運行管理システム及びその設備データ検証方法
【課題】運行管理制御システムにおいて、複数の計算機で共通に用いられる設備名称とビット位置の不一致を容易に検出できるようにする。
【解決手段】そのため制御用計算機より設備情報データベース及び表示/制御情報データベースから表示名称とビット位置を組み合わせたデータを作成して管理用計算機へ送信し、データ検証部でこの送信されてきたデータと設備情報データベース及び表示/制御データベースから生成した同様のデータと比較し、不一致の有無を検出することで設備データの異常を早期に検出することができる。
【解決手段】そのため制御用計算機より設備情報データベース及び表示/制御情報データベースから表示名称とビット位置を組み合わせたデータを作成して管理用計算機へ送信し、データ検証部でこの送信されてきたデータと設備情報データベース及び表示/制御データベースから生成した同様のデータと比較し、不一致の有無を検出することで設備データの異常を早期に検出することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の計算機から構成される運行管理システムの設備データ検証方法に係わり、特に個別に開発される計算機ソフトウェア、特にデータベースの設備情報の整合性を検証するのに好適な運行管理システム及びその設備データ検証方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、制御用計算機システムはPC(パーソナルコンピュータ)やネットワーク技術の強化にともなって、従来の中央計算機集中型の計算機構成から、分散型の計算機構成へと急速展開している。このように分散化されることによって、最近はシステムを1社だけでまとめるのではなく、各PCの担当会社が異なる、いわゆるマルチベンダー化が進んでいる。
【0003】
このマルチベンダー化に伴って、制御用計算機システムのアーキテクチャは大きく変更せざるを得なくなった。すなわち、計算機がPCで分散化されたり、入出力装置がPCでインテリジェント化されたりすることによって、各分散されたPCが独立した機能を果すために、各PC毎に設備情報および表示/制御情報をかかえ込んでいる。そして各PCに装備する設備情報は、必ずしも全く同じではなく、各PCの役割に応じて必要な情報のみが格納されていることが多い。
【0004】
このようなシステムの開発を1つのベンダーで行う時には、一般には顧客から運行管理システムの設備情報表および表示/制御情報表がそのベンダーに与えられ、ベンダーはこれを元に展開ツールなどを自作して、そのツールにより分散PCの各々に必要な情報を配布するという形態を取る。また、設備情報および表示/制御情報の追加変更があるときも、その都度展開ツールを利用した情報の配布により、各PCの設備情報および表示/制御情報のバージョンを一致化することが容易である。
【0005】
ところが、このようなシステムの開発が、最近多くなったマルチベンダー形態になると、種々のトラブルが発生する。すなわち、顧客から与えられた同じ設備情報および表示/制御情報を各ベンダーが受け取って構成した各社のPCをネットワークで接続して動かすと、正常に動作しない場合が殆どである。その原因には、〔特許文献1〕に記載された3つの原因がある。
【0006】
〔特許文献1〕に記載の従来の技術では、このようなデータ不一致をチェックするため、制御用計算機のデータ検証部により設備情報データベース及び表示データベースから設備名称を設備番号と組みにしたデータを作成して管理用計算機へ送信し、データ検証部は、この送信されてきたデータと、設備情報データベース及び表示情報データベースから生成した同様のデータと比較し、不一致の有無を検出するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2001−216020号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
〔特許文献1〕に記載の従来の技術では、設備情報データベース及び表示データベースから設備名称を設備番号と組みにしたデータを用いているため、設備番号と設備名称とのデータベース上の対応づけが、マルチベンダーのベンダーごとに異なっていると、正確なチェックが行えず、このために誤った制御が実行されてしまう可能性がある。
【0009】
本発明の目的は、運行管理システムの複数の計算機で共通に用いられる表示/制御情報(設備名称)とビット位置の不一致を確実に検出できる機能を備えた運行管理システムの設備データ検証方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために、本発明の運行管理システムは、ネットワークに接続され、各々に、ビット位置と該ビット位置に対応する関連設備を含む設備属性を記憶する設備情報データベースとビット位置とビット位置に対応する表示名称(表示文字)と制御データを記憶する表示/制御情報データベースを具備する管理用計算機及び制御用計算機と、各制御用計算機は自計算機に設けられた設備情報データベース及び表示/制御情報データベースを用いて制御を実行する運行管理システムであって、管理用計算機が、データ検証時に、管理用計算機からビット位置情報を送信し、制御用計算機から検証用データとして送信された表示/制御情報及び自計算機に設けられた設備情報データベースをマージして第2マージデータとして記録し、自計算機に設けられた設備情報データベース及び表示/制御情報データベースから取り込んだデータをマージした第1マージデータを記録する比較用データベースと、比較要データベースに記録された第1マージデータと前記第2マージデータとを制御用計算機ごとに比較して不一致があればそれを検出して問題ファイルに格納するデータ検証部を備えているものである。
【0011】
又、運行管理システムのデータ検証方法は、ネットワークに接続された管理用計算機及び制御用計算機の各々にビット位置とビット位置に対応する関連設備を含む設備属性を記憶する設備情報データベースとビット位置とビット位置に対応する表示名称(表示文字)と制御データを記憶する表示/制御情報データベースを具備し、各制御用計算機は自計算機に設けられた設備情報データベース及び表示/制御情報データベースを用いて制御を実行する運行管理システムであって、データ検証時は、前記管理用計算機からビット位置情報を送信し、制御用計算機から検証用データとして送信された表示/制御情報及び自計算機に設けられた設備情報データベースをマージして第2マージデータとして管理用計算機の比較用データベースに入力し、自計算機に設けられた設備情報データベース及び表示/制御情報データベースから取り込んだデータをマージした第1マージデータを前記比較用データベースに入力し、管理用計算機のデータ検証部は、前記比較用データベースに入力した第1マージデータと前記第2マージデータとを制御用計算機ごとに比較して不一致があればそれを検出して問題ファイルに格納するものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、個別に開発されたソフトウェア間での設備情報と表示/制御情報の不整合性が容易に検出・修正できるので、一度のデータ検証処理により各社間のI/F試験において分散型制御システムにおける誤制御を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施例である運行管理システムの構成図である。
【図2】設備を示す模式図である。
【図3】設備データの信号機情報の一例を示す図である。
【図4】設備データの区間情報の一例を示す図である。
【図5】設備データの表示情報の一例を示す図である。
【図6】設備データの制御情報の一例を示す図である。
【図7】設備データの表示情報の誤情報の一例を示す図である。
【図8】データ検証部の信号機情報検証処理を示すフローチャートである。
【図9(a)】データ検証部で生成される比較用データベースの一例を示す図である。
【図9(b)】データ検証部で生成される比較用データベースの一例を示す図である。
【図10】データ検証部で生成される問題ファイルの一例を示す図である。
【図11】データ検証部の全体処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の一実施例を図1から図11により説明する。図1は、本実施例の運行管理システムの構成図である。
【0015】
図1に示すように、運行管理システムは、制御対象3を制御する一個又は複数の制御用計算機2と、制御用計算機2に接続され、制御用計算機2に必要な情報を入力したり、制御用計算機2の動作状態を表示するマンマシン装置5と、制御用計算機2とネットワーク6を介して接続され、制御用計算機2の情報を用いてシステム全体を管理する管理用計算機1と、管理用計算機1に接続され、管理用計算機1に必要な情報を入出力するマンマシン装置4で構成されている。
【0016】
管理用計算機1は、システム全体の管理を行うための全体管理部14,ビット位置とビット位置に対応する関連設備を含む設備属性を記憶する設備情報データベース11,ビット位置とビット位置に対応する表示名称(表示文字)と制御データを記憶する表示/制御情報データベース12,マンマシン装置4より表示情報を受信し、ビット位置へ変換して全体管理部14へ伝送する、或いは全体管理部14からビット位置を受信して、表示情報へ変換してマンマシン装置4へ伝える表示制御部15,管理用計算機1と制御用計算機2とのビット位置と表示名称の相互チェックを行うデータ検証部13,ネットワーク6との通信インターフェイス16で構成されている。データ検証部13には、処理のために用いるワーク用の比較用データベース17と問題ファイル18が接続されている。
【0017】
制御用計算機2は、管理用計算機1より受信したビット位置をもとに個別制御を行う個別制御部24,ビット位置とビット位置に対応する関連設備を含む設備属性を記憶する設備情報データベース21,ビット位置とビット位置に対応する表示名称(表示文字)と制御データを記憶する表示/制御情報データベース22,マンマシン装置5より表示情報を受信しビット位置へ変換して個別制御部24へ伝送したり、個別制御部24からビット位置を受信し表示情報へ変換してマンマシン装置5へ伝える表示制御部25,管理用計算機1から受取ったビット位置をもとに、制御用計算機2の関連設備を含むビット位置と表示名称を管理用計算機1へ送信するデータ検証部23,ネットワーク6の通信インターフェイス26で構成されている。
【0018】
上述した全体管理部14,個別制御部24,データ検証部13,23,表示制御部15,25は、実行されるプログラムとして各計算機に組み込まれている。
【0019】
図2は、設備の簡単な例を示す模式図である。図2に示す設備の例では、区間は、区間番号「111」,「121」,「122」,「131」の4つの区間に分けられており、各区間には、名称「DIT」,「51T」,「1RAT」,「1RBT」,「62T」,「13RT」で示される回路が敷設されている。また、回路が分岐或いは合流する近くには、信号機が設けられている。図2に示す例では、名称「1RA」,「1RB」,「12R」,「13R」の4つの信号機が設置されている。
【0020】
図3は、設備データのうち図2に示す信号機情報を示す図である。図2に示される4つの信号機「1RA」,「1RB」,「12R」,「13R」の各々が関連する設備データ、すなわち外方回路,第1内方回路,最終内方回路,外方区間,内方区間がビット位置で信号機情報として格納されている。
【0021】
例えば、設備名称が1群1ビットで表示名称が1RAの信号機は、外方回路が3郡1ビット(DIT)、第一内方回路が3群3ビット(51T)、最終内方回路が3群2ビット(1RAT)、外方区間が111、内方区間が121の関連する設備データが記録されている。
【0022】
図4は、図2に示す設備データのうち区間情報を示す図である。図2に示される4つの区間「111」,「121」,「122」,「131」の種別が区間情報として格納されている。種別は、いずれも列番表示位置である。
【0023】
図5は、図2に示す設備データのうち表示情報を示す図である。図2に示す列車設備における表示情報として、信号機及び回路の各々の表示コードと種別が格納されている。例えば、信号機「1RA」の表示コードは「1群1ビット」であり、種別は「信号機」として格納されている。
【0024】
図6は、図2に示す設備データのうち制御情報を示す図である。図2に示す列車設備における制御コードとして、信号機の制御コードが記憶装置内に格納されている。例えば、信号機「1RA」の制御コードとして「1群1ビット」が格納されている。
【0025】
例えば、図6に示す信号機「1RA」の制御コード「1群1ビット」をオンした制御情報が出力されると、図5の信号機「1RA」の表示コード「1群1ビット」がオンされて制御対象3から送信される。
【0026】
そのとき、マンマシン装置5には、信号機「1RA」を進行現示で表示する。また、図3に示す第一内方回路「3群2ビット」と最終内方回路「3群3ビット」の色を変えて進路を表示する。
【0027】
列車の位置が、図3に示す外方回路「3群1ビット」がオンから図3に示す第一内方回路「3群2ビット」がオンへ変わると、変わったタイミングで図4に示す表示位置を「111」から「121」へ進める。
【0028】
図7は、制御用計算機2に記録されている表示情報に誤りがある場合の例を示す図である。図7に示す表示情報は、図5で説明した表示情報と同様であるが、表示コード「3群4ビット」の表示名称は「1RCT」と誤って入力されており、表示コード「3群4ビット」は図5に示す表示名称「1RBT」と異なっている。ここで、「3群4ビット」をビット位置ともいう。
【0029】
なお、制御用計算機2に記録されている設備情報データベース21は、図3に示す設備情報データベース11と同じで誤りはないものとする。
【0030】
管理用計算機1のデータ検証部13で行うデータの検証動作を図8を用いて説明する。図8は、管理用計算機1のデータ検証部13の処理を示すフローチャートである。
【0031】
ステップ801で、ネットワーク6を経由して各制御用計算機2へ自計算機の設備情報データベース11に記録されているビット位置情報を送信し、ステップ802で、各制御用計算機2から検証用データとして、上述した表示/制御情報が送信されてくるとこれを受信し、ステップ803で、受信したデータを第2マージデータとして比較用データベース17へ入力する。
【0032】
ステップ804で、管理用計算機1から各制御用計算機2へ送信したビット位置「1群1ビット」および「1群2ビット」をキーに設備情報データベース11より、ビット位置「1群1ビット」および「1群2ビット」とその関連設備「外方回路」や「最終内方回路」などの設備情報をメモリエリアwk1に入力する。
【0033】
ステップ805で、ビット位置「1群1ビット」および「1群2ビット」とその関連設備に対応する表示/制御情報をメモリエリアwk2に入力する。
【0034】
ステップ806で、ステップ804,805にて設備情報データベース11,表示/制御情報データベース12より取り込んだ設備情報および表示/制御情報をマージし、第1マージデータとして比較用データベース17へ格納する。
【0035】
図9(a)は、図3に示すデータベースの場合に生成される比較用データベース17の内容を示した図である。図9(a)は、図8のステップ804,805によって設備情報データベース11及び表示/制御情報データベース12から取り込んだデータを、ステップ806でマージした第1マージデータであり、ビット位置と表示文字とが対応づけられている。
【0036】
図9(a)に示す例は、図3に示した正常な設備情報と表示/制御情報をマージしたものである。一方、図9(b)に示す例は、1つの制御用計算機2の表示/制御情報データベース22が図7に示すように誤って設定されたときに、図8のステップ803により入力された第2マージデータで、ビット位置「3群4ビット」の表示名称が「1RCT」と設定されている他は図9(a)に示す例と同じである。
【0037】
図8に示すフローのステップ807で、上述したようにして、制御用計算機2のデータベースをマージして送られてきた第2マージデータと、管理用計算機1のデータベースをマージして生成されたデータとの比較が行われる。
【0038】
制御用計算機2が複数個ある場合は、その計算機毎に第2マージデータがあり、ここでの比較も制御用計算機ごとに行われる。比較の方法は、例えば、第1,第2マージデータで表示文字をキーとして対応するビット位置が一致するかを調べ、次にビット位置をキーとして対応する表示文字が一致するかを調べる。そしてその結果を問題ファイル18へ格納する。オペレータはこれを表示することで問題があればその修正を行う。
【0039】
図10は、図9に示すマージデータの比較を行って生成された問題ファイルを示しており、上述した比較によって、ビット位置「1群2ビット」の最終内方回路表示文字が第1マージデータでは「1RBT」であるのに、第2マージデータでは「1RCT」となっていて不一致であり、この検出結果が不一致となった表示文字位置に「不一致」と入力されている。
【0040】
図10に示すチェック結果の欄には、設備と関連設備がひとまとめにして表示されており、「不一致」を生じた設備「1群2ビット」のチェック結果として「NG」が入力される。一方、設備「1群1ビット」とその関連設備に関しては誤りがないので、チェック結果は「OK」が入力される。
【0041】
以上のようにして、データ検証時に表示/制御情報を設備情報とともに管理用計算機1へ送信してデータベースの内容をチェックし、修正しておけば、実際の制御運転時にはビット位置を送信することにより、表示/制御情報との食い違いが生じることなく正しい制御が行える。
【0042】
このように、設備名称として個々に区別できるビット位置を用い、表示名称,表示コード及び制御コードを比較しているので、正確なチェックが行え、誤った制御が実行されるのを防止することができる。
【0043】
図11は、管理用計算機1における、データ検証部13の全体処理を示すフローチャートである。この全体処理では、信号機情報検証処理111と、区間情報検証処理112と、接近検知情報検証処理113と、進路制御情報検証処理114と、進路設備情報検証処理115とが用意されており、説明した信号機の他に区間情報,接近検知情報,進路制御情報の検証が行えるようになっている。
【符号の説明】
【0044】
1 管理用計算機
2 制御用計算機
3 制御対象
4,5 マンマシン装置
6 ネットワーク
11,21 設備情報データベース
12,22 表示/制御情報データベース
13,23 データ検証部
14 全体管理部
15,25 表示制御部
16,26 インターフェイス
24 個別制御部
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の計算機から構成される運行管理システムの設備データ検証方法に係わり、特に個別に開発される計算機ソフトウェア、特にデータベースの設備情報の整合性を検証するのに好適な運行管理システム及びその設備データ検証方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、制御用計算機システムはPC(パーソナルコンピュータ)やネットワーク技術の強化にともなって、従来の中央計算機集中型の計算機構成から、分散型の計算機構成へと急速展開している。このように分散化されることによって、最近はシステムを1社だけでまとめるのではなく、各PCの担当会社が異なる、いわゆるマルチベンダー化が進んでいる。
【0003】
このマルチベンダー化に伴って、制御用計算機システムのアーキテクチャは大きく変更せざるを得なくなった。すなわち、計算機がPCで分散化されたり、入出力装置がPCでインテリジェント化されたりすることによって、各分散されたPCが独立した機能を果すために、各PC毎に設備情報および表示/制御情報をかかえ込んでいる。そして各PCに装備する設備情報は、必ずしも全く同じではなく、各PCの役割に応じて必要な情報のみが格納されていることが多い。
【0004】
このようなシステムの開発を1つのベンダーで行う時には、一般には顧客から運行管理システムの設備情報表および表示/制御情報表がそのベンダーに与えられ、ベンダーはこれを元に展開ツールなどを自作して、そのツールにより分散PCの各々に必要な情報を配布するという形態を取る。また、設備情報および表示/制御情報の追加変更があるときも、その都度展開ツールを利用した情報の配布により、各PCの設備情報および表示/制御情報のバージョンを一致化することが容易である。
【0005】
ところが、このようなシステムの開発が、最近多くなったマルチベンダー形態になると、種々のトラブルが発生する。すなわち、顧客から与えられた同じ設備情報および表示/制御情報を各ベンダーが受け取って構成した各社のPCをネットワークで接続して動かすと、正常に動作しない場合が殆どである。その原因には、〔特許文献1〕に記載された3つの原因がある。
【0006】
〔特許文献1〕に記載の従来の技術では、このようなデータ不一致をチェックするため、制御用計算機のデータ検証部により設備情報データベース及び表示データベースから設備名称を設備番号と組みにしたデータを作成して管理用計算機へ送信し、データ検証部は、この送信されてきたデータと、設備情報データベース及び表示情報データベースから生成した同様のデータと比較し、不一致の有無を検出するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2001−216020号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
〔特許文献1〕に記載の従来の技術では、設備情報データベース及び表示データベースから設備名称を設備番号と組みにしたデータを用いているため、設備番号と設備名称とのデータベース上の対応づけが、マルチベンダーのベンダーごとに異なっていると、正確なチェックが行えず、このために誤った制御が実行されてしまう可能性がある。
【0009】
本発明の目的は、運行管理システムの複数の計算機で共通に用いられる表示/制御情報(設備名称)とビット位置の不一致を確実に検出できる機能を備えた運行管理システムの設備データ検証方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために、本発明の運行管理システムは、ネットワークに接続され、各々に、ビット位置と該ビット位置に対応する関連設備を含む設備属性を記憶する設備情報データベースとビット位置とビット位置に対応する表示名称(表示文字)と制御データを記憶する表示/制御情報データベースを具備する管理用計算機及び制御用計算機と、各制御用計算機は自計算機に設けられた設備情報データベース及び表示/制御情報データベースを用いて制御を実行する運行管理システムであって、管理用計算機が、データ検証時に、管理用計算機からビット位置情報を送信し、制御用計算機から検証用データとして送信された表示/制御情報及び自計算機に設けられた設備情報データベースをマージして第2マージデータとして記録し、自計算機に設けられた設備情報データベース及び表示/制御情報データベースから取り込んだデータをマージした第1マージデータを記録する比較用データベースと、比較要データベースに記録された第1マージデータと前記第2マージデータとを制御用計算機ごとに比較して不一致があればそれを検出して問題ファイルに格納するデータ検証部を備えているものである。
【0011】
又、運行管理システムのデータ検証方法は、ネットワークに接続された管理用計算機及び制御用計算機の各々にビット位置とビット位置に対応する関連設備を含む設備属性を記憶する設備情報データベースとビット位置とビット位置に対応する表示名称(表示文字)と制御データを記憶する表示/制御情報データベースを具備し、各制御用計算機は自計算機に設けられた設備情報データベース及び表示/制御情報データベースを用いて制御を実行する運行管理システムであって、データ検証時は、前記管理用計算機からビット位置情報を送信し、制御用計算機から検証用データとして送信された表示/制御情報及び自計算機に設けられた設備情報データベースをマージして第2マージデータとして管理用計算機の比較用データベースに入力し、自計算機に設けられた設備情報データベース及び表示/制御情報データベースから取り込んだデータをマージした第1マージデータを前記比較用データベースに入力し、管理用計算機のデータ検証部は、前記比較用データベースに入力した第1マージデータと前記第2マージデータとを制御用計算機ごとに比較して不一致があればそれを検出して問題ファイルに格納するものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、個別に開発されたソフトウェア間での設備情報と表示/制御情報の不整合性が容易に検出・修正できるので、一度のデータ検証処理により各社間のI/F試験において分散型制御システムにおける誤制御を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施例である運行管理システムの構成図である。
【図2】設備を示す模式図である。
【図3】設備データの信号機情報の一例を示す図である。
【図4】設備データの区間情報の一例を示す図である。
【図5】設備データの表示情報の一例を示す図である。
【図6】設備データの制御情報の一例を示す図である。
【図7】設備データの表示情報の誤情報の一例を示す図である。
【図8】データ検証部の信号機情報検証処理を示すフローチャートである。
【図9(a)】データ検証部で生成される比較用データベースの一例を示す図である。
【図9(b)】データ検証部で生成される比較用データベースの一例を示す図である。
【図10】データ検証部で生成される問題ファイルの一例を示す図である。
【図11】データ検証部の全体処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の一実施例を図1から図11により説明する。図1は、本実施例の運行管理システムの構成図である。
【0015】
図1に示すように、運行管理システムは、制御対象3を制御する一個又は複数の制御用計算機2と、制御用計算機2に接続され、制御用計算機2に必要な情報を入力したり、制御用計算機2の動作状態を表示するマンマシン装置5と、制御用計算機2とネットワーク6を介して接続され、制御用計算機2の情報を用いてシステム全体を管理する管理用計算機1と、管理用計算機1に接続され、管理用計算機1に必要な情報を入出力するマンマシン装置4で構成されている。
【0016】
管理用計算機1は、システム全体の管理を行うための全体管理部14,ビット位置とビット位置に対応する関連設備を含む設備属性を記憶する設備情報データベース11,ビット位置とビット位置に対応する表示名称(表示文字)と制御データを記憶する表示/制御情報データベース12,マンマシン装置4より表示情報を受信し、ビット位置へ変換して全体管理部14へ伝送する、或いは全体管理部14からビット位置を受信して、表示情報へ変換してマンマシン装置4へ伝える表示制御部15,管理用計算機1と制御用計算機2とのビット位置と表示名称の相互チェックを行うデータ検証部13,ネットワーク6との通信インターフェイス16で構成されている。データ検証部13には、処理のために用いるワーク用の比較用データベース17と問題ファイル18が接続されている。
【0017】
制御用計算機2は、管理用計算機1より受信したビット位置をもとに個別制御を行う個別制御部24,ビット位置とビット位置に対応する関連設備を含む設備属性を記憶する設備情報データベース21,ビット位置とビット位置に対応する表示名称(表示文字)と制御データを記憶する表示/制御情報データベース22,マンマシン装置5より表示情報を受信しビット位置へ変換して個別制御部24へ伝送したり、個別制御部24からビット位置を受信し表示情報へ変換してマンマシン装置5へ伝える表示制御部25,管理用計算機1から受取ったビット位置をもとに、制御用計算機2の関連設備を含むビット位置と表示名称を管理用計算機1へ送信するデータ検証部23,ネットワーク6の通信インターフェイス26で構成されている。
【0018】
上述した全体管理部14,個別制御部24,データ検証部13,23,表示制御部15,25は、実行されるプログラムとして各計算機に組み込まれている。
【0019】
図2は、設備の簡単な例を示す模式図である。図2に示す設備の例では、区間は、区間番号「111」,「121」,「122」,「131」の4つの区間に分けられており、各区間には、名称「DIT」,「51T」,「1RAT」,「1RBT」,「62T」,「13RT」で示される回路が敷設されている。また、回路が分岐或いは合流する近くには、信号機が設けられている。図2に示す例では、名称「1RA」,「1RB」,「12R」,「13R」の4つの信号機が設置されている。
【0020】
図3は、設備データのうち図2に示す信号機情報を示す図である。図2に示される4つの信号機「1RA」,「1RB」,「12R」,「13R」の各々が関連する設備データ、すなわち外方回路,第1内方回路,最終内方回路,外方区間,内方区間がビット位置で信号機情報として格納されている。
【0021】
例えば、設備名称が1群1ビットで表示名称が1RAの信号機は、外方回路が3郡1ビット(DIT)、第一内方回路が3群3ビット(51T)、最終内方回路が3群2ビット(1RAT)、外方区間が111、内方区間が121の関連する設備データが記録されている。
【0022】
図4は、図2に示す設備データのうち区間情報を示す図である。図2に示される4つの区間「111」,「121」,「122」,「131」の種別が区間情報として格納されている。種別は、いずれも列番表示位置である。
【0023】
図5は、図2に示す設備データのうち表示情報を示す図である。図2に示す列車設備における表示情報として、信号機及び回路の各々の表示コードと種別が格納されている。例えば、信号機「1RA」の表示コードは「1群1ビット」であり、種別は「信号機」として格納されている。
【0024】
図6は、図2に示す設備データのうち制御情報を示す図である。図2に示す列車設備における制御コードとして、信号機の制御コードが記憶装置内に格納されている。例えば、信号機「1RA」の制御コードとして「1群1ビット」が格納されている。
【0025】
例えば、図6に示す信号機「1RA」の制御コード「1群1ビット」をオンした制御情報が出力されると、図5の信号機「1RA」の表示コード「1群1ビット」がオンされて制御対象3から送信される。
【0026】
そのとき、マンマシン装置5には、信号機「1RA」を進行現示で表示する。また、図3に示す第一内方回路「3群2ビット」と最終内方回路「3群3ビット」の色を変えて進路を表示する。
【0027】
列車の位置が、図3に示す外方回路「3群1ビット」がオンから図3に示す第一内方回路「3群2ビット」がオンへ変わると、変わったタイミングで図4に示す表示位置を「111」から「121」へ進める。
【0028】
図7は、制御用計算機2に記録されている表示情報に誤りがある場合の例を示す図である。図7に示す表示情報は、図5で説明した表示情報と同様であるが、表示コード「3群4ビット」の表示名称は「1RCT」と誤って入力されており、表示コード「3群4ビット」は図5に示す表示名称「1RBT」と異なっている。ここで、「3群4ビット」をビット位置ともいう。
【0029】
なお、制御用計算機2に記録されている設備情報データベース21は、図3に示す設備情報データベース11と同じで誤りはないものとする。
【0030】
管理用計算機1のデータ検証部13で行うデータの検証動作を図8を用いて説明する。図8は、管理用計算機1のデータ検証部13の処理を示すフローチャートである。
【0031】
ステップ801で、ネットワーク6を経由して各制御用計算機2へ自計算機の設備情報データベース11に記録されているビット位置情報を送信し、ステップ802で、各制御用計算機2から検証用データとして、上述した表示/制御情報が送信されてくるとこれを受信し、ステップ803で、受信したデータを第2マージデータとして比較用データベース17へ入力する。
【0032】
ステップ804で、管理用計算機1から各制御用計算機2へ送信したビット位置「1群1ビット」および「1群2ビット」をキーに設備情報データベース11より、ビット位置「1群1ビット」および「1群2ビット」とその関連設備「外方回路」や「最終内方回路」などの設備情報をメモリエリアwk1に入力する。
【0033】
ステップ805で、ビット位置「1群1ビット」および「1群2ビット」とその関連設備に対応する表示/制御情報をメモリエリアwk2に入力する。
【0034】
ステップ806で、ステップ804,805にて設備情報データベース11,表示/制御情報データベース12より取り込んだ設備情報および表示/制御情報をマージし、第1マージデータとして比較用データベース17へ格納する。
【0035】
図9(a)は、図3に示すデータベースの場合に生成される比較用データベース17の内容を示した図である。図9(a)は、図8のステップ804,805によって設備情報データベース11及び表示/制御情報データベース12から取り込んだデータを、ステップ806でマージした第1マージデータであり、ビット位置と表示文字とが対応づけられている。
【0036】
図9(a)に示す例は、図3に示した正常な設備情報と表示/制御情報をマージしたものである。一方、図9(b)に示す例は、1つの制御用計算機2の表示/制御情報データベース22が図7に示すように誤って設定されたときに、図8のステップ803により入力された第2マージデータで、ビット位置「3群4ビット」の表示名称が「1RCT」と設定されている他は図9(a)に示す例と同じである。
【0037】
図8に示すフローのステップ807で、上述したようにして、制御用計算機2のデータベースをマージして送られてきた第2マージデータと、管理用計算機1のデータベースをマージして生成されたデータとの比較が行われる。
【0038】
制御用計算機2が複数個ある場合は、その計算機毎に第2マージデータがあり、ここでの比較も制御用計算機ごとに行われる。比較の方法は、例えば、第1,第2マージデータで表示文字をキーとして対応するビット位置が一致するかを調べ、次にビット位置をキーとして対応する表示文字が一致するかを調べる。そしてその結果を問題ファイル18へ格納する。オペレータはこれを表示することで問題があればその修正を行う。
【0039】
図10は、図9に示すマージデータの比較を行って生成された問題ファイルを示しており、上述した比較によって、ビット位置「1群2ビット」の最終内方回路表示文字が第1マージデータでは「1RBT」であるのに、第2マージデータでは「1RCT」となっていて不一致であり、この検出結果が不一致となった表示文字位置に「不一致」と入力されている。
【0040】
図10に示すチェック結果の欄には、設備と関連設備がひとまとめにして表示されており、「不一致」を生じた設備「1群2ビット」のチェック結果として「NG」が入力される。一方、設備「1群1ビット」とその関連設備に関しては誤りがないので、チェック結果は「OK」が入力される。
【0041】
以上のようにして、データ検証時に表示/制御情報を設備情報とともに管理用計算機1へ送信してデータベースの内容をチェックし、修正しておけば、実際の制御運転時にはビット位置を送信することにより、表示/制御情報との食い違いが生じることなく正しい制御が行える。
【0042】
このように、設備名称として個々に区別できるビット位置を用い、表示名称,表示コード及び制御コードを比較しているので、正確なチェックが行え、誤った制御が実行されるのを防止することができる。
【0043】
図11は、管理用計算機1における、データ検証部13の全体処理を示すフローチャートである。この全体処理では、信号機情報検証処理111と、区間情報検証処理112と、接近検知情報検証処理113と、進路制御情報検証処理114と、進路設備情報検証処理115とが用意されており、説明した信号機の他に区間情報,接近検知情報,進路制御情報の検証が行えるようになっている。
【符号の説明】
【0044】
1 管理用計算機
2 制御用計算機
3 制御対象
4,5 マンマシン装置
6 ネットワーク
11,21 設備情報データベース
12,22 表示/制御情報データベース
13,23 データ検証部
14 全体管理部
15,25 表示制御部
16,26 インターフェイス
24 個別制御部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークに接続され、各々に、ビット位置と該ビット位置に対応する関連設備を含む設備属性を記憶する設備情報データベースとビット位置とビット位置に対応する表示名称(表示文字)と制御データを記憶する表示/制御情報データベースを具備する管理用計算機及び制御用計算機と、前記各制御用計算機は自計算機に設けられた前記設備情報データベース及び表示/制御情報データベースを用いて制御を実行する運行管理システムであって、前記管理用計算機が、データ検証時に、前記管理用計算機からビット位置情報を送信し、前記制御用計算機から検証用データとして送信された表示/制御情報及び前記自計算機に設けられた設備情報データベースをマージして第2マージデータとして記録し、自計算機に設けられた設備情報データベース及び表示/制御情報データベースから取り込んだデータをマージした第1マージデータを記録する比較用データベースと、前記比較用データベースに記録された第1マージデータと前記第2マージデータとを制御用計算機ごとに比較して不一致があればそれを検出して問題ファイルに格納するデータ検証部を備えていることを特徴とする運行管理システム。
【請求項2】
前記表示/制御情報データベースが制御対象設備対応の表示文字を有し、前記第1及び第2マージデータは、制御対象設備ごとに前記ビット位置と前記表示文字を対応づけたデータであることを特徴とする請求項1に記載の運行管理御システム。
【請求項3】
ネットワークに接続された管理用計算機及び制御用計算機の各々にビット位置と該ビット位置に対応する関連設備を含む設備属性を記憶する設備情報データベースとビット位置とビット位置に対応する表示名称(表示文字)と制御データを記憶する表示/制御情報データベースを具備し、各制御用計算機は自計算機に設けられた前記設備情報データベース及び表示/制御情報データベースを用いて制御を実行する運行管理システムであって、データ検証時は、前記管理用計算機からビット位置情報を送信し、前記制御用計算機から検証用データとして送信された表示/制御情報及び前記自計算機に設けられた設備情報データベースをマージして第2マージデータとして管理用計算機の比較用データベースに入力し、自計算機に設けられた設備情報データベース及び表示/制御情報データベースから取り込んだデータをマージした第1マージデータを前記比較用データベースに入力し、管理用計算機のデータ検証部は、前記比較用データベースに入力した第1マージデータと前記第2マージデータとを制御用計算機ごとに比較して不一致があればそれを検出して問題ファイルに格納することを特徴とする運行管理システムのデータ検証方法。
【請求項1】
ネットワークに接続され、各々に、ビット位置と該ビット位置に対応する関連設備を含む設備属性を記憶する設備情報データベースとビット位置とビット位置に対応する表示名称(表示文字)と制御データを記憶する表示/制御情報データベースを具備する管理用計算機及び制御用計算機と、前記各制御用計算機は自計算機に設けられた前記設備情報データベース及び表示/制御情報データベースを用いて制御を実行する運行管理システムであって、前記管理用計算機が、データ検証時に、前記管理用計算機からビット位置情報を送信し、前記制御用計算機から検証用データとして送信された表示/制御情報及び前記自計算機に設けられた設備情報データベースをマージして第2マージデータとして記録し、自計算機に設けられた設備情報データベース及び表示/制御情報データベースから取り込んだデータをマージした第1マージデータを記録する比較用データベースと、前記比較用データベースに記録された第1マージデータと前記第2マージデータとを制御用計算機ごとに比較して不一致があればそれを検出して問題ファイルに格納するデータ検証部を備えていることを特徴とする運行管理システム。
【請求項2】
前記表示/制御情報データベースが制御対象設備対応の表示文字を有し、前記第1及び第2マージデータは、制御対象設備ごとに前記ビット位置と前記表示文字を対応づけたデータであることを特徴とする請求項1に記載の運行管理御システム。
【請求項3】
ネットワークに接続された管理用計算機及び制御用計算機の各々にビット位置と該ビット位置に対応する関連設備を含む設備属性を記憶する設備情報データベースとビット位置とビット位置に対応する表示名称(表示文字)と制御データを記憶する表示/制御情報データベースを具備し、各制御用計算機は自計算機に設けられた前記設備情報データベース及び表示/制御情報データベースを用いて制御を実行する運行管理システムであって、データ検証時は、前記管理用計算機からビット位置情報を送信し、前記制御用計算機から検証用データとして送信された表示/制御情報及び前記自計算機に設けられた設備情報データベースをマージして第2マージデータとして管理用計算機の比較用データベースに入力し、自計算機に設けられた設備情報データベース及び表示/制御情報データベースから取り込んだデータをマージした第1マージデータを前記比較用データベースに入力し、管理用計算機のデータ検証部は、前記比較用データベースに入力した第1マージデータと前記第2マージデータとを制御用計算機ごとに比較して不一致があればそれを検出して問題ファイルに格納することを特徴とする運行管理システムのデータ検証方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9(a)】
【図9(b)】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9(a)】
【図9(b)】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2011−209783(P2011−209783A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−74062(P2010−74062)
【出願日】平成22年3月29日(2010.3.29)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【出願人】(000153443)株式会社日立情報制御ソリューションズ (359)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年3月29日(2010.3.29)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【出願人】(000153443)株式会社日立情報制御ソリューションズ (359)
【Fターム(参考)】
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