運動靴の洗浄具

【課題】運動靴のつま先内部の洗いづらさや不快感を解消し効率よく、汚れ落ちも良く洗うことのできる運動靴の洗浄具を提供する。
【解決手段】柄の延長にブラシやたわしなどの洗浄材を有するベースを設け、そのベースから前記柄にかけての範囲の適宜位置の上面と下面とを連通する長穴を形成した本体と、把持部材と前記長穴内を移動可能な径を有する軸と、滑り止め効果のある軸受けとからなる補助棒とで構成されていることを特徴とする運動靴の洗浄具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は運動靴を洗うのに適した洗浄具に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来の運動靴用洗浄具としては、柄の一方にたわし状のものや、ブラシ状のものが取り付けられているものが知られており、又販売もされている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかしこれらの洗浄具で運動靴のつま先内部を洗おうとすると、ブラシ部先端をつま先内部の鋭角状部分やＲ形状の部分に押し付けながら、汚れをかき出すといったような細かな手の動きになる。ブラシを前後に動かすのとは違い鋭角状やＲ形状に合わせて動かすので柄を持つ手首がぶれ、力が入れづらくぎこちない動きになり、思うようにブラシを動かすことができない。その為、きれいに洗ったという満足感が得られないばかりでなく汚れ落ちもよくなかった。
【０００４】
この発明の目的は、これらの洗いづらさや不快感を解消し、効率よく、汚れ落ちも良く洗う事のできる運動靴の洗浄具を提供する事である。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記の目的を達成するために本発明は、柄の延長にブラシやたわしなどの洗浄材を有するベースを設け、そのベースから前記柄にかけての範囲内の、適宜位置の上面と下面とを連通する長穴を形成した本体と、把持部材と前記長穴内を移動可能な径を有する軸と、滑り止め効果のある軸受けとからなる補助棒とで構成されていることを特徴とする運動靴の洗浄具を提供する。
【発明の効果】
【０００６】
補助棒の軸を起点として柄を持ちブラシ部を洗浄部分に押し付けながら前後、左右に動かすだけでブラシ部が運動靴内を洗浄できるので腕や手首の疲労が軽減され、汚れ落ちも良く洗いづらさやいらだちが解消される。本体から補助棒をはずすことで外周面は従来の物と同様に使用し洗う事ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００７】
図３及び図４は本発明に係る運動靴の洗浄具の実施例を示し、図１は本体と補助棒とを組み合わせた部分省略略斜視図、図２は本体平面図である。
【０００８】
ブラシ部のベースから柄にかけて、軸２が移動可能な長穴６が形成されている。柄４を左右に動かすことで、軸２を起点としたブラシ部５がつま先に押し付けられながら左右に動くことで洗浄される。その際、把持部１を上から押しつけることにより運動靴８が固定され洗浄ブラシ本体での作業を容易にしてくれる。ブラシ本体をそのまま上に上げながらつま先内側の上部を前後に動かして洗うことができる。また運動靴内部の底や側面の洗浄はつま先部分同様に補助棒の把持部材を上から押し付けた状態で前後に擦りつける。また外部の洗浄は本体から補助棒を取り外して行うことができる。
【０００９】
把持部１は握りやすい大きさであり、軸２は長穴６内をスムーズに動くような径である。また、軸受け３は滑りにくい材質、形状とすることによりブラシ本体をスムーズに動かすことができ、従来の洗浄具での作業に比べ洗いづらさや不快感、汚れ落ちの悪さを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】本体と補助棒を組み合わせた部分省略斜視図である。
【図２】本体平面図である。
【図３】本発明の実施形態を示す図で、図４のａ−ａ断面図である。
【図４】本発明の実施の形態を示す図で部分省略平面図である。
【符号の説明】
【００１１】
１把持部
２軸
３軸受け
４柄
５ブラシ部
６長穴
７ブラシ部のベース
８運動靴

【特許請求の範囲】
【請求項１】
柄の延長にブラシやたわしなどの洗浄材を有するベースを設け、そのベースから前記柄にかけての範囲内の、適宜位置の上面と下面とを連通する長穴を形成した本体と、把持部材と前記長穴内を移動可能な径を有する軸と、滑り止め効果のある軸受けとからなる補助棒とで構成されていることを特徴とする運動靴の洗浄具。

【図１】