説明

酵素活性測定装置

【課題】多数の微量な試料溶液中の酵素活性を、水素イオン濃度を測定することにより、直接かつ迅速に計測することが可能な酵素活性測定装置を提供する。
【解決手段】複数のウェルを有するマイクロプレートを測定容器として、水素イオン濃度変化を介して試料溶液の酵素活性を測定する装置であって、前記マイクロプレートを収容するマイクロプレート収容室と、前記マイクロプレート収容室を加湿する加湿器と、前記マイクロプレート収容室の温度を調節する温度調節機構と、前記マイクロプレートの各ウェルに1対に挿入可能である複数の水素イオン検出センサ及び参照電極対と、を備えるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、多数の微量な試料溶液の水素イオン濃度を一度に測定することが可能な酵素活性測定装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、検体中の微量物質を測定する方法としては、エンザイムイムノアッセイ(EIA、ELISA)を用いて吸光度を介して酵素活性を測定する方法(特許文献1)や、ラジオイムノアッセイ(RIA)を用いて放射能を測定する方法等が用いられている。
【0003】
測定対象物質が酵素や酵素基質である場合も、微量の検体中の酵素活性を直接測定することは困難であったので、EIA、ELISAや、RIAを用いて増幅された反応が測定されていた。
【0004】
しかしながら、これらの分析方法は工程が多段階にわたるため、作業が煩雑であり分析に時間がかかり、また、多数の試薬が必要となる。更に、RIAではラジオアイソトープを使用するので、安全性を確保するために、操作・取り扱いに細心の注意が必要となる。
【0005】
また、酵素活性の測定においては温度調節が必要な場合が多いため、検体が微量であると、温度調節する際に乾燥により体積が減少し、正確な測定が妨げられていた。
【特許文献1】特開平8−94635
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで本発明は、多数の微量な試料溶液中の酵素活性を、水素イオン濃度を測定することにより、直接かつ迅速に測定することが可能な酵素活性測定装置を提供すべく図ったものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち本発明に係る酵素活性測定装置は、複数のウェルを有するマイクロプレートを測定容器として、水素イオン濃度変化を介して試料溶液の酵素活性を測定する装置であって、前記マイクロプレートを収容するマイクロプレート収容室と、前記マイクロプレート収容室を加湿する加湿器と、前記マイクロプレート収容室の温度を調節する温度調節機構と、前記マイクロプレートの各ウェルに1対に挿入可能である複数の水素イオン検出センサ及び参照電極対と、を備えていることを特徴とする。
【0008】
このようなものであれば、微量な多種類の試料溶液の水素イオン濃度を水素イオン検出センサにより直接かつ迅速に測定することができる。このため、本発明に係る酵素活性測定装置を酵素活性の測定に使用すれば、免疫反応を利用する場合に必要とされる前処理を省略することができ、簡便な操作により短時間で測定を行うことができる。また、免疫反応を利用する場合に必要とされる前処理を省略することができるので、使用する試薬の量・種類ともに減らすこともできる。更に、本発明に係る酵素活性測定装置は、加湿器を備えているので、試料溶液からの水分の蒸発を防ぎ、試料溶液の体積の変動を抑えることができるので、試料溶液が微量であっても、測定誤差を抑制して、精度の高い測定を可能とする。
【0009】
本発明に係る酵素活性測定装置は、更に、前記ウェルに収容された液体を攪拌する攪拌機構と、前記マイクロプレート収容室の温度を調節する温度調節機構と、前記ウェルに液体を注入する注入機構と、を備えていることが好ましい。
【0010】
本発明に係る酵素活性測定装置は、更に、前記水素イオン検出センサ及び前記参照電極を自動校正する自動校正機構と、前記水素イオン検出センサ及び前記参照電極を洗浄する洗浄機構と、前記水素イオン検出センサ及び前記参照電極を乾燥する乾燥機構と、を備えていることが好ましい。
【0011】
前記水素イオン検出センサとしては、例えば、ガラス電極、ISFET、ケミカルCCD等が挙げられる。
【0012】
前記ISFET又はケミカルCCDは、前記ウェルに挿入されたときに、前記ウェルの底面と対向するように設けられていることが好ましい。
【0013】
前記水素イオン検出センサ及び前記参照電極は、一体となっていることが好ましい。
【0014】
前記加湿器としては、超音波方式による加湿器や、加熱方式による加湿器等が使用される。
【0015】
前記ウェルに収容された液体を攪拌する態様としては、前記水素イオン検出センサ又は前記参照電極が運動することにより、前記ウェルに収容された液体を攪拌するものであってもよい。
【発明の効果】
【0016】
このように本発明によれば、微量な多種類の試料溶液の水素イオン濃度を水素イオン検出センサにより直接かつ迅速に測定することができる。また、本発明は、試料溶液からの水分の蒸発を防ぎ、試料溶液の体積の変動を抑えることができるので、試料溶液が微量であっても、測定誤差を抑制して、精度の高い測定を可能とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
【0018】
本実施形態に係る酵素活性測定装置1は、マイクロプレートMに設けられたウェルWに収容された試料溶液中の酵素活性を、水素イオン濃度を測定することにより計測することができるものであり、図1に示すように、マイクロプレートMを収容するマイクロプレート収容室2と、マイクロプレート収容室2を加湿する加湿器3と、マイクロプレートMに設けられた複数のウェルWに1本ずつ挿入可能である複数の水素イオン検出複合電極4と、を備えている。
【0019】
加湿器3は、マイクロプレート収容室2内の水蒸気圧が飽和水蒸気圧となるようにマイクロプレート収容室2内を加湿するものである。マイクロプレート収容室2内をこのように加湿することにより、マイクロプレートMのウェルWに収容された試料溶液からの水分の蒸発が防止されるので、ウェルW中の試料溶液の酵素濃度の変動が抑制されて、より精度の高い分析を行うことが可能となる。加湿器3としては、超音波方式による加湿器や、加熱方式による加湿器等が挙げられる。
【0020】
水素イオン検出複合電極4は、水素イオン検出センサと参照電極とが一体となったものであり、その先端に設けられた液絡部と水素イオン感応部をマイクロプレートMのウェルWに挿入して試料溶液に浸漬することが可能な大きさを有するものである。前記水素イオン検出センサとしては、例えば、ガラス電極、ISFET(Ion Sensitive Field Effect Trasister)、いわゆるケミカルCCD(特開平10−332423及び特開平11−201775参照)等が挙げられる。前記ISFETとしては、例えば、ゲート上にSiO、Si、Ta等からなる薄膜が形成されているものが挙げられる。
【0021】
前記ISFET又はケミカルCCDは、ウェルWに挿入されたときに、ウェルWの底面と対向するように設けられていることが好ましい。このようなものであれば、ウェルW中に収容された試料溶液が50μL以下の微量であってもISFET又はケミカルCCDによる測定が可能となる。
【0022】
一方、前記参照電極としては、例えば、内部液が含浸している中空糸と、前記中空糸の中空に挿入された内部電極と、を備えている中空糸電極や、支持管と、前記支持管に充填された内部液と、前記内部液に浸漬された内部電極と、前記支持管の開口部に設けられた多孔質セラミックスからなる液絡部と、を備えている汎用電極等が挙げられる。
【0023】
前記中空糸電極は、例えば、フッ素樹脂等からなる支持管の内部空間に、KCl溶液等の内部液が含浸している中空糸が挿入されており、中空糸の中空には更にAg/AgClからなる内部電極が挿入されているものである。
【0024】
このような水素イオン検出センサと参照電極とが一体となった水素イオン検出複合電極4の1例としてISFETが使用されたものとしては、例えば、図2及び図3に示すように、内部が2つに仕切られた支持管41が設けてあり、支持管41の仕切られた一方の側はpH電極支持管41a、他方の側は参照電極支持管41bとなっているものである。
【0025】
pH電極部42は、pH電極支持管41aと、その下端部に設けられたISFETからなるプロトン感応部43と、を備えており、参照電極部44は、参照電極支持管41bと、その内部空間に充填された内部液45と、内部液45に浸漬された例えば銀/塩化銀からなる内部電極46と、プロトン感応部43に近傍に設けられた液絡部47と、参照電極支持管3aの基端部に設けられた通気部48と、を備えているように構成されている。
【0026】
水素イオン検出複合電極4には図示しない駆動機構が備わっていて、測定対象であるウェルWの上方まで水平移動して、測定対象であるウェルWの上方まで来ると、次いで、下降して液絡部及び水素イオン感応部をウェルW中の試料溶液に浸漬することができる。また、水素イオン検出複合電極4にピエゾ素子等からなる振動子が備わっていて、水素イオン検出複合電極4が細かく振動することにより、攪拌機構として機能して、ウェルWに注入された検体と試薬とを攪拌・混合して、酵素反応を均一に起こすことができる。
【0027】
また、水素イオン検出複合電極4には図示しない洗浄機構、乾燥機構、及び、自動校正機構が備わっており、1つのウェルWから次のウェルWに移動する際にこれらの機構が作動して、水素イオン検出複合電極4を常に洗浄に保ち検体への夾雑物の混入を防いで精度の高い測定を維持する。
【0028】
更に、マイクロプレート収容室2には、検体や試薬等の溶液をウェルWに注入する機構としてタンク51、配管52及び複数のノズル53からなる注入機構5と、マイクロプレート収容室2の温度を調節する温度調節機構として温度調節装置6と、水素イオン検出複合電極4により測定された電位差から得られた水素イオン濃度に所定の演算処理を施して酵素活性を算出する情報処理装置7と、が備わっている。
【0029】
注入機構5は、例えば、タンク51に収容しておいた試薬を、図示しないポンプを有する配管52を流通させて、ノズル53から所定量ずつ各ウェルWに分注するものである。ノズル53には図示しない駆動機構が備わっていて、注入対象であるウェルWの上方まで水平移動することができる。また、タンク51は温度調節機能を有している恒温タンクであってもよい。
【0030】
このような注入機構5としては、例えば、シリンジポンプを用いた機構、インクジェット方式を用いた機構等が挙げられる。
【0031】
温度調節装置6は、マイクロプレート収容室2内の温度を所定の温度に調節するものである。このようなものが備わっていると、マイクロプレート収容室2内の温度を酵素が触媒機能を発現するのに最適な温度である至適温度に調節して、酵素反応を安定的に進行させることができる。なお、一般的な酵素の至適温度は通常約37℃である。
【0032】
また、マイクロプレート収容室2内に有する水素イオン検出複合電極4の温度も併せて、試料温度に合わせることができ、温度影響を受けやすいpH(水素イオン)による測定において、温度差による誤差を小さくすることができる。
【0033】
このような温度調節装置6としては、例えば、シートヒータ、ブロックヒータ、恒温水を循環させる装置、ペルチェ素子を用いた装置等が挙げられる。
【0034】
情報処理装置7は、水素イオン検出複合電極4により測定された電位差から得られた水素イオン濃度に所定の演算処理を施して酵素活性を算出するものである。このような情報処理装置7は、CPU、内部メモリ、HDD等の外部記憶装置、モデム等の通信インタフェース、ディスプレイ、マウスやキーボードといった入力手段等を有し、前記内部メモリや外部記憶装置等の所定領域に設定したプログラムにしたがってCPUやその周辺機器を作動させることにより、データ解析が行なわれるように構成してある。かかる情報処理装置7は、汎用のコンピュータであってもよく、専用のものであってもよい。また、この情報処理装置7は、物理的に一体である必要はなく、有線又は無線により複数の機器に分割されていても構わない。
【0035】
情報処理装置7が、酵素活性を算出する方法としては、水素イオン濃度の変化を連続的に測定する方法、水素イオン濃度が定常状態に達したエンドポイントを測定する方法、水素イオン濃度増加の初速度を測定する方法のいずれであってもよく、適宜選択可能に構成してある。
【0036】
本実施形態に係る酵素活性測定装置1に適用可能なマイクロプレートMとしては特に限定されず、水素イオン検出複合電極4の太さを変えることにより、例えば、ウェルWの直径が7mmの96穴プレートからウェルWの直径が2mmの386穴プレート程度までを使用することができる。
【0037】
次に、本実施形態に係る酵素活性測定装置1を用いて酵素活性を測定する方法として、検体としてウレアーゼを含有するものを用い、試薬としてウレアーゼの基質である尿素を含有するものを用いる場合を、図4に示すプロトコルを参照して説明する。
【0038】
ここで、ウレアーゼ(Urease)は、下記式に示すような加水分解反応により、尿素を二酸化炭素とアンモニアに分解する酵素(EC 3.5.1.5)である。
【0039】
(NHCO+HO→CO+2NH
【0040】
このような酵素反応によりアンモニアが発生するとpHがアルカリ側に変化する。そして、この酵素反応により生じたpH変化を測定することにより、酵素活性を測定することが可能となる。
【0041】
前記酵素反応により生じたpH変化を測定するには、まず、酵素活性測定装置1の電源を入れて(工程No.1)、pH4,7,9の標準緩衝液をマイクロプレートに1列ずつ加える(工程No.2)。検体(ウレアーゼ含有)及び試薬(尿素含有)を約37℃に設定された恒温タンク51にそれぞれ収容し(工程No.3)温度調節を行なう。その間に、pH7、pH4、pH9の順にそれぞれのpHの緩衝液に水素イオン検出複合電極4を浸漬してpH設定を行い(工程No.4〜8)、校正を実施する(工程No.9)。
【0042】
次に、温度調節された試薬を注入機構5を介して各ウェルWに分注してから、各ウェルWに水素イオン検出複合電極4を挿入して、試薬のpH測定を行なう(工程No.10)。pH測定値が安定した後で、各ウェルW中の試薬に注入機構5を介して適量の検体を加え、試薬と検体とを攪拌した後で、酵素反応によるpH変化を測定する(工程No.11)。測定終了後に電極を洗浄し(工程No.12)、純水に浸漬して保管する。
【0043】
このように構成した本実施形態に係る酵素活性測定装置1によれば、多種類の微量な検体の酵素活性を水素イオン検出センサにより直接かつ迅速に測定することができるので、簡便な操作により短時間で測定を行うことができる。また、免疫反応を利用する場合に必要とされる前処理を省略することができるので、使用する試薬の量・種類ともに減らすこともできる。更に、本実施形態に係る酵素活性測定装置1は、加湿器3を備えているので、検体からの水分の蒸発を防ぎ、検体の体積の変動を抑えることができるので、検体が微量であっても、測定誤差を抑制して、精度の高い測定を可能とする。
【0044】
更に、温度調節機構を有することにより、水素イオン検出複合電極4本体の温度と試料温度の差を小さくすることができ、測定誤差をより小さくすることができる。
【0045】
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
【0046】
攪拌機構としては前記実施形態におけるものに限られず、振盪器、超音波を利用するもの、小型のマグネチックスターラ等であってもよい。
【0047】
各ウェルWに検体や試薬を注入するためには機械的な注入機構5を備えていなくとも良く、ピペットを用いて手動により各ウェルWに検体や試薬を分注してもよい。
【0048】
水素イオン検出センサと参照電極とは一体化して複合電極を構成していなくともよく、互いに分離していてもよい。
【0049】
本実施形態に係る酵素活性測定装置1においては、複数の水素イオン検出複合電極4が1列に配置されており、マイクロプレートMのウェルWを1列ずつ測定するように構成してあるが、より多数の水素イオン検出複合電極4が複数列に配置されていて、1枚のマイクロプレートM上の全ウェルWを同時に測定できるように構成してあってもよい。
【0050】
本実施形態に係る酵素活性測定装置1は酵素反応により生じた水素イオン濃度だけでなく、多種類の緩衝液等のpHを同時に測定することもできる。
【0051】
本発明に係る酵素活性測定装置は、ELISA等のエンザイムイムノアッセイにおいて標識として水素イオンを発生する反応を触媒する酵素を使用した場合にも使用することができる。その場合、本発明に係る酵素活性測定装置は、マイクロプレートMを洗浄したり乾燥したりする機構を備えていることが好ましい。
【0052】
その他、前述した実施形態や変形実施形態の一部又は全部を適宜組み合わせてもよく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の一実施形態に係る酵素活性測定装置の模式的機器構成図。
【図2】同実施形態における水素イオン検出複合電極の全体構成を示す図。
【図3】同実施形態における水素イオン検出複合電極の構成を示す断面図(図2のA−A線断面図)。
【図4】同実施形態において酵素活性を測定する方法を示すプロトコル。
【符号の説明】
【0054】
1・・・酵素活性測定装置
2・・・マイクロプレート収容室
3・・・加湿器
4・・・水素イオン検出複合電極
M・・・マイクロプレート
W・・・ウェル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のウェルを有するマイクロプレートを測定容器として、水素イオン濃度変化を介して試料溶液の酵素活性を測定する装置であって、
前記マイクロプレートを収容するマイクロプレート収容室と、
前記マイクロプレート収容室を加湿する加湿器と、
前記マイクロプレート収容室の温度を調節する温度調節機構と、
前記マイクロプレートの各ウェルに1対に挿入可能である複数の水素イオン検出センサ及び参照電極対と、を備えている酵素活性測定装置。
【請求項2】
前記ウェルに収容された液体を攪拌する攪拌機構と、
前記ウェルに液体を注入する注入機構と、を備えている請求項1記載の酵素活性測定装置。
【請求項3】
前記水素イオン検出センサ及び前記参照電極を自動校正する自動校正機構と、
前記水素イオン検出センサ及び前記参照電極を洗浄する洗浄機構と、
前記水素イオン検出センサ及び前記参照電極を乾燥する乾燥機構と、を備えている請求項1又は2記載の酵素活性測定装置。
【請求項4】
前記水素イオン検出センサは、ガラス電極、ISFET、又は、ケミカルCCDである請求項1、2又は3記載の酵素活性測定装置。
【請求項5】
前記ISFET又はケミカルCCDは、前記ウェルに挿入されたときに、前記ウェルの底面と対向するように設けられている請求項4記載の酵素活性測定装置。
【請求項6】
前記水素イオン検出センサ及び前記参照電極は、一体となっている請求項1、2、3、4又は5記載の酵素活性測定装置。
【請求項7】
前記加湿器は、超音波方式による加湿器、又は、加熱方式による加湿器である請求項1、2、3、4、5又は6記載の酵素活性測定装置。
【請求項8】
前記水素イオン検出センサ又は前記参照電極が運動することにより、前記ウェルに収容された液体を攪拌する請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の酵素活性測定装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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