明の膝関節改善の器具の、膝上部分の腰部分のベルト(1)を、腰部分よりおろして太腿の上部分にベルトを取り付ける方法であり、又は別方法で膝継ぎ手に弾性部材を内蔵する場合もある。
【0067】
第13の実施の形態について説明する。
本発明の腰を改善する用具の足裏部分に取り付けるベルト(2)と同じく膝部分を改善する器具の足裏部分に取り付けるベルト(9)の足裏のベルトを足裏に取り付けず脛部分に取り付ける方法。
【0068】
第14の実施の形態について説明する。
本発明の肩からの下ろした弾性部材の、ゴムベルト(3)などの向き合う同士のベルト2本をH状に膝裏に回したのちに、そのままベルトを交差又は直進したのち膝下の膝蓋骨の下又は、脛部分で止める方法。
【0069】
第15の実施の形態について説明する。
本発明のベルトとゴムベルト(1,2,3,)の各々のベルトの本数を、奇数あるいは偶数の本数を用いる方法であり、ベルトを使用せず、膝の横に取り付けた、腿部分から脛部分までの膝の補助金具の弾性部材等により、付勢をつける方法もある。
【0070】
第16の実施の形態について説明する。
本発明の股関節、膝関節の曲げ、あるいは、伸ばし続けさせている付勢を付けさせている力を、上部あるいは、中部又は、下部に取り付けた、弾性部材の付勢により関節を引き離しながら併せて、運動療法を行う器具である。
例えば、コイル又は板バネあるいは滑車、歯車、スプリング、ゴムベルトなどの、弾性部材により行う運動療法器具である。
【0071】
第17の実施の形態に説明する。
本発明の変形性膝関節湾曲の矯正は、太腿内側から膝裏通して左巻き、又は右巻きの本数を増やして、外側又は内側側副靱帯の弛みを矯正する巻き付け方法。
【0072】
第18の実施の形態について説明する。
本発明の脛ベルトに脚底板又は、足の裏にベルトを取り付け脛ベルト(2)の肌への、負担を軽くする事と、O脚とX脚を改善する方法。
【0073】
本発明の膝部分を改善する器具は、腰ゴムベルト又はゴム紐(1)とゴムベルト又はゴム紐(3)を1本のベルトに複合した形態であり、腿前と膝裏を向かいあったゴム紐同志をフックでクロスに結ぶことを特徴とする器具である。
【0074】
第19の実施の形態について説明する。
本発明の腰を改善するゴムベルトを胸、肩、背中、脛裏部分のふくらはぎ、から膝裏をとうり太腿裏部分から腰部分まで、脚の裏側に1本の帯状弾性部材を取り付ける方法。
【0075】
第20の実施の形態について説明する。
1本のベルトなどでつないだ、タイツ状又はストッキング状などのなかに組込まれた、ベルト(1)とベルト(2)状などの形態を連結部材でつないで、脛付近で終わるような方法である。
第21の実施の形態について説明する。
本発明の腰部分と脛部分または脚部分の2つのクッション材パッドなどを内蔵した硬質プラスチックやタイツ状の部材などを平均に引き合うのと互いに自在に可動可能な部品で、その間つなぐような、膝の湾曲を矯正出来る機能も兼ね備えた方法である。
第22の実施の形態について説明する。
胸、肩、背中、腰、脛又は足裏付近の部材は、クッション材のパッドなどを内蔵した硬質プラスチック又はサポ−タ−、もしくは、タイツ状などのいずれかの一つなどに付勢付けるようなスプリングなどの弾性部材などを取り付け、付勢により腰、膝の治療が可能な運動療法器具。
第23の実施の形態について説明する。
本発明の腰部分を改善する器具は肩口から、太ももへの取り付け部材の構成は、体への負担を極力軽くした構成であるが、肩口に係止すると太ももに係止する部材に連結する部材を、例えば、仙腸関節上を左右に自分の痛い所に合わせて、移動可能な腰部分を改善する、運動療法器具である。
【実施例】
【0076】
本発明品を実際着用した場合の実施例について説明する。
山梨市を中心とする地域における、腰の痛み、股関節の痛み、変形性膝関節症、膝関節の内側側副靱帯過伸展と半月坂損傷を患っていて、現在各種用具を使用している老人女性12人、中年女性5人、男性4人について、本発明による試作品を着用してもらい、その効果たしかめた。
21人中8人については、膝関節の靱帯のバランスが崩れ関節の靱帯が弛み初めて痛みが出始めた時、例えば、朝起きて膝がこわばつた時、そして、階段の上り降り、立ち座りの時に軽い痛みが出る時など、膝関節の靱帯の弛みなど変形性膝関節症、腰の痛みの兆候が診られた時に5日ほど、それぞれ痛い方の腰と膝に又は膝の左右に交互に着用してもらった。
【0077】
その結果、いずれの場合も痛みが止まり、従来の器具より楽に着用ができ、治療に差し支えないことがわかった。
しかし、変形性膝関節症が進んで膝に痛みを訴えていた2人については足底板付き筋力トレ−ニング器具の使用を勧めたところ、しばらくして痛みは収まったしかし、時折痛みが発症したので、器具を使用したところその度に痛みは1日付ける程度で収まっていた。
その後は痛みは全く発症せずに収まっている。
痛みの軽い5人については足底板無しの器具を6日ほど使用したところ器具を使用後は痛みは発症していない。
そして、両脚に軽い痛みの出た、この内の2人は、この器具を毎日交代で、3日ほど片足づつ、装着したのち、この器具を取り外したところ、それ以後全く痛みは出ず、この用具の特徴が最大限出た例である。
【0078】
変形性膝関節症を患わっていて膝部分に痛みがある時は冷却して、その装着は膝の状態に合わせて弛く取り付けて、徐々に患部に負担がないようにその装着感を合わせてゆく。
この時、脚にストレスの加わるような、強すぎる装着は膝及び腰に良くない。
膝を伸ばしきった時、膝に少し力が加わる程度が良い。
又朝方腰の痛みが強い一人については、夜就寝時の器具の装着をすすめたところ、朝方、大変楽にトイレに行くことが出来た。
ギックリ腰の場合、腰の器具を取り付け四つん這いになり、体を前後に動かすと腰の痛みは和らぐ、腰の器具を装着して椅子に座り体を前後に倒したり、起こしたりする運動をすると腰の痛みの解消に効果的である。
【0079】
変形性股関節症を病み始めた2人については、股関節の違和感、あるいは腰の痛みと、右足太腿部分に走るような痛みが出始めたので、右側腰裏部分から幅を広く取った帯状の弾性部材を膝下の膝裏部分まで取りつけ膝蓋骨の下部分で止める器具を装着した所、ほどなく右側太股部分の痛みは治まり、しばらくして、腰部分の痛みも治まり、股関節の違和感も無くなった。
【0080】
又、肘部分に痛みを訴えている1人は、膝部分と同じ要領で肘の内側にゴム紐をクロスに取り付ける様な処置を施した処、程なくその症状は改善した。
又、膝関節痛の1人については、この用具使用中に膝の関節部分に痛みなどの違和感があると訴えているので冷却して、膝関節を安定させるベルト(10)を取り付けて、冷却を併用したところ膝関節内の違和感も治まり暫くしてその症状は改善した。
【0081】
そして、膝関節過伸展をしていた2名については、4日ほどテ−ピングをした後に膝の器具を取り付けゴム紐(3)の効果により患部に負担がかからないのと冷却の併用により、特に問題なく痛みは治まり、その後器具を取り外し日常生活に問題なかった。
【0082】
内側側副靱帯の過伸展と半月板損傷をしていた男女3名は、靱帯過伸展の痛み等の治療回復のあと、ある程度長時間テ−ピングを施し、この用具を使用した。
その結果、靱帯、半月板共に症状は徐々に改善して回復した。この時の治療方法は、患部固定と患部の冷却を併用し器具を緩く力を弱めに装着した。
患部は冷却を併用しながら、患部の炎症の解消を待って、その回復の後は、ベルトの力を最初は、やや弱めにそして、徐々にその装着の感じにあわせて強めに長い間装着したところ、膝関節周辺の筋力を大幅に増強出来た。
その後患部の冷却を中止した後も器具の装着は継続した。
その効果で、膝関節を完全に回復に向かわせた後器具を取り外した。
【0083】
ただ試験した中での1名については、この器具を使用する特徴があまりわからない、と言うことであった。
この1名は膝関節を固定して膝関節を安定させる、サポ−タ−的用具を併用したままで使用したのと、ゴム紐(3)が弛かったので、この用具の特徴が充分に引き出せなかった。
【0084】
しかしながら以上いずれも症状の改善がみられ、程度の差があるものの大部分が改善を認めていて、この用具の効果が診られた。
いずれにしても、日常生活で着衣の中に、楽に装着出来てかさばらずに、この器具着用に、1名の中止脱落者も無く好評であった。
【0085】
また、この用具は、膝部分が開いているため、冷却、マッサージ、電気治療する事に問題無く、むしろ、治療を効果的に、サポートする事が、確かめられた。
そして、この用具の大腿四頭筋などの、筋力増加作用は以上の実施例から、これらの症例に大変有効である事が確かめられた。
【0086】
又、右腰に激痛の出た、一人については、腰ベルト(1)から下ろしたベルト2本を腰の後ろ部分から膝うらを通して足裏まで、取り付けて車を運転したところ、患部はむずかゆくなり、そのまま、ずうっと付け続けたところ、痛みは徐々に治まり、左の腰の痛みは無くなった。
その後、左腰も痛み出したので、左腰にも器具を取り付け、程なく左腰も治った。
その後右膝も違和感を覚えたので、膝関節改善器具を取り付けたところ、やはり、右膝の痛みを伴う違和感も程なく治まり、腰も膝も全て完治して、
それ以来、腰膝共に、痛みは出ていない。
【0087】
又、昨年夏あたりから腰に違和感を覚えた一人については、昨年11月終わりから足裏に痛みが発症12月始めに整形外科と整体に通院するも、足裏の痛みの解消などの効果無し。
1月になっても足裏の痛みは収まらないので、1月中旬に器具を手渡す。
2月始め痛みが止まるも足裏の痺れは収まらない、その為医院に通院を始めた為器具使用を休むも、足の裏の痛みが止まらないので、又器具使用を再開した。
【0088】
その後は痛みは徐々に収まった。
又、右手小指を過去骨折した事のある1人については関節に痛みが起きたので、小指に膝部分と同じ要領で処置を施したところ、程なく痛みは治まり通常の状態に戻った。
ただ、この用具の特徴は、極く弱い力で筋肉に作用させるのを目的とするためゴム紐の強すぎる取りつけけは、腰部分と膝と股関節への負荷が掛かり、障害を招く恐れのあるため、関節の治癒の期間は、器具の過度の使用は避ける事が必要である。
【0089】
70歳代後半の女性においては、1年程前右膝に痛みを覚え、整形外科医院にて治療を受けたが、その後も痛みを覚えるので、女性に器具使用を勧めたところ、膝の器具に足底板を付けて使用して様子を見たところ痛みは収まった。
その後、器具を使用せず2泊3日の旅行に出かけたところ痛みはぶり返した。
その時は又整形外科医院に治療にいき、ヒアルロン酸などの治療を受けたが、思わしくないので、又足底板付き筋力トレ−ニング器具を使用したところ痛みは程なく収まった。
【0090】
又、昨年夏あたりから腰に違和感を覚えた一人については、昨年11月終わりから足裏に痛みが発症12月始めに整形外科と整体に通院するも、足裏の痛みの解消などの効果無し。
1月になっても足裏の痛みは収まらないので、1月中旬に器具を手渡す。
2月始め痛みが止まるも足裏の痺れは収まらない、その為医院に通院を始めた為器具使用を休むも、足の裏の痛みが止まらないので、又器具使用を再開した。
【0091】
その後は痛みは徐々に収まった。
又、右手小指を過去骨折した事のある1人については関節に痛みが起きたので、小指に膝部分と同じ要領で処置を施したところ、程なく痛みは治まり通常の状態に戻った。
ただ、この用具の特徴は、極く弱い力で筋肉に作用させるのを目的とするためゴム紐の強すぎる取りつけけは、腰部分と膝と股関節への負荷が掛かり、障害を招く恐れのあるため、関節の治癒の期間は、器具の過度の使用は避ける事が必要である。
【0092】
70歳代後半の女性においては、1年程前右膝に痛みを覚え、整形外科医院にて治療を受けたが、その後も痛みを覚えるので、女性に器具使用を勧めたところ、膝の器具に足底板を付けて使用して様子を見たところ痛みは収まった。
その後、器具を使用せず2泊3日の旅行に出かけたところ痛みはぶり返した。
その時は又整形外科医院に治療にいき、ヒアルロン酸などの治療を受けたが、思わしくないので、又足底板付き筋力トレ−ニング器具を使用したところ痛みは程なく収まった。
痛みは1日付ける程度で痛みは収まっていた。
その後は、全く痛みは発症せずにいる。
反対の左足場合は、左膝に痛みが発症したとき足底板無しの器具を使用した所、それ以後は全く痛みは発症していない。
【図面の簡単な説明】
【0093】
【図1】 本発明の腰部分を改善する器具の正面分解斜視図である。
【図2】 本発明の膝部分を改善する運動療法器具の正面分解斜視図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態の正面分解斜視図である。
【図4】 本発明の第3の実施の形態の正面分解斜視図である。
【図5】 本発明の第4の実施の形態の正面分解斜視図である。
【符号の説明】
【0094】
1 胸ベルト
2 足裏ベルト
3 ゴムベルト
4 係止部材
5 ベルト(3)を横方向に渡したベルト
6 膝蓋骨の上又は下を止めるベルト
7 胸前で胸ベルトを止めるソケット式係止部材
8 紐又はベルトを胸ベルトに止める係止体
9 反射材
10 腰ゴム紐
11 足裏ベルト
12 膝ゴム紐
13 係止部材
14 係止部材
15 係止部材
16 反射材
17 胸ベルト(1)
18 肩ベルトとジャ−ジ状の部材に内蔵のベルトを結ぶフック(2)
19 胸ベルト(17)とジャ−ジ状(18)の部材を結ぶベルト(3)
20 ジャ−ジ状の部材に内蔵した2本のベルト(4)
21 ジャ−ジ状の部材に内蔵した2本のベルト(5)
22 ジャ−ジ状の部材に内蔵した2本のベルト(6)
23 ジャ−ジ状の部材に内蔵した2本のベルト(7)
24 ジャ−ジ状の郎材に内蔵した2本のベルト(8)
25 ジャ−ジ状の部材に内蔵した2本のベルト(9)
26 胸前で胸ベルトを止めるソケット式係止部材(10)
27 胸ベルトと肩ベルトを結ぶ係止体(11)
28 膝裏と脛前をつなぐベルト(12)
29 足裏ベルト(13)
30 ジャ−ジ内のベルトと足裏ベルトを結ぶ膝裏部分(14)
31 足底板の足刀部分(1)
32 足底板のベルト(2)
33 足底板の係止部材(3)
34 足底板の土踏まず部分(4)
35 足底板(5)
36 ゴム紐の指先係止部分(1)
37 5本の指の内側にクロスに結んだゴム紐(2)
38 ゴム紐を指の付け根に係止する部分(3)
39 ゴム紐手の甲に係止する部材(4)
40 ゴム紐を手首部分に係止する部材(5)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴムベルト(3)の下部に足裏ベルト(2)を係止部材(4)で係止し、ゴムベルト(3)の下方にベルト(3)を横方向に渡したベルト(5)と膝蓋骨の上又は下を止めるベルト(6)を設け、ゴムベルト(3)の上部に胸ベルト(1)を係止部材(8)で係止して、足裏ベルト(2)に反射板(9)を設けたことを特徴とした運動療法器具。
【請求項2】
膝ゴム紐(12)の下部に、係止部材(14)、足裏ベルト(11)、反射材(16)を設け、膝ゴム紐(12)の中央に係止部材(15)を設け、膝ゴム紐(12)の上部に、係止部材(13)、腰ゴム紐(10)を設けたことを特徴とした運動療法器具。
【請求項3】
腰上部分の胸ベルト(17)と腰部分のジャ−ジ内の弾性部材は連結部材のベルト(19)のフック(18)などで結んでいて、ジャ−ジ状の部材の中に、腰の痛みの症状に対応したベルト(20)(21)(22)(23)(24)(25)などを内蔵した事を特徴とした運動療法器具。
【請求項4】
靴の中敷状又は半円状において、例えばその断面は楔形状を呈しており、その足刀部分(35)から土踏まず(33)方向へ、又は土踏まずから足刀方向へ暫時高くなるような傾斜面(34)を足指から踵にわたって設けると共に、例えば中央の左右に渡したゴムベルト(31)に足底板のズレを防ぐ、突起形状(32)を外周部分に設けて成り、そして、又バネ状などの挟持部材を設ける事により足裏と足の甲を挟持可能な足底板使用の運動療法器具。
【請求項5】
手の指先5ヵ所(36)から、指の内側と手の甲、そして手首を結んだ微弱な力の弾性部材、例えば輪ゴムなどを用いて、各指の内側(37)にゴム紐をクロスに結んでいるような、手の指を内側に拳を握るような付勢を付けているような構成より成る運動療法器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−69267(P2010−69267A)
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−267948(P2008−267948)
【出願日】平成20年9月17日(2008.9.17)
【出願人】(500148189)
【Fターム(参考)】