説明

選択的除草性組成物

【課題】トウモロコシの作物中の雑草およびイネ科雑草を選択的に防除するための組成物を提供する
【解決手段】トウモロコシの作物中の雑草およびイネ科雑草を選択的に防除するための組成物であって、不活性担体および助剤に加えて、有効成分としてa)除草有効量のRS,1’S(−)N−(1’−メチル−2’−メトキシエチル)−N−クロルアセチル−2−エチル−6−メチルアニリンおよびb)除草剤と拮抗させるために、解毒有効量の薬害軽減剤としての式III


で表される化合物の混合物よりなる組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は栽培植物の作物、特にトウモロコシの作物中のイネ化雑草および雑草を防除するための選択的除草性組成物に関し、該組成物は除草剤および薬害軽減剤(解毒剤)よりなりそして栽培植物を保護するが、しかし除草剤の薬害作用から雑草を保護しないものである、および栽培植物中の作物中の雑草を防除するための前記組成物もしくは除草剤および薬害軽減剤の組み合わせの使用に関する。
【背景技術】
【0002】
除草剤を施用する場合に、栽培植物はまた、除草剤の濃度および施用の様式、栽培植物それ自体、土壌の性質、および気象条件例えば日差し、温度および降雨を含む要因によって厳しい損傷を受ける。
【0003】
この問題および類似の問題を克服するために、栽培植物について除草剤の有害作用と拮抗し得る種々の化合物を薬害軽減剤として使用すること、即ち防除されるべき雑草に対する除草作用を実質的に損なわずに栽培植物を保護するという提案がすでになされてきた。しかしながら、提案された薬害軽減剤は、しばしば栽培植物だけでなく除草剤に関しても強い種特異性作用を有すること、およびいくつかの場合において施用の形態を条件とすること、即ち特定の薬害軽減剤はしばしば特定の栽培植物および特定の除草剤の種類に適していることが見いだされてきた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ある種のクロロアセトアミドおよびジクロロアセトアミドは、栽培植物を次式I
【化1】

(式中、R0 はメチル基もしくはエチル基を表す。)で表される化合物、RS,1’S(−)N−(1’−メチル−2’−メトキシエチル)−N−クロルアセチル−2−エチル−6−メチルアニリンの薬害作用から保護するのに適していることが今見いだされた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
従って、本発明は栽培植物の作物の雑草を選択的に防除するための組成物であって、不活性担体および助剤に加えて、有効成分として
a)除草有効量の式I
【化2】

(式中、R0 はメチル基もしくはエチル基を表す。)で表される化合物、およびb)除草剤と拮抗させるために、解毒有効量の薬害軽減剤としての式II
R−CHYCl (II)
[式中、Rは次式
【化3】

(式中、R33およびR34は各々他方と独立して炭素原子数1ないし6のアルキル基もしくは炭素原子数2ないし6のアルケニル基を表すか、もしくはR33およびR34は一緒になって次式
【化4】

を表し、R35およびR36は各々他方と独立して水素原子もしくは炭素原子数1ないし6のアルキル基を表すか、もしくはR33およびR34は一緒になって次式
【化5】

を表し、R37およびR38は各々他方と独立して炭素原子数1ないし4のアルキル基を表すか、もしくはR37およびR38は一緒になって−(CH2 5 −を表し、R39は水素原子、
炭素原子数1ないし4のアルキル基もしくは次式
【化6】

を表すか、もしくはR33およびR34は一緒になって次式
【化7】

を表し、およびR40、R41、R42、R43、R44、R45、R46、R47、R48、R49、R50、R51、R52、R53、R54およびR55は各々互いに独立して水素原子もしくは炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す。)で表される基を表すか、もしくはRは次式
【化8】

で表される基を表すか、もしくはRは次式
【化9】

(式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は各々互いに独立して水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基もしくは炭素原子数1ないし4のハロアルキル基を表し、R5 、R6 、R7 およびR8 は各々互いに独立して水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基もしくは炭素原子数1ないし4のハロアルキル基を表す。)で表される基を表すか、もしくはRは次式
【化10】

(式中、R9 は炭素原子数1ないし4のアルキル基もしくはハロゲン原子を表し、R10はハロゲン原子を表し、R11およびR12は各々他方と独立して水素原子もしくは炭素原子数1ないし4のアルキル基を表し、およびQは炭素原子数1ないし4のアルキレン基もしくはアルキル基により置換された炭素原子数1ないし4のアルキレン基を表す。)で表される基を表すか、もしくはRは次式
【化11】

(式中、R14は水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、ジオキシメチレン基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、炭素原子数2ないし4のアルケニルオキシ基、炭素原子数2ないし4のアルキニルオキシ基もしくはシアノ−炭素原子数1ないし4のアルキル基を表し、Pは炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数2ないし4のアルケニル基、炭素原子数2ないし4のアルキニル基、炭素原子数3ないし8のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ−炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数2ないし4のアルケノキシ−炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数2ないし4のアルキノキシ−炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキルチオ−炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数2ないし4のアルケニルチオ−炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数2ないし4のアルキニルチオ−炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキルスルフィニル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキルスルホニル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、ハロ−炭素原子数1ないし4のアルキル基、シアノ−炭素原子数1ないし4のアルキル基、2,2−ジ−炭素原子数1ないし4のアルコキシ−炭素原子数1ないし4のアルキル基、1,3−ジオキソラニ−2−イル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、1,3−ジオキソラニ−4−イル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、2,2−ジ−炭素原子数1ないし4のアルキル−1,3−ジオキソラニ−4−イル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、1,3−ジオキサニ−2−イル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、2−ベンゾピラニル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシカルボニル基もしくは炭素原子数2ないし4のアルケニルオキシカルボニル基もしくはテトラヒドロフルフリル−炭素原子数1ないし4のアルキル基を表し、基P−Xはまたハロ−炭素原子数1ないし4のアルキル基を表し、XはO、S、SOもしくはSO2 を表し、nは1、2もしくは3を表し、Aは炭素原子数1ないし8の炭化水素基もしくはアルコキシ基、アルキルチオ基、フッ素原子、シアノ基もしくはハロアルキル基により置換された炭素原子数1ないし8の炭化水素基を表し、およびR13は水素原子、炭素原子数1ないし5の炭化水素基もしくはアルコキシ基、ポリアルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基もしくはトリフルオロメチル基により置換された炭素原子数1ないし5の炭化水素基、炭素原子数3ないし8のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキル−炭素原子数3ないし8のシクロアルキル基、ジ−炭素原子数1ないし4のアルコキシ−炭素原子数1ないし4のアルキル基、1,3−ジオキソラニ−2−イル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、1,3−ジオキソラニ−4−イル−炭素原子数1ないし
4のアルキル基、1,3−ジオキサニ−2−イル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、フリル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、テトラヒドロフリル−炭素原子数1ないし4のアルキル基、もしくは式−NHCO2 01、−CH2 CO2 01、−CH(CH3 )CO2 01もしくは−CH(R02)−C(R03)=NOR04(式中、R01はメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基もしくはアリル基を表し、R02およびR03は各々水素原子もしくは炭素原子数1ないし4のアルキル基を表し、およびR04は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数2ないし4のアルケニル基もしくは炭素原子数2ないし4のアルキニル基を表す。)で表される基を表す。)で表される基を表すか、もしくはRは次式(H5 2 O)2 P(O)CH2 NHCO−もしくは次式
【化12】

(式中、R15およびR16は各々他方と独立してヒドロキシル基、炭素原子数1ないし4のアルキル基、アリール基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、炭素原子数2ないし4のアルケニルオキシ基、炭素原子数2ないし4のアルキニルオキシ基、炭素原子数2ないし4のハロアルコキシ基、炭素原子数2ないし8のアルコキシアルコキシ基、炭素原子数1ないし4のシアノアルコキシ基、炭素原子数1ないし4のフェニルアルコキシ基もしくはアリールオキシ基もしくはハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基もしくは炭素原子数1ないし4のアルコキシ基により置換されたアリールオキシ基を表し、R17は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基もしくはフェニル基、もしくはハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基もしくは炭素原子数1ないし4のアルコキシ基により置換されたフェニル基を表し、R18は水素原子もしくは炭素原子数1ないし4のアルキル基を表し、R19は水素原子もしくは次式−COCX1 2 −R06で表される基、もしくはアルケニル部分に2ないし4個の炭素原子を含有しかつハロゲン原子により置換されたアルケノイル基を表し、およびX1 およびX2 は各々他方と独立して水素原子もしくはハロゲン原子を表すか、もしくは式−COOR07もしくは−COR08または炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数2ないし4のアルケニル基もしくはフェニル環上においてハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基もしくは炭素原子数1ないし4のアルコキシ基により置換されてもよい炭素原子数1ないし4のフェニルアルキル基を表し、およびR20は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数2ないし4のアルケニル基もしくは炭素原子数2ないし4のアルキニル基を表し、R06は水素原子、ハロゲン原子もしくは炭素原子数1ないし6のアルキル基を表し、R07は炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のフェニルアルキル基もしくはフェニル部分においてハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基もしくは炭素原子数1ないし4のアルコキシ基により置換された炭素原子数1ないし4のフェニルアルキル基を表し、およびR08は炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数2ないし4のアルケニル基、炭素原子数2ないし4のアルキニル基、フェニル基、炭素原子数1ないし4のフェニルアルキル基もしくはフェニル部分においてハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基もしくは炭素原子数1ないし4のアルコキシ基により置換された炭素原子数1ないし4のフェニルアルキル基を表す。)で表される基を表すか、もしくはRは次式
【化13】

もしくは次式
【化14】

(式中、R21はメチル基、エチル基、プロピル基、1−メチルエチル基、2−プロペニル基、2−ブテニル基、1,1−ジメチル−2−プロペニル基、2−プロピニル基もしくは2−メチル−2−プロピニル基を表し、およびR22、R23、R24およびR25は各々互いに独立して水素原子もしくはメチル基を表す。)で表される基を表し、およびYは塩素原子を表すか、もしくはYは、Rが式(H5 2 O)2 P(O)CH2 NHCO−の基を表す場合に、水素原子を表す。]で表される化合物の混合物よりなる組成物を提供することである。
【0006】
本発明は特に、トウモロコシの作物中の雑草およびイネ科雑草を選択的に防除するための組成物であって、不活性担体および助剤に加えて、有効成分として
a)除草有効量の式I
【化15】

(式中、R0 はエチル基を表す。)で表される化合物RS,1’S(−)N−(1’−メチル−2’−メトキシエチル)−N−クロルアセチル−2−エチル−6−メチルアニリンおよび
b)除草剤と拮抗させるために、解毒有効量の薬害軽減剤としての式III
【化16】

で表される化合物の混合物
よりなる組成物を提供することである。
式IIの化合物に関連して記述されたアルキル基は直鎖もしくは枝分かれ鎖であり、ま
た特にメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基およびヘキシル基、並びにそれらの枝分かれ異性体である。適したアルケニル基は前記のアルキル基より誘導されたものである。アリールオキシ基は最も適当にはフェニル基およびナフトキシ基である。炭化水素基は単価もしくは2価の、飽和もしくは不飽和直鎖もしくは枝分かれ基、もしくは飽和もしくは不飽和の炭素原子および水素原子の環状基、典型的にはアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルケニル基およびフェニル基を意味するものとして理解される。
【0007】
本発明はさらに、栽培植物の作物、特にトウモロコシの実における雑草およびイネ科雑草を防除するための新規組成物の使用に関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
新規組成物中における使用のための好ましい式IIの化合物は、Rは次式
【化17】

(式中、R33およびR34は一緒になって次式
【化18】

を表し、R37およびR38は各々互いに独立して炭素原子数1ないし4のアルキル基を表し、もしくはR37およびR38は一緒になって−(CH2 5 −を表し、およびR39は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基もしくは次式
【化19】

を表す。)で表される基を表すところの化合物である。
【0009】
特に適した式IIの化合物の例は以下の表1および2
【表1】

【表2】

において示される。
【0010】
他の式IIの好ましい化合物の群は、Rは次式
【化20】

(式中、R21はメチル基、エチル基、プロピル基、2−プロペニル基もしくは2−ブテニル基を表しおよびR22およびR25は水素原子を表す。)で表される基を表すところの化合物よりなる。この化合物の群の中で、R21は2−プロペニル基を表すところの化合物が特に好ましい。
【0011】
他の好ましい式IIの化合物は、Rは次式
【化21】

(式中、R1 ないしR8 は各々互いに独立して水素原子もしくは炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す。)で表される基を表すところの化合物である。R1 ないしR7 は水素原子を表し、およびR8 はメチル基を表すところの化合物が特に好ましい。
【0012】
他の特に適した化合物の群は、Rは次式
【化22】

(式中、R14は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基もしくは炭素原子数1ないし4のアルコキシ基を表し、Pは炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数2ないし4のアルケニル基もしくは炭素原子数2ないし4のアルキニル基を表し、XはOもしくはSを表し、nは1を表し、Aは炭素原子数1ないし8の炭化水素基を表し、およびR13は水素原子もしくは炭素原子数1ないし5の炭化水素基を表す。)で表される基を表すところの化合物である。この化合物の群の中で、R14は炭素原子数1ないし4のアルコキシ基を表し、Pは炭素原子数1ないし4のアルキル基を表し、XはOを表し、Aは炭素原子数1ないし4のアルキレン基を表しおよびR13は炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す化合物が特に適している。R14はメトキシ基を表し、Pはメチル基を表し、Aはメチレン基を表しおよびR13はイソプロピル基を表すところの化合物が特に興味がある。
【0013】
他の好ましい式IIの化合物の群は、Rは次式
【化23】

[式中、R15およびR16は各々他方と独立してヒドロキシル基、炭素原子数1ないし4のアルキル基、もしくは炭素原子数1ないし4のアルコキシ基を表し、R17およびR18は各々互いに独立して水素原子もしくは炭素原子数1ないし4のアルキル基を表し、およびR19は水素原子もしくは次式−COOR07(式中、R07は炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す。)で表される基を表し、およびR20は水素原子もしくは炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す。]で表される基を表すところの化合物である。R16およびR15は炭素原子数1ないし4のアルコキシ基を表し、R17およびR18は水素原子を表し、R19は次式−COOR07(式中、R07は炭素原子数1ないし4のアルキル基を表す。)で表される基を表し、およびR20は水素原子を表すところの化合物が最も好ましい。R15およびR16はイソプロポキシ基を表し、およびR19は次式−COOC2 5 を表すところの化合物が特に重要である。
【0014】
特に適した組成物は、式IIの化合物として、次式III
【化24】

で表される化合物、もしくは次式IV
【化25】

で表される化合物、もしくは次式V
【化26】

で表される化合物を含有する。
【0015】
本発明の実施において使用される式Iの化合物およびそれらの製造方法は、特に米国特許発明明細書第5002606号において記載されている。新規組成物中において使用される式IIの化合物およびそれらの製造方法は、特に米国特許発明明細書第4971618号、同第3959304号、同第4256481号、同第4708735号、ヨーロッ特許庁公開公報第149974号、同第304409号、同第31686号、同第54278号、同第23305号、同第4846880号、同第143078号、同第163607号、同第126710号、並びにドイツ国特許出願公開明細書第2948535号において開示されている。
【0016】
本発明はまた、トウモロコシの作物中の雑草およびイネ科雑草を選択的に防除する方法であって、トウモロコシ、種子もしくはそれらの生育地を同時にもしくは別々に、有効量の式Iの除草剤、および前記除草剤と拮抗させるための解毒有効量の式II、特に式IIIの化合物により処理することよりなる方法に関する。
【0017】
前記の除草剤の有害な作用に対して式II、特に式IIIの化合物により保護され得る適当な栽培された植物は、好ましくは食料および織物、典型的にはトウモロコシおよび、特に雑穀およびトウモロコシの実、並びに稲および他の種類の作物、例えば小麦、ライ麦、大麦およびオート麦の分野において重要である。
【0018】
防除されるべき雑草は単子葉雑草並びに双子葉雑草である。
【0019】
農耕地はすでに作物植物もしくはそれらの種子が栽培されている耕地、並びに前記植物による栽培が考えられる耕地である。
【0020】
最終用途に依って、式II、特に式IIIの薬害軽減剤は作物植物の種子を前処理するために使用され得るか(種子の粉衣もしくは実生)もしくは播種の前もしくは播種の後に組み込まれ得る。しかしながら、それ自体のみでもしくは除草剤と一緒になって発生前処理もしくは発生後処理がまた施され得る。従って薬害軽減剤による植物もしくは種子の施用は、基本的に薬害のある薬品の施用時間に関係なく実施され得る。しかしながら、植物の処理はまた、薬害のある薬品および薬害軽減剤(タンク混合物)の類似の施用により実施され得る。
【0021】
除草剤に関して施用される薬害軽減剤の濃度は実質的に施用の様式に依る。土壌施用は薬害軽減剤および除草剤との組み合わせであるタンク混合物を使用するかもしくは薬害軽減剤および除草剤の単独の施用のいずれかにより実施される(薬害軽減剤と除草剤の比は通常1:100ないし1:1、好ましくは1:50ないし1:10である。)。
【0022】
土壌施用において、0.001ないし5.0kg/ha、好ましくは0.001ないし0.5kg/haの薬害軽減剤が通常施用される。
【0023】
除草剤の濃度は通常0.001ないし10kg/haであるが、しかし好ましくは0.005ないし5kg/haである。
【0024】
新規組成物は、発生前処理施用、発生後処理施用および種子ドレッシングが含まれる農業において慣用的に使用される施用方法に適している。
【0025】
種子ドレッシングのために、種子1kg当たり0.001ないし10gの薬害軽減剤、好ましくは種子1kg当たり0.005ないし2gの薬害軽減剤が通常施用される。浸漬に効果を与えるために薬害軽減剤が液体形態において播種の直前に使用された場合に、1ないし10000ppm、好ましくは100ないし1000ppmの濃度の有効成分を含
有する薬害軽減剤溶液を使用することが好ましい。
【0026】
施用のために、式IIIの化合物、もしくは式IIIの化合物および式Iの除草剤の組み合わせは、好ましくは製剤業界で慣用的に用いられる助剤と共に施用され、典型的には乳剤原液、被覆可能なペースト、直接噴霧可能または希釈可能な溶液、希釈乳剤、水和剤、水溶剤、粉剤、粉剤にそしてまた例えばポリマー中のカプセル化剤に製剤化される。
【0027】
配合剤は公知の方法により、例えば有効成分とエキステンダー〔典型的には、溶媒、固体担体または表面活性組成物(表面活性剤)〕とを均質混合および/または粉砕することにより製造される。
【0028】
適した溶媒は、芳香族炭化水素、好ましくは8ないし12の炭素原子を含有する画分、例えばキシレン混合物または置換されたナフタレン;フタレート、例えばジブチルフタレートもしくはジオクチルフタレート;脂肪族および環状脂肪族炭化水素、例えばシクロヘキサンまたはパラフィン;アルコールおよびグリコールおよびそのエーテルおよびエステル、例えばエタノール、エチレングリコール、2−メトキシエタノールもしくは2−エトキシエタノール;ケトン、例えばシクロヘキサノン;強極性溶媒、例えばN−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシドまたはジメチルホルムアミド;並びに植物油およびエポキシ化植物油、例えばエポキシ化ココナッツ油または大豆油;または水である。
【0029】
粉剤および分散粉末に典型的に使用される固体担体は、通常無機充填剤、例えば方解石、タルク、カオリン、モンモリロナイトまたはアタパルジャイトである。物理的特性を改良するために、高分散珪酸または高分散吸着剤ポリマーを添加することが可能である。適した粉砕された吸着性担体は多孔性型のもの、例えば軽石、破砕煉瓦、海泡石、ベントナイトであり;そして適した非吸着担体は、例えば方解石または砂のような材料である。さらに、非常に多くの予備造粒した無機または有機材料、例えば特にドロマイトまたは粉状化植物残渣が使用され得る。
【0030】
適したアニオン界面活性剤は、いわゆる水溶性石鹸および水溶性合成界面活性化合物の両者である。
【0031】
適した石鹸は高級脂肪族塩(炭素原子数10ないし22)のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩または置換アンモニウム塩、例えばオレイン酸またはステアリン酸のナトリウムまたはカリウム塩、もしくはココナッツ油または獣脂油より得られる天然脂肪酸混合物である。他の適した石鹸は、脂肪族メチルタウリン塩である。
【0032】
しかしながら、より多くはいわゆる合成界面活性剤、特には脂肪族スルホン酸塩、脂肪族スルホン酸、スルホン化ベンズイミダゾール誘導体またはアルキルアリールスルホン酸塩が使用される。
【0033】
脂肪族アルコールスルホン酸塩または硫酸塩は通常アルキル金属塩、アルキル土類金属塩または未置換または置換アンモニウム塩の形態であり、そしてそれらはアシル基のアルキル部分をまた有するところの炭素原子数8ないし22のアルキル基を含むものであり、例えばリグノスルホン酸、ドデシル硫酸塩または、天然脂肪酸より得られる脂肪族アルコール硫酸塩の混合物のナトリウムまたはカルシウム塩である。これらの化合物はまた、脂肪族アルコールおよびエチレンオキシドのスルフェート化およびスルホン化ポリ付加物の塩よりなる。スルホン化ベンズイミダゾール誘導体は好ましくは2個のスルホン酸基および8ないし22個の炭素原子を有する1個の脂肪酸基を含む。アルキルアリールスルホン酸塩の例はドデシルベンゼンスルホン酸、ジブチルナフタレンスルホン酸、またはナフタレンスルホン酸およびホルムアルデヒドの縮合物のナトリウム、カルシウムまたはトリエ
タノールアミン塩である。
【0034】
相当するホスフェート、典型的には、p−ノニルフェノールとエチレンオキシド4ないし14モルとのホスフェート化ポリ付加物、またはリン脂質がまた適している。
【0035】
非−イオン界面活性剤は好ましくは脂肪族または脂環式アルコール、飽和または不飽和脂肪酸およびアルキルフェノールのポリグリコールエーテル誘導体であり、該誘導体は3ないし30のグリコールエーテル基を含有し、そして(脂肪族)炭化水素部分に8ないし20個の炭素原子、およびアルキルフェノールのアルキル部分に6ないし18個の炭素原子を含む。
【0036】
他の適した非−イオン界面活性剤はポリエチレンオキシドとポリプロピレングリコールの水−溶解性付加物、エチレンジアミノポリプロピレングリコールおよびアルキル鎖上に炭素原子を1ないし10個含むアルキルポリプロピレングリコールであり、該付加物は20ないし250個のエチレングリコールエーテル基および10ないし100個のプロピレングリコールエーテル基を含有する。これら化合物は通常プロピレングリコール単位当たりに1ないし5個のエチレングリコール単位を含有する。
【0037】
非−イオン界面活性体の実際例はノニルフェノールポリエトキシエタノール、ポリエトキシ化ひまし油、ポリプロピレン/ポリエチレンオキシドのポリ付加物、トリブチルフェノキシポリエトキシエタノール、ポリエチレングリコールおよびオクチルフェノキシポリエトキシエタノールである。
【0038】
ポリエオキシエチレンソルビタンの脂肪酸エステルはまた、非−イオン界面活性剤、典型的には、ポリオキシエチレンソルビタントリオレートである。
【0039】
カチオン界面活性剤は好ましくはN−置換基として少なくとも1個の炭素原子数8ないし22のアルキル基および、他の置換基として、未置換またはハロゲン化低級アルキル基、ベンジル基またはヒドロキシ−低級アルキル基を含む第4級アンモニウム塩である。塩は好ましくはハロゲン化物、メチル硫酸塩またはエチル硫酸塩、例えばステアリルトリメチルアンモニウム塩化物またはベンジルビス(2−塩化エチル)エチルアンモニウム臭化物の形態である。
【0040】
配合化技術に慣用的に使用される界面活性剤は、特に−''Mc Cutcheon's Detergents and Emulsifiers Annual'',Mc Publishing Corp.,Glen Rock,New Jersey,1981.−H. Stache,''Tensid-Taschenbuch''(Handbook of Surfactants),,Carl HanserVerlag,Munich/Vienna,1981 ,および−J.Ash,''Encyclopedia of Surfactants'',Vol.I-III,Chemical Publishing Co.,New York,1980-1981,において記載されている。
【0041】
除草性組成物は通常式IIの薬害軽減剤0.1ないし99%、好ましくは0.1ないし95%、固体または液体補助剤の1ないし99%、および界面活性剤の0ないし25%、好ましくは0.1ないし25%よりなる。
【0042】
市販品は原液として製剤化することが好ましい、最終利用者は通常希釈製剤を使用する。
【0043】
組成物はまた他の助剤、例えば安定剤、消泡剤、粘度調節剤、結合剤、粘着付与剤並びに化学薬品、例えばまたは特別な効果を得るための他の薬剤、例えば商業的なクロロアセトアニリド、例えばフロンチエール(Frontier)、メタザコール(Metazachlor) 、アセトコール(Acetochlor)、アラコール(Alachlor)、メトラコール(Metolachlor) 、ブタコール(B
utachlor) を含むことができる。
【0044】
栽培植物を式Iの除草剤の有害作用から保護するための式IIの化合物もしくはそれらを含有する組成物を施用するための種々の方法および技術は、典型的には以下の通りである。
【0045】
i)種子の粉衣(種子粉衣)
a)薬害軽減剤を均等に種子の表面に散布するまで、容器中で振動させることにより、式IIIの化合物の水和剤で種子を粉衣する(乾式処理(dry treatment )) 。約1ないし500gまでの式IIIの化合物(4gないし2kgの水和剤)を種子100kg当たりに使用する。
【0046】
b)式IIIの化合物の乳濁原液で、a)法に従って種子を粉衣する(湿式処理) 。
【0047】
c)100−1000ppmの式IIIの化合物を含む混合物中で、1ないし72時間種子を浸漬させ、湿った状態のままにするかまたはその後に引き続き種子を乾燥させることによって粉衣する(種子の浸漬)。
【0048】
種子粉衣または発芽された実生の処理が、本来好ましくい施用方法である。それは、薬害軽減剤での処理が目的作物について十分集中してなされるからである。通常1ないし1000g、好ましくは5ないし250gの薬害軽減剤が、100kgの種子当たりに使用される。しかしながら、使用された方法(他の薬品または微量元素の使用を認める)にもよるが、所定の制限濃度からの増減も可能である(反復粉衣(repeat dressing))。
【0049】
ii)タンク混合物からの施用
薬害軽減剤および除草剤の混合物の液体配合剤(10:1から1:100の逆比例)が使用され、除草剤の濃度は0.01ないし10kg/haである。このタンク混合物は播種前もしくは播種後に施用される。
【0050】
iii)うね間施用
乳剤原液、水和剤もしくは粒剤として配合された薬害軽減剤を種子が播種された解放うね間(open furrow)に施用する。うね間を覆った後に、除草剤を慣用の方法により発生前処理した。
【0051】
iv)薬害軽減剤の制御された放出
式IIIの化合物の溶液を無機質粒子基材または重合された粒子(尿素/ホルムアルデヒド)に施用し、そして乾燥する。さらに、特定な時間にわたって薬害軽減剤の制御された放出がなされるようにコーティングを施すこともできる(被覆粒剤) 。
【0052】
以下の実施例は新規組成物の有効性をより詳細に説明する。
式Iの化合物および式IIIの薬害軽減剤の混合物の配合実施例(%=重量%)

F1:乳剤原液
a) b) c) d)

化合物混合物 5% 10% 25% 50%

ドデシルベンゼンスルホン酸 6% 8% 6% 8%
カルシウム

ポリエトキシ化ヒマシ油 4% − 4% 4%
(エチレンオキシド36モル)

オクチルフェノールポリエトキシレート − 4% − 2%
(エチレンオキシド7−8モル)

シクロヘキサノン − − 10% 20%

炭素原子数9ないし12の芳香族 85% 78% 55% 16%
炭化水素の混合物

水との希釈によりあらゆる所望の濃度の乳剤が前記原液より得られる。
【0053】
F2:溶液
a) b) c) d)

化合物混合物 5% 10% 50% 90%

1−メトキシ−3−(3−メトキシ − 20% 20% −
プロポキシ)−プロパン

ポリエチレングリコール400 20% 10% − −

N−メチル−2−ピロリドン − − 30% 10%

炭素原子数9ないし12の 75% 60% − −
芳香族炭化水素の混合物

溶液は微小滴としての使用に適している。
【0054】
F3:水和剤
a) b) c) d)

化合物混合物 5% 25% 50% 80%

リグノスルホン酸ナトリウム 4% − 3% −

ラウリル硫酸ナトリウム 2% 3% − 4%

ジイソブチルナフタレンスルホン酸 − 6% 5% 6%
ナトリウム

オクチルフェノールポリエトキシレート − 1% 2% −
(エチレンオキシド7−8モル)

高分散ケイ酸 1% 3% 5% 10%

カオリン 88% 62% 35% −

化合物混合物を助剤と混合し、そしてこの混合物を適当なミルで十分に混合すると、水
で希釈されてあらゆる所望の濃度の懸濁液を与え得る水和剤が得られる。
【0055】
F4:被覆粒剤
a) b) c)

化合物混合物 0.1% 5% 15%

高分散シリカ 0.9% 2% 2%

無機担体(直径0.1−1mm) 99.0% 93% 83%
例えば、CaCO3 もしくはSiO2

化合物混合物を塩化メチレン中に溶解し、溶液を担体上に噴霧し、そして溶媒を真空中で取り除いた。
【0056】
F5:被覆粒剤
a) b) c)

化合物混合物 0.1% 5% 15%

ポリエチレングリコール200 1.0% 2% 3%

高分散シリカ 0.9% 1% 2%

無機担体(直径0.1−1mm) 98.0% 92% 80%
例えば、CaCO3 もしくはSiO2

細かく粉砕した化合物混合物をミキサー中で、ポリエチレングリコールで湿らされたカオリンに均一に塗布する。この方法で、非粉塵性の被覆粒剤が得られる。
【0057】
F6:押出粒剤
a) b) c) d)

化合物混合物 0.1% 3% 5% 15%

リグノスルホン酸ナトリウム 1.5% 2% 3% 4%

カルボキシメチルセルロース 1.4% 2% 2% 2%

カオリン 97.0% 93% 90% 79%

化合物混合物を助剤と混合し、そして混合物を水で湿らせる。混合物を押出し、そしてその後空気流で乾燥する。
【0058】
F7:粉剤
a) b) c)

化合物混合物 0.1% 1% 5%

タルク 39.9% 49% 35%

カオリン 60.0% 50% 60%

そのまま使用できる粉剤が、担体と化合物混合物を混合し、そしてそのようにして得られた混合物を適したミル上で粉砕することにより得られる。
【0059】
F8:懸濁原液
a) b) c) d)

化合物混合物 3% 10% 25% 50%

エチレングリコール 5% 5% 5% 5%

ノニルフェノールポリエトキシレート − 1% 2% −
(エチレンオキシド15モル)

リグノスルホン酸ナトリウム 3% 3% 4% 5%

カルボキシメチルセルロース 1% 1% 1% 1%

37%水性ホルムアルデヒド溶液 0.2% 0.2% 0.2% 0.2%

シリコーン油乳剤 0.8% 0.8% 0.8% 0.8%

水 87% 79% 62% 38%

細かく粉砕された化合物混合物を助剤と均一に混合すると、水と希釈することによってあらゆる所望の濃度の懸濁液が作れる懸濁原液が得られる。
【実施例】
【0060】
実施例B1:トウモロコシの実についての式Iの除草剤、および除草剤および式IIIの薬害軽減剤の混合物の発芽前薬害作用
トウモロコシの実をプラスチック鉢中の標準土壌の中に播種した。播種後即座に、上記配合剤1ないし8の内の1つから調製された試験物質の水性懸濁液を鉢に噴霧した(500l水/ha)。式Iの除草剤の濃度は4、3および2kg/haであった。薬害軽減剤No.1.006を除草剤と、1:18、1:24および1:30の比において施用した。試験植物をその後最適の条件下の温室中において栽培した。トウモロコシの実について除草剤の薬害作用を22日の試験期間の後に評価した。

a)除草剤の濃度:4kg/ha

除草剤と薬害軽減剤の比 薬害%

薬害軽減剤なし 65

18:1 20

24:1 20

30:1 15

b)除草剤の濃度:3kg/ha

除草剤と薬害軽減剤の比 薬害%

薬害軽減剤なし 55

18:1 0

24:1 0

30:1 0

c)除草剤の濃度:2kg/ha

除草剤と薬害軽減剤の比 薬害%

薬害軽減剤なし 25

18:1 0

24:1 0

30:1 0

結果は、式IIIの化合物は、栽培植物への除草剤により引き起こされる損傷を顕著に軽減させ得ることを示している。
式Iの除草剤の濃度と式IIIの薬害軽減剤の濃度との比は非常に重要である。本実施例から明らかなように、式Iの除草剤の濃度と式IIIの薬害軽減剤の濃度との比が18:1ないし30:1の範囲において、除草活性を維持しつつ、薬害を低減することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トウモロコシの作物中の雑草およびイネ科雑草を選択的に防除するための組成物であって、不活性担体および助剤に加えて、有効成分として
a)除草有効量の式I
【化1】

(式中、R0 はエチル基を表す。)で表される化合物RS,1’S(−)N−(1’−メチル−2’−メトキシエチル)−N−クロルアセチル−2−エチル−6−メチルアニリンおよび
b)除草剤と拮抗させるために、解毒有効量の薬害軽減剤としての式III
【化2】

で表される化合物の混合物
よりなる組成物。
【請求項2】
トウモロコシの作物中の雑草およびイネ科雑草を選択的に防除する方法であって、トウモロコシ、種子もしくはそれらの生育地を同時にもしくは別々に、有効量の請求項1記載の式Iの除草剤、および前記除草剤と拮抗させるための解毒有効量の請求項1記載の式IIIの化合物により処理することよりなる方法。
【請求項3】
トウモロコシの作物もしくはトウモロコシを耕作しようとする耕地を、0.001ないし10kg/haの量の請求項1記載の式Iの化合物および0.005ないし0.5kg/haの量の請求項1記載の式IIIの化合物で処理することよりなる請求項2記載の方法。

【公開番号】特開2007−63290(P2007−63290A)
【公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−304605(P2006−304605)
【出願日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【分割の表示】特願平7−161418の分割
【原出願日】平成7年6月5日(1995.6.5)
【出願人】(500584309)シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト (352)
【Fターム(参考)】